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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ALSOK

ALSOK CO.,LTD.2331 · Prime · サービス業

総合セキュリティ企業。機械警備・常駐警備・警備輸送に加え、FM・介護・海外事業を展開。

概要

ALSOK(旧称綜合警備保障)は、日本最大の総合警備保障会社である。1965年に設立され、東京都港区に本社を置く。2026年3月期の連結売上高5970億円、営業利益469億円、従業員数約6万7000人。セキュリティ事業(機械警備・常駐警備・警備輸送・HOME ALSOK)、ファシリティマネジメント(FM)事業、介護事業、海外事業の4セグメントで構成される。東京証券取引所プライム市場に2002年10月上場。警備員の人手不足に対応し、AIやロボットを活用した効率化を推進している。

セキュリティ事業:機械警備からホームセキュリティまで4本柱

セキュリティ事業は機械警備、HOME ALSOK、常駐警備、警備輸送の4部門で構成される。機械警備では通信回線で異常を監視し、ガードマンが現場に駆けつける。法人向けには画像解析技術を搭載した「ALSOK-G7」を展開。HOME ALSOK事業は一般家庭向けで、スマートフォン操作可能な「HOME ALSOK Connect」や高齢者見守りサービスを含む。常駐警備では施設に警備員を配置し、イベント警備や身辺警護も手掛ける。警備輸送では現金輸送やATM管理に加え、コード決済ソリューション「ALSOKマルチQR決済ソリューション」も提供する。少子高齢化による人手不足に対応し、AIカメラや警備ロボット、ドローンを活用した省人化を進めている。

FM事業:建物管理から防災までトータルサポート

ファシリティマネジメント(FM)事業は、ビルやマンションの修繕・リニューアル工事、設備管理、清掃、衛生管理、防火・防災業務をトータルに提供する。また、災害対策用品やAEDのレンタル・販売、食品検査やアスベスト検査も行う。防災分野では、総合防災メーカーのホーチキ株式会社や日本ドライケミカル株式会社と資本業務提携し、防火・防災体制を強化。建物のコスト低減から資産価値向上まで支援する。2025年3月期には、日本ファシリオなど複数の子会社がこの事業を担う。

介護事業:在宅介護から施設介護まで幅広く

介護事業では、訪問介護、訪問看護、デイサービスなどの在宅介護サービスと、介護付き有料老人ホーム、認知症対応型グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの施設介護サービスを展開する。また、福祉用具の販売・レンタル、訪問マッサージも手掛ける。高齢化社会の進展に伴い、安全・安心の領域を介護分野に拡大し、在宅から施設まで一貫したサービスを提供している。

海外事業:東南アジア7カ国で現地日系企業をサポート

海外事業はタイ、ベトナム、インドネシア、インド、ミャンマー、バングラデシュなど東南アジアを中心に7カ国で展開する。常駐警備や機械警備に加え、防災、清掃、ビル施設管理などのファシリティマネジメントサービスも提供。各国の治安や経済状況に応じたサービスを現地日系企業向けに提供し、事業継続を支援している。国内で培ったノウハウを連携させ、総合的なサポートを実現している。

業界の中での役割は総合セキュリティサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,970億円
営業利益
469億円
営業利益率
7.9%
純利益
333億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
セキュリティ事業4,208億円70.5%454億円10.8%
FM事業等930億円15.6%113億円12.2%
介護事業552億円9.2%22億円4.0%
海外事業280億円4.7%-11億円-3.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01セキュリティ主力

機械警備(法人向け・家庭向け)、常駐警備、警備輸送の3事業で構成。法人向けには高度な画像監視システム「ALSOK-G7」やITレスキューなどを提供。家庭向けには「HOME ALSOK」ブランドでホームセキュリティや高齢者見守りサービスを展開。常駐警備ではDX化を推進し、イベント警備や身辺警護も手掛ける。警備輸送では現金輸送やATM管理に加え、コード決済ソリューションも提供。

主な製品・サービス4
ALSOK-G7
先進的な画像解析技術を搭載した法人向けオンラインセキュリティシステム。遠隔からの映像確認が可能。
HOME ALSOK Connect
スマートフォンで操作・監視できるホームセキュリティシステム。非常ボタンなども装備。
ALSOK ITレスキュー
IT機器トラブル時に警備員が急行し応急処置を行うサービス。
ALSOK設備レスキュー
建物設備の異常確認・応急処置を警備員が行うサービス。

02FM(ファシリティマネジメント)準主力

建物の維持管理(修繕工事、設備管理、清掃、衛生管理、防火・防災業務)からコスト低減、資産価値向上までトータルサポート。防災関連ではホーチキ社等との連携を強化。食品検査やアスベスト検査も行う。

03介護副次

在宅介護(訪問介護、訪問看護、デイサービス)から施設介護(介護付き有料老人ホーム、グループホーム)、サービス付き高齢者向け住宅まで幅広い介護サービスを提供。福祉用具販売・レンタル、訪問マッサージも手掛ける。

04海外副次

東南アジアを中心に7カ国で事業展開。常駐警備、機械警備に加え、防災、清掃、ビル管理などのFM分野にも進出。現地日系企業向けに総合的なサポートを提供。

製品と技術

法人向け画像監視システム「ALSOK-G7」

「ALSOK-G7」は先進的な画像解析技術を搭載した法人向けオンラインセキュリティシステムである。異常発生時に遠隔から映像確認が可能で、警備員の駆け付けと連携する。本システムは高品質な警備サービスに最先端の映像セキュリティ機能を付加したもの。2025年12月には、顧客の商品・サービス利用者に代わって駆け付ける「ALSOKユーザーレスキュー」も開始し、サービス範囲を拡大している。

スマートフォンで操作する「HOME ALSOK Connect」

「HOME ALSOK Connect」はスマートフォンで操作・監視できるホームセキュリティシステム。非常ボタンも装備し、防犯監視に加え緊急通報が可能。高齢者向け見守りサービス「HOME ALSOK みまもりサポート」や集合住宅向け「HOME ALSOKアパート・マンションプラン」と組み合わせ、多様なニーズに対応する。一人暮らし高齢者の健康状態や熱中症リスクを見守るサービスも提供している。

駆けつけサービス:ITレスキューと設備レスキュー

「ALSOK ITレスキュー」はIT機器トラブル時に警備員が急行し応急処置を行うサービス。「ALSOK設備レスキュー」は建物設備の異常確認・応急処置を警備員が行う。これらのサービスは機械警備のインフラを活用し、顧客の業務継続を支援する。警備員がITや設備の一次対応も担うことで、利便性を高めている。両サービスとも顧客からの要望に応じて拡充されてきた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

警備大手で国内首位、安定収益と成長両立

当社は総合警備保障の大手として、国内市場で確固たる地位を築いています。売上高は2025年3月期に5519億円、2026年3月期は5970億円と堅調に増加。営業利益率は7%台で、安定した収益基盤を持つ。同業の新興企業(ジンジブやイシン)は規模が小さく、当社の圧倒的な市場シェアとブランド力が差別化要因。施設警備から機械警備まで幅広く展開し、都市部の需要を取り込む。一方、人件費上昇や競争激化への対応が今後の焦点。

強み

  • 警備業界でトップクラスの売上高とシェア、幅広い顧客基盤を持つ
  • 施設警備・機械警備・輸送警備など多岐にわたるサービスを展開
  • 景気に左右されにくい警備需要で、営業利益率7%超を維持
  • 売上高が3期連続で増加、2026年も前期比8%増の見込み

課題

  • 警備員の採用難と賃金上昇が続き、収益性を圧迫する可能性
  • 新興企業の参入で価格競争が進み、単価維持が難しくなる
  • 高齢化で警備員の確保が困難、省人化技術への投資が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がALSOK

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15901東洋製罐グループホールディングス6,967億円12.6倍
29009京成電鉄6,918億円13.4倍
38233高島屋6,893億円
49007小田急電鉄6,615億円16.6倍
53291飯田グループホールディングス6,575億円10.2倍
62331ALSOK6,194億円17.7倍
79001東武鉄道5,872億円10.5倍
89142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍
99301三菱倉庫5,479億円9.7倍
105947リンナイ5,120億円14.0倍
117988ニフコ5,060億円14.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

1965年設立と機械警備「綜合ガードシステム」の開発

1965年7月、東京都千代田区内幸町に資本金2500万円で綜合警備保障株式会社を設立。警備請負業を主目的とした。1967年9月には法人向け機械警備「綜合ガードシステム」を開発・発売し、遠隔監視による画期的な警備サービスを開始。1968年から1969年にかけて北関東綜合警備保障や広島綜合警備保障など地域子会社を設立し、全国展開の基盤を築いた。

1970年万博警備と無人化システムの革新

1970年3月、日本万国博覧会の常駐警備を実施し、大規模イベント警備の実績を積む。1975年1月には無人化店舗のCDコーナーを自動制御する「アマンドシステム」を開発。同年9月には常駐警備に設備制御・監視を組み合わせた「オルムシステム」を発売し、警備の機械化を推進した。1982年には菱電サービス(現三菱電機ビルソリューションズ)と業務提携し、ビルメンテナンス分野に進出した。

家庭向け警備への進出とホームセキュリティの拡充

1988年4月、一般家庭向け機械警備「タクルス」を開発・発売し、ホームセキュリティ市場に参入。1998年4月には防犯・防災に加え救急情報やホームバンキングを備えた「SOKホームセキュリティ」を発売。2004年には低価格の「ALSOKホームセキュリティ7」、2005年には大型住宅向け「ALSOKホームセキュリティX7」を投入し、ラインアップを拡充。2008年には子ども向け通報サービス「まもるっく」も開始した。

2003年ブランド統合と上場:ALSOKの誕生

2002年10月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。2003年7月、新コーポレートブランド「ALSOK」を制定し、社名と統一したブランド展開を開始。同年4月には常駐警備部門を分社化し綜警常駐警備(現ALSOK常駐警備)を設立。同年8月には「ALSOK安否確認サービス」を開発。ブランド統一により、警備から生活支援まで一貫したサービスをアピールした。

2010年代の事業多角化:HOME ALSOKとホーチキ提携

2012年10月、個人向けブランド「HOME ALSOK」を立ち上げ、遠隔操作可能な「HOME ALSOK Premium」を発売。同年11月、総合防災事業を行うホーチキ株式会社を持分法適用関連会社化。2013年5月には女性限定「HOME ALSOKレディースサポート」を開始。2011年には法人向けセキュリティシステム「ALSOK-GV」を販売開始。この時期、介護事業や海外事業も拡大し、総合安全安心サービス業への転換を進めた。

年表43件を開く

1960年代

  • 1965年7月東京都千代田区内幸町二丁目20番に資本金25百万円をもって、警備請負業を主たる事業目的として綜合警備保障㈱を設立
  • 1966年8月東京都千代田区にビル管理を行う綜合管財㈱(現ALSOKファシリティーズ㈱)を設立
  • 1967年9月法人向け機械警備「綜合ガードシステム」を開発、発売
  • 1968年12月栃木県宇都宮市に警備請負業を主たる事業目的として北関東綜合警備保障㈱を設立
  • 1969年6月広島県広島市に警備請負業を主たる事業目的として広島綜合警備保障㈱を設立

1970年代

  • 1970年3月日本万国博覧会の常駐警備を実施
  • 1972年6月東京都港区に常駐警備を行う東京綜合警備保障㈱(現ALSOK東京㈱)を設立
  • 1975年1月無人化店舗のCD(現金自動支払機)コーナーを自動制御する「アマンドシステム」を開発、発売
  • 1975年5月札幌市中央区に警備請負業を主たる事業目的として北海道綜合警備保障㈱(現ALSOK北海道㈱)を設立
  • 1975年9月常駐警備に設備制御・監視ができる設備を併用した「オルムシステム」を開発、発売
  • 1978年2月東京都港区元赤坂一丁目6番6号に本社を移転
  • 1979年10月消防用設備の定期点検業務を開始

