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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

西日本フィナンシャルホールディングス

7189 · Prime · 銀行業

福岡県を地盤とする地域金融グループ。銀行業務を中核に、証券・リースなど金融サービスを総合提供。

概要

西日本フィナンシャルホールディングスは、2016年10月に株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行、西日本信用保証株式会社の共同株式移転により設立された銀行持株会社である。福岡市博多区に本社を置き、東京証券取引所プライム市場と福岡証券取引所に上場。傘下に西日本シティ銀行と長崎銀行を持つほか、証券、リース、クレジットカードなど金融関連サービスを展開する15社の子会社と4社の関連会社で構成される。2026年3月期の連結経常収益は2469億円、総資産は13兆8522億円、従業員数は4252名である。

銀行業を中核とする二つの銀行

グループの中核は株式会社西日本シティ銀行と株式会社長崎銀行の2行である。西日本シティ銀行は福岡県を地盤に、預金業務、貸出業務、為替業務、有価証券投資業務、投資信託・保険商品の窓口販売などを通じ、個人・法人顧客に金融サービスを提供する。長崎銀行は長崎県を中心に同様の銀行業務を展開する。2026年3月期末の預金・譲渡性預金残高は10兆9454億円、貸出金残高は10兆2393億円に達する。銀行業セグメントの経常収益は2237億円、セグメント利益は520億円を計上し、グループ収益の大半を占める。

非銀行業務を担うグループ会社群

銀行業以外の金融関連業務は、子会社15社及び関連会社4社が担う。主な子会社として九州カード株式会社(クレジットカード)、西日本シティTT証券株式会社(証券)、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング(システム開発・コンサルティング)、九州債権回収株式会社(債権回収)、株式会社シティアスコム(2022年10月連結子会社化)などがある。また、株式会社九州リースサービス及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社とする。これらの非銀行セグメントの経常収益は446億円、セグメント利益は197億円であり、グループ収益の約2割を占める。

福岡・九州に根ざす地域密着型経営

グループの主要地盤は九州・福岡である。有価証券報告書によれば、福岡は経済力に富み、都心部の大型再開発や半導体を中心とした産業集積、旺盛なインバウンド需要に恵まれたマーケット環境にある。グループはこの地域に密着し、個人・法人向けに総合金融サービスを提供する。2026年3月期の連結経常利益は588億円、親会社株主に帰属する当期純利益は401億円と、前期から増益を達成した。収益源は資金運用収支(1302億円)が最大で、次いで役務取引等収支(252億円)が続く。

持株会社体制と中期経営計画

グループは持株会社である西日本フィナンシャルホールディングスのもと、モニタリング・モデルによるグループ経営管理とリスク管理態勢の高度化を掲げる。2026年4月から2029年3月までの中期経営計画「未来共創2029」を策定し、「お客さま起点のOne to Oneソリューションの提供」「地域振興戦略」「経営基盤強化戦略」の3つを基本戦略とする。最終年度の2029年3月期には連結当期純利益600億円、連結ROE9%程度を目標とする。併せて、AI活用による業務変革や人的資本の強化、サステナビリティの向上にも取り組む。

業界の中での役割は地域銀行を中心とする金融サービスグループにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,469億円
経常利益
588億円
利益率
23.8%
純利益
401億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

株式会社西日本シティ銀行が預金業務、貸出業務、為替業務、有価証券投資業務、投資信託・保険商品の窓口販売業務などを通じ、地域の個人・法人顧客に多様な金融商品・サービスを提供。また、子会社の株式会社長崎銀行が長崎県を中心に銀行業務を展開。

主な製品・サービス4
預金業務
普通預金、定期預金、当座預金など、個人・法人向け預金商品の提供。
貸出業務
事業性融資、住宅ローン、カードローンなど、個人・法人向け貸出。
為替業務
国内・外国為替、送金サービス、外貨預金等。
投資信託・保険窓販
投資信託、個人年金保険、生命保険・損害保険などの販売。

02その他(金融関連サービス)準主力

銀行業以外の金融関連業務を子会社15社及び関連会社4社で展開。証券、リース、クレジットカード、システム開発、保証等のサービスを提供。

主な製品・サービス3
証券業務
株式・債券の売買仲介、投資助言等。
リース業務
動産・不動産のリース、割賦販売。
クレジットカード業務
クレジットカードの発行・加盟店開拓・決済処理。

製品と技術

預金・貸出・為替の伝統的銀行業務

グループの中核製品は、預金業務、貸出業務、為替業務である。預金業務では普通預金、定期預金、当座預金などを個人・法人に提供。貸出業務では事業性融資、住宅ローン、カードローンなどを取り扱う。2026年3月期末の預金残高は10.9兆円、貸出金残高は10.2兆円に達する。為替業務では国内・外国為替、送金サービス、外貨預金を提供し、国際業務部門も有する。これらの伝統的業務がグループ収益の基盤を形成しており、資金運用収支は連結ベースで1302億円を計上する。

投資信託・保険窓販と証券業務

投資信託・保険商品の窓口販売は、西日本シティ銀行の店舗を通じて提供される。投資信託、個人年金保険、生命保険・損害保険などを取り扱う。証券業務は子会社の西日本シティTT証券株式会社が担い、株式・債券の売買仲介、投資助言等を行う。2026年3月期の役務取引等収支は252億円であり、このうち役務取引等収益は403億円に上る。これらの手数料収入は、金利収入に依存しない安定的な収益源として重要である。

リース・クレジットカード・システム開発などグループ横断サービス

グループは銀行以外にも、リース業務(九州リースサービス)、クレジットカード業務(九州カード)、システム開発・コンサルティング(NCBリサーチ&コンサルティング)、債権回収(九州債権回収)などのサービスを提供する。2022年にはシティアスコムを子会社化し、事業領域を拡大した。これらの非銀行セグメントの経常収益は446億円に達し、グループ全体の約18%を占める。グループ全体で「マトリックス・マネジメント」を掲げ、顧客の多様なニーズにOne to Oneで応えるソリューション提供を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

西日本地盤の地域銀行持ち株会社で中位

西日本フィナンシャルホールディングスは、九州・山口を中心に銀行・証券・リースなどの金融サービスを提供する地域金融グループである。同社は地元企業や個人顧客への融資・預金業務を主力とし、地域経済との結びつきが強い。競合他社としては、同じ地域銀行グループであるいよぎんホールディングスや京都フィナンシャルグループなどが挙げられる。いよぎんは四国地方、京都FGは関西圏を地盤としており、それぞれ地域に根差した営業を展開している。西日本FGの売上高は2026年3月期に約2469億円と、前期の1964億円から増加しており、業容が拡大している。地域密着型の営業力を活用し、中小企業向け融資や事業承継支援などで顧客基盤を強化している。一方で、人口減少や金利低下が続く中で、収益性の向上と事業ポートフォリオの多様化が重要な課題となっている。

強み

  • 九州・山口を中心に店舗網を構築し、地元企業や個人へのきめ細かな金融サービスを提供。
  • 銀行・証券・リースなどグループ会社の連携により、多様なニーズにワンストップで対応可能。
  • 近年の売上高は増加傾向にあり、2026年3月期には約2469億円と前期比で拡大。
  • 地域密着型の長期的な信頼関係に基づくリテール顧客を多数保有し、収益の安定性を確保。

課題

  • 地盤地域の人口減少と高齢化が進み、融資需要の縮小や預金の流出リスクがある。
  • 日銀の低金利政策が続き、貸出金利の低下で本業の利ザヤが圧迫されている。
  • ネット銀行やメガバンクとの競争が激しく、地域外の顧客を取り込む施策が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が西日本フィナンシャルホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18729ソニーフィナンシャルグループ1.1兆円20.5倍
28377ほくほくフィナンシャルグループ1.0兆円17.2倍
38418山口フィナンシャルグループ7,503億円20.3倍
47180九州フィナンシャルグループ7,395億円18.2倍
57337ひろぎんホールディングス7,296億円16.4倍
67189西日本フィナンシャルホールディングス7,242億円0.0倍
77327第四北越フィナンシャルグループ7,200億円16.3倍
85832ちゅうぎんフィナンシャルグループ6,509億円15.8倍
98368百五銀行6,076億円21.7倍
108358スルガ銀行5,770億円14.7倍
118524北洋銀行4,968億円19.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

