本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,061.95+295ドル円155.9-3NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

中西製作所

NAKANISHI MFG.CO.,LTD.5941 · Standard · 金属製品

業務用厨房機器の専門メーカー。学校給食や病院給食などを主要顧客に、食器洗浄機や炊飯機などを製造・販売。

概要

中西製作所は、1958年に大阪市生野区で創業した業務用厨房機器メーカーである。学校給食センターや病院、外食チェーン向けに食器洗浄機や連続炊飯機などを製造・販売し、全国に販売網を持つ。売上高410億円、営業利益30億円(2026年3月期)。大阪と東京の二本社制をとり、従業員数は669名。

二つの事業セグメントと厨房機器への集中

中西製作所の事業は、業務用厨房機器製造販売事業と不動産賃貸事業の二つで構成される。2026年3月期の売上高410億円のうち、厨房機器事業が409億円と99.8%を占める。不動産賃貸事業は東京本社オフィスの空きフロアを貸し出すもので、売上高は1億円と極めて小規模である。厨房機器事業では、食器洗浄機、食器消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機などを自社工場で製造し、仕入商品と合わせて顧客に納入する。工事を伴う案件では外注業者に施工を委託する。製造と仕入の比率は生産高約259億円、商品仕入高約210億円と、内外製がほぼ半々である。

学校給食と外食チェーンを軸とした顧客構造

主要な販売先は学校給食センターなどの「学校給食」、病院・介護施設向けの「病院福祉給食」、社員食堂などの「事業所給食」、弁当・惣菜工場の「食品加工業」、大手外食チェーンの「外食産業」である。特に外食産業向けが大口顧客として存在し、日本マクドナルド株式会社への販売額は2026年3月期で48億円、全売上高の11.8%を占める。学校給食部門の納期は夏季と年度末に集中するため、売上高は7~9月と1~3月、特に3月に偏る傾向がある。老朽化した学校給食センターの更新需要や高齢化に伴う介護施設増加が市場の追い風となっている。

全国展開する販売網と二つの生産拠点

販売網は全国に広がる。北海道支店、東北支店、北関東支店、東関東支店、東京支店、名古屋支店、大阪支店、中四国支店、九州支店の9支店と、本社直轄の営業部門で構成する。生産拠点は奈良県大和郡山市の奈良工場(1986年開設)と群馬県伊勢崎市の群馬工場(2018年開設)の2か所。群馬工場は増築工事が計画されており、老朽化した大阪本社と奈良工場の移転準備も進めている。海外展開は2021年に海外市場開発室を設置した段階で、まだ本格的な海外生産拠点は持たない。

過去最高の売上高と堅調な収益性

売上高は2013年3月期の212億円から増加傾向にあり、2026年3月期には410億円と過去最高を記録した。営業利益は30億円、経常利益31億円、当期純利益22億円で、営業利益率は約7.4%である。物価高騰の影響を受けたが、生産効率改善により売上総利益率は向上した。一方で人的資本への先行投資により販管費が増加している。2026年3月期末の総資産は339億円、自己資本は225億円で自己資本比率は約66%と財務基盤は安定している。キャッシュフローは営業活動で5.6億円の獲得、投資活動で14.9億円の使用、財務活動で14.7億円の獲得となった。

業界の中での役割は業務用厨房機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
410億円
営業利益
30億円
営業利益率
7.3%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01学校給食主力

学校給食センター向けに業務用厨房機器を製造・販売。納期が夏季と年度末に集中する特徴がある。

主な製品・サービス4
食器洗浄機
食器を効率的に洗浄する業務用機器。
食器消毒保管機
洗浄後の食器を消毒・保管する機器。
連続炊飯機
大量のご飯を連続して炊き上げる業務用炊飯器。
過熱水蒸気調理機
過熱水蒸気を用いた業務用調理機器。

02病院福祉給食準主力

病院・介護老人福祉施設向けに業務用厨房機器を製造・販売。

03事業所給食準主力

学生食堂・社員食堂向けに業務用厨房機器を製造・販売。

04食品加工業準主力

弁当惣菜工場・農畜産物加工場向けに業務用厨房機器を製造・販売。

05外食産業準主力

大手外食チェーン店向けに業務用厨房機器を製造・販売。

06不動産賃貸副次

東京都中央区に賃貸オフィスを保有し、テナントに賃貸。

製品と技術

食器洗浄から炊飯まで幅広い厨房機器

主力製品は食器洗浄機、食器消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機である。食器洗浄機は大量の食器を短時間で洗浄する業務用機種で、学校や病院の給食施設で使用される。連続炊飯機は一度に大量の米を連続して炊き上げることができ、給食センターの省力化に貢献する。過熱水蒸気調理機は300℃以上の過熱水蒸気を用いて食材を加熱し、余分な油を落としながら調理するヘルシー志向の機器で、病院食や介護食の現場で需要がある。これらの製品は毎期継続的な改良が行われている。

