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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

協立エアテック

KYORITSU AIR TECH INC.5997 · Standard · 金属製品

ビル空調・防災関連機器の総合メーカー。ダンパーや吹出口などの空調末端機器で国内市場に強みを持ち、住宅向け全館空調システムも手がける。

概要

協立エアテックは、ビル空調・防災機器と住宅用空調換気システムの製造販売を手がける企業である。1971年に福岡市で創業、現在の本社は福岡県篠栗町。2025年12月期の連結売上高は119億円、従業員333名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。主力製品にダンパー、吹出口、空調ユニットシステム「FASU」、全館空調システム「Kankimaru」などがある。

ビル空調機器と住宅システムの二本柱

売上高の約7割をビル設備向けが占める。2025年12月期の製品別売上高は、ダンパー32億28百万円、吹出口23億95百万円、空調ユニット「FASU」98百万円。住宅設備部門は全館空調システム・24時間換気システムなどで39億64百万円。グループ全体の売上高119億23百万円のうち、ビル用ダンパーと吹出口で約47%を占める。製品は受注生産と見込み生産を併用し、中国子会社の常熟快風空調も吹出口やVAVユニットを生産する。

全国9拠点と中国工場の販売網

国内では福岡(本社)、東京(2022年に東京本社開設)、大阪、名古屋、広島、仙台、鹿児島、四国の各拠点で営業。1978年の東京営業所開設を皮切りに、全国展開を進めた。1976年に福岡県篠栗町の現在地に本社工場を移転し、その後第2〜第4工場を順次建設。2005年には中国江蘇省常熟市に生産子会社を設立し、吹出口やVAVユニットを現地生産している。関東工場は群馬県伊勢崎市に所在し、首都圏の需要に対応する。

グループの連結体制と関連会社

連結子会社は2社。常熟快風空調有限公司(中国)は吹出口やVAVユニットを製造。株式会社マスクは空調資材の販売を担当。2000年に株式会社トーキンを子会社化したが、後に吸収合併。丸光産業も一時子会社だった。非連結子会社3社を含め、グループ全体で空調機器の製造から販売までを一貫して手がける。単一セグメントで事業を開示しており、製品区分はビル用と住宅用に分けて管理している。

経営目標:営業利益率10%とROE10%

同社は持続的な企業価値向上のため、連結営業利益率10%、連結ROE10%を数値目標に掲げる。2025年12月期の営業利益率は5.0%(営業利益5億97百万円÷売上高119億23百万円)、ROEは公表されていないが、自己資本98億62百万円に対して当期純利益4億60百万円であり、約4.7%と算定される。原価率は75.6%と前年から上昇、原材料高騰が影響した。今後は高付加価値製品の販売やコスト削減で収益性改善を目指す。

業界の中での役割はビル空調・防災関連機器の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
119億円
営業利益
6億円
営業利益率
5.0%
純利益
5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ビル空調・防災主力

オフィスビルや商業施設などの空調設備向けに、ダンパー、吹出口、ファスユニットなどを製造・販売。ビル内の空気の流れを制御し、空調効率や防災性能を高める役割を担う。

主な製品・サービス4
ダンパー
空調ダクト内の風量を調整する機器。火災時の煙拡散を防ぐ防災用ダンパーなども含む。
吹出口
空調された空気を室内に供給するための開口部。デザイン性や機能性に優れた製品を提供。
ファスユニット
ファンとダンパーを組み合わせた空調ユニット。ビル内の空気循環や換気を効率的に行う。
VAV
可変風量制御装置。室内の負荷に応じて風量を自動調整し、省エネを実現する。

02住宅準主力

一般住宅向けに、全館空調システムや24時間換気システムを製造・販売。室内の温度・湿度・空気質を一括管理し、快適で健康的な住環境を提供する。

主な製品・サービス2
全館空調システム
住宅全体の温度を均一に保つ空調システム。各部屋の個別エアコンに代わり、快適性と省エネ性を両立する。
24時間換気システム
住宅のシックハウス対策として、常時換気を行うシステム。室内の空気を清浄に保ち、結露やカビを防ぐ。

