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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.51+295ドル円158.76-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.68+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

イワブチ

IWABUCHI CORPORATION5983 · Standard · 金属製品

電力・通信・交通インフラ向けに電気架線金物やコンクリートポール用品を製造する専門メーカー。需要分野は交通信号、CATV・防災無線、情報通信、配電線路など多岐にわたる。

概要

イワブチ株式会社は、1950年設立の金属製品メーカーである。主力事業は電力、通信、信号、放送、鉄道用などの架線金物(電柱や鉄塔に取り付ける金具)の製造販売で、配電線路関連が売上の約3割を占める。連結売上高は135億円(2026年3月期)、従業員426名。千葉県松戸市に本社を置き、国内外に子会社・関連会社5社を持つ。

配電線路向けが売上の3割を占める事業構成

当社の需要分野は5つに区分される。最大分野は配電線路関連で、2025年度の売上高44億円(全体の32.7%)を占める。電力各社の高経年化設備更新工事が需要を支える。次いでその他分野(防衛無線装置や建設関連など)が36億円(26.9%)、情報通信関連が27億円(20.3%)、交通信号・標識・学校体育施設関連が17億円(12.5%)、CATV・防災無線関連が10億円(7.6%)と続く。いずれもインフラの維持・更新需要に依存し、景気変動の影響を受けにくい特性を持つ。

全国9拠点の販売網とグループ子会社

当社は国内に札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の各支店と東京本社を含む9拠点を構え、全国の電力会社や通信事業者へ直接販売する。グループ子会社として、HOKUEI(旧北栄鉄工)、協和興業、須田製作所、IWIM(名古屋)、海陽岩淵金属製品(中国)があり、それぞれ製造や販売を分担する。子会社は2024年7月に富田鉄工を吸収合併するなど、グループ再編を進めている。

中国・山東省に生産拠点を持つ国際展開

2002年9月、中国山東省海陽市に製造子会社「海陽岩淵金属製品有限公司」を設立し、海外生産を開始した。同社は電力・通信向け金物を製造し、日本向けに供給する。国内では松戸本社に隣接する松戸第2工場(2011年建設)や松戸北工場(1971年建設)が主要生産拠点であり、グループ全体で生産能力を分散している。また、南房総市に白浜暴露試験場を設け、耐候性評価を自社で実施する。

業界の中での役割は社会インフラの整備・維持に必要な装柱用品(電柱に取り付ける金物)を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
135億円
営業利益
15億円
営業利益率
11.1%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01交通信号・標識・学校体育施設主力

警察庁の要請に応じた交通信号・道路標識の装柱用品、学校体育施設の防球ネット支持金具等を製造・販売。

主な製品・サービス3
交通信号用装柱用品
交通信号機を電柱などに設置するための金物。
道路標識用装柱用品
道路標識を支柱に取り付けるための金物。
防球ネット支持金具
学校の体育施設などで防球ネットを支えるための金具。

02情報通信主力

NTT等の情報通信企業向けに、通信線路用の装柱用品を製造・販売。

主な製品・サービス1
通信線路用装柱用品
電話線や光ファイバーなどの通信線路を電柱に敷設するための金物。

03配電線路主力

各電力会社向けに、配電線路用の装柱用品及びコンクリートポール用品を製造・販売。

主な製品・サービス2
配電線路用装柱用品
電力を各家庭や工場に配電するための電線を電柱に支持する金物。
コンクリートポール用品
コンクリート製電柱に取り付ける金物類。

04CATV・防災無線準主力

CATV用ケーブル敷設用の装柱用品や、地方自治体の防災行政無線施設用の装柱用品を製造・販売。

主な製品・サービス2
CATV用装柱用品
ケーブルテレビのケーブルを電柱に敷設するための金物。
防災行政無線用装柱用品
防災行政無線のスピーカーなどを電柱に設置するための金物。

05その他副次

工場内の配電線路用品、鉄道用装柱用品、防衛関連の無線システム装置等を製造・販売。

主な製品・サービス2
鉄道用装柱用品
鉄道の架線や信号機器を支えるための金物。
防衛関連無線システム装置
防衛省向けの無線システム装置。

製品と技術

電力配電線路の中核部品「支線棒」と「自在バンド」

支線棒(GYR/ISR-Ⅱ)は電柱を支える支線を固定する金具で、1955年以降、国内10電力会社すべてで仕様化された主力製品である。自在バンド(IBA、IBB、IBC、IBT等)は電柱に機器を取り付けるためのバンド状金具で、直径の異なる電柱に対応できる。これらの製品は耐食性が要求されるため、岩淵メッキ工業(現イワブチ)の自社メッキ工程を経て製造される。

交通信号や防災無線向けの装柱用品

交通信号関連では、LED信号機の普及に伴い、信号柱への取付金具や標識支持金具を供給する。学校体育施設では防球ネットの支持金具を製造する。防災無線関連では、自治体が設置する屋外拡声子局の装柱用品を提供しており、デジタル化更新工事に対応した製品ラインを持つ。CATV用ではケーブル敷設用の金具も手がける。

長期耐候性を検証する白浜暴露試験場

2012年1月、千葉県南房総市白浜町に暴露試験場を建設した。同試験場では、海岸塩害環境下で架線金物の耐食性や塗装の耐久性を実地評価する。自社製品だけでなく、新素材や表面処理の開発にも活用され、製品の長寿命化につなげている。この試験データは電力会社への提案にも利用される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製品で中堅、収益改善が進む

同社は金属製品セクターで売上高126億円(2025年3月期予想)の中堅メーカー。同業では稲葉製作所(3421)が573億円と大きく離すが、テクニスコ(2962)や日本調理機(2961)と同等のポジションにある。直近予想では増収・営業利益率改善(7.14%→11.11%)が見込まれ、コスト管理や高付加価値品へのシフトが奏功していると推察される。国内需要に依存しつつも、収益性向上で一歩リードする。

