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日経平均64,457.56+132NYダウ53,061.95+295ドル円158.94+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

サンコール

SUNCALL CORPORATION5985 · Standard · 金属製品

自動車と電子情報通信の2分野に精密ばね・精密部品を供給。オイルテンパー線など材料から製品まで一貫対応する部品メーカー。

概要

サンコール株式会社は、1943年に航空機用弁ばね用高級鋼材の製造を目的として創業し、現在は自動車分野と電子情報通信分野を主軸とする精密金属部品メーカーである。京都市に本社を置き、12の連結子会社と5つの関連会社で構成される。2026年3月期の連結売上高は522億円、営業利益71億円、従業員数は約1,900人(連結)。東証スタンダード市場に上場する。

自動車分野と電子情報通信分野の二本柱

サンコールの事業は「自動車分野」と「電子情報通信分野」に大別される。自動車分野はさらに材料関連製品(オイルテンパー線、硬鋼線、ピストンリング材など)と自動車関連製品(エンジン用弁ばね、AT部品、ABS用センサーリング、バスバー、シャントバスバーなど)に分かれ、2026年3月期の売上高は372億円と全体の71.4%を占める。電子情報通信分野はHDD用サスペンション(2025年度中に生産終了)、プリンター関連(精密紙送りローラー)、通信関連(光ファイバー用精密部品、光通信用コネクタ・アダプタ)からなり、同144億円(構成比27.6%)を計上した。その他製品として電子回路検査機器用プローブや歩行アシストロボットも手掛ける。

グローバルな生産・販売ネットワーク

同社は日本国内に本社工場(京都)、豊田工場、広瀬工場、京都南工場を擁するほか、海外では北米(米国、メキシコ)、アジア(中国、タイ、ベトナム、インドネシア、韓国、香港)に生産・販売拠点を配置する。地域別セグメントとして日本、北米、アジア、欧州の4区分で管理し、2026年3月期のセグメント売上高は日本292億円、北米92億円、アジア165億円、欧州0.6億円。主要子会社にSUNCALL AMERICA(米国)、SUNCALL TECHNOLOGIES MEXICO(メキシコ)、Suncall Technologies (SZ)(中国)、SUNCALL HIGH PRECISION (THAILAND)などがある。電動車向け需要や光通信需要の拡大に対応し、グローバルでの現地生産を進めている。

2024年3月期の大幅損失とその後のV字回復

2024年3月期の連結決算は売上高515億円に対し、当期純損失118億円と過去最大の赤字を計上した。主因はHDD用サスペンション事業の整理損失である。2025年3月期も売上高は639億円に拡大したが、純損失8億円と赤字が続いた。しかし、同事業からの撤退完了と通信関連事業の好調により、2026年3月期は売上高522億円(前期比18.3%減)ながら営業利益71億円(同2.1倍)、当期純利益62億円と急回復した。営業利益率は13.6%に達し、同社は中期経営計画2027で最終年度(2027年度)に売上高525億円、営業利益66億円、ROE12.1%を目標に掲げる。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー、電子機器部品サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
522億円
営業利益
71億円
営業利益率
13.6%
純利益
62億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本276億円52.9%28億円10.1%
アジア153億円29.3%44億円28.8%
北米92億円17.6%7億円7.6%
欧州1億円0.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車分野主力

自動車エンジン用弁ばね、AT部品、安全装置機能部品、ABS用センサーリング等を製造販売。材料関連製品としてオイルテンパー線や硬鋼線なども供給。日本、北米、アジアで展開。

主な製品・サービス9
自動車エンジン用弁ばね
エンジンの吸排気バルブを閉じるためのばねで、高耐久性が求められる。
AT部品
自動変速機に使用される部品。
自動車用安全装置機能部品
エアバッグやシートベルトなど安全装置に使われる部品。
ABS用センサーリング
アンチロック・ブレーキ・システムの車輪速度センサーに使われるリング。
ABS用アクチュエーター
ABSのブレーキ圧を制御するアクチュエーター。
バルブコッター
エンジンバルブを保持する小さな部品。
ブーツクランプ
等速ジョイントのブーツを固定するクランプ。
各種異形ばね、異形リング、細工ばね、薄板ばね
特殊な形状・用途のばね類。
リアクトルコイル、LED関連、バスバー、シャントバスバー、電流センサー
電装品・電子制御関連部品。バスバーは大電流を流す導体。

02電子情報通信分野準主力

プリンター用精密紙送りローラーや光ファイバー用精密部品を製造販売。日本とアジアで展開。

主な製品・サービス2
プリンター用精密紙送りローラー
プリンター内部で紙を正確に送るための高精度ローラー。
光ファイバー用精密部品
光ファイバーの接続やコネクタに使われる精密部品。

03その他製品副次

電子回路検査機器用プローブ、歩行アシストロボット等を製造販売。日本で展開。

主な製品・サービス2
電子回路検査機器用プローブ
電子回路基板の導通テストなどに使う接触子。
歩行アシストロボット
高齢者などの歩行を支援するロボット。

製品と技術

自動車エンジン用弁ばねと材料関連製品

サンコールの祖業は自動車エンジン用弁ばね(バルブスプリング)であり、1952年のトヨタ納入以来、主力製品であり続ける。弁ばねはエンジンの吸排気バルブを閉じる役割を担う高負荷部品で、同社はオイルテンパー線などの材料から一貫製造する。2026年3月期の自動車関連製品売上は290億円に達し、材料関連製品(オイルテンパー線、硬鋼線、ピストンリング材、精密異形線など)の83億円と合わせ、自動車分野全体で373億円を計上。ABS用センサーリングやアクチュエーター、バルブコッター、ブーツクランプなど多様な機能部品も供給する。

EV向けシャントバスバーと電流センサー

2017年4月に量産を開始したシャントバスバーは、EVやHVのバッテリー電流を高精度に検出する部品である。同社は抵抗値のばらつきを抑える精密加工技術を活かし、シャントバスバー、バスバー、電流センサーの3品目を電動車向け成長事業と位置づける。2022年2月には京都南工場でIATF16949(自動車品質マネジメントシステム)を取得し、量産体制を強化。2030年以降の電動車普及を見据え、グローバルでの売上拡大を目指す。2026年3月期の自動車関連製品増収(前年比2.4%増)の一因となった。

