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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アドバネクス

Advanex inc.5998 · Standard · 金属製品

精密ばね専業のグローバルメーカー。自動車や民生品から産業機器まで、あらゆる分野に精密ばねを供給する。

概要

アドバネクス(旧社名・加藤スプリング製作所)は、精密ばねを主力とする金属加工メーカーである。1930年に東京で創業し、2001年に現在の社名へ変更。自動車、医療、OA機器、航空機向けに線ばね・板ばね・フォーミング加工・インサートモールド・深絞り加工などを提供する。2026年3月期の連結売上高は296億円、従業員数は1,913人。日本、米州、欧州、アジアに18の連結子会社を持ち、グローバルに生産・販売網を展開する。

四つのセグメントで構成される事業構造

アドバネクスグループは、日本・米州・欧州・アジアの四つのセグメントで事業を報告している。2026年3月期のセグメント別売上高は、日本が92億円(前年比1.2%増)、米州が60億円(同11.2%増)、欧州が35億円(同4.2%増)、アジアが109億円(同2.7%増)であり、アジアが最大の売上シェアを占める。自動車向けが売上の過半を占め、医療向けや航空機向けも成長分野と位置づけられる。セグメント利益は日本2.5億円、米州2.7億円、欧州0.8億円、アジア7.0億円で、アジアがグループ全体の収益を牽引する。

38の国と地域に広がる生産販売拠点

グループの連結子会社は14社で、非連結子会社4社を含む18社体制である。北米ではAdvanex Americas, Inc.(1971年設立)とメキシコのAdvanex de Mexico(2018年設立)が生産を担う。欧州では英国のAdvanex Europe Ltd.(1988年設立)とチェコのAdvanex Czech Republic(2017年設立)が拠点。アジアではシンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、インド、中国(上海・大連・東莞・常州・香港)に子会社を配置する。中国には2001年から2003年にかけて上海・東莞・大連の三社を設立し、現地生産を本格化させた。2026年3月期にはドイツの販売子会社(Advanex Deutschland)を清算中である。

経営目標と財務指標の実績

アドバネクスは2027年3月期に向けた中期経営計画で、連結売上高300億円、連結営業利益15億円、自己資本比率30%以上、ROE7.0%以上を掲げる。2026年3月期の実績は売上高296億円、営業利益13億円、自己資本比率31.1%、ROEは10.7%(親会社株主に帰属する当期純利益10億円を自己資本101億円で除して算出)であり、売上は計画を1年前倒しで達成した。配当性向は30%を基本方針とする。有利子負債は前期比20億円増加し225億円となったが、自己資本も20億円増加し、財務基盤は改善傾向にある。

三つのコアを掲げる経営理念

同社は経営理念として「三つのコア」を追求する。一つ目は「Global」で、新しい発想でグローバルに展開する姿勢。二つ目は「Change」で、社会や市場の変化を見据えて自ら変化する。三つ目は「Innovation」で、常にイノベーションを起こし、新しい価値や技術を発信する。これらの理念のもと、精密金属加工総合メーカーとして事業基盤の強化と領域拡大を図る。具体的な課題として、グローバルビジネス展開と海外拠点の収益化、自動車関連市場の深耕、医療向け事業の拡大、自社規格品の開発強化を掲げる。

業界の中での役割は精密ばねの製造販売会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
297億円
営業利益
13億円
営業利益率
4.4%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
アジア109億円36.8%7億円6.4%
日本92億円31.1%3億円3.3%
米州60億円20.3%3億円5.0%
欧州35億円11.8%1億円2.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01日本主力

国内市場向けに精密ばねを製造・販売。自動車、電子機器、家電など幅広い産業に供給。関連して製鋼原料や非鉄金属の販売、伸線加工なども手がける。

主な製品・サービス3
精密ばね
高い精度が要求されるばね製品。自動車部品、電子機器、事務機器などに使用される。
金属プレス・インサート成形部品
金属と樹脂を一体化させた部品。コネクタやスイッチなどに使用され、小型化・高機能化に貢献。
製鋼原料、非鉄金属、一般鋼材の販売
ばね材料や金属加工に必要な原料・素材を販売する。

02米州主力

米国およびメキシコに製造・販売拠点を持ち、北米市場向けに精密ばねを供給。自動車産業や産業機械向けが中心。

主な製品・サービス1
精密ばね
北米市場向けに供給される高品質なばね製品。自動車部品などに使用。

03アジア主力

アジア各国に多数の製造・販売拠点を持ち、精密ばねを供給。成長市場である自動車や電子機器産業向けに、現地生産体制で迅速な対応を実現。

主な製品・サービス2
精密ばね
アジア市場向けのばね製品。現地ニーズに合わせた製品を提供。
金属プレス・インサート成形部品
金属と樹脂の一体成型部品。電子機器や自動車部品に使用される。

04欧州準主力

英国とチェコに製造・販売拠点を持ち、欧州市場向けに精密ばねを供給。自動車、産業機器、家電など幅広い顧客にサービスを提供。

主な製品・サービス1
精密ばね
欧州市場向けのばね製品。高品質で信頼性の高い製品を提供。

製品と技術

精密ばね技術の応用製品群

アドバネクスの中核技術は、線ばね、板ばね、フォーミング加工、インサートモールド、深絞り加工である。線ばねは圧縮・引張・ねじりといった形状で自動車のエンジンやブレーキ、医療機器の注射器などに使われる。板ばねはスイッチやコネクタの接点ばねとしてOA機器に搭載される。フォーミング加工はワイヤーを曲げて立体部品を成形し、インサートモールドは金属部品を樹脂に埋め込む複合部品を生産する。深絞り加工は薄板を筒状や箱状に成形する技術で、電子部品のシールドケースなどに用いられる。これらの技術を組み合わせ、多様な業界の要求に対応している。

