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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

新家工業

ARAYA INDUSTRIAL CO.,LTD.7305 · Standard · 鉄鋼

鋼管製造を祖業とする大阪の鉄鋼メーカー。普通鋼・ステンレス鋼管を軸に、自転車用リムや精密加工品、不動産賃貸など多角化する。

概要

新家工業は特殊鋼の鋼管・形鋼を主力とする鉄鋼メーカーである。1919年に自転車部品メーカーとして創業し、現在は鋼管関連事業を中核に、不動産賃貸なども手掛ける。2026年3月期の連結売上高は404億円、従業員数は501名。大阪市中央区に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

鋼管関連事業が連結売上の98%を占める

鋼管関連セグメントは2026年3月期に売上高395億9,200万円を計上し、連結売上高404億4,700万円の約98%を占める。普通鋼鋼管、ステンレス鋼鋼管、各種型鋼、精密加工品、自転車用リムなどを製造。関西工場(大阪)、名古屋工場(愛知)、千葉工場(千葉)が国内生産拠点であり、連結子会社のアラヤ特殊金属、大栄鋼業、ステンレスパイプ工業などが製造・販売を担う。

不動産賃貸事業で安定収益を確保

不動産等賃貸セグメントは2026年3月期に売上高6億9,200万円、営業利益6億300万円と高収益を計上した。主な賃貸資産は東京都大田区の旧東京工場跡地の地代収入、江東区の「アラヤ清澄白河ビル」、関西工場跡地の地代収入など。グループ全体の収益安定化に寄与しており、2025年には不動産専門部署を新設し、収益性・資産効率の改善を図っている。

連結子会社によるグループ体制

当社グループは新家工業と複数の連結子会社で構成される。鋼管関連ではアラヤ特殊金属がステンレス鋼管の加工・販売、大栄鋼業とステンレスパイプ工業が製造を担当。三宅金属は金属フィルターの加工販売を行う。海外ではインドネシアのPT.アラヤ スチール チューブ インドネシアが鋼管の製造販売を展開。不動産賃貸は当社とアラヤ特殊金属が行う。

インドネシアを拠点とした海外展開

1973年にインドネシアでリム製造の合弁会社P.T.パブリック アラヤ インドネシアを設立し、海外生産を開始。2012年には鋼管製造販売の合弁会社PT.アラヤ スチール チューブ インドネシアを設立した。2023年にリム合弁会社を解散し、現在は鋼管子会社がASEAN市場開拓の拠点となっている。中期経営計画ではインドネシア現地法人を起点としたASEAN市場開拓を成長戦略の一つに掲げている。

業界の中での役割は鋼管・金属加工品のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
404億円
営業利益
19億円
営業利益率
4.7%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設・土木・機械製造業主力

普通鋼鋼管、ステンレス鋼鋼管、各種型鋼、精密加工品を製造販売。国内では子会社が製造・販売を担い、インドネシアでは現地法人が生産・販売を行う。

主な製品・サービス5
普通鋼鋼管
建築構造物や配管に使用される鋼管。強度と加工性に優れる。
ステンレス鋼鋼管
耐食性が求められる環境で使用される鋼管。食品・化学プラントなどに利用。
型鋼
建築構造物に用いる断面形状の鋼材。H形鋼など。
精密加工品
鋼管を精密加工した部品。機械部品として提供。
ステンレスフィルター
金属繊維を焼結したフィルター。ろ過用途で使用される。

02自転車製造・販売業副次

自転車用リムを製造販売。完成自転車の輸入販売からは2025年12月末に撤退しており、現在はリムなどの部品供給に特化している。

主な製品・サービス1
自転車用リム
自転車の車輪の外縁を構成する部品。アルミなどで製造される。

03不動産業副次

土地、建物、倉庫等の不動産賃貸を当社と子会社が行う。安定的な収益源として機能する。

04機械部品・福祉機器副次

機械部品や福祉機器の製造・販売を当社が行う。多角化ポートフォリオの一翼を担う。

主な製品・サービス2
機械部品
各種機械に組み込まれる部品。加工技術を活かす。
福祉機器
高齢者や障がい者を支援する機器。

製品と技術

普通鋼鋼管と型鋼の多品種生産

当社の主力製品は電縫鋼管(ERW)および各種型鋼である。関西工場、千葉工場、名古屋工場で生産され、自動車のシャシ部品、建築構造材、エネルギープラント配管など幅広い用途に供給される。特に小ロット多品種生産に強みを持ち、顧客の要望に応じた異形鋼管や角形鋼管も手掛ける。2004年からは自動車用シートレール(型鋼シートレール)の生産も行っている。

ステンレス鋼管とBEP表面処理技術

ステンレス鋼鋼管は食品・医療・造船分野向けに供給され、連結子会社アラヤ特殊金属が全国3カ所(大阪、北関東、福岡)のステンレスセンターで加工販売を行う。2016年に開発したBEP工法は電解研磨を応用した表面処理技術で、耐食性・洗浄性・意匠性に優れる。この技術は名古屋工場で生産され、高付加価値製品として半導体関連や医療機器分野への拡販が進められている。

精密加工品と機械部品の展開

1988年から関西工場でOA機器向け精密加工品の生産を開始。1994年には一般産業用機械の生産販売を開始した。連結子会社三宅金属はステンレスやその他金属のフィルター加工・販売を手掛ける。また、1985年から自転車用リム製造プラントやホイル組立自動化システムの機械販売も行い、製造設備のノウハウを外部販売している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鉄鋼専門商社、売上減少も利益率は改善傾向

同社は鉄鋼業界に属し、売上高は2024年3月期の446億円から2026年3月期には404億円へ減少する見込みだが、営業利益率は3.74%から4.7%へ改善する計画だ。これは、量から質への転換を進めていることを示す。同業の日本製鉄やJFEホールディングスが大手一貫メーカーとして規模を誇る一方、同社は専門分野でのニッチ戦略を強みとする。鉄鋼需要の停滞が続く中、コスト管理や高付加価値製品の販売に注力し、収益性向上を目指している。市場全体の縮小リスクには、差別化と効率化で対応する必要がある。

