概要
コクヨは、1905年に黒田善太郎が大阪で創業した文具・オフィス家具の総合メーカーである。「キャンパス」ノートや水性ボールペンで知られるステーショナリー事業に加え、オフィス家具の製造販売や空間構築サービス、法人向け通販「カウネット」、インテリアショップ「アクタス」を展開する。2024年12月期の連結売上高は3,388億円、営業利益225億円、従業員数8,079人。東京証券取引所プライム市場に上場。創業120年を超え、働き方改革支援など新領域にも取り組む。
四つの事業セグメントと収益構造
コクヨの事業は、ファニチャー事業、ビジネスサプライ流通事業、ステーショナリー事業、インテリアリテール事業の四つに分かれる。2025年12月期の連結売上高3,598億円のうち、ファニチャー事業が1,721億円(構成比47.8%)と最大で、営業利益も261億円と全体の約67%を占める。次いでビジネスサプライ流通事業が売上高1,083億円(30.1%)、営業利益54億円。ステーショナリー事業は売上高835億円(23.2%)、営業利益70億円。インテリアリテール事業は売上高規模は小さいが、アクタスによるライフスタイル提案型店舗を展開する。ファニチャー事業は日本国内のオフィス移転・リニューアル需要を取り込み、収益の柱である。一方、ステーショナリー事業はキャンパスノートなど定番商品で安定的な収益を上げるが、収益性向上のため売価改定やブランドリニューアルを進めている。各事業は独立しながら、働き方改革関連でシナジーを生み出す取り組みも行われている。
海外事業の地理的広がり
コクヨの海外事業は、1996年にタイに初の海外製造会社コクヨIK(タイランド)を設立したことに始まる。現在、ASEAN(タイ、マレーシア、ベトナム)、中国、インドに製造・販売拠点を持つ。2025年12月期の海外売上高は約468億円(売上高比率13%)で、中期経営計画では20%を目標とする。中国市場では景気減速の影響を受けるが、女子中高生向け文具戦略が奏功し、EC拡大も進む。インドでは、2011年に買収したコクヨカムリンリミテッドが文具事業を展開するが、インフレと競争激化の影響を受ける。ASEANではオフィス家具の需要が堅調で、ミドルハイセグメントへの提案を強化している。また、2013年に買収した香港のKokuyo Hong Kong Limitedを軸に中国市場での家具事業を拡大中。海外事業はファニチャーが中心だが、ステーショナリーのグローバルブランド化も目指している。
グループ企業体制と販売チャネル
コクヨは2004年に持株会社制へ移行し、現在は38の子会社と9の関連会社で構成される。主要事業子会社として、オフィス用品通販のカウネット、インテリア小売のアクタス、物流を担うコクヨサプライロジスティクス、家具製造のコクヨ(マレーシア)などがある。国内販売はコクヨマーケティングが統括し、かつて地域別に存在した販売会社は合併を経て一本化された。これにより、製造から物流、販売までの一貫体制を構築。持分法適用関連会社として、北海道から四国までの地域販売会社が存在し、地域密着の販売網を形成する。グループ全体で、オフィス家具の空間デザインから文具のEC販売まで幅広いチャネルを持つ。この体制は、顧客の働き方に関する多様なニーズにワンストップで応える基盤となっている。
業界の中での役割はオフィス環境と文具・インテリアの総合プロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ファニチャー 事業 | 1,706億円 | 47.4% | 262億円 | 15.4% |
| ビジネス サプライ 流通事業 | 1,026億円 | 28.5% | 55億円 | 5.4% |
| ステーショナリー事業 | 628億円 | 17.5% | 71億円 | 11.3% |
| インテリア リテール 事業 | 236億円 | 6.6% | 7億円 | 3.0% |
| その他(注1) | 2億円 | 0.1% | -5億円 | -250.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ファニチャー事業主力
オフィス家具・公共家具の製造・販売、空間デザイン・コンサルテーション、施工等を国内外で展開。オフィス空間構築のトータルソリューションを提供する。
- オフィス家具
- デスク、チェア、収納、パーティション等のオフィス向け家具を自社ブランドで製造・販売。
- 公共家具
- 学校、病院、官公庁等の公共施設向け家具の製造・販売。
- オフィス空間構築サービス
- レイアウト設計、施工、空間デザインコンサルティングを提供。
02ステーショナリー事業主力
文具の製造・仕入・販売を国内外で展開。ノート、ファイル、筆記具等の定番品に加え、新製品開発も行う。海外販売子会社を通じたグローバル展開も。
- ノート・ファイル
- キャンパスノート、バインダー等の主力文具。国内学校・オフィスで広く使用される。
- 筆記具
- ボールペン、シャープペンシル、マーカー等。
03ビジネスサプライ流通事業準主力
オフィス用品の仕入・物流・販売を担う。子会社カウネットが通販(法人向けオンラインストア)を運営し、コクヨサプライロジスティクスが物流を担当。
- オフィスサプライ通販(カウネット)
- 文房具、OA機器、事務消耗品等の法人向けオンライン販売。多品種を在庫し、翌日配送が強み。
04インテリアリテール事業副次
子会社アクタスがインテリア・生活雑貨の仕入・販売を運営。ライフスタイル提案型の店舗展開。
05その他その他
上記事業に属さないグループ会社(ファイナンス、不動産、人材派遣等)を含む。
製品と技術
キャンパスノートに代表されるステーショナリー製品
