概要
松井建設は1586年創業の中堅ゼネコンで、東京都中央区に本社を置く。オフィスビル、工場、商業施設の建築工事を主力とし、連結売上高は2026年3月期に960億円、営業利益56億円を計上した。従業員数771人、自己資本比率65.1%の堅実な財務体質を持つ。1961年に東証2部上場、2023年からスタンダード市場に所属。子会社に松友商事と松井リフォームがある。
建設事業が連結売上高の98%を占める
2026年3月期、建設事業の完成工事高は944億70百万円で連結売上高の98.4%を占め、セグメント利益は62億3百万円(前年比70.3%増)となった。同セグメントの受注高は1029億21百万円(前期比1.8%減)ながら、利益率の高い案件への選別受注を進めた結果、完成工事総利益率が改善した。オフィスビル、工場、商業施設が主力分野であり、連結子会社の松井リフォームが建築工事の一部を担っている。受注残高は1,036億円を超え、今後の収益基盤を確保している。
不動産事業は売上減少も安定収益を維持
不動産事業等セグメントの2026年3月期売上高は15億67百万円(前期比27.2%減)、セグメント利益は5億87百万円(同10.2%減)となった。連結子会社の松友商事が土地・建物の売買と賃貸を手掛け、当社も賃貸住宅や貸事務所の不動産事業を営む。開発型不動産売上の減少が響いたが、賃貸収入が安定しており、グループ全体の収益を下支えしている。また、関連会社のいなぎ文化センターサービスがPFI事業(公共施設の建設・維持管理・運営)を展開する。
高い自己資本比率と身の丈経営の財務戦略
2026年3月期末の自己資本比率は65.1%と高く、有利子負債は短期借入金の返済により減少した。営業活動によるキャッシュフローは92億円のプラスを計上し、財務基盤は健全である。経営方針として「身の丈経営」を掲げ、規模拡大よりも質的成長を重視する。中期経営計画(2025-2027)では、2027年度にROE6%、売上高990億円、営業利益35億円を目標とする。配当性向50%を目安に株主還元も継続する方針である。
1586年創業の歴史と全国6支店のネットワーク
松井建設は1586年の創業とされ、社寺建築の技術を連綿と受け継いできた。現在は本社(東京)のほか、大阪、名古屋、北陸、東北、九州の6支店を擁する。1961年に東証2部上場、1966年に1部指定、2022年にプライム市場へ移行したが、2023年にはスタンダード市場へ自主的に移行した。取引先との長期的な信用関係を強みとし、選別受注による収益性向上を図っている。
業界の中での役割は公共・民間の建築工事を請け負う建設業者であり、不動産の有効活用を提案するデベロッパーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 建設事業 | 945億円 | 98.3% | 62億円 | 6.6% |
| 不動産事業等 | 16億円 | 1.7% | 6億円 | 37.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設工事(請負)主力
当社及び連結子会社の松井リフォームが建設工事の請負を担当。松井リフォームに工事の一部を発注するほか、関連会社からも受注している。
- 建設工事(建築)
- 建物の新築・改修等の建設工事一式。
02不動産事業準主力
当社と子会社の松友商事が土地・建物の売買、賃貸住宅・貸事務所等の不動産事業を展開。関連会社のいなぎ文化センターサービスはPFI事業も手がける。
- 不動産売買
- 土地・建物の売買。
- 賃貸住宅・貸事務所
- 賃貸用住宅や事務所の提供。
製品と技術
建築事業の主力:オフィス・工場・商業施設
建設事業の完成工事高の大半をオフィスビル、工場、商業施設が占める。2026年3月期の個別受注高は建築工事1,001億85百万円、土木工事12億10百万円で、建築が圧倒的な比率を占める。同社は長年の実績に基づき、企業の本社ビルや生産拠点、ショッピングセンターなど多様な建築物を手掛ける。また、子会社の松井リフォームを通じてリノベーション工事も提供し、ストック市場にも対応している。
環境配慮施工とBIM活用の推進
経営環境認識の中で、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(同住宅)などの環境配慮施工の普及を挙げ、これに対応した施工体制を整えている。また、BIM(Building Information Modeling)の活用を促進し、設計・施工の効率化と品質向上を図っている。これらの取り組みは、建設業界におけるDXの加速やGHG(温室効果ガス)情報開示への対応として位置づけられている。
不動産事業とPFI事業の展開
不動産事業では、連結子会社の松友商事が土地・建物の売買と賃貸を営み、当社も賃貸住宅や貸事務所を所有する。安定的な賃貸収入がグループ収益を支える。また、関連会社のいなぎ文化センターサービスがPFI事業を展開し、公共施設の建設・維持管理・運営を手掛ける。PFIは民間の資金と技術を活用する事業手法であり、同社グループの非建設収益源の一つとなっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
中堅ゼネコンで地域密着、収益力改善中
同社は中堅ゼネコンで、売上高約993億円(2025年3月期)。業界内では、ショーボンドホールディングスやミライト・ワンなど大手と比較して規模は小さいが、地域密着型の施工で差別化。収益性は改善傾向にあり、営業利益率は2025年3月期3.42%から2026年3月期5.94%に上昇見込み。売上高は横ばいだが、利益率向上が注目される。公共工事と民間工事のバランスが取れており、安定した受注基盤を持つ。
強み
- 営業利益率が2026年3月期に5.94%へ上昇、効率化が進む。
- 特定地域に強い営業網を持ち、公共工事の受注に強み。
- 売上高約1,000億円を維持し、受注残高も安定。
- 公共と民間の両方に分散し、景気変動の影響を緩和。
課題
- 建設業界全体の人材不足が続き、工期遅延やコスト増のリスク。
- 大手ゼネコンに比べ規模が小さく、大型案件で劣勢。
- 建設資材価格の上昇が利益を圧迫する可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が松井建設
