概要
ダイニチ工業は、石油暖房機器を中核とする住環境機器メーカーである。1964年に新潟県三条市で創業し、現在の本社は新潟市南区。従業員466名。2025年度の売上高は約201億円、営業利益18億円。石油ファンヒーターで国内シェアを確立し、加湿器や空気清浄機、コーヒー機器などにも事業を広げている。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード5951)。
暖房・環境・その他の三事業構成
ダイニチ工業の事業は、暖房機器・環境機器・その他の三つに区分される。暖房機器は石油ファンヒーターが主体で、売上高の約67%を占める。環境機器は加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニットで約25%、その他はコーヒー機器、生ごみ乾燥機、サービスパーツなど約8%である(2025年度実績)。いずれも自社開発・自社工場生産を原則とし、新潟県内の北部工場・中之口工場などで製造する。
季節変動に依存する収益構造
同社の売上は冬季の暖房需要に大きく左右される。石油ファンヒーターや加湿器は気温低下とともに需要が急増するため、第3四半期(10~12月)に売上が集中する。この季節変動に対し、タイムリーな生産計画と在庫確保で対応している。収益性の目標として売上高経常利益率10%以上を掲げ、高付加価値機種の構成比向上とコスト削減を進める。2025年度の経常利益率は10.4%と目標を達成した。
国内完結型の販売・物流網
同社は国内市場に特化し、全国に8か所の営業所・オフィス(東京3、九州、大阪、東北、名古屋、新潟、高崎、広島)を配置する。海外生産拠点は持たず、全製品を新潟県内の自社工場で生産する。物流面では和泉物流センターを拠点に、取扱店への納期短縮を図る。グループ企業はなく、単一法人で事業を運営している。
業界の中での役割は家庭用暖房・環境機器メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 暖房機器 | 134億円 | 66.7% | — | — |
| 環境機器 | 51億円 | 25.4% | — | — |
| その他 | 16億円 | 8.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01一般消費者向け(家庭用暖房・環境機器)主力
家庭向けに暖房機器(石油・電気・ガス)と環境機器(加湿器、空気清浄機、燃料電池ユニット)を製造・販売。さらにコーヒー機器や生ごみ乾燥機などの生活家電も手がける。
- 石油暖房機器
- 灯油を燃料とするファンヒーターやストーブなど。瞬時に暖まる暖房効率の高さが特徴。
- 電気暖房機器
- 電気を熱源とするヒーターやオイルヒーターなど。
- ガス暖房機器
- 都市ガスやプロパンガスを使用する暖房機器。
- 加湿器
- 室内の湿度を適切に保つための機器。乾燥対策に有効。
- 空気清浄機
- 空気中のほこりや花粉、ウイルスなどを除去する機器。
- 燃料電池ユニット
- 都市ガスなどから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電する家庭用コージェネレーションシステム。
- コーヒー機器
- コーヒーメーカーやエスプレッソマシンなど。
- 生ごみ乾燥機
- 生ごみを乾燥させて減量するための家庭用機器。
製品と技術
石油ファンヒーター:点火速度とメンテナンス性の追求
同社の石油ファンヒーターは「ブルーヒーター」ブランドで展開される。1977年の全自動化、1980年の業界最短点火気化器など、燃焼技術の進化が特徴である。2025年度モデルでは「かんたんフィルタークリーナー」機構を搭載し、背面エアフィルターの掃除を容易にした。全13タイプ28機種を揃え、業務用から家庭用までカバー。国内自社工場生産による品質保証と迅速な供給が強みである。
加湿器・空気清浄機:ハイブリッド方式とお手入れ設計
2003年に発売したハイブリッド式加湿器は、加熱と気化を組み合わせた方式で、清潔性と加湿効率を両立。2025年度には「かんたんフィルタークリーナー」を加湿器にも搭載し、トレイカバーを簡単に交換できる設計とした。全9タイプ25機種を展開。2022年からはハイブリッド式空気清浄機も販売。燃料電池ユニットの受託生産も行い、環境機器のラインアップを広げている。
コーヒー機器と生ごみ乾燥機:コア技術を応用した新規分野
1997年に焙煎機能付きコーヒーメーカーで参入したコーヒー機器は、2025年度に日本一のバリスタ小野光監修の焙煎機と、2つの抽出モードを持つ本格コーヒーメーカーを発売。気流制御技術や温度管理技術を応用した。2025年12月には家庭用生ごみ乾燥機を発売。ポリ袋を使うホルダー型を業界で初めて採用し、直接触れずにごみ捨てができる。乾燥技術は暖房機器で培った送風・加熱技術を転用している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
金属製品のなかでの位置
住宅設備機器で安定収益、コスト上昇が課題
ダイニチ工業は金属製住宅設備機器(キッチン・洗面化粧台など)を製造。売上高200億円近くで同業の稲葉製作所(水栓金具・給水部品)や日本調理機(業務用厨房)と市場が異なり、住宅向けレンジフードなどで知名度。テクニスコ(給湯部品)などとも一定の競合関係。近年の原材料高や物流費上昇に直面し、収益力の強化が課題。営業利益率は改善傾向にあり、生産効率化や価格転嫁の進展が期待される。