1980年代

  • 1982年12月ビルメンテナンスの分野で菱電サービス㈱(現三菱電機ビルソリューションズ㈱)と業務提携
  • 1983年3月東京都公安委員会による警備業認定証(第1号)を取得
  • 1984年9月M&A東京都港区に警備用機器の設置工事を行う綜警電気工事㈱を設立(2013年8月に吸収合併)
  • 1988年4月一般家庭向け機械警備「タクルス」を開発、発売

1990年代

  • 1995年8月都内の機械警備の一元的な集中監視と指令業務を行う東京指令センターを運用開始
  • 1997年4月従来のCD機に加え収納代行、情報検索機能等を搭載した多機能型ATM「MMK」を開発、発売
  • 1997年10月売上金やつり銭の流れを円滑化し、現金処理に係る要員の省力化・設備コストの削減に効果を発揮する「入金機オンラインシステム」を開発、発売
  • 1998年4月一般家庭向けに、防犯・防災警備のほか救急情報、ホームバンキング、健康相談など生活便利機能を備えた「SOKホームセキュリティ」を開発、発売

2000年代

  • 2002年9月機械警備業務及び常駐警備業務の設計及び提供において、ISO9001の認証を取得
  • 2002年10月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2003年4月常駐警備部門の一部を分社化し、警備請負業を主たる事業目的として綜警常駐警備㈱(現ALSOK常駐警備㈱)を設立
  • 2003年7月新コーポレートブランド「ALSOK」を制定
  • 2003年8月メールを使った企業向けリスクマネジメントツール「ALSOK安否確認サービス」を開発、発売
  • 2004年5月防犯・防災事業関連分野でホーチキ㈱と業務提携
  • 2004年11月一般家庭向けに、センサー類の無線化や緊急性の高い侵入感知・非常通報・火災感知に機能を絞り込むことで低価格で警備を提供する「ALSOKホームセキュリティ7」を開発、発売
  • 2005年4月社会貢献活動の一環として、子供たちの安全を守るために、守りのプロである当社社員を講師として派遣する「ALSOKあんしん教室」を全国展開
  • 2005年6月ロボットを用いた常駐警備システムを可能とする新型巡回警備ロボットを開発、発売
  • 2005年11月大型住宅向けに機能を充実させた「ALSOKホームセキュリティX7」を開発、発売
  • 2008年6月PCからの情報漏えいを監視・報告する「PC監視」サービスを開始
  • 2008年10月携帯アプリを利用した子ども向け通報・駆けつけサービス「まもるっく」販売開始
  • 2008年12月インターネット警備サービスの標準化など、お客様視点で発想した「安心・便利」な機能を強化した「ALSOKホームセキュリティα」を開発、発売
  • 2009年7月両替機(つり銭交換機)の設置からご要望に応じた両替金種の用意、輸送、装填、障害対応など両替機に関わる業務を一括して請け負うサービス「両替機システム」を開発、発売
  • 2009年12月車両の盗難、車上荒らしなどの異常事態発生時に、お客様への通報や位置情報の提供などを行い、被害の拡大防止や盗難車両の早期発見をサポートするサービス「GUARD ONE(ガードワン)」を開発、発売

2010年代

  • 2010年4月警備サービスインフラを活用した電報サービス「ALSOK電報」を開始
  • 2010年11月高齢者に必要なホームセキュリティの機能を集約した「ALSOKシルバーパック」を販売開始
  • 2011年2月M&A管工事、電気工事を主とした設備工事等を行う日本ファシリオ㈱を子会社化
  • 2011年4月法人企業向けセキュリティシステム「ALSOK-GV(ジーファイブ)」を販売開始
  • 2012年2月東京スカイツリータウン®における施設警備業務を開始
  • 2012年10月個人向けブランド「HOME ALSOK」立ち上げ Webを利用して警備の遠隔操作や戸締り状態の確認ができるほか、敷地内への侵入を監視する画像確認サービスを搭載した「HOME ALSOK Premium」を開発、発売
  • 2012年11月総合防災事業等を行うホーチキ㈱を持分法適用関連会社化
  • 2013年5月ストーカー対策を目的とした女性限定サービス「HOME ALSOKレディースサポート」を販売開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高経常利益率10%以上
  • ROE(連結自己資本当期純利益率)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長市場開拓による事業拡大

    国内個人向けセキュリティや海外市場の成長を取り込み、個人向け警備・みまもりサービス、介護・生活支援事業の強化、海外事業基盤の整備を進め、DXや人材施策による効率的な運営体制を構築する。

  2. 02

    多様なリスクに対応するサービス領域拡充

    自然災害やインフラ老朽化など多様化するリスクに対し、BCPソリューション、建物設備管理、各種駆けつけサービスなどを組み合わせた新ソリューションを、アライアンスも活用して拡充する。既存事業では業務効率化や高付加価値化を図る。

  3. 03

    DX・AIを活用したBPRの推進

    顧客コミュニケーションの強化、データ活用による新サービス創造、グループ内のフロント・バックオフィス業務改革(BPR)を推進し、付加価値創出と生産性向上を図る。

  4. 04

    人的資本強化策の推進

    多様な人材の採用、働き方の提供、能力開発を通じて働き手のエンゲージメントを高め、DX人財や専門人財の強化など人的投資を進め、持続的な成長基盤を構築する。

  5. 05

    サステナビリティへの取組み強化

    ガバナンス強化と持続的成長・企業価値向上を目指し、温室効果ガス排出量削減(スコープ1,2,3)、環境配慮車両導入、EV充電設備販売、機器リユース推進などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で66,949人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は622万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月36,693
2018年3月37,519
2019年3月56539.816.837,417
2020年3月57540.217.237,902
2021年3月58040.517.438,444
2022年3月58040.717.638,192
2023年3月55540.917.839,039
2024年3月58741.318.364,982
2025年3月60341.418.364,73362
2026年3月62241.818.366,94970

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率48.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社71(国内 67 / 海外 4、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都港区217億円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
ALSOKらいふケア㈱ — 東京都品川区142億円
介護事業
ALSOKジョイライフ㈱ — 大阪府大阪市北区101億円
介護事業
中央支社他 東京・神奈川管内14支社 — 東京都中央区他8,421百万円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
宮城支社他 東日本管内11支社 — 宮城県仙台市青葉区他7,981百万円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
大阪支社他 関西管内8支社 — 大阪府大阪市中央区他7,811百万円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
名古屋支社他 中日本管内9支社 — 愛知県名古屋市中村区他6,557百万円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
ALSOK介護㈱ — 埼玉県さいたま市6,346百万円
介護事業
北関東綜合警備保障㈱ — 栃木県宇都宮市6,299百万円
セキュリティ事業、FM事業等
広島綜合警備保障㈱ — 広島県広島市安佐南区4,862百万円
セキュリティ事業 FM事業等 その他
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ALSOK北海道㈱
    北海道札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ALSOK秋田㈱
    秋田県秋田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ALSOK岩手㈱
    岩手県盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ALSOK山形㈱
    山形県山形市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ALSOK福島㈱
    福島県郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北関東綜合警備保障㈱(注)4
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ALSOK群馬㈱
    群馬県前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ALSOK双栄㈱
    神奈川県横浜市 戸塚区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    富山県綜合警備保障㈱(注)4
    富山県富山市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    北陸綜合警備保障㈱
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権65.3%
  • 国内
    ALSOK東海㈱(注)4
    静岡県伊東市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    中京綜合警備保障㈱(注)4、12
    愛知県名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権50.0%
残りのグループ会社59社を開く
  • ALSOK岐阜㈱岐阜県岐阜市57%
  • 三重綜合警備保障㈱(注)4、14三重県四日市市50%
  • ALSOK山陰㈱(注)11島根県松江市100%
  • 広島綜合警備保障㈱(注)4広島県広島市 安佐南区50%
  • 愛媛綜合警備保障㈱(注)4愛媛県松山市50%
  • ALSOK長崎㈱長崎県長崎市71%
  • 沖縄綜合警備保障㈱(注)9沖縄県宜野湾市68%
  • ALSOK宮城㈱宮城県仙台市 宮城野区100%
  • ALSOK茨城㈱茨城県水戸市100%
  • ALSOK埼玉㈱埼玉県さいたま市中央区100%
  • ALSOK千葉㈱千葉県千葉市 花見川区100%
  • ALSOK東京㈱東京都千代田区100%
  • ALSOK東心㈱東京都府中市100%
  • ALSOK常駐警備㈱東京都墨田区100%
  • ㈱アーバンセキュリティ東京都千代田区51%
  • ALSOK昇日 セキュリティサービス㈱東京都千代田区100%
  • ALSOK-TW東日本㈱東京都中央区80%
  • ALSOKビジネスサポート㈱東京都江東区100%
  • ALSOK神奈川㈱神奈川県横浜市 西区100%
  • ALSOK静岡㈱静岡県静岡市葵区100%
  • ALSOK愛知㈱(注)12愛知県名古屋市 西区100%
  • ALSOK京滋㈱京都府京都市 下京区100%
  • ALSOK大阪㈱大阪府大阪市 中央区100%
  • ALSOK近畿㈱大阪府大阪市 中央区100%
  • ALSOK兵庫㈱兵庫県神戸市 中央区100%
  • ALSOKあさひ播磨㈱(注)7、11島根県浜田市100%
  • ALSOK山口㈱山口県山口市100%
  • ALSOK徳島㈱徳島県徳島市100%
  • ALSOK高知㈱高知県高知市100%
  • ALSOK九州㈱福岡県福岡市 博多区100%
  • ALSOK宮崎㈱(注)4宮崎県宮崎市49%
  • 広島綜警サービス㈱(注)4、7広島県広島市 安佐南区50%
  • ALSOK あんしんケアサポート㈱東京都大田区100%
  • 京阪神セキュリティ サービス㈱大阪府池田市100%
  • ALSOKファシリティーズ㈱東京都千代田区100%
  • 日本ファシリオ㈱(注)3東京都港区92%
  • ALSOKエムビック研究所㈱東京都品川区100%
  • ㈱カンソー大阪府大阪市 西成区100%
  • 平和管財㈱(注)10東京都中央区60%
  • ㈱ジェイ・エフ・エル東京都港区60%
  • ALSOK介護㈱埼玉県さいたま市大宮区100%
  • ALSOKケアプラス㈱東京都港区100%
  • ALSOKらいふケア㈱東京都品川区100%
  • ALSOKジョイライフ㈱(注)8大阪府大阪市北区100%
  • PT. ALSOK BASS Indonesia Security Services (注)13Jakarta, Indonesia99%
  • ALSOK Thai Security Services Co., Ltd. (注)7Bangkok, Thailand100%
  • ALSOK Vietnam Security Services Joint Stock Company (注)4Hai Phong City, Vietnam49%
  • PT. Shield-On Service Tbk (注)7、13Jakarta Puset, Indonesia84%
  • その他 32社
  • ホーチキ㈱(注)5、6東京都品川区18%
  • 日本ドライケミカル㈱(注)5、6東京都北区16%
  • 青森綜合警備保障㈱青森県青森市30%
  • 新潟綜合警備保障㈱(注)5新潟県新潟市東区15%
  • 鹿児島綜合警備保障㈱鹿児島県鹿児島市20%
  • ㈱日本ケアサプライ(注)6東京都港区33%
  • ㈱東武(注)7宮城県仙台市 青葉区35%
  • ㈱東武(注)7福島県南相馬市35%
  • ㈱東武(注)7東京都新宿区35%
  • その他 3社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    0391250001中央合同庁舎第2号館及び総務省第二庁舎の管理運営業務
    総務省 · 2021-03-02
    56億円
  • 調達
    平成31年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務
    内閣府 · 2019-02-27
    6.5億円
  • 調達
    平成29年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務
    内閣府 · 2017-02-27
    5.2億円
  • 調達
    平成30年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務
    内閣府 · 2018-02-23
    5億円
  • 調達
    平成28年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務
    内閣府 · 2016-03-25
    4.4億円
  • 調達
    令和2年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務(運営業務等)
    内閣府 · 2020-02-13
    4億円
  • 調達
    令和6年度迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務(運営業務等)
    内閣府 · 2024-03-18
    2.4億円
  • 調達
    令和3年度 迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務(運営業務等)
    内閣府 · 2021-03-19
    2.3億円
  • 調達
    令和4年度 迎賓館赤坂離宮一般公開運営等業務(運営業務等)
    内閣府 · 2022-03-08
    2.2億円
  • 調達
    高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発革新的AIエッジコンピューティング技術の開発ソフトテンソルプロセッサによる超広範囲センシングAIエッジ技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-21
    2億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,970億円営業利益469億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+16.7%。