航空機向け規格品「コイルスレッド」

コイルスレッドは、アドバネクスが開発したコイル状のねじ山を持つインサート部品で、航空機のエンジンや構造部に用いられる。軽量化と高い緩み止め性能が特徴で、世界的にも競合が限定的な寡占市場である。2026年3月期には、航空機向け需要の回復に伴いコイルスレッドの販売が拡大した。同社はこの優位性を活かし、グループ全体で販売・生産・技術戦略を共有し、競争力と収益性の向上を図る。コイルスレッドは規格品として販売網の拡充が進められており、航空市場以外への展開も視野に入れている。

ボルト・ナット脱落防止具「ロックワン」と「インスタントロック」

ロックワンとインスタントロックは、ボルトやナットの緩みを防ぐためのばね製品である。ロックワンは特殊な形状のばね座金で、締結後にばねの反発力で緩みを防止する。インスタントロックは、ナットに組み込まれたばねがねじ山に圧接する構造で、ワンタッチで固定できる。これらはインフラ設備や住宅設備の分野で高い緩み止め効果が認識されつつあり、販売活動が強化されている。アドバネクスは、自社規格品としてこれらのラインナップを拡充し、コイルスレッドと合わせた規格品ビジネスの拡大を中期経営計画の柱の一つに据えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属製品加工、安定成長と収益改善

アドバネクスは金属製品セクターに属し、金属加工製品を提供するメーカーである。同業他社には日本調理機、テクニスコ、技術承継機構、ケー・エフ・シー、稲葉製作所があり、いずれも売上高規模は様々。アドバネクスは約280億円規模で中堅に位置する。2026年3月期の売上高297億円、営業利益率4.38%と緩やかな成長と収益改善が見込まれるが、業界内での差別化は限定的。

強み

  • 2024年3月期265億円から2026年3月期297億円へ増収基調。
  • 営業利益率が2025年3月期3.86%から2026年3月期4.38%へ上昇。
  • 長期取引先を持ち、安定的な受注を確保。
  • 長年の金属加工技術が品質面での強み。

課題

  • 営業利益率4%台は業界平均と比較して低く、改善余地あり。
  • 金属価格上昇がコスト増に直結し、利益を圧迫。
  • 同業他社との技術的差別化が難しく、価格競争に陥るリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がアドバネクス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15906エムケー精工119億円4.6倍
25955ワイズホールディングス117億円29.6倍
33420ケー・エフ・シー117億円11.2倍
45971共和工業所116億円12.9倍
55998アドバネクス111億円10.7倍
65984兼房111億円10.5倍
75967TONE110億円9.4倍
85903シンポ103億円20.1倍
95940不二サッシ95億円4.7倍
103446ジェイテックコーポレーション89億円152.1倍
113423エスイー86億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

スプリング専門工場として創業した1930年

アドバネクスの源流は、1930年4月に東京都江戸川区で設立されたスプリング専門工場である。戦後の1946年11月、株式会社に改組し、資本金199千円で「株式会社加藤スプリング製作所」に社名を変更した。本社工場は東京都練馬区に置かれた。この時期は、日本の産業復興に伴うばね需要の高まりを受け、基礎を固めた。1963年12月には東京都北区東田端に本社工場を新設し、旧工場の設備を移転。翌1964年5月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

海外生産拠点の創設と多角化の1970年代

上場後、同社は早期に海外進出を開始した。1971年5月、米国カリフォルニア州にKATO SPRING OF CALIFORNIA, INC.(現Advanex Americas)を設立し、北米市場への足がかりを得る。1976年11月には新潟県柏崎市に総合ばね工場(現・新潟工場)を建設。1978年1月にはシンガポールにKATO SPRING (SINGAPORE) PTE. LTD.を設立し、アジア拠点の第一号とした。これにより、国内生産と海外生産の二軸体制が整い、後のグローバル展開の基盤が形成された。1984年9月にはフジマイクロ株式会社の株式を取得し、技術多角化を図った。

欧州・中国へ広がった1980〜1990年代

1988年9月、英国にKATO PRECISION (U.K.) LIMITED(現Advanex Europe)を設立し、欧州進出を果たす。1994年8月には香港にKATO PRECISION (HONG KONG) LIMITEDを設立。1996年7月には東京都北区田端に本社を移転し、同時に株式会社ストロベリーコーポレーションを設立した(後のヒンジ事業会社)。1998年1月にはタイにKATO SPRING (THAILAND) LTD.を設立。2000年4月にはカトウスプリング株式会社を設立し、国内事業の再編を進めた。2001年1月には中国・上海に初の子会社を設立し、中国市場への本格参入を開始した。

社名変更と中国拠点の拡充(2001〜2005年)

2001年7月、株式会社アドバネクスに社名を変更。これに伴い、傘下の海外子会社も順次「Advanex」ブランドに統一された。同年10月には子会社のストロベリーコーポレーションが日本証券業協会に店頭登録。2002年12月に中国東莞、2003年1月に同大連にそれぞれ子会社を設立し、中国での生産体制を強化。2004年3月には東京証券取引所市場第一部に昇格。2005年4月、青森県田舎館村に青森工場を建設し、国内生産能力を増強した。2006年5月にはカトウスプリング株式会社を吸収合併し、グループ内の重複を解消した。

M&Aと不採算事業の整理(2007〜2016年)

2007年10月、第一化成ホールディングス株式会社を買収し、事業領域を拡大。2008年10月には大分工場を新設。2011年11月にはストロベリーコーポレーションを株式交換により完全子会社化し、上場廃止とした。しかし、ストロベリーのパソコン向けヒンジ事業は不振で、2012年2月に同事業を会社分割により売却し、社名を株式会社アドバネクスモーションデザインに変更、2016年3月に清算した。2015年3月には第一化成ホールディングスの全株式を能率集団(ABICO Group)へ譲渡。同年4月には船橋電子株式会社の事業を譲り受け、千葉工場を開設。2016年1月には埼玉工場を新設した。

新興国への進出と市場区分変更(2017年〜)

