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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

小松ウオール工業

KOMATSU WALL INDUSTRY CO., LTD.7949 · Prime · その他製品

可動間仕切・トイレブース等の間仕切専門メーカー。軽量鉄骨造建築向けに強み。

概要

小松ウオール工業は、1968年に石川県小松市で設立された間仕切専門メーカーである。オフィスビルや商業施設、病院、学校などの非住宅建築向けに可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切を製造・販売・施工する。2026年3月期の売上高は467億円、従業員数1,446人。東京証券取引所プライム市場に上場し、自社一貫システムを強みとする。

非住宅向け間仕切のフルラインナップ

同社の製品は、可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切に大別される。可動間仕切はレール上を移動できる壁で、会議室や貸会場の空間分割に使用される。固定間仕切は壁と一体化したものでオフィスの区画に用いられる。トイレブースは耐久性と清掃性に優れたユニットである。移動間仕切は収納可能な大空間向けで、ロー間仕切はデスク間など低い位置に設置される。2026年3月期の生産高は可動間仕切が209億円、固定間仕切94億円、トイレブース82億円、移動間仕切61億円、ロー間仕切7億円であり、可動間仕切が全体の約45%を占める主要製品である。

受注からアフターサービスまで担う自社一貫システム

同社は、受注、設計、製造、販売、施工、アフターサービスまでの全工程を自社で管理する「自社一貫システム」を採用する。これにより品質管理と工期短縮を実現し、建設業界のビル高層化・工期短縮の要請に応えている。製造は石川県小松市の第一工場から第三工場、加賀市の加賀工場で行い、2027年5月には加賀工場2号棟の操業開始を予定する。施工は全国の協力会社と連携し、首都圏を中心とした都市再開発事業に対応する。このシステムが同社の競争力の源泉である。

売上高が拡大基調にある財務体質

同社の売上高は2013年3月期の282億円から増加傾向にあり、2026年3月期には467億円に達した。営業利益は2025年3月期の36億円から2026年3月期は40億円へ増加し、売上高営業利益率は8.8%である。純利益は同期間にそれぞれ27億円、30億円と増益である。自己資本比率は80.7%と高く、財務体質は健全である。中期経営計画「NEXT VISION 2028」では、2028年3月期に売上高年平均成長率4~6%、営業利益率8~10%、ROE8%以上を目標に掲げ、累計150億円以上の投資を計画する。

首都圏を中心とした拠点とショールーム網

本社は石川県小松市に置く。生産拠点は小松市に第一工場、第二工場、第三工場(3号棟、5号棟を含む)、加賀市に加賀工場がある。営業拠点として東京都千代田区に東京フロアと東京ショールームを設置し、2025年には日経ニューオフィス賞のクリエイティブ・オフィス賞を受賞した。大阪市中央区には大阪フロアと大阪ショールーム、名古屋市には名古屋ショールームを展開する。関東物流センターは江戸川区にあり、首都圏への供給網を支える。2021年に仙台に東北ショールームを開設したが、2025年10月に廃止した。

業界の中での役割は間仕切製品の製造販売施工の一貫メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
467億円
営業利益
41億円
営業利益率
8.8%
純利益
30億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
可動間仕切210億円45.0%
固定間仕切94億円20.1%
トイレ ブース82億円17.6%
移動間仕切61億円13.1%
その他12億円2.6%
ロー間仕切8億円1.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建築内装(非住宅)主力

オフィスビル、商業施設、病院、学校等の新築・改修向けに、可動間仕切・固定間仕切・トイレブース・移動間仕切等を製造・販売・施工。自社一貫システムにより受注からアフターサービスまで対応。

主な製品・サービス5
可動間仕切
レール上を移動できる間仕切壁。会議室や貸会場の空間分割に使用。
固定間仕切
壁と一体化した固定式の間仕切。オフィスの区画に使用。
トイレブース
トイレ個室のユニット。耐久性・清掃性に優れる。
移動間仕切
収納可能な間仕切。大空間を分割・統合する際に使用。
ロー間仕切
低い位置の間仕切。オフィスのデスク間などに使用。

製品と技術

可動間仕切の進化と製品群

可動間仕切は同社の主力製品であり、1971年発売の「マイティウォール」に始まり、2001年の「GWALL」、2002年の「KW-TWトランクウォール」と進化してきた。これらの製品はレール上をスライドする壁で、会議室や貸会場の空間を柔軟に分割する。2026年3月期の生産高は209億円で全体の約45%を占める。特にオフィス移転やリニューアル需要に支えられ、受注は堅調に推移している。製品は軽量で操作性が高く、天井までの気密性を確保する設計が特徴である。

移動間仕切のラインナップと高層建築への展開

移動間仕切は、大空間を分割・統合できる収納可能な壁で、1980年発売の「ランニングウォール」が代表的である。2024年頃には高層建築用・外装用移動間仕切「SKYDOOR」を開発した。これは耐風圧性、気密性、水密性においてJISの最高等級の性能を持ち、高層階でも横方向にスライドする大開口を実現する。移動間仕切全体の生産高は61億円で、文化施設向けに大きく伸長した。受注残も前年比25%増と好調である。

固定間仕切とトイレブースの機能性

固定間仕切は壁と一体化した間仕切で、オフィスの区画に使用される。2003年発売の「カームドアKK(LGS壁内蔵タイプ)」は、軽量鉄骨壁に内蔵可能な製品である。2026年3月期の生産高は94億円。トイレブースは耐久性と清掃性に優れたユニットで、生産高は82億円。両製品ともオフィスや商業施設の改修需要で堅調に推移している。トイレブースのカームドアは、施工性とデザイン性を両立した製品として評価されている。