強み

  • 営業利益率が2025年3月期の3.74%から2026年3月期は4.7%へ上昇する計画だ。
  • 売上高は400億円超を維持し、鉄鋼業界内で一定の存在感を示す。
  • 減収下でも利益率を改善しており、コスト管理能力の高さがうかがえる。
  • 鉄鋼専門の商社として、顧客ニーズに合わせた提案が可能な点が強み。

課題

  • 2024年から2026年にかけて売上高が減少し、市場縮小の影響を受けている。
  • 日本製鉄やJFEホールディングスなど大手との競争が激しく、規模で劣る。
  • 鉄鋼需要は景気変動の影響を受けやすく、安定的な収益確保が課題だ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉄鋼の時価総額近傍。太字が新家工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15464モリ工業364億円10.6倍
25484東北特殊鋼336億円25.9倍
35644メタルアート232億円7.8倍
45698エンビプロ・ホールディングス232億円9.3倍
55658日亜鋼業208億円18.1倍
67305新家工業144億円17.4倍
75660神鋼鋼線工業112億円10.0倍
85695パウダーテック89億円21.5倍
95542新報国マテリアル66億円13.2倍
105491日本金属62億円28.1倍
115699イボキン55億円7.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

自転車リムメーカーとして創業した1919年

1919年11月25日、株式会社組織に改め商号を「新家自転車製造株式会社」としたのが始まりである。1931年に東京工場、1933年に名古屋工場を建設し、自転車用リムの生産を拡大。1937年には大阪市西淀川区に当時国内最大のリム生産能力を持つ関西工場を建設し、同時に商号を「新家工業株式会社」と改めた。1946年には関西工場で「ツバメ号」完成自転車の生産を開始した。

鋼管事業へ進出した1959年

1959年、関西工場に鋼管製造設備を新設し、電縫鋼管・型鋼の生産を開始した。これが現在の主力事業への転換点となる。翌1960年には角形鋼管や異形鋼管の販売のため合弁会社「岩井特殊パイプ㈱」(現・アラヤ特殊金属)を設立。鋼管分野への本格参入により、自転車部品一辺倒だった事業構造が変化し始めた。

株式上場と工場拡充の1960年代

1949年に大阪証券取引所に株式を上場。1961年には東京証券取引所、名古屋証券取引所の第一部に上場した。1965年には大阪市南区(現中央区)に「新家ビル」を建設し本社を移転、同時に不動産賃貸業を開始。1969年には千葉県成田に千葉工場を建設し、電縫鋼管の生産能力をさらに拡大した。上場と工場投資により事業基盤を固めた。

海外合弁会社設立と事業多角化

1973年、インドネシアにリム製造の合弁会社P.T.パブリック アラヤ インドネシアを設立し、海外生産に乗り出した。1985年にはホイル組立自動化システムや自転車用リム製造プラントなどの機械販売を開始。1988年には関西工場でOA機器用精密加工品の生産を開始し、自転車関連以外の分野へ多角化を進めた。1994年には一般産業用機械の生産販売も開始した。

生産集約と不動産活用の2000年代

2000年に東京工場の生産を中止し、生産集約化を図った。2002年には連結子会社「㈱アラヤ」を解散。旧東京工場跡地は事業用定期借地権設定により商業施設の敷地として賃貸を開始し、不動産収入の柱となった。2004年には名古屋工場で自動車用シート部材「型鋼シートレール」の生産を開始し、自動車分野への供給を強化した。

ステンレス加工技術の強化

2014年、東京都江東区に「アラヤ清澄白河ビル」を建設し、東京営業所とアラヤ特殊金属東京支店を移転。2016年には名古屋工場で電解研磨をベースとした表面処理工法「BEP工法」を採用したステンレス製品の生産販売を開始した。2017年に関西工場でのステンレスリム生産を中止し、鋼管・ステンレス加工へ集中する体制を整えた。

完成自転車事業撤退と再編の2020年代

2022年に東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2023年にはインドネシアのリム合弁会社P.T.パブリック アラヤ インドネシアを解散。2025年12月には完成自転車の輸入販売事業から撤退した。自転車関連事業は大幅縮小し、鋼管関連と不動産賃貸を二本柱とする事業構造への再編が進んでいる。

年表35件を開く

1910年代

  • 1919年11月25日 株式会社組織に改め、商号を「新家自転車製造株式会社」とする。

1930年代

  • 1931年東京都大田区に東京工場を建設、同所を本社工場としてリムの生産を開始。
  • 1933年名古屋市南区に名古屋工場を建設、リムの生産を開始。
  • 1937年大阪市西淀川区にわが国最大のリム生産能力を持つ関西工場を建設、商号を「新家工業株式会社」と改める。

1940年代

  • 1944年本社を大阪市西淀川区に移転。
  • 1946年関西工場で「ツバメ号」完成自転車の生産を開始。
  • 1949年上場大阪証券取引所に株式を上場。

1950年代

  • 1950年石川県山中町(現・加賀市)に山中工場を建設、リムの生産を開始。
  • 1959年関西工場に鋼管製造設備を新設、電縫鋼管・型鋼の生産を開始。

1960年代

  • 1960年角形鋼管、異形鋼管の販売のため合弁会社「岩井特殊パイプ㈱」(現・連結子会社「アラヤ特殊金属㈱」)を設立。
  • 1961年上場東京証券取引所、名古屋証券取引所第一部に株式を上場。
  • 1965年大阪市南区(現・中央区)に「新家ビル」を建設、本社を同所に移転し、同時に不動産の賃貸業を行う。
  • 1969年千葉県成田に千葉工場を建設、電縫鋼管の生産を開始。

