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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日新商事

NISSIN SHOJI CO., LTD.7490 · Standard · 卸売業

石油製品の販売を軸に、再生可能エネルギーや不動産にも展開。エネルギーの川下で多様なニーズに応える商社。

概要

日新商事は、ENEOSから石油製品の供給を受け、ガソリンスタンドの直営・卸売・法人向け販売を中核とする石油関連事業を主軸とする企業である。1950年に商号を変更し石油販売に特化して以来、液化石油ガスや石油化学製品、不動産賃貸、さらに再生可能エネルギー関連事業へと事業領域を拡大してきた。1996年に東京証券取引所市場第二部に上場。連結従業員数366名、2026年3月期の売上高は約394億円。東京都港区に本社を置く。

石油関連事業が収益の柱を形成

日新商事グループの最大セグメントは石油関連事業である。ENEOS株式会社から石油製品を調達し、直営のサービスステーション(SS)53拠点での小売、系列販売店への卸売、工場や船舶などの法人顧客への直需販売を展開する。2026年3月期の同事業売上高は356億円でグループ全体の9割以上を占め、セグメント利益は9.4億円と前期比50%増加した。潤滑油の販売数量増加や車検などのカーケア収益が利益を押し上げた。子会社の竹鶴石油は海上輸送を伴う需要家向け販売を担い、マレーシア・ベトナムの現地法人も同様の販売活動を行う。

再生可能エネルギー事業へのシフト

日新商事は石油依存からの脱却を掲げ、再生可能エネルギー関連事業を成長分野と位置づける。太陽光発電関連商材の販売、売電事業、バイオマス発電燃料(パーム椰子殻=PKS)の生産・販売を手がける。マレーシアにNISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.、JJ FUEL SUPPLY SDN.BHD.、NISSIN BIO PRODUCTS SDN.BHD.を保有し、バイオマス燃料の生産と販売を行う。2025年5月には海外拠点の生産設備が稼働を開始したが、PKS販売の収益性低下や太陽光発電所の落雷被害により同事業はセグメント損失を計上。PKS事業の一部撤退も決定している。

不動産賃貸で安定収益を確保

石油販売と並ぶもう一つの安定収益源が不動産事業である。1993年、横浜市神奈川区に自社ビル「ベイフロント横浜」を竣工し、不動産賃貸業に参入。その後もSS跡地や社宅の有効活用を進め、オフィスビル、店舗、マンションなどの賃貸ポートフォリオを構築している。不動産事業はグループ全体の売上高に占める比率は小さいが、定期的な賃料収入により安定した利益をもたらす。経営計画では物件の機動的な入替えによる価値向上を掲げている。

海外拠点によるグローバル展開

日新商事は国内販売にとどまらず、東南アジアに複数の現地法人を置く。マレーシアには石油製品販売を行うNISTRADE(M)SDN.BHD.のほか、バイオマス燃料関連のNISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.など3社を有する。ベトナムにはNISSIN SHOJI VIETNAM CO.,LTD.、タイにはNISSIN SHOJI (THAILAND) CO.,LTD.(2023年4月に解散決議、清算手続き中)を設立していた。海外子会社は現地の需要家向けに石油製品や石油化学製品を販売するほか、バイオマス燃料の生産・販売も行う。ただし、タイ法人の解散に伴いグループの海外事業は再編途上にある。

グループ構成と子会社の役割

日新商事グループは、持株会社制をとらず、当社と連結子会社8社、関連会社1社(2026年3月期は持分法適用関連会社のJリーフを全株式譲渡したため除外)で構成される。石油関連子会社として竹鶴石油(需要家販売・海上輸送)、協進石油(1984年に取得)などがある。再生可能エネルギー関連子会社はマレーシアに集中。また、食料品販売と保険代理業を行う日新興産株式会社もグループに含まれる。子会社の多くは過去の営業権譲受や株式取得により設立・買収されたもので、グループ全体で石油販売からバイオマス燃料まで多様な事業をカバーする。

業界の中での役割は石油元売りから仕入れ、需要家や系列販売店に提供する石油製品流通の中核。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
394億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-0.5%
純利益
37億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01石油関連(需要家・系列販売店向け)主力

石油元売りから供給を受けたガソリン、軽油、重油等を、需要家や系列販売店に販売。直営のガソリンスタンド(SS)も運営し、地域の燃料供給を担う。

主な製品・サービス1
石油製品(ガソリン、軽油、重油等)
車両や工場などで使われる燃料。系列店網と直営SSを通じて安定的に供給。

02石油化学製品準主力

ナフサ由来の石化製品を需要家や同業者に販売。化学品の原料や溶剤など産業向けに供給。

主な製品・サービス1
石油化学製品
化学工業の原料となる製品群。幅広い産業で使用され、安定供給が強み。

03液化石油ガス(LPG)準主力

家庭用や業務用のLPGを系列販売店向けに販売。都市ガスが整備されない地域などでエネルギー源として供給。

主な製品・サービス1
液化石油ガス
プロパンガス等の燃料。家庭用調理・給湯から業務用まで幅広く使用。

04石油関連(海外)準主力

海外子会社を通じ、マレーシアやベトナム等で石油製品や石化製品の販売を展開。日本国内に限らない販路を構築。

主な製品・サービス1
石油製品・石油化学製品(海外向け)
アジア市場向けに燃料や化学原料を供給。地域の産業発展を支える。

05再生可能エネルギー準主力

太陽光発電関連商材の販売、発電所の運営による売電、バイオマス発電燃料の販売を展開。再生可能エネルギーの普及に貢献。

主な製品・サービス2
太陽光発電関連商材
太陽光パネルや周辺機器などの販売。再生可能エネルギー設備の導入を支援。
バイオマス発電燃料
木質チップやPKSなどの燃料。バイオマス発電所向けに供給。

06不動産賃貸副次

オフィスビル、店舗、マンション等の不動産賃貸を運営。安定した賃貸収入を確保。

07その他その他

子会社を通じ、食料品の販売や損害保険の代理業を展開。本業と異なる分野で多角化を図る。

主な製品・サービス1
食料品
食品の販売。国内市場向けに展開。

製品と技術

石油製品(ガソリン・軽油・灯油・重油)

日新商事の主力商材はENEOSブランドの石油製品である。直営SS53店舗でレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油、灯油を一般消費者に販売するほか、系列販売店への卸売、工場や運輸事業者への直需販売も行う。2026年3月期の石油関連事業売上高は356億円。特に直営部門の販売数量は増加傾向にあり、ピュアセルフ店舗の導入やスマートフォンアプリによる集客効果が寄与している。法人向けには給油カードを通じた燃料油拡販に注力し、販売数量を伸ばした。

液化石油ガス(LPG)

日新商事は1955年からLPGの販売を開始した。LPGは系列販売店を通じて家庭用・業務用ボンベとして供給されるほか、産業用燃料としても取り扱う。川崎石油瓦斯充填所(1962年開設)などインフラを保有し、安定供給体制を築いている。ただし、2026年3月期のその他部門(LPG含む)売上高は2.9億円と前期比8%減少しており、輸入価格下落の影響を受けた。同社はLPGを石油関連事業の一部として位置づけ、引き続き需要家への供給を継続する。

