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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

河西工業

KASAI KOGYO CO .,LTD.7256 · Standard · 輸送用機器

自動車内装部品専業メーカー。ドアトリムや天井材を世界の主要OEMに供給し、日系自動車メーカーのグローバル生産を支える。

概要

河西工業(コード7256)は、自動車内装部品の総合メーカーである。主力製品はドアトリムやルーフトリムなどの樹脂・繊維製品で、国内外の自動車メーカーに供給している。2026年3月期の連結売上高は1,962億円、営業利益66億円を見込み、過去数年の赤字から黒字転換を計画する。従業員数7,358人、本社は神奈川県寒川町。東京証券取引所プライム市場に上場(1964年上場、2007年市場第一部)。

ドアトリムとルーフトリムを主力とする内装部品

河西工業の主力製品は、自動車のドア内張り(ドアトリム)と天井材(ルーフトリム)である。加えて、ラゲッジトリムや防音部品など、車室内のトリムシステム全体をカバーする。これらの製品は樹脂や繊維を素材とし、軽量化と意匠性が求められる。同社は独立系部品メーカーとして、日産自動車や本田技研工業など複数のOEMに供給している。2026年3月期の連結売上高のうち、日本セグメントは517億円、北米1,088億円、欧州144億円、アジア213億円と、北米が最大市場である。

北米が売上の55%を占める地域別構成

2026年3月期のセグメント別売上高は、日本517億円(構成比26%)、北米1,088億円(55%)、欧州144億円(7%)、アジア213億円(11%)である。北米セグメントは売上規模が大きい一方、前期まで営業損失を計上しており、2026年3月期は4.75億円の損失と大幅に改善した。欧州セグメントはドイツ拠点撤退の影響で売上が前年比47.7%減の144億円となったが、セグメント利益は4.57億円と黒字を維持。日本とアジアは安定的に利益を計上している。同社は北米事業の構造改革を最重要課題と位置づけている。

日本、北米、欧州、アジアに広がる生産ネットワーク

河西工業グループは、当社と連結子会社14社、関連会社4社で構成される。日本では河西工業ジャパンが製造を担い、河西テクノが設計開発、河西サポートサービスがグループサービスを提供。北米ではKASAI NORTH AMERICAが米国とメキシコに拠点を持ち、日産、ホンダ、スバル、トヨタ、VW、GMなどに供給。欧州では英国のKASAI UK LTDが日産やジャガーランドローバー向けに生産。アジアでは中国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシアに子会社・関連会社を有し、現地OEMに納入している。このグローバルネットワークにより、顧客の海外生産に追随している。

業界の中での役割は自動車内装部品のティア1サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,962億円
営業利益
66億円
営業利益率
3.4%
純利益
41億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車OEM(日本)主力

日本国内では、子会社の河西工業ジャパンが当社から部品の支給を受けて製造し、そのほとんどを当社を通じて販売先OEMに納入している。主要顧客は国内自動車メーカーで、ドアトリムや天井材などの内装部品を供給している。

主な製品・サービス2
ドアトリム
自動車のドア内側に取り付けられる内装部品。意匠性と機能性を両立し、車内空間の質感を高める。
天井材(ルーフトリム)
自動車の室内天井に取り付けられる内装部品。遮音性や断熱性を備え、快適な車内環境に貢献する。

02自動車OEM(北米)主力

北米では、米国のKASAI NORTH AMERICA, INC.が自動車内装部品を製造し、日系や欧米系の自動車OEMに販売している。メキシコのKASAI MEXICANAも同様に、日系自動車メーカーを中心に供給している。

主要顧客Nissan North America, INC.、Honda Canada Inc.、Honda Manufacturing of Alabama, LLC、Honda Development and Manufacturing of America, LLC、Subaru of Indiana Automotive, Inc.、Toyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.、Toyota Motor Manufacturing, Mississippi, Inc.、Volkswagen Group of America Chattanooga Operations, LLC、General Motors Corporation、Nissan Mexicana, S.A. de C.V.

主な製品・サービス2
ドアトリム
北米市場向けに供給されるドア内装部品。現地生産により、顧客の需要に迅速に対応する。
天井材
北米市場向けのルーフトリム。高い品質とコスト競争力で、OEMの要求に応える。

03自動車OEM(欧州)準主力

欧州では、英国のKASAI UK LTDが自動車内装部品を製造し、日系や欧州系の自動車OEMに供給している。欧州の品質基準に対応した内装部品を提供している。

主要顧客Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd.、JAGUAR LAND ROVER AUTOMOTIVE PLC

主な製品・サービス2
ドアトリム
欧州市場向けのドア内装部品。厳しい品質・安全基準を満たし、高級感のある仕上がりが特徴。
天井材
欧州市場向けのルーフトリム。軽量でありながら、遮音性や意匠性に優れる。

04自動車OEM(アジア)準主力

アジアでは、中国、台湾、タイ、インドネシア、マレーシアに展開し、日系自動車メーカーを中心に内装部品を供給している。中国では現地合弁会社を通じて、東風汽車や日産、ホンダなどに供給している。

主要顧客東風汽車有限公司、日産(中国)投資有限公司、東風本田汽車有限公司、Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.

主な製品・サービス2
ドアトリム
アジア市場向けのドア内装部品。現地生産によりコスト競争力を確保し、成長市場の需要に応える。
天井材
アジア市場向けのルーフトリム。現地の気候や嗜好に合わせた設計で、快適性を提供する。

製品と技術

車内空間の基盤を支えるドアトリムとルーフトリム

河西工業の最も売上比率の高い製品はドアトリム(ドア内張り)とルーフトリム(天井材)である。これらは樹脂や繊維を素材とし、自動車メーカーの要求する軽量性、意匠性、機能性を満たす。ドアトリムはスイッチやスピーカー、アームレストなどの機能部品を一体化し、ルーフトリムはルーフコンソールや照明などを取り付けるベースとなる。同社はこれらの製品を一貫して内製しており、設計から金型製作、成形、組立までを自社で行う。

世界統一基準の生産技術と現地適応

河西工業は、世界8か国に生産拠点を持ち、各地域のOEM向けに製品を供給している。生産プロセスはグローバルに統一された基準で管理され、高い品質を保つ。また、現地のニーズに合わせた製品開発も行っており、例えば中国では東風汽車向けに、北米では日産やホンダ向けに、欧州ではジャガーランドローバー向けにそれぞれ適合した製品を開発している。技術センターでは新素材や軽量化技術の研究開発を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車内装部品、収益回復途上

