本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

蔵王産業

ZAOH COMPANY, LTD.9986 · Standard · 卸売業

欧米や中国のメーカーから自社仕様で輸入し、国内で販売する環境クリーニング機器のスペシャリスト。掃除・洗浄の領域を幅広くカバー。

概要

蔵王産業株式会社は、1956年4月に設立された業務用・産業用クリーニング機器の輸入販売会社である。欧米・中国等のメーカーから自社仕様で製作させた環境クリーニング機器を国内全域に販売しており、主力商品は床洗浄機や高圧洗浄機など。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2007年5月)。2026年3月期の売上高は約88億円、従業員238名。

環境クリーニング機器に特化した輸入商社

蔵王産業は、主に欧米や中国のメーカーと連携し、同社仕様で製作された業務用・産業用の清掃機器や洗浄機器を輸入し、全国の営業網を通じて販売する。品目は動力清掃機、真空掃除機、自動床洗浄機、カーペット洗浄機、高圧洗浄機など多岐にわたる。2026年3月期の売上高構成は、洗浄機器関連が約44%(38.4億円)、清掃機器関連が約20%(17.8億円)、その他(部品・メンテナンス・水質浄化剤等)が約36%(31.4億円)である。自社ブランドのほか、同業他社向けOEM供給も行い、ホームセンターやネット通販などコンシューマー市場にも展開する。

現場密着型の営業とアフターサービス

同社の営業の核は、顧客の現場で実演販売を行うことにある。市場ニーズを直接汲み取り、メーカーと共同で新商品を開発する提案力を強みとする。全国の営業拠点にサービス員を配置し、定期点検や迅速な修理対応でアフターサービスを充実させており、工賃とパーツの売上は堅調に推移している。2026年3月期の「その他」カテゴリにはこのサービス収入が含まれ、前年比5.9%増の31.4億円を計上した。

高い自己資本比率と安定した収益基盤

2026年3月期末の自己資本比率は85.9%と極めて高く、総資産152億円に対して負債は21億円にとどまる。現金及び現金同等物は68.8億円あり、財務体質は堅実である。売上高は2013年3月期の67億円から緩やかに成長し、2026年3月期には88億円(計画)を見込む。経常利益率は10%前後で推移しており、ROE(自己資本利益率)10%以上を目標に掲げる。配当性向は高く、2026年3月期には約5.4億円の配当を支払った。

子会社吸収合併とグループ再編

2006年3月、ホテル客室用品及び水質浄化剤を販売するエタニ産業株式会社を100%子会社化した。2021年7月にはこのエタニ産業を吸収合併しており、グループの運営を効率化した。現在は単一セグメントで事業を展開しており、報告セグメントの区分はない。また、1994年に店頭登録、2004年にジャスダック上場、2007年に東証二部上場、2015年に東証一部へ指定替え、2022年の市場区分見直しでスタンダード市場に移行するなど、資本市場との関わりを段階的に強めてきた。

業界の中での役割は海外メーカーから環境クリーニング機器を輸入し、国内市場へ提供する販売代理業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
88億円
営業利益
10億円
営業利益率
11.4%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
洗浄機器38億円43.7%
その他31億円35.6%
清掃機器18億円20.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01清掃・洗浄機器(全業界)主力

欧米・中国等のメーカーから当社仕様で製作させた清掃機器・洗浄機器を輸入し、国内全域で販売。動力清掃機や真空掃除機など清掃機器と、自動床洗浄機や高圧洗浄機など洗浄機器を幅広く取り扱う。各種施設・産業向けに製品を供給。

主な製品・サービス3
清掃機器
動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機、ロボット清掃機など。
洗浄機器
自動床洗浄機、カーペット洗浄機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、ロボット床洗浄機など。
その他
強アルカリイオン電解水生成機、部品・メンテナンスサービス、消耗品、水質浄化剤、一般家電製品など。

製品と技術

清掃機器:搭乗式大型機からロボットまで

清掃機器部門は動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機、ロボット清掃機を扱う。2026年3月期の売上高は17.8億円(前年比21.1%増)と好調で、搭乗式大型清掃機の販売がけん引した。同社はこれらを主に欧米や中国のメーカーに自社仕様で発注し、国内向けに販売している。ロボット清掃機は新たな成長分野として投入されており、人手不足が進む製造業やビルメンテナンス業界で需要を捉えている。

