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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

神鋼鋼線工業

KOBELCO WIRE COMPANY, LTD.5660 · Standard · 鉄鋼

神戸製鋼所グループの特殊鋼線・鋼索専業メーカー。橋梁・建設現場に欠かせないPC鋼材とワイヤロープを軸に、ばね用鋼線やエンジニアリング製品まで手掛ける。

概要

神鋼鋼線工業は、1917年創業の乾鉄線株式会社を源流とし、1954年に株式会社神戸製鋼所から分離独立した特殊鋼線・ワイヤロープメーカーである。2026年3月期の連結売上高は331億円、従業員927名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(1993年)。事業は特殊鋼線関連(PC鋼線、ばね用鋼線など)、鋼索関連(ワイヤロープ)、エンジニアリング関連(橋梁ケーブル、耐震補強部材)の3セグメント。主要原材料を親会社の神戸製鋼所から調達し、中国にも販売・生産拠点を持つ。

自動車・土木建築に不可欠な特殊鋼線事業

特殊鋼線関連事業は、PC鋼線・PC鋼より線、ばね用鋼線、めっき鋼線、ステンレス鋼線などを製造・販売する。PC関連製品はプレストレストコンクリート用の緊張材として土木橋梁や建築物に使用され、新設案件と補修補強案件の双方で需要がある。ばね・特殊線関連製品は自動車のサスペンション用ばね鋼線や、産業機械向けのめっき鋼線・ステンレス鋼線が主力。主要原材料は親会社の神戸製鋼所から商社を通じて購入し、一部工程を神鋼鋼線ステンレス株式会社などの子会社に委託する。2026年3月期の同事業売上高は179億円、営業利益3億円。自動車分野では中国市場の不振やプリンター分野の在庫調整の影響を受けたが、建設関連分野では物流施設需要の増加が見込まれる。

産業用から橋梁まで幅広いワイヤロープ事業

鋼索関連事業は、一般ロープ、特殊ロープ、鋼より線、ステンレスロープなどのワイヤロープ製品を手掛ける。クレーン、エレベーター、鉱山、海洋構造物など、産業用から橋梁ケーブルまで用途は多岐にわたる。原材料は特殊鋼線同様、神戸製鋼所から調達。製造の一部は尾上ロープ加工株式会社やテザックエンジニアリング株式会社に委託する。近年は労働力不足に対応する長寿命製品やメンテナンスフリー製品の開発に注力。2026年3月期の売上高は136億円、営業利益5億円。需要は低水準で推移しているが、高付加価値品への期待は大きい。尾上工場(現ロープ製造所尾上地区)、二色浜事業所(旧テザックワイヤロープ)が製造拠点。

橋梁ケーブルと耐震補強のエンジニアリング事業

エンジニアリング関連事業は、架設・緊張用部材及び機器、線材三次加工製品などの製造販売を手掛ける。主な用途は橋梁のケーブル架設、建築物の耐震補強、防災・減災分野。橋梁分野では大型ケーブル橋案件が見込まれ、メンテナンス分野では既設ケーブル橋の点検・補修需要、耐震防災分野では自然災害に備えた補強ニーズが高まっている。製品製造の一部をコウセンサービス株式会社、尾上ロープ加工株式会社、株式会社ケーブルテックに委託。2026年3月期の売上高は15億円と前期比で減少し、営業損失2億円。公共工事の減少や予算不足による施工遅れが影響。サステナビリティ貢献製品の開発と価格転嫁による収益改善が課題。

神戸製鋼所グループの中核としての中国展開

神鋼鋼線工業は、親会社である株式会社神戸製鋼所のグループ企業として、日本国内だけでなく中国市場にも積極的に進出している。2002年に上海市に駐在員事務所を開設。2012年には神戸製鋼所が中国広東省佛山市に設立した神鋼新確弾簧鋼線(佛山)有限公司に資本参加し、持分法適用関連会社とした。翌2013年には広州市に神鋼鋼線(広州)販売有限公司を設立し、完全子会社化。これにより中国市場での販売網を確立。中国の日系自動車メーカー向けばね用鋼線の需要変動が業績に影響を与える一方、新エネルギー車関連の市場開拓も模索している。国内では尼崎事業所(本社)、加古川市のロープ製造所(尾上地区・二色浜地区)が主要生産拠点。

8社の子会社で構成される連結グループ

当社グループは、親会社の神戸製鋼所、当社、連結子会社8社、持分法適用関連会社1社で構成される。主要子会社として、ステンレス鋼線専門の神鋼鋼線ステンレス株式会社、各種加工・サービスのコウセンサービス株式会社、ロープ加工の尾上ロープ加工株式会社、ケーブル加工の株式会社ケーブルテック、エンジニアリングのテザックエンジニアリング株式会社(旧テザック神鋼ワイヤロープから分割)、中国販売子会社の神鋼鋼線(広州)販売有限公司、名神興業株式会社(2021年子会社化)、ファイベックス株式会社(2025年子会社化)。グループ全体で素材調達から加工・販売まで一貫体制を築き、不動産賃貸なども手掛ける。2026年3月期の連結総資産は446億円、自己資本比率56.9%。

業界の中での役割は鉄鋼メーカーの下流で特殊鋼線・鋼索を加工・販売する二次製品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
331億円
営業利益
7億円
営業利益率
2.1%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設・土木主力

橋梁や建築物のプレストレス工法に必要なPC鋼線・PC鋼より線、ケーブル加工製品を供給。ワイヤロープはクレーンやエレベーターなど幅広い用途に使用される。神戸製鋼所から主要原材料を購入し、一部工程をグループ会社に委託して製造する。

主な製品・サービス2
PC鋼線、PC鋼より線
コンクリート構造物に圧縮力を与えてひび割れを防ぐプレストレス工法用の鋼材。高強度で建築・土木の耐震性向上に寄与する。
ワイヤロープ(一般ロープ、特殊ロープ)
鋼線をより合わせて作ったロープで、クレーン、エレベーター、橋梁の吊橋などに使用。高い強度と耐久性を持つ。

