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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スマレジ

Smaregi,Inc.4431 · Growth · 情報・通信業

クラウド型POSレジ「スマレジ」を中核に、店舗運営に必要な機能を包括提供する「お店のOS」を目指す。

概要

スマレジは、クラウド型POSレジ「スマレジ」を主力とするSaaS企業である。小売・飲食店向けに販売管理、在庫管理、決済、勤怠管理などの統合プラットフォームを提供し、月額課金と機器販売から収益を得る。2025年4月期の売上高は111億円、営業利益24億円(利益率22%)、従業員数は435名。大阪市中央区に本社を置き、2019年2月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場した。

サブスクリプション型の収益モデル

スマレジの収益は、クラウドサービスの月額利用料と、レジ周辺機器の販売の二本柱で構成される。2025年4月期の売上高111億円のうち、月額利用料等が74億円(構成比67%)、機器販売等が33億円(同30%)、その他が3.5億円(同3%)である。月額利用料はフリーミアムモデルを採用し、無料のスタンダードプランから月額14,000円のリテールビジネスプランまで5段階の有料プランを用意する。解約率(MRRチャーンレート)は0.48%と低く、契約が蓄積するにつれて収益が安定・成長する構造を持つ。ARR(年間経常収益)は2025年4月期に86.7億円に達し、中期経営計画では2026年4月期に94.6億円を見込む。

国内4拠点のショールームと販売チャネル

スマレジは東京、名古屋、大阪、福岡の4か所にショールームを設置し、オフライン・オンライン商談を通じてサービスを販売する。ショールームでは実際に機器を体験でき、スタッフが導入を支援する。また、取次店パートナーと代理店パートナーによる間接販売チャネルも整備している。2025年3月には東京オフィスを品川区大崎に移転し、コスト最適化と適正な床面積を確保した。海外展開としては、2015年に米国子会社PLUGRAM USAを設立したが2018年に清算、2024年に設立したベトナム子会社Smaregi Vietnamも清算手続き中であり、現時点で海外拠点は持たない。

M&Aとグループ構成の変遷

スマレジは成長戦略の一環としてM&Aを積極的に活用してきた。2015年にQR決済事業を手がける株式会社ブルーを子会社化(2017年吸収合併)、2021年に株式会社ロイヤルゲートを子会社化(2022年吸収合併)、2024年12月にはEC支援の株式会社ネットショップ支援室を子会社化した。また、2024年5月には株式会社リグアより「レセONEプラス」事業を譲り受け、接骨院業界への展開を強化。同年6月にはドーナツ製造販売の「TSUBAME DONUT」事業を譲り受け、現場ニーズの収集に活用している。2025年4月期より連結財務諸表を作成しており、グループ全体の業績にネットショップ支援室が貢献している。

業界の中での役割は店舗向けクラウドPOSシステムの主要プレイヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
133億円
営業利益
32億円
営業利益率
24.1%
純利益
22億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売・飲食店主力

クラウド型POSレジ「スマレジ」を提供。無料プランから多機能な有料プランまであり、売上管理や在庫管理をクラウドで実現。販売パートナー制度や外部システム連携で導入を促進。

解約率0.48%の高継続率

主な製品・サービス1
スマレジ
クラウド型POSレジ。インターネット経由でどこからでもデータアクセス可能、リアルタイムの売上分析等が可能。

02飲食店準主力

オーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」やモバイルオーダー、テーブル管理などを備えた「フードビジネスプラン」を提供し、飲食店の注文から会計までをシームレスに支援。

主な製品・サービス1
スマレジ・ウェイター
飲食店向けオーダーエントリーシステム。メニュー管理、注文入力、テーブル管理が可能。

03小売・アパレル準主力

高度な在庫管理機能を持つ「リテールビジネスプラン」を提供。在庫変動履歴、棚卸、店舗間在庫移動などに対応。

04全業種(勤怠管理)副次

クラウド勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」を提供。出退勤管理に加え、給与計算、年末調整、労務管理機能を備え、労務法令対応を支援。

主な製品・サービス1
スマレジ・タイムカード
クラウド型の勤怠管理システム。出退勤管理、給与計算、シフト管理などを提供。

05キャッシュレス決済副次

決済サービス「スマレジ・PAYGATE」を提供。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など多彩な決済手段を1台で処理可能。スマレジと連携し、二重入力を不要に。

主な製品・サービス1
スマレジ・PAYGATE
オールインワンのキャッシュレス決済端末。Android搭載でプリンター内蔵、4G・Wi-Fi対応。

06EC運営事業者副次

EC事業者向けに「スマレジEC」を提供。受注・在庫・顧客情報の一元管理、BtoB受発注、定期購入向けのEC構築などを支援。

主な製品・サービス1
スマレジEC
ECサイト構築・運営をワンストップで支援するサービス群。

製品と技術

主力製品「スマレジ」のプラン構成とフリーミアム戦略

スマレジはクラウド型POSレジで、無料の「スタンダードプラン」から月額14,000円の「リテールビジネスプラン」まで5つの有料プランを用意する。スタンダードは1店舗無料で基本的なPOS機能(レジ販売、レシート印刷、在庫管理、売上分析など)を提供。プレミアム(月額5,000円)は複数店舗管理と権限設定、プレミアムプラス(月額8,000円)は顧客管理・ポイント管理・電話サポートを追加。フードビジネス(月額11,000円)は「スマレジ・ウェイター」とセットで飲食店向けフル機能。リテールビジネス(月額14,000円)は高度な在庫管理(在庫変動履歴、棚卸、店舗間移動、発注など)に対応する。ユーザーは導入後にプラン変更可能で、有料プラン登録店舗数は2025年4月時点で42,016店舗に達する。

勤怠管理「スマレジ・タイムカード」と決済端末「スマレジ・PAYGATE」

スマレジ・タイムカードは、出退勤管理、給与計算、休暇管理、シフト作成、日報、プロジェクト管理などをクラウドで提供する勤怠管理システム。フリーミアムモデルを採用し、無料のスタンダードプランで基本機能、有料プラン(プレミアム月額~、プレミアムプラス月額~)で給与計算や労務管理をカバーする。働き方改革関連法への対応を支援する。スマレジ・PAYGATEは、クレジットカード、電子マネー、QR決済を1台で処理できるAndroid搭載決済端末。プリンター内蔵で4G・Wi-Fi対応のため、有線LAN不要で屋外でも使用可能。店内各テーブルやイベント会場などでの決済に適する。両製品ともにスマレジ本体との連携により、顧客単価向上とクロスセルに貢献している。

EC関連サービスとアプリマーケットによるエコシステム

スマレジはEC事業者向けに複数のサービスを提供する。「アシスト店長」は複数モール・ECサイトの受注・在庫・顧客情報を一元管理する業務支援ツール。「楽楽B2B」は卸取引をWeb化するBtoB受発注システム。「楽楽リピート」は定期購入・リピート通販に特化したASPカート。2024年12月に子会社化した株式会社ネットショップ支援室の知見も活かし、オムニチャネル戦略を強化する。また、2020年7月に公開した「スマレジ・アプリマーケット」では、外部開発者がAPIを使ってアプリを開発・販売できる。スマレジユーザーは管理画面から必要な機能アプリを追加でき、ECに限らず様々な業種のニッチなニーズに対応する。このエコシステムがユーザー定着率と顧客単価向上を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 小売・飲食店解約率0.48%の高継続率

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

クラウドPOSで国内首位級、急成長中

スマレジはクラウドPOSシステムのリーディングカンパニー。競合のソラコムやVRain Solutionなどと比べ、導入実績で優位。2025年4月期売上高111億円、営業利益率21.6%と高成長・高収益。26年4月期には133億円を見込み、業界内でトップクラスの成長率。SaaSモデルでストック収益が安定。

強み

  • クラウドPOSで国内トップクラス。中小小売り中心に導入拡大。
  • 売上高年率30%超、営業利益率20%超と高成長・高収益両立。
  • サブスクリプション型で安定した継続収益を得られる。
  • 決済・在庫管理・顧客分析など一体提供。顧客離れ防止。

