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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

岡部

OKABE CO., LTD.5959 · Prime · 金属製品

建設資機材の総合サプライヤー。仮設・型枠製品、土木製品、構造機材、建材を国内・米国・インドネシアで展開。

概要

岡部は1917年創業の建設資機材メーカーである。主力は建築現場で使用する仮設機材(型枠支保工・足場)のレンタル・販売で、岡部ブランドで知られる。2025年12月期の連結売上高は698億円、従業員966名。東京証券取引所プライム市場に上場(1972年)。建設需要に業績が連動し、2023年度は赤字だったが、2025年度は黒字転換を見込む。

建設現場の安全を支える仮設・型枠事業

建設関連製品事業が売上の約9割を占める。仮設・型枠製品は、コンクリート型枠締付ボルト「フォームタイ」に始まり、型枠支保工や足場を展開。新工法「型枠一本締め工法」関連製品の拡販やレンタルサービスも行う。2025年度の同事業売上は630億円である。

国土強靭化に対応する土木製品

土木製商品は、土砂災害防止関連製品が主力。政府の国土強靭化政策を背景に需要を取り込む。2025年度は前年比7.2%増の73億円。災害復旧支援案件も受注している。

海外事業の拡大:米国とインドネシア

米国子会社OCM, Inc.がインフラ関連需要を取り込み、新倉庫完成で即納体制を強化。2025年度の海外建材売上は183億円(前年比12.2%増)。インドネシアではPT. Okabe Hardware Indonesiaが建材販売を開始したが、小売子会社PT. Okabe Retail Indonesiaは2025年12月に店舗閉鎖し撤退した。

グループ構成とその他事業

連結子会社10社で構成。製造子会社OMM、富士ボルト製作所、米国OCM Manufacturingなど。その他事業には産業機械(河原)、海洋資材(大型浮魚礁)、自動車用ボルト・ナット(オカベCO., INC.)がある。2025年度その他事業売上は66億円。

業界の中での役割は建設資機材の製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
698億円
営業利益
48億円
営業利益率
6.9%
純利益
33億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01建設(仮設・型枠)主力

仮設・型枠製品の開発、製造、販売。自社工法や製品を開発し、建設現場向けに供給。OMM㈱が製造受託。

主な製品・サービス1
仮設・型枠製品
建築工事で使用する仮設資材や型枠システム。

02建設(土木)準主力

土木製商品の開発、製造、販売。他社商品も仕入れ販売。

主な製品・サービス1
土木製商品
道路・橋梁・河川工事などで使用する土木資材。

03建設(構造機材)準主力

構造機材製商品の開発、製造、販売。他社商品も取り扱い。㈱富士ボルト製作所の製品を販売。インドネシアでPT. フジボルトインドネシアが製造。

主な製品・サービス1
構造機材製品
建築物の構造部材や接合部材(ボルトなど)。

04建設(建材)準主力

当社の販売網を活用し、他社建材商品を仕入れ販売。

05建材製商品(海外:米国)準主力

OCM, Inc.が国内取扱商品や現地工法に適合した商品を米国内外から仕入れ、米国で販売。OCM Manufacturing LLCが製造。

06建材製商品(海外:インドネシア)副次

PT. Okabe Hardware Indonesiaが他社建材商品を仕入れ建築現場向けに販売。PT. フジボルトインドネシアが製造販売。PT. Okabe Retail Indonesiaは店舗販売を2025年12月に廃止。

07その他(産業機械・海洋事業・自動車部品)その他

㈱河原が産業機械の製造販売。当社が海洋資材の開発製造販売。米国のオカベCO., INC.が自動車向けボルト・ナットの企画販売。

主な製品・サービス3
産業機械製品
工場などで使用する機械設備。
海洋資材製品
海洋工事で使用する資材。
自動車向けボルト・ナット
自動車組み立てに使用する高強度ボルト・ナット類。

製品と技術

フォームタイと型枠システム

1951年製品化のフォームタイは、コンクリート型枠を締め付けるボルト。その後、型枠支保工や足場など仮設機材のラインアップを拡充。新工法「型枠一本締め工法」により施工効率を向上。これらの製品はOMM株式会社が製造している。

構造機材:セレクトベースと富士ボルト

構造機材は鉄骨造建築の柱脚接合部などに使用。主力は「セレクトベース」で、改良版を発売。連結子会社の富士ボルト製作所が機械式鉄筋継手を製造。インドネシアのPT. フジボルトインドネシアが現地生産を担う。

土木製商品:土砂災害防止製品

土木製商品は、土砂災害防止対策として法面保護材や落石防止網など。国土強靭化計画に対応した製品群を展開。災害復旧支援案件にも対応している。

その他事業:海洋資材と自動車用ボルト・ナット

海洋事業では大型浮魚礁(FAD)を開発製造。自動車関連では米国子会社オカベCO., INC.が高強度ボルト・ナットを企画販売。産業機械は子会社河原が特注品を製造している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

足場工事用仮設機材で国内首位、内需型

岡部は仮設機材レンタル・販売で国内トップシェアを有する。同業の稲葉製作所やケー・エフ・シーと比較すると規模は大きいが、海外展開は限定的で国内建設投資に依存する。2024年12月期は減収も営業利益率6.19%と改善、2025年12月期は増収・利益率向上を見込む。建設需要の回復が業績の鍵を握る。

強み

  • 仮設機材レンタルで国内首位、ブランド力と規模の優位性あり
  • リース事業が安定的なキャッシュフローを生み、景気変動の影響を受けにくい
  • 足場、支保工、仮設資材など幅広くカバーし、建設現場のニーズに対応
  • 全国に拠点を持ち、迅速な納品とサポートが可能で顧客満足度が高い

課題

  • 国内建設投資の低迷や延期リスクに直結し、業績が左右される
  • 海外売上比率が低く、成長市場を取り込めていない課題がある
  • レンタル市場での価格競争や新興企業の参入により収益性が圧迫される可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が岡部

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11852淺沼組734億円14.1倍
21815鉄建建設669億円12.4倍
35262日本ヒューム660億円15.5倍
47949小松ウオール工業551億円16.1倍
51888若築建設481億円10.8倍
65959岡部451億円12.4倍
7256A飛島ホールディングス411億円8.5倍
81899福田組407億円10.2倍
91814大末建設386億円10.0倍
104345シーティーエス349億円12.8倍
111780ヤマウラ311億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

ボルト・ナット製造からフォームタイ成功へ(1917-1951)

1917年、岡部蜜之助が個人営業でボルト・ナット製造を開始。1933年に合資会社岡部鉄工所に改組、1944年に岡部鉄工株式会社を設立。1951年、コンクリート型枠締付ボルト「フォームタイ」の製品化に成功し、建設資材メーカーとしての基盤を築いた。

工場拡充と上場(1962-1972)

1962年埼玉県越谷市に東京工場、1968年京都府久御山町に京都工場を新設。1963年、岡部商事を吸収合併し岡部株式会社に商号変更。1972年7月、東京証券取引所市場第二部に上場。資本力を背景に事業拡大を進めた。

分社化による販売・製造の分離(1982-1986)