強み

  • 営業利益率が7.14%から11.11%へ上昇、増収とコスト削減が利益を押し上げ。
  • 売上高が118億円→126億円→135億円と順調に拡大し、市場シェア獲得中。
  • 生産性向上と製品ミックス改善により、粗利率が向上している可能性が高い。
  • 収益改善に伴い自己資本比率が向上し、投資余力が増していると推定。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内景気減速時には受注減少リスクを抱える。
  • 稲葉製作所など大手との価格競争や、新規参入による市場シェア奪取リスク。
  • 売上高135億円と業界内では中堅、さらなる拡大には差別化戦略が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がイワブチ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15951ダイニチ工業235億円13.2倍
25918瀧上工業214億円17.2倍
35932三協立山206億円
45941中西製作所174億円7.7倍
55965フジマック171億円3.8倍
65983イワブチ149億円15.3倍
73447信和143億円8.0倍
85942日本フイルコン142億円
92962テクニスコ135億円2408.2倍
105958三洋工業135億円9.5倍
113441山王135億円9.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 58件

電気器材商社として東京で創業した1950年

1950年8月、資本金100万円で東京都中央区木挽町に「岩淵電気器材株式会社」を設立。翌1951年2月より日本国有鉄道(現JR各社)および私鉄各社向けに架線金物の販売を開始した。1952年9月には商号を「岩淵金属工業株式会社」に変更し、金属製品メーカーとしての道を歩み始める。

電力・通信各社の仕様化により基盤を固めた1955~1966年

1955年4月、中部電力で支線棒の仕様書が制定されたのを皮切りに、東京通信局(現NTT)、東京電力、関西電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北海道電力、北陸電力と、相次いで支線棒や自在バンドが各社の仕様に採用された。この時期に日本の電力・通信インフラの標準金具サプライヤーとしての地位を確立した。

松戸工場建設と全国販売網の整備(1962~1979年)

1962年5月、千葉県松戸市に松戸工場(現本社)を建設し、製造基盤を東京から移す。その後、1965年の仙台・札幌出張所開設を皮切りに、1970年福岡、1979年広島と全国各地に営業拠点を置いた。1971年には松戸北工場を新設し生産能力を拡大した。同時期、1968年にはメッキとプラスチックの子会社を設立し、内製化を進めた。

商号変更と子会社統合による事業再編(1986~2004年)

1986年8月、商号を現在の「イワブチ株式会社」に変更。同時に岩淵メッキ工業を吸収合併した。2000年4月にはイワブチメカニクスを、2004年10月にはイワブチ勧業を吸収合併し、グループ機能を本体に集約した。1995年4月には日本証券業協会に店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場した。

中国進出と上場市場の変遷(2002~2013年)

2002年9月、中国山東省海陽市に初の海外生産子会社を設立。2004年12月にジャスダック上場、2010年4月には大阪証券取引所JASDAQ市場に移行した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東証JASDAQスタンダード市場に上場した。この間、2001年にISO14001を取得するなど環境管理を強化した。

グループ拡大と新たな研究体制への投資(2015~2025年)

2015年8月に北栄鉄工を完全子会社化(後にHOKUEIに商号変更)、2017年5月に協和興業、2022年1月に須田製作所をグループ化し、事業領域を拡大した。2021年4月にはNEXT研究室を新設し、架線金物の枠を超えた新事業を探索。2025年4月には東京本社を開設し営業企画部を新設、Vision2030のPhase2へ移行した。

年表58件を開く

1950年代

  • 1950年8月創業資本金100万円をもって東京都中央区木挽町4丁目4番地に「岩淵電気器材株式会社」を設立
  • 1951年2月日本国有鉄道(現JR各社)及び私鉄各社に架線金物並びに関連品の販売を開始
  • 1952年9月商号変更商号を「岩淵金属工業株式会社」に変更
  • 1955年4月中部電力株式会社で支線棒仕様書制定
  • 1955年10月名古屋市に名古屋出張所(現名古屋支店)を開設
  • 1955年12月東京通信局(現NTT)で支線棒を仕様化
  • 1957年3月東京電力株式会社で支線棒ISR-Ⅱ(GYR)を仕様化
  • 1957年5月関西電力株式会社で支線棒ISR-Ⅱを仕様化
  • 1958年4月東北電力株式会社で自在バンド各種(IBA、IBB、IBC等)を仕様化
  • 1959年2月大阪市に大阪出張員事務所(現大阪支店)を開設

1960年代

  • 1961年9月九州電力株式会社で支線棒を仕様化
  • 1962年1月中国電力株式会社で支線棒を仕様化
  • 1962年5月松戸市上本郷167番地に松戸工場(現松戸本社)を建設
  • 1964年1月四国電力株式会社で支線棒を仕様化
  • 1965年3月北海道電力株式会社で自在Cバンド(IBT)を仕様化
  • 1965年4月仙台市に仙台出張所(現仙台支店)を開設
  • 1965年8月札幌市に札幌出張員事務所(現札幌支店)を開設
  • 1966年7月北陸電力株式会社で支線棒(GYR)を仕様化
  • 1968年1月創業東京都千代田区に「岩淵メッキ工業株式会社」を設立 東京都千代田区に「岩淵プラスチック工業株式会社」を設立
  • 1969年8月創業東京都港区に「岩淵勧業株式会社」を設立

1970年代

  • 1970年9月福岡市に福岡営業所(現福岡支店)を開設
  • 1971年5月松戸市中根241番地(現千葉県松戸市中根長津町176番地)に松戸北工場(現松戸工場)を建設
  • 1974年7月仙台市宮城野区に仙台支店社屋を建設
  • 1979年4月広島市に広島営業所(現広島支店)を開設

1980年代

  • 1986年8月商号変更商号を「イワブチ株式会社」に変更
  • 1986年8月M&A「岩淵メッキ工業株式会社」を吸収合併
  • 1988年9月創業東京都港区に「イワブチメカニクス株式会社」を設立

