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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フジクラ

Fujikura Ltd.5803 · Prime · 非鉄金属

電線・光ケーブル大手。情報通信・エネルギー・自動車・エレクトロニクス向けに多様な製品をグローバルに供給。

概要

フジクラは1910年創業の総合電線メーカーである。光ファイバ、電力ケーブル、自動車用ワイヤハーネスなどを世界50カ国以上で展開し、連結従業員数は約5万600人(2025年度末)。情報通信事業を最大の収益源とし、2025年度の連結売上高は1兆1824億円、営業利益1887億円に達する。東京証券取引所プライム市場に上場(1949年5月)。

5つの事業部門で構成されるポートフォリオ

フジクラは情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、不動産の5部門で事業を展開する。2025年度の売上高構成比は情報通信が55%(6530億円)と過半を占め、次いで自動車15%(1794億円)、エレクトロニクス15%(1723億円、ただし減収)、エネルギー13%(1570億円)、不動産1%(110億円)である。情報通信部門の営業利益は1527億円と全社の81%を占め、データセンター向け需要の拡大が収益を牽引する。

世界110以上の拠点を持つグローバル体制

グループは子会社107社、関連会社12社で構成される。生産拠点はタイ、中国、ベトナム、米国、メキシコ、欧州など38の国と地域に広がる。1984年にタイに最初の現地法人を設立して以降、アジアを中心に拡大。2013年には米国子会社AFL Telecommunications LLCを通じて北米市場を強化し、2025年度には同地域でデータセンター向け光配線ソリューションの需要を取り込んだ。

過去10年で売上高倍増、営業利益率14%に改善

2015年度の売上高は6615億円だったが、2025年度には1兆1824億円に達した。営業利益は同期間に122億円から1887億円へと約15倍に拡大し、営業利益率は1.8%から15.9%に急上昇した。要因は情報通信部門の高成長であり、同事門の売上高は2015年度比で約3倍となった。一方、エレクトロニクス部門は2025年度に減収減益となり、サプライチェーン問題と競争激化の影響を受けた。

業界の中での役割は電線・ケーブルメーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.2兆円
営業利益
1,887億円
営業利益率
16.0%
純利益
1,572億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
情報通信 事業部門6,530億円55.2%1,527億円23.4%
自動車 事業部門1,794億円15.2%68億円3.8%
エレクトロニクス事業部門1,723億円14.6%77億円4.5%
エネルギー事業部門1,570億円13.3%189億円12.0%
不動産 事業部門110億円0.9%50億円45.5%
その他(注)97億円0.8%-24億円-24.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報通信主力

光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等を提供。通信キャリアやデータセンター向けに、高速大容量通信を支える製品をグローバルに供給。

主な製品・サービス3
光ファイバ
石英ガラス製の光伝送路。長距離・高速通信に不可欠。
光ケーブル
光ファイバを束ねて保護したケーブル。屋外・屋内配線用。
光部品
光コネクタ、光スプリッタ等の光ネットワーク構成部品。

02自動車主力

自動車用ワイヤハーネス、電装品等を提供。世界中の自動車メーカー向けに、車両の電装系統を束ねるワイヤハーネスを供給。

主な製品・サービス2
自動車用ワイヤハーネス
車内の電力を伝送し、電子機器を接続するケーブルアセンブリ。
電装品
自動車用電子部品・ユニット。

03エネルギー主力

電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線等を提供。電力会社や建設会社向けに、送配電用・建築用の電線を供給。

主な製品・サービス2
電力ケーブル
高電圧送電から低圧配電まで様々な電力ケーブル。
通信ケーブル
銅線を用いたメタル通信ケーブル。

04エレクトロニクス準主力

プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等を提供。家電・情報機器・産業機器向け。

主な製品・サービス2
プリント配線板
電子回路を形成した基板。スマートフォンや車載機器等に使用。
ハードディスク用部品
HDDのヘッド周辺の精密部品。

05不動産副次

不動産賃貸等(当社の不動産事業部門)。

製品と技術

光ファイバと高密度光ケーブル「Spider Web Ribbon」

情報通信部門の中核製品は光ファイバと光ケーブルである。独自開発の「Spider Web Ribbon®/Wrapping Tube Cable®」(SWR®/WTC®)は、高密度配線を実現し、データセンターの省スペース化に貢献する。2025年度にはこの製品群への需要が急増し、同部門の売上高は6530億円に達した。米国子会社AFL Telecommunications LLCが製造・販売を担う。

自動車用ワイヤハーネスと電装品

自動車事業部門では、ワイヤハーネスと電装品を世界中の自動車メーカーに供給する。生産拠点はタイ、ベトナム、中国、メキシコ、パラグアイなどに広がり、2025年度の売上高は1794億円。銅価格高騰の影響を受けたが、売価転嫁が進み営業利益は68億円と前期比17%増加した。

フレキシブルプリント配線板とコネクタ

エレクトロニクス部門では、スマートフォンなど向けのフレキシブルプリント配線板(FPC)や各種コネクタを手掛ける。2022年3月には子会社「フジクラプリントサーキット」を設立し、生産体制を強化した。しかし2025年度はサプライチェーン問題と競争激化により、売上高1723億円(前期比7.3%減)、営業利益77億円(同66.5%減)と苦戦した。

超電導ケーブルを含むエネルギー関連製品

エネルギー事業部門では、電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線などを供給する。高採算製品の出荷増加と銅価デリバティブ評価益により、2025年度の営業利益は189億円(前期比58.6%増)。また超電導ケーブルの技術開発も進めており、将来のエネルギーインフラへの応用を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

光ケーブル世界大手、高成長も収益性が課題

フジクラは光ファイバーケーブルで世界有数のシェアを持ち、売上高は2024年の7998億円から2026年に1.18兆円へ急拡大。営業利益率も13.84%から15.96%へ上昇し、業績は好調。同業の住友電気工業が総合電線ではあるが、同社は光通信分野に特化し、データセンター需要を取り込んでいる。ただし、JX金属などの資源系企業と比べると規模は小さく、収益性は改善しているものの、さらなる向上が求められる。

強み

  • 光ケーブルで圧倒的なシェアを誇り、通信インフラの需要に乗っている。
  • 売上高が2年で約1.5倍に成長しており、データセンター市場の恩恵を受ける。
  • 営業利益率が上昇しており、高付加価値製品の販売が進んでいる。
  • 光ファイバー技術でリードし、次世代通信にも対応。