1970年代

  • 1973年インドネシアにおいて、リムの製造のため合弁会社「P.T.パブリック アラヤ インドネシア」(現・連結子会社)を設立。
  • 1975年「ツバメ号」自転車及び自転車用部品の販売のため「㈱アラヤ」を設立。

1980年代

  • 1985年ホイル組立自動化システム、自転車用リム製造プラント等の機械の販売を開始。
  • 1988年関西工場においてOA機器用精密加工品の生産を開始。

1990年代

  • 1994年一般産業用機械の生産販売及び輸入販売を開始。
  • 1998年大阪府泉大津市に連結子会社アラヤ特殊金属㈱が大阪ステンレスセンターを新設。

2000年代

  • 2000年埼玉県北埼玉郡騎西町(現・加須市)に連結子会社アラヤ特殊金属㈱が北関東ステンレスセンター(現・関東ステンレスセンター)を新設。
  • 2000年12月、生産集約化のため、東京工場の生産を中止。
  • 2002年3月、連結子会社である「㈱アラヤ」を解散。
  • 2002年10月、旧東京工場跡地を事業用定期借地権設定契約に基づき、商業施設の敷地として賃貸開始。
  • 2004年名古屋工場において型鋼シートレール(自動車用シート部材)の生産を開始。

2010年代

  • 2012年インドネシアにおいて、鋼管関連の製造・販売のための合弁会社「PT.アラヤ スチール チューブ インドネシア」(現・連結子会社)を設立。
  • 2014年東京都江東区に「アラヤ清澄白河ビル」を建設、当社東京営業所及び連結子会社アラヤ特殊金属㈱東京支店を同所に移転し、同時に不動産の賃貸業を行う。
  • 2016年4月、名古屋工場において、電解研磨をベースとした「耐食性」「洗浄性」「意匠性」に優れた表面処理工法(通称 BEP工法)を用いたステンレス製品の生産・販売を開始。
  • 2017年3月、関西工場でのステンレスリム生産を中止。
  • 2019年関西工場において、事務所・厚生棟及び鋼管倉庫を新設。

2020年代

  • 2022年3月、福岡県久留米市に連結子会社アラヤ特殊金属㈱が福岡ステンレスセンターを新設。
  • 2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年6月、連結子会社である「P.T.パブリック アラヤ インドネシア」を解散。
  • 2023年11月、連結子会社アラヤ特殊金属㈱東京支店東京営業部を東京都千代田区に移転。
  • 2024年5月、東京営業所を東京都千代田区に移転。
  • 2025年12月、完成自転車の輸入販売事業から撤退。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで467億円
  • 営業利益2027年3月期まで35億円
  • 経常利益2027年3月期まで37億円
  • 当期純利益2027年3月期まで26億円
  • ROE2027年3月期まで7.7%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    経営基盤強化と成長基盤構築

    鋼管・ステンレス事業では営業エリア拡大とグループ連携強化、自転車事業では新商品投入とコスト削減による黒字転換、工場刷新による方向性明確化、不動産専門部署新設による収益性改善、DXロードマップ策定。成長戦略としてM&A情報収集、ASEAN市場開拓、研究開発部門新設と外部連携。

  2. 02

    サステナビリティ推進

    マテリアリティとKPIを設定し、二酸化炭素排出量削減、人的資本経営の推進、安全衛生管理の徹底、グループ経営体制の強化を図る。

  3. 03

    株主還元の強化

    2027年3月期のPBR1.0倍達成に向け、中期経営計画期間中は総還元性向100%、配当性向50%以上を基本方針とし、自己資本の拡大を抑制し機動的な株主還元を実施。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で501人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は581万円で、9期前と比べて+15.5%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月524
2018年3月520
2019年3月50438.016.0509
2020年3月50637.016.0510
2021年3月49537.015.0510
2022年3月47438.016.0505
2023年3月54038.016.0486
2024年3月55138.016.0480
2025年3月58040.017.0488328
2026年3月58139.016.0501379

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)86.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関西工場 — 大阪市西淀川区3,448百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
千葉工場 — 千葉県印旛郡 酒々井町2,482百万円
鋼管関連
大阪ステンレスセンター — 大阪府泉大津市1,889百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
名古屋ステンレスセンター — 愛知県犬山市1,066百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
本社 — 大阪府堺市927百万円
鋼管関連
福岡ステンレスセンター — 福岡県久留米市779百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
名古屋工場 — 名古屋市南区769百万円
鋼管関連
本社・工場 — インドネシア共和国・ブカシ県686百万円
鋼管関連
山中工場 — 石川県加賀市310百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
関東ステンレスセンター — 埼玉県加須市291百万円
鋼管関連 不動産等賃貸
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アラヤ特殊金属㈱(注)2、3
    大阪市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    大栄鋼業㈱
    大阪府岸和田市
    議決権100.0%
  • 国内
    ステンレスパイプ工業㈱
    大阪府堺市
    議決権51.5%
  • 国内
    三宅金属㈱
    大阪市西淀川区
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.アラヤ スチール チューブ インドネシア(注)2
    インドネシア共和国 ブカシ県
    議決権99.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は404億円営業利益19億円前期と比べると減収増益で、売上が-5.6%、利益が+18.8%。

売上高
-5.6%
404億円
営業利益
+18.8%
19億円
純利益
-28.6%
15億円
営業利益率
4.7%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円404億円
営業利益24億円19億円
純利益17億円15億円
1株あたり配当¥150¥150

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.2%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1147
2024年1Q11565.27
2024年2Q10954.63
2024年3Q11565.24
2024年4Q1073
2025年2Q21583.77
2025年4Q21383.814
2026年2Q19994.56
2026年4Q205104.99
2027年1Q10976.46

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は346億円から404億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3464−1
2014年3月37174
2015年3月36896
2016年3月36082
2017年3月3641813
2018年3月3972316
関西工場において、事務所・厚生棟及び鋼管倉庫を新設。
2019年3月4332215
2020年3月410157
2021年3月3651013
2022年3月4083826
2023年3月4644931
2024年3月4462617
2025年3月42816193.721
2026年3月40419234.715