共同株式移転による持株会社設立の準備(2016年5月〜6月)

2016年5月、株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社の3社は、共同株式移転方式による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成した。続く2016年6月、各社の定時株主総会において、共同株式移転により持株会社を設立し、3社がその完全子会社となることが承認された。この決議により、持株会社設立の法的手続きが完了し、同年10月の移転実行に向けた準備が整った。

持株会社設立と上場、グループ再編(2016年10月)

2016年10月、西日本シティ銀行、長崎銀行、西日本信用保証の3社は共同株式移転を実行し、西日本フィナンシャルホールディングスを設立した。同日、東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場に上場。同時に、西日本シティ銀行が保有していた九州カード株式会社、西日本シティTT証券株式会社、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング、九州債権回収株式会社の株式を取得し、これら4社を連結子会社化した。これにより、銀行・証券・カード・リサーチ・債権回収を含むグループ体制が構築された。

市場区分変更と新たな子会社取得(2022年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。同年10月には、株式会社シティアスコムの株式を取得し連結子会社化。また、株式会社九州リースサービスの株式を取得し、同社及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社とした。これらの動きは、グループの事業領域をリースや信用保証に拡大するものであり、持株会社体制下でのグループ総合力強化の一環と位置づけられる。

中期経営計画「未来共創2029」のスタート

2026年3月期は中期経営計画「未来共創2029」の初年度にあたる。計画期間は2026年4月から2029年3月までの3年間で、連結当期純利益600億円、連結ROE9%程度を最終目標とする。基本戦略として、One to Oneソリューションの提供、地域振興、経営基盤強化を掲げ、AI活用や人的資本投資を進める。2026年3月期の実績は連結当期純利益401億円、連結ROEは6.89%であり、計画達成にはさらなる収益拡大と効率化が必要である。

年表7件を開く

2010年代

  • 2016年5月創業株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社との共同株式移転方式による持株会社設立に向けて「株式移転計画書」を作成。
  • 2016年6月M&A株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社の定時株主総会において共同株式移転の方式により当社を設立し、3社がその完全子会社になることについて承認決議。
  • 2016年10月創業株式会社西日本シティ銀行、株式会社長崎銀行及び西日本信用保証株式会社が共同株式移転により当社を設立。東京証券取引所市場第一部、福岡証券取引所本則市場に上場。
  • 2016年10月M&A株式会社西日本シティ銀行が保有する、九州カード株式会社、西日本シティTT証券株式会社、株式会社NCBリサーチ&コンサルティング及び九州債権回収株式会社の株式を取得し各社を連結子会社化。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年10月M&A株式会社シティアスコムの株式を取得し、同社を連結子会社化。
  • 2022年10月株式会社九州リースサービスの株式を取得し、同社及び株式会社ケイエルエス信用保証を持分法適用関連会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結当期純利益2029年3月期まで600億円(うちグループ各社55億円)
  • 連結ROE2029年3月期まで9%程度
  • 連結OHR(国債等債券損益、投信解約損益を除く)2029年3月期まで50%台前半
  • 連結自己資本比率(バーゼルⅢ最終化完全適用ベース)2029年3月期まで10%台前半

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    お客さま起点のOne to Oneソリューション提供

    法人・個人顧客向けに個別最適化したソリューションを提供し、ベストミックスチャネルを構築することで、顧客ニーズに応える。

  2. 02

    地域振興戦略

    地域課題解決やまちづくりへの貢献、スタートアップ支援・創業支援を通じて地域経済の活性化を図る。

  3. 03

    経営基盤強化戦略

    リスクアペタイト・フレームワークの高度化、AI活用による業務変革、人的資本の強化、サステナビリティ向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,252人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は974万円で、9期前と比べて+1.4%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は21.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月4,165
2018年3月4,152
2019年3月96143.820.74,133
2020年3月95741.919.04,068
2021年3月1,07449.826.54,018
2022年3月1,05448.424.53,915
2023年3月98049.821.84,215
2024年3月1,05650.825.04,169
2025年3月1,06352.726.14,184
2026年3月97446.621.54,252

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
銀行業 — 福岡市及び近郊地区595億円
銀行業 — 福岡市 中央区他172億円
銀行業 — 北九州市及び近郊地区147億円
銀行業 — 福岡県外 九州地区8,941百万円
銀行業 — 福岡市 早良区6,021百万円
銀行業 — 長崎県他4,633百万円
銀行業 — 筑後地区3,203百万円
銀行業 — 中国地区2,149百万円
銀行業 — 筑豊地区1,161百万円
その他 — 福岡市 博多区他261百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社長崎銀行
    長崎県 長崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    西日本信用保証 株式会社
    福岡市 早良区
    議決権100.0%
  • 国内
    九州債権回収 株式会社
    福岡市 早良区
    議決権95.0%
  • 国内
    株式会社 シティアスコム
    福岡市 早良区
    議決権85.8%
  • 国内
    九州カード 株式会社
    福岡市 博多区
    議決権82.1%
  • 国内
    西日本シティTT証券株式会社
    福岡市 中央区
    議決権60.0%
  • 国内
    株式会社NCBリサーチ&コンサルティング
    福岡市 博多区
    議決権50.0%
  • 国内
    株式会社ケイエルエス信用保証
    福岡市 博多区
    議決権0.0%
  • 国内
    株式会社エヌ・ティ・ティ・データNCB
    福岡市 博多区
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,469億円経常利益588億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.7%、利益が+29.2%。

売上高
+25.7%
2,469億円
経常利益
+29.2%
588億円
純利益
+29.4%
401億円
利益率
23.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,469億円
純利益480億円401億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は703億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+55.2%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3924
2024年1Q45386
2024年2Q4606213.568
2024年3Q47445
2024年4Q46937
2025年2Q94914114.9164
2025年4Q1,015146
2026年2Q1,102857.7212
2026年4Q1,367189
2027年1Q703156

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、経常収益は1,459億円から2,469億円へ1.7倍に増えた。経常利益率は23.2%から23.8%になった。経常収益は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2017年3月1,45933923.2222
2018年3月1,42633923.8215
2019年3月1,43734423.9229
2020年3月1,41728720.3202
2021年3月1,34926819.9181
株式会社シティアスコムの株式を取得し、同社を連結子会社化。
2022年3月1,38537927.4242
2023年3月1,60433721.0262
2024年3月1,85635619.2236
2025年3月1,96445523.2310
2026年3月2,46958823.8401

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益2,469億円のうち、経常利益として残るのは588億円23.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は401億円、売上の16.2%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金76.2%1,881億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益23.8%588億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
23.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
16.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.0pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年3月期は営業CFが−657億円、投資CFが−2,059億円で、差し引きのフリーCFは−2,716億円期末の手元現金は1.4兆円

決算期営業CF兆円投資CF億円財務CF億円現金残高兆円
2017年3月0.071,467−2520.80
2018年3月0.20985−3391.07
2019年3月0.251,655−1731.47
2020年3月0.19580−671.71
2021年3月0.24−2,044−1601.73
2022年3月1.15−2,685−762.61
2023年3月−0.64−204−821.94
2024年3月0.20662−962.19
2025年3月−0.55388−1071.67
2026年3月−0.07−2,059−1301.38

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は13.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が6,274億円で、自己資本比率は4.5%(業種中央値4.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2017年3月9.495,1178.975.1
2018年3月9.965,3499.435.3
2019年3月10.455,0979.944.8
2020年3月10.825,08810.314.6
2021年3月12.085,52011.524.5
2022年3月13.135,31812.604.0
2023年3月12.995,40712.454.1
2024年3月13.485,86112.904.3
2025年3月13.585,58113.024.0
2026年3月13.856,27413.224.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
3,927億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13.2兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り79社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率79社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
4.5%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率前期からの売上の伸び
25.7%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,947で、1年前と比べて+104.7%過去52週の値幅のなかでは98%の位置にある。