洗浄機器:床洗浄機と高圧洗浄機が主力

洗浄機器部門は自動床洗浄機、カーペット洗浄機、カーペット濯ぎ洗い機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、振動式洗浄機、ロボット床洗浄機などを品ぞろえする。2026年3月期の売上高は38.4億円(前年比4.5%減)だが、前期に投入した床洗浄機の新商品はビルメンテナンス業界で好調だった。一方、コンシューマー向け家庭用リンサーは競合参入や新機種投入の遅れで減収。同社は自社ブランド商品の拡充とOEM供給により収益の安定化を図っている。

その他:水質浄化剤やサービスで収益を補完

その他部門には、強アルカリイオン電解水生成機、水質浄化剤、部品・消耗品、メンテナンスサービス、一般家電製品、ロボット水中清掃機が含まれる。2026年3月期の売上高は31.4億円(前年比5.9%増)。特に工賃とパーツの売上が堅調で、全国のサービス網を活用した定期点検や修理が収益を支える。水質浄化剤はもともと子会社エタニ産業が手掛けていた分野であり、吸収合併後も継続して販売している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で高収益、規模は小さい

当社は卸売業に属し、リョーサン菱洋ホールディングス、オルバヘルスケアなどと競合する。売上高は94億円(2024年3月期)から84億円に減少したが、営業利益率は10.71%と高い。2026年3月期には売上高88億円、利益率11.36%と改善見込み。高収益だが規模が小さく、成長余地は限定的。

強み

  • 営業利益率10%超と業界平均を上回る高水準。
  • 少人数・低コストで高収益を実現している可能性。
  • 特定商材に特化し、競合との差別化に成功。
  • 利益率が高く、財務体質が良好と推測。

課題

  • 2025年3月期に売上高が減少しており、成長鈍化が懸念。
  • 大規模な競合企業に対し、価格交渉力や調達力で劣る。
  • 取扱商材の市場が縮小すると業績に直撃。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が蔵王産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15885ジーデップ・アドバンス174億円22.3倍
29857英和170億円8.0倍
38030中央魚類168億円5.3倍
47490日新商事166億円4.0倍
58142トーホー157億円10.0倍
69986蔵王産業155億円18.8倍
77460ヤギ155億円11.5倍
87505扶桑電通153億円7.5倍
92700木徳神糧152億円5.7倍
107466SPK151億円10.8倍
117487小津産業151億円24.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

機械商社として創業した1956年

蔵王産業は1956年4月、東京都千代田区神田須田町にて、機械・鋼材その他物品の販売を目的に設立された。創業時は機械商社としてスタートし、1959年には大阪営業所を設置、本社営業部を東京営業所として独立させるなど、早期から全国展開の基盤を築いた。1960年には本社を同じ神田須田町内で移転し、営業所機能を強化している。

環境クリーニング機器販売に進出した1967年

1967年5月、業務用真空掃除機、自動床洗浄機などの環境クリーニング機器の販売を開始した。これが現在の主力事業の原点となる。1978年には葛飾区に配送・試験研究センターを設置し、商品のテストや物流体制を整備。1984年には千葉県船橋市に同センターを新築移転し、1991年には東京都江東区に自社ビルを新築、本社と東京営業所を移転して現在に至る。

営業拠点拡充と株式公開へ向けた1990年代

1990年12月に大阪営業所を東成区に新築移転、1993年12月には横浜営業所を戸塚区に新築移転し、首都圏と関西の拠点を強化した。1994年7月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達手段を拡大。その後、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場、2007年5月には東京証券取引所市場第二部に上場し、ジャスダックを上場廃止した。

子会社化と東証一部昇格で成長加速した2000年代後半

2006年3月、ホテル客室用品・水質浄化剤販売のエタニ産業株式会社を完全子会社化。これにより取扱品目を拡大した。2007年5月の東証二部上場に続き、2015年3月には東京証券取引所市場第一部に指定替え。上場市場の格上げにより、株式の流動性と社会的信用が向上した。2016年9月には船橋の物流センターと船橋営業所の建替工事が完了し、物流効率を高めた。

子会社吸収と市場区分移行を経た近年

2021年7月、子会社のエタニ産業株式会社を吸収合併し、グループ経営を一本化した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行。直近の2026年3月期の売上高は84億円(計画)から88億円(計画)へと増加見込みであり、堅調な事業基盤を維持している。

年表18件を開く

1950年代

  • 1956年4月創業機械、鋼材その他物品の販売を事業目的として、東京都千代田区神田須田町1丁目20番地に蔵王産業株式会社を設立。
  • 1959年4月大阪市浪速区に大阪営業所を設置。同時に本社営業部を東京営業所として独立。