課題

  • ソラコムなど新興勢が参入。差別化とシェア維持が課題。
  • 大規模顧客への販売チャネル弱く、エンタープライズ市場で苦戦。
  • 国内小売り中心で海外展開未着手。成長の多様化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスマレジ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14259エクサウィザーズ710億円44.9倍
22329東北新社705億円9.9倍
33687フィックスターズ692億円38.6倍
43733ソフトウェア・サービス691億円11.1倍
54419Finatextホールディングス691億円45.8倍
64431スマレジ689億円30.2倍
74417グローバルセキュリティエキスパート688億円45.5倍
83663セルシス685億円24.4倍
93763プロシップ669億円24.0倍
103964オークネット648億円17.5倍
119928ミロク情報サービス648億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

有限会社として創業しシステム開発に特化した2005年

2005年5月、大阪市西区南堀江において有限会社ジェネフィックス・デザイン(資本金300万円)を設立した。代表取締役は徳田誠である。当初はウェブ制作やシステム開発の受託事業を主体としていた。2010年12月には自社開発の強化を目的に、システム開発部門を切り出し100%出資子会社の株式会社プラグラム(代表取締役社長 山本博士)を設立。この分社化が後のクラウドサービス専業への布石となる。2011年8月には東京オフィスを開設し、販売体制を整えた。

クラウド型POSレジ「スマレジ」リリースとサービス拡充

2011年9月、クラウド型POSレジ「スマレジ」をリリースした。同年11月には本社を大阪市中央区平野町に移転。2012年11月には飲食店向けオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」を追加。2013年4月には店舗用品通販サイト「STORE STORE」を公開し通販事業を開始。同年8月に有限会社から株式会社に組織変更、12月には子会社プラグラムを吸収合併し商号を株式会社プラグラムに変更、資本金を1,000万円に増資した。2014年1月にはクラウド型勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」をリリースし、ラインアップを拡充した。

受託事業を終了しクラウドサービス一本化、商号変更

2015年4月、スマレジのサービス向上に集中するため、ウェブ制作やシステム開発の受託事業をクローズし、クラウドサービス事業に一本化した。同年11月には決済事業強化のため、株式会社ブルーを株式交換により完全子会社化し資本金を2,900万円に増資。2016年6月には三菱UFJキャピタルとSMBCベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施し資本金1億600万円に拡大。同年11月、商号を株式会社スマレジに変更し、ブランドと会社名を統一した。2017年4月には子会社ブルーを吸収合併し、経営効率を高めた。

上場とバージョン4への進化

2018年6月、株式会社ぐるなびを引受先とした第三者割当増資を実施し資本金1億3,100万円に。同年同月、本社を現在の大阪市中央区本町に移転。2019年2月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後の2020年7月には「スマレジ4」をリリースし、アプリケーションプラットフォーム「スマレジ・アプリマーケット」を公開。開発者がAPIを利用してアプリを開発・販売できるエコシステムを構築した。2021年1月にはCVC事業「スマレジ ベンチャーズ」を開始し、スタートアップ投資にも乗り出した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、グロース市場に移行。

M&A加速と中長期ビジョンの改定

2021年12月、株式会社ロイヤルゲートの株式を取得し子会社化、2022年7月に吸収合併した。2024年2月にベトナム子会社Smaregi Vietnamを設立したが、清算手続き中となり実質的な海外展開は休止。2024年12月には株式会社ネットショップ支援室を子会社化し、EC関連サービスの強化を図った。2024年9月には長期ビジョン「VISION2031」を改定し、目標をアクティブ店舗数30万からARR300億円に変更。中期経営計画では2026年4月期ARR94.6億円を掲げる。2025年4月期のARRは86.7億円と計画を上回った。

年表37件を開く

2000年代

  • 2005年5月創業大阪府大阪市西区南堀江において、有限会社ジェネフィックス・デザイン(代表取締役 徳田誠)を設立(資本金3百万円)

2010年代

  • 2010年12月当社システム開発部門を切り分け、100%出資子会社の株式会社プラグラム(代表取締役社長 山本博士)を設立
  • 2011年8月販売の強化のため、営業拠点として東京都大田区に東京オフィスを開設
  • 2011年9月クラウド型POSレジ「スマレジ」リリース
  • 2011年11月企業規模拡大のため人員増員と共に、本社を大阪市中央区平野町に移転
  • 2012年6月スマレジ販売の強化のため、東京オフィスを東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2012年11月飲食店向けオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」をリリース
  • 2013年4月店舗用品専門の通販サイト「STORE STORE」を公開し、通販事業開始
  • 2013年8月有限会社ジェネフィックス・デザインを株式会社ジェネフィックス・デザインに組織変更
  • 2013年12月M&A経営の効率化を目的として、子会社である株式会社プラグラムを吸収合併
  • 2013年12月商号変更株式会社ジェネフィックス・デザインを株式会社プラグラムに商号変更
  • 2013年12月今後の事業展開のため、資本金を10百万円に増資
  • 2014年1月クラウド型勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」をリリース
  • 2014年6月東京オフィスを東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転
  • 2014年7月「スマレジ」のメジャー・バージョンアップを実施し、「スマレジ2」をリリース
  • 2015年3月創業米国でのクラウドサービス事業拡大のため、PLUGRAM USA,Inc.を設立(2018年5月清算)
  • 2015年4月スマレジの更なるサービス向上にむけて、ウェブ制作、システム開発などの受託事業をクローズし、クラウドサービス事業に一本化
  • 2015年11月決済事業の強化のため、QRコードを使った決済を事業とする株式会社ブルーを株式交換により100%子会社として取得し、資本金を29百万円に増資
  • 2016年3月スマレジ東京ショールームを増床し、東京オフィス分室を開設
  • 2016年6月三菱UFJキャピタル株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を106百万円に増資
  • 2016年7月スマレジ販売の強化のため、東京オフィスを東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2016年11月商号変更当社商号を株式会社スマレジに変更
  • 2017年4月M&A経営の効率化を目的として、子会社である株式会社ブルーを吸収合併
  • 2017年7月「スマレジ」のメジャー・バージョンアップを実施し、「スマレジ3」をリリース
  • 2018年6月スマレジ販売の強化のため、大阪本社を大阪市中央区本町に移転
  • 2018年6月株式会社ぐるなびを引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を131百万円に増資
  • 2019年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2020年代

  • 2020年4月企業規模拡大及び今後の人員増加へ対応するため、東京オフィスを東京都渋谷区広尾に移転
  • 2020年7月「スマレジ」のメジャー・バージョンアップを実施し、「スマレジ4」をリリース
  • 2021年1月CVC事業「スマレジ ベンチャーズ」を開始
  • 2021年12月M&A株式会社ロイヤルゲートの株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2022年7月M&A株式会社ロイヤルゲート(連結子会社)を吸収合併
  • 2024年2月創業事業成長へ向けた開発人材の確保を目的として、Smaregi Vietnam, Co., Ltd.を設立(本書提出日現在、清算手続き中)
  • 2024年12月M&A株式会社ネットショップ支援室の株式を取得し、子会社化
  • 2025年3月適正な床面積の確保およびコスト最適化を目的とし、東京オフィスを東京都品川区大崎に移転
  • 2026年5月M&A株式会社ネットショップ支援室(連結子会社)を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ARR(年間経常収益)2031年4月期まで300億円
  • ARR2029年4月期まで222億円
  • 営業利益率20%以上
  • 配当性向20%程度
  • 累計投資枠(お店のOSファンド)第3次中期経営計画期間まで最大100億円程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客基盤の拡大と市場細分化

    メインターゲットを2〜300店舗に拡大し、AI開発効率化で中大規模層にアプローチ。税率変更対応や省人化ソリューションを強化するとともに、飲食・小売・医療等の業界特化型POSを推進し、マーケティング投資で顧客獲得を加速。POSレジ起点に店舗業務を包括する「お店のOS」化を進め、M&Aでラインナップ拡充。

  2. 02

    決済・フィンテック事業の強化

    POSと決済の一体提供で顧客体験を最適化し、ARPU向上と解約率低下を図る。2026年11月の免税リファンド制度変更に対応し新事業を開始、将来債権ファクタリングで資金調達サービスを提供。決済バリューチェーン最適化と非対面決済強化でテイクレート向上。