コクヨのステーショナリー事業の象徴は「キャンパス」ノートである。学校やオフィスで広く使用され、国内で高いシェアを誇る。ノートのラインナップは多岐にわたり、方眼罫、ドット入り罫線など学習用途に特化した製品が揃う。また、バインダーやファイル、筆記具(ボールペン、シャープペンシル、マーカー)も展開する。海外では、中国市場向けに女子中高生をターゲットとしたデザイン性の高い文具が評価されている。コクヨは「まなびかた」を提供価値の中核に据え、Campusブランドのリブランディングを進めている。また、BtoC向けECチャネルを拡大し、消費者との直接接点を強化。ステーショナリー事業は、売上高835億円(2025年12月期)と安定的な収益源である。
オフィス家具のラインナップと空間構築サービス
コクヨのファニチャー事業は、デスク、チェア、収納、パーティションなどのオフィス家具を自社ブランドで製造・販売する。国内では柏原工場や三重工場で生産し、品質とデザインに定評がある。基本的な製品だけでなく、OA床材や間仕切なども手がける。さらに、オフィス空間のレイアウト設計、施工、空間デザインコンサルティングをトータルで提供する「オフィス空間構築サービス」が強み。ライブオフィスと呼ばれるショールームで顧客が実際に体験できる場を提供している。2025年12月期のファニチャー事業売上高は1,721億円で、グループ収益の約半分を占める。海外ではマレーシアや中国でも家具製造拠点を持ち、現地市場向けに製品を供給する。
カウネットが運営する法人向け通販プラットフォーム
コクヨのビジネスサプライ流通事業は、子会社カウネットが運営する法人向けオンラインストア「カウネット」を中核とする。文房具、OA機器、事務消耗品など多品種を取り扱い、翌日配送を実現する物流網が強み。2000年に設立され、2004年の持株会社制移行後も独立して事業を拡大してきた。近年は「べんりねっと」というプラットフォーム型購買管理システムを基盤に、顧客ごとにパーソナライズされた購買体験を提供。大規模顧客向けソリューションシステムの導入が進み、2025年12月期の売上高は1,083億円に達した。また、同業界での物流停滞時には代替需要を取り込み、供給責任を果たした。事業利益は54億円と、利益率は高くないが、安定的な収益源となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
文具・オフィス家具で国内大手、内需中心に安定
文具・オフィス家具を中心とした事業で国内大手の地位を築いており、オフィス需要や教育需要を背景に安定した売上を確保している。ライバル銘柄には三井松島ホールディングスや浅香工業などがあるが、当社は製品ラインアップの広さとブランド力で優位に立つ。直近の売上高は緩やかに増加しており、営業利益率も7%前後と堅調。テレワーク普及によるオフィス需要の変化や、紙媒体需要の減少が課題だが、新商品開発やM&Aで対応を進めている。
強み
- コクヨブランドは文具・事務用品で国内トップクラスの知名度。
- 文具からオフィス家具まで幅広い製品群を持ち、ワンストップ提案が可能。
- オフィス・学校など景気に左右されにくい需要が見込める。
- 売上高と利益率が上昇傾向で、コスト管理が効果を発揮。
課題
- デジタル化で紙の文具需要が縮小し、新たな成長分野が必要。
- テレワーク定着でオフィス向け需要が減少する可能性がある。
- 低価格品や通販の台頭で、価格競争が激しくなっている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
住宅・不動産の時価総額近傍。太字がコクヨ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9301三菱倉庫 | 5,479億円 | 9.7倍 |
| 2 | 5947リンナイ | 5,120億円 | 14.0倍 |
| 3 | 7988ニフコ | 5,060億円 | 14.0倍 |
| 4 | 5938LIXIL | 5,056億円 | 62.0倍 |
| 5 | 9006京浜急行電鉄 | 4,285億円 | 15.3倍 |
| 6 | 7984コクヨ | 4,064億円 | 17.7倍 |
| 7 | 9048名古屋鉄道 | 3,709億円 | 18.1倍 |
| 8 | 8242エイチ・ツー・オー リテイリング | 3,667億円 | 11.6倍 |
| 9 | 8876リログループ | 3,438億円 | 17.2倍 |
| 10 | 9045京阪ホールディングス | 3,425億円 | 9.6倍 |
| 11 | 9044NANKAI | 3,362億円 | 13.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
黒田表紙店の創業から株式会社への発展
コクヨの起源は、1905年に故黒田善太郎が大阪市西区で開業した黒田表紙店である。当初は和式帳簿用表紙の製造を手がけ、1913年には洋式帳簿の製造を開始。1914年に店名を黒田国光堂と改め、1936年に現在の大阪市東成区大今里に移転した。1938年には合名会社黒田国光堂に組織変更。戦後の1949年に、傍系会社であるコクヨ商店、東京国誉商店、西部コクヨ商店と合併し、株式会社黒田国光堂が設立された。この合併により資本金10,445千円となり、現在のコクヨの母体が形成された。この時期の事業は帳簿が中心で、後の文具事業の基盤となった。
量産体制の確立と家具事業への進出
1954年、大阪市東成区深江に深江工場を新設し、帳簿やリーフの量産体制を確立した。これにより生産能力が大幅に向上。1960年には鋼製家具とファイリング用品の販売を開始し、事業領域を文具から家具へ拡大した。1961年には社名を株式会社黒田国光堂からコクヨ株式会社に変更。さらに、大阪府八尾市に八尾工場を新設し、便箋や複写簿の製造を自動化。1969年には国誉商事株式会社と合併し、販売機能を強化した。この時期、文具と家具の二つの事業基盤が整備され、後の総合メーカーへの道が開かれた。
