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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ちゅうぎんフィナンシャルグループ

Chugin Financial Group, Inc.5832 · Prime · 銀行業

中国銀行を中核とする岡山発の地域金融グループ。銀行・リース・証券・クレジットカード・人材紹介等、ワンストップの金融・地域サービスを提供。

概要

ちゅうぎんフィナンシャルグループは、2022年10月に中国銀行の単独株式移転で設立された持株会社である。中核子会社の中国銀行(岡山県地盤の地域中核銀行)を中心に、リース、証券、クレジットカード、投資顧問、人材紹介、コンサルティング、エネルギーなど27の子会社と1関連会社で構成される。連結経常収益は2,491億円(2026年3月期)、連結純利益は397億円。従業員数は3,025名で、本社を岡山市北区に置く。

持株会社化でグループ一体運営へ

ちゅうぎんフィナンシャルグループは2022年10月、中国銀行の単独株式移転により設立された持株会社である。中国銀行を完全子会社とするほか、中銀リース、中銀証券、中銀カード、中銀アセットマネジメント、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、ちゅうぎんヒューマンイノベーションズ、Cキューブ・コンサルティング、ちゅうぎんエナジーなど27の子会社と1関連会社を傘下に置く。持株会社体制への移行は、グループの経営管理機能を集中し、地域密着型の総合金融サービスを強化する目的で行われた。グループ全体の従業員数は3,025名、本社は岡山市北区丸の内に所在する。

銀行業が収益の9割超を占める構造

2026年3月期のセグメント別経常収益は、銀行業が2,283億50百万円(全体の91.7%)、リース業が145億79百万円(5.9%)、証券業が50億63百万円(2.0%)、その他が446億3百万円(17.9%)。ただしその他にはグループ会社間の配当金消去が含まれるため、連結消去後の連結経常収益は2,490億74百万円である。銀行業の収益は貸出金利息や有価証券利息配当金の増加で前年比18.9%増加。一方、リース業は大口案件の剥落で減収となり、証券業はトレーディング部門の伸長で増収となった。

岡山県を地盤に広がる営業拠点

中国銀行は岡山県に本店を置く地域中核銀行であり、国内では岡山県内を中心に中国地方、関西、東京に支店・出張所を展開する。海外にも支店を有し、国際業務に対応する。グループ全体として、リース業の中銀リースは岡山県内外の企業向けに事業を展開、証券業の中銀証券は銀行窓口との連携を強みに投資サービスを提供する。その他、クレジットカードや人材紹介、コンサルティングなど、岡山県を基盤としながらも地域を越えてサービスを広げている。

地域密着型融資と多様な金融サービス

グループの中核である中国銀行は、預金業務、貸出業務、投資商品販売、信託業務、M&A仲介など、個人・法人向けの多様な金融サービスを提供する。貸出業務では事業性融資や住宅ローン、消費者ローンを通じて地域経済を支える。また、投資商品販売では国債・地方債・投資信託の窓口販売、保険販売も行う。信託業務では遺言信託や資産管理信託で個人の資産承継ニーズに対応。こうしたワンストップ型のサービスが地域密着型銀行としての強みである。

業界の中での役割は地域銀行グループ、金融サービス(リース・証券・投資顧問等)提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,491億円
経常利益
560億円
利益率
22.5%
純利益
397億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

株式会社中国銀行が預金・貸出・為替・投資商品販売・信託・M&A仲介等を提供。岡山県を地盤に、中国地方・関西・東京にも拠点を持つ地域中核銀行。

主な製品・サービス5
預金業務
普通預金・定期預金・外貨預金等。個人・法人向けに多様な商品を提供。
貸出業務
事業性融資・住宅ローン・消費者ローン。地域密着型の融資で地元経済を支援。
投資商品販売(公共債・投資信託等)
国債・地方債・投資信託の窓口販売。保険商品の販売も行う。
金融商品仲介・M&A仲介
証券仲介、企業買収・合併のアドバイザリー業務。
信託業務
遺言信託・資産管理信託等。個人の資産承継ニーズに対応。

02リース業準主力

中銀リース株式会社が、岡山県内外の企業向けに機械設備・車両・情報機器等のリース・割賦販売を提供。銀行グループの顧客基盤を活かす。

主な製品・サービス2
ファイナンスリース
顧客が選定した設備をリース会社が購入し、長期契約で貸与。保守・管理サービスも付帯可能。
オペレーティングリース
リース会社が保有する設備(コピー機・車両等)を短期で貸与。

03証券業準主力

中銀証券株式会社が、株式・債券の売買、投資信託販売、引受等の証券業務を提供。銀行窓口との連携で顧客の投資ニーズに応える。

主な製品・サービス2
有価証券の売買・仲介
国内株式・外国株式・債券等の取引執行。オンライン取引も可能。
投資信託販売
国内外の投資信託を組成・販売。運用アドバイスも提供。

04その他金融関連サービス副次

クレジットカード(中銀カード)、投資顧問・投資信託委託(中銀アセットマネジメント)、ファンド運営(ちゅうぎんキャピタルパートナーズ)、人材紹介(ちゅうぎんヒューマンイノベーションズ)、コンサルティング等の多様な金融・地域サービスを展開。

主な製品・サービス6
クレジットカード
「中銀カード」等のクレジットカード発行・加盟店管理。キャッシュレス決済インフラを提供。
投資顧問・投資信託委託
機関投資家向け運用アドバイス、投資信託の運用受託。
ファンド運営(ベンチャーキャピタル)
地域ベンチャー企業向け投資ファンドの運営・管理。
人材紹介
地域企業向けの人材紹介・派遣業務。
コンサルティング
企業経営・事業承継・IT導入等のコンサルティング。
地域エネルギー・脱炭素関連業務
再生可能エネルギー事業への投資・運営、カーボンオフセット関連サービス。

製品と技術

預金業務:個人・法人向け多様な預金商品

中国銀行は、普通預金、定期預金、外貨預金など、個人・法人向けに多様な預金商品を提供する。個人顧客に対しては給与・年金の受取口座として、法人顧客に対しては決済や資金管理の基盤として利用されている。グループ全体では、中銀カードによるクレジットカードの発行も行っており、預金口座との連携でキャッシュレス決済の利便性を高めている。地域の資金を預かり、貸出や投資に回すことで地域経済の循環を支える役割を果たす。

貸出業務:事業性融資と住宅ローンで地域経済を支援

中国銀行の貸出業務は、地域密着型の融資が強みである。事業性融資では、中小企業向けの運転資金や設備投資資金を提供し、地元企業の成長を支援する。個人向けには住宅ローンや消費者ローンを取り扱い、居住や消費のニーズに応える。2026年3月期の貸出金利息は国内金利上昇の恩恵を受け増加した。また、グループ会社の中銀保証が信用保証業務を担い、融資のリスクを補完している。

投資商品販売と信託・M&A仲介

中国銀行は、国債、地方債、投資信託の窓口販売を行い、顧客の資産運用ニーズに応える。保険商品の販売も手がける。また、信託業務では遺言信託や資産管理信託を提供し、個人の資産承継をサポート。金融商品仲介業務では、証券仲介やM&A仲介などの投資銀行業務を展開する。2026年3月期の役務取引等収支は預り資産販売や投資銀行業務の好調で前年比1,504百万円増の21,747百万円となった。

リース事業:設備投資を支援するファイナンスリースとオペレーティングリース

中銀リースは、岡山県内外の企業向けに機械設備、車両、情報機器などのリース・割賦販売を提供する。主力はファイナンスリースで、顧客が選定した設備をリース会社が購入し、長期契約で貸与する。保守・管理サービスも付帯可能。オペレーティングリースでは、コピー機や車両などの汎用設備を短期で貸与する。2026年3月期のリース業経常収益は145億79百万円。銀行グループの顧客基盤を活かした営業が強みである。

証券業務:株式・債券の売買仲介と投資信託販売

中銀証券は、国内株式、外国株式、債券等の売買仲介を行うほか、投資信託の組成・販売を手がける。銀行窓口との連携により、預金から投資へのシフトを促進する役割を担う。2026年3月期の証券業経常収益は50億63百万円で、トレーディング部門の伸長により前年比27.3%増加した。経常利益は13億60百万円と56.6%増益。オンライン取引にも対応し、個人投資家の需要を取り込んでいる。

その他金融サービス:クレジットカード・人材紹介・コンサルティング・エネルギー

グループは多様なその他金融サービスを展開する。中銀カードは「中銀カード」等のクレジットカード発行・加盟店管理を行い、キャッシュレス決済を提供。中銀アセットマネジメントは投資顧問・投資信託委託業務、ちゅうぎんキャピタルパートナーズはベンチャーキャピタルファンド運営、ちゅうぎんヒューマンイノベーションズは人材紹介、Cキューブ・コンサルティングは経営コンサルティングを提供。さらに、ちゅうぎんエナジーとちゅうぎんエナジー1号が再生可能エネルギー事業を展開し、地域の脱炭素化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

広域地銀として中国5県を基盤に首位級の規模を持つ

ちゅうぎんフィナンシャルグループは、広島県を中心に中国地方で有数の地銀グループとして、預貸金の規模で同業他社を上回る。ライバルのいよぎんホールディングスやしずおかフィナンシャルグループと比べると、地元密着型の顧客基盤と地域経済への深い関与が強みである。一方で、低金利環境が続く中、収益の多様化が遅れており、楽天銀行のようなデジタル戦略との差が課題である。金融庁の監督下で地域の再編が進む中、スケールメリットを生かした効率化と、非金利収入の拡大が今後の成長の鍵となる。

強み

  • 中国地方で長年にわたり築いた地元企業・個人との関係性が厚く、安定した預貸金を確保している。
  • 同業他社と比較して預貸金残高が大きく、コスト削減やシステム投資でスケールメリットを享受できる。
  • 地方創生や中小企業支援など、地元経済の活性化に積極的で、行政との連携も強固である。
  • 自己資本比率が高く、不良債権比率も低水準で、景気変動に対する耐性がある。