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高404億円のうち、営業利益として残るのは19億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.5%321億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.8%64億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.4pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は88億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−7−2277
2014年3月12−11−5173
2015年3月6−6−6067
2016年3月7−5−4265
2017年3月205−72582
2018年3月13−5−6884
2019年3月18−14−6481
2020年3月15−3316−1879
2021年3月23−7−111684
2022年3月12−8−7481
2023年3月21−11−91083
2024年3月29−7−102294
2025年3月276−613367
2026年3月34−1961588

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は595億円。このうち返さなくてよい自己資本が349億円で、自己資本比率は57.8%(業種中央値60.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月39120418749.7
2014年3月39820519349.2
2015年3月41322219151.4
2016年3月38921117851.6
2017年3月41622818852.0
2018年3月43824619253.2
2019年3月46425221251.3
2020年3月46224821450.3
2021年3月45626219457.1
2022年3月52528823754.5
2023年3月54032221859.0
2024年3月58236022261.2
2025年3月52131620559.8
2026年3月59534924657.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
88億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
197億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
66億円
在庫として抱えている分
負債合計
246億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り38社中1位あたり、逆に低いのはROE38社中22位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.8%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-5.6%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,770で、1年前と比べて+13.7%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥2,770-0.7%1ヶ月+5.7%1年+13.7%時価総額144億円
過去52週の値幅
安値¥2,310高値¥2,925

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.4倍
PER (会社予想)15.5倍
PBR0.77倍
配当利回り5.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.46%と上昇基調。8月10日の終値2691円は25日移動平均線2621円を+2.7%上回り、75日線・200日線も上回っており、中期トレンドは強気。年初来で+12.84%と堅調。52週高値2925円に対しては約8%の水準に位置。8月10日の出来高は38000株と直近の平均を大きく上回り、上昇局面での出来高増加で上値追いの様相。RSIは58.79と中立圏で、まだ上昇余地がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 16.87倍は業界平均117.53倍を大きく下回り、PBR 0.7456倍は平均0.7484倍とほぼ同水準で1倍を下回る。配当利回り5.57%は平均3.19%を上回り、ROE 4.6%は低水準だが、安定した配当が魅力。ただし、配当性向96.1%は高く、今後の増配余地は限定的。業績は減収傾向で、鉄鋼業界の需要低迷が懸念される。割安ではあるが、業績の伸び悩みには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.4倍114.6倍
PER (予想)15.5倍
PBR0.77倍0.75倍
ROE4.6%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、特殊鋼の需要が自動車業界の構造変化でどうなるか。強気派は、高級特殊鋼の需要はEV化でも変わらず、むしろ高品質化が進むとみる。また、PBR0.75倍と割安で配当利回り5.57%と高い株主還元を評価する。一方、弱気派は、原料高や需要減少で売上が減少傾向にあり、収益力が弱いと指摘。また、海外の安価な特殊鋼との競争や、自動車生産の変動に業績が左右されるリスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 技術力による需要の安定

    高級特殊鋼は品質要求が高く需要が底堅い

  • 割安な株価

    PBR0.75倍と資産価値に比べて割安

  • 高い配当利回り

    配当利回り5.57%でインカムゲインが期待できる

  • 営業利益19億円へ前期比18.8%増通年影響

    営業利益は16→19億円、減収下でも採算改善で増益

  • 配当利回り5.57%と高水準継続影響

    株価2691円に対し配当利回り5.57%、下値を支える

  • PBR0.75倍と純資産割れ継続影響

    PBR0.7456倍、1株純資産の4分の3の水準

  • フォワードPER15.1倍に改善期待決算発表後影響

    現在PER16.87倍に対し予想PER15.1倍、業績改善を見込む

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2023年3月期から2026年3月期まで減収が続く

  • 海外競争の激化

    アジアなど低価格の特殊鋼との競争が激しい

  • 収益力の低さ

    営業利益率4%未満と低水準で変動しやすい

  • 売上高が446→404億円と減少通年影響

    売上高404億円は前期比5.6%減、需要減速が続く

  • 純利益が21→15億円へ28.6%減通年影響

    2025年3月期21億円→2026年3月期15億円、大幅減益

  • ROE4.6%と資本効率の低さ継続影響

    自己資本利益率4.6%と低位、収益性が課題

  • 外国人保有比率2.79%と需給面の弱さ継続影響

    外国人保有比率は2.79%と極めて低く、需給が薄い

次の決算で確かめる点
販売量
需要動向を直接反映するため
価格動向
鋼材価格が収益に大きく影響するため
稼働率
生産効率と収益性の指標となるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり150で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは5.42%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥150
1株あたり
配当利回り
5.42%
いまの株価に対して
配当性向
96.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2590.6
2018年3月3330.045.0
2019年3月330.050.7
2020年3月330.0141.6
2021年3月330.041.0
2022年3月3815.427.6
2023年3月6060.032.7
2024年3月7829.258.5
2025年3月15093.596.4
2026年3月1606.796.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥150

