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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トーアミ

TOAMI CORPORATION5973 · Standard · 金属製品

鉄筋加工品と溶接金網で公共土木を支える。土木建築用資材と工事の一貫体制を持ち、国内とベトナムで展開する。

概要

トーアミは、1940年に大阪で創業した金属製品メーカーである。溶接金網や鉄筋加工品などの土木建築用資材を主力とし、型枠大工工事やコンクリート工事などの建設工事事業も手掛ける。売上高は約180億円、従業員406名。大阪証券取引所を経て現在は東京証券取引所市場第二部に上場する。国内に複数の生産拠点を持ち、ベトナムにも合弁会社を有する。

土木建築用資材と建設工事の二本柱

トーアミグループは、報告セグメントとして「土木建築用資材事業」と「土木・建築工事事業」の二つを有する。資材事業では、棒線加工品(溶接金網、鉄筋加工品)、コンクリート二次製品用溶接金網、メッシュフェンス等を製造・販売する。工事事業では、型枠大工工事、コンクリート工事、造成工事、駐車場整備工事、河川護岸工事、外構工事、舗装工事等を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は183億91百万円で、うち資材事業が139億85百万円、工事事業が46億54百万円を占める。両セグメントは相互に関連し、資材供給から施工まで一貫したサービスを提供する。

全国に広がる生産拠点ネットワーク

トーアミは、関西、中部、中国、北九州、南九州、関東の各事業部に生産拠点を配置する。本社工場(関西事業部四條畷工場)をはじめ、岡山第一・第二工場、福岡工場、都城工場、千葉第一・第二工場など、各地に工場を持つ。1970年から1980年代にかけて、中国地方、九州、中部地方へ順次進出し、地域密着型の生産体制を構築した。2005年には中部事業部愛知第三工場、2008年には関西事業部奈良第二工場を新設し、能力増強を図っている。このネットワークにより、顧客への短納期対応と輸送コスト削減を実現している。

グループ会社とセグメント構成

トーアミグループは、当社のほか連結子会社5社(住倉鋼材、渡部建設、FDテクノ、中條工務店、エアード)、持分法適用関連会社1社(SMC TOAMI)、非連結子会社1社(TOAMI VIETNAM)で構成される。住倉鋼材は普通鉄線関連事業を、渡部建設・中條工務店・エアードは土木・建築工事を担当する。FDテクノは資材事業の一部を担う。2026年4月にはアラキヂ工務店をグループに迎え入れ、工事セグメントは4社体制となる。これらの子会社との連携により、資材供給から施工までの一気通貫体制を強化している。

ベトナム合弁による海外展開

海外事業としては、2015年2月にベトナムに合弁会社SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYを設立した。2016年8月には、バリアブンタウ省フーミ工業団地内に工場を新設し、既存工場から設備を移転している。この合弁会社は各種ワイヤーメッシュの製造・販売を行い、持分法適用関連会社として位置づけられる。また、TOAMI VIETNAM LLCが同国で建築図面解析、積算請負、技術コンサルティングサービスを提供する。海外売上高は連結売上高に占める割合は小さいが、成長市場への進出として位置づけられている。

低収益率ながら安定した売上基盤

トーアミの売上高は2013年3月期の145億円から2026年3月期の184億円へと緩やかに増加しているが、営業利益率は1%前後と低く、赤字となる年度もある。2025年3月期は営業損失1億円、2026年3月期は営業利益2億円と、収益は原材料価格や市況に左右されやすい。自己資本比率は58.7%(2026年3月期)と財務体質は健全である。経営課題として、原材料価格高騰への対応、販売価格への転嫁、生産性向上などが掲げられている。中期経営計画(2024-2026年度)では、顧客価値向上、人的資本投資、環境経営を掲げ、安定的な成長を目指す。

業界の中での役割は建設資材メーカーであり、かつ建設工事の施工も手掛ける川上から川下までの一貫供給者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
184億円
営業利益
2億円
営業利益率
1.1%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
土木建築用資材137億円74.9%6億円4.4%
土木・建築工事46億円25.1%1億円2.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01土木建築用資材主力

溶接金網や鉄筋加工品などの棒線加工品を製造・販売する。国内では当社、住倉鋼材、FDテクノが担い、海外ではベトナムの現地法人がワイヤーメッシュを中心に供給する。コンクリート二次製品用の溶接金網やメッシュフェンスなど、土木・建築現場で必要な鋼材を幅広く扱う。

主な製品・サービス3
棒線加工品(溶接金網・鉄筋加工品)
鋼線を溶接して網状にした金網や、鉄筋を加工した製品。コンクリート構造物の補強や土木工事の仮設、建築現場などで広く使用される。
コンクリート二次製品用溶接金網
コンクリート二次製品(ヒューム管やU字溝など)の補強材として使用される溶接金網。工場製品の強度を高めるために供給される。
メッシュフェンス
網状の鋼材でできたフェンス。道路沿いや工場敷地などの境界や安全対策として設置される。

02土木・建築工事準主力

子会社である渡部建設、中條工務店、エアードが型枠大工工事やコンクリート工事、造成工事などを手掛ける。土木建築用資材事業と連携し、資材の供給だけでなく施工までを一貫して提供することで、建設プロジェクト全体に対応する。

製品と技術

多極式電気抵抗溶接金網機で量産する溶接金網

溶接金網はトーアミの主力製品であり、1950年に導入した多極式電気抵抗溶接金網機により量産化された。鉄筋を格子状に電気抵抗溶接したもので、建築物の床スラブや壁、道路舗装の補強等に使用される。1963年にはガラス用溶接金網を開発し、セントラル硝子株式会社への専属納入を開始。その後も自動化機械を投入し、本社工場から各地の工場へ生産を拡大した。現在は関西、中部、中国、九州、関東の各工場で生産され、建築需要に応じた多様なサイズ・強度の製品を供給する。コンクリート二次製品用溶接金網も同様の技術で製造される。

棒線加工品:鉄筋加工と切断・曲げ加工

棒線加工品は、溶接金網と並ぶ資材事業の柱である。建築現場で使用される鉄筋を、設計図面に基づいて所定の長さに切断し、曲げ加工を施した製品を提供する。トーアミの各事業部には鉄筋加工設備が配備され、JIS規格に適合した高品質な製品を納入する。近年では、鉄筋加工製品の需要は建築工事の動向に左右されるが、販売価格の維持に努めている。2026年3月期の資材事業売上高139億85百万円の大半は棒線加工品と溶接金網が占める。原材料の鋼材価格高騰が収益を圧迫するため、調達管理と価格転嫁が重要課題となっている。