製品と技術

ビル空調用ダンパーと防災用吹出口

ダンパーはビル空調の風量調整や防火・防煙区画に使用される。2025年12月期の生産額は32億57百万円。吹出口は室内に空調空気を送り出す端末機器で、同社の主要製品の一つ。生産額22億62百万円。中国子会社の常熟快風でもこれらの製造を行い、価格競争に対応している。耐震性や省エネ性能を重視した製品開発が特徴で、大型再開発案件にも採用されている。

空調ユニットシステム「FASU」とファンコイルユニット

FASUは1993年に開発した空調ユニットシステムで、ビル空調の省スペース化と施工性向上に貢献する。ファンコイルユニットと外気処理ユニットを一体化した製品。2025年12月期の生産額は53百万円と小規模だが、高付加価値品として位置付けられている。技術研究所では試験設備を充実させ、ユニットの性能向上や新たなシステム開発に取り組んでいる。

住宅用全館空調システム「Kankimaru」と「クール暖」

住宅設備部門の主力製品。全館空調システム「Kankimaru」は家じゅうを一定温度に保つ。ふく射冷暖房システム「クール暖」は天井や床からの放射熱で冷暖房を行う。24時間換気システム「DESIX」や壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」もラインアップ。2025年12月期の住宅用製品売上高は39億64百万円と全体の3分の1以上を占める。

低炭素エコ素材「ル・エコ」と業務用厨房フード「ハイ・フード」

「ル・エコ」は低炭素型のエコ素材で、建材としての断熱性や環境負荷低減に貢献する。業務用厨房フード「ハイ・フード」はレストランなど厨房の排気システム。これらの製品は空調機器と組み合わせて提案される。同社は単一セグメントで多様な製品群を展開し、ビル・住宅の空調と防災、環境分野に広く対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

空調用ダクトで国内シェア上位

協立エアテックは空調用ダクト・換気設備を主力とする金属製品メーカー。売上高約117億円、営業利益率5.98%と安定した収益を上げている。同業の稲葉製作所は鋼製家具で多角化、ケー・エフ・シーは建材で高収益だが、同社は空調ダクトに特化しシェアを確保。建設需要に依存するため、景気変動の影響を受けやすい。

強み

  • 国内空調ダクト市場でトップクラスのシェアを有する。
  • 営業利益率約6%を維持し、収益基盤は堅調。
  • 空調ダクトに集中し、品質・コストで優位性。
  • 売上高は約117億円で横ばいだが、急変動は少ない。

課題

  • 売上高が伸び悩み、今後大幅な増収は見込みにくい。
  • 新築・改修需要に左右され、景気後退時は影響大。
  • 空調ダクトに特化するため、多角化の余地が限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が協立エアテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15966京都機械工具65億円12.7倍
25936東洋シヤッター59億円7.0倍
33440日創グループ59億円13.8倍
45956トーソー58億円7.6倍
55986モリテック スチール58億円5.5倍
65997協立エアテック55億円9.8倍
73426アトムリビンテック53億円13.3倍
85900ダイケン52億円16.1倍
95990スーパーツール46億円23.3倍
105994ファインシンター44億円
113437特殊電極43億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

個人経営から株式会社組織へ改組した1971年

1971年2月、福岡市八田町に資本金300万円で株式会社協立工業所を設立。それまで個人経営だった空調設備関連機材の設計・製作を法人化した。同時に鉄鋼2次製品の製造も開始。1973年には協立産業を設立、1975年に商号を株式会社協立に変更。1976年11月、福岡県糟屋郡篠栗町の現在地に本社・工場を全面移転し、生産能力を拡大した。この移転により、後の工場増設の用地を確保した。

営業所網の拡充と工場増設の1970年代後半〜1980年代

1978年に東京営業所、1979年に福岡営業所、1980年に大阪営業所を開設し、三大都市圏での販売網を整えた。1984年には本社隣接地に第2工場と試験研究棟を建設。1985年に第3工場を取得し、吹出口の製造を開始。1987年1月から吹出口の量産に着手し、空調機器メーカーとしての品ぞろえを強化した。1989年には本社事務棟を建設し、研究開発拠点も整備した。