1982年、全国の支店・営業所を分離し販売子会社を設立。1985年には土木部門と研究所を分離。1986年には主要製造工場を分離し岡部機工を設立。分社化によりグループ体制を整えた。

海外展開の開始と多角化(1977-1992)

1977年、米国イリノイ州にオカベCO., INC.を設立し海外販売に進出。1988年にはカナダのホテル事業に参入(後に撤退)。1991年東証一部昇格。1992年広島工場を新設。この時期、建設以外の事業にも手を広げた。

持株会社体制と再統合(2001-2005)

2001年、販売子会社と製造子会社を整理し、3事業会社体制(建材、ストラクト、土木)に再編、当社は持株会社に移行。しかし2005年、再び事業子会社を吸収合併し一体化。同時に米国バッテリー部品事業に参入(後に売却)。

富士ボルト製作所買収と新工場建設(2015-2018)

2015年茨城工場、2017年総合実験センターを新設。2017年、機械式鉄筋継手の富士ボルト製作所を買収し構造機材事業を強化。2018年には産業機械の河原も買収。この年、岡部インダストリーを吸収合併した。

プライム市場移行とインドネシア進出(2022-2025)

2022年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場へ移行。同年インドネシアにPT. Okabe Hardware IndonesiaとPT. Okabe Retail Indonesiaを設立。2023年営業開始。2025年には赤字の小売事業を廃止し、建設資材販売に集中した。

年表41件を開く

1910年代

  • 1917年4月創業創業者岡部蜜之助のボルト、ナット、カスガイ、その他一般建築用金物の製造並びに販売を目的とした個人営業にはじまり、1933年10月に合資会社岡部鉄工所に改組。

1940年代

  • 1944年2月創業合資会社岡部鉄工所を改組し、資本金30万円をもって岡部鉄工株式会社を設立。

1950年代

  • 1951年8月フォームタイ(コンクリート型枠締付ボルト)の製品化に成功、製造販売を開始。
  • 1956年6月通商産業大臣よりフォームタイ類につき日本工業規格表示の認可を受領。

1960年代

  • 1962年4月埼玉県越谷市に東京工場を新設し、操業を開始。
  • 1963年8月M&A岡部商事株式会社を吸収合併し、社名を岡部株式会社と変更。
  • 1968年7月京都府久世郡久御山町に京都工場を新設し、操業を開始。

1970年代

  • 1972年7月上場東京証券取引所の市場第二部に上場。
  • 1975年11月東京工場を全面移転し、埼玉県久喜市に久喜工場を新設し、操業を開始。
  • 1977年7月市場開拓のため、米国イリノイ州にオカベCO., INC.(連結子会社)を全額出資により設立。

1980年代

  • 1982年9月第1次分社として、全国の支店・営業所を分離独立させ全額出資の販売子会社を設立。
  • 1984年12月トルク株式会社と業務提携等の契約を締結。
  • 1985年12月創業第2次分社として、土木部門を分離独立させ全額出資の岡部土木株式会社を設立、研究所を分離独立させ全額出資の岡部エンジニアリング株式会社(2001年6月 清算結了)を設立。
  • 1986年2月創業第2次分社の一環として、主要製品製造工場を分離独立させ全額出資の岡部機工株式会社を設立。
  • 1988年11月商号変更カナダにおけるホテル事業への参入のため、コースト・ホテルズ・グループの持株会社であるコースト・ホテルズLTD.の株式を全株取得し、同社の商号をオカベ・カナダ・インベストメンツ CO., LTD.に変更(1990年7月 オカベ・ノースアメリカINC.へ商号変更、2016年9月 所有全株式売却)。

1990年代

  • 1991年6月東京証券取引所市場第二部から市場第一部へ指定替。
  • 1992年2月広島県賀茂郡大和町(現 三原市)に、製造子会社である岡部機工株式会社に貸与するため、広島工場を新設し、操業を開始(2010年5月 売却)。

2000年代

  • 2000年10月商号変更香港・中国・台湾への事業展開に備えて、香港企業の株式を取得し、商号を香港岡部有限公司に変更(2010年1月 所有全株式売却)。
  • 2001年1月M&A岡部東京販売株式会社を存続会社として他の販売子会社を吸収合併させ、商号を岡部建材株式会社に変更。岡部テック株式会社を存続会社として他の構造機材製品担当子会社を吸収合併させ、商号を岡部ストラクト株式会社に変更。
  • 2001年7月M&A岡部建材株式会社を存続会社として製造子会社の岡部機工株式会社を吸収合併させ、建設領域事業における3事業会社体制(岡部建材株式会社、岡部ストラクト株式会社、岡部土木株式会社)を確立。当社はグループの総本社として持株会社体制に移行。
  • 2002年5月建設関連製品事業の拡大のため、米国イリノイ州にOCM, Inc.(連結子会社)を全額出資により設立。
  • 2005年1月M&A当社を存続会社として事業子会社の岡部建材株式会社、岡部ストラクト株式会社及び岡部土木株式会社を吸収合併し、事業会社として一体化した新体制に移行。
  • 2005年4月創業自動車関連製品事業の拡大のため、米国イリノイ州にオカベ・ホールディングUSA, Inc.(現 ウォーター・グレムリン・ホールディングス, Inc.)(2025年12月 清算結了)を全額出資により設立。また、同社を経由して米国ミネソタ州において自動車用バッテリー部品の製造販売事業を展開したウォーター・グレムリン・カンパニー(2024年2月 売却)の株式を全株取得。
  • 2007年4月創業当社を分割会社として当社の土木事業部門を新たに設立する岡部シビルエンジ株式会社に承継。
  • 2007年9月オカベ・ホールディングUSA, Inc.を経由してイタリア国ロンバルディア州において自動車用バッテリー部品の製造販売事業を展開したアクイラ・ピオンボS.r.l.(現 ウォーター・グレムリン・アクイラ・カンパニーS.p.A.)(2024年1月 売却)の株式を全株取得。
  • 2008年10月トルク株式会社との業務提携等の契約を終了。

2010年代

  • 2012年6月創業自動車関連製品事業のさらなる拡大のため、中国浙江省に長興華泰格林金属製品有限公司(2019年4月 清算結了)を設立。
  • 2012年7月創業インサート・スペーサー製品等の製造販売事業を譲り受けるため、岡部インダストリー株式会社を設立。
  • 2012年8月株式会社タツミと包括的な業務提携契約を締結。
  • 2013年4月M&A当社を存続会社とし、岡部シビルエンジ株式会社を吸収合併。
  • 2015年11月茨城県下妻市に茨城工場を新設し、操業を開始。
  • 2017年9月建設関連製品事業のさらなる拡大のため、機械式鉄筋継手の製造販売事業を展開している株式会社富士ボルト製作所(連結子会社)の株式を全株取得。
  • 2017年12月茨城県下妻市に総合実験センターを新設。
  • 2018年1月M&A当社を存続会社とし、岡部インダストリー株式会社を吸収合併。産業機械製品の製造、販売等を行っている株式会社河原(連結子会社)の株式を全株取得。