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,251人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.038.942.731.452.350.9
事業法人18.416.221.019.620.625.7
金融機関30.330.823.922.917.619.3
自己株式7.97.97.67.620.67.7
外国法人10.311.29.624.88.02.7
証券会社2.02.92.81.31.41.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人ツバメの会4.71
02株式会社北國銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.48
03株式会社りそな銀行4.02
04株式会社三菱UFJ銀行3.52
05阪和興業株式会社3.40
06株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.02
07加賀商工有限会社1.92
08みずほ信託銀行株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.73
09損害保険ジャパン株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.31
10積水樹脂株式会社1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+9323%、1株純資産は14期で+931%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2350−0.5128.2
2014年3月773,5282.220.955.5
2015年3月1083,8192.917.960.1
2016年3月393,6281.032.674.1
2017年3月2343,9176.29.390.6
2018年3月2854,2187.07.445.0
2019年3月2724,2676.45.850.7
2020年3月1274,1663.08.3141.6
2021年3月2314,6765.27.641.0
2022年3月2312,5729.43.527.6
2023年3月2752,86310.14.132.7
2024年3月1523,1985.012.758.5
2025年3月1963,2636.411.496.4
2026年3月1603,6094.615.496.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額186百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
市川圭司取締役社長(代表取締役)58
胡居典明常務取締役(代表取締役)管理本部長兼 管理本部 経営企画部長65
大槻一常務取締役 事業本部長62
浜田哲洋取締役66
松尾政哉取締役 事業本部副本部長(営業・資材担当)(東日本駐在)57
金井秀人取締役 特命・関連会社担当57
山中拓郎取締役64
鳥木千鶴取締役59
細野豊取締役(監査等委員) (常勤)58
西尾宇一郎取締役(監査等委員)71
鈴木蔵人取締役(監査等委員)48
山本美帆取締役52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)614514524
社外取締役425256
取締役(社内)1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容542字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社においては、鋼管関連、自転車関連、不動産等賃貸、その他の4部門に関係する事業を主として行っています。各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 なお、下記の4部門は「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 ① 鋼管関連   普通鋼鋼管、ステンレス鋼鋼管、各種型鋼、精密加工品、自転車用リム等を当社、連結子会社大栄鋼業㈱及び連結子会社ステンレスパイプ工業㈱が製造し、当社、連結子会社アラヤ特殊金属㈱及び連結子会社ステンレスパイプ工業㈱が販売を行っています。また三宅金属㈱がステンレス及びその他金属フィルターの加工並びに販売を行っています。一方、海外では連結子会社PT.アラヤ スチール チューブ インドネシアがインドネシア国内で製造・販売を行っています。 ② 自転車関連   2025年12月末をもって完成自転車の輸入販売事業から撤退しております。 ③ 不動産等賃貸   土地、建物及び倉庫等の不動産の賃貸は当社及び連結子会社アラヤ特殊金属㈱が行っています。 ④ その他   機械部品、福祉機器の製造・販売は当社が行っています。 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,703字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、経営理念に基づき、事業活動を通じて、優れた品質の製品を提供することで、各種ステークホルダーとの相互繁栄を図り、公正かつ誠実な企業運営をもって社会の発展に貢献することを基本としています。 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、ROE(自己資本当期純利益率)およびPBR(株価純資産倍率)を重要な経営指標として考えております。また、「中期経営計画(2026)」における定量的な数値目標として売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、ROE、資本コスト、PBRを定めております。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ①基本方針 当社グループでは、「モノづくりへのこだわりで世の中の課題をカタチに変える」をテーマに「長期ビジョン2033」を策定しており、2024年4月~2027年3月の3年間を当ビジョンにて掲げる「ソリューション製造業としての地位を確立」に向けた経営基盤強化と成長戦略の基盤を構築する時期と位置付けております。 ・中期経営計画の位置づけ ・中期経営計画2026の基本方針 基本方針経営基盤強化と成長戦略の基盤構築 経営基盤強化       (鋼管、ステンレス事業) 営業エリア拡大とグループ連携強化による収益基盤構築(自転車事業) 新商品投入とコスト削減による黒字転換(工場刷新) 将来の工場ごとのコンセプトや方向性を明確化(不動産) 不動産専門部署新設、賃貸用不動産の収益性、資産効率改善(DX) グループ情報一元化のためのDXロードマップ策定 成長戦略の基盤構築       (鋼管、ステンレス事業) 新たな技術・販路獲得に向けたM&Aの情報収集・検討(海外戦略) インドネシア現地法人を起点としたASEAN市場開拓(研究開発) グループ研究開発部門新設、取引先、大学、研究機関との連携 サステナビリティ(ESG)       (マテリアリティ) マテリアリティとKPIの設定(E:環境) 二酸化炭素排出量の削減(S:社会) 人的資本経営の推進、安全衛生管理の徹底(G:ガバナンス) グループ経営体制の強化 ③利益配分・株主還元の基本方針 当社は、2027年3月期のPBR1.0倍達成に向け、本中期経営計画期間中は総還元性向100%、配当性向50%以上の実施を基本方針に、自己資本の拡大を抑制し、機動的な株主還元を実施する方針です。 ④中期経営計画2026の定量目標 2025年3月期実績   2026年3月期実績   2027年3月期 売上高(億円)   428   404   467 営業利益(億円)   16   18   35 経常利益(億円)   19   23   37 当期純利益(億円)   21   15   26 ROE(%)   6.4%   4.6%   7.7% 資本コスト(%)   6.0 ~ 8.0 PBR(倍)   0.7   0.7   1.0 ⑤対処すべき課題 今後の景気の見通しにつきましては、個人消費やインバウンド需要の堅調な推移に加え、設備投資にも動きがみられますが、原油の高騰による資材価格の上昇や調達環境の不安定さが続く中で、円安に伴う輸入コストの増加、海外経済の減速などの影響もあり、先行きの不確実性は高い状況にあります。 鉄鋼関連につきましては、建設・製造業ともに需要は横ばいから弱含みで推移すると想定され、厳しい事業環境が継続する可能性が高く、資源価格の高騰や為替の変動を背景に、原材料費や副資材の上昇が続いており、業界各社では収益確保に向け、値上げの動きが強まっております。 このような状況のもと、当社グループにおきましても、市場動向を踏まえた販売価格の見直しを進めるとともに、生産性の向上、既存製品の拡販、新製品への販売強化、さらには材料調達の見直しなど製販連携の強化により、利益の確保に努めてまいります。