課題

  • 預貸金利ざやが縮小する中、本業の収益性が低迷し、非金利収入の拡大が急務である。
  • 楽天銀行など新興勢と比べ、デジタルサービスの展開が遅れており、顧客接点の拡大に課題がある。
  • 中国地方の人口減少で貸出市場が縮小傾向にあり、域外への事業展開や新たな収益源が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字がちゅうぎんフィナンシャルグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18418山口フィナンシャルグループ7,503億円20.3倍
27180九州フィナンシャルグループ7,395億円18.2倍
37337ひろぎんホールディングス7,296億円16.4倍
47189西日本フィナンシャルホールディングス7,242億円0.0倍
57327第四北越フィナンシャルグループ7,200億円16.3倍
65832ちゅうぎんフィナンシャルグループ6,509億円15.8倍
78368百五銀行6,076億円21.7倍
88358スルガ銀行5,770億円14.7倍
98524北洋銀行4,968億円19.3倍
108304あおぞら銀行4,758億円18.4倍
117164全国保証4,416億円13.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

2022年5月~6月:株式移転計画の策定と株主総会承認

2022年5月、中国銀行は単独株式移転の方法による持株会社設立に向けた「株式移転計画書」を作成した。続く2022年6月の定時株主総会において、本計画が承認決議された。この計画は、グループ全体の経営管理機能を持株会社に集約し、迅速な意思決定とグループシナジーの最大化を図るためのものであった。株主総会での承認を受け、持株会社設立の最終準備が整えられた。

2022年10月:持株会社設立と中国銀行の完全子会社化

2022年10月、単独株式移転によりちゅうぎんフィナンシャルグループが設立され、中国銀行はその完全子会社となった。これにより、グループは持株会社体制へ移行。設立当初から中国銀行のほか、リース、証券、カードなど既存のグループ会社が持株会社の傘下に編入された。持株会社はグループ全体の経営戦略の策定やリスク管理、資本政策を担い、各子会社はそれぞれの専門分野で事業を展開する体制が整った。

2023年4月:地域エネルギー事業への本格参入

2023年4月、グループは株式会社ちゅうぎんエナジーを設立し、地域エネルギー・脱炭素関連業務に本格参入した。これは長期経営計画「Vision 2027」における地方創生SDGsの深化戦略の一環である。ちゅうぎんエナジーは、中国銀行とのオフサイトPPAサービスを活用し、再生可能エネルギーをグループ内の事業所に導入するなど、地域の脱炭素化を推進する役割を担う。この新会社の設立により、グループは金融サービスに加え、エネルギー分野でも地域課題の解決に取り組むこととなった。

2024年10月:エネルギーファンドによる投資運用開始

2024年10月、ちゅうぎんエナジーファンド投資事業有限責任組合を設立し、再生可能エネルギー関連への投資運用業務を開始した。このファンドは、地域の脱炭素事業への資金供給を目的としており、グループの投資運用能力を活かして地域のエネルギー転換を支援する。ファンドの運営は持株会社グループの一員であるちゅうぎんキャピタルパートナーズが担う。これにより、グループは金融と実業の両面から脱炭素ビジネスを展開する基盤を築いた。

2025年7月:再生可能エネルギー事業会社の追加設立

2025年7月、合同会社ちゅうぎんエナジー1号を設立し、再生可能エネルギー事業をさらに拡充した。この合同会社は、ちゅうぎんエナジーが推進するプロジェクトの一つとして、太陽光発電などの具体的な発電事業を運営すると見られる。グループは2023年以降、エネルギー関連会社を相次いで設立しており、地域のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを加速させている。持株会社体制のもと、金融サービスと実業の融合による新たな収益源の創出が進んでいる。

年表6件を開く

2020年代

  • 2022年5月創業株式会社中国銀行の単独株式移転の方法による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成
  • 2022年6月創業株式会社中国銀行の定時株主総会において単独株式移転の方法により当社を設立し、持株会社体制へ移行することについて承認決議
  • 2022年10月M&A株式会社中国銀行が単独株式移転により当社を設立し、同行がその完全子会社となる
  • 2023年4月創業株式会社ちゅうぎんエナジー設立
  • 2024年10月創業ちゅうぎんエナジーファンド投資事業有限責任組合設立
  • 2025年7月創業合同会社ちゅうぎんエナジー1号設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 政策投資株式の簿価ベース削減率2026年3月末まで48%削減
  • 女性管理監督職の人数(中国銀行単体)282名(管理監督職に占める割合24.2%)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    地方創生SDGsの深化

    脱炭素化支援、TNFD対応、自治体連携、SDGs推進など地域課題解決型の投融資やコンサルティングを強化し、地域の持続可能な発展に貢献する。

  2. 02

    イノベーションの創出

    DX戦略に基づき、生成AIやAIエージェントの活用、外部企業との協業による新サービスの開発・提供など、業務改革と新たな価値創造を推進する。

  3. 03

    グループ経営基盤の強化

    人財ポートフォリオの可視化、人的資本投資(ベースアップ、インセンティブ制度)、ダイバーシティ推進、財務戦略として3つのアセット領域のバランス運営や政策投資株式削減に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で3,025人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は951万円で、3期前と比べて+61.2%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は16.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2023年3月59043.019.13,009
2024年3月81841.017.62,988
2025年3月83439.315.43,015
2026年3月95140.716.73,025

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 28 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
銀行業 — 岡山県169億円
リース業 — 岡山県ほか8,274百万円
銀行業 — 広島県5,150百万円
その他 — 岡山県ほか2,581百万円
銀行業 — 岡山県ほか2,565百万円
銀行業 — 岡山県2,224百万円
銀行業 — 香川県1,746百万円
銀行業 — 兵庫県1,384百万円
銀行業 — 岡山県ほか1,169百万円
銀行業 — 鳥取県135百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社中国銀行
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社中国銀行
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀リース株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀リース株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀カード株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀カード株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀アセットマネジメント 株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀アセットマネジメント 株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀証券株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    中銀証券株式会社
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ちゅうぎん キャピタルパートナーズ
    岡山市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ちゅうぎん キャピタルパートナーズ
    岡山市北区
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • 株式会社ちゅうぎん ヒューマンイノベーションズ岡山市北区100%
  • 株式会社ちゅうぎん ヒューマンイノベーションズ岡山市北区100%
  • 株式会社Cキューブ・コンサルティング岡山市北区100%
  • 株式会社Cキューブ・コンサルティング岡山市北区100%
  • 株式会社ちゅうぎんエナジー岡山市北区100%
  • 株式会社ちゅうぎんエナジー岡山市北区100%
  • ちゅうぎんエナジーファンド 投資事業有限責任組合岡山市北区100%
  • ちゅうぎんエナジーファンド 投資事業有限責任組合岡山市北区100%
  • 合同会社ちゅうぎんエナジー1号東京都港区100%
  • 合同会社ちゅうぎんエナジー1号東京都港区100%
  • 株式会社CBS岡山市北区100%
  • 株式会社CBS岡山市北区100%
  • 中銀事務センター株式会社岡山市中区100%
  • 中銀事務センター株式会社岡山市中区100%
  • 中銀保証株式会社岡山市北区100%
  • 中銀保証株式会社岡山市北区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,491億円経常利益560億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.7%、利益が+46.2%。

売上高
+17.7%
2,491億円
経常利益
+46.2%
560億円
純利益
+44.9%
397億円
利益率
22.5%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,630億円2,491億円
純利益450億円397億円
1株あたり配当¥102¥102

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は1,096億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+149.7%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q41026
2024年1Q43972
2024年2Q445368.132
2024年3Q47780
2024年4Q48630
2025年2Q1,029636.1146
2025年4Q1,088128
2026年2Q1,1451079.3174
2026年4Q1,346223
2027年1Q1,096139

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 4期分

2023年3月期からの4期で、経常収益は1,799億円から2,491億円へ1.4倍に増えた。経常利益率は16.5%から22.5%になった。経常収益は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
株式会社ちゅうぎんエナジー設立
2023年3月1,79929616.5205
ちゅうぎんエナジーファンド投資事業有限責任組合設立
2024年3月1,84731216.9214
合同会社ちゅうぎんエナジー1号設立
2025年3月2,11738318.1274
2026年3月2,49156022.5397

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益2,491億円のうち、経常利益として残るのは560億円22.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は397億円、売上の15.9%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金77.5%1,931億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.5%560億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
22.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
15.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが709億円、投資CFが−2,932億円で、差し引きのフリーCFは−2,223億円期末の手元現金は9,733億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2023年3月−4,0351,643−781.51
2024年3月1,156−1,984−791.42
2025年3月469−2,651421.20
2026年3月709−2,932−610.97

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2026年3月期の総資産は11.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,207億円で、自己資本比率は5.5%(業種中央値4.9%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2023年3月9.855,2799.325.3
2024年3月10.765,81110.185.4
2025年3月11.055,42410.504.9
2026年3月11.376,20710.755.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
5,386億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10.7兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り79社中12位あたり、逆に低いのは経常収益成長率79社中52位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
5.5%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
17.7%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,523で、1年前と比べて+70.3%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥3,523-1.2%1ヶ月+8.0%1年+70.3%時価総額6,509億円
過去52週の値幅
安値¥2,025高値¥3,610

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.8倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR0.93倍
配当利回り2.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+0.56%と小幅高。8月21日は3411円で、25日線3374円を上回る。52週高値3610円に近い水準。8月30日に出来高80万株と増加。RSIは55.8と強気寄り。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

銀行業のためPBR1倍未満が常態的だが、PBRは0.90倍と平均0.98倍を下回り、やや割安。PERは15.32倍で平均16.97倍を下回り、割安感がある。ROEは6.82%と低いが、銀行業では平均的。配当利回りは2.99%と平均2.38%を上回り、株主還元が厚い。経常収益は増加傾向で、今期の純利益も伸びているが、PBR低水準の割にROEが低く、バリュエーションはほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.8倍17.5倍
PER (予想)13.9倍
PBR0.93倍1.01倍
ROE6.8%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域経済の回復と金利上昇による利ざや改善で収益が拡大している。強気派は今後の日銀利上げで貸出金利が上昇し、利益がさらに伸びると期待。弱気派は低金利環境の長期化や、人口減少による貸出需要の減少、競争激化を懸念。また、先行きの収益予想(2026/3期の純利益397億円)に対して市場が評価し、株価は1年で大きく上昇した。争点は、金利上昇が本当に収益にプラスか、そして地域経済の成長余地。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや拡大