¥4,947+0.7%1ヶ月+16.1%1年+104.7%時価総額7,242億円
過去52週の値幅
安値¥2,319高値¥5,006

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)0.0倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR1.08倍
配当利回り2.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に4663円で、25日移動平均線の4480円を大きく上回り、上昇トレンドが続いています。直近1ヶ月で4.86%上昇し、52週高値の4943円に接近しています。8月18日に4873円まで上昇した後、19日には4605円に急落するなど変動が大きいものの、買い意欲は旺盛で、下値ではしっかりと買われています。75日線の4244円を大きく上回っており、中期的な上昇基調は継続中です。RSIは64.79とやや高めの水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER実績は0.02倍と異常値を示すが、予想PERは13.5倍で業界平均16.97倍を下回る。PBRは1.01倍と業界平均0.98倍に近く、ROE6.89%は銀行としては低い水準ながら、配当利回り3.00%は平均2.38%を上回る。銀行業の特性上PBR1倍未満が常態的であることを踏まえると、PBRはやや高めだが、予想PERと配当利回りの観点からは妥当圏内。ただし配当性向は111.62%と高く、今後の増配余地は限定的で、収益の安定性にも留意が必要。総合的にほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)0.0倍17.5倍
PER (予想)14.4倍
PBR1.08倍1.01倍
ROE6.9%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地域経済の回復と金利上昇による貸出利ざや改善が期待される一方、人口減少による貸出需要の減退と低金利環境の長期化が懸念される。強気派は、2026/3期の純利益401億円と増益が見込まれ、地銀再編の恩恵も期待。弱気派は、マイナス金利解除後も貸出金利が十分に上がらず、収益改善が限定的と見る。PBR 0.99倍と割安感があるが、成長性に乏しい。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや改善

    日銀の政策変更で貸出金利が上がり、利ざやが拡大する期待

  • 増益基調

    2026/3期純利益401億円と過去最高水準の予想

  • 地銀再編の恩恵

    再編によるコスト削減と経営基盤強化の可能性

  • 純利益が401億円へ拡大通年影響

    24/3期236億円→26/3期401億円、2年間で69.9%増益

  • PBR0.99倍の1倍回復期待継続影響

    PBR0.986倍、ROE6.89%。資本効率改善で純資産倍率1倍超を試す

  • 配当利回り3.09%を下支え継続影響

    時価総額6,634億円、配当利回り3.09%。株主還元が投資魅力を高める

  • 予想PER13.2倍は増益率対比で低位決算発表後影響

    26/3期の純利益401億円に対し予想PER13.2倍。業績上振れなら修正余地

マイナスに働く材料7
  • 人口減少で貸出需要減

    地域の人口減で企業・個人向け貸出が伸び悩む

  • 金利上昇は限定的

    競争激化で貸出金利の引き上げが難しく、利ざや改善が限定的

  • 株価上昇後の割安感薄れ

    1年で95%上昇し、バリュエーションの割安感が薄れた

  • 株価1年95.7%上昇の過熱通年影響

    1年間で95.66%上昇し、短期需給で調整リスク

  • ROE6.89%は資本コスト水準未満継続影響

    ROE6.89%、PBR0.99倍。収益性向上が達成されないと評価が低迷

  • 金利環境の反転リスク金融政策次第影響

    FY26/3の純利益401億円は前期比29%増だが、金利低下なら増益率が鈍化

  • 外国人保有27.3%の変動不定影響

    外国人株主比率27.34%。リスク局面での売り要因

次の決算で確かめる点
貸出金利回り
金利上昇が実際の貸出収益に反映されているかを確認
預貸率
預金に対する貸出の割合で、資金運用の効率性を見る
与信費用
不良債権処理の動向と信用コストの変化を監視
コア業務純益
本業の収益力を示し、金利変動の影響を除いたトレンドを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+57.3%いまの株価に対する利回りは2.83%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
2.83%
いまの株価に対して
配当性向
111.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3052.3
2018年3月300.096.6
2019年3月300.069.5
2020年3月300.071.3
2021年3月300.083.1
2022年3月3516.771.9
2023年3月4528.672.0
2024年3月5522.278.7
2025年3月7536.458.2
2026年3月11857.3111.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,319人。区分でいちばん多いのは金融機関34.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.7%を占め、残る47.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関44.442.438.938.135.234.0
外国法人18.519.120.122.725.327.3
事業法人18.919.820.720.219.718.6
個人・その他16.816.116.915.815.715.8
自己株式7.24.84.74.74.84.8
証券会社1.42.53.53.14.24.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.14
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.00
03株式会社麻生2.09
04日本生命保険相互会社1.90
05明治安田生命保険相互会社1.89
06JA三井リース株式会社1.38
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.37
08DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)1.36
09住友生命保険相互会社1.34
10東洋海事工業株式会社1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+102%、1株純資産は10期で+42%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月1423,1284.77.852.3
2018年3月1383,4144.28.996.6
2019年3月1493,2994.46.369.5
2020年3月1333,3514.04.671.3
2021年3月1213,6713.56.683.1
2022年3月1643,6264.54.671.9
2023年3月1833,7535.06.072.0
2024年3月1674,1054.311.578.7
2025年3月2213,9315.59.458.2
2026年3月2884,4296.912.9111.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

26名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額363百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
谷川浩道取締役会長(代表取締役)7325,000
村上英之取締役社長(代表取締役)6510,000
入江浩幸取締役 執行役員689,000
竹尾祐幸取締役 執行役員672,000
本田隆茂取締役 執行役員604,000
伊東知子取締役 監査等委員(常勤)602,000
藤岡博取締役 監査等委員72
久保千春取締役 監査等委員78
宮本佐知子取締役 監査等委員58
内冨誠591,000
栗原毅取締役 執行役員62
尾﨑健一執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役専務執行役員)
残りの役員14名を開く
氏名役職年齢
矢治恵太郎執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
泉原博行執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
戸川康彦執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
小湊真美執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
白土成孝執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
岩男英徳執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)
開地龍太郎執行役員(株式会社長崎銀行 取締役頭取)
川本惣一執行役員(九州カード株式会社 取締役社長)
定野敏彦執行役員(西日本シティTT証券株式会社 取締役社長)
池田勝執行役員(株式会社シティアスコム 取締役社長)
井野誠司執行役員(株式会社NCBリサーチ&コンサルティング 取締役社長)
鴫山一仁執行役員(九州債権回収株式会社 取締役社長)
友池精孝執行役員(西日本信用保証株式会社 取締役社長)
井上和之執行役員(株式会社西日本シティ銀行 取締役常務執行役員)

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5424530761
社外取締役3292910
取締役(社内)1272727

