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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

阪神内燃機工業

THE HANSHIN DIESEL WORKS, LTD6018 · Standard · 輸送用機器

船舶用ディーゼル機関の製造販売に特化。主機関と部分品・修理の両面で船の運航を支える。

概要

阪神内燃機工業は、神戸市に本社を置く船舶用ディーゼル機関の専業メーカーである。1918年に石油発動機の製造から創業し、1944年に現商号へ変更。2026年3月期の売上高は140億円、従業員302人。主機関(ディーゼル機関、可変ピッチプロペラなど)と部分品・修理工事の2軸で事業を構成し、内航船向け主機関で高いシェアを持つ。累計12,000台以上のディーゼル機関を生産し、川崎重工業との提携で2サイクル機関も手がける。東証スタンダード市場に上場(コード6018)。

主機関と部分品・修理工事の二本柱

当社の事業は「主機関」と「部分品・修理工事」の2区分で構成される。主機関には船舶用ディーゼル機関、可変ピッチプロペラ、サイドスラスタ、潤滑油・燃料油清浄装置、遠隔機関監視システムなどが含まれる。2026年3月期の売上高のうち主機関が8,435百万円(構成比60%)、部分品・修理工事が5,592百万円(同40%)を占めた。部分品・修理工事は、純正部品の販売、エンジンのオーバーホール、保守管理、機械加工などを提供し、顧客との長期関係を収益に結び付けている。両事業とも国内外の海運市場の動向に左右されるが、近年は海外向けの大型修理工事や価格改定前の駆け込み需要が部分品売上を押し上げる要因となっている。

国内内航船市場に強みを持つ収益構造

売上の大半は国内内航船市場から生まれる。内航船向け主機関ではトップシェアを維持しており、老齢船の代替建造需要を捉えている。2026年3月期の受注高は19,021百万円(前期比34.2%増)、受注残高は12,001百万円(同71.2%増)に達し、先行きの収益基盤は厚い。一方、海外市場への依存度はまだ低いが、東南アジア・東アジアを中心に代理店と一体となった営業活動を強化し、中国・ベトナムでのセミナー開催などにより販路を拡大中である。鋼材価格の高止まりを受けて、コスト増加分の価格転嫁を進めた結果、2026年3月期の営業利益率は5.9%(824百万円)と前年から改善した。

三工場体制と品質・環境マネジメント

生産拠点は明石工場(兵庫県明石市)、玉津工場(神戸市西区)、播磨工場(兵庫県加古郡播磨町)の3カ所である。明石工場はディーゼル機関の製造を担い、1962年の新設後、1965年に専用工場を建設し、1978年に内燃機部門を集約した。玉津工場は鋳造を担当し、播磨工場は2009年に組立・試運転工場として新設された。2011年には3工場でISO14001環境マネジメントシステム認証を取得。その後全社に拡大したが、2026年3月期には認証を返上している。品質面では1995年にISO9001を取得し、JIS表示許可(1953年)を含め、長年にわたり規格対応を重視してきた。

研究開発と環境対応への投資

2025年から2030年までの5年間で総額40億円の投資計画を掲げ、成長分野への設備投資と研究開発を進めている。播磨工場敷地内には播磨高度研究棟を建設し、新燃料の研究・開発用エンジン運転場として活用している。環境規制の強化に対応するため、船舶用低速4サイクル機関として世界初の電子制御機関(2013年)、同ガスエンジン、さらにメタノール燃料エンジンを完成させた。これらの開発は、GHGフリー技術の確立を目指す経営方針の一環である。また、鋳造・金属機械加工(CMR)事業を第2の柱と位置づけ、専用ラインの検討を進めているが、2026年3月期のCMR売上は前年並みにとどまっている。

業界の中での役割は船舶用内燃機関メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
140億円
営業利益
8億円
営業利益率
5.7%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
主機関84億円60.0%
部分品・修理工事56億円40.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01船舶主力

船舶用ディーゼル機関を中心に、可変ピッチプロペラやサイドスラスタ、潤滑油清浄装置など主機関関連製品を製造・販売。また、部分品の販売や修理工事、保守管理、機械加工も提供。

主な製品・サービス4
船舶用ディーゼル機関
船舶の主機となるディーゼルエンジン。製造・販売を行う。
可変ピッチプロペラ
プロペラのピッチを変更して推進力を調整する装置。
サイドスラスタ
船の横方向の推進力を発生させる装置。離着岸などに使用。
潤滑油・燃料油清浄装置
潤滑油や燃料油を清浄化する装置。エンジンの性能維持に貢献。

製品と技術

船舶用ディーゼル機関と電子制御技術

主力製品は舶用ディーゼル機関で、主に内航船向けの低速4サイクル機関と、川崎重工との提携で生産する低速2サイクル機関がある。2008年にナブテスコと共同開発した電子制御システムを搭載した機関は、燃費と排ガス性能を最適化。2013年には船舶用低速4サイクル機関として世界初の電子制御機関を完成させ、高速な制御と信頼性を両立した。さらに、環境規制に対応するため、ガスエンジン(天然ガス焚き)やメタノール燃料エンジンも開発。特にメタノール燃料エンジンは世界初の船舶用として完成し、GHG排出削減に貢献する。機関の累計生産台数は12,000台を超え、小型から大型まで幅広い出力帯をカバーする。

可変ピッチプロペラと推進システム

1956年に製造・販売を開始した可変ピッチプロペラ(CPP)は、同社のもう一つの看板製品である。プロペラ翼の角度を油圧で連続可変とすることで、主機回転数を変えずに船速を調節でき、操船性と燃費効率を向上させる。サイドスラスタ(船首・船尾の横方向推進器)もラインナップに加え、離着岸の容易さに貢献。これらの推進システムは、ディーゼル機関と組み合わせて一貫したシステム提案が可能であり、内航船のトップシェアを支える要因となっている。2026年3月期の主機関売上高8,435百万円には、CPPやサイドスラスタの売上も含まれる。