河西工業は輸送用機器セクターに属し、主に自動車内装部品を手掛ける。同業他社にはトヨタ紡織やユニプレスなどがある。売上高は2024年3月期2,142億円と同業他社に比べ中規模だが、2025年3月期は営業赤字(営業利益率-0.14%)と収益が悪化。2026年3月期は売上高1,962億円に減少しながらも営業利益率3.36%と回復見込み。トヨタ紡織はトヨタグループで規模が大きく、収益基盤が安定している。ユニプレスはプレス部品で独自技術を持つ。河西工業はコスト構造改革や新車種受注により黒字化を目指しているとみられる。

強み

  • トヨタなど主要顧客との強固な関係を持ち、安定した受注基盤を確保。
  • 海外工場を有し、現地生産対応で競争力を維持。
  • 長年の経験による内装部品の設計・製造技術で品質面での信頼がある。
  • 赤字からの回復計画を実行中で、2026年3月期の営業黒字化を見込む。

課題

  • 営業赤字からの脱却途上で、コスト削減や収益改善が急務。
  • 2026年3月期は売上高が減少見込みで、需要回復が不透明。
  • トヨタ紡織など大手との競争に加え、新興国メーカーの台頭。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が河西工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16018阪神内燃機工業199億円27.1倍
27254ユニバンス196億円18.9倍
37299フジオーゼックス192億円8.8倍
47273イクヨ173億円6.2倍
57122近畿車輛167億円10.6倍
67256河西工業164億円17.1倍
77235東京ラヂエーター製造162億円7.3倍
87228デイトナ146億円7.9倍
96493NITTAN145億円6.5倍
107212エフテック140億円2.9倍
117247ミクニ128億円10.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

織物工場から自動車部品へ転換した創業期

1912年、東京都八王子市に織物工場として創業したのが始まりである。1933年に河西合名会社を設立し、1946年に河西工業株式会社へ組織変更。1949年には東京都墨田区に両国工場を開設し、ドア用木製品の製造を開始した。これにより自動車内装部品メーカーとしての第一歩を踏み出し、当初は木製ドア部品が主力であった。この転換が後の企業像を決定づけた。

国内生産体制の拡充と1964年の上場

1956年に品川工場、1961年に追浜工場を開設。1964年には神奈川県寒川町に寒川本社工場を開設し、同年7月に東京証券取引所市場第二部に上場した。1965年に本店を東京都中央区に移転。1973年には足利工場、1976年には九州工場を開設し、国内生産基盤を強化した。この時期に寒川町に本社機能が集約され、以降の成長の基盤が築かれた。

海外展開の開始:北米・欧州進出

1986年、米国テネシー州にM-TEK INC.(現KASAI NORTH AMERICA)を設立し、北米生産を開始。同年、英国レイデル社と合弁でR-TEK Ltd.(現KASAI UK LTD)を設立し欧州に進出した。1993年には同社が英国ワシントン工場を買収。また台湾の穎西工業への資本参加などアジアへの展開も始まり、日産やホンダの海外生産に対応するグローバルサプライヤーへと成長した。

中国・アジアへの拡大と国内再編

2004年に中国広州の内装部品メーカーに資本参加し中国市場に本格参入。2007年にはタイにKASAI TECK SEEを設立、2008年には三和工業と合弁でエスケイ工業を設立した。一方で1996年に追浜工場、1999年に足利工場を閉鎖し国内拠点を集約。2009年にはケーピーケィと三国製作所が合併し群馬河西となるなど、国内再編を進めた。これによりグローバルと国内のバランスを再構築した。

世界金融危機後の経営と赤字の継続

2010年に九州河西を設立。売上高は2016年3月期の2,380億円をピークに減少傾向となり、2020年3月期に最終赤字20億円を計上。その後、新型コロナや原材料高騰の影響で赤字が続き、2022年3月期には最終赤字195億円に拡大した。2024年3月期も16億円の赤字、2025年3月期は営業損失3億円、最終損失92億円と依然厳しい状況が続いた。同社はこの間、収益基盤の脆弱さに直面した。

再建への道:中期経営計画と黒字転換

2025年4月、河西工業は2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」を策定。北米事業の構造改革、キャッシュフロー創出、グローバル組織構築を3本柱とする。2026年3月期の実績は売上高1,962億円、営業利益66億円、純利益41億円と黒字転換を達成した。総資産1,453億円、純資産268億円と財務体質も改善し、再建への第一歩を踏み出した。

年表42件を開く

1910年代

  • 1912年1月創業東京都八王子市に織物工場を設立。

1930年代

  • 1933年1月創業河西合名会社を設立。

1940年代

  • 1946年10月河西合名会社を河西工業株式会社に組織変更。
  • 1949年8月東京都墨田区に両国工場開設、ドア用木製品製造開始。

1950年代

  • 1956年8月東京都品川区に品川工場開設、両国工場から移転。

1960年代

  • 1961年12月神奈川県横須賀市に追浜工場開設。
  • 1964年7月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年7月神奈川県高座郡寒川町に寒川本社工場開設、品川工場より移転。
  • 1965年3月本店を東京都品川区から東京都中央区に移転。

1970年代

  • 1973年4月栃木県足利市に足利工場開設。
  • 1976年12月大分県宇佐市に九州工場開設。

1980年代

  • 1983年8月寒川本社内に技術センター完成。
  • 1986年3月三重県津市に三重河西㈱を設立。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 1986年10月米国テネシー州にM-TEK INC.を設立。(現・連結子会社:KASAI NORTH AMERICA, INC.)
  • 1986年12月㈱エーピーエムを設立。(現・連結子会社:河西サポートサービス㈱)