売上高
+8.2%
5,970億円
営業利益
+16.7%
469億円
純利益
+22.9%
333億円
営業利益率
7.9%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,375億円5,970億円
営業利益557億円469億円
純利益373億円333億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,459億円、営業利益は120億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+37.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,34474
2024年1Q1,216877.252
2024年2Q1,248917.367
2024年3Q1,326926.965
2024年4Q1,42482
2025年2Q2,6331565.9101
2025年4Q2,8862468.5170
2026年2Q2,9132257.7146
2026年4Q3,0572448.0187
2027年1Q1,4591208.281

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,156億円から5,970億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,15614786
2014年3月3,282207110
2015年3月3,657247135
2016年3月3,818307179
2017年3月4,133303183
2018年3月4,360319193
2019年3月4,435339223
2020年3月4,601389242
2021年3月4,699381242
2022年3月4,891437282
2023年3月4,922382232
2024年3月5,214412266
2025年3月5,5194024317.3271
2026年3月5,9704694997.9333

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,970億円のうち、営業利益として残るのは469億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は333億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.0%4,539億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.1%961億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%469億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
9.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが538億円、投資CFが−392億円で、差し引きのフリーCFは146億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は668億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月209−127−8182405
2014年3月211−167−9144358
2015年3月197−24366−46380
2016年3月197−128−9269356
2017年3月546−221−206325475
2018年3月255−191−13464405
2019年3月288−149−109139434
2020年3月339−134−151205488
2021年3月555−385−127170531
2022年3月427−141−182286636
2023年3月317−248−19469516
2024年3月561−169−215392692
2025年3月426−155−363271600
2026年3月538−392−78146668

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は6,750億円。このうち返さなくてよい自己資本が4,269億円で、自己資本比率は56.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,9671,7561,21152.1
2014年3月3,4251,8021,62346.2
2015年3月3,7392,0441,69548.4
2016年3月3,4962,0561,44051.9
2017年3月3,8592,2221,63751.0
2018年3月3,9662,4141,55255.0
2019年3月4,1012,5711,53056.8
2020年3月4,2882,7041,58457.3
2021年3月4,8552,9541,90155.3
2022年3月4,9253,1811,74459.0
2023年3月5,2103,3411,86958.6
2024年3月5,7153,7781,93760.2
2025年3月5,7243,7601,96459.1
2026年3月6,7504,2692,48156.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
778億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,979億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,481億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中242位あたり、逆に低いのはROE534社中328位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,214で、1年前と比べて+9.0%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥1,214-0.5%1ヶ月+8.2%1年+9.0%時価総額6,194億円
過去52週の値幅
安値¥1,045高値¥1,335

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.7倍
PER (会社予想)15.8倍
PBR1.53倍
配当利回り2.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の1113円から緩やかな上昇基調にあり、8月21日終値は1184.5円で、25日移動平均線1161.22円を約2%上回っています。52週高値1335円に対しては約11%下の水準で、52週安値1045円からは約13%の上昇です。出来高は7月下旬に200万株超の日があり、その後は概ね100万〜160万株で推移。週足は3週連続で陽線を形成し、短期的な上昇トレンドが継続していますが、高値圏では利益確定売りも散見されます。8月20日、21日と連続で同値圏で推移しており、上値抵抗を意識した展開となっています。中期的には75日線1121.67円を明確に上回っており、サポートとして機能するかが焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

実績PER17.3倍は同業界平均23.0倍を下回り、割安感がある。PBR1.49倍は平均3.33倍を大きく下回り、純資産に対して割安。予想PER15.4倍と低下しており、収益成長が期待できる。ROE9.2%と収益性は標準的で、配当利回り2.79%は平均2.29%を上回る。配当性向52.3%は安定感がある。業界平均と比較してPER・PBRとも低く、割安だが配当利回りは比較的高水準で両面性がある。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.7倍23.4倍
PER (予想)15.8倍
PBR1.53倍3.51倍
ROE9.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、警備需要の増加が収益成長に持続的に結びつくか。強気派は、防犯意識の高まりと高齢化による警備需要の拡大、さらにAIやIoTを活用した新サービスの成長を期待。弱気派は、人件費上昇による採算悪化や、競争激化による価格低下を懸念。

プラスに働く材料7
  • 需要の安定成長

    社会の安全意識高まりで警備サービス需要は堅調

  • 技術革新

    AIやロボットによる高度な警備が付加価値を創出

  • 高いシェア

    業界トップの企業規模で新規参入を阻む

  • 26/3期売上高5970億円、前期比8.2%増通年影響

    売上高は5519億円から451億円増加し、増収が続く見通し

  • 26/3期営業利益469億円、前期比67億円増益通年影響

    営業利益率7.28%→7.86%へ改善、収益力向上が期待

  • 26/3期純利益333億円、前期比22.9%増通年影響

    純利益は271億円→333億円と62億円増加、EPS成長が期待

  • 配当利回り2.87%と株主還元姿勢継続影響

    配当利回り2.87%を確保し、安定的な還元が下支え

マイナスに働く材料7
  • 人件費高騰

    労働力不足で人件費が上昇し利益を圧迫

  • 競争激化

    低価格の競争が進み利益率が下がる

  • 低成長

    成熟市場で大幅な成長は見込みにくい

  • 営業利益率7.86%と低収益構造が続く通年影響

    営業利益率は7.86%と1桁台で、人件費増が更に圧縮する恐れ

  • ROE9.2%、PBR1.45倍で資本効率に課題不定影響

    ROE9.2%は一桁で、PBR1.45倍は資本効率に見合わない

  • 外国人保有20.94%、売り需給リスク不定影響

    外国人保有比率20.94%と高く、市場混乱時に売り圧力

  • 予想PER15倍は割安だが業績未達なら逆効果通年影響

    予想PER15倍は割安だが、営業利益469億円を下回れば割高感

次の決算で確かめる点
警備契約件数
事業規模の拡大を確認するため
営業利益率
人件費上昇の影響をチェックするため
機械警備売上比率
省人化による効率性向上を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33で、前期から+13.2%いまの株価に対する利回りは2.72%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
2.72%
いまの株価に対して
配当性向
52.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1133.2
2018年3月129.133.7
2019年3月1310.034.5
2020年3月146.132.2
2021年3月140.032.7
2022年3月1617.134.8
2023年3月174.936.6
2024年3月2437.846.2
2025年3月268.951.4
2026年3月2913.252.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,594人。区分でいちばん多いのは金融機関28.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.3%を占め、残る48.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関34.633.135.533.531.428.6
事業法人23.723.423.523.223.022.8
個人・その他18.318.619.219.922.522.2
外国法人22.623.819.921.921.620.9
証券会社0.81.11.91.51.55.5
自己株式0.80.80.81.94.94.7

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(注)10.84
02綜合商事㈱7.24
03埼玉機器㈱5.18
04きずな商事㈱5.13
05㈱日本カストディ銀行(信託口)(注)5.04
06ALSOK従業員持株会3.38
07みずほ信託銀行㈱退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者㈱日本カストディ銀行2.90
08村井 温2.90
09㈱SMBC信託銀行(㈱三井住友銀行退職給付信託口)2.68
10モルガン・スタンレーMUFG証券2.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-21
    株式会社みずほ銀行
    新規の大量保有報告
    5.61%
    -0.60pt
  • 2026-06-01
    綜合商事株式会社
    変更報告
    7.24%
  • 2026-06-01
    村井 豪
    変更報告
    0.66%
  • 2026-05-13
    綜合商事株式会社
    新規の大量保有報告
    7.24%
  • 2026-05-13
    村井 豪
    新規の大量保有報告
    0.66%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−20%、1株純資産は14期で−49%。直近期のROEは9.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月851,5365.716.148.3
2014年3月1091,5757.019.920.2
2015年3月1351,8007.830.426.0
2016年3月1781,8059.934.330.1
2017年3月1821,9569.722.833.2
2018年3月1922,1569.327.533.7
2019年3月2202,3029.921.934.5
2020年3月4848510.122.032.2
2021年3月485309.621.832.7
2022年3月5657410.114.334.8
2023年3月466037.815.536.6
2024年3月536878.215.646.2
2025年3月556987.920.151.4
2026年3月687899.218.352.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

37名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は37名。2026/3期の役員報酬は総額375百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村井豪代表取締役 グループCEO (注)7573,359,000
栢木伊久二代表取締役 グループCOO (社長執行役員)品質管理担当(注)76652,700
鈴木基久取締役(専務執行役員)総務・コーポレートコミュニケーション担当 コンプライアンス担当 リスク管理担当 情報資産管理担当 グループ担当 海外事業担当6626,300
百武尚樹取締役(専務執行役員)人事総括担当 企業倫理担当 介護事業担当6218,800
重見一秀取締役(常務執行役員) CFO 内部統制担当 調達担当(注)7668,900
林新一郎取締役(常務執行役員)経営企画担当 金融担当 警備輸送事業担当61700
池永肇恵取締役651,000
三島正彦取締役702,500
岩崎賢二取締役712,300
森田宏之取締役68500
田中里沙取締役59800
田中順常勤監査役6413,700
残りの役員25名を開く
氏名役職年齢保有株数
中野慎一郎常勤監査役668,300
大塚祥史監査役621,600
田中俊恵監査役60200
小野誠司取締役(常務執行役員)関西担当5819,400
米田聖取締役(常務執行役員)事業戦略担当 営業企画・管理担当594,600
半田禎取締役66
池山成俊常勤監査役59
齋藤渉常務執行役員
有田朋行常務執行役員
小野裕之常務執行役員
奥田哲也執行役員
大西茂輝執行役員
菊川雅裕執行役員
大﨑摩耶執行役員
佐藤将史執行役員
森本学執行役員
吉田浩儀執行役員
吉本康弘執行役員
宮島裕執行役員
渡邉昌春執行役員
竹田憲吾執行役員
福住尚紀執行役員
円谷哲也執行役員
髙橋賢執行役員
村橋弘人執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)814211625932
社外取締役98949310
監査役2232312