2017年1月、インドネシアのPT.Yamakou Indonesiaを完全子会社化し、金属プレス・インサート成形事業を強化。同年9月にはインド、11月にはチェコに子会社を設立。2018年10月にはメキシコに進出し、北米市場への供給力を高めた。2021年9月には船橋電子株式会社を簡易合併。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行した。2026年3月期には、欧米の医療・航空機向け需要の回復と価格改定が寄与し、売上高296億円、営業利益13億円と増収増益を達成した。赤字拠点の構造改革と成長市場への投資を継続する方針である。

年表40件を開く

1930年代

  • 1930年4月創業東京都江戸川区において、スプリング専門工場を設立

1940年代

  • 1946年11月株式会社に改組、資本金を199千円とし、社名を「株式会社加藤スプリング製作所」と改称、本社工場を東京都練馬区に置く

1960年代

  • 1963年12月東京都北区東田端に本社工場を新設し、旧本社工場の設備を移転
  • 1964年5月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1970年代

  • 1971年5月KATO SPRING OF CALIFORNIA,INC.(現 Advanex Americas,Inc.)を設立(連結子会社)
  • 1976年11月新潟県柏崎市に総合ばね工場(現 新潟工場)を建設し、操業を開始
  • 1978年1月KATO SPRING(SINGAPORE)PTE.LTD.(現 Advanex(Singapore)Pte.Ltd.)を設立(連結子会社)

1980年代

  • 1984年9月フジマイクロ株式会社の株式を取得
  • 1988年9月KATO PRECISION(U.K.)LIMITED(現 Advanex Europe Ltd.)を設立(連結子会社)

1990年代

  • 1994年8月KATO PRECISION(HONG KONG)LIMITED(現 Advanex(Hong Kong)Ltd.)を設立(連結子会社)
  • 1996年7月創業株式会社ストロベリーコーポレーションを設立
  • 1996年7月本社を東京都北区田端に移転
  • 1998年1月KATO SPRING(THAILAND)LTD.(現 Advanex(Thailand)Ltd.)を設立(連結子会社)

2000年代

  • 2000年4月創業カトウスプリング株式会社を設立
  • 2001年1月KATO SPRING(SHANGHAI)CO.,LTD.(現 Advanex(Shanghai)Inc.)を設立(連結子会社)
  • 2001年7月株式会社アドバネクスに社名を変更
  • 2001年10月株式会社ストロベリーコーポレーションは、日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2002年12月ADVANEX PRECISION COMPONENTS(DONGGUAN)CO.,LTD.(現 Advanex(Dongguan)Inc.)を設立(連結子会社)
  • 2003年1月ADVANEX PRECISION COMPONENTS(DALIAN)CO.,LTD.(現 Advanex(Dalian)Inc.)を設立(連結子会社)
  • 2004年3月東京証券取引所市場第一部に昇格
  • 2005年4月青森県南津軽郡田舎館村にコンビニプラント弘前(現 青森工場)を建設し、操業を開始
  • 2006年5月M&Aカトウスプリング株式会社を合併
  • 2006年6月KATO SPRING(VIETNAM)LTD(現 Advanex(Vietnam)Ltd.)を設立(連結子会社)
  • 2007年10月M&A第一化成ホールディングス株式会社を買収
  • 2008年10月大分県中津市に大分工場を建設し、操業を開始

2010年代

  • 2011年11月上場株式会社ストロベリーコーポレーションを株式交換により完全子会社化し、同社は上場廃止
  • 2012年2月商号変更株式会社ストロベリーコーポレーションはパソコン向けヒンジ事業を会社分割により、事業を売却 社名を株式会社アドバネクスモーションデザインに商号変更
  • 2013年1月中国江蘇省の常州市にAdvanex(Changzhou)Inc.を設立(連結子会社)
  • 2014年4月M&A船橋電子株式会社を完全子会社化
  • 2015年3月第一化成ホールディングス株式会社の全株式を「能率集団(ABICO Group)」へ譲渡
  • 2015年4月船橋電子株式会社の事業の全部を譲り受け、千葉県船橋市に千葉工場を開設
  • 2016年1月埼玉県本庄市に埼玉工場を建設し、操業を開始
  • 2016年2月創業ドイツ連邦共和国にAdvanex Deutschland GmbH(販売会社)を設立
  • 2016年3月株式会社アドバネクスモーションデザインを清算結了
  • 2017年1月M&APT.Yamakou Indonesia(現 PT.Advanex Precision Indonesia)を完全子会社化(連結子会社)
  • 2017年9月インド共和国にAdvanex(India)Private Limitedを設立(連結子会社)
  • 2017年11月チェコ共和国にAdvanex Czech Republic s.r.o.を設立(連結子会社)
  • 2018年10月メキシコ合衆国にAdvanex de Mexico S.de R.L.de C.V.を設立(連結子会社)

2020年代

  • 2021年9月M&A船橋電子株式会社を簡易合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027/3まで300億円
  • 連結営業利益2027/3まで15億円
  • 自己資本比率2027/3まで30%以上
  • ROE2027/3まで7.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    精密金属加工の基盤強化と領域拡大

    グローバルビジネス展開と海外拠点の収益化、自動車関連市場での成長戦略、医療向け事業の拡大、自社規格品の開発強化と販売拡大に取り組む。

  2. 02

    財務体質の改善と株主還元

    有利子負債の圧縮、自己資本の充実により財務基盤を強化し、配当性向30%を基本方針として株主還元の充実を図る。

  3. 03

    企業統治の強化とグループ最適経営

    中期経営計画に基づき、グローバル連携強化、構造改革、注力市場への経営資源投下を進め、グループ全体の最適化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,913人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は519万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は14.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,914
2018年3月1,913
2019年3月47941.813.11,979
2020年3月47342.114.21,923
2021年3月44142.914.71,960
2022年3月45742.114.41,918
2023年3月50542.814.41,959
2024年3月50443.214.11,920
2025年3月51243.214.11,87059
2026年3月51943.014.51,91368

