概要
西日本フィナンシャルホールディングスは、2016年10月に株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行、西日本信用保証株式会社の共同株式移転により設立された銀行持株会社である。福岡市博多区に本社を置き、東京証券取引所プライム市場と福岡証券取引所に上場。傘下に西日本シティ銀行と長崎銀行を持つほか、証券、リース、クレジットカードなど金融関連サービスを展開する15社の子会社と4社の関連会社で構成される。2026年3月期の連結経常収益は2469億円、総資産は13兆8522億円、従業員数は4252名である。
銀行業を中核とする二つの銀行
グループの中核は株式会社西日本シティ銀行と株式会社長崎銀行の2行である。西日本シティ銀行は福岡県を地盤に、預金業務、貸出業務、為替業務、有価証券投資業務、投資信託・保険商品の窓口販売などを通じ、個人・法人顧客に金融サービスを提供する。長崎銀行は長崎県を中心に同様の銀行業務を展開する。2026年3月期末の預金・譲渡性預金残高は10兆9454億円、貸出金残高は10兆2393億円に達する。銀行業セグメントの経常収益は2237億円、セグメント利益は520億円を計上し、グループ収益の大半を占める。
非銀行業務を担うグループ会社群
銀行業以外の金融関連業務は、子会社15社及び関連会社4社が担う。主な子会社として九州カード株式会社(クレジットカード)、西日本シティTT証券株式会社(証券)、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング(システム開発・コンサルティング)、九州債権回収株式会社(債権回収)、株式会社シティアスコム(2022年10月連結子会社化)などがある。また、株式会社九州リースサービス及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社とする。これらの非銀行セグメントの経常収益は446億円、セグメント利益は197億円であり、グループ収益の約2割を占める。
福岡・九州に根ざす地域密着型経営
グループの主要地盤は九州・福岡である。有価証券報告書によれば、福岡は経済力に富み、都心部の大型再開発や半導体を中心とした産業集積、旺盛なインバウンド需要に恵まれたマーケット環境にある。グループはこの地域に密着し、個人・法人向けに総合金融サービスを提供する。2026年3月期の連結経常利益は588億円、親会社株主に帰属する当期純利益は401億円と、前期から増益を達成した。収益源は資金運用収支(1302億円)が最大で、次いで役務取引等収支(252億円)が続く。
持株会社体制と中期経営計画
グループは持株会社である西日本フィナンシャルホールディングスのもと、モニタリング・モデルによるグループ経営管理とリスク管理態勢の高度化を掲げる。2026年4月から2029年3月までの中期経営計画「未来共創2029」を策定し、「お客さま起点のOne to Oneソリューションの提供」「地域振興戦略」「経営基盤強化戦略」の3つを基本戦略とする。最終年度の2029年3月期には連結当期純利益600億円、連結ROE9%程度を目標とする。併せて、AI活用による業務変革や人的資本の強化、サステナビリティの向上にも取り組む。
業界の中での役割は地域銀行を中心とする金融サービスグループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01銀行業主力
株式会社西日本シティ銀行が預金業務、貸出業務、為替業務、有価証券投資業務、投資信託・保険商品の窓口販売業務などを通じ、地域の個人・法人顧客に多様な金融商品・サービスを提供。また、子会社の株式会社長崎銀行が長崎県を中心に銀行業務を展開。
- 預金業務
- 普通預金、定期預金、当座預金など、個人・法人向け預金商品の提供。
- 貸出業務
- 事業性融資、住宅ローン、カードローンなど、個人・法人向け貸出。
- 為替業務
- 国内・外国為替、送金サービス、外貨預金等。
- 投資信託・保険窓販
- 投資信託、個人年金保険、生命保険・損害保険などの販売。
02その他(金融関連サービス)準主力
銀行業以外の金融関連業務を子会社15社及び関連会社4社で展開。証券、リース、クレジットカード、システム開発、保証等のサービスを提供。
- 証券業務
- 株式・債券の売買仲介、投資助言等。
- リース業務
- 動産・不動産のリース、割賦販売。
- クレジットカード業務
- クレジットカードの発行・加盟店開拓・決済処理。
製品と技術
預金・貸出・為替の伝統的銀行業務
グループの中核製品は、預金業務、貸出業務、為替業務である。預金業務では普通預金、定期預金、当座預金などを個人・法人に提供。貸出業務では事業性融資、住宅ローン、カードローンなどを取り扱う。2026年3月期末の預金残高は10.9兆円、貸出金残高は10.2兆円に達する。為替業務では国内・外国為替、送金サービス、外貨預金を提供し、国際業務部門も有する。これらの伝統的業務がグループ収益の基盤を形成しており、資金運用収支は連結ベースで1302億円を計上する。
投資信託・保険窓販と証券業務
投資信託・保険商品の窓口販売は、西日本シティ銀行の店舗を通じて提供される。投資信託、個人年金保険、生命保険・損害保険などを取り扱う。証券業務は子会社の西日本シティTT証券株式会社が担い、株式・債券の売買仲介、投資助言等を行う。2026年3月期の役務取引等収支は252億円であり、このうち役務取引等収益は403億円に上る。これらの手数料収入は、金利収入に依存しない安定的な収益源として重要である。
リース・クレジットカード・システム開発などグループ横断サービス
グループは銀行以外にも、リース業務(九州リースサービス)、クレジットカード業務(九州カード)、システム開発・コンサルティング(NCBリサーチ&コンサルティング)、債権回収(九州債権回収)などのサービスを提供する。2022年にはシティアスコムを子会社化し、事業領域を拡大した。これらの非銀行セグメントの経常収益は446億円に達し、グループ全体の約18%を占める。グループ全体で「マトリックス・マネジメント」を掲げ、顧客の多様なニーズにOne to Oneで応えるソリューション提供を目指す。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
