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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

松井建設

MATSUI CONSTRUCTION CO., LTD.1810 · Standard · 建設業

建設工事の請負を主力に、不動産事業を併せ持つ中堅ゼネコン。

概要

松井建設は1586年創業の中堅ゼネコンで、東京都中央区に本社を置く。オフィスビル、工場、商業施設の建築工事を主力とし、連結売上高は2026年3月期に960億円、営業利益56億円を計上した。従業員数771人、自己資本比率65.1%の堅実な財務体質を持つ。1961年に東証2部上場、2023年からスタンダード市場に所属。子会社に松友商事と松井リフォームがある。

建設事業が連結売上高の98%を占める

2026年3月期、建設事業の完成工事高は944億70百万円で連結売上高の98.4%を占め、セグメント利益は62億3百万円(前年比70.3%増)となった。同セグメントの受注高は1029億21百万円(前期比1.8%減)ながら、利益率の高い案件への選別受注を進めた結果、完成工事総利益率が改善した。オフィスビル、工場、商業施設が主力分野であり、連結子会社の松井リフォームが建築工事の一部を担っている。受注残高は1,036億円を超え、今後の収益基盤を確保している。

不動産事業は売上減少も安定収益を維持

不動産事業等セグメントの2026年3月期売上高は15億67百万円(前期比27.2%減)、セグメント利益は5億87百万円(同10.2%減)となった。連結子会社の松友商事が土地・建物の売買と賃貸を手掛け、当社も賃貸住宅や貸事務所の不動産事業を営む。開発型不動産売上の減少が響いたが、賃貸収入が安定しており、グループ全体の収益を下支えしている。また、関連会社のいなぎ文化センターサービスがPFI事業(公共施設の建設・維持管理・運営)を展開する。

高い自己資本比率と身の丈経営の財務戦略

2026年3月期末の自己資本比率は65.1%と高く、有利子負債は短期借入金の返済により減少した。営業活動によるキャッシュフローは92億円のプラスを計上し、財務基盤は健全である。経営方針として「身の丈経営」を掲げ、規模拡大よりも質的成長を重視する。中期経営計画(2025-2027)では、2027年度にROE6%、売上高990億円、営業利益35億円を目標とする。配当性向50%を目安に株主還元も継続する方針である。

1586年創業の歴史と全国6支店のネットワーク

松井建設は1586年の創業とされ、社寺建築の技術を連綿と受け継いできた。現在は本社(東京)のほか、大阪、名古屋、北陸、東北、九州の6支店を擁する。1961年に東証2部上場、1966年に1部指定、2022年にプライム市場へ移行したが、2023年にはスタンダード市場へ自主的に移行した。取引先との長期的な信用関係を強みとし、選別受注による収益性向上を図っている。

業界の中での役割は公共・民間の建築工事を請け負う建設業者であり、不動産の有効活用を提案するデベロッパーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
960億円
営業利益
57億円
営業利益率
5.9%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設事業945億円98.3%62億円6.6%
不動産事業等16億円1.7%6億円37.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設工事(請負)主力

当社及び連結子会社の松井リフォームが建設工事の請負を担当。松井リフォームに工事の一部を発注するほか、関連会社からも受注している。

主な製品・サービス1
建設工事(建築)
建物の新築・改修等の建設工事一式。

02不動産事業準主力

当社と子会社の松友商事が土地・建物の売買、賃貸住宅・貸事務所等の不動産事業を展開。関連会社のいなぎ文化センターサービスはPFI事業も手がける。

主な製品・サービス2
不動産売買
土地・建物の売買。
賃貸住宅・貸事務所
賃貸用住宅や事務所の提供。

製品と技術

建築事業の主力:オフィス・工場・商業施設

建設事業の完成工事高の大半をオフィスビル、工場、商業施設が占める。2026年3月期の個別受注高は建築工事1,001億85百万円、土木工事12億10百万円で、建築が圧倒的な比率を占める。同社は長年の実績に基づき、企業の本社ビルや生産拠点、ショッピングセンターなど多様な建築物を手掛ける。また、子会社の松井リフォームを通じてリノベーション工事も提供し、ストック市場にも対応している。

環境配慮施工とBIM活用の推進

経営環境認識の中で、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(同住宅)などの環境配慮施工の普及を挙げ、これに対応した施工体制を整えている。また、BIM(Building Information Modeling)の活用を促進し、設計・施工の効率化と品質向上を図っている。これらの取り組みは、建設業界におけるDXの加速やGHG(温室効果ガス)情報開示への対応として位置づけられている。