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 0 / 海外 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
Advanex Americas,Inc. — TENNESSEE,U.S.A3,098百万円
米州
埼玉工場 — 埼玉県本庄市2,279百万円
同上
Advanex(Thailand)Ltd. — AYUTTHAYA,THAILAND2,227百万円
同上
新潟工場 — 新潟県柏崎市1,938百万円
同上
Advanex de Mexico S. de R.L. de C.V. — QUERETARO, MEXICO1,901百万円
同上
Advanex Europe Ltd. — NOTTINGHAMSHIRE,U.K.1,037百万円
欧州
PT.Advanex Precision Indonesia — BEKASI,INDONESIA585百万円
同上
Advanex(Vietnam)Ltd. — HAI DUONG,VIETNAM568百万円
同上
Advanex(Singapore)Pte.Ltd. — SINGAPORE457百万円
アジア
Advanex Czech Republic s.r.o. — PRAHA,CZECH REPUBLIC398百万円
同上
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Advanex de Mexico S.de R.L.de C.V.
    QUERETARO, MEXICO
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex Europe Ltd.
    NOTTINGHAMSHIRE,U.K.
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex Czech Republic s.r.o.
    PRAGUE, CZECH REPUBLIC
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Singapore) Pte. Ltd.
    SINGAPORE
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Thailand) Ltd.
    AYUTTHAYA, THAILAND
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Vietnam) Ltd.
    BAC NINH, VIETNAM
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.Advanex Precision Indonesia
    BEKASI, INDONESIA
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (India) Private Limited
    TAMIL NADU, INDIA
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Shanghai)Inc.
    SHANGHAI, CHINA
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Dalian) Inc.
    DALIAN, CHINA
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Dongguan) Inc.
    DONGGUAN, CHINA
    議決権100.0%
  • 海外
    Advanex (Changzhou) Inc.
    CHANGZHOU, CHINA
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • Advanex (Hong Kong) Ltd.HONG KONG, CHINA100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は297億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.2%、利益が+18.2%。

売上高
+4.2%
297億円
営業利益
+18.2%
13億円
純利益
10億円
営業利益率
4.4%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円297億円
営業利益15億円13億円
純利益20億円10億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は79億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.4%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q641
2024年1Q6311.64
2024年2Q6900.00
2024年3Q6711.5−2
2024年4Q661
2025年2Q13832.2−9
2025年4Q14785.43
2026年2Q14564.14
2026年4Q15274.66
2027年1Q7933.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は236億円から297億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国江蘇省の常州市にAdvanex(Changzhou)Inc.を設立(連結子会社)
2013年3月23655
船橋電子株式会社を完全子会社化
2014年3月27187
船橋電子株式会社の事業の全部を譲り受け、千葉県船橋市に千葉工場を開設
2015年3月295105
ドイツ連邦共和国にAdvanex Deutschland GmbH(販売会社)を設立
2016年3月19176
PT.Yamakou Indonesia(現 PT.Advanex Precision Indonesia)を完全子会社化(連結子会社)
2017年3月17931
メキシコ合衆国にAdvanex de Mexico S.de R.L.de C.V.を設立(連結子会社)
2018年3月20320
2019年3月2101−1
2020年3月2132−6
船橋電子株式会社を簡易合併
2021年3月19546
2022年3月2174−1
2023年3月24661
2024年3月26583
2025年3月2851123.9−6
2026年3月29713134.410

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高297億円のうち、営業利益として残るのは13億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.4%224億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.2%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.4pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが22億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は52億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月19−13−10624
2014年3月18−10−5827
2015年3月21−12−8934
2016年3月14−2910−1527
2017年3月8−1313−533
2018年3月3−1514−1235
2019年3月13−3617−2329
2020年3月13−232−1020
2021年3月143−81731
2022年3月9−16−2−725
2023年3月3−1614−1328
2024年3月20−7−41340
2025年3月5−139−841
2026年3月22−2913−752

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は327億円。このうち返さなくてよい自己資本が102億円で、自己資本比率は31.1%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1854114422.0
2014年3月2024715523.4
2015年3月166709642.3
2016年3月1706610438.4
2017年3月1876312433.3
2018年3月2036214130.5
2019年3月2276116626.6
2020年3月2215017122.4
2021年3月2376317426.5
2022年3月2526918327.4
2023年3月2657219327.2
2024年3月2858320229.1
2025年3月2858120428.4
2026年3月32710222531.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
56億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
56億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
22億円
在庫として抱えている分
負債合計
225億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE87社中13位あたり、逆に低いのは自己資本比率87社中81位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.1%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
4.2%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,673で、1年前と比べて+79.7%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥2,673-0.6%1ヶ月+0.5%1年+79.7%時価総額111億円
過去52週の値幅
安値¥1,111高値¥3,535

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)5.5倍
PBR1.05倍
配当利回り1.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

年初来で118.67%と大幅上昇したが、直近1カ月では6.77%下落。8月10日に132,600株の大量出来高で2,530円まで急落し、その後も低迷。25日線(2,629円)を約9.4%下回り、75日線も下回った。RSIは38.65と弱含み。52週高値3,535円からは約32%下落しており、調整局面が続く。200日線(2,057円)はなお上回っており、中長期のトレンドは維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER9.53倍は業界平均18.66倍を大きく下回り、予想4.9倍とさらに低い。PBR0.94倍も平均1.17倍を下回る。ROE11.3%と高く、収益性は良好。配当利回り2.1%は平均2.86%を下回るが、配当性向175.3%と高いため持続性に懸念。割安だが、配当の安定性には課題が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍49.7倍
PER (予想)5.5倍
PBR1.05倍1.13倍
ROE11.3%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は増収傾向にあるが、営業利益率は低水準で、2025年3月期には赤字を計上。一方、2026年3月期には黒字転換と増益が予想され、市場は回復を織り込み始めている。強気派は、半導体やロボット需要の回復による受注増と収益性改善を期待する。弱気派は、競争激化による価格低下懸念と、素材コスト上昇が収益を圧迫する可能性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 需要回復期待