強み
- レンジフードなどでブランドを確立し、安定した需要がある。
- 売上高200億円前後で大きな変動がなく、安定的。
- 営業利益率が上昇しており、コスト管理が奏功している。
- 特定住宅設備で一定のシェアを持ち、新規参入障壁がある。
課題
- 原材料やエネルギー価格の上昇が収益を圧迫するリスク。
- 新設住宅着工数の変動に業績が左右されやすい。
- 国内市場が縮小する中、海外販路開拓が進んでいない。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属製品の時価総額近傍。太字がダイニチ工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5909コロナ | 285億円 | 28.6倍 |
| 2 | 5945天龍製鋸 | 259億円 | 13.8倍 |
| 3 | 5922那須電機鉄工 | 244億円 | 9.5倍 |
| 4 | 3443川田テクノロジーズ | 241億円 | 8.2倍 |
| 5 | 5933アルインコ | 236億円 | 12.8倍 |
| 6 | 5951ダイニチ工業 | 235億円 | 13.2倍 |
| 7 | 5918瀧上工業 | 214億円 | 17.2倍 |
| 8 | 5932三協立山 | 206億円 | — |
| 9 | 5941中西製作所 | 174億円 | 7.7倍 |
| 10 | 5965フジマック | 171億円 | 3.8倍 |
| 11 | 5983イワブチ | 149億円 | 15.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
石油バーナー専業メーカーとしての創業と初期製品開発
ダイニチ工業は1964年4月、新潟県三条市で石油バーナー・石油ふろ釜の製造販売会社として設立された。創業から7年後の1971年、開放式の業務用石油ストーブに「ブルーヒーター」の名称をつけて発売。これが後の暖房機器事業の礎となる。1977年には業界初の全自動業務用石油ストーブを開発し、技術力で差別化を図った。1979年に本社・工場を新潟県白根市(現新潟市南区)の和泉工業団地へ移転し、生産体制を強化した。
家庭用石油ファンヒーター投入と営業網の全国展開
1980年、同社は家庭用石油ファンヒーターを発売。業界最短の着火スピードを実現する気化器を搭載し、家庭市場に参入した。1983年から1988年にかけて東京、福岡、大阪、仙台、名古屋に営業所を開設し、全国販売網を整備した。1987年にはスモークマシン事業にも進出。1990年に株式を店頭登録し、資金調達力を高めた。同年、北部工業団地に新工場を建設し、生産能力を拡大した。
東証一部上場と加湿器・コーヒー機器への多角化
1998年6月、東京証券取引所市場第二部と新潟証券取引所に上場。2003年3月には東証第一部銘柄に指定された。同年、ハイブリッド式加湿器の製造販売を開始し、環境機器分野に参入。1997年から手掛けていたコーヒー機器は、焙煎機能付きコーヒーメーカーとして商品化した。2000年にISO14001を認証取得し、環境経営を推進した。2003年には加湿器が第2の柱に育ち始める。
スタンダード市場移行と新製品投入による成長軌道
2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。同年10月にはハイブリッド式空気清浄機を発売し、環境機器を拡充した。2025年度には生ごみ乾燥機を投入。2026年度には高崎・広島の営業所をオフィスに改称し、体制を刷新。売上高は2013年度の233億円から2025年度の201億円とやや減少したが、経常利益率は5%前後から10%台へ改善し、収益体質を強化した。
年表36件を開く
1960年代
- 1964年4月創業石油バーナー、石油ふろ釜を製造販売するメーカーとして、新潟県三条市にダイニチ工業株式会社を設立
1970年代
- 1971年7月当社発展の礎となった開放式の石油暖房機器(業務用石油ストーブ)に、“ブルーヒーター”と命名し製造販売を開始
- 1977年5月業界初の全自動の石油暖房機器(業務用石油ストーブ)を開発し、製造販売を開始
- 1979年10月新潟県白根市(現・新潟市南区)和泉工業団地内に、本社・工場を移転
1980年代
- 1980年6月着火スピードが業界最短の気化器を搭載した石油暖房機器(家庭用石油ファンヒーター)を開発し、製造販売を開始
- 1983年9月東京都品川区に東京事務所を開設(現・東京第一、東京第二、東京第三営業所)
- 1984年6月福岡市博多区に九州事務所を開設(現・九州営業所)
- 1986年6月大阪府吹田市に大阪営業所、仙台市若林区に仙台営業所(現・東北営業所)、本社内に新潟営業所をそれぞれ開設
- 1987年1月東京都千代田区に賃貸オフィスビル(麹町ビル)を新築(2003年2月に売却)し、不動産賃貸業を開始
- 1987年8月スモークマシンを開発し、製造販売を開始
- 1987年8月名古屋市東区に名古屋営業所を開設
- 1988年8月東京都千代田区に東京営業所兼賃貸オフィスビル(神田ビル)を新築(2007年3月に売却)し、東京営業所(現・東京第一、東京第二、東京第三営業所)を移転
1990年代
- 1990年6月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に、新工場(北部工場)を建設し製造部門を全面的に移転
