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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ダイニチ工業

Dainichi Co., Ltd.5951 · Standard · 金属製品

石油・電気・ガス暖房機器に強みを持つ、家庭用暖房・環境機器メーカー。石油暖房機器で国内トップクラス。

概要

ダイニチ工業は、石油暖房機器を中核とする住環境機器メーカーである。1964年に新潟県三条市で創業し、現在の本社は新潟市南区。従業員466名。2025年度の売上高は約201億円、営業利益18億円。石油ファンヒーターで国内シェアを確立し、加湿器や空気清浄機、コーヒー機器などにも事業を広げている。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード5951)。

暖房・環境・その他の三事業構成

ダイニチ工業の事業は、暖房機器・環境機器・その他の三つに区分される。暖房機器は石油ファンヒーターが主体で、売上高の約67%を占める。環境機器は加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニットで約25%、その他はコーヒー機器、生ごみ乾燥機、サービスパーツなど約8%である(2025年度実績)。いずれも自社開発・自社工場生産を原則とし、新潟県内の北部工場・中之口工場などで製造する。

季節変動に依存する収益構造

同社の売上は冬季の暖房需要に大きく左右される。石油ファンヒーターや加湿器は気温低下とともに需要が急増するため、第3四半期(10~12月)に売上が集中する。この季節変動に対し、タイムリーな生産計画と在庫確保で対応している。収益性の目標として売上高経常利益率10%以上を掲げ、高付加価値機種の構成比向上とコスト削減を進める。2025年度の経常利益率は10.4%と目標を達成した。

国内完結型の販売・物流網

同社は国内市場に特化し、全国に8か所の営業所・オフィス(東京3、九州、大阪、東北、名古屋、新潟、高崎、広島)を配置する。海外生産拠点は持たず、全製品を新潟県内の自社工場で生産する。物流面では和泉物流センターを拠点に、取扱店への納期短縮を図る。グループ企業はなく、単一法人で事業を運営している。

業界の中での役割は家庭用暖房・環境機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
201億円
営業利益
18億円
営業利益率
9.0%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
暖房機器134億円66.7%
環境機器51億円25.4%
その他16億円8.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費者向け(家庭用暖房・環境機器)主力

家庭向けに暖房機器(石油・電気・ガス)と環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)を製造・販売。さらにコーヒー機器や生ごみ乾燥機などの生活家電も手がける。

主な製品・サービス8
石油暖房機器
灯油を燃料とするファンヒーターやストーブなど。瞬時に暖まる暖房効率の高さが特徴。
電気暖房機器
電気を熱源とするヒーターやオイルヒーターなど。
ガス暖房機器
都市ガスやプロパンガスを使用する暖房機器。
加湿器
室内の湿度を適切に保つための機器。乾燥対策に有効。
空気清浄機
空気中のほこりや花粉、ウイルスなどを除去する機器。
燃料電池ユニット
都市ガスなどから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電する家庭用コージェネレーションシステム。
コーヒー機器
コーヒーメーカーやエスプレッソマシンなど。
生ごみ乾燥機
生ごみを乾燥させて減量するための家庭用機器。

製品と技術

石油ファンヒーター:点火速度とメンテナンス性の追求

同社の石油ファンヒーターは「ブルーヒーター」ブランドで展開される。1977年の全自動化、1980年の業界最短点火気化器など、燃焼技術の進化が特徴である。2025年度モデルでは「かんたんフィルタークリーナー」機構を搭載し、背面エアフィルターの掃除を容易にした。全13タイプ28機種を揃え、業務用から家庭用までカバー。国内自社工場生産による品質保証と迅速な供給が強みである。

加湿器・空気清浄機:ハイブリッド方式とお手入れ設計

2003年に発売したハイブリッド式加湿器は、加熱と気化を組み合わせた方式で、清潔性と加湿効率を両立。2025年度には「かんたんフィルタークリーナー」を加湿器にも搭載し、トレイカバーを簡単に交換できる設計とした。全9タイプ25機種を展開。2022年からはハイブリッド式空気清浄機も販売。燃料電池ユニットの受託生産も行い、環境機器のラインアップを広げている。

コーヒー機器と生ごみ乾燥機:コア技術を応用した新規分野

1997年に焙煎機能付きコーヒーメーカーで参入したコーヒー機器は、2025年度に日本一のバリスタ小野光監修の焙煎機と、2つの抽出モードを持つ本格コーヒーメーカーを発売。気流制御技術や温度管理技術を応用した。2025年12月には家庭用生ごみ乾燥機を発売。ポリ袋を使うホルダー型を業界で初めて採用し、直接触れずにごみ捨てができる。乾燥技術は暖房機器で培った送風・加熱技術を転用している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

