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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

NITTOKU

NITTOKU CO., LTD.6145 · Standard · 機械

コイル巻線機で世界トップ級の精密FAメーカー。電子部品・自動車向け巻線機に強みを持ち、非接触ICタグ事業も展開する。

概要

埼玉県さいたま市に本社を置く精密機械メーカー。1972年に自動巻線機の製造販売から創業し、現在はトータル精密FAメーカーとしてコイル・モータ用自動巻線機を中核に、フィルム・ワイヤ用巻取り・搬送設備、機構部品・デバイス等のFA設備の開発、製造、販売を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は424億円、営業利益54億円、純利益34億円と過去最高を記録。

2つのセグメントで構成される事業構造

当社グループは「ワインディングシステム&メカトロニクス事業」と「非接触ICタグ・カード事業」の2セグメントで構成される。主力は前者で、全売上高の約95%を占める。ワインディングシステム&メカトロニクス事業では、電子部品、自動車、通信機器、家電等向けにコイル巻線機、巻線システム、周辺機器、組立ライン、各種フィルムの巻取り・搬送設備、特殊ワイヤの巻取り・巻替設備を提供する。非接触ICタグ・カード事業は、埋込方式アンテナ巻線とICチップモジュール継線によるICカード、ICタグ、周辺機器の製造販売を行う。

20社の連結子会社で構成されるグローバルグループ

当社グループは当社及び連結子会社20社で構成される。中国には日特機械工程(蘇州)、日特機械工程(深圳)、美瑪特電子科技(常州)の3社、東南アジアにはNITTOKU SINGAPORE、NITTOKU(THAILAND)、NITTOKU PHILIPPINES、NITTOKU ENGINEERING VIETNAM、インドにはNITTOKU FA INDIA、韓国にはNITTOKU KOREA、台湾には台湾日特先進、香港には日特香港を置く。欧州ではオーストリアにNITTOKU EUROPE、ドイツにAPI Hard- & Software、北米にNITTOKU AMERICAを擁する。日本国内では日特コーセイ、日特コイデ、アステクノス、IMD、NITTOKU KYOTO等がFA設備やモータ開発を担う。

売上高424億円、営業利益54億円と過去最高の業績

2026年3月期の連結業績は、売上高424億12百万円(前期比27.5%増)、営業利益54億39百万円(同385.9%増)、経常利益54億92百万円(同348.2%増)、親会社株主帰属当期純利益34億39百万円(同163.0%増)と、売上・利益とも過去最高を更新した。米国等海外向け売上の盛況、新規開発案件比率の低下、価格転嫁・コスト削減の奏功が要因。2028年3月期の定量目標として売上高500億円、EBITDA68億円、ROE9.3%、ROIC7.6%を掲げる。連結配当性向40%以上の株主還元方針を適用している。

「サテライト戦略」と「ブラックオーシャン戦術」で競争力を強化

当社グループは競争力向上のため2つの戦略を推進する。「ブラックオーシャン戦術」は、ニッチ分野でユーザー・サプライヤーとの協業・協創を通じ競合他社の参入障壁を高めるもの。半導体業界向け高速検査ハンドラー、エナジーデバイス業界向け捲回機等、コイル・モータ以外の領域へ事業拡大に繋がっている。「サテライト戦略」は、即戦力人材が集まる場所にテクニカルセンターを開設し人材確保を図るもの。2026年3月には京都にNITTOKU KYOTOを設立、レーザ加工事業に参入した。インドにもNITTOKU FA INDIAを設立し現地販売を強化している。

業界の中での役割は電子部品・自動車・家電等の製造ラインを構築する設備サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
424億円
営業利益
54億円
営業利益率
12.7%
純利益
34億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ワインディングシステム&メカトロニクス事業405億円95.5%61億円15.1%
非接触ICタグ・カード事業19億円4.5%6億円31.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子部品・自動車・通信・家電等の製造業主力

コイル巻線機・巻線システム、フィルム・ワイヤ用巻取り・搬送設備、組立ラインなどのFA設備を設計・製造・販売。モータやコイルを使うあらゆる産業向けに、自動化と高精度生産を実現する設備を提供し、故障時には保守サービスも行う。

主な製品・サービス3
コイル巻線機(巻線システム)世界シェア上位
モータ・トランス・ソレノイドなどに使うコイルを自動で巻き取る設備。
フィルム・ワイヤ用巻取り・搬送設備
フィルムやワイヤ等の巻き取り・搬送ラインを自動化する設備。
機構部品・デバイス
精密な機構部品やデバイス。FA設備の一部を構成。

02物流・流通・小売業(非接触ICタグ)準主力

アンテナ巻線とICチップモジュール継線による非接触ICタグ・カードと、その周辺機器・システムを製造・販売。自社の巻線技術を応用し、物流・在庫管理・トレーサビリティ分野向けに提供。

巻線技術を応用した独自のアンテナ技術

主な製品・サービス3
非接触ICタグ
アンテナとICチップで構成される無線通信が可能なタグ。
非接触ICカード
アンテナ内蔵で非接触通信を実現するICカード。
カード用インレット
カードに埋め込むアンテナとICチップのモジュール。

製品と技術

コイル・モータ用自動巻線機を中核とするワインディングシステム

当社グループの主力製品はコイル・モータ用自動巻線機であり、電子部品、自動車、通信機器、AV機器、OA機器、家電、精密機器等の幅広い産業向けに供給される。独自開発のOSにより高機能多軸同期制御が可能で、搬送システム上に巻線・ハンドリング・組立・検査等の工程を搭載した生産システムを構築する。精密・高占積率の巻線技術を強みとし、AIサーバー向けステッピングモータや空冷用ファンモータ、水冷用ポンプモータの製造設備にも展開している。

FA設備としての機構部品・デバイスと組立ライン

ワインディングシステム&メカトロニクス事業では、巻線機のみならず、フィルム・ワイヤ用巻取り・搬送設備、特殊ワイヤの巻取り・巻替設備、自動供給排出装置、組立ライン等のFA設備も手掛ける。半導体業界向け高速検査ハンドラー、エナジーデバイス業界向け捲回機、ロール・ツー・ロール設備等、コイル・モータ以外の領域にも製品ラインナップを拡充している。子会社のアステクノスやIMDもFA設備の設計製造を担当する。

非接触ICタグ・カード事業によるアンテナ巻線技術の応用

当社グループは蓄積した要素技術を活かし、非接触ICタグ・カード事業も展開する。埋込方式アンテナ巻線とICチップモジュール継線によるICカード、アンテナ巻線とICチップモジュール継線によるICタグ、及びその周辺機器・システムの製造販売を行う。2026年3月期の同事業売上高は18億99百万円(前期比5.9%増)で、うちICカードが14億50百万円、生産ライン管理用FAタグや電池タグ等が3億39百万円(同139.6%増)と伸びている。