商号変更とFASU開発、株式公開の1990年代

1990年1月、商号を協立エアテック株式会社に変更し、現在の社名となる。同時に東京・大阪の営業所を支店に昇格。同年3月、ファンコイルユニット製造のため第4工場を建設。1992年には協立産業と合併し、額面変更を実施。1993年1月、空調ユニットシステム「FASU」を開発・販売開始。同年6月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資金調達基盤を確立した。

中国進出と品質認証取得、グループ再編の2000年代

2000年1月、株式会社トーキンを連結子会社化し、空調機器の販売網を拡大。2001年には福岡営業所を九州支店に昇格、広島事務所開設と営業拠点を追加。2003年7月、24時間住宅用換気システムを開発・販売開始。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場。2005年8月、中国江蘇省常熟市に常熟快風空調有限公司を設立し、現地生産を開始。2006年8月にISO9001認証を取得し品質管理体制を強化した。

関東工場新設と子会社統合、市場移行の2010年代

2008年には自己株式消却により発行済株式数が600万株に。群馬県伊勢崎市に関東工場を新設、関東エリアの生産能力を高めた。同年、連結子会社だったトーキンを吸収合併し、名古屋支店を昇格。証券市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ、その後東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年11月には東京都江戸川区に東京本社を開設し、首都圏での事業基盤を強化した。

住宅省エネ法改正への対応と新製品投入の2020年代

2022年には販売子会社の株式会社マスクを設立し、空調資材販売をグループ内で統合。新名古屋工場を弥冨市に建設し営業開始。四国営業所も開設。2025年の建築基準法・建築物省エネ法改正に対応するため、住宅用製品の拡販に注力。壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」、24時間マルチ換気システム「DESIX」、全館空調システム「Kankimaru」など省エネ性の高い製品を投入している。2025年12月期の売上高は119億円と過去最高を記録した。

年表30件を開く

1970年代

  • 1971年2月創業企業体制の整備と事業の発展のため、個人経営から株式会社組織に改め、福岡市八田町8番地に株式会社協立工業所(資本金3,000千円)を設立し、空調設備関連機材及び鉄鋼2次製品の設計・製作を開始。
  • 1973年6月創業協立産業株式会社を設立。
  • 1975年12月商号変更商号を株式会社協立に変更。
  • 1976年11月福岡県糟屋郡篠栗町大字和田1034番地の4(現在地)に本社・工場を全面的に移転。
  • 1978年4月東京営業所を開設。
  • 1979年7月福岡営業所を開設。

1980年代

  • 1980年5月大阪営業所を開設。
  • 1984年11月本社の隣接地に第2工場及び試験研究棟を建設。
  • 1985年10月吹出口の製造販売を目的として、本社に隣接する工場を第3工場として取得。
  • 1987年1月吹出口の製造を開始。
  • 1989年4月本社事務棟を建設。

1990年代

  • 1990年1月商号変更商号を協立エアテック株式会社に変更し、同時に会社マークも変更。
  • 1990年1月東京営業所、大阪営業所をそれぞれ支店に昇格。
  • 1990年3月ファンコイルユニットの製造を目的とした第4工場を本社隣接地に建設。
  • 1992年1月M&A株式の額面金額10,000円を50円に変更するため、協立産業株式会社(形式上の存続会社)と合併。
  • 1992年4月研究・開発体制の強化と試験設備の充実を図るため、技術研究所を第4工場敷地内に建設。
  • 1993年1月空調ユニットシステムを開発し商品名「FASU」として製造販売を開始。
  • 1993年6月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年9月名古屋事務所を開設。
  • 1998年11月鹿児島事務所を開設。
  • 1999年5月仙台事務所を開設。