1990年代

  • 1995年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1999年11月ISO9001の認証取得

2000年代

  • 2000年4月M&A「イワブチメカニクス株式会社」を吸収合併
  • 2001年8月沖縄電力株式会社で足場金具用バンド(IBT)を仕様化
  • 2001年10月ISO14001の認証取得
  • 2002年3月東京本社を松戸本社に集約
  • 2002年9月創業中国山東省海陽市に「海陽岩淵金属製品有限公司」を設立
  • 2003年3月名古屋市中区に名古屋支店社屋を建設
  • 2004年10月M&A「イワブチ勧業株式会社(旧岩淵勧業株式会社)」を吸収合併
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場
  • 2006年1月大阪市淀川区に大阪支店社屋を建設
  • 2009年7月札幌市白石区に札幌支店社屋を建設

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年9月M&A「イワブチ化成株式会社(旧岩淵プラスチック工業株式会社)」を吸収合併
  • 2011年9月松戸市上本郷138番地1に松戸第2工場を建設
  • 2012年1月南房総市白浜町に白浜暴露試験場を建設
  • 2013年5月石狩市の「北栄鉄工株式会社」をグループ会社化
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場
  • 2015年8月M&A「北栄鉄工株式会社」を完全子会社化
  • 2015年10月創業名古屋市に「IWM株式会社」を設立
  • 2016年10月商号変更株式併合(10株を1株に併合)および単元株式数の変更(1,000株を100株に変更)
  • 2017年5月大阪市の「協和興業株式会社」をグループ会社化
  • 2017年7月松戸第2工場内にイワブチテクニカルセンター(ITC)を開設

2020年代

  • 2021年4月商号変更NEXT研究室を新設「北栄鉄工株式会社」の商号を「HOKUEI株式会社」に変更
  • 2022年1月東京都中央区の「株式会社須田製作所」をグループ会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2022年6月監査等委員会設置会社に移行
  • 2022年10月M&A松戸市の「富田鉄工株式会社」を完全子会社化
  • 2023年11月ISO14001の認証返上
  • 2024年7月M&A「富田鉄工株式会社」を吸収合併
  • 2025年4月東京都港区虎ノ門1丁目1-12に「東京本社」を開設 営業企画部を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で426人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は643万円で、9期前と比べて+12.6%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は17.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月428
2018年3月437
2019年3月57143.015.6418
2020年3月58443.815.7404
2021年3月58844.016.4393
2022年3月59043.916.0455
2023年3月58545.016.8451
2024年3月62846.017.6422
2025年3月63546.017.8419215
2026年3月64346.017.2426352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
松戸工場 — 千葉県松戸市1,912百万円
松戸本社 — 千葉県松戸市1,356百万円
松戸第2工場 — 千葉県松戸市1,083百万円
松戸第3工場 — 千葉県松戸市576百万円
株式会社 須田製作所 — 東京都 中央区 他485百万円
大阪支店 — 大阪市淀川区481百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区267百万円
札幌支店 — 札幌市白石区199百万円
協和興業 株式会社 — 大阪府 大阪市181百万円
海陽岩淵 金属製品 有限公司 — 中国 山東省129百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    HOKUEI㈱
    北海道石狩市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    IWM㈱
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    協和興業㈱
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権67.4%
  • 国内
    ㈱須田製作所
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権60.6%
  • 海外
    海陽岩淵金属製品有限公司
    中国山東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TCM
    東京都大田区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は135億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+66.7%。

売上高
+7.1%
135億円
営業利益
+66.7%
15億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
11.1%
前期比 +4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高135億円135億円
営業利益9億円15億円
純利益7億円9億円
1株あたり配当¥330¥330

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は32億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q300
2024年1Q2514.01
2024年2Q3026.72
2024年3Q3226.32
2024年4Q312
2025年2Q5946.83
2025年4Q6757.54
2026年2Q64710.95
2026年4Q71811.34
2027年1Q3226.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は102億円から135億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場
2013年3月10254
2014年3月107137
名古屋市に「IWM株式会社」を設立
2015年3月102118
株式併合(10株を1株に併合)および単元株式数の変更(1,000株を100株に変更)
2016年3月10696
松戸第2工場内にイワブチテクニカルセンター(ITC)を開設
2017年3月9874
2018年3月10043
2019年3月9931
2020年3月9967
NEXT研究室を新設「北栄鉄工株式会社」の商号を「HOKUEI株式会社」に変更
2021年3月9985
松戸市の「富田鉄工株式会社」を完全子会社化
2022年3月10358
2023年3月11138
「富田鉄工株式会社」を吸収合併
2024年3月11897
東京都港区虎ノ門1丁目1-12に「東京本社」を開設 営業企画部を新設
2025年3月1269107.17
2026年3月135151511.19

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高135億円のうち、営業利益として残るのは15億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%90億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.0%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.9pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は51億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−2−5318
2014年3月17−3−61426
2015年3月10−1−3932
2016年3月11−3−5834
2017年3月10−34745
2018年3月3−6−5−338
2019年3月9−1−4842
2020年3月71−4846
2021年3月5−2−3347
2022年3月62−3853
2023年3月2−61−449
2024年3月3−2−4148
2025年3月8−9−7−140
2026年3月152−71751

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は273億円。このうち返さなくてよい自己資本が216億円で、自己資本比率は75.0%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1731373679.1
2014年3月1801453580.7
2015年3月1861523481.3
2016年3月1871533481.7
2017年3月1931563780.4
2018年3月1951583780.5
2019年3月1931563780.4
2020年3月1981603880.2
2021年3月2001643681.7
2022年3月2301814974.5
2023年3月2381875174.4
2024年3月2501975374.8
2025年3月2552035275.5
2026年3月2732165775.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
62億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
159億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
28億円
在庫として抱えている分
負債合計
57億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率87社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り87社中60位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.0%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥13,590で、1年前と比べて+75.9%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥13,590-0.7%1ヶ月-5.7%1年+75.9%時価総額149億円
過去52週の値幅
安値¥7,830高値¥16,160

