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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダイケン

DAIKEN CO.,LTD.5900 · Standard · 金属製品

建築金物・外装建材・エクステリア製品の製造販売と施工を手掛ける。ハンガーレールなどの建築金物が主力。

概要

ダイケンは、1924年に大阪で創業した金属製品メーカーである。建築金物、エクステリア製品、外装用建材の製造・販売を主力事業とし、併せて不動産賃貸を手掛ける。2026年2月期の連結売上高は116億円、従業員数は354名。自社開発から製造・施工まで一貫体制を持ち、グループ会社と全国の営業拠点で事業を展開する。

建築関連製品と不動産賃貸の二本柱

ダイケンの事業は、建築関連製品と不動産賃貸の二つのセグメントで構成される。2026年2月期の連結売上高116億円のうち、建築関連製品が98.6%の114億円を占め、不動産賃貸が1.4%の1.6億円である。建築関連製品では、ハンガーレールなどの建築金物、物置や自転車ラックなどのエクステリア製品、アルミ型材を使った外装用建材を製造・販売し、施工・取付工事も行う。不動産賃貸は、単身者向けワンルームマンションと貸店舗を運営し、安定的な収益源となっている。

全国に広がる販売網と生産拠点

ダイケンは、本社所在地の大阪に加え、東京、札幌、仙台、名古屋、福岡など全国主要都市に支店・営業所を設置している。1970年代以降、埼玉や神奈川などにも出張所を開設し、関東・北関東・南関東の各エリアで営業体制を強化してきた。生産拠点は、千葉工場(佐倉市)、十三工場、兵庫工場、岡山工場、津山工場、室蘭工場などを持つ。1992年にはグループ会社との合併によりこれらの工場を継承し、2025年には室蘭工場で点検口やゴミ収集庫の生産を開始するなど、適地生産による効率化を進めている。

グループ会社との連携による経営基盤

ダイケンは、子会社2社(株式会社ディックワン、株式会社三木製作所)および関連会社からなるグループを構成する。三木製作所は2025年6月に子会社化され、自転車ラックなどの駐輪機における生産体制の強化に寄与している。過去には、藤岡製鋼やダイケンシャッターを吸収合併し、十三工場や兵庫工場などを承継。また、大建鋼業(北海道室蘭市)の営業を譲り受けるなど、グループ内での事業再編を繰り返してきた。このような連携により、原材料の共通化や生産の最適化を図り、グループ全体の収益力向上を目指している。

業界の中での役割は住宅・建築市場向けに、金物・建材・エクステリア製品を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
116億円
営業利益
3億円
営業利益率
2.6%
純利益
3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
建築関連製品114億円98.3%6億円5.3%
不動産賃貸2億円1.7%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建築・住宅市場主力

ハンガーレールなどの建築金物、物置などのエクステリア製品、アルミ型材を利用した外装用建材を製造・販売し、取付工事も行う。住宅・非住宅問わず、建築現場に幅広く製品を供給する。

主な製品・サービス3
建築金物(ハンガーレール等)
建築物の構造・設備に使用される金物製品。ハンガーレールは主にカーテンレールや重量物の吊り下げに使用され、建築の安全性と機能性を支える。
エクステリア製品(物置等)
屋外に設置される収納物置やフェンスなどの外構製品。住宅の利便性と美観を向上させる。
外装用建材(アルミ型材)
建築物の外装に使用されるアルミ製の型材・パネル。軽量で耐久性に優れ、デザイン性も高い。

02不動産賃貸副次

単身者向け賃貸マンションや貸店舗を運営する。安定的な賃貸収入を確保し、グループ収益の多様化に寄与する。

製品と技術

建築金物とエクステリア製品のラインアップ

ダイケンの主力製品は、ハンガーレールに代表される建築金物、鋼製組立物置、自転車ラック、ゴミ収集庫、灯油タンクなどである。物置は1963年に千葉工場で開発製造に着手して以来、長年にわたり住宅・業務用に供給。自転車ラックは、2025年に子会社化した三木製作所の技術と組み合わせ、集合住宅向け需要をインターネット販売で獲得している。ゴミ収集庫は、室蘭工場での内製化により生産体制を強化し、拡販に成功。これらの製品は、住宅や集合住宅の外部設備として欠かせないアイテムであり、建築現場の省力化・省人化ニーズに応えている。

アルミ型材を用いた外装用建材と製造技術

外装用建材として、アルミ型材を利用した製品群を展開する。アルミ押出材を加工し、住宅やビルの外装パネル、手すり、目隠しフェンスなどを製造。原材料のアルミ地金価格高騰や円安の影響を受けつつも、製品価格への適切な転嫁と共通化による原価低減に取り組んでいる。製造面では、室蘭工場や千葉工場などで溶接・塗装の自動ラインを導入し、効率化を推進。1994年には室蘭工場に自動ラインを設置し、品質と生産性を向上させた。また、2025年からは室蘭工場で点検口やゴミ収集庫の生産を開始するなど、内製化と適地生産によりコスト競争力を高めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属家具・機器で中堅、収益力弱く

ダイケンは金属製品業界で、金属家具や理化学機器などを手掛ける。同業には日本調理機やケー・エフ・シーが存在。売上高は110億円程度で規模は小さく、営業利益率は2.6%と低収益。業界内では差別化が難しく、価格競争にさらされている。近年売上は横ばいで、収益性改善が急務。