メッシュフェンスと外柵用製品のラインアップ

トーアミは、外柵用フェンスや多目的建材Cパネルなどのフェンス製品も手掛ける。1988年4月、東洋技研工業株式会社宮崎工場を開設し、外柵用フェンスを開発・生産開始。同時期に多目的建材Cパネルも開発され、同工場で生産された。これらの製品は、道路や工場、住宅地の境界フェンスとして使用される。メッシュフェンスは溶接金網の応用製品であり、防錆処理や塗装を施して耐久性を高めている。現在は南九州事業部(旧宮崎工場)などで製造され、公共工事や民間施設向けに販売されている。

コンクリート二次製品用溶接金網の専用ライン

コンクリート二次製品とは、プレキャストコンクリート製品(ヒューム管、U字溝、ボックスカルバート等)のことで、その補強用に溶接金網が使用される。トーアミは、こうした専用金網を製造するラインを有する。1963年にガラス用溶接金網で培った技術をベースに、二次製品メーカーの要求に応じた寸法・形状の金網を供給する。顧客であるセントラル硝子などとの長期取引関係を背景に、安定した需要を確保している。この分野では、材料の歩留まり向上や溶接品質の管理が競争力の源泉となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属加工品、赤字からの回復途上

トーアミは金属製品業界で、自動車部品や産業機械向け金属加工品を製造。同業の日本調理機やテクニスコと比較して売上高は176億円と中規模だが、営業利益率は-0.55%と赤字に陥っている。FY26/3には営業利益率1.09%と黒字化の見込みだが、収益性は依然低い。コスト競争力や需要変動に課題を抱え、稲葉製作所のような安定した収益基盤には劣る。

強み

  • 売上高180億円超の生産規模を持ち、量産によるコスト優位性を発揮。
  • 自動車、産業機械など複数業界に顧客を持ち、特定業種への依存リスク分散。
  • FY26/3には営業黒字転換の計画。コスト改善や生産効率化が奏功する可能性。
  • 長年の金属加工技術を持ち、品質面での信頼性を構築。

課題

  • 営業赤字から脱却したばかりで、利益率1.09%と低く、持続的な改善が必要。
  • 原材料高や人件費上昇に対応するため、コスト削減や生産性向上が急務。
  • 自動車や産業機械の需要変動に左右され、収益が不安定になりやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がトーアミ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13426アトムリビンテック53億円13.3倍
25900ダイケン52億円16.1倍
35990スーパーツール46億円23.3倍
45994ファインシンター44億円
53437特殊電極43億円9.4倍
65973トーアミ39億円20.0倍
75939大谷工業38億円12.6倍
83439三ツ知36億円96.9倍
95928アルメタックス35億円18.9倍
105974中国工業29億円8.9倍
115950日本パワーファスニング29億円56.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

東洋金網として創業し金網製造を開始

1940年9月、大阪府北河内郡四条畷村に東洋金網株式会社(資本金19万9千円)を設立し、各種金網の製造加工及び販売を開始した。創業時の主力製品は金網類であり、地元需要を中心に販路を拡大した。1946年10月には第二工場を建設し、焼鈍設備やめっき設備を導入して生産能力を高めた。1950年10月には多極式電気抵抗溶接金網機を設置し、溶接金網の生産を開始。これが後の主力製品となる溶接金網事業の始まりである。1962年10月には第一工場を売却し、第二工場に統合して本社工場とし、現在の関西事業部四條畷工場の基盤が形成された。

会社更生手続きを経て再建の道

1965年3月、東洋金網は大阪地方裁判所に会社更生手続開始を申し立て、同年6月に開始決定を受けた。1966年4月には更生計画が認可され、資本金を2分の1に減資(1千5百万円)するなど再建策が実行された。1967年8月にはセントラル硝子株式会社の資本参加を受け、経営基盤の強化を図った。1969年12月に更生手続きが終結し、再建を完了。この経験は、その後の堅実な財務運営の原点となった。再建後は、ガラス用溶接金網の開発など新製品投入を進め、1970年には中国地方へ進出するなど、拡大路線に転じた。

中国・九州・中部への生産拠点拡大

1970年9月、中国地方への販路拡張を目的に、岡山県に中国東洋金網株式会社(現・中国事業部岡山第一工場)を設立。1972年4月には九州地方へ進出し福岡工場を設置、1974年には飯塚工業団地へ移転し九州東洋金網株式会社として独立させた。1979年12月には奈良県生駒市に本社第二工場を新設し、関西地区の生産能力を増強。1980年11月には中部地方に中部工場を設置し、1984年に中部東洋金網株式会社として独立。これらの拠点は後に当社に統合され、現在の事業部体制の基礎となった。各地域に生産拠点を置くことで、輸送コスト削減と顧客対応力の向上を実現した。

子会社統合と商号変更で株式会社トーアミに

1992年1月、東洋金網は中国東洋金網、九州東洋金網、中部東洋金網、東洋技研工業の4子会社を合併し、商号を株式会社トーアミに変更した。これにより、各地の事業部を中国事業本部、北九州事業本部、南九州事業本部、中部事業本部、技研事業本部に再編。1993年2月には中国事業本部岡山第二工場を新設するなど、統合後の拡大を進めた。この商号変更は、金網専門メーカーから総合建材メーカーへの脱皮を象徴する出来事であった。1995年12月には大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

関東市場への進出と千葉工場の取得

1997年10月、関東市場への進出を目的に、千葉県の株式会社ワイ・エス・ケイより営業の全部を譲り受け、関東事業本部を開設した。併せて各種溶接金網の生産を開始。2000年5月には隣接地を取得し、関東事業本部千葉第二工場とした。これにより、首都圏での供給体制が確立された。2005年3月には中部事業部愛知第三工場を新設し、中部地区の能力増強も継続。2008年には関西事業部奈良第二工場、技研事業部の南九州事業部への統合など、拠点再編と拡充を同時に進めた。

連結子会社の取得と事業多角化

2002年10月、住倉鋼材株式会社の全株式を取得し、連結子会社化した。住倉鋼材は普通鉄線の製造販売を行い、トーアミの資材事業を補完する。2008年10月には、住倉鋼材が住金精鋼株式会社の小倉工場における普通鉄線事業を譲り受け、事業基盤を強化した。その後、建設工事事業へも拡大し、株式会社渡部建設、株式会社中條工務店、株式会社エアードを相次いでグループ化。2026年4月にはアラキヂ工務店も加わり、工事セグメントは4社体制となる。これらのM&Aにより、資材と施工の両輪で事業を展開する現在のグループ形態が形成された。