    日銀の利上げで貸出金利が上昇し、利益が改善

  • 業績好調

    2026/3期も増収増益の見込みでROEも改善

  • 株主還元

    配当利回り3%超と高水準

  • 純利益397億円と45%増益通年影響

    2026年3月期純利益は前期274億円から44.9%増の397億円。増益率が高い

  • 営業収益2491億円と18%増収通年影響

    前期2117億円から17.7%増。収益の拡大が続く

  • 予想PER13.4倍と割安決算発表後影響

    現在PER15.2倍から予想PER13.4倍へ改善。増益でバリュエーション調整

  • 配当利回り3.01%と高水準通年影響

    利回り3.01%は銀行株として比較的高く、下支え要因となる

マイナスに働く材料7
  • 人口減少

    地域の人口減で貸出需要が長期的に縮小

  • 金利競争

    メガバンクの地方進出で金利競争が激化

  • デジタル化

    ネット銀行が参入し、顧客基盤が浸食される恐れ

  • PBR0.89倍と1倍割れ継続影響

    PBR0.89倍は1倍を下回り、市場の評価が低いことを示す。改善にはROE向上が必要

  • ROE6.82%と資本効率が低い通年影響

    ROE6.82%と低水準。資本効率の改善が急務

  • 株価1年で68.7%上昇し過熱不定影響

    短期間で大幅上昇、高値警戒感がある

  • 外国人持ち分13.82%と低く需給細り継続影響

    外国人保有が13.82%と低く、買い手不足で流動性が低い

次の決算で確かめる点
貸出金利回り
利ざやの改善度合いを測るため
預貸率
預金に対する貸出の比率で収益性を確認
中小企業向け融資残高
地域の主力顧客向けの貸出動向を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり102で、前期から+45.2%いまの株価に対する利回りは2.90%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥102
1株あたり
配当利回り
2.90%
いまの株価に対して
配当性向
42.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月47120.6
2025年3月6231.959.0
2026年3月9045.242.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥102

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,070人。区分でいちばん多いのは個人・その他30.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.2%を占め、残る46.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他28.129.229.930.1
事業法人28.027.627.226.6
金融機関28.627.127.226.5
外国法人13.513.713.613.8
自己株式0.61.53.23.8
証券会社1.82.52.02.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社12.83
02株式会社日本カストディ銀行5.25
03岡山土地倉庫株式会社2.94
04日本生命保険相互会社2.57
05倉敷紡績株式会社2.47
06シーピー化成株式会社2.42
07ちゅうぎんフィナンシャルグループ従業員持株会2.34
08明治安田生命保険相互会社2.06
09静林業株式会社1.28
10住友生命保険相互会社1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 4期分