光通信用コネクタ・アダプタとデータセンター向け需要

通信関連事業の主力は光ファイバー用精密部品、特に光通信用コネクタ・アダプタである。同社は自社独自設計により、高密度対応製品を含む豊富なラインナップを展開する。2026年3月期の通信関連売上は69.6億円と前期比40%増加し、HDD用サスペンション撤退後の収益を補完した。成長の背景には生成AIの普及に伴うデータセンター向け投資の加速があり、北米およびアジア拠点での生産増強が進む。同社は早期の量産化と生産能力増強を重点課題に掲げる。

HDD用サスペンションからの撤退とプリンター関連事業

1985年に生産を開始したHDD用サスペンションは、長年にわたり電子情報通信分野の柱であったが、需要減少と競争激化により2024年度に事業整理を決断。2025年6月に生産委託先での生産を終了し、同年7月に出荷を完了した。同事業の撤退損失が2024年3月期の大幅赤字(純損失118億円)の主因となった。一方、プリンター関連事業はデジタル化・ペーパーレス化に伴い縮小傾向にあり、2026年3月期の売上は35.8億円(前期比15%減)。同社は新製品開発による差別化で収益維持を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

金属加工の中堅企業、収益改善傾向も競合ひしめく

当社は金属製品の加工・販売を手掛ける中堅企業で、2025年3月期売上高は639億円。営業利益率は2025年3月期の5.3%から2026年3月期には13.6%へ改善見込み。同業の稲葉製作所などと競合するが、収益性は中程度。金属製品業界は成熟しており、差別化が難しい。当社はコスト管理や製品多様化で収益改善を図っている。

強み

  • 営業利益率が5.3%から13.6%へ大幅改善見込みで、経営効率が向上。
  • 売上高500億円超と業界で一定の地位を確保している。
  • 金属製品全般を手掛け、需要変動リスクを分散。
  • 生産効率改善により利益率を高めている。

課題

  • 金属製品業界は成熟しており、成長が期待しにくい。
  • 金属価格の変動が利益を圧迫するリスクがある。
  • 同業他社と類似した製品を扱い、独自性を打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属製品の時価総額近傍。太字がサンコール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15970ジーテクト1,013億円7.3倍
25992中央発條940億円7.5倍
35982マルゼン823億円12.6倍
43449テクノフレックス796億円16.4倍
55946長府製作所727億円23.8倍
65985サンコール698億円10.0倍
75988パイオラックス626億円
87989立川ブラインド工業549億円16.2倍
95976高周波熱錬492億円37.8倍
105959岡部451億円12.4倍
113431宮地エンジニアリンググループ440億円12.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

航空機用鋼材メーカーとしての創業(1943年)

1943年6月、現在地である京都市右京区に資本金170万円で「三興線材工業株式会社」を設立。目的は航空機用エンジンの弁ばね用高級鋼材の製造であった。第二次世界大戦末期の1945年7月には日染興業株式会社(資本金75万円)を吸収合併。戦後は航空機需要が消滅したが、1952年6月にトヨタ自動車株式会社などへの自動車エンジン用弁ばねの納入を開始し、自動車部品メーカーとして再出発を図った。

自動車部品への特化と上場(1952〜1967年)

1953年6月には自動車用ビードワイヤーの量産に成功し、自動車向け製品の品揃えを拡充した。1964年10月、大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式を上場。1967年10月には愛知県豊田市に豊田工場を建設し、ばね部門の生産を強化した。トヨタ自動車をはじめとする顧客の近くに生産拠点を置くことで、取引関係を深めるとともに、自動車部品サプライヤーとしての地位を固めた。

電子情報通信分野への進出(1984〜1985年)

1984年3月、電子回路検査機器用プローブの生産を開始。続いて1985年12月にはハードディスク装置用サスペンションの生産に着手し、電子情報通信分野に本格参入した。これらの製品は同社の精密加工技術を応用したものであり、後に同分野が売上の約4割を占めるまでに成長する。1991年4月には社名を「サンコール株式会社」に変更し、事業の多角化を象徴した。

海外拠点の拡大とグローバル化(1989〜2006年)

1989年5月、米国に100%出資の現地法人 SUNCALL SANKO CORP. を設立。同年には合弁会社 SANKO PETERSON CORP. も設立し、北米市場への足がかりを得た。1990年1月にはスイス系の SWISSTRONICS,INC. を買収(1999年売却)。1992年には香港に子会社を設立し、1994年には中国深圳市に工場を開設。その後もインドネシア(1997年)、タイ(2000年)、ベトナム(2004年)、中国広州(2006年)とアジア各地に生産拠点を広げた。2001年12月には大阪証券取引所第一部に指定され、株式市場での評価も高めた。

事業再編と電動化・光通信への集中(2017〜2026年)

2017年4月、EV用シャントバスバーの量産を開始し、電動車向け事業を強化。2022年4月には東証プライム市場へ移行したが、2023年10月にスタンダード市場へ異動した。2024年3月期にはHDD用サスペンションの需要減退と事業整理費用により118億円の純損失を計上。生産委託先での生産を2025年6月に終了し、同事業から撤退した。一方、光通信用コネクタ・アダプタはデータセンター向け需要が急増し、2026年3月期の通信関連売上は前年比40%増の70億円に拡大。2025年5月には中期経営計画2027を策定し、自動車既存事業の収益改善と成長事業への注力を打ち出した。

年表48件を開く

1940年代

  • 1943年6月創業現在地に資本金170万円を以って、航空機用エンジンの弁ばね用高級鋼材を製造する目的で、三興線材工業株式会社として設立
  • 1945年7月M&A日染興業株式会社(資本金75万円)を吸収合併

1950年代

  • 1952年6月トヨタ自動車株式会社他、数社に自動車エンジン用弁ばねの納入を開始
  • 1953年6月自動車用ビードワイヤーの量産に成功

1960年代

  • 1964年10月上場大阪証券取引所の市場第二部および京都証券取引所に株式を上場
  • 1967年10月愛知県豊田市に豊田工場を建設し、ばね部門の生産強化を図る