02製造業(自動車、機械等)準主力

自動車のサスペンションやエンジン弁などに使われるばね用鋼線、耐食性に優れためっき鋼線、ステンレス鋼線などを供給。特殊金属線も含む。

主な製品・サービス3
ばね用鋼線
ばねの材料となる鋼線で、焼き入れ・引き抜き工程を経て、自動車や機械のばねに加工される。
めっき鋼線
亜鉛めっきなどで表面処理された鋼線。腐食に強く、ワイヤロープやばねなどに使われる。
ステンレス鋼線
錆びにくいステンレス製の鋼線。バネやワイヤロープ、各種工業製品に使用される。

03その他(エンジニアリング、不動産)副次

橋梁などの架設・緊張用部材や線材三次加工製品を供給。また、不動産賃貸など資産活用事業も行う。

主な製品・サービス1
架設・緊張用部材・機器
橋梁や建築物の工事でPC鋼材を緊張する際に使用するジャッキや定着具などの機器・部材。

製品と技術

PC鋼線・より線で橋梁を支える特殊鋼線技術

特殊鋼線関連事業の中核製品であるPC鋼線・PC鋼より線は、プレストレストコンクリート構造物に緊張力を与えるための鋼材。高強度と耐食性が求められる。土木橋梁の新設や補修補強に広く使われ、建築物の耐震補強にも応用。当社はこの分野で長年の実績を持ち、デミング賞受賞の品質管理手法を活かす。原材料は神戸製鋼所から供給を受け、線引き・撚り加工などの工程を経て製品化。2026年3月期の事業環境は厳しいが、公共投資や民間建築の動向に左右される。

ばね用鋼線からステンレス線まで多彩な特殊線製品

ばね・特殊線関連製品群は、ばね用鋼線、めっき鋼線、ステンレス鋼線、特殊金属線などを含む。自動車のサスペンション用ばね鋼線が最大の用途で、他にプリンターや産業機械向け。めっき鋼線は耐食性を付与し、ステンレス鋼線は耐食性・耐熱性が必要な環境で使用。子会社の神鋼鋼線ステンレス株式会社がステンレス線を専門に製造。中国市場向けには佛山の関連会社が供給。自動車の新エネルギー車移行に伴い、長期的な需要構造変化への対応が課題。

産業用ワイヤロープと高付加価値化への取り組み

鋼索関連事業の主力はワイヤロープ。一般ロープから特殊ロープ、鋼より線、ステンレスロープまで品揃えは豊富。クレーン、エレベーター、鉱山機械、海洋構造物など過酷な環境で使用。当社は長寿命製品やメンテナンスフリー製品の開発に注力し、ユーザーの労働力不足やコスト削減ニーズに応える。尾上地区と二色浜地区に製造拠点を持ち、一貫生産体制を整える。2026年3月期は需要低迷に苦しむが、高付加価値品の拡大と輸出販売の強化で収益改善を目指す。

橋梁ケーブルと耐震補強を支えるエンジニアリング製品

エンジニアリング関連事業は、橋梁用の架設・緊張用部材や機器、線材の三次加工製品を提供。大型ケーブル橋のケーブル製作から緊張作業まで対応可能。近年は既設橋梁の点検・補修、建築物の耐震補強、防災・減災分野の需要が拡大。子会社の技術を活用し、現場施工にも対応。2026年3月期は大型案件の供給体制を整えつつ、公共工事減少の影響で営業損失となった。サステナビリティ貢献製品として、長期使用可能な橋梁ケーブルや耐震部材の開発を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鉄鋼業界の専門メーカー、収益低迷

鉄鋼業界に属し、売上高は320~340億円程度と日本製鉄やJFEなどの巨大企業に比べ小規模。当社は鋼線・鋼材などの特定製品に特化した専門メーカーとみられる。ライバルの合同製鐵や中山製鋼所も同様にニッチ市場で競合する。営業利益率は2025/3の3.50%から2026/3に2.11%へ低下見込みで、収益環境が悪化している。鉄鋼需要の変動や原材料コスト上昇が影響か。

強み

  • 鋼線など特定分野に特化しており、技術力や顧客基盤で強みを持つ。
  • 売上高が300億円超で安定的に推移しており、一定の事業基盤がある。
  • 神戸製鋼所グループ企業であり、グループ内での安定受注や連携が可能。
  • 鋼線は自動車や建設など幅広い用途があり、需要が完全には落ち込みにくい。

課題

  • 営業利益率が2.11%と低水準で、さらに悪化傾向にあり、採算が厳しい。
  • 鉄鋼業界は需要減退や海外競合との競争に直面し、長期的な成長が難しい。
  • 鉄鉱石や石炭などの原料価格変動が収益を圧迫しやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉄鋼の時価総額近傍。太字が神鋼鋼線工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15484東北特殊鋼336億円25.9倍
25644メタルアート232億円7.8倍
35698エンビプロ・ホールディングス232億円9.3倍
45658日亜鋼業208億円18.1倍
57305新家工業144億円17.4倍
65660神鋼鋼線工業112億円10.0倍
75695パウダーテック89億円21.5倍
85542新報国マテリアル66億円13.2倍
95491日本金属62億円28.1倍
105699イボキン55億円7.5倍
115612日本鋳鉄管53億円56.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

乾鉄線株式会社として創業した1917年

神鋼鋼線工業のルーツは1917年12月、乾鉄線株式会社の設立に遡る。当初は鉄線の製造販売を目的とした。1931年1月には日本鉄線鋼索株式会社に社名を変更し、事業を拡大。1943年3月、株式会社神戸製鋼所が日本鉄線鋼索株式会社を吸収合併し、同社尼崎工場とした。これにより神戸製鋼所の一部門として鋼線・鋼索の製造を継続することになる。この合併は、戦時体制下での統合の一環であった。

神戸製鋼所から分離独立した1954年

戦後、線材二次製品の合理化体制を強化するため、1954年3月、神戸製鋼所尼崎工場を分離し、神鋼鋼線鋼索株式会社として独立発足した。これが現在の会社の直接の前身である。翌月には東京営業所(現東京支店)を開設し、営業基盤を整えた。1955年4月には大阪営業所も開設。独立により、経営の自主性を高めつつ、神戸製鋼所との関係を維持しながら事業を展開する体制が整った。

