概要
曙ブレーキ工業は、自動車用ブレーキシステムの専業メーカーであり、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ、摩擦材(パッド、ライニング)を主力製品とする。2026年3月期の連結売上高は1,601億円、従業員数は5,096人。東京証券取引所プライム市場に上場(1961年上場)。トヨタ自動車をはじめ国内外の完成車メーカーに供給し、世界トップクラスのブレーキ部品専業メーカーとして知られる。近年は電動車向け回生協調ブレーキなどにも注力している。
6つの地域セグメントで構成されるグローバル体制
曙ブレーキ工業グループは、日本、北米、欧州、中国、タイ、インドネシアの6地域で事業を展開する。日本セグメントでは、当社が販売・研究開発を担い、曙ブレーキ岩槻製造、曙ブレーキ山形製造、曙ブレーキ福島製造、曙ブレーキ山陽製造の4社が製造を行う。北米はAkebono Brake CorporationとAkebono Brake Mexico S.A. de C.V.が製造・販売を担当。欧州はスロバキアのAkebono Brake Slovakia s.r.o.がディスクブレーキを製造する。中国では曙光制動器(蘇州)有限公司がパッド、広州曙光制動器有限公司がディスク・ドラムブレーキを手掛ける。タイはAkebono Brake (Thailand)と鋳造子会社が、インドネシアはPT. Akebono Brake Astra Indonesiaとベトナム子会社が四輪・二輪車用製品を供給する。2026年3月期のセグメント売上高は日本648億円、北米493億円、欧州92億円、中国127億円、タイ77億円、インドネシア248億円。北米は営業損失32億円と赤字が続く課題地域である。
ブレーキ専業メーカーとしての製品ラインアップ
同社の製品は大きく分けて、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ、摩擦材(パッド、ライニング)、クラッチフェーシング、ホイールシリンダー、マスターシリンダーなどがある。ディスクブレーキは乗用車から大型商用車まで幅広く対応し、AD型ディスクブレーキは1982年に日本機械学会賞を受賞した。摩擦材はノンアスベスト化に対応し、高い制動性能と耐摩耗性を実現。産業機械・鉄道車両用ブレーキも手掛け、事業ポートフォリオを多角化している。近年は電動車向け回生協調ブレーキや、電動パーキングブレーキのモータギヤユニットを開発し、2024年には日本機械学会賞(技術)を受賞している。補修品(アフターマーケット)向け供給も強みの一つである。
収益構造と中期経営計画の課題
2026年3月期の連結営業利益は56億円(対前期比78.2%増)、営業利益率3.5%。セグメント別では日本(45億円)、中国(11億円)、タイ(10億円)、インドネシア(19億円)が黒字だが、北米(△32億円)と欧州(1億円、実質低調)が課題。北米はエリザベスタウン工場の閉鎖や関税影響で赤字が継続。2025年8月に公表した中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では「基盤再構築」を掲げ、2027年度に営業利益80億円、営業利益率6%、フリーキャッシュフロー60億円を目標とする。さらに次期中計(2029年3月期~2031年3月期)では過去最高益(2007年度152億円)の再達成を目指す。主要施策は米国事業の黒字化、国内コスト構造改革、鉄道・補修品の拡販である。
連結子会社18社から成るグループ体制
当社グループは、曙ブレーキ工業(持株会社相当)と連結子会社18社、非連結子会社1社、持分法非適用の関連会社2社で構成される。国内では曙ブレーキ岩槻製造、曙ブレーキ山形製造、曙ブレーキ福島製造、曙ブレーキ山陽製造の4製造子会社が中核。物流は㈱アロックスが担う。海外では北米に2社、欧州に1社、中国に2社、タイに3社(2025年に合弁解消で鋳造子会社が100%子会社化)、インドネシアに1社、ベトナムに1社。さらに、あけぼの123㈱(人材派遣)や㈱アケボノキッズケア(保育園運営)など非製造子会社も有する。グループ全体で研究開発、鋳造、加工、組立、物流、販売まで一貫体制を構築している。
業界の中での役割は自動車用ブレーキサプライヤー(ティア1)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 596億円 | 37.2% | 45億円 | 7.6% |
| 北米 | 487億円 | 30.4% | -32億円 | -6.6% |
| インド ネシア | 246億円 | 15.4% | 19億円 | 7.7% |
| 中国 | 115億円 | 7.2% | 11億円 | 9.6% |
| 欧州 | 86億円 | 5.4% | 1億円 | 1.2% |
| タイ | 71億円 | 4.4% | 10億円 | 14.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車(日本)主力