強み

  • 理化学機器など特定分野で一定の顧客基盤を有する。
  • 業歴を活かした安定供給と信頼関係を構築。
  • 多様な製品ラインナップで小ロットにも柔軟に対応可能。
  • 負債が少なく、財務体質は比較的安定。

課題

  • 営業利益率2.6%と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 近年売上が横ばいで、市場開拓や新製品投入が急務。
  • 金属家具は競争が激しく、明確な競争優位性が見えにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がダイケン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13440日創グループ59億円13.8倍
25956トーソー58億円7.6倍
35986モリテック スチール58億円5.5倍
45997協立エアテック55億円9.8倍
53426アトムリビンテック53億円13.3倍
65900ダイケン52億円16.1倍
75990スーパーツール46億円23.3倍
85994ファインシンター44億円
93437特殊電極43億円9.4倍
105973トーアミ39億円20.0倍
115939大谷工業38億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

創業者藤岡京一による金属加工業の創業(1924~1948年)

1924年4月、創業者藤岡京一が大阪市東淀川区(現淀川区)で藤岡製作所を創業した。創業当時は金属製品の製造・加工を手掛けていた。その後、1948年3月に株式会社植製作所として法人化。この時点で、金属製品の製造、加工及び販売を事業目的として登記し、後の事業拡大の基盤を築いた。翌1949年10月には商号を大阪建築金物製造株式会社に変更し、建築金物への特化を明確にした。

子会社設立と営業網拡大の戦後期(1952~1976年)

1952年7月、藤岡製鋼株式会社を設立(1992年に吸収合併)。1955年7月にはダイケンシャッター株式会社(旧三光鋼板工業)を設立し、シャッター関連事業に進出した。1962年8月には大建鋼業株式会社を北海道室蘭市に設立し、北海道での生産基盤を確保。同年10月には東京営業所を設置し、関東地方での営業を本格化させた。1963年4月に商号を株式会社ダイケンに変更。1963年12月には千葉工場を新設し、鋼製組立物置の開発製造に着手した。1970年代には札幌、仙台、岡山、福岡、名古屋など全国各地に営業所を開設し、全国販売網を整備した。

グループ再編による経営基盤強化(1992年)

1992年3月、株式会社ダイケンはグループ会社の藤岡製鋼株式会社およびダイケンシャッター株式会社の2社と合併した。これにより、十三工場、兵庫工場、岡山工場、津山工場の4工場と賃貸マンション「アメニティ新高」を継承。同年7月には大建鋼業株式会社の営業全部を譲り受け、室蘭工場もグループの生産拠点に加えた。この再編により、経営基盤の強化と生産性向上を図り、鋼製物置から建築金物まで幅広い製品を内製できる体制が整った。

株式公開とM&Aによる成長(1997~2025年)

1997年2月、ダイケンの株式は日本証券業協会に店頭登録され、公的な資本市場に登場した。2000年5月には子会社株式会社ディックワンを設立。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、市場での資金調達力を高めた。以降、安定した配当を継続する一方、2025年6月には株式会社三木製作所を子会社化し、自転車ラックなどの駐輪機事業を強化。室蘭工場への設備投資なども行い、グループ全体の生産効率向上と事業領域拡大を進めている。

年表26件を開く

1920年代

  • 1924年4月創業創業者藤岡京一が藤岡製作所〔大阪市東淀川区(現淀川区)〕を創業。

1940年代

  • 1948年3月創業金属製品の製造、加工及び販売を目的として、株式会社植製作所〔大阪市東淀川区(現淀川区)〕を設立。
  • 1949年10月商号変更商号を大阪建築金物製造株式会社に変更。

1950年代

  • 1952年7月創業藤岡製鋼株式会社〔大阪府豊中市、1992年3月当社に吸収合併される〕を設立。
  • 1955年7月創業ダイケンシャッター株式会社〔大阪市東淀川区(現淀川区)(旧三光鋼板工業株式会社)1992年3月当社に吸収合併される〕を設立。

1960年代

  • 1962年8月大建鋼業株式会社〔北海道室蘭市、1992年3月100%子会社となる〕を設立。
  • 1962年10月東京都文京区に東京営業所(現東京支店 1983年11月墨田区に移転)を設置し、関東地方における営業体制の強化を図る。
  • 1963年4月商号変更商号を株式会社ダイケンに変更。
  • 1963年12月千葉県八千代市に千葉工場を新設し、鋼製組立物置の開発製造に着手。

1970年代

  • 1971年2月千葉工場を千葉県佐倉市に移転し、エクステリア関連製品の開発及び製造の強化を図る。
  • 1972年11月札幌市豊平区(現清田区)に札幌営業所(現札幌支店)を設置し、北海道における営業体制の強化を図る。
  • 1975年3月宮城県仙台市に仙台営業所を設置し、東北地方における営業体制の強化を図る。
  • 1975年3月M&A岡山県岡山市に岡山営業所(2023年3月広島営業所に統合)を設置し、中国四国地方における営業体制の強化を図る。
  • 1975年4月本社営業課を大阪営業所(現大阪支店)に組織変更し、近畿地方における営業体制の強化を図る。
  • 1975年10月福岡県糟屋郡志免町に福岡営業所(2009年3月福岡市博多区に移転)を設置し、九州地方における営業体制の強化を図る。
  • 1976年6月愛知県一宮市に名古屋営業所(現名古屋支店)を設置し、中部地方における営業体制の強化を図る。
  • 1977年12月埼玉県上尾市に埼玉出張所(現埼玉営業所 1989年8月大宮市(現さいたま市)に移転)を設置し、北関東地域における営業体制の強化を図る。
  • 1979年3月商号変更神奈川県大和市に神奈川出張所(名称を神奈川営業所に変更 1988年3月横浜市西区に移転)を設置し、南関東地域における営業体制の強化を図る。