1960年代

  • 1960年6月東京都千代田区神田須田町1丁目24番地に本社及び東京営業所を移転。
  • 1967年5月業務用真空掃除機、自動床洗浄機等、環境クリーニング機器の販売開始。

1970年代

  • 1978年7月東京都葛飾区に配送及び試験研究センターを設置。

1980年代

  • 1984年4月千葉県船橋市に配送及び試験研究センターを新築移転。

1990年代

  • 1990年12月大阪市東成区に大阪営業所を新築移転。
  • 1991年1月東京都江東区毛利1丁目19番5号に本社社屋を新築。同所に本社及び東京営業所を移転。
  • 1993年12月横浜市戸塚区に横浜営業所を新築移転。
  • 1994年7月日本証券業協会に株式を店頭登録。

2000年代

  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年3月M&Aホテル客室用品及び水質浄化剤を販売しているエタニ産業株式会社を100%子会社化。
  • 2007年5月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2007年6月上場ジャスダック証券取引所の株式を上場廃止。

2010年代

  • 2015年3月東京証券取引所市場第一部に株式を指定受ける。
  • 2016年9月千葉県船橋市の物流センター及び船橋営業所の建替完成。

2020年代

  • 2021年7月M&A子会社のエタニ産業株式会社を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(自己資本利益率)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    実演販売と商品提案力の強化

    市場ニーズを汲み取り新商品投入・新市場開拓を行う。現場密着型の実演営業を主体に提案力を高めるとともに、代理店や大手ビルメンテナンス業者の開拓にも積極的に取り組む。

  2. 02

    商事部の拡大

    ホームセンター向け販売代理店との提携やSNS活用により業務用・産業用以外の商材に注力。海外メーカーとの関係を活かし、同業他社へOEM供給を積極的に行い販路を拡大する。

  3. 03

    アフターサービス体制の充実

    全国の営業拠点にサービス員を配置し、技術研修等で修理時間短縮や技術力向上を図り、サービスの質を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で238人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は607万円で、9期前と比べて+1.7%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は13.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月196
2018年3月198
2019年3月59743.013.4201
2020年3月57943.313.6202
2021年3月57444.014.4199
2022年3月59145.616.0201
2023年3月61445.014.4206
2024年3月64344.014.0219
2025年3月59743.813.4237380
2026年3月60743.813.6238420

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
物流センター及び 試験研究室 船橋営業所 — 千葉県船橋市1,057百万円
神戸営業所 — 神戸市須磨区334百万円
名古屋営業所 — 愛知県春日井市317百万円
金沢営業所 — 石川県金沢市168百万円
本社及び東京営業所 — 東京都江東区155百万円
静岡営業所 — 静岡市駿河区153百万円
大阪営業所 — 大阪市東成区123百万円
仙台営業所 — 仙台市泉区86百万円
岡山営業所 — 岡山市北区84百万円
川越営業所 — 埼玉県川越市78百万円
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    エタニ産業株式会社
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    災害時拠点強靱化緊急促進事業
    国土交通省 · 2019-11-27
    1,072万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は88億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+11.1%。

売上高
+4.8%
88億円
営業利益
+11.1%
10億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
11.4%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高93億円88億円
営業利益11億円10億円
純利益8億円7億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q243
2024年1Q1915.31
2024年2Q23417.42
2024年3Q28310.73
2024年4Q244
2025年2Q3625.62
2025年4Q48714.64
2026年2Q40410.03
2026年4Q48612.54
2027年1Q20210.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は67億円から88億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は11.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月67106
2014年3月69106
2015年3月73106
2016年3月68117
2017年3月69118
2018年3月72128
2019年3月69117
2020年3月71117
子会社のエタニ産業株式会社を吸収合併。
2021年3月71108
2022年3月891312
2023年3月961411
2024年3月941210
2025年3月849910.76
2026年3月88101011.47

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高88億円のうち、営業利益として残るのは10億円11.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.3%46億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.4%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.4%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
47.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.1pt
11.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.5pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は69億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月60−2636
2014年3月5−2−3336
2015年3月7331048
2016年3月6−2−3448
2017年3月9−5−4449
2018年3月80−3854
2019年3月80−4858
2020年3月9−2−4761
2021年3月89−111767
2022年3月13−1−41275
2023年3月2−1−5172
2024年3月12−2−141067
2025年3月51−5668
2026年3月11−4−6769