課題

  • 住友電気工業など総合電線メーカーとの競争があり、シェア維持が課題。
  • 光通信事業への依存が強く、需要が減れば業績に直結する。
  • JX金属などに比べ規模が小さく、資源調達などで不利になる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がフジクラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15108ブリヂストン2.9兆円20.8倍
25802住友電気工業1.7兆円18.2倍
37309シマノ1.7兆円28.9倍
45334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍
55706三井金属1.5兆円16.5倍
65803フジクラ1.5兆円53.8倍
75333NGK1.5兆円25.0倍
86479ミネベアミツミ1.4兆円13.1倍
95101横浜ゴム1.2兆円7.8倍
105991日本発條7,593億円23.9倍
116481THK7,450億円28.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

藤倉電線として分離独立した1910年

1910年3月、藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離し、資本金50万円で藤倉電線株式会社を東京・千駄ヶ谷に設立した。1923年1月には本社・工場を現在の東京都江東区木場に移転。1949年5月に東京証券取引所に上場し、1961年には市場第一部に指定された。

国内生産拠点を拡大した高度成長期

1954年に静岡県沼津市に沼津工場、1965年に千葉県佐倉市に佐倉工場、1970年に三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を開設した。これらの工場は電力ケーブルや通信ケーブルの生産拠点として機能し、国内の電線需要拡大に対応した。

タイを皮切りに進んだ海外展開(1980年代〜1990年代)

1984年8月、タイに現地法人Fujikura (Thailand) Ltd.を設立。1988年にはコネクタ製造販売会社DDK(Thailand) Ltd.、1990年には香港に販売会社を設立した。1992年10月、商号を株式会社フジクラに変更。1998年にはタイに地域統括会社を設置し、アジアでの経営基盤を固めた。

事業再編と統合が相次いだ2000年代

2005年1月、電力事業を株式会社ビスキャスへ営業譲渡し、古河電気工業との統合を完了。同年、三菱電線工業との販売合弁会社フジクラ・ダイヤケーブルを設立。2008年にはスペインのワイヤハーネス会社を買収し、欧州での自動車事業を拡大。2013年にはカンパニー制を導入し、事業部制への移行を進めた。

情報通信事業の成長とプライム市場移行(2020年代)

2021年4月、カンパニー制を廃止し組織を再編。2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行した。2024年4月には導体事業をフジクラ・ダイヤケーブルに集約し、銅電線製造販売の効率化を図った。2025年度には情報通信事業の売上高が前期比44.7%増の6530億円となり、全社の成長を牽引した。

2028年中期計画でデータセンター投資を加速

2026年5月に策定した「2028年中期経営計画」では、成長分野への戦略的投資を掲げ、最終年度の目標として売上高1兆6000億円、営業利益3150億円を目指す。特にデータセンター向けの高密度光配線ソリューションとHDD用部品の強化を重点分野とし、2028年度にはROE28.5%を目標とする。

年表36件を開く

1910年代

  • 1910年3月創業藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し、東京千駄ヶ谷に資本金50万円をもって藤倉電線株式会社を設立

1920年代

  • 1923年1月本社・工場を現在地(江東区木場)に移転

1940年代

  • 1949年5月上場東京証券取引所に上場

1950年代

  • 1954年4月静岡県沼津市に沼津工場を開設

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場区分設置(市場第一部、市場第二部)。東京証券取引所市場第一部上場となる
  • 1965年1月千葉県佐倉市に佐倉工場を開設

1970年代

  • 1970年6月三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を開設

1980年代

  • 1984年8月創業タイに現地法人「Fujikura (Thailand) Ltd.」を設立
  • 1988年3月創業タイにコネクタ製造販売会社「DDK(Thailand)Ltd.」を設立
  • 1988年6月創業イギリスに現地法人「Fujikura Europe Ltd.」を設立

1990年代

  • 1990年3月東京都江東区木場深川工場敷地の一部に本社ビル竣工
  • 1990年8月創業香港に電子関連製品の販売会社「Fujikura Hong Kong Ltd.」を設立
  • 1992年10月商号変更商号を藤倉電線株式会社から株式会社フジクラに変更
  • 1998年2月創業タイに地域統括会社「Fujikura Management Organization (Thailand) Ltd.」を設立

2000年代

  • 2001年4月創業中国に電子材料の新会社「藤倉電子(上海)有限公司」を設立
  • 2003年1月旧深川工場跡地再開発でオフィス棟等がオープン
  • 2003年7月創業中国に統括営業会社「藤倉貿易(上海)有限公司」(現:藤倉(中国)有限公司)を設立
  • 2005年1月M&A「株式会社ビスキャス」へ電力事業全般について営業譲渡を行い、古河電気工業株式会社との同事業に関する事業統合を完了
  • 2005年1月三菱電線工業株式会社との建設・電販事業の販売合弁会社「株式会社フジクラ・ダイヤケーブル」を設立
  • 2005年3月創業アメリカに情報通信及び自動車用電装品の製造販売会社「America Fujikura Ltd.」及び情報通信関連製品の製造販売会社「AFL Telecommunications LLC」を設立
  • 2008年6月M&Aスペインのワイヤハーネス製造会社を100%子会社化し、「Fujikura Automotive Europe S.A.U.」へ社名変更
  • 2009年5月創業「藤倉烽火光電材料科技有限公司」を設立

2010年代

  • 2010年4月M&Aタイの子会社7社を統合し、「Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.」を設立
  • 2013年4月商号変更米沢電線株式会社の電線事業を新会社(現:米沢電線株式会社)へ分割し、本体のワイヤハーネス事業をフジクラ電装株式会社へ商号変更
  • 2013年4月機構改革により社内カンパニー制を導入
  • 2015年12月創業America Fujikura Ltd.が米国に光接続用製品の製造・販売会社「AFL IG LLC」を設立
  • 2016年4月M&A当社及び三菱電線工業株式会社の産業用電線事業全般に係る製造事業及び販売事業を株式会社フジクラ・ダイヤケーブルに統合
  • 2016年10月株式会社ビスキャスの再編に伴い、配電線・架空送電線事業を当社へ移管
  • 2017年6月監査等委員会設置会社に移行

2020年代

  • 2021年4月組織改正によりカンパニー制を廃止
  • 2021年6月創業タイに電子部品製造会社「Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.」を設立
  • 2022年3月創業フレキシブルプリント配線板の製造販売会社「株式会社フジクラプリントサーキット」を設立
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2022年9月創業香港に電子関連製品の販売会社「藤倉香港貿易有限公司」を設立
  • 2022年11月M&AAFL IG LLCをAFL Telecommunications LLCに吸収合併
  • 2024年4月導体事業を分割して株式会社フジクラ・ダイヤケーブルに承継し、銅電線製造販売事業を同社に集約