- 1990年11月株式を日本証券業協会に店頭登録
- 1996年1月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に、本社を移転
- 1996年5月群馬県高崎市に高崎営業所(現・高崎オフィス)、広島市安佐南区に広島営業所(現・広島オフィス)をそれぞれ開設
- 1996年8月新潟県白根市(現・新潟市南区)北部工業団地内に第二工場兼研究開発センターを建設し、和泉工業団地内より研究開発部門を移転
- 1997年6月コーヒー機器(焙煎機能付きコーヒーメーカー)を開発し、製造販売を開始
- 1998年6月上場株式を東京証券取引所市場第二部、新潟証券取引所(2000年3月1日付で東京証券取引所に吸収合併)に上場
- 1999年3月ISO9001の認証取得
2000年代
- 2000年12月ISO14001の認証取得
- 2002年2月新潟県白根市(現・新潟市南区)和泉工業団地内に、配送センター(現・和泉物流センター)を開設
- 2003年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 加湿器(ハイブリッド式加湿器)を開発し、製造販売を開始
2010年代
- 2011年4月新潟県新潟市南区北部工業団地内に第三工場を取得
- 2013年10月新潟県新潟市西蒲区打越第1工業団地内に中之口工場を取得
- 2015年9月電気暖房機器(セラミックファンヒーター)を開発し、製造販売を開始
- 2016年7月コーポレートロゴを一新
- 2018年3月管理本部、生産本部、開発本部を新設
- 2018年4月商号変更営業本部を新設し、4本部体制に変更
- 2019年5月商号変更配送センター倉庫を解体・新築し、呼称を和泉物流センターに変更
- 2019年10月燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)の受託生産を開始
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
- 2022年10月空気清浄機(ハイブリッド式空気清浄機)を開発し、製造販売を開始
- 2025年8月仙台市若林区内で東北営業所を移転
- 2025年12月生ごみ乾燥機を開発し、製造販売を開始
- 2026年4月高崎営業所を高崎オフィスに、広島営業所を広島オフィスに呼称を変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
石油暖房機器・加湿器事業の収益性向上
需要変動に対応した生産計画の最適化と高付加価値機種の販売比率向上により、収益力の強化を図る。
- 02
コア技術の進化による新規分野開拓
燃焼・暖房・気流制御技術を進化させ、新規分野の商品開発と育成に取り組む。
- 03
既存事業の収益性向上と設備投資
原材料高騰に対応した価格改定やコスト削減を進めるとともに、新商品向けの設備・開発投資を実施する。
- 04
環境負荷低減と品質安全管理
ISO14001に基づく環境活動を推進し、品質管理体制を強化して市場の品質情報を迅速に反映する。
- 05
顧客満足度向上とブランド確立
アフターサービスを迅速化・高度化し、顧客満足度調査を継続して信頼されるブランドとリピーターを創出する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で466人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は647万円で、9期前と比べて+15.9%。平均年齢は43.1歳、平均勤続年数は20.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 506 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 497 | — |
| 2019年3月 | 558 | 40.5 | 18.2 | 495 | — |
| 2020年3月 | 538 | 40.7 | 18.3 | 496 | — |
| 2021年3月 | 562 | 40.8 | 18.5 | 509 | — |
| 2022年3月 | 584 | 41.3 | 19.0 | 505 | — |
| 2023年3月 | 595 | 41.6 | 19.3 | 503 | — |
| 2024年3月 | 593 | 42.1 | 19.9 | 490 | — |
| 2025年3月 | 632 | 42.5 | 20.2 | 470 | 298 |
| 2026年3月 | 647 | 43.1 | 20.8 | 466 | 386 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達1,198万円NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラム自律ロボットのための革新的熱電発電システム国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-18