国内でディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ、ドラムブレーキライニング、クラッチフェーシング、ホイールシリンダー等を製造。当社が販売・研究開発を担い、連結子会社が製造を行う。産業機械・鉄道車両用ブレーキも含む。
- ディスクブレーキ
- 自動車の制動に用いるディスクブレーキアセンブリ。
- ディスクブレーキパッド
- ディスクブレーキ用の摩擦材を備えたパッド。
- ドラムブレーキ
- ドラム式ブレーキアセンブリ。
- ドラムブレーキライニング
- ドラムブレーキ用の摩擦材ライニング。
- クラッチフェーシング
- クラッチ用の摩擦材。
- ホイールシリンダー
- ドラムブレーキ内でブレーキシューを押し出す油圧シリンダー。
- 産業機械・鉄道車両用ブレーキ
- 産業機械や鉄道車両向けのブレーキ製品。
02自動車(北米)主力
Akebono Brake Corporationがディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ等の製造・販売・研究開発を、Akebono Brake Mexico S.A. de C.V.がディスクブレーキ、ドラムブレーキ等の製造・販売を担当。北米市場向けに供給。
- ディスクブレーキ
- 自動車用ディスクブレーキアセンブリ。
- ディスクブレーキパッド
- ディスクブレーキ用パッド。
- ドラムブレーキ
- ドラム式ブレーキアセンブリ。
03自動車(欧州)準主力
Akebono Brake Slovakia s.r.o.がディスクブレーキの製造・販売を担当。欧州市場向け。
- ディスクブレーキ
- 自動車用ディスクブレーキアセンブリ。
04自動車(中国)準主力
曙光制動器(蘇州)有限公司がディスクブレーキパッドの製造・販売・研究開発を、広州曙光制動器有限公司がディスクブレーキ及びドラムブレーキの製造・販売を担当。中国市場向け。
- ディスクブレーキパッド
- ディスクブレーキ用パッド。
- ディスクブレーキ
- 自動車用ディスクブレーキアセンブリ。
- ドラムブレーキ
- ドラム式ブレーキアセンブリ。
05自動車(タイ)準主力
Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd.がディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド等の製造・販売を、Akebono Brake Foundry (Thailand) Co., Ltd.がブレーキ用鋳鉄部品の製造・販売を担当。タイ市場及び周辺地域向け。
- ディスクブレーキ
- 自動車用ディスクブレーキアセンブリ。
- ディスクブレーキパッド
- ディスクブレーキ用パッド。
- ブレーキ用鋳鉄部品
- ブレーキ部品の鋳造素材。
06自動車(インドネシア)準主力
PT. Akebono Brake Astra Indonesiaがディスクブレーキ、ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキ、ドラムブレーキライニング、マスターシリンダー等の製造・販売を、Akebono Brake Astra Vietnam Co., Ltd.が二輪車用ディスクブレーキ、マスターシリンダーの製造・販売を担当。インドネシア・ベトナム市場向け。
- ディスクブレーキ
- 四輪・二輪車用ディスクブレーキアセンブリ。
- ディスクブレーキパッド
- ディスクブレーキ用パッド。
- ドラムブレーキ
- ドラム式ブレーキアセンブリ。
- ドラムブレーキライニング
- ドラムブレーキ用摩擦材ライニング。
- マスターシリンダー
- ブレーキペダルの力を油圧に変換するシリンダー。
製品と技術
ディスクブレーキとAD型の技術的蓄積
曙ブレーキ工業の主力製品はディスクブレーキである。1979年に岩槻製造所で量産を開始したAD型ディスクブレーキは、当時国産初の軽量・高剛性設計で注目され、1982年に日本機械学会賞を受賞した。その後、AD型をベースに様々な派生モデルを開発。現在では乗用車からSUV、トラックまで幅広い車種に対応する。ディスクブレーキはキャリパー、ディスクロータ、パッドから構成されるが、特にキャリパーの剛性設計と制動フィーリングのチューニングに強みを持つ。同社はブレーキシステム全体を一貫開発できる数少ない専業メーカーであり、完成車メーカーと協調して最適な制動性能を追求している。
摩擦材技術:ノンアスベストから高性能パッドへ
同社の摩擦材(ディスクブレーキパッド、ドラムブレーキライニング、クラッチフェーシング)は、創業以来の石綿技術をベースに、環境規制対応でノンアスベスト化を早期に達成。現在はセラミック繊維、アラミド繊維、カーボンなどを配合した高性能摩擦材を開発している。特に、パッド材質の均一性と耐フェード性に優れ、欧州車向け高品位パッドでも実績がある。中国曙光制動器(蘇州)ではパッド専用工場を運営。2022年にグッドデザイン賞を受賞した「NR22」キャリパーは、レース用の高摩擦パッドとの組み合わせで極限の制動力を実現する。一般市販車向けには低ダスト・低鳴き性を両立したパッドもラインアップする。
電動化対応:回生協調ブレーキと電動パーキングブレーキ