提案型営業とトータルシステム提供

同社の強みは、厨房機器の単体販売にとどまらず、厨房全体の設計・施工・開設支援・アフターサービスを一貫して提供できる点にある。顧客のニーズに応じてレイアウトを提案し、工事管理まで行う。食中毒や異物混入問題への対策として衛生面に配慮した機器の提案も行う。また、人手不足に対応するため自動化・省力化を重視したシステムを開発している。2026年にはフードクリエーション事業部を新設し、食文化の提案力をさらに強化する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製品で安定成長、収益性も改善傾向

金属製品業界に属し、売上高は366億円から410億円へと増加し、営業利益率も6.52%から7.32%へ改善している。同業他社には日本調理機や稲葉製作所などがあり、当社は産業機械や設備関連で一定のポジションを築いていると見られる。売上高の伸びは緩やかだが、安定した収益を確保。今後は、競争激化や原材料価格変動への対応が求められる。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、成長を継続。
  • 営業利益率が6.52%から7.32%へ上昇し、収益性が向上。
  • 金属製品分野で一定の市場シェアと認知度を有する。
  • 特定の機器や部品で専門性を発揮し、顧客基盤を持つ。

課題

  • 同業他社の日本調理機などとの競争が激しい。
  • 金属価格の変動が収益に影響する可能性。
  • 売上高成長率が低く、新規開拓が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字が中西製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15933アルインコ237億円12.8倍
23443川田テクノロジーズ235億円8.0倍
35951ダイニチ工業232億円13.1倍
45918瀧上工業216億円17.3倍
55932三協立山204億円
65941中西製作所174億円7.8倍
75965フジマック172億円3.8倍
85983イワブチ149億円15.2倍
93447信和143億円8.0倍
105942日本フイルコン141億円
112962テクニスコ138億円2555.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

業務用厨房機器専業メーカーとしての創業

1958年8月、大阪市生野区巽四条町にて業務用厨房機器の製造・販売を目的に会社を設立した。同年には福岡営業所(現九州支店)を開設し、早い段階から全国展開の基盤を作った。1960年には名古屋営業所、1967年には東京支店、1968年には広島営業所(現中四国支店)と、主要都市に拠点を設置した。1977年から1979年にかけては仙台、千葉、埼玉にも営業所を設け、東日本全域をカバーする販売網を整えた。

日本マクドナルドとの取引開始と成長基盤の確立

1971年5月、日本マクドナルド株式会社との取引を開始した。銀座三越第1号店向けに厨房機器を納入したことが始まりで、以降同社は長年にわたり最大の顧客となる。1986年には奈良工場を開設し、自社生産能力を強化した。1994年には三重県に三重物流センターを開設し、物流体制を整えた。これらの設備投資により、学校給食や外食チェーン向けの大量受注に対応できる生産・物流基盤を構築した。

株式上場と二本社制への移行

1996年11月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場した。2000年には北海道支店を開設し、全都道府県をカバーする販売網が完成した。2013年の東京・大阪両取引所統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。2015年3月には東京都中央区に東京本社を開設し、大阪本社との二本社制に移行した。これにより首都圏での営業・情報収集機能を強化した。2018年12月には群馬工場を開設し、関東圏の生産能力を拡大した。

組織再編とDX推進による事業変革期

2021年4月、海外市場開発室を開設し、海外事業への本格的な取り組みを開始した。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行。2023年4月にはDX推進室を設置し、デジタル化を加速。2024年4月には研究開発部を新設し、製品開発体制を強化した。2025年には広報・マーケティング室、2026年にはフードクリエーション事業部と人事部を開設し、事業拡大と人材獲得に注力している。中長期的には群馬工場の増築や大阪本社・奈良工場の移転を計画している。

年表24件を開く

1950年代

  • 1958年8月創業業務用厨房機器の製造及び販売を目的として、大阪市生野区巽四条町102番地(当時)にて設立 福岡県福岡市に福岡営業所(現九州支店)を開設

1960年代

  • 1960年2月愛知県名古屋市に名古屋営業所(現名古屋支店)を開設
  • 1967年7月東京都中央区に東京支店を開設
  • 1968年6月広島県広島市に広島営業所(現中四国支店)を開設

1970年代

  • 1971年5月日本マクドナルド株式会社様と取引開始(銀座三越第1号店)
  • 1977年10月宮城県仙台市に仙台営業所(現東北支店)を開設
  • 1978年1月本社所在地に大阪支店を開設
  • 1979年9月千葉県千葉市に千葉営業所(現東関東支店)を開設