1990年代

  • 1990年11月埼玉県大里郡寄居町に寄居工場開設。
  • 1991年10月英国マーサにレイデル社(現・ビステオン社)と合弁でR-TEK Ltd.(現・連結子会社:KASAI UK LTD)を設立。(2021年7月 マーサ工場閉鎖)
  • 1991年10月台湾穎隆車材股份有限公司(現・穎西工業股份有限公司)へ資本参加。
  • 1993年7月M&AR-TEK Ltd.(現・連結子会社:KASAI UK LTD)が英国レイデル社(現・ビステオン社)ワシントン工場を買収。
  • 1995年3月㈱三国製作所へ資本参加。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 1996年8月追浜工場を閉鎖。
  • 1997年5月メキシコ グァナファト州に KASAI MEXICANA S.A. DE C.V.を設立。(現・連結子会社)
  • 1998年11月㈱ワイエスエム(現・ユニプレスモールド㈱)へ資本参加。
  • 1999年2月江東プラスチック工業㈱(㈱ケーピーケィ)へ資本参加。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 1999年6月本店を東京都中央区から神奈川県高座郡寒川町に移転。
  • 1999年9月足利工場を閉鎖。
  • 1999年11月米国オハイオ州にM-TEK INC.(現・KASAI NORTH AMERICA, INC.)を開設。

2000年代

  • 2001年11月創業米国ミシシッピー州にM-TEK Mississippi,Inc.(現・KASAI NORTH AMERICA, INC.)を設立。
  • 2004年6月中国広州河西汽車内飾件有限公司(旧広州裕信汽車内飾件㈲)へ資本参加。(現・連結子会社)
  • 2005年4月静岡県富士宮市に河西テック㈱を設立。
  • 2005年6月岩手県北上市に岩手河西㈱を設立。
  • 2005年12月米国アラバマ州にM-TEK INC.(現・KASAI NORTH AMERICA, INC.)を開設。
  • 2007年3月上場株式を東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2007年3月タイ アユタヤ県にKASAI TECK SEE CO.,LTD.を設立。(現・連結子会社)
  • 2007年5月神奈川県高座郡寒川町に河西テクノ㈱を設立。(現・連結子会社)
  • 2007年7月滋賀県東近江市に三重河西㈱滋賀工場を開設。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 2008年3月群馬県太田市に三和工業㈱と合弁でエスケイ工業㈱を設立。
  • 2008年4月中国広州市に三和工業㈱と合弁で広州艾司克汽車内飾有限公司を設立。(2024年2月 清算結了)
  • 2009年4月M&A㈱ケーピーケィと㈱三国製作所が合併し、群馬河西㈱に社名を変更。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 2009年7月インドネシアのPT Oriental Manufacturing Indonesiaに資本参加。(現・連結子会社:PT KASAI TECK SEE INDONESIA)

2010年代

  • 2010年1月河西工業㈱九州事業部を新設分割し、九州河西㈱を設立。(現・河西工業ジャパン㈱)
  • 2010年9月中国安徽省に蕪湖奇端科技㈲と合弁で蕪湖河西汽車内飾件有限公司を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2027年度まで4~5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    北米事業構造改革による収益改善

    北米事業を中心に事業構造改革を推進し、製品ポートフォリオやコスト構造の見直しにより収益性を改善し、外部環境に左右されにくい持続的な成長体制を確立する。

  2. 02

    CCC改善によるフリーキャッシュフロー創出

    キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善を通じてフリー・キャッシュ・フローを創出し、財務基盤を強化する。

  3. 03

    グローバル組織・プロセスの構築

    世界各国の拠点を統括管理するグローバル組織とプロセスを構築し、経営基盤の安定化とガバナンス強化を図る。

  4. 04

    新規事業創出とイノベーション投資

    将来の成長に向けて新規事業を創出し、イノベーション開発投資へのシフトを推進する。

  5. 05

    内部管理体制の強化と再発防止

    過去の決算訂正等の原因となった内部統制の不備に対し、再発防止策を継続的に実行・改善し、コーポレートガバナンスを強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,358人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は662万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は13.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月8,714
2018年3月8,818
2019年3月61739.212.99,173
2020年3月60839.513.49,310
2021年3月54038.310.28,981
2022年3月54038.410.48,581
2023年3月59639.811.87,865
2024年3月59841.212.88,147
2025年3月64742.413.78,030−4
2026年3月66242.813.67,35890

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 4 / 海外 13、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
マンチェスター・アッパーサンダスキー・プラットビル・タラデガ・マディソン 工場 — 米国109億円
北米
本社工場 — メキシコ7,329百万円
本社 — 神奈川県高座郡5,183百万円
日本
本社工場 — 中国2,398百万円
アジア
苅田工場 — 福岡県苅田町1,843百万円
ワシントン工場 — 英国1,710百万円
欧州
アユタヤ・ピントン工場 — タイ1,497百万円
宇佐工場 — 大分県 宇佐市1,406百万円
本社工場 — インドネシア1,190百万円
寄居工場 — 埼玉県寄居町1,058百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    河西工業ジャパン㈱(注)1
    神奈川県高座郡寒川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    河西サポートサービス㈱
    神奈川県高座郡寒川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    河西テクノ㈱
    神奈川県高座郡寒川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KASAI NORTH AMERICA, INC. (注)1、4
    米国 テネシー州 マーフリーズボロ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KASAI MEXICANA S.A. DE C.V. (注)1、2、4
    メキシコ グァナファト州 レオン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KASAI UK LTD (注)1
    英国 タイン&ウェア郡 ワシントン町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KASAI INDIA(CHENNAI) PRIVATE LTD. (注)1
    インド タミル・ナードゥ州チェンナイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    広州河西汽車内飾件㈲(注)1
    中国 広東省広州市 · 連結子会社
    議決権65.9%
  • 海外
    開封河西汽車飾件㈲(注)1、2
    中国 河南省開封市 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    東風河西(大連)汽車飾件系統㈲(注)1
    中国 遼寧省大連市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    東風河西(武漢)頂飾系統㈲(注)2
    中国 湖北省武漢市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    KASAI TECK SEE CO.,LTD. (注)1
    タイ アユタヤ県 · 連結子会社
    議決権75.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • PT KASAI TECK SEE INDONESIA (注)1、2インドネシア 西ジャワ州 カラワン県62%
  • エスケイ工業㈱群馬県太田市49%
  • 東風河西(襄陽)汽車飾件系統㈲中国 湖北省襄陽市35%
  • 穎西工業(股)中華民国 台湾省桃園県中歴市33%
  • KASAI TECK SEE (MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア セランゴール州 シャー・アラム市38%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,962億円営業利益66億円前期と比べると減収で、売上が-10.3%。

売上高
-10.3%
1,962億円
営業利益
66億円
純利益
41億円
営業利益率
3.4%
前期比 +3.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,000億円1,962億円
営業利益80億円66億円
純利益40億円41億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は553億円、営業利益は41億円。前年の2026年1Qと比べると、売上は+15.0%、営業利益は+1950.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年3Q558203.6−4
2024年4Q584−23
2025年2Q1,095−9−0.8−45
2025年3Q520−18−3.54
2025年4Q573244.2−51
2026年1Q48120.4−5
2026年2Q450−1−0.2−7
2026年3Q498255.021
2026年4Q533407.532
2027年1Q553417.431