  3. 03

    AI戦略によるプロダクトと組織革新

    生成AIを活用したプロダクトを連続投入し、API高度化で外部連携を促進。専門チームによる全社AI活用体制を構築し、AIエージェントとエンジニアの共創で開発リードタイム短縮と生産性向上。顧客単価と組織生産性の向上を目指す。

  4. 04

    成長を加速する資本配分戦略

    戦略的M&Aに優先配分し「お店のOSファンド」で顧客獲得、累計投資枠最大100億円。資本コスト上回る収益性を基準に営業利益率20%以上維持、配当性向20%程度で株主還元。プライム市場移行準備で投資家層拡大。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で477人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、7期前と比べて+24.5%平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は3.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年4月43732.22.586
2020年4月46032.32.3129
2021年4月48032.82.9124
2022年4月48233.02.8210
2023年4月50634.52.5262
2024年4月53834.02.6322
2025年4月53834.03.0435552
2026年4月54433.83.3477671

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年4月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 大阪府大阪市中央区947百万円
東京オフィス(東京都品川区)ほか3拠点184百万円
本社 — 福井県福井市116百万円
福岡オフィス — 福岡県福岡市中央区62百万円
名古屋ショールーム — 愛知県名古屋市西区41百万円
札幌オフィス — 北海道札幌市北区9百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ロイヤルゲート
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権99.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は133億円営業利益32億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.8%、利益が+33.3%。

売上高
+19.8%
133億円
営業利益
+33.3%
32億円
純利益
+37.5%
22億円
営業利益率
24.1%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年4月期

項目会社予想前期実績
売上高154億円133億円
営業利益40億円32億円
純利益28億円22億円
1株あたり配当¥29¥29

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は70億円、営業利益は19億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+18.6%、営業利益は+58.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q16212.52
2023年4Q172
2024年1Q18422.23
2024年2Q21419.03
2024年3Q21523.83
2024年4Q243
2025年2Q521223.18
2025年4Q591220.38
2026年2Q631320.69
2026年4Q701927.113

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年4月期からの12期で、売上は3億円から133億円へ44.3倍に増えた。直近期の営業利益率は24.1%。売上は11期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
米国でのクラウドサービス事業拡大のため、PLUGRAM USA,Inc.を設立(2018年5月清算)
2015年4月300
当社商号を株式会社スマレジに変更
2016年4月610
経営の効率化を目的として、子会社である株式会社ブルーを吸収合併
2017年4月921
2018年4月1432
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2019年4月2043
2020年4月3285
株式会社ロイヤルゲートの株式を取得し、子会社化
2021年4月3386
株式会社ロイヤルゲート(連結子会社)を吸収合併
2022年4月4366
2023年4月5999
事業成長へ向けた開発人材の確保を目的として、Smaregi Vietnam, Co., Ltd.を設立(本書提出日現在、清算手続き中)
2024年4月841712
2025年4月111242421.616
株式会社ネットショップ支援室(連結子会社)を吸収合併
2026年4月133323224.122

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高133億円のうち、営業利益として残るのは32億円24.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の16.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.8%45億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.1%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益24.1%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.7pt
24.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.9pt
16.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.8pt
25.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
15.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
37.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年4月期は営業CFが31億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは25億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は81億円で、売上の7.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年4月1−1204
2018年4月3−1−124
2019年4月4−120327
2020年4月7−2−1532
2021年4月8−1−2736
2022年4月2−10138
2023年4月10−3−4740
2024年4月17−401353
2025年4月25−191659
2026年4月31−6−32581

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年4月期の総資産は141億円。このうち返さなくてよい自己資本が96億円で、自己資本比率は68.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年4月10123.2
2016年4月30315.3
2017年4月63345.6
2018年4月85362.6
2019年4月3228485.4
2020年4月4133881.9
2021年4月4537881.7
2022年4月54431180.5
2023年4月62471576.0
2024年4月80602075.1
2025年4月109773270.3
2026年4月141964568.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳
現金及び預金
81億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
79億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
45億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中75位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中551位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
24.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
19.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,500で、1年前と比べて+8.0%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥3,500-3.8%1ヶ月+10.4%1年+8.0%時価総額689億円
過去52週の値幅
安値¥1,969高値¥3,825

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.2倍
PER (会社予想)24.2倍
PBR7.01倍
配当利回り0.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で17.07%上昇し、3395円。25日線(3184.4円)を上回り、75日線・200日線も大きく超える。52週高値3500円にわずか3%と接近。8月14日に2677円から3435円と急伸し、高値圏で推移。RSIは59.11と強気だが過熱はしていない。出来高は8月14日に11.7万株、17日に19万株と増加し、活発な売買。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

予想PER23.5倍は同業界平均48.57倍の約半分で、PBR6.8倍は平均2.92倍を大きく上回るが、ROE25.8%が高水準であることを踏まえると割高感は和らぐ。配当利回り0.85%は平均2.64%を下回るが、配当性向20.5%と低く今後増配余地がある。売上高は直近3期で84→111→133億円と拡大し、営業利益率も21.6%から24.1%へ向上しており、成長性を考慮すればPERの低さは割安といえる。ただしPBRの高さから割安と断定はできないが、成長と収益性を考慮して総合的にやや割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.2倍47.9倍
PER (予想)24.2倍
PBR7.01倍2.96倍
ROE25.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年4月期は売上高が前期比約20%増の133億円、営業利益率が24.06%と高水準の成長が見込まれる。強気派は、中小企業のデジタル化が進み、クラウドPOSの普及が続くことで、高い成長と収益性が維持できるとみる。サブスクリプションモデルにより、安定した経常収益が積み上がる点も魅力だ。一方、弱気派は、競争激化によりシェアや単価が低下するリスクを指摘する。また、PERが29倍を超え、成長が減速した場合に株価が調整する可能性を懸念する。市場の成長が想定通り続くかが焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 高い成長と収益性

    売上高は年30%超の成長で、営業利益率24%と業界トップ級の水準。

  • ストック型の収益

    月額課金モデルにより、顧客基盤が拡大するほど安定収益が増える。

  • 中小企業のデジタル化

    キャッシュレス化や業務効率化の需要が追い風となる。

  • 2026/4期は営業益32億円と増益決算発表後影響

    営業利益は前期比8億円増の32億円、増益率33.3%

  • 売上高133億円と増収決算発表後影響

    売上高は前期比22億円増の133億円、増収率19.8%

  • 営業利益率24.06%と高水準通年影響

    営業利益率は前期21.62%から24.06%へ上昇し、収益性が高い

  • 予想PER23.5倍と成長考慮で割安通年影響

    予想PER23.5倍は実績29.33倍を下回り、増益を織り込むと割安

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    新規参入や大手の参入により、価格競争やシェア低下のリスク。

  • 成長の持続性

    高成長が続くか不確実で、市場の飽和が近い可能性。

  • 株価の割高感

    PER29倍で、成長が鈍化すると評価が下がる余地がある。

  • 株価は1年で0.96%下落と需給軟調継続影響

    業績が拡大する一方、株価は前年比0.96%安と需給が弱い

  • PBR6.8倍と高評価不定影響

    PBR6.8倍と純資産の6.8倍、株価下落時にバリュエーションリスク

  • 配当利回り0.85%と低い継続影響

    配当利回り0.85%と低く、株主還元の面から買い材料に欠ける

  • 外国人保有16.57%と高く外部変動の影響継続影響

    外国法人持株比率16.57%と高く、海外市場の変動や売り圧力の影響を受けやすい

次の決算で確かめる点
月額課金顧客数
ストック収益の基盤であり、成長の源泉を把握する。
売上高成長率
高成長が続くかが投資論点の中心。
解約率
顧客の定着度を示し、ストック収益の安定性を確認する。
ARPU
顧客単価の変化が収益に影響するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり29で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは0.83%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥29
1株あたり
配当利回り
0.83%
いまの株価に対して
配当性向
20.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年4月1517.5
2026年4月2460.020.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥29