銀行業のなかでの位置
西日本地盤の地域銀行持ち株会社で中位
西日本フィナンシャルホールディングスは、九州・山口を中心に銀行・証券・リースなどの金融サービスを提供する地域金融グループである。同社は地元企業や個人顧客への融資・預金業務を主力とし、地域経済との結びつきが強い。競合他社としては、同じ地域銀行グループであるいよぎんホールディングスや京都フィナンシャルグループなどが挙げられる。いよぎんは四国地方、京都FGは関西圏を地盤としており、それぞれ地域に根差した営業を展開している。西日本FGの売上高は2026年3月期に約2469億円と、前期の1964億円から増加しており、業容が拡大している。地域密着型の営業力を活用し、中小企業向け融資や事業承継支援などで顧客基盤を強化している。一方で、人口減少や金利低下が続く中で、収益性の向上と事業ポートフォリオの多様化が重要な課題となっている。
強み
- 九州・山口を中心に店舗網を構築し、地元企業や個人へのきめ細かな金融サービスを提供。
- 銀行・証券・リースなどグループ会社の連携により、多様なニーズにワンストップで対応可能。
- 近年の売上高は増加傾向にあり、2026年3月期には約2469億円と前期比で拡大。
- 地域密着型の長期的な信頼関係に基づくリテール顧客を多数保有し、収益の安定性を確保。
課題
- 地盤地域の人口減少と高齢化が進み、融資需要の縮小や預金の流出リスクがある。
- 日銀の低金利政策が続き、貸出金利の低下で本業の利ザヤが圧迫されている。
- ネット銀行やメガバンクとの競争が激しく、地域外の顧客を取り込む施策が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
銀行の時価総額近傍。太字が西日本フィナンシャルホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8729ソニーフィナンシャルグループ | 1.1兆円 | 20.5倍 |
| 2 | 8377ほくほくフィナンシャルグループ | 1.0兆円 | 17.2倍 |
| 3 | 8418山口フィナンシャルグループ | 7,503億円 | 20.3倍 |
| 4 | 7180九州フィナンシャルグループ | 7,395億円 | 18.2倍 |
| 5 | 7337ひろぎんホールディングス | 7,296億円 | 16.4倍 |
| 6 | 7189西日本フィナンシャルホールディングス | 7,242億円 | 0.0倍 |
| 7 | 7327第四北越フィナンシャルグループ | 7,200億円 | 16.3倍 |
| 8 | 5832ちゅうぎんフィナンシャルグループ | 6,509億円 | 15.8倍 |
| 9 | 8368百五銀行 | 6,076億円 | 21.7倍 |
| 10 | 8358スルガ銀行 | 5,770億円 | 14.7倍 |
| 11 | 8524北洋銀行 | 4,968億円 | 19.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。
会社の歴史
沿革 7件
共同株式移転による持株会社設立の準備(2016年5月〜6月)
2016年5月、株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社の3社は、共同株式移転方式による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成した。続く2016年6月、各社の定時株主総会において、共同株式移転により持株会社を設立し、3社がその完全子会社となることが承認された。この決議により、持株会社設立の法的手続きが完了し、同年10月の移転実行に向けた準備が整った。
持株会社設立と上場、グループ再編(2016年10月)
2016年10月、西日本シティ銀行、長崎銀行、西日本信用保証の3社は共同株式移転を実行し、西日本フィナンシャルホールディングスを設立した。同日、東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場に上場。同時に、西日本シティ銀行が保有していた九州カード株式会社、西日本シティTT証券株式会社、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング、九州債権回収株式会社の株式を取得し、これら4社を連結子会社化した。これにより、銀行・証券・カード・リサーチ・債権回収を含むグループ体制が構築された。
市場区分変更と新たな子会社取得(2022年)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。同年10月には、株式会社シティアスコムの株式を取得し連結子会社化。また、株式会社九州リースサービスの株式を取得し、同社及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社とした。これらの動きは、グループの事業領域をリースや信用保証に拡大するものであり、持株会社体制下でのグループ総合力強化の一環と位置づけられる。
中期経営計画「未来共創2029」のスタート
2026年3月期は中期経営計画「未来共創2029」の初年度にあたる。計画期間は2026年4月から2029年3月までの3年間で、連結当期純利益600億円、連結ROE9%程度を最終目標とする。基本戦略として、One to Oneソリューションの提供、地域振興、経営基盤強化を掲げ、AI活用や人的資本投資を進める。2026年3月期の実績は連結当期純利益401億円、連結ROEは6.89%であり、計画達成にはさらなる収益拡大と効率化が必要である。
年表7件を開く
2010年代
- 2016年5月創業株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社との共同株式移転方式による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成。