石油化学製品(機能商品)

1957年に石油化学製品の販売を開始した日新商事は、現在も化成品(機能商品)を事業ポートフォリオの一部として取り扱う。おもに産業用の溶剤、洗浄剤、樹脂原料などを同業者や需要家に販売する。かつては子会社日新化成品(1994年吸収合併)が担っていたが、現在は本社の機能商品部が管轄。売上高は石油関連事業の約2%程度だが、農業関連商品の販売増加などにより2026年3月期の産業資材部門は前期比22%増の8.7億円となった。

バイオマス発電燃料(PKS)

日新商事は再生可能エネルギー関連事業の一環として、パーム椰子殻(PKS)をバイオマス発電燃料として販売する。マレーシアの現地法人NISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.やNISSIN BIO PRODUCTS SDN.BHD.で生産・販売を手がけ、2025年5月には生産設備が稼働を開始した。しかし、世界価格の変動や収益性低下によりPKS事業の一部撤退を決定。2026年3月期の再生可能エネルギー関連事業売上高は31.6億円に達したが、セグメント損失を計上している。

太陽光発電関連事業

太陽光発電関連では、太陽光パネルなどの商材販売と自社発電所による売電事業を展開する。子会社のNSM諏訪ソーラー エナジー合同会社が売電を担う。2026年3月期には太陽光発電所の落雷による発電停止や売却損が発生し、同事業の収益を圧迫した。同社は再生可能エネルギー事業の成長を中期経営計画の重点目標に掲げており、太陽光発電所運営の安定化と新規案件の開発に取り組む方針である。

不動産賃貸サービス

不動産事業は、1993年に竣工した自社ビル「ベイフロント横浜」を皮切りに、オフィスビル、店舗、マンションなどの賃貸を手がける。石油販売事業と異なり市況変動の影響を受けにくい安定収益源として機能している。経営計画では物件ポートフォリオの機動的な入替えにより事業価値の向上を図るとしている。不動産セグメントの売上高は非開示だが、グループ全体の安定収益基盤の一角を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

燃料油卸売で中堅、収益低迷続く

燃料油を中心に社会インフラ・産業向けに販売する専門商社。同業のリョーサン菱洋ホールディングスが電子機器・半導体に特化し高成長を遂げる一方、当社は石油系商品に依存し収益性が低い。タビオ(靴下専業)などと比較しても規模・収益力で劣後する。過去2期の売上高は約390億円と横ばいで、営業利益率は1%前後から直近期はマイナスに転落。競合との差別化が難しく、市況変動の影響を受けやすい体質が課題である。

強み

  • 長年の取引で築いた社会インフラ・産業向けの固定顧客を持ち、一定の販売数量を確保。
  • 全国に営業拠点を配置し、地域ごとのきめ細かなサービスで中小需要家にリーチ。
  • 燃料油・グリースなど多様な製品を在庫し、短納期・小ロットニーズに応える。
  • 公共施設・工場向け燃料供給を通じて社会インフラ維持に貢献。

課題

  • 営業利益率が1%前後と薄利で、直近期は赤字転落。コスト削減が急務。
  • 原油価格や為替の変動が収益に直結し、安定的な利益確保が困難。
  • 石油系商品への依存度が高く、環境規制や脱炭素の流れで長期的な需要減が懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が日新商事

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13154メディアスホールディングス178億円18.9倍
27634星医療酸器175億円11.6倍
35885ジーデップ・アドバンス174億円22.3倍
49857英和170億円8.0倍
58030中央魚類168億円5.3倍
67490日新商事166億円4.0倍
78142トーホー157億円10.0倍
89986蔵王産業155億円18.8倍
97460ヤギ155億円11.5倍
107505扶桑電通153億円7.5倍
112700木徳神糧152億円5.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

石油販売会社としての再出発(1950年)

日新商事の起源は1950年2月にさかのぼる。このとき商号を日新商事株式会社に変更し、事業目的を一般石油製品及び副製品の販売に絞った。創業時から石油販売一本で事業を開始したことが、その後の企業体質を決定づけた。同年から石油製品の販売網を整備し、関東地方を中心に徐々に取引先を拡大していった。

LPG・石油化学製品への拡張(1955〜1957年)

1955年2月、液化瓦斯部を新設し、液化石油ガス(LPG)とその付属品の販売を開始。さらに1957年8月には石油化学製品の販売にも乗り出した。これにより、取り扱い商材がガソリン・軽油・灯油といった燃料油から、産業用ガスや化学原料へと広がった。同年9月には大阪府岸和田市の弓場商事株式会社の全株式を取得し、子会社化。関西地方への進出を本格化させた。

支店網の整備と合併による規模拡大(1958〜1967年)

1958年4月に大阪出張所を大阪支店に昇格させ、1961年4月には名古屋出張所を名古屋支店に格上げ。1962年6月には川崎市に川崎石油瓦斯充填所を開設し、LPG充填能力を確保した。1967年10月、子会社の弓場商事株式会社を吸収合併。これにより大阪地区の販売拠点を統合し、経営の効率化を図った。この時期までに首都圏・中部・関西の三大都市圏に販売基盤を固めた。

営業権譲受と子会社設立の連鎖(1971〜1975年)

1970年代に入ると、日新商事は外部企業の石油部門を買収することで事業を急拡大した。1971年8月、横浜市中区の日米興業株式会社から石油部門の営業権を譲受。1973年8月には名古屋市の株式会社イザワの販売施設と営業権を取得し、子会社チクサ石油株式会社を設立して営業を開始した。1975年4月には秋田県の株式会社伊藤久商店の販売施設と営業権を譲り受け、子会社秋田日石株式会社を設立。このようなM&A戦略により、東北地方から中部地方まで販売網を拡大した。

POS導入と子会社への事業分離(1976〜1980年)

1976年4月、日新商事はサービスステーションの運営機械化に対応するため、POSシステムを導入。これは業界でも早期の試みであった。1977年6月には子会社日新瓦斯株式会社を設立し、石油瓦斯部を分離。1980年1月には日新化成品株式会社を設立して物資部(石油化学製品)を分離した。これにより、本社直轄の事業を石油製品販売に集中させ、LPGと化成品は独立した子会社で運営する体制へと移行した。1978年には和光通商株式会社を子会社化し、東京地区の販路を強化。1979年には恵谷商事株式会社化成品部門の営業権を譲受し、化成品事業の品揃えを拡充した。

関東・東北の拠点拡充と再編(1984〜1990年)

1984年4月、群馬営業所を群馬支店に昇格。同年11月には東京都中央区の協進石油株式会社の全株式を取得し、子会社化した。1987年12月には和光通商株式会社を協進石油株式会社に吸収合併させ、東京地区の販売会社を統合。1990年4月には三重県鈴鹿市に鈴鹿出張所を開設し、中部地方の拠点をさらに拡大した。この間、1988年から1990年にかけてはバブル景気の影響もあり、石油製品需要が高まった時期に当たる。