事業等のリスク1,494字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。 (1) 業界動向等について 鋼管関連について 当社グループは従前どおり独立性を維持してまいりましたが、今後、国際的規模にわたっての再編成や囲い込みがあった場合、これまでの材料調達や製商品の仕入・販売ルートに影響を及ぼし不安定となる可能性があります。鉄鋼業界の再編により顧客の購入先が政策的に変更されることや、商社の合併により取引先が変更となる可能性があります。また、為替変動に伴う各種コストの上昇リスクや国内外の景気の下振れリスクなどが、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 材料の市況変動の影響について 鋼管関連事業においては、普通鋼及びステンレス鋼の薄板(鋼帯)を鋼管・型鋼の材料として使用しております。これらの薄板(鋼帯)の市場価格は当社グループではコントロールできないものであり、世界的な需給バランスによって鉄鉱石・原料炭やニッケルなどの原料価格は絶えず変動しており、メーカー主導で価格決定されます。 当社グループでは、随時市況価格を注視しながら取引業者との価格交渉にあたっておりますが、材料価格の変動について、大幅に高騰した場合には材料費や商品仕入価格の上昇を招き、速やかな販売価格への転嫁が課題となり、適正な価格に上昇するまでの間は収益が圧迫され、大幅に下落した場合には下落前に保有する材料・製品・商品において、先安感により下落した販売価格の影響を受けることになり、それぞれ当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 (3) 貸倒引当金について 当社グループは、受取手形や売掛金等の債権の貸倒損失に備えるため、貸倒引当金を計上しています。貸倒懸念のある特定の債権等については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。したがって、景気後退、需要低迷に伴い、鉄鋼業界において不良債権発生の危険度が高くなることが予想されます。今後、新たに顧客等の財政状態が悪化し、その支払い能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 (4) 退職給付債務について 当社グループは、わが国の会計基準に従い、退職給付債務を処理しておりますが、当社グループにおける退職給付制度について再検討する必要が生じる可能性や今後年金資産の運用環境の悪化等から数理計算上の差異が発生する可能性もあります。これらの場合、退職給付債務の増加等、費用処理される債務金額が増加することにより、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 (5) 株価の変動について 当社グループが保有している投資有価証券の株価が大幅に下落した場合には、減損又は評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすおそれがあります。 (6) 自然災害による影響について 大規模な地震や大型の台風の発生により、直接損害を受けた場合や生産活動の停止等を余儀なくされた場合は、販売量の減少に伴って粗利益が圧迫される他に災害による損失を計上することとなり、当社グループの業績に影響を及ぼすおそれがあります。 (7) 感染症のリスクについて 感染症が発生し、広範囲かつ長期的に影響がおよんだ場合、販売量や生産量の低下などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,485字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の継続や中東情勢をはじめとする海外経済の不確実性により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 鉄鋼業界においては、建設・製造分野を中心としたコストの高止まり等の影響により、投資計画の見直しや中止の動きがみられ、国内需要は低調に推移いたしました。加えて、安価な海外材の流入により国内市況は悪化し、事業環境は厳しい状況が続きました。 このような事業環境のもと、当社グループの主力である鋼管事業については、生産体制の再構築および採算性の見直しを進めるとともに、新製品の拡販や新規顧客の開拓に取り組みましたが、販売数量は微減となり、販売価格の下落も影響し、売上高は減少いたしました。一方で、不採算部門の見直しを進めたことにより、収益性は改善いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は40,447百万円(前年度比5.6%減)、営業利益は1,885百万円(前年度比14.9%増)、経常利益は2,306百万円(前年度比21.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,521百万円(前年度比28.5%減)となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 (鋼管関連) 普通鋼製品につきましては、自動車関連分野では、インバウンド需要の回復により観光バス向け需要に持ち直しの動きがみられたものの、北米向け輸出環境の不透明さなどから、市況は弱含みで推移いたしました。また、建築関連分野では、資材価格の高止まりや時間外労働規制の影響により、中小規模案件の延期・見直し・中止が相次ぎ、需要の低迷が続きました。このような状況の中、紐付き案件や物件の受注獲得に注力した結果、販売数量は前年並みを維持いたしました。 ステンレス鋼製品につきましては、食品・医療分野を中心に低水準ながら一定の需要がみられ、造船分野も堅調に推移したものの、海外材の流入による価格競争の激化や半導体関連需要の回復の遅れなどにより、数量・金額ともに伸び悩む結果となりました。 この結果、当セグメントの売上高は39,592百万円(前年度比5.6%減)、営業利益は1,290百万円(前年度比12.0%減)となりました。 (自転車関連) 自転車関連におきましては、2025年12月をもって完成自転車販売事業から撤退いたしました。前年度は完成車の在庫について評価損を計上したことにより多額の損失を計上いたしましたが、当期は撤退後のアフターサービス対応等に伴う費用の発生にとどまり、前年度に比べ損失は縮小しました。 この結果、当セグメントの売上高は124百万円(前年度比48.4%減)、営業損失は17百万円(前年度は営業損失301百万円)となりました。 (不動産等賃貸) 不動産等賃貸収入につきましては、東京都大田区の地代収入を中心に、関西工場リム工場跡地の地代収入や東京都江東区の自社ビル「アラヤ清澄白河ビル」の賃貸収入、大阪府茨木市の地代収入などにより、安定した業績をあげております。加えて、賃貸料の値上げ等により、収益は増加いたしました。 この結果、当セグメントの売上高は692百万円(前年度比13.1%増)、営業利益は603百万円(前年度比14.6%増)となりました。 資産、負債及び純資産の状況 (資産) 当連結会計年度末の総資産は59,521百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,460百万円増加しました。流動資産は29,833百万円となり652百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加2,098百万円、受取手形の減少825百万円であります。固定資産は29,688百万円となり6,808百万円の増加となりました。これは主に、建設仮勘定の増加1,002百万円、投資有価証券の増加4,147百万円であります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は24,616百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,134百万円増加しました。流動負債は17,294百万円となり1,700百万円の増加となりました。これは主に、短期借入金の増加1,190百万円であります。