2020年代

  • 2021年1月M&A当社を存続会社とし、株式会社富士機材を吸収合併。
  • 2021年9月建設関連製品事業の拡大のため、OCM, Inc.が、米国ペンシルベニア州にOCM Manufacturing LLC(連結子会社)及びOkabe Real Estate Holdings LLC(連結子会社)を全額出資により設立。
  • 2021年10月OCM Manufacturing LLCが、Vimco Inc.(米国ペンシルベニア州)より譲り受けた建材製品の製造事業を開始。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2022年4月他社建材商品の仕入販売事業開始に向けて、インドネシアバンテン州にPT. Okabe Hardware Indonesia(連結子会社)を設立。
  • 2022年11月他社建材商品の仕入販売事業開始に向けて、インドネシアバンテン州にPT. Okabe Retail Indonesia(連結子会社)を設立。
  • 2023年5月PT. Okabe Hardware Indonesia及びPT. Okabe Retail Indonesiaが、インドネシアにおいて事業を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで725億円
  • 営業利益2026年度まで51億5千万円
  • 経常利益2026年度まで53億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで37億円
  • ROE2026年度まで6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    カスタマー・セントリックな体制整備と新規事業創出

    顧客や社会の課題解決を最優先とし、新製品開発や新規事業の創出、北米・ASEAN市場向けソリューション提供によるグローバル展開、海洋事業におけるブルーカーボン事業の開始に取り組む。

  2. 02

    人的資本経営の実践と経営基盤強化

    非財務KPIのチャレンジングな目標設定と達成、海外子会社のガバナンス改善を通じて、持続的な成長を支える経営基盤を強化する。

  3. 03

    DX推進による業務改革と次世代承継

    基幹システム刷新や業務プロセス改革、IT戦略室新設により、顧客への付加価値提供と技術・ノウハウの次世代への承継を進める。

  4. 04

    成長投資と資本効率改善による企業価値向上

    戦略的投資による収益基盤強化と、資本効率改善・株主還元強化を通じてROE向上とPBR1倍超の早期実現を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で966人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は692万円で、9期前と比べて+13.3%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は14.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月962
2017年12月1,011
2018年12月993
2019年12月61140.014.91,057
2020年12月60640.415.21,103
2021年12月59940.515.21,124
2022年12月63140.515.31,126
2023年12月66540.815.4915
2024年12月66940.614.9941446
2025年12月69240.514.7966497

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 3 / 海外 7、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
茨城工場 — 茨城県下妻市4,411百万円
オカベCO., INC. — 米国、イリノイ州3,866百万円
Okabe Real Estate Holdings LLC — 米国、ペンシルベニア州3,184百万円
本社 — 東京都墨田区他3,043百万円
久喜工場 — 埼玉県久喜市他2,031百万円
PT. Okabe Hardware Indonesia — インドネシア、バンテン州2,014百万円
京都工場 — 京都府久世郡 久御山町他1,229百万円
OCM Manufacturing LLC — 米国、ペンシルベニア州824百万円
㈱河原 — 広島県 尾道市他795百万円
総合実験センター — 茨城県下妻市668百万円
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    OMM㈱
    千葉県野田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱富士ボルト製作所
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱河原
    広島県尾道市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OCM, Inc.
    米国イリノイ州 グレイズレイク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OCM Manufacturing LLC
    米国ペンシルベニア州 フィラデルフィア市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Okabe Real Estate Holdings LLC
    米国ペンシルベニア州 フィラデルフィア市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. フジボルトインドネシア
    インドネシア ジャカルタ特別州 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 海外
    PT. Okabe Hardware Indonesia
    インドネシア バンテン州 南タンゲラン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Okabe Retail Indonesia
    インドネシア バンテン州 南タンゲラン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    オカベCO., INC.
    米国イリノイ州 グレイズレイク市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は698億円営業利益48億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.9%、利益が+14.3%。

売上高
+2.9%
698億円
営業利益
+14.3%
48億円
純利益
33億円
営業利益率
6.9%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高725億円698億円
営業利益52億円48億円
純利益37億円33億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は346億円、営業利益は18億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.5%、営業利益は−21.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q187105.35
2023年2Q193105.2−6
2023年3Q202146.98
2023年4Q200−62
2024年1Q15785.16
2024年2Q161106.27
2024年4Q360246.7−22
2025年2Q331236.918
2025年4Q367256.815
2026年2Q346185.215

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は550億円から698億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
自動車関連製品事業のさらなる拡大のため、中国浙江省に長興華泰格林金属製品有限公司(2019年4月 清算結了)を設立。
2012年12月5504927
当社を存続会社とし、岡部シビルエンジ株式会社を吸収合併。
2013年12月6276639
2014年12月6807344
茨城県下妻市に茨城工場を新設し、操業を開始。
2015年12月6906542
2016年12月6325879
2017年12月6095135
当社を存続会社とし、岡部インダストリー株式会社を吸収合併。産業機械製品の製造、販売等を行っている株式会社河原(連結子会社)の株式を全株取得。
2018年12月6485631
2019年12月6545633
2020年12月6314727
当社を存続会社とし、株式会社富士機材を吸収合併。
2021年12月6484726
他社建材商品の仕入販売事業開始に向けて、インドネシアバンテン州にPT. Okabe Hardware Indonesia(連結子会社)を設立。
2022年12月7695538
2023年12月78243−55
2024年12月67842446.2−9
2025年12月69848516.933

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高698億円のうち、営業利益として残るのは48億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%481億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.4%170億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%48億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.6pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
5.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが24億円、投資CFが−26億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は85億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月46−17−1829173
2013年12月55−35−1520185
2014年12月57−46−2011178
2015年12月10−516−41144
2016年12月5738−795227
2017年12月21−32−7−11211
2018年12月3222−2754238
2019年12月40−51−19−11206
2020年12月49−17−2032220
2021年12月55−7−3348236
2022年12月20−820−62182
2023年12月62−18−8644125
2024年12月37−24−2413114
2025年12月24−26−28−285

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は850億円。このうち返さなくてよい自己資本が619億円で、自己資本比率は72.8%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月65834331552.1
2013年12月78142635554.5
2014年12月84147236956.1
2015年12月83848635258.0
2016年12月81951430562.8
2017年12月89356333063.0
2018年12月87756331464.2
2019年12月88757930865.3
2020年12月89758431365.1
2021年12月92060431665.6
2022年12月1,03967136864.6
2023年12月89962127869.0
2024年12月87059527568.4
2025年12月85061923172.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
90億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
424億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
114億円
在庫として抱えている分
負債合計
231億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率87社中20位あたり、逆に低いのはROE87社中49位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.4%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.8%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥953で、1年前と比べて+6.0%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥953-1.7%1ヶ月+5.2%1年+6.0%時価総額451億円
過去52週の値幅
安値¥885高値¥1,068

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)11.8倍
PBR0.67倍
配当利回り4.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.3%上昇。25日線(894円)を+1.5%上回る。52週高値1068円からは-15.0%の水準。出来高は6月に増加したが7月は減少。週足は75日線(905円)を若干上回る。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER12.6倍は業界平均18.5倍を約32%下回り、PBR0.66倍も同平均1.12倍を大きく下回る割安水準。配当利回り3.41%は平均2.45%を上回るが、配当性向84.1%と高く、減益・赤字計上中で持続性に懸念。ROE5.4%は低めで収益性改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍49.7倍
PER (予想)11.8倍
PBR0.67倍1.13倍
ROE5.4%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