電動車の普及に伴い、曙ブレーキ工業は回生協調ブレーキシステムを開発。これはモーター回生と摩擦ブレーキを協調制御し、エネルギー回収効率を最大化するもの。また、2024年に日本機械学会賞(技術)を受賞した「中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット」は、従来の機械式パーキングブレーキを電動化し、省スペースと操作性向上を実現。同社はブレーキバイワイヤ技術にも取り組み、将来の完全自動運転に対応する冗長系ブレーキシステムの研究開発を進めている。これらの技術は、同社が摩擦と振動の制御・解析をコアコンピタンスとする企業理念に基づく。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
ブレーキ専業で世界シェア、黒字化進む
曙ブレーキ工業は自動車用ブレーキシステムの専業メーカーで、世界規模でのシェアを有する。売上高は1663億円(24/3)から1601億円(26/3予想)と微減傾向だが、営業利益率は1.92%から3.5%へ改善し、収益性が向上している。同業のトヨタ紡織やユニプレスに比べ規模は小さいが、ブレーキに特化した技術力で差別化。ただし、EVシフトに伴うブレーキ需要の変化や、原材料価格高騰が課題。新興メーカーとの競争もある。
強み
- 長年培ったブレーキシステムの開発・製造技術で、高品質・高信頼性を誇る。
- 国内外の自動車メーカーを顧客に持ち、安定した受注が見込める。
- 営業利益率が1.92%→3.5%と上昇、コスト削減や価格転嫁が奏功している。
- 半導体不足緩和で世界の自動車生産が回復し、部品需要増加が期待される。
課題
- EVではブレーキの使用頻度が減るため、需要構造の変化に対応する必要がある。
- 鉄鋼等の原材料価格高騰が収益を圧迫し、価格転嫁が課題。
- 売上が3期連続で減少(1663→1617→1601億円)し、成長性に懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字が曙ブレーキ工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6240ヤマシンフィルタ | 373億円 | 21.7倍 |
| 2 | 7769リズム | 330億円 | 13.7倍 |
| 3 | 5185フコク | 322億円 | 27.5倍 |
| 4 | 5957日東精工 | 310億円 | 11.2倍 |
| 5 | 7628オーハシテクニカ | 306億円 | 14.6倍 |
| 6 | 7238曙ブレーキ工業 | 290億円 | 31.1倍 |
| 7 | 6584三櫻工業 | 285億円 | 18.0倍 |
| 8 | 4228積水化成品工業 | 281億円 | 12.7倍 |
| 9 | 7888三光合成 | 274億円 | 36.0倍 |
| 10 | 7294ヨロズ | 229億円 | 10.3倍 |
| 11 | 3501SUMINOE | 181億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
石綿工業所として創業しブレーキ事業に特化した1929~1960年
1929年、曙石綿工業所として創業し、ウーブンブレーキライニングとクラッチフェーシングの製造を開始した。1936年に曙石綿工業㈱として法人化。1939年には羽生製造所を建設し生産拠点を拡大。1960年には社名を曙ブレーキ工業㈱に改称すると同時に、米国ベンディックス社とブレーキに関する技術援助契約を締結し、本格的な自動車用ブレーキメーカーへの道を歩み始めた。この時期、石綿(アスベスト)を主原料とする摩擦材から出発し、後にノンアスベスト化への対応力を蓄える基盤となった。
上場と国内生産拠点の拡充を進めた1961~1980年代
1961年に東京証券取引所市場第二部に上場。1962年には岩槻製造所(現曙ブレーキ岩槻製造㈱)を稼働。1965年には晝田工業、三菱重工業との共同出資で山陽ブレーキ工業㈱(現曙ブレーキ山陽製造㈱)を設立し、西日本での生産体制を強化。1971年には福島製造所を建設。1979年には岩槻製造所でAD型ディスクブレーキの量産を開始し、1982年には同製品で日本機械学会賞を受賞するなど技術力を高めた。1983年には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、株式市場での評価を高めた。
北米進出とグローバル展開の加速した1986~2006年
1986年、米国GM社との合弁でAmbrake Corporation(現Akebono Brake, Elizabethtown Plant)を設立し北米生産に参入。1988年にはテストコース「曙ブレーキ・プルービング・グラウンド」(現Ai-Ring)を完成。1994年にはAmak Brake L.L.C.(現Akebono Brake, Glasgow Plant)を設立。1996年にはインドネシアのPT. Tri Dharma Wisesaに資本参加し東南アジアへ進出。1998年にAkebono Corporation (North America)(現Akebono Brake Corporation)を設立し北米統括を強化。2004年にはドイツ現地法人、2006年にはタイ現地法人を設立。この20年間で生産・販売拠点を日米欧アジアに広げ、グローバルサプライヤーとしての地位を固めた。