ロー間仕切とその他特殊間仕切

ロー間仕切は、デスク間など低い位置に設置する間仕切で、1985年発売の「モールシステム」が主力である。2026年3月期の生産高は7億円と小規模だが、前年比30.9%増と成長している。その他製品として、既存間仕切の解体・移設組立サービスを提供しており、リニューアル工事での需要がある。これらの特殊間仕切は、オフィス空間の細かな区画ニーズに対応し、同社のラインアップの幅広さを示している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

大手建材メーカー、安定成長持続

同社はその他製品セクター(建材・建具)に属し、売上高約467億円(2026/3期)と中堅規模。営業利益率は8.78%と高水準。同業のドリームベッド、浅香工業、三井松島ホールディングスなどと比較しても、収益性はトップクラス。売上高も436億円→446億円→467億円と緩やかに増加。建材業界では需要が安定しており、同社はスチールドアや間仕切りなどの分野で強み。技術力とブランドで差別化し、高い利益率を維持。建築需要の変動には影響を受けるが、補修・リフォーム需要で下支え。

強み

  • 営業利益率8.78%で、同業他社を上回る収益性。
  • 3年間で売上高が約7%増加し、堅調な成長。
  • 建具分野で高いシェアと顧客基盤を持つ。
  • 新築だけでなく、ストック需要にも強み。

課題

  • 住宅着工数の減少が売上に影響を与える。
  • 鉄鋼など原材料価格の上昇が利益を圧迫。
  • 大手ハウスメーカーや他建材メーカーとの競争。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字が小松ウオール工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

石川県小松市で創業し間仕切事業を開始した1968年

1968年1月、石川県小松市において小松ウオール工業株式会社が設立された。創業時からスチール及びアルミ製間仕切の製造販売、設計施工を手がける。同年2月には大阪市に販売子会社株式会社小松を設立。1970年11月には小松市に第一工場を新設し、生産能力を拡充した。1971年10月には可動間仕切「マイティウォール」を開発・販売開始し、間仕切専門メーカーとしての基盤を固めた。これらの初期投資がその後の事業拡大の礎となった。

生産拠点増設と新製品開発が進んだ1970~1980年代

1977年4月に第二工場を新設し、1979年には大阪に子会社小松ウオールサービス株式会社を設立。1980年3月には大型移動壁「ランニングウォール」を開発・販売開始し、大空間の分割需要に対応した。1985年3月にはロー間仕切「モールシステム」を開発。1986年には台湾に合弁会社を設立するなど海外展開も試みたが、1995年に全株式を譲渡した。1987年には子会社の吸収合併を進め、グループ体制を構築。1989年3月には第三工場を新設し、生産力をさらに強化した。

店頭登録から上場、ISO認証取得を経た1990年代

1989年8月に日本証券業協会に店頭登録し、資本市場への道を開いた。1992年には子会社小松ウォールシステム開発株式会社を設立し、開発機能を強化。1999年3月には東京証券取引所と大阪証券取引所の市場第二部に上場し、同年中に財団法人日本品質保証機構(JQA)よりISO9001の認証を取得した。2000年3月には両取引所の市場第一部に指定。2001年3月にはISO14001を取得し、品質・環境管理の国際基準に対応した。これにより企業としての信頼性とブランド力を高めた。

新製品投入と震災後の物流拠点整備

2001年12月に可動間仕切「GWALL」、2002年8月に「KW-TWトランクウォール」、2003年10月に固定間仕切「カームドアKK(LGS壁内蔵タイプ)」を開発・販売開始。2005年6月には第三工場3号棟を増設し、生産能力を拡大した。2007年9月には東京都江戸川区に関東物流センターを新設し、首都圏への供給網を強化。2014年6月には第三工場5号棟を増設。2016年4月には石川県加賀市に加賀工場を新設し、生産拠点を拡充した。

新たな成長戦略とショールーム展開の2019年以降

2019年11月に大阪ショールームを新設。2021年1月には東京フロアを移転し東京ショールームを開設。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2023年7月には名古屋ショールームを新設した。2024年10月には大阪フロアと大阪ショールームを移転増床。2025年8月には東京ショールームが日経ニューオフィス賞のクリエイティブ・オフィス賞を受賞。2023年4月に中期経営計画「NEXT VISION 2028」を策定し、2028年3月期に向けて売上高増収と高収益化を目指している。

年表38件を開く

1960年代

  • 1968年1月創業石川県小松市において小松ウオール工業株式会社設立。スチール及びアルミ製間仕切の製造販売、設計施工を開始。
  • 1968年2月大阪府大阪市に販売子会社株式会社小松を設立。(1982年8月 小松ウオール販売株式会社に改組。1987年12月 営業譲受)

1970年代

  • 1970年11月石川県小松市に第一工場を新設。
  • 1971年10月マイティウォール(可動間仕切)を開発、販売開始。
  • 1977年4月石川県小松市に第二工場を新設。
  • 1979年4月M&A大阪府東大阪市に子会社小松ウオールサービス株式会社を設立。(1983年 大阪府吹田市に移転。2010年4月 吸収合併)

1980年代

  • 1980年3月大型移動壁ランニングウォール(移動間仕切)を開発、販売開始。
  • 1982年8月M&A子会社小松ウオール新潟販売株式会社を設立。(1991年4月 吸収合併)
  • 1982年8月M&A子会社小松ウオール長野販売株式会社を設立。(2006年4月 吸収合併)
  • 1984年5月M&A子会社小松ウオール京都販売株式会社を設立。(1999年7月 吸収合併)
  • 1985年3月モールシステム(ロー間仕切)を開発、販売開始。
  • 1986年5月台湾、台北市に合弁会社田松股 份 有限公司を設立。(1995年3月 全株式譲渡)
  • 1986年9月M&A広島県広島市に合弁会社小松ウオール中国販売株式会社を設立。(2000年4月 吸収合併)
  • 1987年1月M&A石川県小松市の金属加工会社有限会社富士に出資、子会社化。(1987年9月 小松プロテクター株式会社に改組。2009年4月 吸収合併)
  • 1989年3月石川県小松市に第三工場を新設。
  • 1989年8月日本証券業協会に店頭登録。