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は152億円。このうち返さなくてよい自己資本が131億円で、自己資本比率は85.9%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月109911883.6
2014年3月111941784.4
2015年3月1231032083.3
2016年3月1241061885.6
2017年3月1301102084.9
2018年3月1341142085.7
2019年3月1361181886.7
2020年3月1411212086.1
2021年3月1371181986.3
2022年3月1471262185.5
2023年3月1511321987.1
2024年3月1481282086.5
2025年3月1481291987.3
2026年3月1521312185.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
97億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中5位あたり、逆に低いのはROE284社中215位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,480で、1年前と比べて+5.5%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥2,480-0.2%1ヶ月-0.2%1年+5.5%時価総額155億円
過去52週の値幅
安値¥2,412高値¥2,850

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.8倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR1.20倍
配当利回り4.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月は+2.1%と小幅上昇にとどまり、横ばい圏の推移。株価は25日線(2485.84円)を0.6%上回るが、75日線(2537.76円)を下回り上値の重さが目立つ。52週高値2850円からは12.3%下落しており、レンジ相場継続。出来高は低調で、積極的な売買は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER18.9倍は業界平均17.4倍とほぼ同水準で、PBR1.21倍も業界平均1.21倍と一致。ROE5.5%は低いが、営業利益率は改善傾向で安定。配当利回り4.2%は業界平均2.95%を上回るが、業績横ばいで成長性に乏しいため、妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.8倍17.9倍
PER (予想)17.9倍
PBR1.20倍1.24倍
ROE5.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い利益率と堅実な業績が評価される一方、成長性と事業規模の小ささが課題。強気派は、営業利益率10%超という高収益体質と、安定したキャッシュフローを評価。設備投資需要は景気に左右されにくいメンテナンス需要も含まれており、比較的安定した収益基盤がある。さらに、配当利回り4.2%と株主還元も手厚い。弱気派は、売上高が過去3期で96億→94億→84億と減少トレンドにある点を指摘。2025年3月期は大型案件の減少が影響したが、今後の成長シナリオが不明確。純利益も11億→10億→6億と減少しており、収益力の低下が懸念される。また、事業規模が小さく、特定顧客や案件への依存度が高いリスクがある。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質が維持