1980年代

  • 1980年6月埼玉県大宮市(現さいたま市)に埼玉営業所(現北関東支店)を開設
  • 1986年1月奈良県大和郡山市に奈良工場を開設

1990年代

  • 1994年5月三重県上野市(現伊賀市)に三重物流センターを開設
  • 1996年11月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場

2000年代

  • 2000年1月北海道札幌市に北海道支店を開設

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2015年3月東京都中央区に東京本社を開設 東京本社、大阪本社の2本社制へ移行
  • 2018年6月代表取締役社長に中西一真就任
  • 2018年12月群馬県伊勢崎市に群馬工場を開設

2020年代

  • 2021年4月海外市場開発室を開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年4月DX推進室を開設
  • 2024年4月研究開発部を開設
  • 2025年6月広報・マーケティング室を開設
  • 2026年1月大阪府大阪市北区に大阪梅田オフィスを開設
  • 2026年4月フードクリエーション事業部を開設 人事部を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    学校給食・福祉給食等の市場深耕

    学校給食センターの更新需要や介護施設増加、社員食堂の新設・改修、食品加工業の成長、外食チェーン展開など、注力5市場向けに業務用厨房機器の製造販売を積極推進。

  2. 02

    トータル提案型営業の強化

    全国販売網を基盤に、提案から設計・施工・開設支援・アフターサービスまで一貫提供を強みとし、業態・地域を超えて厨房をトータルサポート。

  3. 03

    フードテックと省人化厨房の提案

    人手に頼らない衛生的で省人化された厨房システムを開発提案し、業務効率化ニーズに応える。

  4. 04

    ESG・SDGsに配慮した省エネ製品開発

    持続可能な社会実現のため環境配慮型の省エネ製品開発に注力。

  5. 05

    人材確保と育成の強化

    新卒採用を主軸に人材獲得・育成に取り組み、社員とその家族を含めた多様な人々の健康で豊かな生活実現を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で669人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は627万円で、9期前と比べて+6.0%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は11.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月447
2018年3月476
2019年3月59239.811.5520
2020年3月55440.011.1563
2021年3月55639.711.1585
2022年3月56039.911.4589
2023年3月56940.812.1595
2024年3月61740.912.3606
2025年3月61440.912.3635409
2026年3月62741.611.7669448

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
東京本社 — 東京都中央区2,644百万円
業務用厨房機器製造販売事業 不動産賃貸事業
群馬工場 — 群馬県伊勢崎市2,458百万円
業務用厨房機器製造販売事業
東京支店 他56ヶ所1,346百万円
業務用厨房機器製造販売事業
奈良工場 — 奈良県大和郡山市1,013百万円
業務用厨房機器製造販売事業
大阪本社 — 大阪市生野区663百万円
業務用厨房機器製造販売事業
三重物流センター — 三重県伊賀市539百万円
業務用厨房機器製造販売事業
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    焼物機 外
    防衛省 · 2026-07-29
    500万円
  • 調達
    保温保冷配膳車1台の購入
    厚生労働省 · 2015-12-25
    396万円
  • 調達
    機能訓練棟厨房機器一式
    厚生労働省 · 2016-01-15
    277万円
  • 調達
    食堂棟2階冷蔵庫冷凍機更新
    防衛省 · 2024-10-03
    225万円
  • 調達
    平成29年度金沢刑務所被収容者用乾燥機一式契約
    法務省 · 2018-03-22
    140万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は410億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.8%、利益が+15.4%。

売上高
+2.8%
410億円
営業利益
+15.4%
30億円
純利益
+22.2%
22億円
営業利益率
7.3%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高412億円410億円
営業利益24億円30億円
純利益20億円22億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は63億円、営業利益は−6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1015
2024年1Q58−4−6.9−3
2024年2Q105109.57
2024年3Q8511.20
2024年4Q11811
2025年2Q16763.65
2025年4Q232208.613
2026年2Q16953.04
2026年4Q2412510.418
2027年1Q63−6−9.5−4

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は212億円から410億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2013年3月212168
2014年3月2332112
東京都中央区に東京本社を開設 東京本社、大阪本社の2本社制へ移行
2015年3月2552011
2016年3月220159
2017年3月2592214
群馬県伊勢崎市に群馬工場を開設
2018年3月2692013
2019年3月2561410
2020年3月293149
海外市場開発室を開設
2021年3月286149
2022年3月3011811
DX推進室を開設
2023年3月307128
研究開発部を開設
2024年3月3662115
広報・マーケティング室を開設
2025年3月39926286.518
大阪府大阪市北区に大阪梅田オフィスを開設
2026年3月41030327.322

