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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

瀧上工業

The Takigami Steel Construction Co.,Ltd.5918 · Standard · 金属製品

橋梁や鉄骨など鋼構造物の設計・製作・施工を手がける専業メーカー。国内トップクラスの技術力で社会インフラを支える。

概要

瀧上工業は、1937年創業の鋼構造物メーカーである。橋梁・鉄骨・その他鉄構物の設計・製作・施工を中核事業とし、不動産賃貸、鋼材販売、運送事業も手掛ける。本社を愛知県半田市に置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場(1961年10月)。2026年3月期の連結売上高は238億円、従業員数は488名。グループは子会社7社、関連会社1社で構成され、国内主要都市に営業網を持つ。

鋼構造物製造が売上の9割を占める主力事業

当社グループの売上高の約88%(2026年3月期の完成工事高206億9千万円/連結売上高234億3千万円)を鋼構造物製造事業が占める。この事業では橋梁(新設・保全)と鉄骨・鉄構物の設計・製作・施工を一貫して手掛ける。子会社の㈱菊池鉄工所(2024年10月連結子会社化)が鉄骨等の加工を、瀧上建設興業㈱と東京フラッグ㈱が現場施工を担う。海外ではベトナムの関連会社Universal Steel Fabrication Vina-Japan Co.,LTD.が鉄骨加工製品を製造する。橋梁部門の受注高は2025年3月期に112億8千万円と前年比42.5%減となり、業界の需要低迷に直面している。

不動産賃貸が安定的な収益源を構成

不動産賃貸事業は、当社および子会社の丸定産業㈱、㈱瀧上工作所、瀧上不動産㈱が運営する。半田第二工場の一部を賃貸不動産として貸与した2007年以降、同事業は徐々に拡大し、2026年3月期の売上高は10億4千万円(連結売上高の4.4%)を計上した。営業利益は5億5千万円で、全社の営業利益4億8千万円を上回る安定した収益源となっている。経営計画では、資本効率を考慮した資産の入れ替えや売却も検討対象としている。

全国7拠点と海外駐在員事務所で営業網を形成

国内営業拠点は、東京本店(東京都中央区)を中心に、札幌、仙台、静岡、名古屋、大阪、広島、岐阜、福岡の各営業所を開設している。1960年開設の大阪営業所は1994年に支店へ昇格。2025年6月には静岡営業所を閉鎖したが、依然として全国カバーを維持する。海外では2014年10月にフィリピン・マカティ市にマニラ駐在員事務所を開設。また、ベトナムの関連会社を通じて東南アジアでの鉄骨加工を手掛ける。本社機能は2010年から2012年にかけて東京から名古屋を経て半田市に移転し、現在は半田工場と同一敷地内にある。

グループ再編とM&Aで事業ポートフォリオを最適化

当社グループは、2014年9月の株式交換により丸定産業、丸定鋼業、㈱瀧上工作所、丸定運輸、瀧上建設興業、中部レベラー鋼業の6社を完全子会社化した。その後、2016年に丸定産業が丸定鋼業と中部レベラー鋼業を吸収合併。2018年には㈱ケイシステックニジューサンを、2021年には瀧上不動産㈱を、2022年には東京フラッグ㈱を、2024年には㈱菊池鉄工所をそれぞれ連結子会社化した。一方、2026年3月にはケイシステックニジューサンを清算し、工作機械製造事業から撤退。これらの再編により、鋼構造物製造・不動産賃貸・材料販売・運送の4事業に集中している。

業界の中での役割は社会インフラ向け鋼構造物の設計・製造・施工プロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
234億円
営業利益
5億円
営業利益率
2.1%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01鋼構造物製造(橋梁・鉄骨)主力

橋梁や鉄骨、その他鉄構物の設計・製作・施工を一貫して受注生産。子会社が外注加工や現場施工を担当し、関連会社のベトナム拠点で鉄骨加工製品を製造する。

主な製品・サービス3
橋梁
道路橋や鉄道橋など、社会インフラを支える鋼製橋梁の設計・製作・施工。
鉄骨
ビルや工場など建築物の骨格となる鉄骨構造物の設計・製作・施工。
その他鉄構物
タワーやゲートなど、鉄骨以外の鋼構造物。

02不動産賃貸準主力

当社および子会社が所有する不動産の賃貸および管理業務を行う。

03材料販売副次

子会社の丸定産業が鋼板の切断・加工販売、鉄筋・建材の販売を行い、瀧上精機工業がボルト・ナット類を製造販売する。

主な製品・サービス2
鋼板切断・加工品
厚板事業部で鋼板を切断・加工して販売する。
鉄筋・建材
建設現場で使用する鉄筋や建材を販売する。

04運送副次

子会社の丸定運輸が橋梁・鉄骨などの製品輸送を担当する。

05その他(太陽光発電)その他

当社が太陽光発電設備による発電事業を行う。

製品と技術

橋梁事業:新設と保全の両軸で社会インフラを支える

橋梁事業は当社の創業以来の中核であり、鋼道路橋の新設工事と、経年劣化した橋梁の補修・補強・床版取替などの保全工事を手掛ける。新設橋梁では、中部地方整備局発注の「清水IC第1高架橋」や愛知県道路公社の「常滑JCT Iランプ橋」などを施工。保全工事では、中日本高速道路㈱の「長良川橋床版取替工事」や「浜名湖橋支承取替工事」、中部地方整備局の「木曽川大橋補修補強工事」など大型案件を多数受注している。2026年3月期の橋梁部門受注高は112億8千万円と前年比42.5%減少したが、保全工事の収益改善により同事業セグメント全体では営業黒字を達成した。

鉄骨・鉄構事業:首都圏超高層案件に挑戦

鉄骨・鉄構事業は、工場・倉庫・商業施設・超高層建築物などの鉄骨フレームを製作・施工する。近年は首都圏の超高層案件への参入を「新規事業と同等のチャレンジ」と位置付け、設備投資と人材育成を進めている。2026年3月期の主な施工実績として、「虎ノ門一丁目東地区」や「みなとみらい52街区」などの大型プロジェクトがある。しかし、建材価格の高止まりや民間投資の慎重化により、同事業の受注高は21億1千万円(前期比52.1%減)にとどまった。経営計画では、首都圏の需要を取り込むことで鉄骨部門の成長を図る方針である。

不動産賃貸事業:グループの安定収益基盤

不動産賃貸事業は、半田第二工場の一部賃貸(2007年開始)に加え、子会社が保有する賃貸マンションや商業施設の運営を行う。2021年に連結子会社化した瀧上不動産㈱が同事業を強化し、2026年3月期の売上高は10億4千万円(前年比9.0%増)、営業利益5億5千万円とグループの中で最も安定した収益を上げている。事業の特徴として、グループ内の遊休不動産を活用しつつ、外部からの物件取得も積極的に行う。第5次中期経営計画では、資本効率を考慮した資産の入れ替えや売却も検討しつつ、安定的な収益源として一定規模を維持する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製品加工で中堅、内需依存で安定