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,463億円から1,962億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,4634014
2014年3月1,7959659
2015年3月2,14911866
2016年3月2,38016185
2017年3月2,22515690
2018年3月2,24014477
2019年3月2,27311145
2020年3月2,04649−20
2021年3月1,528−116−173
2022年3月1,464−114−195
2023年3月1,754−139−139
2024年3月2,14217−16
2025年3月2,188−3−13−0.1−92
2026年3月1,96266573.441

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,962億円のうち、営業利益として残るのは66億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は41億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.5%1,678億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.1%218億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%66億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.7pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+22.1pt
27.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが96億円、投資CFが−78億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は236億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月96−13030−3426
2014年3月107−96−381111
2015年3月199−126−247374
2016年3月265−124−56141154
2017年3月201−110−8991143
2018年3月170−128−842180
2019年3月133−13162178
2020年3月69−12088−51212
2021年3月−42−75103−117195
2022年3月21−3662−15260
2023年3月−1927238307
2024年3月−59−1074219
2025年3月9−5273−43267
2026年3月96−78−4918236

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,453億円。このうち返さなくてよい自己資本が268億円で、自己資本比率は11.5%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月86526659927.0
2014年3月1,05737268530.3
2015年3月1,28349478933.1
2016年3月1,33555178435.7
2017年3月1,36761075739.2
2018年3月1,40769771043.4
2019年3月1,43370273143.0
2020年3月1,50765085737.2
2021年3月1,45347298126.4
2022年3月1,4153111,10415.3
2023年3月1,4851991,2866.8
2024年3月1,4272021,2257.1
2025年3月1,4482291,2198.6
2026年3月1,4532681,18511.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
267億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-30億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,185億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
35
/ 100
安定性自己資本比率8 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE82社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率82社中55位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.8%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
11.5%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.3%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥414で、1年前と比べて+283.3%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥414-1.4%1ヶ月-2.4%1年+283.3%時価総額164億円
過去52週の値幅
安値¥75高値¥530

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.1倍
PER (会社予想)18.2倍
PBR0.78倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近では8月14日に出来高428万株を伴い株価が急伸、その後も8月18日まで上昇し一時468円まで買われました。ただし前日比-5.98%と反落し、8月19日は440円で取引を終えています。週足では25日線429円を上回っており、中期の上昇基調は継続中です。一方で52週高値530円からは-17%の水準にあり、高値圏での利益確定売りが散見されます。年初来の上昇率は+296%と大きく、ボラティリティの高さには注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 17.2倍は業界平均16.2倍をやや上回るが、ROE 27.8%と高収益のため許容範囲。PBR 0.97倍は1倍を下回り割安感があるが、直近赤字で配当0%と株主還元が不透明。業績回復期待がある一方、不確実性が高く、現状はほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.1倍16.3倍
PER (予想)18.2倍
PBR0.78倍1.12倍
ROE27.8%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績回復の軌道が焦点。2025年3月期は営業赤字・最終赤字継続だったが、2026年3月期は黒字転換予想。強気派は減損一巡とコスト削減効果でV字回復を期待。弱気派は自動車生産の不透明感や原材料高、競合激化で回復は遅れるとみる。ROE改善とPBR1倍超えが市場の評価基準。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換で収益改善

    2026年3月期営業利益率3.36%と黒字計画

  • コスト削減効果

    固定費削減や生産効率化が進む

  • 自動車需要底堅い

    グローバル生産台数は緩やか回復

  • 営業損益黒字転換で利益拡大2026年3月期影響

    営業利益66億円(前期比+69億円)の大幅改善

  • 自動車生産回復による受注増2026年下期影響

    主要顧客の生産台数回復で売上上振れ、営業利益さらに増加

  • PBR0.97倍の割安修正継続影響

    収益改善でPBR1倍超えが期待され、株価上昇余地

  • リストラ効果の本格化2026年下期影響

    過去の構造改革費用一巡で固定費低下、利益率改善

マイナスに働く材料7
  • 継続赤字リスク

    前期までの赤字で財務体力低下

  • 原材料・エネルギー高

    樹脂・繊維原料のコスト上昇

  • 競争激化

    新興国メーカーや代替素材との競合

  • 売上高減少トレンド2026年3月期影響

    売上高1962億円は前期比10%減、需要減退が利益を圧迫

  • 原材料費・エネルギーコスト上昇継続影響

    鋼材・樹脂価格高騰で原単位悪化、営業利益率低下

  • 配当未実施で株主選好劣後継続影響

    無配継続で配当目的投資家の買い不在

  • 特定顧客への依存リスク不定影響

    主要顧客の生産調整で受注急減、売上高大幅下方修正

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字転換の達成度と収益力の指標
受注残高
将来の生産動向を先取り
為替感応度
海外生産比率が高く為替変動が収益に影響

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から25.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
35.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3237.6
2018年3月346.337.4
2019年3月365.935.9
2020年3月27−25.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,548人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.7%を占め、残る61.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.636.746.950.154.945.3
事業法人25.824.923.321.521.123.2
金融機関30.430.122.518.916.015.5
証券会社3.82.61.62.83.611.3
外国法人7.35.65.76.54.04.4
自己株式1.71.71.71.71.51.5
外国人個人0.00.00.10.20.40.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日産自動車株式会社14.75
02長瀬産業株式会社13.68
03株式会社りそな銀行4.62
04株式会社証券ジャパン4.02
05株式会社イクヨ3.85
06河西工業取引先持株会3.80
07横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.23
08大和証券株式会社2.74
09株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.33
10損害保険ジャパン株式会社2.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-16
    株式会社イクヨ
    新規の大量保有報告
    11.61%
    +2.07pt
  • 2026-05-01
    株式会社イクヨ
    変更報告
    6.77%
    +6.77pt
  • 2026-04-27
    株式会社イクヨ
    新規の大量保有報告
    6.77%
    +6.77pt
  • 2026-04-27
    株式会社イクヨ
    新規の大量保有報告
    9.54%
    +2.77pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−32%、1株純資産は14期で−57%。直近期のROEは27.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月366146.312.318.5
2014年3月15785121.34.225.8
2015年3月1741,11917.75.6
2016年3月2251,25119.05.2127.3
2017年3月2361,39917.86.137.6
2018年3月2001,58213.56.937.4
2019年3月1171,5927.47.035.9
2020年3月−521,447−3.4
2021年3月−447993−36.6
2022年3月−503559−64.8
2023年3月−359260−87.8
2024年3月−40263−15.4
2025年3月−228162−81.1
2026年3月2426627.82.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古川幸二代表取締役社長 社長役員 全般 内部監査部 新規事業創造室 情報取扱責任者64
稲津茂樹取締役 副社長役員 開発本部管掌 生産技術本部管掌 生産SCM本部管掌 生産工順最適化推進室 北米地域統括58
小川耕一取締役 専務役員 企画本部本部長 兼)経理財務グループ担当58
野地彦旬取締役67
松岡大治取締役56
武田泰浩取締役(常勤監査等委員)641,000
城戸和弘取締役(監査等委員)68
古川裕二取締役(監査等委員)64
杉野翔子81