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.3倍
PER (会社予想)20.8倍
PBR0.68倍
配当利回り2.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は14470円で、25日線14275.2円と75日線13699.07円を上回り、上昇トレンド。1ヶ月で+6.87%、年初来で+114.67%と大幅高。52週高値16160円からは10%下落、安値6850円からは111%上昇。7月15日と21日に出来高が急増し、株価も急騰。RSIは54.65と中立だが、一定の過熱感もある。200日線12178.42円を大きく上回り、中長期トレンドは強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは16.28倍で同業界平均18.67倍を下回り、PBRは0.74倍と同1.15倍を下回る。配当利回りは2.07%で同平均3.72%より低いが、ROEは4.74%と低水準。業績は増収・増益傾向で、営業利益率も改善。割安だが配当は伸び悩み、収益性改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.3倍49.7倍
PER (予想)20.8倍
PBR0.68倍1.13倍
ROE4.7%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、自動車産業の構造変化(EVシフト)やグローバル競争の激化の中で、既存の強みを活かして成長できるかどうかです。強気派は、高収益体質への改善(営業利益率の上昇)や、産業機器分野の需要増を見込んでいます。一方、弱気派は、自動車のEV化により部品構成が変わり、既存製品の需要が減退するリスクや、原材料高によるコスト増を懸念します。直近1年で株価は倍以上に上昇しており、期待の高さがうかがえます。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    営業利益率が7%から11%へ大幅に向上し、高収益体質に転換しつつある。

  • 産業機器の需要

    自動車だけでなく産業機器向け部品が伸びており、顧客基盤を多様化。

  • 株価の勢い

    過去1年で株価が114%上昇し、市場の期待感を反映。

  • 営業利益15億円と前期比67%増決算発表後影響

    営業利益は9億円→15億円へ6億円増加、増収増益で収益力が大幅に改善

  • 売上高135億円と3期連続増収通年影響

    売上高は118億→126億→135億円と拡大、直近は7%増収

  • PBR0.74倍の低評価修正継続影響

    株価が1年で倍増後もPBR0.74倍と解散価値割れ水準、再評価の余地

  • 営業利益率11.11%へ向上2027年上期影響

    営業利益率は7.14%から11.11%に上昇、高付加価値化が進展

マイナスに働く材料7
  • EVシフトの影響

    自動車部品はEV化により需要構造が変わり、従来型部品の需要減が懸念。

  • 顧客依存

    特定の大口顧客への依存度が高く、受注変動リスクがある。

  • 原材料高

    金属材料価格の上昇がコスト増要因となり、利益を圧迫する可能性。

  • 株価1年で114.7%上昇の反動不定影響

    株価が14470円と1年間で114.7%上昇、目先の利益確定売り圧力

  • ROE4.74%と資本効率の低さ継続影響

    ROE4.74%は低く、PBR0.74倍の理由も資本コストを下回る可能性

  • 純利益9億円と営業増益の割に小幅決算発表後影響

    営業利益6億円増に対し純利益は2億円増に留まり、税率や特別損益の影響

  • 配当利回り2.07%と低い株主還元通年影響

    予想配当利回り2.07%と低く、増配期待が薄い

次の決算で確かめる点
EV関連売上比率
自動車産業の構造変化への適応度を測る。
主要顧客の受注動向
大口顧客の生産計画により業績が左右されるため。
営業利益率
コスト管理と収益改善の成果を確認する指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり330で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.43%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥330
1株あたり
配当利回り
2.43%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月20053.5
2018年3月2000.070.0
2019年3月2000.091.5
2020年3月2000.035.2
2021年3月2000.045.6
2022年3月2000.059.2
2023年3月2000.075.8
2024年3月22010.037.2
2025年3月25013.620.0
2026年3月30020.040.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥330

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ955人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.6%を占め、残る68.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.156.561.756.157.156.1
事業法人25.324.824.424.425.325.3
外国法人4.24.62.83.32.810.8
金融機関13.012.99.59.49.56.3
自己株式2.42.42.42.42.45.3
証券会社1.31.31.66.85.31.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01イワブチ取引先持株会10.36
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)8.63
03住友商事株式会社4.55
04公益財団法人光奨学会4.28
05イワブチグループ従業員持株会3.40
06株式会社常陽銀行3.26
07日本製鉄株式会社2.91
08光岡 毅2.06
09山口プレス工業株式会社1.48
10三井住友信託銀行株式会社1.28