株式上場と国内生産ネットワークの拡充
1971年3月、コクヨは東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場。同年7月には大阪府柏原市に柏原工場を新設し、家具製品の自家生産体制を確立した。翌1972年には市場第一部に指定替え。1973年には岡山県真備町に間仕切工場(コクヨメーベル)、1982年には千葉工場、1988年には滋賀工場、1992年には三重工場と、次々と生産拠点を拡大した。これにより、デスク、チェア、間仕切り、紙製品などを国内で自社生産する体制が整った。また、1988年には名古屋証券取引所にも上場。1990年代には工場の統廃合も進められ、効率化が図られた。この時期に、コクヨは国内有数のオフィス家具・文具メーカーとしての地位を確立した。
海外生産拠点の建設とグローバル展開の開始
1996年12月、コクヨはタイに初の海外製造会社コクヨIK(タイランド)を設立。翌1997年にはマレーシアにオフィス家具の製造会社を設立した。2005年には中国に国誉商業(上海)有限公司とベトナムにコクヨベトナムを設立し、アジアでの製造拠点を拡大。2011年にはインドの文具・画材メーカーコクヨカムリンリミテッドの株式を過半数取得し、連結子会社化した。また、2013年には中国香港のオフィス家具メーカーHNI Hong Kong Limited(現Kokuyo Hong Kong Limited)を買収。これにより、中国市場でのプレゼンスを強化。海外売上高比率は2024年時点で13%だが、中期経営計画で20%を目標に掲げ、さらなるグローバル化を推進している。
持株会社制移行とグループ再編
2004年10月、コクヨは全事業を会社分割し、持株会社制へ移行した。これにより、各事業の独立性と責任が明確化された。2000年に設立したカウネットがビジネスサプライ流通事業の中核となり、それまで地域ごとにあった販売会社は2007年にコクヨマーケティング株式会社に統合。2010年にはファニチャー関連子会社を統合し、コクヨファニチャー株式会社を存続会社とした。2013年にはコクヨS&Tやコクヨファニチャーと合併し、再び単一法人に戻る形となった。同時に、店舗用什器事業を三協立山に分割し、事業ポートフォリオを見直した。また、グループ内の物流会社やエンジニアリング会社の統合も進めた。これらの再編により、コクヨは効率的な経営基盤を構築した。
年表38件を開く
1900年代
- 1905年10月故黒田善太郎の個人経営による黒田表紙店を大阪市西区において開業し、和式帳簿用表紙の製造を開始
1910年代
- 1913年5月洋式帳簿の製造を開始
- 1914年10月店名を黒田国光堂と改称
1930年代
- 1936年11月大阪市東成区の現在地に事務所及び工場を移転
- 1938年1月合名会社黒田国光堂に組織変更
1940年代
- 1949年5月創業傍系会社である株式会社コクヨ商店、株式会社東京国誉商店、株式会社西部コクヨ商店と合併し、資本金10,445千円の株式会社黒田国光堂を設立
1950年代
- 1954年1月大阪市東成区深江に深江工場を新設し、帳簿・リーフ等主要製品の量産体制を確立
1960年代
- 1960年4月鋼製家具及びファイリング用品の販売開始
- 1961年6月商号変更株式会社黒田国光堂をコクヨ株式会社に社名変更 大阪府八尾市に八尾工場を新設(オートメーション機により、便箋・複写簿等製造の合理化)
- 1962年12月鳥取県鳥取市に紙製品の製造会社日本事務用品工業株式会社(現株式会社コクヨMVP、現連結子会社)を設立
- 1969年10月M&A国誉商事株式会社と合併
1970年代
- 1971年3月上場東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場
- 1971年7月大阪府柏原市に柏原工場を新設(家具製品自家生産体制を確立)
- 1972年2月東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定
- 1973年2月創業岡山県真備町に間仕切の製造会社コクヨメーベル株式会社を設立
1980年代
- 1982年11月千葉県八千代市に千葉工場を新設(間仕切の製造)
- 1988年8月上場名古屋証券取引所市場第一部に上場
- 1988年10月滋賀県秦荘町に紙製品の製造会社株式会社コクヨ工業滋賀(現連結子会社)を設立
1990年代
- 1992年10月三重県名張市に三重工場を新設(デスクの製造)
- 1993年7月千葉県芝山町に芝山工場を新設(OA床材の製造)
- 1996年12月タイに初の海外製造会社コクヨIK(タイランド)(現連結子会社)を設立
- 1997年3月マレーシアにオフィス家具の製造会社コクヨ(マレーシア)(現連結子会社)を設立
2000年代
- 2000年10月株式会社カウネット(現連結子会社)を設立
- 2000年12月M&A千葉工場を芝山工場に統合
- 2003年10月M&A岡山工場を芝山工場に統合
- 2003年12月M&A八尾工場を滋賀工場に統合
- 2004年10月全事業を会社分割し持株会社制へ移行
- 2005年3月中国に国誉商業(上海)有限公司(現連結子会社)を設立
- 2005年11月ベトナムに事務用品の製造会社コクヨベトナム(現連結子会社)を設立
- 2006年3月中国に国誉家具商貿(上海)有限公司(現連結子会社、現国誉家具(中国)有限公司)を設立
- 2007年10月M&A東京・名古屋・大阪の各地区を商圏に持つ販売会社を合併等し、コクヨマーケティング株式会社(現連結子会社)を設立
2010年代
- 2010年5月M&Aコクヨマーケティング株式会社、コクヨ中国販売株式会社及びコクヨ九州販売株式会社がコクヨマーケティング株式会社を存続会社として合併