1970年代

  • 1972年12月創業宮城県仙台市にサンコール仙台株式会社を設立
  • 1974年2月熊本県菊池市に菊池三興株式会社(現・サンコール菊池株式会社、連結子会社)を設立

1980年代

  • 1981年3月山梨県中巨摩郡に山梨三興株式会社(現・サンコールエンジニアリング株式会社、連結子会社)を設立
  • 1984年3月電子回路検査機器用プローブの設備投資を行い生産開始
  • 1985年12月ハードディスク装置用サスペンションの設備投資を行い、生産開始
  • 1989年5月創業米国に100%出資現地法人 SUNCALL SANKO CORP.を設立
  • 1989年6月米国に合弁会社 SANKO PETERSON CORP.を設立
  • 1989年11月愛知県豊田市に広瀬工場を建設

1990年代

  • 1990年1月M&ASUNCALL SANKO CORP.の子会社としてSWISSTRONICS,INC.(米国、マサチューセッツ州)を買収
  • 1991年4月商号変更会社名を『サンコール株式会社』に変更
  • 1992年4月香港に SUNCALL CO.,(H.K.)LTD.(現連結子会社)を設立
  • 1992年11月広瀬工場を子会社 広瀬テクノロジー株式会社(現・広瀬工場)として設立
  • 1994年3月中国深圳市にSUNCALL CO.,(H.K.)LTD.の中国工場を開設
  • 1995年1月兵庫県揖保郡に、子会社 ミクロワイヤー株式会社を設立(2002年8月清算)
  • 1995年3月本社工場で「ISO 9001・9002認証」を取得・ISO 9001:HDD用サスペンション・弁ばね、クラッチばね用材料・ISO 9002:弁ばね及びクラッチ用ばね
  • 1997年10月M&Aサンコール仙台株式会社を閉鎖し、その事業をサンコール菊池株式会社へ統合
  • 1997年10月インドネシアに子会社 PT.SUNCALL INDONESIAを設立
  • 1999年8月SUNCALL SANKO CORP.の子会社 SWISSTRONICS,INC.を売却

2000年代

  • 2000年1月米国 サウスカロライナ州に SUNCALL AMERICA INC.(現連結子会社)を設立
  • 2000年11月タイ チョンブリ県に SUNCALL HIGH PRECISION(THAILAND)LTD.(現連結子会社)を設立
  • 2001年1月米国の100%出資法人 SUNCALL SANKO CORP.を清算
  • 2001年12月大阪証券取引所第一部に指定される
  • 2004年1月10ギガビット光トランシーバーの開発と量産化に成功
  • 2004年1月M&A米国の出資57%の現地法人 SANKO PETERSON CORP.を100%子会社化し、米国の子会社 SUNCALL AMERICA INC.(現連結子会社)に吸収合併
  • 2004年5月京都本社敷地内にナノテクセンターを建設
  • 2004年12月ベトナム ハノイ市に SUNCALL TECHNOLOGY VIETNAM CO.,LTD.(現連結子会社)を設立
  • 2006年3月中国 広州市に SUNCALL(Guangzhou)CO.,LTD.(現連結子会社)を設立
  • 2009年4月M&A子会社 広瀬テクノロジー株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2011年5月中国深圳市に子会社 SUNCALL CO.,(H.K.)LTD.(現連結子会社)が、Suncall Technologies(SZ)Co.,Ltd.(現連結子会社)を設立
  • 2012年12月創業株式会社神戸製鋼所により中国佛山市に設立されたKOBELCO SPRING WIRE (FOSHAN) CO.,LTD.(現持分法適用会社)に資本参加
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い東京証券取引所第一部に指定される
  • 2013年8月中国 広州市に販売子会社 Suncall(Guangzhou)Trading Co.,Ltd.(現連結子会社)を設立
  • 2013年9月メキシコ合衆国 アグアスカリエンテス州に子会社 SUNCALL TECHNOLOGIES MEXICO,S.A.DE C.V.(現連結子会社)を設立
  • 2013年11月韓国 梁山市に合弁会社 K&S WIRE CO.,LTD.を設立
  • 2014年6月中国 天津市に子会社SUNCALL (Tianjin) Co.,Ltd.(現連結子会社)を設立(2025年5月清算決議)
  • 2014年10月メキシコ合衆国 アグアスカリエンテス州に合弁会社HS POWERSPRING MEXICO,S.A.de C.V.を設立
  • 2017年1月創業米国 テキサス州ダラス市に、営業拠点SUNCALL AMERICA INC. Dallas Officeを設立
  • 2017年4月EV製品シャントバスバー量産開始

2020年代

  • 2020年4月京都市南区に京都南工場を開設(2025年9月京都本社へ移転)
  • 2022年2月京都南工場で生産のシャントバスバーにてIATF16949取得(2025年10月京都南工場移転に伴い取り下げ)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ移行 京都本社 自動車関連部品にてIATF16949取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年度まで525億円
  • 営業利益2027年度まで66億円
  • 営業利益率2027年度まで12.6%
  • 当期純利益2027年度まで50億円
  • ROE2027年度まで12.1%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存自動車分野の収益性改善

    エンジンやトランスミッション系精密機能部品について、将来の需要減少を見据え、収益性重視の事業運営、価格転嫁、拠点戦略再整理、不採算製品の見直しを進める。

  2. 02

    電動化関連成長事業の拡大

    EV・HV向けにバスバー、シャントバスバー、電流センサーの開発と量産体制を拡大し、グローバルな売上拡大を図り次世代主力事業に育てる。

  3. 03

    電子情報通信関連事業の成長追求

    光通信ではAI・IoT・5G需要に対応した光コネクタ・アダプタの量産化と生産能力増強を進め、プリンター事業では新製品開発と生産性向上で競争力を強化する。

  4. 04

    ポートフォリオ改革と財務戦略

    不採算事業からの撤退も含めた事業ポートフォリオ見直しを行い、資本コストを意識した投資判断と資金調達を実施し、安定経営を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,897人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は645万円で、9期前と比べて+8.3%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,385
2018年3月2,394
2019年3月59537.314.62,336
2020年3月58737.914.02,453
2021年3月55838.115.42,292
2022年3月57438.915.42,280
2023年3月58539.416.42,262
2024年3月59140.415.82,172
2025年3月59340.916.82,133159
2026年3月64542.518.31,897374