1株利益は4期で+101%、1株純資産は4期で+22%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2023年3月1112,8723.88.032.6
2024年3月1173,1923.911.2120.6
2025年3月1533,0314.910.959.0
2026年3月2233,4916.812.442.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額160百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤貞則取締役社長(代表取締役)6959,000
原田育秀取締役副社長(代表取締役)6543,000
山本総一取締役 専務執行役員(代表取締役)6131,000
福原賢一取締役752,000
八剱洋一郎取締役71
大原浩之取締役(監査等委員) (常勤)649,000
清野幸代取締役(監査等委員)625,000
人見康弘取締役(監査等委員)693,000
生越栄美子取締役(監査等委員)66
小野哲治取締役 専務執行役員(代表取締役)5616,000
山縣正和取締役 専務執行役員(代表取締役)5518,000
渡邉輝謹常務執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢保有株数
西明寺康典常務執行役員
剱持直紀常務執行役員
吉岡博之常務執行役員
毛利俊仁執行役員
池田恭之執行役員
伊藤泰三執行役員
橋本真実執行役員
田中智執行役員
西宇建雄取締役(監査等委員) (常勤)6114,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)45826149925
社外取締役537377
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容939字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社27社および関連会社1社で構成され、銀行業を中心に、リース業、証券業等の金融サービスに係る事業を行っております。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (銀行業) 株式会社中国銀行の本店のほか国内支店、出張所、海外支店において、預金業務、貸出金業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、信託業務、各種代理業務、債務の保証(支払承諾)、公社債の引受、国債等公共債及び証券投資信託の窓口販売、金融商品仲介業務、M&A仲介等投資銀行業務などを業務展開しており、グループ業務の中核をなしております。 株式会社CBS、中銀事務センター株式会社では、銀行事務の受託・代理業務、中銀保証株式会社では、信用保証業務を行っております。 (リース業) 中銀リース株式会社では、岡山県内外の企業へのリース事業を展開しております。 (証券業) 中銀証券株式会社では、証券業務を行っております。 (その他) 中銀カード株式会社では、クレジットカード業務、中銀アセットマネジメント株式会社では、投資顧問業務及び投資信託委託業務、株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズでは、ファンド運営業務、株式会社ちゅうぎんヒューマンイノベーションズでは、人材紹介業務、株式会社Cキューブ・コンサルティングでは、コンサルティング業務、株式会社ちゅうぎんエナジー及び合同会社ちゅうぎんエナジー1号では、地域エネルギー・脱炭素関連業務、ちゅうぎんエナジーファンド投資事業有限責任組合では、投資運用業務、株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループでは、経営管理業務を行っております。 以上の事項を事業系統図で示すと次のとおりであります。 (2026年3月31日現在)
経営方針・対処すべき課題6,994字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、お客さまの顕在ニーズ、潜在ニーズに応えながら地域社会やお客さまに必要とされ続ける企業グループを目指し、地域社会・お客さまと相互に発展するビジネスモデルを確立し、金融を中心とした総合サービス業へ進化することで、地域全体の付加価値を高めるとともに、グループ全体の企業価値向上を目指してまいります。 (2) 中長期的な会社の戦略 人口減少等の我が国の社会構造の変化や国内外の金融政策・金利環境の変化などに伴い、今後も不確実な事業環境が継続すると想定されます。 こうした事業環境を見据え、またテクノロジーの急速な進展など環境の変化にも対応し、持続可能なビジネスモデルを確立するため、当社グループでは2017年度を起点とする期間10年間の長期経営計画『Vision 2027「未来共創プラン」』を策定いたしました。 この長期経営計画では、「地域・お客さま・従業員と分かち合える豊かな未来を共創する」を長期ビジョンに掲げており、「豊かな未来を創る取組み」「経営の土台を創る取組み」をフレームワークとし、長期ビジョン達成に向けた各種取組みを着実に実施していきます。 中期経営計画『未来共創プラン ステージⅠ』(2017年度~2019年度)では、営業時間・人員捻出を目的とした店頭業務体制の整備や本部業務の見直しによる人的資源の再配置などの構造改革を推進したほか、コンサルティング機能の強化や人材紹介業務への参入など金融分野以外のサービスメニューの拡充を図ってきました。 また、2020年度からスタートした中期経営計画『未来共創プラン ステージⅡ』(2020年度~2022年度)では、ステージⅠの構造改革の成果のもと、地域やお客さまが抱える課題の解決力強化に向けて、ちゅうぎんグループの人財と組織力の向上を図るために、人事制度改定、新事業の創出及び持株会社体制への移行等に取り組んできました。 そして、2023年4月からスタートした中期経営計画『未来共創プラン ステージⅢ』(2023年度~2026年度)では、ステージⅠやステージⅡの改革をベースとして、成果を最大限発揮し、10年戦略で描いたビジネスモデルの実現を目指すとともに、ちゅうぎんフィナンシャルグループとしての「新たな挑戦」を実践していきます。 具体的には、地域社会・お客さまと相互に発展する持続的なビジネスモデルを構築するための戦略を3つの成長戦略と定義し、次のような施策に取り組み、地域社会の発展への貢献と企業価値の向上の好循環を創り出してまいります。 当連結会計年度における各成長戦略の主な成果は、以下のとおりです。 Ⅰ.地方創生SDGsの「深化」 脱炭素化について、グループ会社のちゅうぎんエナジーは、中国銀行とのオフサイトPPAサービスを活用し、追加性のある再生可能エネルギーを中国銀行本店も含む9事業所で導入しました。CO2削減の具体的な事例として本取組みを紹介するとともに、お取引先様の脱炭素経営の実現に向けて、具体的なソリューション提供により、地域の脱炭素化を推進してまいります。 TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)では地域特性を踏まえた開示を実施しました。また、当社グループでは、瀬戸内海の環境保全プロジェクト『瀬戸内渚フォーラム』に参画し、玉野市胸上浜の藻場保全・回復や環境教育に取組んでいます。このたび、胸上漁業協同組合、株式会社イノカ、そして瀬戸内渚フォーラムと共同で申請した玉野市胸上浜に関する活動計画が地域生物多様性増進法に基づき認定され、『胸上浜』が『自然共生サイト』となりました。今後も地域社会の持続的な発展とカーボンニュートラルの達成に貢献してまいります。 自治体との関係では、中国銀行は美作市、高梁市、府中市等から企業版ふるさと納税の仲介業務を受託しました。また、自治体が抱える課題への対応を起点とした投融資を増強しました。今後も自治体との連携を強化してまいります。 SDGsでは、中国銀行はおかやまSDGs研究会におかやま未来共創プロジェクトを提案し、若者・女性の県外流出といった地域課題を背景に、住みたい・働きたい場所として「選ばれる岡山」を目指す施策を検討しております。おかやまSDGs研究会のメンバーは中国銀行の他に、行政機関では岡山県、岡山市、倉敷市、経済界では岡山商工会議所、一般社団法人岡山経済同友会、一般社団法人岡山銀行協会、大学では国立大学法人岡山大学、マスコミでは山陽新聞社で構成されています。同プロジェクトでは、地域課題や魅力ある取組みの“見える化”を進めています。具体的には、地域で活躍する企業や団体の取組みをカード化し、ボードゲームやワークショップを通じて次世代に伝えることで、地域理解の促進、シビックプライドの醸成、人材定着につなげる活動に取組んでおります。今後も地域課題の解決に向けて、関係主体を巻き込みながら取組んでまいります。 お客さまのSDGs・脱炭素に向けた取組みを強化するため、国立大学法人岡山大学および一般社団法人サステナブル経営推進機構の協力のもと、「山陽地域のサステナビリティ推進に向けたパートナーシップ協定」に基づき、当社と株式会社ひろぎんホールディングスは両社の職員を対象とした「カーボンフットプリント算定に関する人財育成プログラム」を共催いたしました。 また、三菱HCキャピタル株式会社とグループ会社の中銀リースはGX Assessment Leaseに関する連携協定を締結しました。GX Assessment Leaseは特定の設備を対象に、環境改善効果などの条件を満たしたリースや割賦取引について、お客さまの使用する物件が低炭素設備であることを証明するサービスです。当社グループはこうした取組みを通じて、お客さまの低炭素設備導入を支援し、地域の脱炭素経営・脱炭素社会の実現に貢献してまいります。 地域応援活動では、米国による追加関税措置や中東情勢緊迫化による原油・原材料価格上昇等に際し、その影響が懸念されるお客さまを支援するために、営業店への相談窓口の設置や緊急対策融資の取扱いを開始し、融資、資金繰りおよび返済条件に関するご相談に対応しています。 また、2026年2月に株式会社広島銀行を含めた7行の地方銀行と自動車産業支援にかかる広域連携協定を締結しました。各行が有する知見・ネットワークを活用したサプライチェーンマネジメントの維持・強靭化に資する共同施策により、地域を超えた地元企業の中長期的な成長支援に資する取組みを推進し、地域経済の活性化に貢献してまいります。 さらに、2025年10月、当社はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社、森興産株式会社とともに、岡山県内の企業における外国人労働者の適正な雇用と労務リスク対策を支援する新たな枠組み「地域のグローバル人事部 岡山」を設立しました。この枠組みにおいて、深刻化する地域の人手不足や多様な人材活用のニーズに対応し、岡山県内の企業の皆さまが安心して外国人材を受入れ、健全な職場環境を実現できるよう、3者が連携してセミナー・イベントの開催等を行ってまいります。 ライフプランサポート活動では、2025年4月より資産運用サポートデスクを全店展開しました。同デスクでは、電話やオンライン面談によりお客さまの資産形成や資産運用に関するご相談、投資信託のご購入やご解約の手続きまで対応可能です。今後とも、お客さまの利便性向上に努めてまいります。 今後も幅広い金融サービスの提供とコンサルティング機能の発揮を通じ、地域のサステナビリティ向上のために取組んでまいります。 Ⅱ.イノベーションの創出 当社は、2024年5月に公表したちゅうぎんDX戦略に基づき、DXによる業務改革を進めてまいりました。その一環として、生成AI利用環境の整備に取組みました。 また、中国銀行と株式会社日立製作所は融資業務においてAI エージェントを活用し、業務プロセスの自律化を実現するための協創を開始しました。本協創は、業務プロセスの分析から判断、最適化までの一連の流れに AI エージェントを適用・連携させることで、これまで人手に頼っていた業務の段階的な自律化を目指すものです。本協創を通じて、高品質かつ高付加価値で AI ネイティブな金融サービスの提供を実現し、地域企業の持続的な成長へ貢献することを目指してまいります。 アライアンスでは、中国銀行は、マネーフォワードエックス株式会社と地域金融機関向け法人サービスプラットフォーム「BANK Biz」の協業開発を開始しました。法人のお客さまに、より革新的で便利なサービスを提供するために取組んでまいります。 また、2025年8月、当社は株式会社松尾研究所と生成AIに関する共同研究を開始しました。当社グループはお客さまへのサービス提供だけでなく、その成功事例や手法を他地域・他分野にも展開することを目指しており、これを実現するためにAI技術の社会実装に強みを持つ松尾研究所との共同研究を開始しました。 さらに当社は、株式会社大塚商会およびdotData,Inc.と連携し、当社のお取引先様を中心とした地元企業に対し「地元企業のデータ利活用」や「DX 推進」の伴走支援を開始しました。 加えて、中国銀行は豊富な店舗網や顧客ネットワークを活かし、地元企業へdotData Insight Liteの活用を通じた「データ利活用」や「DX 推進」に関するニーズ喚起を行ってまいります。グループ会社のC キューブ・コンサルティングは、本製品の販売に加え、導入を契機としたコンサルティングニーズに対応しています。 今後もグループ全体で進化し続けるために、DX戦略の着実な実現やアライアンス戦略を強化し、新たな可能性を模索してまいります。 Ⅲ.グループ経営基盤の強化 当社は事業ポートフォリオの最適化と経営資源の戦略的配分に向けて、人財ポートフォリオの可視化を進めました。 人的資本投資では、3年連続でベースアップを実施するとともに、2025年5月には、当社業績や株価への関心、企業価値向上へのモチベーションアップを目的とした「従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブ制度」を導入しました。また、従業員のスキルアップ支援や働きがい向上を目的として、勉学奨励金の対象資格や各種手当の拡充を行いました。さらに、従業員の健康を重要な経営課題と捉え、『健康経営』の取組みを強化し、働きがいを目的とした投資を強化しました。 ダイバーシティをより強力に推進するため、次世代女性リーダーの育成を目的として女性未来塾を開催しました。また、社内メンター制度等により、昇格者の不安を取り除き、緩和する取組みを行っています。その結果、女性管理・監督職は中国銀行単体で282名(管理監督職に占める割合は24.2%、前年同期比+20名)となっております。 財務戦略では、中長期的に目指すべき利益水準やそれを実現するための方策を構想したうえで、事業性貸出金、個人ローン等の「コア領域」、再生可能エネルギー、不動産、船舶、航空機、エクイティ活用等の「戦略領域」、市場性貸出、有価証券運用等の「市場性領域」という3つのアセットのバランスを意識した運営を行いました。また、有価証券ポートフォリオの利回り改善、ストラクチャードファイナンス運用の収益性を重視した運営による資産効率の改善を進めました。さらに、政策投資株式は2026年3月末現在、中期経営計画前対比で簿価ベース48%削減しており、順調に縮減を進めています。 (3) 経営環境 2025年度の国内経済は、所得環境の改善やインバウンド需要が堅調に推移したことなどにより、緩やかな回復基調で推移しました。日本銀行は国内外の経済・物価動向や中長期的な見通し等を踏まえ、昨年度に引き続き、2025年12月に追加利上げを実施しました。 地元経済においては、米国の相互関税や代替関税により、輸出企業の収益が圧迫されました。加えて、人手不足や賃上げにより固定費・人件費が高騰し、収益力が伸び悩む一因となりました。 海外情勢に目を向けると、米国による関税政策に加え、ウクライナや中東における紛争の長期化、米国によるベネズエラやイランへの攻撃など、地経学リスクは益々高まっています。 今後は海外経済の減速や物価の高止まり等により、国内の企業収益の悪化や個人消費の下振れが懸念されます。引き続き、地元経済の状況を把握し、お客さまへの円滑な資金供給、経営課題の解決および資産運用のご提案を通じて、地元経済の発展に貢献してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経営環境につきましては、日本銀行による政策金利の引き上げが予想されるものの、地経学リスクの高まりを背景とした海外経済の減速、ないしはサプライチェーンの分断、物価上昇などを主因に、不安定な状況が続くことが予想されており、企業収益の悪化や個人消費の落ち込み、それに伴う地域経済の停滞が懸念されます。 このような経営環境への対応やサステナビリティ経営を推進するため、これまでに手掛けた取組みをより一層強化するとともに、新たな成長に向けて挑戦してまいります。 「Ⅰ.地方創生SDGsの『深化』」では、「ヒト・モノ・カネ」に関するご相談をワンストップで解決できるという利点を活かし、グループシナジーを発揮しながら、地域やお客さまが抱える経営課題やニーズに寄り添い、解決してまいります。これらの取組みを通じて、地域やお客さまのポテンシャルを引き出し、地域の持続的な発展に貢献してまいります。 「Ⅱ.イノベーションの創出」では、より生産性の高い組織となれるよう、引き続きDXやBPRによる抜本的な業務改革を進めてまいります。また、私たちが有するノウハウを活かすとともに、当社グループでは有していない知見を持つ地域社会のアライアンスパートナー等と連携し、新規事業の共同開発等、業務軸の拡大による新たな価値の創出に一層注力してまいります。 「Ⅲ.グループ経営基盤の強化」では、 成長戦略を高度に実践していくために、グループ各社の特性に応じたグループガバナンス態勢を確立してまいります。また、持株会社と中国銀行・グループ各社の自主性を高め、役割の違いを明確にし、グループ全体で収益性を高めるとともに、効率的な運営を目指してまいります。2026年度は人的資本投資を前年比3億円増の約14億円に増強する予定です。社内人財への投資を惜しむことなく、「人財育成」と「働きがいの向上」の両輪で施策を展開し、従業員のパフォーマンスの最大化を図ることでお客さまへの提案力を強化してまいります。また、女性活躍推進に加え、シニア、障がい者等がより一層活躍できるよう環境整備し、「全員活躍」に向けて取組んでまいります。 以上の3つの成長戦略を組み合わせ、地域・お客さまの発展へ貢献することで、地域全体のサステナビリティや付加価値を高めてまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等 2023年4月からスタートした中期経営計画『未来共創プラン ステージⅢ』(2023年度~2026年度)の策定に際し、足元の経営環境や今後の見通しを反映して、以下のKPIを設定し、長期経営計画『Vision 2027「未来共創プラン」』の最終年度(2026年度)の計数目標を更新しております。 計数目標は、下記要因を考慮し、KPIのうち「親会社株主に帰属する当期純利益」を300億円から400億円以上に、「ROE」を5%以上から7%以上に、それぞれ上方修正しております。 ●良質なアセット拡大と中計策定時想定を超える市場金利上昇に伴う資金利益の増加 ●ユニット体制の構築による営業戦略・投資戦略の取組み加速(FGの機能強化) ●「ちゅうぎんDX戦略」による業務プロセス改革、共創パートナーとの連携、新規事業創出等の追加的効果 ※1:Scope1(ガス、ガソリン、軽油などの燃料消費を通じた直接排出量)、Scope2(他社から供給された電気、熱などの使用に伴う間接排出量)の2013年度対比削減率 ※2:対象となる投融資は、社会分野(医療・介護・保育、教育 ほか)・環境分野(太陽光、風力、バイオマス、EVほか)のファイナンスに加え、地方創生やSDGs/ESGの取組支援を含む2020年度からの実行額 ※3:事業承継・環境関連などの年間コンサルティング契約受託件数 ※4:遺言信託、遺産整理業務等の年間取扱件数 ※5:研修教育関連費用、勉学奨励金、ちゅうぎんオープンラボ活動費、研修受講時及び出向時の人件費等の従業員に対する投資額及び就業環境や福利厚生の整備(手当や健康経営など)に対する投資額
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) トップリスク 当社グループでは、経営において重要性の高い事象を「トップリスク」と位置付け、取締役会において選定しております。トップリスクに対する認識を共有したうえで、リスク低減に向けた取組みの実施等を通じ、リスクマネジメントの高度化に努めております。 トップリスク   リスク事象の例 サイバー攻撃・大規模システム障害の発生   サイバー攻撃や大規模なシステム障害の発生により、顧客情報の漏えいや業務の停止が生じ、当社グループに対する信認が低下する。 預金獲得競争の激化   金融機関間における預金獲得競争の激化に伴い、調達コストが上昇し、収益が悪化する。 人財の量的・質的な不足による持続的成長の停滞   人財獲得競争の激化や中途退職者の増加、人財育成の遅れにより必要な人員が不足し、既存事業の安定的な運営や成長戦略の着実な実行を阻害する。 マネー・ローンダリング等対策および金融犯罪対策の不備   マネー・ローンダリングや金融犯罪に対する管理態勢が十分に機能しない場合、不正取引の発生や被害の拡大を招き、行政処分や社会的信用の低下につながる。 大規模自然災害の発生   大規模自然災害の発生により、事業拠点や従業員が被災し、資産の毀損や業務継続が困難になる。 営業地盤の悪化   人口減少や取引先数の減少等を背景として顧客基盤が縮小し、当社グループ事業規模や収益機会が縮小する。 なお、トップリスクは経営に与える影響の重要性を踏まえて特定したものであり、後述のそれ以外のリスクについても、当社グループの事業運営上認識すべきリスクとして適切に管理しております。 (2) 信用リスク 信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランス資産を含む)の価値が減少ないし消失し、損失を被るリスクです。 リスク事象   影響   対応策 地域経済の低迷   ・岡山県を中心とした東瀬戸内圏の地域経済の低迷により域内の与信先の信用が悪化し、与信コストが増加   ・地域の企業や団体、自治体との連携強化、課題の把握と解決方法の提供、およびサステナブルファイナンスや脱炭素の取組み支援強化・事業性評価に基づく与信先の企業実態の把握や個別案件の厳正な審査、業績改善支援等、中長期的な企業価値向上に向けた取組みの実施・与信先や地域経済等のモニタリングによる予兆把握 特定の与信先や業種、国等への与信集中   ・特定の与信先や業種、国等への与信が集中することにより、与信先や業種、国に影響を及ぼす環境の悪化が発生した場合、多額の与信コストが発生   ・特定の与信先や業種、国等に対する与信限度額の設定・管理・「大口与信先」「業種別」「国別」等の信用状況や与信の集中状況等の定期的な把握 与信形態の多様化、複雑化   ・ストラクチャードファイナンス等、多様化・複雑化する与信のリスクを適切に把握・管理できず、与信コストが発生   ・多様化・複雑化する与信の多面的かつ深度ある厳正な審査・与信先や市況等の適切なモニタリングによる予兆把握等管理態勢の強化・審査・管理ノウハウを持つ人財の育成・確保 なお、世界的なインフレや地政学リスクの高まりになどにより、世界経済の見通しは不透明な状況となっています。また、国内においても、企業業績の改善や物価上昇、賃金上昇などに伴い、金融正常化が進みましたが、中東情勢の影響に伴い、金融政策や企業業績の不確実性が高まっている状況です。これらの懸念に関連し、当社グループ与信先の経営状態が想定以上に悪化し、不良債権や与信コストの増加を余儀なくされるリスクがあります。 また、自己資本余力を活かし、市場性ローンを含むストラクチャードファイナンスや非日系融資など株式会社中国銀行本部での貸出金運用を実施しており、地元向け貸出金等と比べてリスク特性の異なる融資残高が増加しております。この点に関しても、リスクの所在を明確にしたうえで、厳正な審査やモニタリングによる予兆把握、各種リスクを統合した管理を行い適正にリスクを管理しております。 (3) 市場リスク 市場リスクとは、金利や為替、株式等の市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し損失を被るリスク、または資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクです。 リスク事象   影響   対応策 国内・海外の金利上昇   ・金利上昇により債券の評価損益や売買損益が悪化し、自己資本や収益が減少   ・債券・株式等の運用残高や統計的な手法等により定量化したリスク量に対する限度額の設定・管理・有価証券全体ならびにリスク・カテゴリー別の損失額に対する限度額等の設定・管理・市場急変を想定したストレステストの実施・リスクヘッジ方針の策定・実施 株価下落   ・株価下落により株式の評価損益や売買損益が悪化し、自己資本や収益が減少・株価が大幅に下落した場合には、株式償却による損失が発生 金利低下、または低金利環境の長期化   ・金利低下により、短期資産または変動金利資産の金利更改後の資金利益が減少・低金利環境が長期化した場合には、資産の資金利益の減少傾向が継続 なお、市場リスクについても、(2)信用リスクと同様に、様々な懸念から世界経済の見通しが不透明な状況となっていることに留意が必要です。こうした状況を背景とする、国内・海外の金利上昇や株価下落等の市場混乱により、想定どおりの資金利益が獲得できないリスク、または想定を上回る有価証券評価損益や売買損益の悪化が発生するリスクがあります。 (4) 流動性リスク 流動性リスクとは、運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)、ならびに市場の混乱等により、市場において取引ができない又は通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)です。 リスク事象   影響   対応策 国内・海外の調達環境の悪化   ・必要な資金確保が困難になり資金繰りが悪化した場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされた場合、資金利益が減少   ・運用と調達の資金ギャップに対する限度額の設定・管理・流動性資産の保有残高下限に対する限度額の設定・管理・調達手段の多様化・調達環境の変化の予兆を察知するための早期警戒指標のモニタリング 当社グループの信用状態の悪化、または風評の悪化 なお、外貨については市場からの資金調達が多いため、特に重点的に管理を行っております。外貨調達環境の悪化を想定したストレステストにおいて資金繰りが可能であることを検証しているほか、外貨運用・調達の安定度合を表す外貨安定比率を計測・管理し外貨バランスシートの中長期的な安定性維持を図っております。 (5) オペレーショナル・リスク オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であることまたは外生的な事象により、損失を被るリスクです。 主なオペレーショナル・リスクを、①事務リスク、②システムリスク、③人的リスク、④有形資産リスク、⑤情報資産リスク及び⑥コンプライアンス・法務リスクの6つに分類し、管理しております。 項目   リスク事象   影響   対応策 ①事務リスク   ・事務事故の発生   ・事務事故による資金流出や手数料徴求漏れ等による損失、及び原状回復にかかる対応費用が発生   ・事務管理部門による業務内容の点検及び改善策の実施・事務指導等事務品質向上に向けた取組みの推進 ②システムリスク(サイバー攻撃リスクを含む)   ・障害の発生によるシステム停止の発生・サイバー攻撃等によるコンピュータシステム等への不正侵入等の発生   ・お客さまへのサービス提供の停止、サイバー攻撃などにより情報や金融資産の窃取、改ざん、破壊等が発生し、損害賠償請求等による損失が発生、ないしは信用が失墜   ・オンライン障害等により重要な業務の中断が生じた場合の損失を最小限とするための事業継続計画(Business Continuity Plan)の策定等危機管理態勢を整備・サイバー攻撃の動向や脆弱性情報の収集・把握、システムのセキュリティ対策強化、およびサイバー攻撃発生時に適切かつ迅速に対応できるよう業界横断的な演習への参加やマニュアルの整備など、グループ内CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心とした態勢の整備 ③人的リスク   ・不適切な労務管理や処遇・対応、その他労働環境の不備など人事労務上の問題の発生   ・従業員の士気低下・流出や人事労務関連の訴訟発生、当社グループの信用を貶める行為等による悪評が発生   ・人事制度の拡充等働き方改革の実施・ダイバーシティ・アンド・インクルージョンの推進・内部通報制度の整備・周知 ④有形資産リスク   ・自然災害、資産管理の瑕疵等による建物等有形資産の損壊   ・保有する固定資産の損壊ないし評価額の低下による損失が発生   ・各種災害への対策 ⑤情報資産リスク   ・顧客情報や当社グループのインサイダー情報等の漏洩   ・顧客情報等が大量に流出し、損害賠償請求等による損失が発生、ないしは信用が失墜   ・情報資産管理態勢の整備・従業員教育の徹底 ⑥コンプライアンス・法務リスク(コンダクトリスクを含む)   ・業法その他法令等違反行為、取引先との不適切な契約・取引、社会通念に反する行為等の発生   ・行政処分や損害賠償請求による損失が発生、ないしは信用が失墜   ・リーガルチェック体制の整備、健全な企業文化および風通しのよい職場風土の醸成、従業員教育の徹底、内部通報制度の整備・周知 オペレーショナル・リスク管理方法として、業務運営上の不備事例を収集・分析し、再発防止策を策定・実施しているほか、新たな商品・サービスの導入時も含め、各種業務のRCSA(リスクとコントロールの自己評価)を実施し、リスクの評価をおこなうとともに、対応策を策定・実施しております。 なお、日々高度化・巧妙化するサイバー攻撃の脅威等を経営における「トップリスク」の一つとして明確に位置付け、サイバーセキュリティ事案の未然防止やインシデント発生時の迅速な復旧に向けた対応を目的に、サイバーセキュリティ管理態勢強化に取り組んでおります。 (6) その他経営に重大な影響を及ぼすリスク 上記リスクのほか、当社グループの財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況などに重要な影響を与える可能性があると考えているリスクは次のとおりです。 