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1887日本国土開発 | 484億円 | 7.9倍 |
| 2 | 1888若築建設 | 481億円 | 10.8倍 |
| 3 | 1827ナカノフドー建設 | 466億円 | 10.6倍 |
| 4 | 1930北陸電気工事 | 464億円 | 11.1倍 |
| 5 | 1813不動テトラ | 460億円 | 9.5倍 |
| 6 | 1810松井建設 | 449億円 | 9.7倍 |
| 7 | 5074テスホールディングス | 445億円 | 21.0倍 |
| 8 | 256A飛島ホールディングス | 411億円 | 8.5倍 |
| 9 | 1736オーテック | 410億円 | 10.3倍 |
| 10 | 1899福田組 | 407億円 | 10.2倍 |
| 11 | 1814大末建設 | 386億円 | 10.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
建設業法登録と東証上場への道(1949-1961)
1949年10月、建設業法に基づく大臣登録を完了し、建設業者としての基盤を固めた。1955年8月には大阪支店と名古屋支店を開設し、営業エリアを関西・中部へ拡大。1960年5月には北陸支店を加え、1961年10月に東京証券取引所市場第二部へ上場を果たした。上場からわずか6年で第一部への指定替えを実現するなど、成長の基盤を築いた。
支店網の拡充と子会社設立(1966-1972)
1966年8月、東証第一部に指定替え。1970年4月には連結子会社となる松友商事を設立し、不動産事業に本格参入。1972年4月には東北支店と九州支店を開設し、全国6支店体制が整った。同年8月には本店を東京都港区から現在の中央区新川へ移転し、経営基盤を強化した。
事業目的の多様化とリフォーム子会社設立(1985-1998)
1985年6月、定款変更によりスポーツ・観光・レジャー施設の経営管理を事業目的に追加。翌1986年6月には不動産の賃貸・仲介も加え、事業領域を拡大した。1998年3月には連結子会社となる松井リフォームを設立し、リフォーム工事の需要に対応した。同時期、建設業法改正に伴う許可更新や宅建業法免許の取得を順次行い、法規制に適合している。
発電事業への参入と市場区分変更(2013-2023)
2013年6月、定款に発電事業と電気の売買を追加し、再生可能エネルギー分野への事業拡大の可能性を探った。2022年4月の東証市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行したが、2023年10月には自主的にスタンダード市場へ移行した。これは「身の丈経営」の方針に沿った判断である。同年、中期経営計画を策定し、ROE改善を重点課題に掲げた。
スタンダード市場へ自主移行した2023年
2022年4月にプライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へ自主的に移行した。過度な規模拡大を避ける姿勢を示すもので、これ以降、選別受注による利益率向上を進めている。2026年3月期の営業利益率は5.9%に改善し、中期経営計画では2027年度にROE6%を目標とする。
年表19件を開く
1940年代
- 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)第481号登録を完了(以後2年ごとに登録更新)
1950年代
- 1955年8月大阪支店、名古屋支店を開設
1960年代
- 1960年5月北陸支店を開設
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 1966年8月東京証券取引所市場第一部に指定替
1970年代
- 1970年4月松友商事株式会社設立(現・連結子会社)
- 1972年4月東北支店、九州支店を開設
- 1972年8月本店を東京都港区より現在地に移転
- 1974年3月建設業法の改正により建設大臣許可(特-48)第3354号の許可を受けた。(以後3年ごとに許可更新)
- 1975年12月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第2198号を取得(以後3年ごとに免許更新)
1980年代
- 1980年4月東京支店を本社より分離開設
- 1985年6月定款の一部を変更し、事業目的にスポーツ、観光、レジャー施設の経営および管理を追加
- 1986年6月定款の一部を変更し、事業目的に不動産の賃貸ならびに仲介を追加
1990年代
- 1995年3月建設業法の改正により建設大臣許可(特-6)第3354号の許可を受けた。(以後5年ごとに許可更新)
- 1997年5月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第5639号を取得(以後5年ごとに免許更新)
- 1998年3月松井リフォーム株式会社設立(現・連結子会社)
2010年代
- 2013年6月定款の一部を変更し、事業目的に発電事業および電気の売買を追加
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
- 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場へ移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で771人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は838万円で、9期前と比べて+15.2%。平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は19.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 750 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 756 | — |
| 2019年3月 | 727 | 44.0 | 17.7 | 772 | — |
| 2020年3月 | 743 | 44.3 | 18.1 | 774 | — |
| 2021年3月 | 719 | 44.6 | 18.6 | 768 | — |