固定負債は7,321百万円となり2,433百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加879百万円、繰延税金負債の増加1,687百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は34,905百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,326百万円増加しました。これは主に、その他有価証券評価差額金の増加2,766百万円であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、8,801百万円となり、前連結会計年度末より2,098百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は3,402百万円(前年度は2,733百万円の資金の増加)となりました。これは主に、棚卸資産の増減額が1,082百万円の資金増加となったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は1,942百万円(前年度は590百万円の資金の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が1,466百万円の資金減少となったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増加は648百万円(前年度は6,052百万円の資金の減少)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が1,265百万円の資金増加、長期借入れによる収入が1,200百万円の資金増加、配当金の支払額による支出が1,437百万円の資金減少となったことなどによるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率   54.5   59.0   61.2   59.8   57.8 時価ベースの自己資本比率   17.3   23.3   36.8   40.9   39.2 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率   5.3   3.0   2.0   2.1   2.3 インタレスト・カバレッジ・ レシオ   34.1   60.6   88.9   60.3   39.9 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式をベースに計算しています。 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。 (注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としています。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼管関連   23,924   △5.0 その他   8   △72.0 合計   23,972   △5.1 (注) 金額は平均販売価格によっております。なお事業管理区分の変更に伴い、当連結会計年度より事業セグメントの集約区分の方法を変更しております。詳細につきましては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 b. 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼管関連   14,167   △10.8 自転車関連   16   △93.2 その他   7   △13.0 合計   14,191   △12.0 c. 受注状況 鋼管関連事業及び自転車関連事業はいずれも見込生産であって受注生産は行っていません。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼管関連   39,592   △5.6 自転車関連   124   △48.4 不動産等賃貸   692   13.1 その他   37   △29.4 合計   40,447   △5.6 (注)  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相 手 先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 阪和興業株式会社   6,149   14.4   6,017   14.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 当社グループの当連結会計年度の経営成績の分析 (概要) 我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、緩やかな回復基調で推移したものの、物価上昇の継続や中東情勢をはじめとする海外経済の不確実性により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。鉄鋼業界においては、建設・製造分野を中心としたコストの高止まり等の影響により、投資計画の見直しや中止の動きがみられ、国内需要は低調に推移いたしました。加えて、安価な海外材の流入により国内市況は悪化し、事業環境は厳しい状況が続きました。当社グループの主力である鋼管事業については、生産体制の再構築および採算性の見直しを進めるとともに、新製品の拡販や新規顧客の開拓に取り組みましたが、販売数量は微減となり、販売価格の下落も影響し、売上高は減少いたしました。一方で、不採算部門の見直しを進めたことにより、収益性は改善いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は40,447百万円(前年度比5.6%減)、営業利益は1,885百万円(前年度比14.9%増)、経常利益は2,306百万円(前年度比21.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,521百万円(前年度比28.5%減)となりました。 また、当連結会計年度におけるROE(自己資本当期純利益率)は、親会社株主に帰属する当期純利益が前年度比28.5%減の1,521百万円となったことなどにより、前連結会計年度より1.7ポイント減少し4.6%となりました。 (売上高) 鋼管関連の売上高は39,592百万円であり、前連結会計年度に比べ5.6%減少しました。普通鋼製品につきましては、自動車関連分野では、インバウンド需要の回復により観光バス向け需要に持ち直しの動きがみられたものの、北米向け輸出環境の不透明さなどから、市況は弱含みで推移いたしました。また、建築関連分野では、資材価格の高止まりや時間外労働規制の影響により、中小規模案件の延期・見直し・中止が相次ぎ、需要の低迷が続きました。このような状況の中、紐付き案件や物件の受注獲得に注力した結果、販売数量は前年並みを維持いたしました。ステンレス鋼製品につきましては、食品・医療分野を中心に低水準ながら一定の需要がみられ、造船分野も堅調に推移したものの、海外材の流入による価格競争の激化や半導体関連需要の回復の遅れなどにより、数量・金額ともに伸び悩む結果となりました。 自転車関連の売上高は124百万円であり、前連結会計年度に比べ48.4%減少しました。自転車関連におきましては、2025年12月をもって完成自転車販売事業から撤退いたしました。前年度は完成車の在庫について評価損を計上したことにより多額の損失を計上いたしましたが、当期は撤退後のアフターサービス対応等に伴う費用の発生にとどまり、前年度に比べ損失は縮小しました。 不動産等賃貸の売上高は692百万円であり、前連結会計年度に比べ13.1%増加しました。不動産等賃貸収入につきましては、東京都大田区の地代収入を中心に、関西工場リム工場跡地の地代収入や東京都江東区の自社ビル「アラヤ清澄白河ビル」の賃貸収入、大阪府茨木市の地代収入などにより、安定した業績をあげております。加えて、賃貸料の値上げ等により、収益は増加いたしました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は8,317百万円であり、前連結会計年度に比べ7.8%増加しました。全体の売上総利益率については、前連結会計年度より2.6ポイント増加し、20.6%となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は6,431百万円であり、前連結会計年度に比べ5.9%増加しました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は1,885百万円であり、前連結会計年度に比べ14.9%増加しました。鋼管関連の営業利益は1,290百万円であり、前連結会計年度に比べ12.0%減少しました。