リスク事象   影響   対応策 規制変更のリスク   ・法律、規則、政策、実務慣行、解釈等の変更により、事業活動や業績に悪影響を及ぼす   ・規制変更に関する多面的な事前検証の実施・規制遵守を目的とした内部管理指標の設定・管理 風評リスク   ・法令等違反、不祥事件の発生や風説の流布等による風評の悪化により、事業活動や業績に悪影響を及ぼす   ・危機管理に関する規程・マニュアル等を定め、迅速な対応が可能な態勢の整備・不祥事件未然防止の徹底 事業戦略が奏功しないリスク   ・戦略・施策が遂行できない場合や、事業戦略が環境変化に伴い陳腐化し、期待する効果を発揮できない場合、事業活動や業績に悪影響を及ぼす   ・経営環境の変化に対応した中期経営計画・事業計画の見直し・外部環境や市場機会、商品性等について事前調査、各種施策が内包するリスクの洗出し・リスク低減策の実施 大規模な災害や強い感染症のまん延のリスク   ・営業活動の自粛・停止、取引先の経済活動の縮小により、事業活動や業績に悪影響を及ぼす   ・事業継続計画として危機管理に関する規程・マニュアル等を定め、迅速な対応が可能な態勢の整備・計画的な訓練ならびに研修の実施 気候変動リスク   ・気候変動に対応した規制等の変更、市場動向等の変化が取引先の事業環境や業績に悪影響を及ぼし、その結果当社グループの事業活動や業績が悪化する(移行リスク)・自然災害の増加・激甚化に伴う取引先の信用悪化や担保資産の棄損、当社グループの保有する固定資産の損壊等が、事業活動や業績に悪影響を及ぼす(物理的リスク)   ・ガバナンス体制の整備や気候変動に関する取組みの一層の推進・シナリオ分析でのリスクと機会の評価による、取引先ならびに当社グループへの影響把握・取引先との対話を強化し、リスクの低減やビジネス機会の創出・拡大につながる投融資やソリューションの提供による取引先支援の実施 マネー・ローンダリング、テロ資金供与、拡散金融および制裁違反対策にかかるリスク   ・マネー・ローンダリング等に関する法令等遵守状況が不十分であった場合、国内外の当局による行政処分や社会的信用の失墜などにより、事業活動や業績に悪影響を及ぼす   ・リスクの適時適切な特定・評価、リスクに見合った低減策の実施・従業員教育の徹底 また、銀行持株会社は、その収入の大部分を傘下の銀行子会社から受領する配当金等に依存しております。一定の状況下では、様々な規制上または契約上の制限により、その金額が制限される場合があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合には、当社株主に対する配当の支払が不可能となる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)18,966字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) 1 業績 当連結会計年度の業績は、連結経常収益は、資金運用収益の増加に加え、株式売却益も増加したことから、前年同期比373億40百万円(17.6%)増収の2,490億74百万円、連結経常費用は、預金利息や国債等債券売却損の増加により、前年同期比196億11百万円(11.3%)増加の1,930億36百万円となりました。その結果、連結経常利益は前年同期比177億30百万円(46.2%)増益の560億38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比122億71百万円(44.7%)増益の397億5百万円となりました。 セグメントごとの業績は下記のとおりです。 〔銀行業〕 経常収益は、戦略的なアセット残高拡大と国内金利の上昇に伴う貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により、前年同期比363億17百万円(18.9%)増収の2,283億50百万円、経常利益は、前年同期比166億84百万円(46.6%)増益の524億80百万円となりました。 〔リース業〕 経常収益は、前年度に計上した大口案件に係るリース収益が剝落したため、前年同期比1億36百万円(0.9%)減収の145億79百万円、経常利益は、前年同期比1億35百万円(19.7%)減益の5億50百万円となりました。 〔証券業〕 経常収益は、トレーディング部門が伸長したため、前年同期比10億88百万円(27.3%)増収の50億63百万円、経常利益は、前年同期比4億92百万円(56.6%)増益の13億60百万円となりました。 〔その他〕 経常収益は、グループ会社からの受取配当金が増加(連結消去前)したため、前年同期比202億2百万円(82.7%)増収の446億3百万円、経常利益は前年同期比188億3百万円(96.5%)増益の382億85百万円となりました。 キャッシュ・フローの状況は下記のとおりです。 ○ 営業活動によるキャッシュ・フロー 預金の残高増加や資金運用による収入により、709億円のプラスとなりました。(前年同期比240億円増加) ○ 投資活動によるキャッシュ・フロー 有価証券の取得を主因として、2,931億円のマイナスとなりました。(前年同期比281億円減少) ○ 財務活動によるキャッシュ・フロー 配当金の支払いや社債の償還を主因として、61億円のマイナスとなりました。(前年同期比103億円減少) 上記の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年同期比2,284億円減少し、9,733億円となりました。 ① 国内・海外別収支 資金運用収支 :貸出金利息や有価証券利息配当金の増加を主因に、国内は前連結会計年度に比べ17,239百万円増の91,759百万円、海外は前連結会計年度に比べ984百万円増の1,859百万円、合計で前連結会計年度に比べ18,223百万円増の93,619百万円となりました。 役務取引等収支:預り資産販売及び投資銀行業務を中心に好調に推移し、国内は前連結会計年度に比べ1,366百万円増の21,556百万円、海外は前連結会計年度に比べ138百万円増の190百万円、合計で前連結会計年度に比べ1,504百万円増の21,747百万円となりました。 その他業務収支:債券関係損益の減少を主因に、国内は前連結会計年度に比べ13,645百万円減の△4,063百万円、海外は前連結会計年度に比べ10百万円増の14百万円、合計で前連結会計年度に比べ13,635百万円減の△4,048百万円となりました。 種類   期別   国内   海外   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   74,520   875   -   75,396 当連結会計年度   91,759   1,859   -   93,619 うち資金運用収益   前連結会計年度   143,699   10,343   3,996   150,045 当連結会計年度   161,357   12,224   3,618   169,963 うち資金調達費用   前連結会計年度   69,178   9,467   3,996   74,649 当連結会計年度   69,597   10,365   3,618   76,343 信託報酬   前連結会計年度   9   -   -   9 当連結会計年度   34   -   -   34 役務取引等収支   前連結会計年度   20,190   52   -   20,243 当連結会計年度   21,556   190   -   21,747 うち役務取引等収益   前連結会計年度   24,077   86   -   24,163 当連結会計年度   25,834   230   -   26,064 うち役務取引等費用   前連結会計年度   3,886   33   -   3,920 当連結会計年度   4,277   39   -   4,317 その他業務収支   前連結会計年度   9,582   4   -   9,587 当連結会計年度   △4,063   14   -   △4,048 うちその他業務収益   前連結会計年度   28,828   4   -   28,832 当連結会計年度   30,540   14   -   30,554 うちその他業務費用   前連結会計年度   19,245   -   -   19,245 当連結会計年度   34,603   -   -   34,603 (注) 1 「国内」とは、当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 2 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 3 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度31百万円、当連結会計年度51百万円)を控除して表示しております。 4 本支店勘定利息を相殺消去しております。 ② 国内・海外別資金運用/調達の状況 資金運用勘定:平均残高は合計で前連結会計年度に比べ391,369百万円増の10,947,545百万円となりました。利息は国内で前連結会計年度に比べ17,658百万円増の161,357百万円、海外で前連結会計年度に比べ1,881百万円増の12,224百万円、合計では前連結会計年度に比べ19,918百万円増の169,963百万円となりました。 資金調達勘定:平均残高は合計で前連結会計年度に比べ314,066百万円増の10,384,327百万円となりました。利息は国内で前連結会計年度に比べ419百万円増の69,597百万円、海外で前連結会計年度に比べ898百万円増の10,365百万円、合計で前連結会計年度に比べ1,694百万円増の76,343百万円となりました。 ○ 国内 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   10,447,720   143,699   1.37 当連結会計年度   10,789,172   161,357   1.49 うち貸出金   前連結会計年度   6,274,943   94,840   1.51 当連結会計年度   6,523,110   102,235   1.56 うち商品有価証券   前連結会計年度   798   1   0.23 当連結会計年度   567   1   0.20 うち有価証券   前連結会計年度   2,521,579   37,031   1.46 当連結会計年度   2,815,145   47,576   1.69 うちコールローン   前連結会計年度   220,106   4,357   1.97 当連結会計年度   120,782   1,590   1.31 うち預け金   前連結会計年度   1,197,784   2,931   0.24 当連結会計年度   1,050,301   5,835   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   9,962,307   69,178   0.69 当連結会計年度   10,226,324   69,597   0.68 うち預金   前連結会計年度   7,986,162   12,659   0.15 当連結会計年度   8,292,727   27,497   0.33 うち譲渡性預金   前連結会計年度   164,238   110   0.06 当連結会計年度   79,026   218   0.27 うちコールマネー   前連結会計年度   236,463   7,059   2.98 当連結会計年度   179,080   3,639   2.03 うち売現先勘定   前連結会計年度   159,063   8,361   5.25 当連結会計年度   84,889   3,796   4.47 うち債券貸借取引受入 担保金   前連結会計年度   646,636   1,636   0.25 当連結会計年度   777,284   4,418   0.56 うち借用金   前連結会計年度   761,828   3,782   0.49 当連結会計年度   769,176   3,000   0.39 (注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、株式会社中国銀行以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。 2 「国内」とは、当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 3 資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度27,254百万円、当連結会計年度18,333百万円)及び利息(前連結会計年度31百万円、当連結会計年度51百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ○ 海外 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   201,264   10,343   5.13 当連結会計年度   277,552   12,224   4.40 うち貸出金   前連結会計年度   81,834   4,005   4.89 当連結会計年度   127,245   5,101   4.00 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   118,237   6,325   5.34 当連結会計年度   149,197   7,114   4.76 うちコールローン   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち預け金   前連結会計年度   22   0   3.50 当連結会計年度   59   2   4.23 資金調達勘定   前連結会計年度   200,762   9,467   4.71 当連結会計年度   277,182   10,365   3.73 うち預金   前連結会計年度   107,946   5,470   5.06 当連結会計年度   157,980   6,745   4.26 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち売現先勘定   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引受入 担保金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   6   0   3.96 当連結会計年度   22   0   4.13 (注) 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 ○ 合計 種類   期別   平均残高(百万円)   利息(百万円)   利回り (%) 小計   本支店勘定 の相殺 消去額 (△)   合計   小計   本支店勘定 の相殺 消去額 (△)   