F1参戦と新技術への挑戦、そして経営危機に至る2007~2019年
2007年、マクラーレンチームのオフィシャルサプライヤーとしてF1に参戦。2008年には館林鋳造所を稼働。2012年にはメキシコ、2014年にはスロバキアに新工場を設立するなど積極投資を続けた。2016年には市販ロードカー用高性能ブレーキの開発で再び日本機械学会賞を受賞。しかし、過剰な設備投資と販売競争激化により収益が悪化。2019年には事業再生ADR手続きを申請・受理し、経営再建に入った。この間、2018年には保育園運営の㈱アケボノキッズケアを設立するなど、多角化も試みた。
事業再生ADRとプライム市場移行を経た2020年代
2019年の事業再生ADR手続き開始後、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合(JISファンド)からの出資とリファイナンスにより財務基盤を再構築。2022年には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行したが、流通株式比率が上場維持基準(35%)を下回り、特例適用で2030年3月末までの猶予期間を得ている。2022年には耐久レース用ブレーキキャリパー「NR22」がグッドデザイン賞を受賞。2024年には中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット開発で日本機械学会賞を再度受賞し、技術開発力を示した。2024年に事業再生計画期間を終了し、2025年8月には新たな中期経営計画を策定している。
年表31件を開く
1920年代
- 1929年創業曙石綿工業所を創業、ウーブンブレーキライニング、クラッチフェーシングの製造開始
1930年代
- 1936年曙石綿工業㈱を設立
- 1939年羽生製造所建設、稼動開始
1960年代
- 1960年曙ブレーキ工業㈱に改称 米国ベンディックス社とブレーキに関する技術援助契約を締結
- 1961年上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 1962年岩槻製造所建設、稼動開始(現曙ブレーキ岩槻製造㈱)
- 1965年晝田工業㈱、三菱重工業㈱と共同出資で山陽ブレーキ工業㈱を設立(現曙ブレーキ山陽製造㈱)
1970年代
- 1971年福島製造所建設、稼動開始(現曙ブレーキ福島製造㈱)
- 1979年岩槻製造所、AD型ディスクブレーキの量産を開始
1980年代
- 1982年AD型ディスクブレーキ「昭和56年度日本機械学会賞」受賞
- 1983年上場東京証券取引所市場第一部に上場
- 1986年米国GM社との合弁会社Ambrake Corporationを設立(現Akebono Brake, Elizabethtown Plant)
- 1988年テストコース「曙ブレーキ・プルービング・グラウンド」完成(現Ai-Ring)
1990年代
- 1992年曙ブレーキ山形製造㈱を設立(現連結子会社)
- 1994年創業米国現地法人Amak Brake L.L.C.を設立(現Akebono Brake, Glasgow Plant)
- 1996年インドネシアPT. Tri Dharma Wisesaに資本参加(現PT. Akebono Brake Astra Indonesia)
- 1998年創業米国現地法人Akebono Corporation (North America)設立(現Akebono Brake Corporation)
2000年代
- 2001年本社新社屋「Akebono Crystal Wing(ACW)」竣工
- 2003年あけぼの123㈱を設立(現連結子会社)
- 2004年ドイツ現地法人Akebono Europe GmbHを設立(現連結子会社)ブレーキ博物館「Ai-Museum」完成 中国現地法人 広州曙光制動器有限公司及び曙光制動器(蘇州)有限公司(現連結子会社)を設立
- 2006年タイ現地法人Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd.を設立(現連結子会社)
- 2007年F1に新規参戦、マクラーレンチームのオフィシャルサプライヤーになる
- 2008年館林鋳造所稼動開始
2010年代
- 2011年ベトナム現地法人Akebono Brake Astra Vietnam Co., Ltd.を設立(現連結子会社)
- 2012年メキシコ現地法人Akebono Brake Mexico S.A. de C.V.を設立(現連結子会社)
- 2014年スロバキア現地法人Akebono Brake Slovakia s.r.o.を設立(現連結子会社)タイに㈱真岡製作所との合弁会社A&M Casting (Thailand) Co., Ltd.を設立(現 Akebono Brake Foundry (Thailand) Co., Ltd.)