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3757525
社外取締役427277
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,820字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当連結会計年度末現在、当社、子会社14社、関連会社4社で構成され、自動車内装部品の製造販売を主な事業内容としております。 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであり、セグメントと同一の区分であります。 (日本) 日本においては、子会社である河西工業ジャパン㈱は当社からの部品等の支給を受けて製造しており、そのほとんどを当社を通して販売先OEMに納入しております。エスケイ工業㈱は自動車用天井素材の製造を行う関連会社であります。河西テクノ㈱は自動車内装部品設計開発子会社であり、河西サポートサービス㈱はグループ各社のための保険代理業や業務請負等を行っております。 (北米) 北米においては、米国のKASAI NORTH AMERICA, INC.は自動車内装部品を製造し、Nissan North America, INC.、Honda Canada Inc.、Honda Manufacturing of Alabama, LLC、Honda Development and Manufacturing of America, LLC、Subaru of Indiana Automotive, Inc.、Toyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.、Toyota Motor Manufacturing, Mississippi, Inc.、Volkswagen Group of America Chattanooga Operations, LLC、General Motors Corporation等向けに販売しております。メキシコのKASAI MEXICANA S.A. DE C.V.は、Nissan Mexicana,S.A. de C.V.、Cooperation Manufacturing Plant Aguascalientes、Honda de Mexico S.A. de C.V.、Mazda de Mexico Vehicle Operation S.A. de C.V.、Toyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.、Toyota Motor Manufacturing, Mississippi, Inc.等向けに製造販売しております。 (欧州) 欧州においては、英国のKASAI UK LTDは、Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd.、JAGUAR LAND ROVER AUTOMOTIVE PLC向けに製造販売しております。 (アジア) アジアにおいては、中国の広州河西汽車内飾件㈲は、東風汽車有限公司、日産(中国)投資有限公司等向けに製造販売しております。開封河西汽車飾件㈲は、同国において自動車内装部品の製造を行っております。また、東風河西(大連)汽車飾件系統㈲は、東風汽車有限公司東風日産乗用車公司等向けに製造販売しております。東風河西(武漢)頂飾系統㈲は、東風本田汽車有限公司向けに製造販売しております。東風河西(襄陽)汽車飾件系統㈲は、東風日産襄陽工場向けに製造販売している当社の関連会社であります。台湾の穎西工業股份㈲は、台湾裕隆汽車製造股份㈲等向けに製造販売している当社の関連会社であります。タイのKASAI TECK SEE CO.,LTD.は、当社及びHonda Automobile (Thailand) Co.,Ltd.及びNissan Motor (Thailand) Co.,Ltd.等向けに製造販売をしております。インドネシアのPT KASAI TECK SEE INDONESIAは、PT. Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia、PT. Honda Prospect Motor等向けに製造販売しております。マレーシアのKASAI TECK SEE (MALAYSIA) SDN. BHD.は、自動車内装部品の製造を行う当社の関連会社であります。 事業系統図は次のとおりであります。 (注) 1 ◎ は連結子会社、○ は持分法適用関連会社を示しております。 2 連結の範囲に含めております特別目的会社1社は、上記の表に含めておりません。
経営方針・対処すべき課題3,426字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、次の社訓、経営理念、経営方針及び行動指針を経営の基本方針として掲げ、企業活動を行っております。 <社訓> 1.社会の信用を "Gain Trust from Society" 2.企業の繁栄を "Seek Prosperity for Company" 3.相互の幸福を "Share Happiness with Everybody" <経営理念> 当社グループは、誠意と新しい技術の創造によって、価値ある商品、サービスをグローバルに提供し、顧客・株主・従業員をはじめ、全ての関わる人々の幸福を実現します。 当社グループは、過去数年間で毀損した経営基盤を再構築するため、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」を策定し、2025年4月28日に公表しました。 <目指す姿> 当社グループは、不透明な事業環境の中、「Kasai Turnaround Aspiration」にて以下の三領域を柱に、主要経営課題(収益・財務・ガバナンス)の解決に取り組むことにより、経営再建を果たし、成長軌道へのスタートラインに立つことを目指します。 1. 北米事業構造改革を中心とした収益改善により2027年度営業利益4~5% 2. キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善によるフリー・キャッシュ・フロー創出 3. グローバル組織、グローバルプロセスの構築 また、当社の持続的な成長に向けて、新規事業創出とイノベーション開発投資へのシフト及び人的資本経営を推進します。当社グループは、この「Kasai Turnaround Aspiration」に基づく諸施策を順次実行に移しており、経営の再建と将来の成長に向けた基盤の確立を通じて、企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 当社グループを取り巻く経営環境 <企業構造> 当社グループは、自動車分野を事業領域と位置づけ、研究開発・生産技術開発・営業活動を担っている当社を中心に、世界各国において製造・販売を行う各事業会社で構成されております。各事業会社は、それぞれの国において、販売先OEMへの納入体制を確立し、自律した形で事業運営を行っております。 <事業を行う市場の状況> 当社グループの事業領域である自動車業界では、企業間の競争が世界規模でますます激しくなっております。原材料費やエネルギー価格および人件費の上昇が継続しており、収益環境は引き続き厳しい状況にあります。さらに、中東情勢の緊迫化を含む地政学リスクの高まりや米国の関税政策等を含む通商環境の変化により、グローバルサプライチェーンに不確実性が増しております。また、電動化へのシフトは中長期的には技術革新とともに普及していく大きな流れは変わらないと考えられる一方で、市場環境や各社戦略により、投入時期・車種構成の見直し等の動きも見られます。 