- 2016年6月M&A株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社の定時株主総会において共同株式移転の方式により当社を設立し、3社がその完全子会社になることについて承認決議。
- 2016年10月創業株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社が共同株式移転により当社を設立。東京証券取引所市場第一部、福岡証券取引所本則市場に上場。
- 2016年10月M&A株式会社西日本シティ銀行が保有する、九州カード株式会社、西日本シティTT証券株式会社、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング及び九州債権回収株式会社の株式を取得し各社を連結子会社化。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。
- 2022年10月M&A株式会社シティアスコムの株式を取得し、同社を連結子会社化。
- 2022年10月株式会社九州リースサービスの株式を取得し、同社及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結当期純利益2029年3月期まで600億円(うちグループ各社55億円)
- 連結ROE2029年3月期まで9%程度
- 連結OHR(国債等債券損益、投信解約損益を除く)2029年3月期まで50%台前半
- 連結自己資本比率(バーゼルⅢ最終化完全適用ベース)2029年3月期まで10%台前半
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
お客さま起点のOne to Oneソリューション提供
法人・個人顧客向けに個別最適化したソリューションを提供し、ベストミックスチャネルを構築することで、顧客ニーズに応える。
- 02
地域振興戦略
地域課題解決やまちづくりへの貢献、スタートアップ支援・創業支援を通じて地域経済の活性化を図る。
- 03
経営基盤強化戦略
リスクアペタイト・フレームワークの高度化、AI活用による業務変革、人的資本の強化、サステナビリティ向上に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で4,252人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は974万円で、9期前と比べて+1.4%。平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は21.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 4,165 |
| 2018年3月 | — | — | — | 4,152 |
| 2019年3月 | 961 | 43.8 | 20.7 | 4,133 |
| 2020年3月 | 957 | 41.9 | 19.0 | 4,068 |
| 2021年3月 | 1,074 | 49.8 | 26.5 | 4,018 |
| 2022年3月 | 1,054 | 48.4 | 24.5 | 3,915 |
| 2023年3月 | 980 | 49.8 | 21.8 | 4,215 |
| 2024年3月 | 1,056 | 50.8 | 25.0 | 4,169 |
| 2025年3月 | 1,063 | 52.7 | 26.1 | 4,184 |
| 2026年3月 | 974 | 46.6 | 21.5 | 4,252 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 9 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社長崎銀行長崎県 長崎市議決権100.0%
- 国内西日本信用保証 株式会社福岡市 早良区議決権100.0%
- 国内九州債権回収 株式会社福岡市 早良区議決権95.0%
- 国内株式会社 シティアスコム福岡市 早良区議決権85.8%
- 国内九州カード 株式会社福岡市 博多区議決権82.1%
- 国内西日本シティTT証券株式会社福岡市 中央区議決権60.0%
- 国内株式会社NCBリサーチ&コンサルティング福岡市 博多区議決権50.0%
- 国内株式会社ケイエルエス信用保証福岡市 博多区議決権0.0%
- 国内株式会社エヌ・ティ・ティ・データNCB福岡市 博多区議決権30.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2,469億円、経常利益は588億円。前期と比べると増収増益で、売上が+25.7%、利益が+29.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | — | 2,469億円 |
| 純利益 | 480億円 | 401億円 |
| 1株あたり配当 | ¥140 | ¥140 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、経常収益は703億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+55.2%。
| 対象期間 | 経常収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 392 | — | — | 4 |
| 2024年1Q | 453 | — | — | 86 |
| 2024年2Q | 460 | 62 | 13.5 | 68 |
| 2024年3Q | 474 | — | — | 45 |
| 2024年4Q | 469 | — | — | 37 |
| 2025年2Q | 949 | 141 | 14.9 | 164 |
| 2025年4Q | 1,015 | — | — | 146 |
| 2026年2Q | 1,102 | 85 | 7.7 | 212 |
