概要
ファインシンターは粉末冶金(焼結)技術を基盤とする金属製品メーカーで、自動車焼結部品を主力とする。2026年3月期の連結売上高は462億円、従業員数は1,958名。トヨタ自動車を主要顧客とし、国内にファインシンター東北、ファインシンター三信、海外にタイ、アメリカ、中国、インドネシアの製造子会社を持つ。3事業セグメントは自動車焼結、鉄道焼結、油圧機器製品。近年は構造改革により損失を計上している。
3事業セグメントとグループ構成
当社グループは自動車焼結製品、鉄道焼結製品、油圧機器製品の製造販売を主な事業とする。自動車焼結事業が連結売上高の約90%を占め、トヨタ自動車向けが継続的に供給される。製造子会社は6社で、ファインシンター東北(自動車焼結製造)、ファインシンター三信、タイファインシンター、アメリカンファインシンター、精密焼結合金(無錫)有限公司、ファインシンターインドネシアがそれぞれ自動車焼結製品の製造・販売を行う。鉄道焼結と油圧機器は当社本体で生産する。
グローバルな生産拠点と地域展開
生産拠点は日本国内(愛知県春日井市本社、関連子会社の東北・三信)に加えて、タイに2拠点、アメリカ、中国(無錫)、インドネシアに展開する。タイ第2拠点では駆動系部品の増産を進め、ハイブリッド車用インバーター部品の受注が好調である。中国子会社は北米輸出向け油圧機器製品も手掛ける。2026年3月期の地域別売上比率は開示されていないが、海外子会社の生産高が全体の約3割を占めると推測される。
経営方針と中期経営計画の概要
基本理念は「ものつくりを通し、すみよい社会と人々の幸せに貢献する」である。2026年5月に策定した中期経営計画「Vision2030」では、「変革を遂げる」を基本方針に掲げ、事業ポートフォリオの継続的な見直しと収益基盤の強化を目指す。最終年度の2031年3月期に売上高450億円、営業利益率5%、ROE8%の達成を目標とする。収益力低下の要因として、少量不採算品の影響、構造改革の遅れ、設備老朽化、技術継承の停滞を挙げ、重点3事業への資源集中と人的資本投資を進める。
業界の中での役割は焼結合金部品メーカー(自動車部品サプライヤー)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車主力
トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカー向けに、エンジンやトランスミッションなどに使われる焼結製品を供給。軽量・高強度・複雑形状が可能な焼結技術で、車両の燃費向上や静粛性に貢献。
主要顧客トヨタ自動車
- 自動車焼結製品
- エンジンバルブシート、オイルポンプギヤなど、粉末冶金で製造する自動車部品。耐磨耗性・耐熱性に優れ、エンジンの高性能化に寄与。
02鉄道準主力
鉄道車両向けに、ブレーキ装置などに使われる焼結製品を供給。高い安全性と耐久性が求められる鉄道分野で、焼結技術を活用。
- 鉄道焼結製品
- 鉄道車両のブレーキ摩擦材や継手部品など、高い信頼性を要する焼結部品。
03建設・産業機械(油圧機器)副次
建設機械や産業機械に使われる油圧機器向けの焼結製品を供給。高圧・高負荷に耐える部品で、機械の信頼性と耐久性を支える。
- 油圧機器製品
- 油圧ポンプ・モータ用の焼結部品。耐圧性・耐磨耗性に優れ、油圧システムの性能を向上。
製品と技術
自動車焼結製品:ハイブリッド車向け部品の拡大
主力の自動車焼結事業では、エンジンやトランスミッション用の焼結部品に加え、ハイブリッド車(HV)用インバーター部品の生産が拡大している。タイ第2拠点では駆動系部品を量産し、国内では新たなHV用インバーター部品の生産を開始した。粉末冶金により複雑形状を高精度に成形する技術が強みで、トヨタ自動車を主要顧客とする。2026年3月期の同事業売上高は418億95百万円と全体の約91%を占める。
鉄道焼結製品:新幹線用摩擦材の安定供給
鉄道焼結事業では、新幹線用のブレーキライニングやすり板を製造する。これらの製品は焼結技術による耐摩耗性と安定した摩擦係数が求められる。2026年3月期の売上高は23億81百万円と前期比微減だが、原価改善によりセグメント利益は6億46百万円と24.7%増加した。受注は安定しており、新幹線の保守需要に対応する。
油圧機器製品:デンタルチェア向けなど精密部品
油圧機器製品事業では、主にデンタルチェア用の油圧・空圧制御部品を供給する。小型で高い信頼性が要求される分野で、焼結技術を応用した部品を提供する。2026年3月期の売上高は19億20百万円。トランプ関税の影響で中国顧客向けが減少したが、北米顧客の増加と新規案件獲得で補った。セグメント利益は4億53百万円と増益を達成した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
焼結部品で国内首位、競合は非上場
ファインシンターは焼結機械部品の専業メーカーで、国内シェアトップクラス。同業の日本調理機やテクニスコは調理機器や産業機械部品が主体で、直接競合は限定的。売上高は400億円台と安定的だが、営業利益率は25/3期1.64%と低水準。26/3期は増収増益見込みだが、利益率改善が課題。自動車向け比率が高く、電動化シフトへの対応が急務。
強み
- 長年の焼結技術で高品質・高精度の部品を提供し、自動車など産業機器に強み。
- 焼結機械部品で国内首位のシェアを持ち、安定受注基盤を確保。
- 売上高400億円超で安定的に推移し、キャッシュフローは安定。
- 自動車、産業機械、家電など幅広い最終用途に対応可能。
課題
- 営業利益率1〜2%台と低く、コスト削減や高付加価値化が急務。
- 自動車向け比率が高く、電動化や生産変動の影響を受けやすい。
- 海外メーカーの低価格攻勢に晒され、価格競争力の維持が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属製品の時価総額近傍。太字がファインシンター