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ5,555人。区分でいちばん多いのは事業法人39.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.9%を占め、残る51.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
事業法人39.639.639.740.838.539.2
個人・その他34.836.636.237.932.333.1
外国法人15.517.214.38.315.916.5
金融機関8.41.58.312.212.59.7
自己株式0.80.72.52.32.22.2
証券会社1.75.11.50.80.71.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社山本博士事務所16.71
02徳田 誠14.89
03株式会社徳田10.16
04PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP.(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)8.12
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.26
06株式会社MINATO5.89
07株式会社MOCCI5.64
08山本 博士2.75
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.43
10湊 隆太朗2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-21
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    7.48%
    +1.13pt
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    6.35%
    -1.43pt
  • 2026-04-07
    山本 博士
    新規の大量保有報告
    2.75%
    -0.15pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+2104%、1株純資産は11期で+7566%。直近期のROEは25.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年4月5
2016年4月076.9
2017年4月153777.3
2018年4月143255.4
2019年4月1814917.987.9
2020年4月2917618.053.5
2021年4月3018916.7100.5
2022年4月2922112.936.8
2023年4月4624420.061.0
2024年4月6331122.836.0
2025年4月8539821.436.917.5
2026年4月11649925.820.720.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/4期の役員報酬は総額158百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮﨑龍平代表取締役39333,000
髙間舘紘平取締役435,000
高橋徹弥取締役523,300
浅田慎二取締役494,800
岡田陽介取締役37
望月拓也監査役(常勤)5090,400
大平豊監査役5710,000
村田雅幸監査役57