- 2010年7月M&Aコクヨファニチャー株式会社及びコクヨオフィスシステム株式会社がコクヨファニチャー株式会社を存続会社として合併
- 2011年1月M&Aコクヨファニチャー株式会社及びコクヨストアクリエーション株式会社がコクヨファニチャー株式会社を存続会社として合併
- 2011年10月上場インドの文具・画材メーカーであるコクヨカムリンリミテッドの株式の過半数を取得、同社を連結子会社化 名古屋証券取引所の上場を廃止
- 2012年7月M&Aコクヨビジネスサービス株式会社と合併
- 2012年9月中国に国誉商業(上海)有限公司の上海工場を新設(ノートの製造)
- 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合 コクヨS&T株式会社及びコクヨファニチャー株式会社と合併 店舗用什器の製造・販売等を行うストア事業を三協立山株式会社に会社分割 コクヨエンジニアリング&テクノロジー株式会社と合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 中国香港のオフィス家具の製造・販売企業であるHNI Hong Kong Limited(現 Kokuyo Hong Kong Limited)の株式を取得、同社及びその子会社を連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年12月期まで4,300億円
- 海外売上高比率2027年12月期まで20%
- EBITDA2027年12月期まで430億円
- 自己資本当期純利益率(ROE)2027年12月期まで9%以上
- 連結配当性向2027年12月期まで50%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
体験価値拡張戦略の推進
「ワクワク価値創出サイクル」の強みを活かし、既存事業強化による成長とM&Aによるインオーガニック成長を通じて、体験価値の拡張を図る。
- 02
キャッシュ・フロー重視のフレームワーク
中長期的な利益成長と企業価値向上に向け、EBITDAを重視した経営フレームワークを設定し、2030年アジアNo.1、長期的なグローバルNo.1を目指す。
- 03
経営基盤の強化
人材やナレッジの充実により事業成長の再現性を高め、リスク(資本コスト)を低減し、中長期的な持続的成長を目指す。
- 04
バランスシートマネジメントと株主還元
EBITDA成長と資本効率を両立し、ROE目標達成に向けて政策保有株式売却や資本構成改善を推進。累進配当と自己株式取得で株主還元を実施する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で8,079人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は786万円で、9期前と比べて+4.4%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は15.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 6,596 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 6,699 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 6,784 | — |
| 2019年12月 | 753 | 43.9 | 18.7 | 6,961 | — |
| 2020年12月 | 732 | 43.8 | 18.6 | 6,882 | — |
| 2021年12月 | 738 | 44.3 | 19.0 | 6,825 | — |
| 2022年12月 | 778 | 43.2 | 18.0 | 6,864 | — |
| 2023年12月 | 760 | 43.1 | 17.5 | 6,931 | — |
| 2024年12月 | 782 | 42.3 | 16.4 | 7,647 | 294 |
| 2025年12月 | 786 | 41.5 | 15.4 | 8,079 | 324 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社34社(国内 25 / 海外 9、うち連結子会社 26) を有報から抽出しています。
- 国内㈱コクヨロジテム(注2)大阪市東成区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内コクヨマーケティング㈱(注2、4)東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内コクヨアンドパートナーズ㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外コクヨ(マレーシア)Sdn.Bhd.(注2)マレーシア · 連結子会社議決権100.0%
- 海外コクヨインターナショナル(マレーシア)Sdn.Bhd.マレーシア · 連結子会社議決権100.0%
- 国内国誉装飾技術(上海)有限公司中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内国誉家具(中国)有限公司(注2)中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Kokuyo Hong Kong Limited(注2)香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Dongguan Lamex Furniture Co., Ltd.(注2)中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱カウネット(注2、4)東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内コクヨサプライロジスティクス㈱大阪市東成区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱コクヨ工業滋賀滋賀県愛知郡 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社22社を開く