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5986モリテック スチール | 58億円 | 5.5倍 |
| 2 | 5997協立エアテック | 55億円 | 9.8倍 |
| 3 | 3426アトムリビンテック | 53億円 | 13.3倍 |
| 4 | 5900ダイケン | 52億円 | 16.1倍 |
| 5 | 5990スーパーツール | 46億円 | 23.3倍 |
| 6 | 5994ファインシンター | 44億円 | — |
| 7 | 3437特殊電極 | 43億円 | 9.4倍 |
| 8 | 5973トーアミ | 39億円 | 20.0倍 |
| 9 | 5939大谷工業 | 38億円 | 12.6倍 |
| 10 | 3439三ツ知 | 36億円 | 96.9倍 |
| 11 | 5928アルメタックス | 35億円 | 18.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2013年度から2016年度:売上高の拡大と利益の変動
2013年3月期の連結売上高は346億円、当期純利益は12億円であった。その後、2014年3月期は売上高368億円、純利益7億円、2015年3月期は同378億円、5億円と増収ながら減益が続いた。2016年3月期には売上高384億円、純利益10億円と回復した。この期間、自動車焼結事業の受注が堅調に推移し、海外拠点の立ち上げが進んだと推測されるが、詳細な事業別業績の開示はない。
2017年度から2020年度:増収基調も収益性に課題
2017年3月期の売上高は375億円、純利益11億円。2018年3月期は390億円、5億円と減益。2019年3月期は405億円、8億円、2020年3月期は403億円、6億円と売上高は400億円前後で推移したが、純利益は低水準にとどまった。この間、原材料価格の高騰やエネルギーコストの上昇が収益を圧迫し、販売価格への転嫁が課題となった。
2021年度から2023年度:売上減少と構造的な損失計上
2021年3月期は売上高346億円、純損失3億円と赤字転落。2022年3月期は売上高390億円に回復したが純損失5億円、2023年3月期は売上高397億円ながら純損失27億円と赤字幅が拡大した。損失の主因は不採算品の整理やグローバル拠点再編に伴う減損損失である。同期間中にタイ第2拠点の稼働やハイブリッド車部品の生産開始があったものの、コスト増を吸収できなかった。
2024年度以降:構造改革の推進と収益改善への道筋
2024年3月期の売上高は424億円、純損失6億円。2025年3月期は売上高427億円、営業利益7億円(計画値)ながら純損失2億円。2026年3月期は売上高462億円、営業利益12億円と増収増益となるが、固定資産減損損失21億91百万円の計上により純損失24億円となった。中期計画では自動車焼結事業の収益力向上と鉄道・油圧事業への重点投資により、営業利益率5%を目指す。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,958人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は717万円で、9期前と比べて+6.4%。平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は19.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 2,258 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,295 | — |
| 2019年3月 | 674 | 42.6 | 18.0 | 2,287 | — |
| 2020年3月 | 671 | 42.9 | 18.2 | 2,307 | — |
| 2021年3月 | 622 | 42.8 | 18.0 | 2,281 | — |
| 2022年3月 | 647 | 43.1 | 18.4 | 2,248 | — |
| 2023年3月 | 618 | 43.2 | 18.4 | 2,123 | — |
| 2024年3月 | 636 | 43.7 | 18.9 | 2,098 | — |
| 2025年3月 | 683 | 44.5 | 19.7 | 2,043 | 34 |
| 2026年3月 | 717 | 45.2 | 19.3 | 1,958 | 61 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 5 / 海外 2、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。
- 国内ファインシンター東北㈱岩手県奥州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外タイファインシンター㈱(注1)(注4)タイ国 ラヨーン県 · 連結子会社議決権87.3%
- 国内アメリカンファインシンター㈱(注1)(注4)アメリカ合衆国 オハイオ州ティフィン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内精密焼結合金(無錫)有限公司(注1)中華人民共和国 江蘇省無錫市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ファインシンター三信㈱埼玉県比企郡 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ファインシンターインドネシア㈱(注1)インドネシア共和国西ジャワ州カラワン県 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタ自動車㈱(注3)愛知県豊田市 · その他の関係会社議決権0.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は462億円、営業利益は12億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+71.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 445億円 | 462億円 |
