概要
いよぎんホールディングスは、2022年10月に伊予銀行の単独株式移転で設立された銀行持株会社である。愛媛県松山市に本社を置き、四国・瀬戸内地域を地盤に、142支店・8出張所の伊予銀行を中核にリース、証券、システム開発などのグループ企業を擁する。2026年3月期の連結経常収益は2,661億円、純利益は743億円と過去最高を更新。総資産は9兆5,398億円、預金等残高は7兆2,797億円に達する。
伊予銀行を中核とする3セグメント体制
当社グループは、銀行業、リース業、その他(情報処理・証券)の3セグメントで構成される。中核の伊予銀行は預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務を提供し、グループ収益の9割以上を占める。リース業はいよぎんリースが担い、設備投資支援を行う。その他では、いよぎんコンピュータサービスがシステム開発、四国アライアンス証券が証券業務を手掛ける。2026年3月期のセグメント利益は銀行業981億円、リース業5億円、その他379億円であった。グループ全体の連結従業員数は3,098人(臨時・嘱託含む)である。
四国・瀬戸内に密着した店舗網と貸出
伊予銀行は本店ほか142支店、8出張所を展開し、愛媛県を中心に四国・瀬戸内地域に密着した営業を行う。貸出金残高は6兆1,072億円で、うち中小企業向け貸出金が3兆4,084億円と約56%を占める。預金等残高は7兆2,797億円。地域経済の活性化を目的に、事業承継支援ファンドやベンチャーファンドを相次いで設立しており、2026年1月までにいよベンチャーファンド7号・8号、いよぎん事業承継・成長支援ファンド1号~3号など計9本のファンドを組成している。
増収増益を続ける経営成績と中期計画
連結経常収益は2023年3月期1,730億円から2026年3月期2,661億円へ3年連続で増加。親会社株主に帰属する当期純利益も同期間で279億円から743億円へ拡大し、過去最高を更新した。2026年度を最終年度とする中期経営計画では、連結ROE8.50%以上、連結コアOHR48%程度、成長投資100億円を目標とする。非財務指標として、CO2排出量50%削減(2013年度比)、従業員エンゲージメントスコア72、お客さまCX指標7.10などを掲げ、サステナビリティ経営を推進している。
業界の中での役割は地方銀行グループ、地域密着型金融サービス提供者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業主力
株式会社伊予銀行が142店舗・8出張所で預金・貸出・有価証券投資・為替等の銀行業務を展開。子会社では事務代行、信用保証、債権管理回収、クレジットカード、有価証券投資、投資ファンド運営等を行う。
- 預金業務
- 個人・法人向けの預金受け入れ。地域密着型営業を展開。
- 貸出業務
- 地元企業・個人への融資。地域経済の活性化を支援。
- 有価証券投資業務
- 有価証券への投資による資産運用。
- 為替業務
- 国内外の為替取引サービス。
02リース業準主力
いよぎんリース株式会社がリース業務を展開。顧客の設備投資等をリースで支援。
- リース業務
- 各種動産・不動産のリース契約。企業の設備投資ニーズに対応。
03その他副次
情報処理受託・ソフトウェア開発業、証券業等の金融関連サービスを提供。グループ全体の業務効率化や顧客の多様なニーズに対応。
- 情報処理受託・ソフトウェア開発
- 銀行業務システム等の開発・運用受託。グループ内のIT基盤を支える。
- 証券業
- 有価証券の売買・仲介等の証券業務。
製品と技術
個人・法人向け預金貸出と為替業務
伊予銀行が提供する預金業務は、普通預金、定期預金、譲渡性預金など多岐にわたる。貸出業務では、事業性融資、住宅ローン、教育ローンなどを通じて地域の個人・法人を支援する。2026年3月期の預金等残高は7兆2,797億円、貸出金残高は6兆1,072億円に達した。為替業務では内外送金、貿易為替を扱い、地域の国際取引を支える。また、有価証券投資業務により自己勘定での資産運用も行い、収益源の一つとなっている。
いよぎんリースによる設備投資支援
いよぎんリース株式会社は、動産・不動産のリース契約を提供し、企業の設備投資をリースで支援する。2026年3月期のリース業セグメント経常収益は214億63百万円、セグメント利益は5億24百万円であった。リース物件は機械、車両、情報機器など多岐にわたり、地元企業の資本支出ニーズに対応する。
ベンチャーファンドと事業承継ファンド
グループは、いよベンチャーファンド(7号・8号)、いよぎん事業承継・成長支援ファンド(1号~3号)、いよエバーグリーン事業承継応援ファンド(3号)、いよ一次産業未来ファンド、IHD STRATEGY FUNDなど複数のファンドを運用する。これらは地域のベンチャー企業への投資、事業承継時の資本提供、一次産業の成長支援を目的とする。2026年1月までに計9本のファンドを組成しており、投資事業有限責任組合の形式で運営される。
いよぎんデジタルソリューションズの設立
2023年4月に設立された株式会社いよぎんデジタルソリューションズは、グループのデジタル化推進を担う。情報処理受託・ソフトウェア開発業務を行い、銀行業務システムの高度化や新たなデジタルサービスの開発を手掛ける。同社は伊予銀行のシステム基盤を支えるとともに、グループ全体の業務効率化に貢献する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