| 2022年3月 | 722 | 44.7 | 18.8 | 773 | — |
| 2023年3月 | 783 | 44.5 | 19.2 | 766 | — |
| 2024年3月 | 797 | 44.5 | 19.3 | 767 | — |
| 2025年3月 | 805 | 44.6 | 19.2 | 762 | 446 |
| 2026年3月 | 838 | 44.0 | 19.4 | 771 | 739 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内松友商事㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内松井リフォーム㈱東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 調達6.7億円名古屋地家裁半田支部庁舎新営建築工事(再度)最高裁判所 · 2020-02-27
- 調達4,030万円本館本会議場天井鉄骨補強工事衆議院 · 2023-10-27
- 調達218万円国会議事堂本館の内壁現況調査衆議院 · 2023-02-09
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は960億円、営業利益は57億円。前期と比べると減収増益で、売上が-3.3%、利益が+67.6%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 960億円 | 960億円 |
| 営業利益 | 54億円 | 57億円 |
| 純利益 | 40億円 | 44億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は203億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−4.2%、営業利益は+550.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 234 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 212 | 2 | 0.9 | 3 |
| 2024年2Q | 246 | 4 | 1.6 | 4 |
| 2024年3Q | 252 | −1 | −0.4 | 1 |
| 2024年4Q | 260 | — | — | 4 |
| 2025年2Q | 458 | 4 | 0.9 | 5 |
| 2025年4Q | 535 | 30 | 5.6 | 22 |
| 2026年2Q | 463 | 26 | 5.6 | 20 |
| 2026年4Q | 497 | 31 | 6.2 | 24 |
| 2027年1Q | 203 | 13 | 6.4 | 12 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は778億円から960億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 778 | — | 8 | — | 6 |
| 2014年3月 | 785 | — | 18 | — | 8 |
| 2015年3月 | 851 | — | 39 | — | 22 |
| 2016年3月 | 880 | — | 63 | — | 38 |
| 2017年3月 | 893 | — | 64 | — | 44 |
| 2018年3月 | 923 | — | 54 | — | 36 |
| 2019年3月 | 925 | — | 51 | — | 37 |
| 2020年3月 | 944 | — | 38 | — | 26 |
| 2021年3月 | 876 | — | 33 | — | 23 |
| 2022年3月 | 825 | — | 28 | — | 18 |
| 2023年3月 | 887 | — | 27 | — | 17 |
| 2024年3月 | 970 | — | 8 | — | 12 |
| 2025年3月 | 993 | 34 | 38 | 3.4 | 27 |
| 2026年3月 | 960 | 57 | 62 | 5.9 | 44 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高960億円のうち、営業利益として残るのは57億円で5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.6%851億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.4%52億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%57億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが92億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは85億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は165億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −1 | 3 | −3 | 2 | 106 |
| 2014年3月 | 90 | 8 | −3 | 98 | 201 |
| 2015年3月 | −7 | −42 | −5 | −49 | 147 |
| 2016年3月 | 105 | 1 | −4 | 106 | 250 |
| 2017年3月 | 30 | −22 | −6 | 8 | 252 |
| 2018年3月 | 50 | −17 | −7 | 33 | 276 |
| 2019年3月 | −20 | −18 | −8 | −38 | 231 |
| 2020年3月 | −93 | 7 | −8 | −86 | 138 |
| 2021年3月 | 71 | −10 | −8 | 61 | 191 |
| 2022年3月 | 0 | −23 | −14 | −23 | 153 |
| 2023年3月 | 72 | −5 | −9 | 67 | 210 |
| 2024年3月 | −162 | 0 | 38 | −162 | 86 |