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-21
    センジン・キャピタル・ピーティーワイ・リミテッド(SENJIN CAPITAL PTY LTD)
    新規の大量保有報告
    9.19%
  • 2026-07-14
    センジン・キャピタル・ピーティーワイ・リミテッド(SENJIN CAPITAL PTY LTD)
    新規の大量保有報告
    8.27%
    +0.55pt
  • 2026-06-09
    センジン・キャピタル・ピーティーワイ・リミテッド(SENJIN CAPITAL PTY LTD)
    新規の大量保有報告
    7.72%
    +1.09pt
  • 2026-05-13
    センジン・キャピタル・ピーティーワイ・リミテッド(SENJIN CAPITAL PTY LTD)
    新規の大量保有報告
    6.63%
    +1.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2592%、1株純資産は14期で+1474%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月331,2472.711.851.4
2014年3月631,3204.99.025.9
2015年3月681,3805.18.421.8
2016年3月56814,2424.08.729.7
2017年3月40914,4872.913.253.5
2018年3月27414,6971.922.770.0
2019年3月13614,5260.938.391.5
2020年3月63614,8614.38.235.2
2021年3月47615,2933.212.245.6
2022年3月70316,8394.56.959.2
2023年3月73116,5044.56.675.8
2024年3月62817,3903.712.137.2
2025年3月65117,9143.79.720.0
2026年3月88919,6254.713.940.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額242百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内田秀吾代表取締役社長6879
富樫一郎専務取締役 管理本部長 兼社長室長6514
渡邉尚浩常務取締役 営業本部長 兼営業企画部長7021
松下茂取締役 大阪支店長694
奥山孝義取締役 営業第一部長5411
笹原正寿取締役 営業統括部長516
西田弘嗣取締役 製造部長569
木下哲取締役 総務部長536
高林敦史取締役 生産技術部長545
池田俊雄取締役 常勤監査等委員6611
髙品惠子取締役 監査等委員55
中村友理香取締役 監査等委員57
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
加藤要治取締役 名古屋支店長552
日髙甲太郎取締役 監査等委員45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)91764321924
取締役(社内)11521717
社外取締役4662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容852字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社を中心に、連結子会社5社と持分法適用関連会社1社より構成されております。 主な事業は、電力、通信、信号、放送、鉄道用各種電気架線金物及びコンクリートポール用品等の製造販売であり、その事業内容と当社及び関係会社の当該事業における位置付けは、次のとおりであります。 また、当社グループの事業区分は単一セグメントであるため、セグメントに代えて需要分野別に記載しております。 (1) 交通信号・標識・学校体育施設関連 警察庁の要請に応じた交通信号・道路標識の装柱用品及び学校体育施設関連の防球ネット支持金具等であります。 (製造・仕入)  当社、HOKUEI㈱、協和興業㈱、海陽岩淵金属製品有限公司 (販      売)  当社、協和興業㈱ (2) CATV・防災無線関連 CATV用ケーブル敷設用の装柱用品及び各地方自治体の防災行政無線施設用の装柱用品等であります。 (製造・仕入)  当社、HOKUEI㈱、協和興業㈱、海陽岩淵金属製品有限公司 (販      売)  当社、IWM㈱、協和興業㈱ (3) 情報通信関連 NTT等の情報通信企業のニーズに応じた通信線路用の装柱用品等であります。 (製造・仕入)  当社、HOKUEI㈱、協和興業㈱、㈱須田製作所、海陽岩淵金属製品有限公司 (販      売)  当社、IWM㈱、協和興業㈱、㈱須田製作所、㈱TCM (4) 配電線路関連 各電力会社のニーズに応じた配電線路用の装柱用品及びコンクリートポール用品等であります。 (製造・仕入)  当社、HOKUEI㈱、協和興業㈱、海陽岩淵金属製品有限公司 (販      売)  当社、協和興業㈱ (5) その他 工場内の配電線路用品、鉄道用装柱用品及び防衛関連の無線システム装置等であります。 (製造・仕入)  当社、HOKUEI㈱、協和興業㈱、㈱須田製作所、海陽岩淵金属製品有限公司 (販      売)  当社、協和興業㈱、㈱須田製作所
経営方針・対処すべき課題3,438字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社は、電力、通信、信号、放送、鉄道関連の架線金物を主として製造販売しております。昭和25年設立以来、経済的かつ信頼度の高い製品を供給し、電力、通信をはじめとした幅広いインフラ構築の一翼を担い、社会に貢献することを経営の基本理念としております。 当社グループは、この基本理念に基づき人材育成を図り、顧客のニーズに合致した製品を開発する為の技術を培い、生産設備を充実させるとともに、全国を網羅する供給、販売サービス体制を確立して、顧客からの信頼を得てまいりました。 現在わが国では、カーボンニュートラルの実現、国土強靭化、スマートシティの実現など次世代を見据えた取り組みが進められております。当社は、これらの社会的要請を踏まえ、私たちの生活の礎となる電力、通信、交通など幅広い社会インフラ構築に貢献すべく、更なる開発および生産技術に一層磨きをかけ、より信頼性の高い製品の提供に全力で取り組んでまいります。加えて、従来の架線金物事業に留まらず、新分野・新需要に対応した研究を着実に推進し、新規マーケットおよび新規ビジネスの開拓を積極的に進め、事業領域の拡大を通じて、持続的な成長を実現し、企業価値の一層の向上を図ってまいります。 また、環境問題への取り組みとして、人と環境にやさしいものづくりを実現するため、GHG削減活動を強化し、持続可能で豊かな社会の実現を目指す社会的な責任を果たすため、ESGを原動力とした取り組みを進めてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、株主への安定配当、継続的な収益の確保及び資本の効率的運用を図ることを重要な経営指標と位置付けております。 また、CAPMにより推定した株主資本コストが最も重視すべき資本コストであると判断しており、その値は7%以上と認識しております。そのため、ROE(自己資本利益率)を目標とする経営指標として設定し、株主資本コストを上回るROEを目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、経営の基本方針を真摯に貫き、顧客および社会からの信頼の上に成り立つイワブチブランドを次世代へ確実につなぐため、2020年に10年後のありたい姿を描いて「VISION2030~新たな価値づくりへの挑戦~」を策定し、2021年度から経営戦略を展開しております。 ① VISION2030の基本的な考え方 当社グループの中長期戦略は、既存事業の競争力強化と、将来の成長につながる新たな需要領域の開拓を同時に進めるものです。その柱とする成長戦略は、「新たなものづくり」と「新たな価値づくり」です。 「新たなものづくり」とは、既存事業である架線金物事業を基盤とし、同事業を「ジョイント事業」と位置付け、グループの強みであるジョイントパーツの開発・設計・生産の更なる深掘りを進めるとともに、従来の品質水準を維持・向上させながら、生産プロセスの改善や柔軟性の高いものづくりを通じて、競争力のある生産体制を構築する取り組みです。 