自転車関連の営業損失は17百万円であり、前連結会計年度は営業損失301百万円でありました。不動産等賃貸の営業利益は603百万円であり、前連結会計年度に比べ14.6%増加しました。 (営業外収益) 当連結会計年度の営業外収益は533百万円であり、前連結会計年度に比べ23.6%増加しました。主なものとして受取配当金352百万円を計上しました。 (営業外費用) 当連結会計年度の営業外費用は112百万円であり、前連結会計年度に比べ32.7%減少しました。主なものとして支払利息86百万円を計上しました。 (特別利益) 当連結会計年度の特別利益は63百万円であり、主なものとして投資有価証券売却益27百万円、保険解約返戻金20百万円を計上しました。 (特別損失) 当連結会計年度の特別損失は123百万円であり、主なものとして固定資産除却損121百万円を計上しました。 (非支配株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は31百万円であり、主なものとしてステンレスパイプ工業株式会社の非支配株主に帰属する利益であります。 b. 当社グループの当連結会計年度の財政状態の分析 (現金及び預金) 当連結会計年度末における現金及び預金の残高は8,801百万円となり、前連結会計年度末より2,098百万円増加しました。 (売上債権) 当連結会計年度末における売上債権の残高は11,533百万円となり、前連結会計年度末より434百万円減少しました。これは主に、鋼管関連にて第4四半期での販売が減少したことによるものであります。 (商品及び製品) 当連結会計年度末における商品及び製品の残高は6,570百万円となり、前連結会計年度末より673百万円減少しました。これは主に、原材料価格の低下に伴い製品単価が低下したことによるものであります。 (貸倒引当金) 当社グループは、受取手形や売掛金等の債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により計上し、また、貸倒懸念のある特定の債権等については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。当連結会計年度末は合計で23百万円計上しています。 なお、現金及び預金の増加が主たる要因となって、当連結会計年度末における流動資産合計の残高は前連結会計年度末より652百万円増加し、29,833百万円となりました。 (有形固定資産) 当連結会計年度末における有形固定資産の残高は14,098百万円となり、前連結会計年度末より1,734百万円増加しました。これは主に、鋼管関連で新家工業株式会社の千葉工場における新倉庫・事務所及び厚生棟の建設に関する建設仮勘定872百万円を計上したことなどによるものであります。 (投資有価証券) 当連結会計年度末の投資有価証券の残高は13,453百万円となり、前連結会計年度末より4,147百万円増加しました。これは主に、保有株式等の時価が上昇したことによるものであります。 なお、投資有価証券の増加が主たる要因となって、当連結会計年度末における固定資産合計の残高は前連結会計年度末より6,808百万円増加し、29,688百万円となりました。 (仕入債務) 当連結会計年度末における仕入債務の残高は9,366百万円となり、前連結会計年度末より116百万円減少しました。これは主に、鋼管関連にて第4四半期での仕入が減少したことによるものであります。 (短期借入金) 当連結会計年度末における短期借入金の残高は4,910百万円となり、前連結会計年度末より1,190百万円増加しました。 (未払法人税等) 当連結会計年度末における未払法人税等の残高は159百万円となり、前連結会計年度末より500百万円減少しました。 なお、短期借入金の増加が主たる要因となって、当連結会計年度末における流動負債合計の残高は前連結会計年度末より1,700百万円増加し、17,294百万円となりました。 (長期借入金) 当連結会計年度末における長期借入金の残高は2,509百万円となり、前連結会計年度末より879百万円増加しました。 (繰延税金負債) 当連結会計年度末における繰延税金負債の残高は3,367百万円となり、前連結会計年度末より1,687百万円増加しました。 (退職給付に係る負債) 当連結会計年度末における退職給付に係る負債の残高は663百万円となり、前連結会計年度末より166百万円減少しました。 なお、繰延税金負債の増加が主たる要因となって、当連結会計年度末における固定負債合計の残高は前連結会計年度末より2,433百万円増加し、7,321百万円となりました。 (利益剰余金) 当連結会計年度末における利益剰余金の残高は19,711百万円となり、前連結会計年度末より3,206百万円減少しました。 (自己株式) 当連結会計年度末における自己株式の残高は1,723百万円となり、前連結会計年度末より3,361百万円増加しました。 (その他有価証券評価差額金) 当連結会計年度末におけるその他有価証券評価差額金の残高は7,242百万円となり、前連結会計年度末より2,766百万円増加しました。 なお、その他有価証券評価差額金の増加が主たる要因となって、当連結会計年度末における純資産合計の残高は前連結会計年度末より3,326百万円増加し、34,905百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの営業取引に係る資金は、主に製品の製造に使用する原材料の調達や製造費用、販売費及び一般管理費等に使用されています。これらの資金は主に自己資金で対応しており、一部、金融機関から短期資金及び長期資金の借り入れを行っています。設備投資に係る資金は、自己資金及び金融機関からの借り入れで対応しています。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループにおける重要な会計方針及び見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」をご参照下さい。 当社グループの連結財務諸表の作成において、経営者は資産、負債及び収益、費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことを要求されています。この見積り及び仮定は過去の実績並びに決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいています。しかし、実際の業績は、これらの見積り及び仮定とは異なる場合があります。 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されており、その影響は、その見積りを見直した期間及びそれ以降の期間において認識しています。 当社グループの連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は以下のとおりであります。 ・棚卸資産の評価 棚卸資産は、製造原価並びに取得原価で測定していますが、報告期間末における正味実現可能価額が製造原価並びに取得原価より下落している場合には、正味実現可能価額で測定し、製造原価並びに取得原価との差額を売上原価に認識しています。また、滞留する棚卸資産については、将来の需要などを反映して正味実現可能価額等を算定しています。しかし、将来の事象の結果、見直しが必要となった場合、当社グループの将来の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・有形固定資産、無形資産の減損 当社グループは、有形固定資産、無形資産について、回収可能価額が帳簿価額を下回る兆候がある場合には、減損テストを実施しております。減損テストを実施する兆候は、過去あるいは見込まれる営業成績に対しての著しい実績の悪化、取得した資産の用途の著しい変更及び時価の著しい下落等が含まれます。また、減損テストにおける回収可能価額の算定においては、将来キャッシュ・フロー等については、業績予想等、最善の見積もりにより決定しています。しかし、将来の事象の結果、見直しが必要となった場合、当社グループの将来の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産は、将来減算一時差異等を使用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しています。課税所得が生じる可能性の判断においては、業績予想等に基づき課税所得の発生時期及び金額を見積もっています。しかし、将来の事象の結果、見直しが必要となった場合、当社グループの将来の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

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