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容503字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社17社及び関連会社4社で構成され、銀行業務を中心に金融サービスに係る事業を行っています。 当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりです。なお、事業の区分は「第5  経理の状況  1  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 〔銀行業〕 株式会社西日本シティ銀行の本店ほか国内支店、出張所等において、預金業務、貸出業務のほか、為替業務、有価証券投資業務、投資信託・保険商品の窓口販売業務などを通じ、地域のお客さまに多様な金融商品・サービスを提供しています。 また、株式会社長崎銀行が銀行業務を行っています。 〔その他〕 銀行業のほか、金融関連業務を子会社15社及び関連会社4社で行っています。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,805字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項に記載されている将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、グループ経営理念、グループブランドスローガン及びグループ経営戦略について次のとおりとし、地域に根ざす総合金融グループとして、持株会社体制のもとでグループ総合力を一段と進化させ、「地域経済へのさらなる貢献」と「グループ企業価値の最大化」を目指します。 ①  グループ経営理念 私たちは、高い志と誇りを持って時代の変化に適応し、お客さまとともに成長する総合力№1の地域金融グループを目指します。 ②  グループブランドスローガン ココロがある。コタエがある。 ③ グループ経営戦略 当社グループは、「お客さま・地域の期待を超えた総合金融サービスの展開」(「マトリックス・マネジメント」の実現)と「グループ経営管理態勢とリスク管理態勢の高度化」(「モニタリング・モデル」の実現)の2つのグループ経営戦略を展開します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 ■ 中期経営計画 当社グループは、2026年4月から2029年3月までの3年間を計画期間とする中期経営計画「未来共創2029~ともに歩む、未来を拓く~」をスタートさせました。 本計画では、グループ経営理念を起点に、「お客さま・地域・従業員・株主から最も支持され、選ばれる地域金融グループ」となることを「長期的に目指す姿」として設定しました。その上で、本中計期間を、その実現に向けた取組みを加速する3年間と位置付け、バックキャスティングで計画を策定しました。 本計画のもと、当社グループは、グループ経営理念である「高い志と誇りを持って時代の変化に適応し、お客さまとともに成長する総合力№1の地域金融グループ」の実現に向け、「1.お客さま起点の"One to Oneソリューション"の提供」「2.地域振興戦略」「3.経営基盤強化戦略」の3つの基本戦略を展開し、地域社会の持続的な発展と当社グループの企業価値向上を目指してまいります。 基本戦略1 お客さま起点の"One to Oneソリューション"の提供 〔重点施策〕 ① 企業へのソリューション提供 ② 個人のお客さまへのソリューション提供 ③ ベストミックスチャネルの構築 基本戦略2 地域振興戦略 〔重点施策〕 ① 地域の課題解決・まちづくりへの貢献 ② スタートアップ支援・創業支援 基本戦略3 経営基盤強化戦略 〔重点施策〕 ① リスクアペタイト・フレームワークの高度化 ② AI活用による業務変革 ③ 人的資本の強化 ④ サステナビリティの向上 2026年3月期実績 (前中期経営計画最終年度)    2029年3月期計画 (本中期経営計画最終年度) 連結当期純利益 ()内は西日本シティ銀行以外のグループ各社の寄与額    401億円 (48億円)    600億円 (55億円) 連結ROE   6.89%   9%程度 連結OHR※国債等債券損益、投信解約損益を除く   58.7%   50%台前半 連結自己資本比率 ※バーゼルⅢ最終化完全適用ベース   10.24%   10%台前半 (3) 優先的に対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少・少子高齢化や生成AI等のテクノロジーの進化、金利のある世界の到来等を背景に、企業・個人・地域の課題・ニーズの多様化・高度化等大きく変化し続けています。 他方、当社グループの主要地盤である九州・福岡は経済力に富み、都心部における大型再開発プロジェクトや半導体を中心とした産業集積が進むほか、インバウンド需要も旺盛な、恵まれたマーケット環境にあります。 こうしたなか、当社は中期経営計画「未来共創2029~ともに歩む、未来を拓く~」をスタートさせました。本計画のもと、当社グループは、グループ経営理念である「高い志と誇りを持って時代の変化に適応し、お客さまとともに成長する総合力№1の地域金融グループ」の実現に向け、「1.お客さま起点の"One to Oneソリューション"の提供」「2.地域振興戦略」「3.経営基盤強化戦略」の3つの基本戦略を展開し、地域社会の持続的な発展と当社グループの企業価値向上を目指してまいります。
事業等のリスク7,868字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識しているリスクは、以下のとおりです。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努めています。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。 <リスクカテゴリー毎の主要なリスク> (1) 信用リスク 当社グループの主要なリスクの一つである貸出金に係る信用リスクについては、貸出先の信用力の悪化や担保価値の大幅下落、その他予期せぬ問題等が発生した場合、想定外の償却や貸倒引当金の積み増し等で信用コストが増加し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ① 不良債権の状況 当社グループは、事業承継、人材確保、生産性向上等のソリューションを提供し、貸出先の企業再生支援や経営支援に取り組んでいるほか、オフバランス化等により不良債権の削減に努めています。しかしながら、国内及び地元経済の動向や不動産価格の下落、貸出先の業況悪化等によっては不良債権が増加し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 貸倒引当金 当社グループは、自己査定基準に基づき貸出先の資産査定を行い、債務者区分に応じて必要と認める額を貸倒引当金として計上していますが、その前提となる担保・保証価値等の低下、特定の業種または貸出先に係る経営環境の急激な悪化、経済情勢全般の悪化等により貸倒引当金の積み増しが発生する可能性があります。 ③ 貸出先への対応 当社グループは、貸出先に債務不履行等が生じた場合においても、回収の効率・実効性その他の観点から、当社グループが債権者として有する法的な権利の総てを必ずしも行使しない場合があります。また、貸出先に対して債権放棄または追加貸出や追加出資を行って支援することもあります。この結果、当社グループの信用コストが増加し、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 担保価値下落に関するリスク 不動産市場における流動性の低下や価格の下落、有価証券価格の下落等により、当社子銀行が担保権を設定した不動産や有価証券等の換金、もしくは貸出先の保有するこれらの資産に対する強制執行等が困難となる可能性があります。 ⑤ 地域の経済の動向等に影響を受けるリスク 当社グループは、福岡県を主要な営業基盤としており、福岡県の貸出先に対する与信額は、総与信額の約8割と大きな割合を占めています。 福岡県の経済情勢が悪化した場合、業容の拡大が図れないほか、信用リスクが増加する可能性があります。また福岡県を含む地域で大規模な自然災害が発生した場合、当社グループの資産の毀損による損害の発生及び貸出先の経営状態が悪化する等、直接的又は間接的に当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場リスク 当社グループの資産、負債は、国内外の金利、有価証券価格等の変動に伴うリスクにさらされています。当社グループでは資産、負債のバランスを考慮したリスク管理を行っていますが、予期せぬ市場変動によって収益の減少や損失が発生し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ① 金利リスク 当社グループの資産、負債は、貸出金、有価証券及び預金がその大部分を構成しており、主たる収益源は資金運用と資金調達による利鞘収入です。これら資金運用・調達の金額、期間にミスマッチが存在している中で金利が変動することにより利鞘が縮小し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 価格変動リスク 当社グループは、市場性のある株式、債券等の有価証券を保有しています。株式については株価の下落により減損または評価損が発生し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また財務上、リスク管理上その他の事由により、保有価格を下回る水準であっても、これらの有価証券を売却せざるを得なくなる可能性があります。 ③ 為替リスク 当社グループは、外貨建資産及び負債を保有しています。これらの資産と負債の額が通貨毎に同額で相殺されない場合、または適切にヘッジされていない場合、為替相場の変動によって、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 流動性リスク 当社グループは、日々の市場環境等の変化を注視しながら資金繰りの管理を行うとともに、不測の事態に備えて幅広い資金調達先・手段の確保に努めています。しかしながら、急激な市場環境の変化や財務内容の悪化等により必要な資金が確保できなくなる場合や、通常より高い金利での資金調達を余儀なくされる可能性があります。また、市場の混乱等により市場取引が困難になったり通常より著しく不利な価格での取引を余儀なくされる可能性があり、その結果、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) オペレーショナル・リスク ① 事務リスク 当社グループは、幅広い金融業務において大量の事務処理を行っており、事務規程等の整備や、本部による事務指導、内部監査及び自店検査等による内部牽制、事務処理の集中化、システム化の推進を通して事務処理水準の向上・堅確化に努めています。しかしながら、こうした取り組みにも拘わらず当社グループの役職員が正確な事務を怠る、あるいは事務過誤により重大な事務事故が発生し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② システムリスク 当社グループは、高度に構築されたコンピュータ情報処理システムにより業務運営を行っています。当社グループではシステムの安定稼動を最優先課題として、システム障害の未然防止、障害発生時の影響の極小化とシステムの早期回復を図るため、コンピュータ機器・通信回線の二重化等の安全対策やバックアップ体制を強化しています。また、情報の漏洩や不正使用を防止するため、安全管理に係る内部ルールを定め、厳格な情報管理に努めています。しかしながら、このような対策が奏功せず、コンピュータシステムの障害や不正使用等が発生した場合、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、サイバー攻撃が高度化・巧妙化するなか、サイバーセキュリティ管理体制の整備及び強化に努めています。しかしながら、サイバーセキュリティに係る強化策が奏功せず、サイバー攻撃によるサービス停止、データ改ざん、情報漏洩、不正送金などが発生した場合、これに伴う損害賠償、当社グループの信用低下等により、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法務リスク 当社グループは、事業活動を行う上で、会社法、金融商品取引法、銀行法等の法令諸規則による規制を受けるほか、各種取引上の契約を締結しています。