愛媛地盤の地銀持ち株、収益拡大中で内需型
いよぎんホールディングスは愛媛県を中心とする地域金融グループで、地盤とする四国地方で強い顧客基盤を持つ。同行の収益は増加傾向にあり、2024年3月期の1928億円から2026年3月期には2661億円まで拡大する見込み。地銀セクターでは、しずおかフィナンシャルグループやちゅうぎんフィナンシャルグループと比較されるが、規模ではやや小さく、地域密着型の強みを活かした融資やリテール業務が主体。楽天銀行のようなデジタル特化型とは異なり、伝統的な店舗網を強みとする。一方で、人口減少や低金利環境が課題。
強み
- 愛媛県を中心に強固な顧客基盤を持ち、地域経済の成長を支える。
- 売上高が増加傾向で、2026年3月期には2661億円へ拡大見込み。
- 伝統的な銀行業務で安定した収益基盤を確立している。
- 同業他社と協業し、地域金融の効率化やサービス向上に取り組む。
課題
- 地盤の愛媛県で人口減少が進み、市場縮小のリスクがある。
- 長引く低金利環境で利ざやが縮小し、収益性の改善が課題。
- メガバンクやネット銀行との競争が激化し、顧客流出の懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字がいよぎんホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7167めぶきフィナンシャルグループ | 1.6兆円 | 18.8倍 |
| 2 | 8354ふくおかフィナンシャルグループ | 1.5兆円 | 17.3倍 |
| 3 | 5844京都フィナンシャルグループ | 1.5兆円 | 14.5倍 |
| 4 | 8303SBI新生銀行 | 1.4兆円 | 11.3倍 |
| 5 | 8359八十二長野銀行 | 1.3兆円 | 19.3倍 |
| 6 | 5830いよぎんホールディングス | 1.2兆円 | 15.7倍 |
| 7 | 8309三井住友トラストグループ | 1.2兆円 | 13.4倍 |
| 8 | 8334群馬銀行 | 1.1兆円 | 18.5倍 |
| 9 | 5838楽天銀行 | 1.1兆円 | 15.0倍 |
| 10 | 8729ソニーフィナンシャルグループ | 1.1兆円 | 20.5倍 |
| 11 | 8377ほくほくフィナンシャルグループ | 1.0兆円 | 17.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
単独株式移転による持株会社設立と上場
2022年5月、伊予銀行は単独株式移転による持株会社設立に向け株式移転計画書を作成。同年6月の定時株主総会で承認を得た。2022年10月、単独株式移転によりいよぎんホールディングスを設立し、伊予銀行を完全子会社とした。同時に、伊予銀行が保有していたいよぎん保証、いよぎんキャピタル、いよぎん地域経済研究センター、いよぎんディーシーカード、いよぎんリース、いよぎんコンピュータサービス、四国アライアンス証券の全株式を現物配当で取得し、直接出資子会社に再編。同日、東京証券取引所プライム市場に上場した。
ベンチャーファンドとデジタル子会社の設立
2023年1月、いよベンチャーファンド7号投資事業有限責任組合を設立。同年2月にはいよぎん事業承継・成長支援ファンド投資事業有限責任組合を組成。4月にはデジタル専門子会社として株式会社いよぎんデジタルソリューションズを設立し、グループのデジタル化推進体制を整えた。これらのファンドは地域のベンチャー企業や事業承継ニーズに資金を供給する役割を担う。
事業承継ファンド2号と戦略ファンドの組成
2024年2月、いよぎん事業承継・成長支援ファンド2号投資事業有限責任組合を設立。2025年8月にはIHD STRATEGY FUND投資事業有限責任組合およびいよ一次産業未来ファンド投資事業有限責任組合を設立し、地域の事業承継や一次産業支援を強化した。これらのファンドは当社グループの事業ポートフォリオの多様化に貢献する。
事業再生債権回収子会社とファンドの拡充
2025年10月、事業再生債権回収を専門とする株式会社いしづち事業再生債権回収を設立。同年11月にはいよエバーグリーン事業承継応援ファンド3号投資事業有限責任組合を組成。2026年1月にはいよベンチャーファンド8号、いよぎん事業承継・成長支援ファンド3号を設立し、ファンドによる支援を継続的に拡大した。これにより地域企業の成長と承継を多角的に支える体制が整った。
年表13件を開く
2020年代
- 2022年5月創業株式会社伊予銀行の単独株式移転の方法による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成
- 2022年6月創業株式会社伊予銀行の定時株主総会において単独株式移転の方法により当社を設立し、持株会社体制へ移行することについて承認決議
- 2022年10月上場株式会社伊予銀行が単独株式移転により当社を設立し、同行がその完全子会社となる 株式会社伊予銀行が保有する いよぎん保証株式会社、いよぎんキャピタル株式会社、株式会社いよぎん地域経済研究センター、株式会社いよぎんディーシーカード、いよぎんリース株式会社、株式会社いよぎんコンピュータサービス及び四国アライアンス証券株式会社 の全株式を同行から現物配当の方法を用いて取得し、当社の直接出資子会社として再編 東京証券取引所プライム市場に上場