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 3 / 海外 12、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
広瀬工場 — 愛知県豊田市3,235百万円
日本
本社及び本社工場 — 京都市右京区3,203百万円
日本
北米 — SUNCALL TECHNOLOGIES MEXICO,S.A.DE C.V. (メキシコ国アグアスカリエンテス州)2,308百万円
アジア — Suncall Technologies (SZ) Co.,Ltd. (中国深圳)938百万円
北米 — SUNCALL AMERICA INC. (米国 インディアナ州)897百万円
豊田工場 — 愛知県豊田市823百万円
日本
アジア — SUNCALL TECHNOLOGY VIETNAM CO.,LTD. (ベトナム国ハノイ市)676百万円
日本 — サンコール菊池株式会社(熊本県菊池市)(注)1618百万円
アジア — SUNCALL HIGH PRECISION (THAILAND)LTD. (タイ国チョンブリ県)447百万円
アジア — SUNCALL(Guangzhou) CO.,LTD. (中国広州)427百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    サンコールエンジニアリング 株式会社
    山梨県 南アルプス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンコール菊池株式会社
    熊本県菊池市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL AMERICA INC. (注)2、4
    米国 インディアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL CO.,(H.K.)LTD.
    中国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL HIGH PRECISION (THAILAND)LTD.
    タイ国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL TECHNOLOGY VIETNAM CO.,LTD. (注)2
    ベトナム国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL(Guangzhou)CO.,LTD. (注)2
    中国広州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Suncall Technologies(SZ)Co.,Ltd. (注)2、3
    中国深圳 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Suncall(Guangzhou)Trading Co.,Ltd.
    中国広州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL TECHNOLOGIES MEXICO,S.A.DE C.V. (注)2
    メキシコ国 アグアスカリエンテス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL(Tianjin)Co.,Ltd.
    中国天津 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SUNCALL Europe Technology & Trading GmbH
    ドイツ国 ミュンヘン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • KOBELCO SPRING WIRE(FOSHAN) CO.,LTD.中国佛山25%
  • HS POWER SPRING MEXICO,S.A.de C.V.メキシコ国 アグアスカリエンテス州50%
  • 株式会社アイメス神奈川県 藤沢市42%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は522億円営業利益71億円前期と比べると減収増益で、売上が-18.3%、利益が+108.8%。

売上高
-18.3%
522億円
営業利益
+108.8%
71億円
純利益
62億円
営業利益率
13.6%
前期比 +8.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高560億円522億円
営業利益85億円71億円
純利益63億円62億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は133億円、営業利益は19億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q126−3
2024年1Q117−9−7.7−5
2024年2Q135−5−3.7−2
2024年3Q133−10−7.5−32
2024年4Q130−79
2025年2Q30300.0−11
2025年4Q3363410.13
2026年2Q2734115.034
2026年4Q2493012.028
2027年1Q1331914.315

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は314億円から522億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は13.6%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い東京証券取引所第一部に指定される
2013年3月3142719
中国 天津市に子会社SUNCALL (Tianjin) Co.,Ltd.(現連結子会社)を設立(2025年5月清算決議)
2014年3月3433825
2015年3月3583421
2016年3月3671510
米国 テキサス州ダラス市に、営業拠点SUNCALL AMERICA INC. Dallas Officeを設立
2017年3月3801711
2018年3月4222521
2019年3月4583623
京都市南区に京都南工場を開設(2025年9月京都本社へ移転)
2020年3月4241311
2021年3月401−101
2022年3月474109
2023年3月53486
2024年3月515−27−118
2025年3月63934325.3−8
2026年3月522717513.662

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高522億円のうち、営業利益として残るのは71億円13.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は62億円、売上の11.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.9%396億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%55億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.6%71億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.3pt
13.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.7pt
11.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.5pt
20.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが100億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは78億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は120億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月36−27−6985
2014年3月45−21−924104
2015年3月34−49−1−1593
2016年3月30−43−2−1375
2017年3月39−372277
2018年3月46−22324105
2019年3月54−33−821117
2020年3月28−46−11−1887
2021年3月30−443−1476
2022年3月32−4812−1675
2023年3月17−4928−3277
2024年3月7−4329−3674
2025年3月710−31792
2026年3月100−22−5378120

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は574億円。このうち返さなくてよい自己資本が342億円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値59.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3552758077.1
2014年3月3973059276.6
2015年3月44933911075.2
2016年3月4303319976.5
2017年3月45332912472.3
2018年3月49335214171.2
2019年3月50536314271.7
2020年3月50935915070.4
2021年3月53436317167.9
2022年3月57937220764.1
2023年3月63738025759.7
2024年3月60429431048.6
2025年3月60226633644.2
2026年3月57434223259.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
121億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
198億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
26億円
在庫として抱えている分
負債合計
232億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE87社中3位あたり、逆に低いのは売上成長率87社中85位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.4%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.6%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.6%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-18.3%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,050で、1年前と比べて+157.6%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥2,050-1.2%1ヶ月+53.8%1年+157.6%時価総額698億円
過去52週の値幅
安値¥796高値¥2,541

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR1.76倍
配当利回り1.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で90.9%の急上昇、1年では195.4%と驚異的なパフォーマンス。8月12日に出来高4,615,600株と急増し、株価は1,994円から2,482円まで上昇。25日線(1,583円)を56.8%上回り、短期の過熱感が強い。RSIは91.23と極端な買われ過ぎで、注意が必要。52週高値2,541円に接近しており、高値更新が続くかが焦点。週足では強い上昇トレンドが続くが、利益確定売りに遭う可能性も高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 74/100)