1990年代

  • 1992年3月M&A株式会社ダイケンとグループ会社の藤岡製鋼株式会社及びダイケンシャッター株式会社の2社が経営基盤の強化と生産性を向上するために合併。十三工場、兵庫工場、岡山工場及び津山工場の4工場と賃貸マンション「アメニティ新高」を継承。
  • 1992年7月大建鋼業株式会社の営業の全部を譲受け、経営基盤を拡充。室蘭工場を継承。
  • 1994年1月十三工場において、工場棟、事務所棟を新改築し、生産性の向上を図る。
  • 1994年9月室蘭工場において、工場棟を増改築、事務所棟を新築し、塗装、溶接の自動ラインを設置。
  • 1997年2月当社株式を店頭登録銘柄として日本証券業協会に登録。
  • 1999年1月本社敷地内において、倉庫を新築し、材料及び製品物流の合理化を図る。

2000年代

  • 2000年5月子会社株式会社ディックワンを設立。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    社会課題対応製品の開発と提案

    SDGsなどの環境や社会課題に対応する新製品開発や既存製品の用途提案を行い、新しい需要を獲得する。

  2. 02

    三木製作所とのシナジー強化

    株式会社三木製作所との協業によるシナジー効果を高め、市場シェア拡大と収益力強化を図る。

  3. 03

    海外市場の開拓

    多様な文化に対応した製品展開により海外での知名度を拡げ、成長市場を開拓する。

  4. 04

    グループ全体の生産最適化と原価低減

    原材料の共通化やシステム統一、業務集約によりグループ全体の生産最適化を進め、原価低減を図る。また、製品の付加価値を高め価格に適切に反映させる。

  5. 05

    不動産賃貸事業の収益性改善

    法人テナントの空きスペースを暫定的に駐車場等に活用し収益化を図る。ワンルームマンションの居住環境を整備し入居率を維持・向上する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で354人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は595万円で、9期前と比べて+3.6%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年2月304
2018年2月306
2019年2月315
2020年2月57542.016.4310
2021年2月55342.016.1314
2022年2月54942.216.4304
2023年2月55642.816.2320
2024年2月57542.115.6328
2025年2月58742.515.2329
2026年2月59543.115.3354

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
成田工場 — 千葉県富里市1,285百万円
建築関連製品(エクステリア)
室蘭工場 — 北海道室蘭市707百万円
建築関連製品(金物・建材・エクステリア・その他)
津山工場 — 岡山県津山市689百万円
建築関連製品(建材)
アメニティ 新高・貸店舗 — 大阪市淀川区582百万円
不動産賃貸
東京支店・名古屋支店 他6営業所512百万円
建築関連製品
十三工場 — 大阪市淀川区295百万円
建築関連製品(金物・その他)
岡山工場 — 岡山市東区288百万円
建築関連製品(金物・建材・エクステリア)
本社 — 大阪市淀川区193百万円
兵庫工場 — 兵庫県加西市182百万円
建築関連製品(金物・その他)
千葉工場 — 千葉県佐倉市152百万円
建築関連製品(建材・エクステリア)
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は116億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+0.0%。

売上高
+5.5%
116億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
2.6%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高130億円116億円
営業利益5億円3億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+7.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2500.00
2024年2Q2727.41
2024年3Q2700.01
2024年4Q301
2025年1Q2600.00
2025年2Q2713.71
2025年4Q571
2026年2Q5200.00
2026年4Q6434.73
2027年1Q2800.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は103億円から116億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月10395
2014年2月10585
2015年2月10974
2016年2月10853
2017年2月10453
2018年2月10743
2019年2月10832
2020年2月10743
2021年2月10143
2022年2月9943
2023年2月10653
2024年2月10953
2025年2月11032
2026年2月116332.63

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高116億円のうち、営業利益として残るのは3億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.0%80億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.3%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.7pt
2.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが5億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月73−11017
2014年2月6−2−1420
2015年2月5−4−1120
2016年2月82−11029
2017年2月6−3−1330
2018年2月6−4−1231
2019年2月3−3−1031
2020年2月6−2−1434
2021年2月8−2−1639
2022年2月7−3−1442
2023年2月4−2−3240
2024年2月−2−5−1−732
2025年2月3−6−1−329
2026年2月5−8−1−326

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は169億円。このうち返さなくてよい自己資本が137億円で、自己資本比率は80.8%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1321042878.5
2014年2月1391083178.1
2015年2月1461123477.2
2016年2月1461153178.5
2017年2月1501183278.8
2018年2月1521213179.4
2019年2月1511213080.1
2020年2月1521223080.3
2021年2月1531242981.1
2022年2月1561263080.9
2023年2月1591273279.5
2024年2月1591312882.3
2025年2月1581322683.7
2026年2月1691373280.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
126億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
11億円
在庫として抱えている分
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中10位あたり、逆に低いのはROE87社中69位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.2%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.8%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥870で、1年前と比べて+7.3%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥870-1.4%1ヶ月+2.7%1年+7.3%時価総額52億円
過去52週の値幅
安値¥769高値¥899