住宅設備機器で安定収益、コスト上昇が課題

ダイニチ工業は金属製住宅設備機器(キッチン・洗面化粧台など)を製造。売上高200億円近くで同業の稲葉製作所(水栓金具・給水部品)や日本調理機(業務用厨房)と市場が異なり、住宅向けレンジフードなどで知名度。テクニスコ(給湯部品)などとも一定の競合関係。近年の原材料高や物流費上昇に直面し、収益力の強化が課題。営業利益率は改善傾向にあり、生産効率化や価格転嫁の進展が期待される。

強み

  • レンジフードなどでブランドを確立し、安定した需要がある。
  • 売上高200億円前後で大きな変動がなく、安定的。
  • 営業利益率が上昇しており、コスト管理が奏功している。
  • 特定住宅設備で一定のシェアを持ち、新規参入障壁がある。

課題

  • 原材料やエネルギー価格の上昇が収益を圧迫するリスク。
  • 新設住宅着工数の変動に業績が左右されやすい。
  • 国内市場が縮小する中、海外販路開拓が進んでいない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がダイニチ工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15909コロナ285億円28.6倍
25945天龍製鋸259億円13.8倍
35922那須電機鉄工244億円9.5倍
43443川田テクノロジーズ241億円8.2倍
55933アルインコ236億円12.8倍
65951ダイニチ工業235億円13.2倍
75918瀧上工業214億円17.2倍
85932三協立山206億円
95941中西製作所174億円7.7倍
105965フジマック171億円3.8倍
115983イワブチ149億円15.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

石油バーナー専業メーカーとしての創業と初期製品開発

ダイニチ工業は1964年4月、新潟県三条市で石油バーナー・石油ふろ釜の製造販売会社として設立された。創業から7年後の1971年、開放式の業務用石油ストーブに「ブルーヒーター」の名称をつけて発売。これが後の暖房機器事業の礎となる。1977年には業界初の全自動業務用石油ストーブを開発し、技術力で差別化を図った。1979年に本社・工場を新潟県白根市(現新潟市南区)の和泉工業団地へ移転し、生産体制を強化した。

家庭用石油ファンヒーター投入と営業網の全国展開

1980年、同社は家庭用石油ファンヒーターを発売。業界最短の着火スピードを実現する気化器を搭載し、家庭市場に参入した。1983年から1988年にかけて東京、福岡、大阪、仙台、名古屋に営業所を開設し、全国販売網を整備した。1987年にはスモークマシン事業にも進出。1990年に株式を店頭登録し、資金調達力を高めた。同年、北部工業団地に新工場を建設し、生産能力を拡大した。

東証一部上場と加湿器・コーヒー機器への多角化

1998年6月、東京証券取引所市場第二部と新潟証券取引所に上場。2003年3月には東証第一部銘柄に指定された。同年、ハイブリッド式加湿器の製造販売を開始し、環境機器分野に参入。1997年から手掛けていたコーヒー機器は、焙煎機能付きコーヒーメーカーとして商品化した。2000年にISO14001を認証取得し、環境経営を推進した。2003年には加湿器が第2の柱に育ち始める。

スタンダード市場移行と新製品投入による成長軌道

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。同年10月にはハイブリッド式空気清浄機を発売し、環境機器を拡充した。2025年度には生ごみ乾燥機を投入。2026年度には高崎・広島の営業所をオフィスに改称し、体制を刷新。売上高は2013年度の233億円から2025年度の201億円とやや減少したが、経常利益率は5%前後から10%台へ改善し、収益体質を強化した。

年表36件を開く

1960年代

  • 1964年4月創業石油バーナー、石油ふろ釜を製造販売するメーカーとして、新潟県三条市にダイニチ工業株式会社を設立

1970年代

  • 1971年7月当社発展の礎となった開放式の石油暖房機器(業務用石油ストーブ)に、“ブルーヒーター”と命名し製造販売を開始
  • 1977年5月業界初の全自動の石油暖房機器(業務用石油ストーブ)を開発し、製造販売を開始
  • 1979年10月新潟県白根市(現・新潟市南区)和泉工業団地内に、本社・工場を移転

1980年代

  • 1980年6月着火スピードが業界最短の気化器を搭載した石油暖房機器(家庭用石油ファンヒーター)を開発し、製造販売を開始
  • 1983年9月東京都品川区に東京事務所を開設(現・東京第一、東京第二、東京第三営業所)
  • 1984年6月福岡市博多区に九州事務所を開設(現・九州営業所)
  • 1986年6月大阪府吹田市に大阪営業所、仙台市若林区に仙台営業所(現・東北営業所)、本社内に新潟営業所をそれぞれ開設
  • 1987年1月東京都千代田区に賃貸オフィスビル(麹町ビル)を新築(2003年2月に売却)し、不動産賃貸業を開始
  • 1987年8月スモークマシンを開発し、製造販売を開始
  • 1987年8月名古屋市東区に名古屋営業所を開設
  • 1988年8月東京都千代田区に東京営業所兼賃貸オフィスビル(神田ビル)を新築(2007年3月に売却)し、東京営業所(現・東京第一、東京第二、東京第三営業所)を移転