| 2026年4Q | 1,367 | — | — | 189 |
| 2027年1Q | 703 | — | — | 156 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、経常収益は1,459億円から2,469億円へ1.7倍に増えた。経常利益率は23.2%から23.8%になった。経常収益は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 経常収益億円 | 経常利益億円 | 経常利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1,459 | 339 | 23.2 | 222 |
| 2018年3月 | 1,426 | 339 | 23.8 | 215 |
| 2019年3月 | 1,437 | 344 | 23.9 | 229 |
| 2020年3月 | 1,417 | 287 | 20.3 | 202 |
| 2021年3月 | 1,349 | 268 | 19.9 | 181 |
| 株式会社シティアスコムの株式を取得し、同社を連結子会社化。 | ||||
| 2022年3月 | 1,385 | 379 | 27.4 | 242 |
| 2023年3月 | 1,604 | 337 | 21.0 | 262 |
| 2024年3月 | 1,856 | 356 | 19.2 | 236 |
| 2025年3月 | 1,964 | 455 | 23.2 | 310 |
| 2026年3月 | 2,469 | 588 | 23.8 | 401 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
経常収益2,469億円のうち、経常利益として残るのは588億円で23.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は401億円、売上の16.2%にあたる。
- 費用事業を回すためにかかったお金76.2%1,881億円
- 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.8%588億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2026年3月期は営業CFが−657億円、投資CFが−2,059億円で、差し引きのフリーCFは−2,716億円。期末の手元現金は1.4兆円。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 0.07 | 1,467 | −252 | 0.80 |
| 2018年3月 | 0.20 | 985 | −339 | 1.07 |
| 2019年3月 | 0.25 | 1,655 | −173 | 1.47 |
| 2020年3月 | 0.19 | 580 | −67 | 1.71 |
| 2021年3月 | 0.24 | −2,044 | −160 | 1.73 |
| 2022年3月 | 1.15 | −2,685 | −76 | 2.61 |
| 2023年3月 | −0.64 | −204 | −82 | 1.94 |
| 2024年3月 | 0.20 | 662 | −96 | 2.19 |
| 2025年3月 | −0.55 | 388 | −107 | 1.67 |
| 2026年3月 | −0.07 | −2,059 | −130 | 1.38 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は13.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,274億円で、自己資本比率は4.5%(業種中央値4.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 9.49 | 5,117 | 8.97 | 5.1 |
| 2018年3月 | 9.96 | 5,349 | 9.43 | 5.3 |
| 2019年3月 | 10.45 | 5,097 | 9.94 | 4.8 |
| 2020年3月 | 10.82 | 5,088 | 10.31 | 4.6 |
| 2021年3月 | 12.08 | 5,520 | 11.52 | 4.5 |
| 2022年3月 | 13.13 | 5,318 | 12.60 | 4.0 |
| 2023年3月 | 12.99 | 5,407 | 12.45 | 4.1 |
| 2024年3月 | 13.48 | 5,861 | 12.90 | 4.3 |
| 2025年3月 | 13.58 | 5,581 | 13.02 | 4.0 |
| 2026年3月 | 13.85 | 6,274 | 13.22 | 4.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
銀行業 79社との比較
同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで79社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率で79社中51位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,947で、1年前と比べて+104.7%。過去52週の値幅のなかでは98%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 0.0倍 |
| PER (会社予想) | 14.4倍 |
| PBR | 1.08倍 |