合計 資金運用勘定   前連結会計年度   10,648,985   92,808   10,556,176   154,042   3,996   150,045   1.42 当連結会計年度   11,066,724   119,179   10,947,545   173,581   3,618   169,963   1.55 うち貸出金   前連結会計年度   6,356,777   -   6,356,777   98,846   -   98,846   1.55 当連結会計年度   6,650,355   -   6,650,355   107,336   -   107,336   1.61 うち商品有価証券   前連結会計年度   798   -   798   1   -   1   0.23 当連結会計年度   567   -   567   1   -   1   0.20 うち有価証券   前連結会計年度   2,639,817   -   2,639,817   43,356   -   43,356   1.64 当連結会計年度   2,964,343   -   2,964,343   54,691   -   54,691   1.84 うちコールローン   前連結会計年度   220,106   -   220,106   4,357   -   4,357   1.97 当連結会計年度   120,782   -   120,782   1,590   -   1,590   1.31 うち預け金   前連結会計年度   1,197,806   -   1,197,806   2,932   -   2,932   0.24 当連結会計年度   1,050,360   -   1,050,360   5,838   -   5,838   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   10,163,070   92,808   10,070,261   78,646   3,996   74,649   0.74 当連結会計年度   10,503,507   119,179   10,384,327   79,962   3,618   76,343   0.73 うち預金   前連結会計年度   8,094,109   -   8,094,109   18,130   -   18,130   0.22 当連結会計年度   8,450,707   -   8,450,707   34,243   -   34,243   0.40 うち譲渡性預金   前連結会計年度   164,238   -   164,238   110   -   110   0.06 当連結会計年度   79,026   -   79,026   218   -   218   0.27 うちコールマネー   前連結会計年度   236,463   -   236,463   7,059   -   7,059   2.98 当連結会計年度   179,080   -   179,080   3,639   -   3,639   2.03 うち売現先勘定   前連結会計年度   159,063   -   159,063   8,361   -   8,361   5.25 当連結会計年度   84,889   -   84,889   3,796   -   3,796   4.47 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   646,636   -   646,636   1,636   -   1,636   0.25 当連結会計年度   777,284   -   777,284   4,418   -   4,418   0.56 うち借用金   前連結会計年度   761,835   -   761,835   3,783   -   3,783   0.49 当連結会計年度   769,199   -   769,199   3,001   -   3,001   0.39 (注) 資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度27,254百万円、当連結会計年度18,333百万円)及び利息(前連結会計年度31百万円、当連結会計年度51百万円)を、それぞれ控除して表示しております。 ③ 国内・海外別役務取引の状況 役務取引等収益:個人向け預り資産販売及び法人向け投資銀行業務の好調な推移や住宅ローン取扱手数料の増加により、国内は前連結会計年度に比べ1,757百万円増の25,834百万円、海外は前連結会計年度に比べ144百万円増の230百万円、合計で前連結会計年度に比べ1,901百万円増の26,064百万円となりました。 役務取引等費用:国内は前連結会計年度に比べ391百万円増の4,277百万円、海外は前連結会計年度に比べ6百万円増の39百万円、合計で前連結会計年度に比べ397百万円増の4,317百万円となりました。 種類   期別   国内   海外   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   24,077   86   24,163 当連結会計年度   25,834   230   26,064 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   10,073   75   10,148 当連結会計年度   11,436   219   11,655 うち為替業務   前連結会計年度   4,957   6   4,964 当連結会計年度   5,206   7   5,214 うち証券関連業務   前連結会計年度   2,826   -   2,826 当連結会計年度   3,058   -   3,058 うち代理業務   前連結会計年度   2,705   -   2,705 当連結会計年度   2,297   -   2,297 うち保護預り・ 貸金庫業務   前連結会計年度   138   -   138 当連結会計年度   129   -   129 うち保証業務   前連結会計年度   405   3   408 当連結会計年度   387   2   389 役務取引等費用   前連結会計年度   3,886   33   3,920 当連結会計年度   4,277   39   4,317 うち為替業務   前連結会計年度   570   0   570 当連結会計年度   656   0   656 (注) 1 「国内」とは当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 2 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 ④ 国内・海外別預金残高の状況 ○ 預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内   海外   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   8,114,040   142,675   8,256,715 当連結会計年度   8,269,166   175,866   8,445,033 うち流動性預金   前連結会計年度   6,037,150   2,049   6,039,199 当連結会計年度   5,952,170   3,141   5,955,311 うち定期性預金   前連結会計年度   1,780,536   140,625   1,921,161 当連結会計年度   2,025,990   172,725   2,198,716 うちその他   前連結会計年度   296,354   -   296,354 当連結会計年度   291,004   -   291,004 譲渡性預金   前連結会計年度   107,075   -   107,075 当連結会計年度   58,869   -   58,869 総合計   前連結会計年度   8,221,115   142,675   8,363,791 当連結会計年度   8,328,036   175,866   8,503,902 (注) 1 「国内」とは当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 2 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 4 定期性預金=定期預金 ⑤ 国内・海外別貸出金残高の状況 ○ 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内(除く特別国際金融取引勘定分)   6,474,681   100.00   6,657,095   100.00 製造業   773,296   11.94   825,031   12.39 農業,林業   10,758   0.17   10,902   0.16 漁業   1,374   0.02   1,912   0.03 鉱業,採石業,砂利採取業   3,518   0.05   2,868   0.04 建設業   175,194   2.71   183,347   2.75 電気・ガス・熱供給・水道業   326,404   5.04   329,925   4.96 情報通信業   12,675   0.20   14,091   0.21 運輸業,郵便業   325,670   5.03   366,918   5.51 卸売業,小売業   581,883   8.99   621,237   9.33 金融業,保険業   969,834   14.98   918,276   13.79 不動産業,物品賃貸業   994,574   15.36   1,024,691   15.39 各種のサービス業   372,909   5.75   374,799   5.65 地方公共団体   387,819   5.99   366,315   5.50 その他   1,538,768   23.77   1,616,775   24.29 海外及び特別国際金融取引勘定分   96,776   100.00   139,929   100.00 政府等   -   -   -   - 金融機関   30,779   31.80   23,963   17.13 その他   65,997   68.20   115,966   82.87 合計   6,571,458   -   6,797,024   - (注) 1 「国内」とは当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 2 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 ○ 外国政府等向け債権残高(国別) 該当ありません。 ⑥ 国内・海外別有価証券の状況 ○ 有価証券残高(末残) 種類   期別   国内   海外   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   848,993   -   848,993 当連結会計年度   1,071,060   -   1,071,060 地方債   前連結会計年度   636,962   -   636,962 当連結会計年度   595,841   -   595,841 社債   前連結会計年度   351,913   -   351,913 当連結会計年度   345,591   -   345,591 株式   前連結会計年度   176,286   -   176,286 当連結会計年度   245,279   -   245,279 その他の証券   前連結会計年度   626,352   135,580   761,933 当連結会計年度   702,847   146,733   849,580 合計   前連結会計年度   2,640,508   135,580   2,776,089 当連結会計年度   2,960,620   146,733   3,107,354 (注) 1 「国内」とは当社及び連結子会社(連結子会社が有する海外店を除く)であります。 2 「海外」とは、当社の連結子会社が有する海外店であります。 3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 ⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は株式会社中国銀行1社であります。 ○ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表) 資産 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 有価証券   -   -   -   - 有形固定資産   -   -   -   - 銀行勘定貸   11,933   99.71   14,185   99.76 現金預け金   34   0.29   33   0.24 合計   11,968   100.00   14,219   100.00 負債 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 金銭信託   11,968   100.00   14,219   100.00 土地及びその定着物の信託   -   -   -   - 合計   11,968   100.00   14,219   100.00 (注) 共同信託他社管理財産はありません。 ○ 元本補填契約のある信託財産の運用/受入状況(末残) 資産 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 銀行勘定貸   11,034   100.00   13,254   100.00 合計   11,034   100.00   13,254   100.00 負債 科目   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 元本   11,034   100.00   13,254   100.00 合計   11,034   100.00   13,254   100.00 2 自己資本比率等の状況 (参考) 自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。 なお、当社は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を、オペレーショナル・リスク相当額に係る額の算出においては標準的計測手法を採用しております。 また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準(2019年金融庁告示第12号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。 連結自己資本比率(国際統一基準) (単位:億円、%) 2025年3月31日   2026年3月31日 1.