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR0.35倍
配当利回り2.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1カ月で4.94%上昇し、25日線(850円)を約2.4%上回る。75日線・200日線も上回って上昇トレンド。52週高値889円に接近しており、8月17日には875円まで上昇したが、18日は871円と小反落。出来高は変動が大きいが、8月10日に4,000株と増加。年初来では10.37%上昇と堅調。RSIは62と中立圏ながら、上昇余地を残す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 65/100)

PER16.13倍は予想13.6倍と比べやや高く、業界平均18.66倍を下回る。PBR0.35倍と大幅に低く、配当利回り2.87%は平均2.86%と同水準。ROE2.2%と低いが、資産効率は改善傾向にある。割安感はあるが、収益力の弱さが評価を抑えている。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍49.7倍
PER (予想)13.6倍
PBR0.35倍1.13倍
ROE2.2%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した収益基盤を持つが、最終利益は低調。強気派は、2026/2期の増収と利益改善予想、PBR0.36倍と割安、3年連続増配を評価する。一方、弱気派は、営業利益率2.59%と低い収益性、ROE2.2%の低資本効率を懸念し、建築需要の長期的な減少リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • シェアとブランド

    国内のパネル市場で高いシェア。耐震性で差別化。

  • 高配当利回り

    配当利回り2.86%、PBR0.36倍と割安。

  • 業績回復予想

    2026/2期は売上高+5.5%増、営業黒字維持。

  • 2026年2月期は増収・営業黒字で収益改善通年影響

    売上高116億円(前期比+5.5%)、営業利益3億円・営業利益率2.59%と改善、黒字基調が継続

  • PBR0.36倍の解散価値割れ、株主還元に期待次回株主総会影響

    PBR0.36倍、ROE2.2%と資本効率が低位。配当利回り2.86%を維持しつつ還元策の発表余地

  • 予想PER13.7倍へ改善、相対評価の切り上がり通年影響

    実績PER16.2倍から予想PER13.7倍へ低下。増収効果でEPS押し上げ、割安感が強まる

  • 外国人保有8.1%と低浮動株、需給タイト継続影響

    浮動株が少なく買い注文で価格が弾みやすい。外国人保有8.1%と低位で需給が締まりやすい

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率は2%台と低く、コスト増に弱い。

  • 成長性の限界

    需要が建設投資に依存し、市場は縮小傾向。

  • 財務の不安

    純利益は3億円前後で横ばい。利益剰余金の蓄積も限定的。

  • 数億円規模の減益で株価への影響拡大決算発表後影響

    時価総額52億円に対し純利益3億円。純利益が1億円減るだけでもEPSは約3割低下し株価変動が増幅

  • ROE2.2%・PBR0.36倍、資本効率の低さ継続影響

    ROE2.2%は資本コストを下回る。PBR0.36倍のまま改善策が示されなければ評価は据え置かれる

  • 売上高110億円前後で成長鈍化通年影響

    売上高は109億→110億→116億円と伸び率は低く、市場想定以上の減速なら失望売りが出やすい

  • 配当利回り2.86%頼み、還元策の乏しさ不定影響

    株主還元は配当のみで自社株買いや増配の発表がない。減配リスクが意識されると利回り妙味が減る

次の決算で確かめる点
受注高
建設投資動向と需要を先取りする指標。
営業利益率
低収益体質からの脱却を測る核心指標。
建築着工統計
主要市場のトレンドを把握する外部指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.87%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
2.87%
いまの株価に対して
配当性向
37.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月1528.2
2018年2月150.033.0
2019年2月150.049.9
2020年2月150.031.2
2021年2月150.029.5
2022年2月150.033.8
2023年2月150.026.2
2024年2月150.025.0
2025年2月2033.344.5
2026年2月200.037.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,166人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.6%を占め、残る82.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他70.369.975.274.974.273.6
金融機関15.915.710.510.610.510.3
自己株式2.92.98.28.28.28.2
外国法人5.05.86.06.67.68.1
事業法人8.07.87.67.37.27.3
証券会社0.80.80.70.60.50.7

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01藤岡洋一18.69
02ダイケン取引先持株会7.72
03THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED- SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793 (常任代理人香港上海銀行東京支店4.69
04株式会社りそな銀行4.07
05藤岡純一3.97
06押木信吉3.38
07藤岡秀一3.18
08株式会社三井住友銀行3.10
09ダイケン従業員持株会2.96
10粂井孝子2.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-22
    GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIMITED
    新規の大量保有報告
    5.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−42%、1株純資産は14期で+41%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月931,7705.45.915.0
2014年2月811,8444.56.817.3
2015年2月741,9143.98.721.7
2016年2月601,9553.110.223.5
2017年2月532,0152.714.328.2
2018年2月452,0532.218.333.0
2019年2月302,0611.521.949.9
2020年2月482,0822.314.931.2
2021年2月512,1402.414.829.5
2022年2月442,1712.116.533.8
2023年2月572,3092.513.126.2
2024年2月602,3802.613.725.0
2025年2月452,4081.918.044.5
2026年2月542,4962.215.337.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額173百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤岡洋一取締役社長 代表取締役621,116,000
岡森正寛常務取締役6510,000
小野雅行常務取締役 営業本部長5814,000
白岩和哉取締役 マーケティング本部長554,000
小林勉取締役 管理本部長632,000
河島仁取締役 製造本部長562,000
有田真紀取締役583,000
川合雄治取締役721,000
花岡秀典常勤監査役591,000
森住曜二監査役51
荒井憲一郎監査役67
真鍋尚義55
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
小池裕樹55