不動産賃貸業への進出(1993〜1994年)

1993年3月、日新商事は横浜市神奈川区に自社ビル「ベイフロント横浜」を竣工し、不動産賃貸業に正式に参入した。これは石油販売だけに依存しない収益の柱を築く狙いがあった。1994年4月には子会社日新化成品株式会社を吸収合併し、本社に化成品部(後の機能商品部)を設置。同年6月には東京都目黒区の杉浦石油株式会社から販売施設、営業権、賃貸マンションを譲り受け、不動産事業のポートフォリオを拡大した。

東証二部上場と新たな子会社設立(1995〜1996年)

1995年11月、群馬県の上毛石油株式会社から営業権を譲り受け、子会社上毛日石株式会社を設立。1996年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。同年6月には東京支店を東京第一支店と東京第二支店に分割し、群馬支店を関東支店に名称変更。翌8月には山形県の株式会社桑嶋商事から営業権を譲り受け、桑嶋日石株式会社を設立。12月には名古屋市の株式会社恒川商店の営業権を取得し、中京日石株式会社を設立。上場を機に、東北・中部地域での販売網をさらに拡充した。

年表32件を開く

1950年代

  • 1950年2月商号変更商号を日新商事株式会社に変更。事業の目的を一般石油製品及び副製品の販売に変更。
  • 1955年2月液化瓦斯部を設け、液化石油ガス並びにその附属品の販売を開始。
  • 1957年8月石油化学製品の販売を開始。
  • 1957年9月大阪府岸和田市の弓場商事株式会社の全株式を取得。当社子会社とする。
  • 1958年4月大阪出張所(1956年7月開設)を大阪支店に昇格。

1960年代

  • 1961年4月名古屋出張所(1959年7月開設)を名古屋支店に昇格。
  • 1962年6月川崎市川崎区に川崎石油瓦斯充填所を開設。
  • 1967年10月M&A当社子会社弓場商事株式会社を吸収合併。

1970年代

  • 1971年8月横浜市中区の日米興業株式会社石油部門の営業権を譲受。
  • 1972年4月本社組織を変更し、東京支店を設置。群馬出張所(1960年6月開設)、千葉出張所(1968年9月開設)を営業所に昇格。
  • 1973年4月仙台営業所、埼玉営業所を開設。
  • 1973年8月名古屋市千種区の株式会社イザワの販売施設と営業権を譲受。9月より当社子会社チクサ石油株式会社を設立して営業開始。
  • 1975年4月秋田県男鹿市の株式会社伊藤久商店の販売施設と営業権を譲受。当社子会社秋田日石株式会社を設立。
  • 1976年4月SS運営機械化対応としてPOSシステムの導入。
  • 1977年4月仙台営業所を仙台支店に昇格。
  • 1977年6月当社子会社日新瓦斯株式会社を設立。7月より当社石油瓦斯部を分離して営業開始。
  • 1978年3月東京都千代田区の和光通商株式会社の全株式を取得。当社子会社とする。
  • 1979年1月東京都港区の恵谷商事株式会社化成品部門の営業権を譲受。
  • 1979年4月M&A当社子会社チクサ石油株式会社を吸収合併。

1980年代

  • 1980年1月当社子会社日新化成品株式会社を設立。4月より当社物資部を分離して営業開始。
  • 1984年4月群馬営業所を群馬支店に昇格。
  • 1984年11月東京都中央区の協進石油株式会社の全株式を取得。当社子会社とする。
  • 1987年12月M&A当社子会社和光通商株式会社を協進石油株式会社へ吸収合併。

1990年代

  • 1990年4月三重県鈴鹿市に鈴鹿出張所を開設。
  • 1993年3月横浜市神奈川区に自社ビル「ベイフロント横浜」を竣工。不動産賃貸業に進出。
  • 1994年4月M&A当社子会社日新化成品株式会社を吸収合併。本社組織を変更し、化成品部(現 機能商品部)を設置。
  • 1994年6月東京都目黒区の杉浦石油株式会社の販売施設、営業権、賃貸マンションを譲受。
  • 1995年11月群馬県富岡市の上毛石油株式会社の営業権を譲受。当社子会社上毛日石株式会社を設立。
  • 1996年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1996年6月東京支店を変更し、東京第一支店、東京第二支店を設置。群馬支店を関東支店に名称変更。
  • 1996年8月山形県米沢市の株式会社桑嶋商事の営業権を譲受。当社子会社桑嶋日石株式会社を設立。
  • 1996年12月名古屋市中区の株式会社恒川商店の営業権を譲受。当社子会社中京日石株式会社を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    再生可能エネルギー事業の成長

    再生可能エネルギー関連事業の拡大を推進し、バイオマス燃料販売などの新規ビジネスを主要ビジネスへと昇華させる。太陽光発電や産業用商材開発、再エネ中心の研究開発に注力する。

  2. 02

    コア事業の強化

    石油関連事業のSS運営・産業用エネルギー・LPガス等の既存商材の価値向上と、不動産事業の物件ポートフォリオ見直し・機動的な入れ替えにより事業全体の価値向上を図る。

  3. 03

    モビリティ事業の進化

    SSを自動車向けエネルギー供給拠点とし、カーメンテナンス強化やシェアサイクル事業拡大などを通じて、自動車以外の移動手段も含むモビリティ事業へ進化させる。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    脱炭素化、人的資本重視・多様化への取り組みを強化し、社会と自社の双方からサステナビリティを意識した事業・経営を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で366人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は591万円で、9期前と比べて+7.0%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月396
2018年3月426
2019年3月55238.013.0440
2020年3月55538.013.0425
2021年3月51439.014.2439
2022年3月53839.014.1436
2023年3月56440.014.8404
2024年3月56841.915.9374
2025年3月58842.216.0379106
2026年3月59142.916.8366−55

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率57.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 4 / 海外 6、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ベイフロント横浜(横浜市神奈川区)他29ヶ所7,327百万円
不動産事業
再生可能エネルギー関連事業 — NSM諏訪ソーラーエナジー 合同会社(東京都港区)1,699百万円
本社 — 東京都港区1,520百万円
全社
横浜SSG(横浜市神奈川区)他12ヶ所660百万円
石油関連事業
日新諏訪太陽光発電所(長野県諏訪市)他2ヶ所644百万円
再生可能エネルギー関連事業
東京SSG(東京都港区)他18ヶ所603百万円
石油関連事業
名古屋支店 — 名古屋市千種区506百万円
石油関連事業
大阪SSG(大阪市中央区)他11ヶ所395百万円
石油関連事業
名古屋SSG(名古屋市千種区)他12ヶ所116百万円
石油関連事業
石油関連事業 — 竹鶴石油株式会社(神戸市兵庫区)37百万円
ほか32件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    竹鶴石油株式会社
    神戸市兵庫区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NSM諏訪ソーラー エナジー合同会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    NISTRADE(M)SDN.BHD.
    マレーシア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NISSIN SHOJI VIETNAM CO.,LTD.
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.
    マレーシア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JJ FUEL SUPPLY SDN.BHD. (注)3
    マレーシア · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    NISSIN BIO PRODUCTS SDN.BHD.
    マレーシア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NISSIN SHOJI (THAILAND)CO.,LTD. (注)4
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日新興産株式会社
    横浜市中区 · 持分法適用会社
    議決権40.2%
  • 国内
    ENEOSホールディングス株式会社(注)6、7
    東京都千代田区 · その他の関係会社
    議決権17.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は394億円営業利益-2億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.0%、利益が-150.0%。