| 営業利益 | 12億円 | 12億円 |
| 純利益 | 5億円 | -24億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は114億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 101 | — | — | −17 |
| 2024年1Q | 101 | −4 | −4.0 | −1 |
| 2024年2Q | 109 | 4 | 3.7 | 3 |
| 2024年3Q | 111 | 4 | 3.6 | −1 |
| 2024年4Q | 103 | — | — | −7 |
| 2025年2Q | 209 | −2 | −1.0 | −12 |
| 2025年4Q | 218 | 9 | 4.1 | 10 |
| 2026年2Q | 230 | 12 | 5.2 | 9 |
| 2026年4Q | 232 | 0 | 0.0 | −33 |
| 2027年1Q | 114 | 0 | 0.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は346億円から462億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 346 | — | 14 | — | 12 |
| 2014年3月 | 368 | — | 12 | — | 7 |
| 2015年3月 | 378 | — | 12 | — | 5 |
| 2016年3月 | 384 | — | 20 | — | 10 |
| 2017年3月 | 375 | — | 20 | — | 11 |
| 2018年3月 | 390 | — | 16 | — | 5 |
| 2019年3月 | 405 | — | 15 | — | 8 |
| 2020年3月 | 403 | — | 10 | — | 6 |
| 2021年3月 | 346 | — | 1 | — | −3 |
| 2022年3月 | 390 | — | 6 | — | −5 |
| 2023年3月 | 397 | — | −11 | — | −27 |
| 2024年3月 | 424 | — | 4 | — | −6 |
| 2025年3月 | 427 | 7 | 5 | 1.6 | −2 |
| 2026年3月 | 462 | 12 | 8 | 2.6 | −24 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高462億円のうち、営業利益として残るのは12億円で2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-24億円、売上の-5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.9%397億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%54億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%12億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが48億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは25億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は55億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | −23 | −16 | 15 | 39 |
| 2014年3月 | 26 | −43 | 9 | −17 | 33 |
| 2015年3月 | 38 | −35 | −12 | 3 | 28 |
| 2016年3月 | 40 | −44 | 4 | −4 | 28 |
| 2017年3月 | 45 | −43 | 2 | 2 | 32 |
| 2018年3月 | 37 | −45 | 18 | −8 | 43 |
| 2019年3月 | 40 | −41 | −4 | −1 | 37 |
| 2020年3月 | 49 | −37 | −5 | 12 | 43 |
| 2021年3月 | 33 | −41 | 23 | −8 | 59 |
| 2022年3月 | 42 | −33 | −14 | 9 | 56 |
| 2023年3月 | 18 | −37 | 3 | −19 | 42 |
| 2024年3月 | 47 | −52 | −2 | −5 | 39 |
| 2025年3月 | 8 | −5 | 0 | 3 | 41 |
| 2026年3月 | 48 | −23 | −13 | 25 | 55 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は464億円。このうち返さなくてよい自己資本が151億円で、自己資本比率は30.9%(業種中央値59.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 334 | 145 | 189 | 39.7 |
| 2014年3月 | 381 | 158 | 223 | 37.6 |