- 2016年「市販ロードカー用高性能自動車ブレーキの開発と量産化」において「日本機械学会賞(技術)」を受賞
- 2018年㈱アケボノキッズケア(現連結子会社)を設立し、あけぼの保育園(Ai-Kids)を開園
- 2019年タイ現地法人Akebono Cooperation (Thailand) Co., Ltd.を設立(現連結子会社)事業再生ADR手続申込・受理
2020年代
- 2022年東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 耐久レース用ブレーキキャリパー「NR22」が2022年度グッドデザイン賞を受賞
- 2024年「中小型トラック用電動パーキングブレーキのモータギヤユニット開発」において「日本機械学会賞(技術)」を受賞 事業再生計画期間終了
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益2028年3月期(2027年度)まで80億円
- 営業利益率2028年3月期(2027年度)まで6%
- フリー・キャッシュ・フロー2028年3月期(2027年度)まで60億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
全地域での黒字化達成
米国事業の黒字化を中心に、全リージョンで黒字化を実現し、外部環境に左右されにくい安定的な収益基盤を構築する。
- 02
コスト構造改革
国内の自動車用製品を中心に、コスト削減と生産性向上を推進し、収益体質を強化する。
- 03
成長分野への拡販
鉄道車両用製品や補修品など、即効性のある分野で販売を拡大し、収益源を多様化する。
- 04
次期中計への布石
高収益事業の拡大や新技術・新商品・新市場への挑戦に向け、中計期間中に必要な準備(仕込み)を行う。
- 05
IR活動の強化
経営トップがIRに積極的に関与し、投資家との対話を促進。IRサイトの情報発信を充実させ透明性を向上する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,096人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は715万円で、9期前と比べて+3.0%。平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は20.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 9,457 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 9,240 | — |
| 2019年3月 | 694 | 43.4 | 18.5 | 8,678 | — |
| 2020年3月 | 626 | 44.2 | 19.3 | 7,652 | — |
| 2021年3月 | 651 | 43.9 | 18.9 | 6,299 | — |
| 2022年3月 | 675 | 43.4 | 19.3 | 5,826 | — |
| 2023年3月 | 691 | 44.8 | 19.5 | 5,720 | — |
| 2024年3月 | 679 | 45.4 | 20.1 | 5,548 | — |
| 2025年3月 | 696 | 45.7 | 20.5 | 5,351 | 58 |
| 2026年3月 | 715 | 46.0 | 20.8 | 5,096 | 110 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社19社(国内 10 / 海外 9、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。
- 国内曙ブレーキ山形製造株式会社(注)3山形県寒河江市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内曙ブレーキ福島製造株式会社(注)3福島県桑折町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内曙ブレーキ岩槻製造株式会社(注)3埼玉県さいたま市 岩槻区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内曙ブレーキ山陽製造株式会社(注)3岡山県総社市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内あけぼの123株式会社埼玉県羽生市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アロックス埼玉県さいたま市 岩槻区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アケボノキッズケア埼玉県羽生市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Akebono Brake Corporation (注)3,6,7米国 ミシガン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Akebono Brake Mexico S.A. de C.V. (注)3メキシコ グアナファト州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Akebono Europe GmbH独国 ヘッセン州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Akebono Brake Slovakia s.r.o. (注)3スロバキア トレンチーン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外曙光制動器(蘇州)有限公司(注)3中国江蘇省 · 連結子会社議決権70.0%
残りのグループ会社7社を開く
- 広州曙光制動器有限公司中国広東省70%
- Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd. (注)3タイ チョンブリ県100%
- Akebono Brake Foundry (Thailand) Co.,Ltd. (注)3,8タイ ラチャブリ県100%
- Akebono Cooperation (Thailand) Co., Ltd.タイ バンコク市100%
- PT. Akebono Brake Astra Indonesia (注)3,4,6インドネシア ジャカルタ市50%