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,292字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社92社(海外子会社18社を含む。)、持分法適用会社12社で構成されており、セキュリティ事業、FM事業等、介護事業及び海外事業を展開しています。その他海外で同様の事業を展開する台湾新光保全股份有限公司は、連結子会社又は持分法適用会社ではありませんが、営業及び運用面において、当社グループと相互協力体制を確立しています。セグメント別の事業の内容は、以下のとおりです。 (1)セキュリティ事業 ア 機械警備事業 通信回線を利用して異常信号の送信を行う警報機器をご契約先に設置し、侵入・火災・設備異常等の情報の遠隔監視をALSOKガードセンターで行い、異常発生時には訓練を受けたガードマンが現場に駆けつけ、適切な処置を行う業務です。 法人向け防犯監視サービスとして、先進的な画像解析技術を取り入れた画像監視サービスを標準装備したセキュリティシステム「ALSOK-G7」を展開しています。本サービスは当社が磨き上げてきた高品質かつ堅実な警備サービスに最先端の映像セキュリティ機能を付加したオンラインセキュリティシステムであり、お客様はいつでもどこからでも現地の映像確認を行うことができます。 防犯監視サービスに加えIT機器関連のトラブルが発生した際に警備員が急行して応急処置を行う「ALSOK ITレスキュー」やマンション・ビル等の設備機器からの異常を受信した際や設備の障害における確認依頼があった際に、ガードマンが現地を確認し原因究明と応急処置を実施する「ALSOK設備レスキュー」を提供しています。さらに、2025年12月からは、お客様が提供する商品・サービスのご利用者様がお困りの時にALSOKが代わりに駆けつけ、状況把握と応急処置を行う「ALSOKユーザーレスキュー」を開始しました。 イ HOME ALSOK事業 「生活全般のセキュリティサービス」をコンセプトとした「HOME ALSOK」ブランドのもと、スマホでホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」、高齢者向け見守りサービス「HOME ALSOK みまもりサポート」、集合住宅向けセキュリティ「HOME ALSOKアパート・マンションプラン」など、多様なニーズに応じたサービスを展開しています。 防犯監視に加え、緊急事態にボタン一つで通報できる「非常ボタン」や当社独自のスマートフォンによる操作支援など、日常の不安や不便を解消する機能を備えたホームセキュリティを提供しています。一人暮らしの高齢者の方に安心していただくために、健康状態や熱中症リスクを見守り、ご家族へ情報配信を行うサービスを展開しています。これらの取り組みを通じて、一般家庭から高齢者世帯まで、誰もが安心して暮らせる地域社会=「安全が当たり前の暮らし」の実現を目指しています。 ウ 常駐警備事業 ご契約先の施設に警備員を配置し、出入管理、巡回、監視を行うことで、各種事故の未然防止及び緊急時・事故発生時の対応を行う業務です。また、国際会議やスポーツ競技大会、花火大会や祭り等の各種イベント警備、並びに国内外の著名人や企業の役員等に対する身辺警護など、幅広いニーズに対応しています。さらに、「見える警備」の提供を目指し、常駐警備員にモバイルデバイスを中心として、ガスセンサー、電光掲示板、サーモカメラ、外国語翻訳機等のデジタル機器を装備し、お客様へのレポーティングを含めたDX化を推進しています。 近年では、各地における大規模再開発の進展やインバウンド回復に伴う需要の増加、さらには少子高齢化による人手不足が喫緊の課題となっていることから、AIカメラや出入管理のシステム化、アバター、警備ロボット、巡回ドローン等を活用した警備員の省人化を図りつつ、より効率的かつ効果的な警備サービスを提供しています。 エ 警備輸送事業 ご契約先の指定場所に現金、有価証券等の貴重品を現金輸送車等により輸送する業務です。現金、有価証券等を安全に輸送する現金輸送サービスのほか、店舗売上金管理を警備輸送ネットワークでトータルサポートし、お客様の業務効率化に資する「入(出)金機オンラインシステム」、金融機関やコンビニエンスストアに設置されたATM等への現金等の補充・回収、及び障害時の対応等、運営をトータルで行う「ATM管理サービス」を提供しています。また、金融機関のバックオフィス業務なども受託しています。 キャッシュレス社会の進展に対応すべく、コード決済の包括事業者として、複数のブランドを一括導入可能な「ALSOKマルチQR決済ソリューション」を提供しています。 (2)FM事業等 各種建物設備の修繕・リニューアル工事、管工事、電気工事や防火・防災業務、設備管理業務、清掃業務、衛生管理業務、電話応対業務などのビル・マンション等の各種施設における維持、管理、運営を通じて、建物管理コストの低減から資産価値の維持・向上まで、建物の運営・管理をトータルサポートする事業です。また、災害対策用品、AEDをレンタル・販売しているほか、食品検査事業を営むALSOKエムビック研究所株式会社ではアスベスト検査等も行っています。 防災事業においては、総合防災メーカーであるホーチキ株式会社及び日本ドライケミカル株式会社との資本業務提携及び持分法適用関連会社化により、防火・防災分野における事業推進体制の強化を図っています。 (3)介護事業 居宅介護支援(ケアプラン作成)や、ご自宅での生活を支援する訪問介護・訪問看護・デイサービス等の在宅介護サービスから、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)・認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、サービス付き高齢者向け住宅等の施設介護サービスまで、幅広いサービスを提供しています。また、福祉用具の販売・レンタル事業のほか、訪問医療マッサージサービスも提供しています。 (4)海外事業 日系企業の進出の多い東南アジアを中心に、タイ、ベトナム、インドネシア、インド、ミャンマー、バングラデシュ等7か国で事業を展開しています。 現在では、常駐警備サービスや機械警備サービスの提供にとどまらず、防災、清掃、ビル施設管理などのファシリティマネジメント分野にまで事業領域を拡大しています。 各国の治安や経済状況に応じたお客様のニーズに応え、国内で培ったサービスを連携させることで、お客様の事業継続をサポートしています。 〔事業系統図〕 当連結会計年度末における当社グループのセグメントごとの主要会社並びに系統図は以下のとおりです。 なお、取引は代表的なものについてのみ記載しています。 (注)1.2026年4月1日付にて、ALSOK山陰株式会社はALSOKあさひ播磨株式会社を吸収合併いたしました。 (注)2.2026年4月1日付にて、中京綜合警備保障株式会社は、ALSOK愛知株式会社を吸収合併し、併せてALSOK愛知株式会社に社名変更いたしました。 (注)3.2026年4月1日付にて、PT.Shield-On Service Tbkは、PT.ALSOK BASS Indonesia Security Servicesを吸収合併いたしました。 (注)4.2026年4月24日付にて、三重綜合警備保障株式会社はALSOK三重株式会社に社名変更しています。 ※1 2025年4月1日付にて、ALSOKジョイライフ株式会社は、ALSOKライフサポート株式会社を吸収合併しています。 ※2 2025年11月26日付にて、当社の連結子会社である沖縄綜合警備保障株式会社は、沖縄ビル・メンテナンス株式会社の発行済株式を取得し、同社及びその子会社1社を当社の連結子会社としたほか、同社の関連会社1社を持分法の適用範囲に含めています。 ※3 2026年3月2日付にて、当社は株式会社クボタから、同社の保有していた平和管財株式会社の発行済株式を取得し、当社の連結子会社といたしました。
経営方針・対処すべき課題3,274字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社の経営理念は、『我々は、「ありがとうの心」と「武士の精神」をもって事業を推進し、お客様と社会の安全・安心の確保のために最善を尽くす。』です。これをパーパスとして、お客様に対して最高の商品・サービスをご提供することを最優先とし、併せて社員にとって働きがいのある会社の実現に努めるとともに、収益を拡大すること、警備業を中核としつつ新たな分野における商品・サービスを幅広くご提供すること、社会の発展に貢献するサービスの展開と商品の開発を行うことを定めています。 なお、当社は2025年7月16日付で商号を「ALSOK株式会社」に変更しています。安全・安心を強く想起させるものとしてステークホルダーに認知されている「ALSOK」のコーポレートブランドに商号を統一することで、一層のブランド価値向上を推進してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、収益性の向上のためセキュリティ事業を中心とした事業の拡大及び業務全般にわたる合理化・効率化の推進を重要な課題として位置付けており、現状では経営指標として「連結売上高経常利益率」等を重視しています。また、株主資本の最適活用を図る経営指標としては、「ROE(連結自己資本当期純利益率)」を重視し、中期的には両指標とも10%以上を目標としています。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、多様化する社会のリスクに対し、セキュリティ分野にとどまらない幅広い領域で事業を推進することで、社会課題の解決を通じた安全・安心の提供を図るとともに、市場開拓による事業拡大、サービス領域拡充、DX・AIを活用したBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の推進、人的資本強化策の推進、サステナビリティへの取組強化を行ってまいります。 (4)経営環境及び会社の対処すべき課題 当社グループは、日本の警備業におけるリーディングカンパニーとして、社会の安全・安心の確保に貢献するとともに、法令を遵守し、より一層の企業価値向上に取り組んでまいります。また、リスクが多様化する社会の中で、安全・安心に係る社会インフラの一翼を担う企業として、既存の業務領域における融合強化・新たな業務領域の拡大を図ることによりビジネスモデルの変革を推進し、拡大するお客様と社会の安全・安心ニーズに的確に応えてまいります。 ア 成長市場開拓による事業拡大 ホームセキュリティ等国内個人向けセキュリティサービスの導入余地が大きいと考えられることに加え、国内における体感治安の悪化や高齢化の進展、アジア諸国の経済規模拡大を背景に、国内個人市場や海外市場において安全・安心分野へのニーズは中長期的に拡大すると見込んでいます。当社は、個人向け警備・みまもりサービスの充実、介護・生活支援事業の強化、海外における事業基盤の整備を進めるとともに、DXや人材施策を通じた効率的かつ持続可能な事業運営体制の構築により、成長市場の取り込みを通じた事業拡大を目指してまいります。 イ 多様なリスクに対応するサービス領域拡充 自然災害やインフラ老朽化等の社会を取り巻くリスクは多様化しており、安全・安心に関するニーズに的確に最適の品質で応えていくことが重要であると認識しています。 当社グループではこれらのニーズに対して、警備業務・ファシリティマネジメント業務等で培った社内外インフラを強化しつつ、BCPソリューション等の自然災害リスクに対応するサービス、建物設備やインフラに対する包括的な管理サービス、各種駆けつけサービス等、多様なサービス機能を組み合わせた新たなソリューションを、外部とのアライアンスも活用しながら拡充してまいります。併せて、機械警備・FM事業では業務効率化・高度化やAI活用による業務の可視化・標準化を通じた品質・生産性向上、常駐警備事業では省人運営モデルへの転換と高付加価値業務へのシフト、警備輸送事業では現金流通量の変化を踏まえた運用体制やサービス内容の見直し等、持続的な事業成長を図ってまいります。 ウ DX・AIを活用したBPRの推進 デジタル技術の進展等、当社グループを取り巻く事業環境が大きく変化する中、お客様とのコミュニケーション強化やデータ活用による新たなサービスの創造、グループ内のフロント部門やバックオフィス部門におけるBPRを推進し、新たな付加価値創出や生産性向上に注力してまいります。また、DX・AIを活用した業務フローの改善やデータ活用による柔軟な業務基盤の構築も進めてまいります。 エ 人的資本強化策の推進 当社グループは、セキュリティ事業、FM事業等、介護事業及び海外事業を牽引する多様な人材の採用や、多様な働き方の提供、能力の開発など個々の働き手が持てる能力を最大限に発揮できる制度、環境を整備することにより、働き手のエンゲージメントを高めながら、グループ内の働き方改革を一層推進してまいります。また、DX人財、企画人財、経理・法務人財などの専門人財の強化を通じて、グループ、事業、個社それぞれのステージに応じた成長ドライバーとしての人的投資を進め、専門性を軸とした持続的な成長基盤の構築を図ってまいります。 オ サステナビリティへの取組み強化 当社グループは、ガバナンスの強化を図りつつ、持続的な成長の実現と、中長期的な企業価値の向上に取り組んでおり、地球環境問題が人類共通の課題であるとの認識のもと、持続可能な社会の実現を目指しています。当社は「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に賛同しており、温室効果ガス排出量削減目標の達成に向けて2023年2月にはサプライチェーン排出量であるスコープ3をグループ全体で算出し、2023年度のスコープ1、2、3の第三者検証を実施するなど、多方面から積極的に取り組んでいます。CO₂削減を目指すべく、環境配慮車両の導入と、EV充電設備の販売、設置工事や保守メンテナンスを通じて、サステナビリティへの取組みを強化しています。また、当社は環境配慮のため機器リユースを推進し、廃棄物及び製造由来の資源使用の削減に取り組んでおり、神奈川県と大阪府のリペアセンターを拠点に、利用事業所を順次拡大しています。 カ 大規模災害、感染症等への対応 当社グループは、大規模災害の発生に備え、経験等によって培ったノウハウを活かし、事業継続計画及び災害対策規程に基づく対応マニュアルの整備、対策品の備蓄、全国規模による機動的な対応体制、定期的な教育訓練の実施などの対策を講じています。その他、感染症の拡大防止に向けた取組みとして、継続的なサービス提供が維持できるようコンティンジェンシープランを策定しています。また、お客様のコンティンジェンシープラン構築をサポートすべく、「安否確認サービス」等のサービスを提供しています。 キ 会計上の誤謬への再発防止策 当社及び連結子会社4社において、退職一時金制度に係る退職給付債務のデータ入力を誤り、過年度より退職給付に係る負債等を過少に計上していたことが2025年4月に判明しました。これを受け、当社は2020年6月24日以降に提出した有価証券報告書に記載されている連結財務諸表及び財務諸表、2022年8月2日以降に提出した四半期報告書に記載されている四半期連結財務諸表、並びに2024年11月6日に提出した半期報告書に記載されている中間連結財務諸表に含まれる一連の誤謬を修正しています。 当社グループにおいては、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、経理部門の専門知識の更なる強化、重要な勘定科目に係る計上額チェック体制の再整備を通じて決算・財務報告プロセスに係る内部統制を強化し、財務報告の信頼性を確保するため、①退職給付会計に係る決算パッケージの再開発及び②再鑑体制の整備を主眼とした再発防止策の整備・運用に取り組んでいます。