ベトナムへの海外進出と工場新設

2015年2月、ベトナムに合弁会社SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYを設立し、東南アジア市場への本格進出を果たした。2016年8月には、バリアブンタウ省フーミ工業団地内に新工場を建設し、既存工場から設備を移転して生産体制を整えた。同社は各種ワイヤーメッシュを製造・販売し、持分法適用関連会社として位置づけられる。また、TOAMI VIETNAM LLCが建築図面解析や技術コンサルティングを提供。海外売上高はまだ小規模だが、成長市場でのプレゼンス確立を目指している。

上場市場の変更と現在の経営課題

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、トーアミは東京証券取引所市場第二部に上場した。近年の売上高は180億円前後で推移するが、営業利益率は低く、2025年3月期には営業損失を計上。2026年3月期は営業利益2億円と黒字化したものの、収益体質の改善が課題である。2024年度から2026年度の中期経営計画では、DX推進、グループ連携強化、新規価値創造、人的資本投資を重点施策に掲げる。安定的な成長と高収益化を目指し、コスト構造改善と販売価格転嫁に取り組んでいる。

年表35件を開く

1940年代

  • 1940年9月創業大阪府北河内郡四条畷村大字砂34番地に東洋金網株式会社(資本金19万9千円)を設立し、各種金網の製造加工及び販売を開始。
  • 1946年10月大阪府北河内郡四条畷町大字中野766番地の1に第二工場を建設し、焼鈍、めっき設備を導入。

1950年代

  • 1950年10月第二工場に多極式電気抵抗溶接金網機を設置し、溶接金網の生産開始。

1960年代

  • 1962年10月M&A第一工場を売却、第二工場に統合して本社工場とする。(現在の関西事業部四條畷工場)
  • 1963年9月ガラス用溶接金網を開発、ガラス網工場設備を新設。セントラル硝子株式会社へ専属納入開始。
  • 1965年3月大阪地方裁判所に会社更生手続開始申立。
  • 1965年6月大阪地方裁判所により更生手続開始決定。
  • 1966年4月大阪地方裁判所により更生計画認可決定。
  • 1966年5月会社更生計画の一環として、資本金を2分の1に減資。(資本金1千5百万円)
  • 1967年8月セントラル硝子株式会社の資本参加を受ける。
  • 1969年12月大阪地方裁判所により更生手続終結決定。

1970年代

  • 1970年9月中国地方販路拡張の拠点として、岡山県邑久郡長船町に中国東洋金網株式会社として進出し、各種溶接金網の生産開始。(現在の中国事業部岡山第一工場)
  • 1972年4月九州地方販路拡張の拠点として、福岡県糟屋郡粕屋町に福岡工場を設置、各種溶接金網の生産開始。
  • 1974年6月地域振興整備公団の誘致企業として、福岡工場を飯塚工業団地内(福岡県嘉穂郡穂波町)に移転するとともに、九州東洋金網株式会社として独立させる。(現在の北九州事業部福岡工場)
  • 1979年12月奈良県生駒市に本社第二工場を新設し、各種溶接金網の生産開始。(現在の関西事業部奈良第一工場)

1980年代

  • 1980年6月技術部を東洋技研工業株式会社に移管し、機械製造部門を独立、強化させる。
  • 1980年11月中部地方販路拡張の拠点として、愛知県額田郡額田工業団地内に中部工場を設置、各種溶接金網の生産開始。
  • 1984年11月中部工場を中部東洋金網株式会社として独立させる。(現在の中部事業部愛知第一・第二工場)
  • 1985年10月本社工場の溶接金網部門を本社第二工場に集結し、最新自動化機械を投入し増産体制を図る。
  • 1988年4月宮崎県都城市に東洋技研工業株式会社宮崎工場を開設。外柵用フェンスを開発、宮崎工場にて生産開始。
  • 1988年8月多目的建材C-パネルを開発、宮崎工場にて生産開始。

1990年代

  • 1990年6月宮崎県都城市に九州東洋金網株式会社都城工場を開設。(現在の南九州事業部都城工場)
  • 1992年1月M&A中国東洋金網株式会社、九州東洋金網株式会社、中部東洋金網株式会社及び東洋技研工業株式会社を合併、商号を株式会社トーアミに変更するとともに、それぞれ中国事業本部、北九州事業本部、南九州事業本部、中部事業本部及び技研事業本部に組織変更。(現在の中国事業部、北九州事業部、南九州事業部及び中部事業部)
  • 1993年2月中国事業本部岡山第二工場を新設。(現在の中国事業部岡山第二工場)
  • 1995年12月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1997年10月関東市場への進出を目的として、千葉県印旛郡白井第一工業団地内に生産拠点を置く株式会社ワイ・エス・ケイより営業の全部を譲り受け、新たに関東事業本部を開設、各種溶接金網の生産開始。(現在の関東事業部千葉第一工場)

2000年代

  • 2000年5月関東事業本部の隣接土地、建物を取得し、関東事業本部千葉第二工場とする。(現在の関東事業部千葉第二工場)
  • 2002年10月M&A住倉鋼材株式会社(現:連結子会社)の全株式取得。
  • 2005年3月愛知県岡崎市に中部事業部愛知第三工場を新設。
  • 2008年2月M&A技研事業部を、宮崎地区における生産性の向上と合理化ならびに業務の効率化を図るため南九州事業部へ統合するとともに、同事業部内の研究開発部を独立させる。
  • 2008年5月関西事業部奈良第一工場の近接地に、関西事業部奈良第二工場を新設。
  • 2008年10月当社連結子会社である住倉鋼材株式会社が、住金精鋼株式会社の小倉工場における普通鉄線に関する事業を譲受ける。

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2015年2月ベトナムに合弁会社(SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANY(現:持分法適用関連会社))設立。
  • 2016年8月SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYが、ベトナムのバリアブンタウ省フーミ工業団地内に工場新設、既存工場から設備を移転する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    DX推進と業務効率化

    ビジネスオペレーションセンターにシステムエンジニアを配置し、AIを活用した「バイブコーディング」によるシステム開発を開始。業務の自動化・効率化を現場レベルで実現し、社員が創造的業務に集中できる環境を整備する。

  2. 02

    グループ連携と拠点機能強化

    グループ会社間や事業部間のシナジー深化のため、拠点機能を強化。出張所を営業所に格上げし、地域密着型の営業・施工体制を構築。九州ブロック統括本部との連携により情報共有と協働の質を向上させる。

  3. 03

    新たな価値創造と事業拡大

    関東エリアの型枠工事会社をグループに迎え入れ、工事セグメントを4社体制に強化。関東事業部や工場との連携により、資材供給から施工までの一気通貫サポートを首都圏で深化させる。