| 2015年3月 | 403 | 174 | 229 | 38.9 |
| 2016年3月 | 412 | 166 | 246 | 35.8 |
| 2017年3月 | 434 | 179 | 255 | 36.7 |
| 2018年3月 | 461 | 186 | 275 | 35.5 |
| 2019年3月 | 468 | 190 | 278 | 35.6 |
| 2020年3月 | 468 | 184 | 284 | 34.8 |
| 2021年3月 | 497 | 195 | 302 | 34.4 |
| 2022年3月 | 502 | 200 | 302 | 34.3 |
| 2023年3月 | 482 | 173 | 309 | 30.2 |
| 2024年3月 | 502 | 185 | 317 | 31.2 |
| 2025年3月 | 478 | 170 | 308 | 29.5 |
| 2026年3月 | 464 | 151 | 313 | 30.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で87社中10位あたり、逆に低いのは自己資本比率で87社中82位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,002で、1年前と比べて+12.6%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 8.6倍 |
| PBR | 0.30倍 |
| 配当利回り | 2.50% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月末に950円と、25日線(995.76円)を4.6%下回り、200日線(1451.06円)からは34.5%下に乖離。52週高値2170円からは56%下落、安値857円からは10%高い。出来高は7月31日に8.1万株と直近平均の約2倍に膨らみ、売りが加速。RSIは42.5と売り寄りだが、6月末に112千株の出来高を記録するなど下値では買いも入る。週足では6月中旬から緩やかな下降トレンドが続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは赤字のため算出不可だが、PBR 0.31倍は同業平均1.30倍を大幅に下回り割安。配当利回り2.48%は平均2.37%を上回る。ただしROEは-17%と低収益で、業績は赤字継続。資産価値に比べ割安だが、収益面のリスクに注意。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 8.6倍 | — |
| PBR | 0.30倍 | 1.13倍 |
| ROE | -17.0% | 6.3% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
自動車向け依存度が高く、2026/3期は大幅な特別損失計上で最終赤字予想。強気派は営業利益の改善傾向とEVシフトに伴う軽量部品需要、弱気派は構造的不採算と受注減少リスクを争点。PBR0.31倍と超割安だが、収益性改善が前提。
- 営業利益改善
2025/3期営業利益率1.6%へ改善中。
- EV需要
電動化で軽量焼結部品の需要が拡大可能性。
- PBR0.31倍
解散価値の3分の1と割安感強い。
- 営業利益2期連続増益2026年3月期影響中
営業利益7億→12億へ増加(前期比71%増)、収益力改善
- 売上高8%成長2026年通期影響中
売上高462億円、前期比8%増で過去最高
- PBR0.31倍の極端な割安継続影響弱
PBR0.31倍は金属製品業界で最低水準、バリュー投資家の注目
- 特別損失一巡後の正常化2027年3月期影響弱
2026/3期の特別損失24億円が一時的なら純利益回復
- 最終赤字継続
2026/3期も特別損失で▲24億円予想。
- 自動車依存
顧客の生産変動に業績が直結するリスク。
- 収益性低い
営業利益率2%台と資本効率が悪い。
- 純損失の大幅拡大2026年3月期影響強
純損失24億円(前期比-1100%)、EPS大幅悪化で株価下落リスク
- 減配リスク次回決算発表影響中
配当利回り2.5%だが純損失で減配の可能性
- 事業構造改革の遅れ継続影響中
営業利益率2.6%と低く、競争力強化が急務
- 金属需要の減少2026年下期影響弱
中国経済減速で金属製品需要減の懸念
- 営業利益率
- 収益構造改善の可否を示す。
- 自動車向け売上
- 主要顧客の生産動向を反映。
- 特別損失
- リストラ費用や減損の発生有無。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+25.0%。いまの株価に対する利回りは2.50%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 70 | — | 51.5 |
| 2018年3月 | 65 | −7.1 | — |
| 2019年3月 | 70 | 7.7 | 32.5 |
| 2020年3月 | 70 | 0.0 | 33.2 |
| 2021年3月 | 10 | −85.7 | 23.4 |
| 2022年3月 | 50 | 400.0 | — |
| 2023年3月 | 10 | −80.0 | — |
| 2024年3月 | 20 | 100.0 | 15.5 |
| 2025年3月 | 20 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 25 | 25.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,100人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.1%を占め、残る60.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 38.7 | 38.2 | 42.7 | 51.3 | 55.5 | 51.3 |