HANASYSシリーズによる運航支援

1989年に開発された「HANASYS」を皮切りに、同社は船舶運航支援システムを展開している。2007年発売の「HANASYS EXPERT」は高度な船舶安全管理を実現し、機関監視、燃料消費分析、航路計画などを統合。2013年から販売を開始した「HANASYS 5」は、タブレット端末でのデータ閲覧や遠隔監視機能を備え、陸上からの運航支援を可能にした。これらのシステムは、機関メーカーならではのデータ収集力を活かし、予防保全や運航効率化に寄与する。部分品・修理工事の売上と合わせて、製品ライフサイクル全体での顧客サポートを強固なものにしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

舶用エンジンで国内中位、売上拡大中

阪神内燃機工業は舶用ディーゼルエンジンや発電プラントを手掛ける中堅機械メーカー。業界内ではジャパンエンジンコーポレーションも同セグメントに属するが、同社は特定分野に特化せず幅広い船種に対応。2025年3月期売上高133億円と前期比38%増と拡大しており、営業利益率も4.5%と改善。ただし、ユニプレス(5949)のような自動車部品大手に比べ規模は小さく、内需依存度が高い。海外展開は限定的で、円安メリットを享受しづらい一方、国内船舶需要の回復を取り込んでいる。

強み

  • 多様な舶用エンジンをラインナップし、漁船から貨物船まで幅広く需要を獲得。
  • 2025年3月期は前期比38%増収と業界平均を上回る成長を達成。
  • 営業利益率が4.5%と改善傾向にあり、コスト管理の効率化が進む。
  • 競合が少ない中出力帯エンジンで一定のシェアを確保。

課題

  • 内需依存が強く、円安による輸出競争力向上メリットが限定的。
  • 売上高130億円台と業界大手に比べ規模が小さく、価格競争で劣位。
  • 舶用市場は海運市況に左右されやすく、安定収益が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が阪神内燃機工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17018内海造船271億円8.9倍
27318セレンディップ・ホールディングス260億円6.0倍
37317松屋アールアンドディ236億円15.2倍
47294ヨロズ229億円10.3倍
57266今仙電機製作所229億円8.7倍
66018阪神内燃機工業199億円27.1倍
77254ユニバンス196億円18.9倍
87299フジオーゼックス192億円8.8倍
97273イクヨ173億円6.2倍
107122近畿車輛167億円10.6倍
117256河西工業164億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

石油発動機からディーゼル機関へ:創業から1937年

1918年1月、現在の神戸市長田区1番町において株式会社阪神鐵工所が設立され、石油発動機の製造・販売を開始した。当初は石油を燃料とする小型原動機を手がけていたが、1929年12月には当社初のディーゼル機関を完成。ディーゼル機関は当時高効率で注目され、船舶用としての需要が高まった。1937年12月には自社設計によるオリジナル第一号機を完成させ、技術力を蓄積していく。この時期、神戸は日本の海運・造船の中心地であり、地の利を生かして舶用機関メーカーとしての基盤を築いた。

商号変更と戦後復興:1944年から1955年

1944年7月、商号を阪神内燃機工業株式会社に変更。第二次世界大戦の影響で生産体制は大きな打撃を受けたが、戦後は復興需要に支えられた。1953年5月、小型舶用内燃機関に対して業界第1号となる日本工業規格(JIS)の表示許可を運輸大臣から取得し、品質の高さを公的に証明した。1955年9月には大阪証券取引所に上場し、資金調達の道を開く。この時期、国内海運の再建とともに、舶用機関の需要が拡大し、同社の成長基盤が固まった。

可変ピッチプロペラと生産能力の拡充:1956年から1978年

1956年10月、可変ピッチプロペラの製造・販売を開始。プロペラのピッチを自由に変えられるこの製品は、操船性の向上に寄与し、同社の差別化要因となった。1962年3月には明石工場を新設し、1965年3月には同工場にディーゼル機関専用工場を建設。同年11月には株式会社木下鉄工所と合併し、生産規模を拡大した。1966年7月に大阪証券取引所市場第二部に指定替え。1967年8月には玉津工場に鋳造工場を増設し、内製化率を高めた。1978年5月には本社を現在の神戸市中央区海岸通へ移転し、同時に明石工場の機械工場を増設して内燃機部門を集約した。

川崎重工提携とシステム開発:1986年から1995年

1986年8月、川崎重工業株式会社と業務提携を結び、川崎―MAN B&Wの2サイクル機関の製造受託を開始。これにより大型低速機関のラインナップを強化した。1989年7月には、総合的な内航船の運行管理を可能にする船舶運航支援システム「HANASYS」を開発。ソフトウェア分野への進出であり、後の製品シリーズの礎となった。1992年6月にはディーゼル機関の累計出荷が1,000万馬力に達し、業界内での存在感を示した。1995年7月には内燃機部門でISO9001品質システム認証を取得し、国際的な品質管理基準に対応した。

組織再編と電子制御への布石:2003年から2011年

2003年3月、100%子会社であった株式会社メイサンと合併し、経営資源を集中。2007年5月には高度船舶安全管理システム「HANASYS EXPERT」の販売を開始し、HANASYSシリーズを拡充した。2008年2月、ナブテスコ株式会社と共同で低速4サイクル機関用電子制御システムを開発。従来の機械式制御から電子制御への転換点となった。2009年10月、兵庫県加古郡播磨町に組立・試運転工場を新設し、生産能力を増強。2011年3月には明石・玉津・播磨の3工場でISO14001環境マネジメントシステム認証を取得し、環境対応を加速した。