1990年代

  • 1991年12月石川県小松市に第三工場2号棟を増設。
  • 1992年7月M&A石川県小松市に子会社小松ウォールシステム開発株式会社を設立。(2008年4月 吸収合併)
  • 1999年3月上場東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第二部に上場。
  • 1999年3月財団法人日本品質保証機構(JQA)より「ISO9001」の認証を取得。
  • 1999年9月M&A小松ウォール北海道販売株式会社を子会社化。(2006年3月 解散)

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。(2010年12月 大証上場廃止)
  • 2001年3月財団法人日本品質保証機構(JQA)より「ISO14001」の認証を取得。
  • 2001年12月「GWALL」ジーウォール(可動間仕切)を開発、販売開始。
  • 2002年8月「KW―TW」トランクウォール(可動間仕切)を開発、販売開始。
  • 2003年10月「カームドアKK(LGS壁内蔵タイプ)」(固定間仕切)を開発、販売開始。
  • 2005年6月石川県小松市に第三工場3号棟を増設。
  • 2007年9月東京都江戸川区に関東物流センターを新設。

2010年代

  • 2014年6月石川県小松市に第三工場5号棟を増設。
  • 2016年4月石川県加賀市に加賀工場を新設。
  • 2016年7月石川県小松市にR&Dセンターを新設。
  • 2019年11月大阪府大阪市西区に大阪ショールームを新設。

2020年代

  • 2021年1月東京都千代田区神田に東京フロアを移転し、東京ショールームを新設。
  • 2021年10月宮城県仙台市に東北ショールームを新設。(2025年10月 廃止)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年7月愛知県名古屋市に名古屋ショールームを新設。
  • 2024年10月大阪府大阪市中央区に大阪フロア及び大阪ショールームを移転増床。
  • 2025年8月東京ショールームが日経ニューオフィス賞の「クリエイティブ・オフィス賞」を受賞。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,446人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は666万円で、9期前と比べて+16.1%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,279
2018年3月1,277
2019年3月57436.512.51,258
2020年3月61236.712.91,280
2021年3月57236.913.21,303
2022年3月59837.213.51,324
2023年3月58437.513.91,330
2024年3月64538.114.21,353
2025年3月63638.014.11,399257
2026年3月66638.114.11,446284

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率48.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
第三工場 — 石川県小松市3,765百万円
東京支店他 北関東・南関東ブロック2,000百万円
加賀工場 — 石川県加賀市1,962百万円
大阪支店他 関西・中京ブロック1,902百万円
仙台支店他 東北ブロック858百万円
福岡支店他 西日本ブロック850百万円
本社及び第二工場 — 石川県小松市571百万円
第一工場 — 石川県小松市463百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は467億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.7%、利益が+13.9%。

売上高
+4.7%
467億円
営業利益
+13.9%
41億円
純利益
+11.1%
30億円
営業利益率
8.8%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高486億円467億円
営業利益43億円41億円
純利益31億円30億円
1株あたり配当¥135¥135

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は100億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.4%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1179
2024年1Q8944.53
2024年2Q10898.37
2024年3Q1171311.19
2024年4Q1229
2025年2Q201105.07
2025年4Q2452610.620
2026年2Q211125.78
2026年4Q2562911.322
2027年1Q10044.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は282億円から467億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は8.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2823320
2014年3月2904023
2015年3月3033925
石川県加賀市に加賀工場を新設。
2016年3月2932921
2017年3月2962218
2018年3月3172416
2019年3月3463120
2020年3月3753826
2021年3月3362416
2022年3月3451812
2023年3月3782416
2024年3月4363728
2025年3月44636388.127
2026年3月46741428.830

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高467億円のうち、営業利益として残るのは41億円8.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.8%298億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.4%128億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.8%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
36.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
8.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.2pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
7.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが44億円、投資CFが−61億円で、差し引きのフリーCFは−17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は101億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月27−8−31953
2014年3月25−11−51463
2015年3月31−23−6865
2016年3月25−14−251152
2017年3月27−19−6855
2018年3月32−2−63079
2019年3月24−8−61689
2020年3月34−25−8990
2021年3月33−7−826107
2022年3月29−15−814112
2023年3月17−6−811115
2024年3月43−12−1131135
2025年3月33−5−2728136
2026年3月44−61−18−17101

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は486億円。このうち返さなくてよい自己資本が392億円で、自己資本比率は80.7%(業種中央値59.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3122516180.4
2014年3月3292696081.9
2015年3月3512896282.3
2016年3月3452856082.6
2017年3月3532985584.4
2018年3月3673095884.0
2019年3月3933227182.1
2020年3月4143417382.4
2021年3月4163496784.1
2022年3月4213546784.0
2023年3月4483628680.9
2024年3月4753819480.2
2025年3月4683789080.8
2026年3月4863929480.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
122億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
350億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
94億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り104社中5位あたり、逆に低いのはROE104社中48位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.9%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.7%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.7%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,794で、1年前と比べて+9.7%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥2,794-1.2%1ヶ月+3.0%1年+9.7%時価総額551億円
過去52週の値幅
安値¥2,374高値¥3,060