2000年代

  • 2000年1月株式会社トーキンが連結子会社となる。
  • 2001年4月福岡営業所を九州支店として昇格。
  • 2001年6月広島事務所を開設。
  • 2003年7月24時間住宅用換気システムを開発し、製造販売を開始。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年8月創業常熟快風空調有限公司(中華人民共和国江蘇省常熟市)を設立。
  • 2006年8月ISO9001の認証取得。
  • 2008年6月上場丸光産業株式会社が連結子会社となる。証券市場の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。証券市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。自己株式の消却により発行済株式総数が6,000,000株となる。群馬県伊勢崎市に関東工場を新設。連結子会社の株式会社トーキンを吸収合併し、名古屋事務所を名古屋支店として昇格。市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。販売子会社の株式会社マスクを設立。新名古屋工場及び新名古屋支店の用地を弥冨市鮫ケ地に取得・建設し営業を開始。香川県高松市に四国営業所を開設。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

2020年代

  • 2022年11月東京都江戸川区に東京本社を開設。株式会社マスクが連結子会社となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益率10%
  • 連結株主資本利益率(ROE)10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    住宅用空調換気システムの販売強化

    壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」や24時間マルチ換気システム「DESIX」などの販売促進を進め、全館空調システムや住宅用空調換気システム「Kankimaru」「クール暖」の販売体制を充実させる。

  2. 02

    主力製品の拡販と業績向上

    ダンパー・吹出口と空調ユニットシステム、低炭素エコ素材「ル・エコ」、業務用厨房フード「ハイ・フード」の拡販に取り組み、業績向上を目指す。

  3. 03

    生産効率化によるコスト削減

    人間とロボットの協業化を進め、全工場で作業工数削減94,540秒を目標に生産体制を改善し、経費低減活動を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で333人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は577万円で、9期前と比べて+5.4%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は20.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月346
2017年12月338
2018年12月345
2019年12月54742.316.6342
2020年12月49743.117.3339
2021年12月51743.918.2330
2022年12月51945.118.8333
2023年12月53745.319.3339
2024年12月56345.619.8341205
2025年12月57746.620.6333180

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京本社他 1本社・1工場 3事務所1,740百万円
名古屋工場・支店 — 愛知県弥富市1,049百万円
第1工場 — 福岡県糟屋郡358百万円
関東工場 — 群馬県伊勢崎市340百万円
技術研究所 — 福岡県糟屋郡338百万円
第2工場 — 福岡県糟屋郡312百万円
第4工場 — 福岡県糟屋郡223百万円
本社・支店 — 福岡県糟屋郡200百万円
第3工場 — 福岡県糟屋郡104百万円
本社工場 — 中国江蘇省13百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    常熟快風空調有限公司
    中国江蘇省
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社マスク
    福岡市博多区
    議決権90.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は119億円営業利益6億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.7%、利益が-14.3%。

売上高
+1.7%
119億円
営業利益
-14.3%
6億円
純利益
+0.0%
5億円
営業利益率
5.0%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高118億円119億円
営業利益6億円6億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は54億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−6.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q28310.72
2023年2Q2800.00
2023年3Q2926.92
2023年4Q341
2024年1Q2827.12
2024年2Q2613.80
2024年4Q6346.33
2025年2Q5835.22
2025年4Q6134.93
2026年2Q5435.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は79億円から119億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月7953
2013年12月7432
2014年12月8153
2015年12月8976
2016年12月8364
2017年12月8875
2018年12月10396
2019年12月112107
2020年12月9964
2021年12月9976
東京都江戸川区に東京本社を開設。株式会社マスクが連結子会社となる。
2022年12月10664
2023年12月11975
2024年12月117776.05
2025年12月119665.05