    営業利益率10.7%、業界平均を大きく上回る

  • 配当利回りの高さ

    予想配当利回り4.2%とインカムゲインが魅力

  • 安定した需要基盤

    メンテナンス需要など景気循環の影響を受けにくい収益

  • 営業利益率の改善(10.7%→11.4%)通年影響

    営業利益率0.65pt上昇で営業利益9億→10億円

  • 売上高の回復基調通年影響

    売上高84億円→88億円(+4.8%)で前年比増加

  • 高配当利回りによる下支え継続影響

    配当利回り4.2%で株主還元姿勢評価

  • 低PBRからの改善期待不定影響

    PBR1.21倍と解散価値接近で買い材料

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少トレンド

    売上高が3期連続減少、成長性に疑問

  • 純利益の低下

    純利益も11億→6億と半分近くに減少

  • 事業規模の小ささ

    売上高84億と小型、特定顧客への依存リスク

  • 過去の減収リスク不定影響

    FY25売上高84億円(前年比-10.6%)の再発懸念

  • 純利益の変動性継続影響

    純利益10億→6億(-40%)の変動が信用毀損

  • 低いROE(5.5%)継続影響

    ROE5.5%と資本効率低く、成長期待乏しい

  • 外国人保有比率の低さ継続影響

    外国人保有2%で需給リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減少トレンドが継続するか、回復の兆しがあるか。
営業利益率
高収益体質が維持できるか、コスト管理の指標。
受注残高
将来の収益の先行指標、案件の積み上げ状況。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは4.03%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
4.03%
いまの株価に対して
配当性向
79.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5546.5
2018年3月6110.950.0
2019年3月610.052.6
2020年3月610.055.9
2021年3月53−13.140.0
2022年3月7235.838.1
2023年3月10951.459.2
2024年3月100−8.353.8
2025年3月1000.088.1
2026年3月1055.079.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,951人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.6%を占め、残る78.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他61.155.058.669.073.775.3
事業法人11.316.616.811.011.013.3
自己株式8.68.68.513.413.313.2
金融機関20.320.917.414.210.48.3
外国法人5.25.65.13.43.11.8
証券会社2.11.82.12.41.71.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社三井住友銀行3.93
02株式会社千葉銀行3.67
03学校法人麻生塾3.67
04東京美装興業株式会社2.52
05土方 孝悦2.46
06蔵王産業社員持株会2.06
07株式会社ユシロ1.92
08照井 雅夫1.42
09オリックス自動車株式会社0.96
10スーパー工業株式会社0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月961,5646.39.446.6
2014年3月971,6086.110.748.5
2015年3月981,6385.914.352.3
2016年3月1051,6946.312.654.0
2017年3月1221,7597.012.046.5
2018年3月1251,8277.013.850.0
2019年3月1181,8836.411.252.6
2020年3月1121,9335.912.255.9
2021年3月1332,0676.610.640.0
2022年3月2042,2009.69.438.1
2023年3月1842,2978.212.259.2
2024年3月1862,3587.813.853.8
2025年3月1142,3704.821.188.1
2026年3月1322,4085.520.479.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
沓澤孝則代表取締役社長60
竹村洋常務取締役58
御幡純平常務取締役56
村上正俊取締役62
会田南取締役69
大山邦子取締役60
大沼源吉常勤監査役58
川添利賢監査役76
宮崎雅俊監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)35727139732
社外取締役514143
監査役1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容371字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、主に欧米や中国等の各メーカーから当社仕様で製作させた業務用・産業用・コンシューマー向けの清掃機器・洗浄機器等(以下、環境クリーニング機器という)を輸入し、国内全域で販売することを主たる業務としております。 当社の事業系統図は次のとおりであります。 なお、当社の品目別の主要商品を示すと、次のとおりであります。 品目別   主要商品 清掃機器   動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機、ロボット清掃機 洗浄機器   自動床洗浄機、カーペット洗浄機、カーペット濯ぎ洗い機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、振動式洗浄機、ロボット床洗浄機 その他   強アルカリイオン電解水生成機、部品及びメンテナンスサービス、清掃・洗浄機用消耗品及びアクセサリー、水質浄化剤、一般家電製品、ロボット水中清掃機、その他