- Akebono Brake Astra Vietnam Co., Ltd. (注)4ベトナム ハノイ市50%
- ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社東京都千代田区51%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1,601億円、営業利益は56億円。前期と比べると減収増益で、売上が-1.0%、利益が+80.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,409億円 | 1,601億円 |
| 営業利益 | 70億円 | 56億円 |
| 純利益 | 25億円 | 18億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は372億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−9.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 411 | — | — | −10 |
| 2024年1Q | 410 | −1 | −0.2 | 13 |
| 2024年2Q | 402 | −1 | −0.2 | −5 |
| 2024年3Q | 438 | 13 | 3.0 | −6 |
| 2024年4Q | 413 | — | — | 33 |
| 2025年2Q | 814 | 9 | 1.1 | 7 |
| 2025年4Q | 803 | 22 | 2.7 | −5 |
| 2026年2Q | 789 | 23 | 2.9 | −8 |
| 2026年4Q | 812 | 33 | 4.1 | 26 |
| 2027年1Q | 372 | 14 | 3.8 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,061億円から1,601億円へ78%に減った。直近期の営業利益率は3.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,061 | — | 34 | — | 5 |
| スロバキア現地法人Akebono Brake Slovakia s.r.o.を設立(現連結子会社)タイに㈱真岡製作所との合弁会社A&M Casting (Thailand) Co., Ltd.を設立(現 Akebono Brake Foundry (Thailand) Co., Ltd.) | |||||
| 2014年3月 | 2,367 | — | 73 | — | 24 |
| 2015年3月 | 2,542 | — | 28 | — | −61 |
| 2016年3月 | 2,813 | — | −68 | — | −195 |
| 2017年3月 | 2,661 | — | 8 | — | 4 |
| ㈱アケボノキッズケア(現連結子会社)を設立し、あけぼの保育園(Ai-Kids)を開園 | |||||
| 2018年3月 | 2,649 | — | 58 | — | 8 |
| タイ現地法人Akebono Cooperation (Thailand) Co., Ltd.を設立(現連結子会社)事業再生ADR手続申込・受理 | |||||
| 2019年3月 | 2,437 | — | −28 | — | −183 |
| 2020年3月 | 1,933 | — | 11 | — | 249 |
| 2021年3月 | 1,340 | — | −18 | — | −119 |
| 2022年3月 | 1,355 | — | 61 | — | 42 |
| 2023年3月 | 1,540 | — | 23 | — | 10 |
| 2024年3月 | 1,663 | — | 38 | — | 35 |
| 2025年3月 | 1,617 | 31 | −23 | 1.9 | 2 |
| 2026年3月 | 1,601 | 56 | 48 | 3.5 | 18 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1,601億円のうち、営業利益として残るのは56億円で3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.6%1,418億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%127億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%56億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが48億円、投資CFが−24億円で、差し引きのフリーCFは24億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は181億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 76 | −41 | −20 | 35 | 207 |
| 2014年3月 | 189 | −203 | −62 | −14 | 135 |
| 2015年3月 | 102 | −177 | 58 | −75 | 124 |
| 2016年3月 | 75 | −101 | 112 | −26 | 204 |
| 2017年3月 | 141 | −159 | −28 | −18 | 156 |
| 2018年3月 | 194 | −111 | −113 | 83 | 127 |
| 2019年3月 | 52 | −33 | 44 | 19 | 188 |
| 2020年3月 | −3 | −20 | 160 | −23 | 327 |
| 2021年3月 | 56 | −27 | −50 | 29 | 296 |
| 2022年3月 | 55 | −22 | −11 | 33 | 303 |
| 2023年3月 | 46 | −64 | −17 | −18 | 255 |
| 2024年3月 | 76 | −35 | −19 | 41 | 269 |
| 2025年3月 | 14 | 60 | −185 | 74 | 183 |
| 2026年3月 | 48 | −24 | −9 | 24 | 181 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,288億円。このうち返さなくてよい自己資本が576億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,866 | 538 | 1,328 | 24.9 |