PER 7.07倍は同業界平均18.52倍を大幅に下回り、PBR 1.28倍は同業界平均1.14倍をやや上回るものの、ROE 20.4%の高収益性を考慮すれば割安感がある。配当利回り2.41%は同業界平均3.71%を下回るが、配当性向18%と低く、今後の増配余地がある。2025年3月期は赤字だったが、2026年3月期は黒字転換が見込まれ、業績回復によるバリュエーション改善が期待できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍49.7倍
PER (予想)9.9倍
PBR1.76倍1.13倍
ROE20.4%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に営業利益率13.6%へ大きく改善したことが投資家の注目を集め、株価は1年で3倍以上に上昇した。強気派は、コスト削減や製品ミックスの改善が本格的に寄与し始めたと評価し、ROE20%超と高水準の資本効率を支持する。しかし、弱気派は、売上高自体は前年から減少しており、利益改善が一時的なコスト削減に依存するものではないかと疑う。また、直近2024年3月期には多額の特別損失を計上しており、収益の安定性には疑問が残る。株価が急騰した後であるだけに、成長の持続性が最大の争点だ。

プラスに働く材料7
  • 収益性の大幅改善

    営業利益率が5%台から13.6%へ急上昇し、ROEも20%を超えた

  • 高付加価値品への集中

    不採算事業を整理し、精密部品など収益性の高い分野へ軸足を移している

  • 割安なバリュエーション

    PER7倍台と急騰後もなお低く、収益力に対して株価は割安感がある

  • 営業利益が34億円→71億円と倍増通年影響

    営業利益は34億円から71億円へ109%増加、利益率も5.32%→13.6%

  • 純利益が黒字転換し62億円通年影響

    純利益は前期-8億円から62億円へ大幅改善

  • ROE20.4%と資本効率の高さ継続影響

    ROE20.4%はPER7.07倍と組み合わされ、PBR1.28倍を正当化

  • 株価急騰後も予想PER7倍継続影響

    1年で278%上昇したが予想PERは7倍と、収益に対して割高感は薄い

マイナスに働く材料7
  • 減収局面での改善

    売上高が減少する中での利益改善で、持続性に乏しい可能性

  • 依存度の高い顧客

    特定の大口顧客の業績変動に業績が左右されやすい

  • 過去の特別損失

    2024年3月期に多額の損失を計上しており、財務の健全性に不安が残る

  • 売上高639億円→522億円へ18%減通年影響

    売上高は前期比117億円減の522億円、減収幅は18%

  • 直近まで純損失が続いた実績継続影響

    2024年3月期は-118億円、2025年3月期は-8億円と赤字が続いた

  • 1年278%上昇による過熱感継続影響

    1年間の株価上昇率278%は急ピッチで、短期的な調整リスクがある

  • 増益は売上減下の利益率改善依存継続影響

    売上高が減少する中で営業増益はコスト改善依存、持続性に不透明さ

次の決算で確かめる点
売上高成長率
収益改善が売上拡大を伴うか否かを見るため
営業利益率
13%台の水準が維持できるか、収益力の持続性を確認するため
顧客別売上構成比
特定顧客依存のリスクを把握するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.71%。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.71%
いまの株価に対して
配当性向
18.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1840.2
2018年3月180.035.4
2019年3月195.637.8
2020年3月205.380.3
2021年3月200.0596.7
2022年3月200.049.4
2023年3月200.061.3
2024年3月200.0
2026年3月200.018.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,827人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.6%を占め、残る52.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.340.446.149.545.934.7
金融機関29.729.727.627.329.130.6
事業法人28.323.221.519.219.417.0
外国法人7.64.13.42.72.612.3
自己株式6.010.810.710.610.610.6
証券会社1.02.51.31.22.95.3
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・株式会社神戸製鋼所口)14.88
02伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社13.77
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.70
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.41
05株式会社京都銀行2.26
06サンコール従業員持株会1.64
07JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.59
08野村證券株式会社1.56
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.36
10JPモルガン証券株式会社0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-19
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.96%
    -0.59pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+248%、1株純資産は14期で+31%。直近期のROEは20.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月598646.87.933.3
2014年3月799588.68.030.1
2015年3月681,0656.79.730.7
2016年3月331,0383.115.440.9
2017年3月341,0313.316.340.2
2018年3月671,1006.311.035.4
2019年3月731,1346.58.637.8
2020年3月351,1343.111.980.3
2021年3月21,1440.2247.9596.7
2022年3月291,2372.516.949.4
2023年3月191,2651.531.961.3
2024年3月−393974−35.1
2025年3月−26881−2.8
2026年3月2051,13020.46.718.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
奈良正代表取締役 社長執行役員66
金田雅年代表取締役 副社長執行役員 管理本部長65
礒野裕司取締役 副社長執行役員 第一生産事業本部長 兼 製品戦略室長64
小椋大輔取締役 非常勤57
鍵谷文子取締役 非常勤43
小澤浩子取締役 非常勤64
山﨑敏行取締役 監査等委員 常勤62
田中敦取締役 監査等委員 非常勤66
山田泉取締役 監査等委員 非常勤64
山下遼太郎40