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで1兆6,000億円
  • 営業利益2028年度まで3,150億円
  • ROE2028年度まで28.5%
  • ROIC2028年度まで21.6%
  • 連結配当性向40%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    攻めの選択と集中への転換

    強固な財務基盤を土台に、前中期経営計画の「守りの選択と集中」から「攻めの選択と集中」へ舵を切り、成長分野への戦略的投資を加速する。情報インフラ、情報ストレージ、情報端末の3分野に注力し、特にデータセンタ需要拡大が見込まれる情報インフラ・情報ストレージへ経営リソースを重点配分する。

  2. 02

    高密度光配線ソリューションの拡充

    生成AI普及に伴うデータセンタ市場向けに、光ファイバケーブルや多心光コネクタ、エンジニアリングサービスを含む高密度光配線ソリューションの拡充・拡販を図る。HDD用部品の生産体制やサーマル製品の開発を強化し、データセンタ構築に貢献する。

  3. 03

    生産能力の増強とグローバル展開

    光ファイバケーブルは日米で最大3,000億円を投じ生産能力を最大3倍に拡大。多心光コネクタも増産し、ベトナム・メキシコ・ポーランド等で配線部品の生産能力を強化。米国に加えアジア・オセアニア等グローバルで市場・顧客開拓を推進する。

  4. 04

    電子・電装事業のシナジー創出

    2026年度よりエレクトロニクス事業と自動車事業を統合し、電子・電装事業部門として運営。両事業の強み(高精度・微細加工技術と優良顧客基盤・グローバル生産拠点)を活用し共創を深化、次世代車やAIロボット向けなど新ビジネス創出を目指す。

  5. 05

    研究開発の重点領域への集中

    リソースを最適配分し、短期事業化テーマは事業部門へ移管、中長期コア技術創出に注力。重点領域は超電導、ファイバレーザ、次世代光ファイバ。超電導線材の性能向上、ファイバレーザの高出力化、マルチコアファイバ等による細径化・低損失化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で50,586人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は935万円で、9期前と比べて+30.6%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は15.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月56,961
2018年3月58,422
2019年3月71642.717.757,228
2020年3月70342.817.655,936
2021年3月63942.016.053,717
2022年3月72442.417.052,434
2023年3月77043.016.054,762
2024年3月84543.917.250,254
2025年3月86743.116.151,262264
2026年3月93543.415.450,586373

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 13 / 海外 12、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社他 — 東京都江東区375億円
情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門
本社工場 — 米国324億円
情報通信事業部門
佐倉事業所 — 千葉県佐倉市277億円
情報通信事業部門
本社工場 — タイ187億円
エレクトロニクス事業部門
本社工場 — 中国9,832百万円
情報通信事業部門
本社工場 — 大分県大分市3,259百万円
エネルギー事業部門
鈴鹿事業所 — 三重県鈴鹿市2,960百万円
情報通信事業部門
本社工場 — ポーランド2,902百万円
情報通信事業部門
秋田工場 — 秋田県秋田市2,257百万円
エレクトロニクス事業部門
本社工場 — ベトナム2,058百万円
自動車事業部門
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    西日本電線㈱
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権60.8%
  • 国内
    フジクラ電装㈱(注)2
    山形県米沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フジクラ・ダイヤケーブル(注)2
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権70.7%
  • 国内
    ㈱フジクラプリントサーキット
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Conec (THAILAND) LTD. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Conec (THAILAND) LTD. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Electronics(Thailand)Ltd. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Electronics(Thailand)Ltd. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    藤倉烽火光電材料科技 有限公司(注)2
    中国 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    藤倉烽火光電材料科技 有限公司(注)2
    中国 · 連結子会社
    議決権20.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • 藤倉香港貿易有限公司(注)2中国100%
  • 藤倉香港貿易有限公司(注)2中国100%
  • America Fujikura Ltd. (注)2アメリカ100%
  • America Fujikura Ltd. (注)2アメリカ100%
  • AFL Telecommunications LLC (注)2、5アメリカ100%
  • AFL Telecommunications LLC (注)2、5アメリカ100%
  • Fujikura Automotive Europe S.A.U.スペイン100%
  • Fujikura Automotive Europe S.A.U.スペイン100%
  • Fujikura Electronics Vietnam Ltd.ベトナム100%
  • Fujikura Electronics Vietnam Ltd.ベトナム100%
  • その他79社
  • 藤倉化成㈱(注)3東京都港区22%
  • その他11社
国際子会社 (GLEIF登録 3社)
  • JP株式会社フジクラ・ダイヤケーブル
  • GBFUJIKURA EUROPE LIMITED
  • DEAFL Telecommunications GmbH

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラムMW級航空機電気モータ給電システムの技術開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-18
    499万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.2兆円営業利益1,887億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.7%、利益が+39.3%。

売上高
+20.7%
1.2兆円
営業利益
+39.3%
1,887億円
純利益
+72.6%
1,572億円
営業利益率
16.0%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.8兆円1.2兆円
営業利益4,320億円1,887億円
純利益3,260億円1,572億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,020億円、営業利益は1,048億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+111.4%、営業利益は+731.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,937−56
2024年1Q1,9021266.6111
2024年2Q2,0171829.0141
2024年3Q2,0712069.9106
2024年4Q2,008152
2025年2Q4,47555112.3287
2025年4Q5,31980415.1624
2026年2Q5,59090216.1671
2026年4Q6,23498515.8901
2027年1Q4,0201,04826.1804

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,911億円から1.2兆円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は16.0%。売上は2期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
米沢電線株式会社の電線事業を新会社(現:米沢電線株式会社)へ分割し、本体のワイヤハーネス事業をフジクラ電装株式会社へ商号変更
2013年3月0.491330
2014年3月0.5913833
America Fujikura Ltd.が米国に光接続用製品の製造・販売会社「AFL IG LLC」を設立
2015年3月0.66211122
当社及び三菱電線工業株式会社の産業用電線事業全般に係る製造事業及び販売事業を株式会社フジクラ・ダイヤケーブルに統合
2016年3月0.68246113
2017年3月0.65326129
2018年3月0.74341184
2019年3月0.7121015
2020年3月0.6713−385
タイに電子部品製造会社「Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.」を設立
2021年3月0.64184−54
フレキシブルプリント配線板の製造販売会社「株式会社フジクラプリントサーキット」を設立
2022年3月0.67341391
2023年3月0.81679409
2024年3月0.80697510
2025年3月0.981,3551,37213.8911
2026年3月1.181,8871,99516.01,572