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)16.1倍
PBR1.28倍
配当利回り4.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+5.15%と上昇。25日線(2659.96円)を約3%上回り、75日線(2539.97円)を約8%上回る。52週高値3060円からは約11%下、52週安値2374円からは約15%上。7月28日に2753円、30日に2820円と高値を更新し、その後は調整も8月6日に2735円と底堅い。出来高は7月末に一時1万株超と活発化。RSIは63.05とやや過熱域に近づく。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 16.08倍は業界平均18.15倍を下回り、PBR 1.28倍も平均1.36倍とほぼ同水準。ROE 7.9%に対してPBRは1.28倍で、収益性を概ね反映。配当利回り4.85%は平均2.98%を上回り、配当性向75%と高い。利益は安定成長。業績は堅調で、妥当な評価圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍18.4倍
PER (予想)16.1倍
PBR1.28倍1.38倍
ROE7.9%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内のオフィス需要の回復と働き方改革に伴う個室化・防音ニーズの高まりが追い風。強気派は、2023年度以降の増収と利益率改善を根拠に、今後もオフィス回帰やリニューアル需要を取り込み成長が続くと見る。一方、弱気派は、住宅着工の低迷や建設コスト上昇で需要が頭打ちする可能性、海外展開が進まず成長余地が限定的なこと、競合との価格競争で採算が悪化するリスクを指摘する。株価は配当利回りが高く、PERもある程度高いため、割安感と成長性の見極めが焦点。

プラスに働く材料7
  • オフィス需要の回復

    2023年度は増収で、2024年度も増収が続き、オフィス移転需要が旺盛

  • 高付加価値製品

    防音・遮音性能の高い製品がオフィス個室化ニーズに合致

  • 利益率の改善

    2025年度の営業利益率8%超まで改善

  • 2026年3月期の営業利益が41億円に拡大2026年3月期影響

    営業利益は36億円から41億円へ13.9%増、純利益も30億円と過去最高を更新。

  • 営業利益率8.78%と直近2期で改善通年影響

    営業利益率は8.07%から8.78%へ上昇、コスト削減効果が収益性を押し上げた。

  • 配当利回り4.94%が投資魅力継続影響

    時価総額539億円に対して配当総額26.6億円、利回り4.94%と高い株主還元。

  • PER15.79倍は安定成長を折り込み済み継続影響

    実績PERと予想PERがほぼ同水準で、拡大余地を織り込んでいない。

マイナスに働く材料7
  • 住宅需要の低迷

    新設住宅着工が減少傾向で、関連需要に影響

  • 建設コスト上昇

    原材料費の高騰が採算を圧迫し、価格転嫁も限定的

  • 海外展開の遅れ

    海外売上が僅かで成長余地が見えにくい

  • 配当性向が約89%と非常に高い水準2027年〜2028年影響

    推定配当総額26.6億円、純利益30億円で配当性向89%。減配リスクが潜む。

  • 原材料コスト上昇で利益率が低下する懸念2026年下期影響

    鋼材など材料費が1%上昇すると、営業利益は約4.7億円減少する。

  • 新設住宅着工減が内装材需要を直撃通年影響

    住宅着工が10%減れば、売上高が約47億円減少する可能性がある。

  • ROE7.9%と資本効率が低く修正は進みにくい通年影響

    PBR1.25倍に対しROE7.9%と1桁台で、評価は高まりにくい。

次の決算で確かめる点
受注高
間仕切壁の需要動向と将来の売上を示す先行指標
営業利益率
材料費高騰時の価格転嫁能力を測る
海外売上比率
国内偏重からの脱却の進捗を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり135で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは4.83%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥135
1株あたり
配当利回り
4.83%
いまの株価に対して
配当性向
75.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3031.4
2018年3月338.337.0
2019年3月357.731.5
2020年3月4321.430.4
2021年3月430.048.5
2022年3月430.063.5
2023年3月4811.854.2
2024年3月6331.641.9
2025年3月654.044.6
2026年3月130100.075.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥135

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ14,297人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.5%を占め、残る59.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.546.147.045.346.553.7
事業法人24.224.724.725.026.225.2
金融機関21.620.320.320.018.615.3
自己株式13.213.213.213.29.09.0
外国法人6.95.96.27.77.54.7
証券会社2.73.01.82.01.11.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01KANO株式会社17.56
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社8.18
03小松ウオール工業従業員持株会4.06
04株式会社日本カストディ銀行3.94
05原田株式会社1.83
06加納 裕1.63
07BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND 620065 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.60
08明治安田生命保険相互会社1.57
09INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.12
10有限会社マルヨ0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−13%、1株純資産は14期で−10%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1992,4868.39.820.1
2014年3月2242,6688.78.822.3
2015年3月2472,8638.910.222.2
2016年3月2163,0917.38.327.7
2017年3月1913,2316.19.731.4
2018年3月1763,3485.316.037.0
2019年3月2223,4976.58.531.5
2020年3月2803,6907.87.030.4
2021年3月881,8874.711.548.5
2022年3月671,9073.513.763.5
2023年3月881,9504.511.554.2
2024年3月1492,0427.510.741.9
2025年3月1462,1547.010.144.6
2026年3月1732,2297.914.975.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加納慎也代表取締役社長 社長執行役員423,476,000
山田新一取締役 常務執行役員営業本部長6014,000
綾由紀夫取締役 常務執行役員管理本部長6411,000
蜂谷俊雄取締役70
古谷まゆみ取締役48
比嘉正人取締役(常勤監査等委員)6310,000
中田浩一取締役(監査等委員)65
松山純子取締役(監査等委員)53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41352516140
取締役(社内)11732121
社外取締役419195