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高410億円のうち、営業利益として残るのは30億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.7%302億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%77億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
26.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.4pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は35億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−7−1−3−817
2014年3月14−2−21227
2015年3月14−3714−2318
2016年3月190−61931
2017年3月21−4−111738
2018年3月2−1518−1342
2019年3月7−18−2−1128
2020年3月22−7−71536
2021年3月10−5−7535
2022年3月24−5−71947
2023年3月−14−3−8−1722
2024年3月43−5−33858
2025年3月5−396−3430
2026年3月6−1515−935

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は339億円。このうち返さなくてよい自己資本が225億円で、自己資本比率は66.3%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月150846655.7
2014年3月171957655.4
2015年3月1961078954.2
2016年3月1931157859.6
2017年3月2071307762.9
2018年3月24514210358.0
2019年3月25214810459.0
2020年3月2541559961.2
2021年3月2591649563.2
2022年3月2591708965.5
2023年3月2611768567.5
2024年3月29119110065.7
2025年3月30520410067.1
2026年3月33922511466.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
193億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
18億円
在庫として抱えている分
負債合計
114億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE87社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率87社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.3%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.0%
P25 2.3%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥2,766で、1年前と比べて+19.0%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥2,766+0.1%1ヶ月-0.9%1年+19.0%時価総額174億円
過去52週の値幅
安値¥2,313高値¥2,873

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.8倍
PER (会社予想)8.6倍
PBR2.46倍
配当利回り3.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末2500円から上昇し、8月7日時点で2668円と1ヶ月で6.68%上昇しました。7月15日に2693円へ急伸した後、8月3日には52週高値の2873円を付けましたが、その後は調整し、8月7日には-3.4%と下落しました。25日線(2634円)は上回っていますが、75日線(2551円)との乖離は縮小傾向です。出来高は低水準で、8月3日の2400株が最も多い程度でした。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは7.48倍で業界平均18.09倍を下回り割安感があるが、PBRは2.37倍と業界平均1.14倍を大きく上回り割高。ROEは10.3%と良好で収益性は高いが、PBRに割高感がある。配当利回りは3.75%と業界平均3.71%とほぼ同等で、利回りは安定している。総合的に見ると、PERの低さとPBRの高さが矛盾しており、株価は収益力に対してほぼ妥当な水準と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.8倍51.7倍
PER (予想)8.6倍
PBR2.46倍1.14倍
ROE10.3%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期の業績は増収増益で、ROE10%超と収益性は良好。株価は1年で14%上昇し、PER7.5倍と割安感がある一方、業界の競争激化や原材料高が懸念。強気派は収益改善の持続性とバリュエーションの割安感を強調し、弱気派は成長鈍化や市況変動のリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 収益改善傾向

    直近3期で営業利益率が6.5%から7.3%へ上昇し、増益が続く。

  • 割安な評価

    PER7.5倍、PBR2.4倍と業界平均より低く、配当利回り3.75%も魅力的。

  • 需要の底堅さ

    厨房機器は更新需要が安定しており、景気敏感度は比較的低い。

  • 営業利益26億→30億円で増益基調続く決算発表後影響

    売上高410億円、営業利益30億円、営業利益率7.32%と収益性が改善。

  • 売上高は2年で366→410億円へ増加通年影響

    売上高が410億円と前期比2.8%増、2年累計で12%増加し増収基調。

  • PER7.48倍とROE10.3%で割安感不定影響

    時価総額168億円、PER7.48倍、PBR2.37倍、ROE10.3%は株主還元を考慮すると低位。

  • 配当利回り3.75%は魅力的継続影響

    配当利回り3.75%はネット利益22億円に対する還元水準として株価を下支え。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化のリスク