レーザ加工技術とモータ開発で新領域を開拓

2026年3月にNITTOKU KYOTOを設立し、レーザ加工システム事業に参入。ロール・ツー・ロール設備へのレーザ加工技術の統合や、モータ事業・半導体関連事業とのシナジーを追求する。また、ヒューマノイドロボットの関節・指先用の小型精密モータ、地政学的リスクに対応したレアアースレスのセラミックモータ、スマートフォン向けトリプルコイルスピーカやダブルコイルイヤホン用コイル等の新設備開発を進めている。IMD株式会社はモータに係る素材・工法・設備の開発及びモータ開発支援を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位コイル巻線機(巻線システム)世界シェア約1割電子部品・自動車・通信・家電等の製造業
  • 物流・流通・小売業(非接触ICタグ)巻線技術を応用した独自のアンテナ技術

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

産業機械向け金型、収益性V字回復中

NITTOKUは金型・機械装置メーカーで、自動車・電機向けなど。売上高は拡大し、営業利益率も3%→12%と急回復。同業の日本製鋼所や三浦工業と比べて規模は小さいが、収益改善が顕著。需要回復とコスト削減で利益率が向上し、2026年3月期には12.7%と高水準を見込む。

強み

  • 営業利益率3%→12%とV字回復し、収益性が大幅改善。
  • 売上高308→424億円と2桁成長を遂げる見込み。
  • 金型技術で自動車部品など特定分野に強み。
  • 生産効率化や材料調達の最適化でコスト低減。

課題

  • 自動車・電機向け需要が景気に左右されやすい。
  • アジアの低価格競合に対抗するためのコスト競争力強化が必要。
  • 熟練技能者不足が拡大時の制約要因となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がNITTOKU

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16247日阪製作所500億円13.4倍
26266タツモ492億円24.9倍
36231木村工機482億円13.6倍
46310井関農機449億円17.1倍
56272レオン自動機440億円10.7倍
66145NITTOKU437億円11.8倍
76144西部電機430億円12.2倍
86249ゲームカードホールディングス415億円12.2倍
96238フリュー404億円18.3倍
106306日工401億円15.2倍
116369トーヨーカネツ391億円14.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

千葉県八千代市で自動巻線機から創業した1972年

1972年9月、元代表取締役社長砂岡誠一が千葉県八千代市に資本金400万円で当社を設立。自動巻線機の製造販売を開始した。1974年4月には埼玉県浦和市(現さいたま市)へ本社及び工場を移転。1975年10月に浦和工場を設置、1977年6月には戸田市へ本社・工場を移転統合し、生産拠点を集約した。

販売部門を分離独立し、東日本と西日本の販売会社を設立した1980年

1980年4月、販売部門を分離独立し、日特エンジニアリング東販売株式会社と日特エンジニアリング西販売株式会社を設立。同年12月には福島県飯野町に飯野工場を設置し生産能力を拡大。1983年3月、日特エンジニアリング西販売は販売担当区域(関西地区)を東販売に移管し関係会社から離脱。1985年4月には日特エンジニアリング東販売を吸収合併し、販売機能を再統合した。

福島県に工場を増設し、1989年に株式公開

1986年3月、福島県東和町に東和工場を設置。1988年11月に本社事務所を浦和市へ移転。1989年1月、社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録され株式公開を果たした。同年5月に名古屋営業所、10月にシンガポール支店を設置。1990年4月には米国のNECOA, INC.に資本参加し子会社化、海外進出を本格化させた。

アジア太平洋地域へ製造・販売拠点を拡大した1990年代

1991年3月に浦和工場を設置、同年12月に福島工場を新設。1993年12月に香港に日特香港有限公司を設立、1994年4月に台湾支店を設置。1996年7月にタイにNITTOKU (THAILAND) CO., LTD.を設立。1998年6月にはマレーシアのNITTOKU PRECISION(M) SDN. BHD.に資本参加。2000年4月に日特上海事務所を開設、同年10月にシンガポール支店を閉鎖し現地法人を新設するなど、アジアでのプレゼンスを高めた。

中国と欧州に生産拠点を広げた2000年代

2001年7月、台湾支店を閉鎖し台湾日特先進股份有限公司を設立。2002年7月に初の中国生産拠点として日特機械工程(蘇州)有限公司を設立。2004年7月にチェコに支店を設置、同年12月にジャスダック証券取引所に上場。2005年6月には福島工場加工センターを併設、中国に日特機械工程(深圳)有限公司を設立。2007年3月に米国NITTOKU AMERICAを設立し、NECOAを閉鎖した。2008年9月には株式会社コーセイ(現日特コーセイ)を100%子会社化した。

M&Aで事業領域を拡大し、2026年に過去最高業績を達成

2010年3月に韓国NITTOKU KOREAを設立。2013年4月に長崎事業所を設置、同年7月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年5月に株式会社コイデエンジニアリング(現日特コイデ)を完全子会社化。2015年5月にオーストリアにNITTOKU EUROPEを設立。2016年1月にチェコ支店を閉鎖。2026年3月期には売上高424億円、営業利益54億円と過去最高を記録。2026年3月には株式会社片岡製作所のレーザ加工システム事業を譲り受けNITTOKU KYOTOを設立し、新たな成長領域へ進出した。

年表42件を開く

1970年代

  • 1972年9月創業元代表取締役社長砂岡誠一が千葉県八千代市に資本金400万円をもって当社を設立。自動巻線機の製造販売を開始。
  • 1974年4月埼玉県浦和市(現さいたま市)に本社及び工場を移転。
  • 1975年10月埼玉県浦和市(現さいたま市)に浦和工場を設置。
  • 1977年6月M&A埼玉県戸田市に本社及び工場を移転、同時に浦和工場を移転統合。

1980年代

  • 1980年4月創業販売部門を分離独立、日特エンジニアリング東販売株式会社、日特エンジニアリング西販売株式会社を設立。
  • 1980年12月福島県伊達郡飯野町(現福島市)に飯野工場を設置。
  • 1983年3月日特エンジニアリング西販売株式会社はその販売担当地域(関西地区)を日特エンジニアリング東販売株式会社に移管し、同時に当社の関係会社から離脱。
  • 1983年10月大阪府大阪市淀川区に大阪営業所を設置。
  • 1984年5月長野県上田市に長野営業所を設置。
  • 1985年4月M&A日特エンジニアリング東販売株式会社を吸収合併。
  • 1986年3月福島県安達郡東和町(現二本松市)に東和工場を設置。
  • 1986年10月福島県伊達郡飯野町(現福島市)に福島営業所を設置。
  • 1988年11月埼玉県浦和市(現さいたま市)に本社事務所を移転。
  • 1989年1月社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。
  • 1989年5月愛知県名古屋市に名古屋営業所を設置。
  • 1989年10月シンガポールにSINGAPORE BRANCHを設置。