経営方針・対処すべき課題1,816字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「高品質な環境クリーニング機器等の販売を通じ、身近な環境の美化と安全、衛生、省力を社会に提供する」ことを経営の基本として、環境クリーニング機器や水質浄化剤等を国内全域に販売しております。 当社の営業の核となる顧客現場における実演販売、市場及び現場ニーズをもとにした商品開発力を武器に当社は、市場に新たな提案を行い、お客様の清掃・洗浄等に関する問題を解決し、社会に貢献してまいりたいと考えております。 (2)経営戦略等 当社としてさらなる業容の拡大を図っていくため、以下のテーマに取り組んでまいります。 ①実演販売、商品提案力の強化 日常の営業活動の中から市場のニーズを汲み取り、新商品の投入及び新市場の開拓を行ってまいります。また、現場密着型の提案(実演)営業を主体としていることから、現場の要望を満足させる商品の提案力を高めてまいります。一方、安定した売上を見込むことができる代理店及び大手ビルメンテナンス業者の開拓にも積極的に取り組んでまいります。 ②商事部の拡大 ホームセンター等コンシューマー向けの販売ルートに強い販売代理店との提携やSNSを利用すること等で、業務用・産業用以外の手離れの良い商材にも注力してまいります。 また、海外メーカーと友好な関係を活かし、同業他社へオリジナルブランド商品の提案による大量一括卸売販売(OEM)を積極的に行い、同業他社が直接海外メーカー等と取引するより、価格や品質等につき優位性を提案し、新規取引先の販路を拡大してまいります。 ③アフターサービス体制の充実 全国の営業拠点にサービス員を配置し、アフターサービスの充実を目指しております。また、技術研修等にも力を入れ、修理時間の短縮、技術力の向上によりサービスの質を高めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は株主利益重視の観点から、収益性と資本効率を高めROE(自己資本利益率)10%以上を達成することを目標としております。 (4)経営環境 今後の経済環境につきましては、世界経済は中東情勢の緊張が続く中での資材価格の高騰、米国の通商政策の動向など先行き不透明な状況が続くものと思われます。また、日本経済においては雇用や個人消費の改善などによる経済活動の回復が期待されるものの、不透明な国際情勢によるエネルギーや原材料価格高騰などの影響により、依然として予断を許されない状況が続くものと思われます。 このような状況のなかで当社は、市場ニーズをとらえた新機能、新用途を付した新商品開発を継続するとともに、全国の営業拠点及び販売代理店網を活用して既存顧客への深耕を推進するほか、各種展示会への出展を通じて商品啓蒙にも注力すること等で、新規顧客の獲得に努めてまいります。 OEM供給によるオリジナル商品の販売につきましては、主力商品の認知度をあげるとともに品質強化を図り、新規顧客の獲得に努めてまいります。また、自社ブランド商品の販売を拡充することで収益を安定させ、さらなる業容拡大に努めてまいります。 アフターサービスにつきましても、引き続き、サービス品質の向上、スタッフの技術力向上に努めるほか、推奨見積の提案を勧めることで、顧客重視のサービス体制づくりをより一層推進してまいります。 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社は、経営戦略及び経営目標を達成していくには、以下の事項が課題と考えております。 ①汎用品の価格競争が激化する中で、高い収益力を維持していくためには、新規仕入先の開拓、機能で競争力のある商品を継続的に開発し、市場に投入し続けていくことが非常に重要であります。当社では新商品開発体制をさらに強化し、メーカーと共同で優れた商品を数多く開発し品質の向上を図ってまいります。 ②次世代の経営幹部をはじめ、優秀な人材の確保・育成が当社の永続的な発展に欠かせない要件であると認識しております。今後も、積極的かつ効率的な採用活動を実施するとともに、より一層の社員教育制度の整備等に努めることで、当社としての競争力向上に努めてまいります。
事業等のリスク3,314字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1)業界の経済状況 当社が販売している環境クリーニング機器業界の需要は、国内の景気全般、とりわけ製造業の国内設備投資動向とビルメンテナンス業界の企業業績の影響を受けます。 ① 製造業 製造業において、ISOやHACCPの認証取得や、5S・6S運動の一環として機器を導入する場合には景気動向の影響をあまり受けないものの、一般には設備投資意欲の低下や企業業績悪化に伴い機器の導入を見送ったり、買換サイクルが長くなることで、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ビルメンテナンス業 当社では、従来より価格競争に巻き込まれない、機能において差別化できる商品の開発を進めております。 しかしながらビルメンテナンス業者にとって当社の商品は生産財にあたりますので、景気や企業の業績が悪いからといって機器の導入を取りやめることはないものの、顧客の価格敏感性が高まることから、一部の商品で価格競争が激化します。そのため、機能に特徴のない商品については、価格競争力のあるメーカーにシフトをしておりますが、商品によっては当社の利益率に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ コンシューマー市場 当社の業務用清掃・洗浄機器で培ったノウハウを基に新たな商品開発を進めております。こういった商品は同業他社等にキャッチアップされ同様の商品が販売され価格競争に巻き込まれ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替レートの変動 当社の取扱商品は、約71.8%が欧米や中国等メーカーからの輸入品であります。輸入仕入の支払は全て外貨建で行っており、通貨別の割合はユーロが27.8%、米ドルが62.1%でありました。 当社では為替変動によるリスクヘッジとして、為替予約や為替レートを織り込んだ新商品へのシフト等により、為替変動による影響を最小限にとどめるようにしておりますが、一般的にはユーロ高、ドル高は仕入コストを押し上げることとなり、当社の利益率を低下させ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)商品開発力 当社では、他社にない優れた商品の開発及び価格競争力のある商品の仕入先開拓を継続していくことが業績拡大の鍵となります。 今後も市場にニーズがあると見込まれる商品をいち早く発掘し、市場を創っていくことを継続できると考えておりますが、当社が業界の市場をつかみきれず、機能もしくは価格面で魅力のある新商品を継続的に開発できないときは、将来の成長と収益性を低下させる可能性があります。 (4)特定の海外メーカーグループとの取引 当社の海外仕入のうち、中国のイーリー社からの仕入が17.8%、米国のミニッツマン社からの仕入が15.5%、イタリアのIPクリーニング社グループからの仕入が9.4%占めております。 