    同業他社との価格競争が激しく、シェア拡大が容易でない。

  • 成長の頭打ち

    売上高の伸びが鈍化し、将来の成長余地に疑問が残る。

  • 景気変動の影響

    設備投資は景気に左右され、不況時には受注減の懸念。

  • 予想PER8.3倍は来期利益減を示唆決算発表後影響

    現在のPER7.48倍に対し予想PER8.3倍と逆転しており、来期EPS低下が示唆される。

  • 売上高伸びが前期+9.0%から+2.8%へ鈍化通年影響

    売上高410億円、前期比+2.8%と前年+9.0%から減速し、増益率も限定的。

  • 時価総額168億円と小型で需給変動継続影響

    時価総額168億円に過ぎず、外国人持株比率13.8%でも売り方針次第で変動する。

  • ROE10.3%の更なる向上には時間2027年〜2028年影響

    純利益22億円でROE10.3%の水準、自己資本圧縮や増益が無い限り大幅改善は見込みにくい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が持続するか確認するため。
売上高成長率
市場での競争力を測る指標。
設備投資動向
需要の先行指標として重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+26.4%いまの株価に対する利回りは3.62%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.62%
いまの株価に対して
配当性向
30.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3415.0
2018年3月352.916.9
2019年3月29−17.119.1
2020年3月303.420.6
2021年3月326.721.7
2022年3月4025.022.6
2023年3月32−20.025.1
2024年3月73128.130.2
2025年3月8719.230.2
2026年3月11026.430.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,107人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.543.242.244.645.849.6
事業法人12.512.612.014.524.124.5
外国法人27.628.427.424.616.413.8
金融機関14.815.317.815.613.011.5
自己株式0.10.10.10.40.71.5
証券会社0.60.60.60.70.70.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中西 一真9.73
02レック株式会社9.12
03中西製作所取引先持株会8.32
04NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)6.34
05MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)6.27
06中西 昭夫4.07
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.64
08ガリレイ株式会社3.29
09中西製作所従業員持株会3.13
10株式会社みずほ銀行2.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    8.43%
    -1.23pt
  • 2026-06-18
    シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    9.66%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+183%、1株純資産は14期で+173%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1261,32610.05.19.5
2014年3月1831,50712.96.88.2
2015年3月1701,69010.65.78.8
2016年3月1451,8278.24.310.3
2017年3月2262,06511.64.215.0
2018年3月2072,2579.67.316.9
2019年3月1522,3546.66.719.1
2020年3月1462,4616.16.320.6
2021年3月1482,5995.87.321.7
2022年3月1772,6906.77.422.6
2023年3月1272,7974.714.825.1
2024年3月2413,0438.38.630.2
2025年3月2883,2659.18.830.2
2026年3月3573,61710.37.030.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額137百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中西一真代表取締役 社長44613,000
平山康雄常務取締役6117,000
上村辰也常務取締役619,000
吉田満取締役 生産本部長5910,000
鈴木克也取締役 営業本部長592,000
吉川日出行取締役 経営・DX統括兼経営企画室長601,000
長昌ルミ取締役49
森巌取締役68
佐藤秀美取締役67
秋吉忍取締役49
西埜純一監査役(常勤)62
上願敏來監査役66
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
辻坂清志監査役40
宮本文子監査役52
大西啓之監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)671041211119
社外取締役918182
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容633字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、(1)業務用厨房機器製造販売事業と(2)不動産賃貸事業を営んでおります。 なお、次の2部門は「第5  経理の状況  1  財務諸表等  (1)財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 業務用厨房機器製造販売事業 主として、学校給食センター等の「学校給食」や病院・介護老人福祉施設等の「病院福祉給食」、学生食堂・社員食堂等の「事業所給食」、弁当惣菜工場・農畜産物加工場等の「食品加工業」、大手外食チェーン店等の「外食産業」を最重要マーケットとして、業務用厨房機器の製造、販売を行っております。なお、主要販売先である学校給食部門の納期は夏季及び年度末に集中しているため、売上高が7月~9月及び1月~3月、特に3月に多くなる傾向にあります。 主力製品としては、食器洗浄機、食器消毒保管機、連続炊飯機、過熱水蒸気調理機等があり、毎期継続的な開発、改良活動を行っております。 奈良工場及び群馬工場において製造した製品と仕入商品をユーザーへ出荷し、工事を伴うものについては施工を行っております。なお、商品は仕入業者より仕入れ、また、施工の大部分は外注業者に委託しております。 (2) 不動産賃貸事業 当社は、東京都中央区において賃貸オフィス1棟(土地を含む)を保有し、当社の東京本社オフィスとして使用する以外のフロア等を賃貸しております。 以上に述べた内容を図で示すと、以下のとおりであります。 有価証券報告書提出日現在