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)365362212441
社外取締役644447

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容629字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、サンコール株式会社(当社)と子会社12社及び関連会社5社で構成され、「自動車分野」、「電子情報通信分野」における製品、及び「その他製品」を製造・販売しております。 (1) 「自動車分野」の製造・販売事業における区分は、次のとおりであります。 [材料関連製品](日本、北米、アジア) オイルテンパー線、硬鋼線、ピストンリング材、精密異形線、精密細物ピアノ線等の製造・販売を行っております。 [自動車関連製品](日本、北米、アジア) 自動車エンジン用弁ばね、AT部品、自動車用安全装置機能部品、ABS用センサーリング、ABS用アクチュエーター、バルブコッター、ブーツクランプ、各種異形ばね、異形リング、細工ばね、薄板ばね、リアクトルコイル、LED関連、バスバー、シャントバスバー、電流センサー等の製造・販売を行っております。 (2) 「電子情報通信分野」の製造・販売事業における区分は、次のとおりであります。 [プリンター関連](日本、アジア) プリンター用精密紙送りローラー等の製造・販売を行っております。 [通信関連](日本、北米、アジア) 光ファイバー用精密部品等の製造・販売を行っております。 (3) 「その他製品」(日本)の製造・販売事業における位置付けは、次のとおりであります。 電子回路検査機器用プローブ、歩行アシストロボット等の製造・販売を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,826字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「技翔創変」を経営理念とし、技術集約型精密製品の創造を通じてお客様の問題解決を図り社会に貢献することを基本方針としております。 当社グループといたしましては、お客様の海外現地調達の加速、激化する価格競争や為替の変動、その他いかなる環境の変化にも耐えうる経営体質の構築が不可欠と考え、持続的成長を支えるため経営効率を高めることにグループ一丸となって積極的に挑戦してまいりました。 当社は2025年5月に、中期経営計画2027を策定・発表し、「既存自動車分野における収益性の改善」「成長事業の基盤強化」「安定経営を実現・維持するための財務戦略」の3つの基本方針を掲げ、株主の皆さまの期待に応えるべく、資本コストを上回る資本収益性を意識し、ポートフォリオ改革を進めております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年度は中期経営計画の中間年度にあたり、事業環境と市場動向を踏まえて、定量計画を見直しました。中期経営計画2027における最終年度(2027年度)の経営指標として、連結売上高525億円、営業利益66億円、営業利益率12.6%、当期純利益50億円、ROE12.1%を新たな目標とし、前述の3つの基本方針を以て、安定的な収益基盤構築を推進してまいります。 (3)経営環境 世界経済は、米国の通商政策による貿易取引への影響、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、中東紛争による地政学的リスクが高まる一方で、各国の財政・金融の一定の下支えなど、全体では小幅な成長となりました。現下では、地政学的対立の拡大と深刻化により、物流コストの増加、材料・資材調達への影響など、地域毎に異なる形での懸念が高まっています。 弊社を取り巻く事業環境は、自動車分野においては、市場毎に各国の関税・補助金政策により大きく異なる影響を受けています。EV需要が鈍化する一方、HV需要は増加し、全体としては微増となりました。電子情報通信分野は、生成AIの開発・普及に伴いテクノロジー関連投資が加速しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ア 事業上の対処すべき課題 ①  自動車関連既存事業(産業構造の変化に対応・収益力改善) 電動車の需要増加が予想される中で、当社の自動車関連既存事業のうちエンジンやトランスミッション系精密機能部品は、2030年以降の減少を見据える必要があります。これに対して当社グループでは以下の重点戦略を実行してまいります。 ・将来的な市場成長縮小による収益性重視の事業運営 ・価格転嫁、拠点戦略の再整理、不採算製品の方針再検討 ② EV等電動化関連成長事業(グローバルに売上拡大・次世代主力事業へ) EVおよびHVやPHV等を含めた電動車の需要が増加することが予測されることから、高精度に電流を検出するニーズが増してきています。これに対して当社グループでは以下の重点戦略を実行してまいります。 ・電動車ニーズに応えるべく「バスバー」「シャントバスバー」「電流センサー」の開発と量産体制の拡大 ③ 電子情報通信関連成長事業(成長の実現・利益成長の追求) ⅰ 光通信産業 三大用途市場であるデータセンター/テレコム/ワイヤーレス市場においては、生成AI・IoT・5G関連の強い需要により、今後も市場拡大していく見通しです。これら成長・拡大市場に対して当社グループでは以下の重点戦略を実行してまいります。 ・光通信用コネクタ・アダプタは自社独自設計により、顧客ニーズを反映した豊富なラインナップを展開、高密度対応コネクタの早期円滑な量産化 ・需要拡大・顧客発注に合わせた生産能力の増強 ⅱ プリンター関連事業 デジタル化、ペーパーレス化に伴い需要は縮小傾向にあり、当社グループでは、以下重点戦略を実行してまいります。 ・新製品開発による顧客への訴求力を高め、生産性向上による競争力を強化 イ 財務上の対処すべき課題 企業価値向上のために従来の事業収益性改善だけでなく、不採算事業からの撤退を含めた事業ポートフォリオ見直しを図ってまいります。更に資本コストを意識した投資判断の徹底を継続し、必要な資金調達を進めてまいります。
事業等のリスク3,388字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関連する事項のうち、財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあると認識しております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場環境の変化 当社グループの事業分野は、自動車(売上比率63.2%)、EV関連製品(同8.2%)、電子情報通信(同28.6%)で構成されています。自動車分野においては、ICE車の需要減、HV車の需要増、EV車の需要鈍化により、各車種に搭載される当社製品の生産・開発活動に影響を受けています。対応策として、需要予測の向上と変動への耐性を強化することで収益安定化を進めています。EV関連製品は付加価値製品の開発と技術転用による新領域への拡販を進めています。電子情報通信分野においては、HDD用サスペンション事業からの撤退を完了することで将来的な業績への変動リスクを除外し、通信関連における拡大需要の取り込みを加速しています。中長期的には精密塑性加工技術を応用した新規事業分野(自動車電動化対応、医療介護、環境エネルギ-)拡大への取り組みを加速させてまいります。 (2) 競争の激化 当社グループが関連する事業分野において、競合会社との競争激化により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には 競合会社による競争力のある新製品の発売、価格競争の激化、低価格品などへの需要シフト等がリスクとして考えられます。 対応策として、当社グル-プは主要製品において材料から製品までの一貫生産、グローバル展開の強味を活かし、グループ全体で製品開発・生産効率・品質保証体制を確立することで、競合会社との差別化を図っております。 (3) 為替変動による影響 当社グループは、北米・中国・東南アジアにおいて生産及び販売活動を行っており、連結ベ-ス海外売上高比率は約59%となっております。