- 2023年1月創業いよベンチャーファンド7号投資事業有限責任組合設立
- 2023年2月創業いよぎん事業承継・成長支援ファンド投資事業有限責任組合設立
- 2023年4月創業株式会社いよぎんデジタルソリューションズ設立
- 2024年2月創業いよぎん事業承継・成長支援ファンド2号投資事業有限責任組合設立
- 2025年8月創業IHD STRATEGY FUND投資事業有限責任組合設立
- 2025年8月創業いよ一次産業未来ファンド投資事業有限責任組合設立
- 2025年10月創業株式会社いしづち事業再生債権回収設立
- 2025年11月創業いよエバーグリーン事業承継応援ファンド3号投資事業有限責任組合設立
- 2026年1月創業いよベンチャーファンド8号投資事業有限責任組合設立
- 2026年1月創業いよぎん事業承継・成長支援ファンド3号投資事業有限責任組合設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結ROE(純資産ベース)2026年度まで8.50%以上
- 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで770億円
- 連結コアOHR2026年度まで48%程度
- 成長投資2026年度まで100億円
- 当社グループのCO2排出量削減率(Scope1,2)2026年度まで△50%(2013年度比)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
営業×人財の構造改革
デジタル実装をベースに「DH(Digital×Humanity)モデル」のヒューマン面を強化し、事業ポートフォリオと人財ポートフォリオを再構築することで10年先の「稼ぐ力」向上を目指す。
- 02
サステナビリティ経営の実践
特定した5つのマテリアリティ(気候変動、人口減少、地域経済、人的資本、インテグリティ)に基づき、成長・適応・強靭・改善の戦略を遂行し、社会インパクトと経済インパクトの極大化を図る。
- 03
地域経済への貢献とコンサル強化
金融仲介機能の強化やコンサルティング機能の発揮を通じて地域経済の持続的発展に貢献するとともに、金利環境変化に適応した資産・負債運営とリスク管理を高度化する。
- 04
資本効率の向上と成長投資
資本の健全性を背景に、積極的な成長投資、政策保有株式の削減、総還元性向の向上を推進し、ROEの向上を含めた企業価値向上に努める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で3,098人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は987万円で、3期前と比べて+5.1%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は18.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 939 | 41.5 | 18.6 | 2,986 |
| 2024年3月 | 956 | 42.0 | 19.3 | 3,019 |
| 2025年3月 | 959 | 42.2 | 19.5 | 3,039 |
| 2026年3月 | 987 | 41.5 | 18.5 | 3,098 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社17社(国内 17 / 海外 0、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社伊予銀行愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内いよぎん保証株式会社愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内いよぎんキャピタル株式会社愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いよぎん地域経済研究センター愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いよぎんディーシーカード愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いしづち事業再生債権回収愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内いよぎんリース株式会社愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いよぎんコンピュータサービス愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内四国アライアンス証券株式会社愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いよぎんデジタルソリューションズ愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内いよぎんビジネスサービス株式会社愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社いよぎんChallenge&Smile愛媛県 松山市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