- ㈱コクヨMVP鳥取県鳥取市100%
- 国誉商業(上海)有限公司(注2)中華人民共和国100%
- コクヨベトナムCo.,Ltd.(注2)ベトナム社会主義共和国100%
- コクヨベトナムトレーディングCo.,Ltd.ベトナム社会主義共和国100%
- コクヨカムリンリミテッドインド74%
- Kokuyo Workplace India Limitedインド100%
- ㈱アクタス東京都新宿区95%
- コクヨファイナンス㈱大阪市東成区100%
- LmDインターナショナル㈱東京都港区100%
- 国誉(上海)企業管理有限公司中華人民共和国100%
- オリジン株式会社徳島県阿波市100%
- 株式会社エステイツク徳島県名西郡100%
- コクヨIKタイランドCo.,Ltd.タイ60%
- コクヨインターナショナル(タイランド)Co.,Ltd.(注3)タイ49%
- コクヨ北海道販売㈱札幌市白石区34%
- コクヨ東北販売㈱仙台市青葉区34%
- コクヨ北関東販売㈱栃木県宇都宮市39%
- コクヨ北陸新潟販売㈱富山県富山市34%
- コクヨ東海販売㈱名古屋市中区34%
- コクヨ山陽四国販売㈱岡山県岡山市34%
- 中部キスパ㈱名古屋市中区34%
- ㈱ニッカン新潟県長岡市50%
- 調達2,550万円オフィス環境の改善及および働き方の見直しに向けた取組防衛省 · 2024-05-27
- 調達1,500万円国家公務員の職場環境整備を通じた働き方改革の推進事業内閣官房 · 2024-05-08
- 調達1,221万円厚生労働省における効率的・創造的働き方の実現に向けた執務環境改善に関する調査研究一式厚生労働省 · 2026-05-01
- 調達676万円職員のオフィス利用状況に関する実態調査・オフィス環境のコンセプトモデルに関する検討防衛省 · 2023-12-26
- 調達600万円業務改革活動(METIトランスフォーメーション)ネクストステージづくりに向けた調査分析事業経済産業省 · 2022-10-14
- 調達315万円令和3年度生産性向上や業務効率化を目的とした職員のオフィス利用状況に関する実態調査経済産業省 · 2021-10-11
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は3,599億円、営業利益は262億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.2%、利益が+16.4%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,900億円 | 3,599億円 |
| 営業利益 | 270億円 | 262億円 |
| 純利益 | 203億円 | 215億円 |
| 1株あたり配当 | ¥24.5 | ¥24.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は2,021億円、営業利益は190億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+7.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 926 | 108 | 11.7 | 77 |
| 2023年2Q | 810 | 50 | 6.2 | 40 |
| 2023年3Q | 752 | 39 | 5.2 | 32 |
| 2023年4Q | 800 | — | — | 42 |
| 2024年1Q | 959 | 117 | 12.2 | 120 |
| 2024年2Q | 828 | 40 | 4.8 | 36 |
| 2024年4Q | 1,601 | 68 | 4.2 | 62 |
| 2025年2Q | 1,852 | 177 | 9.6 | 138 |
| 2025年4Q | 1,747 | 85 | 4.9 | 77 |
| 2026年2Q | 2,021 | 190 | 9.4 | 147 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は2,758億円から3,599億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| コクヨビジネスサービス株式会社と合併 | |||||
| 2012年12月 | 2,758 | — | 61 | — | 24 |
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第一部は、東京証券取引所市場第一部に統合 コクヨS&T株式会社及びコクヨファニチャー株式会社と合併 店舗用什器の製造・販売等を行うストア事業を三協立山株式会社に会社分割 コクヨエンジニアリング&テクノロジー株式会社と合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行 中国香港のオフィス家具の製造・販売企業であるHNI Hong Kong Limited(現 Kokuyo Hong Kong Limited)の株式を取得、同社及びその子会社を連結子会社化 | |||||
| 2013年12月 | 2,881 | — | 83 | — | 48 |