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは1,887億円16.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,572億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.9%8,501億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.1%1,436億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.0%1,887億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.2pt
16.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.3pt
13.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+24.3pt
32.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,329億円、投資CFが−362億円で、差し引きのフリーCFは967億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,789億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月226−561122−335423
2014年3月310−289−6821393
2015年3月206−261−44−55333
2016年3月483−373−99110321
2017年3月436−606164−170307
2018年3月278−34496−66336
2019年3月420−48284−62362
2020年3月464−3941770440
2021年3月626−71−265555742
2022年3月40478−369482904
2023年3月581−97−3394841,066
2024年3月944−215−3607291,470
2025年3月1,159−209−5749501,842
2026年3月1,329−362−1,1139671,789

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9,695億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,932億円で、自己資本比率は57.8%(業種中央値53.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月5,2892,0483,24136.0
2014年3月5,3732,0723,30135.9
2015年3月5,7762,3453,43137.9
2016年3月5,5272,1803,34735.9
2017年3月5,8862,2453,64134.4
2018年3月6,3812,4203,96134.4
2019年3月6,3832,4093,97433.9
2020年3月5,7611,7214,04026.4
2021年3月5,6911,8453,84628.6
2022年3月6,1152,4373,67836.1
2023年3月6,5682,9443,62441.2
2024年3月7,2393,6663,57347.1
2025年3月8,3034,3533,95049.1
2026年3月9,6955,9323,76357.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,812億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3,853億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
557億円
在庫として抱えている分
負債合計
3,763億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE32社中2位あたり、逆に低いのは配当利回り32社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
32.5%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.0%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.8%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.7%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,090で、1年前と比べて+148.6%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥5,090-3.9%1ヶ月+10.0%1年+148.6%時価総額1.5兆円
過去52週の値幅
安値¥2,041.667高値¥7,933

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)53.8倍
PER (会社予想)25.9倍
PBR13.85倍
配当利回り0.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+11.7%、1年で+180%と上昇が顕著。8月7日には出来高1億2867万株と急増し、8月17日に6078円の直近高値を付けた。25日線4901円を+7.7%上回り、上昇トレンドが継続。52週高値7933円にはまだ20%以上届かないが、52週安値1883円からは+180%の大幅高。8月21日は5280円と反落したが、75日線5188円は維持しており、押し目買いが入りやすい地合い。RSI64とやや過熱感もあるが、需給はなお強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER55.54倍、PBR14.37倍、配当利回り0.72%。いずれも業界平均(PER22.44倍、PBR2.06倍、配当利回り2.27%)を大きく上回り、割高な水準にある。ROE32.48%と収益性は極めて高いが、株価は利益成長を先取りしており、配当利回りの低さも割高感を強める。今期予想PER26.8倍へ低下する見込みだが、それでも割高で、割高だが成長シナリオが織り込まれている両面性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)53.8倍22.2倍
PER (予想)25.9倍
PBR13.85倍2.02倍
ROE32.5%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

通信インフラ需要、特にデータセンター向け光ファイバー需要が急拡大。強気派はAI時代のデータ通信増がさらなる追い風になるとみる。一方、弱気派は株価が高騰し、PERが50倍超と割高感があり、需要のピークアウト懸念も指摘。また、銅価格上昇によるコスト増や、激しい競争による価格圧力がリスク。フジクラは2025年3月期に営業利益率13.8%まで改善しており、好調だが、その持続性・成長性が論点。

プラスに働く材料7
  • データセンター需要

    AI・クラウド投資により光ファイバー需要が急増し、受注が拡大。

  • 利益率の改善

    2025年3月期は営業利益率13.8%まで改善し、高収益体質が続く。

  • 世界シェア

    光ファイバーで世界トップクラスのシェアを持ち、技術優位性を持つ。

  • 営業利益1887億円と前期比39%増決算発表後影響

    2026年3月期営業利益1887億円、前期1355億円から532億円増

  • 純利益1572億円と前期比72.6%増決算発表後影響

    純利益は前期911億円から661億円増の1572億円

  • 営業利益率15.96%と2.12pt改善決算発表後影響

    営業利益率は13.84%から15.96%へ上昇

  • ROE32.48%の高い資本効率継続影響

    ROE32.48%。PBR15.32倍でも成長期待が強い

マイナスに働く材料7
  • バリュエーション

    PER約55倍と割高で、将来の成長が織り込み済みの可能性。

  • 需要の変動

    データセンター投資は一巡すれば需要が減速する恐れがある。

  • 素材コスト増

    銅価格の高騰がコスト増を招き、マージンを圧迫する可能性。

  • 実績PER54.64倍と極端な割高継続影響

    実績PER54.64倍、予想PER26.3倍。大幅な業績成長が前提

  • PBR15.32倍とバリュエーション過大継続影響

    PBR15.32倍はROE32.48%でも割高感、株価変動リスク大

  • 配当利回り0.73%と低水準継続影響

    配当利回り0.73%と低く、株主還元期待は限定的

  • 1年170.6%上昇の過熱不定影響

    1年間で170.59%上昇、短期的な調整リスク

次の決算で確かめる点
光ファイバー売上高
主力事業の需要動向を把握し、成長性を測るため。
データセンター向け受注高
AI関連需要の実勢と将来の収益を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+125.0%いまの株価に対する利回りは0.75%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
0.75%
いまの株価に対して
配当性向
66.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月265.6
2018年3月239.569.5
2019年3月2−14.2
2020年3月1−58.5
2022年3月2101.210.9
2023年3月5199.426.8
2024年3月983.456.8
2025年3月1781.875.8
2026年3月38125.066.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ69,246人。区分でいちばん多いのは金融機関38.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.6%を占め、残る58.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関40.342.539.645.141.638.3
外国法人24.424.527.425.828.637.6
個人・その他27.124.923.220.022.018.8
自己株式6.66.66.66.66.66.6
事業法人7.26.96.74.93.93.3
証券会社0.91.13.14.13.81.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)17.84
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.01
03大樹生命保険株式会社2.41
04株式会社三井住友銀行2.37
05株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行退職給付信託口)1.90
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.69
07株式会社静岡銀行1.63
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.35
09HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行)1.29
10GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+997%、1株純資産は14期で−39%。直近期のROEは32.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月95581.733.9
2014年3月105901.747.222.1
2015年3月387075.913.952.4
2016年3月376635.414.3
2017年3月457116.418.065.6
2018年3月647698.711.269.5
2019年3月57590.781.8
2020年3月−137552−20.9
2021年3月−20591−3.4
2022年3月2413320.44.410.9
2023年3月2516316.76.326.8
2024年3月3120616.712.356.8
2025年3月5524624.416.375.8
2026年3月9533832.543.166.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額518百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約15倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岡田直樹代表取締役社長CEO621,124
飯島和人代表取締役CFO60486
坂野達也取締役執行役員621,411
吉川恵治取締役(社外取締役)76
小池利和取締役(社外取締役)704
柳瀬英喜取締役(社外取締役)695
成毛幸二取締役 常勤監査等委員62213
山田保裕取締役監査等委員(社外取締役)682
田邊るみ子取締役監査等委員(社外取締役)562
中村明日香取締役監査等委員(社外取締役)522