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5116912525
社外取締役5172194
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,649字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、クラウド型POSレジ「スマレジ」を中核に、キャッシュレス決済サービス「スマレジ・PAYGATE」、クラウド勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」、EC支援サービス「スマレジEC」等、店舗経営に必要な機能を包括的に提供するクラウドサービスを展開しており、POSレジを起点として飲食・小売の店舗業務に必要な機能を網羅するお店の基幹システム「お店のOS」への進化を目指しております。また、クラウドサービスでユーザーが使用するタブレット、レシートプリンター等のレジ周辺機器等の販売を行っております。当社グループは、クラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、①各クラウドサービスの提供により月額利用料を徴収する「月額利用料等」と、②クラウドサービスでユーザーが利用するレジ周辺機器等の販売を行う「機器販売等」にサービスを区分して記載しております。 (1) サービスの内容 ① 月額利用料等 当社グループが提供するクラウドサービスは以下のとおりです。 a 「スマレジ」 アパレルショップ等の小売店や飲食店等を主なユーザーとするクラウド型POSレジ「スマレジ」の提供がクラウドサービス事業の主たる事業内容となります。「スマレジ」は、クラウドを通してサービスを提供しているため、インターネット経由でどこからでもデータにアクセスすることができ、リアルタイムの売上情報、売上分析、商品情報など、店舗にまつわる情報をいつでも把握することが可能であります。 料金体系については、主にBtoBを対象とするフリーミアム(注1)を採用しております。通常販売、値引・割引販売等のレジ機能を搭載した無料の「スタンダードプラン」を始め、ユーザーが必要とする機能に応じて4つの有料プランを選択できること、導入後もユーザーのニーズに合わせたプラン変更が可能な点が特徴となっております。 「スマレジ」プラン及び料金(税抜) プラン名   料金   概要 スタンダード   1店舗のみ/ 月額無料   基本的なPOSレジ機能(※1)を備えた、気軽に使える無料プラン。 軽減税率販売にも対応。 プレミアム   1店舗につき/ 月額5,000円   複数の店舗でご利用頂けるプラン。売上データを一括管理。 役割・役職別の権限設定可能。 プレミアムプラス   1店舗につき/ 月額8,000円   顧客管理、ポイント管理、電話サポートのついた上位プラン。 自動釣銭機との連携が可能。 フードビジネス   1店舗につき/ 月額14,000円   オーダーエントリーシステム(※2)に加え、お客様のスマートフォンから注文できるモバイルオーダーを標準搭載した飲食店向けフル機能プラン。「スマレジ・ウェイター」と「スマレジ」のセットプラン。飲食店の注文入力からテーブル管理、お会計、売上分析まで、全てシームレスに利用可能。 リテールビジネス   1店舗につき/ 月額14,000円   小売、アパレル向けの、高度な在庫管理が可能なフル機能プラン。 プレミアムプラスの機能に加えて、在庫変動履歴、棚卸、店舗間在庫移動機能、発注・入荷・出荷機能などの機能が充実しており、自由自在な在庫管理を実現。 ※1 基本的なPOSレジ機能は、レジ販売、レシート印刷、点検・精算、取引履歴管理、商品在庫管理、締め処理(日次・月次)、目標予算管理、売上分析、カスタマーディスプレイ機能等であります。 ※2 オーダーエントリーシステムとは、メニュー管理、注文入力、テーブル管理などが行えるシステムです。いつでもどこからでもお店のテーブル状況や注文状況、売上明細情報をリアルタイムに確認することができます。 国内においてPOSレジシステムを提供している企業は当社以外にも複数ありますが、当社は、通常のレジ機能に加えて営業が収集した現場のニーズや、カスタマーサポートが収集したユーザーの要望を基に、素早く開発部門へフィードバックを行い、随時新機能を追加しており、適切なユーザビリティを追求したサービスの提供に主眼を置いております。「スマレジ」の解約率(注2)は0.48%となっており、ユーザーの要望を満たし、利便性を高めることで継続契約を維持しております。新規契約が翌年度以降の売上拡大に貢献し、継続契約が蓄積することで収益が安定する、安定性と成長性を両立するサブスクリプション型ビジネスとなっております。 また会計システム、飲食店向けシステム、各種クレジットカード決済をはじめとする様々な企業との外部連携に対応し、その利便性を追求しております。 2020年7月にスマレジのアプリケーションプラットフォーム「スマレジ・アプリマーケット(スマレジ4)」を公開いたしました。「スマレジ・アプリマーケット」は、多種多様な業種・業態の店舗を運営するスマレジのユーザーと、スマレジと連携して利用できるソリューションを開発する事業者・開発者をつなぐプラットフォームとなっており、スマレジユーザーは、管理画面のアプリマーケット上で店舗に必要な機能(アプリ)を検索し、スマレジと連携して利用することができます。また、ソリューション事業者・開発者は、開発者向けサイト「スマレジ Developers」上でAPIを活用してアプリケーションを開発し、アプリマーケットで販売することができます。スマレジユーザーの多様な課題及び目的に合わせて自由に必要な機能(アプリ)を追加することができ、ユーザー利便性の向上とスマレジのさらなる店舗獲得を促進しております。 当社のデーターベースは、Amazon社の提供するAWS(アマゾンウェブサービス)にて一括管理をした上で、当社が独自で99.95%を保証するサービス品質保証制度(SLA)(注3)を導入し、高い可用性と耐久性の枠組みの中で、より安定したサービスの提供を継続しております。 販売戦略としては、販売パートナーとの協業体制の強化や、新規パートナーの獲得に取り組み、新たな企業とのタッチポイントが増えており、これらの活動が多店舗展開をしている企業での導入を牽引し、登録店舗数や累積取扱高の伸長につながっていると考えております。他社が提供する基幹システムや会計システム等のさまざまなサービスとの連携や、スマレジAPI(注4)を使った連携が可能で、すでに導入済みのシステムを変更することなく、シームレスに当社システムを利用することができるため、基幹システムや会計システムを利用するような大手企業も「スマレジ」を導入しやすくなりました。当社では、複数店舗管理や店舗間の在庫管理を多額の導入コスト及び運用コストをかけずに導入したい等のニーズを有する中規模事業者をメインターゲットとして考えておりますが、上記のシステム連携等により、企業規模に関わらず、「スマレジ」をご利用いただくことが可能となっており、実際に1店舗を運営する事業者から100店舗以上を運営する事業者まで幅広いお客様にご利用いただいております。 「スマレジ」の有料プラン登録店舗数及び累積取扱高の推移は以下のとおりであります。 有料プラン登録店舗数の推移 2022年4月   2023年4月   2024年4月   2025年4月   2026年4月 有料プラン   24,448   29,410   36,006   42,016   48,297 ※店舗数の定義は、実際に「スマレジ」でサインアップを行い登録された数です。お客様1社が複数の店舗を保有されている場合は、その店舗数分カウントされます。 累積取扱高の推移 (単位:百万円) 2022年4月   2023年4月   2024年4月   2025年4月   2026年4月 累積取扱高   4,605,960   6,243,138   8,457,026   11,225,482   14,595,859 ※累積取扱高とは、クラウド型POSレジ「スマレジ」のサービス開始以降、ユーザーが「スマレジ」を使って販売した商品やサービスの金額の合計をいいます。 b「スマレジ・タイムカード」 出退勤管理をはじめ、給与計算、年末調整、休暇管理、シフト管理、日報、プロジェクト管理など、勤怠管理の枠を超えた機能を提供するクラウド勤怠管理システムです。時間外労働や休暇の取得状況等を自動で監視する労務アラート機能や、賃金台帳・出勤簿・労働者名簿の法定三帳簿の出力機能を備えており、労働関係法令への対応を含む労務管理業務の効率化を支援します。 スマレジ・タイムカードの料金体系も、スマレジと同様、フリーミアム(注1)を採用しております。月額無料のスタンダードプランでは、出勤退勤などの勤怠管理機能をご提供しています。有料プランは、プレミアム・プレミアムプラスの2プランをご用意しており、プレミアムプランでは給与計算や年末調整、休暇管理、シフト作成等を、プレミアムプラスプランではマイナンバー管理や人時売上高の分析などの労務管理機能をご提供しております。また、オプションとして、プロジェクト管理や日報管理、ワークフロー、電話サポートの機能をご提供しております。 スマレジと合わせてご利用いただくことで、人件費を含めた売上分析や、売上・来店データを踏まえた的確なシフト作成が可能となります。 c 「スマレジ・PAYGATE」 クレジットカード・電子マネー・QRコード決済などのあらゆるキャッシュレス決済を端末1台で処理できる決済サービスです。Android搭載でプリンター内蔵のため、通常なら必要なプリンター等の周辺機器も不要であり、スマートフォンのように直感的に操作が可能なため、レジのオペレーション作業もスムーズに行うことができます。また、一般的なキャッシュレス決済端末は専用の有線LAN環境下でしか使用できないものが多いなか、「PAYGATE」は4G・Wi-Fiに対応し、飲食店の各テーブルや野外などでも決済が可能なサービスとなっています。 「スマレジ」とのシステム連携により、レジと決済端末への金額の二重入力が不要となるほか、決済端末専用アプリ「PAYGATE POS」を利用することで、端末1台でレジ計算から決済までを完結することが可能であり、購買データは「スマレジ」に蓄積されます。 さらに、2026年3月より、BASE株式会社との業務提携を通じて、「PAYGATE」をご利用の中小事業者向けAI資金調達サービス「スマレジ・出世払い」の提供を開始いたしました。本サービスは、貸付(ローン)ではなく将来発生する売上債権を買い取る「将来債権ファクタリング」のモデルを採用しており、「PAYGATE」の決済データを活用したAI審査により、無担保・保証人不要で最短1営業日での資金提供を実現し、資金の回収は「PAYGATE」経由の売上金の入金時に一定割合を自動的に充当する売上連動型の仕組みとなっております。 d 「スマレジEC」 EC事業者の収益拡大と業務効率化を支援するECに特化したサービスです。EC展開をワンストップで解決できるソリューションサービスとして、複数のモールやECサイトの「受注・在庫・顧客情報」を一元管理するEC運営業務支援ツールの「スマレジEC・一元管理」、卸取引をWEB化できるBtoB専用の受発注システムの「スマレジEC・B2B」、定期購入・単品通販・リピート通販に特化した、ECサイト構築のためのASPカートの「スマレジEC・リピート」等をご提供しております。 (注1)フリーミアム 基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルをいいます。 (注2)解約率 MRRチャーンレート(2025年5月から2026年4月までの12か月平均)を記載。MRRチャーンレートとは、当月失った月次収益を先月末時点の月次収益で除すことで計算される実質解約率です。 (注3)サービス品質保証制度(SLA) 「Service Level Agreement」の略で、ITサービスの提供者と委託者との間で、ITサービスの契約を締結する際に、提供するサービスの範囲・内容及び前提となる諸事項を踏まえた上で、サービスの品質に対するサービス・レベルを両者の合意に基づいて規定するとともに、合意内容が適正に実現されるための運営ルールを定めたものとなっております。 (注4)スマレジAPI 「スマレジ」の機能やデータを他のシステムから呼び出して使用するための、プログラミングのインターフェースのことです。スマレジAPIを利用することで、「スマレジ」の売上データを外部の会計システムに反映したり、「スマレジ」の顧客データを外部のシステムで呼び出して、マーケティング用データとして使用できるようにする等自由なカスタマイズが可能になります。 ② 機器販売等 クラウドサービスに付随して、小売店や飲食店で「スマレジ」を利用する際に使用するタブレットやレシートプリンター等のレジ周辺機器及びレシートロール紙等の消耗品の販売を行っております。レジならではの初期導入費用が発生することで、月額利用料以外の収入源を確保しております。