| 2025年3月 | 76 | −2 | −31 | 74 | 130 |
| 2026年3月 | 92 | −7 | −51 | 85 | 165 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は876億円。このうち返さなくてよい自己資本が570億円で、自己資本比率は65.1%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 502 | 215 | 287 | 42.8 |
| 2014年3月 | 552 | 221 | 331 | 40.1 |
| 2015年3月 | 614 | 259 | 355 | 42.2 |
| 2016年3月 | 705 | 282 | 423 | 39.9 |
| 2017年3月 | 697 | 326 | 371 | 46.8 |
| 2018年3月 | 787 | 361 | 426 | 45.9 |
| 2019年3月 | 708 | 383 | 325 | 54.2 |
| 2020年3月 | 687 | 391 | 296 | 57.0 |
| 2021年3月 | 744 | 425 | 319 | 57.1 |
| 2022年3月 | 684 | 429 | 255 | 62.7 |
| 2023年3月 | 710 | 442 | 268 | 62.2 |
| 2024年3月 | 776 | 476 | 300 | 61.4 |
| 2025年3月 | 809 | 506 | 303 | 62.6 |
| 2026年3月 | 876 | 570 | 306 | 65.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで140社中19位あたり、逆に低いのは売上成長率で140社中114位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,468で、1年前と比べて+10.2%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 |
| PER (会社予想) | 10.5倍 |
| PBR | 0.73倍 |
| 配当利回り | 4.77% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1,451円。前日比-0.34%と小動き。1ヶ月で+6.85%と上昇基調。25日線(1,409.68円)を+2.9%上回る。52週高値1,964円からは-26.1%と戻り待ち。週足では200日線(1,484円)を下回るも、75日線(1,430円)は維持。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが9.6倍と業界平均14.0倍を大幅に下回り割安感が強い。PBR0.73倍は業界平均1.50倍を下回り、株価純資産倍率も割安。配当利回り5.38%は業界平均3.41%を上回り高水準。ROE8.1%と業界水準並み。割安だが配当性向52.7%と高く、今後の業績次第で減配リスクもある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 10.5倍 | — |
| PBR | 0.73倍 | 1.55倍 |
| ROE | 8.1% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績改善局面にある中堅ゼネコン。強気派は、2026年3月期の営業利益率5.94%への改善や、純利益44億円と大幅増益予想を評価。配当利回り5.38%と高い。一方、弱気派は、売上高は横ばいで成長性に乏しく、受注競争の激化で利益率の改善が一時的との懸念を持つ。また、PBR0.73倍と割安だが、ROE8.1%と資本効率は高くない。
- 利益改善
2026/3期営業利益率5.94%、純利益44億円と増益
- 高配当利回り
配当利回り5.38%と安定配当
- 割安指標
PER9.6倍、PBR0.73倍と割安
- 2026/3期営業利益57億円へ増益2026/3期影響強
前期比+67.6%増益、営業利益率5.94%へ改善
- PBR0.73倍の割安修正期待継続影響中
PBR1倍割れは解散価値以下、改善策に注目
- 配当利回り5.38%の下支え通年影響弱
高配当利回りが株価下落を抑制
- 公共投資増加による受注拡大2027年影響中
政府の建設投資拡大で受注増加期待
- 成長性乏しい
売上高1000億円前後で横ばい推移
- ROE低位
ROE8.1%と資本効率が低い
- 受注競争激化
建設業界の競争激化で利益率改善に不透明感
- 売上高の伸び悩み2026/3期影響強
売上960億円は前期比-3.3%、成長鈍化
- ROE8.1%の低収益性通年影響中
資本効率低く、収益改善なければバリュエーション上昇難
- 資材高・人手不足によるコスト増継続影響中
建設業界全体の課題、利益率圧迫
- 外国人保有率3.1%の低流動性継続影響弱
株価上昇後の利食い売りリスク
- 受注高
- 将来の収益基盤を示す先行指標
- 営業利益率
- 改善トレンド継続かを確認
- ROE
- 資本効率の改善度合いを評価
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+62.5%。いまの株価に対する利回りは4.77%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 22 | — | 16.6 |
| 2018年3月 | 24 | 9.1 | 20.0 |
| 2019年3月 | 25 | 4.2 | 22.1 |
| 2020年3月 | 25 | 0.0 | 28.8 |
| 2021年3月 | 20 | −20.0 | 34.8 |
| 2022年3月 | 24 | 20.0 | 42.3 |
| 2023年3月 | 25 | 4.2 | 48.0 |
| 2024年3月 | 26 | 4.0 | 69.8 |
| 2025年3月 | 48 | 84.6 | 52.5 |
| 2026年3月 | 78 | 62.5 | 52.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,608人。区分でいちばん多いのは個人・その他で40.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 28.2 | 31.3 | 34.2 | 34.0 | 34.5 | 40.8 |