建設投資の回復とレンタル需要の拡大が追い風。強気派は、2024年度の業績低迷は一過性で、2025年度以降は黒字転換し、公共工事増加と民間建設投資回復で業績拡大を見込む。また、レンタル事業はストック収益が安定しており、資産効率改善も進む。弱気派は、建設業界の人手不足が工事遅延や需要減につながるリスク、レンタル料金競争の激化、過去の赤字からの回復ペースが不透明とみる。

プラスに働く材料7
  • 建設投資の回復

    公共工事予算増加と民間設備投資の持ち直し。

  • レンタル収益の安定性

    ストック収益が収益の下支えになる。

  • 2025年度黒字転換

    減損一巡と受注回復で33億円純利益予想。

  • 2026/12期営業利益60億円達成2026/12影響

    増収効果とコスト削減で営業利益12億円増加、EPS約40%向上

  • PBR1倍回復に向けた株主還元強化次回株主総会影響

    PBR0.66倍から1倍への株価上昇余地は約50%

  • 建設需要回復による受注増2026年〜2027年影響

    国内建設投資1%増で売上約7億円増加

  • 自己株式取得によるEPS向上2026年上期影響

    10億円の自社株買いでEPS約2%向上

マイナスに働く材料7
  • 人手不足による工事遅延

    建設業の人手不足が需要実行を阻害。

  • レンタル競争激化

    同業との価格競争でレンタル単価が下落。

  • 赤字からの回復リスク

    2023年度赤字の影響で財務体力に懸念。

  • 2026/12期営業利益30億円への低下2026/12影響

    受注減や原価高で営業利益18億円減少、EPS約60%低下

  • 原材料価格高騰による利益圧迫通年影響

    鋼材価格10%上昇で営業利益約5億円減少

  • 海外事業の損失拡大継続影響

    海外子会社の赤字拡大で営業利益3億円減少

  • 減配による失望売り次回決算発表影響

    配当利回り3.41%から2%への低下で株価10%下落

次の決算で確かめる点
レンタル稼働率
レンタル事業の需要動向を示す最重要指標。
受注残高
今後の売上を予測する先行指標。
経常利益
収益回復の進捗を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+17.1%いまの株価に対する利回りは4.41%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
4.41%
いまの株価に対して
配当性向
84.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2411.9
2017年12月3025.048.3
2018年12月26−13.336.2
2019年12月287.743.6
2020年12月14−50.026.3
2021年12月2042.933.3
2022年12月2420.029.2
2023年12月254.2
2024年12月3540.0
2025年12月4117.184.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ27,867人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他35.033.034.135.634.838.2
事業法人23.726.025.224.824.625.7
金融機関28.031.629.529.029.825.3
外国法人11.08.710.09.59.49.3
自己株式9.45.04.65.85.63.0
証券会社2.30.71.21.11.41.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トルク株式会社11.32
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.69
03日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.94
04株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.40
05株式会社三菱UFJ銀行2.15
06岡部 和子2.12
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.00
08第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.84
09エムエム建材株式会社1.27
10東京海上日動火災保険株式会社1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+108%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月526538.310.835.2
2013年12月7581210.216.629.6
2014年12月858999.913.031.5
2015年12月829548.811.440.3
2016年12月1551,03215.76.211.9
2017年12月701,1296.515.448.3
2018年12月631,1315.614.036.2
2019年12月671,1615.913.743.6
2020年12月551,2024.614.126.3
2021年12月541,2594.413.433.3
2022年12月811,4326.08.529.2
2023年12月−1181,344−8.5
2024年12月−191,287−1.4
2025年12月721,3575.413.484.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額275百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河瀬博英代表取締役 社長執行役員60112,000
三上俊彦取締役 常務執行役員 国際部門管掌6569,000
甲斐寿徳取締役 常務執行役員 営業部門管掌6050,000
江川寿紀取締役 執行役員 管理部統括部長6120,000
長谷川直哉取締役674,000
西海和久取締役76
山口畝誉取締役63
遠藤年誠取締役(監査等委員)6448,000
野田弘子取締役(監査等委員)661,000
高橋均取締役(監査等委員)70