  4. 04

    サステナビリティ経営と人的資本投資

    持続可能な社会への貢献を目指すサステナビリティ経営を推進。執行役員制度に伴う譲渡制限付株式報酬制度の付与対象をグループ会社代表や高度専門職人材に拡大し、企業価値向上と株主との価値共有を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で406人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は551万円で、9期前と比べて+6.2%平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は16.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月254
2018年3月240
2019年3月51944.016.0240
2020年3月52444.015.0246
2021年3月51344.015.0249
2022年3月51345.015.0254
2023年3月52345.715.9314
2024年3月54546.316.2338
2025年3月55946.217.0402−25
2026年3月55146.416.740649

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
土木建築用資材 — 住倉鋼材㈱(北九州市小倉北区)1,625百万円
愛知工場 — 愛知県岡崎市1,604百万円
土木建築用資材
千葉工場 — 千葉県白井市1,564百万円
土木建築用資材
奈良工場 — 奈良県生駒市824百万円
土木建築用資材
土木・建築工事 — ㈱渡部建設(浜松市中央区)474百万円
土木建築用資材 — FDテクノ㈱(福岡県宮若市)392百万円
岡山工場 — 岡山県瀬戸内市352百万円
土木建築用資材
都城工場 — 宮崎県都城市242百万円
土木建築用資材
関東営業部ほか6営業部180百万円
土木・建築工事 — ㈱中條工務店(福岡県中間市)155百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    住倉鋼材株式会社
    北九州市小倉北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社渡部建設
    浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    FDテクノ株式会社
    福岡県宮若市 · 連結子会社
    議決権85.1%
  • 国内
    株式会社中條工務店
    福岡県中間市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エアード
    静岡県牧之原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANY
    ベトナム社会主義共和国 バリアブンタウ省 · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は184億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+1.7%。

売上高
+1.7%
184億円
営業利益
2億円
純利益
2億円
営業利益率
1.1%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高210億円184億円
営業利益6億円2億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は45億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q39−1
2024年1Q4412.31
2024年2Q4300.00
2024年3Q4824.21
2024年4Q410
2025年2Q86−1−1.2−1
2025年4Q9500.01
2026年2Q9111.11
2026年4Q9311.11
2027年1Q4512.22

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は145億円から184億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
2013年3月14522
2014年3月15144
ベトナムに合弁会社(SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANY(現:持分法適用関連会社))設立。
2015年3月15243
SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYが、ベトナムのバリアブンタウ省フーミ工業団地内に工場新設、既存工場から設備を移転する。
2016年3月13544
2017年3月11243
2018年3月1180−1
2019年3月1270−1
2020年3月13122
2021年3月11853
2022年3月12311
2023年3月154−1−1
2024年3月17632
2025年3月181−10−0.60
2026年3月184231.12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高184億円のうち、営業利益として残るのは2億円1.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.2%153億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.8%29億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.1%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.2pt
1.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.3pt
1.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが16億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は20億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−20416
2014年3月−12−17−139
2015年3月10−3−3713
2016年3月15−2−31323
2017年3月7−2−2526
2018年3月−410−323
2019年3月2−40−221
2020年3月11−2−2928
2021年3月8−3−13521
2022年3月−13−918−2216
2023年3月−7−1418−2114
2024年3月13−202−79
2025年3月9−11818
2026年3月16−5−81120

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は188億円。このうち返さなくてよい自己資本が111億円で、自己資本比率は58.7%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月150985265.1
2014年3月1491024768.3
2015年3月1521054769.5
2016年3月1471074072.9
2017年3月1461103675.5
2018年3月1491084172.3
2019年3月1521054769.1
2020年3月1511064570.2
2021年3月1411103177.7
2022年3月1591104969.1
2023年3月1841087658.6
2024年3月1951108556.2
2025年3月1911088356.4
2026年3月1881117858.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
84億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
78億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り87社中45位あたり、逆に低いのは営業利益率87社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.6%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.7%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥613で、1年前と比べて+17.4%過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。

¥613-0.3%1ヶ月+5.3%1年+17.4%時価総額39億円
過去52週の値幅
安値¥505高値¥689

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.0倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.31倍
配当利回り2.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は52週高値689円から下落し、600円で推移。25日線(605.4円)を下回り、75日線(615.3円)との乖離が拡大。週足では緩やかな下降傾向。出来高は直近で10800株と増加し、売り圧力が強まった可能性がある。52週安値505円からは+18.8%の位置。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER 19.6倍は業界平均18.1倍とほぼ同水準だが、PBR 0.31倍は平均1.07倍を大きく下回り解散価値割れ。配当利回り2.83%は平均3.75%より低い。ROE 1.6%と低収益で配当性向129.7%と持続性に疑問。割安だが財務リスク注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.0倍49.7倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.31倍1.13倍
ROE1.6%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

低収益体質からの脱却が最大の論点。売上高は安定しているが営業利益率が1%前後と低迷。2025年3月期は営業赤字に転落し、2026年3月期も微益予想。PBR0.3倍台と割安だが、ROEも1.6%と低く、株主価値創造の見通しが立たない。強気派は設備稼働率改善やコスト削減による収益回復を期待するが、弱気派は原材料高や市況変動への脆弱性を指摘。配当利回り2.8%が下支え材料となるか。