事業等のリスク7,087字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)物価変動・供給不足に関するリスク 賃上げ等の生産コスト上昇が今後も続く場合、継続的なサービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。加えて、米国の通商政策による影響、金融市場の動向及び金融のシステミックリスク、その他内外情勢の変化も、物価変動や供給不足をもたらし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社は、パートナーシップ構築宣言企業として、コスト増に対応した価格改定などを含め取引先との共存共栄に取り組むとともに、取引先を含めたマルチステークホルダーに配意した取組みを行っています。 また、供給不足の影響を最小限にするため、需給予測に基づいた適正な在庫管理、調達先の拡大、リユースの推進などに対応しています。 (2)事業環境に関するリスク 自然災害やインフラ老朽化などを背景に、当社グループに対する期待は高まっていますが、当社グループがこうした期待に応えられない場合、お客様の信頼を失い、業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社グループは、警備業務・ファシリティマネジメント業務等で培った社内外インフラを強化しつつ、BCPソリューション等の自然災害リスクに対応するサービス、建物設備やインフラに対する包括的な管理サービス、各種駆けつけサービス等、多様なサービス機能を組み合わせた新たなソリューションを、外部とのアライアンスも活用しながら拡充してまいります。併せて、機械警備・FM事業では業務効率化・高度化やAI活用による業務の可視化・標準化を通じた品質・生産性向上、常駐警備事業では省人運営モデルへの転換と高付加価値業務へのシフト等、持続的な事業成長を図ってまいります。 (3)技術環境の変化に関するリスク 当社グループがお客様と社会の安全・安心ニーズに的確に応えていくためには、ドローン、AI、5G等を活用した新たな商品・サービス開発が不可欠となっています。そのような状況において、こうした技術環境の変化に適切に対応できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社グループは、最新の技術動向を把握するとともに、ドローン、AI、5G等を積極的に活用し、DXを推進することで、リスク回避に努めています。 (4)人材の確保・育成に関するリスク 当社グループは、幅広い業務領域(セキュリティ事業、FM事業等、介護事業、海外事業)で事業を展開しており、特に国内の生産年齢人口減少が続く状況下において、質の高い人材の確保が困難となった場合、各事業の運営を担う人材及びそれらをマネジメントする経営人材が不足し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応するため、当社グループは、ベースアップ実施、多様な人材の採用並びに多様な働き方の提供、資格取得支援等による能力開発、有給休暇の取得推進、入社5年目までの若手社員を対象とした「奨学金代理返還制度」の導入など個々の働き手が持てる能力を最大限に発揮できる制度、環境を整備し、エンゲージメントを高めながら、グループ内の働き方改革、働き手の処遇向上を一層推進しています。 なお、組織の活性化と社員の能力育成を目的としたグループ全体での人事交流の促進、女性社員の配置先の拡大、マルチタスクの強化等により柔軟な人事管理を実施し、適材適所配置の強化を図っています。 加えて、豊富な実務経験や専門的な能力を有する定年退職者が、グループ内で定年後も長期間活躍可能な仕組みを取り入れるなど、質の高い労働力の確保や、デジタル化とデータ活用を進めるなど、社内のフロント部門やバックオフィス部門におけるオペレーションの効率化・省人化による生産性向上にも努めています。 (5)人権に関するリスク 労働集約型のビジネスを行う当社グループでは人権侵害の発生が主要なリスクであると捉えており、自社のみならずサプライチェーン全体で人権リスクの低減に取り組む必要性が高いことを認識しています。 グループ全体で人権尊重の取組みを強化するため、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、2023年11月に「ALSOKグループ人権方針」を策定し、2024年4月には人権委員会を設立しました。人権委員会では総務・コーポレートコミュニケーション担当役員の責任のもとサステナビリティ担当部署を中心として部門横断的に人権リスクの評価を行い、人権リスクマップ及び顕著な人権課題を開示しています。また、特定された課題に対する軽減及び是正措置の検討を行うとともに、特定された人権リスクについては経営層へ適宜報告を行い、人権委員会及びリスク管理委員会が連携した管理を行ってまいります。 (6)環境問題に関するリスク 近年、世界各地で熱波や豪雨、干ばつなどの極端な気象現象(異常気象)が頻発しています。我が国でも激甚災害に指定される豪雨等災害の多発、平均気温が観測史上最高を記録するなど異常気象が観測され、当社グループだけではなく、広く企業活動や市民生活に大きな影響を与えています。 当社グループでは、このような気候変動等への対応として、気候変動の緩和・適応策、水・海洋・森林資源の保全、循環型社会形成への対応、汚染防止と廃棄物管理、生物多様性の保全といった課題に関し、リスクと機会の両面から、さまざまな取り組みや商品・サービス提供を行い、課題の解決と持続可能な社会の実現を目指しています。他にも、自社所有施設への太陽光発電設備の導入、照明のLEDへの切り替えや、環境配慮車両への積極的な入れ替えを推進することによる地球環境対策としてのCO2削減の取組みを行なっているほか、気候変動に関する国内イニシアティブ(JCI気候変動イニシアティブ)にも賛同・加盟しています。また、2020年1月より、地球環境問題の解決と持続可能な開発に貢献することを目的として発足したNGOである地球環境行動会議(GEA:Global Environmental Action)に会員企業として加盟し、事業活動費を寄付しています。さらに、当社は「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に賛同し、2022年10月よりTCFDに基づく情報を開示しているほか、2023年5月にはGXリーグに参画するなど、多方面から積極的に取り組んでいます。なお、これらの取組みについては、当社ホームページや、毎年発行しているALSOKレポート(統合レポート)等を通じて発信しています。 (7)大規模災害、感染症等の発生に関するリスク 大規模災害等の発生により、当社グループの社員や、当社グループが運営する施設等が被災した場合、業務運営に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループは、これら大規模災害の発生に備え、経験等によって培ったノウハウを活かし、事業継続計画及び災害対策規程に基づく対応マニュアルの整備、対策品の備蓄、全国規模での機動的な対応体制の構築、定期的な教育訓練の実施などの対策を講じています。 また、大規模災害やそれに伴う長期間にわたる停電等の発生により、当社グループが構築しているネットワーク等の機能が停止した場合、サービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループは、重要システムのバックアップ環境として東日本と西日本の2拠点にデータセンターを設置し、大規模災害等の発生に備えて相互監視を行っています。 加えて、大規模災害が事業運営に必要な資材調達の障害となり、サービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループにおける主要な資材調達を担う当社では、大規模災害時の資材供給継続を目的として、東日本と西日本の2拠点に資材倉庫を設置しています。 その他、仮に、重要な施設等を警備する社員や、当社グループが運営する介護施設等において集団感染が発生した場合、継続的なサービスの提供に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループでは、感染症の拡大防止に向けた取組みとして、コンティンジェンシープランを策定しています。 (8)システム開発、運用に関するリスク 当社グループは、新商品・サービスや基幹システム等の開発において、社外のベンダーへ開発業務を委託することがあります。そのような状況において、当社や委託先の開発業務の進捗の遅れが生じ、計画通りにリリースされなかった場合、当社グループの業績や経営計画に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループは、開発業務の進捗管理に関しては、委託先と緊密に連携し、両社の責任者が詳細な進捗確認を行うことで、早期に適切な対応を講じ、遅延防止を図っています。併せて、リスクを軽減するためシステム移行を機能別に段階的に進めることも選択肢としているほか、受入試験や導入後の改修・改良等についても適切に内部統制を構築して対応しています。さらに、プロジェクトマネジメントスキル等の高度な専門知識を持った人材の確保・育成を強化することで、委託先の進捗や品質をより適切にコントロールしてまいります。 また、当社が使用する基幹システム等の開発において、導入後にシステムトラブル等が発生した場合、当社グループの業績や内部統制に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループは、システムトラブル等が発生した場合、社外のベンダーとトラブルに対応する体制を構築しているほか、適切な内部統制を整備しています。 その他、商品・サービスの提供に関わるシステムや基幹システム等の運用において、通信障害、通信回線停止やシステムトラブル等が発生した場合、サービスの提供等に影響を及ぼす可能性があります。そのため当社グループは、各拠点においてネットワーク機器を多重化するほか、遠隔地に各種バックアップサーバーを確保するなど、バックアップ体制を整えたうえで、システム障害を想定した訓練等を実施するなどして、安定的な運用に努めています。加えて、通信回線停止に備えて計画的な機器更新を行っています。 (9)情報管理に関するリスク 当社グループは、多くの個人情報や機密情報を取り扱っています。これら情報資産に対して、悪意を持った第三者による攻撃や、社員や業務委託先といった当社グループ関係者の不注意又は故意による流出等が発生した場合、当社グループの事業継続に支障をきたす可能性があるほか、社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い、法的罰則等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社グループは、全社的な情報セキュリティ確保の礎として「情報セキュリティ基本方針」を定め、この基本方針を、役員を含む全社員及び保有する全ての情報資産に適用しています。また、情報資産管理規則に基づき、全社的な情報資産管理体制の構築及び推進、重大な情報資産事故に関する訓練等を実施しています。なお、重大な情報資産事故が発生した場合には、ALSOK-CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を設置することとしており、事故対応から再発防止策の検討・実行まで適切に対応する体制を整えています。 (10)レピュテーションに関するリスク 当社グループでは、商品・サービスの提供に当たって、複数の会社で共通のコーポレートブランドを使用しています。このような状況において、当社若しくは関係会社において不備・不祥事案が発生した場合、入札停止は勿論のこと、当社グループのブランドイメージが低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、グループガバナンスの強化の観点から、関係会社管理のための専管部署を設置し、職務の執行に係る事項の報告及び関係会社の損失の危険に係る重要な情報の報告を適時受け、当社と関係会社が連携してリスク対応を行うこととしているほか、当社から取締役又は監査役を派遣するなどして厳正な指導、監督を行っています。 また監査部では、「内部監査規程」に基づき、関係会社に対して経営活動の全般にわたる管理、運営の制度及び業務の改善を重視しての指導、助言、勧告を実施するなど、グループ全体のコンプライアンス遵守に取り組んでいます。 なお、当社の内部統制システムの整備の状況や、監査役監査及び内部監査の状況等については、有価証券報告書内「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しています。 (11)法的規制に関するリスク 当社グループは、セキュリティ事業等のサービスを提供するに当たり、各種の法的規制を受けており、主なものは次の表に記載のとおりです。 今後、これらの法的規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループでは、各業務主管部及び関係会社にて、それぞれが主管する業務に関係する法的規制の改廃や新たな法的規制が設けられていないかについて確認、対応することとしており、そのリスク情報については定期的に当社法務室へ報告することとしています。今後も、関係当局の動向を注視し、法的規制の変更に伴う業績変動を回避すべく、適時適切に対応してまいります。 