不動産事業とPFI事業の展開

不動産事業では、連結子会社の松友商事が土地・建物の売買と賃貸を営み、当社も賃貸住宅や貸事務所を所有する。安定的な賃貸収入がグループ収益を支える。また、関連会社のいなぎ文化センターサービスがPFI事業を展開し、公共施設の建設・維持管理・運営を手掛ける。PFIは民間の資金と技術を活用する事業手法であり、同社グループの非建設収益源の一つとなっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

中堅ゼネコンで地域密着、収益力改善中

同社は中堅ゼネコンで、売上高約993億円(2025年3月期)。業界内では、ショーボンドホールディングスやミライト・ワンなど大手と比較して規模は小さいが、地域密着型の施工で差別化。収益性は改善傾向にあり、営業利益率は2025年3月期3.42%から2026年3月期5.94%に上昇見込み。売上高は横ばいだが、利益率向上が注目される。公共工事と民間工事のバランスが取れており、安定した受注基盤を持つ。

強み

  • 営業利益率が2026年3月期に5.94%へ上昇、効率化が進む。
  • 特定地域に強い営業網を持ち、公共工事の受注に強み。
  • 売上高約1,000億円を維持し、受注残高も安定。
  • 公共と民間の両方に分散し、景気変動の影響を緩和。

課題

  • 建設業界全体の人材不足が続き、工期遅延やコスト増のリスク。
  • 大手ゼネコンに比べ規模が小さく、大型案件で劣勢。
  • 建設資材価格の上昇が利益を圧迫する可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が松井建設

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11887日本国土開発484億円7.9倍
21888若築建設481億円10.8倍
31827ナカノフドー建設466億円10.6倍
41930北陸電気工事464億円11.1倍
51813不動テトラ460億円9.5倍
61810松井建設449億円9.7倍
75074テスホールディングス445億円21.0倍
8256A飛島ホールディングス411億円8.5倍
91736オーテック410億円10.3倍
101899福田組407億円10.2倍
111814大末建設386億円10.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

建設業法登録と東証上場への道(1949-1961)

1949年10月、建設業法に基づく大臣登録を完了し、建設業者としての基盤を固めた。1955年8月には大阪支店と名古屋支店を開設し、営業エリアを関西・中部へ拡大。1960年5月には北陸支店を加え、1961年10月に東京証券取引所市場第二部へ上場を果たした。上場からわずか6年で第一部への指定替えを実現するなど、成長の基盤を築いた。

支店網の拡充と子会社設立(1966-1972)

1966年8月、東証第一部に指定替え。1970年4月には連結子会社となる松友商事を設立し、不動産事業に本格参入。1972年4月には東北支店と九州支店を開設し、全国6支店体制が整った。同年8月には本店を東京都港区から現在の中央区新川へ移転し、経営基盤を強化した。

事業目的の多様化とリフォーム子会社設立(1985-1998)

1985年6月、定款変更によりスポーツ・観光・レジャー施設の経営管理を事業目的に追加。翌1986年6月には不動産の賃貸・仲介も加え、事業領域を拡大した。1998年3月には連結子会社となる松井リフォームを設立し、リフォーム工事の需要に対応した。同時期、建設業法改正に伴う許可更新や宅建業法免許の取得を順次行い、法規制に適合している。

発電事業への参入と市場区分変更(2013-2023)

2013年6月、定款に発電事業と電気の売買を追加し、再生可能エネルギー分野への事業拡大の可能性を探った。2022年4月の東証市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行したが、2023年10月には自主的にスタンダード市場へ移行した。これは「身の丈経営」の方針に沿った判断である。同年、中期経営計画を策定し、ROE改善を重点課題に掲げた。

スタンダード市場へ自主移行した2023年

2022年4月にプライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へ自主的に移行した。過度な規模拡大を避ける姿勢を示すもので、これ以降、選別受注による利益率向上を進めている。2026年3月期の営業利益率は5.9%に改善し、中期経営計画では2027年度にROE6%を目標とする。

年表19件を開く

1940年代

  • 1949年10月建設業法による建設大臣登録(イ)第481号登録を完了(以後2年ごとに登録更新)