瀧上工業は金属製品セクターに属し、売上高200億円台で業界内では中堅に位置する。同業の稲葉製作所やケー・エフ・シーと比較して規模は小さいが、特定のニッチ市場に強みを持つ可能性がある。直近の営業利益率は2025年3月期に-1.68%と赤字に転落したが、2026年3月期には2.14%へ回復見込みであり、収益改善が進んでいる。内需依存度が高く、国内景気の影響を受けやすい体質。

強み

  • 金属製品加工において特定の分野で専門性を発揮し、競合との差別化を図っている。
  • 売上高が安定して200億円台を維持しており、大きな変動が少ない。
  • 2026年3月期には営業利益率がプラスに転じる見込みで、業績回復が期待される。
  • 長期間にわたり金属製品業界で事業を継続しており、顧客との関係が強固。

課題

  • 営業利益率が低く、2025年3月期は赤字。収益力の改善が急務。
  • 国内市場に依存しており、海外展開が限定的であるため成長に制約。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が瀧上工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15945天龍製鋸259億円13.8倍
25922那須電機鉄工244億円9.5倍
33443川田テクノロジーズ241億円8.2倍
45933アルインコ236億円12.8倍
55951ダイニチ工業235億円13.2倍
65918瀧上工業214億円17.2倍
75932三協立山206億円
85941中西製作所174億円7.7倍
95965フジマック171億円3.8倍
105983イワブチ149億円15.3倍
113447信和143億円8.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

鉄骨鉄筋工業として創業した1937年

1937年1月、瀧上鐵骨鐵筋工業株式会社として設立された。創業地は東京であり、1939年11月に瀧上工業株式会社へ改称し、本店を東京市日本橋区兜町に移転した。1941年5月には株式会社瀧上工作所(現・連結子会社)を設立し、早期からグループ経営の基盤を築いた。第二次世界大戦後の1948年11月、本店を東京都中央区日本橋小伝馬町へ移転。1950年5月に静岡営業所を開設したのを皮切りに、1952年札幌、1954年福岡と営業網を拡大。1955年12月には本店を中央区湊町に移し、首都圏での事業基盤を固めた。

営業所ネットワークを全国に広げた1950~60年代

1950年5月の静岡営業所開設以降、札幌(1952年)、福岡(1954年)に続き、1960年5月には大阪営業所を開設。1984年には大阪市西区に移転し、1994年9月には大阪支店に昇格した。1960年6月には瀧上精機工業株式会社を設立し、ボルト・ナット製造事業に進出。1961年2月には丸定運輸株式会社を設立し、運送事業をグループ内に取り込んだ。同年10月、東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場第二部に上場を果たす。1963年5月には愛知県半田市に半田工場を新設し、生産拠点を拡充。1968年から1969年にかけて丸定鋼業、中部レベラー鋼業を相次いで設立し、材料販売・加工事業を強化した。

半田第二工場の増強と決算期変更の1980年代

1985年3月、半田第二工場専用岸壁およびクレーンを設置し、大型鋼材の荷役能力を向上。1988年2月には同工場の建屋を新設し、生産能力を増強した。同年3月には決算期を従来の11月30日から3月31日に変更し、現在の事業年度に統一した。1994年9月には大阪営業所を大阪支店に昇格。1995年8月に広島営業所、2001年11月に岐阜営業所を開設し、営業網をさらに拡大した。2007年10月には半田第二工場の一部を賃貸不動産として貸与し、不動産賃貸事業への本格参入の契機とした。

本店を半田に移転しグループ再編を加速した2010年代

2010年6月、本店を東京都中央区湊一丁目から名古屋市中川区清川町へ移転。さらに2012年4月には愛知県半田市神明町へ移転し、生産拠点である半田工場と同じ場所に本社機能を集約した。2013年には瀧上精機工業を株式売却により連結対象から除外し、その他の関係会社とした(2024年には再び異動)。2014年9月、株式交換により丸定産業、丸定鋼業、㈱瀧上工作所、丸定運輸、瀧上建設興業、中部レベラー鋼業の6社を完全子会社化。同年10月にはフィリピンにマニラ駐在員事務所を開設し、海外展開を開始。2015年4月には名古屋営業所を新設。2017年6月に監査等委員会設置会社へ移行した。

M&Aによる事業拡大と不採算事業の整理(2018~2026年)

2018年9月、工作機械メーカーの㈱ケイシステックニジューサンを連結子会社化したが、同事業は収益性が低く、2026年3月に清算、事業から撤退した。一方、2021年4月には㈱瀧上工作所との吸収分割を実施。同年10月、瀧上不動産㈱を連結子会社化し、不動産賃貸事業を拡充した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、第二部からスタンダード市場へ移行。同年9月には土木建築工事請負の東京フラッグ㈱を、2024年10月には鉄骨加工の㈱菊池鉄工所をそれぞれ連結子会社化した。2025年6月には静岡営業所を閉鎖し、営業網の効率化を図っている。

2025年3月期の営業損失と中期経営計画の見直し

2025年3月期の連結業績は、完成工事高238億円に対し営業損失4億円を計上した。鋼構造物製造事業が営業損失5億4千万円と不振だったことが主因。橋梁新設需要の低迷と鉄骨需要の伸び悩みを受けて、第5次中期経営計画の最終年度(2027年3月期)の数値目標を、売上高288億円から235億円、営業利益8.4億円から2億円へ下方修正した。経営方針は「変革とチャレンジ」を掲げ、首都圏超高層鉄骨案件への進出やDX推進、人財投資などを通じて事業利益の向上を目指す。2026年3月期は営業利益5億円、純利益10億円と回復したが、依然として厳しい受注環境が続いている。

年表46件を開く

1930年代

  • 1937年1月創業瀧上鐵骨鐵筋工業株式会社を設立。
  • 1939年11月瀧上工業株式会社と改称し、本店を東京市日本橋区兜町に移転。

1940年代

  • 1941年5月株式会社瀧上工作所を設立(現・連結子会社)。
  • 1948年11月本店を東京都中央区日本橋小伝馬町に移転。

1950年代

  • 1950年5月静岡営業所(静岡市葵区)を開設。
  • 1952年5月札幌営業所(札幌市中央区)を開設。
  • 1953年6月丸定産業株式会社を設立(現・連結子会社)。
  • 1954年10月福岡営業所(福岡市中央区)を開設。
  • 1955年12月本店を東京都中央区湊町に移転。

1960年代

  • 1960年5月大阪営業所(大阪市福島区⇒1984年4月大阪市西区に移転)を開設。
  • 1960年6月創業瀧上精機工業株式会社を設立。
  • 1961年2月丸定運輸株式会社を設立(現・連結子会社)。
  • 1961年10月上場東京、名古屋証券取引所市場第二部上場。
  • 1963年5月半田工場(愛知県半田市)を新設。
  • 1965年4月瀧上建設興業株式会社を設立(現・連結子会社)。
  • 1968年9月創業丸定鋼業株式会社を設立。
  • 1969年12月創業中部レベラー鋼業株式会社を設立。