東証上場と新燃料機関の開発:2013年

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。同時に、船舶用低速4サイクル機関として世界初の電子制御機関を完成させ、低速2サイクル電子制御機関(阪神―川崎―MAN B&W)も完成。さらに全社でISO14001を取得した。この年、創立100周年を迎え、ガスエンジン、メタノール燃料エンジンなど次世代燃料機関の開発にも着手。機関モニタリングシステム「HANASYS 5」の販売も開始した。その後、スタンダード市場へ移行し、2026年3月期には売上高140億円、営業利益824百万円を計上するなど、安定した経営基盤を築いている。

年表23件を開く

1910年代

  • 1918年1月創業現在の神戸市長田区1番町において株式会社阪神鐵工所を設立、石油発動機の製造・販売を開始。

1920年代

  • 1929年12月当社初のディーゼル機関を完成。

1930年代

  • 1937年12月当社のオリジナル第一号機を完成。

1940年代

  • 1944年7月商号変更商号を現在の阪神内燃機工業株式会社に変更。

1950年代

  • 1953年5月小型舶用内燃機関に対し業界第1号の日本工業規格(JIS)の表示を運輸大臣より許可される。
  • 1955年9月上場大阪証券取引所に上場。
  • 1956年10月可変ピッチプロペラの製造・販売を開始。

1960年代

  • 1962年3月兵庫県明石市に明石工場を新設。
  • 1965年3月明石工場にディーゼル機関の製造工場を建設。
  • 1965年11月M&A株式会社木下鉄工所と合併。
  • 1966年7月大阪証券取引所市場第二部に指定替。
  • 1967年8月玉津工場(神戸市西区)に鋳造工場を増設。

1970年代

  • 1978年5月本社を現在地に移転。明石工場に機械工場を増設し内燃機部門を集約。

1980年代

  • 1986年8月川崎重工業株式会社と業務提携し、川崎―MAN B&Wの2サイクル機関の製造受託を開始。
  • 1989年7月総合的な内航船の運行管理を可能にした船舶運航支援システム「HANASYS」を開発。

1990年代

  • 1992年6月ディーゼル機関の累計出荷1,000万馬力を達成。
  • 1995年7月内燃機部門において、ISO9001/JISZ9901品質システム認証を取得。

2000年代

  • 2003年3月M&A100%子会社、株式会社メイサンと合併。
  • 2007年5月高度船舶安全管理システム「HANASYS EXPERT」の販売を開始。
  • 2008年2月低速4サイクル機関用電子制御システムをナブテスコ株式会社と共同開発。
  • 2009年10月兵庫県加古郡播磨町に組立、試運転工場を新設。

2010年代

  • 2011年3月明石・玉津・播磨の3工場において、ISO14001/JISQ14001環境マネジメントシステム認証を取得。
  • 2013年7月創業東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。船舶用低速4サイクル機関として世界初の電子制御機関を完成。全社でISO14001/JISQ14001環境マネジメントシステム認証を取得。低速2サイクル電子制御機関(阪神―川崎―MAN B&W)を完成。創立100周年を迎える。船舶用低速4サイクル機関として世界初のガスエンジンを完成。機関モニタリングシステム「HANASYS 5」の販売を開始。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行。ディーゼル機関の累計生産12,000台を達成。播磨工場敷地内に新燃料の研究・開発用エンジン運転場として播磨高度研究棟を完成。現低速4サイクル機関をメタノール燃料化した、世界初の船舶用メタノール燃料エンジンを完成。 ISO14001/JISQ14001環境マネジメントシステム認証返上

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期(中期経営計画最終年度)まで185億円
  • 売上高営業利益率2027年3月期まで8%
  • ROE2027年3月期まで7.4%
  • 総投資額2030年までの5年間まで総額40億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    GHGフリー技術開発と製品高付加価値化

    メタノール燃料エンジンのデュアルフューエル化、アンモニア・水素燃焼技術の確立、低速4サイクル機関の高効率化を進めるとともに、機関監視システム「HANASYS」の機能強化により製品の付加価値を高める。

  2. 02

    CMR事業の拡大と生産基盤強化

    鋳物・金属機械加工(CMR)事業をエンジン事業に次ぐ柱に育成。専用製造ライン構築や複合加工機導入による加工品目拡充、生産管理システムのIT化を進め、生産効率と事務効率を改善する。

  3. 03

    国内外での販売・サービス強化

    国内では主機関のトップシェア維持と適正価格販売、海外では東南アジア・東アジア市場開拓を進める。代理店・サービス部門一体の同行営業や技術セミナーを活用し、海外売上を拡大する。

  4. 04

    社内ベンチャーによる新規事業創出

    「F-WINGプロジェクト」を通じて、鋳物関連分野の市場調査やAI技術応用に着手。起業家精神を持った人材育成と連動し、新事業・新商品の具現化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月279
2018年3月287
2019年3月59340.018.0284
2020年3月58241.019.0285
2021年3月58641.019.0274
2022年3月58941.019.0277
2023年3月59642.020.0278
2024年3月62443.020.0276
2025年3月64942.019.0288208
2026年3月66442.019.0302265

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率62.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
明石工場 — 兵庫県明石市4,277百万円
玉津工場 — 神戸市西区2,203百万円
播磨工場 — 兵庫県加古郡播磨町1,556百万円
明石事務所 — 兵庫県明石市210百万円
厚生施設等 — 神戸市西区他76百万円
本社 — 神戸市中央区17百万円
福岡営業所 — 福岡市博多区16百万円
東京支店 — 東京都中央区6百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は140億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+33.3%。

売上高
+5.3%
140億円
営業利益
+33.3%
8億円
純利益
+40.0%
7億円
営業利益率
5.7%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高172億円140億円
営業利益9億円8億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥91¥91