このような経営環境の中、当社グループは経営再建を目指して、事業構造改革の取組みを継続して推進しております。 <主要製品・サービスの内容> 当社の主力事業は、ドアトリム・ルーフトリムをはじめとする自動車内装トリムシステム部品の企画・開発・生産であります。当社は独立系部品メーカーとして、全自動車メーカー(販売先OEM)に対しビジネスの門戸を拡げ、高級ブランド車から軽自動車、商用車に至る幅広い販売先OEMニーズにお応えするために、企画・開発・設計・実験、そして生産に至る一貫した体制で高品質、低コストの製品づくりを追求しております。 <顧客基盤> 主要販売先OEMは、日本の自動車メーカーであります。自動車メーカー各社の海外現地生産に追従し、当社は1986年(昭和61年)の北米を皮切りに、積極的な海外展開を進めてまいりました。近年、飛躍的な成長を遂げている中国やアジア諸国においてもすでに供給体制を構築しており、全世界にネットワークを確立しております。製品の現地開発・生産を進めるとともに、非進出国における現地部品メーカーとの技術援助契約の締結、そしてこれらを統括管理するワールドワイドな経営の確立にも努め、グローバルな競争力強化を図っております。 <競争優位性> 当社は内外装トリムシステムサプライヤーとして、キャビントリム・ラゲッジトリム・防音部品など取扱製品の性能向上に取り組むとともに、「快適な移動空間の創造」をありたい姿としてイノベーション開発ロードマップを策定し、未来を先取りする付加価値の高い製品づくりに取り組んでおります。当社は世界各地に生産拠点があり、それぞれの地域や販売先OEMに対応するための開発機能を持っております。製品設計から制作までを一貫して行う開発体制と、お客様にご満足いただける製品を提供するためのグローバルに統一・強化された生産体制で、自動車内外装部品の新しい価値を創造する製品を提供してまいります。 <販売網> 当社グループは高い技術力とともに、最高の品質と価格競争力をもった製品をグローバルに供給するために、国内はもとより、世界8か国に所在する子会社等を通じて販売網を確立しております。 (3) 会社の対処すべき課題 <収益基盤強化と構造改革の推進> 当社グループは、過去数年間で毀損した経営基盤を再構築するため、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」を策定し、収益性の改善及び事業構造改革に取り組んでおります。当連結会計年度においては、これらの施策の着実な実行により、収益性は改善し黒字化に至ったものの、依然として収益水準は十分とは言えず、事業環境の変動に対する耐性を含め、持続的な収益基盤の確立が課題であります。 このような認識のもと、当社グループは、北米事業の構造改革を中心とした収益改善、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの改善によるフリー・キャッシュ・フローの創出、ならびにグローバル組織及びグローバルプロセスの構築を重点施策として推進しております。これらの取組みを通じて、事業ポートフォリオ及びコスト構造の見直しを進めるとともに、経営基盤の安定化と収益力の一層の向上を図り、外部環境の変化に左右されにくい持続的な成長体制の確立に努めてまいります。 次期見通し(連結業績予想) 売上高   200,000   百万円 営業利益    8,000   百万円 経常利益   6,000   百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   4,000   百万円 (注) 為替レートは、1米ドル=150円を前提としております。上記の業績予想は、本有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。 <内部管理体制の強化> 当社は、過年度決算及び四半期決算の訂正に伴い、財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備が複数年にわたり発生しております。特に、連結子会社における会計処理の誤りや業務プロセスの不備、ガバナンス体制の脆弱さ等が判明し、これらが前事業年度における決算訂正及び有価証券報告書等の提出遅延の主因となったと考えております。 これらの課題に対し、再発防止に向けた抜本的な改善策を策定し、2025年11月11日に東京証券取引所へ改善報告書を提出いたしました。策定した再発防止策を実行し、コーポレートガバナンスの強化、内部管理体制の整備等、再発防止策の実施に真摯に取り組みました。また、当該取組について、2026年5月15日付「東京証券取引所への改善状況報告書の提出に関するお知らせ」において、改善措置の実施状況及び運用状況を公表しております。 引き続き、実施してきた再発防止の取組を今後も全社一丸となって継続的に実行・改善し、内部統制の強化に努めてまいります。そして、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に励み、当社グループすべてのステークホルダーの皆さまからの更なる信頼回復に努めてまいる所存です。
事業等のリスク8,655字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況等 当社グループの連結売上高は、今日までの積極的な海外展開と得意先の海外生産のシフトにより、その海外売上比率は73.6%と高い水準にあります。したがって、当社グループの自動車関連製品の需要は、進出先の国及び地域の経済状況の影響を受けます。特に北米地域の売上高は 55.5%と連結売上高に占める割合が高く、同地域の自動車市場の景気動向と需要変動、米国における通商政策の動向が、当社グループの経営成績等に大きく影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、北米地域のほか、欧州、アジア地域を含めた、バランスの取れた経営体制を目指してまいります。 (2) グローバル展開 当社グループは、前述のとおり海外売上比率は73.6%と高い水準にあります。そのため、海外生産拠点に予期しない政治・経済の不安定化、法令又は税制の変更、テロ、ならびに近時の中東地域情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ情勢等の地政学的リスク、その他の要因による社会的混乱等により事業の遂行に問題が生じる可能性があり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 特定の取引先への依存 当社グループの現在の主要販売先OEMは、日産自動車㈱グループと本田技研工業㈱グループであり、当連結会計年度における連結売上高に占める割合は74.2%となっております。当社グループは、両社の自動車販売動向が、当社グループの経営成績等に大きく影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、両グループとの取引関係を維持発展させつつ、販売先OEMの多様化を推進し、安定した事業運営を目指してまいります。 (4) 為替レートの変動 当社グループの連結売上高に占める海外売上高比率は、当連結会計年度で73.6%(前連結会計年度76.1%)となっており、為替相場の影響を受けやすい状況になっております。当社グループの想定を超えた為替レートの変動が生じた場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 当社グループの想定を超えた為替レートの変動に備え、各地域において現地通貨による取引・決済等を進めてまいります。 (5) 製品の欠陥・品質 当社グループは、予期せぬ製品の欠陥や品質面の不備が発生した場合、その欠陥や不備の内容によっては多額のコストが発生したり、当社グループの評価が低下したりすることにより、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格(IATF16949)を国内・海外拠点において取得し、グローバルで品質保証体制の強化に努めております。このシステムを継続的に実践し、製品品質の安定と向上を図るために、マネジメントシステムの定期的な監査と経営層による診断を実施しております。 (6) 原材料等の供給不足・供給価格の高騰 当社グループの事業にとっては、十分な品質の原材料、部品、サービス等を調達することが不可欠であります。しかし、供給業者での不慮の事故、震災などにより供給が中断した場合や不安定となった場合、当社グループの事業が悪影響を受ける可能性があります。また、当社グループと供給業者は、契約によりその供給価格を決定しておりますが、原油価格上昇等により原材料・部品価格が高騰する可能性があり、この場合には当社グループの経営成績等が影響を受ける可能性があります。 当社グループにおきましては、不測の事態に備え、複数の供給網を構築し、原材料等の供給不足への対策を講じております。 また、近時の中東地域情勢の緊迫化等を含む地政学的要因により、原材料やエネルギー価格の変動、ならびに一部原材料の供給の不安定化が生じる可能性があります。当社グループでは複数の調達先の確保等により影響の極小化に努めておりますが、これらの動向によっては、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害等 当社グループの生産拠点において、大規模な地震、台風による水害、昨今の気候変動による洪水・大寒波などの自然災害、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミック等は、経済活動に大きな影響を及ぼしております。これら異常事態が発生した場合、一時的な操業停止や減産対応、サプライチェーンへの影響による製品部材等の調達遅延や価格高騰、経済活動の停滞による製品やサービスの受注・売上の減少など、当社グループの経営成績等に大きく影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報セキュリティ 当社グループは、製品の開発、生産、販売など、事業活動において情報技術やネットワーク、システムを利用しております。これらの情報技術やネットワーク、システムには安全な対策が施されておりますが、サイバーテロ、不正アクセス、コンピューターウイルスへの感染等により、情報システム障害による業務の停止、重要なデータの喪失、機密情報や個人情報の漏洩などが発生する可能性があります。この結果、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、一般的なセキュリティ対策とされる外部からの不正アクセスを防ぐファイヤーウォールの設置、リアルタイムでのウイルスチェックによる検疫、サーバーやネットワーク回線の冗長化に加えクラウドサービスの利用促進、サイバー攻撃を考慮したバックアップシステムの確立、生産系とOA系のネットワークの論理的分離の対策により不測の事態による業務停止リスク軽減など取引先への影響極小化に向けた各種の対策を講じております。 また、当社グループの海外子会社において、これまでにサイバー攻撃を受けた事例があり、情報システム障害等が発生した場合には、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、当該事象を踏まえ、情報セキュリティ対策の強化及び再発防止に向けた取組みを継続しております。 (9) 価格競争 当社グループの製品は、価格的、品質的、技術的に十分競争力を有していると考えておりますが、新たな競合先の台頭や、既存競合先による市場シェア拡大を目的とした低販売価格に対して、販売を維持、拡大し、収益性を保つことができなくなる可能性があります。この場合には、当社グループの経営成績等が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、ユーザー及び販売先OEM各社のニーズに積極的に応える新製品・新工法を提供するため、強力に研究開発を進め、競争力確保に努めてまいります。 (10) 有利子負債依存度、支払利息の増加並びに財務制限条項への抵触 当社グループは、設備投資、システム投資及び研究開発投資等のための資金調達を主に金融機関からの借入金に依存しており、当連結会計年度末現在における有利子負債依存度(有利子負債額/総資産額比率)は51.1%であります。適切な設備投資計画の策定や資産の効率化を図ることで、これ以上有利子負債依存度を高めないように取り組んでおります。しかしながら、現時点における有利子負債依存度は相当程度高く、今後有利子負債依存度がさらに増加した場合には、期待した金利・時期・金額での資金調達に影響を及ぼす可能性があります。 また、市場金利の上昇から、今後借入金利の上昇等により支払利息が増加した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループの借入契約には財務制限条項が付されております。これに抵触した場合、貸付人の請求があれば本契約上の期限の利益を失うため、ただちに当社の財務状況、キャッシュ・フロー、事業継続性等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 第91期2022年3月期   第92期2023年3月期   第93期2024年3月期   第94期2025年3月期   第95期2026年3月期 総資産額 (百万円)   141,461   148,500   142,738   144,831   145,329 有利子負債額 (百万円)   71,124   79,835   74,179   77,126   74,233 有利子負債依存度 (%)   50.3   53.8   52.0   53.3   51.1 売上高 (百万円)   146,375   175,430   214,239   218,801   196,189 支払利息 (百万円)   582   1,185   1,912   2,049   2,160 支払利息/売上高 (%)   0.4   0.7   0.9   0.9   1.1 (11) 希薄化及び流動性に関するリスク 当社は、2024年11月1日付で、第三者割当の方法により日産自動車株式会社(以下「日産自動車」といいます。)に対してA種優先株式を5,827,274株発行しました(以下「本第三者割当増資」といいます。)。A種優先株式には、発行後原則として1年経過後に行使可能な普通株式を対価とする取得請求権が付されており、A種優先株式の累積未払配当金相当額及び日割未払優先配当金額がいずれも存在しない前提でA種優先株式全てについて当初取得価額をもって当社普通株式に転換された場合、2026年3月31日現在の当社発行済株式総数に係る議決権の数を分母とする希薄化率は261.00%となります。したがって、A種優先株式の当社普通株式への転換に伴い、当社普通株式の1株当たりの株式価値及び持分割合が希薄化する可能性があり、また、A種優先株式の累積未払配当金相当額及び日割未払優先配当金額の増加に伴い希薄化規模は増加し、当社株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、全てのA種優先株式が一括して当社普通株式に転換された場合には、株式会社東京証券取引所がスタンダード市場の上場維持基準として定める流通株式比率25%以上の水準に抵触する可能性があります。