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,530字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切等の製造、販売及び施工を主とし、事業を展開しております。 事業の系統図は次の通りであります。 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、間仕切の専門メーカーとして、ビルの高層化・建物の工期短縮という建設業界の要請に即して、受注から設計、製造、販売、施工、サービスまでの「自社一貫システム」をもって、様々な新製品を社会に送り出し高い評価を得てまいりました。今後においても当社の専門分野である間仕切関連製品を中心に、新製品の開発、サービスの向上を通じて、着実な業容の拡大と安定した収益を継続して上げることにより、取引先・従業員・株主との共存共栄を図って社会への一層の貢献を行うことを経営指針として活動してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社は事業領域における経営環境の変化及び過年度の業績達成状況等を踏まえたうえで、次なる成長を見据えた戦略をもとに、2024年3月期から2028年3月期までの5ヶ年を対象とする中期経営計画「NEXT VISION 2028」を2023年4月27日に公表しております。 中期経営計画「NEXT VISION 2028」では、「Value Up from Creativity」をテーマに、以下の基本方針のもと、施策を実行してまいります。 ① 基本方針 (既存間仕切事業の成長) オフィス市場への更なる進出   市場規模の大きい首都圏を中心に、顧客領域を拡大・深耕 新たな営業拠点の展開   更なる全国展開に向けた空白エリアへの新規営業拠点を増設 製品用途の拡大   当社の主力製品である移動間仕切製品のブラッシュアップ ブランディングの強化   ショールームの新規オープンや、当社ウェブサイト及びカタログの刷新 (新規製品の創出) 製品企画人材の採用・育成   採用促進に向けた人事部門の強化と社内環境の整備 製品技術力の向上   製品企画部門における体制強化と業務プロセス改革の推進 デザイン性の向上   共同推進するパートナー企業との更なる連携強化 マーケティングの強化   顧客ニーズや市場調査結果を製品企画に反映する仕組みの構築 (生産・物流オペレーションの高度化) 生産ラインの生産性改善   更なる自動化に向けた設備導入と工程レイアウトの見直し 協力会社とのリレーション強化   施工人材を確保するための協力会社との連携強化 生産拠点の環境対策   コスト削減を含めたグリーントランスフォーメーション推進 物流網の再構築   2024年問題対策と物流増を見込んだ物流倉庫やルート見直し ② 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2028年3月期の定量目標は以下のとおりであります。 売上高年平均成長率   4%~6%※1 売上高営業利益率   8%~10% ROE   8%以上 ※1 2023年3月期を基準とし、2028年3月期までの年平均成長率 ③ 投資計画 2028年3月期に目指す将来像に向けて、中期経営計画期間中において、累計150億円以上の積極的な投資を計画しております。 ④ 資本政策 株主の皆様へ安定的かつ継続的な利益還元を行うことが最も重要であると考えており、資本効率の重要性を認識するとともに、財務体質の健全性を維持した上で、純資産配当率(DOE)6%を目安とする配当を実施すること、また、持続的な成長の実現等により配当水準の安定的向上を目指すことを株主還元方針として掲げております。 ⑤ サステナビリティ推進 社会課題の解決と当社が持続的に成長するために特定した重要課題に取り組み、ESG経営を推進してまいります。 環境(E)   環境問題及び気候変動問題への対応 社会(S)   快適で働きやすく多様な人材が活躍できる職場環境の整備 ガバナンス(G)   ガバナンスとリスク管理体制の更なる強化 (3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 今後の経済見通しにつきましては、中東情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策の動向などに懸念があるものの、雇用の改善や賃上げによる所得環境の改善を背景に、緩やかな景気回復が続くことが期待されます。 当社事業を取り巻く市場環境としては、首都圏を中心とした都市再開発事業が進行する中、新しい働き方への対応や人材確保を目的としたオフィス環境への投資は、引き続き堅調に推移することが見込まれます。一方、中長期的には国内少子高齢化と生産年齢人口の減少に伴う労働力不足の深刻化、原材料やエネルギー価格の高騰、急速なデジタル化の進展など、社会環境が大きく変化する中、変化に柔軟に対応していく必要性が高まっております。 このような状況にあって当社は、中期経営計画「NEXT VISION 2028」の4年目として、3つの基本方針「既存間仕切事業の成長」「新規製品の創出」「生産・物流オペレーションの高度化」に基づく施策を着実に実行してまいります。当社の強みを活かした既存事業の深耕・高度化と、新しい空間価値を創造する新規製品の開発、最新設備の導入やDXの推進等により業績の拡大に努め、持続的な企業価値向上を目指してまいります。社会課題の解決と当社が持続的に成長するための重要課題への取り組みを通じて、ESG経営を推進するとともに、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。 また、当社は「資本コストや株価を意識した経営」を重要課題として認識しており、資本コストを上回るRОE目標の設定や株主還元の強化など、企業価値向上に向けた方針を明確に開示し、取り組みを進めております。その結果、市場から一定の評価を受け、株価純資産倍率(PBR)は1倍割れの状況から改善いたしました。引き続き、収益性の改善と株主還元の充実に努め、資本収益性の改善を図り、企業価値の一層の向上に向けて取り組んでまいります。