1990年代

  • 1990年4月M&AアメリカのNECOA, INC.に資本参加し子会社化。
  • 1991年3月埼玉県浦和市(現さいたま市)に浦和工場を設置。
  • 1991年6月埼玉県浦和市(現さいたま市)に本社を移転。
  • 1991年12月福島県伊達郡飯野町(現福島市)に福島工場(現福島事業所)を設置。
  • 1993年12月香港に現地法人日特香港有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 1994年4月台湾に台湾支店を設置。
  • 1996年7月タイに現地法人NITTOKU (THAILAND) CO., LTD.(現連結子会社)を設立。
  • 1998年6月M&AマレーシアのNITTOKU PRECISION(M) SDN. BHD.に資本参加し子会社化。

2000年代

  • 2000年4月創業中国に日特上海事務所を設立。
  • 2000年10月SINGAPORE BRANCHを閉鎖し、新たに現地法人NITTOKU SINGAPORE PTE. LTD.(現連結子会社)を設立。
  • 2001年7月台湾支店を閉鎖し、新たに現地法人台湾日特先進股份有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2002年7月中国に日特機械工程(蘇州)有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2004年7月チェコにCZECH BRANCHを設置。
  • 2004年12月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年6月福島県伊達郡飯野町(現福島市)に福島工場加工センターを併設。中国に日特機械工程(深圳)有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2006年11月日特上海事務所を日特機械工程(深圳)有限公司上海分公司に改組。
  • 2007年3月アメリカにNITTOKU AMERICA, INC.(現連結子会社)を設立。同地のNECOA, INC.を閉鎖。
  • 2008年9月株式会社コーセイ(現日特コーセイ株式会社、連結子会社)の発行済株式100%を取得。
  • 2009年3月M&A東和工場を福島工場(現福島事業所)に統合。
  • 2009年5月M&A長野営業所を東京支店に統合。

2010年代

  • 2010年3月韓国に現地法人NITTOKU CO., LTD.(現NITTOKU KOREA CO., LTD.、連結子会社)を設立。
  • 2013年4月長崎県大村市に長崎事業所を設置。
  • 2013年7月上場証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2014年5月M&A株式会社コイデエンジニアリング(後の日特コイデ株式会社、連結子会社、現当社に吸収合併)の発行済株式100%を取得。
  • 2015年5月オーストリアにNITTOKU EUROPE GmbH.(現連結子会社)を設立。
  • 2016年1月チェコのCZECH BRANCHを閉鎖。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで500億円
  • EBITDA2028年3月期まで68億円
  • ROE2028年3月期まで9.3%
  • ROIC2028年3月期まで7.6%
  • 連結配当性向2026年3月期より適用まで40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ブラックオーシャン戦術による競争力強化

    競争力とマーケットプレゼンスの更なる向上を図るため、差別化された製品・サービスで独自の市場を開拓する「ブラックオーシャン戦術」を推進する。

  2. 02

    サテライト戦略による人材確保

    即戦力となる人材を確保するため、拠点を分散配置する「サテライト戦略」を進め、多様な地域から優秀な人材を採用する。

  3. 03

    M&A戦略による事業拡大

    シナジー効果を追求し、M&Aを通じてビジネス・業容の拡大を図る。

  4. 04

    成長分野向け新設備開発

    ヒューマノイドロボット向け小型モータ、AIサーバー向け冷却ファン/ポンプモータ、半導体ハンドラー、ペロブスカイト太陽電池向けロール・ツー・ロール設備など、成長分野のニーズに対応した新設備を開発する。

  5. 05

    海外事業拡大と国内シナジー創出

    インドに現地法人を設立し販売強化を進めるとともに、国内では京都拠点でレーザ加工技術と既存技術のシナジーを追求し、レーザ関連事業の収益機会を創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,235人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は658万円で、9期前と比べて+0.4%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は11.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月698
2018年3月736
2019年3月65539.313.4793
2020年3月62338.813.0837
2021年3月52338.913.2856
2022年3月57138.913.8904
2023年3月59039.713.6945
2024年3月63038.313.3993
2025年3月60838.512.71,22990
2026年3月65838.611.91,235437

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 8 / 海外 12、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
福島事業所 — 福島県福島市3,375百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業 非接触IC タグ・カード事業
本社、他3工場 — 静岡 県静岡市、他1,849百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
長崎事業所 — 長崎県大村市1,046百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
大阪サテライト、他(大阪府大阪市北区、他) (注)2918百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業 全社
本社、他3工場 — 福島県伊達郡国見町、他833百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業 非接触IC タグ・カード事業
本社事務所 工場 — オーストリア724百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
本社工場 — 新潟県見附市194百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
本社事務所 工場 — 中国173百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
本社事務所 工場 — 中国173百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
本社事務所 — アメリカ85百万円
ワインディングシステム&メカトロニクス事業
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日特コーセイ株式会社
    福島県伊達郡国見町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日特コイデ株式会社
    新潟県見附市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アステクノス
    静岡 県静岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    IMD株式会社(注)1
    岐阜県中津川市 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    NITTOKU KYOTO株式会社
    京都府京都市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NITTOKU KOREA CO., LTD.
    韓国 釜山 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NITTOKU PHILIPPINES, INC.
    フィリピン ラグーナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日特機械工程(蘇州)有限公司(注)2
    中国 江蘇省 蘇州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    美瑪特電子科技(常州)有限公司
    中国 江蘇省 常州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日特機械工程(深圳)有限公司
    中国 広東省 深圳 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾日特先進股份有限公司
    台湾 台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日特香港有限公司
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • NITTOKU ENGINEERING VIETNAM CO., LTD.ベトナム バクニン省100%
  • NITTOKU SINGAPORE PTE. LTD.シンガポール チョンバル工業団地100%
  • NITTOKU (THAILAND) CO., LTD. (注)1タイ バンコク49%
  • NITTOKU FA INDIA PVT. LTD.インド グルグラム70%
  • NITTOKU EUROPE GmbH. (注)2オーストリア ケルンテン州 クラーゲンフルト100%
  • API Hard- & Software GmbHドイツ バイエルン州 エアランゲン100%
  • NITTOKU AMERICA, INC.アメリカ メリーランド州 ボルチモア100%
  • ASTECNOS AMERICA CORPORATIONアメリカ ケンタッキー州 ニコラスビル100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は424億円営業利益54億円前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+390.9%。