| 2014年12月 | 2,931 | — | 96 | — | 51 |
| 2015年12月 | 3,043 | — | 119 | — | 63 |
| 2016年12月 | 3,076 | — | 157 | — | 122 |
| 2017年12月 | 3,156 | — | 191 | — | 150 |
| 2018年12月 | 3,152 | — | 192 | — | 142 |
| 2019年12月 | 3,202 | — | 182 | — | 153 |
| 2020年12月 | 3,006 | — | 142 | — | 83 |
| 2021年12月 | 3,202 | — | 164 | — | 137 |
| 2022年12月 | 3,009 | — | 212 | — | 182 |
| 2023年12月 | 3,288 | — | 260 | — | 191 |
| 2024年12月 | 3,388 | 225 | 244 | 6.6 | 218 |
| 2025年12月 | 3,599 | 262 | 272 | 7.3 | 215 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高3,599億円のうち、営業利益として残るのは262億円で7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は215億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.8%2,154億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.8%1,182億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%262億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが144億円、投資CFが−46億円で、差し引きのフリーCFは98億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,106億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 108 | 8 | −28 | 116 | 356 |
| 2013年12月 | 109 | −22 | −76 | 87 | 374 |
| 2014年12月 | 159 | −7 | −91 | 152 | 439 |
| 2015年12月 | 121 | −32 | −56 | 89 | 470 |
| 2016年12月 | 237 | 8 | −39 | 245 | 673 |
| 2017年12月 | 175 | −17 | −146 | 158 | 686 |
| 2018年12月 | 209 | −24 | −46 | 185 | 823 |
| 2019年12月 | 167 | −97 | −58 | 70 | 835 |
| 2020年12月 | 192 | −61 | −59 | 131 | 906 |
| 2021年12月 | 218 | 26 | −151 | 244 | 1,006 |
| 2022年12月 | 96 | −33 | −90 | 63 | 984 |
| 2023年12月 | 347 | −38 | −144 | 309 | 1,152 |
| 2024年12月 | 164 | 123 | −156 | 287 | 1,321 |
| 2025年12月 | 144 | −46 | −316 | 98 | 1,106 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は3,550億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,555億円で、自己資本比率は70.9%(業種中央値59.3%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 2,585 | 1,531 | 1,054 | 58.3 |
| 2013年12月 | 2,707 | 1,657 | 1,050 | 60.4 |
| 2014年12月 | 2,738 | 1,704 | 1,034 | 61.5 |
| 2015年12月 | 2,848 | 1,808 | 1,040 | 62.8 |
| 2016年12月 | 2,928 | 1,880 | 1,048 | 63.6 |
| 2017年12月 | 3,036 | 2,045 | 991 | 66.7 |
| 2018年12月 | 3,037 | 2,090 | 947 | 68.2 |
| 2019年12月 | 3,184 | 2,213 | 971 | 68.9 |
| 2020年12月 | 3,203 | 2,263 | 940 | 70.1 |
| 2021年12月 | 3,246 | 2,301 | 945 | 70.4 |
| 2022年12月 | 3,375 | 2,396 | 979 | 70.4 |
| 2023年12月 | 3,584 | 2,534 | 1,050 | 70.3 |
| 2024年12月 | 3,630 | 2,641 | 989 | 71.8 |
| 2025年12月 | 3,550 | 2,555 | 996 | 70.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で104社中31位あたり、逆に低いのは配当利回りで104社中61位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥921.5で、1年前と比べて+3.7%。過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.7倍 |