経営方針・対処すべき課題2,438字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、間仕切の専門メーカーとして、ビルの高層化・建物の工期短縮という建設業界の要請に即して、受注から設計、製造、販売、施工、サービスまでの「自社一貫システム」をもって、様々な新製品を社会に送り出し高い評価を得てまいりました。今後においても当社の専門分野である間仕切関連製品を中心に、新製品の開発、サービスの向上を通じて、着実な業容の拡大と安定した収益を継続して上げることにより、取引先・従業員・株主との共存共栄を図って社会への一層の貢献を行うことを経営指針として活動してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社は事業領域における経営環境の変化及び過年度の業績達成状況等を踏まえたうえで、次なる成長を見据えた戦略をもとに、2024年3月期から2028年3月期までの5ヶ年を対象とする中期経営計画「NEXT VISION 2028」を2023年4月27日に公表しております。 中期経営計画「NEXT VISION 2028」では、「Value Up from Creativity」をテーマに、以下の基本方針のもと、施策を実行してまいります。 ① 基本方針 (既存間仕切事業の成長) オフィス市場への更なる進出   市場規模の大きい首都圏を中心に、顧客領域を拡大・深耕 新たな営業拠点の展開   更なる全国展開に向けた空白エリアへの新規営業拠点を増設 製品用途の拡大   当社の主力製品である移動間仕切製品のブラッシュアップ ブランディングの強化   ショールームの新規オープンや、当社ウェブサイト及びカタログの刷新 (新規製品の創出) 製品企画人材の採用・育成   採用促進に向けた人事部門の強化と社内環境の整備 製品技術力の向上   製品企画部門における体制強化と業務プロセス改革の推進 デザイン性の向上   共同推進するパートナー企業との更なる連携強化 マーケティングの強化   顧客ニーズや市場調査結果を製品企画に反映する仕組みの構築 (生産・物流オペレーションの高度化) 生産ラインの生産性改善   更なる自動化に向けた設備導入と工程レイアウトの見直し 協力会社とのリレーション強化   施工人材を確保するための協力会社との連携強化 生産拠点の環境対策   コスト削減を含めたグリーントランスフォーメーション推進 物流網の再構築   2024年問題対策と物流増を見込んだ物流倉庫やルート見直し ② 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度である2028年3月期の定量目標は以下のとおりであります。 売上高年平均成長率   4%~6%※1 売上高営業利益率   8%~10% ROE   8%以上 ※1 2023年3月期を基準とし、2028年3月期までの年平均成長率 ③ 投資計画 2028年3月期に目指す将来像に向けて、中期経営計画期間中において、累計150億円以上の積極的な投資を計画しております。 ④ 資本政策 株主の皆様へ安定的かつ継続的な利益還元を行うことが最も重要であると考えており、資本効率の重要性を認識するとともに、財務体質の健全性を維持した上で、純資産配当率(DOE)6%を目安とする配当を実施すること、また、持続的な成長の実現等により配当水準の安定的向上を目指すことを株主還元方針として掲げております。 ⑤ サステナビリティ推進 社会課題の解決と当社が持続的に成長するために特定した重要課題に取り組み、ESG経営を推進してまいります。 環境(E)   環境問題及び気候変動問題への対応 社会(S)   快適で働きやすく多様な人材が活躍できる職場環境の整備 ガバナンス(G)   ガバナンスとリスク管理体制の更なる強化 (3) 経営環境及び会社の対処すべき課題 今後の経済見通しにつきましては、中東情勢や金融資本市場の変動、米国の通商政策の動向などに懸念があるものの、雇用の改善や賃上げによる所得環境の改善を背景に、緩やかな景気回復が続くことが期待されます。 当社事業を取り巻く市場環境としては、首都圏を中心とした都市再開発事業が進行する中、新しい働き方への対応や人材確保を目的としたオフィス環境への投資は、引き続き堅調に推移することが見込まれます。一方、中長期的には国内少子高齢化と生産年齢人口の減少に伴う労働力不足の深刻化、原材料やエネルギー価格の高騰、急速なデジタル化の進展など、社会環境が大きく変化する中、変化に柔軟に対応していく必要性が高まっております。 このような状況にあって当社は、中期経営計画「NEXT VISION 2028」の4年目として、3つの基本方針「既存間仕切事業の成長」「新規製品の創出」「生産・物流オペレーションの高度化」に基づく施策を着実に実行してまいります。当社の強みを活かした既存事業の深耕・高度化と、新しい空間価値を創造する新規製品の開発、最新設備の導入やDXの推進等により業績の拡大に努め、持続的な企業価値向上を目指してまいります。社会課題の解決と当社が持続的に成長するための重要課題への取り組みを通じて、ESG経営を推進するとともに、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。 また、当社は「資本コストや株価を意識した経営」を重要課題として認識しており、資本コストを上回るRОE目標の設定や株主還元の強化など、企業価値向上に向けた方針を明確に開示し、取り組みを進めております。その結果、市場から一定の評価を受け、株価純資産倍率(PBR)は1倍割れの状況から改善いたしました。引き続き、収益性の改善と株主還元の充実に努め、資本収益性の改善を図り、企業価値の一層の向上に向けて取り組んでまいります。
事業等のリスク2,806字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度やその期間、当該リスクが明らかになった場合に当社の業績へ与える影響につきましては、合理的に見通しを立てることが困難であることから記載しておりません。当社は、コンプライアンス体制の確立、浸透、定着及びリスク管理体制の整備と適切なリスク対応を図るためにコンプライアンス・リスク管理委員会を設置しており、リスクの未然防止を図っております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 国内情勢及び経済動向について 当社は建物に使用される間仕切の製造及び販売、施工を行っており、販売はすべて国内市場に限定されております。当社製品を用途別に分類すると、当事業年度においては、売上高の約24%が官公庁向け、約76%が民間向けとなっております。官公庁向けについては、公共投資の動向は日本国政府及び地方自治体の政策によって決定されるものであり、安定的に推移するものとは限りません。民間向けについては、景気の変動や企業収益の悪化等により、オフィス、商業施設等への投資が抑制される可能性があります。したがって、公共投資及び民間設備投資の減少は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、市場規模の大きい首都圏を中心とした顧客領域の拡大や、空白エリアへの営業拠点の設置、製品用途の拡大などに取り組んでおります。これにより、外部環境の変化に左右されにくい顧客基盤と事業領域の確立を図っております。 (2) 原材料等の価格変動及び調達について 当社は、製品の主要原材料である鋼板等を外部から調達しており、その価格や供給状況は、市況の変動、需給の逼迫等に加え、事故や自然災害、仕入先における不測の事態等の影響を受ける可能性があります。これらの要因により、原材料価格が高騰し、価格上昇分を販売価格に適切に転嫁できない場合、または原材料等の調達が停止した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、工数削減や歩留まり改善等による生産性向上を通じて原価低減に努めております。仕入先の分散や重要資材の政策的在庫の確保等により、安定的な調達体制の整備を進めております。 (3) 人材の確保・育成について 当社は、製品の設計、製造、販売、施工、サービスまでの一連のプロセスを自社で一貫して担っており、各プロセスにおいて高い専門性を持つ人材を継続的に確保し、育成していくことが不可欠であると認識しております。しかしながら、労働市場における人材獲得競争の激化や、専門性や経験を有する人材の流出等により、必要な人材の採用・育成が計画どおりに進まない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、新卒・中途を問わず計画的な採用活動を継続するとともに、人事制度の見直しを通じて、マネジメントコースと専門職コースに区分したキャリアパスを設定し、社員が自身の志向に応じて専門性を高められる環境を整備しております。さらに、仕事と家庭の両立を支援するため、積立休暇制度の用途拡大や時短勤務制度の対象拡大など、働きやすい職場環境の整備を推進することで、優秀人材の確保と定着に努めております。 (4) 自然災害等について 地震・集中豪雨等の天災や火災等の災害により社会的混乱等が発生した場合、事業活動の停止や機会損失、復旧のための費用負担により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、このような大規模災害等により、業務停止が長期にわたり継続する場合を想定し、早期の事業回復を実現するためのBCP(事業継続計画)を策定しており、人命と安全確保を最優先としつつ、顧客サービス維持を図り、企業の社会的責任を果たしてまいります。 (5) 品質保証について 当社が提供する製品・サービスに重大な欠陥・瑕疵が生じた場合は、相応の費用負担が発生するため、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、製品の設計から製造、販売、施工の各プロセスにおいて、国際規格のISO9001に基づいた品質マネジメントシステムを構築・運用しております。不良低減活動及び品質マネジメントシステムの継続的な改善を通じ、顧客の要求品質を満たした製品・サービスの提供に努めております。 (6) 内部統制・コンプライアンスについて 当社は、法令・規則及び社内ルールを遵守し、誠実かつ公正な企業活動の実践に努めておりますが、法令等に抵触する行為や、内部統制が十分に機能していないと評価される事態が生じた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これに対し当社では、「行動規範」に基づき、すべての役員及び従業員を対象に、入社時及び年1回のコンプライアンス教育を実施するとともに、法令違反や不正行為の早期発見・是正を図るための内部通報制度を整備しております。また、内部統制システム構築に関する基本方針に基づき、財務報告の信頼性や業務の有効性と効率性を確保するための内部統制体制を整備・運用しております。 (7) 情報セキュリティについて 当社の事業活動において、情報システムは必要不可欠なものとなっており、サイバー攻撃やコンピュータウイルスの感染等により重大な情報システム障害が発生した場合には、当社の正常な事業活動に影響が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、情報漏洩等の事態が発生した場合、当社の信用低下、顧客等に対する損害賠償責任が発生する恐れがあります。 これに対し当社では、情報セキュリティ基本方針及び情報セキュリティに関する各種内部規定に基づき、情報セキュリティ管理体制を整備・運用しております。不正アクセス、情報の紛失・改ざん・漏洩の防止及び被害の最小化に向けたセキュリティ対策を講じるとともに、社員教育や監査の実施を通じて、情報セキュリティレベルの継続的な向上に取り組んでおります。 (8) 気候変動について 当社は、かけがえのない地球環境を守るため、「企業活動と環境保全の調和」を経営の重要課題のひとつとしており、企業活動における環境負荷の低減活動に取り組んでおります。また、気候変動によるリスク及び機会が当社の業績に与える影響について分析を行っております。詳細につきましては、「第2 事業の状況 サステナビリティに関する考え方及び取組 2.気候変動への対応(TCFDに基づく情報開示)」に記載のとおりであります。
経営成績の分析 (MD&A)4,351字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績 当事業年度のわが国経済は、物価上昇の継続や米国の通商政策による影響が、わが国景気を下押しするリスクとなっているものの、雇用や所得環境の改善により景気は緩やかに回復しております。 このような状況にあって当社は、中期経営計画「NEXT VISION 2028」に基づき、3つの基本方針「既存間仕切事業の成長」「新規製品の創出」「生産・物流オペレーションの高度化」に取り組んでまいりました。 「既存間仕切事業の成長」につきましては、当事業年度より東京ショールームにおいて建築セミナーを開催するなど、設計士をはじめとした建築関係者に当社製品に直接触れていただく機会を創出し、受注・販売の増加に取り組んでまいりました。また、同ショールームは第38回日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞 クリエイティブ・オフィス賞」を受賞し、こうした外部評価も踏まえ、より一層ブランディングの強化を図り、事業成長に活用してまいります。 「新規製品の創出」につきましては、高層建築用・外装用移動間仕切「SKYDOOR」を開発いたしました。耐風圧性、気密性、水密性においてJISの最高等級の性能を有し、これまで高層階では困難であった大開口を、横方向にスライドする移動壁で実現することで超高層建築に開放感をもたらし、新たな体験価値を提供します。 「生産・物流オペレーションの高度化」につきましては、可動間仕切の生産能力の増強と出荷能力の強化等を目的とした加賀工場2号棟(仮称)の建設を進めており、2027年5月の操業開始に向けて順調に進行しております。 経営成績につきましては、旺盛なオフィスの移転やリニューアル需要を背景に、オフィス向けでは主力の可動間仕切並びにトイレブースが堅調に推移いたしました。また、文化施設向けでは移動間仕切が大きく伸長いたしました。以上の結果、売上高は467億25百万円(前事業年度比4.7%増)となりました。受注高は483億15百万円(前事業年度比3.2%増)、受注残高は204億86百万円(前事業年度比8.4%増)となり、好調に推移しております。 利益面につきましては、高付加価値製品の販売増加等により、売上総利益率が36.1%(前事業年度比0.8ポイント改善)となったことに加え、増収効果により、ベースアップ等による人件費の増加を吸収し、営業利益は40億99百万円(前事業年度比12.8%増)、経常利益は41億50百万円(前事業年度比10.5%増)、当期純利益は30億48百万円(前事業年度比15.0%増)となりました。 なお、当事業年度の品目別の売上高、受注高及び受注残高の状況は以下のとおりです。 ① 生産実績 当事業年度における品目別生産実績は次のとおりであります。 