売上高
+27.3%
424億円
営業利益
+390.9%
54億円
純利益
+161.5%
34億円
営業利益率
12.7%
前期比 +9.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高440億円424億円
営業利益51億円54億円
純利益33億円34億円
1株あたり配当¥82¥82

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は64億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+52.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q818
2024年1Q4200.00
2024年2Q901718.911
2024年3Q6134.92
2024年4Q11514
2025年2Q14200.03
2025年4Q191115.810
2026年2Q1932412.416
2026年4Q2313013.018
2027年1Q6411.63

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は191億円から424億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月191289
株式会社コイデエンジニアリング(後の日特コイデ株式会社、連結子会社、現当社に吸収合併)の発行済株式100%を取得。
2014年3月14587
オーストリアにNITTOKU EUROPE GmbH.(現連結子会社)を設立。
2015年3月2072324
2016年3月2202016
2017年3月2333022
2018年3月3074132
2019年3月3183929
2020年3月2752721
2021年3月2201312
2022年3月2813023
2023年3月2953122
2024年3月3084327
2025年3月33311123.313
2026年3月424545512.734

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高424億円のうち、営業利益として残るのは54億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は34億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.6%295億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.7%75億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%54億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
9.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは49億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は196億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月32−18−51472
2014年3月−2−11−6−1355
2015年3月5−6−5−151
2016年3月826−53478
2017年3月48−18−530101
2018年3月9−9−5097
2019年3月10−24−6−1477
2020年3月32−18−51485
2021年3月27−7−720101
2022年3月27−7−820118
2023年3月12−4−88120
2024年3月51126145
2025年3月12−33143
2026年3月418−449196

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は629億円。このうち返さなくてよい自己資本が405億円で、自己資本比率は64.0%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2391746572.6
2014年3月2311785377.0
2015年3月2822067673.1
2016年3月2782116775.7
2017年3月33723010768.1
2018年3月37626311369.8
2019年3月38728210572.5
2020年3月3762948277.6
2021年3月42331710674.5
2022年3月47333913471.1
2023年3月47736011774.9
2024年3月56839817069.4
2025年3月60436623860.2
2026年3月62940522464.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
201億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
279億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
224億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中8位あたり、逆に低いのは自己資本比率209社中110位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.0%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.0%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.3%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,412で、1年前と比べて+12.9%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥2,412-3.2%1ヶ月-10.8%1年+12.9%時価総額437億円
過去52週の値幅
安値¥2,083高値¥3,460

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR1.01倍
配当利回り3.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2400円。25日線(2552.36円)を約-5.9%下回り、75日線(2834.67円)からは大きく乖離して下落。8月10日に2316円まで急落し、その後はもみ合い。52週高値3460円からは約-30.6%下落、52週安値2083円からは+15.2%の水準。RSIは41.41と弱気圏。200日線(2522.1円)も下回っており、中期的なトレンドは弱い。出来高は8月10日に55万株超と急増したが、その後は落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは11.78倍で業界平均23.16倍の約半分と顕著に割安です。PBRも1.01倍とほぼ解散価値水準で、配当利回り3.42%は平均2.66%を上回ります。ROE9%は平均的ですが、2026/3期に売上高が33%増加し営業利益が大幅改善する予想であり、成長性も見込まれます。割安な評価ながら、前期の営業利益率3.3%と低水準だった点は懸念材料で、今期の改善が実現するかが焦点です。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍22.7倍
PER (予想)12.3倍
PBR1.01倍1.50倍
ROE9.0%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、設備投資需要の拡大を背景にした受注増がどこまで続くか、そして利益率の改善が計画通り進むかにある。強気派は、旺盛な自動車・電子部品向け設備投資や省人化需要を追い風に、2026年3月期の大幅増収增益計画が達成可能と見る。一方、弱気派は、2025年3月期に営業利益率3.3%と落ち込んだ実績から、計画の達成には受注価格の改善やコスト削減が必要であり、実現性に疑問を呈する。また、世界的な景気減速や顧客の設備投資抑制リスクも指摘される。

プラスに働く材料7
  • 旺盛な設備投資需要

    自動車や電子部品の製造工程での高精度機械需要が増加しており、受注が拡大。

  • 収益性改善計画

    2026年3月期の営業利益率12.7%への改善計画は値上げ効果と生産性向上で実現可能。

  • 海外需要の取り込み

    海外販売が増加傾向で、円安も輸出採算を押し上げる。

  • 営業利益約5倍への急回復継続決算発表後影響

    FY3/26営業利益54億円は前期11億円から約5倍、売上高424億円で利益率12.74%

  • PBR1.01倍からの収益改善余地継続影響

    PBR1.01倍、ROE9%と低いが営業利益率12.74%を受けてROE上昇の公算

  • 顧客の設備投資拡大通年影響

    売上高はFY3/25の333億円からFY3/26に424億円、顧客の設備投資拡大が背景

  • 配当利回り3.42%の下支え通年影響

    配当利回り3.42%、PER11.78倍で、安定的な配当が下支え

マイナスに働く材料7
  • 直近の利益率低迷

    2025年3月期の営業利益率は3.3%と低く、計画達成には大きな改善が必要。

  • 景気減速リスク

    世界的な景気減速や顧客の設備投資抑制で受注が減少するリスクがある。

  • 競争激化

    競合他社との価格競争が激しく、採算が悪化する可能性がある。

  • 前期の低水準反動による増益剥落決算発表後影響

    FY3/25営業利益11億円は低水準、FY3/26の54億円は大幅増だが翌年も維持できるか不透明

  • コスト上昇による利益率再悪化継続影響

    FY3/25の営業利益率3.3%からFY3/26に12.74%へ急改善、コスト高で再悪化するリスク

  • 受注の周期性による業績変動不定影響

    売上高が424億円と小規模で、受注変動が利益に大きく影響

  • 予想PERが実績を上回る慎重視決算発表後影響

    実績PER11.78倍に対し予想12.3倍で、市場は増益の継続を割り引いて評価

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高の先行指標であり、受注の増減は業績見通しに直結する。
営業利益率
計画達成の鍵であり、値上げやコスト削減の進捗を確認するため。
海外売上比率
海外需要の強さと円安効果の寄与度を測るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり82で、前期から+95.2%いまの株価に対する利回りは3.40%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥82
1株あたり
配当利回り
3.40%
いまの株価に対して
配当性向
53.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2827.0
2018年3月307.127.6
2019年3月300.025.7
2020年3月300.041.0
2021年3月300.084.1
2022年3月4033.350.5
2023年3月30−25.031.6
2024年3月3413.322.3
2025年3月4223.531.4
2026年3月8295.253.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥82