    半導体・ロボット関連の設備投資が持ち直し、受注が回復傾向

  • 収益改善予想

    2026/3期は営業増益・黒字転換の会社計画があり、利益率改善が見込まれる

  • 株価モメンタム

    1年間で株価が倍以上に上昇し、市場の関心が高まっている

  • 予想PER5倍、収益急拡大への期待通年影響

    実績PER9.65倍に対し予想PER5倍。純利益10億円からさらに増益が進むとの市場期待

  • 純利益が黒字転換し10億円に回復決算発表後影響

    2025/3期は純利益-6億円だったが、2026/3期は10億円と黒字転換、ROE11.3%を達成

  • 営業利益13億円、前期比18%増益通年影響

    営業利益は11億円(前期)から13億円へ+18%。営業利益率4.38%に改善

  • PBR0.95倍、ROE11.3%で1倍回復視野継続影響

    ROE11.3%に対しPBR0.95倍。1倍回復が視野に入り資本コスト経営の意識が高まる

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    過去の営業利益率は数%程度で、コスト変動に弱い体質

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、採算が悪化するリスク

  • 業績のブレ

    2025/3期赤字など業績変動が大きく、安定性に欠ける

  • 2025年3月期に純損失6億円の実績不定影響

    2025/3期は純利益-6億円と赤字。今期10億円に回復も、再び特別損失が出れば業績変動

  • 予想PER5倍は過度な増益期待の懸念決算発表後影響

    売上高297億円・営業利益13億円に対し予想PER5倍。未達なら急落リスクがある

  • 営業利益率4.38%と依然低水準通年影響

    売上高297億円に対し営業利益13億円、利益率4.38%。コスト増で採算がさらに悪化する恐れ

  • 株価1年で121%上昇後の反動継続影響

    過去1年間で+121.5%上昇。高値警戒感から利益確定売りが出やすい需給状況

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高の先行指標となり、需要動向を把握できる
営業利益率
収益性の改善が計画通り進むか確認するため
設備投資動向
主要顧客の設備投資意欲が受注に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは1.87%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.87%
いまの株価に対して
配当性向
175.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30
2018年3月300.0853.2
2019年3月300.0109.9
2021年3月20−33.312.7
2022年3月10−50.06.1
2023年3月1220.0
2024年3月2066.7
2025年3月200.014.0
2026年3月3575.0175.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,369人。区分でいちばん多いのは事業法人53.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.9%を占め、残る40.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.553.057.256.957.553.6
個人・その他34.430.630.832.635.031.5
金融機関17.315.010.27.94.66.3
外国法人1.40.30.91.01.45.2
証券会社1.51.00.91.61.53.4
自己株式1.31.11.11.11.11.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01AAA株式会社10.74
02スマート有限会社10.33
03ASADA株式会社7.99
04アーク株式会社4.94
05ART株式会社4.82
06株式会社三菱UFJ銀行3.97
07エース株式会社3.42
08株式会社アサダ3.13
09スマイル株式会社2.26
10JP JPⅯSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-08
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    3.99%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2074%、1株純資産は14期で+2433%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月129814.07.57.0
2014年3月1611415.58.7459.4
2015年3月1291,6939.113.513.5
2016年3月1431,6008.78.8
2017年3月161,5321.190.3
2018年3月121,5170.8317.8853.2
2019年3月−261,478−1.8109.9
2020年3月−1451,213−10.821.7
2021年3月1551,53711.210.512.7
2022年3月−201,683−1.26.1
2023年3月151,7560.980.6
2024年3月652,0173.522.4
2025年3月−1531,969−7.714.0
2026年3月2502,47611.36.1175.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額165百万円。

氏名役職年齢保有株数
朝田英太郎代表取締役 会長兼社長79
吉原哲也常務取締役 CFO587,000
加藤精也常務取締役6811,420
杉井孝取締役79700
新田都志子取締役72
榎本直樹監査役(常勤)63
中村慈美監査役70
髙秀樹監査役67700
岩本生45
大柿健一取締役5036

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員610610618
監査役324248
社外監査役324248
社外取締役211116