プラスに働く材料7
  • 割安指標からの反発期待

    PBR0.3倍と解散価値割れ。資産価値に比べ株価が低位。

  • コスト削減による収益改善

    原材料高を価格転嫁し、コスト削減で利益率回復の余地あり。

  • 安定配当による下支え

    配当利回り2.8%と安定的。株主還元姿勢が株価を下支え。

  • 営業黒字転換、2026年3月期営業利益2億円2026年3月期影響

    前年営業赤字1億から黒字転換、収益改善が評価

  • PBR0.31倍、資産価値下の割安感継続影響

    PBR0.31倍で解散価値割れ、株主還元余力あり

  • 売上高堅調、184億円予想2026年3月期影響

    売上高は微増傾向、収益安定化の基盤

  • 金属製品需要回復の恩恵不定影響

    景気回復で需要増、売上高185億円超の可能性

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質が継続

    営業利益率1%前後と脆く、2025/3期は赤字。

  • 市況変動に脆弱

    原材料価格や需要変動の影響を受けやすく収益が不安定。

  • 成長性の欠如

    売上高は横ばいで、新たな成長ドライバーが見えない。

  • 営業利益率1%と低収益体質通年影響

    営業利益率1.09%と低く、収益性改善には時間

  • 純資産減少リスク、ROE1.6%継続影響

    ROE低く、自己資本減少懸念、配当維持困難

  • 受注減少で業績再悪化のリスク不定影響

    競争激化で売上・利益下振れ、再び赤字も

  • PBR低いがPER高く割高感通年影響

    PER19.6倍と業績に対して高め、成長期待乏しい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善度合いを測るため。1%未満から脱却できるか。
原材料コスト動向
鉄鋼価格等の変動が直接収益に影響するため。
受注高
需要の先行指標。自動車・機械業界の設備投資動向を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+6.3%いまの株価に対する利回りは2.94%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
2.94%
いまの株価に対して
配当性向
129.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2040.9
2018年3月15−25.0
2019年3月150.0338.6
2020年3月150.087.0
2021年3月150.034.4
2022年3月150.097.3
2023年3月150.0
2024年3月163.351.9
2025年3月163.2336.8
2026年3月176.3129.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,096人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.9%を占め、残る68.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.762.761.959.962.462.8
事業法人28.929.128.528.428.429.3
自己株式2.72.45.910.710.411.4
証券会社2.01.83.25.53.43.6
金融機関4.04.04.14.13.92.6
外国人個人0.00.01.11.21.21.2
外国法人2.42.51.20.90.80.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東洋物産株式会社9.66
02北川 芳仁6.09
03阪和興業株式会社5.91
04伊藤忠丸紅住商テクノスチー ル株式会社5.75
05小野建株式会社5.75
06トーアミ従業員持株会4.92
07細川 幸祐4.69
08北川 麻理子1.80
09佐々木 裕紀子1.80
10株式会社りそな銀行1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−4%、1株純資産は14期で+22%。直近期のROEは1.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月321,5922.014.651.3
2014年3月691,6564.29.425.4
2015年3月501,7112.911.136.3
2016年3月591,7443.48.427.8
2017年3月551,7923.110.040.9
2018年3月−101,744−0.6
2019年3月−121,701−0.7338.6
2020年3月351,7082.010.687.0
2021年3月481,7622.811.334.4
2022年3月111,7540.638.797.3
2023年3月−121,787−0.7
2024年3月411,9182.314.051.9
2025年3月−11,879−0.1336.8
2026年3月311,9501.620.0129.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北川芳仁代表取締役社長 兼管理本部長57390,000
下田修一取締役 上席執行役員 業務統括本部長6124,000
古田貴久取締役 上席執行役員 グループ統括本部長6019,000
アレキサンダー・キャンベル・ベネット取締役56
德渕弘司取締役(常勤監査等委員)654,000
藤木晴彦取締役(監査等委員)77
小礒ゆかり取締役(監査等委員)55
内海二郎取締役(監査等委員)72
佐々木利昭上席執行役員
斉藤克実執行役員 業務統括本部関東事業部長
奥村清憲執行役員 業務統括副本部長兼研究開発部長
美和裕一郎執行役員 兼 株式会社渡部建設代表取締役社長 兼 株式会社中條工務店代表取締役社長
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
中西彰生執行役員 内部監査室長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)38428629
社外取締役5992
取締役(社内)2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容703字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社トーアミ)、連結子会社5社(住倉鋼材株式会社、株式会社渡部建設、FDテクノ株式会社、株式会社中條工務店、株式会社エアード)、持分法適用関連会社1社(SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANY)、持分法非適用非連結子会社1社(TOAMI VIETNAM LLC)により構成されております。 当社グループの事業区分は、「土木建築用資材事業」「土木・建築工事事業」の2つの報告セグメントからなります。 当社グループの事業区分をセグメントごとの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けを品目区分別に示すと、次のとおりであります。 土木建築用資材事業………………棒線加工品(溶接金網及び鉄筋加工品)、コンクリート二次製品用溶接金網、メッシュフェンス等 国内においては、当社及び住倉鋼材株式会社並びにFDテクノ株式会社が製造、販売しております。 海外においては、SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYがベトナム社会主義共和国で各種ワイヤーメッシュの製造、販売を目的としており、TOAMI VIETNAM LLCが同国で建築図面解析、積算請負、技術コンサルティングサービス等を行っております。 土木・建築工事事業………………型枠大工工事、コンクリート工事、造成工事、駐車場整備工事、河川護岸工事、外構工事、舗装工事等 国内においては、株式会社渡部建設及び株式会社中條工務店並びに株式会社エアードが行っております。 以上の状況を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,231字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは企業価値を向上させ、ステークホルダーから信頼されるコーポレートガバナンス体制を構築するとともに、コンプライアンス経営の実践及び透明性の向上並びに企業倫理の確立を目指すことを基本方針に掲げ、顧客ニーズに柔軟に対応し、信頼性の高い製品をタイムリーに供給しつつ、財務管理・人的資源管理・リスク管理の機能拡充による経営基盤強化と将来にわたる事業の発展に努めてまいります。 そのために、高品質の製品と高度なサービスで安全と安心をもって社会に貢献し、コスト構造の改善及び技術力による差別化並びに人材力の強化により、持続的な成長を実現してまいります。 (2)経営環境 当社グループを取り巻く事業環境は、土木建築用資材事業及び土木・建築工事事業のいずれにおいても、エネルギー・資源価格は高止まりが続き、世界規模のインフレにより原材料の騰勢が持続することによる慢性的なコスト増と、深刻な人材不足による工期遅延や建設計画の見直しなどが懸念されており、これらへの対処は建設業界全体の課題となっています。 このような環境のなか、当社グループは2024年4月から2027年3月までの3か年を対象期間とする中期経営計画を策定いたしました。 