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は201億円、営業利益は18億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.0%、利益が+28.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 205億円 | 201億円 |
| 営業利益 | 13億円 | 18億円 |
| 純利益 | 12億円 | 15億円 |
| 1株あたり配当 | ¥28 | ¥28 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 16 | — | — | −6 |
| 2024年1Q | 13 | −5 | −38.5 | −3 |
| 2024年2Q | 64 | 10 | 15.6 | 7 |
| 2024年3Q | 106 | 15 | 14.2 | 11 |
| 2024年4Q | 14 | — | — | −6 |
| 2025年2Q | 65 | 1 | 1.5 | 1 |
| 2025年4Q | 134 | 13 | 9.7 | 11 |
| 2026年2Q | 70 | 3 | 4.3 | 3 |
| 2026年4Q | 131 | 15 | 11.5 | 12 |
| 2027年1Q | 18 | −4 | −22.2 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は233億円から201億円へ86%に減った。直近期の営業利益率は9.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 233 | — | 18 | — | 12 |
| 2014年3月 | 190 | — | 4 | — | 5 |
| 2015年3月 | 176 | — | 4 | — | 3 |
| 2016年3月 | 173 | — | 5 | — | 2 |
| 2017年3月 | 182 | — | 8 | — | 5 |
| 営業本部を新設し、4本部体制に変更 | |||||
| 2018年3月 | 201 | — | 9 | — | 7 |
| 配送センター倉庫を解体・新築し、呼称を和泉物流センターに変更 | |||||
| 2019年3月 | 190 | — | 6 | — | 4 |
| 2020年3月 | 188 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年3月 | 229 | — | 20 | — | 15 |
| 2022年3月 | 211 | — | 15 | — | 11 |
| 2023年3月 | 212 | — | 17 | — | 12 |
| 2024年3月 | 197 | — | 13 | — | 9 |
| 2025年3月 | 199 | 14 | 16 | 7.0 | 12 |
| 2026年3月 | 201 | 18 | 21 | 9.0 | 15 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高201億円のうち、営業利益として残るのは18億円で9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.2%139億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.9%44億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%18億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが20億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは−24億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は73億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | 3 | −4 | 5 | 100 |
| 2014年3月 | 42 | −17 | −4 | 25 | 121 |
| 2015年3月 | 18 | −14 | −4 | 4 | 121 |
| 2016年3月 | 8 | −6 | −4 | 2 | 119 |
| 2017年3月 | 35 | −1 | −4 | 34 | 149 |
| 2018年3月 | 14 | −3 | −4 | 11 | 156 |
| 2019年3月 | −7 | −28 | −15 | −35 | 106 |
| 2020年3月 | −1 | −18 | −4 | −19 | 83 |
| 2021年3月 | 55 | −3 | −4 | 52 | 132 |
| 2022年3月 | 5 | −20 | −4 | −15 | 114 |
| 2023年3月 | 20 | −14 | −4 | 6 | 117 |
| 2024年3月 | 1 | −9 | −4 | −8 | 106 |
| 2025年3月 | 28 | −30 | −4 | −2 | 101 |
| 2026年3月 | 20 | −44 | −4 | −24 | 73 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は342億円。このうち返さなくてよい自己資本が297億円で、自己資本比率は86.6%(業種中央値59.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 293 | 244 | 49 | 83.2 |