| 2014年3月 | 1,992 | 604 | 1,388 | 26.4 |
| 2015年3月 | 2,259 | 599 | 1,660 | 23.9 |
| 2016年3月 | 2,044 | 301 | 1,743 | 11.6 |
| 2017年3月 | 2,018 | 294 | 1,724 | 12.4 |
| 2018年3月 | 1,934 | 315 | 1,619 | 14.0 |
| 2019年3月 | 1,686 | 79 | 1,607 | 1.7 |
| 2020年3月 | 1,490 | 539 | 951 | 32.5 |
| 2021年3月 | 1,326 | 426 | 900 | 28.1 |
| 2022年3月 | 1,397 | 489 | 908 | 30.5 |
| 2023年3月 | 1,413 | 503 | 910 | 30.7 |
| 2024年3月 | 1,505 | 605 | 900 | 34.8 |
| 2025年3月 | 1,283 | 559 | 724 | 38.6 |
| 2026年3月 | 1,288 | 576 | 712 | 39.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で82社中54位あたり、逆に低いのは自己資本比率で82社中66位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥106で、1年前と比べて-5.4%。過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 31.1倍 |
| PER (会社予想) | 11.5倍 |
| PBR | 0.56倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月ほぼ横ばい(0%変動)で、8月13日時点で110円。25日移動平均線(109.24円)をわずかに上回るが、75日線(114.53円)と200日線(119.61円)を下回っており、中長期トレンドは弱含み。52週高値183円から約40%下落した一方、52週安値104円からは約6%回復。出来高は7月17日に333万株超と急増した後、8月に入っても概ね200万株前後と高水準を維持しており、売買が活発。7月29日の356万株をピークに、8月13日は215万株と依然大きい。RSIは52と中立。110円前後のもみ合いが続き、方向性が定まらない状態。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
予想PERは11.9倍と業界平均16.87倍を下回り割安感があるが、実績PERは32.26倍と高く、直近の業績は黒字化したばかり。PBRは0.59倍と業界平均1.11倍を大きく下回り割安。ROEは3.7%と低い。配当利回りは0%で無配当だが、配当性向は94.1%と高く、将来の復配可能性はある。業績は改善傾向だが、収益性は低く、割安だが配当は伸び悩み。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 31.1倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 11.5倍 | — |
| PBR | 0.56倍 | 1.12倍 |
| ROE | 3.7% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は回復途上だが、収益性は低水準で、ROEは3.7%と資本効率は悪い。強気派は、世界的な自動車生産回復と電動車シフトで回生協調ブレーキの需要が拡大し、技術力で採算が改善するとみる。一方、弱気派は、原材料高や競争激化で利益率が伸び悩み、連結業績は低調で、株価も下落傾向にあると警戒する。焦点は、ブレーキ需要の伸びを利益に転換できるか、そして新興メーカーや部品モジュール化の競争に勝てるか。
- 電動車向け需要拡大
回生協調ブレーキなど高付加価値製品の需要が増えるとみられる
- 世界生産回復の恩恵
主要市場の自動車生産台数が回復傾向にあり、受注が増える
- 技術開発力
ブレーキ専業としての開発力で他社と差別化できる
- 営業利益率1.9%→3.5%、収益改善が加速通年影響中
売上高は減収だが営業利益は31→56億円に増加、営業利益率も1.92%→3.50%へ上昇。
- 予想PER11.9倍、利益回復を織り込む決算発表後影響中
現在PER32.26倍に対し予想PER11.9倍は、市場が大幅増益を予想している。
- PBR0.59倍、修正余地と資本政策不定影響中
時価総額301億円に対し純資産約510億円、低評価からの見直し余地。
- 売上高の減収率が2.8%→1.0%に縮小通年影響中
売上高は前々期▲2.8%、前期▲1.0%と減収率が縮小し、需要下げ止まりの兆し。
- 低収益性
営業利益率は2%未満と低く、価格競争で改善が見込みにくい
- 業績の不安定さ
純利益が前年比90%減と大きく変動し、計画未達のリスクがある
- 競争激化
海外部品メーカーや新興の電動部品企業が参入しシェアを脅かす
- 売上高3期連続減収、成長力が弱い通年影響中
売上高は1663→1617→1601億円と3年連続で減少、利益改善ではカバーしきれない。
- 純利益の変動が大きく、予測が困難決算発表後影響弱
純利益は35、2、18億円と乱高下、営業利益の増加ほど安定していない。
- ROE3.7%と資本効率が低位継続影響弱
ROE3.7%では資本コストを賄えず、PBR0.59倍に張り付く可能性。
- 無配が続き個人投資家の買いが入りにくい次回株主総会影響弱
配当利回り0%で、株主への還元がなく、需給の広がりに欠ける。
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を示す。低水準からの回復が投資判断の鍵
- 電動車向け売上比率
- 回生協調ブレーキなど高付加価値品の寄与度を測る
- 受注残高
- 将来の売上につながる受注の変動を把握するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 10 | — | 529.9 |