1990年代

  • 1990年6月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に、新工場(北部工場)を建設し製造部門を全面的に移転
  • 1990年11月株式を日本証券業協会に店頭登録
  • 1996年1月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に、本社を移転
  • 1996年5月群馬県高崎市に高崎営業所(現・高崎オフィス)、広島市安佐南区に広島営業所(現・広島オフィス)をそれぞれ開設
  • 1996年8月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に第二工場兼研究開発センターを建設し、和泉工業団地内より研究開発部門を移転
  • 1997年6月コーヒー機器(焙煎機能付きコーヒーメーカー)を開発し、製造販売を開始
  • 1998年6月上場株式を東京証券取引所市場第二部、新潟証券取引所(2000年3月1日付で東京証券取引所に吸収合併)に上場
  • 1999年3月ISO9001の認証取得

2000年代

  • 2000年12月ISO14001の認証取得
  • 2002年2月新潟県白根市(現・新潟市南区)和泉工業団地内に、配送センター(現・和泉物流センター)を開設
  • 2003年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 加湿器(ハイブリッド式加湿器)を開発し、製造販売を開始

2010年代

  • 2011年4月新潟県新潟市南区北部工業団地内に第三工場を取得
  • 2013年10月新潟県新潟市西蒲区打越第1工業団地内に中之口工場を取得
  • 2015年9月電気暖房機器(セラミックファンヒーター)を開発し、製造販売を開始
  • 2016年7月コーポレートロゴを一新
  • 2018年3月管理本部、生産本部、開発本部を新設
  • 2018年4月商号変更営業本部を新設し、4本部体制に変更
  • 2019年5月商号変更配送センター倉庫を解体・新築し、呼称を和泉物流センターに変更
  • 2019年10月燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)の受託生産を開始

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2022年10月空気清浄機(ハイブリッド式空気清浄機)を開発し、製造販売を開始
  • 2025年8月仙台市若林区内で東北営業所を移転
  • 2025年12月生ごみ乾燥機を開発し、製造販売を開始
  • 2026年4月高崎営業所を高崎オフィスに、広島営業所を広島オフィスに呼称を変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    石油暖房機器・加湿器事業の収益性向上

    需要変動に対応した生産計画の最適化と高付加価値機種の販売比率向上により、収益力の強化を図る。

  2. 02

    コア技術の進化による新規分野開拓

    燃焼・暖房・気流制御技術を進化させ、新規分野の商品開発と育成に取り組む。

  3. 03

    既存事業の収益性向上と設備投資

    原材料高騰に対応した価格改定やコスト削減を進めるとともに、新商品向けの設備・開発投資を実施する。

  4. 04

    環境負荷低減と品質安全管理

    ISO14001に基づく環境活動を推進し、品質管理体制を強化して市場の品質情報を迅速に反映する。

  5. 05

    顧客満足度向上とブランド確立

    アフターサービスを迅速化・高度化し、顧客満足度調査を継続して信頼されるブランドとリピーターを創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で466人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+15.9%平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は20.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月506
2018年3月497
2019年3月55840.518.2495
2020年3月53840.718.3496
2021年3月56240.818.5509
2022年3月58441.319.0505
2023年3月59541.619.3503
2024年3月59342.119.9490
2025年3月63242.520.2470298
2026年3月64743.120.8466386

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社・北部工場 — 新潟県新潟市南区3,475百万円
和泉物流センター — 新潟県新潟市南区2,258百万円
中之口工場 — 新潟県新潟市西蒲区768百万円
大阪営業所 ほか202百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラム自律ロボットのための革新的熱電発電システム
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-18
    1,198万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は201億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.0%、利益が+28.6%。

売上高
+1.0%
201億円
営業利益
+28.6%
18億円
純利益
+25.0%
15億円
営業利益率
9.0%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高205億円201億円
営業利益13億円18億円
純利益12億円15億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16−6
2024年1Q13−5−38.5−3
2024年2Q641015.67
2024年3Q1061514.211
2024年4Q14−6
2025年2Q6511.51
2025年4Q134139.711
2026年2Q7034.33
2026年4Q1311511.512
2027年1Q18−4−22.2−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は233億円から201億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は9.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2331812
2014年3月19045
2015年3月17643
2016年3月17352
2017年3月18285
営業本部を新設し、4本部体制に変更
2018年3月20197
配送センター倉庫を解体・新築し、呼称を和泉物流センターに変更
2019年3月19064
2020年3月18821
2021年3月2292015
2022年3月2111511
2023年3月2121712
2024年3月197139
2025年3月19914167.012
2026年3月20118219.015