| PER (会社予想) | 19.2倍 |
| PBR | 1.52倍 |
| 配当利回り | 2.66% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で約1.8%上昇しましたが、25日移動平均線(873.21円)を0.3%下回っており、方向感は乏しいです。52週高値975円からは約10.7%下落し、52週安値766.4円からは約13.6%高とレンジ相場です。7月30日に出来高375万株と急増し、その後は60万株前後に減少、需給は落ち着いています。RSIは28.77と売られ過ぎ圏にあり、短期的な反発が期待されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは16.72倍と業界平均の18.21倍を下回り、PBRは1.44倍で平均の1.39倍をやや上回る。配当利回りは2.81%と平均の2.85%とほぼ同等。ROEは8.4%と中程度。業績は堅調に推移し、予想PERも18.2倍で上昇見込み。割安感はないが、割高でもない。配当性向は58.6%と高く、安定配当が魅力。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.7倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 19.2倍 | — |
| PBR | 1.52倍 | 1.38倍 |
| ROE | 8.4% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
文具・オフィス家具市場は国内が成熟し、働き方改革やテレワーク普及で需要構造が変化。強気派は、オフィス回帰や新オフィス需要を取り込む空間提案力と、コスト削減効果による収益改善を評価。一方、弱気派は、競争激化やデジタル化による文具需要の縮小、原材料高が利益を圧迫するリスクを指摘。成長の鍵は海外展開とワークプレイス事業の採算性にあり、両論が対立する構図。
- ブランド力と顧客基盤
長期にわたり文具・オフィス家具で高い認知度を維持
- 働き方改革への対応
オフィス空間提案が新規需要を創出し、売上に寄与
- 収益性の改善
売上高と営業利益率が上昇傾向で、効率化が進む
- 営業利益16.4%増の262億円通年影響弱
営業利益は225億円から262億円へ増加。増益基調を維持。
- 売上高伸び率が3%→6.2%に加速通年影響弱
売上高は3,388億円から3,599億円へ6.2%増。成長ペースが拡大している。
- 営業利益率6.64%→7.28%へ改善通年影響弱
営業利益率が0.64ポイント改善。収益性改善が続く。
- 配当利回り2.8%が下支え通年影響弱
配当利回り2.8%と高めで、株価の下値を支える要因。
- 市場の成熟
国内市場が縮小傾向で、成長余地が限定的
- デジタル化の影響
ペーパーレス化が文具需要を中長期的に減少させる
- コスト増のリスク
原材料や物流費の高騰が利益を圧迫
- 純利益218→215億円に減少通年影響弱
純利益は218億円から215億円へ3億円減。営業増益が最終利益に反映されなかった。
- 予想PER18.3倍はEPS約8%減示唆決算発表後影響中
実績PER16.81倍に対し予想PER18.3倍。市場は約8%のEPS減益を織り込む。
- ROE8.4%と低位、PBR1.45倍継続影響弱
ROE8.4%と資本効率は低く、PBR1.45倍は割高感がある。
- 株価1年2.7%下落で相対劣後不定影響弱
株価は875.4円と前年比2.7%安。市場平均より弱く、資金が集まりにくい。
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を測る最も重要な指標
- 海外売上高比率
- 国内市場停滞への対応策の成否を判断
- ワークプレイス事業売上
- 新規需要分野の成長性を確認
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり24.5円で、前期から+27.3%。いまの株価に対する利回りは2.66%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 6 | — | 23.3 |
| 2017年12月 | 7 | 31.8 | 24.7 |
| 2018年12月 | 8 | 10.3 | 26.6 |
| 2019年12月 | 10 | 21.9 | 29.2 |
| 2020年12月 | 10 | 0.0 | 49.1 |
| 2021年12月 | 12 | 20.5 | 45.3 |
| 2022年12月 | 14 | 21.3 | 43.4 |
| 2023年12月 | 17 | 16.7 | 46.3 |
| 2024年12月 | 19 | 15.8 | 42.0 |
| 2025年12月 | 25 | 27.3 | 58.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥24.5
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ22,506人。区分でいちばん多いのは個人・その他で37.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.0%を占め、残る62.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 41.9 | 42.7 | 43.1 | 39.1 | 35.6 | 37.1 |