経営方針・対処すべき課題1,489字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中にある将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社は、「切磋琢磨して、斬新なアイデアを提供できる企業人となり、良品廉価を持って顧客に奉仕し、万人の食生活をますます豊かにすることに貢献する」ことを経営理念とし、世界一給食について真剣に考えている企業としての自覚と自負を持って日々の業務に励んでおります。 (2)中長期的な経営戦略 当社は、長年の経験により得意とする学校給食センター等の「学校給食」や病院・介護老人福祉施設等の「病院福祉給食」、社員食堂や学生食堂等の「事業所給食」、弁当惣菜工場・農畜産物加工場等の「食品加工業」、大手外食チェーン店等の「外食産業」を最重要マーケットとして業務用厨房機器の製造、販売を行っております。 「学校給食部門」では全国に配置されている老朽化した学校給食センターの更新需要等があります。また、「病院福祉給食」では高齢化社会の進行に伴う介護老人福祉施設の増加やセントラルキッチン化による合理化、「事業所給食」では働きやすい職場環境の改善に向けた社員食堂の新設や改修、「食品加工業」では食生活の多様化を背景に惣菜やコンビニ弁当・レトルト食品等の成長や政府が支援する6次産業化の進展、「外食産業」では様々な業態が誕生する大手外食チェーン店への展開等、魅力ある将来性豊かなマーケットを持つ業務用厨房機器製造販売事業に引き続き積極的に取り組んでまいります。 全国に展開した販売網を基盤として、時代の流れやマーケットニーズを的確につかんだ製品やトータルシステムの開発を進め、これからも人々の社会生活の多様化に対応した「食文化のコーディネーター」として、食生活に新たな価値を創造してまいります。また、顧客に「提案」「設計」「施工」「開設支援」「アフターサービス」を一貫して提供できる点も当社の強みであり、業態や地域を超えて様々な分野の厨房をトータルでサポートしてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、売上高、営業利益及び経常利益を重要な指標として認識し、業績向上に向けてまい進してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社における経営環境は、ウクライナ情勢の長期化や中東地域をはじめとする地政学リスクの高まり、継続的な物価高がいつ収まるのか不透明で、今後も極めて不確実性の高い経済環境が続くものと予測されます。 このような状況のなか、当社は近年のフードテックへの世界的な意識の高まりをとらえて、より人手に頼らず、業務の効率化に対応する衛生的で省人化された厨房システムのご提案を積極的に行ってまいります。 また、国連で採択されたサステナブル(持続可能)な社会を目指したSDGsの課題目標の達成に寄与するため、その実現に向けたプロセスであるESGの考え方へも配慮し、環境面を意識した省エネタイプの製品開発等に力を注いでまいります。 そして、事業拡大に欠かせない人材確保の採用活動につきましては、新卒採用を主として、人材獲得・人材育成に取り組んでまいります。社員とその家族はもとより、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現に向けて行動してまいります。 中長期的な大きな設備投資としては、群馬工場の増築工事や老朽化した大阪本社と奈良工場の移転の準備を進めております。
事業等のリスク2,005字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)販売関係 ① 業務用厨房機器製造販売事業 当社の製商品の販売先は、ほとんどが日本国内向けであり、日本国内の設備投資や公共事業の動向に影響を受けます。また、主要販売先である学校給食関連の給食センター案件等一件当たりの売上金額が多額になる傾向にあり、日本国内の少子高齢化、人口減少等により需要の減退が進んだ場合、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、より付加価値の高い製品の開発やサービスの提供及びコスト削減による競争力の強化、収益性の向上に努めております。また、同時にシェアの拡大も図っております。 ② 不動産賃貸事業 当社は、東京本社ビル(東京都中央区)の一部フロアを賃貸しておりますが、オフィスビル市況の空室率の上昇、賃料水準の下落、近隣賃貸不動産の供給状況などの不動産市場の動向が賃料収入に影響を与える可能性があります。 (2)原材料等調達関係 ① 原材料の価格等の市況変動及び調達 当社製品の原材料の価格等について、市況変動の影響を受けます。また、サプライヤーの被災や倒産などによるサプライチェーンの途絶による原材料の供給中断、供給不足が発生した場合は、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替レートの変動 当社は、生産活動及び営業活動のほとんどを日本国内で行っておりますが、一部の商品については、海外から輸入しており、これらの輸入商品については為替レートの変動の影響を受けます。 なお、当社は、為替変動の影響を最小限に抑えるよう、契約ごとに為替予約等のヘッジ取引を行っております。 (3)災害等による影響 巨大地震及びこれに伴う津波や大型台風などの災害が発生した場合は、当社の販売、生産、物流及び本社機能に支障をきたす可能性があり、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、本社機能を有する拠点を東京都と大阪府に、また、生産・開発拠点を奈良県と群馬県に分散して有しております。 (4)製造物責任 当社が製造販売する製品に重大な安全性の問題、品質問題等があった場合、社会的評価が低下し、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 両工場に品質保証部を置き、製品の検査、品質の確保ができる品質管理体制を構築しております。なお、万が一の備えとして製造物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。 (5)財務関係 ① 資金調達 当社の資金調達の方法は、主に金融機関からの借入れによっておりますが、金融市場や資金の需給環境に大きな変化があった場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、資金管理取扱規程に従い、適時に資金計画を作成して資金繰りを管理しております。また、安定的な資金を調達するため、常時、複数の金融機関と取引をしております。 また、財務基盤の安定のため、取引銀行1行とコミットメントライン契約を締結しております。 ② 債権管理 顧客の業績等が急激に悪化し、回収遅延、回収不能が多発した場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、与信管理規程に従い、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による不良債権の発生防止に努めております。 (6)重要な見積りに関して 繰延税金資産 繰延税金資産の全部又は一部について回収可能性がないと判断した場合、その金額を評価性引当額として繰延税金資産から控除し、また、同額を法人税等調整額として計上することとなります。このような場合には、当社の財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。その内容については「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。 (7)その他 大株主の異動 2026年3月31日現在、当社の所有株式数の上位10名で持株比率が発行済株式総数の約60%と大株主の占める割合が多くなっております。また、当社の株式は市場における流動性が低いことから、何らかの理由で大株主が市場で当社の株式の多くを売却した場合には、当社株式の市場価格等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、2026年3月に期末賞与を自己株式で配布したため、従業員持株会へ加入する社員が増えており、安定株主の確保に繋がっております。
経営成績の分析 (MD&A)5,874字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加が内需を押し上げた一方で、世界的な政治・社会情勢の不確実性やインフレによる景気減速リスクは依然として大きく、先行きは不透明なまま推移いたしました。 このような状況のもと、当社は、総合厨房機器メーカーとして、食中毒や異物混入問題といった「食の安全・安心」という基本的課題に真摯に向き合い、労働人口減少社会にも対応できる自動化・省力化を突き詰めた製品の開発に努め、また様々な顧客ニーズに対応した厨房機器・厨房システムの提案を心がけることで、業績の向上に取り組んでまいりました。 以上の結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当事業年度末の総資産は、338億99百万円(前年同期比34億33百万円増)となりました。 当事業年度末の負債は、114億24百万円(前年同期比14億6百万円増)となりました。 当事業年度末の純資産は、224億75百万円(前年同期比20億26百万円増)となりました。 (経営成績) 売上高は、学校関連及び外食産業の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の410億8百万円(前年同期比2.7%増)となりました。利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回りました。これらの結果、営業利益は30億49百万円(前年同期比15.9%増)、経常利益は31億69百万円(前年同期比13.6%増)、当期純利益は22億10百万円(前年同期比22.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 イ.業務用厨房機器製造販売事業 業務用厨房機器製造販売事業につきましては、売上高は409億7百万円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益は30億1百万円(前年同期比16.4%増)となりました。 ロ.不動産賃貸事業 不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は47百万円(前年同期比8.7%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、35億31百万円(前年同期比5億34百万円増)となりました。 各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は5億59百万円(前年同期は獲得した資金5億44百万円)となりました。これは主に仕入債務が13億8百万円減少、法人税等の支払額が12億19百万円あったものの、税引前当期純利益が31億31百万円あったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は14億91百万円(前年同期は使用した資金は39億32百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が10億40百万円、投資有価証券の取得による支出が2億30百万円あったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は14億66百万円(前年同期は獲得した資金5億74百万円)となりました。これは主に配当金の支払額が5億44百万円、自己株式の取得による支出が2億48百万円あったものの、長期借入金による収入が12億円、短期借入金が10億円増加したことなどによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高 (千円)   前年同期比 (%) 業務用厨房機器製造販売事業   25,862,449   +1.3 (注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 ロ.商品仕入実績 当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   商品仕入高 (千円)   前年同期比 (%) 業務用厨房機器製造販売事業   21,014,141   +0.2 (注)上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 ハ.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 業務用厨房機器製造販売事業   41,051,026   +1.8   8,585,981   +1.7 (注)1.金額は販売価格で表示しております。 2.上記以外のセグメントについては、該当事項はありません。 ニ.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 (千円)   前年同期比 (%) 業務用厨房機器製造販売事業   40,907,271   +2.7 不動産賃貸事業   101,520   +0.1 合計   41,008,792   +2.7 (注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日本マクドナルド株式会社   5,236,454   13.1   4,829,572   11.8 2.金額は販売価格で表示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.当事業年度の財政状態及び経営成績 当社の経営成績は、学校関連及び外食産業の受注が好調であったことから、売上高は過去最高の410億8百万円(前年同期比2.7%増)となりました。 