上場と品質表彰で基盤固め(1962~1967年)

1962年8月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達の道を開いた。1967年11月にはデミング賞実施賞を受賞。これは統計的品質管理(TQC)の実践が評価されたもので、同月には尼崎市に研究所を新設し、技術開発力を強化した。品質管理への取り組みは、後にISO9001認証取得(1997年ロープ事業部、2000年鋼線事業部)にもつながる基盤となった。

朝日製綱所との合併と社名変更(1971年)

1971年4月、株式会社朝日製綱所と合併し、社名を神鋼鋼線工業株式会社に変更。この合併により、ワイヤロープ事業の規模を拡大した。朝日製綱所はワイヤロープメーカーであり、神鋼鋼線鋼索のロープ事業と統合することで、生産能力と品揃えが向上。同時に、サンエス工業株式会社(後の神鋼鋼線ステンレス株式会社)を設立し、ステンレス鋼線分野への進出を開始。グループ企業による多角化が進んだ。

子会社群の設立とグループ拡大(1983~1997年)

1983年11月、コウセンサービス株式会社を設立し、設備メンテナンスや物流サービスを内製化。1988年6月には尾上ロープ加工株式会社を設立し、ロープの加工工程を分離。1997年11月には株式会社ケーブルテックを設立し、ケーブル加工製品に特化した子会社を加えた。これらの子会社は、当社の製造工程の一部を請け負うことで、効率的な生産体制とコスト削減に寄与。グループ全体で柔軟な生産調整が可能となった。

東京証券取引所上場と国際展開(1993~2002年)

1993年3月、東京証券取引所市場第二部にも上場し、全国的な知名度と流動性を高めた。1999年2月には鶴原都市開発株式会社を設立(後に清算)するなど、不動産事業にも進出。2000年代に入ると、中国市場への関心が高まり、2002年10月に上海市に駐在員事務所を開設。これは後の中国子会社設立の布石となった。同年、東京支店を墨田区から品川区に移転し、営業拠点を充実させた。

ロープ事業の再編と中国子会社設立(2008~2013年)

2008年8月、株式会社テザックワイヤロープの株式を追加取得し、連結子会社化。ワイヤロープ事業の強化を図った。2013年4月、当社のロープ事業とテザックワイヤロープの営業部門を会社分割し、株式会社テザック神鋼ワイヤロープを設立し、両事業を一体化。同年7月には中国広東省広州市に神鋼鋼線(広州)販売有限公司を設立し、完全子会社化。さらに2012年には神鋼新確弾簧鋼線(佛山)有限公司に資本参加しており、中国でのプレゼンスを確立した。

再編の完了と市場区分移行(2018~2025年)

2018年4月、子会社のテザックワイヤロープを吸収合併し、二色浜事業所(現ロープ製造所二色浜地区)に改称。2021年1月には英文社名をKOBELCO WIRE COMPANY, LTD.に変更し、グローバルな統一ブランドを志向。同年3月には名神興業株式会社を子会社化。2022年4月にはテザック神鋼ワイヤロープを吸収合併し、同時に東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2025年4月にはファイベックス株式会社を子会社化し、事業ポートフォリオを拡大。一連の再編でグループの一体化と効率化を進めた。

年表34件を開く

1910年代

  • 1917年12月創業乾鉄線株式会社設立

1930年代

  • 1931年1月商号変更日本鉄線鋼索株式会社に社名変更

1940年代

  • 1943年3月M&A株式会社神戸製鋼所が日本鉄線鋼索株式会社を吸収合併し、同社尼崎工場とする

1950年代

  • 1954年3月創業線材二次製品の合理化体制を強化するとともに同工場を株式会社神戸製鋼所より分離し、神鋼鋼線鋼索株式会社として発足
  • 1954年4月東京都中央区に東京営業所(現東京支店)を開設
  • 1955年4月大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支店)を開設

1960年代

  • 1962年8月上場大阪証券取引所(市場第二部)へ株式上場(2007年9月上場廃止)
  • 1967年11月デミング賞実施賞を受賞、兵庫県尼崎市に研究所を新設
  • 1969年10月兵庫県加古川市に尾上工場(現ロープ製造所 尾上地区)を新設

1970年代

  • 1971年4月M&A株式会社朝日製綱所と合併し、社名を神鋼鋼線工業株式会社に商号変更
  • 1974年2月商号変更サンエス工業株式会社(1999年8月に神鋼鋼線ステンレス株式会社に社名変更。現・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1983年11月コウセンサービス株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 1985年8月株式分割実施(500円額面株式1株を50円額面株式10株に分割)
  • 1988年5月本社・尼崎工場(現尼崎事業所)を尼崎市道意町より尼崎市中浜町に移転
  • 1988年6月尾上ロープ加工株式会社(現・連結子会社)を設立

1990年代

  • 1993年3月上場東京証券取引所(市場第二部)へ株式上場
  • 1995年4月研究所を尼崎市道意町より尼崎市中浜町に移転
  • 1997年2月ロープ事業部がISO9001の認証を取得
  • 1997年11月株式会社ケーブルテック(現・連結子会社)を設立
  • 1999年2月創業鶴原都市開発株式会社を設立(2015年6月清算)

2000年代

  • 2000年7月鋼線事業部がISO9001の認証を取得
  • 2002年10月中華人民共和国上海市に駐在員事務所を開設
  • 2003年5月東京支店を東京都墨田区より東京都品川区に移転
  • 2008年8月M&A株式会社テザックワイヤロープの株式を追加取得し、連結子会社化

2010年代

  • 2012年6月創業株式会社神戸製鋼所により中華人民共和国広東省佛山市に設立された神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司(現・持分法適用会社)に資本参加
  • 2013年4月創業当社ロープ事業及び株式会社テザックワイヤロープの営業部門を会社分割し、株式会社テザック神鋼ワイヤロープを設立
  • 2013年7月中華人民共和国広東省広州市に神鋼鋼線(広州)販売有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2017年10月株式併合実施(10株を1株に併合)
  • 2018年4月M&A当社の連結子会社である株式会社テザックワイヤロープを吸収合併、同社を二色浜事業所(現ロープ製造所 二色浜地区)と改称