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高201億円のうち、営業利益として残るのは18億円9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.2%139億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.9%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
30.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.7pt
9.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
5.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは−24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は73億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月23−45100
2014年3月42−17−425121
2015年3月18−14−44121
2016年3月8−6−42119
2017年3月35−1−434149
2018年3月14−3−411156
2019年3月−7−28−15−35106
2020年3月−1−18−4−1983
2021年3月55−3−452132
2022年3月5−20−4−15114
2023年3月20−14−46117
2024年3月1−9−4−8106
2025年3月28−30−4−2101
2026年3月20−44−4−2473

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は342億円。このうち返さなくてよい自己資本が297億円で、自己資本比率は86.6%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2932444983.2
2014年3月2892454484.8
2015年3月2902464484.7
2016年3月2772433487.8
2017年3月2892454484.8
2018年3月2952494684.6
2019年3月2812364583.8
2020年3月2752324384.2
2021年3月2932444983.4
2022年3月2902513986.6
2023年3月3032614286.3
2024年3月3122714186.9
2025年3月3192794087.6
2026年3月3422974686.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
217億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
46億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.2%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.0%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.6%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.0%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,233で、1年前と比べて+52.6%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥1,233+1.5%1ヶ月+16.4%1年+52.6%時価総額235億円
過去52週の値幅
安値¥790高値¥1,377

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)16.6倍
PBR0.68倍
配当利回り2.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比10.97%高の1345円と上昇し、52週高値1377円に迫った。1ヶ月では29.33%上昇し、25日線1093円を約23%上回る。RSIは87.22と買われすぎの水準だが、出来高は8月19日に16万株超と急増し、上昇基調が続いている。200日線も上回り、中期的な上昇トレンドにある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+27.3%いまの株価に対する利回りは2.27%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
2.27%
いまの株価に対して
配当性向
30.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2284.4
2018年3月220.057.3
2019年3月220.097.2
2020年3月220.0306.0
2021年3月220.024.3
2022年3月220.033.2
2023年3月220.029.4
2024年3月220.040.1
2025年3月220.030.7
2026年3月2827.330.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,381人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.5%を占め、残る70.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.357.859.459.463.159.0
事業法人21.321.421.321.222.720.8
自己株式15.115.115.115.115.115.1
外国法人3.73.13.73.43.410.6
金融機関17.116.514.714.09.38.7
証券会社1.71.20.82.01.40.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ビー・エッチ9.66
02株式会社ダイニチビル7.14
03JEFFERIES LLC-SPEC CUST AC FBO CUSTOMER (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)5.12
04株式会社第四北越銀行4.20
05光通信KK投資事業有限責任組合3.01
06吉井 久夫2.99
07吉井 久美子2.92
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.86
09ダイニチ工業従業員持株会2.53
10渥美 るみ子2.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-17
    レンジリー・キャピタル・エルエルシー(Rangeley Capital, LLC)
    変更報告
    5.79%
    +0.77pt
  • 2026-08-14
    レンジリー・キャピタル・エルエルシー(Rangeley Capital, LLC)
    新規の大量保有報告
    5.79%
    +0.77pt
  • 2026-05-01
    吉井 久夫
    新規の大量保有報告
    2.99%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+43%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月651,3804.812.533.8
2014年3月261,3871.928.983.5
2015年3月161,3901.248.1135.1
2016年3月121,3770.951.6187.4
2017年3月261,3881.927.484.4
2018年3月381,4102.722.457.3
2019年3月231,4571.630.197.2
2020年3月71,4320.584.7306.0
2021年3月911,5096.29.624.3
2022年3月661,5494.310.033.2
2023年3月751,6124.79.029.4
2024年3月551,6743.312.940.1
2025年3月721,7264.29.130.7
2026年3月931,8325.210.930.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額206百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉井久夫取締役会長(代表取締役)79570,600
吉井唯取締役社長(代表取締役)50378,500
野口武嗣取締役 管理本部長 兼総務部長 兼経理部長5179,300
海保雅裕取締役 生産本部長479,900
中村亨取締役(常勤監査等委員)6210,100
石川佳代社外取締役(監査等委員)39
渡邉芳明社外取締役(監査等委員)61
田中悠馬社外取締役(監査等委員)48
堀江淳取締役 開発本部長 兼技術開発部長565,500
矢作太一取締役 営業本部長512,500

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4144122418045
取締役(社内)116111818
社外取締役571082