- いよベンチャーファンド4号投資事業有限責任組合愛媛県 松山市100%
- いよベンチャーファンド5号投資事業有限責任組合愛媛県 松山市100%
- いよベンチャーファンド6号投資事業有限責任組合愛媛県 松山市100%
- いよエバーグリーン農業応援ファンド投資事業有限責任組合愛媛県 松山市100%
- いよエバーグリーン農業応援ファンド2号投資事業有限責任組合愛媛県 松山市100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2,661億円、経常利益は992億円。前期と比べると増収増益で、売上が+14.7%、利益が+32.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,700億円 | 2,661億円 |
| 純利益 | 770億円 | 743億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は808億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+60.3%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 405 | — | — | −33 |
| 2024年1Q | 504 | — | — | 136 |
| 2024年2Q | 494 | 27 | 5.5 | 111 |
| 2024年3Q | 456 | — | — | 83 |
| 2024年4Q | 474 | — | — | 65 |
| 2025年2Q | 1,216 | 102 | 8.4 | 300 |
| 2025年4Q | 1,103 | — | — | 233 |
| 2026年2Q | 1,380 | 121 | 8.8 | 432 |
| 2026年4Q | 1,281 | — | — | 311 |
| 2027年1Q | 808 | — | — | 244 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 4期分
2023年3月期からの4期で、経常収益は1,730億円から2,661億円へ1.5倍に増えた。経常利益率は24.5%から37.3%になった。経常収益は3期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| いよベンチャーファンド7号投資事業有限責任組合設立 | ||||
| 2023年3月 | 1,730 | 424 | 24.5 | 279 |
| いよぎん事業承継・成長支援ファンド2号投資事業有限責任組合設立 | ||||
| 2024年3月 | 1,928 | 586 | 30.4 | 395 |
| IHD STRATEGY FUND投資事業有限責任組合設立 | ||||
| 2025年3月 | 2,319 | 750 | 32.3 | 533 |
| いよベンチャーファンド8号投資事業有限責任組合設立 | ||||
| 2026年3月 | 2,661 | 992 | 37.3 | 743 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益2,661億円のうち、経常利益として残るのは992億円で37.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は743億円、売上の27.9%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金62.7%1,669億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益37.3%992億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが−1,610億円、投資CFが2,388億円で、差し引きのフリーCFは778億円。期末の手元現金は1.2兆円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | −3,688 | 2,341 | −128 | 1.36 |
| 2024年3月 | 2,964 | −4,814 | −111 | 1.17 |
| 2025年3月 | −1,600 | 1,349 | −240 | 1.12 |
| 2026年3月 | −1,610 | 2,388 | −342 | 1.16 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 4期分
2026年3月期の総資産は9.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,779億円で、自己資本比率は9.2%(業種中央値4.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 8.55 | 7,598 | 7.79 | 8.9 |
| 2024年3月 | 9.26 | 8,430 | 8.42 | 9.1 |
| 2025年3月 | 9.20 | 8,027 | 8.40 | 8.7 |