本計画では、「顧客価値向上に焦点を当てた事業の再構築」「社員の成長を目的とした積極的な人的資本投資」「業界のロールモデルになる社会貢献と環境経営」の3つの基本方針の下、安定的に成長を継続できる、新しいトーアミグループのあるべき姿を追求してまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ワイヤーメッシュ及び鉄筋加工製品における適正利潤の確保のため、原価管理面においては、主材料の価格高騰に備え、主材料の徹底した調達管理及び生産性の向上を図るための積極的な設備の更新、また営業面においては、スプレッド確保のため販売価格の転嫁、変化する顧客ニーズに対応し、同業他社との価格競争激化を回避するための新たな製品の開発及び販売手法の改善などが、現状における重要課題と認識しております。さらに輸送コストの低減も引き続き対処すべき課題となっております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、特定の経営指標等は定めておりませんが、上記経営方針のもと、経営の健全性、効率性を重視しつつ、収益力を高め、安定的な企業価値の向上を目指し、努力を重ねてまいります。 (5)対処すべき課題 当社グループは、2024年4月から2027年3月までの3か年を対象期間とする中期経営計画のなかで、次の4つの重点施策に取り組んでおります。 ● 個の確立と機能発揮 DX(デジタルトランスフォーメーション)化を一段と加速させるため、事務業務の一元化を目指すビジネスオペレーションセンター内に、システムエンジニアを配置し、AIを活用した「バイブコーディング」によるシステム開発を開始いたしました。これにより、業務の自動化・効率化を現場レベルで実現し、社員一人ひとりがより創造的で高度な業務に集中できる環境を整え、個の能力を最大化させる組織づくりに邁進してまいります。 ● 融合・連携の強化 グループ会社間及び各事業部間のシナジーを深化させるため、拠点機能の強化を継続しております。本年度は、株式会社渡部建設の九州出張所及び関西出張所をそれぞれ「営業所」へと格上げいたしました。これにより、両拠点は重要拠点としての存在感を高め、地域に根差した機動的な営業・施工体制が確立されました。住倉鋼材株式会社内に設置した九州ブロック統括本部とも密に連携し、グループ全体での情報の共有と「協働」の質をさらに向上させてまいります。 ● 新しい価値の創造 2024年4月の株式会社中條工務店、2025年4月の株式会社エアードに続き、2026年4月には株式会社アラキヂ工務店を新たにグループへ迎え入れました。1989年の設立以来、東京・神奈川エリアを中心に建築向け型枠工事で高い信頼を築いてきた同社は、当社グループにとって関東圏における心強い施工拠点となります。これにより、工事セグメントは4社体制となり、事業基盤はさらに強固なものとなりました。 千葉県に拠点を置く当社関東事業部やFDテクノ株式会社関東工場との連携により、資材供給から施工までの一気通貫したサポート体制を、首都圏においてより深化させてまいります。 ● 貢献と還元 持続可能な社会への貢献を目指すサステナビリティ経営を推進するとともに、人的資本への投資を強化しております。2024年より導入した執行役員制度に伴う「譲渡制限付株式報酬制度」の拡充については、さらなる企業価値向上への意欲を高め、株主の皆様との価値共有をより広範なものとするため、付与対象をグループ会社の代表者や、当社の高度専門職人材まで拡大することを検討しております。 当社は引き続き、「安定した成長へ」を新しい旗幟に、お客様の要望を確実に捉え、応変できる唯一無二の企業形態を目指し、持続的な増収と高収益化の実現による企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク2,224字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)資材調達のリスク 当社グループの事業内容は、商業ビル・マンション・工場などの建築物における壁面・床面及び側溝などのコンクリート製品の補強のための「溶接金網」の製造及び販売であり、主材料として線材、鉄筋等を使用しており、主材料価格の変動局面においては、販売価格への転嫁の進度により業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、材料価格の先行きに関する情報収集に努め、国内外の相場を注視しながら調達の量と時期をコントロールし、仕入れルートの多様化も柔軟に進めつつリスクの最小化を図ってまいります。 また、海外材料の調達については外貨建取引を行っており、為替相場の変動により原材料費の上昇につながるリスクもありますが、国内材料とのバランスを取りながら適切に調達を行ってまいります。 (2)経済状況の変化によるリスク 当社グループの主な販売先は、建設・土木業界であるため、国内の公共工事及び民間建設投資などが減少した場合、経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当業界でも一早く将来を見据え、今後インフラ整備など建設市場における成長性が見込まれる海外市場への進出を図り、現場ニーズを先取りした新サービス・新商品の開発を志向し、新たな市場の開拓に努めております。 (3)固定資産の減損に係る会計基準適用によるリスク 当社グループにおいては、工場を中心とした土地及び建物などの多くを自己保有しており、収益性が悪化した場合、固定資産の減損に係る会計基準が適用され、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、将来的にも主材料の徹底した調達管理及び生産性の向上並びに販売価格の適時の見直し等により収益性の向上に努めてまいります。 (4)自然災害等によるリスク 当社グループの生産拠点及び販売先のほとんどは国内中心であり、自然災害などにより生産拠点の設備が被災し、生産及び販売先への配送に停滞が生じた場合、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、関東地区をはじめ、中部、関西、中国、九州の各地域にそれぞれ生産及び販売拠点が分散されており、地域ごとの自然災害により業務に支障が生じた場合には、他の事業拠点からの支援体制が構築され、さらに「リスク管理委員会」において拠点所在地の「ハザードマップ」を作成しており、「経営危機対応マニュアル(リスク・マネジメント・ポリシー)」の整備と合わせ、予想される災害への対策を進めてまいります。 (5)感染症の感染拡大によるリスク 当社グループにおきましては、新たな感染症の流行などによる感染拡大が発生した場合は、新型コロナウイルス感染症の時と同様に、本社主導による感染防止策の指示徹底を継続し、必要に応じ役職員の国内外の出張の自粛及びWeb会議の活用並びに在宅勤務の実施など、勤務形態の多様化及び職場内外でのソーシャルディスタンスを確保し、社内外での感染の防止に努めてまいります。 また、今後新たな感染症の出現などにより、国内の建設現場における工事の中断、延期などが常態化すれば、製品の出荷が停滞し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループでは、分散された事業拠点の利点を活かし、社長を中心として「経営危機管理規程」及び「経営危機対応マニュアル(リスク・マネジメント・ポリシー)」に基づく危機管理体制を起動させ、感染症に起因する影響を可能な限り最小化するよう努めてまいります。 (6)サステナビリティに対する取り組みに関わるリスク 当社グループでは、SDGsターゲットに関連した「2030年に目指す姿」を以下の通り設定しております。 取り組み項目01 再生エネルギーへの転換 取り組み項目02 生産性向上への取り組み 取り組み項目03 省資源化、リサイクルを考慮したビジネスの推進 取り組み項目04 山林資源及び農業を守るビジネスの推進 取り組み項目05 インフラ強靭化に資する建材の提供 取り組み項目06 働きやすい組織体制の整備 当社グループでは、サステナビリティへの取り組みは重要な「企業の社会的責任」であると認識しており、当社グループが掲げる目標を着実に実現することがリスク対策となるとの基本認識のもと、今後想定される世界基準の規制強化や取り組みに消極的な企業が取引先から峻別されるリスクに対応して参ります。 (7)情報セキュリティに関わるリスク 当社グループは、事業活動を通じ、個人情報をはじめとする多数の重要な機密情報を保有しておりますが、システム障害やサイバー攻撃、不正アクセス等により、不測の事態により情報漏洩等が発生した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは情報セキュリティ対策ツールの導入と、社内情報のアクセス制御等を行い、機密情報を適切に管理してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)9,092字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化に加えイラン紛争の勃発に伴うエネルギー供給不安が深刻化し、地政学リスクが依然として高い水準で推移するなか、米国トランプ政権の通商政策を巡る停滞など、安定感に欠ける状況が続きました。各主要地域の概況として、米国では金融政策の転換が進む一方、インフレの再燃懸念や為替への影響が注視され、欧州では欧州中央銀行(ECB)による利下げが進むものの、ドイツを中心とした製造業の停滞やエネルギー価格の不透明感が企業活動の重石となり、中国では不動産市場の調整や内需の弱さが継続するなど、全体として不確実性の高い状況に終始いたしました。 わが国経済につきましては、継続的な賃上げによる雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、景気は緩やかな回復基調を保ちました。