2020年代

  • 2021年1月商号変更英文社名をKOBELCO WIRE COMPANY, LTD.に商号変更
  • 2021年3月M&A名神興業株式会社の全株式を取得し、連結子会社化
  • 2022年4月M&A当社の連結子会社である株式会社テザック神鋼ワイヤロープを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2025年4月M&Aファイベックス株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サステナビリティ経営の推進

    企業理念に基づき、サステナビリティ経営を中心に据え、社会貢献と事業成長の両立を目指す。不透明な経営環境下でも誠実な対応で企業価値向上を図る。

  2. 02

    特殊鋼線事業:収益改善と新分野開拓

    価格転嫁や生産性向上で収益を改善し、市場ニーズに合った製品を強化。新エネルギー分野など新市場を開拓し、新事業を育成する。

  3. 03

    鋼索事業:安定収益基盤と高付加価値製品

    価格転嫁と生産管理見直しで安定収益基盤を構築。高付加価値製品や輸出販売を拡大し、新エネルギー向け・長寿命製品などサステナビリティ貢献製品を開発・市場開拓する。

  4. 04

    エンジニアリング事業:供給体制確立と事業拡大

    大型橋梁案件の供給体制を確立し、防災・減災向けなどサステナビリティ貢献製品・サービスを拡大。価格転嫁により収益改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で927人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は700万円で、9期前と比べて+22.8%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月860
2018年3月877
2019年3月57038.013.4903
2020年3月58040.914.2907
2021年3月59039.514.6921
2022年3月59040.315.4920
2023年3月62041.216.1901
2024年3月62041.917.1894
2025年3月67042.413.5899133
2026年3月70042.417.392776

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率150.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
尼崎事業所 — 兵庫県尼崎市7,022百万円
特殊鋼線関連 エンジニアリング関連 その他
ロープ製造所 二色浜地区 — 大阪府貝塚市3,904百万円
鋼索関連
ロープ製造所 尾上地区 — 兵庫県加古川市1,673百万円
鋼索関連 エンジニアリング関連
特殊鋼線関連 — ファイベックス㈱(東京都品川区)245百万円
特殊鋼線関連 — 神鋼名神ロジスティクス㈱(兵庫県尼崎市)200百万円
特殊鋼線関連 — 神鋼鋼線ステンレス㈱(大阪府泉佐野市)77百万円
特殊鋼線関連 — ㈱ケーブルテック(兵庫県神戸市)45百万円
特殊鋼線関連 — コウセンサービス㈱(兵庫県尼崎市)24百万円
鋼索関連 — 尾上ロープ加工㈱(兵庫県加古川市)24百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱神戸製鋼所(注)2・3
    兵庫県神戸市 中央区 · その他の関係会社
    議決権45.2%
  • 国内
    神鋼鋼線ステンレス㈱
    大阪府泉佐野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コウセンサービス㈱
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    尾上ロープ加工㈱
    兵庫県加古川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ケーブルテック
    兵庫県神戸市 東灘区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    テザックエンジニアリング㈱
    大阪府貝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神鋼名神ロジスティクス㈱
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ファイベックス㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神鋼鋼線(広州)販売有限公司
    中華人民共和国広東省広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司
    中華人民共和国広東省佛山市 · 持分法適用会社
    議決権25.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は331億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.5%、利益が-41.7%。

売上高
-3.5%
331億円
営業利益
-41.7%
7億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
2.1%
前期比 -1.4%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は76億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.7%、営業利益は−300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q810
2024年1Q7411.41
2024年2Q8544.74
2024年3Q8233.72
2024年4Q862
2025年2Q16963.65
2025年4Q17463.45
2026年2Q16531.84
2026年4Q16642.47
2027年1Q76−2−2.6−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は277億円から331億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
当社ロープ事業及び株式会社テザックワイヤロープの営業部門を会社分割し、株式会社テザック神鋼ワイヤロープを設立
2013年3月277105
2014年3月285105
2015年3月28793
2016年3月292115
2017年3月27053
当社の連結子会社である株式会社テザックワイヤロープを吸収合併、同社を二色浜事業所(現ロープ製造所 二色浜地区)と改称
2018年3月28874
2019年3月28960
2020年3月30384
名神興業株式会社の全株式を取得し、連結子会社化
2021年3月26812
当社の連結子会社である株式会社テザック神鋼ワイヤロープを吸収合併
2022年3月29496
2023年3月313108
2024年3月327119
ファイベックス株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化
2025年3月34312123.510
2026年3月331772.111

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高331億円のうち、営業利益として残るのは7億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.8%274億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.4%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
4.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は28億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−1327086
2014年3月22−11−51192
2015年3月26−13−301375
2016年3月12−14−16−257
2017年3月15−10−4558
2018年3月22−12−111056
2019年3月22−9−181352
2020年3月3−10−15−730
2021年3月8−104−231
2022年3月9−10−2−128
2023年3月6−6−4024
2024年3月14−5−3930
2025年3月11−7−1433
2026年3月13−12−6128

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は446億円。このうち返さなくてよい自己資本が254億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値60.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月45019125935.1
2014年3月45819126734.4
2015年3月44019124935.6
2016年3月42319323037.2
2017年3月42419522938.0
2018年3月42519922640.2
2019年3月40719521247.9
2020年3月39419619849.8
2021年3月40420020449.6
2022年3月41621120550.7
2023年3月42021720351.7
2024年3月43222820452.9
2025年3月44124020154.5
2026年3月44625419256.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
62億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
192億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り38社中17位あたり、逆に低いのは営業利益率38社中33位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.5%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.9%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-3.5%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月27日の終値

直近の終値は¥1,900で、1年前と比べて+45.6%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥1,900+0.0%1ヶ月-0.9%1年+45.6%時価総額112億円
過去52週の値幅
安値¥1,266高値¥1,968