1970年代

  • 1971年1月本店の所在地が東京都中央区湊一丁目に表示変更される。
  • 1978年4月創業仙台営業所(仙台市青葉区)を設立。

1980年代

  • 1985年3月半田第二工場専用岸壁及びクレーン設置。
  • 1988年2月半田第二工場建屋新設。
  • 1988年3月商号変更決算期を11月30日から3月31日に変更。

1990年代

  • 1994年9月大阪営業所を大阪支店に昇格(現大阪市中央区)。
  • 1995年8月広島営業所(広島市中区)を開設。

2000年代

  • 2001年11月岐阜営業所(岐阜県岐阜市)を開設。
  • 2007年10月半田第二工場の一部を賃貸不動産として貸与。

2010年代

  • 2010年6月本店を東京都中央区湊一丁目から名古屋市中川区清川町に移転し、
  • 2012年4月本店を名古屋市中川区清川町から愛知県半田市神明町に移転。
  • 2013年3月瀧上精機工業株式会社を株式の売却により連結の範囲から除外。
  • 2013年4月瀧上精機工業株式会社がその他の関係会社となる。
  • 2014年9月M&A丸定産業株式会社、丸定鋼業株式会社、株式会社瀧上工作所、丸定運輸株式会社、瀧上建設興業株式会社及び中部レベラー鋼業株式会社の6社が、2014年9月1日の株式交換により当社の完全子会社となる。
  • 2014年10月フィリピン共和国にマニラ駐在員事務所(マカティ市)を開設。
  • 2015年4月名古屋営業所(名古屋市昭和区)を開設。
  • 2016年4月M&A丸定産業株式会社が丸定鋼業株式会社と中部レベラー鋼業株式会社を吸収合併する。
  • 2017年6月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2017年10月普通株式10株につき1株とする株式併合を実施。
  • 2018年9月M&A株式会社ケイシステックニジューサンを連結子会社化。

2020年代

  • 2021年4月株式会社瀧上工作所と吸収分割を実施。
  • 2021年10月M&A瀧上不動産株式会社を連結子会社化。
  • 2022年4月市場区分の見直しに伴い東京証券取引所第二部をスタンダード市場へ移行。
  • 2022年9月M&A東京フラッグ株式会社を連結子会社化。
  • 2024年2月瀧上精機工業株式会社が当社株式の売却によりその他の関係会社から外れる。
  • 2024年10月M&A株式会社菊池鉄工所を連結子会社化。
  • 2025年2月瀧上精機工業株式会社がその他の関係会社となる。
  • 2025年6月静岡営業所を閉鎖。
  • 2026年3月株式会社ケイシステックニジューサンを清算。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで235億円
  • 営業利益2027年3月期まで2億円
  • 経常利益2027年3月期まで11億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中部重点の受注戦略と他地域展開

    新設橋梁事業で中部地区を重点に営業活動を強化しつつ、他地域へも展開して受注機会を拡大する。設計変更対応力やDXによる生産プロセス強化、工場原価管理の徹底などで利益向上を図る。

  2. 02

    橋梁保全市場の多様化対応

    橋梁保全事業で大型特殊橋に加え中小規模案件も継続受注し、高速道路の大規模更新・床版取替工事に注力。地元ゼネコンやグループ会社との連携を強化し、エンジニアリング力を高める。

  3. 03

    鉄骨・鉄構の首都圏超高層案件挑戦

    新設橋梁の中長期的縮小を見据え、首都圏超高層案件を新規事業と位置付け、設備投資・人的投資で社内体制を構築し着実な成長を目指す。M&Aで取得した協業案件も推進。

  4. 04

    経営基盤強化(DX・人財戦略)

    業務効率化やロボット化などDXを全社で推進。事業戦略と連動した専門人財育成や多様な人財活用、働きがいのある環境整備による社員エンゲージメント向上に積極的に投資する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で488人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は654万円で、9期前と比べて+19.4%平均年齢は46.2歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月362
2018年3月366
2019年3月54843.416.9372
2020年3月54444.015.9387
2021年3月52244.616.1390
2022年3月54946.215.8402
2023年3月56346.715.5462
2024年3月61146.815.5454
2025年3月61346.915.0509−79
2026年3月65446.215.2488102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
賃貸不動産 — 名古屋市中川区他5,334百万円
不動産 賃貸事業
本社・工場 — 愛知県半田市4,363百万円
鋼構造物 製造事業
不動産 賃貸事業 — 瀧上不動産㈱(名古屋市昭和区)1,285百万円
不動産 賃貸事業 — 丸定産業㈱(名古屋市熱田区他)1,134百万円
鋼構造物 製造事業 — 瀧上建設興業㈱(名古屋市昭和区)1,020百万円
鋼構造物 製造事業 — ㈱菊池鉄工所(滋賀県甲賀市)1,019百万円
材料販売事業 — 丸定産業㈱(愛知県東海市)594百万円
鋼構造物 製造事業 — 東京フラッグ㈱(東京都江戸川区)405百万円
不動産 賃貸事業 — ㈱瀧上工作所(愛知県半田市)382百万円
運送事業 — 丸定運輸㈱(愛知県東海市)208百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    瀧上建設興業㈱
    名古屋市昭和区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱瀧上工作所
    愛知県半田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸定産業㈱(注)2、5
    愛知県東海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    丸定運輸㈱
    愛知県東海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    瀧上不動産㈱
    名古屋市昭和区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京フラッグ㈱
    東京都江戸川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱菊池鉄工所
    滋賀県甲賀市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    瀧上精機工業㈱
    名古屋市港区 · その他の関係会社
    議決権19.5%
  • 国内
    ㈱鍛冶定
    愛知県半田市 · その他の関係会社
    議決権19.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は234億円営業利益5億円前期と比べると減収で、売上が-1.7%。

売上高
-1.7%
234億円
営業利益
5億円
純利益
+400.0%
10億円
営業利益率
2.1%
前期比 +3.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高255億円234億円
営業利益16億円5億円
純利益17億円10億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は79億円、営業利益は19億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.2%、営業利益は+375.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q534
2024年1Q5846.94
2024年2Q50−1−2.00
2024年3Q60−1−1.73
2024年4Q653
2025年2Q109−3−2.80
2025年4Q129−1−0.82
2026年2Q11121.84
2026年4Q12332.46
2027年1Q791924.118

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は97億円から234億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月970−1
丸定産業株式会社、丸定鋼業株式会社、株式会社瀧上工作所、丸定運輸株式会社、瀧上建設興業株式会社及び中部レベラー鋼業株式会社の6社が、2014年9月1日の株式交換により当社の完全子会社となる。
2014年3月9848
名古屋営業所(名古屋市昭和区)を開設。
2015年3月1421087
丸定産業株式会社が丸定鋼業株式会社と中部レベラー鋼業株式会社を吸収合併する。
2016年3月1922117
2017年3月15886
株式会社ケイシステックニジューサンを連結子会社化。
2018年3月158118
2019年3月15564
2020年3月16341
瀧上不動産株式会社を連結子会社化。
2021年3月162139
東京フラッグ株式会社を連結子会社化。
2022年3月14721
2023年3月186810
株式会社菊池鉄工所を連結子会社化。
2024年3月2331210
2025年3月238−43−1.72
2026年3月2345142.110