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高119億円のうち、営業利益として残るのは6億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.6%90億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.3%23億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.0pt
4.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月7−3−2419
2013年12月5−2−6316
2014年12月5−20319
2015年12月60−1624
2016年12月11−90225
2017年12月4−5−1−123
2018年12月8−1−2728
2019年12月8−3−2532
2020年12月11−5−2635
2021年12月9−111−234
2022年12月4−50−134
2023年12月8−3−1539
2024年12月10−6−2442
2025年12月3−4−1−139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は157億円。このうち返さなくてよい自己資本が99億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月89414844.6
2013年12月81423950.8
2014年12月93435046.3
2015年12月97475048.8
2016年12月100505049.8
2017年12月107555250.9
2018年12月119605950.2
2019年12月124655952.5
2020年12月122695356.5
2021年12月130745656.8
2022年12月138776155.5
2023年12月150846656.0
2024年12月155916458.4
2025年12月157995862.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
61億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
58億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中67位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.9%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.6%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥910で、1年前と比べて+37.7%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥910+1.0%1ヶ月-0.9%1年+37.7%時価総額55億円
過去52週の値幅
安値¥674高値¥960

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.8倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR0.43倍
配当利回り2.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月13日に5.38%上昇し、52週高値となる960円に到達。1か月で4.35%高、1年では51.97%の上昇。25日移動平均線916.92円、75日線857.31円、200日線783.82円をすべて上回り、上昇トレンドが継続。出来高は8月12日の1.36万株から13日には2.88万株と急増し、高値更新に伴い出来高も増加。RSIは67.86と買われ過ぎ圏に近いが、まだ強気。7月6日の下落後は持ち直し、直近では連続して高値圏で推移。週足でも明確な上昇傾向を示し、52週安値644円からは約49%上昇。需給は良好で、買いが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.20%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.20%
いまの株価に対して
配当性向
22.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2023.2
2017年12月200.021.0
2018年12月3050.022.1
2019年12月20−33.315.1
2020年12月10−50.023.1
2021年12月20100.017.3
2022年12月15−25.019.0
2023年12月2033.320.3
2024年12月200.020.1
2025年12月200.022.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,823人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.6%を占め、残る79.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他71.873.173.573.672.571.2
自己株式20.320.120.019.819.719.6
金融機関18.618.416.915.915.414.9
外国法人0.80.90.91.12.76.8
事業法人6.86.97.67.77.95.7
証券会社1.90.81.01.81.51.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01久野幸男8.82
02協立エアテック社員持株会8.13
03住友生命保険相互会社6.17
04協立エアテック協栄会4.52
05㈱西日本シティ銀行3.95
06㈱福岡銀行3.90
07BNPパリバ(フランクフルト)2Sジャスデック・ジャーマン・レジデンツ(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.12
08水元公仁2.63
09㈱南陽2.40
10アリウエル㈱1.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-20
    ARNE WOLF KLAUS DEUSSEN
    新規の大量保有報告
    5.30%