当社グループは、コンプライアンス体制の強化を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、態勢整備及び役職員に対する教育・研修に努めています。しかしながら、こうした取り組みにも拘わらず役職員による不法行為や社会規範に悖る行為、あるいは利用者視点の欠如した行為等により多大な損失が発生したり、当社グループの信用低下等により、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 人的リスク 当社グループは、日頃より有能な人材の確保や育成に努めています。しかしながら、十分な人材を確保・育成できない場合には競争力や効率性が低下し、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、人事運営上の不公平・不公正、差別的な行為等が行われた場合、または職場労働環境に問題が生じた場合には、罰則費用や損害賠償等に伴う損失が発生し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 有形資産リスク 当社グループは、店舗等の有形資産を保有しており、自然災害、資産管理上の瑕疵、その他の事象の結果、それらが毀損あるいは劣化することにより業務運営に支障をきたす可能性があります。また、当社グループが保有する有形資産等について、使用目的の変更、今後の地価の動向及び対象となる固定資産の収益状況等により、減損処理に伴う損失が発生する可能性があります。これら有形資産に係るリスクが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥  風評リスク 当社グループは、適正な情報開示を通してお客さま、株主等さまざまなステーク・ホルダーの正しい理解や信頼を得ることに努めています。しかしながら、当社グループや金融業界に対するネガティブな報道や悪質な風評等により、その内容の正確性にかかわらず、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ その他オペレーショナル・リスク ・ 情報漏洩リスク 当社グループは、多数のお客さまの情報を集積しており、その情報漏洩や不正使用を防止するため、外部委託先等の管理を含む安全対策に関するルールを定め、厳格な情報管理に努めています。しかしながら、こうした取り組みにも拘わらず、お客さまに関する情報の漏洩等が発生した場合、損害賠償等に伴う直接的な損失や当社グループの信用低下等が生じ、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) その他のリスク ①  持株会社のリスク 当社は銀行持株会社であるため、当社の収入の大部分を傘下の当社子銀行から受領する配当金に依存しています。一定の状況下で、様々な規制上または契約上の制限により、その金額が制限される場合があります。また、当社子銀行が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合には、当社株主に対する配当の支払いが不可能となる可能性があります。 ②  経営戦略に関するリスク 当社グループは、中期経営計画「未来共創2029~ともに歩む、未来を拓く~」を策定し、3つの基本戦略「1.お客さま起点の"One to Oneソリューション"の提供」「2.地域振興戦略」「3.経営基盤強化戦略」を展開しています。しかしながら、計画策定時に想定した外部環境等に大幅な変化が発生した場合は、当初想定した結果を得られない可能性があります。 ・ 業務範囲拡大に伴うリスク 銀行業界を取り巻く規制緩和の進展等に伴い、当社グループが伝統的な銀行業務以外の分野に業務範囲を拡大する場合、新しくかつ複雑なリスクにさらされるほか、当該業務範囲の拡大が予想通り進展せず、当初想定した結果を得られない可能性があります。 ・ 競争激化に伴うリスク 当社グループが主たる営業基盤とする福岡県は、地元競合他行やメガバンク、近隣他県の地域金融機関、政府系金融機関に加え、IT企業や流通・小売業等異業種からの参入行など、厳しい競争環境にあります。また、フィンテック等の新技術の台頭により競争環境に変化が生じる可能性があります。そうした環境下で当社グループが競争優位を得られない場合、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③  気候変動に関するリスク 近年、気候変動に伴う異常気象等により、世界各国で甚大な被害が頻発しています。当社グループの主要地盤である福岡県においても、自然災害が激甚化・頻発化しており、気候変動への対応は企業経営の大きな課題となっています。当社は、気候変動リスクへの対応を経営戦略における重要課題と位置付け、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、同提言に沿った情報開示を行うとともに、お客さまの気候変動への取組みを支援していますが、当社グループの情報開示や取組みが不十分であると見做された場合は、当社グループの企業価値の毀損に繋がるおそれがあり、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、自然災害の増加等によって当社グループの営業拠点等への物理的な被害や投融資先の担保価値の毀損・操業停止といった影響が生じた場合、環境規制の強化や脱炭素社会への移行に伴う技術革新等によって投融資先の損失発生や資産価値の毀損といった影響が生じた場合などには、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④  自己資本比率に関するリスク 当社グループは、連結自己資本比率を2006年金融庁告示第20号に定められる国内基準である4%以上に維持する必要があります。また当社の銀行子会社である西日本シティ銀行及び長崎銀行は、単体自己資本比率を2006年金融庁告示第19号に定められる国内基準である4%以上の水準を維持しなければなりません。 自己資本比率がこの水準を下回った場合は、金融庁から業務の全部または一部の停止等を含む様々な命令を受けることになります。 当社グループまたは銀行子会社の自己資本比率にマイナスに影響する主な要因は以下のとおりです。 ・ 不良債権処理や貸出先の信用力低下等に伴う与信関係費用の増加 ・ 有価証券の減損処理 ・ 貸出金等リスクアセット額の増加 ・ 自己資本比率の基準及び算定方法の変更 ・ 繰延税金資産の取崩し ・ 本項記載のその他の不利益な展開 ⑤  外部格付けに関するリスク 外部格付機関が当社の格付けを引き下げた場合、資本及び資金調達における条件の悪化、もしくは取引が制約される可能性があり、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥  マネー・ローンダリング及びテロ資金供与並びに金融犯罪等(以下「マネー・ローンダリング等」という。)に関するリスク 当社グループは、マネー・ローンダリング等防止対策を経営上の最重要課題の一つとして位置づけ、基本方針に基づきマネー・ローンダリング等防止対策の更なる強化に取り組んでいます。しかしながら、このような取り組みにも拘わらず防止対策が有効に機能せず、仮に法令諸規則の違反等が発生した場合には、業務停止、制裁金等の行政処分、当社グループの信用低下等により、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦  災害等の発生により業務の継続に支障をきたすリスク 当社グループは、地震や台風等の自然災害、犯罪等の人為的災害、停電等の技術的災害の発生により被害を受ける可能性があります。また、感染症の流行により、業務運営の全部または一部の継続に支障をきたし、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、各種緊急事態を想定したコンティンジェンシープランを策定し、緊急時における対応体制を整備していますが、被害の程度によっては、業務の一部が停止する等、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑧  財務報告に係る内部統制の構築に関するリスク 当社は、金融商品取引法及び関連諸法令の施行により、財務報告に係る内部統制を評価し、その結果を内部統制報告書において開示する必要があります。 当社グループは、内部統制の有効性を確保するため適正な内部統制の構築、維持、運営に努めています。しかしながら、予期しない問題が発生した場合等において、財務報告に係る内部統制の評価手続きの一部を実施できないことや、開示すべき重要な不備が存在すること等を報告する可能性があり、その結果当社グループの財務報告の信頼性が低下し、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨  規制・会計制度等の変更リスク 当社グループは、現時点の様々な法律、規制、政策、実務慣行、解釈、会計制度及び税制等に従って業務を遂行しています。これらの法令等及びその解釈は将来変更される可能性があり、その変更内容によっては、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩  退職給付債務に関するリスク 当社グループの退職給付債務及び退職給付費用は、割引率や年金資産の期待運用収益率等、複数の前提・予測に基づいて算出されていますが、市場環境の急変等により実際の結果が前提・予測と異なる場合、または前提・予測等が変更された場合、退職給付債務及び退職給付費用が変動する可能性があります。また、退職制度の改定を行った場合にも、追加負担が発生する可能性があります。その結果、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これら以外にも様々なリスクが起こりうることを認識し、それらを可能な限り防止、分散あるいは回避するよう努めてまいります。しかしながら、政治経済情勢、法的規制及び大規模災害その他当社グループのコントロールの及ばない事態の発生により、当社グループの業務運営、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 <トップリスク> 当社は、事業を取り巻くリスク事象のうち、影響度や蓋然性の観点から重要度の高いリスクをトップリスクとして特定しています。トップリスク運営を通じて、グループ内のリスクコミュニケーションの充実を図るとともに、リスク低減に向けた対策を講じることにより、リスク管理の強化に努めています。 トップリスク   リスク事象の例 世界的な景気悪化・金融市場の不安定化   ・地政学リスクの顕在化等による世界的な景気悪化の影響が九州経済にも波及、取引先の業況が悪化し、信用コストが増加 ・金融市場の不安定化に伴い、保有有価証券の評価損益が悪化 地域の人口減少   ・九州から域外への想定を上回る人口流出により、顧客基盤が縮小 ・人材確保が困難となり、業務ラインナップや店舗網の縮小を余儀なくされ、収益基盤が縮小 デジタル化の進展に伴う産業構造の変化   ・デジタル化やAI等の活用が進む中、競合他社や新規参入事業者に顧客利便性・コスト面で劣後し、競争力が低下 サードパーティへの依存度の高まり   ・サードパーティのシステム障害等により、業務継続が困難化 ・不適切な管理により、サードパーティを通じて顧客情報が流出し、信用が低下 サイバーセキュリティ上の脅威の高まり   ・当社及びサードパーティへのサイバー攻撃により、業務継続が困難化 ・顧客情報の流出が発生し、信用が低下 コンプライアンス・コンダクトリスク事象の発生   ・法令等違反や職員の不適切な行為により顧客に不利益を与え、信用が低下 ・マネー・ローンダリング等対策の不備に伴い、信用が低下 サステナビリティ対応の遅れ   ・サステナビリティに係る不十分な対応により、企業価値が毀損 大規模地震・風水害等の災害の発生   ・職員や拠点、システムの被災により、業務が停止 ・大規模な災害により取引先の業績が悪化し、信用コストが増加