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容173字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は暖房機器(石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器)・環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)・その他(コーヒー機器、生ごみ乾燥機、部品(サービスパーツ)他)の製造・販売を主たる業務としております。 なお、当社は、企業集団を構成する関係会社はありません。 [事業系統図] 当社の事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,027字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、わが社の方針「常に新しい技術を生み出し、私達が心から誇れ、お得意が安心して販売でき、使用者にいつまでも愛される、よい商品をつくる」を社是として全ての活動の基本方針としております。 (2) 経営戦略等 中長期的な経営戦略といたしましては、厳しい競争環境が継続するなか、当社の中核事業であります石油暖房機器事業及び加湿器事業においては専門メーカーゆえに経営資源を集中投下できたことにより着実に成長を続け、石油ファンヒーター及び加湿器において確固たる地位を維持してまいりました。石油暖房機器事業及び加湿器事業は冬季における天候や気温によって需要が増減し、売上総利益や営業活動によるキャッシュ・フローが大きく影響を受けますので、需要動向をタイムリーに生産計画に反映させることで効率的な経営に取り組んでおります。また、高付加価値機種の売上高構成比率を高めることで、さらなる収益の向上に努めております。 さらに、継続した成長のため研究開発部門を強化し、石油暖房機器及び加湿器で培った燃焼技術・暖房技術・気流制御技術等のコア技術を進化させることで、新規分野での商品開発に取り組むとともに、その商品群を育成してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、目標とする経営指標といたしましては、収益性と経営効率の観点から売上高経常利益率10%以上の確保を経営目標としております。 (4) 経営環境 当社の主力商品であります石油暖房機器は、普及率の向上により買い替え需要が主となっており、市場全体の拡大を見込むことは困難であります。また、暖房機器は石油以外に電気やガスと多様化しており、業界間競争は激化すると考えております。 雇用・所得環境の改善が進む中で、各種政策の効果も下支えとなり、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、引き続き中東情勢の影響が懸念されます。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 現状の環境のもと、石油暖房機器の市場をリードする商品の地位を確実なものとし、同時に高収益体質への変革を進めていくこと、当社の環境機器に位置づけられる加湿器のシェアと収益性を向上すること、及び新規分野で商品開発を行うとともに、その商品群を育成することが企業存続のための大きな課題と認識しております。 また、地政学的リスクに伴う原材料やエネルギー価格の高騰などが懸念されるため、販売価格の改定や継続的なコスト削減により、既存事業の収益性を高めるとともに、新商品への中長期的な設備投資・開発投資を行い、資本効率の継続的な向上に取り組んでまいります。 これらの課題に対しまして当社は、地球環境への負荷の低減を心がけ、「お客様重視」「製品安全の確保」を基本とした他社にはない商品を開発、製造し、積極的に営業を行ってまいります。また、お客様に安心して使用していただけるようにアフターサービス体制の充実を図ってまいります。 これらの方針のもと、環境面におきましては、ISO14001の規格に基づき当社の環境方針を定めて、事業活動の全ての領域で環境に与える影響を認識し、環境負荷の低減と汚染の予防に努める活動、商品本体の環境負荷物質の問題について継続的に取り組んでまいります。 品質・安全面におきましては、仕入先を含めた生産活動における品質管理の強化とともに、市場における品質情報の収集・分析体制を強化して、関連部署による情報の評価・検討の迅速な対応により品質と安全性の向上を継続的に目指しております。 商品開発については、お客様が求める商品、好まれるデザイン、機能や価格等の要望を的確に把握して、お客様第一の商品作りを継続し、営業面におきましては販売店との一層の関係強化を進め、プロモーションの強化等とともに営業提案を行い、高機能商品のウエイトを高めてまいります。 物流面におきましては、取扱店の納期短縮の要請に応えるため情報共有化をはかり、配送体制を強化して短期間に集中する出荷業務に対して、迅速かつ効率的に対応することで販売機会の損失低減に努めております。 サービス面ではアフターサービスの迅速化と質の向上をはかり、お客様満足度向上のための活動を継続的に展開することで信頼されるブランドの確立、リピーター作りを目指してまいります。 また、ITを活用した社内外のネットワークを構築し、情報の一元化と共有化をはかることで、経営環境の変化に対し迅速に対応するための業務体制強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,904字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 暖房機器への依存度が高いことについて 当社は、暖房機器への依存度が高く、売上高の6割以上を占めております。このため、冬季における天候や気温の影響を受ける可能性があります。また、石油暖房機器市場は、長期的に見て縮小していく可能性があります。 当社といたしましては、石油暖房機器の収益性を向上させるとともに、暖房機器以外の売上高構成比を高めることで、天候による業績の変動や石油暖房機器需要の低下による影響を少なくするよう努めております。 最近2期間の主要品目別の売上高及びその構成比は、次のとおりであります。 区分   前事業年度   当事業年度 売上高 (百万円)   構成比 (%)   売上高 (百万円)   構成比 (%) 暖房機器(石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器)   13,556   68.1   13,402   66.7 環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)   5,052   25.4   5,066   25.2 その他(コーヒー機器、生ごみ乾燥機、部品 他)   1,294   6.5   1,615   8.1 計   19,902   100.0   20,084   100.0 (2) 業績が下半期に偏重していることについて 当社は、季節商品である暖房機器が主力であるため、売上高は第3四半期(10月~12月)に集中する傾向にあります。