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)512712914930
監査役110111313
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容337字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社2社により構成されております。 当社グループは、建築金物、外装用建材、エクステリア製品等の製造、販売を行っており、また、製品の施工・取付工事を行っております。さらに、不動産賃貸事業を営んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 建築関連製品 ハンガーレールなどの建築金物、物置などのエクステリア製品やアルミ型材を利用した外装用建材などの製造販売及び取付を行っております。 不動産賃貸 単身者向け賃貸マンション及び貸店舗を運営しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,919字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創業以来、金属製品の製造販売をとおした「豊かな環境と住まいづくり」の実践により社会のお役に立たせていただくことを経営理念とし、多様性と変化の速度が増す現代において、環境に適応していく企業集団として、社会課題の解決に貢献していくことを経営方針としております。 この経営方針に基づいて、開発・製造から販売を一貫して行い、市場におけるお客様の声を製品という形にして届けることに注力するとともに、働き易さ、働き甲斐を持てる環境の中で、従業員一人ひとりが本業を通じて社会へ貢献していくことで、企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 経営環境 翌期以降の国内経済は、人手不足と人件費の上昇による原材料費、物流費などの高止まりは続き、円安傾向の為替相場、金利の上昇等の影響に加え、中東情勢などの地政学リスクの高まりから原材料等のサプライチェーンに関するリスクが顕在化していくことで、調達面において厳しい経営環境となることが見込まれます。 一方で、継続的な賃上げや雇用環境の改善により、個人消費は持ち直しの動きとなり、人手不足への対応やデジタル化に向けた設備投資も底堅く推移していくものとみております。そのため、多くの景気下振れリスクを内包するものの、国内景気は緩やかな回復基調となることを想定しております。 建築関連製品事業における事業環境につきましては、少子高齢化の流れの中で新設住宅着工戸数などは弱含みの動きが予想されるものの、建築現場の省力化への要望や住宅の高機能化などから、建築関連製品の需要は堅調に推移するとみられます。 一方で、原材料価格の高騰や供給リスクが高まることも見込まれ、引き続き厳しい経営環境を想定しております。 不動産賃貸事業における事業環境につきましては、社会が多様化する中で生活環境や消費者ニーズの変化への対応が求められる中で、物価高騰の景況などから老朽化対応への修繕費や設備更新による費用の増加が見込まれます。 (3) 経営戦略と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、不確実性の高い経営環境の中で、グループ全体での業務最適化を進め、社会課題の解決や暮らしを豊かにする製品提供によって、より高い価値を提供しつづけるべく、様々な施策に取り組んでまいります。 建築関連製品事業では、縮小傾向にある国内市場において、事業領域を拡大していくとともに、現場の省力化、省人化要望や脱炭素、グリーン・トランスフォーメーションなどの社会課題に応える製品開発が課題となります。また、物価、人件費等の上昇によるコスト高への対応や資材調達の問題など調達面での課題も大きくなっております。 このような事業上の課題に対しましては、SDGsなどの環境や社会課題に対応する新製品開発や既存製品の用途提案などにより、新しい需要の芽を逃さず獲得に取り組むとともに、株式会社三木製作所とのシナジー効果を高めることで、市場シェアの拡大と収益力強化を図ってまいります。また、海外市場においてもその多様な文化へ対応し、当社の知名度を拡げていくことで成長力のある市場の開拓を進めてまいります。 調達面での課題へは、製品の付加価値を高め、販売価格へ適切に反映させていくとともに、原材料の共通化やシステムの統一、業務の集約化などによってグループ全体での生産の最適化による原価低減に取り組んでまいります。 不動産賃貸事業におきましては、多様化する生活環境や消費者ニーズが変化していく中で、空きテナントとなっている法人テナントの収益化までの有効活用、及びワンルームマンションの入居率を高い状態で維持していくことが課題となっております。 当事業におきましては、法人テナントに対しまして、暫定的な駐車場収入などを確保しつつ、引き続き効果的な活用方法の検討を進めてまいります。また、ワンルームマンションの居住環境の整備を実施して、入居率の維持・向上に取り組んでまいります。 (4) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、収益性を改善するため、変化し続ける社会に応える高付加価値製品の提供により、高い収益を獲得することに取り組んでまいります。この改善を判断する指標として、限界利益(売上高から変動費を控除した利益)及び売上高経常利益率を重要視しております。
事業等のリスク3,336字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績、キャッシュ・フローの状況等の投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。また、以下に記載のリスク項目は、当社グループの事業に関するすべてのリスクを網羅するものではなく、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 外部環境に関するリスク ① 経済動向による影響 当社グループの事業活動は、そのほとんどを国内市場において展開しており、国内の建設及び住宅建築の市場に大きく依存する経営環境にあります。当社グループでは、新製品の開発、製品用途の新たな提案などにより事業領域の拡大に努めております。 しかしながら、公共投資や企業の設備投資の減少、少子高齢化に伴う人口や世帯数の減少による住宅需要の縮小など、国内経済の動向によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 公的規制に関するリスク 当社グループは、生産活動における排気、排水、廃棄物等の処理の規制、建設業等の事業許認可、独占禁止法、取適法、租税等に関する法令等の適用を受けております。これらの法令・規制等を遵守できなかった場合、事業許可の取り消しや入札停止などにより事業活動に制限を受け、売上高の減少や課徴金等の支払いなどにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンス推進体制の構築に努めるとともに、全役職員への教育啓蒙活動を随時実施していくことで、コンプライアンスへの意識向上を図っております。 ③ 為替変動の影響 当社グループでは、一部原材料及び製品について海外からの輸入により調達するとともに、海外顧客に対して製品の輸出により販売を行っております。また、当該輸出入取引について、一部を米ドルによって取引しております。そのため、為替レートの変動によっては、売上高や利益及びキャッシュ・フローなど当社の経営成績及び財政状態に想定外の影響を及ぼす可能性があります。