| 2014年3月 | 289 | 245 | 44 | 84.8 |
| 2015年3月 | 290 | 246 | 44 | 84.7 |
| 2016年3月 | 277 | 243 | 34 | 87.8 |
| 2017年3月 | 289 | 245 | 44 | 84.8 |
| 2018年3月 | 295 | 249 | 46 | 84.6 |
| 2019年3月 | 281 | 236 | 45 | 83.8 |
| 2020年3月 | 275 | 232 | 43 | 84.2 |
| 2021年3月 | 293 | 244 | 49 | 83.4 |
| 2022年3月 | 290 | 251 | 39 | 86.6 |
| 2023年3月 | 303 | 261 | 42 | 86.3 |
| 2024年3月 | 312 | 271 | 41 | 86.9 |
| 2025年3月 | 319 | 279 | 40 | 87.6 |
| 2026年3月 | 342 | 297 | 46 | 86.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
金属製品 87社との比較
同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で87社中3位あたり、逆に低いのは配当利回りで87社中64位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,233で、1年前と比べて+52.6%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.2倍 |
| PER (会社予想) | 16.6倍 |
| PBR | 0.68倍 |
| 配当利回り | 2.27% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月19日に前日比10.97%高の1345円と上昇し、52週高値1377円に迫った。1ヶ月では29.33%上昇し、25日線1093円を約23%上回る。RSIは87.22と買われすぎの水準だが、出来高は8月19日に16万株超と急増し、上昇基調が続いている。200日線も上回り、中期的な上昇トレンドにある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり28円で、前期から+27.3%。いまの株価に対する利回りは2.27%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 22 | — | 84.4 |
| 2018年3月 | 22 | 0.0 | 57.3 |
| 2019年3月 | 22 | 0.0 | 97.2 |
| 2020年3月 | 22 | 0.0 | 306.0 |
| 2021年3月 | 22 | 0.0 | 24.3 |
| 2022年3月 | 22 | 0.0 | 33.2 |
| 2023年3月 | 22 | 0.0 | 29.4 |
| 2024年3月 | 22 | 0.0 | 40.1 |
| 2025年3月 | 22 | 0.0 | 30.7 |
| 2026年3月 | 28 | 27.3 | 30.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥28
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,381人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.5%を占め、残る70.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.3 | 57.8 | 59.4 | 59.4 | 63.1 | 59.0 |
| 事業法人 | 21.3 | 21.4 | 21.3 | 21.2 | 22.7 | 20.8 |
| 自己株式 | 15.1 | 15.1 | 15.1 | 15.1 | 15.1 | 15.1 |
| 外国法人 | 3.7 | 3.1 | 3.7 | 3.4 | 3.4 | 10.6 |
| 金融機関 | 17.1 | 16.5 | 14.7 | 14.0 | 9.3 | 8.7 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.2 | 0.8 | 2.0 | 1.4 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ビー・エッチ | 9.66 |
| 02 | 株式会社ダイニチビル | 7.14 |
| 03 | JEFFERIES LLC-SPEC CUST AC FBO CUSTOMER (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 5.12 |
| 04 | 株式会社第四北越銀行 | 4.20 |
| 05 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 3.01 |
| 06 | 吉井 久夫 | 2.99 |