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3149136124409136
社外取締役1077778
取締役(社内)1323232

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でフジクラを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,126字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、㈱フジクラ(当社)、子会社107社及び関連会社12社により構成されており、情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門、不動産事業部門に亘って、製品の製造、販売、サービス等の事業活動を展開しております。各事業における当社及び当社の関係会社の位置づけ等は次のとおりであります。 なお、次表の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分   主要品種   主な関係会社 情報通信事業部門   光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等   当社 [国内連結子会社] ㈱フジクラハイオプト、フジクラプレシジョン㈱、フジクラソリューションズ㈱、㈱スズキ技研、藤倉商事㈱、㈱フジクラ・ダイヤケーブル、ファイバーテック㈱ [在外連結子会社] Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、America Fujikura Ltd.、Verrillon Inc.、AFL Telecommunications LLC、藤倉烽火光電材料科技有限公司、AFL Telecommunications, Inc.、AFL Telecommunications Holdings LLC、AFL Network Services Inc.、Tier2 Technologies Ltd.、ATI Holdings, Inc.及びその子会社4社、AFL Telecomunicaciones de Mexico, S. de R.L. de C.V.、America Fujikura de Mexico S. de R.L. de C.V.、藤倉(中国)有限公司、AFL Telecommunications Australia pty Ltd.、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Europe Ltd.、Dossert Corporation、AFL Telecommunications Holdings UK Limited及びその子会社6社、AFL Solutions, Inc.、America Fujikura India Private Ltd.、AFL Netherlands B.V.、LFA Ventures LLC、AFL Enterprise Services, Inc.、ITC Service Group Intermediary LLC、ITC Service Group Acquisition LLC、Spligitty Fiber Optic Services, Inc.、AFL East Inc.、Beam Wireless Incorporated、藤倉香港貿易有限公司、ForzaTelecom NPC, LLC、DAS Group Professionals, LLC [在外持分法適用会社] 南京華信藤倉光通信有限公司、US Conec Ltd.、Lat Long Infrastructure, LLC、Green Lambda Corporation、F3 Networks Canada Inc.、F3 GP Inc.、F3 Limited Partnership、Avirata AFL Connectivity Systems Limited エレクトロニクス事業部門   プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等   当社 [国内連結子会社] ㈱東北フジクラ、藤倉商事㈱、㈱フジクラプリントサーキット、フジクラ電装㈱ [在外連結子会社] Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.、Fujikura Conec (THAILAND) LTD.、藤倉電子(上海)有限公司、藤倉連接器(上海)有限公司、Fujikura Electronics Vietnam Ltd.、 America Fujikura Ltd.、FUJIKURA CONEC VIETNAM COMPANY LIMITED、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Hong Kong Ltd.、FIMT Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Europe Ltd.、Fujikura Electronic Components (Thailand) Ltd.、広州藤倉電線電装有限公司、藤倉香港貿易有限公司、藤倉(上海)商務服務有限公司、藤倉電子貿易服務(上海)有限公司、FPCL USA LLC 自動車事業部門   自動車用ワイヤハーネス、電装品等   当社 [国内連結子会社] フジクラ電装㈱、藤倉商事㈱ [在外連結子会社] Fujikura Automotive (Thailand) Ltd.、Fujikura Automotive Vietnam Ltd.、珠海藤倉電装有限公司、広州藤倉電線電装有限公司、Fujikura Automotive America LLC、Fujikura Europe (Holding) B.V.、Fujikura Automotive Europe S.A.U.及びその子会社6社、Fujikura Automotive Holdings LLC、Fujikura Automotive Mexico Queretaro, S.A. de C.V.、Fujikura Automotive Mexico, S. de R.L. de C.V.、Fujikura Automotive Paraguay S.A.、Fujikura Automotive do Brasil Ltda.、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Europe Ltd.、America Fujikura Ltd.、Fujikura America, Inc.、Fujikura Automotive India Private Ltd.、Fujikura Automotive Services Inc. エネルギー事業部門   電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線等   当社 [国内連結子会社] 西日本電線㈱、米沢電線㈱、沼津熔銅㈱、㈱シンシロケーブル、藤倉商事㈱、㈱フジクラ・ダイヤケーブル、フジクラ物流㈱、富士資材加工㈱、㈱フジクラビジネスサポート、㈱フジクラエナジーシステムズ [在外連結子会社] 藤倉(中国)有限公司、Fujikura Asia Ltd.、Fujikura Europe Ltd. [国内持分法適用会社] 藤倉化成㈱、㈱ビスキャス [在外持分法適用会社] Fujikura (Malaysia) Sdn.Bhd.、Barons & Fujikura EPC Co.,Ltd. 不動産事業部門   不動産賃貸等   当社 その他   新規事業等   当社 [国内連結子会社] フジクラソリューションズ㈱、藤倉商事㈱、フジクラプレシジョン㈱ [在外連結子会社] Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、Fujikura Europe Ltd.、Fujikura America, Inc.