営業損益は、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方で、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回り、営業利益は30億49百万円(前年同期比15.9%増)となりました。 経常損益は、仕入割引の減少、借入増加による支払利息の増加等により営業外収益及び営業外費用が1億20百万円の利益(純額)(前年同期比23.7%減)となり、その結果、経常利益は31億69百万円(前年同期比13.6%増)となりました。 税引前当期純損益は、特別利益及び特別損失が38百万円の損失(純額)(前事業年度は60百万円の損失(純額))となり、その結果、税引前当期純利益は31億31百万円(前年同期比14.7%増)となりました。 当期純損益は、法人税、住民税及び事業税が8億81百万円(前年同期比12.3%減)、法人税等調整額が39百万円(前事業年度は△83百万円)となり、その結果、当期純利益は22億10百万円(前年同期比22.3%増)となりました。 当社の財政状態は、当事業年度末の総資産は、338億99百万円(前年同期比34億33百万円増)となりました。これは主に現金及び預金が5億34百万円、売掛金が13億1百万円、土地が6億99百万円、投資有価証券が8億92百万円増加したことによるものです。特に、土地の購入は中長期的な収益基盤の拡大を目的としており、今後の成長に寄与することが期待されます。 負債は、114億24百万円(前年同期比14億6百万円増)となりました。これは主に電子記録債務が10億9百万円、未払法人税等が3億44百万円減少した一方で、長期借入金が11億52百万円、短期借入金が10億円、その他流動負債が5億36百万円増加したことによります。 純資産は、224億75百万円(前年同期比20億26百万円増)となりました。これは主に剰余金の配当が5億44百万円あったものの、当期純利益を22億10百万円計上し、評価・換算差額等が4億67百万円増加したことなどによるものです。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ・業務用厨房機器製造販売事業 業務用厨房機器製造販売事業につきましては、売上高は409億7百万円(前年同期比2.7%増)となりました。 利益面につきましては、物価高騰の影響を受けつつも、生産効率の改善が奏功した結果、売上総利益率は向上いたしました。一方で、持続的な成長基盤の構築に向け、人的資本への先行投資を戦略的に強化した結果、販売費及び一般管理費は前年を上回り、セグメント利益は30億1百万円(前年同期比16.4%増)となりました。 ・不動産賃貸事業 不動産賃貸事業につきましては、売上高は1億1百万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は47百万円(前年同期比8.7%減)となりました。 ロ.経営成績に重要な影響を与える要因 業務用厨房機器製造販売事業は、主として、学校給食センターなどの学校給食部門や病院福祉給食、社員食堂や学生食堂などの事業所給食、弁当惣菜工場・農畜産物加工場などの食品加工業、大手外食チェーン店などの外食産業を最重要マーケットとして、業務用厨房機器の製造、販売を行っております。 官公庁向けについては政府及び地方自治体の政策によって決定される公共投資の動向が、民間設備投資については景気動向等が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。 当社は、現在の厳しい経営環境を乗り切るために、業務の効率化に対する意識が高まってきた社会のトレンドをとらえ、衛生的で合理的な厨房システム機器や環境にも配慮した省エネタイプの製品開発等に力を注ぎながら、前述の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に記載している事項にそって、営業力の強化・製品開発力の強化を図ってまいります。 不動産賃貸事業は、空室率の状況、賃料水準の変動、近隣賃貸不動産の供給状況等不動産市場の動向が売上高、利益に重要な影響を与える要因となります。 ハ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第70期の達成進捗状況は以下のとおりです。 売上高は学校給食部門の受注が主軸を保つなか、外食産業の受注が好調であったことから、売上高が増加し、計画比10億8百万円増(2.5%増)となりました。また、価格転嫁も進んで利益率が予想値より好転して、営業利益が計画比10億49百万円増(52.5%増)、経常利益が計画比10億69百万円増(50.9%増)、当期純利益が計画比7億10百万円増(47.3%増)となりました。 指標   2026年3月期 計画 (2025年5月9日発表)   2026年3月期 実績   2026年3月期 計画比 売上高   40,000百万円   41,008百万円   1,008百万円( 2.5%増) 営業利益   2,000百万円   3,049百万円   1,049百万円(52.5%増) 経常利益   2,100百万円   3,169百万円   1,069百万円(50.9%増) 当期純利益   1,500百万円   2,210百万円   710百万円(47.3%増) ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 イ.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、現金及び現金同等物の残高が5億34百万円増加いたしました。これは、営業活動で税引前当期純利益の計上等により5億59百万円得られたものの、投資活動で固定資産の取得等により14億91百万円支出、財務活動で配当金の支払額等があったものの、長期借入れによる収入、短期借入金の増加により14億66百万円得られたためであります。 ロ.資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料及び商品の仕入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的としての資金需要は、主に固定資産の購入と投資有価証券の取得等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借り入れを基本としております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は40億95百万円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は35億31百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。この財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債及び決算期間における収益・費用に影響を与える項目について見積りを行い、その見込額を計上しております。なお、実際の結果はこの見積りと異なる場合があります。 なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りを用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1. 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。