当連結会計年度におきましては、依然として円安傾向の為替相場が続いており、材料費等に影響を受けております。 当社グループとしましては、為替レートの変動に細心の注意を払うとともに、幅広い調達先を確保する他、適正な価格での取引を進めることなどにより、安定した取引を行える体制の構築に努めております。 (2) 事業運営に関するリスク ① 原材料等の調達に関するリスク 当社グループの製品製造に使用している主な材料は、アルミ、ステンレス、スチール等であり、それら原材料の価格は市況の影響を受けて変動し、当該変動を適切に販売価格へ反映させる必要があります。また、当社グループは原材料や製品等を海外からも調達しております。そのため、投機的な市況の変動や地政学的な世界情勢の変化などにより、原材料価格の想定を超えた変動やサプライチェーンが停滞し原材料等の確保が困難となるなど、予期せぬ事態が生じた場合は、材料費や売上原価等のコスト増大などから当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当連結会計年度におきましては、材料価格の高止まりの影響により仕入コストが押し上げられております。 当社グループとしましては、顧客との適切な価格での取引を進めるとともに、幅広い調達先からの柔軟な供給を図るなど安定的なサプライチェーンの構築に努めております。 ② 固定資産の減損 当社グループでは、各工場において生産機械設備等の多くの固定資産を保有している他、倉庫などの土地、建物について自社保有しております。これらの固定資産に対して、適切な収益性を確保するべく、生産性の向上に日々努めております。 しかしながら、今後、経営環境の変化により固定資産の収益性に著しい低下が生じた場合、適正な減損処理を行うことにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人的資本リスク 当社グループは「従業員一人ひとりが働き易さと働き甲斐を持てる会社に」という目標のもと、人材の確保・育成およびエンゲージメント向上を重要な経営課題と位置づけており、労働環境の整備、適切な人事政策などの働きやすさ・働きがいを高めるための施策に取り組んでおります。 しかしながら、労働市場の競争激化により必要な人材を十分に確保できない場合や、働きやすさ・働きがいを高めるための施策が計画どおり進まない場合、従業員の定着率や生産性に影響が生じ、事業運営に支障をきたす可能性があります。 また、多様な人材が能力を発揮できる環境整備が遅れた場合、イノベーション創出力の低下につながるリスクがあります。 ④ 特定顧客への依存 当社グループは製品販売において、多様なニーズに応える製品提供により、幅広い顧客獲得に努めておりますが、そのうち、杉田エース株式会社に対する売上高が19%程度あります。当該会社に急な事業方針の変更、業績等の変化が生じた場合には、当社の売上高や売上債権の評価など経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 知的財産権に関するリスク 当社グループは、製品または技術について、特許等を出願することで自社の知的財産権を保護するとともに、第三者の知的財産権を侵害しないよう注意を払っております。 しかしながら、出願する特許等が認められず、権利の保護が得られない、あるいは、第三者より知的財産権について提訴されるなどの事態が生じる場合があります。そのような事態が生じた場合、多額の訴訟関連費用等の発生や知的財産権の利用に何らかの制約を受けることなどにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 製品の欠陥 当社グループでは、ISO9001の品質マネジメントシステムのもと品質管理体制を整備、運用するとともに、製造物責任における賠償については、PL保険に加入しております。 しかしながら、不測の事態により製品の欠陥やリコールが生じる場合、PL保険の不担保や賠償額を十分に補填できない場合などの状況が生じるおそれがあります。 このような場合、クレーム関連の多大なコストの発生、売上の減少など、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報管理に関するリスク 当社グループは、顧客や一般ユーザーの個人情報や機密情報の保護について、社内管理体制の整備、外部委託業者の指導及び当社グループ従業員に対する情報管理やセキュリティ教育などの対策を推進しております。 しかしながら、当社グループの想定外の事象により、ホームページの通信障害や情報の漏洩などが起きる場合があります。この場合、当社グループの信用の低下による売上高の減少や賠償責任の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスク ① 自然災害等 地震や風水害等の自然災害や火災等の事故災害などの発生により、従業員への被害や建物・設備の損壊などにより、当社グループの生産体制や事業活動に著しい支障が生じる場合等があります。また、治療法の確立していない感染症等の拡大によって、経済状況の悪化や感染症のパンデミックによる一部事業の停止など円滑な事業運営が困難になる可能性があります。 当社グループでは、従業員の安全確保のため、災害時行動要領を規定するとともに、企業財産包括保険への加入、社内業務のデジタル化の推進、状況に係わらず製品を提供し続けることのできる生産体制の構築に努めております。しかしながら、上記のような状況が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,619字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度から連結決算に移行し、連結財務諸表を作成しておりますので、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、円安傾向の為替相場や物価の高騰が続くものの、賃金の上昇などにより雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、地政学的リスクの高まりや中国経済の鈍化、米国の関税政策の影響など、国内経済の先行きは不透明な状況となりました。 当社グループの主要な販売市場である建設業界では、建築物省エネ法等の改正に伴う駆け込み需要の反動や人手不足、物価高騰による資材コストの増加などの影響を受けて、新設着工戸数は弱含みで推移いたしました。企業の設備投資につきましても、機械や建物などへの設備投資は横ばいの動きとなりました。 また、依然としてアルミ地金などの原材料価格は高止まりが続き、円安の為替相場の影響も相まって、製造コストが増加傾向をたどる経営環境となりました。 このような中、当社グループは、製品の用途活用の幅を広げ、新たな市場の開拓につなげていくとともに、強みのある製品のプロモーションを展開し、事業領域の拡大と需要獲得に取り組んでまいりました。 また、2025年6月に株式会社三木製作所を子会社とし、自転車ラック等の駐輪機における生産体制の整備、強化を進めました。 厳しい環境が続く製造コストに対しましては、室蘭工場にて点検口やゴミ収集庫の生産を開始するなど、内製化と適地生産による生産効率向上及び物流効率の改善に努めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高につきましては、11,567百万円となりました。