1950年代

  • 1955年8月大阪支店、名古屋支店を開設

1960年代

  • 1960年5月北陸支店を開設
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1966年8月東京証券取引所市場第一部に指定替

1970年代

  • 1970年4月松友商事株式会社設立(現・連結子会社)
  • 1972年4月東北支店、九州支店を開設
  • 1972年8月本店を東京都港区より現在地に移転
  • 1974年3月建設業法の改正により建設大臣許可(特-48)第3354号の許可を受けた。(以後3年ごとに許可更新)
  • 1975年12月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第2198号を取得(以後3年ごとに免許更新)

1980年代

  • 1980年4月東京支店を本社より分離開設
  • 1985年6月定款の一部を変更し、事業目的にスポーツ、観光、レジャー施設の経営および管理を追加
  • 1986年6月定款の一部を変更し、事業目的に不動産の賃貸ならびに仲介を追加

1990年代

  • 1995年3月建設業法の改正により建設大臣許可(特-6)第3354号の許可を受けた。(以後5年ごとに許可更新)
  • 1997年5月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第5639号を取得(以後5年ごとに免許更新)
  • 1998年3月松井リフォーム株式会社設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2013年6月定款の一部を変更し、事業目的に発電事業および電気の売買を追加

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年10月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で771人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は838万円で、9期前と比べて+15.2%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は19.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月750
2018年3月756
2019年3月72744.017.7772
2020年3月74344.318.1774
2021年3月71944.618.6768
2022年3月72244.718.8773
2023年3月78344.519.2766
2024年3月79744.519.3767
2025年3月80544.619.2762446
2026年3月83844.019.4771739

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都中央区8,342百万円
東京支店 — 東京都中央区3,565百万円
東北支店 — 宮城県仙台市青葉区1,485百万円
大阪支店 — 大阪府大阪市西区1,212百万円
九州支店 — 福岡県福岡市博多区880百万円
北陸支店 — 石川県金沢市822百万円
名古屋支店 — 愛知県名古屋市中区450百万円
不動産事業等 — 松友商事㈱(東京都中央区)288百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    松友商事㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    松井リフォーム㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    名古屋地家裁半田支部庁舎新営建築工事(再度)
    最高裁判所 · 2020-02-27
    6.7億円
  • 調達
    本館本会議場天井鉄骨補強工事
    衆議院 · 2023-10-27
    4,030万円
  • 調達
    国会議事堂本館の内壁現況調査
    衆議院 · 2023-02-09
    218万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は960億円営業利益57億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.3%、利益が+67.6%。

売上高
-3.3%
960億円
営業利益
+67.6%
57億円
純利益
+63.0%
44億円
営業利益率
5.9%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高960億円960億円
営業利益54億円57億円
純利益40億円44億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は203億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−4.2%、営業利益は+550.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2340
2024年1Q21220.93
2024年2Q24641.64
2024年3Q252−1−0.41
2024年4Q2604
2025年2Q45840.95
2025年4Q535305.622
2026年2Q463265.620
2026年4Q497316.224
2027年1Q203136.412

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は778億円から960億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月77886
2014年3月785188
2015年3月8513922
2016年3月8806338
2017年3月8936444
2018年3月9235436
2019年3月9255137
2020年3月9443826
2021年3月8763323
2022年3月8252818
2023年3月8872717
2024年3月970812
2025年3月99334383.427
2026年3月96057625.944

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高960億円のうち、営業利益として残るのは57億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.6%851億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.4%52億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%57億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが92億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは85億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は165億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−13−32106
2014年3月908−398201
2015年3月−7−42−5−49147
2016年3月1051−4106250
2017年3月30−22−68252
2018年3月50−17−733276
2019年3月−20−18−8−38231
2020年3月−937−8−86138
2021年3月71−10−861191
2022年3月0−23−14−23153
2023年3月72−5−967210
2024年3月−162038−16286
2025年3月76−2−3174130
2026年3月92−7−5185165

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は876億円。このうち返さなくてよい自己資本が570億円で、自己資本比率は65.1%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月50221528742.8
2014年3月55222133140.1
2015年3月61425935542.2
2016年3月70528242339.9
2017年3月69732637146.8
2018年3月78736142645.9
2019年3月70838332554.2
2020年3月68739129657.0
2021年3月74442531957.1
2022年3月68442925562.7
2023年3月71044226862.2
2024年3月77647630061.4
2025年3月80950630362.6
2026年3月87657030665.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
170億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
420億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
306億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中19位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中114位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.3%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,468で、1年前と比べて+10.2%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥1,468-0.8%1ヶ月+2.9%1年+10.2%時価総額449億円
過去52週の値幅
安値¥1,294高値¥1,964