| 外国法人 | 13.0 | 13.1 | 14.9 | 20.2 | 21.7 | 22.0 |
| 金融機関 | 22.6 | 22.6 | 22.1 | 19.6 | 21.4 | 21.1 |
| 事業法人 | 19.9 | 19.6 | 18.1 | 18.3 | 18.6 | 16.8 |
| 証券会社 | 2.5 | 2.1 | 1.7 | 2.8 | 2.7 | 3.0 |
| 自己株式 | 8.1 | 9.8 | 10.3 | 6.1 | 2.0 | 2.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 12.41 |
| 02 | コクヨ共栄会 | 8.91 |
| 03 | ㈱Kuroda&Sons | 4.01 |
| 04 | (公財)黒田緑化事業団 | 3.27 |
| 05 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 3.23 |
| 06 | コクヨ共和会 | 2.66 |
| 07 | 黒田 章裕 | 1.80 |
| 08 | 黒田 耕司 | 1.48 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.43 |
| 10 | 黒田 康裕 | 1.41 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-13オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)新規の大量保有報告10.52%+0.61pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+135%、1株純資産は14期で−54%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 21 | 1,274 | 1.6 | 30.1 | 267.7 |
| 2013年12月 | 41 | 1,383 | 3.1 | 19.0 | 40.9 |
| 2014年12月 | 43 | 1,423 | 3.1 | 21.1 | 39.4 |
| 2015年12月 | 53 | 1,513 | 3.6 | 24.6 | 45.1 |
| 2016年12月 | 103 | 1,575 | 6.7 | 13.1 | 23.3 |
| 2017年12月 | 127 | 1,713 | 7.7 | 16.5 | 24.7 |
| 2018年12月 | 120 | 1,752 | 6.9 | 13.3 | 26.6 |
| 2019年12月 | 129 | 1,855 | 7.2 | 12.6 | 29.2 |
| 2020年12月 | 70 | 1,898 | 3.7 | 19.9 | 49.1 |
| 2021年12月 | 29 | 492 | 6.0 | 14.7 | 45.3 |
| 2022年12月 | 39 | 515 | 7.8 | 11.8 | 43.4 |
| 2023年12月 | 41 | 552 | 7.8 | 13.9 | 46.3 |
| 2024年12月 | 48 | 575 | 8.5 | 14.6 | 42.0 |
| 2025年12月 | 48 | 585 | 8.4 | 18.1 | 58.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額286百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 黒田英邦 | 代表執行役社長 | 50 |
| 内藤俊夫 | 執行役 | 64 |
| 上釜健宏 | 社外取締役 | 68 |
| 大森紳一郎 | 社外取締役 | 70 |
| 杉江陸 | 社外取締役 | 55 |
| 東葭葉子 | 社外取締役 | 68 |
| 五味祐子 | 社外取締役 | 54 |
| 齋藤和弘 | 社外取締役 | 69 |
| 東條克昭 | 取締役 | 50 |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 2 | 81 | 67 | — | 17 | 166 | 83 |
| 社外取締役 | 7 | 76 | — | 6 | — | 82 | 12 |
| 取締役(社内) | 1 | 34 | — | 3 | — | 38 | 38 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,062字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,231字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,534字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,784字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第80期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第79期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第78期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-06
- 四半期報告書四半期報告書-第78期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-06
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業