関係する主な法律又は条例   監督官庁等 セキュリティ事業   警備業法   国家公安委員会(警察庁) 道路交通法 電気通信事業法   総務省 電波法 電気工事業の業務の適正化に関する法律   経済産業省 電気用品安全法 特定商取引法   経済産業省、消費者庁 消費者契約法   消費者庁 建設業法   国土交通省 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 貨物自動車運送事業法 貨物利用運送事業法 道路運送車両法 倉庫業法 構造改革特別区域法   内閣府 製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律   公正取引委員会、中小企業庁 刑事収容施設法   法務省 大気汚染防止法   環境省 F M 事業等   建設業法   国土交通省 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 宅建業法 建築士法 マンション管理適正化法 医薬品医療機器等法   厚生労働省 建築物衛生法 廃棄物処理法   環境省 大気汚染防止法 電気事業法   経済産業省 電気工事業の業務の適正化に関する法律 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律 消防法   総務省 火災予防条例   市町村 関係する主な法律又は条例   監督官庁等 介護事業   介護保険法   厚生労働省、都道府県、市町村 老人福祉法 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律 その他   信書便法   総務省 労働者派遣法   厚生労働省 職業安定法 新型インフルエンザ等対策特別措置法 建築物における衛生的環境の確保に関する法律 食品衛生法 保険業法   金融庁 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 犯罪による収益の移転防止に関する法律   国家公安委員会(警察庁) 探偵業の業務の適正化に関する法律 古物営業法 個人情報保護法   個人情報保護委員会 景品表示法   消費者庁 放射性物質汚染対処特措法   環境省 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律   公正取引委員会 (12)のれん等の減損に関するリスク 当社グループは、グループ価値最大化に向けた成長投資として、会社を買収することがあります。このような中で、買収した会社の業績が買収決定時の事業計画と大きく乖離した場合や合併等の組織再編を行った場合、のれんや顧客関連資産などの無形固定資産、その他有形固定資産の減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、買収した会社の業績については、常時管理する体制を構築しており、定期的に取締役会に報告しています。なお、買収決定時の事業計画と実績の乖離が認められた場合には、速やかに関係部署において対応策を策定・実行することとしています。 (13)カントリーリスク 当社グループは、東南アジアを中心として海外事業を展開していますが、進出国における地政学的動向や紛争、物価や関税、金融市場の情勢、文化や法制度、大規模災害の発生などに起因するカントリーリスクが顕在化した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、海外事業の専管部署を設置し、海外子会社や駐在員事務所より現地の重要な情報の報告を適時受けた上でリスク対応することとしているほか、定期的に当社の取締役及び海外子会社社長等が参加する会議を開催し、厳正な指導、監督を行っています。また、当社グループの社員や拠点がテロの脅威に晒される事態となった場合には、当社内に24時間体制の対策本部を設置して対応することとしています。
経営成績の分析 (MD&A)17,495字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりです。 ア 財政状態及び経営成績の状況 (業績等の概要) 当連結会計年度における我が国経済は、米国の通商政策の影響を受けつつも企業収益は底堅く推移し、個人消費や設備投資の持ち直し、雇用情勢に改善の動きが見られることなどを背景に緩やかな景気回復が継続しました。先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善や、新内閣発足後に行われたガソリン暫定税率の廃止、所謂年収の壁の引き上げ等各種政策等の効果が景気の緩やかな回復を支えることが期待されますが、米国の通商政策や中東情勢の影響を注視する必要があります。 警備分野においては、新内閣発足後に公表された基本方針のなかで、「組織犯罪対策等を講じ、治安の維持・向上を図る」とされているほか、自然災害、テロ、感染症など、国家的な危機が生じた場合には全力で対処することが示されています。加えて、2022年以降、刑法犯認知件数が4年連続で前年を上回っていることや、全国で相次ぐ強盗事件や不法滞在外国人等による犯罪の発生等を背景に、国内の体感治安は悪化しています。また、サイバー空間の脅威、高齢者・女性・子どもといった社会的弱者が被害に遭うことへの懸念、街中での犯罪や事故の増加、インフラの老朽化なども背景に、警備業界に対する社会的期待は高まっており、警備を含むトータルでの安全・安心に関するサービス提供が強く求められていることから、当社グループの役割は増大していると言えます。 このような情勢の中、当社グループは、持続可能な社会への貢献を目指し、社会の安全・安心に関するサービス(セキュリティ事業、FM事業等、介護事業、海外事業)を担う事業者として、適切にサービス提供を継続してまいりました。今期最終年度となる中期経営計画「Grand Design 2025」に掲げていますとおり、社会の多様な安全・安心ニーズに対応する強靭な「綜合安全安心サービス業」を目指して、リスクが多様化する中で拡大するお客様と社会の安全・安心ニーズに応えるべく、警備・設備・介護等の多様なサービス機能を組み合わせた新たなサービス提供に取り組んでいます。また、物価上昇が続く中、コスト上昇に対応するためお客様に価格改定をお願いしてまいりました。 以上のような取組みを続ける中、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、売上高は597,026百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は46,919百万円(前年同期比16.7%増)、経常利益は49,913百万円(前年同期比15.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は33,262百万円(前年同期比22.7%増)といずれも過去最高となりました。 当社グループの連結損益計算書を項目別に対前年度で比較すると、次のとおりです。 項目   前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 金額   百分比   金額   百分比   増減額   増減率 (百万円)   (%)   (百万円)   (%)   (百万円)   (%) 売上高   551,881   100.0   597,026   100.0   45,144   8.2 売上原価   420,926   76.3   453,969   76.0   33,042   7.9 売上総利益   130,954   23.7   143,056   24.0   12,101   9.2 販売費及び 一般管理費   90,752   16.4   96,137   16.1   5,384   5.9 営業利益   40,201   7.3   46,919   7.9   6,717   16.7 営業外収益   6,071   1.1   6,658   1.1   587   9.7 営業外費用   3,165   0.6   3,663   0.6   498   15.7 経常利益   43,107   7.8   49,913   8.4   6,806   15.8 特別利益   1,551   0.3   2,045   0.3   494   31.9 特別損失   926   0.2   1,104   0.2   177   19.2 法人税等   14,725   2.7   15,638   2.6   912   6.2 非支配株主に帰属する当期純利益   1,901   0.3   1,954   0.3   53   2.8 親会社株主に帰属する当期純利益   27,105   4.9   33,262   5.6   6,157   22.7 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比較して45,144百万円増加し、597,026百万円(前年同期比8.2%増)となりました。 売上原価につきましては、従業員の処遇改善等により労務費が15,057百万円、経費が14,321百万円増加したことにより、453,969百万円(前年同期比7.9%増)となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、給料諸手当が2,324百万円増加したことにより96,137百万円(前年同期比5.9%増)となりました。 経常利益につきましては、営業利益の増加に伴い6,806百万円増加し、49,913百万円(前年同期比15.8%増)となりました。 特別利益の増加は、負ののれん発生益が497百万円増加した結果です。 特別損失の増加は、減損損失が562百万円、投資有価証券評価損が350百万円増加した一方、段階取得による差損が605百万円減少した結果です。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の増加に伴い6,157百万円増加し、33,262百万円(前年同期比22.7%増)となりました。 なお、包括利益につきましては、35,879百万円増加の60,430百万円(前年同期比146.1%増)となりました。退職給付に係る調整額の期中変動額が25,623百万円、当期純利益が6,210百万円、その他有価証券評価差額金が4,626百万円増加した結果です。 セグメントごとの経営成績の状況につきましては、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ア 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりです。 (連結貸借対照表項目の比較分析) 当社グループの連結貸借対照表を項目別に対前年度で比較すると、次のとおりです。 項目   前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 金額   構成比   金額   構成比   増減額   増減率 (百万円)   (%)   (百万円)   (%)   (百万円)   (%) 資産の部   流動資産   256,722   44.8   297,870   44.1   41,148   16.0 固定資産   315,679   55.2   377,154   55.9   61,474   19.5 資産総額   572,402   100.0   675,024   100.0   102,622   17.9 負債の部   流動負債   108,892   19.0   139,510   20.7   30,617   28.1 固定負債   87,509   15.3   108,572   16.1   21,063   24.1 負債総額   196,401   34.3   248,082   36.8   51,680   26.3 純資産の部総額   376,000   65.7   426,941   63.2   50,941   13.5 当連結会計年度末の資産総額は、前連結会計年度末と比較して102,622百万円増加し、675,024百万円(前年同期比17.9%増)となりました。うち流動資産は、41,148百万円増加の297,870百万円(前年同期比16.0%増)、固定資産は61,474百万円増加の377,154百万円(前年同期比19.5%増)となりました。 流動資産の増加につきましては、一時的な未精算金の発生によってその他の流動資産が14,648百万円増加したほか、現金及び預金が9,090百万円、警備輸送業務用現金が6,818百万円、立替金が4,969百万円増加した結果です。 固定資産の増加につきましては、運用資産の評価額が増加したことを受け退職給付に係る資産が30,626百万円、土地が15,410百万円、投資有価証券が11,130百万円増加したことが主たる要因です。 当連結会計年度末の負債総額は、前連結会計年度末と比較して51,680百万円増加し、248,082百万円(前年同期比26.3%増)となりました。うち流動負債は、30,617百万円増加の139,510百万円(前年同期比28.1%増)、固定負債は21,063百万円増加の108,572百万円(前年同期比24.1%増)となりました。 流動負債の増加につきましては、短期借入金が24,751百万円、1年内返済予定の長期借入金が2,609百万円増加した結果です。 固定負債の増加につきましては、繰延税金負債が12,526百万円、長期借入金が11,078百万円増加した結果です。 当連結会計年度末の純資産の部総額は、前連結会計年度末と比較して50,941百万円増加し、426,941百万円(前年同期比13.5%増)となりました。 イ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は66,814百万円(前年同期比11.3%増)となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 (%) (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー   42,647   53,786   26.1 投資活動によるキャッシュ・フロー   △15,550   △39,212   152.2 財務活動によるキャッシュ・フロー   △36,309   △7,751   △78.7 現金及び現金同等物に係る換算差額   68   △28   - 現金及び現金同等物の増加額 (△は減少)   △9,144   6,795   - 現金及び現金同等物の期首残高   69,162   60,018   △13.2 現金及び現金同等物の期末残高   60,018   66,814   11.3 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果増加した資金は53,786百万円(前年同期比26.1%増)です。資金の主な増加要因は、税金等調整前当期純利益50,855百万円、減価償却費による資金の内部留保21,393百万円です。これらに対し、資金の主な減少要因は、法人税等の支払14,038百万円、退職給付に係る資産の増加4,795百万円です。 なお、警備輸送業務に係る資産・負債の増減額には、警備輸送業務用現金、及び短期借入金のうち警備輸送業務用に調達した資金等の増減が含まれています。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は39,212百万円(前年同期比152.2%増)です。有形固定資産を35,308百万円、無形固定資産を3,826百万円取得した結果です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動により減少した資金は7,751百万円(前年同期比78.7%減)です。資金の主な増加要因は、長期借入14,535百万円です。