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高234億円のうち、営業利益として残るのは5億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.9%208億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.0%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.1pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
2.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが9億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は69億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−25−2369
2014年3月1216−182879
2015年3月−49−25128
2016年3月−180−15−1895
2017年3月131−314106
2018年3月22−16−26110
2019年3月9−7−32109
2020年3月17−5−512116
2021年3月−10−6−2−1697
2022年3月17−1443105
2023年3月−18−3−3−2181
2024年3月−44−4−3−4831
2025年3月36−25261168
2026年3月29−91169

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は729億円。このうち返さなくてよい自己資本が503億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3012425980.1
2014年3月2912365580.9
2015年3月4423459778.0
2016年3月4193398080.8
2017年3月4263497782.0
2018年3月4333587582.7
2019年3月4453578880.3
2020年3月4183447482.3
2021年3月4383627682.6
2022年3月48837111776.0
2023年3月50438312175.9
2024年3月58544613976.2
2025年3月64243320967.4
2026年3月72950322768.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
356億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
227億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中26位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中78位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.0%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.7%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,950で、1年前と比べて+14.2%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥7,950-0.6%1ヶ月+11.3%1年+14.2%時価総額214億円
過去52週の値幅
安値¥6,830高値¥8,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PER (会社予想)9.7倍
PBR0.31倍
配当利回り1.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月+10.71%と上昇。25日線7174円を+11%上回り、RSI 90.2で過熱感が強い。52週高値8050円に接近し、8月12日には7960円と高値圏。出来高は8月7日に1300株と増加後、8月12日には4100株と急増。200日線7180.34円も上回る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 15.4倍、PBR 0.29倍は同業平均(PER 18.2倍、PBR 1.09倍)を大きく下回り割安。ROE 2%と収益性は低いが、配当利回り1.69%は平均以下。2025年営業赤字から2026年は黒字回復見通しで業績改善期待がある一方、配当性向19.3%と低く増配余地はある。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍49.7倍
PER (予想)9.7倍
PBR0.31倍1.13倍
ROE2.0%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PBR0.29倍と解散価値以下で取引され、割安株として注目される。強気派は建設需要の回復やコスト削減による収益改善を期待。弱気派は過去数年の業績変動の大きさや営業赤字の発生を懸念。ROE2%と低く、資本効率が課題。配当利回り1.69%と普通。