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は37億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+54.2%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q271
2024年1Q2414.21
2024年2Q2428.31
2024年3Q2214.51
2024年4Q262
2025年2Q5611.81
2025年4Q7756.54
2026年2Q6734.53
2026年4Q7356.84
2027年1Q3725.42

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は105億円から140億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。船舶用低速4サイクル機関として世界初の電子制御機関を完成。全社でISO14001/JISQ14001環境マネジメントシステム認証を取得。低速2サイクル電子制御機関(阪神―川崎―MAN B&W)を完成。創立100周年を迎える。船舶用低速4サイクル機関として世界初のガスエンジンを完成。機関モニタリングシステム「HANASYS 5」の販売を開始。東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行。ディーゼル機関の累計生産12,000台を達成。播磨工場敷地内に新燃料の研究・開発用エンジン運転場として播磨高度研究棟を完成。現低速4サイクル機関をメタノール燃料化した、世界初の船舶用メタノール燃料エンジンを完成。 ISO14001/JISQ14001環境マネジメントシステム認証返上
2013年3月10553
2014年3月10663
2015年3月10674
2016年3月12196
2017年3月12586
2018年3月13685
2019年3月12086
2020年3月115107
2021年3月9454
2022年3月10164
2023年3月9164
2024年3月9665
2025年3月133674.55
2026年3月1408105.77

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高140億円のうち、営業利益として残るのは8億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.3%111億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.0%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
20.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は40億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月82−61022
2014年3月10−1−6925
2015年3月10−5−5525
2016年3月9−2−4728
2017年3月15−9−1633
2018年3月11−5−1638
2019年3月71−2844
2020年3月9−11−2−241
2021年3月−1−8−2−929
2022年3月97−11644
2023年3月12−8−1446
2024年3月11−23−2−1233
2025年3月160−21647
2026年3月4−7−4−340

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は258億円。このうち返さなくてよい自己資本が156億円で、自己資本比率は60.5%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月177978054.9
2014年3月1751017457.5
2015年3月1791077259.9
2016年3月1861127459.9
2017年3月1971178059.4
2018年3月2011218060.2
2019年3月2041257960.9
2020年3月1961296765.5
2021年3月1921316168.3
2022年3月1981356367.9
2023年3月2101397165.9
2024年3月2281448463.3
2025年3月25014810259.1
2026年3月25815610260.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
103億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
102億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率82社中27位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中73位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.5%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,130で、1年前と比べて+103.6%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥6,130-4.5%1ヶ月-3.8%1年+103.6%時価総額199億円
過去52週の値幅
安値¥3,000高値¥6,710

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.1倍
PER (会社予想)27.2倍
PBR1.27倍
配当利回り1.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月4日に6370円と前日比-5.07%の急落となりました。直前の8月3日に6710円と52週高値圏まで上昇していましたが、利益確定売りが出やすい状況です。25日線6191.2円は+2.9%上回っており、中期的な上昇トレンドは維持しています。出来高は4500株と流動性は低く、値がさ株のため影響を受けやすいです。年初来では+100.75%と大幅上昇しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER26.11倍は業界平均16.75倍を大幅に上回り、PBR1.22倍は平均1.15倍をやや上回る。配当利回り1.54%は平均2.97%を下回り、投資魅力度は低め。ROE4.8%は低く、収益性は同業他社に劣る。業績は増収増益だが、利益成長率が低く、PERの高さに見合う成長が期待できない。同業界平均と比較してバリュエーションが割高で、「やや割高」と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.1倍16.3倍
PER (予想)27.2倍
PBR1.27倍1.12倍
ROE4.8%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大しており、特に2025年3月期に133億円と前期比4割超増加。一方で利益率は4.5%と低く、競争激化や原材料高の影響が懸念される。強気派は、受注拡大と利益率改善の継続を期待。弱気派は、売上拡大の持続性やコスト増による収益性悪化を警戒。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急拡大

    2025年3月期は前期から約38%増加した。

  • 営業利益率の改善

    2023年3月期から4.51%まで上昇し、収益構造が改善。

  • 株価上昇率が高い

    1年間で約92%上昇し、市場の注目を集めている。

  • 2026年3月期は増収増益予想通年影響

    売上高140億円・営業利益8億円(前期比33%増)、純利益7億円と増益

  • 営業利益率5.71%へ改善傾向通年影響

    営業利益率は4.51%→5.71%と1.2ポイント上昇、事業の伸びが収益性にも反映

  • 売上高は2年間で96億円→140億円通年影響

    2024年3月期96億円から2026年3月期予想140億円へ約46%増

  • 1年で91.5%上昇の成長期待継続影響

    株価は1年間で+91.54%と大きく上昇、成長期待が相場を牽引

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は5%前後で、原材料高で圧迫される可能性。

  • 需要の不安定性

    船舶エンジンは受注変動が大きく、需要サイクルの影響を受けやすい。

  • 競争激化

    新興国メーカーや既存大手との競合により価格競争が激化。

  • 予想PER26.2倍と割高評価決算発表後影響

    株価5890円・予想PER26.2倍、成長鈍化なら評価修正のリスク

  • 短期過熱で調整リスク不定影響

    1年で+91.54%上昇し、目先の利益確定売りが膨らみやすい

  • ROE4.8%と資本効率は低水準継続影響

    ROE4.8%に対しPBR1.22倍、資本効率改善が伴わないと上値限定

  • 営業利益6億円台の低水準通年影響

    2025年3月期営業利益6億円は絶対額が小さく、信頼性リスク

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を占う指標で、受注の減少は業績悪化の先行指標となる。
営業利益率
コスト増や価格競争の影響を反映するため、収益性の持続性を確認。
売上高成長率
需要サイクルの転換点を捉えるために重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり91で、前期から+30.0%いまの株価に対する利回りは1.48%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥91
1株あたり
配当利回り
1.48%
いまの株価に対して
配当性向
40.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3520.3
2018年3月5042.929.3
2019年3月45−10.025.8
2020年3月6033.328.6
2021年3月35−41.731.4
2022年3月4014.332.7
2023年3月5025.039.7
2024年3月6020.042.5
2025年3月7016.742.3
2026年3月9130.040.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥91