これに対し、資金の主な減少要因は、配当金の支払13,596百万円、リース債務の返済6,312百万円です。 ウ 生産、受注及び販売の実績 (生産実績) 当社グループは生産活動を行っていませんが、当連結会計年度末日現在実施中の契約件数をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   前連結会計年度末 (2025年3月31日)   当連結会計年度末 (2026年3月31日)   前年同期比 (%) セキュリティ事業 機械警備事業 (千件)   591   600   1.6 HOME ALSOK事業 (千件)   521   536   2.8 常駐警備事業 (千件)   4   4   4.1 警備輸送事業 (千件)   90   94   3.4 報告セグメント計 (千件)   1,208   1,235   2.3 FM事業等 (千件)   130   138   5.9 介護事業 (千件)   28   29   4.4 海外事業 (千件)   4   5   16.4 合計 (千件)   1,371   1,408   2.7 (注)上記件数は、当社グループがサービスを提供している対象先の数ではなく、お客様と約定している長期契約(一定期間継続的にサービスを提供する契約)の数を集計したものです。各セグメントに含まれる代表的なサービスは、次のとおりです。 機械警備事業   法人向けのALSOKガードシステム各種 HOME ALSOK事業   個人向けのホームセキュリティ各種 常駐警備事業   ご契約先施設等に警備員を配置する常駐警備 警備輸送事業   現金、有価証券等を輸送する現金輸送サービス、入(出)金機オンラインシステム FM事業等   設備管理、清掃管理、電話対応、施設の維持、管理、運営業務、消防用設備の点検、AEDのレンタル等 介護事業   訪問介護、デイサービス、有料老人ホーム、グループホーム等 海外事業   海外子会社が実施するセキュリティ事業、FM事業等、人材派遣等 (販売実績) 販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) セキュリティ事業 機械警備事業 (百万円)   173,610   184,087   6.0 HOME ALSOK事業 (百万円)   24,661   24,888   0.9 常駐警備事業 (百万円)   123,191   138,756   12.6 警備輸送事業 (百万円)   70,483   73,082   3.7 報告セグメント計 (百万円)   391,946   420,814   7.4 FM事業等 (百万円)   79,736   92,984   16.6 介護事業 (百万円)   53,364   55,242   3.5 海外事業 (百万円)   26,833   27,983   4.3 合計 (百万円)   551,881   597,026   8.2 (注)販売実績が総販売実績の10%以上の相手はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において判断したものです。 ア 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営者の視点による分析・検討内容) 当連結会計年度における当社グループの連結業績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ア 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであり、売上高は、16期連続の増収で、15期連続で過去最高を更新し、利益についても増益となりました。当社グループは、M&Aの活用等によりセキュリティ事業を強化するとともに、セキュリティ事業と親和性の高いFM事業等や介護等生活支援事業を拡大し、リスクが多様化する社会の中で、拡大する安全・安心ニーズに的確に応えることに注力しています。 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高経常利益率とROE(連結自己資本当期純利益率)を重視しています。中期経営計画「Grand Design 2025」においては、両指標とも10.0%以上を目標として掲げ、当連結会計年度は、売上高経常利益率8.4%、ROE9.2%となりました。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 売上高のセグメント別の増減 セグメントの名称   前連結会計年度   当連結会計年度   前年同期比 金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   構成比 (%)   金額 (百万円)   増減率 (%) セキュリティ事業 機械警備事業   173,610   31.5   184,087   30.8   10,476   6.0 HOME ALSOK事業   24,661   4.5   24,888   4.2   227   0.9 常駐警備事業   123,191   22.3   138,756   23.2   15,564   12.6 警備輸送事業   70,483   12.8   73,082   12.2   2,599   3.7 セキュリティ事業計   391,946   71.0   420,814   70.5   28,868   7.4 FM事業等   79,736   14.4   92,984   15.6   13,248   16.6 介護事業   53,364   9.7   55,242   9.3   1,877   3.5 海外事業   26,833   4.9   27,983   4.7   1,150   4.3 合 計   551,881   100.0   597,026   100.0   45,144   8.2 セグメント別の主要な変動要因は次のとおりです。 セキュリティ事業につきましては、売上高は420,814百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は45,416百万円(前年同期比12.6%増)となりました。 機械警備事業においては、法人向けサービスとして、ライブ画像確認機能を標準装備し、画像蓄積や遠隔設備制御等のオプションを充実させ、お客様の省人化ニーズにも貢献する「ALSOK-G7(ジーセブン)」の販売を推進しており、引き続きお客様のニーズに合わせてその活用範囲を拡大してまいります。昨年12月には、「ALSOK ITレスキュー」、「ALSOK設備レスキュー」に続く新たなサービスとして、「ALSOKユーザーレスキュー」の提供を開始しました。このサービスは、ALSOKの機械警備の既存インフラを活用し、ALSOKのお客様ご自身がサービス提供のために利用する設備等に異常が発生した時に、ALSOKの警備員が直接かつ迅速に駆けつけ、当該設備等の状況把握及び応急処置を行うサービスです。また、ソーラーパネルを含む各種施設の点検・調査等のドローンを活用した事業サービスの拡大に引き続き取り組んでいるほか、昨年9月には、お客様のビジネス拠点への物理的侵入のリスクと侵入後に拠点内部から行われるサイバー攻撃のリスクを多面的に評価した上で改善策を提案する「ALSOK 物理ペネトレーションテスト」サービスの提供を開始し、物理セキュリティとともにサイバーセキュリティ事業サービスの拡充にも取り組んでいます。 HOME ALSOK事業においては、国内の体感治安が悪化する中で「HOME ALSOK Connect」を中心に受注が伸長しました。この商品は、異常が検知された際にALSOKが駆けつける従来型の「オンラインセキュリティ」に加え、お客様のご依頼に応じてALSOKが現場確認するサービスをオプションとして月額料金を抑えた「セルフセキュリティ」のプランも提供しており、お客様の多様な安全・安心ニーズに対応する商品です。また、スムーズなスマホ認証による警備の開始/解除操作を可能とし、スマホ忘れ防止機能を搭載した「HOME ALSOK Connect」用コントローラー「スマホゲート」の提供も行っています。その他、高齢者向け見守りサービス「HOME ALSOK みまもりサポート」等の販売も積極的に推進しています。 常駐警備事業においては、インバウンド需要増大に対応した空港施設の警備、国内回帰がみられる生産拠点の警備等に注力する一方、「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)における会場警備やパビリオン各館等の警備、「東京2025世界陸上競技選手権大会」の警備にも当社グループ全体で対応いたしました。今後につきましては、今年9月に開催される「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」・「第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」への対応の推進のほか、DX等による常駐警備の省人化・効率化にも注力してまいります。 警備輸送事業においては、金融機関の店舗統廃合等により国内のATM台数は減少している一方、現金管理業務の効率化ニーズは依然根強く、ATM綜合管理サービスや入(出)金機オンラインシステム等の販売を推進しており、昨年5月には株式会社りそな銀行と連携し、入(出)金機オンラインシステムを活用して自治体の派出窓口業務を自動化する「税公金受付システム」を大阪府寝屋川市に導入しました。引き続き、地域金融機関等の業務効率化・コスト低減など様々なアウトソースニーズを捉え、サービス提供の拡大に努めてまいります。 FM事業等につきましては、売上高は92,984百万円(前年同期比16.6%増)、営業利益は11,276百万円(前年同期比23.0%増)となりました。昨年9月には、当社の完全子会社であるALSOKファシリティーズ株式会社を通じて、富士通ホーム&オフィスサービス株式会社及びその子会社2社から吸収分割等により施設管理事業等を承継したほか、今年3月には、株式会社クボタからビルメンテナンス事業を営む平和管財株式会社の株式の60%を当社が取得し、事業基盤を強化しています。引き続きFM事業等の拡大に取り組むとともに、サステナビリティへの取組み強化の一環としてEV充電設備の販売、設置工事や保守メンテナンス等を提供してまいります。 介護事業につきましては、施設等の入居率等の堅調推移に加え、職員配置の適正化等施設運営の生産性向上に努めた結果、売上高は55,242百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は2,238百万円(前年同期比49.4%増)となりました。引き続き職員配置の適正化を通じた業務効率化や介護支援ロボット活用等のDXによる介護業務の高度化を進め、介護事業の統一ブランド『ALSOKの介護』のもとサービス拡充に努めてまいります。 海外事業につきましては、売上高は27,983百万円(前年同期比4.3%増)、営業損失は1,110百万円(前年同期は547百万円の営業損失)となりました。引き続き、日本で培ったノウハウをもとに、国ごとに最適な商品・サービスを提供し、お客様の海外事業をサポートしていくとともに、積極的な事業展開を図ってまいります。 当社は創業60周年を迎え、社名を「綜合警備保障株式会社」から「ALSOK株式会社」に変更しました。今回の社名変更を通じて当社及び当社グループは、警備にとどまらず多様な事業領域において、いつでも安全・安心をお届けできる存在として、さらに進化してまいります。 (資本の財源及び資金の流動性) ①財務規律に関する基本的な考え方 中期経営計画「ALSOK STAGE 2028」では、中期的な財務目標として、ROE10%程度を目標としています。ROEの向上に向けては、中期的に連結売上高経常利益率を10%程度まで高めることを目標に収益性を拡大しつつ、配当性向40%から50%を目安として安定配当を目指すとともに、財務状況及び市場環境を踏まえて機動的な自己株式を取得する等、配当以外の株主還元施策についても検討、実施する方針です。 こうした中、当社グループの最近5連結会計年度末における自己資本比率は安定的に推移しており、株主と債権者双方にバランスよく配慮し、財務規律の維持に努めた結果と考えています。 (最近5連結会計年度末における自己資本比率) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率 [連結](%)   59.0   58.6   60.2   59.1   56.8 ②資金需要の動向及び資金調達の方法並びにそれらに係る経営者の認識 当社グループにおける自己資金の主たる源泉は、セキュリティ事業を中心としたお客様からの月額料金の収受であり、先行きが見通しやすい安定的な収入を毎月得られています。こうした安定的な自己資金を所与として資金の支出を計画していることから、将来の予測可能な資金需要に対して不足が生じる事態に直面する懸念は少ないと認識しています。また、外部からの資金調達についても、こうした安定的な自己資金の状況や最近の自己資本比率の動向、主要な金融機関との良好な関係により、安定的に実施できると考えています。 このような資金の源泉に対し、当社グループの主要な資金需要及び資金調達の方法については、次のとおりです。 (運転資金需要) 当社グループにおける運転資金需要のうち主なものは、労務費や外注費を中心とする売上原価、人件費を中心とする販売費及び一般管理費、及び警備輸送業務における入(出)金機オンラインシステムによる売上金の入金処理等のための現金です。 売上原価や販売費及び一般管理費の支払資金については、年間を通して安定的に需要が生じるものが多く、自己資金を充当することを基本としていますが、必要に応じて金融機関からの短期借入を実施することとしています。 入(出)金機オンラインシステムによる売上金の入金処理等のための資金については、自己資金及び金融機関からの短期借入を併用して対応することとしています。当該短期借入は、当座貸越を通じて、資金需要に即して実行できるものとなっています。売上金の入金処理の金額は、前日にお客様が入(出)金機に売上金を投入した金額となり、日々大きく変動しますが、特に月曜日や国民の祝日の後の営業日においては、その前日までの休日に投入された売上金にもあわせて対応する必要があることから、入金処理金額が増加し、金融機関からの借入への依存度も結果的に高まる傾向にあります。 (投資目的の資金需要) 当社グループにおける投資目的の資金需要のうち主なものとして、M&Aが挙げられます。これについては、まずは自己資金を充当することを基本としながら、必要に応じて金融機関からの短期借入や長期借入を実施し、対応することとしています。 このほか、機械警備に係る警報機器の経常的な取得も設備投資に含められています。警報機器の取得は、1件当たりの金額が少額で、受注に伴って生じるため、運転資本を構成する棚卸資産と類似の性格も有すると考えており、年間を通じて安定的に資金需要が生じることから、運転資金需要と同様に自己資金をもって対応することを基本としています。 