| 金融機関 | 40.2 | 36.4 | 32.9 | 31.9 | 31.7 | 29.9 |
| 事業法人 | 27.6 | 28.1 | 28.4 | 28.5 | 31.1 | 24.8 |
| 自己株式 | 0.2 | 3.1 | 3.6 | 5.2 | 6.0 | 6.7 |
| 外国法人 | 3.5 | 3.4 | 3.8 | 4.7 | 2.0 | 3.1 |
| 証券会社 | 0.5 | 0.7 | 0.7 | 0.9 | 0.7 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.53 |
| 02 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.11 |
| 03 | 松井建設取引先持株会 | 4.27 |
| 04 | 株式会社みずほ銀行 | 4.26 |
| 05 | 株式会社北陸銀行 | 4.26 |
| 06 | 株式会社大垣共立銀行 | 4.02 |
| 07 | 松井建設従業員持株会 | 3.92 |
| 08 | 株式会社松井興産 | 3.06 |
| 09 | 公益財団法人松井角平記念財団 | 2.78 |
| 10 | みずほ信託銀行株式会社 | 2.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+646%、1株純資産は14期で+184%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 20 | 703 | 3.0 | 17.0 | 109.7 |
| 2014年3月 | 28 | 725 | 3.9 | 15.9 | 33.8 |
| 2015年3月 | 72 | 848 | 9.1 | 9.8 | 14.3 |
| 2016年3月 | 126 | 922 | 14.2 | 6.0 | 12.5 |
| 2017年3月 | 144 | 1,068 | 14.5 | 7.0 | 16.6 |
| 2018年3月 | 119 | 1,184 | 10.5 | 6.7 | 20.0 |
| 2019年3月 | 121 | 1,256 | 9.9 | 5.9 | 22.1 |
| 2020年3月 | 84 | 1,282 | 6.6 | 7.9 | 28.8 |
| 2021年3月 | 74 | 1,393 | 5.5 | 10.2 | 34.8 |
| 2022年3月 | 59 | 1,448 | 4.2 | 11.2 | 42.3 |
| 2023年3月 | 58 | 1,499 | 3.9 | 11.8 | 48.0 |
| 2024年3月 | 40 | 1,642 | 2.5 | 23.0 | 69.8 |
| 2025年3月 | 94 | 1,761 | 5.6 | 9.4 | 52.5 |
| 2026年3月 | 152 | 2,000 | 8.1 | 10.4 | 52.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松井角平 | 取締役社長(代表取締役)執行役員 社長 | 64 |
| 片山剛 | 取締役 専務執行役員 営業本部長 | 63 |
| 金子勇 | 取締役 常務執行役員 東京支店長 | 69 |
| 堀博之 | 取締役 執行役員 管理本部長・兼コンプライアンス推進室担当 | 67 |
| 鈴木博光 | 取締役 執行役員 経営本部長 | 67 |
| 長谷川浩市 | 取締役 執行役員 DX推進部担当・兼営業本部営業担当 | 65 |
| 鈴木裕子 | 取締役 | 44 |
| 森田裕三 | 取締役 | 65 |
| 藤野秀吉 | 取締役 | 66 |
| 大井川清 | 常勤監査役 | 76 |
| 山口素子 | 監査役 | 55 |
| 森田庸夫 | 監査役 | 72 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 河野明 | — | 72 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 94 | 52 | 146 | 24 |
| 社外取締役 | 5 | 24 | — | 24 | 5 |
| 監査役 | 1 | 11 | — | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容532字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,083字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,506字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,369字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第97期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第97期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第96期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第96期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第95期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第95期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第94期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第94期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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