    +5.30pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+93%、1株純資産は14期で+170%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月497546.77.335.1
2013年12月317804.012.835.3
2014年12月548136.89.535.0
2015年12月13099613.96.415.9
2016年12月921,0519.06.523.2
2017年12月991,1509.07.621.0
2018年12月1341,25311.24.922.1
2019年12月1391,36310.65.515.1
2020年12月901,4396.56.623.1
2021年12月1151,5467.74.817.3
2022年12月761,6004.86.019.0
2023年12月1021,7446.16.020.3
2024年12月1041,8835.75.720.1
2025年12月962,0394.97.522.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
久野幸男取締役社長(代表取締役)75529,000
宮田正昭取締役 営業統括本部本部長7331,000
柿原秀規取締役 技術本部本部長7025,000
衣目修三取締役761,000
松本孝明常勤監査役6725,000
加藤久監査役72
長伸幸監査役724,000
馬場範夫64
中村司郎565,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3666447625
監査役1112111414
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容418字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び関係会社5社(連結子会社2社・非連結子会社3社)により構成され、ビル空調、防災関連機器、住宅向け全館空調システム・24時間換気システムの製造販売を主な内容とした以下の事業活動を展開しております。 (1) 当社はビル空調・防災関連機器であるダンパー・吹出口・ファスユニット並びに住宅向けの全館空調システム・24時間換気システムの製造販売を主な事業内容としております。 (2) 連結子会社である常熟快風空調有限公司(中国)は、吹出口及びVAV・ファスユニットの製造販売を主な事業内容としております。 (3) 連結子会社である株式会社マスクは、空調資材の販売を主な事業内容としております。 なお、当社グループは、空調・防災関連機器の製造販売並びにこれらに付帯する事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,326字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.経営方針 当社グループは「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の進歩発展に貢献すること」を経営の基本理念として掲げ「常にお客様を第一に考え、品質の満足のいく製品づくりを通じ、人にやさしい空気調和のシステムづくりに貢献する。」を経営基本方針として社会に貢献し、グループ企業価値の向上を目指しております。 2.経営戦略等 当社グループとしましては、住宅製品の壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」、24時間マルチ換気システム「DESIX」などの販売促進を行い、当社独自の全館空調システムや住宅用空調換気システム「Kankimaru」・「クール暖」の販売体制の充実を図り、主力製品のダンパー・吹出口と空調ユニットシステム、低炭素エコ素材「ル・エコ」や業務用厨房フード「ハイ・フード」の拡販と合わせ業績向上に邁進していく所存であります。 3.経営環境 当社グループが関連いたします建設市場におきましては、公共投資は底堅く推移しました。民間設備投資は、製造業、非製造業ともに設備投資に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、物価の上昇による労務費の増加や原材料費など部材の高騰の影響で、厳しい受注環境が続いております。 また、住宅投資につきましては、政府による各種施策があるものの、住宅ローンの金利上昇、資材の高騰や労務費の増加、2025年4月1日施工の建築基準法・建築物省エネ法の改正により建築確認審査の遅れなどの影響により、当社の販売先であります戸建住宅の新設住宅着工戸数は低水準で推移しており厳しい受注環境が続いております。 4.優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後のわが国経済につきましては、社会経済活動が緩やかに回復することにより、企業の設備投資が増加すると見込まれますが、海外情勢の不確実性や為替・金利の動向で原材料の価格や労務費などの物価高が懸念され、先行きは依然として厳しい受注環境が続くものと予想されます。 当社グループとしましては、住宅製品の壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」、24時間マルチ換気システム「DESIX」などの販売促進を行い、当社独自の全館空調システムや住宅用空調換気システム「Kankimaru」・「クール暖」の販売体制の充実を図り、主力製品のダンパー・吹出口と空調ユニットシステム、低炭素エコ素材「ル・エコ」や業務用厨房フード「ハイ・フード」の拡販と合わせ業績向上に邁進していく所存であります。生産体制におきましては、人間とロボットの協業化を行うとともに、作業工数削減94,540秒(全工場)及び経費の低減活動を行ってまいります。 5.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、安定的かつ持続的に企業価値を高めることを目指し、連結営業利益率10%及び連結株主資本利益率(ROE)10%を目標に取り組んでおります。