当連結会計年度後1年間における資本的支出を含む設備投資計画は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。 (株主還元の方針) 当社グループでは、株主に対する利益還元を経営の重要政策として位置づけ、内部留保の充実を図りながら、業績に裏付けられた成果の配分を行うことを基本方針としています。具体的な利益還元の手法としては、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本的な方針としており、現在は配当性向40%から50%を目安に安定配当を維持することを目指しています。なお、自己株式取得についてもキャッシュ・フローの動向等を見ながら機動的に実施しています。 (手許資金) 警備輸送業務用現金以外の現金及び預金については、当社グループの資金繰りの実務上明確に最低限維持すべき手許資金の目安を定めてはいないものの、支出に係る資金需要が年間を通して安定的に生じるものが多いことから、月商の1~2か月程度の維持が適切であると認識しています。 警備輸送業務用現金については、当座貸越を通じて、実需に即して調達することとしています。 (先行きの資金需要の動向及び資金調達方法に係る経営者の認識) 当連結会計年度における警備輸送業務を除いた資金需要については、おおむね自己資金の範囲で対応いたしました。当連結会計年度後1年間についても、現時点ではこれまでの資金需要の傾向から大きな変化を見込んでいないことから、同様に自己資金の範囲で対応することが基本となると認識しています。 ③当連結会計年度におけるキャッシュ・フロー及び資金調達の状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 イ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 また、当連結会計年度末日時点における負債による資金調達の状況につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 ⑤連結附属明細表」における社債明細表及び借入金等明細表に記載のとおりです。なお、同日末時点における主要な借入先別の借入金額は、株式会社みずほ銀行が10,673百万円、株式会社三菱UFJ銀行が9,203百万円、株式会社三井住友銀行が8,884百万円、株式会社足利銀行が3,439百万円となっています。 イ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成に当たり、重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。 また、当社グループは、連結財務諸表の作成上、固定資産の減損会計、各種引当金の見積り計算、繰延税金資産の回収可能性の判断等に対し、現在入手可能な前提に基づく合理的な見積りを反映させていますが、将来、これらの見積りと大きな差が生じる可能性があります。 重要な会計方針のうち、見積りや仮定等による影響が大きいと考えている項目は、次のとおりです。 (固定資産の減損) 固定資産については、「固定資産の減損に係る会計基準」(2002年8月9日)及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 2009年3月27日最終改正)に基づき、減損処理の要否を判定しています。将来の企業環境等の変化等により、回収可能価額が帳簿価額を下回ることとなった場合には、減損処理が必要となる可能性があります。 ①のれん及び顧客関連資産 (のれん及び顧客関連資産の価値の源泉) 当連結会計年度末におけるのれん27,456百万円は、過去の企業結合により発生したものであり、その主たる発生原因は、結合後企業が当社グループに加入したことにより、同社に期待される超過収益力です。一部ののれんについては、結合後企業ではなく、当社などにおいて発現されることが期待されるシナジー効果が発生原因となっています。 また、一部の企業結合においては、企業結合時における既存の顧客との契約に係る価値を算定し、顧客関連資産としてのれんとともに計上しています。 (将来キャッシュ・フローの基礎となる事業計画) 当社グループにおけるのれんに係る減損要否の検討は、のれん発生の原因である超過収益力やシナジー効果が将来にわたって発現するかに着目して行っており、平時においてはのれんを発生させた結合後企業の事業計画(当社などに発現が期待されるシナジー効果の計画を含む。)に沿って利益やキャッシュ・フローが計上されているかを毎月モニタリングしています。こうした下、設定された事業計画の達成が危ぶまれる状況など減損の兆候が認められる場合には、事業計画の合理性について見直すこととしています。そしてこのように見直して見積られた割引前将来キャッシュ・フローによって、減損損失を認識するかを決定し、認識する場合においては割引将来キャッシュ・フローで算定する使用価値に基づき減損損失を測定することとしています。 顧客関連資産に係る減損の検討は、のれんに係る減損の検討と併行して行っており、設定された事業計画に沿って利益やキャッシュ・フローが計上されているかをもって減損の兆候の有無の判定を実施するとともに、減損の兆候が認められる場合は、見直した将来キャッシュ・フローに基づき、減損損失の認識・測定の手続を実施することとしています。 事業計画には、次に掲げる重要な仮定を考慮しています。これらについては、その性質上、何らかの見積り・前提を設定した上での判断を伴うものであり、当該見積り・前提は、減損の兆候の有無の判断、認識するか否かの判定、又は測定する減損損失金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ・セキュリティ事業、FM事業等及び海外事業を営む会社 受注の状況、人員計画、売上高の成長率 ・介護事業を営む会社 区分   考慮する重要な仮定 在宅介護事業   職員1人当たりの売上高、既存拠点の利益率、人員計画等 施設介護事業   新規施設の開設状況、施設の入居率、人員計画等 高齢者向け住宅事業   新規施設の開設状況、施設の入居率、人員計画等 当連結会計年度においては、PT. Shield-On Service Tbk及びその子会社7社ののれんについて回収可能性が認められず、減損損失494百万円を計上していますが、これ以外ののれん・顧客資産については依然として十分な将来キャッシュ・フローが期待でき、今のところ減損損失を計上する必要はないと判断しています。 なお、事業計画は、当社の個別財務諸表に計上されている結合後企業に係る関係会社株式の評価を検討する際にも活用しています。当該関係会社株式の回収可能性が認められなくなった場合には、当社の損益計算書上、評価損が計上されることとなります。 (割引率) 使用する割引率については、当社グループの大部分の会社がグループ内借入を通じて当社とほとんど同様の条件で資金調達が可能であると考えられることから、当社の上場以来の株価や金利に係るヒストリカル・データに基づき算出した年限別の加重平均資本コストをのれんの残存償却期間に応じて使用することとしています。株価が大きく上昇したり金利が高騰した場合は、加重平均資本コストが高く算出されることを通じ割引将来キャッシュ・フローが少額となることから、測定される減損損失金額が多額となる可能性があります。 ②その他の有形・無形固定資産 (将来キャッシュ・フローの基礎となる事業計画) のれん及び顧客関連資産以外の有形・無形固定資産についても、事業計画に基づく利益やキャッシュ・フローの状況をもって、減損処理の必要性を判定しています。 有形・無形固定資産に係る減損要否の検討に際しては、経営の実態に即して資産のグルーピングを行っています。主な資産のグルーピングの方法は、次のとおりです。 区分   主な勘定科目   資産のグルーピングの方法 ガードセンター設備 契約先設置警備用機器 防災設備等   建物及び構築物 機械装置及び運搬具   これらの資産については、エリア別にサービスを展開し、投資意思決定を行っている経営実態に即して管理会計単位を設定している状況に鑑み、当該管理会計単位を資産グループとして設定しています。具体的には、当社については「第3 設備の状況 2 主要な設備の状況 (1)提出会社の状況」が示す本社及び各地域区分を1つの資産グループとし、子会社及び関連会社については個社を1つの資産グループとしています。 介護施設   リース資産   介護施設については、各施設が独立してサービスを展開し、投資意思決定を行っている経営実態に即し、単独の管理会計単位として設定されている状況に鑑み、個々の介護施設を1つの資産グループとしています。 各資産グループに係る事業計画には、のれん及び顧客関連資産の場合と同様、重要な仮定を含めるに際して何らかの見積り・前提を設定しており、当該見積り・前提は、減損の兆候の有無の判断、認識するか否かの判定、又は測定する減損損失金額に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (割引率) のれん及び顧客関連資産の場合と同様、使用する割引率については、当社の上場以来の株価や金利に係るヒストリカル・データに基づき算出した年限別の加重平均資本コストを使用することとしています。このため、株価や金利動向によっては、加重平均資本コストが高く算出され、測定される減損損失金額が多額となる可能性があります。 (退職給付会計) 当社及び当社の関係会社においては、確定給付型の企業年金制度や退職給付制度が設けられています。在籍している従業員数の少ない一部の連結子会社を除き、これらの制度に係る退職給付債務及び年金資産の算定手続きについては、数理計算上の仮定を置いたうえで実施しています。これらの仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率、退職一時金選択率、死亡率、退職率、予想昇給率が含まれます。当社グループは、設定したこれらの数理計算上の過程について、直近の実績など現在把握可能な各種のデータを勘案して合理的に判断したものと考えていますが、実績との間に差異(数理計算上の差異)が生じた場合においては、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として10年)による定額法により発生の翌連結会計年度より費用処理することとするため、当社グループの営業費用等に重要な影響を与える場合があります。 割引率の設定に際しては、連結会計年度末における高格付けの国内社債や日本国債の利回りを勘案して決定しています。また、割引率の変更は、「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 2016年12月16日最終改正)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 2015年3月25日最終改正)に基づき、前連結会計年度末に用いた割引率により算定した退職給付債務と比較して、当連結会計年度末の割引率により計算した退職給付債務が10%以上変動する場合において行うこととしています。 長期期待運用収益率の設定に際しては、直近の年金資産のアセット・アロケーションや、株式・社債などの各金融商品グループごとの過去における運用利回りの実績を勘案しています。また、長期期待運用収益率の変更は、「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 2016年12月16日最終改正)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 2015年3月25日最終改正)に基づき、変更が翌連結会計年度以降の退職給付費用に重要な影響をもたらすと判断した場合において行うこととしています。 (繰延税金資産) 当社及び当社の関係会社各社は、個社別に法人税を申告しており、繰延税金資産の回収可能性に関する判断においては、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 2016年3月28日改正)に基づき、当社及び当社の関係会社各社を収益力により「分類1」から「分類5」に分類しています。会社分類については、連結会計年度末における各社の状況に基づき、毎期見直しています。この分類に際しては、将来の経営環境の変化や一時差異等加減算前課税所得の見積りの上で仮定を置いており、この仮定の設定は、繰延税金資産の回収可能性の判断に重要な影響を与える場合があります。なお、将来に関する事項の見積りにおいては、固定資産の減損に関する判断において用いる事業計画に沿って検討を行うため、見積りと実績が乖離するリスクもおおむね同様と考えられます。 「分類2」から「分類5」に該当する会社については、回収可能性があると見込まれる将来減算一時差異等についてのみ繰延税金資産を計上しています。回収可能性の判断においては、十分な収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得が存在するかを最重要視しており、このほか含み益のある固定資産や有価証券を売却する等のタックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得が存在するかについては、その実行可能性が高いと見込まれるものに限定して考慮しています。また、将来減算一時差異等が解消する時期及び金額についても、解消する可能性が高いものに限定して考慮することとしており、例えば含み損に係る土地再評価差額金の場合においては、売却する契約を締結した事実を認識した場合等に限りスケジューリングに含めています。こうした回収可能性に係る一連の手続きについても、何らかの見積り・前提を設定の上で実施しているため、これらの判断は、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。 税効果会計に適用する税率については、「税効果会計に適用する税率に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第27号 2016年3月14日)に基づき、決算日時点において国会で成立している税法に規定されている税率を使用しています。このため、税率の変更が行われる場合においては、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当社の繰延税金資産のほとんどは、日本国内に属する会社に係る将来減算一時差異等を源泉とするもので構成されているほか、連結会社間の移転価格に関する不確実性は、ほとんど該当がないものと評価しています。また、所謂タックス・ヘイブンに区分されるような低税率の国・地域に所在する連結子会社はないため、グローバル・ミニマム課税に関連する不確実性も、ほとんど該当がないものと評価しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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