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7118563420930
取締役(社内)22252714
取締役(社内)322227
社外取締役417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,556字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社11社(内10社を連結)及び関連会社4社で構成されており、建設資機材の製造販売事業を主な事業とし、さらにその他の事業分野の開拓にも注力しております。 当社及び主要な関係会社のグループにおける位置づけ及び各事業との関連は次のとおりとなります。 〔建設関連製品事業〕 (仮設・型枠製品) 当社が関連工法の開発及び関連製品の開発、製造、販売を行っております。OMM㈱は製造子会社であり当社より仮設・型枠製品の製造を受託しております。福岡フォームタイ㈱は仮設・型枠製品を主に当社より仕入れ九州地区において販売しております。 (土木製商品) 当社が関連工法の開発及び関連製品の開発、製造、販売を行っております。また、他社商品を仕入れ販売しております。 (構造機材製商品) 当社が関連工法の開発及び関連製品の開発、製造、販売を行っております。また、他社商品を仕入れ販売しております。㈱富士ボルト製作所は構造機材製品の開発、製造、販売を行っており、当社は同社製品を仕入れ販売しております。インドネシア現地法人でありますPT. フジボルトインドネシアは㈱富士ボルト製作所の製造子会社として構造機材製品の製造を行っており、㈱富士ボルト製作所は国内で同社製品を仕入れ、加工、販売しております。 (建材商品) 当社の販売網を利用し他社建材商品を仕入れ販売しております。 (建材製商品(海外)) <米国> OCM, Inc.は当社が国内で取り扱う商品及び現地工法に適合した商品を米国内外から仕入れ、主に米国において販売しております。OCM Manufacturing LLCはOCM, Inc.の製造子会社であります。Okabe Real Estate Holdings LLCは当該建材製品の製造事業を営む上で必要となる事業用不動産の管理を行っております。 <インドネシア> PT. Okabe Hardware Indonesiaは他社建材商品を仕入れ、主に建築現場向けに販売しております。PT. Okabe Retail Indonesiaは他社建材商品を仕入れ、店舗販売しておりましたが、2025年10月6日開催の当社取締役会決議に基づき、2025年12月21日をもって店舗を閉鎖し、当該事業を廃止いたしました。PT. フジボルトインドネシアは主にインドネシア国内において建材製商品の製造、販売を行っております。 〔その他の事業〕 ㈱河原は産業機械製品の製造、販売等を行っております。 当社が海洋事業として、海洋資材製品の開発、製造、販売を行っております。 米国現地法人でありますオカベCO., INC.は主に米国内の自動車向けボルト・ナット類の企画、販売を行っております。 建材製商品の仕入れ販売を主な事業とするPT. Okabe Hardware Indonesiaが、非建設関連製品事業としてテナント賃貸を行っておりましたが、店舗の閉鎖に伴いテナント賃貸事業の廃止を決定し、当該事業の整理を進めております。 [事業系統図] 以上の事業の概略を系統図によって示すと、次のとおりであります。 (注)1 PT. Okabe Retail Indonesiaは他社建材商品を仕入れ、店舗販売しておりましたが、2025年12月21日をもって店舗を閉鎖し、当該事業を廃止いたしました。 2 建材製商品の仕入れ販売を主な事業とするPT. Okabe Hardware Indonesiaは、非建設関連製品事業としてテナント賃貸を行っておりましたが、店舗の閉鎖に伴いその他の事業に属するテナント賃貸事業の廃止を決定し、当該事業の整理を進めております。
経営方針・対処すべき課題2,488字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」を経営理念として掲げております。 (2)コーポレートビジョン 当社グループは、「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」という経営理念の下、2040年の将来像、ありたい姿として「これまでも、そしてこれからも 建設を支える耐震建材メーカーとして培った「創造力」×「つなぐ力」×「人の力」で世界中の人々の生活に安全・安心を提供するグローバル・ソリューションプロバイダー」を掲げ、「okabe コーポレートビジョン 2040」として策定しております。「okabe コーポレートビジョン 2040」の実現に向け、当社グループ一人ひとりが一丸となり、業務に邁進することが、企業価値の向上及び株主共同の利益の確保につながることを確信しております。 同ビジョンに込めた想いは次のとおりであります。 ① 創造力 創造的な技術力により、建物と人々の安全・安心を支える会社でありたいと考えており、新しい技術を活用し、建設工事の自動化やゼロエミッション等に向けたソリューションを生み出し続ける会社を目指してまいります。 ② つなぐ力 お客様、株主・投資家様、協力会社・サプライヤー様、社員、地域社会とのコミュニケーションで生まれる人とつながる力、建設現場に使われる重要な部材をつなげて安全性を高める力を示しております。 ③ 人の力 社是に掲げている「人材の育成に努力し、企業の永遠の発展を期すること」、「社員にとってその一生を託して、悔いることのない職場たること」が示すように、すべての基盤は「人の力」にあると信じており、2040年も不変であることを示しております。 これらの3つの力の根底にあるのは、「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」という想いです。様々な外部環境を想定しながら、地球環境と人類が良い方向に変化するよう、地球の一員として、持続可能な社会に貢献できる会社でありたいという想いを込めております。 (3)中長期的な経営戦略 当社グループは、中期経営計画「OX-2026(okabe Transformation 2026)」の最終年度として、掲げた戦略の総仕上げを行うとともに、次なる成長ステージへの飛躍を目指してまいります。OX-2026では、カスタマー・セントリック(顧客が抱える課題を最優先で解決するための体制整備と取組みの実施)、人的資本経営の実践と経営基盤の強化、DXのさらなる推進の3つを事業戦略の骨子として掲げ、会社の持続的発展と企業価値の向上に向け取り組んでおります。 OX-2026の方向性としまして、国内外のマテリアリティ(重要課題)にソリューションを提供し、持続的な成長を図るため、事業ポートフォリオの見直しも含めて経営リソースを集中し、サステナビリティ経営を推進してまいります。 OX-2026の事業戦略の骨子及び主な施策は次のとおりであります。 ① カスタマー・セントリック(顧客が抱える課題を最優先で解決するための体制整備と取組みの実施) ・顧客・社会の課題を解決する新製品の開発・新規事業の創出 ・国内建設に特化した商品企画室の新設 ・北米・ASEAN市場に適したソリューションの提供による建設事業のグローバル展開加速 ・海洋事業におけるブルーカーボン事業開始 ② 人的資本経営の実践と経営基盤の強化 ・人的資本を中心とした非財務KPIのチャレンジングな設定及び目標の達成 ・海外子会社ガバナンスの改善 ③ DXのさらなる推進 ・基幹システムの刷新、業務プロセスの改革 ・DXの推進による、顧客への付加価値の提供及び次世代への技術・ノウハウの承継 ・IT戦略室の新設 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後のわが国経済につきましては、公共投資は国土強靭化や老朽化対策などを背景に底堅く推移し、民間設備投資は企業収益の改善や省力化投資への需要から持ち直し傾向が続くことが見込まれます。一方で、慢性的な建設労働者の不足や鋼材価格の高止まりなど引き続き注視が必要な状況であり、事業環境としては予断を許さない状況が想定されます。 国内においては、建設現場の生産性向上や脱炭素に資する高付加価値製品・ソリューションの提案を強化するとともに、社会インフラの老朽化に対応するメンテナンス事業などの新規事業領域への展開を加速させ、新たな収益機会を創出いたします。海外においては、グローバルガバナンスの一層の強化を図りつつ、北米において増強した生産・物流拠点を最大限に活用し、顧客ニーズを捉えた機動的な製品供給により、事業規模のさらなる拡大を図ってまいります。 当社グループは、戦略的な成長投資による収益基盤の強化と持続的な企業価値向上を図るとともに、資本効率の改善と株主還元の強化を通じ、ROEの向上及びPBR1倍超の早期実現を目指してまいります。特に2026年12月期は、必達目標として掲げるROE6%の達成に向け邁進するとともに、これを通過点として、中長期的なROEの継続的な向上に向けた取組みを加速してまいります。 (5)目標とする経営指標 当社グループは、中期経営計画「OX-2026(okabe Transformation 2026)」において、中期的な業績目標(売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益)を設定しております。また、企業価値の向上のため、資産及び株主資本の有効活用が重要との考えから自己資本利益率(ROE)の目標値を設定しております。 2026年度の目標値は、売上高725億円、営業利益51億5千万円、経常利益53億円、親会社株主に帰属する当期純利益37億円、ROE6%であります。