売上高
+1.0%
394億円
営業利益
-150.0%
-2億円
純利益
+516.7%
37億円
営業利益率
-0.5%
前期比 -1.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は85億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q95−2
2024年1Q8800.01
2024年2Q10832.82
2024年3Q10332.92
2024年4Q88−2
2025年2Q19421.00
2025年4Q19621.06
2026年2Q201−1−0.5−3
2026年4Q193−1−0.540
2027年1Q8511.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は685億円から394億円へ58%に減った。直近期の営業利益率は-0.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月68541
2014年3月76341
2015年3月69742
2016年3月61063
2017年3月5461−1
2018年3月60021
2019年3月65052
2020年3月62052
2021年3月537913
2022年3月36575
2023年3月389103
2024年3月38783
2025年3月390461.06
2026年3月394−23−0.537

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高394億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-0.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は37億円、売上の9.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%325億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.8%70億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.5%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.7pt
-0.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.0pt
9.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.7pt
14.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが50億円で、差し引きのフリーCFは50億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は74億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−4−1−111
2014年3月8−124−412
2015年3月2−54−313
2016年3月17−91822
2017年3月6−99−327
2018年3月−8−2727−3520
2019年3月10−1822−833
2020年3月12−6−6634
2021年3月1312−142545
2022年3月−16−1116−2734
2023年3月16−131338
2024年3月2−55−341
2025年3月8−4−3442
2026年3月050−185074

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は429億円。このうち返さなくてよい自己資本が267億円で、自己資本比率は61.2%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2501638765.2
2014年3月2631669763.1
2015年3月2581738567.3
2016年3月2481737569.3
2017年3月2741779763.7
2018年3月31318712658.5
2019年3月32417914554.5
2020年3月31217613655.4
2021年3月32719313458.1
2022年3月33919614356.9
2023年3月35120115056.4
2024年3月38321916456.6
2025年3月40423616857.8
2026年3月42926716261.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
74億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
157億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
162億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中38位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中274位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.8%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.5%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,190で、1年前と比べて+84.2%過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。

¥2,190+0.0%1ヶ月+0.0%1年+84.2%時価総額166億円
過去52週の値幅
安値¥1,160高値¥2,237

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.0倍
PBR0.55倍
配当利回り0.96%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は安定しているが成長性に乏しく、株価は低PER・低PBRで放置されてきた。近年、保有株式の売却や政策保有株の縮減が進み、還元策が強化される可能性が強気論の根拠。一方、本業の利益率が低く、成長ストーリーに欠けること、業界の競争激化が弱気論。両論の対立軸は「資産活用による株主還元の加速」vs「本業の低収益性と成長なきバリュー株」。