品目   生産高(百万円)   前事業年度比(%) 可動間仕切   20,973   106.7 固定間仕切   9,410   100.1 トイレブース   8,207   105.9 移動間仕切   6,145   102.2 ロー間仕切   798   130.9 その他   1,185   100.2 合計   46,721   104.7 (注) 1  金額は販売価格で表示しています。 2  その他の主なものは、既存間仕切の解体・移設組立であります。 ② 受注実績 当事業年度における品目別受注実績は次のとおりであります。 品目   受注高   受注残高 金額(百万円)   前事業年度比(%)   金額(百万円)   前事業年度比(%) 可動間仕切   21,455   102.7   5,759   109.0 固定間仕切   9,062   90.7   5,267   93.8 トイレブース   8,547   106.1   3,783   109.8 移動間仕切   7,186   117.4   5,205   125.0 ロー間仕切   813   129.6   101   118.2 その他   1,249   109.1   369   121.9 合計   48,315   103.2   20,486   108.4 (注) 1  金額は販売価格で表示しています。 2  その他の主なものは、既存間仕切の解体・移設組立であります。 ③ 販売実績 当事業年度における品目別販売実績は次のとおりであります。 品目   販売高(百万円)   前事業年度比(%) 可動間仕切   20,980   106.7 固定間仕切   9,410   100.1 トイレブース   8,207   105.9 移動間仕切   6,145   102.2 ロー間仕切   798   130.9 その他   1,183   100.1 合計   46,725   104.7 (注) 1  その他の主なものは、既存間仕切の解体・移設組立であります。 2  前事業年度及び当事業年度のいずれにおいても、相手先別販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。 (2) 財政状態 当事業年度末における財政状態は、総資産は486億3百万円となり、前事業年度末と比較して18億47百万円の増加となりました。 資産の部では、流動資産は271億89百万円となり、前事業年度末と比較して41億33百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金44億68百万円、受取手形4億20百万円の減少と、電子記録債権4億88百万円、棚卸資産1億61百万円の増加によるものであります。固定資産は214億14百万円となり、前事業年度末と比較して59億80百万円の増加となりました。これは主に、加賀工場2号棟(仮称)建設工事等に伴う建設仮勘定54億41百万円の増加による有形固定資産58億82百万円の増加によるものであります。 負債の部では、流動負債は67億13百万円となり、前事業年度末と比較して3億40百万円の増加となりました。これは主に未払法人税等1億9百万円の減少と、買掛金99百万円、未払金91百万円、流動負債「その他」に含まれる未払消費税等2億7百万円の増加によるものであります。固定負債は26億53百万円となり、前事業年度末と比較して61百万円の増加となりました。 純資産の部では、純資産の総額は392億36百万円となり、前事業年度末と比較して14億46百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金12億53百万円の増加によるものであります。以上の結果、自己資本比率は80.7%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、内部留保の充実を図りつつ、運転資金、設備投資、株主還元等へ資金を充当しております。 その結果、当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は101億44百万円となり、前事業年度末より35億4百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ①  営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により増加した資金は43億85百万円(前事業年度は33億27百万円の増加)となりました。これは主に、税引前当期純利益41億28百万円の計上、減価償却費12億1百万円による増加と、法人税等の支払額12億20百万円による減少によるものであります。 ②  投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により減少した資金は60億86百万円(前事業年度は4億69百万円の減少)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出71億5百万円による減少と、定期預金の預入及び払戻による純収入10億円による増加によるものであります。 ③  財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により減少した資金は18億3百万円(前事業年度は27億29百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額17億88百万円による減少によるものであります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 (5) 資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち、主なものは製造原価、工事原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要は、各工場の既存機械装置の維持更新及び本社建屋の維持更新等を含む、事業運営上必要な設備投資によるものであります。運転資金及び設備資金の資金調達につきましては、主に営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金で対応しております。 (6) 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、事業効率向上と株主価値の最大化を図るため資本効率重視の経営を目指しており、中期経営計画「NEXT VISION 2028」においては売上高年平均成長率、売上高営業利益率、ROEの3つを経営指標として定めており、その定量目標と当事業年度における実績については、以下のとおりであります。 経営指標   2026年3月期実績   2028年3月期目標 売上高年平均成長率    7.3%※1    4%~6%※1 売上高営業利益率   8.8%   8%~10% ROE   7.9%   8%以上 ※1 2023年3月期を基準とした年平均成長率

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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