| 配当利回り | 2.83% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に4663円で、25日移動平均線の4480円を大きく上回り、上昇トレンドが続いています。直近1ヶ月で4.86%上昇し、52週高値の4943円に接近しています。8月18日に4873円まで上昇した後、19日には4605円に急落するなど変動が大きいものの、買い意欲は旺盛で、下値ではしっかりと買われています。75日線の4244円を大きく上回っており、中期的な上昇基調は継続中です。RSIは64.79とやや高めの水準です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER実績は0.02倍と異常値を示すが、予想PERは13.5倍で業界平均16.97倍を下回る。PBRは1.01倍と業界平均0.98倍に近く、ROE6.89%は銀行としては低い水準ながら、配当利回り3.00%は平均2.38%を上回る。銀行業の特性上PBR1倍未満が常態的であることを踏まえると、PBRはやや高めだが、予想PERと配当利回りの観点からは妥当圏内。ただし配当性向は111.62%と高く、今後の増配余地は限定的で、収益の安定性にも留意が必要。総合的にほぼ妥当と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 0.0倍 | 17.5倍 |
| PER (予想) | 14.4倍 | — |
| PBR | 1.08倍 | 1.01倍 |
| ROE | 6.9% | 6.1% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
地域経済の回復と金利上昇による貸出利ざや改善が期待される一方、人口減少による貸出需要の減退と低金利環境の長期化が懸念される。強気派は、2026/3期の純利益401億円と増益が見込まれ、地銀再編の恩恵も期待。弱気派は、マイナス金利解除後も貸出金利が十分に上がらず、収益改善が限定的と見る。PBR 0.99倍と割安感があるが、成長性に乏しい。
- 金利上昇で利ざや改善
日銀の政策変更で貸出金利が上がり、利ざやが拡大する期待
- 増益基調
2026/3期純利益401億円と過去最高水準の予想
- 地銀再編の恩恵
再編によるコスト削減と経営基盤強化の可能性
- 純利益が401億円へ拡大通年影響強
24/3期236億円→26/3期401億円、2年間で69.9%増益
- PBR0.99倍の1倍回復期待継続影響中
PBR0.986倍、ROE6.89%。資本効率改善で純資産倍率1倍超を試す
- 配当利回り3.09%を下支え継続影響弱
時価総額6,634億円、配当利回り3.09%。株主還元が投資魅力を高める
- 予想PER13.2倍は増益率対比で低位決算発表後影響中
26/3期の純利益401億円に対し予想PER13.2倍。業績上振れなら修正余地
- 人口減少で貸出需要減
地域の人口減で企業・個人向け貸出が伸び悩む
- 金利上昇は限定的
競争激化で貸出金利の引き上げが難しく、利ざや改善が限定的
- 株価上昇後の割安感薄れ
1年で95%上昇し、バリュエーションの割安感が薄れた
- 株価1年95.7%上昇の過熱通年影響弱
1年間で95.66%上昇し、短期需給で調整リスク
- ROE6.89%は資本コスト水準未満継続影響中
ROE6.89%、PBR0.99倍。収益性向上が達成されないと評価が低迷
- 金利環境の反転リスク金融政策次第影響中
FY26/3の純利益401億円は前期比29%増だが、金利低下なら増益率が鈍化
- 外国人保有27.3%の変動不定影響弱
外国人株主比率27.34%。リスク局面での売り要因
- 貸出金利回り
- 金利上昇が実際の貸出収益に反映されているかを確認
- 預貸率
- 預金に対する貸出の割合で、資金運用の効率性を見る
- 与信費用
- 不良債権処理の動向と信用コストの変化を監視
- コア業務純益
- 本業の収益力を示し、金利変動の影響を除いたトレンドを評価
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり140円で、前期から+57.3%。いまの株価に対する利回りは2.83%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | 52.3 |
| 2018年3月 | 30 | 0.0 | 96.6 |
| 2019年3月 | 30 | 0.0 | 69.5 |
| 2020年3月 | 30 | 0.0 | 71.3 |
| 2021年3月 | 30 | 0.0 | 83.1 |
| 2022年3月 | 35 | 16.7 | 71.9 |
| 2023年3月 | 45 | 28.6 | 72.0 |
| 2024年3月 | 55 | 22.2 | 78.7 |
| 2025年3月 | 75 | 36.4 | 58.2 |
| 2026年3月 | 118 | 57.3 | 111.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥140
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ14,319人。区分でいちばん多いのは金融機関で34.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.7%を占め、残る47.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 44.4 | 42.4 | 38.9 | 38.1 | 35.2 | 34.0 |
| 外国法人 | 18.5 | 19.1 | 20.1 | 22.7 | 25.3 | 27.3 |
| 事業法人 | 18.9 | 19.8 | 20.7 | 20.2 | 19.7 | 18.6 |
| 個人・その他 | 16.8 | 16.1 | 16.9 | 15.8 | 15.7 | 15.8 |
| 自己株式 | 7.2 | 4.8 | 4.7 | 4.7 | 4.8 | 4.8 |
| 証券会社 | 1.4 | 2.5 | 3.5 | 3.1 | 4.2 | 4.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 12.14 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 9.00 |
| 03 | 株式会社麻生 | 2.09 |