プラスに働く材料3
  • 資産価値への注目

    PBR0.56倍と解散価値も意識される水準。政策保有株売却で含み益顕在化の余地。

  • 株主還元の拡大期待

    自社株買いや増配実施の可能性。過去1年で株価108%上昇もなお低PER4倍。

  • 安定したキャッシュフロー

    卸売業として安定的な取引先を持ち、経常ベースで利益を出し続けている。

マイナスに働く材料3
  • 本業の成長性欠如

    売上高がここ数年ほぼ横ばい。営業利益率1%台と収益性は低い。

  • 業界構造の課題

    電子部品卸売は競争が激しく、価格競争に巻き込まれやすい。

  • 還元策の持続性疑問

    特別利益に依存した還元は本質的価値向上に繋がらず、一過性の可能性。

次の決算で確かめる点
営業利益率
本業の収益力を測る核心指標。1%台から改善できるかが成長の鍵。
自己資本比率
財務健全性と資産活用余地を示す。高水準維持なら還元余力あり。
政策保有株式の売却進捗
含み益の顕在化とキャッシュ創出の度合いを測る。
配当性向
株主還元方針の変化を監視。増配や特別配当の有無が注目点。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から16.0%いまの株価に対する利回りは0.96%。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
0.96%
いまの株価に対して
配当性向
3.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月181475.4
2018年3月180.038.0
2019年3月180.053.8
2020年3月2011.172.1
2021年3月215.010.5
2022年3月20−4.826.9
2023年3月215.041.8
2024年3月210.035.3
2025年3月2519.026.7
2026年3月21−16.03.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,788人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.5%を占め、残る50.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.048.248.148.248.448.4
事業法人36.336.136.136.136.035.7
金融機関14.314.314.314.313.713.8
自己株式11.512.212.212.212.212.2
証券会社0.40.40.50.50.81.2
外国法人1.01.01.00.91.10.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ENEOSホールディングス株式会社15.00
02株式会社日新13.03
03日本マスタートラスト 信託銀行株式会社4.59
04株式会社三井住友銀行3.29
05筒井 博昭2.90
06筒井 健司2.54
07筒井 敦子1.55
08株式会社ユシロ1.52
09株式会社三菱UFJ銀行1.32
10日本精化株式会社1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-06-29
    ENEOSホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    15.00%
  • 2026-06-29
    株式会社日新
    新規の大量保有報告
    13.03%
  • 2026-06-26
    株式会社EDIAND
    新規の大量保有報告
    51.59%
    +36.59pt
  • 2026-06-26
    株式会社EDIAND
    新規の大量保有報告
    51.59%
  • 2026-06-26
    株式会社EDIAND
    変更報告
    51.59%
    +36.59pt
  • 2026-05-15
    ENEOSホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    15.00%
  • 2026-05-15
    株式会社日新
    新規の大量保有報告
    13.03%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2686%、1株純資産は14期で+62%。直近期のROEは14.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月202,4210.845.921.2
2014年3月212,4670.939.7107.6
2015年3月322,5791.327.664.4
2016年3月422,5521.619.621.0
2017年3月−102,592−0.41475.4
2018年3月92,7390.392.138.0
2019年3月342,6211.324.553.8
2020年3月332,5711.322.272.1
2021年3月1982,8227.34.810.5
2022年3月732,8942.512.026.9
2023年3月432,9621.521.241.8
2024年3月453,2441.420.335.3
2025年3月923,4932.79.726.7
2026年3月5483,93114.82.33.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
筒井博昭代表取締役社長 社長執行役員702,204
柴崎正典取締役 常務執行役員60114
伊藤真取締役 常務執行役員5548
入龍弥取締役 執行役員5939
走尾一隆取締役 常勤監査等委員6140
津國伸郎取締役 監査等委員7225
宮部よしみ取締役 監査等委員65
亀山晴信67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4686817
取締役(社内)1131313
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,188字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、日新商事株式会社(当社)と連結子会社8社、及び関連会社1社で構成されております。事業内容は、主にENEOS株式会社より石油製品の供給を受け、石油関連製品の製造、販売、卸売等を行う石油関連事業、太陽光発電関連商材の販売、売電事業、バイオマス発電燃料の販売を行う再生可能エネルギー関連事業、不動産の賃貸を行う不動産事業であります。 当社、子会社及び関連会社の事業内容は次のとおりであります。 事業   区分   会社名   事業内容 石油関連事業   石油製品の販売   当 社   需要家、系列販売店(小売店)への販売及び直営SSの運営 竹鶴石油株式会社   需要家への販売、海上輸送 NISTRADE(M)SDN.BHD.   需要家への販売 NISSIN SHOJI VIETNAM CO.,LTD.   需要家への販売 石油化学製品の製造、販売   当 社   需要家及び同業者への販売 NISTRADE(M)SDN.BHD.   需要家への販売 NISSIN SHOJI (THAILAND) CO.,LTD.(注1)   需要家への販売 液化石油ガスの販売   当 社   系列販売店(小売店)への販売 再生可能エネルギー関連事業   太陽光発電関連商材の販売、 売電事業   当 社   太陽光発電関連商材の販売、売電事業 NSM諏訪ソーラー エナジー合同会社   売電事業 バイオマス発電燃料の販売   当 社   バイオマス発電燃料の販売 NISSIN BIO ENERGY SDN.BHD.   バイオマス発電燃料の販売 JJ FUEL SUPPLY SDN.BHD.   バイオマス発電燃料の販売 NISSIN BIO PRODUCTS SDN.BHD.   バイオマス発電燃料の生産及び販売 不動産事業   不動産の賃貸   当 社   オフィスビル、店舗、マンション等不動産賃貸事業の運営 その他   食料品の販売、保険の代理業   日新興産株式会社   食料品の販売及び損害保険契約の代理業 (注)1 NISSIN SHOJI(THAILAND) CO.,LTD.については2023年4月に解散を決議し、清算手続き中であります。 2 持分法適用関連会社であったJリーフ株式会社については当連結会計年度において、全株式を譲渡したため、持分法適用の範囲から除外しております。 当社グループの事業系統図及び関係略図は次のとおりであります。 (注)1 NISSIN SHOJI(THAILAND) CO.,LTD.については2023年4月に解散を決議し、清算手続き中であります。 2 持分法適用関連会社であったJリーフ株式会社については当連結会計年度において、全株式を譲渡したため、持分法適用の範囲から除外しております。
経営方針・対処すべき課題2,905字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (経営環境) 当社グループを取り巻く環境は、賃上げに伴う所得環境の改善等が景気を後押ししたものの、米国によるイラン攻撃をはじめとする中東情勢の緊迫化等を背景に、景気の持ち直しの動きには弱さがみられました。これらが財政状態及び経営成績に与える影響は、依然として不透明な状況です。 当社グループは、これまで石油製品販売等の石油関連事業を中心として、不動産の事業等にも取り組み、国内の石油製品需要減退に加え、国内人口の減少や市場構造が変化していく中で着実に収益を重ねてまいりました。石油関連事業では、直営SSの運営強化や販売店SSの経営支援、メーカーや電力会社等の法人顧客に対するエネルギーの安定供給及び顧客ニーズに合わせた高付加価値サービスの提供に取組んでまいりました。不動産事業では、社宅・SS跡地の不動産有効活用等を行ってまいりました。また、近年では再生可能エネルギー関連事業や、発電設備のコンサルティング営業や発電所運営、バイオマス発電燃料の販売等に注力しています。 当社グループでは、企業理念を最上位とし、経営戦略としての長期ビジョン及び中期経営計画を体系化し、企業価値の向上に取組んでまいります。中期経営計画は、2025年3月期よりフェーズⅡに移行しており、フェーズⅡでは企業価値向上経営の進展とサステナビリティ経営の推進を基本戦略としております。