| 07 | 吉井 久美子 | 2.92 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.86 |
| 09 | ダイニチ工業従業員持株会 | 2.53 |
| 10 | 渥美 るみ子 | 2.06 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-17レンジリー・キャピタル・エルエルシー(Rangeley Capital, LLC)変更報告5.79%+0.77pt
- 2026-08-14レンジリー・キャピタル・エルエルシー(Rangeley Capital, LLC)新規の大量保有報告5.79%+0.77pt
- 2026-05-01吉井 久夫新規の大量保有報告2.99%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+43%、1株純資産は14期で+33%。直近期のROEは5.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 65 | 1,380 | 4.8 | 12.5 | 33.8 |
| 2014年3月 | 26 | 1,387 | 1.9 | 28.9 | 83.5 |
| 2015年3月 | 16 | 1,390 | 1.2 | 48.1 | 135.1 |
| 2016年3月 | 12 | 1,377 | 0.9 | 51.6 | 187.4 |
| 2017年3月 | 26 | 1,388 | 1.9 | 27.4 | 84.4 |
| 2018年3月 | 38 | 1,410 | 2.7 | 22.4 | 57.3 |
| 2019年3月 | 23 | 1,457 | 1.6 | 30.1 | 97.2 |
| 2020年3月 | 7 | 1,432 | 0.5 | 84.7 | 306.0 |
| 2021年3月 | 91 | 1,509 | 6.2 | 9.6 | 24.3 |
| 2022年3月 | 66 | 1,549 | 4.3 | 10.0 | 33.2 |
| 2023年3月 | 75 | 1,612 | 4.7 | 9.0 | 29.4 |
| 2024年3月 | 55 | 1,674 | 3.3 | 12.9 | 40.1 |
| 2025年3月 | 72 | 1,726 | 4.2 | 9.1 | 30.7 |
| 2026年3月 | 93 | 1,832 | 5.2 | 10.9 | 30.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額206百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 吉井久夫 | 取締役会長(代表取締役) | 79 | 570,600 |
| 吉井唯 | 取締役社長(代表取締役) | 50 | 378,500 |
| 野口武嗣 | 取締役 管理本部長 兼総務部長 兼経理部長 | 51 | 79,300 |
| 海保雅裕 | 取締役 生産本部長 | 47 | 9,900 |
| 中村亨 | 取締役(常勤監査等委員) | 62 | 10,100 |
| 石川佳代 | 社外取締役(監査等委員) | 39 | — |
| 渡邉芳明 | 社外取締役(監査等委員) | 61 | — |
| 田中悠馬 | 社外取締役(監査等委員) | 48 | — |
| 堀江淳 | 取締役 開発本部長 兼技術開発部長 | 56 | 5,500 |
| 矢作太一 | 取締役 営業本部長 | 51 | 2,500 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 144 | 12 | 24 | 180 | 45 |
| 取締役(社内) | 1 | 16 | 1 | 1 | 18 | 18 |
| 社外取締役 | 5 | 7 | 1 | 0 | 8 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容173字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,027字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,904字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,430字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第63期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第63期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-06
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-07
- 四半期報告書四半期報告書-第61期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-03
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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