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ938人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.6%を占め、残る55.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.836.936.636.437.438.1
事業法人44.447.847.845.846.834.6
外国法人5.82.31.72.11.613.7
金融機関10.910.910.810.910.510.0
証券会社2.12.12.94.53.63.4
自己株式0.30.30.30.30.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)8.28
02阪神ディーゼル取引先持株会6.93
03株式会社オゾネ6.22
04株式会社三井住友銀行4.86
05株式会社アンダーウッド4.53
06木下和彦3.14
07株式会社ノザワ2.86
08玉越裕美子2.83
09京阪神興業株式会社2.77
10光通信KK投資事業有限責任組合2.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-30
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    17.03%
    +1.03pt
  • 2026-05-29
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    16.00%
    +1.02pt
  • 2026-05-21
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    14.98%
    +1.04pt
  • 2026-04-30
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    13.94%
    +1.00pt
  • 2026-04-15
    オールド・ピーク・グループ・リミテッド(Old Peak Group Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.94%
    +1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1214%、1株純資産は14期で+691%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月176092.99.717.4
2014年3月1013,1513.29.119.9
2015年3月1333,3604.18.818.8
2016年3月1803,4835.36.119.5
2017年3月1723,6464.87.020.3
2018年3月1713,7874.611.129.3
2019年3月1753,8744.611.525.8
2020年3月2103,9895.38.328.6
2021年3月1114,0742.816.231.4
2022年3月1224,1703.012.232.7
2023年3月1264,2823.010.639.7
2024年3月1414,4493.216.942.5
2025年3月1664,5613.714.042.3
2026年3月2274,8154.824.840.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木下和彦代表取締役 社長 社長執行役員65102,276
川元克幸代表取締役 専務執行役員 技術統括本部長6610,263
藤村欣則取締役 常務執行役員 営業統括本部長637,399
中川智取締役 常務執行役員 経営統括本部長676,299
小曽根佳生取締役6815,100
山本幸二取締役(監査等委員)7512,600
羽田由可取締役(監査等委員)(非常勤)57700
前田晴秀取締役(監査等委員)(非常勤)713,100
塩入みか取締役(監査等委員)(非常勤)71
横山功一取締役 常務執行役員 生産統括本部長626,766
辻岡幸司取締役 上席執行役員 技術統括本部長562,741
杉下裕志取締役(監査等委員)623,800
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
山本哲也取締役(監査等委員)(非常勤)65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)410113111529
社外取締役420205
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容283字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社が営んでいる主な事業内容は、船舶用ディーゼル機関等の製造販売、並びに当該製品に伴う部分品の販売・修理工事等であります。 なお、セグメント情報を記載していないため、「主機関」と「部分品・修理工事」の区分で記載しております。 (1)主機関…主要な製品は船舶用ディーゼル機関、可変ピッチプロペラ、サイドスラスタ、潤滑油・燃料油清浄装置、遠隔機関監視システム等であります。 (2)部分品・修理工事…主要な製品・サービスは部分品、修理工事、保守管理、機械加工等であります。 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,151字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります (1)経営方針 当社は、100年を超える経験と知識をもとにさらなる発展を求めて、事業分野の制約をはずし、根幹のモットーは継承しながら社会課題の解決を第一に認識し、その解決に尽力する結果として、お客様の満足度を向上させ、経済価値を高めることを基本の理念としております。この理念のもとに、GHGフリーの技術開発、CMR(鋳物・金属機械加工)事業の拡大、新規事業の研究開発等を力強く進めてまいります。そのスローガンは「鉄と工(たくみ)の創造力で掴むWIN-NOVATION(WIN+INNOVATION)」と設定しております。 (2)経営戦略等 昨年4月より、3ヵ年の中期経営計画「Go for it !  やってみなはれ ! !」をスタートさせております。本計画では、最終年度の目標として、売上高150億円、売上高営業利益率8%、ROE6%の達成を掲げておりましたが、直近の業績動向を踏まえ、売上高185億円、売上高営業利益率8%、ROE7.4%へ見直し、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでおります。 また、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、事業収益力の強化と資本効率の改善を重要な経営課題と位置づけております。こうした考えのもと、2025年から2030年までの5年間で総額40億円の投資計画方針を打ち出しており、成長分野への投資と収益基盤の強化を進めてまいります。あわせて、これらの取り組みや成果について、ステークホルダーに分かりやすく情報提供を行い、企業価値の向上に努めております。 