企業価値向上経営の進展を実現するために、再生可能エネルギーを主とした新規ビジネスを主要ビジネスへと昇華させる『再生可能エネルギー関連事業の成長』、石油関連事業の収益構造及び不動産ポートフォリオの見直し等『コア事業の強化』、移動手段に関連するビジネスをモビリティ事業へ進化させる『モビリティ事業の進化』の3つの重点目標を設定しました。また、サステナビリティを意識した事業や経営を推進し、脱炭素化、人的資本重視・多様化への取組みを強化してまいります。 (企業理念) 私たちは、エネルギーが持つ“ものを動かす力”を信じて、暮らしや社会の“つながり”を支えてきました。時代の変化に応じてカタチを変え、新たな価値を創り出す存在へ。関わるすべての人の心に寄り添い、ともに笑顔になる未来をめざします。 (対処すべき課題) 当社グループは、長期ビジョン「nissin Vision 2030」及び中期経営計画を策定しております。長期ビジョン「nissin Vision 2030」では、エネルギー企業としての強固な地位の確立をビジョンに掲げ、経営方針として事業構造改革の次なるステージ移行や石油関連事業の収益依存からの脱却、グローバル展開強化等を定めております。 そのフェーズⅡである、2025年3月期からの3ヵ年を実施期間とする中期経営計画では、①企業価値向上経営の進展、②サステナビリティ経営の推進、の2点を基本戦略としております。 中期経営計画の基本戦略の詳細は次のとおりです。 ① 企業価値向上経営の進展 新規ビジネスの拡大、基盤事業収益の維持と周辺事業の取込み、コスト構造の見直しにより当社の稼ぐ力をさらに高め、エネルギー企業としてステークホルダーに持続的価値を提供していくとともに、資本構造の改善を進めることによって企業価値を向上させます。 重点目標及び具体的戦略は以下のとおりです。 ア.再生可能エネルギー関連事業の成長 再生可能エネルギー関連事業の拡大を推進し、バイオマス燃料販売をはじめとする新規ビジネスを主要ビジネスへと昇華させてまいります。太陽光発電や産業用商材開発と、再生可能エネルギーを中心とした研究開発に注力してまいります。 イ.コア事業の強化 石油関連事業において、SS運営、産業用エネルギーとルブリカンツ、LPガスや石油由来の製品などこれまで当社がメイン商材として取り扱ってきた商品・サービスについては、今後も当社の使命として、お客様にとっての価値をより高めながら提供してまいります。また安定ビジネスである不動産事業についても、物件ポートフォリオを適宜見直し、機動的に入替えを行うことで事業全体の価値向上を図ります。 ウ.モビリティ事業の進化 SSを自動車向けエネルギー供給拠点に加えて、カーメンテナンスの強化のほか、地域と協力してシェアサイクル事業を拡大させ、自動車だけでなく他の移動手段も含めたビジネスを展開することによりモビリティ事業へと進化させ、新たな事業として確立してまいります。 ② サステナビリティ経営の推進 社会と当社の双方の面からサステナビリティを意識した事業や経営を推進し、脱炭素化、人的資本重視・多様化への取組みを強化してまいります。 (戦略を支える持続可能な経営体制) ① コーポレート・ガバナンス 当社グループは、経営の効率化及び健全化を確保するため、コーポレート・ガバナンスを経営上の重要課題であると認識しております。また、株主の皆様や取引先、地域住民、従業員等のステークホルダーから信頼される経営をすることが、企業価値を最大化する必須条件と考え、これらの取組みにより、近年の社会的な要請の高まりに応え、コーポレート・ガバナンスの強化・充実を図ってまいります。 ② サステナビリティ 当社グループは、サステナビリティ方針のもと、マテリアリティを特定し、「持続可能なエネルギーの提供」、「地球環境への責任」、「コミュニティとの繋がりの深化」、「信頼されるガバナンス・職場環境」の4つに分類しております。そして、これらのマテリアリティに沿って定めた具体的な取組みを推進してまいります。 ③ 気候変動に関連した情報開示 当社グループは、エネルギーを取り扱う企業の責務として、気候変動が当社グループの事業活動に与える影響の分析をおこない、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の開示推奨項目であるガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標の4項目に区分して開示いたします。 ④ 人材育成・多様化への対応 当社グループは、従業員一人ひとりの適性を活かし、多様な人材が活躍できる環境の整備に取り組んでおります。2025年度は主体的な学びを浸透させるため、従業員自身の課題に合わせた教育機会の提供を推進しました。 また、育児や介護など、様々なバックグラウンドをもつ従業員が活躍できる会社づくりを推進しています。2025年度は、育児介護休業法の改正に合わせて、従業員に仕組みを周知しました。男性の育児休業取得の推進の為、妻の出産時に特別休暇(3日間)を取得できるよう規程整備も実施しました。今後も男性女性区別のない登用を推進するとともに、他の指標についても当社の実情や社会的な要請を踏まえた目標の設定や人的資本の開示を進めていく方針です。 以上の課題に取り組み、企業理念である「関わるすべての人の心に寄り添い、ともに笑顔になる未来」を目指し、鋭意努力してまいる所存です。
事業等のリスク3,544字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの経営成績、株価及び財政状態などに影響を及ぼす可能性のあるリスクを記載しております。なお、当社はこれらのリスクが発生する可能性を認識し、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式への投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで判断する必要があります。また、記載したリスクは当社株式への投資に関するリスクをすべて網羅するものではありませんのでご注意ください。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (原油価格の変動リスク) 当社グループの取扱う石油製品の仕入価格は、産油国の動向、国際情勢の変化により、変動する可能性があります。当社グループは、仕入価格の変動に対してきめ細かな価格設定の上、石油製品の販売を行っております。一般的に販売価格から仕入価格を除いたものがマージンとなりますが、国内の需要動向や同業者間との競争等により、仕入価格の上昇や下落に応じた販売価格を設定できない場合、当社の利益が損なわれる恐れがあります。具体的には、原油価格の急騰に伴い、当社グループが仕入価格上昇に対応した販売ができなかった場合、または原油価格の急落に伴い、高値で推移していた石油製品市況が急激に悪化し、仕入価格の値下がりを上回るペースで市況価格が下落した場合、利益率の低下等、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (特定事業(石油製品の販売)への依存リスク) 産業用、民生用のエネルギー源につきましては、脱炭素やSDGs意識の高まり等により将来的に他エネルギーのシェアが上がり、石油製品の依存度が低くなると予想されます。また、電気自動車は近い将来に環境配慮等の面からガソリン車・ディーゼル車に代わって普及が促進すると予想されます。当社グループでは、リスクヘッジの一環として長期ビジョン「nissin Vision 2030」を策定し、再生可能エネルギー関連事業等の新規ビジネスへの取り組み強化など持続可能性の高いビジネスモデルの構築を目指しております。しかしながら、税制優遇、技術の進歩等により他エネルギーのシェア上昇及び電気自動車の普及が想定以上に加速した場合、対応の遅れによる売上の機会損失など、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (季節需要の変動リスク) 石油製品の中でも灯油、A重油等暖房関連油種の需要は冬期の平均気温に大きく影響を受けます。また、電力用重油も夏期、冬期ともに平均気温に大きく影響されます。一般的に平均気温が夏期に低く、冬期が高いと、冷暖房機器の稼働が減り発電所の稼働が落ち着くため、暖房関連油種や電力用重油等の需要は減少いたします。このような需要の減少が継続した場合、当該油種の売上が大幅に減少するなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (製品の供給不安リスク) 当社グループは、ENEOS株式会社と特約販売契約を締結しております。この契約に基づき、当社グループが販売している石油製品の大半を同社から仕入れております。しかしながら、ENEOS株式会社の経営戦略に変更が発生し、これに伴い特約販売契約に変更が生じた場合や、国際情勢等の変化により、ENEOS株式会社から当社グループに製品が安定的に供給されなかった場合、売上の機会損失など、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (石油製品等の漏洩による土壌汚染・地下水汚染リスク) 当社グループは、SSの新規出店の際には二重殻使用の地下貯蔵タンクを採用するほか、配管を含む設備の点検 を定期的に行うなど、漏洩防止に努めております。しかしながら、地下貯蔵タンクの老朽化や配管の亀裂、破損等 によって、地下に石油製品が漏洩した場合、汚染の除去や拡散防止等の対策費用や住民に対する損害賠償費用が発 生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (法規制に関するリスク) 当社グループは、石油製品を販売するに当たり、ガソリン等危険物を取扱うため「消防法」及び「揮発油等の品質の確保等に関する法律」、産業廃棄物の処理に関しては「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の規制を受けております。また、「消防法」ではSSに「危険物取扱者(乙種第四類)」の有資格者を営業時間中1名以上常駐させることが義務付けられております。しかしながら、これらの法規制へ適切な対応ができなかった場合、SSの営業に支障をきたすなど当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (不動産価値の下落リスク) 当社グループは、不動産の賃貸事業等に必要な不動産を保有しております。このため不動産市況が低迷した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。賃貸事業等に必要な不動産に限らず、保有不動産の地価が大幅に下落した場合には、減損損失の発生など当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (情報、システム管理に関するリスク) 当社グループは、各SSを中心に個人情報を含む様々な情報を保有し、管理しております。