、藤倉(中国)有限公司 以上に述べた事項の概要図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,615字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 「進取の精神」と「技術のフジクラ」をDNAに、“つなぐ”テクノロジー™を通じて顧客価値の創造と社会への貢献を実現することが、当社グループの存在意義(Purpose)です。世界は大きな変革の局面にあり、多様な技術革新が同時並行で進展しています。当社グループにおいても、こうした変化を的確に捉え、事業構造や経営基盤の変革を進めていくことが求められています。2026年5月に公表した「2028年中期経営計画」(以下「28中期」)は、その変革の起点であり、本計画が始まる2026年度を当社グループの「第4の創業」のスタートと位置付けることといたしました。 (2) 経営環境 2026年度の当社グループを取り巻く環境は、米国の関税政策の動向や中東情勢を含む地政学リスク等を背景に、先行き不透明な状況が続くものと見込まれます。 一方、情報通信事業は、生成AIの普及・拡大を背景とした、ハイパースケールデータセンタの建設投資や、これらを相互に接続するData Center Interconnect(DCI)を含む情報インフラ投資が継続し、光配線ソリューションの需要は高水準で推移する見通しです。また、通信インフラ市場では、各国の高度デジタル社会の実現に向けた設備投資需要が継続すると見込まれます。当社は、光ファイバケーブルをはじめとした光配線ソリューション製品の旺盛な需要に確実に対応すべく、生産能力・供給体制を強化してまいります。 エレクトロニクス事業では、FPC(フレキシブルプリント配線板)やコネクタが多く使用される主要顧客のスマートフォン需要は堅調に推移すると見込まれます。しかし、メモリ価格の高騰等により端末価格が上昇した場合、買い替え需要に影響を及ぼす可能性があるため、引き続き動向を注視してまいります。 自動車事業では、地域ごとに差はあるものの、世界の自動車生産台数は2025年度比で増加するものと見込まれます。しかし、米国政府による自動車への追加関税の発動や、EV市場の成長鈍化については慎重に見極め、適切に対応してまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①2028年中期経営計画 当社は、2026年度より始まる今後3年間を見通した「28中期」を策定し、本年5月に公表いたしました。 前中期経営計画では持続的成長に向けて、経営管理の高度化と戦略的な事業運営、並びに事業ポートフォリオの再構築を推進し、収益力の向上と財務体質の健全化を図ってきました。28中期においては、強固な財務基盤を土台に、これまでの「守りの選択と集中」から「攻めの選択と集中」へと舵を切り、成長分野への戦略的投資を加速してまいります。前中期経営計画で核心的事業領域と位置付けた「情報インフラ」、「情報ストレージ」、「情報端末」の3つの分野に引き続き注力し、特に高度デジタル社会の進展に伴うデータセンタ需要の拡大により今後も成長が見込まれる「情報インフラ」、「情報ストレージ」の分野に経営リソースを重点的に配分していく方針です。また、データセンタを支えるエネルギーの安定的かつクリーンな供給が重要な社会課題となっており、その解決手段の一つとして期待されるフュージョンエネルギー(核融合)分野においても、当社の技術力を活かした取組みを進めてまいります。 28中期では、更なる飛躍に向けた成長投資、財務体質の維持、並びに株主還元のバランスを図り、資本効率を重視した経営を継続します。投資については、自己資本比率50%を維持しながら、投資対効果とリスクを踏まえつつ、成長分野へ経営資源を重点的に配分してまいります。また、株主還元については連結配当性向40%を目安といたします。 最終年度(2028年度)の目標としては、売上高1兆6,000億円、営業利益3,150億円、ROE(株主資本利益率)28.5%、ROIC(投下資本利益率)21.6%を目指してまいります。 [情報ストレージ分野] 生成AIの普及・拡大により高い成長が期待されるデータセンタ市場向けに、工期の短縮及び省スペース化に貢献する光ファイバケーブル及び多心光コネクタに加え、エンジニアリングサービスを含む高密度光配線ソリューションの拡充・拡販を図ります。加えて、HDD用部品の生産体制やサーマル製品の開発を強化することで、データセンタ構築に貢献してまいります。 [情報インフラ分野] 戦略商品である「Spider Web Ribbon®/Wrapping Tube Cable®」(以下「SWR®/WTC®」)をはじめとする高密度光配線ソリューション製品を中核に、データセンタ需要の拡大に伴う通信インフラの高度化に対応すべく、供給体制及びコスト競争力の強化を進めます。米国、日本、英国といった既存重点市場の深耕に加え、アジア・オセアニア等、グローバルでの市場及び顧客の開拓を推進し、今後世界的に拡大が見込まれる生成AIの普及に伴う情報通信インフラ基盤の構築に貢献してまいります。 [情報端末分野] エレクトロニクス事業で培ってきた高精度・微細加工技術及び高密度配線技術と、自動車事業が有する優良な顧客基盤及びグローバルな生産拠点という、両事業の強みを最大限に活用し、共創を一層深化させることで、新たなビジネスの創出を目指してまいります。特に、今後の成長が期待される次世代車やAIロボット等、高度化する情報端末分野への貢献を目指してまいります。 ②事業部門ごとの重点課題 [情報通信] 情報通信事業では、生成AIの普及・拡大を背景に、北米市場を中心としたハイパースケールデータセンタ向け需要が引き続き拡大すると見込んでいます。また、当該需要を支える高密度光配線や、データセンタ間通信を含む光通信インフラの重要性が一段と高まる中、光ファイバケーブル及び多心光コネクタの需要は今後も高水準で推移すると想定しています。 このような事業環境の下、当社は生産能力の増強を重要課題の一つと位置付け、各種施策を推進してまいります。光ファイバケーブルについては、2026年3月に日米で合計最大3,000億円を投じ、生産能力を現状の最大3倍に拡大する方針を決定いたしました。また、多心光コネクタについても、MT/MMCフェルールの増産に加え、ベトナムやメキシコ、ポーランド工場等における配線部品の生産能力強化を進めています。今後の米国における一層のAIインフラ強化や、各国におけるデータ管理需要の高まりを背景としたグローバルでのAIインフラ拡大を見据え、これら製品の供給能力強化を進めてまいります。 また、新製品の継続的な開発・投入による競争優位性の維持・強化も重要課題です。当社の戦略商品であるSWR®/WTC®は細径高密度の実現によって、限られた布設スペースの有効活用及び接続時間の短縮に寄与する点が、データセンタ市場における競争力の源泉となっています。当社はこれまで細径・高密度ケーブルの新製品を継続的に創出し、差別化優位性を確立しており、2025年度には、ハイパースケールデータセンタ向けに、世界初となる13,824心SWR®/WTC®の販売を開始したほか、国内のデータセンタ市場向けには4,000心SWR®/WTC®を製品化しました。 今後も供給能力の強化と新製品の開発を推進していくとともに、光ファイバケーブル、融着接続機、光コネクタ、光コンポーネント、通信エンジニアリングに至るまで、通信ネットワーク布設に関わるトータルソリューションを強みとして、グローバルでの事業基盤の拡大を図ってまいります。 [エレクトロニクス・自動車] 2026年度よりエレクトロニクス事業部門と自動車事業部門を統合し、新たに電子・電装事業部門として運営いたします。前述の通り、次世代車、AIロボットといった新たな事業機会の拡大を見据え、両事業のシナジー創出を図り、更なる成長につなげてまいります。 エレクトロニクス事業では、データセンタ向けサーバ、スマートフォン等の情報端末及び産業機器向け市場に対し、コネクタ、電子ワイヤ、HDD部品、サーマル製品等の多様かつユニークな製品群を有しています。これらは高速大容量化・小型化・高機能化が求められており、当社独自の技術によりその実現に貢献することで、事業拡大を図っていく方針です。FPCについては、強みを発揮できる高付加価値製品へのシフトを継続し、技術力強化と生産性向上を通じて競争力を高めてまいります。 自動車事業は、アジア、欧州、北南米の3つのブロックに分けて展開しています。