このような方針のもと、外部環境の変化を適切に捉えながら、当社の強みを活かした事業活動を推進し、中長期的な成長と安定的な株主価値の向上に向けた取り組みを進めてまいります。 なお、経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、業績予想として公表しております、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益があります。公表数値の達成に向けた経営計画に基づき、各種重点課題の着実な推進を図っております。 (3)経営環境 当期におけるわが国経済は、企業業績・所得環境の改善に向けた動きが見られる一方で、世界経済については、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇や供給リスクに加え、為替市場の変動、金利上昇などの影響を受け、事業環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。 海運業界では外航海運を中心に、既に3~4年先まで受注が確定している案件も見られ、一定の安定感が維持されております。一方で、当社の主力市場である内航海運業界においては、引き続き船価の上昇が続いておりますが、運航コストや用船料の改善が徐々に進んでいることから、代替建造に向けた動きは着実に進展しております。また、造船業界では、人手不足の影響を背景に建造能力の拡大が難しい状況が続いております。そのため、多くの船主が自社船隊の更新を目的として早期の船舶発注に動いており、その結果、造船所によっては5~6年先まで建造予約が埋まる状況も見受けられます。なお、海外向けの案件については、タンカー船を中心に引き合いが継続しており、一定の需要が維持されております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①営業活動 国内および海外の海運市場では、鋼材価格の高止まりを背景に船価の上昇が継続しております。一方、造船能力の制約等から建造隻数の大幅な増加は見込みにくい状況にあります。このような中、老齢船の増加を背景に、多くの船主が代替建造に向けた船舶発注や建造予約を進めており、当社としては、引き合い案件一件一件に丁寧に取り組み、着実な受注獲得につなげてまいります。 国内市場においては、主機関販売を中心に、鋼材価格の上昇等に伴うコスト増加を踏まえた適正価格での販売に注力しております。船価上昇に伴い慎重姿勢が見られる局面もありますが、現状の資材価格水準を踏まえ、過去からの累積コストアップが適切に転嫁されるよう対応を進めております。また、GHG排出削減バージョンの低速4サイクル機関の販売拡大や、機関監視システムの機能向上などを通じて、製品の付加価値向上にも取り組んでおります。加えて、内航船分野における主機関のトップシェアを堅持するとともに、部品販売についても、お客様との関係強化を図りながら、きめ細かなサービス活動および部品営業の充実を進めてまいります。海外市場においては、主機関および周辺機器の販売に加え、周辺サポート(据え付け、運転、メンテナンス、機関モニタリング等)を含めた事業展開を行っております。国内内航船市場への依存リスクを低減するため、進出市場の拡大を進めており、東南アジア・東アジアを中心に、代理店およびサービス部門、営業部門が一体となった同行営業や提案活動を強化してまいります。拡大する中国市場の開拓に加え、ベトナムにおいても、当社独自の技術セミナーを開催するなど、技術力や製品理解の向上を通じた営業活動にも取り組んでおります。 ②生産活動 生産面においては、CMR事業について、エンジン事業に続く第2の事業の柱と位置付け、鋳造技術を駆使した各種鋳物製作サービス・当社独自の大物部品の精密加工技術を活用した加工サービス・お客様の要望のレトロフィットも含む設備修理サービスを基軸として事業を展開しております。あわせて、CMR案件のニーズを見極めながら専用製造ライン構築の検討も続けてまいります。また、新生産管理システムの稼働により、生産指示に関する業務のIT化を進め、生産現場と間接部門の連携強化を図ることで業務効率の改善に取り組んでおります。更なる事業拡大に向け、複合加工機の導入等による製品加工品目の拡充や、生産効率・事務効率の向上、工場環境の改善などに取り組み、生産基盤全体の強化を進めてまいります。喫緊の課題である資材価格の高騰に対応するため、サプライチェーンの拡大に注力するとともに、内製化が困難な部材については、これまで進めてきた海外調達も含めた購買施策を強化してまいります。 ③新製品の開発・販売 商品開発面においては、引き続き低速4サイクル機関の更なる高効率化に取り組み、最高水準の熱効率を目指した開発を進めております。国内の内航船向けにおいて初搭載となったメタノール燃料エンジンについては、顧客ニーズに応えるためデュアルフューエルエンジンとしての開発に着手し、商品ラインナップの充実を図ってまいります。また、GHG削減を目的としたアンモニアおよび水素燃焼技術の確立を目指し、低速4サイクルガスエンジンの気体燃焼技術の活用、コモンレール式燃料噴射技術の確立に注力してまいります。 加えて、お客様に安全・安心を提供する高度船舶安全管理システムおよび機関モニタリングシステム「HANASYS 5」は市場投入後の展開を進めており、発展形の「HANASYS 5EX」についてもハードウェアとソフトウェアの両面から機能強化を図っております。 新規事業への取り組みとしては、起業家精神を持った人材育成と連動させた社内ベンチャーの位置付けのもと、新事業・新商品の創出を目指す「F-WINGプロジェクト」を推進しております。本プロジェクトでは、鋳物関連分野における市場調査や実験販売に加え、AI技術の応用に向けた取り組みにも着手し、新事業の具現化に向けた検討を進めております。
事業等のリスク3,959字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社の経営成績及び財務状況に影響を与える可能性のあるリスクには、次のようなものがあります。なお、当社の事業に関する全てのリスクを網羅したものではありません。また、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 国内内航船業界偏重による主機関受注減少リスク 内航海運業界では、以前は稼働隻数5,200隻前後で推移しておりましたが、直近の稼働隻数は5,150隻程度でやや減少している状況です。1隻当たりの平均総トン数が10年前に比べ約3割増加し船が大型化する結果、従来の小型船の隻数が減少するとともに、船員の高齢化や若手船員の減少等による内航船員の慢性的な不足により、トータルとしての緩やかな隻数の減少傾向が継続しております。一方、内航船を建造できる造船所はおよそ30社で、そのすべての建造能力を合わせても建造可能隻数は年間100隻に満たないとされています。その市場に対して国内の舶用4サイクルエンジンメーカー5社が存在し受注競争が一層激化しております。このようななかで、当社は新しい技術に裏打ちされた付加価値によりお客様に満足を提供し、国内内航船業界のシェアの拡大を図るとともに、海外、特に東南アジアを中心としたマーケットの開拓に注力してまいります。 (2) 低速4サイクルディーゼルエンジン偏重による主機関受注減少リスク 当社の主力商品は、低速4サイクルディーゼルエンジンであり、その特長はロングストローク化と機関回転数を低くすることにより燃焼を確実に行うことができる結果としての、中速エンジンに比べた高い熱効率であります。