また、第4四半期(1月~3月)は、3月に返品が集中し、重要な返品処理は決算日までに行うこととしております。 当社といたしましては、2019年10月より「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」の受託製造並びに2022年10月より空気清浄機、2023年4月よりコーヒー豆焙煎機の新モデル、及び2025年12月より家庭用生ごみ乾燥機の製造・販売を開始し、売上高が特定期間に集中するリスクの低減をはかっております。 最近2期間の各四半期の売上高、営業利益及びその構成比は、次のとおりであります。 前事業年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(百万円)   1,163   5,381   10,992   2,365   19,902 (構成比%)   (5.9)   (27.0)   (55.2)   (11.9)   (100.0) 営業利益又は営業損失(△)(百万円)   △531   635   1,774   △497   1,381 (構成比%)   (△38.5)   (46.0)   (128.5)   (△36.0)   (100.0) 当事業年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(百万円)   1,594   5,382   11,312   1,795   20,084 (構成比%)   (7.9)   (26.8)   (56.3)   (9.0)   (100.0) 営業利益又は営業損失(△)(百万円)   △373   713   2,249   △774   1,813 (構成比%)   (△20.6)   (39.3)   (124.0)   (△42.7)   (100.0) (3) 原材料等の調達について 当社は、複数の仕入先より原材料を購入しており、原材料の安定的な確保と最適な価格での調達に努めております。 しかしながら、世界情勢等の影響により、必要な原材料の調達ができない状況が発生した場合には、当社の生産活動に著しい影響を及ぼす可能性があります。 また、エネルギー価格、原材料費及び労務費等が著しく上昇した場合には、仕入先との価格交渉、生産性向上による原価低減及び可能な限りの商品価格の改定により対処してまいりますが、価格高騰が長期化しコストアップ分を吸収しきれない場合には、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティについて 当社は、事業活動を通してお客様の個人情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。当社では、情報セキュリティ基本方針を定めるとともに、社内にシステム推進委員会を設置して、これらの情報に対するシステムのセキュリティ対策やリスク管理体制の強化を推進しております。 しかしながら、万一これらの情報が外部に漏えいあるいは不正使用された場合、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社の信用低下や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) サイバーセキュリティについて 当社はサイバーセキュリティ対策を経営の重要課題と認識し、社内にシステム推進委員会を設置して、継続的にサイバーセキュリティ対策を推進しています。このサイバーセキュリティ対策の推進状況につきましては、取締役会で報告を行っております。 また、社内に担当部署を配置し、統合SOC(Security Operation Center)等による24時間365日の監視体制を整え、ウイルス解析、多層的防御等、レジリエンス態勢の強化に取り組んでおります。 しかしながら、このような強化策が奏功せず、当社の想定を上回るサイバー攻撃や不正アクセス等により、重要データの破壊、改ざん、情報漏えい、システム停止等が生じた場合には、当社の信用低下や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製品の品質について 当社は、ISO9001の規格に基づき製品の品質管理を徹底しておりますが、市場において予期せぬ不具合が発生して製造物責任を問われることや商品回収に至る可能性があります。 当社は製造物責任保険に加入し、万が一の際のリスクヘッジを行っておりますが、保険適用範囲を超える負担が発生した場合には、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 災害による影響について 当社の主力商品である石油暖房機器の生産拠点は1ヶ所であるため、火災、水害、地震等の災害により操業が停止する可能性があります。 当社は石油暖房機器の生産を1年間継続して行い、需要期に向けて在庫を確保しており、また商品を全国の複数箇所の倉庫にストックしているため、操業停止が短期間の場合は注文に対応できますが、復旧に長期間を要した場合には出荷不能となり、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 市場競争力について 石油暖房機器市場は既に成熟した市場ではありますが、当社よりも事業規模の大きい企業も含めて数社が競合しており、価格や機能を含む様々な要素で競争しております。 当社が技術的、あるいはその他の競争力を持つ商品において優位性を保てなくなった場合や、競合他社との競争による価格下落又は販売コストの上昇について効果的に対応できない場合には、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 灯油の価格変動について 石油暖房機器の燃料は灯油であるため、原油価格に連動して変動する灯油価格によって消費者の購買行動が変化する場合があり、当社業績は影響を受ける可能性があります。 (10) 受託製造について 当社では、一部の製品において受託製造を行っております。委託元の販売状況等によって十分な受注が確保できない場合は、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 減損会計について 当社では、事業の用に供する不動産をはじめとする様々な資産を所有しております。こうした資産は時価の下落や、将来のキャッシュ・インフローの状況により、減損会計の適用を受ける可能性があり、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 有価証券の時価変動について 当社では、様々な理由により、売却可能な有価証券を保有しております。これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、全て時価にて評価しておりますので、市場における時価の変動は当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 退職給付債務について 当社では、確定給付年金制度に関する会計基準に従い、一定の会計に基づいて資金を拠出しております。