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR0.73倍
配当利回り4.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1,451円。前日比-0.34%と小動き。1ヶ月で+6.85%と上昇基調。25日線(1,409.68円)を+2.9%上回る。52週高値1,964円からは-26.1%と戻り待ち。週足では200日線(1,484円)を下回るも、75日線(1,430円)は維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.6倍と業界平均14.0倍を大幅に下回り割安感が強い。PBR0.73倍は業界平均1.50倍を下回り、株価純資産倍率も割安。配当利回り5.38%は業界平均3.41%を上回り高水準。ROE8.1%と業界水準並み。割安だが配当性向52.7%と高く、今後の業績次第で減配リスクもある。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍14.4倍
PER (予想)10.5倍
PBR0.73倍1.55倍
ROE8.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績改善局面にある中堅ゼネコン。強気派は、2026年3月期の営業利益率5.94%への改善や、純利益44億円と大幅増益予想を評価。配当利回り5.38%と高い。一方、弱気派は、売上高は横ばいで成長性に乏しく、受注競争の激化で利益率の改善が一時的との懸念を持つ。また、PBR0.73倍と割安だが、ROE8.1%と資本効率は高くない。

プラスに働く材料7
  • 利益改善

    2026/3期営業利益率5.94%、純利益44億円と増益

  • 高配当利回り

    配当利回り5.38%と安定配当

  • 割安指標

    PER9.6倍、PBR0.73倍と割安

  • 2026/3期営業利益57億円へ増益2026/3期影響

    前期比+67.6%増益、営業利益率5.94%へ改善

  • PBR0.73倍の割安修正期待継続影響

    PBR1倍割れは解散価値以下、改善策に注目

  • 配当利回り5.38%の下支え通年影響

    高配当利回りが株価下落を抑制

  • 公共投資増加による受注拡大2027年影響

    政府の建設投資拡大で受注増加期待

マイナスに働く材料7
  • 成長性乏しい

    売上高1000億円前後で横ばい推移

  • ROE低位

    ROE8.1%と資本効率が低い

  • 受注競争激化

    建設業界の競争激化で利益率改善に不透明感

  • 売上高の伸び悩み2026/3期影響

    売上960億円は前期比-3.3%、成長鈍化

  • ROE8.1%の低収益性通年影響

    資本効率低く、収益改善なければバリュエーション上昇難

  • 資材高・人手不足によるコスト増継続影響

    建設業界全体の課題、利益率圧迫

  • 外国人保有率3.1%の低流動性継続影響

    株価上昇後の利食い売りリスク

次の決算で確かめる点
受注高
将来の収益基盤を示す先行指標
営業利益率
改善トレンド継続かを確認
ROE
資本効率の改善度合いを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+62.5%いまの株価に対する利回りは4.77%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
4.77%
いまの株価に対して
配当性向
52.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2216.6
2018年3月249.120.0
2019年3月254.222.1
2020年3月250.028.8
2021年3月20−20.034.8
2022年3月2420.042.3
2023年3月254.248.0
2024年3月264.069.8
2025年3月4884.652.5
2026年3月7862.552.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,608人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他28.231.334.234.034.540.8
金融機関40.236.432.931.931.729.9
事業法人27.628.128.428.531.124.8
自己株式0.23.13.65.26.06.7
外国法人3.53.43.84.72.03.1
証券会社0.50.70.70.90.71.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.53
02光通信KK投資事業有限責任組合6.11
03松井建設取引先持株会4.27
04株式会社みずほ銀行4.26
05株式会社北陸銀行4.26
06株式会社大垣共立銀行4.02
07松井建設従業員持株会3.92
08株式会社松井興産3.06
09公益財団法人松井角平記念財団2.78
10みずほ信託銀行株式会社2.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+646%、1株純資産は14期で+184%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月207033.017.0109.7
2014年3月287253.915.933.8
2015年3月728489.19.814.3
2016年3月12692214.26.012.5
2017年3月1441,06814.57.016.6
2018年3月1191,18410.56.720.0
2019年3月1211,2569.95.922.1
2020年3月841,2826.67.928.8
2021年3月741,3935.510.234.8
2022年3月591,4484.211.242.3
2023年3月581,4993.911.848.0
2024年3月401,6422.523.069.8
2025年3月941,7615.69.452.5
2026年3月1522,0008.110.452.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
松井角平取締役社長(代表取締役)執行役員 社長64
片山剛取締役 専務執行役員 営業本部長63
金子勇取締役 常務執行役員 東京支店長69
堀博之取締役 執行役員 管理本部長・兼コンプライアンス推進室担当67
鈴木博光取締役 執行役員 経営本部長67
長谷川浩市取締役 執行役員 DX推進部担当・兼営業本部営業担当65
鈴木裕子取締役44
森田裕三取締役65
藤野秀吉取締役66
大井川清常勤監査役76
山口素子監査役55
森田庸夫監査役72
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
河野明72