複雑な減速機を介さずに推進効率の良い低回転で直接にプロペラと結合できること、機関回転数が低いため主要部品の耐久性に優れることが相まって高いシステム信頼性を有しており、その結果メンテナンスコストを含めた生涯コストが低くなっています。この特長が内航海運用途で評価され高いシェアを誇っております。しかし、この特長による中速機関への優位性が認められにくくなる、又は環境対応としてディーゼルエンジンそのものに対する風当たりが強くなり電気推進船、バッテリー推進船等の建造が増加すれば、受注減少のリスクがあります。まずは、その優位性を確保するため現有ディーゼルエンジンの継続的な性能改善を進めております。また、付加価値の向上として、高度船舶安全管理システムや機関モニタリングシステム「HANASYS 5」等ソフト面でのサポート機能の充実も図っております。加えて、既に市場投入されておりますメタノール燃料エンジンにつきましても完成しておりDF(デュアルフューエル)化を計画しており、今後のGHG削減に対して脱炭素を視野に入れ研究開発を進めてまいります。 (3) IMO規制(国際海事機関により採択された地球環境保全に対する規制)への未対応リスク 当社に関連のある規制としましては、NOx3次規制、SOx規制、EEDI規制及びEEXI規制(CO2規制)、船内騒音規制等があります。現時点で、将来直接的に対応が必要と考えられる規制はNOx3次規制であり、規制に適合できるエンジン又は技術が開発できない場合は当社の経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。対策のひとつとして規制に適合できるガスエンジンの開発をいたしました。また、後処理装置のひとつであるSCR搭載船向けの実績がございます。SOx規制は燃料油に、EEDI規制、EEXI規制及び船内騒音規制は船舶全般に関わる規制となりますので、それらに対する関係各社の対策技術が開発されない場合、新船建造に歯止めがかかり当社の主機関受注に大きな影響を及ぼす可能性があります。お客様のご要望に対する可能な限りの各種技術データの提供等にて、最大限の協力をさせていただいております。地球環境保全に対する積極的な貢献が当社の使命でもあり、ビジネスチャンスを掴み取る機会でもありますので、主機関を含めた推進システムの総合メーカーとして課題解決に向けて技術的可能性を追求してまいります。 (4) 資材価格の高騰に起因したコストアップを主機関の価格に転嫁が困難な場合のリスク 当社製品の製造において使用するいくつかの原材料・部分品については、コストダウンのため新規調達先の開拓や調達コストの低減に取り組んでおりますが、原料やエネルギーの高騰、円安等様々な要因により価格高騰が避けられない場合があります。その変動分を販売価格に反映することが困難な場合、当社の業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (5) 新卒人材採用の困難継続リスク 日本の少子高齢化に伴い新卒の人材採用が困難な状況になっており、当社においても採用計画の充足が困難となってきております。状況がさらに厳しくなり計画人数に満たない状況が継続すれば、技術やノウハウの社内伝承が進まず事業機会を失うことにより、当社の経営成績や財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。対策として、大学との個別コンタクトや積極的な会社説明会への参加、通年採用や経験者採用のオープン化、初任給のアッ プ、ラッピングバス広告、マイナビや自社ウェブサイトおよびSNSの活用(当社の魅力発信等)等を行っております。加えて、経験者人材の採用を進めるため、リファラル採用や転職サイトの有効活用をしております。 (6) SDGs対応に貢献できなかった場合のリスク SDGsへの貢献は、既に一般企業、一般社会人の果たすべき当然の義務という位置づけです。その義務を果たさなければ、ビジネス社会の責任ある一員と捉えてもらえない大きなリスクがあります。現中期経営計画においてもSDGsへの貢献を基軸に据え、中期目標にてSDGsに貢献できる具体的な目標を設定しております。これからも地球と人を大切にする企業活動に邁進してまいります。 (7) ロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスク ロシア向けの主機及び部品の販売につきましては、2022年3月の経済産業省の輸出貿易管理令の一部改正以降、一切の販売を取りやめております。元々ロシアへの主機販売の実績はなく、部品販売も少額であったため部品の売上高に対する影響は極めて軽微なものとなっております。ただし、エネルギーや原材料等の資源高騰のリスクがあり、金属材料や部品の二次的な高騰につながり利益を圧迫する可能性があります。いずれにせよリスク状況をよく見極め、可能な限りの対策を実施していく所存であります。 (8) 中東地域における戦争・紛争等の地政学的リスク 中東地域における戦争・紛争等の地政学的リスクの高まりは、国際情勢の不安定化を通じて、資源価格の変動やサプライチェーンの混乱を招く可能性があります。当社は、中東地域における戦争・紛争の影響を直接受ける地域との取引は行っておらず、当該リスクの直接的影響は限定的であると考えておりますが、同地域における情勢の変化は、資源価格や物流網を通じて、当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。また、中東地域は原油等の主要供給地域であることから、その情勢の変動は資源価格に大きな影響を与え、原材料仕入価格の高騰につながることも想定されます。当社では販売価格への転嫁を推進しておりますが、市場環境等により十分な転嫁が進まない場合には、収益性に影響が及ぶおそれがあります。さらに、供給ショックへの対応として、A重油や塗料・シンナー等の主要資材について複数の調達先の確保等により、サプライチェーンの安定化に取り組んでおります。しかしながら、供給制約が長期化または深刻化した場合には、必要な資材の確保が困難となる可能性があり、結果として当社の事業運営に影響が及ぶことも考えられます。 (9) ランサムウエア攻撃による損失リスク 当社基幹システムがランサムウエアによる攻撃を受けた場合、システム障害による操業停止に陥り、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。現在、侵入防止のため、社内のセキュリティを可視化して内部からの不正を監視するソフト、業務上閲覧することが不適切なウェブサイトを閲覧制限するソフト、インターネットと企業内LANの間に設置して外部からの不正アクセスを防ぐシステム・パソコンを様々なサイバー攻撃から守るソフトを導入していますが、実際に暗号化され、攻撃が発覚するまでの期間が長期化し、暗号化被害が拡大するリスクがあります。対策としてサイバーリスク保険の加入に加え、オフラインバックアップシステムを構築しております。 (10) 重要な会計上の見積りによるリスク 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されておりますが、財務諸表の作成にあたり、当事業年度末時点の状況を基に行った見積りと当該見積りに用いた仮定のうち、製品保証引当金及び受注損失引当金の見積りには一定の不確実性が含まれております。