事業等のリスク937字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項については、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1)経済情勢・需要変動等について 当社グループの製品需要は国内の経済情勢及び景気動向の影響を受けます。特に主要製品のダンパー及び吹出口は設備投資向けであるため、建設需要の動向、企業の設備投資動向の程度、並びに同業者間による受注獲得のための単価下落によって業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)売掛債権等の貸倒れについて 当社グループは取引先の財務状態に応じた与信設定を行い、信用の状態を継続的に把握するなど、不良債権の発生防止に努めておりますが、取引先の売上等の動向によっては、売掛債権等の貸倒れのリスクが高まる可能性があり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)原材料輸入価格及び為替相場の変動について 当社グループの主要製品のうち吹出口の主材料はアルミであるため、アルミの国際相場の変動により仕入価格が変動する場合に業績に影響を及ぼす可能性があります。これらの仕入価格の高騰を回避するため海外調達を実施しておりますが、外貨建ての取引のため為替相場の変動により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)海外での事業展開について 当社グループでは海外事業展開を図っております。海外市場での事業には予期しない法律や規則の変更、経済的変更、社会的混乱等のリスクが存在するため、これらの事象が生じた場合には、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)製品の品質について 当社グループでは製品に欠陥が生じないよう品質基準書をはじめとする品質の標準を定め生産を行っております。また、欠陥による損害賠償等が発生した場合に備え、生産物賠償責任保険に加入し業績への影響を最小限に抑える手段を講じております。しかし製品の欠陥によるクレームに対処すべく製品保証、補修工事などが発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,264字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境に持ち直しの動きがあり、企業の設備投資にも回復の傾向が見られたものの、長期化するロシア・ウクライナ情勢や中東情勢の影響などによる資源価格や原材料価格の高騰、為替の変動に加え、米国の各国に対する関税政策動向などの影響により、先行きは極めて不透明な状況となっております。 当社グループが関連いたします建設市場におきましては、公共投資は底堅く推移しました。民間設備投資は、製造業、非製造業ともに設備投資に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、物価の上昇による労務費の増加や原材料費など部材の高騰の影響で、厳しい受注環境が続いております。 また、住宅投資につきましては、政府による各種施策があるものの、住宅ローンの金利上昇、資材の高騰や労務費の増加、2025年4月1日施工の建築基準法・建築物省エネ法の改正により建築確認審査の遅れなどの影響により、当社の販売先であります戸建住宅の新設住宅着工戸数は低水準で推移しており厳しい受注環境が続いております。 このような経営環境のもと当社グループは、当初売上目標達成と利益確保を最重要課題とした受注活動に取組んでまいりました。 ビル設備部門におきましては、近畿地区・中部地区に於いて大型駅前再開発案件、大型都市再開発案件などの堅調な設備投資が売上高に寄与しましたが、価格競争の激化もあり厳しい受注環境のなか、当社の主力製品であるダンパー・吹出口・VAVを含むシステム機器の販売を重点に営業活動を行ってまいりました。 一方で住宅設備部門の当社独自の住宅用全館空調システム、住宅用空調換気システム「Kankimaru」、ふく射冷暖房システム「クール暖」、IH調理器専用排気システム「スリムハイキⅡ」、セントラル浄水器「JM3」では、2025年4月1日施工の建築基準法・建築物省エネ法の改正により建築確認審査の遅れなどの影響により、計画を下回る時期がありました。また、資材高や物価高などの影響で新規住宅着工戸数が低水準で推移するなか既存顧客を中心とした分譲住宅の受注の確保やウエブでの販売促進を行い、受注が厳しいなか計画時の売上高をほぼ達成することができました。 グループ全体では当連結会計年度の売上高は119億23百万円(前連結会計年度比1.6%増)となりました。 売上高を主な製品別で見ますと、ビル設備部門のダンパー32億28百万円(前年同等)、吹出口23億95百万円(前連結会計年度比7.9%増)、ファスユニット98百万円(前連結会計年度比18.2%増)、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなど39億64百万円(前連結会計年度比1.6%増)となりました。 一方、利益面におきましては、不採算案件の見直しや高付加価値製品の販売に重点をおいた営業活動で利益の確保を行ってまいりました。また、工場原材料の海外調達による変動費の抑制、労務費や製造経費の徹底したコスト削減、作業工数低減活動により製造原価の低減に寄与しましたが、原材料価格の高騰などにより最終的には売上原価率は75.6%(前連結会計年度74.9%)となりました。 販売費及び一般管理費におきましては、現在全社挙げてのコスト削減を目指して毎月経費分析を行うとともに経費の低減活動を行ってまいりました。 その結果、営業利益は5億97百万円(前連結会計年度比12.7%減)、経常利益は6億45百万円(前連結会計年度比11.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億60百万円(前連結会計年度比7.6%減)となりました。 ② 財政状態の状況 資産、負債及び純資産の状況 総資産は、前連結会計年度に比べ1億72百万円増加し、157億1百万円となりました。主として、現金及び預金並びに受取手形及び売掛金、電子記録債権の減少、建設仮勘定の増加によるものです。 負債は、前連結会計年度に比べ5億94百万円減少し、58億38百万円となりました。主として支払手形及び買掛金並びに電子記録債務の減少、未払金の増加によるものです。 純資産は、前連結会計年度に比べ7億67百万円増加し、98億62百万円となりました。主として利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加、配当金の支払いによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前年同期に比べ2億32百万円減少し39億20百万円となりました。主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の収入は前年同期と比較して7億7百万円減少して2億83百万円となりました。