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,155字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、連結子会社14社及び非連結子会社4社で構成され、日本、米州、欧州、アジアにおいて、精密ばねの製造販売を主な内容として事業活動を展開しております。 当企業集団の主な事業に係る位置付け及びセグメントの関連は、次のとおりであります。 なお、次の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 なお非連結子会社であるAdvanex Deutschland GmbHは、2023年5月29日の取締役会で清算決議をし、現在清算手続中であるため図表から除外しております。 セグメントの名称   会社名       主な事業内容 日本   株式会社アドバネクス       精密ばねの製造、販売 アドバネクスPLUS株式会社   ※2   製鋼原料、非鉄金属、一般鋼材の販売 株式会社ベアー技研   ※2   特殊鋼、非鉄金属、鉄鋼の伸線圧延製品の加工販売 M's Factory株式会社   ※2   線材の加工、金属の研磨及び加工 米州   Advanex Americas, Inc.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex de Mexico S.de R.L.de C.V.   ※1   精密ばねの製造、販売 欧州   Advanex Europe Ltd.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex Czech Republic s.r.o.   ※1   精密ばねの製造、販売 アジア   Advanex(Singapore)Pte.Ltd.   ※1   精密ばねの販売 Advanex(Thailand)Ltd.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Vietnam)Ltd.   ※1   精密ばねの製造、販売 PT.Advanex Precision Indonesia   ※1   金属プレス・インサート成形部品の製造、販売 Advanex(India)Private Limited   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Shanghai)Inc.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Dalian)Inc.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Dongguan)Inc.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Changzhou)Inc.   ※1   精密ばねの製造、販売 Advanex(Hong Kong)Ltd.   ※1   精密ばねの販売 ※1 連結子会社 ※2 非連結子会社 企業集団の系統図 企業集団の状況について事業系統図で示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,255字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「三つのコアを追求し、当社の企業活動を永続させることで、地球の未来、社会の発展、全てのステークホルダーの幸福実現に貢献する」を経営理念とし、その三つのコアは「Global:新しい発想でグローバルに展開する」「Change:社会や市場の変化を見据えて自ら変化する」「Innovation:常にイノベーションを起こし、新しい価値や技術を発信する」としています。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、2027年3月期に連結売上高290億円、連結営業利益15億円、自己資本比率30%以上、ROE7.0%以上の達成などを目標としております。なお、連結売上高は2026年3月期に296億円と1年前倒しで目標を達成したことから、2027年3月期の連結売上高予想は300億円としています。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と優先的に対処すべき課題 米国の関税政策や中東情勢の悪化に伴う原油価格高騰が世界経済に影響を及ぼすこと、また、様々な地政学リスクも高まっていることから、2026年度の経済環境も依然として予断を許さない状況が続いています。一方で、長期的には自動車市場や医療市場、航空機市場のさらなる成長が期待されています。 当社グループは、精密金属加工総合メーカーとして持続的な成長と連結企業価値向上を図るため、グループ一丸となって、次の課題に対し重点的に取り組んでまいります。 1) 精密金属加工分野における事業基盤の強化と領域拡大 ① グローバルビジネス展開と海外拠点の収益化 当社は、線ばね、板ばね、フォーミング加工、インサートモールド、深絞り加工など多様な技術を有し、近年ではメキシコ、インドネシア、インド、チェコに進出するなど、グローバルに戦略的投資を進めてまいりました。 2026年3月期は、原材料費・人件費等の高騰があったものの、欧米を中心とした医療向け需要の拡大や航空機向け需要の回復、さらに価格改定の効果もあり、前連結会計年度比で増収増益となりました。 2027年3月期は、引き続き厳しい経済環境が見込まれますが、赤字拠点の構造改革をさらに進めるとともに、成長市場への積極的な取り組みを継続し、飛躍に向けた着実な歩みを進めてまいります。 ② 自動車関連市場をコア市場とする成長戦略 当社売上高の過半を占める自動車市場においては、引き続き成長機会を追求し、日系及び欧米系部品メーカーとの取引拡大を目指します。 国内では、次世代EV・HEVに加え、CASE(Connected・Autonomous・Sharing・Electric)や快適性といったテーマに対応した最先端かつ高付加価値製品の受注拡大を図ってまいります。 海外では、「メガサプライヤー」と呼ばれる大手自動車部品メーカー向けの取り組みを継続するとともに、現地ニーズに対応したローカライズ製品の需要にも積極的に対応してまいります。 ③ 医療向け事業の拡大戦略 医療向け事業は、世界的に高度医療の受益者となる高・中所得層が今後15年間で倍増すると予測されていること、当社のばね製品を採用した医薬品キットの認可がグローバルで進んでいること、加えてボラティリティーが比較的小さく長期的な成長が見込まれることから、安定的な収益貢献が期待される分野です。 医療市場の主な顧客は、「メガファーマ」と呼ばれる世界的な製薬メーカーであり、自動車市場と同様に、当社のグローバル供給体制は競争優位性を有しています。この強みを最大限に活かし、さらなる事業拡大を図ってまいります。 ④ 自社製品(規格品)の開発強化と売上拡大 製品ラインナップ及び販売網の拡充に努めてまいります。とりわけ主力製品であるコイルスレッドは、航空市場を中心に需要が拡大しており、世界的にも競合が限定的な寡占市場です。この優位性を踏まえアドバネクスグループ全体で、販売戦略・生産戦略・技術戦略を共有し、全体最適化を図ることで競争力と収益性を高めてまいります。 また、ボルト・ナットの脱落防止具である「ロックワン」及び「インスタントロック」も、インフラ・住宅設備市場において高い緩み止め効果が認識されつつあることから、本格的な取引拡大に向けて販売活動を一層強化してまいります。 2) 財務体質の改善と株主還元 利益還元については、連結業績に連動して配当性向30%を引き続き基本方針としております。有利子負債の圧縮を進めるとともに自己資本の充実に努め、財務基盤の強化と株主還元のさらなる充実を図ってまいります。 3) 企業統治の強化とグループ最適経営 2024年5月23日に公表した「中期経営計画(2025年3月期−2027年3月期)」において、「グローバル連携・団結の強化」「構造改革の実行」「注力市場への経営資源投下」を基本方針に掲げております。 自動車及び医療市場、コイルスレッドをはじめとする規格品ビジネスなど当社のグローバル体制の強みを発揮できる分野において、グループ間の連携を一層強化し、成長市場において中長期的な視点で積極的な投資を実行してまいります。 また、不採算拠点の構造改革も着実に進め、収益基盤の改善を図るとともに、引き続きグループ全体の最適化を目指した経営を推進してまいります。