さらに、機器の販売だけでなく、初期セットアップやトレーニング、商品データの移行・登録代行、在庫管理導入サポートなどのサービスも有償で提供しております。 また、レジ周辺機器をはじめとする店舗用品を取り扱うECサイト「STORE STORE」の運営を行っております。 上記①②以外に、顧客からの要望による有償カスタマイズやSES事業を行っております。 (2) 販売チャネル ① 月額利用料等 当社は、ショールーム(東京、名古屋、大阪、福岡)に所属するスタッフとのオフライン及びオンライン商談によるクラウドサービスの販売を行っております。ショールームでは、スタッフによるサービスの説明に加えて、サービスを実際に体験頂くことが可能です。 また、当社グループでは以下の販売パートナー制度を導入しております。 a)取次店パートナー 取次店パートナーは、当社グループへユーザーの紹介を行い、当社グループがユーザーと契約を行います。 b)代理店パートナー 代理店パートナーは、ユーザーに提案活動を行い、当社グループとユーザーの契約を仲介します。 c)販売店パートナー 販売店パートナーは、当社グループが提供するクラウドサービス及びレジ周辺機器等をユーザーに販売します。 上記に加え、オンラインでアカウントを作成することで、当社グループや販売パートナーのスタッフとの商談を経ることなく、利用を開始することが可能です。 ② 機器販売等 当社は、ショールームで申し込みをされたユーザーに対して、クラウドサービスでユーザーが利用するレジ周辺機器の販売を行っております。 また、ECサイト「STORE STORE」を運営し、主要なECモールへ出店しております。こちらでは、ECサイトを訪問した消費者に対して、レジ周辺機器をはじめとする店舗用品の販売を行っております。 さらに、当社が提供するクラウドサービスをご契約いただいているお客様については、「スマレジ」マイページからレシートロールを購入いただけるサービスも展開しております。 (3) その他企業及び事業への投融資 当社は、中期経営計画に掲げる「お店のOS」構想の実現に向け、店舗運営に関する事業に戦略的投資を行う「お店のOSファンド」を運営しております。「お店のOSファンド」は、従来のCVC活動である「スマレジ・ベンチャーズ」を発展させたものであり、M&A・出資・資本提携等を通じて、当社グループとのシナジーが見込まれる事業の成長と、「お店のOS」構想に接続する事業領域の拡張を目指す取り組みです。資本参加後は、当社の顧客基盤や商取引データ、これまでのM&A及びPMIを通じて蓄積した経営支援の知見を活かし、対象事業の成長を支援してまいります。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,545字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。当社グループはユーザーの嗜好をとらえ、他社との競合において比較優位に立ち、持続的に成長するため、以下の内容を対処すべき課題としてとらえ、その対応に取り組んでまいります。 (1) 会社の経営の方針 当社グループは、「いい未来をつくる」を企業理念としており、単純に「未来」とするのではなく「いい未来」とすることで "誠実さ" や "社会的責任" を表現しました。ここで言う「いい未来」とは、お客様、株主、経営陣、従業員、そしてその家族など、企業活動に関わるすべての人のための「いい未来」を意味しています。「つくる」という言葉には、"積極性" や "情熱" を表現しており、未来を創造するのは自分たち一人ひとりであると自覚する姿勢を表しています。当社グループの企業活動が、人間にとって明るくより良い未来につながることを理念としています。 また「OPEN DATA, OPEN SCIENCE!」を経営理念としており、POSデータのオープン化を通じた収益性の向上を目指し、データ・ドリブン経営で社内の生産性を向上させることを目指します。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、継続的な成長性を重視しており、売上高及びARR(年間経常収益)の対前期増加率を重要な経営指標としております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、長期ビジョン「VISION2031」に基づき、2031年4月期までにARR300億円の達成を目標としております。第1次・第2次中期経営計画をいずれも前倒しで達成し、着実に成長を積み重ねてまいりました。 この長期ビジョンを実現するため、中期経営計画においてARRの計画値及びARRの増大計画を以下のように策定しております。第3次中期経営計画では、2029年4月期にARR222億円を目指す「ARR増大計画」を推進し、商取引データを起点に決済・金融領域まで事業を拡張する「お店のOS」プラットフォーム戦略のもと、以下の4つを成長エンジンと位置付け、具体的な施策を推進してまいります。 詳細につきましては、当社ウェブサイトをご参照ください。 https://corp.smaregi.jp/ir/management/vision2031.php ① 顧客基盤の拡大 契約件数の拡大及び顧客単価の向上を目的として、以下の施策を実施します。 ・税率変更への対応と省人化ソリューションの強化 消費税率の変更(食料品減税等)への対応は政府の重点項目にも掲げられており、複数税率運用に柔軟に対応できるクラウドPOSとして、レガシーシステムからの切替需要を取り込みながら普及を推進します。あわせて、人手不足を背景に、券売機やモバイルオーダー等の省人化・自動化ソリューションを強化し、生産性向上ニーズを取り込みます。 ・ターゲット市場の拡大と市場細分化戦略 メインターゲットを「2~99店舗」から「2~300店舗」へ拡大し、AIによる開発効率化を背景にカスタマイズ要望の強い中大規模層(国内約91万店舗)へのアプローチを強化します。あわせて、飲食・宿泊業、小売業、医療、サービス業等、特定業界に特化したPOSを推進し、継続的な付加価値提供による顧客基盤の拡大を図ります。 ・S&M投資の継続的強化 認知獲得からリード獲得、インサイドセールス・フィールドセールスまで、マーケティングファネル各段階への投資を継続し、CVRの向上を図ります。 ・お店のOS戦略 POSレジを起点に、集客・販売・在庫・人事労務・財務経理等の店舗業務を包括するお店の基幹システム「お店のOS」への進化を目指し、M&Aも活用しながらプロダクトラインナップを拡充します。 ② 決済・フィンテック事業の強化 利益率の改善及び顧客単価の向上を目的として、以下の施策を実施します。 ・POS×決済の一体提供の強化 POSと決済のワンストップ提供により顧客体験を最適化し、手数料率が横並びの決済市場における競争優位を形成、ARPU向上と解約率低下を図ります。 ・免税リファンド事業の開始 2026年11月の免税制度のリファンド方式への変更を捉え、リファンド事業者として業務を開始し、決済取扱高(GPV)の拡大とリファンド手数料収入の獲得を目指します。 ・将来債権ファクタリング事業の展開 BASE株式会社との業務提携により、決済データを活用した資金調達サービス「スマレジ・出世払い」を提供し、新たなフィンテック収益の創出と顧客LTVの向上を図ります。 ・決済バリューチェーンの最適化 アクワイアリング・イシュイングを含むバリューチェーンの改善と非対面決済の強化により、テイクレートの向上を目指します。 ③ AI戦略 顧客単価の向上及び組織の生産性向上を目的として、以下の施策を実施します。 ・AI活用によるプロダクト強化 生成AIを活用したプロダクトを連続投入するとともに、APIの高度化により外部パートナーによるAI活用基盤を提供し、ARPUの向上を目指します。 ・AIネイティブな組織開発 専門チームによる各部署への導入支援とリスク教育を通じ、全社的なAI活用体制を構築します。AIエージェントとエンジニアの共創モデルを確立し、開発リードタイムの短縮と生産性向上を図ります。 ④ 成長を加速させる資本配分戦略 成長速度の加速及び資本効率の向上を目的として、以下の施策を実施します。 ・戦略的M&Aへの優先配分(お店のOSファンド) 店舗運営に関連する事業への戦略的投資を行う「お店のOSファンド」を通じ、顧客数の獲得と顧客単価の向上を狙います。第3次中期経営計画における累計投資枠は最大100億円程度とします。 ・資本規律と株主還元 資本コストを上回る収益性を投資判断基準とし、営業利益率20%以上を維持しながら、配当性向20%程度を目安とした株主還元を実施します。 ・プライム市場への移行に向けた準備 上場基準を既に達成していることを踏まえ、区分変更申請の準備を開始し、投資家層・株主基盤の拡大を目指します。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 ① お客様のニーズに応える技術力や自社サービスの強化 当社サービスのユーザーは毎年増加を続けております。ユーザーの潜在的ニーズやユーザーが当社サービスを使用して生じた新たなニーズを抽出し、当社サービスの機能に反映させていくことが当社の強みであり、これが競合他社との差別化の要因となっております。お客様のニーズを迅速かつ的確に抽出できるようお客様の意見を取り入れる機会を増加させ、当社サービスの機能に適時に反映できるように、技術力の強化に努めてまいります。 ② 技術者(ソフトウェアエンジニア)の確保について 当社サービスの安定稼働のためには、日常的なメンテナンスと社内でのテスト運用が必要であり、それらを運用する技術者の確保は、必要不可欠であると認識しております。一方で、サービスの継続的なバージョンアップや、新規サービスの開発も並行して進められるよう、引き続き優秀な技術者の確保に努めてまいります。 ③ 組織力の強化 当社では、全部門を対象に積極的な採用活動を実施し、新入社員に対するオンボーディングを強化することで、事業の拡大と企業の成長スピードに耐えうる組織の構築に努めてまいります。 ④ コンプライアンス体制の強化 企業活動においては高い倫理観が求められており、コンプライアンス上の問題は経営基盤に重大な影響を及ぼすものであると考えております。ユーザーや社会からの信頼向上のため、今後もコンプライアンス体制の強化を図っていく方針であります。当社グループでは、従業員に向けての定期的なインサイダー取引の防止に関する研修の実施や、内部通報制度の整備等、コンプライアンス体制の強化に引き続き対応してまいります。 ⑤ 情報セキュリティ 当社システムにおいては、ユーザーの取引データ等の重要な情報を取り扱っており、情報セキュリティインシデントの発生は、ユーザーの信頼を損ない、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があると考えております。 サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進んでいることもあり、セキュリティポリシーの継続的な見直し、従業員への定期的なセキュリティ教育の実施、当社システムへの不正アクセス及び情報漏洩防止に向けた技術的対策の強化等、情報セキュリティ体制の更なる強化に努めてまいります。