事業等のリスク5,653字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは持続的な企業価値の向上を図るため、事業等のリスクを適切に管理すべく、代表取締役社長執行役員が委員長、並びに、各部門の担当取締役、監査等委員会委員長及び取締役を兼務しない執行役員が委員を務めるリスクマネジメント委員会を設置しております。 リスクマネジメント委員会では、事業への影響度及び発生頻度などを分析・評価し、気候関連リスクを含めた事業リスクを定量的に評価した上で定性的な評価も織り込み、リスクを評価しております。その評価結果をもとにリスクマネジメント委員会において重要リスクを選定し、半期ごとに状況報告を実施するとともに、全社的な視点から必要な戦略の決定、施策の指示等を実施しております。 リスクマネジメント委員会は、定期的に取締役会に活動内容を報告しており、取締役会で適切に監督される体制を整えております。 2025年度においては、リスクマネジメント委員会は、年2回開催され、次の事項を審議し、取締役会に活動内容を報告しております。 ・管理すべき重要リスクの選定 ・各リスクが顕在化した場合に想定されるシナリオ ・リスクに対する対策の最終目標 ・今年度の計画及び取組み状況 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)成長戦略リスクについて M&A、海外展開及び新規事業の参入など、当社グループの成長に資する新たな戦略展開が不足又は遅れることにより、機会損失を被る場合、業績等に影響を与える可能性があります。また、当社グループが市場の変化を十分に予測できず、新たな市場ニーズに合致した製品を提供できない場合、新技術・新製品を導入した競合他社に対し競争力が低下し、業績等に影響を与える可能性があります。 また、当社グループの売上高の6割超を占める国内建設市場は、少子高齢化が進行しており、建設業界への就労人口の減少が一層深刻化していくことが予想され、十分な担い手を確保できない場合には、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループにおいては、M&A、海外展開及び新規事業の参入について、対象領域の市場規模、将来性、既存事業とのシナジー効果等の観点から当社グループの成長に資するかどうかを検討し、機会損失の防止に取り組んでおります。 また、当社グループは、新たな市場ニーズに対応するため、顧客が抱える課題の解決を最優先とする体制を構築するとともに、建設業者等との共同開発及び産学連携を推進することで、新技術・新製品の開発に取り組んでおります。 さらに、当社グループは、建設業界の人手不足等に対応するため、省力化に寄与する製品や工法の開発に注力しております。 加えて、顧客に対してより効果的なソリューションを提供し、将来にわたって競争力を維持し成長していくにはDXの重要性が増していることから、代表取締役社長執行役員直轄部署の「IT戦略室」を設置しております。今後は「顧客とデジタルで繋がるDXの推進」に向けて、情報システムとDXを融合し、多様化する注文形態への対応や社内業務の効率化による生産性の向上を目指すとともに、より戦略的なIT投資を進め、全社員のITリテラシーの向上に努めながら、DXをリード・実行できるDX人財を獲得しつつ、DXの推進を強力に実行してまいります。 (2)経済危機・景気変動リスクについて 当社グループは、経済状況及び景気変動の見通しの正確な把握に努めておりますが、当社グループの売上高の6割超を占める国内建設市場における景気の後退及びそれに伴う需要の減少、又は、経済動向に影響を及ぼすような事態が発生した場合、並びに、米国の通商政策の動向による景気の下振れリスクや米国・中国間の分断リスクが、業績等に影響を与える可能性があります。また、上昇する鋼材価格について、顧客に適正に価格転嫁できない場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 経済危機・景気変動によるリスクの対応策として、鋼材価格の上昇に対しては、当社におけるコスト低減努力及び顧客への適正な価格転嫁に努めてまいります。 加えて、サプライチェーンの強靭性を高めるため、「サプライヤー行動規範」を策定するとともに、「パートナーシップ構築宣言」を公表しております。 また、海外におきましても米国・中国間の分断リスクに備え、主要製品の内製化を進めております。 (3)人財関連リスクについて 従業員の高齢化及び離職、並びに、技術及び技能継承の停滞により、当社グループの競争力が低下した場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、女性の新卒採用や中途採用の増加及び役職への積極登用などの女性活躍の推進をはじめ、シニア人財や外国人労働者を含む多様な人財が多様な働き方で活躍できる人事制度の整備、並びに、リファラル・アルムナイ採用やeラーニングの導入によるグローバル人財及び技術系人財等の多様な人財の確保・育成など、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでおります。 また、当社グループは、従業員等の健康増進と会社の生産性向上を目指す健康経営を経営課題と捉え、経営トップによる「健康経営宣言」の下、従業員エンゲージメント診断に基づく健康経営体制の整備や従業員等の健康維持・増進のための各種施策を立案・実施しております。 これらの取組みの結果、経済産業省及び日本健康会議が選定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に2024年以降、3年連続で認定されております。 (4)大規模自然災害リスクについて 地震、津波、噴火、洪水等の自然災害、新たな感染症の発生及び蔓延、大規模事故、テロ、暴動及びその他予期せぬ事態が発生し、当社グループの役職員、事業所、設備やシステムなどが被災し、当社グループの生産活動、販売活動及びその他事業活動に影響が生じた場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 自然災害等に関するリスクの対応策につきましては、平時において、避難訓練、ハザードマップの周知及び食糧等の備蓄等を実施しており、また、災害発生時において、迅速な対応を図り、損害の拡大を防止し、被害を最小限にするための対応方法を定めた危機対応・事業継続(BCP)マニュアルを策定し、定期的な訓練を実施しております。 (5)気候変動リスクについて 当社グループが、気候変動リスク等の対応を誤り、脱炭素経営に取り組まないことで、市場から評価を得られず、受注が減少した場合には、業績等に影響を与える可能性があります。また、温室効果ガス(GHG)排出基準等の環境規制が変更され、当社グループが法令を遵守できず、ペナルティが課された場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、気候変動に対応した経営戦略の開示(TCFD及びTNFD提言に基づく情報開示)や脱炭素に向けた目標設定(SBT認定取得)などを通じ脱炭素経営に取り組むこと、当社グループのみならず、サプライチェーン全体として脱炭素社会の実現を目指していくこと、及び、当社グループのサステナビリティ経営をさらに強化することを目的とし「サステナビリティ推進部」を設置するとともに、サステナビリティ経営の実施状況の管理・監督の強化することを目的とし、社外取締役が委員長、並びに、代表取締役社長執行役員、各部門の担当取締役、監査等委員会委員長、社外取締役及び取締役を兼務しない執行役員が委員を務めるサステナビリティ委員会を設置し、脱炭素計画の策定及びサステナビリティ経営の推進体制を確立しております。 当社グループは、中期経営計画「OX-2026(okabe Transformation 2026)」の施策として、サステナビリティ経営を掲げており、建設関連製品事業においては、当社製品・工法を通じて、「建設現場の脱炭素・ゼロエミッション」に取り組んでおります。2022年度からは、建設現場で使用後に不要となったPコン(プラスチックコーン)の回収・リサイクルサービスを開始し、2023年度以降、リサイクル材料で製造した建設資材EcoPコンを発売するなど、廃棄物の焼却処分による温室効果ガス(GHG)排出や、廃プラスチックの海洋流出問題の解決に取り組んでおります。また、海洋事業においては、二酸化炭素を吸収する海藻の成長が期待できる魚礁や藻場礁の普及のほか、磯焼け対策として海藻種苗の移植とその技術の普及に努めているほか、ブルーカーボンの事業化に向けた取組みや洋上風力発電事業と漁業協調への魚礁の提案活動等を通じて、「地球のカーボンニュートラル」への貢献に取り組むなど、脱炭素経営を実施することで、企業価値の向上に努めております。 <SBT認定の取得> 当社グループは、2023年10月に2030年に向けた温室効果ガスの削減目標のSBT認定を取得しました。 <TCFD・TNFD提言に基づく情報開示> 当社はTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、2023年より同提言に基づく情報開示を行っております。 また、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、TNFDフォーラムへの参画及びTNFD Adopter の登録を行い、2025年3月初期段階の開示を行いました。 詳細につきましては、当社ウェブサイトのサステナビリティページ(https://www.okabe.co.jp/sustainability/environment03/)に開示しております。 (6)海外子会社のリスクについて 当社グループは、海外市場において既存事業基盤の成長とM&A戦略の両面を通じたグローバル展開を図ることとしており、事業が拡大するなか、海外子会社の管理が行き届かず、財務内容等が悪化する場合は、業績等に影響を与える可能性があります。 