プラスに働く材料7
  • PBR0.29倍の割安

    解散価値以下で買えるバーゲン株

  • 2026年営業黒字化

    営業利益率2.14%見込みで回復基調

  • 建設需要は堅調

    インフラ投資や再開発が追い風

  • 営業利益黒字化による収益改善2026年3月期影響

    前期-4億円から5億円へ9億円改善、業績回復基調

  • 純利益10億円への大幅回復2026年3月期影響

    前期2億円から10億円へEPS約370円、1株益拡大

  • PBR0.29倍のバリュエーション乖離不定影響

    自己資本純資産比率高く、割安修正余地ある

  • 配当性向向上による株主還元次回株主総会影響

    配当性向15%と低く、増配余地あり

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字の発生

    2025年3月期は営業損失

  • ROE2%の低収益性

    資本効率が悪く、株主価値向上が課題

  • 業績の不安定さ

    売上・利益が大きく変動し予測困難

  • 売上高停滞による成長鈍化継続影響

    売上高234億円で前期比横ばい、収益拡大に限界

  • 営業利益率の低さが継続継続影響

    営業利益率2%台と低位、収益力に課題

  • 建設投資減少の影響不定影響

    国内建設投資が減少傾向、需要減リスク

  • 小型株ゆえの需給変動リスク継続影響

    時価総額192億円と小さく、大口売りで下落しやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字化の持続性を確認
受注高
建設需要の実勢を反映
ROE
資本効率の改善度合い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.26%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
1.26%
いまの株価に対して
配当性向
19.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10013.5
2018年3月65−35.025.5
2019年3月10053.835.4
2020年3月1000.0296.5
2021年3月1000.014.2
2022年3月1000.035.4
2023年3月1000.027.5
2024年3月1000.028.6
2025年3月1000.0170.9
2026年3月12020.019.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ647人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.0%を占め、残る59.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.948.747.254.658.756.9
事業法人33.332.833.022.632.033.8
自己株式18.318.218.116.922.121.8
金融機関6.66.66.57.57.57.2
外国法人8.711.612.915.01.51.6
証券会社0.60.30.30.30.30.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01瀧上精機工業株式会社15.09
02万年青投資事業有限責任組合7.71
03株式会社ジーグ4.08
04株式会社三菱UFJ銀行3.82
05瀧上 茂3.41
06エムエム建材株式会社2.56
07瀧上晶義2.30
08株式会社ミック1.74
09徳倉建設株式会社1.67
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+8084%、1株純資産は14期で+2370%。直近期のROEは2.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−6986−0.6417.0
2014年3月351,1033.514.817.5
2015年3月3761,42830.01.610.5
2016年3月721,5505.07.317.7
2017年3月26716,0031.718.413.5
2018年3月37716,3942.315.225.5
2019年3月20516,3661.224.635.4
2020年3月4715,7380.390.4296.5
2021年3月42716,5482.613.414.2
2022年3月6316,9460.4157.835.4
2023年3月46417,4612.717.227.5
2024年3月44920,2872.418.128.6
2025年3月9221,0050.579.6170.9
2026年3月46224,3612.015.119.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
瀧上晶義代表取締役 社長 監査室管掌6462,000
小山研造取締役 兼 常務執行役員 社長補佐 兼 コンプライアンス統括 兼 品質管理室管掌 兼 安全環境管理室管掌・橋梁インフラ本部長673,000
瀧上定隆取締役 兼 常務執行役員 調達室管掌・鉄構本部長6141,000
武藤英司取締役 兼 執行役員 橋梁インフラ本部 技術統括部長651,000
岩田亮取締役 兼 執行役員 管理本部管掌・社長室長 兼 事業創造本部長641,000
畠山智行取締役 兼 執行役員 橋梁インフラ本部副本部長 兼 保全統括部長631,000
香川尚史取締役 兼 執行役員 橋梁インフラ本部副本部長67
織田博孝取締役 監査等委員(常勤)68
小野寺隆実取締役 監査等委員69
大瀧敏幸取締役 監査等委員68
細田雅之執行役員 橋梁インフラ本部 工事統括部長
加納泰司取締役 兼 執行役員 橋梁インフラ本部 営業統括部長62
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
伊藤功執行役員 橋梁インフラ本部 生産統括部長 兼 工場長
香村哲也執行役員 管理本部長
内田義光執行役員 橋梁インフラ本部 保全統括部統括副部長 兼 計画設計グループリーダー 兼 設計チームリーダー 兼 計画チームリーダー
上田博士執行役員 鉄構本部副本部長
北沢弘規執行役員 管理本部副本部長 兼 経営管理グループリーダー
本田靖男取締役 兼 執行役員 管理本部長66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)86020189912
取締役(社内)1101010
社外取締役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容791字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社7社、関連会社1社、その他の関係会社2社で構成され橋梁・鉄骨・その他鉄構物の設計・製作の受注生産販売を主要事業として行っております。 当社グループのセグメントの区分及び主要事業との位置付けは次のとおりであります。 A 鋼構造物製造事業 当社は、鋼構造物の設計・製作・施工を行っております。 [製品の外注加工] 子会社の㈱菊池鉄工所は、鉄骨等の製作加工を行っております。 [製品の現場施工] 子会社の瀧上建設興業㈱は、一般土木建築・橋梁・鉄骨・その他鉄構物の製作・施工を行っております。 子会社の東京フラッグ㈱は、土木、建築工事の請負並びに鉄骨鋼材の製造、溶接工事を行っております。 [鉄骨加工製品の製造(海外拠点)] 関連会社の有限責任会社Universal Steel Fabrication Vina-Japan Co.,LTD.(ベトナム)は、鉄骨加工製品の製造を行っております。 B 不動産賃貸事業 当社及び子会社の丸定産業㈱、㈱瀧上工作所、瀧上不動産㈱は、不動産賃貸及び管理業務を行っております。 C 材料販売事業 子会社の丸定産業㈱は、厚板事業部では鋼板の切断・加工販売、鉄筋・建材事業部では、鉄筋・建材の販売を、その他の関係会社の瀧上精機工業㈱は、ボルト・ナット類の製造販売をそれぞれ行っております。また、子会社の丸定産業㈱のレベラー事業部は、鋼板加工業(薄板)を行っておりますが、当社との取引関係はありません。 D 運送事業 子会社の丸定運輸㈱は、橋梁・鉄骨・その他鉄構物の製品輸送を行っております。 E その他の事業 当社は太陽光発電設備による太陽光発電事業を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)当社の連結子会社でありました㈱ケイシステックニジューサンは、2026年3月に清算しております。