事業等のリスク5,745字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスク要因について次のとおり記載しております。また、必ずしも以下に記載するリスク要因に該当しない事項につきましても、投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、以下に記載しております。当社グループにおきましては、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び万が一発生した場合の迅速な対処に努める方針ではありますが、当社グループの株式に関する投資判断は、本項並びに本書における本項以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1) 事業内容に関するリスクについて ① Apple Inc.との関係について 当社が運営するクラウド型POSレジ「スマレジ」におけるレジ機能は、Apple Inc.が展開するiOS上で稼働するアプリであり、当該アプリはiOS上でのみ動作いたします。そのため、プラットフォーム事業者であるApple Inc.の審査プロセスを経て配信を行っており、同社の事業戦略の転換や配信・提供方針の変更等によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 販売代理店等との取引関係について 当社グループは、自社サービスのユーザー確保及び事業拡大を図るに当たって、国内の企業を自社サービスの販売代理店として販売代理契約を締結し、販売促進に向けた協業を行っております。 販売代理店と当社グループとの関係は良好でありますが、今後取引の継続が困難になった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 物流業務の外部委託について 当社は、商品の保管、入出庫等に係る業務を株式会社マキシマム・アンド・アドバンテージへ委託しております。同社とは通信回線にてデータの授受を行っており、何らかのシステム障害にて通信回線が不能となった場合、入出荷業務に影響を及ぼす可能性があります。また地震やその他不可抗力等、仮に何らかの理由により同社からのサービスの提供の中断・停止が生じた場合、または同社との基本契約が終了し、もしくは変更され、当社がこれに適切な対応ができない場合等には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 在庫リスクについて 当社は、市場動向を注視し、顧客需要の変動に合わせた商品の仕入を行っており、急激な変動への対応を行うとともに余剰在庫の発生を抑制するよう努めておりますが、経済状況や市場動向の急激な変化により、需要が予想を大幅に下回る事態となった場合には、在庫が余剰となり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 売掛金回収リスクについて 当社グループは、取引先各社との売掛取引に際しては、十分な与信管理の下で販売を行っておりますが、予期せぬ取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは提供するサービスに係る利用料金について、クレジットカード決済及び銀行口座振替を利用できるようになっており、一部の決済代行会社に売掛金残高が集中する傾向があります。したがって、相手先のシステム不良等、何らかの事情によりサービス利用料金の決済に支障が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 技術革新への対応 当社グループは、開発部門において新技術の継続的な調査及び自社サービスへの取り込みに取り組んでおりますが、限られた開発リソースの中で優先順位を付けて対応しているため、すべての技術動向に迅速に対応できるとは限りません。特に技術革新のスピードが速いAI分野において対応が遅れた場合や、当社サービスの優位性を上回る新技術・新サービスが出現した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ インターネット広告に伴う検索エンジンに係るリスク 当社グループは主に、ウェブサイトを中心に集客活動(アカウント作成、問い合わせ、ショールーム予約等)を行っており、SEO対策(検索エンジン対策)やインターネット広告によりウェブサイトへの来訪者を増やすよう努めております。現在当社グループのSEO対策が功を奏しておりますが、検索エンジンやインターネット広告事業者等の何らかの問題により、検索結果順位の低下等が発生した場合や、インターネット広告による費用対効果が悪化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業環境に関するリスク ① インターネット関連市場について 当社グループのクラウドサービス事業は、インターネットを介したサービス提供を前提としており、ユーザーによる安定的なインターネット利用環境が維持されることが事業展開の基盤となっております。 通信インフラは社会基盤として広く普及しておりますが、大規模な通信障害、通信事業者の料金体系やサービス提供方針の変更、通信関連の法的規制の導入・改正等により、インターネットの利用環境が損なわれた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 景気変動・顧客動向に関するリスク 当社グループは様々な業界にクラウドサービスの提供及びレジ周辺機器等の販売を行っておりますが、景気の変動により、顧客企業の倒産、新規出店の減少や店舗の閉鎖、また、インターネット関連市場の拡大に伴い、顧客の動向が変化し小売店等の衰退が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは決済サービスの強化に取り組んでおります。電子決済市場は需要の高まりやEC市場の拡大に伴い順調に成長しておりますが、景気動向等を要因とした経済活動の縮小に伴う決済額や加盟店舗の減少等が起きた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 他社との競合について 当社グループが展開するクラウドサービス事業及び決済サービスの分野には、多くの事業者が参入しており、競争が続いております。当社グループは、ユーザビリティを追求したサービスの提供、ユーザーの要望に応じた機能の改善・追加、カスタマーサポートの充実等に取り組むとともに、「スマレジ」と決済サービスとの連携による包括的なサービス提供を通じて、競争力の向上と他社との差別化を図っております。 しかしながら、競争の激化により価格競争が生じた場合や、十分な差別化を図れなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システムに関するリスクについて ① クラウドによるサービスの提供について 当社グループは、サービス及びそれを支えるシステム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。 当社グループの提供する自社サービスは、外部クラウドサーバー(Amazon Web Services、以下「AWS」といいます。)にてユーザーの企業情報及び個人情報をはじめとする情報や、自社サービスに関するシステムの全てを一括で管理することによってサービスを提供しており、AWSの安定的な稼働が当社の業務遂行上必要不可欠な事項となっております。そのため、当社グループではAWSが継続的に稼働しているかを監視するために、当該監視業務を外部委託しており、障害が発生した場合には当社グループの役職員に連絡が入り、早急に復旧するための体制を整えております。 また、AWSは、世界中に点在する複数の地理的リージョン(注1)及びアベイラビリティゾーン(注2)で運用されており、FISC安全対策基準(注3)を満たす安全性を備えております。さらに、社内では自社サービスの操作権限者の制限、ウィルス対策等、様々な危機対策を講じて運用を行っております。 しかしながら、AWSの不備や人為的な破壊行為、役職員の過誤、自然災害等、当社グループの想定していない事象の発生によるサービスの停止により収益機会の逸失等を招く恐れがあります。 このような事態が発生した場合には当社グループが社会的信用を失うこと等が想定され、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② AWSの契約について 前述のAWSは、AWSのコンサルティングパートナーであるクラスメソッド株式会社との契約により、利用をしておりますが、何らかの理由により、同社との利用に関する契約の解消や、契約内容の重大な部分に変更があり、自社サービスの提供に困難が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 品質管理 当社グループは、自社サービスの提供のほか、他社システムとの連携によって業績及び認知の向上を図っております。システムの安定稼働のため、社内でのテスト運用をはじめとする品質管理を行っており、運用の安全性を確保していますが、万が一、想定していない範囲での作動により、自社サービスの稼働に問題を生じた場合や、他社システムとの連携に支障が生じた場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制及び知的財産等に関するリスクについて ① 法的規制等について クラウドサービス事業は、電気通信事業法及び個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」といいます。)等の規制を受けております。当社グループでは、顧問弁護士等を通じて新たな規制の情報を直ちに入手し対応するための体制を整えておりますが、今後、新たに当社グループのクラウドサービス事業に関する規制等の制定等又は改正が実施された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産について 当社グループによる第三者の知的財産権侵害の可能性については、専門家と連携を取り可能な範囲で調査対応を行っておりますが、当社グループの事業に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに他社の知的財産等を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合、損害賠償請求や使用差止請求等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは商標権を所有しており、第三者から侵害されないよう保護に努めておりますが、第三者による当社グループの権利に対する侵害等により、企業・ブランドイメージの低下、商品開発への悪影響等を招いた場合や、その対応のために多額の費用が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報管理体制について 当社グループは、提供するサービスに関連して、多数の顧客企業の機密情報及び個人情報を取り扱っております。これらの情報資産を保護するため、情報セキュリティ基本方針を定め、プライバシーマークの認証のもと、従業員教育、アクセス権限の管理、アクセスログの監視等の対策を講じております。 しかしながら、サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進むなか、これらの対策にもかかわらず、外部からの不正アクセスや役職員の過誤等により重要な情報資産が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の失墜や損害賠償請求の発生等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 事業体制について ① 人材の確保・育成について 当社グループが持続的に成長するためには、各部門において高い専門性を有する優秀な人材、とりわけ事業の中核を担うソフトウェアエンジニアを継続的に確保・育成することが必要不可欠であると認識しております。 近年、生成AIをはじめとする技術の急速な進化に伴い、AIを活用して高い成果を創出できる高度人材の市場価値が高まり、その採用競争は一層激化しております。 当社グループは、専門人材の採用強化に加え、AIの活用を前提とした育成体制の整備や社内におけるAI活用スキルの向上支援等を通じて人材基盤の強化に努めておりますが、優秀な人材の確保が計画どおりに進まなかった場合や、人材育成が想定どおりに進捗しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社グループは、事業の拡大及び組織の拡充に対応し、業務の適正性と財務報告の信頼性を確保するため、内部統制システムの整備・運用及びコーポレート・ガバナンス体制の強化に継続的に取り組んでおります。今後の更なる事業拡大を見据え、内部管理体制の一層の充実を図る方針でありますが、事業規模や事業内容の変化に対して内部管理体制の構築・運用が十分に対応できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他 ① 訴訟などに関するリスク 当社グループは、クラウドサービス事業、機器販売事業等を行っておりますが、将来何らかの事由の発生により、訴訟提起を受ける可能性があります。その訴訟の内容及び結果によっては当社グループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (注1)地理的リージョン 地理的に独立したサーバーの設置エリアのことをいいます。各リージョン同士は完全に独立しているため1つのリージョンで障害が発生しても他のリージョンには影響が出ない設計となっております。 (注2)アベイラビリティゾーン リージョンの中の個々の独立したデータセンターの名称のことをいいます。 (注3)FISC安全対策基準 金融庁が金融機関のシステム管理体制を検査する際に使用する基準のことをいいます。