| 2014年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2015年3月 | 10 | 0.0 | 94.1 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ20,385人。区分でいちばん多いのは個人・その他で74.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.6%を占め、残る79.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.4 | 43.2 | 44.5 | 48.0 | 75.5 | 74.1 |
| 事業法人 | 32.0 | 31.5 | 32.5 | 32.2 | 14.7 | 14.5 |
| 金融機関 | 12.8 | 16.1 | 16.2 | 13.8 | 6.1 | 6.1 |
| 外国法人 | 5.6 | 7.2 | 4.8 | 3.3 | 2.7 | 3.5 |
| 証券会社 | 2.2 | 2.0 | 1.9 | 2.7 | 1.0 | 1.7 |
| 自己株式 | 1.8 | 1.8 | 1.8 | 1.8 | 0.9 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合 | 50.33 |
| 02 | トヨタ自動車株式会社 | 5.66 |
| 03 | いすゞ自動車株式会社 | 4.42 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.31 |
| 05 | 曙ブレーキ誠和魂従業員持株会 | 1.08 |
| 06 | 林 勇一郎 | 0.84 |
| 07 | セコム株式会社 | 0.73 |
| 08 | 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 | 0.73 |
| 09 | 大塚化学株式会社 | 0.60 |
| 10 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCT E PSMPJ(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行) | 0.59 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-15ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社変更報告77.35%+27.03pt
- 2026-05-12ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社新規の大量保有報告77.35%+27.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+74%、1株純資産は14期で−66%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | 351 | 1.2 | 108.5 | 529.9 |
| 2014年3月 | 18 | 396 | 4.9 | 25.3 | — |
| 2015年3月 | −46 | 405 | — | — | 94.1 |
| 2016年3月 | −146 | 179 | — | — | — |
| 2017年3月 | 3 | 188 | 1.4 | 131.0 | — |
| 2018年3月 | 6 | 203 | 3.0 | 48.7 | — |
| 2019年3月 | −137 | 22 | — | — | — |
| 2020年3月 | 186 | 210 | 96.9 | 0.8 | — |
| 2021年3月 | −89 | 122 | — | — | — |
| 2022年3月 | 31 | 155 | 10.4 | 5.0 | — |
| 2023年3月 | 7 | 152 | 2.2 | 20.2 | — |
| 2024年3月 | 26 | 210 | 7.2 | 5.7 | — |
| 2025年3月 | 1 | 118 | 0.3 | 105.9 | — |
| 2026年3月 | 7 | 118 | 3.7 | 17.2 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 長岡宏 | 代表取締役 執行役員社長 CEO | 64 | 6,000 |
| 安藤昌明 | 取締役 執行役員 | 61 | 6,000 |
| 戎野順一 | 取締役 | 44 | — |
| 駒形崇 | 社外取締役 | 50 | — |
| 丹治宏彰 | 社外取締役 監査等委員 | 74 | 5,000 |
| 河本茂行 | 社外取締役 監査等委員 | 59 | — |
| 片山智裕 | 社外取締役 監査等委員 | 53 | — |
| 石岡修 | — | 49 | — |
| 柳澤是清 | 取締役 執行役員副社長 | 63 | — |
| 渡邉高夫 | 取締役 監査等委員 | 66 | 52,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 91 | 100 | 33 |
| 社外取締役 | 6 | 42 | 42 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,349字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,231字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,345字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,513字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第130期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第130期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第129期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-24
- 半期報告書半期報告書-第129期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第128期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第127期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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