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6945214624
社外取締役524245
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容532字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社である松友商事㈱、松井リフォーム㈱及び関連会社であるいなぎ文化センターサービス㈱の子会社2社、関連会社1社(うち連結対象は子会社2社)で構成され、主要な事業内容は、建設工事の請負事業、不動産事業である。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであり、セグメントと同一の区分である。 (建設事業) 建設工事の請負事業は当社及び連結子会社である松井リフォーム㈱が営んでいる。当社は松井リフォーム㈱に建築工事の一部を発注しているほか、連結子会社である松友商事㈱から工事を受注している。 (不動産事業等) 当社は土地・建物の売買及び賃貸住宅・貸事務所等の不動産事業及び建設工事全般の設計・監理に関する事業等を営んでいる。松友商事㈱は土地・建物の売買及び賃貸住宅・貸事務所等の不動産事業を営んでいる。 当社は賃貸建物の一部を松友商事㈱及び松井リフォーム㈱に賃貸している。 また、関連会社であるいなぎ文化センターサービス㈱はPFI事業を営んでいる。 事業の系統図は次のとおりである。 ※ PFI事業…公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う事業手法
経営方針・対処すべき課題1,083字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 当社グループは、企業理念である「人・仕事・会社を磨き続け、建設事業を通じて、社会に貢献する。」の実現に向けて、2025年度(2026年3月期)を初年度とする「中期経営計画〈2025-2027〉」を策定している。 (1)会社の経営の基本方針 『身の丈経営 質的成長』…創業450年に向けて ・「規模の拡大」ではなく、「身の丈経営を徹底し、質的成長を遂げる」。 ・変化の波にただ身を任せるのではなく、自らの力で事業基盤の強化に取り組む。 ・企業体質や上場企業として負うべき責任の質をさらに磨く。 (2)目標とする経営指標 当社グループの中期経営計画は、下記の指標等を主要な目標として取り組んでいる。 経営指標等   2027年度目標 売上高   990億円 売上総利益   80億円 完成工事総利益   74億円 不動産事業等総利益   6億円 営業利益   35億円 親会社株主に帰属する当期純利益   30億円 自己資本利益率(ROE)   6% 配当性向   50% ・基本数値目標は2027年度に自己資本利益率(ROE)6%の達成を目指し、売上総利益に重点を置く。 ・事業活動を通じて生み出したキャッシュは、継続的な株主還元の実施や投資による事業基盤の強化等に活用し、企業価値向上を図る。 (3)経営環境 当社グループの経営環境の認識は以下のとおりである。 外部環境       内部環境 ・建設業界におけるDXの取り組みが加速       ・質素・堅実・地道の社風 ・ZEB・ZEH等の環境配慮施工が普及       ・1586年創業の歴史と築き上げた信用 ・少子化による建設業入職者減       ・連綿と受け継がれてきた社寺建築の技術 ・個人投資家の投資意欲       ・健全な財務体質 ・女性の活躍       ・BIM活用の促進 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (3)に記載の経営環境を受け、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりである。 ・基幹システムの再構築 ・時間外労働規制への対応強化 ・選別受注へのシフト ・次世代経営職階の育成 ・ROE6%の回復と8%に向けた基盤拡充 ・工事請負代金支払条件の改善 ・GHG関連の情報開示要求への対応 ・自然災害リスクへの対応
事業等のリスク1,506字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)建設業に特有であり、当社グループが直面する可能性があるものについて ①受注価格競争リスク 建設業においては、建設工事を発注者から個別に受注し生産するという構造的な特徴から、過当競争による競合他社との受注価格競争が激化した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ②取引先の信用リスク 建設業においては、発注者との一契約当たりの金額が大きく、また、代金回収までに長期間を要するため、工事代金を受領する前に取引先が支払不能に陥った場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ③建設資材価格の高騰リスク 建設業においては、受注から完成引渡しまで長期間を要するため、建設資材の価格が高騰した際、契約を締結した工事の請負金額に反映することが困難な場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ④製品の欠陥リスク 品質管理には万全を期しているが、契約不適合責任及び製造物責任による損害賠償が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ⑤工事施工中の事故のリスク 工事施工にあたり安全管理には万全を期しているが、予期せぬ事故が発生した場合には、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ⑥法的規制等に係るリスク 当社グループの主要事業である建設事業においては、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、労働安全衛生法、独占禁止法等によるさまざまな法的規制を受けており、これらの法規の改廃や新たな規制等が行われた場合、又は当社グループにおいて法令に抵触した場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ⑦大規模自然災害等に係るリスク 地震、津波、風水害等の自然災害や、感染症の大流行が発生した場合には、工事施工中の物件や、当社グループが保有する資産及び当社グループの役員、従業員に被害が及び、損害が発生する可能性がある。 (2)主に経済情勢の著しい変化に伴い顕在化する可能性があるものについて ①資産保有リスク 当社グループが保有している不動産及び市場性のある株式の株価が大幅に下落した場合、減損又は評価損が発生し、経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。 ②退職給付債務 年金資産の時価が下落した場合、年金資産の運用利回りが低下した場合、割引率等の退職給付債務算定に用いる前提に変更があった場合には、将来期間において認識される費用及び債務に影響を及ぼす可能性がある。 ③シンジケーション方式のコミットメントライン契約 当社は、シンジケーション方式のコミットメントライン契約を締結しているが、この契約には連結・単体共に株主資本の金額を、基準とする年度の決算期末日における株主資本の金額の80%以上を各年度の決算期末日において維持すること、連結、単体の経常損益が2期連続して損失とならないこととする財務制限条項が付されており、これに抵触した場合には、借入金の返済を求められる可能性がある。 ④繰延税金資産 当社グループの繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り回収可能性を判断して計上しているが、今後将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じ、繰延税金資産の取崩が発生した場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)7,369字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善が続く中、個人消費は持ち直しの動きが見られ、緩やかな回復基調で推移した。一方で、依然続く各地紛争の長期化やアメリカの通商政策による影響に加えて、新たに中東情勢の緊迫化が招く原油高や物流停滞の長期化への懸念が顕在化している。 建設業界においては、公共投資は底堅く推移し、設備投資は持ち直しの動きが見られるものの、資機材価格や建設技能者の労務費の上昇等による建設コスト高騰の影響により、依然として先行き不透明な事業環境が続いている。 このような経済情勢の中で、当連結会計年度の業績は、以下のとおりとなった。 連結売上高については、前連結会計年度比3.2%減の960億37百万円となった。 利益については、営業利益は前連結会計年度比67.3%増の56億59百万円、経常利益は同62.1%増の62億31百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同59.6%増の43億50百万円となった。 セグメントごとの経営成績は以下のとおりである。 (建設事業) 完成工事高については、前連結会計年度比2.7%減の944億70百万円となった。利益については、完成工事総利益率の改善によりセグメント利益(営業利益)は同70.3%増の62億3百万円となった。 (不動産事業等) 不動産事業等売上高は、連結子会社における開発型不動産売上の減少により、前連結会計年度比27.2%減の15億67百万円となった。利益については売上高の減少により、セグメント利益(営業利益)は同10.2%減の5億87百万円となった。 当連結会計年度末における資産合計は、受取手形・完成工事未収入金等が18億91百万円、電子記録債権が11億21百万円減少する一方、投資有価証券が55億38百万円、現金預金が35億42百万円増加したこと等により前連結会計年度末に比べ8.3%増の876億37百万円となった。 負債合計は、短期借入金が30億円減少する一方、未成工事受入金が23億98百万円、未払法人税等が12億54百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ1.1%増の306億9百万円となった。 純資産合計は、利益剰余金が配当金の支払により16億95百万円減少する一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により43億50百万円増加したこと及びその他の包括利益累計額がその他有価証券評価差額金で37億46百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ12.7%増の570億28百万円となった。 これにより当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.5ポイント向上し65.1%となった。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の主な増減状況については、営業活動による資金の増加が92億22百万円(前連結会計年度は76億23百万円の増加)、投資活動による資金の減少が6億69百万円(前連結会計年度は1億77百万円の減少)、財務活動による資金の減少が50億62百万円(前連結会計年度は30億73百万円の減少)となり、これにより資金は前連結会計年度末に比べ34億90百万円増加(前連結会計年度は43億71百万円の増加)し、164億59百万円(前連結会計年度末は129億68百万円)となった。 各活動における主な増減の内訳については、次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益64億26百万円を計上、売上債権の減少、未成工事受入金の増加により54億30百万円増加したこと等により、92億22百万円の増加となった。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入により4億59百万円増加する一方、有形固定資産の取得による支出により7億70百万円減少したこと等により、6億69百万円の減少となった。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、短期借入金の返済により30億円、配当金の支払により16億95百万円減少したこと等により、50億62百万円の減少となった。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日    至 2026年3月31日)(百万円) 建設事業    104,814    102,921   (1.8%減) (注) 1 建設事業以外の受注高については、当社グループ各社の受注概念が異なるため記載していない。 