グローバルに展開する生産・供給体制の最適化を進め、収益性の継続的な改善に努めます。また、自動車業界がCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展という大きな変革期にあることを踏まえ、高速通信対応や電力制御等の領域で、当社の配線・接続・電子部品技術を活かした新製品開発を推進し、差別化を図るとともに、将来の成長に向けた事業基盤を築いてまいります。 [エネルギー] エネルギー事業では、汎用低圧ケーブル、高圧ケーブル、架空送電線等、電力インフラに不可欠な製品を供給しております。国内市場が成熟・安定期に入っていることを踏まえ、事業の選択と集中により効率的な事業運営を進めてまいります。加えて、都市再開発やデータセンタ建設、高経年化した送電線の更新、レジリエンス強化等の需要を着実に取り込んでまいります。 [研究開発部門] 研究開発部門では、2026年度よりリソースの最適配分を行い、短期の事業化が見込まれるテーマは事業部門に移管するとともに、中長期にわたり独自性・優位性を持つコア技術の創出に注力していく方針です。さらに、エンドユーザーのニーズを踏まえた用途開発を通じて、新規事業創出につなげていきます。 重点技術領域としては超電導、ファイバレーザ及び次世代光ファイバを掲げ、取り組んでいきます。超電導分野では、高温超電導線材の性能向上、長尺化及び製造技術の高度化を通じ、将来のエネルギー・産業分野への応用を見据えた技術基盤の強化と用途展開を進めます。ファイバレーザ分野では、高出力化・高効率化・高信頼性化により先端加工分野における技術力向上を図り、新素材加工や半導体加工等への適用を目指します。次世代光ファイバ分野においては、マルチコアファイバやホローコアファイバによる細径化及び低損失化を推進するとともに、PANDAファイバやイメージファイバの技術応用を通じて、CPO(Co-Packaged Optics)等の光電融合技術の発展に貢献してまいります。 また、既存領域・新領域を問わず、事業戦略と連動した知的財産活動を推進します。具体的には、IPランドスケープや生成AI等の活用により知財の創出を促進するとともに、保有知財を積極的に活用することで、技術の優位性を持続的な事業成長につなげてまいります。
事業等のリスク3,967字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (リスクマネジメントの目的・体制・活動) 当社は、経営環境の変化に伴い顕在化し得る不確実性が、当社グループの経営目標の達成及び企業価値の向上に影響を及ぼし得ることを踏まえ、リスクを適切に識別・評価し、事業機会の最大化と損失の最小化の両面からリスクマネジメントを推進することが、経営上重要であると認識しております。 当社は、管理すべきリスクを、事業機会に関連するリスク(戦略リスク)と、事業活動の遂行に関連するリスク(業務リスク)に分類しております。戦略リスクは取締役会及び経営執行会議等におけるトップマネジメントの合議により管理し、業務リスクはリスクマネジメント委員会が管理する体制としております。 また、当社グループは国内外で事業活動を行っており、各事業の特性やサプライチェーンの状況を踏まえ、各部門及び関係会社が把握するリスク情報を適時に共有し、必要に応じて経営レベルで協議・対応方針の検討を行うことにより、リスクの変化を継続的にモニタリングしております。 (当社グループの主要なリスク) 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。ただし、以下は当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載以外のリスクも存在し、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 需要動向 当社グループの経営成績は、製品が主としてインフラ用や最終消費財の部品等であるため、景気循環の影響を受けることはもとより、各マーケットの設備投資の動向や競合環境、サプライヤの動向、顧客の購買政策の変化や信用状況等によって影響を受けます。当社グループは、市場動向や需要変動を把握し、それに応じた生産・在庫・コストの調整等により影響の低減に努めておりますが、景気後退等に伴い短期的に需要が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替レートの変動 当社グループは、実需の範囲内で通貨ヘッジ取引を行い、外貨建売上取引等における為替変動による悪影響を最小限に抑える努力をしておりますが、必ずしも為替リスクを完全に回避するものではないため、為替レートの変動は当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業には、海外における製品の生産、販売が含まれており、各地域における現地通貨建ての収益、費用、資産等の各項目は連結財務諸表作成のため、円換算しており、換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。 (3) 金利の変動 当社グループは、資金需要、金融市場環境及び調達手段のバランスを考慮し資金調達を実施しておりますが、金利が上昇した場合には、支払利息が増加し、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原材料等の調達及び価格変動に関するリスク 当社グループは、事業に必要な原材料や副資材、重要な希少資源等の調達において、計画的かつ安定的な数量の確保に取り組んでおります。しかしながら、サプライチェーンの混乱や需給の逼迫、供給元の方針変更、資源の枯渇等により必要量の確保に至らなかった場合や、これらの原材料等の価格並びにエネルギー価格の高騰が著しく進んだ場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 また、当社グループの製品の主要な材料である銅の価格は、国際的な需給動向等の影響により変動しますが、銅価格の急激な変化による仕入価格の変動が即座に製品価格に反映されるとは限らないため、銅価格の著しい変動によって当社グループの経営成績は影響を受ける可能性があります。 (5) 製品の欠陥及び品質に関するリスク 当社グループは、全社方針『フジクラ クオリティ方針』のもと、品質管理体制の強化及び品質コンプライアンス意識の向上に取り組むとともに、厳格な品質管理基準に従って各種の製品を製造しております。また、万が一の場合に備えて、製造物責任賠償については保険に加入しております。 しかしながら、重大なクレームや製造物責任賠償につながるような製品及びサービスの欠陥あるいは品質問題が発生した場合、製品回収や補償のための費用、品質管理体制の改善・強化に要するコスト、また信用低下による販売活動への影響が生じる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等 当社グループの事業活動においては、事業展開する各国の様々な法的規制の適用を受けております。このような規制には、事業・投資を行うために必要な政府の許認可、商取引、輸出入に関する規制、租税、金融取引、環境に関する法規制等があります。当社グループはこれらの規制を遵守し事業活動を行っておりますが、将来において法的規制の重要な変更や強化が行われた場合、当社グループがこれらの法規制に従うことが困難になり事業活動が制限されたり、規制遵守のためのコスト負担が増加すること等により、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 訴訟、規制当局による措置その他の法的手続等 当社グループは、事業を遂行するうえで、訴訟、規制当局による措置その他の法的手続に関するリスクを有しております。訴訟、規制当局による措置その他の法的手続により、当社グループに対して損害賠償請求や規制当局により課徴金等が賦課され、又は事業の遂行に関する制約が加えられる可能性があり、かかる訴訟、規制当局による措置その他の法的手段は、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 政治経済情勢 当社グループは、情報通信事業部門、エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門、エネルギー事業部門等、国内外にて事業展開しております。