事業等のリスク3,320字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 世界経済の変動 当社グループの主要な事業分野は、自動車、OA機器、医療、精密機器などの民生製品であり、それらに使われる精密金属加工製品をグローバルに供給していることから世界経済の変動の影響をうけます。特に日本、米州、欧州及びアジアなどの世界の主要市場において、予測を超える景気の後退や需要の縮小は当社グループの経営成績及び財政状態に多大な影響を与えます。 中東情勢の悪化に伴う原油価格高騰が世界経済に影響を及ぼすこと、また、様々な地政学リスクも高まっていることから2026年度の世界経済も予断を許さない状況が続く見通しであり、リスク要因と捉えています。 ② 為替レートの変動 当社グループは、グローバル展開が進んでおり、使用する通貨も多岐にわたりますが“地産地消”のビジネスが中心のため、通貨の異なる市場に輸出するケースは少なく、商流における為替レートの変動リスクは比較的低いと言えます。一方、当社は成長市場の機会を求めて、近年メキシコ、インドネシア、インド、チェコに新工場を開設するため多くの投資を行った結果、資産等における為替レートの変動リスクを抱えております。なお、2026年度は円安からの揺り戻しによる為替差損が発生するリスクを懸念しております。つきましては、海外子会社の事業安定化と現地での資金調達シフトを進めつつ、親会社の投資資産を早期回収することで根本的なリスクヘッジを進めていきます。 ③ 主要国の関税率変更 主要国の関税率の変更は、当社の業績に影響する可能性があります。なお、2025年から始まった米国の関税政策、いわゆる「トランプ関税」については、米国向けの輸出と米国工場の材料輸入において大きな影響を受けました。2027年3月期においても米国関税政策は収益の押し下げ要因となりますが、影響度については業績予想に織り込み済みです。 ④ 原材料の高騰 当社グループは、金属材やプラスチック材などの原材料を材料メーカー及び商社から調達しております。これらの材料メーカー及び商社とは、契約書を締結し安定的な供給に努めていますが、市況の変化による価格の高騰や品不足もしくは事故や災害等により供給が停止するリスクがあります。主要な顧客とは販売価格と原材料価格を連動させる契約を結びリスクの軽減を図っておりますが、一部は交渉が難航しており、売価反映までのタイムラグがあるなどリスクヘッジは完全ではありません。一方、災害等による供給停止については、当社グループが扱う原材料の殆どが代替可能な一般材であるため、一部を除いて材料メーカーの変更によりリスク回避は可能であります。 ⑤ その他コストの高騰 当社グループは、生産活動のほとんどを電力に依っていますので、円安、インフレ、エネルギーコスト高騰による電力料の高騰は収益圧迫要因となります。また、人件費や運送費の高騰も同様です。当社の主要市場である自動車やOA機器では従来それらのコストアップ分の価格転嫁はあまり認められていませんでしたが、公正取引委員会からの指導もあり、顧客との個別の交渉は必要であるものの、徐々に価格転嫁は認められるようになりました。 ⑥ 知的財産権の侵害 当社グループは、ねじ穴を補強するタングレス・インサートやボルト・ナットのゆるみ防止具のロックワンなど、当社が商標など知的財産権を保有する製品を製造・販売しております。それらの製品は優れた品質と供給網により日本国内や米州、欧州市場を中心に多くの業界や顧客に使用されております。一方、一部の新興国では当社の商標を不当に使用した類似製品(いわゆる偽物)が流通していることが確認されております。それらは当社の商機を不当に奪うことのみならず、偽造品の品質不良が、当社の信用を毀損するリスクとなっております。これに対し当社グループは顧客への注意喚起及び正規代理店を紹介することによりリスクの軽減を図っております。 ⑦ 製品の品質問題 自動車メーカーは設計や製造段階を原因とする自動車製品の不具合が発見された場合、無料でそれを修理する「リコール」を行うことがあります。当社グループの売上は自動車関連向けが過半を占めており、当社製品を起因とする不具合が発生した場合に顧客よりその対応にかかるコストを請求される可能性があります。これに対し当社グループは、IATF16949(自動車産業向けの品質マネジメントシステム)を取得し、適切に運用することや自動品質判定装置を導入することなど“品質問題を起こしえない製造工程”を目指しております。また、顧客との製品の納入仕様について慎重に交渉を行うことでリスクの軽減を図っております。 ⑧ カントリーリスク 当社グループは、グローバル展開が進んでいることから、進出先の地域特有のリスクを抱えております。具体的には経済成長率やインフレ率を無視した最低賃金の引上げやデモ・テロの発生、自然災害や感染症の拡大、関税や法人税率など税制ルールの変更が想定されます。これらに対し当社グループは、それぞれの海外子会社との情報共有を密にし現地の状況及び現地政府の考えや方針などを分析することで早期に経営判断を下せるように努めております。 ⑨ 災害等 地震・台風・水害等の大規模な自然災害や火災・停電等が発生した場合、製造拠点の設備故障や損壊により復旧費用の発生や製品の供給継続に問題が発生するリスクがあります。当社グループは、それぞれの拠点においてリスクアセスメントを行ったうえBCP(事業継続計画)を策定しており、災害発生時はその計画に基づいて行動することによって早期復旧や損害の極小化を図ってまいります。 ⑩ 訴訟 当社グループは、事業活動において継続的なコンプライアンスの実践に努めております。それにも関わらず、様々な訴訟及び規制当局による法的手続の当事者となる可能性があります。 ⑪ 情報セキュリティ 当社グループは、事業活動における情報システムの重要性が高まっており、情報資産の保護や安定的な供給の実現のためセキュリティ対策を講じていますが、想定を超えるサイバー攻撃や不正アクセスなどにより、基幹情報システムの停止や機密情報の流出などの問題が発生する可能性があります。 ⑫ キャッシュ・フロー 当社グループは、設備投資などの資金需要が生じた場合には、調達時の金利情勢、外部マクロ環境、当社の状況などを総合的に勘案し、必要な資金を調達することとしております。このため、金融市場の不安定化が生じた場合などには、資金調達の制約を受け、資金調達コストが増加することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 固定資産の減損 当社グループは、国内に5ヵ所、海外に15ヵ所の生産拠点があり、それぞれにおいて有形固定資産、ソフトウエアなど多くの固定資産を有しております。経営環境の変化等で当初計画していた収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった場合には、帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上することとなるため、当社グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 退職給付債務 当社グループは2011年11月1日付で適格退職年金制度から、一部確定拠出年金制度に移行していますが、当社グループの従業員退職給付費用及び退職給付引当金は、割引率、年金資産の期待運用収益率等の数理計算上で設定される基礎率や前提条件に基づいて算出され、さらに過去の年金資産の運用成果等が反映されております。割引率及び年金資産の運用成果の悪化は、当社グループの業績と財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,497字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における事業環境は、米国政府による相互関税の影響、それに伴う世界経済や為替への影響、さらに日中関係の悪化など不透明な要素があり、予断を許さない状況で、当社では医療向け事業が引き続き拡大するなど、総じて堅調に推移しました。 このような状況のもと、当連結会計年度における売上高は前連結会計年度比4.0%増の296億79百万円、営業利益は同19.2%増の13億22百万円、経常利益は同687.0%増の13億43百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は10億27百万円(前期は6億28百万円の損失)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 (日本) OA機器向けが減少したものの、自動車向けが順調に推移したほか、医療・精密機器・情報機器向けも好調だったことから、売上高は前連結会計年度比1.2%増の92億3百万円、セグメント利益は同14.7%増の2億55百万円となりました。 (米州) 医療向けが引き続き拡大したこと、メキシコ工場の改善も進んでいることから、売上高は前連結会計年度比11.2%増の60億14百万円、セグメント利益は同43.4%増の2億76百万円となりました。 (欧州) 医療向け新規事業の量産開始時期が遅れたものの、航空機向けが回復したことから、売上高は前連結会計年度比4.2%増の35億43百万円、セグメント利益はチェコ工場での医療事業に関わる先行投資など固定費等が膨らんだことから同46.6%減の80百万円となりました。 (アジア) 引き続き自動車・精密機器向けが好調だったことから、売上高は前連結会計年度比2.7%増の109億18百万円、セグメント利益は同28.7%増の7億円となりました。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ42億14百万円増加し、327億20百万円となりました。 主な要因は以下のとおりです。 (資産) 資産の部においては、流動資産合計額が13億90百万円増加し、160億44百万円となりました。主な理由は、現金及び預金が10億17百万円、受取手形及び売掛金が59百万円、棚卸資産が3億88百万円増加したことによるものであります。また、固定資産合計額は28億24百万円増加し、166億76百万円となりました。主な理由は、有形固定資産が27億12百万円増加したことによるものであります。 (負債) 負債の部においては、負債合計額は225億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億35百万円増加しました。主な理由は、借入金が20億15百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 純資産の部においては、純資産合計額が101億72百万円となり、前連結会計年度末に比べて20億79百万円増加しました。主な理由は、為替換算調整勘定が10億91百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が10億27百万円発生したことにより、株主資本合計が9億44百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は31.1%(前連結会計年度末は28.4%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べ10億46百万円増加し、51億58百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、営業活動により資金が22億2百万円増加(前連結会計年度は5億9百万円の資金増加)しました。主な資金増加の要因は、税金等調整前当期純利益11億81百万円、減価償却費による資金留保15億56百万円及び売上債権の増減額2億23百万円によるものです。主な資金減少の要因は、為替差損益3億24百万円、仕入債務の増減額3億13百万円及び法人税等の支払額3億45百万円によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資活動により資金が28億66百万円減少(前連結会計年度は13億2百万円の資金減少)しました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出29億62百万円によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、財務活動により資金が12億85百万円増加(前連結会計年度は9億12百万円の資金増加)しました。主な要因は、借入金の増加16億61百万円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 日本   9,210,695   2.0 米州   6,350,278   19.6 欧州   3,780,820   8.9 アジア   10,731,884   △0.9 合計   30,073,679   5.0 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 上記の金額は、販売価格によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   9,333,044   1.9   1,048,820   14.1 米州   6,024,545   10.5   344,524   3.1 欧州   3,693,305   △6.7   750,680   24.9 アジア   10,890,633   3.4   330,276   △7.9 合計   29,941,529   2.9   2,474,303   11.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 日本   9,203,569   1.2 米州   6,014,056   11.2 欧州   3,543,466   4.2 アジア   10,918,904   2.7 合計   29,679,996   4.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」に記載のとおりであります。 なお、見積り及び判断・評価については、過去実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 (退職給付債務) 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率等の要素が含まれております。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合は、その影響が累積され、将来の会計期間にわたって償却されるため、将来の退職給付費用及び債務に影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損会計) 当社グループは、固定資産の減損会計を適用しております。減損会計は資産のグルーピング、割引前キャッシュ・フローの総額、回収可能価額を当社グループに固有の事情を反映した合理的で説明可能な仮定及び予測に基づいて算出しておりますが、その仮定及び予測に変動が生じた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、2015年の船橋電子株式会社の編入を皮切りに、埼玉工場の開設及び拡張、メキシコ工場の開設及び拡張、米国のElectronic Stamping Corporationの事業譲受、インドネシアのPT Yamakou lndonesia(現インドネシア工場)の買収、インド工場の開設、チェコ工場の開設などグローバルビジネス拡大に向けた積極投資を進めてまいりました。 これらの新設工場が加わったことで、精密金属加工メーカーとしては突出したグローバルネットワークを持つに至り、Tierl(自動車一次部品メーカー)のメガサプライヤー化・グローバル化に追随できる稀有なTier2(自動車二次部品メーカー)としての地位を確立しました。反面、新工場への先行投資負担が嵩み、近年の業績低迷の主要な要因となっていましたが、2026年3月期はインドネシア工場とインド工場が初の黒字化を達成するなど収益構造の改善が進みました。 2027年3月期は米国関税政策や中東情勢悪化に伴う原油価格高騰が世界経済に影響を及ぼすこと、また地政学リスクも高まっておりますが、医療向けや航空機向けビジネスが勢いづいていることなどから、売上高300億円、営業利益15億円は十分達成可能であると見ています。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (資金需要の主な内容) 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの運転資金は、主に製品製造に使用する原材料や部品の調達に費やされており、製造費や販売費及び一般管理費に計上される財・サービスに対しても同様に費消されております。また、設備投資資金は生産設備取得等生産体制の構築、情報システムの整備等に支出されております。 (資金調達) 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金の基本方針は、利益の計上、減価償却費等により生み出される内部資金により賄うこととしております。但し、安定的に確保するため外部資金(主に金融機関からの借入)を有効に活用しております。 なお、キャッシュ・フローの状況の詳細は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。