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 (金融経済環境) 2025年度の国内経済は、物価上昇の影響を受けつつも個人消費が底堅く推移したことや、デジタル関連投資が進むなど設備投資が増加したことから緩やかに回復しました。 地元九州の経済も、個人消費が堅調に推移したことや、半導体関連への投資など設備投資が高水準で推移したことから緩やかに回復しました。 2025年度の日経平均株価は、年度初めは36,000円付近で始まり、日米の関税交渉の進展や高市政権の経済政策への期待などを背景に上昇基調で推移し、2月に終値で史上最高値となる58,850円をつけました。しかしながら年度末にかけては中東情勢の緊迫化を背景に上値が重くなり、51,000円台で終了しました。 国内長期金利は、年度初めは1.5%付近で始まり、日本銀行の政策金利の引上げ観測を受けて上昇基調で推移しました。12月の政策金利の引上げを受けて2%台に突入した後、年度末にかけては日本の財政悪化への懸念を背景に2.3%付近まで上昇しました。 為替相場は、年度初めは150円付近で始まり、年度前半は日米の金融政策への思惑を背景に140円から150円の間で推移しました。年度後半は日本の財政悪化への懸念や中東情勢の緊迫化を背景に円安ドル高基調となり、年度末には160円付近で推移しました。 (財政状態) 当連結会計年度末における総資産は前連結会計年度末比2,698億円増加し、13兆8,522億円となり、総負債は前連結会計年度末比2,005億円増加し、13兆2,248億円となりました。また、純資産は前連結会計年度末比693億円増加し、6,274億円となりました。 主要勘定の期末残高につきましては、預金・譲渡性預金は前連結会計年度末比4,385億円増加し、10兆9,454億円となりました。貸出金は前連結会計年度末比3,179億円増加し、10兆2,393億円となりました。有価証券は前連結会計年度末比2,218億円増加し、1兆9,135億円となりました。 (経営成績) 経常収益は、前連結会計年度比504億45百万円増加し、2,468億60百万円となりました。経常費用は、前連結会計年度比371億98百万円増加し、1,880億76百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比132億46百万円増加し、587億84百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比91億34百万円増加し、401億16百万円となりました。 (セグメントの業績) ① 銀行業 株式会社西日本シティ銀行及び株式会社長崎銀行で構成される銀行業における経常収益は、前連結会計年度比501億15百万円増加し、2,236億66百万円となりました。セグメント利益は前連結会計年度比125億77百万円増加し、520億37百万円となりました。 ② その他 その他における経常収益は前連結会計年度比55億20百万円増加し、445億83百万円となりました。セグメント利益は前連結会計年度比49億12百万円増加し、196億88百万円となりました。 (生産、受注及び販売の状況) 「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載していません。 (参考) (1)国内・国際業務部門別収支 当連結会計年度の資金運用収支は、国内業務部門1,282億82百万円、国際業務部門19億50百万円、合計で1,302億33百万円と前連結会計年度比273億87百万円の増加となりました。 役務取引等収支は、国内業務部門252億23百万円、国際業務部門△39百万円、合計で251億83百万円と前連結会計年度比17億66百万円の増加となりました。 信託報酬は52百万円、特定取引収支は4億46百万円、その他業務収支は△240億38百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   相殺消去額(△)   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   105,235   △2,389   -   102,845 当連結会計年度   128,282   1,950   -   130,233 うち資金運用収益   前連結会計年度   113,171   17,511   84   130,597 当連結会計年度   154,830   17,185   316   171,699 うち資金調達費用   前連結会計年度   7,935   19,901   84   27,751 当連結会計年度   26,548   15,234   316   41,465 信託報酬   前連結会計年度   12   -   -   12 当連結会計年度   52   -   -   52 役務取引等収支   前連結会計年度   23,493   △75   -   23,417 当連結会計年度   25,223   △39   -   25,183 うち役務取引等収益   前連結会計年度   37,330   298   -   37,629 当連結会計年度   39,984   337   -   40,322 うち役務取引等費用   前連結会計年度   13,837   374   -   14,211 当連結会計年度   14,761   377   -   15,138 特定取引収支   前連結会計年度   35   553   -   589 当連結会計年度   51   395   -   446 うち特定取引収益   前連結会計年度   35   553   -   589 当連結会計年度   51   395   -   446 うち特定取引費用   前連結会計年度   -   -   -   - 当連結会計年度   -   -   -   - その他業務収支   前連結会計年度   △2,449   △2,090   -   △4,540 当連結会計年度   △22,014   △2,023   -   △24,038 うちその他業務収益   前連結会計年度   9,861   2,003   -   11,864 当連結会計年度   9,718   1,274   121   10,871 うちその他業務費用   前連結会計年度   12,310   4,094   -   16,404 当連結会計年度   31,732   3,298   121   34,909 (注) 1  「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 2  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の取引に関する相殺額を記載しています。 3  資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度7百万円、当連結会計年度24百万円)を控除して表示しています。 (参考) (2)国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 当連結会計年度の資金運用勘定平均残高は、前連結会計年度比4,647億42百万円増加し、11兆7,564億27百万円、利回りは1.46%、受取利息は1,716億99百万円となりました。 資金調達勘定平均残高は、前連結会計年度比22億34百万円増加し、12兆8,847億89百万円、利回りは0.32%、支払利息は414億65百万円となりました。 ①  国内業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   (109,380)10,979,865   (84)113,171   1.03 当連結会計年度   (94,040)11,458,262   (316)154,830   1.35 うち貸出金   前連結会計年度   9,440,572   90,843   0.96 当連結会計年度   9,790,862   118,901   1.21 うち有価証券   前連結会計年度   1,309,708   15,263   1.16 当連結会計年度   1,426,141   25,191   1.76 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   49,671   161   0.32 当連結会計年度   109,536   691   0.63 うち預け金   前連結会計年度   4,804   5,179   107.79 当連結会計年度   4,037   8,015   198.52 資金調達勘定   前連結会計年度   12,575,512   7,935   0.06 当連結会計年度   12,591,412   26,548   0.21 うち預金   前連結会計年度   10,163,250   6,229   0.06 当連結会計年度   10,308,756   20,928   0.20 うち譲渡性預金   前連結会計年度   386,485   790   0.20 当連結会計年度   449,592   2,624   0.58 うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   821   4   0.50 当連結会計年度   7,589   44   0.58 うち売現先勘定   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   175,170   143   0.08 当連結会計年度   171,832   1,073   0.62 うち借用金   前連結会計年度   1,852,899   736   0.03 当連結会計年度   1,655,765   1,793   0.10 (注) 1  平均残高は、日々の残高の平均に基づいて算出しています。 2  「国内業務部門」は、当社及び連結子会社の円建取引です。 3  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度1,948,167百万円、当連結会計年度1,528,144百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度11,699百万円、当連結会計年度11,699百万円)及び利息(前連結会計年度7百万円、当連結会計年度24百万円)をそれぞれ控除して表示しています。 4  (  )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)です。 ②  国際業務部門 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   421,199   17,511   4.15 当連結会計年度   392,205   17,185   4.38 うち貸出金   前連結会計年度   62,023   2,710   4.36 当連結会計年度   81,101   3,269   4.03 うち有価証券   前連結会計年度   346,815   14,738   4.24 当連結会計年度   299,374   13,865   4.63 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   446   21   4.81 当連結会計年度   367   15   4.16 うち預け金   前連結会計年度   2,585   0   0.02 当連結会計年度   3,314   0   0.02 資金調達勘定   前連結会計年度   (109,380)416,423   (84)19,901   4.77 当連結会計年度   (94,040)387,417   (316)15,234   3.93 うち預金   前連結会計年度   19,682   380   1.93 当連結会計年度   18,888   320   1.69 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   39,639   2,091   5.27 当連結会計年度   58,592   2,599   4.43 うち売現先勘定   前連結会計年度   233,101   12,251   5.25 当連結会計年度   211,028   9,363   4.43 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   14,026   746   5.32 当連結会計年度   4,361   197   4.52 (注) 1  平均残高は、日々の残高の平均に基づいて算出しています。 2  「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 3  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度44百万円、当連結会計年度41百万円)を控除して表示しています。 4  (  )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)です。 