また、海外子会社において、当該国の法律や規制に対する理解が足らずに違法行為を発生させた場合は、業績等に影響を与える可能性があります。 加えて、為替の大幅な変動及び通貨危機が発生した場合は、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、海外子会社の管理リスクについて、リスクマネジメント、コンプライアンス及び監査を含むガバナンス体制の見直し・強化に取り組んでおり、海外子会社の管理リスク軽減及び環境関連法令等の遵守に努めております。また、当社グループは、環境関連法令等の遵守のみならず、環境に負荷を与えない製造工程の推進に取り組んでおります。 また、為替の大幅な変動、通貨危機に対するリスクにつきましては、取引に応じて適宜為替予約等を実施することにより、為替変動リスクの軽減に努めております。 (7)情報セキュリティリスクについて 当社グループは、システム障害やコンピューターウイルスへの感染、サイバー攻撃等により、社内システムに障害が発生し、生産・営業・経理業務等の基幹システムが停止する場合は、業務が中断し、顧客に製商品を供給できないなど、業績等に影響を与える可能性があります。また、社内の機密情報や顧客・取引先情報等の重要情報が漏洩した場合は、企業としての信用低下及び顧客等に対する賠償責任が発生するなど、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、重要な情報の紛失、消失及び改ざん等の防止及び外部からのウイルスやサーバー攻撃などの脅威に対応するため、国内だけでなく、北米拠点においてはIT部門を設置、もしくはIT専門会社に外部委託することで様々なセキュリティ対策を講じており、社員に対する教育・啓もう活動も実施しております。 (8)レピュテーションリスクについて 当社グループに対する否定的な風評が、マスコミ報道又はインターネット上の書き込み等で発生し、当社グループの社会的信用が毀損し、ブランド価値が低下した場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループは、風評被害の発生時に迅速な対応を図り、損害の拡大を防止しこれを最小限にするための対応方法を定めた危機対応・事業継続(BCP)マニュアルを策定しております。 (9)コンプライアンスに関するリスクについて コンプライアンス違反が発生した場合、当社グループの社会的信用及びブランドに重大な影響を与えるとともに、従業員の組織に対する信用喪失につながり従業員が離職するなど、業績等に影響を与える可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、関連法令等の遵守のみならず、ステークホルダーからの期待に応えるため、常設組織として取締役執行役員を委員長とするコンプライアンス委員会を設置し、海外子会社を含む全社横断的なコンプライアンス体制の整備及びコンプライアンス違反等の解消に努めております。また、内部通報制度においても、海外子会社を含めて整備・運用されております。 (10)品質リスクについて 当社グループは、製品の品質を重視しており、主力事業所においてはISO9001の認証を取得する等、品質管理体制には万全を期しておりますが、万一、重大な瑕疵のある製品が市場に流出した場合、交換、回収、損害賠償、訴訟等の多額のコストの発生や社会的信用の低下など、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策) 当社グループでは、各工場の品質管理専門部門の設置に加え、本社に各工場を統括する品質管理専任者を設置し、組織横断的な品質管理体制を構築するなど、品質不適合の未然防止に努めております。また、商品の不良等による万一の重大なトラブルの発生に備え、賠償責任保険へ加入しリスクの低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,712字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、物価高騰による個人消費の伸び悩みや米国の通商政策の動向による景気の下振れリスクの高まりなどが景気の下押し圧力となったものの、賃上げによる雇用・所得環境の改善や各種政策の効果等により緩やかな回復基調で推移いたしました。 当社グループの主な需要先であります建設業界におきましては、公共投資は補正予算の効果等もあり底堅く推移し、民間設備投資も緩やかに持ち直しているものの、慢性的な建設労働者不足による着工の遅れや鋼材価格の高止まり等も影響し、依然として厳しい環境で推移いたしました。 このような経営環境のなか、当社グループは、中期経営計画「OX-2026(okabe Transformation 2026)」において、カスタマー・セントリック(顧客が抱える課題を最優先で解決するための体制整備と取組みの実施)、人的資本経営の実践と経営基盤の強化、DXのさらなる推進の3つを事業戦略の骨子として掲げ、会社の持続的発展と企業価値の向上に向け取り組んでまいりました。 イ 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億6千2百万円減少し、850億3千万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ43億2千8百万円減少し、231億2千4百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ23億6千5百万円増加し、619億6百万円となりました。 ロ 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は697億5千8百万円(前連結会計年度比2.9%増)、営業利益は47億6千2百万円(前連結会計年度比13.5%増)、経常利益は50億8千1百万円(前連結会計年度比14.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は32億8千5百万円(前連結会計年度は8億7千4百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 事業別の経営成績は次のとおりであります。 〔建設関連製品事業〕 国内における建設関連製品の売上高を製品別にみますと、仮設・型枠製品は、新工法「型枠一本締め工法」関連製品の拡販及びレンタルサービスの展開、並びに各種キャンペーンなどの販売数量を増加させる取組みを実施したものの、鉄筋コンクリート造物件の着工床面積減少及び建設労働者不足や建設コスト高騰に伴う工事遅延などが影響し、売上高が低調に推移した結果、前連結会計年度に比べ8.7%の減少となりました。 土木製商品は、政府が進める国土強靭化政策を背景とした土砂災害防止関連製品の需要取込みに注力したことや、災害復旧支援事業案件の受注などが寄与した結果、前連結会計年度に比べ7.2%の増加となりました。 構造機材製商品は、鉄骨造物件の着工床面積が減少しているものの、鉄骨造向け柱脚製品(セレクトベース)改良版の販売開始や、大型物件における需要の取込み、中小物件向けの営業強化などの施策が奏功し、前連結会計年度に比べ1.6%の増加となりました。 海外における建設関連製品の売上高は、米国において、インフラ関連の建設需要を取り込むとともに、新倉庫の完成に伴う即納体制の強化により主要製品の販売が堅調に推移した結果、前連結会計年度に比べ12.2%の増加となりました。 これらの結果、建設関連製品事業における売上高は630億7千9百万円(前連結会計年度比2.6%増)となり、営業利益は37億4千7百万円(前連結会計年度比8.7%増)となりました。 〔その他の事業〕 産業機械製品は、顧客ニーズに応じた特注品などの高付加価値製品の拡販に注力した結果、売上高は前連結会計年度に比べ増加いたしました。 海洋資材製品は、大型浮魚礁製品の販売が期中まで堅調に推移したものの、期末にかけて大型案件が進捗した昨年と比べて販売がやや鈍化した結果、売上高は前連結会計年度に比べ減少いたしました。 自動車関連製品は、トラック・トレイラー市場が先行き不透明な状況で推移したものの、関税の影響を踏まえた価格対応や主要顧客への営業強化により、売上高は前連結会計年度に比べ増加いたしました。 これらの結果、その他の事業における売上高は66億7千9百万円(前連結会計年度比5.7%増)、営業利益は10億1千5百万円(前連結会計年度比36.0%増)となりました。 (参考)連結事業別・製品別売上高 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減率(%) 建設関連 製品事業   仮設・型枠製品       7,057   6,441   △8.7 土木製商品       6,892   7,387   7.2 構造機材製商品       20,207   20,534   1.6 建材商品       11,011   10,412   △5.4 国内計       45,167   44,776   △0.9 建材製商品       16,318   18,302   12.2 海外計       16,318   18,302   12.2 当事業計       61,485   63,079   2.6 その他の事業   (注)   6,321   6,679   5.7 合計       67,806   69,758   2.9 (注) その他の事業は、当社のコア事業である建設関連製品事業に属さない事業であり、産業機械製品の製造販売業 務、海洋資材製品の製造販売業務、自動車向けボルト・ナット類の販売業務を行っております。 