利益面では、前期からの製品販売価格の改定による利益率の改善があったものの、労務費の増加やM&Aに関する一時費用などのコストが増加したことにより、営業利益は257百万円、経常利益は305百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券の売却益を計上したことなどから296百万円となり、自己資本利益率は、2.2%となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (セグメント売上高):当連結会計年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%)   構成比(%) 建築関連製品   11,404,138   -   98.6 不動産賃貸   163,414   -   1.4 合計   11,567,552   -   100.0 (建築関連製品) 建築関連製品におきましては、新製品の開発や市場開拓に取り組むとともに、販売に関わる支援業務の集約化による営業活動の強化、生産システムの一元化と生産効率向上のための体制見直しを進め、収益力の強化と品質・納期などのサービス向上に努めてまいりました。 当連結会計年度では、法改正の影響などから戸建て住宅の着工減があり、灯油タンクや物置の販売が鈍化したものの、自転車ラックなどがインターネットを介した販売や集合住宅での需要を獲得できた他、新たに連結子会社をグループに加えたことにより売上が拡大いたしました。また、ゴミ収集庫についても、生産体制強化と拡販に努め需要の獲得を図りました。 また、室蘭工場において建物の増改築及び機械装置の導入などの設備投資を行い、グループ全体での生産体制の強化と効率化の整備を実施してまいりました。 その結果、売上高は11,404百万円、セグメント利益(営業利益)は、573百万円となりました。 (不動産賃貸) 不動産賃貸関連につきましては、収益の主力でありますワンルームマンションでは、第4四半期において学校寮としての需要が春の入替シーズンにより若干減少したものの、引き続き高い入居率を維持しており、安定的な収益を確保いたしました。 一方で、法人向けテナントにつきましては、空きテナントの影響により収益は減少したものの、駐車場シェアリングの運用を開始するなどにより一定の収益獲得に努めてまいりました。 また、不動産原価に関しましては、物価高の影響などから入退去に伴う修繕費用等が増加いたしました。 その結果、売上高は163百万円、セグメント利益(営業利益)は収益減少が影響し、86百万円となりました。 b.財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、10,119百万円となりました。主な内訳は、電子記録債権等の売上債権4,579百万円、現金及び預金3,316百万円、商品及び製品等の棚卸資産2,188百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、6,812百万円となりました。主な内訳は、有形固定資産5,153百万円、投資有価証券1,250百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、2,834百万円となりました。主な内訳は、支払手形及び買掛金578百万円、電子記録債務1,017百万円、賞与引当金292百万円、未払法人税等203百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、410百万円となりました。主な内訳は、繰延税金負債160百万円、役員退職慰労引当金119百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、13,687百万円となりました。主な内訳は、利益剰余金12,645百万円、その他有価証券評価差額金639百万円であります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,569百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は535百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益440百万円や減価償却費386百万円、棚卸資産の減少による65百万円などの収入と売上債権の増加による219百万円、仕入債務の減少による36百万円、法人税等の支払額141百万円などの支出によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は819百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入160百万円と事業投資に関する有形固定資産の取得による支出596百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出344百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は109百万円となりました。これは主に、配当金の支払額109百万円によるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率   80.9%   79.5%   82.3%   83.7%   80.8% 時価ベースの自己資本比率   27.3%   25.8%   28.5%   28.1%   26.8% キャッシュ・フロー対有利子 負債比率   -   -   -   -   - インタレスト・カバレッジ・ レシオ   170,847.9倍   299,447.3倍   -   152,644.7倍   10,954.5倍 (注)1.各指標は、以下の計算式により算出しております。 自己資本比率 :自己資本÷総資産 時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額÷総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債÷営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー÷利払い 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 4.営業キャッシュ・フロー及び利払いは、キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を使用しております。 5.2024年2月期は営業キャッシュ・フローがマイナスであるため、インタレスト・カバレッジ・レシオについて記載しておりません。 6.2026年2月期より連結財務諸表を作成しているため、2025年2月期までは提出会社単体の数値を記載しております。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 セグメントのうち、建築関連製品において生産活動を行っており、当連結会計年度における生産実績を示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 品目 金物   2,073,980   - 建材   1,544,168   - エクステリア   2,832,244   - その他   885,323   - 建築関連製品計   7,335,717   - (注) 金額については、製造原価で記載しております。 b.受注実績 セグメントのうち、建築関連製品の外装用パネルについては、受注生産を行っておりますが、その重要性は乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 品目 金物   3,425,932   - 建材   2,130,736   - エクステリア   3,985,395   - その他   1,862,073   - 建築関連製品計   11,404,138   - 不動産賃貸計   163,414   - 合計   11,567,552   - (注)1 主な相手別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%) 杉田エース株式会社   2,146,607   18.