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PBR0.45倍
配当利回り3.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で-5.12%下落し1817円。25日線(1823.2円)をわずかに下回るが、75日線(1756.79円)は上回る。52週高値(1968円)からは7.7%下落、52週安値(1266円)からは44%上昇。出来高は8月3日に3万100株と急増、8月5日は2万株。RSIは50.12と中立。週足では上昇トレンドが継続しているが、高値圏での利益確定売りが出やすい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.27倍と業界平均110.36倍を大幅に下回り、PBRは0.41倍と純資産対比で大きく割り引かれている。配当利回りは3.66%と平均3.29%を上回るが、業績予想では営業利益が減少しており、成長性には懸念がある。なお、ROEデータは未提供。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍114.6倍
PBR0.45倍0.75倍
ROE4.5%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は安定しており、高配当利回りが魅力。強気派は、グループの安定性や配当利回り、PBR0.4倍の割安さに着目。弱気派は、鉄鋼業界の需要減退リスクや、利益率が低く成長性に欠ける点を懸念。両論の争点は、割安感を評価すべきか、成長鈍化を懸念すべきか。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回りと低PBR

    配当利回り3.7%、PBR0.41倍と割安。

  • グループシナジー

    神戸製鋼グループの安定的な事業基盤。

  • 安定した業績基盤

    過去3期の純利益が8→9→10億円と増加。

  • 配当利回り3.7%と高水準継続影響

    配当利回り3.66%は安定配当として魅力的、下支え要因

  • PBR0.41倍で大幅割安継続影響

    PBR0.41倍は純資産対比59%ディスカウント、株主還元施策期待

  • PER9.3倍とバリュエーション割安継続影響

    PER9.3倍は鉄鋼業界平均比割安、収益力改善で修正余地

  • 純利益増加基調でEPS成長通年影響

    純利益9→10→11億円と増加、1株益改善で株価サポート

マイナスに働く材料7
  • 成長性の乏しさ

    売上高が300億円前後でほぼ横ばい。

  • 鉄鋼需要の不透明感

    国内自動車生産減少や建設需要の減退リスク。

  • 利益率の低下懸念

    2026/3期の営業利益率が2.1%と低下見込み。

  • 営業利益が2026/3期に大幅減2026年3月期影響

    営業利益が12→7億円と41.7%減少、収益悪化のシグナル

  • 売上高減少でトップライン低迷2026年3月期影響

    売上高343→331億円と▲3.5%減、需要減退の兆候

  • 営業利益率低下で収益性悪化2026年3月期影響

    営業利益率3.5%→2.11%と1.4pt悪化、価格競争や原高影響

  • 外国人保有1.1%と低流動性継続影響

    外国人保有1.07%と低く、大口売りで需給悪化のリスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性低下の兆候を監視。
配当性向
高配当維持の持続可能性。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは3.42%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
3.42%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5046.1
2018年3月500.056.7
2019年3月40−20.014.9
2020年3月400.0108.6
2021年3月10−75.063.9
2022年3月35250.036.2
2023年3月4528.633.8
2024年3月5011.131.9
2025年3月6020.039.4
2026年3月658.342.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,747人。区分でいちばん多いのは事業法人52.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.3%を占め、残る39.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人51.652.652.251.951.552.4
個人・その他38.238.638.738.238.737.3
金融機関6.86.46.46.47.67.9
証券会社3.01.91.81.61.11.5
外国法人0.50.50.81.91.00.9
自己株式0.00.00.00.00.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社神戸製鋼所43.45
02神鋼鋼線取引先持株会4.63
03神鋼鋼線従業員持株会3.31
04株式会社みずほ銀行2.55
05日本生命保険相互会社1.94
06神鋼商事株式会社1.69
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.69
08三井物産スチール株式会社1.32
09みずほ信託銀行株式会社1.32
10丸山 三千夫1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-14
    株式会社 神戸製鋼所
    新規の大量保有報告
    43.46%
    +0.95pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1720%、1株純資産は14期で+1320%。直近期のROEは4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月103033.514.156.9
2014年3月883,0212.919.561.3
2015年3月553,0091.831.082.2
2016年3月1043,0273.514.0195.6
2017年3月633,0982.122.246.1
2018年3月823,2782.618.356.7
2019年3月53,3000.1210.314.9
2020年3月733,3222.212.3108.6
2021年3月353,4011.125.663.9
2022年3月1023,5672.98.236.2
2023年3月1413,6743.97.333.8
2024年3月1533,8634.18.531.9
2025年3月1754,0654.47.839.4
2026年3月1904,2964.57.642.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額204百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北山修二代表取締役社長6414,100
森啓之代表取締役専務執行役員 社長補佐、生産本部長 ならびに 技術総括・DX推進部 ならびに 新事業企画開発部の担当 ならびにグループ品質管理の担当6312,800
吉田裕彦取締役常務執行役員 総務本部長 ならびに 関係会社の統括 ならびに グループコンプライアンスの担当 ならびに 監査室の担当6410,900
渡部英樹取締役常務執行役員 営業本部長 兼同ばね特線事業部長 ならびに 神鋼鋼線(広州)販売有限公司 董事長 ならびに大阪支店長 ならびに 九州支店、営業所の担当5911,000
山本直樹取締役常務執行役員 営業本部副本部長 兼同PC鋼線事業部長 ならびに 東京支店長 ならびに ㈱ケーブルテック 代表取締役社長577,000
服部泰宏取締役46
平松亜矢子取締役51
石川敬士監査役(常勤)6517,100
西川幸広監査役(常勤)631,400
田中和幸監査役68
土居正明監査役65
中山博行43
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢保有株数
三枝功取締役執行役員 総務本部長 ならびに 関係会社の統括 ならびに グループコンプライアンス の担当 ならびに監査室の担当58