| 2026年3月 | 9.54 | 8,779 | 8.66 | 9.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で79社中5位あたり、逆に低いのは経常収益成長率で79社中62位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,980で、1年前と比べて+95.0%。過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.7倍 |
| PER (会社予想) | 14.8倍 |
| PBR | 1.24倍 |
| 配当利回り | 2.01% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は3,882円で、25日線3,683.64円を5.4%上回る。週足では7月中旬以降、上昇基調が続き、7月27日に3,785円へ急伸。その後は3,550〜3,880円で推移し、8月18日に4,039円と直近高値を更新。しかし、8月19日には3,820円と急落し、以降は3,830円前後で小動き。52週高値4,117円には5.7%迫り、52週安値1,993.5円からは94.7%上昇と高い位置。25日線・75日線・200日線はすべて上向きで、強い中期トレンドが続く。出来高は8月7日に293万株と急増したが、その後は減少し、8月21日は69万株と低調。上昇トレンドは健在だが、利益確定売りが出やすい局面。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは15.29倍で業界平均16.97倍を下回り、PBRは1.21倍で平均0.98倍を上回るが、銀行業では1倍未満が常態であり、相対的に妥当。ROEは8.83%と良好で、配当利回りは2.06%と平均2.38%を下回る。利益は増益基調で、経常収益も拡大。総合的に、株価はほぼ妥当な水準と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.7倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 14.8倍 | — |
| PBR | 1.24倍 | 1.01倍 |
| ROE | 8.8% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、地域経済の回復と金利上昇が収益を拡大するか。強気派は、金利上昇で貸出利ざやが改善し、地域経済の回復で融資需要が増えると見る。また、過去最高の純利益更新見通しや、デジタル化推進による生産性向上も評価する。弱気派は、人口減少や低金利環境の長期化、競争激化で収益力が伸び悩むと懸念し、利益成長の持続性を疑問視する。市場は金利動向と貸出残高の推移を注視している。
- 金利上昇で利ざや改善
日銀の利上げで貸出金利が上昇し、収益が拡大する可能性
- 地域経済の回復
四国・瀬戸内地域の景況感が改善し、融資需要が増加
- 純利益が過去最高を更新
2026年3月期の純利益は743億円と過去最高見通し
- 純利益743億円で過去最高更新通年影響強
2026年3月期の純利益は前期比約39%増の743億円。ROE8.83%と改善し、増益基調が続く
- 営業収益が2661億円と15%増収通年影響中
前期比14.8%増の2661億円。順調な収益拡大が続く
- 予想PER14.2倍と割安感決算発表後影響中
現在の実績PER15.0倍に対し、予想PERは14.2倍。増益によりバリュエーションが改善
- 外国人持ち分17.5%は拡大余地継続影響弱
外国人持ち分17.5%は増加余地があり、海外投資家の買いが加われば需給改善
- 人口減少で市場縮小
四国地方は人口減少が続き、長期的に貸出市場が縮小
- 低金利環境が続く可能性
利上げが進まなければ利ざやは改善せず、収益が頭打ち
- 競争激化
地銀同士の競争や新興勢力の参入で預貸競争が激化
- 株価1年で102.8%上昇、過熱感不定影響中
短期間で2倍超となり、利益確定売りに巻き込まれやすい
- PBR1.25倍はROEに見合わず継続影響中
ROE8.83%に対してPBR1.25倍は割高。ROE改善が鈍ければ下押し
- 配当利回り2.1%は相対的に低い通年影響弱
利回り2.1%は増配余地があるとはいえ現状は低く、見劣りする
- 純利益予想743億円の下振れリスク決算発表後影響強
もし予想に届かなければ、株価の反落も。特に金利低下や競争激化が阻害要因
- 貸出金利回り
- 金利環境の変化による利ざやへの影響を測る
- 預貸率
- 資金運用効率を示し、収益性の指標となる
- 手数料収入
- 非金利収入の成長を見て、収益の多様化を判断
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは2.01%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 30 | — | 98.1 |
| 2025年3月 | 45 | 50.0 | 58.6 |
| 2026年3月 | 60 | 33.3 | 46.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ31,630人。区分でいちばん多いのは金融機関で28.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.6%を占め、残る43.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 37.2 | 31.9 | 30.7 | 28.6 |