2 セグメント間の取引については相殺消去している。 b.売上実績 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)(百万円)   当連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)(百万円) 建設事業    97,100    94,470   (2.7%減) 不動産事業等 2,152 1,567   (27.2%減) 合計 99,253 96,037   (3.2%減) (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去している。 2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載していない。 3 前連結会計年度及び当連結会計年度において、売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。 a.受注高、売上高及び次期繰越高 期別   種類別   前期繰越高 (百万円)   当期受注高 (百万円)   計 (百万円)   当期売上高 (百万円)   次期繰越高 (百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建設事業   建築工事   93,590   102,393   195,984   94,192   101,791 土木工事   2,060   993   3,053   1,239   1,813 計   95,650   103,387   199,037   95,432   103,604 不動産事業等   682   1,809   2,492   1,854   637 合計   96,333   105,196   201,529   97,287   104,242 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)    建設事業   建築工事   101,791   100,185   201,977   91,515   110,462 土木工事   1,813   1,210   3,024   1,487   1,536 計   103,604   101,396   205,001   93,003   111,998 不動産事業等   637   1,633   2,270   1,549   721 合計   104,242   103,029   207,272   94,552   112,719 (注) 1 前事業年度以前に受注したもので、契約の変更により契約金額に増減のあるものについては、当期受注高にその増減額を含む。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれる。 2 次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)である。 b.受注工事高の受注方法別比率 工事受注方法は、特命と競争に大別される。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建築工事   33.3   66.7   100 土木工事   47.5   52.5   100 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建築工事   34.0   66.0   100 土木工事   15.8   84.2   100 (注) 百分比は請負金額比である。 c.売上高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   建設事業   建築工事   16,977   77,215   94,192 土木工事   1,235   4   1,239 計   18,212   77,220   95,432 不動産事業等   38   1,816   1,854 合計   18,251   79,036   97,287 当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   建設事業   建築工事   16,143   75,371   91,515 土木工事   1,375   112   1,487 計   17,518   75,484   93,003 不動産事業等   5   1,543   1,549 合計   17,524   77,028   94,552 (注) 1 完成工事のうち主なものは、次のとおりである。 前事業年度 高野町   高野町学びの交流拠点整備事業 戸田市   新曽小学校教室棟(含給食調理場)増築等工事 多賀城市   令和4年度特別史跡多賀城南門周辺地形修復・築地塀復元工事 当事業年度 東京都   都立城南職業能力開発センター大田校(5)改築工事 白川町   白川町新庁舎建設工事 長崎市   重要文化財 旧長崎英国領事館本館ほか保存修理第2期工事 2 前事業年度及び当事業年度ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。 d. 次期繰越高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 建設事業   建築工事   20,790   89,671   110,462 土木工事   1,509   26   1,536 計   22,300   89,698   111,998 不動産事業等   7   714   721 合計   22,307   90,412   112,719 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。 東京都北区   (仮称)北区立堀船中学校等複合施設新築工事   2027年7月   完成予定 八潮市   八潮市立新設小学校建設工事(建築工事・外構工事)   2027年2月   〃 郡山市   開成館改修工事   2028年7月   〃 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比3.2%減の960億37百万円となった。