5  国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しています。 ③  合計 種類   期別   平均残高(百万円)   利息(百万円)   利回り (%) 小計   相殺 消去額 (△)   合計   小計   相殺 消去額 (△)   合計 資金運用勘定   前連結会計年度   11,401,065   109,380   11,291,684   130,682   84   130,597   1.15 当連結会計年度   11,850,467   94,040   11,756,427   172,016   316   171,699   1.46 うち貸出金   前連結会計年度   9,502,596   -   9,502,596   93,553   -   93,553   0.98 当連結会計年度   9,871,964   -   9,871,964   122,170   -   122,170   1.23 うち有価証券   前連結会計年度   1,656,524   -   1,656,524   30,001   -   30,001   1.81 当連結会計年度   1,725,516   -   1,725,516   39,057   -   39,057   2.26 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   50,117   -   50,117   183   -   183   0.36 当連結会計年度   109,904   -   109,904   706   -   706   0.64 うち預け金   前連結会計年度   7,390   -   7,390   5,179   -   5,179   70.09 当連結会計年度   7,352   -   7,352   8,015   -   8,015   109.02 資金調達勘定   前連結会計年度   12,991,935   109,380   12,882,554   27,836   84   27,751   0.21 当連結会計年度   12,978,829   94,040   12,884,789   41,782   316   41,465   0.32 うち預金   前連結会計年度   10,182,933   -   10,182,933   6,609   -   6,609   0.06 当連結会計年度   10,327,644   -   10,327,644   21,249   -   21,249   0.20 うち譲渡性預金   前連結会計年度   386,485   -   386,485   790   -   790   0.20 当連結会計年度   449,592   -   449,592   2,624   -   2,624   0.58 うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   40,461   -   40,461   2,096   -   2,096   5.18 当連結会計年度   66,182   -   66,182   2,643   -   2,643   3.99 うち売現先勘定   前連結会計年度   233,101   -   233,101   12,251   -   12,251   5.25 当連結会計年度   211,028   -   211,028   9,363   -   9,363   4.43 うち債券貸借取引 受入担保金   前連結会計年度   175,170   -   175,170   143   -   143   0.08 当連結会計年度   171,832   -   171,832   1,073   -   1,073   0.62 うち借用金   前連結会計年度   1,866,925   -   1,866,925   1,482   -   1,482   0.07 当連結会計年度   1,660,127   -   1,660,127   1,991   -   1,991   0.11 (注) 1  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度1,948,212百万円、当連結会計年度1,528,186百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度11,699百万円、当連結会計年度11,699百万円)及び利息(前連結会計年度7百万円、当連結会計年度24百万円)をそれぞれ控除して表示しています。 2  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息をそれぞれ記載しています。 (参考) (3)国内・国際業務部門別役務取引の状況 当連結会計年度の役務取引等収益は、国内業務部門399億84百万円、国際業務部門3億37百万円、合計で403億22百万円となりました。また、役務取引等費用は、国内業務部門147億61百万円、国際業務部門3億77百万円、合計で151億38百万円となりました。この結果、役務取引等収支は、251億83百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   37,330   298   37,629 当連結会計年度   39,984   337   40,322 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   16,892   -   16,892 当連結会計年度   18,568   -   18,568 うち為替業務   前連結会計年度   7,008   243   7,251 当連結会計年度   7,298   239   7,538 うち信託関連業務   前連結会計年度   223   -   223 当連結会計年度   216   -   216 うち証券関連業務   前連結会計年度   7,321   -   7,321 当連結会計年度   7,798   -   7,798 うち代理業務   前連結会計年度   1,959   -   1,959 当連結会計年度   2,132   -   2,132 うち保護預り・ 貸金庫業務   前連結会計年度   275   -   275 当連結会計年度   254   -   254 うち保証業務   前連結会計年度   843   3   847 当連結会計年度   745   4   749 役務取引等費用   前連結会計年度   13,837   374   14,211 当連結会計年度   14,761   377   15,138 うち為替業務   前連結会計年度   1,009   26   1,036 当連結会計年度   1,079   32   1,112 (注)  「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 (参考) (4)国内・国際業務部門別特定取引の状況 ①  特定取引収益・費用の内訳 当連結会計年度の特定取引収支は4億46百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 特定取引収益   前連結会計年度   35   553   589 当連結会計年度   51   395   446 うち商品有価証券収益   前連結会計年度   35   553   589 当連結会計年度   51   395   446 特定取引費用   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (注)  「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 ②  特定取引資産・負債の内訳(末残) 当連結会計年度の特定取引資産及び特定取引負債はありません。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 特定取引資産   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - 特定取引負債   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (注)  「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 (参考) (5)国内・国際業務部門別預金残高の状況 ○  預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   10,064,742   17,923   10,082,666 当連結会計年度   10,479,478   20,350   10,499,829 うち流動性預金   前連結会計年度   7,707,749   -   7,707,749 当連結会計年度   7,735,742   -   7,735,742 うち定期性預金   前連結会計年度   2,322,250   -   2,322,250 当連結会計年度   2,709,847   -   2,709,847 うちその他   前連結会計年度   34,742   17,923   52,665 当連結会計年度   33,889   20,350   54,239 譲渡性預金   前連結会計年度   424,274   -   424,274 当連結会計年度   445,651   -   445,651 総合計   前連結会計年度   10,489,017   17,923   10,506,940 当連結会計年度   10,925,130   20,350   10,945,481 (注) 1  「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 2  流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 定期性預金=定期預金+定期積金 (参考) (6)国内・海外別貸出金残高の状況 ①  業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内 (除く特別国際金融取引勘定分)   9,921,416   100.00   10,239,342   100.00 製造業   479,939   4.84   516,107   5.04 農業、林業   36,806   0.37   36,032   0.35 漁業   13,665   0.14   13,838   0.14 鉱業、採石業、砂利採取業   6,438   0.06   6,243   0.06 建設業   363,745   3.66   365,349   3.57 電気・ガス・熱供給・水道業   196,353   1.98   206,652   2.02 情報通信業   44,437   0.45   45,929   0.45 運輸業、郵便業   282,429   2.85   342,136   3.34 卸売業、小売業   841,355   8.48   824,343   8.05 金融業、保険業   339,058   3.42   350,514   3.42 不動産業、物品賃貸業   2,231,799   22.49   2,336,800   22.82 その他各種サービス業   1,004,763   10.13   972,481   9.50 地方公共団体   1,557,388   15.70   1,581,196   15.44 その他   2,523,235   25.43   2,641,714   25.80 特別国際金融取引勘定分   -   -   -   - 政府等   -   -   -   - 金融機関   -   -   -   - その他   -   -   -   - 合計   9,921,416   -   10,239,342   - (注)  「国内」とは国内連結子会社です。 ②  外国政府等向け債権残高(国別) 該当ありません。 (参考) (7)国内・国際業務部門別有価証券の状況 ○  有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   359,045   -   359,045 当連結会計年度   449,887   -   449,887 地方債   前連結会計年度   521,064   -   521,064 当連結会計年度   573,861   -   573,861 社債   前連結会計年度   176,617   -   176,617 当連結会計年度   198,727   -   198,727 株式   前連結会計年度   134,757   -   134,757 当連結会計年度   163,037   -   163,037 その他の証券   前連結会計年度   203,448   296,740   500,188 当連結会計年度   241,705   286,350   528,056 合計   前連結会計年度   1,394,933   296,740   1,691,673 当連結会計年度   1,627,219   286,350   1,913,570 (注) 1  「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引です。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めています。 2  「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでいます。 (参考) (8)「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社西日本シティ銀行1社です。 ○  信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表) 資産 科目   前連結会計年度(2025年3月31日)   当連結会計年度(2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 銀行勘定貸   7,721   100.00   9,320   100.00 合計   7,721   100.00   9,320   100.00 負債 科目   前連結会計年度(2025年3月31日)   当連結会計年度(2026年3月31日) 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 金銭信託   7,721   100.00   9,320   100.00 合計   7,721   100.00   9,320   100.00 (注) 共同信託他社管理財産については、前連結会計年度(2025年3月31日)及び当連結会計年度(2026年3月31日)のいずれも取扱残高はありません。 ○  元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残) 科目   前連結会計年度(2025年3月31日)   当連結会計年度(2026年3月31日) 金銭信託(百万円)   貸付信託(百万円)   合計(百万円)   金銭信託(百万円)   貸付信託(百万円)   合計(百万円) 銀行勘定貸   7,721   -   7,721   9,320   -   9,320 資産計   7,721   -   7,721   9,320   -   9,320 元本   7,707   -   7,707   9,283   -   9,283 その他   13   -   13   36   -   36 負債計   7,721   -   7,721   9,320   -   9,320 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しています。 なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を、それぞれ採用しています。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   11.44 2.自己資本の額   5,059 3.リスク・アセット等の額   44,192 4.総所要自己資本額   1,767 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社西日本シティ銀行及び株式会社長崎銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払いの全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものです。 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2.危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3.要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4.正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 株式会社西日本シティ銀行(単体)の資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   177   156 危険債権   877   950 要管理債権   410   394 正常債権   95,812   98,821 株式会社長崎銀行(単体)の資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   2   1 危険債権   29   28 要管理債権   0   5 正常債権   2,730   2,844 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものです。 当社グループのセグメントは「銀行業」と「その他」に区分していますが、経営成績に占める割合は、「銀行業」が大宗であり、「その他」の事業は僅少であることから、セグメント別の状況は記載していません。 (当連結会計年度の経営成績) 当連結会計年度は、国内金利の上昇を背景に、預貸金の利息収支の拡大等により資金利益が大幅に増加したことを主因として、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比91億34百万円増加し、401億16百万円となりました。 当連結会計年度は前中期経営計画「飛翔2026 ~つなぐココロ、つなげるミライ~」の最終年度でしたが、利益目標などの主要KPIを全て達成したほか、期初に公表した業績予想370億円を上回り、実質的に過去最高益を計上しました。金利上昇の追い風も受けつつ、前中期経営計画で進めてきた各種取組みの成果を業績拡大に着実に結び付けることができた良好な決算であったと評価しています。 (単位:百万円) 2024年度実績(前連結会計年度)   2025年度実績(当連結会計年度)   前連結会計年度比 経常収益   196,415   246,860   50,445 業務粗利益   122,325   131,877   9,552 経費(△)   82,897   86,990   4,093 実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前)[コア業務純益]   39,428[47,526]   44,886[71,306]   5,458[23,779] 信用コスト(△)   5,831   7,535   1,703 経常利益   45,537   58,784   13,246 親会社株主に帰属する当期純利益   30,982   40,116   9,134 経常収益は、資金運用収益の増加等により、前連結会計年度比504億45百万円増加し、2,468億60百万円となりました。 業務粗利益は、国債等債券損益が減少したものの、資金利益、役務取引等利益の増加により、前連結会計年度比95億52百万円増加し、1,318億77百万円となりました。また、経費は、人件費、物件費の増加等により、前連結会計年度比40億93百万円増加し、869億90百万円となりました。 この結果、実質業務純益は、前連結会計年度比54億58百万円増加し、448億86百万円、コア業務純益は前連結会計年度比237億79百万円増加し、713億6百万円となりました。 経常利益は、実質業務純益の増加等により、前連結会計年度比132億46百万円増加し、587億84百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加等により、前連結会計年度比91億34百万円増加し、401億16百万円となりました。 (前中期経営計画の目指す経営指標に関する分析) 前中期経営計画「飛翔2026 ~つなぐココロ、つなげるミライ~」(計画期間:2023年4月から2026年3月までの3年間)の「目指す経営指標」の実績は、以下のとおりとなりました。 2022年度 実績       2023年度実績(前中期経営計画1年目)   2024年度実績(前中期経営計画2年目)   2025年度実績(前中期経営計画3年目)       2025年度計画(前中期経営計画最終年度) 連結当期純利益※()内は西日本シティ銀行以外のグループ各社の寄与額   261億円(35億円)       236億円(49億円)   309億円(45億円)   401億円(48億円)       320億円(50億円) 連結ROE   4.95%       4.26%   5.51%   6.89%       6%程度 連結コアОHR   65.8%       66.5%   63.5%   54.9%       60%程度 連結自己資本比率()内はバーゼルⅢ最終化完全適用ベース   12.10%(10.39%)       12.41%(10.32%)   12.59%(10.39%)   11.44%(10.24%)       11%台半ば(10%台前半) ※ 親会社株主に帰属する当期純利益 ・連結当期純利益 (当連結会計年度の経営成績)に記載のとおりです。 ・連結ROE 連結ROEは、連結当期純利益が増加したことを主因に、前連結会計年度比1.38pt上昇し、6.89%と、前中期経営計画最終年度の計画を上回りました。 ・連結コアОHR 連結コアOHRは、資金利益の増加等によりコア業務粗利益が増加したことを主因に、前連結会計年度比8.6pt低下し、54.9%と、前中期経営計画最終年度の計画を達成しました。 ・連結自己資本比率 連結自己資本比率は、利益剰余金の積み上げにより自己資本額が増加した一方、貸出金、有価証券の残高増加等によりリスク・アセットが増加したため、前連結会計年度比1.15pt低下し、11.44%となりましたが、計画どおりに推移しました。 (キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における営業活動による資金は、貸出金の増加、借用金の減少等により、656億円の支出超過(前連結会計年度は5,522億円の支出超過)となりました。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における投資活動による資金は、有価証券の取得が売却及び償還を上回ったこと等により、2,058億円の支出超過(前連結会計年度は388億円の収入超過)となりました。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度における財務活動による資金は、配当金の支払等により、130億円の支出超過(前連結会計年度は106億円の支出超過)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度比2,846億円減少し、期末残高1兆3,846億円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については以下のとおりです。 当社グループの中核事業は銀行業であり、預金等により調達した資金を、貸出金及び有価証券等により運用しています。 重要な資本的支出については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除去等の計画」に記載のとおり、設備投資の計画がありますが、調達原資はすべて自己資金となっており、流動性についての問題はありません。 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定) 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しています。

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開示資料

出典

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