その中でも個人情報に関しましては、漏洩事故等が起きないよう規程の整備、指示、指導を行っております。しかしながら、万一情報が不正に漏洩、紛失等した場合、社会的信用が失墜し、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが運用している情報システムが自然災害等により、システム障害を引き起こした場合、あるいはコンピュータウィルス等により情報システムを大きく破壊、改ざん等された場合には、業務遂行に影響を及ぼす可能性があります。 (大規模な自然災害の発生リスク) 当社グループは、大規模な自然災害に対して、その対策を講じておりますが、こうした自然災害等が想定を大きく上回る規模で発生し、ENEOS株式会社からのローリー給油がストップすることによるSSの営業停止や太陽光発電所の損壊などの被害を被った場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (感染症の大流行(パンデミック)に関するリスク) 当社グループは、新型コロナウイルス感染症に対して、SSの営業時間変更や事務所勤務者のテレワーク、時差出勤等の対応を行ってまいりました。日本国内において予期せぬ感染症の大流行が発生し、外出自粛要請等が発出された場合には、SSの客数減少や法人向けの営業活動の中断を余儀なくされるおそれがあるなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (資金調達に関するリスク) 当社グループの有利子負債は主に金融機関からの借入・社債により調達しております。現時点においては、借入・社債による資金調達に支障はありませんが、今後、金融システム・金融情勢の大きな変化やSDGs・ESG意識の高まり等に伴う取引金融機関の融資姿勢の変化によって、資金調達や借入条件に影響が出てくる可能性があります。 (固定資産の減損に係るリスク) 当社グループは、SSの建物・設備や賃貸不動産等の固定資産を保有しておりますが、今後の経営環境や不動産価格の変動等によって、当該固定資産の収益性が低下し、減損損失が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (出資やM&A等に関するリスク) 当社グループは、既存事業とのシナジーが見込める領域を中心に出資やM&A等を行っております。これらの実施にあたっては、財務や事業に関するデュー・デリジェンスの実施に加え、様々な観点から十分な検討を行っておりますが、出資やM&A等の実施後に事業環境の急変や予期せぬ事象の発生により、当初見込んだ成果を発揮できなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性低下のリスク) 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の課税所得を合理的に見積もった上で回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得については、経営環境の変化等を踏まえ適宜見直しを行っておりますが、繰延税金資産の回収可能性が低下し、繰延税金資産の取崩しが必要となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,490字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、景気は賃上げに伴う所得環境の改善等が後押しをしているものの、米国によるイラン攻撃をはじめとする中東情勢の緊迫化等を背景に、景気の持ち直しの動きに弱さがみられます。景気の先行きについては、イラン情勢の長期化の懸念等により、依然として不透明な状況が続いております。 石油製品販売業界におきましては、原油価格は、期初の値上がりから徐々に落ち着きを見せ、12月には一時50ドル台半ばへ下落したものの、2月末の米国によるイラン攻撃を受け、大きく上昇し100ドルを突破しました。これは2022年2月末のロシアによるウクライナ侵攻以来、4年ぶりの高騰となりました。為替は、期初から円安が進行し、3月下旬にはイラン攻撃の影響等により160円台となりました。国内石油製品価格は、世界情勢の変動を背景に、3月中旬にはレギュラーガソリン価格が1リットルあたり一時190円台まで上昇しましたが、緊急的激変緩和措置等により3月下旬には170円台へ抑制されました。国内石油製品需要は、燃料油価格定額引下げ措置や旧暫定税率廃止の影響等により前期と比べ減少率が鈍化しましたが、ハイブリッド車や電気自動車等の電動車の普及による構造的な要因等により依然として減退傾向で推移しました。 再生可能エネルギー業界におきましては、米国や欧州の脱炭素政策見直しの動きが強まっているものの、世界的な脱炭素化の流れは継続しております。わが国においても、系統用蓄電池の設置等の多様な電源の確保に向け政府の導入支援策が継続する等、再生可能エネルギー強化の流れは中長期的に続くことが見込まれます。 当社はこのような状況下、長期ビジョン「nissin Vision 2030」のフェーズIIにあたる2025年3月期から3ヵ年の中期経営計画を策定し、①企業価値向上経営の進展、②サステナビリティ経営の推進、という2点の基本戦略のもと、次の通り取り組みました。 企業価値向上経営の進展につきましては、再生可能エネルギー関連事業の成長において、バイオマス発電燃料の営業活動を強化するため、海外拠点における生産設備の整備を進めた結果、計画に遅れは発生しましたが、2025年5月より稼働を開始しました。しかし、法改正に伴う太陽光発電所売買に係る審査の厳格化や、第三者機関等の認証取得による混乱、世界的な販売価格の変動等の影響を受け、バイオマス発電燃料事業のポートフォリオ見直しの観点からPKS(Palm Kernel Shell:パーム椰子殻)事業の一部撤退を決定いたしました。コア事業の強化において、石油販売事業の直営SS運営にて、ピュアセルフ店舗の導入強化や個人ユーザ向けのアプリによる集客効果、カーメンテナンスの強化等により、目標とした収益を確保しました。法人向け営業において、給油カードを通じた燃料油拡販に努め、販売数量が増加しました。また、一部顧客の生産ラインへの納入開始等により、ルブリカンツの販売数量・マージンともに増加しました。モビリティ事業の進化において、シェアサイクル事業にて、当社では4例目となる大阪狭山市での実証実験を開始しました。安定収益確保及び事業拡大に向けて、車両台数の増車を予定しています。 サステナビリティ経営の推進につきましては、サステナビリティへの取組みにおいて、2025年3月期に見直しを行ったマテリアリティに関して、新たな取組み目標にて点検を行いました。気候変動に関する事項においてはCO2排出量の算定(Scope1,2)を行っております。人事戦略において、育児介護休業法の改正に合わせて、従業員に仕組みを周知しました。男性の育児休業取得の推進の為、妻の出産時に特別休暇(3日間)を取得できるよう規程整備も実施しました。コーポレート・ガバナンスにおいて、グループガバナンスの強化を図るため、国内子会社のリスク管理に関する規程整備を推し進めました。また、2025年3月期に新たに策定したリスクマネジメント対応計画の運用を開始しました。 当連結会計年度の当社グループ業績は、再生可能エネルギー関連事業におけるPKS(Palm Kernel Shell:パーム椰子殻)の販売増加や石油関連事業において直営部門と直需部門が堅調に推移したこと等により、売上高は39,425,833千円(前期比1.0%増)となりました。営業損失は、再生可能エネルギー関連事業におけるPKS販売の収益性低下、太陽光発電所の落雷による発電停止や売却損の計上等により、185,338千円(前期は営業利益384,866千円)となりました。経常利益は、持分法適用関連会社であったJリーフ株式会社の全株式譲渡により第3四半期まで計上した持分法投資損失を特別損失(関係会社株式売却損)に振り替えたことや、海外子会社で米ドルが対マレーシアリンギットで通貨安に推移したことに伴う為替差益の発生等により、317,742千円(前期比42.9%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、関係会社株式売却損の計上や連結子会社であるJJ FUEL SUPPLY SDN.BHD.の事業停止に伴う事業整理損失引当金繰入額を計上したものの、投資有価証券売却益の計上等により、3,661,128千円(前期比494.9%増)となりました。 セグメント別及び部門別の状況は次のとおりであります。 <石油関連事業> 石油関連事業全体につきましては、直営部門と直需部門が堅調に推移したこと等により、売上高は前期並みの35,619,381千円となりました。セグメント利益は、直営部門における車検等のカーケア収益増加や直需部門における法人向け潤滑油の販売数量増加等により、前期比50.3%増の940,002千円となりました。 (直営部門) 直営部門につきましては、旧暫定税率廃止に伴い燃料油の販売価格は下落したものの、販売数量増加等により、売上高は前期並みの30,238,612千円となりました。なお、直営SS数は前期末と比べ、1SS増加し、53SSとなりました。 (卸部門) 卸部門につきましては、一部販売店SSの閉鎖に伴う販売数量減少等により、売上高は前期比7.8%減の238,057千円となりました。 (直需部門) 直需部門につきましては、法人向け潤滑油の販売数量は増加したものの、燃料油の販売数量減少等により、売上高は前期並みの3,980,126千円となりました。 (産業資材部門) 産業資材部門につきましては、農業関連商品の販売増加等により、売上高は前期比22.3%増の869,711千円となりました。 (その他部門) その他部門につきましては、LPガスの輸入価格下落に伴う販売価格低下等により、売上高は前期比8.0%減の292,873千円となりました。 <再生可能エネルギー関連事業> 再生可能エネルギー関連事業につきましては、PKSの販売増加等により、売上高は前期比6.6%増の3,163,713千円となりました。セグメント損失は、当社及び連結子会社におけるPKS販売の収益性の低下、太陽光発電所の落雷による発電停止や売却損の計上等により、916,465千円(前期はセグメント損失96,171千円)となりました。 <不動産事業> 不動産事業につきましては、「EDIAN(エディアン)」シリーズをはじめとする賃貸マンションの稼働が堅調に 推移したこと等により、売上高は前期並みの642,739千円となりました。セグメント利益は、修繕工事実施等 により、前期比6.3%減の331,830千円となりました。 ②生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 セグメント   事業部門   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 金額(千円)   前連結会計年度比(%) 再生可能エネルギー関連事業   -   10,816   - (注)1 金額は、製造原価によっております。 2 連結子会社であるNISSIN BIO PRODUCTS SDN.BHD.がバイオマス発電燃料の生産を行っております。 b. 受注実績 受注生産は行っておりません。 c. 仕入実績 セグメント   事業部門   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 金額(千円)   前連結会計年度比(%) 報告セグメント   石油関連事業   直営   25,535,122   △0.3 卸   48,207   △29.6 直需   2,492,403   △7.3 産業資材   459,151   26.3 その他   198,295   △11.3 小計   28,733,179   △0.7 再生可能エネルギー関連事業   2,146,596   1.5 不動産事業   -   - 合計   30,879,776   △0.6 d. 販売実績 セグメント   事業部門   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 金額(千円)   前連結会計年度比(%) 報告セグメント   石油関連事業   直営   30,238,612   0.3 卸   238,057   △7.8 直需   3,980,126   △0.2 産業資材   869,711   22.3 その他   292,873   △8.0 小計   35,619,381   0.5 再生可能エネルギー関連事業   3,163,713   6.6 不動産事業   642,739   0.7 合計   39,425,833   1.0 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 e. 主要な販売先 該当事項はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成に当たって会計上の見積りが必要となる事項については、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 また、連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは以下のとおりであります。 a. 固定資産の減損 減損を認識する際の将来キャッシュ・フローは、資産又は資産グループの使用状況や経営計画に基づく合理的な使用計画等を考慮し見積り、減損の要否を判定しております。判定の結果、減損が必要と判断された場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上しております。 b. 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性の判断等につきましては、過去の実績や経営計画等を用いた合理的な見積りを行っており、将来において回収が見込めない部分については評価性引当額を計上しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (営業損失) 営業損失につきましては、再生可能エネルギー関連事業におけるPKS販売の収益性低下、太陽光発電所の落雷による発電停止や売却損の計上等により、185,338千円となりました。 (経常利益) 経常利益につきましては、持分法適用関連会社であったJリーフ株式会社の全株式譲渡により第3四半期まで計上した持分法投資損失を特別損失(関係会社株式売却損)に振り替えたことや、海外子会社で米ドルが対マレーシアリンギットで通貨安に推移したことに伴う為替差益が発生したものの、前連結会計年度と比較し239,098千円の減益となり、317,742千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、関係会社株式売却損の計上や連結子会社であるJJ FUEL SUPPLY SDN.BHD.の事業停止に伴う事業整理損失引当金繰入額を計上したものの、投資有価証券売却益の計上等により、前連結会計年度と比較して3,045,672千円の増益となり、3,661,128千円となりました。 b. 財政状態の分析 (総資産) 総資産は、前連結会計年度末に比べ、2,507,248千円増加し、42,881,243千円となりました。これは、投資有価証券及び関係会社株式が1,704,180千円、商品および製品が1,222,122千円減少したものの、現金及び預金が3,217,675千円、建物及び構築物145,798千円、機械装置及び運搬具1,327,283千円増加したこと等によるものです。 (負債) 負債は、前連結会計年度末に比べ、605,752千円減少し、16,172,797千円となりました。 これは、借入金が1,422,776千円、繰延税金負債が350,463千円減少したものの、契約負債が1,191,376千円、事業整理損失引当金が299,200千円増加したこと等によるものです。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ、3,113,000千円増加し、26,708,446千円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が551,136千円減少したものの、利益剰余金が3,487,540千円増加したことによるものです。 この結果、1株当たり純資産は前連結会計年度末と比べ、438.12円増加し、3,931.33円となりました。 c. キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、財務活動によるキャッシュ・フローにおいて資金が減少したものの、営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資活動によるキャッシュ・フローにおいて資金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ3,217,675千円増加し、7,447,679千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローでは、25,204千円の資金の増加となりました。 これは、投資有価証券売却益の計上5,134,659千円、法人税等の支払額1,436,265千円、売上債権の増加額165,872千円等により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益4,415,481千円、減価償却費の計上682,505千円、棚卸資産の増加額678,873千円、関係会社株式売却損の計上674,640千円、事業整理損失引当金の増加額299,200千円等により資金が増加したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローでは、5,043,521千円の資金の増加となりました。 これは、関係会社株式取得による支出687,075千円、有形固定資産の取得による支出283,689千円等により資金が減少したものの、投資有価証券の売却による収入5,974,735千円等により資金が増加したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローでは、1,763,563千円の資金の減少となりました。 これは、短期借入金の減少額600,000千円、長期借入金の返済による支出822,776千円、配当金の支払による支出173,587千円等により資金が減少したことによるものです。 (キャッシュ・フローの指標) 項目   第78期  2022年3月期   第79期  2023年3月期   第80期  2024年3月期   第81期  2025年3月期   第82期  2026年3月期 自己資本比率   (%)   56.9   56.4   56.6   57.8   61.2 時価ベースの自己資本比率   (%)   17.4   17.3   15.7   14.8   19.4 キャッシュ・フロー対有利子 負債比率  (年)   -   6.0   50.9   12.7   345.0 インタレスト・カバレッジ・ レシオ  (倍)   -   11.1   1.5   5.5   0.2 (注) 自己資本比率 ・・・自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 ・・・株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 ・・・有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ・・・営業キャッシュ・フロー/利払い ア.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 イ.株式時価総額は、期末株価終値×発行済株式数(自己株式数控除後)により算出しております。 ウ.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表上に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 エ.第78期は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオを記載しておりません。 (3)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 また、当社グループの運転資金需要の主なものは、石油製品の仕入や販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は、主に再生可能エネルギー関連の設備やSSの機械装置等の設備投資によるものであります。 なお、当連結会計年度末における借入金等の有利子負債の残高は8,696,274千円、現金及び現金同等物の残高は7,447,679千円となっております。

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開示資料

出典

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