当社ではリスクヘッジと商品力の観点から、他メーカーからも同一カテゴリーの商品の仕入を行っておりますが、今後何らかの理由により、上記海外メーカーからの仕入がストップした場合には、一時的に当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)輸入品の調達期間と販売の機会損失 当社の出荷前商品は、全て船橋の物流センターで保管されております。同建物及び保管商品には災害に備えて保険を付しておりますが、輸入が主体であるため、万が一保管商品がダメージを受けると次の商品入荷まで約1~2ヶ月を要します。その期間中は、重点販売商品を国内仕入商品にシフトするとともに、数ヶ月先の受注活動に力を入れることで、業績への影響を最小限に留めることができると考えておりますが、これらの調達期間の長期化が当社の業績へ悪影響を与える可能性があります。 (6)商品の欠陥 当社が販売している商品の製造物責任は、一義的に製造メーカーが負いますが、輸入商品に関しては販売者である当社も製造物責任を負います。当社では販売前に、安全性に関するテストを行い、当社の安全基準に合格したものだけを販売しておりますが、全ての商品に欠陥がなく将来製造物責任を問われることがないという保証はありません。 また、商品の警告表示や取扱説明の瑕疵等に起因する事故が発生する場合、当社が責任を負う可能性があります。 そのため当社では、不測の事態に備えて製造物責任保険を付しております。しかし、損害賠償額が保険で補償される金額の範囲内で納まるとは限りません。万一、当社に損害賠償責任が生じた場合、メーカーに対し求償を行うにせよ、場合によっては賠償費用を当社が負担せざるを得なくなることで、当社の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)土地の含み損 土地の再評価に関する法律(1998年3月31日公布 法律第34号)に基づき再評価を行った事業用所有地については、その後の地価下落により、2026年3月末において39百万円の含み損が発生しております。現在これらの事業用所有地に遊休状態になっている物件はありません。また、これらの事業用所有地を売却する方針はありませんが、仮に売却等した場合には、含み損が実現し、当社の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)人材の確保 当社は、現場密着型の提案(実演)販売という営業スタイルをとっており、これが競合他社との差別化に繋がっております。そのため、今後も事業規模を拡大していくためには、優秀な人材の確保と育成が不可欠となっております。当社ではこのような認識のもと、新卒・中途を問わず積極的かつ効率的に採用活動を継続してまいりますが、業容拡大に対して十分な人員を確保できなかった場合には、実演販売の機会等が減少することで当社の業績へ悪影響を与える可能性があります。 (9)仕入契約 当社は、これまで培った日本国内での販売実績等を背景として、主に海外メーカーとの仕入価格や仕入数量等の交渉を有利に展開するため、仕入開始にあたって基本契約書を締結しておりません。現在、こうしたいわゆる紳士協定での取引関係において問題は発生しておらず安定的な仕入を確保できておりますが、今後におきまして仕入先各社の経営方針等に変更が生じ、当社が基本契約書を締結せざるを得ない事態が起きた場合は、当社に不利な条件を承諾させられる可能性があり、当社の業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害等 地震等の自然災害、また大規模事故やテロといった当社で予測不可能な外的要因により、営業拠点及び物流センター等が壊滅的な損害を受ける可能性があります。そのような場合、当社における出荷や販売体制に影響が及び一時的に売上が低下する等、当社の業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)地政学的リスク 国際情勢の変化が、原材料・エネルギー価格の高騰を引き起こし、当社で利用するエネルギーコストや販売する商品の仕入れコストに影響を及ぼす可能性があります。また、資源の供給不足による様々な商品資材の入荷に遅延を引き起こし、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)その他のリスク 新型の感染症の感染拡大の際、当社の主要仕入国である米国やイタリア、中国等の経済活動が一時停止しましたが、当社においては数ヶ月間の在庫を確保することで業績への影響低減に努めておりますが、今後、再び世界的感染拡大が進行し、主要仕入国においてロックダウン等により経済活動が停止した場合は、商品の確保が困難になるほか、国内においても緊急事態宣言により、取引先の休業、在宅勤務等が長期化した場合は清掃の需要や実演する機会が減少することにより、販売が低迷し、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,697字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資の持ち直し等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の通商政策の影響や物価動向、期末に顕在化した中東情勢の緊迫化に伴う金融市場の変動など、先行き不透明な状況が続きました。 このような状況のなか、当社は価格競争力のある新商品の積極的な投入、各種展示会への出展のほか、引き続き代理店販売の拡充等に努めてまいりました。 当社の主要顧客である製造業においては、昨今の人手不足における生産性向上の推進を背景に主力商品の販売が総じて増加しました。 また、ビルメンテナンス業界においては、前期に投入した床洗浄機等の新商品が引き続き好調であり、代理店やユーザー向けに講習会を積極的に行った結果、総じて販売が増加しました。 OEM供給によるオリジナル商品(独占販売権付卸売販売)の提案については、インターネット、ホームセンター等、コンシューマー市場でのあらたな販路拡大を図るため、従来からの高圧洗浄機、スチーム洗浄機のほか様々なアイテムを加えながら、市場シェアの拡大に努めてまいりましたが、家庭用リンサーについては、同業他社の市場参入によるシェアの縮小、新機種導入の遅れなどの影響から減収となりました。 アフターサービスについては、定期点検のほか、作業時間の短縮等迅速な対応に注力することで、工賃及びパーツの合計売上が堅調に推移いたしました。 これらの結果、当事業年度における当社の売上高は、8,757百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は1,016百万円(前年同期比11.5%増)、経常利益は1,042百万円(前年同期比12.2%増)、当期純利益は718百万円(前年同期比16.6%増)となりました。 商品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。 清掃機器関連 「清掃機器」については、搭乗式大型清掃機等の販売が堅調に推移したこと等から、1,779百万円(前年同期比21.1%増)となりました。 