小畑裕司取締役49
岡﨑達也監査役(常勤)6115,100
須堯正二常務執行役員
神保鉄男常務執行役員
森下健一執行役員
寺本昌嗣執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51351314930
監査役2363618
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容786字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、親会社、子会社8社、関連会社1社で構成されており、特殊鋼線関連事業、鋼索関連事業、エンジニアリング関連事業、その他にわたる事業活動を展開しております。 (1) 当社グループの事業に係わる位置づけ、及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 イ) 特殊鋼線関連事業 PC関連製品(PC鋼線、PC鋼より線、ケーブル加工製品、これらに付随する部材及び機器等)、ばね・特殊線関連製品(ばね用鋼線、めっき鋼線、ステンレス鋼線、特殊金属線等)の製造及び販売を行っております。 当社グループは、製造販売する製品の主要原材料を親会社の㈱神戸製鋼所から商社を通じて購入しております。製品の製造販売については当社が行い、一部の工程作業については、神鋼鋼線ステンレス㈱、コウセンサービス㈱、尾上ロープ加工㈱、㈱ケーブルテックに委託しております。 ロ) 鋼索関連事業 ワイヤロープ製品(一般ロープ、特殊ロープ、鋼より線、ステンレスロープ等)の製造及び販売を行っております。 当社グループは、製造販売する製品の主要原材料を親会社の㈱神戸製鋼所から商社を通じて購入しております。製品の製造販売については当社が行い、一部の工程作業については、尾上ロープ加工㈱、テザックエンジニアリング㈱に委託しております。 ハ) エンジニアリング関連事業 架設・緊張用部材及び機器、線材三次加工製品等の製造及び販売を行っております。 製品製造の一部については、コウセンサービス㈱、尾上ロープ加工㈱、㈱ケーブルテックに委託しております。 ニ) その他 不動産の賃貸等の資産活用事業を行っております。 (2) 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,376字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ①企業理念体系 当社グループは、理念体系として、社会の一員として果たすべき役割を示した「神鋼鋼線ミッション」、すべての従業員・役員で共有する価値観と行動を示した「神鋼鋼線クレド」を策定しております。 理念体系に基づき、一人ひとりが、ミッションを胸に、クレドを実践することで、「なくてはならない価値」を提供し続け、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 ②経営戦略 当社グループは、神鋼鋼線ミッションを実現し、長期的に企業価値を向上させるため、サステナビリティ経営を中心に据えた経営戦略を推進しております。不透明かつ不確実性の高い経営環境だからこそ、お客様と社会に対して誠実に向き合うことで、社会貢献および事業成長の両立を目指します。 (2) 当社グループを取り巻く事業環境 当社グループを取り巻く事業環境は、国際情勢をめぐる地政学リスクの継続、人件費をはじめとした諸コストの上昇、米国の通商政策動向等、不透明な状況が継続すると想定しております。 <特殊鋼線関連事業> 公共事業分野における新設工事発注数は減少が継続すると見込んでおります。自動車分野においては、今後、ガソリン車から新エネルギー車への移行が進展することにより、需要が長期的に減少すると見込んでおります。加えて、足元では米国の通商政策動向が不透明であり、当該市場における当社グループの事業環境に影響を及ぼす可能性も懸念されます。一方で、建設関連分野では、物流施設等の需要が増加すると想定しています。 <鋼索関連事業> 各分野において、諸コストの上昇や各業界の労働力不足影響等により、足元の低水準な需要環境は継続すると想定しています。一方で、労働力不足問題等に貢献する長寿命製品や労務負担軽減・作業効率を重視した製品等の高付加価値製品の需要は高まると想定しております。 <エンジニアリング関連事業> 橋梁分野では複数の大型ケーブル橋案件が見込まれるほか、メンテナンス分野では既設ケーブル橋の点検・補修需要の増加、耐震防災分野では自然災害に備えた建築物の耐震補強ニーズの高まり等、様々な分野において需要が高まると想定しています。 (3) 対処すべき重点課題 このような事業環境の中、当社グループは、これまで培ってきた技術やノウハウを活かし、サステナビリティ分野を始めとした新たな需要開拓やコスト競争力向上に取り組むと共に、諸コストの上昇に対する販売価格改定を強化してまいります。 <特殊鋼線関連事業> ・価格転嫁や生産性向上による収益改善 ・市場ニーズにマッチした製品提供の強化 ・新エネルギー分野を始めとした新分野の市場開拓と新事業育成 <鋼索関連事業> ・価格転嫁や生産管理見直しによる安定収益基盤の構築 ・高付加価値製品と輸出販売拡大 ・新エネルギー分野向け製品、長寿命・メンテナンスフリー製品等のサステナビリティ貢献製品の開発と市場開拓 <エンジニアリング関連事業> ・大型新設橋梁案件の供給体制確立 ・防災・減災と強靭化向けを始めとしたサステナビリティ貢献製品・サービスの拡大 ・価格転嫁による収益改善
事業等のリスク2,553字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 特定業界の市場動向が業績に及ぼすリスクについて 当社グループは、土木・建築業界、建設機械業界、自動車業界および電機業界を主要な販売先としており、これらの市場動向や需要構造の変化が、当社グループの受注量および販売数量に影響を及ぼす事業構造となっております。 公共投資や民間設備投資の動向、ならびに国内外の景気変動に伴う一般消費水準の変化により、建設関連分野や製造業全般の需要が減少した場合には、当社グループの経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、自動車業界においては、市場構造の変化や電動化をはじめとする技術革新の進展等により、部品需要や製品用途の構成が変化しており、こうした変化に当社グループが適切に対応できない場合には、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらの需要動向は、地政学的リスクの高まりや国際的なサプライチェーンの混乱、原材料価格およびエネルギー価格の変動等の外部環境要因によっても影響を受ける可能性があります。当社グループでは、特定業界への過度な依存の低減や用途・市場の多様化に努めておりますが、これらの取組みが想定どおり進展しない場合には、当該リスクが顕在化する可能性があります。 (2) 大規模自然災害・感染症等のリスクについて 当社グループが主要施設を有する日本は、過去において、地震、津波、台風等の多くの自然災害や新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症拡大の影響を受けております。今後も大規模な自然災害および感染症等により事業運営が一時的に困難になる場合や、国内・海外ともに需要家の活動水準が低下し、製品需要の大幅な下振れが発生する場合、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績および財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、大規模自然災害に関しては、大規模地震を想定した事業継続計画(BCP)を定め、有事の際に適切に対応するために、「従業員」、「生産設備」、「製品・調達」、「情報その他」について、「事前」、「直後」、「初期」、「復旧期」のフェーズごとに対応の標準化・迅速化を図っております。また、様々な種類の資産、死傷および他のリスクについての第三者保険を付保しております。感染症等に関しては、従業員およびその家族の健康を最優先とし、政府が発出する要請事項や市中感染状況を踏まえ、事業活動継続と感染リスク抑制の両面の観点より、当社グループ全体に対して行動ガイドラインや関連する通達を適宜発信し、感染予防・感染拡大防止の周知・徹底を図っております。 (3) 原材料・部品の調達のリスクについて 当社グループの生産活動は、サプライヤーが合理的な価格で、適切な品質及び量の原材料、部品およびサービス等を当社グループに供給する能力に依存しています。