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,128人。区分でいちばん多いのは事業法人34.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人21.521.521.522.928.834.1
個人・その他21.420.921.625.030.630.6
外国法人22.525.626.227.321.421.5
金融機関32.729.830.022.718.410.7
自己株式0.20.20.20.26.86.5
証券会社1.92.20.72.10.73.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社東京ウエルズ4.97
02SMC株式会社4.64
03田中電子工業株式会社4.42
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.99
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行)2.80
06大黒電線株式会社2.53
07株式会社安川電機2.49
08NITTOKU共栄会2.23
09日星電気株式会社2.00
10BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+293%、1株純資産は14期で+148%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月529615.518.8109.5
2014年3月379843.822.6118.6
2015年3月1331,13912.510.623.3
2016年3月871,1667.611.335.4
2017年3月1231,27010.120.227.0
2018年3月1771,45113.023.327.6
2019年3月1581,55410.517.725.7
2020年3月1171,6167.423.741.0
2021年3月691,7434.147.684.1
2022年3月1281,8637.120.350.5
2023年3月1231,9776.423.731.6
2024年3月1522,1827.313.022.3
2025年3月742,1573.528.631.4
2026年3月2042,3869.010.653.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額158百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
笹澤純人代表取締役 社長執行役員 CEO 営業本部長476,000
藤田由実子取締役 常務執行役員 管理本部長679,000
鹿目守夫取締役 常務執行役員 FA事業本部長 コイル事業本部長552,000
加藤敏純取締役682,000
本田穣慈取締役68
西江佐千由取締役61
上竹繁幸常勤監査役654,000
安原宣彦監査役67
伊勢谷早紀監査役44
岸川義喜72
飯野将取締役 常務執行役員 管理本部長5613,000
田井中直仁63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)46728510125
社外取締役543439
監査役214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,383字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業グループは、当社及び当社の連結子会社20社で構成され、トータル精密FAメーカーとして、コイル・モータ用自動巻線機を中心に、フィルム・ワイヤ用巻取り・搬送設備、機構部品・デバイス等のFA設備の開発、製造、販売等を主な事業とするとともに、非接触ICタグ・カード及びカード用インレットの製造、販売事業を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメント及び事業内容   当社及び当社の関係会社の事業における位置付け ワインディングシステム&メカトロニクス事業 電子部品、自動車、通信機器、オーディオビジュアル、OA機器、家電、精密機器等用にコイル巻線機、巻線システム及び周辺機器や組立ライン、各種フィルムの巻取り・搬送設備、特殊ワイヤの巻取り・巻替設備、組立ラインの製造、販売及び保守サービスを行っており、当社グループにおける主力事業となっております。   当社   事業全般 日特機械工程(蘇州)有限公司(中国)   巻線機及び周辺機器の製造・販売、当社が製造する巻線機の一部の製造受託 NITTOKU SINGAPORE PTE. LTD.   巻線機及び周辺機器の製造・販売、一部の製品における顧客仕様部分の製造・販売 美瑪特電子科技(常州)有限公司(中国)日特機械工程(深圳)有限公司(中国)NITTOKU ENGINEERING VIETNAM CO., LTD.NITTOKU (THAILAND) CO., LTD.NITTOKU FA INDIA PVT. LTD.NITTOKU EUROPE GmbH.(オーストリア)   巻線機及び周辺機器の製造・販売 API Hard- & Software GmbH(ドイツ)   測定及び自動化ソフトウェアの開発及び既存システムへの統合 NITTOKU PHILIPPINES, INC.NITTOKU KOREA CO., LTD.台湾日特先進股份有限公司日特香港有限公司   アジア地域における当社製品の販売、アジア地域で販売した製品のメンテナンスサービス NITTOKU AMERICA, INC.   北中南米地域における当社製品の販売、北中南米地域で販売した製品のメンテナンスサービス 日特コーセイ株式会社(日本)   自動供給排出装置・FA設備の製造・販売 日特コイデ株式会社(日本)株式会社アステクノス(日本)ASTECNOS AMERICA CORPORATIONNITTOKU KYOTO株式会社   FA設備の設計・製造・販売 IMD株式会社(日本)   モータに係る素材及び工法並びに設備の開発・試作、モータの開発及び開発支援 非接触ICタグ・カード事業 蓄積された要素技術を活用した、埋込方式アンテナ巻線及びICチップモジュール継線によるICカード、アンテナ巻線とICチップモジュール継線によるICタグ、及びこれらの周辺機器、システムの製造並びに販売を行っております。   当社   ICタグ・カードの販売 日特コーセイ株式会社(日本)   ICタグ・カードの製造
経営方針・対処すべき課題2,024字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、巻線から派生する要素技術、生産技術をコアとして「価値創造による顧客満足度の向上」「機能・能力による収益の向上」「コンプライアンスの徹底」を基本方針に掲げ、企業価値、株主価値、顧客価値といった当社グループを取り巻くあらゆる価値の向上を念頭に置き、「小さくともキラリと輝く存在感のある世界№1の企業へ」を行動指針として効率的な経営を推し進めてまいります。 そのために、性別・国籍等の多様性の確保を踏まえつつ、当社の持続的成長と価値向上に資する資質・能力・識見を有する人材を積極的に採用してまいります。 研究開発にも積極的に投資を振り向け、知的財産の保護を図りながら、長年培った巻線・要素技術と経験を活かし、Speed(スピード)・Small(省スペース)・Saving(節約)・Smart(情報化)の実現と共に、製品の高品質化によるユーザーの生産効率向上への貢献と、同時に当社資本の充実を図ってまいります。 これら活動を通し、すべてのステークホルダーの価値を持続的に向上させるとともに、持続可能な開発目標(SDGs)における、気候変動、クリーンエネルギーといった「脱炭素化」のキーアイテムとなるコイルやモータ向け生産設備の開発、製造を含めたトータル・ソリューション、技術革新や労働各分野に関わるファクトリーオートメーション化、スマート工場化へのソリューションを通じて、地球環境と国際社会に貢献する企業を目標といたします。 (2) 目標とする経営指針 当社グループは、巻線及び応用技術の追求により技術、生産、収益の基盤増強を図り、ニーズを捉えた高付加価値製品の提供を通し市場でのプレゼンスを高め、企業価値向上と株主還元につなげてまいります。2028年3月期の定量目標として、売上高500億円、EBITDA68億円、ROE9.3%、ROIC7.6%を掲げております。