| 04 | 日本生命保険相互会社 | 1.90 |
| 05 | 明治安田生命保険相互会社 | 1.89 |
| 06 | JA三井リース株式会社 | 1.38 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.37 |
| 08 | DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部) | 1.36 |
| 09 | 住友生命保険相互会社 | 1.34 |
| 10 | 東洋海事工業株式会社 | 1.32 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+102%、1株純資産は10期で+42%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 142 | 3,128 | 4.7 | 7.8 | 52.3 |
| 2018年3月 | 138 | 3,414 | 4.2 | 8.9 | 96.6 |
| 2019年3月 | 149 | 3,299 | 4.4 | 6.3 | 69.5 |
| 2020年3月 | 133 | 3,351 | 4.0 | 4.6 | 71.3 |
| 2021年3月 | 121 | 3,671 | 3.5 | 6.6 | 83.1 |
| 2022年3月 | 164 | 3,626 | 4.5 | 4.6 | 71.9 |
| 2023年3月 | 183 | 3,753 | 5.0 | 6.0 | 72.0 |
| 2024年3月 | 167 | 4,105 | 4.3 | 11.5 | 78.7 |
| 2025年3月 | 221 | 3,931 | 5.5 | 9.4 | 58.2 |
| 2026年3月 | 288 | 4,429 | 6.9 | 12.9 | 111.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
26名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額363百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 谷川浩道 | 取締役会長(代表取締役) | 73 | 25,000 |
| 村上英之 | 取締役社長(代表取締役) | 65 | 10,000 |
| 入江浩幸 | 取締役 執行役員 | 68 | 9,000 |
| 竹尾祐幸 | 取締役 執行役員 | 67 | 2,000 |
| 本田隆茂 | 取締役 執行役員 | 60 | 4,000 |
| 伊東知子 | 取締役 監査等委員(常勤) | 60 | 2,000 |
| 藤岡博 | 取締役 監査等委員 | 72 | — |
| 久保千春 | 取締役 監査等委員 | 78 | — |
| 宮本佐知子 | 取締役 監査等委員 | 58 | — |
| 内冨誠 | — | 59 | 1,000 |
| 栗原毅 | 取締役 執行役員 | 62 | — |
| 尾﨑健一 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役専務執行役員) | — | — |
残りの役員14名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 矢治恵太郎 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 泉原博行 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 戸川康彦 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 小湊真美 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 白土成孝 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 岩男英徳 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
| 開地龍太郎 | 執行役員(株式会社長崎銀行 取締役頭取) | — |
| 川本惣一 | 執行役員(九州カード株式会社 取締役社長) | — |
| 定野敏彦 | 執行役員(西日本シティTT証券株式会社 取締役社長) | — |
| 池田勝 | 執行役員(株式会社シティアスコム 取締役社長) | — |
| 井野誠司 | 執行役員(株式会社NCBリサーチ&コンサルティング 取締役社長) | — |
| 鴫山一仁 | 執行役員(九州債権回収株式会社 取締役社長) | — |
| 友池精孝 | 執行役員(西日本信用保証株式会社 取締役社長) | — |
| 井上和之 | 執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員) | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 4 | 245 | 307 | 61 |
| 社外取締役 | 3 | — | 29 | 29 | 10 |
| 取締役(社内) | 1 | — | 27 | 27 | 27 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容503字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,805字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,868字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)17,148字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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