一方、「新たな価値づくり」とは、これまでの「モノとモノ」を物理的につなぐ価値提供から一歩進め、「モノとヒト」や「ヒトとヒト」をつなぐ新たな価値を生み出す取り組みです。この事業を「コネクト事業」と位置付け、広く顧客ニーズに対応したサービス事業の展開を通じて、次世代のインフラ構築に貢献することを念頭に、当社グループの技術や知見、ネットワークを活かしながら、顧客や社会が直面する多様な課題に対応した新たな価値や事業機会を創出する取り組みです。 ② VISION2030 Phase1 当社グループは、2021年度から2025年度までの前半5か年を成長戦略の基盤構築フェーズ「Phase1」とし、展開してまいりました。 具体的には、開発・研究基盤の再構築を通じて既存事業の競争力強化を図るとともに、新たな需要領域の探索に取り組みました。この一環として、研究部門である「NEXT研究室」を新設し、外部機関や顧客との連携も含めた研究体制を整備することで、中長期的な視点での研究・探索活動を推進してきました。 また、新たなセグメントの確立を見据えた事業探索として、戦略立案および事業の企画・推進機能を担う「営業企画部」を新設し、新規事業やサービス領域の事業化に向け取り組みました。 あわせて、これらを支える業務改善・プロセス改革および組織基盤の強化として、生産や業務に関するデータを活用した改善活動を進めるとともに、組織力の強化や人材育成にも注力してきました。これらの取り組みにより、開発人材の育成や設計・解析技術の高度化など、既存事業を支える基盤は着実に強化されるとともに、新たな価値創出に向けた検討の土台が整いました。 一方で、新規事業の具体的な事業化や、生産プロセス改善、人材育成の面では引き続き課題も残ることから、Phase1が進行する中で、成長戦略を資本コストや株価を意識した経営の実現とより強く結び付ける必要性が高まり、2024年度からは、グループの資本収益性に一層重点を置いた「Phase1 2.0」を展開し、KPIマネジメントを通じて、施策の進捗や成果を可視化するとともに、推進体制の明確化・強化を図りました。 その結果、2022年3月期のROE 2.3%に対し、2026年3月期は4.1%となりました。 ③ VISION2030 Phase2 VISION2030 Phase2では、2026年度から2030年度までを対象として、資本効率のさらなる向上と持続的な成長をより重視した経営を進めます。 Phase2では、次の三つを基本方針として掲げ、事業運営に取り組みます。 ・次世代の成長エンジンとなる新たな事業セグメントの創出 既存事業で培ってきた技術や顧客基盤、社内外のネットワークを活かしながら、将来の柱となる事業の育成に向け、新たな価値創出に取り組みます。 ・QCD競争力を基軸とした生産体制の構築 品質・原価・納期の各面におけるパフォーマンスを高めるため、品質意識の向上や不適合低減に向けた予防活動を進めるとともに、原価改善を意識した生産性向上施策、ならびに工場更新や設備投資を含めた生産基盤の強化を図ります。 ・新たな価値創造を支える人的資本戦略の推進およびデジタル基盤の整備 採用や教育体系の整備を通じた人材育成に取り組むとともに、管理会計を含む経営管理機能の高度化や、AIの活用を含めた業務プロセス改革を進め、全体最適を実現する経営基盤の構築を図ります。 これらの基本方針は、KGI・KPI体系やロードマップに落とし込み、各本部の重点テーマおよび全社横断的なプロジェクトとして具体化し、計画的に実行していきます。 また、Phase2期間においては、維持・更新投資を継続しつつ、生産基盤強化や工場更新等の成長投資を計画的に進めるとともに、外部連携やM&A等も含め、将来の成長に資する機会について柔軟に検討していく考えです。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、以下の事項になります。 ①  人材育成 顧客とのゆるぎない信頼関係を構築し、顧客満足度の向上と、新規マーケット、新規ビジネスの開拓に繋げるため、何事にもチャレンジし、自らの付加価値を高め、個性を生かせる人材教育を実施してまいります。 また、製造業として技術の継承を確実に実施すると共に新たな技術への挑戦にも全力で取り組んでまいります。 ②  競争力強化並びに迅速な対応の徹底 当社グループにおける販売、生産、管理というそれぞれの側面において、競争力強化のための施策を推進してまいります。特に、市場環境や顧客ニーズの変化を的確に捉えた営業機能の拡充を通じて、新分野における需要開拓や持続的な成長基盤の構築を目指すとともに、柔軟かつ迅速な対応を徹底してまいります。 ③  真摯に取組む姿勢 当社グループを取り巻くすべてのことに真摯に向き合い、品質向上や顧客満足度向上を更に目指し、幅広いインフラ構築の一端を担う企業として社会貢献に取り組んでまいります。また、企業として社会的責任を果たすべく、ESGを根幹に据えた企業経営を進めてまいります。
事業等のリスク4,020字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識し、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市場環境 ① 需要の変化 当社グループにおける市場を大別すると、電力関連では、送配電網の強靭化とコスト効率化の両立や脱炭素社会への移行など様々な課題を解決するなかで、レベニューキャップ制度による資機材の仕様・調達・流通などの変革の動きは続くものと認識いたします。情報通信関連では、5Gに関連する製品・サービスの領域拡大に加え、IOT、AIなどの技術が、様々なシステムやサービスに取り込まれ、新たなビジネスチャンスが生まれています。防災関連ならびに交通信号関連では、大規模災害への備えやスマートシティー、自動運転などに対する取組みがより活性化しております。 こうした各需要に対し、積極的な事業活動を展開しておりますが、各市場の制度変更、景気変動、ニーズの変化に的確に対応できない場合、中長期的な業績に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、長年培った技術と信頼で幅広い需要における多くの優良な顧客と取引いただいており、特定の需要や顧客に依存しておりませんが、顧客に共通する事業環境の急激な変化が起きた場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 ② 資産価値の変化 当社グループは、顧客との連携、情報収集の強化と情報共有化を図り、需要動向に応じた適切な在庫管理および設備投資を行っておりますが、市場環境、競争状況、ニーズの変化、新技術や新製品による既存製品の陳腐化等が急激に生じた場合、棚卸資産の評価損や事業用固定資産の減損損失により、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (2)原材料等の価格・調達 当社グループは、鋼材、亜鉛などの各種市況をモニタリングするとともに、仕入・外注先とは良好な関係を保ち円滑なサプライチェーンを築いておりますが、鋼材を主とした原材料や副資材など生産に必要な資源や外注加工品、物流コストなどが、為替や関税、資源価格やエネルギー価格の変動、国際情勢の変化など様々な要因により、想定外に高騰し製造コストの上昇を招き、コストダウンや適切な価格転嫁で補えない場合、業績に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、複数社による生産補完体制をとり、製品供給網を構築しております。生産拠点のひとつである連結子会社海陽岩淵金属製品有限公司は中国にあることから、不測の政治的、経済的、地政学的事象などが発生した際、製品等の供給が滞らないよう対策を講じております。