需要過剰、後継者不足による廃業、大規模自然災害、感染症の発生に加え、地政学リスクの高まりや中東地域を含む国際情勢の不安定化等、様々な要因により、サプライヤーが当社グループの要求を満たす供給を行えない事象が発生する可能性があります。 これらの事象が発生した場合、原材料や部品等の調達遅延や供給不足、物流の停滞等を通じて、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績および財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、原材料、部品およびサービス等の不足に加え、地政学的リスクの高まりや国際情勢の不安定化等を背景として、原油・エネルギー価格の変動やインフレの進行等が生じた場合には、原材料、部品およびサービス等の市況価格が上昇する可能性があります。これらは当社グループの製造コストの上昇要因となり、経営成績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、サプライヤーに対し、生産拠点および代替拠点の有無、有事発生時の対応方針等についてのヒアリングを実施するとともに、事業活動に必要な原材料、部品およびサービス等について、可能な限り複数のサプライヤーから調達できる体制の構築に取り組んでいます。 また、市況価格の動向を注視しつつ、原材料、部品およびサービス等の価格上昇に応じた販売価格改定を適宜実施することにより、コスト増加分の販売価格への転嫁を図っています。 (4) 人材確保・育成及び職場環境の整備 当社グループでは、労働力や有能な人材を確保するための各種施策の強化、人材育成による個々の能力向上、省力化による労働生産性向上に取り組んでおります。しかしながら、国内の生産年齢人口の減少および人材の流動化の加速等によって、労働力や有能な人材の確保および人材育成が計画通りにできない場合、適切な販売・生産体制が損なわれ、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績および財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) コンプライアンスに関するリスクについて 当社グループは、事業を行う国内外における法令、規制、政策、行動規範その他の社会規範を遵守し、公正かつ健全な企業活動を行うことを基本方針としております。 しかしながら、当社グループ各社およびその従業員が、製造物責任法や知的財産権に関する問題等により訴訟を提起され、またはその他のクレームを受ける可能性があります。また、法令違反等を理由として罰金等の制裁を受ける可能性があります。これらの事象が発生した場合には、その結果によっては、当社グループの経営成績および財政状態または社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクに対応するため、全従業員を対象としたコンプライアンス研修の実施や、社内業務に関連する法令対応に関するeラーニング等の教育を定期的に実施しております。さらに、コンプライアンス意識の向上ならびに関連する仕組みの浸透および定着を図るため、コンプライアンス推進体制の一層の充実に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,213字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績等の状況 当期における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されておりますが、中東情勢の影響、米国の通商政策動向などに注意が必要となっております。当社グループを取り巻く事業環境においても、国際情勢をめぐる地政学リスクの継続、人件費をはじめとした諸コストの上昇、米国の通商政策動向等、不透明な状況が継続しております。 このような状況の中、当社グループでは、諸コストの上昇に対する販売価格改定、高付加価値製品の販売拡大、徹底したコスト削減等に努めましたが、厳しい事業環境の継続による販売数量の減少や諸コストの上昇に加えて、当期は前期水準の在庫評価影響が発生しなかったこと等により、当期における当社グループの連結業績は、売上高は33,074百万円と前期に比べ1,219百万円の減収、営業利益、経常利益はそれぞれ653百万円(前期比513百万円の減益)、660百万円(前期比575百万円の減益)となりました。一方で、政策保有株式の売却や、2024年4月に発生したロープ製造所(尾上地区)におけるひょう被害による損害に係る受取保険金、ファイベックス㈱子会社化に伴う負ののれん発生益等を特別利益として計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は1,120百万円(前期比86百万円の増益)となりました。 経営成績の推移(連結) 売上高 (百万円)   営業利益又は営業損失 (百万円)   経常利益 (百万円)   親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1株当たり 当期純利益(円) 2026年3月期   33,074   653   660   1,120   189.64 2025年3月期   34,293   1,167   1,235   1,034   175.04 2024年3月期   32,726   1,023   1,066   906   153.32 セグメント別の経営成績は、次のとおりとなりました。 <特殊鋼線関連事業> (PC関連製品)主力の土木橋梁分野において、新設案件および補修補強案件の双方の発注が減少する厳しい事業環境の継続に加え、民間建築分野においても、住宅着工件数の減少や、労働力不足や諸コストの上昇等に伴う工事遅れの影響等により、販売数量は前期に比べ減少しました。 (ばね・特殊線関連製品)主力の自動車分野における販売数量は、中国での日系自動車メーカーの販売不振影響等により、前期に比べ減少しました。また、プリンター分野においても、プリンターメーカーの欧州向け販売減少および在庫調整の影響等により、前期に比べ減少しました。 その結果、特殊鋼線関連事業全体の販売数量は前期に比べ減少し、売上高は17,913百万円と前期に比べ130百万円の減収となり、営業利益は283百万円(前期比201百万円の減益)となりました。 <鋼索関連事業> 各業界の労働力不足や諸コストの上昇影響等により、需要は依然として低水準で推移しており、販売数量は前期に比べ減少しました。その結果、売上高は13,626百万円と前期に比べ309百万円の減収となり、営業利益は480百万円(前期比69百万円の減益)となりました。 <エンジニアリング関連事業> 公共工事の発注減少や工事・メンテナンス分野、建築分野における予算不足起因での施工遅れ影響等により、売上高は1,472百万円と前期に比べ778百万円の減収となり、営業損失は161百万円(前期は81百万円の利益)となりました。 <その他> 不動産関連事業の売上高、営業利益はそれぞれ61百万円、51百万円と前期並みとなりました。 財政状態については、次のとおりとなりました。 (資産の状況) 総資産は、前連結会計年度末の44,081百万円に比べ500百万円(1.1%)増加し、44,582百万円となりました。流動資産は333百万円(1.4%)減少し、24,138百万円となりました。これは主に現金及び預金527百万円(15.8%)の減少によるものです。有形固定資産は526百万円(3.8%)増加し、14,506百万円となりました。これは主に機械装置及び運搬具218百万円(4.3%)の増加によるものです。無形固定資産は20百万円(8.4%)増加し、268百万円となりました。投資その他の資産は286百万円(5.3%)増加し、5,668百万円となりました。 (負債の状況) 負債合計は、前連結会計年度末の20,059百万円に比べ863百万円(4.3%)減少し、19,195百万円となりました。流動負債は1,121百万円(9.7%)減少し、10,494百万円となりました。これは主に短期借入金540百万円(8.9%)の減少によるものです。また、固定負債は257百万円(3.0%)増加し、8,701百万円となりました。これは主に長期借入金446百万円(7.6%)が増加したことによるものです。 これらの結果、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性指標)は90.5%(前連結会計年度末は110.2%)と100%を下回るものの、様々な資金調達手段を有しており、十分な流動性を確保していると認識しております。 (純資産の状況) 純資産合計は、前連結会計年度末の24,022百万円に比べ1,364百万円(5.7%)増加し、25,386百万円となりました。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の54.5%から56.9%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。) の期末残高は前連結会計年度末の 3,330百万円に比べ527百万円減少し、2,803百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況につきましては、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によって得た資金は、前連結会計年度に比べ121百万円増加の1,254百万円となりました。主な内訳は税金等調整前当期純利益1,415百万円、減価償却費1,079百万円があった一方で、棚卸資産の増加額541百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によって使用した資金は、前連結会計年度に比べて513百万円増加の1,211百万円となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出1,444百万円があった一方で、投資有価証券の売却による収入235百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によって使用した資金は、前連結会計年度に比べ449百万円増加の581百万円となりました。主な内訳は、配当金の支払額324百万円、長期借入金の純減少254百万円があったことによるものです。 財政状態の推移(連結) 総資産(百万円)   純資産 (百万円)   自己資本比率(%)   営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)   借入金 2026年3月期   44,582   25,386   56.9   1,254   △1,211   △581   10,276 2025年3月期   44,081   24,022   54.5   1,133   △697   △132   10,370 2024年3月期   43,197   22,831   52.9   1,369   △462   △283   10,177 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 特殊鋼線関連事業   17,102   △5.3 鋼索関連事業   16,361   3.2 エンジニアリング関連事業   1,472   △34.6 合計   34,936   △3.4 (注) 金額は、販売価格(セグメント間の内部振替前の数値)によっております。 (2) 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 特殊鋼線関連事業   17,839   △1.9   1,904   △3.7 鋼索関連事業   12,809   △20.9   3,521   △18.8 エンジニアリング関連事業   1,401   △56.4   1,766   △3.9 合計   32,050   △14.7   7,192   △11.8 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 特殊鋼線関連事業   17,913   △0.7 鋼索関連事業   13,626   △2.2 エンジニアリング関連事業   1,472   △34.6 その他   61   - 合計   33,074   △3.6 (注) 1. セグメント間の取引は含まれておりません。 2. 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 神商鉄鋼販売㈱   9,006   26.3   8,147   24.6 ㈱メタルワン   4,921   14.4   4,823   14.6 ㈱メタルワン鉄鋼製品販売   4,380   12.8   4,205   12.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実績の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異が将来課税所得を減算する可能性が高いと見込まれるものについて、繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予測される将来課税所得を考慮しております。繰延税金資産に関する会計処理は、事業計画を基礎としており、当社をとりまく社会情勢の変化により、将来課税所得の予測に不確実性を伴うことから、会計上の見積りに該当すると考えております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 当該事項につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」をご参照ください。 b. 経営成績 イ. 売上高 当連結会計年度の売上高は33,074百万円、前年同期比で1,219百万円(3.6%)の減収となりました。主な要因としてエンジニアリング関連事業部において前年同期比で減収となったことによるものです。 ロ. 売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は27,365百万円、前年同期比で1,060百万円(3.7%)の減少となりました。売上総利益は5,708百万円、前年同期比で159百万円(2.7%)の減益となりました。販売費及び一般管理費は5,054百万円、前年同期比で354百万円(7.5%)増加しましたが、売上高の減少により、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は前期の13.7%から15.3%と増加しました。これらの結果、営業利益は653百万円、前年同期比で513百万円(44.0%)の減益となりました。営業利益率は前年同期の3.4%から2.0%となりました。 ハ. 営業外損益、特別損益 営業外損益の純額は受取利息及び配当金を計上したことにより6百万円の利益となりました。この結果、経常利益は660百万円、前年同期比で575百万円(46.6%)の減益となり、経常利益率は3.6%から2.0%となりました。特別損益の純額は政策保有株式の売却や、2024年4月に発生したロープ製造所(尾上地区)におけるひょう被害による損害に係る受取保険金、ファイベックス㈱子会社化に伴う負ののれん発生益等により、755百万円の利益となりました。これらの結果、税金等調整前当期純利益は1,415百万円、前年同期比で131百万円(10.3%)の増益となりました。 ニ. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は1,120百万円、前年同期比で86百万円(8.3%)の増益となり、売上高純利益率は3.0%から3.4%となりました。また、1株当たり当期純利益は、前年同期の175.04円に対して189.64円となりました。 c. 財務方針について(資本の財源及び資金の流動性についての分析) 当社グループは、健全な財務体質を維持しながら、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務上の基本方針としております。 資本の財源に関しては、主要な取引先金融機関からの継続的な調達に加え、当社及び連結子会社の資金を一元管理することにより、計画通り確保することができました。その結果、自己資本比率56.9%を維持しました。 資金流動性に関しては、様々なリスクに備えた適正な現預金水準を確保した上で、資金需要に応じた適切な配分を実施いたしました。なお、主な資金需要について、営業活動に係る資金支出では、材料購入費、人件費等があり、投資活動に係る資金支出では、安全・安定生産に不可欠な設備や施設への投資、企業価値向上に資する生産設備への投資、生産性向上に関するIT投資等がありました。 d. 経営者の問題認識と今後の方針 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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