経営方針・対処すべき課題4,308字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「鋼の強靭さと人の優しさを融合させ、高品質で安心・安全な社会基盤づくりに貢献する」ことを経営理念として掲げ、「社会インフラが成熟・多様化していく時代に適時的確に対応し、あらゆる分野において、『受け継ぐ技術、さらなる高みへ』を合言葉に、信頼される総合エンジニアリング企業を目指す」ことをビジョンとしております。新(第5次)中期経営計画では、持続的成長と企業価値の向上を実現するために、「変革とチャレンジ」をキーワードとして、中長期的に基幹事業ポートフォリオの最適化を図り、事業利益のさらなる向上を目指すことを基本方針としております。 (2)経営戦略等 ① 第5次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の基本方針 持続的成長と企業価値の向上を実現するために、第5次中期経営計画の基本方針は、『変革とチャレンジ』をキーワードとして、中長期的に基幹事業ポートフォリオの最適化を図り、事業利益のさらなる向上を目指します。 当社のメイン事業領域としている橋梁需要は、新設橋梁から橋梁保全にシフトしつつある一方で、人財不足の恒常化と材料費の高騰等、受注環境はますます厳しさを増すことが予想されます。こうした市場環境の中で、人財や設備、資金等の資源を有効に活用し、事業利益のさらなる向上を目指すため、事業戦略、財務戦略及び経営基盤強化を下記のとおり実行します。 ② 第5次中期経営計画の見直しについて 当社グループは、2024年5月に、2027年3月期までの3か年(第88期~第90期)を対象とする第5次中期経営計画を公表し、最終年度における当社グループ連結の数値目標として、売上高288億円、営業利益8.4億円、経常利益12.7億円を掲げ、事業利益の向上を目指し、事業戦略、財務戦略および経営基盤の強化に取り組んでまいりました。 しかしながら、足元の事業環境につきましては、国内における新設鋼橋発注量の低迷や、鉄骨需要の伸び悩みなどにより、第5次中期経営計画策定時に想定していた前提条件との間に乖離が生じております。 こうした環境を踏まえ、第5次中期経営計画の最終年度を迎えるにあたり、それまでの進捗状況を総合的に勘案した結果、数値目標を売上高235億円、営業利益2億円、経常利益11億円へ見直しを行っております。 Ⅰ.事業戦略 (ⅰ) 鋼構造物製造事業 a 新設橋梁事業 新設橋梁においては、今後の市場環境変化を見据えた事業戦略の構築に取り組みます。そのためには受注戦略を強化し、中部地区を重点とした受注戦略とともに、他地域への営業活動も展開し、受注機会の拡大を図ってまいります。また設計変更対応力の強化、DXの推進による生産プロセスの強化、工場原価管理の強化など、利益向上のあらゆる施策を実行してまいります。 b 橋梁保全事業 橋梁保全においては、市場の更なる拡大が期待され、大型特殊橋保全工事に加え中小規模橋梁保全案件を継続して受注することを目指し、高速道路の大規模更新/床版取替工事にも注力いたします。橋梁保全市場の多様化に対応し、エンジニアリング力に厚みを増すため、地元ゼネコンやグループ会社との連携を推進し、更なる強化と拡大に努め、利益向上のあらゆる施策を実行してまいります。 c 鉄骨・鉄構事業 鉄骨・鉄構においては、新設橋梁発注量の中長期的縮小が見込まれる中で、首都圏超高層案件に取り組むことを新規事業と同等のチャレンジと位置付けし、設備投資と人的投資を行いつつ社内体制を確実に構築するとともに、着実な成長を目指してまいります。 (ⅱ) その他の事業 a 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業においては、安定的な収益源として、一定規模を確保しつつも、資本効率を考慮した資産の入れ替え、売却等の実施も検討してまいります。 b 材料販売事業 材料販売事業においては、新規顧客の開拓及び既存顧客への販売増加を積極的に進め、売上拡大を図ります。厚板の外部販売比率を拡大するために、商社鉄骨と一般ファブリケーターへの販売を強化してまいります。 c 海外・新規事業 海外その他並びに新規事業においては、事業創造本部で一元して掌握いたします。海外現地法人の更なる利益拡大を目指すとともに、大学や異業種とのアライアンスを構築し、既存事業における技術開発に繋げ、将来に向けての種まきとなる新規事業の企画をしてまいります。 Ⅱ.財務戦略 財務戦略としては、利益の拡大による営業活動キャッシュ・フローの向上と投資有価証券等の売却、銀行借入等、資本効率を意識した多様な調達手段を活用し、人的資本や設備、M&A等への投資並びに株主還元を戦略的に行ってまいります。 株主とのコミュニケーション強化として、ESGやサステナビリティなどの非財務情報に関する目標を設定し、モニタリングを開始するとともに積極的なIR活動を実施いたします。 Ⅲ.経営基盤の強化 (ⅰ) DX戦略 DX戦略においては、業務の効率化や自働化、ロボット化、デジタルアーカイブの構築等、財務、工場、工事現場等のあらゆる場面でDX化を進めてまいります。 (ⅱ) 人財戦略 人財戦略においては、事業戦略と連動させ、変化する事業環境にも適応できる専門人財の育成や多様な人財の活用・配置、社員の価値観と自律性を尊重し、働きがいのある労働環境を整備し社員エンゲージメントの向上に取り組む等人的資本にも積極的に投資を進めてまいります。 第5次中期経営計画は、本業である鋼構造物製造事業における利益のさらなる向上を目指すことを最重要課題と位置づけ、資本効率を意識した経営の実現に向けた基盤固めを行う3か年と考えております。上記の戦略を実行することによって中長期的にROE等の改善と資本コストの低減を実現し、次期中期経営計画での資本効率を意識した目標設定の具体化につなげていきたいと考えております。 (3)経営環境 経営環境につきましては、国内において慢性的な人手不足や入札競争の激化といった構造的課題に加え、建設コストの上昇や投資判断の慎重化を背景として、民間建設投資や鉄骨需要は力強さを欠いた推移が見込まれております。また、公共分野においても、今年度の新設鋼橋発注量は前年度と同様、引き続き厳しい水準が想定されており、足元の需要動向については慎重な見極めが必要な状況にあります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①新設橋梁事業 新設橋梁事業につきましては、国内の橋梁需要が新設橋梁から橋梁保全へのシフトが進み、中長期的には新設橋梁の市場は減少傾向にあります。こうした厳しい環境の中、第5次中期経営計画の重点施策である中部地区を重点とした受注戦略を継続するとともに、他地域への営業活動も展開し、受注機会の拡大を図ることと併せて、受注競争力を左右する技術提案力の一層の向上と、工場製作においては製造プロセスの見直しによる利益率向上および不適合品の削減が課題となります。 ②橋梁保全事業 橋梁保全事業につきましては、国土強靭化・防災減災への取り組み強化により、高速道路の床版取り替えや橋梁の耐震補強等修繕・更新需要は高水準の発注量を維持していくことが見込まれます。特に大規模保全工事の受注を目指し、中部地区中心の受注から地域および発注者の範囲を広げ、鋼橋に限定されない発注内容に対するリサーチ力および技術提案力の強化を図るとともに、社内異動や即戦力の採用等による配置技術者の増強、グループ会社との協業、さらにはゼネコン等への積極的な働きかけが課題となります。 ③鉄骨・鉄構事業 鉄骨・鉄構事業につきましては、第5次中期経営計画において年間約400万tの発注量を見込んでおりましたが、足元実績は想定を下回る年間約350万tで推移しております。こうした厳しい環境の中、2024年10月にM&Aにより取得した㈱菊池鉄工所との協業案件を積極的に推進することで、当該事業分野における当社グループの競争力および存在感の一層の向上が課題となります。併せて、案件ごとの予実管理を徹底し、原価管理の精度向上を図るとともに、不適合の削減を通じた品質向上と手戻り防止による収益改善が課題となります。 ④デジタル化及び働き方改革 上記の①~③の取り組み課題に共通するリスクは人財不足です。我が国の労働者人口は既に減少し始めており、働き方改革により女性や高齢者の労働参加率を高める取り組みがなされています。しかし、絶対的な人口不足や労働者人口自体の高齢化は着実に進行しており、ロボットやデジタル化の活用が省力化、省人化対策として期待されています。当社グループにおきましても、働き方改革による人財確保やロボット・デジタル技術等DX推進による生産性向上、ビジネスモデルの変革、高齢化に伴う技術者及び工場作業員の人財不足への対応と技術伝承が課題です。 ⑤財務上の課題 当社グループは、第5次中期経営計画の遂行に伴い、売上規模の拡大に加え、厳しい受注環境への対応や生産性向上に向けた設備投資等により、今後、必要資金の更なる増加が見込まれることから、同計画に定める財務戦略に基づき、収益力の強化による営業キャッシュ・フローの創出が課題となります。併せて、投資有価証券の売却、金融機関からの借入等、多様な資金調達手段を活用し、資本効率を意識した資金運営を行うとともに、これらの資金を人的資本、設備投資、M&Aおよび株主還元等に適切に配分していくことも課題となります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 橋梁・鉄骨業界を取り巻く経営環境が一層の厳しさを増していくなか、当社グループといたしましては、企業競争力の強化に努め、適正な受注量の確保を重要な施策と位置付け、売上高、利益面でバランスの取れた収益力を目指しております。2026年度に第5次中期経営計画の最終年度を迎えるにあたり、直近の事業環境等を踏まえて計画の見直しを公表いたしました。なお、当社は引き続き売上高、営業利益(営業利益率含む)及び経常利益(経常利益率含む)を目標指標としております。
事業等のリスク1,036字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)発注案件の減少 当社グループの鋼構造物製造事業は、橋梁や保全事業を中心とした公共事業の割合が大半を占めております。また、鉄骨事業については、民間の都市再開発等の設備投資動向が発注の源泉となっております。今後、原材料・人件費等の高騰や新型感染症等の不測の事態により、それぞれの発注数量等の減少が予想を大幅に上回る場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)固定資産の減損リスク 当社グループは、鋼構造物製造事業や不動産賃貸事業を中心に、多くの固定資産を保有しておりますが、今後、業績の低迷などにより、減損損失が発生する可能性があります。 (3)人材確保のリスク 当社グループの鋼構造物製造事業は、特に技術者の確保が重要でありますが、近年の労働者人口の減少を背景とした、建設業人材の減少により、必要な人材の確保が出来なかった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)原材料の価格 当社グループの鋼構造物製造事業は、鉄鋼メーカーの鋼板や形鋼を主要材料としております。