しかしながら、様々な要因により、生産に必要な国内外の資源や部品、製品、外注加工品の調達が阻害され、あるいはグループ会社、仕入先・協力会社とのサプライチェーンの変更等を余儀なくされた場合、製品の供給が滞るおそれがあり、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (3)製品の供給 当社グループは、ISOマネジメントシステムをツールとした品質管理体制を、協力会社を含めグループ全体に整備しておりますが、設計・製造上の過誤、施工不良などにより製品およびサービスに欠陥があることが判明し、法令の規定または当社グループの判断で、無償修理・交換・返金・回収などの措置を行うこととなった場合、多額の費用の発生やメーカーとしての信頼を失墜するおそれがあり、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、日常的ならびに定期的な設備保全を行う一方、効率化も含め老朽化更新を計画的に進めておりますが、突発的な設備故障や事故などで生産活動が一時的に停止し、製品の供給が滞る場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (4)金融市場 ① 金融資産 当社グループが保有する金融資産(投資有価証券、確定給付企業年金資産)の価格が金利の変動や株式市場の動向、国際情勢の変化などにより著しく下落し、多額の評価損あるいは補填が発生する場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 ② 為替変動 当社グループの連結子会社である海陽岩淵金属製品有限公司は、主として、当社製品の生産を担っており、当社との取引はすべて円建てで行っております。そのため、同社は、円建ての預金や売掛金等を有しており、為替レートが想定以上に大幅な円安となった場合、その為替差損が業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (5)災害・事故の発生 ① 自然災害 当社グループは、地震、風水害、感染症の蔓延など、近年、激甚化・頻発化している災害に対して、事業拠点、製造拠点ごとに対策を講じておりますが、想定を超える規模の災害が発生し、サプライチェーンの停滞・寸断、設備の損壊、社員の罹患、ライフラインの停止などにより生産販売活動に支障をきたす場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 ② 事故 当社グループは、持続可能な社会の実現および企業価値の向上を目指し、ESG経営を推進するなかで、安全衛生および環境保全体制等を整備しておりますが、人為的ミスによる有害物質の漏洩などの突発的な事故により一時的に操業を停止せざるを得ない場合、製品の供給が滞るおそれがあり、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (6)情報セキュリティ 当社グループは、顧客などの個人情報や機密保持契約に基づく機密情報の管理について、ハード・ソフト両面からセキュリティ対策を実施しておりますが、新種のコンピュータウィルスや高度化するサイバー攻撃(ランサムウェア、標的型攻撃)などにより、保有する情報の漏洩やシステムの利用停止に陥る場合、社会的信用の低下や顧客等からの損害賠償請求などにより、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、クラウドサービスや外部委託先のシステム障害により、当社の業務に支障をきたし顧客要求に対応できない場合、社会的信用の低下や顧客等からの損害賠償請求などにより、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (7)人権・人材 当社グループは、事業活動を行う中で関係するすべての人々の人権を尊重することを重要な課題と認識し、グループ企業行動指針およびコンプライアンス体制を整備し実行しておりますが、職場で起こりうる各種ハラスメントや差別など人権に関わる重大な問題が発生した場合、顧客の信頼、社会的信用の低下を招き、訴訟を提起されるなど、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、働き方改革のもと、人材の多様性や安全で公正公平な働きやすい職場環境の確保といった魅力ある会社作りに取り組んでおりますが、人材の流動化や雇用情勢の変動等により必要な人材が確保できない場合、グループの成長戦略や経営計画の遂行に支障をきたし、中長期的には業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 さらに、当社グループは、優先的に対処すべき課題として人材育成の強化に取り組み、人的資本への様々な投資を行っておりますが、社員の力量やコミュニケーションの不足、あるいはモチベーション低下といった人的要因により他のリスクを誘発する場合、顧客の信頼、社会的信用の低下を招き、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (8)法令・規則違反 当社グループは、様々な法的要求事項に対し真摯に対応することを基本とし、コンプライアンス体制および内部統制制度を構築し、社員教育においても重要項目としてコンプライアンスの徹底をグループで取り組んでおりますが、事業活動を行う上で様々な法規制の適用を受けており、グループのみならず委託先・協力会社を含めて重大な法令違反が起きた場合、顧客の信頼、社会的信用の低下を招き、訴訟を起こされるなど、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、内部監査ほか種々の仕組みを用いて法規制の新設・改定に対するモニタリングを行い、対応しておりますが、制改定により事業活動が制限され、あるいは対応のため多大な支出が必要となる場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (9)グループ経営 当社グループは、製品供給体制を最適化すべく製造販売活動を行っておりますが、グループの全体最適を考え、事業の見直しや再編等を行い、一時的に多額の損失が発生する場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (10)気候変動 当社グループは、ESG経営を念頭に、気候変動に対する世界的な危機意識の高まりや脱炭素へと加速する社会の動きを新たな成長機会と捉えると同時に、気候変動の物理的リスクと脱炭素社会への移行リスクを認識し、CO2排出量の削減などの環境負荷低減に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、近年被害が甚大化する暴風雨等により、生産や出荷の遅延が発生する場合や被災地域での顧客の事業活動が妨げられることなどによる受注の遅れが発生する場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、炭素税の賦課や規制の強化、社会的要求事項の増加により、コストの上昇や事業活動の制約、不十分な対応による社会的信用の低下が発生する場合、業績および財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,570字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1)経営成績 当連結会計年度のわが国経済は、物価高の長期化などの影響から個人消費の伸び悩みが見られたものの、堅調な設備投資がけん引し、景気は緩やかな回復基調となりました。 当社グループの主要需要であります電力分野においては、燃料価格の高騰などを背景としたコスト削減の取り組みが進むなか、高経年化設備の更新工事が進められ、情報通信分野においては、移動体キャリア工事は減少したものの光ネットワーク工事は好調で、全般として堅調に推移しました。 当社グループにおいては、電力会社向けおよび情報通信事業者向け製品の販売に加え、安定供給や長寿命化など顧客の要望に対応した製品の販売を進めました。また、再生可能エネルギー関連他の営業展開を行うとともに、防衛関連の無線システム装置等、耐震対策関連製品、自治体発注工事の受注にも取り組んでいます。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は13,528百万円と前連結会計年度に比べ886百万円の増収となりました。営業利益は1,456百万円と前連結会計年度に比べ577百万円の増益、経常利益は1,537百万円と前連結会計年度に比べ577百万円の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は940百万円と前連結会計年度に比べ241百万円の増益となりました。 セグメントに代わる需要分野別の経営成績は、次のとおりです。 ① 交通信号・標識・学校体育施設関連 交通信号関連は、全国的にLED化工事が進められていることから、好調に推移しました。学校体育施設関連では、防球ネット工事も前年度並みの工事量となり、堅調に推移しました。