その内訳は建設事業は同2.7%減の944億70百万円、不動産事業等は連結子会社における開発型不動産売上の減少により同27.2%減の15億67百万円となり、売上高の98.4%を建設事業が占めている。 利益面については、完成工事総利益は完成工事総利益率の改善等により前連結会計年度比50.7%増の102億61百万円となり、不動産事業等総利益は売上高の減少により同11.6%減の6億35百万円となったこと等により、営業利益は同67.3%増の56億59百万円となった。また、経常利益は同62.1%増の62億31百万円となった。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は同59.6%増の43億50百万円となった。また1株当たり当期純利益は151円87銭、自己資本利益率は8.1%となった。 当連結会計年度末における資産合計は、受取手形・完成工事未収入金等が18億91百万円、電子記録債権が11億21百万円減少する一方、投資有価証券が55億38百万円、現金預金が35億42百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ8.3%増の876億37百万円となった。 負債合計は、短期借入金が30億円減少する一方、未成工事受入金が23億98百万円、未払法人税等が12億54百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ1.1%増の306億9百万円となった。 純資産合計は、利益剰余金が配当金の支払により16億95百万円減少する一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により43億50百万円増加したこと及びその他の包括利益累計額がその他有価証券評価差額金で37億46百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ12.7%増の570億28百万円となった。 これにより当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.5ポイント向上し65.1%となった。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりである。 (建設事業) 完成工事高については、前連結会計年度比2.7%減の944億70百万円となった。利益については、完成工事総利益率の改善等によりセグメント利益(営業利益)は同70.3%増の62億3百万円となった。 資産については、未収入金が増加した一方、受取手形・完成工事未収入金等が減少したこと等によりセグメント資産は前連結会計年度末に比べ8.8%減の322億89百万円となった。 (不動産事業等) 不動産事業等売上高は、連結子会社における開発型不動産売上の減少により、前連結会計年度比27.2%減の15億67百万円となった。利益については売上高の減少により、セグメント利益(営業利益)は同10.2%減の5億87百万円となった。 資産については、不動産事業等未収入金の増加等によりセグメント資産は前連結会計年度末に比べ1.2%増の135億70百万円となった。 当社グループは、2025年度(2026年3月期)を初年度とする「中期経営計画〈2025-2027〉」を策定している。 目標値と実績値及びその総括については次のとおりである。 目標値   当連結会計年度実績値 売上高   990億円       960億円 売上総利益   80億円       108億円 営業利益   35億円       56億円 親会社株主に帰属する当期純利益   30億円       43億円 自己資本利益率(ROE)   6%       8.1% 配当性向   50%程度       51.4% (業績) ・建設工事費高騰分の価格転嫁が進展、さらなる原価低減に努めたこと等により、自己資本利益率(ROE)は当社想定の株主資本コストを上回る8.1%に改善。 ・随時各経営戦略の実施状況や効果の分析、事業環境の変化等を踏まえ検証を行い、必要に応じて各数値目標、経営戦略の見直しを図る。 (株主還元) ・2025年度まで5期連続の増配。 ・5期連続で自己株式取得を実施。 なお、配当金の当連結会計年度実績値78円のうち期末配当52円については、2026年6月26日開催予定の定時株主総会で決議して実施する予定である。 ② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、92億22百万円の増加となった。その主な要因としては、税金等調整前当期純利益64億26百万円を計上、売上債権の減少、未成工事受入金の増加により54億30百万円増加したこと等による。 投資活動によるキャッシュ・フローでは、6億69百万円の減少となった。その主な要因としては、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入により4億59百万円増加する一方、有形固定資産の取得による支出により7億70百万円減少したこと等による。 財務活動によるキャッシュ・フローでは、50億62百万円の減少となった。その主な要因としては、短期借入金の返済により30億円、配当金の支払により16億95百万円減少したこと等による。 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、34億90百万円増加し、164億59百万円となった。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につき、運転資金のうち主となるものは、工事施工に伴う材料費、外注費等の営業費用であり、これらを主に手元のキャッシュ及び営業活動によるキャッシュ・フローにより賄っている。また、安定的かつ機動的な資金調達基盤を確保するため、取引銀行5行と総額80億円のコミットライン契約を結んでいる。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたり、過去の実績や連結決算日現在の状況を踏まえた合理的な要因に基づき見積りを行っている。これらの見積りには特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがある。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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