しかし、不測の事態により原材料の市場価格等が高騰した際、販売価格等に転嫁することが困難な場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)品質の保証 製品の引渡し後、瑕疵担保責任や事故災害等による損害賠償等が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)取引先の信用リスク 取引先の信用不安による損失が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)資産保有リスク 保有している資産の時価の変動により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)法的規制 事業活動における法令はもとより社会規範の遵守と企業倫理の確立を図っておりますが、これらを遵守できなかった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)大規模災害等による影響 当社グループの生産拠点は、愛知県の知多半島に集中しており、今後、この地区を襲うと予測される南海トラフ大地震等の大規模災害が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,603字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、景気は緩やかな回復傾向で推移しました。一方で、物価上昇や人手不足に加え、ウクライナ紛争や米国およびイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東情勢の緊迫化を背景とした原材料・エネルギー価格の高止まり、金融資本市場の変動や米国の通商政策を巡る動向の影響等から、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 a.財政状態 当連結会計年度末の財政状態につきましては、総資産は729億4千万円(前年同期比13.7%増)となりました。 流動資産は261億1千万円(前年同期比1.7%増)、固定資産は468億2千万円(前年同期比21.7%増)となりました。 負債は226億6千万円(前年同期比8.4%増)となり、それぞれ、流動負債は112億6千万円(前年同期比9.0%減)、固定負債は114億円(前年同期比33.6%増)となりました。 純資産は、502億7千万円(前年同期比16.2%増)となりました。この結果、自己資本比率は68.9%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における連結損益は、完成工事高234億3千万円(前年同期比1.7%減)、営業利益4億8千万円(前年同期は3億8千万円の営業損失)、経常利益14億円(前年同期比318.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、9億5千万円(前年同期比376.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 また、各セグメントの業績数値につきましては、セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。 (a)鋼構造物製造事業 橋梁業界におきましては、鋼道路橋発注量は前年比28.2%減の約9万トンと過去最低水準の厳しい状況で推移しており、受注競争の激化が続いております。一方、橋梁保全工事の発注量は減少が見込まれるものの、引き続き堅調に推移しております。また、鉄骨業界におきましては、2025年暦年の発注量は前年に引き続き400万トンを下回る水準となり、建設コストの高騰や人材不足の長期化の影響もあり、厳しい経営環境が継続しております。 このような状況の中で、当社グループは、新設橋梁工事では大型案件の受注が少なかったことや、橋梁保全工事では技術者不足による受注機会の減少等から、橋梁部門の受注高は112億8千万円(前年同期比42.5%減)となりました。 鉄骨部門では、資材価格の高止まりや先行き不透明感を背景とした民間建設投資の慎重化により、建設計画の見直しや着工時期の先送りが生じ鉄骨需要が伸び悩む状況となり、鉄骨部門の受注高は21億1千万円(前年同期比52.1%減)となり、当連結会計年度における鋼構造物製造事業の総受注高は134億円(前年同期比44.3%減)となりました。 主な受注工事は、中部地方整備局の清水IC第1高架橋、関東地方整備局の東田中高架橋、愛知県道路公社の常滑JCT Iランプ橋であります。 鋼構造物製造事業につきましては、主に橋梁部門において、保全工事の収益改善や新設橋梁における設計変更が大幅に収益に寄与した結果、完成工事高206億9千万円(前年同期比0.1%増)、営業利益3億2千万円(前年同期は5億4千万円の営業損失)となりました。 当連結会計年度に売上計上しました主な工事は、橋梁部門につきましては西日本高速道路㈱の佐世保高架橋拡幅工事、佐世保高架橋南、高槻高架橋東、中部地方整備局の海津高架橋、川島大橋、名古屋高速道路公社の新洲崎工区改築工事、保全部門につきましては中日本高速道路㈱の長良川橋床版取替工事、浜名湖橋支承取替工事、中部地方整備局の木曽川大橋補修補強工事、鉄骨部門につきましては虎ノ門一丁目東地区、みなとみらい52街区などであります。 (b)不動産賃貸事業 不動産賃貸事業につきましては、前年度に取得した新築賃貸マンションの家賃収入が通期で寄与したことにより増収となりました。また、損益面でも増収効果により大幅な増益となり、この結果、売上高は10億4千万円(前年同期比9.0%増)、営業利益5億5千万円(前年同期比15.3%増)となりました。 (c)材料販売事業 材料販売事業につきましては、厚板部門は、当社向けの橋梁用厚板取引の落ち込みに加え、鉄骨用の材料取引についても、国内の建築案件の遅延等で取引高は減少となり、前期と比較して減収減益となりました。鉄筋建材部門は、土木系取引については、ゼネコン向けの商材取組みにより売上増となりましたが、主力品種である鉄筋材料と形鋼類については、想定以上に需要が落ち込んだため、減収減益となりました。レベラー部門は、主要客先向けの取引が計画通りに推移しましたが、委託加工業務全般に需要減が見受けられたため、前期に比べ減収減益となりました。この結果、売上高21億1千万円(前年同期比11.3%減)、営業損失9千万円(前年同期は2千万円の営業損失)となりました。 (d)運送事業 運送事業につきましては、2024年問題を克服しつつ2026年1月施行された下請法に代わる取適法への対応が急務となる中、依然としてドライバー不足、運送費の価格転嫁は厳しい状況にあります。このような環境の下、グループ内取引については、橋梁工事に係る遠距離輸送取引により増収増益となりました。一方で、グループ外取引につきましては、前半は前期からの繰越取引が中心でありましたが、後半は、設備投資関連の取引が増収の底上げとなり、売上高6億3千万円(前年同期比18.4%増)、営業利益4千万円(前年同期比65.2%増)となりました。 (e)工作機械製造事業 工作機械製造事業セグメントである㈱ケイシステックニジューサンは、2025年6月30日をもって解散(2026年3月清算)致しましたので、主に最終事業期間の第1四半期連結会計期間の概要を記載しております。売上高6千万円(前年同期比73.7%減)、営業損失8百万円(前年同期は4千万円の営業損失)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果は、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益14億4千万円に加えて、棚卸資産の減少額6億9千万円等により、2億1千万円の資金収入(前年同期比94.2%減)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果は、利息及び配当金の受取額8億5千万円等により8億6千万円の資金収入(前年同期は24億6千万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果は、短期借入金の純減額5億円等により、8億9千万円の資金支出(前年同期は25億6千万円の収入)となりました。 (現金及び現金同等物) 上記の要因により、現金及び現金同等物期末残高は69億4千万円(前年同期比2.4%増)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼構造物製造事業   15,479   △9.2 工作機械製造事業   56   △62.8 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.生産実績金額は当期発生原価によっております。 3.不動産賃貸事業、材料販売事業、運送事業及びその他の事業につきましては、生産活動がないため、生産実績の記載をしておりません。 4.工作機械製造事業セグメントである㈱ケイシステックニジューサンは、2025年6月30日をもって解散(2026年3月清算)しておりますので、当該期間の実績となります。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 材料販売事業   3,259   △27.3 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.鋼構造物製造事業、不動産賃貸事業、運送事業、工作機械製造事業及びその他の事業につきましては、商品仕入活動がないため、商品仕入実績の記載をしておりません。 c.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年同期比(%)   金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼構造物製造事業   橋梁   11,287   △42.5   28,859   △16.9 鉄骨   2,119   △52.1   1,460   △63 合計   13,407   △44.3   30,319   △21.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.