その結果、売上高は1,692百万円と前連結会計年度に比べ53百万円の増収となりました。 ② CATV・防災無線関連 防災無線関連は、デジタル化への更新工事が進められ堅調に推移しましたが、ケーブルテレビ事業者による更新工事は低調な推移となりました。その結果、売上高は1,029百万円と前連結会計年度に比べ64百万円の減収となりました。 ③ 情報通信関連 情報通信関連は、移動体キャリア工事は工事量が減少し低調に推移しましたが、通信事業者の光ネットワーク工事は好調に推移しました。その結果、売上高は2,742百万円と前連結会計年度に比べ10百万円の増収となりました。 ④ 配電線路関連 配電線路関連は、レベニューキャップ制度により、高経年化設備の更新工事が行われたことに加え、新製品の投入や販売拡大に向けた営業活動を行いました。その結果、売上高は4,418百万円と前連結会計年度に比べ343百万円の増収となりました。 ⑤ その他 建設関連は、自治体発注案件の材料受注および防災・減災に向けた新製品の投入により好調に推移しました。機器関連では、防衛関連の無線システム装置等の受注が好調に推移しました。その結果、売上高は3,644百万円と前連結会計年度に比べ542百万円の増収となりました。 生産、仕入、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ①  生産実績 当連結会計年度における生産実績を需要分野別に示すと、次のとおりであります。 需要分野別の名称   金額(千円)   前年同期比(%) 交通信号・標識・学校体育施設関連   730,320   105.6 CATV・防災無線関連   539,566   85.5 情報通信関連   1,413,118   98.4 配電線路関連   2,312,533   106.7 その他   1,936,933   113.8 合計   6,932,471   104.6 (注) 金額は、標準原価で表示しております。 ②  製商品仕入実績 当連結会計年度における製商品仕入実績を需要分野別に示すと、次のとおりであります。 需要分野別の名称   金額(千円)   前年同期比(%) 交通信号・標識・学校体育施設関連   118,234   88.1 CATV・防災無線関連   265,011   72.5 情報通信関連   637,918   97.6 配電線路関連   1,018,429   102.5 その他   534,313   99.5 合計   2,573,907   95.9 (注) 金額は、仕入価格に仕入付随費用を含めて表示しております。 ③  受注実績 当連結会計年度における受注実績を需要分野別に示すと、次のとおりであります。 需要分野別の名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 交通信号・標識・学校体育施設関連   1,695,988   103.8   27,027   115.7 CATV・防災無線関連   1,012,936   91.2   23,850   58.6 情報通信関連   2,736,104   98.1   99,926   93.9 配電線路関連   4,452,870   108.6   123,604   137.9 その他   3,631,600   116.3   59,067   81.7 合計   13,529,501   106.0   333,477   100.3 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 ④  販売実績 当連結会計年度における販売実績を需要分野別に示すと、次のとおりであります。 需要分野別の名称   金額(千円)   前年同期比(%) 交通信号・標識・学校体育施設関連   1,692,317   103.3 CATV・防災無線関連   1,029,809   94.1 情報通信関連   2,742,637   100.4 配電線路関連   4,418,899   108.4 その他   3,644,805   117.5 合計   13,528,469   107.0 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 (2)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,810百万円増加し、27,274百万円となりました。 当連結会計年度における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ537百万円増加し、13,504百万円となりました。これは、主に現金及び預金が126百万円、売掛金が124百万円、有価証券が200百万円、商品及び製品が387百万円増加したことと、電子記録債権が295百万円減少したことによるものです。なお、有価証券200百万円は、1年以内に償還を迎える債券を投資有価証券から振り替えたものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,272百万円増加し、13,769百万円となりました。これは、主に保有株式の時価上昇等に伴い投資有価証券が1,207百万円増加したことによるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べ485百万円増加し、5,696百万円となりました。これは、主に未払法人税等が210百万円及び繰延税金負債が352百万円増加したことと、支払手形及び買掛金が153百万円減少したことによるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べ1,324百万円増加し、21,577百万円となりました。これは、主に利益剰余金が626百万円、その他有価証券評価差額金が780百万円及び非支配株主持分が120百万円増加したことと、自己株式の取得により276百万円減少したことによるものです。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の75.54%から74.95%、期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産額は前連結会計年度末の17,913円73銭から19,624円97銭となりました。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」)の期末残高は、前連結会計年度末に比べ1,098百万円増加し、5,125百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,516百万円のプラスとなりました。これは、主に税金等調整前当期純利益の計上1,491百万円、減価償却費の計上463百万円及び売上債権の減少257百万円による資金の増加と、棚卸資産の増加416百万円及び法人税等の支払い263百万円による資金の減少によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、229百万円のプラスとなりました。これは、主に定期預金の払戻2,800百万円による資金の増加と、定期預金の預入1,818百万円、有形固定資産の取得269百万円、投資有価証券の取得292百万円及び出資金の払込200百万円による資金の減少によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、684百万円のマイナスとなりました。これは、主に長期借入200百万円による資金の増加と、長期借入金の返済203百万円、配当金の支払い314百万円、リース債務の返済93百万円及び自己株式の取得277百万円による資金の減少によるものです。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資資金の調達につきましては、必要に応じ主に金融機関からの長期借入としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務の残高は750百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,125百万円となっております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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