そのような状況から、為替レートの変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、当社グループの外貨建て取引及び連結財務諸表作成の際における海外子会社財務諸表の外貨から円貨への換算は為替レート変動影響等を受けるリスクが考えられます。 対応策として、リスク管理方針を定め、主要通貨の短期的な変動の影響を最小限に抑えるため、金融機関等と為替予約等のヘッジ取引を行うことに加え、海外子会社の資金調達を現地化しております。 (4) 原材料市況の変動 世界的な原油・原材料価格変動は、当社の生産コストに業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、当社グループは資材価格の市況変動に柔軟に対応するべく、調達における複数購買化を推進すると共に、生産効率化や生産コスト改善活動を推し進めるとともに、吸収できない市況変動に関しては適切に売価反映を行っていく活動を推進しております。 (5) 人材確保や育成に関するリスク 当社の経営理念は「技翔創変」であり、当社グループの持つ技術を継承してゆく為の適切な人材確保と育成は重要な課題であると認識しております。また、グローバルな事業展開において、国際感覚を持ち異文化環境の中で事業を推進する人材は不可欠となります。昨今の少子高齢化や働き方の変化による人的資源の制約は、技術と事業継承を阻害するリスクとなります。 対応策として、当社グループの企業価値を高め、働きやすい職場環境を整えることで、社員のエンゲージメント向上を図るとともに、多様性のある人材採用活動により、適切な人材確保・育成体制の強化を図ってまいります。 (6) 訴訟に関するリスク 当社グループは、事業を遂行するうえで、訴訟等を提起されることがあり、その結果、予期せぬ多額の損害賠償責任を負う可能性があります。その額によっては、当社グループの業績と財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 対応策として契約審査等を通じて、訴訟その他法的手続きの発生を未然に防止するよう努めるとともに、万が一訴訟その他法的手続きが発生した場合には、外部専門家と連携しながら当社グループへの影響を最小限に抑えることに努めております。 (7) 知的財産権に関するリスク 当社グループは、技術やノウハウの保護に努めておりますが、第三者による当社技術の模倣や類似製品の製造を完全に防止できない可能性があります。また、当社の特許権が無効とされたり、第三者が当社特許を回避して競合製品を市場に投入するリスクや、当社が他社の知的財産権を侵害していると指摘される可能性もあります。 これらのリスクに対応するため、当社は知的財産権の管理とリスク軽減を専門組織を設置し、適切な権利取得と管理、法的対応を推進しております。 (8) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業を展開する上で、顧客情報(個人情報を含む)やその他の機密情報を取り扱っております。当社グループ(委託先関係者を含む)の故意・過失、または悪意を持った第三者によるサイバー攻撃、ハッキング、その他不正アクセスなどにより、これらの情報の流出や消失などが発生する可能性があります。こうした事態が生じた場合、当社グループの信頼性や企業イメージが低下し顧客の維持・獲得が困難になるほか、競争力の低下、損害賠償やセキュリティシステム改修のために多額の費用負担が発生する可能性があります。その結果、当社グループの事業展開、財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、当社グル-プはすべての役員、従業員に対し、情報の取扱いに関する管理規程を定めることで、情報のセキュリティを確保することを重要な課題として認識しており、情報管理の徹底に取組んでいます。 (9) 災害等/感染症によるパンデミックのリスク 当社グループは、国内、海外にてグローバルな生産活動を行っており、地震等大規模な自然災害や感染症によるパンデミックが発生した場合は、最終製品の需要減、当社グル-プ・顧客・サプライヤ-の生産活動の中断などにより事業に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、自然災害(地震、津波、洪水、暴風雨、竜巻、大雪、噴火等) 事故(火災、爆発、危険物の漏洩等) 事件・情勢変化(内乱、戦争、テロ、誘拐、脅迫等) 感染症の発生と流行、等が想定されます。 対応策として、当社グル-プは、非常時の初期対応他災害発生の際に適切な対応が取れるよう仕組みを構築しております。また災害の発生を防ぎ、万が一災害が発生した場合の被害を最小限に抑えるために、防災・危機管理マニュアルを定め、定期的に設備点検、防災訓練等を実施しており、事業に応じたBCP(事業継続計画)を作成し、被災時でも重要な事業を継続し、早期に事業復旧できるよう準備を行っております。 (10) コンプライアンス等に関するリスク 当社グループの事業活動を行う上で、各国の法令・規制・基準や社会通念が関係しており、 これらの不遵守により社会的に信用が毀損され、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、 ・人事関連の各種コンプライアンス違反(ハラスメント、雇用関連、人権等)発生 ・輸出入関連法違反の発生による輸出停止等の行政制裁による生産・販売への影響 ・独占禁止法/競争法の違反発生による課徴金(行政処分)の負担等の影響 ・各種環境関連法の違反発生による行政処分、生産影響 等が想定され、また国内外の行政・司法・規制当局等による予期せぬ法令の制定や改廃が行われる可能性や、社会・経済環境の著しい変化等に伴う各種規制の大幅変更の可能性で、コンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを排除できない場合があります。その場合には当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 対応策として、当社グル-プは法令遵守を極めて重要な企業の責務と認識しており、経営会議の諮問機関としてコンプライアンス委員会を設置し、「行動規範書」や「ホットライン通報制度」を策定し法令遵守の徹底を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)4,452字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策による貿易取引への影響、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、中東紛争による地政学的リスクが高まる一方で、生成AIの普及拡大を背景としたテクノロジー関連投資の加速、各国の財政・金融の一定の下支えなど、全体では小幅な成長となりました。 わが国経済においては、米国通商政策が輸出・生産を下押ししましたが、省力化・デジタル・研究開発投資の増加、個人所得の増加が下支えとなり、緩やかな回復基調となりました。 当社グループの主な事業領域である自動車分野は、市場毎に各国の関税・補助金政策により大きく異なる影響を受けています。EV需要が鈍化する一方、HV需要は増加し、全体としては微増となりました。電子情報通信分野は、生成AIの開発・普及に伴いデータセンター向け投資が拡大しています。 当社グループの業績はこのような外部環境のもとで、HDD用サスペンション生産・販売を期中で終了したことから、売上高は522億23百万円(前連結会計年度比18.3%減)となりました。 利益面では、通信関連事業におけるデータセンター向け需要増に伴う増益、HDD用サスペンションの前年度事業整理費用の反動など、営業利益は71億25百万円(同107.0%増)、為替差益の計上により、経常利益は74億84百万円(同137.1%増)となりました。連結子会社整理及び固定資産廃棄損などを計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は62億9百万円(前連結会計年度は7億69百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 ≪セグメント別の業績≫ [日本] HDD用サスペンション事業からの事業撤退に伴う売上減少の影響により、セグメント売上高は292億61百万円(前連結会計年度比28.4%減)となりました。HDD用サスペンションの前年度事業整理費用の反動などにより、セグメント利益は27億69百万円(同108.0%増)となりました。 [北米] メキシコ子会社における材料関連製品の販売減少があり、セグメント売上高は92億35百万円(前連結会計年度比11.8%減)となりました。セグメント利益は各子会社における収益性の改善により6億70百万円(前連結会計年度は6億42百万円のセグメント損失)となりました。 [アジア] 通信関連での販売増加により、セグメント売上高は165億47百万円(前連結会計年度比6.8%増)、セグメント利益は44億13百万円(同28.1%増)となりました。 [欧州] セグメント売上高は60百万円(前連結会計年度比57.5%減)、セグメント損失は32百万円(前連結会計年度は5百万円のセグメント損失)となりました。 ≪製品区分別の売上業績≫ 製品区分の名称   前連結会計年度   当連結会計年度 自 2024年4月1日   自 2025年4月1日   増 減 至 2025年3月31日   至 2026年3月31日 金 額   構成比   金 額   構成比   金 額   前期比 百万円   %   百万円   %   百万円   % 材料関連製品   9,578   15.0   8,283   15.9   △1,294   △13.5 自動車関連製品   28,294   44.2   28,986   55.5   691   2.4 自動車分野   37,872   59.2   37,269   71.4   △602   △1.6 HDD用サスペンション   16,371   25.6   3,865   7.4   △12,505   △76.4 プリンター関連   4,213   6.6   3,581   6.9   △632   △15.0 通信関連   4,965   7.8   6,959   13.3   1,994   40.2 電子情報通信分野   25,550   40.0   14,406   27.6   △11,144   △43.6 その他製品   517   0.8   547   1.0   29   5.7 合 計   63,940   100.0   52,223   100.0   △11,717   △18.3 (自動車分野) [材料関連製品] 材料関連製品は、主要顧客の受注減少により、前連結会計年度から減少しました。その結果、売上高は82億83百万円(前連結会計年度比13.5%減)となりました。 [自動車関連製品] 自動車関連製品は、バスバーやLED関連製品の増加などにより、売上高は289億86百万円(前連結会計年度比2.4%増)となりました。 (電子情報通信分野) [HDD用サスペンション] HDD用サスペンションは、生産委託先での生産を2025年6月、顧客への出荷を同7月で終了いたしました。結果、売上高は38億65百万円(前連結会計年度比76.4%減)となりました。 [プリンター関連] プリンター関連は、顧客からの受注が減少しており、売上高は35億81百万円(前連結会計年度比15.0%減)となりました。 [通信関連] 通信関連は、光通信用コネクタ・アダプタのデータセンター向け需要が好調であり、北米及びアジアでの売上が増加し、売上高は69億59百万円(前連結会計年度比40.2%増)となりました。 (その他製品) その他製品の売上高は5億47百万円(前連結会計年度比5.7%増)となりました。 ②財政状態の状況 [資産] 総資産は573億94百万円(前連結会計年度末比27億81百万円減)となりました。これは主に現金及び預金が28億92百万円、株価上昇等により投資有価証券が14億61百万円増加した一方、売掛金等の売上債権が58億45百万円、棚卸資産が5億68百万円、流動資産のその他に含まれる未収入金が9億49百万円減少したことによります。 [負債] 負債は231億79百万円(前連結会計年度末比104億3百万円減)となりました。これは主に、買掛金等の仕入債務が34億22百万円、借入金が50億10百万円、未払金が15億96百万円減少したことによります。 [純資産] 純資産は342億14百万円(前連結会計年度末比76億21百万円増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が62億9百万円、投資有価証券の時価評価によりその他有価証券評価差額金が9億58百万円、為替変動等により為替換算調整勘定が5億99百万円増加したことによります。 ③ キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ28億53百万円増加し、当連結会計年度末には120億48百万円となりました。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] 営業活動によるキャッシュ・フローは、100億26百万円の収入(前連結会計年度比93億71百万円の収入増)となりました。増加要因としては、主に税金等調整前当期純利益(73億76百万円)、減価償却費(25億70百万円)、売上債権の減少額(59億82百万円)があり、減少要因としては、仕入債務の減少額(34億78百万円)などがあったことによります。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] 投資活動によるキャッシュ・フローは、22億44百万円の支出(前連結会計年度は10億1百万円の収入)となりました。これは主に固定資産の取得による支出(22億17百万円)があったことによります。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] 財務活動によるキャッシュ・フローは、53億28百万円の支出(前連結会計年度比50億43百万円の支出増)となりました。これは主に長期借入による収入(13億91百万円)があったものの、短期借入金の純増減額(54億20百万円)、長期借入金の返済による支出(9億58百万円)、配当金の支払額(1億53百万円)などがあったことによります。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは手許資金、株主還元、投資への資金配分を重視し、強固な財務基盤を築いてまいりましたが、近年は持続的成長可能な企業の実現に向けて成長投資を加速させております。当方針については今後も継続する予定にしており、事業環境の変動等により一時的に資金の保有水準が低下することも予想されますが、資本コストを上回る厳選した投資判断をいたします。 また、当社は資金調達の機動性及び安定性の確保を図るため、既に借入枠の設定及び借入実行をしており、機動的かつ円滑な資金調達が可能な体制を構築しております。当社の資金調達余力に問題はないと考えておりますが、今後の事業環境の変化等を注視しつつ、現在必要とされる資金水準を充分満たす流動性を保持し、財務の健全性維持に努めてまいります。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表及び財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」 及び 「2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑥生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産、受注及び販売の実績は売上実績に類似しているため、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」をご参照下さい。 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 売上高(百万円)   割合(%)   売上高(百万円)   割合(%) WESTERN DIGITAL STORAGE TECHNOLOGIES (PHILIPPINES) CORP   13,159   20.6   -   - トヨタ自動車株式会社   -   -   5,543   10.6 (注)当連結会計年度におけるWESTERN DIGITAL STORAGE TECHNOLOGIES (PHILIPPINES) CORP及び前連結会計年度におけるトヨタ自動車株式会社については、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。