また、社内に年金資産運用委員会を設置して運用状況をモニタリングするとともに、運用委託先は日本版スチュワードシップ・コードを受け入れていることを条件として選定しております。 株式や債券市場等の予測し得ない市況変動により制度資産の収益性が低下すれば、追加的な資金拠出と費用負担が必要になるリスクがあります。 (14) 知的財産権について 当社は、特許権、商標権及びその他の知的財産権を保持しています。また、知的財産権の管理業務に専門の人員を配置し、知的財産権の強化を図っています。 しかしながら、当社が知的財産権に関する争訟に巻き込まれた場合、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 未知の感染症について 未知の感染症の蔓延による消費の低迷、国内外のサプライチェーンの混乱、従業員や取引先への感染等により事業活動に多大な影響を及ぼす可能性があります。その一方で、感染症対策として、加湿器の需要が増加する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,430字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、景気は緩やかに回復しているものの、中東情勢の影響を注視する必要がある状況となりました。 先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が景気の緩やかな回復を支えることが期待される一方、引き続き中東情勢の影響が懸念されます。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。 こうしたなかにあって当社は、市場や住環境の変化に対応した商品開発に取り組みました。また、需要に応えるための生産活動と在庫確保、販売チャネルの拡大に取り組みました。 a. 財政状態 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ23億30百万円増加し、342億41百万円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ6億17百万円増加し、45億88百万円となりました。 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ17億12百万円増加し、296億52百万円となりました。 b. 経営成績 当事業年度における業績は、売上高は200億84百万円(前期比0.9%増)、営業利益は18億13百万円(同31.3%増)、経常利益は20億81百万円(同32.4%増)、当期純利益は15億5百万円(同29.7%増)となりました。 当社は住環境機器を製造・販売する事業の単一セグメントであるため、セグメント別の業績の記載を省略しております。なお、主要品目別の業績を示すと次のとおりであります。 <暖房機器> 主力商品であります石油暖房機器では、日本国内の自社工場での生産による迅速な商品供給力と、安心して商品をお使いいただくための品質保証体制がお客様に評価されて業界内で確たる地位を築いております。 当事業年度におきましては、昨年度よりご好評をいただいている「かんたんフィルタークリーナー」搭載の2タイプを含む、家庭用石油ファンヒーター全13タイプ28機種の商品を販売いたしました。 当事業年度は、10月下旬から11月にかけて、寒気の影響により販売が加速したものの、12月以降は気温が高めに推移し、売上は前期実績を下回りました。 この結果、暖房機器の売上高は、134億2百万円(前期比1.1%減)となりました。 <環境機器> 加湿器では、フィルターを左右にスライドするだけで背面エアフィルターのお掃除ができる新機能「かんたんフィルタークリーナー」を搭載した2タイプを含む、全9タイプ25機種の商品を販売いたしました。 当事業年度は、空気清浄機の販売が、前期にテレビ番組で紹介されたことに伴う需要増の反動によって減少したほか、燃料電池ユニットの販売が減少しました。一方、加湿器は、カンタン取替えトレイカバーを搭載するなど、お手入れの利便性を重視した高単価商品の販売が伸長し、増益に寄与いたしました。 この結果、環境機器の売上高は、50億66百万円(前期比0.3%増)となりました。 <その他> その他では、日本一(※1)のバリスタ小野光氏(Brewman Tokyo店主)に監修を依頼し、全焙煎レベルでプロが理想とする焙煎を実現したコーヒー豆焙煎機を発売いたしました。 さらに、「Brewman Tokyo」小野光氏と「茶亭 羽當」天野大氏に監修いただき、それぞれの抽出技術を徹底再現した2つの抽出モードを搭載する本格コーヒーメーカーを発売し、コーヒー機器の販売が好調に推移いたしました。 このほか、ポリ袋を取り付けて使用する業界初(※2)のホルダー型を採用し、生ごみに直接触れることなくごみ捨てができる家庭用生ごみ乾燥機を発売いたしました。 当事業年度は、コーヒー機器の販売が好調であったほか、加湿器のフィルターの販売が大幅に伸長し、その他の売上高は、16億15百万円(前期比24.9%増)となりました。 ※1 コーヒー抽出の国内競技会「Japan Brewers Cup 2022」で優勝。 ※2 家庭用生ごみ処理機(一般財団法人 電気安全環境研究所によるS-JET認証)において。2025年8月21日現 在。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ27億50百万円減少し、当事業年度末に73億35百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は20億39百万円(前事業年度末比27.7%減)となりました。これは主に、税引前当期純利益20億40百万円、減価償却費6億55百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は44億34百万円(前事業年度末比50.1%増)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出61億97百万円、投資有価証券の取得による支出19億22百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は3億56百万円(同0.2%増)となりました。これは主に、配当金の支払額3億55百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当事業年度の生産実績を主要品目別に示すと、次のとおりであります。 