洗浄機器関連 コンシューマー向けの家庭用リンサーの販売が減少したこと等から、3,839百万円(前年同期比4.5%減)となりました。 その他 工賃及びパーツの合計売上が伸びたこと等から、3,138百万円(前年同期比5.9%増)となりました。 ②財政状態 (資産) 流動資産は、前事業年度末に比べて1.0%増加し、10,836百万円となりました。これは主として受取手形が370百万円、売掛金が136百万円減少したものの、電子記録債権が427百万円、現金及び預金が125百万円、商品が48百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は、前事業年度末に比べて9.2%増加し、4,398百万円となりました。これは主として投資有価証券が387百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、前事業年度末に比べて3.2%増加し、15,234百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べて28.4%増加し、1,081百万円となりました。これは主として流動負債その他が118百万円、未払金が61百万円、未払法人税等が52百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は、前事業年度末に比べて2.0%増加し、1,059百万円となりました。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて13.8%増加し、2,140百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前事業年度末に比べて1.7%増加し、13,093百万円となりました。この結果自己資本比率は85.9%となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前年同期末に比べ122百万円増加し、6,884百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 営業活動の結果得られた資金は、1,127百万円(前年同期比613百万円増加)となりました。収入の主な要因は、税引前当期純利益が1,042百万円、その他の流動負債の増加額が98百万円、売上債権の減少額が78百万円であり、支出の主な要因は、法人税等の支払額が311百万円、棚卸資産の増加額が49百万円あったこと等によるものであります。 投資活動の結果使用した資金は、449百万円(前年同期は52百万円の収入)となりました。支出の主な要因は、投資有価証券の取得による支出が357百万円あったこと等によるものであります。 財務活動の結果使用した資金は、554百万円(前年同期比3百万円増加)となりました。支出の主な要因は、配当金の支払額が542百万円あったこと等によるものであります。 以上の結果、当事業年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、6,884百万円となりました。 なお、当社のキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記の通りです。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   86.5   87.3   85.9 時価ベースの自己資本比率(%)   93.7   88.2   96.4 (注)1 各指標は、以下の計算式により算出しております。 自己資本比率   :自己資本÷総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額÷総資産 2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 (3)生産、受注及び販売の実績 当社は、環境クリーニング機器等以外の事業に関しては重要性が乏しいと考えられるため、セグメント情報は省略しておりますので、セグメント別の仕入実績及び販売実績の記載は行っておりません。 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 受注実績と販売実績の差異は僅少なため、受注実績の記載は省略しております。 c.仕入実績 当事業年度における仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目別   仕入高(千円)   前年同期比(%) 清掃機器   893,011   △6.2 洗浄機器   1,856,486   △17.3 その他   1,948,089   12.0 合 計   4,697,587   △4.9 (注)金額は、仕入価格で表示しております。 d.販売実績 当事業年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 品目別   販売高(千円)   前年同期比(%) 清掃機器   1,779,526   21.1 洗浄機器   3,839,912   △4.5 その他   3,138,093   5.9 合 計   8,757,531   3.6 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容 ①当事業年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は株主利益重視の観点から、収益性と資本効率を高め、ROE(自己資本利益率)10%以上を達成することを経営目標としておりますが、当事業年度では5.5%でとどまっております。自己資本比率は85.9%と安定性はあるものの、その資本を効率的に使う必要があり、将来的には成長性(M&Aや関連商品の強化等)を重視していくことを検討してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ②重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、資産・負債及び収益・費用の測定並びに開示に与える影響のうち、将来事象の結果に依存するため確定できない金額については見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (5)資本の財源及び資金の流動性 ①資金需要 当社の主な資金需要は、営業活動に必要な運転資金(商品の仕入及び販売管理費の支払等)であります。また、営業拠点の新設等の際には設備資金としての需要が発生いたします。 ②財政政策 当社では、現在、有利子負債はありません。今後につきましても、運転資金及び設備資金ともにまずは内部資金を充当し、不足する場合は銀行借入等の有利子負債の調達をする予定でおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。