経営成績の分析 (MD&A)5,992字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概況 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 また、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額を用いております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 販売高前年同期比 (単位:千円) 販売内訳   前連結会計年度(自 2024年5月1日  至 2025年4月30日)   当連結会計年度 (自 2025年5月1日   至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 月額利用料等   7,663,750   10,089,510   +31.7 機器販売等   3,048,937   2,822,811   △7.4 その他   353,444   433,084   +22.5 合計   11,066,132   13,345,406   +20.6 ※2026年4月期より、「機器販売等」に含めていた「スマレジ保守サービス料」の販売高を、継続的に発生する定額収益の性質に鑑み、「月額利用料等」の販売高に計上しております。それに伴い、前連結会計年度の販売高も組替えて表示しております。 ARR推移 (単位:百万円) 2022年4月   2023年4月   2024年4月   2025年4月   2026年4月 スマレジ利用料関連   2,230   3,243   4,209   5,534   6,901 キャッシュレス決済   381   624   1,175   1,794   2,567 タイムカード   309   436   548   676   831 EC関連(ネットショップ支援室)   -   -   -   675   756 ARR合計   2,920   4,303   5,932   8,679   11,055 ※1 ARR:Annual Recurring Revenue(年間経常収益)。各期末月のMRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)を12倍して算出しております。 ※2 2025年4月以降のARRには、連結子会社の数値も含まれております。 ※3 2026年4月期より「機器販売等」に含めておりました「スマレジ保守サービス料」の販売高を、「月額利用料等」の販売高に計上しております。それに伴い、ARRにおいては「スマレジ利用料関連」に含めております。 当連結会計年度(2025年5月1日から2026年4月30日まで)における当社POSシステムのメインユーザーである飲食等のサービス業界や小売業界の景気動向は、深刻な人手不足や原材料費高騰という課題を抱えつつも、旺盛なインバウンド需要や持ち直しの動きがみられる個人消費を取り込み、総じて緩やかな回復基調となりました。 このような状況のなか、当社グループでは、中期経営計画達成に向けた施策を強力に推進いたしました。 売上高においては、POSを核とした周辺サービスとのクロスセル提案の浸透を図ったことで、特に「POS×決済」の併売率が着実に上昇し、月額利用料等のストック収入が全体の成長を牽引いたしました。また、初期費用を抑えられるというメリットにより、「機器販売」から「機器サブスク」プランへの転換が期初予想を上回るスピードで進展いたしました。これにより、中長期的な収益基盤となるストック売上の比率が一段と向上し、収益構造はより強固なものとなっております。さらに、販売費及び一般管理費における広告宣伝費の効率的な運用や採用活動の最適化、組織の生産性向上に努めたことが奏功し、営業利益率も大幅に向上いたしました。その結果、最重要指標であるARRは、第2次中期経営計画の目標値を前倒しで達成した後も堅調に推移し、着実な上積みを実現いたしました。 将来の成長に向けた取り組みとしては、プロダクトの拡充と組織力の強化に注力いたしました。2026年3月には、蓄積されたPOSデータと決済実績を活用した独自の金融サービス「スマレジ・出世払い」を開始し、中小店舗(SMB)の成長投資を支援するファイナンス領域への足掛かりを築きました。また、次世代の決済端末の開発など、プロダクトの付加価値向上を図っております。 組織面においては、エンタープライズ部門の知見を全社に共有する体制の整備を進めたことにより、営業活動の効率化が図られ、第4四半期の繁忙期においても高い成約率を維持いたしました。加えて、次期以降のさらなる成長を見据え、リーダー層を中心とした中長期的な営業戦略の策定や組織全体の提案力の底上げを図るなど、ARR目標の達成に向けた強固な体制を構築してまいりました。 また、2026年5月1日付で連結子会社である株式会社ネットショップ支援室を吸収合併いたしました。先行して実施したオフィス統合等を通じて、実店舗とECをシームレスに支援するための推進体制を整えております。 以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は13,345百万円(前期比20.6%増)、営業利益は3,216百万円(前期比35.2%増)、経常利益は3,186百万円(前期比34.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,228百万円(前期比35.5%増)となりました。 なお、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べて2,225百万円増加し、8,138百万円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は3,120百万円(前連結会計年度は2,465百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,186百万円の計上、未払金の増加額571百万円、減価償却費の計上461百万円及び預り金の増加額449百万円等により増加した一方で、法人税等の支払906百万円、未収入金の増加額559百万円及び売上債権の増加額345百万円等により減少したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は606百万円(前連結会計年度は1,919百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出382百万円、無形固定資産の取得による支出314百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は288百万円(前連結会計年度は81百万円の獲得)となりました。これは主に、配当金の支払額288百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、受注生産形態をとる事業を行っていないため、生産規模及び受注規模を金額及び数量で示す記載をしておりません。 また、販売の実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。これらの連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 また、当社グループの連結財務諸表の作成に際して用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5  経理の状況  1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べて2,279百万円増加し、13,345百万円(前年同期比20.6%増)となりました。この主な要因は、クラウドサービス事業が継続的な成長を果たし、POSを核とした周辺サービスとのクロスセル提案の浸透を図ったことで、特に「POS×決済」の併売率が着実に上昇し、月額利用料等のストック収入が全体の成長を牽引したこと、また、初期費用を抑えられるというメリットにより、「機器販売」から「機器サブスク」プランへの転換が進展したこと等によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べて267百万円増加し、4,572百万円(前年同期比6.2%増)となりました。この主な要因は、レジ周辺機器の一括販売から機器サブスクリプションへの転換が進んだこと等により、月額利用料等のストック型収益の構成比が上昇した一方、当該収益に係るサーバー費用等のクラウド関連費用や労務費をはじめとした製造原価が売上高の増加に伴い増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度における売上総利益は、8,772百万円(前年同期比29.8%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べて1,175百万円増加し、5,556百万円(前年同期比26.8%増)となりました。この主な要因は、組織力の増強を目的とした積極的な採用活動及びマーケティング投資の強化に伴う広告宣伝費の増加、並びにM&Aの実行に伴うのれん償却費の計上等によるものであります。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、3,216百万円(前年同期比35.2%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べて823百万円増加し、3,186百万円(前年同期比34.9%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べて583百万円増加し、 2,228百万円(前年同期比35.5%増)となりました。 ③ 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,195百万円増加し、11,020百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が2,225百万円、未収入金が559百万円増加したこと等によるものであります。当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて31百万円減少し、3,060百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産が84百万円増加したものの、投資その他の資産が103百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて3,163百万円増加し、14,080百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,228百万円増加し、4,034百万円となりました。この主な要因は、未払金が571百万円、預り金が449百万円増加したこと等によるものであります。当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて5百万円減少し、433百万円となりました。この主な要因は、資産除去債務が13百万円増加したものの、繰延税金負債が19百万円減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,223百万円増加し、4,467百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,940百万円増加し、9,612百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を2,228百万円計上したこと等によるものであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの資金需要のうち主なものは、商品仕入やソフトウエア開発に係る人件費の他、販売費及び一般管理費(主に、人件費とそれに伴う営業経費等)であります。 経常的な運転資金や事業規模拡大による設備投資等につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、流動性リスクをコントロールするために、複数の金融機関との間で当座貸越契約を締結しております。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 (5) 経営者の問題意識と今後の方針について 当社グループでは、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営戦略を立案し、実行するよう努力しておりますが、当社グループの属するクラウドサービス事業は、開発技術のライフサイクルが早く、内容も多様化しております。とりわけ、生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化は、プロダクトの競争力のみならず、開発・営業・サポートといった企業活動のあり方そのものを変えつつあり、その変化への対応力が競争優位を左右する経営環境にあると認識しております。 このような事業環境の中で、当社グループは、生成AIを活用したプロダクトの継続的な強化と、AIエージェントとエンジニアの共創による開発生産性の向上をはじめとするAIネイティブな組織づくりを推進するとともに、優秀な人材の確保と育成、商品力の強化等をもって、提供先数を拡大し、サービスのクオリティも向上させるよう努力してまいります。

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開示資料

出典

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