区分   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 暖房機器(石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器)(千円)   13,602,893   106.0 環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)(千円)   5,511,213   119.1 その他(コーヒー機器、生ごみ乾燥機、部品他)(千円)   1,578,049   140.3 合計(千円)   20,692,156   111.3 (注)1.金額は平均販売価格で表示しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 b. 受注実績 当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当社は住環境機器を製造・販売する事業の単一セグメントであるため、セグメント別の販売実績の記載を省略しております。なお、当事業年度の販売実績を主要品目別に示すと、次のとおりであります。 区分   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 暖房機器(石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器)(千円)   13,402,295   98.9 環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)(千円)   5,066,340   100.3 その他(コーヒー機器、生ごみ乾燥機、部品他)(千円)   1,615,958   124.9 合計(千円)   20,084,595   100.9 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 角田無線電機㈱   2,161,638   10.9   2,508,349   12.5 ㈱ケーズホールディングス   2,352,417   11.8   2,473,751   12.3 ㈱ヤマダホールディングス   2,062,368   10.4   2,144,181   10.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)財政状態 (資産合計) 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ23億30百万円増加の342億41百万円(前事業年度末は319億10百万円)となりました。 流動資産は212億1百万円(前事業年度末比3億79百万円減)となりました。これは主に、有価証券が20億12百万円、製品が5億18百万円増加したものの、現金及び預金が27億55百万円減少したことによるものであります。 固定資産は130億39百万円(同27億10百万円増)となりました。これは主に、投資有価証券が24億22百万円、前払年金費用が1億97百万円増加したことによるものであります。 (負債合計) 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ6億17百万円増加の45億88百万円(前事業年度末は39億70百万円)となりました。 流動負債は33億36百万円(同2億81百万円増)となりました。これは主に、未払金が2億42百万円減少したものの、預り金が2億99百万円、未払法人税等が1億5百万円増加したことによるものであります。 固定負債は12億51百万円(同3億36百万円増)となりました。これは主に、繰延税金負債が3億12百万円増加したことによるものであります。 (純資産合計) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ17億12百万円増加の296億52百万円(前事業年度末は279億39百万円)となりました。 株主資本は282億23百万円(同11億49百万円増)となりました。これは主に、繰越利益剰余金が11億49百万円増加したことによるものであります。 評価・換算差額等は14億29百万円(同5億63百万円増)となりました。これは、その他有価証券評価差額金が5億63百万円増加したことによるものであります。 2)経営成績 (売上高) 売上高は前事業年度に比較して1億81百万円増加し、200億84百万円(前期比0.9%増)となりました。これは主に利便性を重視した高単価の加湿器の販売が伸長したこと、加湿器のフィルターの販売が大幅に伸長したこと、そしてコーヒー機器の販売が好調であったことによるものです。 (売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益) 売上原価は139億18百万円と前事業年度に比べ2億45百万円減少(同1.7%減)となり、売上原価率は前事業年度の71.2%から当事業年度は69.3%と1.9ポイント減少いたしました。 販売費及び一般管理費は前事業年度に比較して4百万円減少いたしました。これは主に研究開発費の減少によるもので、販売費及び一般管理費は43億51百万円(同0.1%減)となりました。 以上の結果、営業利益は前事業年度に比較して4億32百万円増加し18億13百万円(同31.3%増)となりました。 (営業外損益、経常利益) 営業外収益は前事業年度に比較して75百万円増加いたしました。これは主に有価証券利息の増加によるもので、営業外収益は2億68百万円(同39.3%増)となりました。 営業外費用は前事業年度に比較して0百万円減少いたしました。これは主に雑損失の減少によるもので、営業外費用は1百万円(同38.9%減)となりました。 以上の結果、経常利益は前事業年度に比較して5億9百万円増加し20億81百万円(同32.4%増)となりました。 (特別損益、当期純利益) 特別利益は前事業年度に比較して1百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券売却益の増加によるもので、特別利益は6百万円(同28.4%増)となりました。 特別損失は前事業年度に比較して39百万円増加いたしました。これは固定資産除却損の増加によるもので、特別損失は46百万円(同516.7%増)となりました。 以上の結果、当期純利益は前事業年度に比較して3億44百万円増加し15億5百万円(同29.7%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金及び設備資金は、内部資金又は借入により資金調達することにしております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この財務諸表の作成にあたりまして、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 重要な会計方針」に記載のとおり重要な資産の評価基準及び評価方法、重要な引当金の計上基準等においての継続性、網羅性、厳格性を重視して計上しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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