また、2026年3月期より、連結配当性向40%以上という株主還元方針を適用しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と会社の対処すべき課題 当社グループは、2027年3月期においては、中期経営計画(2026年3月期〜2028年3月期)の2年目として、当初の計画を上回るペースでの業績達成に向け、事業部毎の戦略を着実に推進してまいります。競争力・マーケットプレゼンスの更なる向上を図る「ブラックオーシャン戦術」、即戦力となる人材の確保を目的とした「サテライト戦略」、シナジー効果によるビジネス・業容の拡大を企図した「M&A戦略」、更に当社が強みとする巻線技術を活かし、ヒューマノイドロボットの関節や指先向けの小型・精密なコアレスモータおよびブラシレスDCモータ等の新設備開発を進めてまいります。併せて、地政学的リスクや環境負荷低減に配慮したレアアースレスのセラミックモータや、スマートフォンの高機能化に対応するトリプルコイルスピーカ、ダブルコイルイヤホン、新型振動デバイス、VCMコイル等の新設備開発を通じ、成長分野での競争力強化に努めてまいります。 AIサーバー市場においては、省電力化や高効率な冷却性能等が重要課題となる中、精密・高占積率の巻線技術を強みに、高精度な情報伝達を支えるステッピングモータや空冷用ファンモータ、水冷用ポンプモータの製造設備を展開し、新たな成長領域として事業拡大を目指してまいります。また、半導体業界向けの高速検査ハンドラー、エナジーデバイス業界向けの捲回機、ペロブスカイト太陽電池向けのロール・ツー・ロール等、コイルデバイス事業やモータ事業以外の領域等の戦略製品ラインナップの拡充等を推進してまいります。 国内においては、NITTOKU KYOTO株式会社にて、ロール・ツー・ロール設備におけるレーザ加工技術、モータ事業や半導体関連事業におけるプロセス技術等とのシナジー効果を追求することにより、レーザ関連事業における新たな収益機会の創出とビジネス・業績の拡大に努めてまいります。一方、海外においては、昨年、第一実業株式会社との共同出資によりインドにNITTOKU FA INDIA PVT. LTD.を設立、幅広いネットワークと販売力を活用した当社製品の販売強化と収益力の向上を目指し、今後、本格稼働を進めてまいります。 当社は地球環境と国際社会の持続的な成長に貢献する「ラインビルダー」として、SDGs、脱炭素等のデジタル化、グリーン化を目的とするメガトレンドから生じるビジネスチャンスを掴み、大型設備投資や先端の設備投資のニーズに応えてまいります。今後も継続的な利益の創出を実現し、社会課題の解決を通じた持続可能な社会の実現と企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク3,328字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 ただし、以下に記載したリスクは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されたリスク以外のリスクも存在します。 かかるリスク要因のいずれによっても、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、記載内容には、将来に関する事項が含まれておりますが、別段の表示がない限り、当該事項は本有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 (1) 事故・災害・感染症等から生じるリスク 世界経済は、世界的なパンデミックが発生した場合、関連業界における設備投資に対する姿勢が慎重となり、また、国内外の各種規制などにより、受注高が減少する可能性があります。さらに、受注済み案件につきましても、国内外の顧客の受入姿勢に応じた立会い検査及び出荷・納品時期の遅れや、生産工場内で従業員に感染者が出た場合、物流が停滞した場合等の生産活動の低下等により、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症に限らず、当社グループや顧客、仕入先において火災、自然災害等の被害に見舞われた際においても、人的・物的被害の規模に応じ受注、調達、生産、販売といった各活動が停滞する場合があり、結果、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにおいては、こうした緊急事態が発生した場合に備え、損害を最小限に抑え、事業の継続や早期復旧を図るための事業継続計画を策定し、日々の事業活動に取り組んでおります。 (2) 世界の政治・経済・体制から生じるリスク 当社グループの取引先の多くがグローバル企業であり、その生産拠点をさまざまな国に展開しております。それらの国々においてテロ、戦争、政情不安などが生じた場合には、これらに起因して、輸出の停止や発注のキャンセル、代金回収遅延・不能などが生じる可能性があり、また、諸国の政策により安全面や技術面に係る法律の改正などが生じた場合には、生産設備の仕様変更などが生じる可能性があります。 当社グループにおいてはこれらの発生を回避すべく事前に判明している範囲で取引条件を定めておりますが、条件決定後において状況が変化した場合には、顧客との交渉や法的手続きなどに努めるものの、その結果によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、先に掲げた事項に起因して為替変動が生じた場合、当社グループでは取引を原則円建てで行っているため為替損益への影響は軽微でありますが、顧客においては円調達が必要となることから間接的には顧客の設備投資判断に影響することもあり、結果、受注高及び売上高の減少につながり、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、会計基準や税法の改正等が生じた場合においても、適切な会計・税務に基づく処理を行うことにより引当金の計上や税額の変動等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 技術革新・技術開発・知的財産権等から生じるリスク 当社グループでは、これまでにない技術等を要する難易度の高い案件であっても、将来の収益性、成長性の評価がリスクを上回ると判断した場合には、開発及び生産に取り組む方針としております。そのため当初に見込んだ成果が得られない場合や当初見積もりを超える部材費、追加工数等が発生することもあり、この場合、売上計上時期の後ずれや売上原価、開発費用が増加することとなります。 また、事業活動において生ずる知的財産権に関しても、その保護、使用において不測の事態などが生じた場合、補償あるいは訴訟費用等、当初想定を上回る費用や損害金が発生することがあります。 なお、こうした開発に係る活動は、知識、経験値として当社グループに蓄積され、当社の技術力、現場力としてグローバルニッチトップの強みとなり、事業に活かされておりますが、対象となる製品や部品が大きく変化し、例えばモータに代わる駆動デバイスが開発されるなど他社の技術領域に属する大きな技術革新があった場合においては、業績及び財政状態に大きく影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品取引から生じるリスク 当社グループでは、顧客の要請に応じたさまざまな顧客専用設備を受注、生産しており、社内基準などに基づき厳格な品質管理を実施した設備を顧客の生産計画にあわせ納品しておりますが、不測の事態により製品の契約不適合や納期の遅延が生じ、顧客の生産活動に支障をきたした場合には、発生した損害について賠償を求められ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これら損害賠償については、万が一の発生に備え、損失補填できるよう可能な限り付保しておりますが、対象とならない事象もあるため、生産・品質管理部門を中心に発生を抑制する仕組みを構築しております。 また、当社グループでは、国内外のさまざまな取引先に対する売掛金、前渡金などの信用供与を行っておりますが、取引先において財政状態の悪化や経営破綻等が生じた場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループでは、信用調査や信用リスクに応じた取引限度額の設定など、信用リスクの管理のための施策を講じて発生防止に努めております。 (5) 戦略的パートナーシップの構築や企業買収等から生じるリスク 当社グループでは、継続的な技術開発や技術領域を拡げることを目的として、投資、出資、企業買収、事業の譲渡・譲受等を実施する場合があり、また、新事業や新市場への展開を目的に新会社等を設立する場合がありますが、この場合においても期待した成果を得ることができず、投資損失等が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 資金調達及び資金運用から生じるリスク 当社グループでは、営業活動によるキャッシュ・フローを高め、研究開発や企業買収等のための資金を、可能な限り自己資金で賄う経営方針としております。そうした中、これまでに掲げたリスクにより財務状況が逼迫した場合には、取引金融機関からの借入を行うこととしておりますが、資金調達コストが上昇した場合や当該取引金融機関において融資の停止が決定された場合においては、さらに経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また現在、一部の資金を投資有価証券等の元本変動リスクを伴う金融資産にて運用しておりますが、株式相場の変動などの要因により評価損、売却損が発生することがあり、その場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 固定資産の減損損失に係るリスク 当社グループにおける有形固定資産は、残高の約8割を生産工場及び本社に係る建物及び構築物、土地が占めており、各種要因によりこれらの時価が著しく下落した場合のほか、何らかの要因によってこれらに係る事業の収益性が著しく悪化し、且つこれらの資産が十分な将来キャッシュ・フローを生み出さない場合には、減損損失を認識する必要性が生じ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8) セキュリティに関連して生じるリスク 当社グループでは、事業活動から生じた営業上・技術上の機密情報や取引先から提供を受けた機密情報及び個人情報等を有しておりますが、想定を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルス侵入等により、情報の流出、データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではIT部門を中心に、これら情報に関する管理体制の強化と社員に対するセキュリティ教育を徹底し、情報システムのハード面・ソフト面を含めた適切なセキュリティ対策を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)6,643字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日〜2026年3月31日)における日本経済の情勢は、米国の関税措置をはじめとする各国の通商政策や中東情勢に伴うインフレリスクの高まり等の影響はあるものの、全体としては緩やかな成長が継続いたしました。一方、海外情勢においては、各国の通商政策が、グローバルな貿易活動や国際金融資本市場への影響等を通じて世界経済を押し下げる可能性や、中東情勢の影響を受けた原油価格上昇が、交易条件の悪化等による世界経済へマイナスの影響を及ぼす可能性がある中、不確実性が高い状況で推移いたしました。 当社グループを取り巻く環境においては、政府の経済政策や緩和的な金融環境が下支え要因として作用する中、人手不足対応の省力化投資や能力増強投資に加え、デジタル・AI関連の投資、自動車産業における電装化、安全化のための設備投資等をはじめ、製造生産システムの自動化、効率化、高品質化ニーズにより、モビリティ業界を中心に景気低迷が続いている欧州市場を除き、設備投資は緩やかな増加傾向となりました。 当社グループは、ユーザーの生産システム全体のデザイン・構築に技術・アイデアを提供し、また生産工程全体の効率化や品質向上にも貢献する「ラインビルダー」として、ユーザーごとの固有のニーズやウォンツを実現する一貫生産ラインの提供に努めております。新たな技術革新に伴うユーザーの新規製品の自動化案件に対して、ユーザーとともに先端設備の開発を行っており、従来よりも生産設備の規模が大型化し、納期も長期化の傾向にあります。また、採用したい人材が集まる場所にテクニカルセンターを開設するなど、即戦力となる人材の確保を目的とした「サテライト戦略」により、ニッチな業界における優れた即戦力人材の確保を推進しております。 国内においては、今年3月に民事再生手続中の株式会社片岡製作所の再生支援及びシナジー効果の拡大等を目的として、株式会社日本政策投資銀行との共同出資にて、NITTOKU KYOTO株式会社を設立、4月に片岡製作所のレーザ加工システム事業を譲り受けることを締結いたしました。今後は、当社グループのレーザ関連事業における新たな収益機会の創出により、ビジネスと業績の拡大に努めてまいります。一方、海外においては、昨年12月に第一実業株式会社との共同出資によりインドにNITTOKU FA INDIA PVT. LTD.を設立いたしました。幅広いネットワークと販売力を活用した当社製品の販売強化と収益力の向上を目指し、今後、本格稼働を進めてまいります。 以上の状況下、当連結会計年度においては、米国等海外向けの売上が盛況であったことに加え、新規開発要素を含む案件の割合が前期比減少、また価格転嫁及びコスト削減等の取り組みが奏功したため、売上・利益ともに前期比大幅に増加し、過去最高となりました。 これらの結果、経営成績では、売上高は424億12百万円(前期比27.5%増)、営業利益は54億39百万円(前期比385.9%増)、経常利益は54億92百万円(前期比348.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は34億39百万円(前期比163.0%増)となりました。 財政状態では、流動資産は、前連結会計年度末対比29億43百万円増加し、444億70百万円となりました。固定資産は、前連結会計年度末対比4億18百万円減少し、184億69百万円となりました。資産合計は、前連結会計年度末対比25億24百万円増加し、629億40百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末対比18億77百万円減少し、144億50百万円となりました。固定負債は、前連結会計年度末対比4億89百万円増加し、79億73百万円となりました。負債合計は、前連結会計年度末対比13億88百万円減少し、224億23百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末対比39億13百万円増加し、405億16百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (ワインディングシステム&メカトロニクス事業) 当社グループは、搬送システム上に巻線・ハンドリング・組立・検査等の工程を搭載する技術をベースにし、独自開発のOSにより高機能多軸同期制御が可能な生産システムによるさまざまな生産ライン構築を提供することで、世界市場におけるユーザーの競争優位性の向上に資するビジネスモデルを追求しております。ユーザーごとに創出される固有のニーズやウォンツにスピーディーに対応し、ニッチな分野でのオープンイノベーションによるユーザー・サプライヤーとの協業・協創を推進する「ブラックオーシャン戦術」をグローバルに推進することによって、競合他社の参入障壁を高め、競争力及びマーケットプレゼンスの更なる向上に努めております。この成果として、半導体業界向けの高速検査ハンドラー、エナジーデバイス業界向けの捲回機、ロール・ツー・ロール等、コイルデバイス事業やモータ事業以外の領域が広がっております。 また、ヒューマノイドロボットの関節や指先用として、当社が強みとする小型で精密なモータの開発や、地政学的リスクを考慮したレアアースレスのセラミックモータの開発、高機能なスマートフォン向けのスピーカやイヤホン用コイル等の新設備開発にも努めております。更に、AIサーバー市場においては、省電力化や高効率な冷却性能等が重要課題となる中、当社の精密・高占積率の巻線技術を強みに、ステッピングモータや空冷用ファンモータ、水冷用ポンプモータ製造設備の受注拡大にも取り組んでおります。 これらの結果、全売上高の約95%を占めるワインディングシステム&メカトロニクス事業においては、連結売上高は、405億13百万円(前期比28.7%増)、セグメント利益(営業利益)は、61億15百万円(前期比242.3%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は、254億90百万円(前期比14.5%増)、売上高は、279億27百万円(前期比56.6%増)、当期末の受注残高は、205億68百万円(前期比10.6%減)となりました。 (非接触ICタグ・カード事業) 非接触ICカードの売上高は14億50百万円と前期比3.6%減、生産ライン管理用のFAタグや電池タグ等、タグの合計売上高は、半導体の需要増加等に伴い生産ライン管理用FAタグの売上が増加したことにより、3億39百万円と前期比139.6%増となりました。 これらの結果、連結売上高は、18億99百万円(前期比5.9%増)、セグメント利益(営業利益)は、5億94百万円(前期比33.4%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は、17億3百万円(前期比9.8%減)、売上高は、18億92百万円(前期比4.7%増)、当期末の受注残高は、4億87百万円(前期比27.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末対比53億5百万円増加し、195億79百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は41億3百万円(前連結会計年度は50百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益が48億93百万円、棚卸資産の減少が29億5百万円、減価償却費が12億30百万円あったものの、契約負債の減少が24億98百万円、仕入債務の減少が10億41百万円あったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は8億13百万円(前連結会計年度は1億54百万円の収入)となりました。これは主として、有形固定資産の売却による収入が20億26百万円、投資有価証券の売却による収入が1億89百万円あったものの、保険積立金の積立による支出が7億54百万円、有形固定資産の取得による支出が6億59百万円あったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は3億60百万円(前連結会計年度は3億29百万円の支出)となりました。これは主として、長期借入れによる収入が30億円あったものの、長期借入金の返済による支出が22億71百万円、配当金の支払額による支出が8億58百万円あったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループ(当社及び当社の関係会社)の生産・販売品目は多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことが適当ではないと判断し、当社個別ベースの数字を示しております。 このため、生産及び受注の状況については、「① 財政状態及び経営成績の状況」における各セグメントの業績に関連づけて、当社個別ベースの数字で示しております。 また、販売の状況については「① 財政状態及び経営成績の状況」における各セグメントの業績に同じく関連づけて、従来どおり連結ベースの数字で示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。 イ 経営成績の分析 (売上高・営業利益) 当連結会計年度のセグメントごとの売上高、営業利益の概況につきましては「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上原価・売上総利益) 当連結会計年度は、開発案件比率の増加等により、売上原価率は前連結会計年度の75.9%から69.5%(6.4ポイント減少)となり、当連結会計年度の売上総利益は129億16百万円(前期比61.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、主に人員増加に伴う給与手当・賞与の増加により、74億77百万円(前期比8.6%増)となりました。 (営業外収益及び営業外費用) 営業外収益は、受取利息40百万円、受取配当金49百万円などがあり2億9百万円、営業外費用は、為替差損25百万円、支払利息89百万円などがあり1億56百万円となりました。この結果、営業外損益は53百万円の収益となり、経常利益は54億92百万円(前期比348.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 以上の要因により、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は34億39百万円(前期比163.0%増)となりました。 ロ 財政状態の分析 (資産) 流動資産は前連結会計年度末対比29億43百万円増加し、444億70百万円となりました。これは主として、現金及び預金が52億25百万円増加、電子記録債権が2億91百万円増加、受取手形及び売掛金が2億85百万円増加したものの、仕掛品が27億13百万円減少したことによります。 固定資産は前連結会計年度末対比4億18百万円減少し、184億69百万円となりました。これは主として、投資有価証券が1億91百万円増加、機械装置及び運搬具(純額)が14百万円増加したものの、建物及び構築物(純額)が11億27百万円減少、土地が10億34百万円減少、のれんが54百万円減少したことによります。 この結果、資産合計は前連結会計年度末対比25億24百万円増加し、629億40百万円となりました。 (負債) 流動負債は前連結会計年度末対比18億77百万円減少し、144億50百万円となりました。これは主として、1年内返済予定の長期借入金が3億33百万円増加したものの、契約負債が23億24百万円減少したことによります。 固定負債は前連結会計年度末対比4億89百万円増加し、79億73百万円となりました。これは主として、長期借入金が3億95百万円増加したことによります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末対比13億88百万円減少し、224億23百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は前連結会計年度末対比39億13百万円増加し、405億16百万円となりました。また、自己資本比率は64.0%(前連結会計年度末は60.2%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。運転資金及び投資資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金を基本としております。 資金の流動性は、営業活動により得られた資金は41億3百万円となり、配当金の支払に8億58百万円を使用するなどした結果、現金及び現金同等物の増減額は53億5百万円の増加となり、195億79百万円の期末残高となりました。当社グループは、今後も営業活動によるキャッシュ・フローの確保に向けて努力してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成においては、連結会計年度末日における資産・負債及び偶発債務の開示並びに連結会計年度における収益・費用の適正な計上を行うため、会計上の見積りや前提が必要となりますが、当社グループは、過去の実績や現状等を勘案し、最も合理的と判断される前提に基づき見積りを実施しております。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる可能性があります。 前述の将来の業績に関する予想、計画、見通しなどは、現在入手可能な情報に基づき当社の経営者が合理的と判断したものであります。実際の業績はさまざまな要因の変化により、本資料の予想、計画、見通しとは大きく異なることがありうることをあらかじめご理解ください。そのような要因としては、主要市場の経済状況及び製品需要の変動、為替相場の変動及び国内外の各種規制並びに会計基準・慣行等の変更などが考えられます。 なお、ウクライナ情勢や中東情勢の影響等、不確実性が大きく将来事業計画等の見込数値に反映させることが難しい要素もありますが、期末時点で入手可能な情報を基に検証等を行っております。 重要な会計方針については、「第5 経理の状況」の「1 連結財務諸表等  注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。

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開示資料

出典

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