また、衆議院選挙における与党の大勝を受け、強力な経済施策への期待が高まる一方、日本銀行の金融政策正常化に伴う金利上昇が設備投資や住宅投資に与える影響や、原材料・エネルギー価格高騰や調達資材不足による企業活動への影響など、経済動向の先行きについては、依然として慎重な見極めを要する状況にあります。 当社グループの主な事業分野である建設・土木業界におきましては、公共投資は着実な推移を維持し、民間建設投資についても持ち直しの動きが見られるなど、建設投資全体としては一定程度の需要は維持されました。しかしながら、時間外労働の上限規制の適用に伴う工期の長期化や慢性的な人手不足の常態化に加え、今後一部の材料調達難や価格の急騰が見込まれるなど、当社グループを取り巻く事業環境は、今後も厳しい状況が予想されます。 このような環境において、当社グループは、2024年4月から2027年3月までの3か年を対象期間とする中期経営計画を策定し、「顧客価値向上に焦点を当てた事業の再構築」「社員の成長を目的とした積極的な人的資本投資」「業界のロールモデルになる社会貢献と環境経営」の3つの基本方針の下、安定的に成長を継続できる、新しいトーアミグループのあるべき姿を追求し、「個の確立と機能発揮」「融合・連携の強化」「新しい価値の創造」「貢献と還元」の4つの重要施策に取り組んでおります。 a.財政状態 当連結会計年度末の財政状態は、総資産が188億21百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億73百万円減少しました。主な要因としましては、現金及び預金が2億8百万円、建物及び構築物が1億98百万円、土地が1億30百万円、投資有価証券が2億56百万円それぞれ増加しましたが、受取手形が3億25百万円、売掛金が5億8百万円、原材料及び貯蔵品が1億34百万円、建設仮勘定が1億21百万円それぞれ減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、77億50百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億42百万円減少しました。主な要因としましては、電子記録債務が1億11百万円、短期借入金が1億8百万円、繰延税金負債が1億9百万円それぞれ増加しましたが、支払手形及び買掛金が3億54百万円、長期借入金が5億23百万円それぞれ減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、110億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億69百万円増加しました。主な要因としましては、利益剰余金が83百万円、その他有価証券評価差額金が1億84百万円それぞれ増加したことによるものであります。これにより、自己資本比率は58.7%となりました。 b.経営成績 当社グループの当連結会計年度の売上高は、土木・建築工事事業の売上高が増加し、183億91百万円(前年同期比1.6%増)となりました。 損益面におきましては、土木建築用資材事業において販売数量が減少したほか、材料価格が高止まりする状況にありましたが、売上総利益率の改善と販売価格水準の維持に努めた結果、営業利益は2億16百万円(前年同期は営業損失1億11百万円)、持分法適用会社への債権放棄等もあり、持分法による投資利益1億4百万円、貸倒引当金繰入額1億19百万円をそれぞれ計上した結果、経常利益は2億75百万円(前年同期は経常損失30百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は1億75百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失6百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (土木建築用資材事業) 土木建築用資材事業における売上高につきましては、主力の棒線加工品において獣害用の金網の出荷が増加した一方、建築工事全般では一部で大型案件の着工延期や計画見直し等があり、全体的に出荷量は減少しました。また、材料価格の高止まりや労務需給の逼迫、物流コストも漸増するなか、販売価格水準の維持に努めた結果、売上高は139億85百万円(前年同期比3.4%減)となりました。また、設備投資に伴う減価償却費の増加等の影響があったものの、製品毎の販売スプレッドの確保に注力した結果、セグメント利益は5億85百万円(前年同期比76.8%増)となりました。 (土木・建築工事事業) 土木・建築工事事業における売上高につきましては、民間設備投資や公共土木工事に関する引き合いは横ばいで推移したものの、民間土木工事の引き合いは拡大傾向にあり、災害復旧工事などの手持ち工事は順調に消化しております。特に、地域を問わず民間建築工事において、受注単価の改善に努めた結果、土木・建築工事全体の売上高は増加し、売上高は46億54百万円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益は1億19百万円(前年同期比7.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億8百万円増加し、当連結会計年度末には19億97百万円となりました。 また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は15億77百万円(前年同期は9億3百万円の獲得)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益2億71百万円、減価償却費4億1百万円、貸倒引当金の増加額1億77百万円、売上債権の減少額8億84百万円、棚卸資産の減少額1億87百万円、仕入債務の減少額2億67百万円、法人税等の支払額1億67百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は5億22百万円(前年同期は1億21百万円の支出)となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出4億59百万円、関係会社貸付けによる支出35百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は8億46百万円(前年同期は1億11百万円の獲得)となりました。 これは主に長期借入金の返済による支出7億91百万円、配当金の支払額90百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土木建築用資材(千円)   10,149,265   95.7 合計(千円)   10,149,265   95.7 (注)1.金額は製造原価によっております。 2.当社グループのセグメントのうち、「土木・建築工事事業」は、生産実績を定義することが困難なため上記生産実績を記載しておりません。 b.商品仕入実績 当社グループの当連結会計年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土木建築用資材(千円)   1,911,657   94.8 合計(千円)   1,911,657   94.8 (注)1.金額は仕入価額によっております。 2.当社グループのセグメントのうち、「土木・建築工事事業」は、商品仕入実績がないため記載しておりません。 c.受注実績 当社グループの当連結会計年度の受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) 土木・建築工事(千円)   4,664,016   128.9   2,362,059   105.0 合計(千円)   4,664,016   128.9   2,362,059   105.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当社グループのセグメントのうち、「土木建築用資材事業」は、見込生産を行っているため、該当事項はありません。 d.販売実績 当社グループの当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 土木建築用資材(千円)   13,748,561   95.7 土木・建築工事(千円)   4,643,275   124.4 合計(千円)   18,391,836   101.6 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態の分析 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ9億16百万円減少して87億28百万円となりました。 主たる要因は、受取手形が3億25百万円、売掛金が5億8百万円それぞれ減少したことによるものであります。 (固定資産) 有形固定資産は、前連結会計年度末に比べ2億40百万円増加して79億26百万円となりました。 主たる要因は、建物及び構築物が1億98百万円、土地が1億30百万円それぞれ増加したことによるものであります。 無形固定資産は、前連結会計年度末に比べ58百万円減少して4億90百万円となりました。 主たる要因は、のれんが59百万円減少したことによるものであります。 投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ4億62百万円増加して16億76百万円となりました。 主たる要因は、投資有価証券が2億56百万円、その他に含まれる退職給付に係る資産が88百万円それぞれ増加したことによるものであります。 以上の結果、固定資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億43百万円増加して100億92百万円となりました。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ95百万円減少して66億57百万円となりました。 