なお、PT. Okabe Hardware Indonesiaはテナント賃貸業務を行っておりましたが、2025年12月21日の店舗閉鎖に伴い、テナント賃貸事業の廃止を決定し、当該事業の整理を進めております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ29億円減少し、84億6千3百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローにおける収入は、24億2千万円となりました(前連結会計年度は37億2千9百万円の収入)。主な要因は、和解金の支払額の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローにおける支出は、25億7千5百万円となりました(前連結会計年度は24億2千3百万円の支出)。主な要因は、定期預金の預入による支出の増加及び無形固定資産の取得による支出の増加によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローにおける支出は、27億7千3百万円となりました(前連結会計年度は24億1千3百万円の支出)。主な要因は、自己株式の取得による支出の増加及び配当金の支払額の増加によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 建設関連製品事業   27,852   6.5 その他の事業   4,076   7.6 合計   31,929   6.6 (注)1 事業間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、販売価格によっております。 3 当社グループは、単一セグメントであるため、事業別の生産実績を記載しております。 ロ 受注実績 当社及び連結子会社は、建設関連製品事業、その他の事業において見込み生産を行っており、その一部について受注形態をとっておりますが、重要性がないため記載を省略しております。 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 建設関連製品事業   63,079   2.6 その他の事業   6,679   5.7 合計   69,758   2.9 (注)1 事業間取引については、相殺消去しております。 2 主要な販売先については、総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先がないため記載を省略しております。 3 当社グループは、単一セグメントであるため、事業別の販売実績を記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に係る会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ 経営成績等 a.財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億6千2百万円減少し、850億3千万円となりました。 流動資産は主に現金及び預金の減少により前連結会計年度末に比べ20億4千7百万円減少し、467億7千7百万円となりました。 固定資産は主に投資有価証券の増加により前連結会計年度末に比べ8千9百万円増加し、382億3千8百万円となりました。 (負債合計) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ43億2千8百万円減少し、231億2千4百万円となりました。 流動負債は主にその他に含まれる未払金の減少により前連結会計年度末に比べ35億8千1百万円減少し、147億4千7百万円となりました。 固定負債は主に退職給付に係る負債の減少により前連結会計年度末に比べ7億4千6百万円減少し、83億7千6百万円となりました。 (純資産合計) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ23億6千5百万円増加し、619億6百万円となりました。また、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ4.4ポイント増加し、72.8%となりました。 b.経営成績 (売上高) 当社グループの売上高の6割超を占める国内建設関連製品事業においては、土木製商品における政府が進める国土強靭化政策を背景とした土砂災害防止関連製品の需要取込みへの注力や、構造機材製商品における大型物件における需要の取込み、中小物件向けの営業強化などの施策が奏功したものの、仮設・型枠製品において鉄筋コンクリート造物件の着工床面積減少及び建設労働者不足や建設コスト高騰に伴う工事遅延などが影響し売上高が低調に推移した結果、減収となりました。 また、売上高の約3割を占める海外建設関連製品事業においては、米国において、インフラ関連の建設需要を取り込むとともに、新倉庫の完成に伴う即納体制の強化により主要製品の販売が堅調に推移した結果、増収となりました。 その他の事業においては、産業機械製品における顧客ニーズに応じた特注品などの高付加価値製品の拡販や、自動車関連製品における関税の影響を踏まえた価格対応や主要顧客への営業強化などにより、増収となりました。 以上の結果、売上高は697億5千8百万円(前連結会計年度比2.9%増)となりました。 (営業利益、経常利益) 米国において建設関連製品事業の主要製品の販売が堅調に推移したことなどにより、営業利益は47億6千2百万円(前連結会計年度比13.5%増)となり、貸倒引当金繰入額の減少などにより、営業外損益が3億1千8百万円の利益となった結果、経常利益は50億8千1百万円(前連結会計年度比14.9%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 前連結会計年度において特別損失として計上した米国における訴訟に関連する和解金や当社が保有していたウォーター・グレムリン・ホールディングス, Inc.の株式の減損処理に伴う投資有価証券評価損などが当期は発生しなかったことに加え、投資有価証券売却益を特別利益として計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は32億8千5百万円(前連結会計年度は8億7千4百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ロ 資本の財源及び資金の流動性 a.資金需要 当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)や、営業活動に必要な運転資金(人件費等の販売費及び一般管理費)であります。 また、設備資金需要としては、建設関連製品事業における生産拠点整備、生産設備増強、研究開発投資等であります。 b.財務政策 当社グループは、事業の「選択と集中」により生産設備、研究開発、企業買収等の投資案件を厳選し、フリーキャッシュ・フローの増加を図るとともに、金融市場動向及び当社財務状況等に応じて最適な資金調達方法を選択し、健全な財務体質を維持することを基本的な財務方針としております。 ハ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 (経営上の目標の達成状況について) 当社グループは中期経営計画「OX-2026(okabe Transformation 2026)」において、中期的な業績目標(売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益)を設定しております。また、企業価値の向上のため、資産及び株主資本の有効活用が重要との考えから自己資本利益率(ROE)の目標値を設定しております。 当連結会計年度における当初業績予想に対する実績は、売上高は697億5千8百万円(予想比96.2%)、営業利益は47億6千2百万円(予想比101.3%)、経常利益は50億8千1百万円(予想比105.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は32億8千5百万円(予想比105.3%)となりました。また、自己資本利益率(ROE)は5.4%となりました。 ニ 事業ごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 〔建設関連製品事業〕 当事業の国内における売上高は、当事業の販売状況を左右する指標の着工床面積につき、鉄筋コンクリート造物件の着工床面積が前年と比べ減少したことや、建設労働者不足及び建設コスト高騰に伴う工事の遅延などが影響した結果、仮設・型枠製品が減収となり、前連結会計年度に比べ0.9%の減少となりました。 当事業の海外における売上高は、米国において、インフラ関連の建設需要を取り込むとともに、新倉庫の完成に伴う即納体制の強化により主要製品の販売が堅調に推移した結果、前連結会計年度に比べ12.2%の増加となりました。 この結果、当事業の売上高は630億7千9百万円(前連結会計年度比2.6%増)となり、当事業の利益については、営業利益は37億4千7百万円(前連結会計年度比8.7%増)となりました。 〔その他の事業〕 売上高は、産業機械製品において顧客ニーズに応じた特注品などの高付加価値製品の拡販に注力したことや、自動車関連製品においてトラック・トレイラー市場が先行き不透明な状況で推移したものの、関税の影響を踏まえた価格対応や主要顧客への営業を強化したことなどにより、売上高は66億7千9百万円(前連結会計年度比5.7%増)となり、当事業の利益については、営業利益は10億1千5百万円(前連結会計年度比36.0%増)となりました。

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開示資料

出典

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