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 また、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析について記載しておりません。 ① 経営成績の分析 a.連結会計年度実績の主な要因 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、11,567百万円となりました。この主な要因は、建築関連製品において、ゴミ収集庫の生産力強化と拡販に努めたことや自転車ラックについて、インターネットを介した販売や集合住宅において需要を獲得するとともに、新たに株式会社三木製作所をグループに加えたことで売上が拡大したことなどからエクステリア分野の売上が伸長したことであります。 一方で、不動産賃貸事業において、法人向けテナントに空きテナントが生じている影響から収入が減少いたしました。 (売上原価) 当連結会計年度の売上原価は、7,944百万円となりました。この主な要因は、建築関連製品事業において、賃金上昇や円安傾向が続く為替相場の影響により労務費や外注加工費が大きくなったことによる製造コストが増加したことであります。 また、不動産賃貸事業につきましても、物価高等に伴う入退去による修繕費等が大きく発生いたしました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、3,365百万円となりました。この主な要因は、全国的な賃上げの潮流を受けて労務費が増加したことや新たに連結子会社をグループに加えたことに伴う取得関連費用等の一時費用が生じたことであります。 (営業外収益、営業外費用) 当連結会計年度の営業外収益は、54百万円となりました。この主な要因は、企業業績の改善から受取配当金が大きく生じたこと及び受取地代家賃であります。 当連結会計年度の営業外費用は、6百万円となりました。この主な要因は、固定資産除却損及び受入営業保証金利息であります。 (特別利益、特別損失) 当連結会計年度において特別利益は、杉田エース株式会社の株式売却による投資有価証券売却益132百万円、株式会社三木製作所を連結子会社として取得した際の負ののれん発生益8百万円などが発生しております。 当連結会計年度において特別損失は、室蘭工場の工場建物の建て替えに伴う旧建物の取り壊しにより固定資産除却損18百万円が発生しております。 (当期損益) 当連結会計年度の経常利益は、305百万円となりました。この主な要因は、販売価格改定等により売上総利益率は改善したものの、M&Aに伴う取得関連費用等の一時費用の影響から販売費及び一般管理費が増加したことであります。これに伴い売上高経常利益率は2.6%となっております。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益等の特別利益が生じたことから296百万円となりました。これにより自己資本利益率は2.2%となりました。 b.業績予想との比較 当連結会計年度におきましては、2025年6月に株式会社三木製作所を連結子会社としてグループに加えたことにより、グループ全体の収益が増加するものの、原材料価格の高止まりが続く中、米国の関税政策の影響などから厳しい経営環境となるとの想定の下、2025年9月30日時点において売上高11,200百万円、営業利益200百万円、経常利益250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益150百万円の業績を見込んでおりました。 当該業績予想との比較・分析は以下のとおりであります。 売上高に関しましては、業績予想と比較して367百万円大きい11,567百万円となりました。 建築関連製品事業におきまして、エネルギー需要の変化などから灯油タンクの売上が減少し、法令改正の影響から住宅着工が減少したことに伴い物置の販売が減少いたしました。 しかしながら、2025年6月株式会社三木製作所をグループに加えたことやゴミ収集庫や自転車ラック等がインターネット販売や集合住宅の受注獲得により伸長したことで、売上高は業績予想を上回りました。 なお、不動産賃貸事業におきましては、法人向け空きテナントの影響を受けて、収益が減少したことにより予想売上高を下回りました。 利益面に関しましては、経常利益が業績予想を55百万円上回り305百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想を146百万円上回り296百万円となりました。これにより、売上高経常利益率は業績予想の2.2%に対して、0.4ポイント上回る2.6%となりました。これは、子会社取得による売上高の増加や内製化による原価低減及び前期からの販売価格改定によって利益が改善したことが主因であります。円安の為替相場や原材料価格の高止まりなどの影響による製造原価の増加や労務費やM&A費用等による販管費の増加があったものの、これらを上回る利益が改善されたことにより業績予想を達成しております。 親会社株主に帰属する当期純利益に関しましては、経常利益の影響に加えて、2025年9月30日時点の予想に反映されなかった投資有価証券売却益等が発生した結果、業績予想を上回る結果となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析及び資本の財源と資金の流動性に関する情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (主な資金の需要及び財源) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料、商品等の購入や外注加工費等の製造費用のほか販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備投資等の資金需要の主なものは、建築関連製品事業の工場建物や機械装置、金型等の工具などの生産設備への投資によるものであります。 これらの資金需要につきましては、主に営業キャッシュ・フロー及び自己資金による他、金融機関からの借入を財源として調達する方針であります。当社グループとしましては、強固な財務基盤を有し、また適切な財務情報の開示などを通して金融機関と良好な関係を維持しており、運転資金及び投資資金の調達に関して、問題なく調達することが可能であると判断しております。 (資金の流動性) 当社グループは、手元資金を売上高の3ヶ月分相当に維持することで運転資金需要に対応しており、流動性リスクを管理しております。また、突発的な資金需要が生じた際には、機動的に調達可能なように、複数の金融機関との間で合計3,050百万円の当座貸越契約を締結しております。 なお、当連結会計年度末において借入金の残高はありません。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計方針の選択、資産、負債、収益及び費用の報告額及び開示に影響を及ぼす見積りを行っております。経営者は、これらの見積りが必要な事項について、過去の実績、経験や見積り時点までに入手しうる情報などを総合的に勘案して、合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成において採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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