これは、主に売上債権及び仕入債務、未払消費税等の減少、法人税等の支払額の減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の収支は前年度5億73百万円の支出でしたが、当年度は4億19百万円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得及び定期預金の預入による支出、定期預金の払戻による収入によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の収支は前年度2億2百万円の支出でしたが、当年度は1億円の支出となりました。これは主に配当金の支払いによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、空調・防災関連機器の製造販売並びにこれらに付帯する事業の単一セグメントであるため、生産、受注及び販売の状況につきましては、セグメント別に代えて製品・商品区分別に記載しております。 a. 生産実績 製品区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ビル用 ダンパー   3,257,042   98.0 吹出口   2,262,870   104.9 ファスユニット等   53,927   83.2 小計   5,573,840   100.5 住宅用 全館空調システム・24時間換気システム等   3,939,863   104.3 小計   3,939,863   104.3 合計   9,513,703   102.1 (注)金額は、販売価格にて記載しております。 b. 商品仕入実績 製品区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 空調資材 (ガラリ、パンカー、その他)   2,034,828   105.9 小計   2,034,828   105.9 合計   2,034,828   105.9 (注)金額は、仕入価格にて記載しております。 c. 受注実績 当社グループは、業務用においては受注生産方式であり、住宅用においては基本は見込み生産で一部特注品については受注生産を行っておりますが、期中に数量・金額の変動や失注があるため販売実績と整合する受注及び受注残高が表示できないため、受注実績は記載を省略しております。 d. 販売実績 製品区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ビル用 ダンパー   3,228,779   100.0 吹出口   2,395,318   107.9 ファスユニット等   98,818   118.2 住宅用 全館空調システム・24時間換気システム等   3,964,266   101.6 商品 空調資材   2,236,081   97.3 (ガラリ、パンカー、その他) 合 計   11,923,263   101.6 (注)1.金額は、販売価格にて記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先     前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 住友商事マシネックス㈱    1,620,389    13.8    1,607,400    13.5 ㈱桧家住宅    1,599,582    13.6    1,480,240    12.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等に関する分析 ・財政状態 当連結会計年度末の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ・経営成績 当連結会計年度の経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績等に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、企業価値の長期的最大化に向け、将来の事業拡大に必要不可欠な研究開発、設備投資、運転資金など事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの資本の財源は、主に営業活動によるキャッシュ・フローで生み出した資金を源泉とし、所要資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。 ③ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられるさまざまな要因を考慮した見積りが含まれていますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループが採用している重要な会計方針については、「第5[経理の状況][連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項]」に記載のとおりでありますが、財政状態及び経営成績に特に重要な影響を与える会計方針と見積りは、以下のとおりと考えております。 ・繰延税金資産の計上基準 繰延税金資産の計上にあたりましては、「税効果会計に係る会計基準」及び社内で定める基準等に従い回収可能性を判断しており、将来の課税所得見積りは、機関決定された利益計画等を基礎にその実現可能性について十分な検討を行い、必要に応じて評価性引当額を計上しております。しかし、将来の経営環境の変化などにより回収可能見込額が変動した場合には、繰延税金資産の取崩又は追加計上が発生する可能性があります。 ・退職給付に係る負債 従業員の退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されています。これらの前提条件には、割引率、期待収益率、将来の給与水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率等が含まれます。当社が加入する年金制度においては、割引率は安全性の高い長期債券をもとに算出しています。期待収益率は、保有している年金資産のポートフォリオ、過去の運用実績、運用方針及び市場の動向等を勘案し計算されます。実際の結果が前提条件と異なる場合には、将来の費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ・固定資産の減損 「固定資産の減損に係る会計基準」に従い、減損損失の認識と測定を実施しておりますが、資産の市場価格の見積りや将来キャッシュ・フローの見積りは、合理的な仮定や予測に基づいて算出するため、前提条件に変更があり、固定資産の減損を実施することとなった場合、翌期以降の当社グループの業績を悪化させる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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