当社グループでは、各国・地域における政治経済情勢や通商環境の動向、及び地政学的リスクについて継続的に把握・分析し、事業への影響の低減に向けた対応策を講じておりますが、各国の政治経済情勢の急激な変化、貿易摩擦の激化、並びに紛争・テロの発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産 当社グループは、特許権、その他の知的財産権の取得により自社技術の保護を図ると共に、第三者の知的財産権に対しても細心の注意を払っております。しかし、製品の構造・製造技術の多様化や、海外での事業活動の拡大等により、当社グループの製品が意図せず他社の製品の知的財産権を侵害した場合、販売中止、設計変更等の処置をとらざるを得ない可能性があります。また、第三者が当社グループの知的財産権を侵害しても、各国の法制度等の相違により、適切な保護が得られるとは限らず、当社グループの事業活動や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業遂行に関連して多くの個人情報・顧客情報を含む機密事項を有しております。これらの情報の秘密保持については、最大限の対策を講じておりますが、第三者によるサイバー攻撃やコンピューターウイルス感染等の予期せぬ事態により情報が外部に流出する可能性があり、その結果、当社グループのイメージの低下や損害賠償の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、同様の予期せぬ事態により、当社グループの情報システム及びネットワークの正常な運営が妨げられた場合、事業の停止や生産効率の低下、復旧のための費用増等、当社グループの生産体制、経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 災害、感染症等のリスクについて 当社グループでは、大規模地震・風水害等の自然災害の発生、新型インフルエンザ等の感染症の発生・流行拡大、火災・爆発・停電等の危機の発生に伴い、製造拠点やサプライチェーンの被災等により事業活動が停滞し、稼働率及び売上の低下等の影響を受けるリスクを想定しております。当該リスクに対し、各事業部及び製品ごとに事業継続計画(BCP)を策定し、想定される影響やリスクへの対策を講じるとともに、BCPの見直し・更新や継続的な教育・訓練を通じて対応力の維持・強化を推進しております。また、発災直後の初動対応力の強化を目的として、本社では災害対策本部における対応手順の確認訓練を毎年実施しております。さらに、当社グループの各事業所及び各拠点においては、2025年に全社防災ガイドラインを策定しており、各拠点の取組のモニタリングや支援を行う等、危機対応力の維持・強化に向けたPDCA活動を展開しております。 (12) 人財確保に関するリスク 当社は、グループの成長の原動力は人財であるとの認識のもと、柔軟な働き方や多様性を実現する労働環境の整備、キャリア形成支援、公正な評価制度の整備や適材適所の配置等の人財マネジメント諸施策を実行し、多様な人財がグローバルに活躍できる組織作りを推進しております。しかしながら、人財の獲得競争は国内外とも激しくなっており、必要な人財の確保や流出防止ができない場合、当社の競争力の源泉である開発力や技術力の停滞、デジタル技術の活用の遅れといった事業活動への制約が生じ、当社グループの事業活動や生産体制、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)2,007字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 ①経営成績 当社グループの当連結会計年度の売上高は11,824億円(前年度比20.7%増)、営業利益は1,887億円(同39.2%増)、経常利益は1,995億円(同45.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,572億円(同72.5%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [情報通信事業部門] 生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向けの需要が引き続き伸長したことにより、売上高は前年度比44.7%増の6,530億円、営業利益は同65.7%増の1,527億円となりました。 [エレクトロニクス事業部門] 川下におけるサプライチェーン問題の発現、競争の激化、及びタイバーツ高によるコスト増加により、売上高は前年度比7.3%減の1,723億円、営業利益は同66.5%減の77億円となりました。 [自動車事業部門] 当期間に売価転嫁できない銅価高騰影響があるものの、一過性のインフレ影響等の売価反映が進み、売上高は前年度比1.3%増の1,794億円、営業利益は前年度比17.0%増の68億円となりました。 [エネルギー事業部門] 高採算製品の出荷増加や売価改善、銅価高騰に起因するデリバティブ評価益もあり、売上高は前年度比8.1%増の1,570億円、営業利益は同58.6%増の189億円となりました。 [不動産事業部門] 当社旧深川工場跡地再開発事業である「深川ギャザリア」の賃貸収入等により、売上高は前年度比1.9%増の110億円、営業利益は同2.1%増の50億円となりました。 ②財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較し、1,391億円増加の9,695億円となりました。これは主に、情報通信事業部門における需要増を背景に、売上債権及び棚卸資産等の流動資産、及び有形固定資産が増加したことによるものです。 負債の部は、前連結会計年度末と比較し、187億円減少の3,763億円となりました。これは主に、有利子負債が減少したことによるものです。 純資産の部は、前連結会計年度末と比較し、1,579億円増加の5,932億円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び為替変動に伴う為替換算調整勘定の増加によるものであり、配当金の支払いに伴う利益剰余金の減少が一部相殺しました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,046億円等を源泉とした収入により、1,329億円の収入(前年度比170億円の収入増加)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資を中心に362億円の支出(前年度比153億円の支出増加)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済や配当金の支払による支出を中心に1,113億円の支出(前年度比539億円の支出増加)となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,789億円(前年度比53億円の減少)となりました。 当連結会計年度については、業績好調及び資本効率改善等により、ネットキャッシュ残高は962億円(前年度比584億円増)となりました。 2023年度から2025年度の3か年累計の営業キャッシュ・フローは、前中期経営計画を超過したため、超過したキャッシュは成長投資と株主還元に充当することといたしました。2026年度につきましては、28中期のもと、更なる飛躍に向けた成長投資、財務体質の維持、並びに株主還元のバランスを図りながら、資本効率を重視した経営を実行してまいります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額又は、数量で示すことはしていません。このため、生産、受注及び販売の実績については、「(1)財政状態及び経営成績の状況」における各セグメント経営成績に関連付けて示しています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

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