不動産賃貸事業、材料販売事業、運送事業、工作機械製造事業及びその他の事業については、受注活動がないため、受注実績の記載をしておりません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売実績 金額(百万円)   前年同期比(%) 鋼構造物製造事業   橋梁   17,136   2.7 鉄骨   3,560   △10.9 計   20,697   0.1 不動産賃貸事業   1,044   9.0 材料販売事業   1,449   △20.1 運送事業   148   26.8 工作機械製造事業   62   △73.7 その他   32   △2.1 合計   23,434   △1.7 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 前連結会計年度   当連結会計年度 相手先   金額 (百万円)   割合(%)   相手先   金額 (百万円)   割合(%) 国土交通省   5,658   23.7   西日本高速道路㈱   4,477   19.1 西日本高速道路㈱   3,669   15.4   国土交通省   3,940   16.8 中日本高速道路㈱   3,201   13.4   中日本高速道路㈱   2,541   10.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当連結会計年度の連結貸借対照表における前連結会計年度比較 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   比率(%) 流動資産   25,693   26,119   425   1.7 固定資産   38,483   46,825   8,341   21.7 資産合計   64,177   72,944   8,766   13.7 流動負債   12,374   11,260   △1,114   △9.0 固定負債   8,537   11,408   2,871   33.6 負債合計   20,911   22,668   1,756   8.4 純資産合計   43,265   50,275   7,010   16.2 当連結会計年度の連結財政状態は、資産合計は729億4千万円(前年同期比13.7%増)、負債合計は226億6千万円(前年同期比8.4%増)となりました。 流動資産は、主に完成工事未収入金等の増加(前連結会計年度末比3.2%増)などにより、流動資産合計は261億1千万円(前年同期比1.7%増)となりました。 固定資産は、投資有価証券の時価評価額の増加(前連結会計年度末比42.0%増)などにより、固定資産合計は468億2千万円(前年同期比21.7%増)となりました。 流動負債は、支払手形・工事未払金等の減少(前連結会計年度末比24.6%減)などにより、流動負債合計は112億6千万円(前年同期比9.0%減)となりました。 固定負債は、繰延税金負債の増加(前連結会計年度末比55.1%増)などにより、固定負債合計は114億円(前年同期比33.6%増)となりました。 純資産は、その他有価証券評価差額金の増加(前連結会計年度末比59.4%増)などにより、純資産合計は502億7千万円(前年同期比16.2%増)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の連結損益計算書における前連結会計年度比較 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円)   比率(%) 完成工事高   23,840   23,434   △406   △1.7 完成工事総利益   1,740   2,577   836   48.1 販売費及び一般管理費   2,130   2,095   △34   △1.6 営業利益又は営業損失(△)   △389   482   871   - 経常利益   337   1,409   1,072   318.0 税金等調整前当期純利益   325   1,448   1,123   345.4 親会社株主に帰属する当期純利益   200   953   753   376.2 当連結会計年度の連結業績は、第5次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の2年目であり、初年度に引き続き、第5次中期経営計画の基本方針である「『変革とチャレンジ』をキーワードとして、事業戦略として中長期的に基幹事業ポートフォリオの最適化を図り、事業利益のさらなる向上を目指す。」を掲げて、事業環境の変化に対応するため、人財や設備、資金等の資源を有効に活用し、事業利益のさらなる向上を目指すため、各事業の事業方針及び経営基盤強化等を実施してまいりました。 当連結会計年度の受注実績につきましては、橋梁・保全工事では、昨今の発注規模の大型化に加え、人件費や材料費の値上げによる工事価格の上昇が発注数量を減少させ、非常に厳しい受注環境の中で推移したため、112億8千万円(前年同期比42.5%減)の受注高に留まりました。また、鉄骨工事については、引き続き、再開発等のプロジェクトが、材料費や人件費の高騰により、プロジェクトが見直される状況が継続したため、既存工事の設計変更を中心とした21億1千万円(前年同期比52.1%減)となり、連結受注高は134億円(前年同期比44.3%減)となりました。 当社グループの当連結会計年度に係る完成工事高については、鋼構造物製造事業では、当社の橋梁・鉄骨の工場生産高は前期に比べ下回りましたが、新橋・保全の現場では、新規案件を含め出来高は概ね堅調に進捗したため、昨年度より増加いたしました。また、完成物件などで設計変更を多く獲得できるなど売上高と収支を好転させる結果も大きく影響しました。一方、子会社は、昨年度に㈱菊池鉄工所を追加し3社となりましたが、各社も上記の影響を受けたため、完成工事高は昨年度を下回り、この結果、当連結会計年度の鋼構造物製造事業の完成工事高は、206億9千万円(前年同期比0.1%増)となりました。不動産賃貸事業は、昨年度に完成した大型マンションの収益が大きく寄与し、既存契約案件も堅調に推移したため、売上高10億4千万円(内部取引相殺後)(前年同期比9.0%増)となりました。材料販売事業は、厚板部門における鉄骨需要の低迷による加工数量の減少や、鉄筋建材部門の主力の鉄筋・形鋼の需要落ち込みなどから、売上高14億4千万円(内部取引相殺後)(前年同期比20.1%減)となりました。その他の事業では、運送事業は1億4千万円(内部取引相殺後)(前年同期比26.8%増)、工作機械製造事業は6千万円(前年同期比73.7%減)で連結売上高は234億3千万円(前年同期比1.7%減)となりました。 完成工事総利益については、鋼構造物製造事業では、橋梁部門は設計変更の獲得などから利益率は回復し、鉄骨部門では、前期に計上した工事損失引当金もあり、完成工事総利益は大幅に増加する結果となりました。不動産賃貸事業は、前期に完成した大型マンション物件が収益軌道に移行したことから、売上総利益は前年同期を上回る結果となりました。材料販売事業は、各部門の外販数量の減少と利益率の低下から全体的な減少となりました。この結果、当連結会計年度の完成工事総利益は25億7千万円(前年同期比48.1%増)となりました。 営業損益は、販売費及び一般管理費が、20億9千万円(前年同期比1.6%減)となり、4億8千万円の営業利益(前年同期は3億8千万円の営業損失)となりました。 経常損益は、当社保有の上場株式に係る受取配当金の大幅な増加要因などにより、経常利益は14億円(前年同期比318.0%増)となりました。 特別損益は、投資有価証券売却益や固定資産売却益の計上に対し、投資有価証券売却損の計上などにより、3千万円の利益増加となり、税金等調整前当期純利益は14億4千万円(前年同期比345.4%増)となりました。 上記の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は9億5千万円(前年同期比376.2%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書における前連結会計年度比較 前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   金額(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,620   210 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,465   861 財務活動によるキャッシュ・フロー   2,569   △890 現金及び現金同等物の期末残高   6,780   6,940 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主要なものは、鋼構造物製造事業における主要材料費や購入部品費等の材料費及び工場製作や現場施工に係る各種外注費のほか、製造労務費・製造経費及び販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要については、各種製造セグメントでは、生産設備の維持更新が中心であり、不動産賃貸事業では、賃貸不動産の維持修繕や建築及び投資対象物件の取得費用などであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の源泉を可能な限り自己資金で賄うことを基本としておりますが、やむを得ない場合に限り、金融機関からの短期借入や長期借入金による調達も想定しております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、45億5千万円(前年同期比9.9%減)となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、69億4千万円(前年同期比2.4%増)となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)及び2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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