| 事業法人 | 29.3 | 28.4 | 28.1 | 27.8 |
| 個人・その他 | 19.7 | 20.5 | 22.3 | 24.3 |
| 外国法人 | 12.1 | 16.1 | 16.9 | 17.5 |
| 自己株式 | 1.3 | 3.0 | 5.2 | 7.6 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.8 | 1.9 | 1.6 |
| 政府・自治体 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 11.07 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行 | 6.28 |
| 03 | 日本生命保険相互会社 | 2.83 |
| 04 | 株式会社伊予鉄グループ | 2.26 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 1.98 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 1.94 |
| 07 | 大王海運株式会社 | 1.91 |
| 08 | 住友林業株式会社 | 1.89 |
| 09 | 住友生命保険相互会社 | 1.73 |
| 10 | いよぎんグループ従業員持株会 | 1.29 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 4期分
1株利益は4期で+185%、1株純資産は4期で+24%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 89 | 2,462 | 3.8 | 8.4 | 31.8 |
| 2024年3月 | 129 | 2,782 | 4.9 | 9.1 | 98.1 |
| 2025年3月 | 178 | 2,718 | 6.5 | 9.9 | 58.6 |
| 2026年3月 | 254 | 3,046 | 8.8 | 11.1 | 46.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額177百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三好賢治 | 取締役社長(代表取締役) (グループCEO) | 66 | 36,000 |
| 長田浩 | 取締役専務執行役員(代表取締役) (グループCFO) | 63 | 14,000 |
| 仙波宏久 | 取締役常務執行役員 | 60 | 13,000 |
| 伊藤眞道 | 取締役(監査等委員) | 64 | 54,000 |
| 上甲啓二 | 取締役(監査等委員) | 76 | 1,000 |
| 野間自子 | 取締役(監査等委員) | 67 | 3,000 |
| 田和宏 | 取締役(監査等委員) | 66 | 2,000 |
| 大熊伸定 | — | 59 | — |
| 木原光一 | 常務執行役員 | — | — |
| 徳永貴司 | 常務執行役員(グループCIO) | — | — |
| 佐賀山隆 | 常務執行役員(グループCOO) | — | — |
| 藤田直明 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 72 | 22 | 35 | 130 | 33 |
| 取締役(社内) | 1 | 24 | — | — | 24 | 24 |
| 社外取締役 | 3 | 23 | — | — | 23 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容674字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,258字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,154字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)16,538字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第4期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第3期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第3期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第2期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-15
- 四半期報告書四半期報告書-第2期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第1期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第1期第3四半期(2022/10/03-2022/12/31)2023-02-13
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