| 事業法人 | 48.7 | 48.6 | 44.0 | 33.8 | 36.3 | 35.6 |
| 証券会社 | 0.5 | 0.5 | 1.5 | 4.5 | 1.9 | 7.2 |
| 金融機関 | 11.6 | 11.7 | 11.7 | 9.1 | 5.6 | 3.5 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 4.1 | 3.1 | 3.2 |
| 外国法人 | 0.6 | 1.0 | 0.1 | 1.3 | 0.7 | 2.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | トヨタ自動車株式会社 | 20.81 |
| 02 | ファインシンター従業員持株会 | 8.37 |
| 03 | カヤバ株式会社 | 4.98 |
| 04 | 千住金属工業株式会社 | 4.62 |
| 05 | 松井証券株式会社 | 3.24 |
| 06 | 池口 史子 | 1.76 |
| 07 | 小島 伸介 | 1.38 |
| 08 | あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 | 1.27 |
| 09 | ファインシンター取引先持株会 | 1.24 |
| 10 | 株式会社アイシン | 1.18 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−1120%、1株純資産は14期で+456%。直近期のROEは-17.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 55 | 603 | 9.8 | 5.4 | 41.3 |
| 2014年3月 | 33 | 650 | 5.2 | 10.0 | 60.9 |
| 2015年3月 | 25 | 712 | 3.7 | 13.7 | 80.8 |
| 2016年3月 | 228 | 3,354 | 6.6 | 7.4 | 48.2 |
| 2017年3月 | 245 | 3,616 | 7.0 | 8.0 | 51.5 |
| 2018年3月 | 105 | 3,719 | 2.9 | 21.7 | — |
| 2019年3月 | 186 | 3,794 | 4.9 | 12.2 | 32.5 |
| 2020年3月 | 126 | 3,704 | 3.4 | 13.9 | 33.2 |
| 2021年3月 | −65 | 3,881 | −1.7 | — | 23.4 |
| 2022年3月 | −118 | 3,908 | −3.0 | — | — |
| 2023年3月 | −621 | 3,310 | −17.2 | — | — |
| 2024年3月 | −136 | 3,690 | −3.9 | — | 15.5 |
| 2025年3月 | −48 | 3,292 | −1.4 | — | — |
| 2026年3月 | −564 | 3,353 | −17.0 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山口登士也 | 代表取締役社長 | 61 | 6,841 |
| 田中義人 | 取締役副社長 | 62 | 4,676 |
| 伊藤雅之 | 専務取締役 | 64 | 3,846 |
| 小林努 | 常務取締役 | 63 | 2,305 |
| 鈴木康也 | 取締役 | 51 | — |
| 加藤豊 | 取締役 | 53 | — |
| 石郷岡功二 | 常勤監査役 | 63 | 1,801 |
| 飯田寿 | 監査役 | 62 | — |
| 加藤克彦 | 監査役 | 63 | — |
| 五藤健二 | 取締役 | 63 | 2,655 |
| 帆足寿味子 | 取締役 | 53 | — |
| 前原恒男 | 監査役 | 58 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 内田雅士 | — | 57 | 4,824 |
| 石川智己 | — | 54 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 70 | 33 | 14 | 118 | 30 |
| 監査役 | 1 | 10 | 4 | 2 | 16 | 16 |
| 社外取締役 | 5 | 6 | 2 | 1 | 8 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容303字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,475字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,910字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,553字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2023/04/01-2024/03/31)2024-09-30
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第75期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-08
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-30
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