連結総自己資本比率(4/7)   12.89   13.35 2.連結Tier1比率(5/7)   11.87   12.17 3.連結普通株式等Tier1比率(6/7)   11.87   12.17 4.連結における総自己資本の額   5,649   6,406 5.連結におけるTier1資本の額   5,199   5,839 6.連結における普通株式等Tier1資本の額   5,199   5,839 7.リスク・アセットの額   43,801   47,975 8.連結総所要自己資本額   3,504   3,838 持株レバレッジ比率(国際統一基準) 2025年3月31日   2026年3月31日 持株レバレッジ比率   5.20   5.57 3 資産の査定 (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社中国銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 株式会社中国銀行(単体)の資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   317   286 危険債権   562   658 要管理債権   250   283 正常債権   66,398   68,483 (注)表中の計数は、全て単位未満を四捨五入しています。 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。 (主要な項目の具体的な分析) 当連結会計年度における主な項目の具体的な分析は、以下のとおりです。 1 当連結会計年度の経営成績の分析 前連結会計年度 (百万円)(A)   当連結会計年度 (百万円)(B)   増減(百万円) (B)-(A) 連結粗利益   105,236   111,351   6,115 資金利益   75,396   93,619   18,223 役務取引等利益   20,252   21,781   1,529 その他業務利益   9,587   △4,048   △13,635 営業経費   59,526   66,565   7,039 貸倒償却引当費用   14,105   6,851   △7,254 一般貸倒引当金繰入   2,036   2,351   315 個別貸倒引当金繰入   11,997   4,385   △7,612 貸出金償却   31   10   △21 債権売却損   39   103   64 償却債権取立益   21   10   △11 株式等関係損益   5,330   14,560   9,230 その他の経常損益   1,353   3,532   2,179 経常利益   38,308   56,038   17,730 特別損益   △26   △371   △345 税金等調整前当期純利益   38,282   55,666   17,384 法人税、住民税及び事業税   13,450   17,121   3,671 法人税等調整額   △2,601   △1,160   1,441 当期純利益   27,434   39,705   12,271 非支配株主に帰属する当期純利益   -   -   - 親会社株主に帰属する当期純利益   27,434   39,705   12,271 ① 連結粗利益 資金利益は、良質なアセットの戦略的な拡大ならびに国内金利の上昇により貸出金利息や有価証券利息配当金が大幅に増加したことを主因として、前期比182億円増益の936億円となりました。 役務取引等利益は、グループ一体での個人向け・法人向けのフィービジネスに注力し、預り資産販売手数料や住宅ローン手数料、法人向け投資銀行業務手数料等が好調に推移したことから、前期比15億円増益の217億円となりました。 その他業務利益は、将来の利息収入を見据えた低利回り債の入替に伴い債券関係損益が減少し、前期比136億円減益の△40億円となりました。 ② 営業経費 ベースアップに伴う人件費の増加やDX投資等の戦略投資の実施に伴い、前期比70億円増加し、665億円となりました。 ③ 貸倒償却引当費用 前年度に複数の大口先において多額の引当費用が発生していた反動により、貸倒償却引当費用は前期比72億円減少し、68億円となりました。 ④ 株式等関係損益 株式等関係損益は、株式相場の上昇や政策株式の縮減による売却を背景に、前期比92億円増加の145億円の利益となりました。 ⑤ 特別損益 特別損益は、固定資産処分損益の悪化等により、前期比3億円減益の△3億円となりました。 ⑥ 当期純利益 以上から、当期純利益は前期比122億円増益の397億円となりました。 2 当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度の貸借対照表計上額は、「資産の部」につきましては、前期末に比べ3,247億円増加して11兆3,702億円となりました。 「負債の部」につきましては、前期末に比べ2,463億円増加して10兆7,495億円となりました。 「純資産の部」につきましては、利益剰余金は、利益の積み上げから268億円増加し5,386億円となっています。株主資本合計では前期末に比べ245億円増加して5,520億円となりました。 また、その他の包括利益累計額合計は、繰延ヘッジ損益や退職給付に係る調整累計額の増加を主因として、前期比539億円増加し685億円となりました。以上から、純資産合計では前期比784億円増加の6,207億円となりました。 主要科目の状況は次のとおりです。 貸出金は、資本コントロールを通じた良質なアセットの積上げに注力した結果、地元事業性資金・個人向け貸出を中心に増加し、前年同期比2,256億円増加の6兆7,970億円となりました。 有価証券につきましても、株価や内外金利動向等に配意しつつ残高を積み増した結果、前年同期比3,313億円増加の3兆1,073億円となりました。 預金及び譲渡性預金は、粘着性の高い預金獲得に取り組み、法人預金および個人預金が増加し、前年同期比1,402億円増加の8兆5,039億円となりました。 (連結リスク管理債権(再生法開示債権)の状況) 連結リスク管理債権は、前連結会計年度末比95億円増加し、1,239億円となりました。 2025年3月末(A) (億円)   2026年3月末(B) (億円)   増減(B)-(A) (億円) リスク管理債権(再生法開示債権)   破産更生債権及びこれらに準ずる債権   329   296   △33 危険債権   565   661   96 三月以上延滞債権   8   5   △3 貸出条件緩和債権   242   277   35 合計   1,144   1,239   95 総与信残高(末残)   67,222   69,335   2,113 (注)表中の計数は、全て単位未満を四捨五入しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりです。 なお、将来に関する事項については当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループでは、潤沢な資本を背景とした高い健全性を活かし、アセットを積み上げることで利益成長を実現するため、中期経営計画において貸出金も含めたアセット全体戦略を立案し、実行しております。 具体的には、運用目的に基づくアセット区分(以下の3領域)にて中期経営計画の各施策に取り組んでおります。 ・コア領域 :当社が最優先で取り組む領域(地元事業性資金、個人ローンなど) ・戦略運用 :高度なノウハウの獲得と地域への還元、人財育成を図る領域(海外拠点、再エネ・不動産・航空機などのプロジェクト/アセットファイナンス、私募リートなど) ・市場性運用:リスクテイク余力を活用し高い採算性を目指す領域(ローンと有価証券の一体運用) 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積りを必要としています。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っています。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。 ○ 貸倒引当金 当社グループにおいては、与信業務は最大の収入源であり、連結貸借対照表上、貸出金、支払承諾見返等の信用リスク資産の占める重要性は高く、経営成績や財政状態に及ぼす影響が大きいことから、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。 アセット全体戦略のもと、当社グループの貸出金の有する次に掲げる特性が、会計上の見積りにおいても重要な影響を与えるものと認識しております。 コア領域の2026年3月末残高は4兆6,756億円(前年度比+1,880億円)となっており、地域金融機関として岡山県を中心とする東瀬戸内圏の地域社会の発展に貢献するため、総合的な金融サービスを提供しており、主に中小企業向けを中心として融資を実行しています。 一方で、戦略運用の2026年3月末残高は5,664億円(前年度比+981億円)、また有価証券を含む市場性運用のうち貸出金の2026年3月末残高は1兆5,534億円(前年度比△924億円)と、当社グループは自己資本余力を活かし、市場性ローンを含むストラクチャードファイナンスや非日系融資などの貸出金運用に取り組んでおります。これらは主に、1案件当たりの貸出金額が相対的に多額であるほか、地元向け貸出金等と異なるリスク特性(返済原資としてのプロジェクトや資産から派生するキャッシュ・フローに影響を与える要因の存在、裏付資産や組込みデリバティブ取引等に関連するリスク要因等)を有しているため、リスクの所在を明確にしたうえで、厳正な審査やモニタリングによる予兆把握、各種リスクを統合した管理を行い、リスク特性に応じて適正にリスクを管理しております。 貸倒引当金に係る見積り及び仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (重要な会計上の見積り)」の内容と同一であります。 ○ 金融商品の時価 当社グループにおいては、金融機関の特殊性として、多種多様な有価証券の運用を行っており、市場価格がない有価証券を保有するケースが比較的多く、連結貸借対照表計上額の金額的重要性が高いこと、また金融資産の運用及び調達のリスクヘッジ手段や営業上の目的として多くのデリバティブ取引を行っており、当社グループの経営成績、財政状態への影響が大きいことなどから、金融商品の時価情報が会計上の見積りにおいて重要なものと判断しています。 有価証券の評価は、株式は取引所の価格、債券は売買参考統計値または売買参考統計値を参考とした比準価格、取引所の価格、取引金融機関から提示された価格等によっております。また、投資信託は、公表されている基準価格によっております。自行保証付私募債は、将来キャッシュ・フローの合計額をリスクフリーレートに内部格付に基づく区分ごとの信用スプレッドを上乗せした利率で割り引いて算定しています。 デリバティブ取引は、金利関連取引(金利スワップ取引、金利キャップ取引)、通貨関連取引(通貨スワップ取引、通貨オプション取引、為替予約取引、ノンデリバラブル・フォワード取引)、債券関連取引(債券先物取引、債券オプション取引)、株式関連取引(株式先物取引、株式オプション取引)、クレジットデリバティブ取引(クレジット・デフォルト・スワップ取引)、天候デリバティブ(地震デリバティブ)などであり、取引所の価格、割引現在価値、オプション価格計算モデルや取引金融機関から提示された価格等により算出した価額によっています。 金融商品の時価の算定方法及び重要な仮定は合理的であると判断しており、財務諸表等に適切に計上又は注記しています。 これらの見積りは不確実性を伴うため、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。 ② 経営成績に重要な影響を与える主な要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える主な要因につきましては、「3.事業等のリスク」に記載のとおりです。 ③ 財政状態に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態に関する主要な項目の認識及び分析・検討内容につきましては、「(1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (主要な項目の具体的な分析)」に記載のとおりです。 ④ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する主要な項目の認識及び分析・検討内容につきましては、「(1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (主要な項目の具体的な分析)」に記載のとおりです。 ⑤ セグメントごとの経営成績に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績に関する主要な項目の認識及び分析・検討内容につきましては、「(1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要)」に記載のとおりです。 ⑥ 資本的支出の財源及び資金の流動性 当社グループの重要な資本的支出の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループは、銀行業という特殊性から資金利益を獲得することを本業としており、具体的には、お客さまから預け入れられた預金や資金市場から調達した資金を、地元の事業性融資や個人ローン、非日系貸出金、ストラクチャードファイナンスといった貸出金や国内外の有価証券への投資などで運用しています。 資金調達方法に関しては、地元地域での強固なシェアを背景に粘着性の高い安定した預金を最大の調達原資としています。預金調達においては、金利競争ではなく利便性向上やチャネルの強化を図ることで、引き続き顧客接点の拡充を通じた調達基盤の一層の強化を実現していく方針です。また、外貨資金調達では、コールマネー、コマーシャル・ペーパー、売現先取引など、調達手段の多様化を図り、資金満期、適用金利更改時期などに留意しつつ、その時々で最も有利なレートで調達できる手段を選択し、調達コストの削減に努めています。 併せて、資本活用の推進と健全性の確保の両立を実現するため、劣後債も活用しております。 また、店舗の新築等の設備投資計画に関しては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。これらの設備投資資金は、原則、自己資金でまかなうことを前提としています。 なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) 1 業績」に記載のとおりです。 ⑦ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標」に同一の内容を記載しているため、省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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