製品保証引当金については、不具合の予測発生台数及び過去の費用実績を基に見積っておりますが、本質的に将来の不具合発生の予測は不確実なため、見積費用が変動することがあります。受注損失引当金については、契約ごとの仕様及び販売基準価格表から算出した総費用等を基に見積っておりますが、契約仕様は顧客の要求に基づくものであり個別性が強く、また作業工程の遅れ等、当初予定していない事象により見積費用が変動する場合があります。これらの状況変化に伴い結果として、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 資産合計は、25,798百万円(前事業年度末比797百万円増)となりました。 流動資産の増加(同264百万円増)は、現金及び預金の減少(同833百万円減)があったものの、受取手形の増加(同125百万円増)、電子記録債権の増加(同154百万円増)、棚卸資産の増加(同653百万円増)が主な要因となっております。 固定資産の増加(同533百万円増)は、繰延税金資産の減少(同153百万円減)があったものの、投資有価証券の増加(同627百万円増)が主な要因となっております。 (負債) 負債合計は、10,165百万円(同38百万円減)となりました。 流動負債の減少(同104百万円減)は、未払法人税等の増加(同46百万円増)、契約負債の増加(同519百万円増)があったものの、買掛金の減少(同467百万円減)、電子記録債務の減少(同204百万円減)が主な要因となっております。 固定負債の増加(同66百万円増)は、退職給付引当金の増加(同64百万円増)が主な原因となっております。 (純資産) 純資産合計は、15,633百万円(同836百万円増)となりました。 株主資本の増加(同406百万円増)は、利益剰余金の増加(同395百万円増)が主な要因となっております。 評価・換算差額等の増加(同430百万円増)は、その他有価証券評価差額金の増加(同430百万円増)によるものであります。 ②経営成績の状況 当期の経営成績につきましては、受注高は主機関の受注が増加し、前期比34.2%増の19,021百万円となりました。売上高についても、主機関、部分品ともに増加したことから、前期比5.2%増の14,028百万円となりました。受注残高は前期比71.2%増の12,001百万円となりました。 損益面につきましては、待遇改善に伴う人件費および大型設備投資による償却負担増加により一部費用負担は増加したものの、主機関について、資材価格高騰によるコストアップ分の価格転嫁を進めたことや、各種経費の抑制に努めた結果、営業利益は824百万円(前期比34.7%増)、経常利益は954百万円(前期比39.8%増)、当期純利益は736百万円(前期比37.2%増)となりました。 事業区分別では、主機関の売上高は、主機関の大型化により8,435百万円(前期比5.7%増)となりました。部分品等の売上高は、舶用事業以外のCMR(鋳造・金属機械加工)は減少しましたが、海外向けの部分品・修理工事が増加したことから5,592百万円(前期比4.4%増)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ633百万円減少し、当期末は4,036百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、414百万円となりました。これは主に、棚卸資産の増加653百万円、仕入債務の減少690百万円があったものの、税引前当期純利益939百万円、減価償却費の計上577百万円、及び売上債権の減少234百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、682百万円となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出604百万円、保険積立金の積立による支出189百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、353百万円となりました。これは主に、配当金の支払額338百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社は舶用機関関連事業の単一セグメントでありますが、以下のとおり「主機関」と「部分品・修理工事」の区分で記載しております。 a.生産実績 当事業年度における生産実績は次のとおりであります。 区分   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 主機関(千円)   9,219,475   14.7 部分品・修理工事(千円)   5,727,113   6.5 合計(千円)   14,946,588   11.4 (注)金額は平均販売価格により示しております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績は次のとおりであります。 区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 主機関   13,428,200   52.3   12,001,540   71.2 部分品・修理工事   5,592,879   4.4   -   - 合計   19,021,079   34.2   12,001,540   71.2 c.販売実績 当事業年度における販売実績は次のとおりであります。 区分   当事業年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日)   前年同期比(%) 主機関(千円)   8,435,661   5.7 部分品・修理工事(千円)   5,592,879   4.4 合計(千円)   14,028,540   5.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、 第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績等は、「(1)経営成績等の状況の概要」及び以下のとおりであります。 当事業年度において、内航海運向けについては、出荷台数は横這いだったものの電子制御機関等の大型機関が増加した結果、売上高は増加しました。輸出については、大型機関が韓国中心に、台数、売上高とも増加しました。また、部分品売上についても、海外向けの大型復旧工事案件や価格改定前の駆け込み需要の増加により、好調な結果となりました。第2の柱と位置付けるCMR(鋳造・金属機械加工)については、主機関との混合生産が進展せず、売上高は前事業年度並みにとどまりました。利益面につきましては、待遇改善に伴う人件費および大型設備投資による償却負担増加により一部費用負担は増加したものの、主機関について、資材価格高騰によるコストアップ分の価格転嫁を進めたことや、各種経費の抑制に努めた結果、前事業年度より増益となりました。 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フロー及び内部留保を財源に経営を行っており、十分な流動性を有していると考えております。なお、当事業年度における借入実績はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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