主たる要因は、電子記録債務が1億11百万円、短期借入金が1億8百万円それぞれ増加しましたが、支払手形及び買掛金が3億54百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末に比べ4億47百万円減少して10億93百万円となりました。 主たる要因は、繰延税金負債が1億9百万円増加しましたが、長期借入金が5億23百万円減少したことによるものであります。 (純資産の部) 利益剰余金は、前連結会計年度末に比べ83百万円増加して83億78百万円となりました。 主たる要因は、親会社株主に帰属する当期純利益により1億75百万円増加しましたが、剰余金の配当により91百万円減少したことによるものであります。 自己株式は、前連結会計年度末に比べ39百万円増加して3億58百万円となりました。 その他の包括利益累計額は、前連結会計年度末に比べ2億30百万円増加して4億69百万円となりました。 主たる要因は、その他有価証券評価差額金が1億84百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、純資産の部の合計は、前連結会計年度末に比べ2億69百万円増加して110億70百万円となりました。 b.経営成績の分析 (売上高) 土木建築用資材事業において販売価格水準の維持に努めたこと、土木・建築工事事業において株式会社エアードが連結子会社となったこと、地域を問わず民間建築工事で受注単価の改善に努めたこと等により、当連結会計年度の売上高は、183億91百万円(前年同期比1.6%増)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、前連結会計年度に比べ2億27百万円減少して153億4百万円となりました。 主たる要因は、材料価格の高止まりや人件費の上昇等があったものの、製品毎の販売スプレッドの確保に注力したことによるものであります。売上原価率においては、前連結会計年度に比べ2.6ポイント良化しております。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億86百万円増加して28億70百万円となりました。 主たる要因は、給料及び手当が55百万円、法定福利及び厚生費が28百万円、のれん償却額が16百万円、貸倒引当金繰入額が68百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (営業損益) 前連結会計年度は1億11百万円の営業損失でしたが、当連結会計年度は2億16百万円の営業利益となりました。 (営業外収益・費用) 営業外収益は、前連結会計年度に比べ87百万円増加して2億30百万円となりました。 主たる要因は、持分法による投資利益が1億4百万円増加したことによるものであります。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ1億9百万円増加して1億71百万円となりました。 主たる要因は、貸倒引当金繰入額が1億19百万円増加したことによるものであります。 (経常損益) 前連結会計年度は30百万円の経常損失でしたが、当連結会計年度は2億75百万円の経常利益となりました。 (特別利益・損失) 特別利益は、前連結会計年度に比べ1億29百万円減少して42百万円となりました。 主たる要因は、補助金収入が1億33百万円減少したことによるものであります。 特別損失は、前連結会計年度に比べ39百万円増加して46百万円となりました。 主たる要因は、固定資産除却損が24百万円、段階取得に係る差損が17百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 前連結会計年度は6百万円の親会社株主に帰属する当期純損失でしたが、当連結会計年度は1億75百万円の親会社株主に帰属する当期純利益となりました。 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因といたしましては、建築現場での慢性的な人手不足やエネルギー・資源価格の高騰が続き、物流や調達コストを押し上げる要因となっております。こうした足元の課題に加え、世界経済に目を向ければ、ウクライナ情勢の長期化に加えイラン紛争の勃発に伴うエネルギー供給不安が深刻化し、地政学リスクが依然として高い水準で推移するなか、米国トランプ政権の通商政策を巡る停滞など、安定感に欠ける状況が続いております。各主要地域の概況として、米国では金融政策の転換が進む一方、インフレの再燃懸念や為替への影響が注視され、欧州では欧州中央銀行(ECB)による利下げが進むものの、ドイツを中心とした製造業の停滞やエネルギー価格の不透明感が企業活動の重石となり、中国では不動産市場の調整や内需の弱さが継続するなど、全体として不確実性の高い状況にあります。このような環境のなか、当社は引き続き、「安定した成長へ」を新しい旗幟に、お客さまの要望を確実に捉え、応変できる唯一無二の企業形態を目指し、持続的な増収と高収益化の実現による企業価値の向上を目指してまいります。 今後における当社グループの経営への対応としましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境、(5)対処すべき課題」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況についての分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、材料及び商品仕入のほか、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費の営業費用であります。近年の資金投資の状況は、生産性及び効率性向上のための機械設備の購入及び労務管理の合理化のためのシステム投資であり、その他は、主として諸設備の更新及び改良によるものであります。これらは、基本的に自己資金を主な充当原資としており、不足が生じる場合のみ金融機関からの短期融資にて賄ってまいります。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益が前連結会計年度に比べ1億36百万円増加したことや、減価償却費の増加、売上債権の減少等により、営業活動によるキャッシュ・フローは15億77百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、5億22百万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出等により8億46百万円の支出となりました。以上の結果、投資活動及び財務活動による支出の増加はあったものの、営業活動による収入に加え、前連結会計年度末の現金及び現金同等物残高17億89百万円を原資として必要資金を賄いました。これらにより当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は19億97百万円と前年同期比で2億8百万円増加しました。来期においても売上高増加に伴う営業活動によるキャッシュ・フローの増加が見込めること、取引金融機関との間で維持されている良好な取引関係等から、当社グループに必要な事業資金の流動性は、十分に確保されているものと考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計方針の選択、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りそのものに不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えております。 ・有形固定資産、無形固定資産 固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。割引前将来キャッシュ・フローの総額の見積りは、過去の実績及び将来の市場環境等を勘案して見積もっております。固定資産の減損の兆候の把握、減損損失の認識の判定及び測定を行うに当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、翌連結会計年度の固定資産の減損の兆候の把握、減損損失の認識の判定及び測定に影響を与える可能性があります。 ・のれん のれんを含む資産グループに減損の兆候があると認められる場合は、減損損失の認識の要否を判定し、判定の結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として計上することとしております。 当該見積りは、将来の不確実な経済条件の変動等によって影響を受ける可能性があり、仮定の見直しが必要となった場合には翌連結会計年度の連結財務諸表において、のれんの評価に重要な影響を与える可能性があります。 ・関係会社長期貸付金、関係会社出資金 関連会社であるSMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYについて、同社の将来の収益性をふまえ、その財務諸表を必要に応じて修正したうえで持分法を適用しております。 ・退職給付に係る負債、退職給付に係る資産 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率などの要素が含まれております。 ・繰延税金資産、繰延税金負債 当社グループは、繰延税金資産について、その回収可能性を考慮して、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際には、将来の課税所得を合理的に見積っております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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