また、この場合には、当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (12) 大株主との関係に関するリスク A種優先株式には当社普通株式と同等の議決権が付されており、2026年3月31日現在の総議決権数に占める割合は13.05%となります。また、A種優先株式には普通株式を対価とする取得請求権が付されており、全てのA種優先株式が一括して普通株式に転換された場合には、当社の議決権の3分の2を超える議決権を有する支配株主となります。さらに、日産自動車との投資契約においては、当社の重要事項について日産自動車の事前の承諾を要することとされており、当社の意思決定に対し影響力を持つことになります。 また、日産自動車は、A種優先株式発行後2028年3月31日までは、原則としてA種優先株式(A種優先株式の取得請求権の行使により当社普通株式を取得した場合には、当該普通株式)を譲渡することができませんが、かかる譲渡制限期間経過後、日産自動車が当社株式の一部又は全部を売却する可能性があり、市場で売却した場合には、売却の規模等によっては、当社株式の需給関係及び市場価格に影響を与える可能性があります。 さらに、本第三者割当増資の実施を条件として、日産自動車から2名の取締役が派遣されております。当社は、日産自動車との人的関係を維持する方針ではありますが、何らかの要因により日産自動車の方針等の変更が生じ、人的関係が見直された場合には、当社の経営・事業戦略に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 金銭を対価とする取得請求権に関するリスク 当種優先株式においては年率7.0%の優先配当条項(複利、累積型)が定められており、当該配当が行われなかった場合には翌期に複利で累積することとなります。また、A種優先株式には、2028年4月1日以降行使可能な金銭を対価とする取得請求権が付されており、その対価の金額はA種優先株式の払込金額相当額並びにA種累積未払配当金相当額及びA種日割未払優先配当金額の合計額となります。したがって、A種優先株主が金銭を対価とする取得請求権を行使した場合、一括して上記の金銭の支払いを行う必要があり、当社グループの財政状態及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (14) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において営業赤字となったことによる債権者間協定書の財務制限条項への抵触、及び2025年3月期有価証券報告書の提出が法定期限内に行えなかったことによる債権者間協定書における確約条項に抵触したことから、取引金融機関に対して抵触に伴う期限の利益喪失に関する請求の権利放棄を依頼しておりました。しかしながら、取引金融機関からの権利放棄に関する具体的な時期等については未確定であったこと等から「継続企業の前提に関する注記」を記載しておりました。 当社グループは、2025年4月に計画を公表し、2026年2月に目標値を公表いたしました中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」に基づき、経営再建に向けて主要経営課題に対して真摯に向き合い、課題解決に向けて取り組んでまいりました。その結果、販売先OEMからの支援をはじめとした価格是正等による売上高の増加や、継続して営業損失を計上している北米セグメントについて適切なコストコントロールを実施した結果、赤字幅が縮小したこと等により、当連結会計年度において営業利益の黒字化を達成することができました。 また、2025年12月開催のバンクミーティングにて期限の利益喪失に関する請求の権利放棄を依頼し、取引金融機関と協議を開始いたしました。協議において、業績の見通しのほか、当社が2025年11月11日付「東京証券取引所への改善報告書の提出に関するお知らせ」で公表した改善措置に取り組み、再発防止のため内部統制の強化、業務プロセスの再構築等を進めていることについて説明を重ね、2026年3月31日付で、期限の利益喪失を請求する権利放棄について全取引金融機関より同意を得たことで、確約条項及び財務制限条項への抵触が解消されました。 以上の状況を踏まえ、当連結会計年度において営業利益の黒字化を達成したものの、①自己資本が低水準に留まり、財務体質の改善・強化が必要であること、②北米事業が継続的な取組により改善しているものの未だ途上であること、③当連結会計年度の業績には販売先OEMによる支援も含まれていることから、現時点では依然として継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。 これに対して、当社グループでは当該事象又は状況を改善、解消すべく、当連結会計年度も引き続き、全社を挙げて以下の取組を実行しております。 (1) グループの収益力向上 ① 取引先との価格・数量等各種条件の見直し、材料の市況変動による高騰や労務費高騰の販売価格への転嫁、生産現場における生産ロスの圧縮、人員体制の最適化等による人件費抑制の継続などの経営改革を断行し、グループ収益力の向上に引き続き取り組んでまいります。 ② 販売先OEMとの販価等の見直し協議は、着実に合意形成が図られており、グループ収益力の向上に取り組んでおります。 ③ 特に課題である北米拠点においては、上記取組に加えて、主要販売先OEMのご協力による生産現場改善及び間接部門における早期退職の実施、並びに事務のメキシコへの集約によるコストダウンなどの経営改革を着実に実行しております。 ④ 米国関税の影響に関しては、販売先OEM等との協議を通じて、利益圧迫を最小限にすべく取り組んでおります。 ⑤ 米国とイランの軍事衝突を巡る中東地域情勢の緊迫化により、中東地域における政治・経済情勢の不確実性がもたらす影響については、原材料の調達先の分散及び代替材料の検討を進めるとともに、供給状況及び価格動向について関係部門横断で継続的なモニタリングを通じて、影響の極小化を図っております。 (2) 財務体質の改善・強化と安定した経営基盤の構築 ① 当社グループは抜本的な構造改革施策の実施を目的として、2024年11月1日、日産自動車株式会社からの第三者割当増資による総額60億円の資金調達をしております。 ② 2024年11月1日に、古川幸二が当社の代表取締役社長 社長役員に、稲津茂樹が当社の取締役 副社長役員に新たに就任し、2025年4月に公表した中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」の骨子(方策と取組の概要)を策定の上、経営再建に取り組んでおります。 ③ 2026年2月には中期経営計画の経営目標値を公表しており、当該計画における当連結会計年度の経営目標値である営業利益40億円を達成しました。引き続き計画達成に向け施策の実行及び適切な進捗モニタリングを通じて、優先課題である北米事業の赤字縮小に加え、グローバルで経営基盤の強化に取り組んでおります。 (3) 安定的な資金繰りの確保 ① 2024年10月23日付で、全取引金融機関との間で、債権者間協定書を締結し、債権者間協定書において定められた新たな弁済条件に基づく金銭消費貸借契約書を併せて締結し、最終返済期限が2028年3月31日に変更されております。また、2024年11月1日、株式会社りそな銀行との間の劣後特約付準金銭消費貸借契約書に基づく、デットデットスワップの効力が生じており、当社の資金繰りの安定化に寄与しております。 ② 当社は、2025年3月期有価証券報告書の提出が法定期限内に行えなかったことにより、各取引金融機関と締結しております債権者間協定書における確約条項に抵触していることに加え、前連結会計年度において営業赤字となったことにより債権者間協定書の財務制限条項に抵触しておりましたが、2026年3月31日付で抵触状況は解消しており、業績見通し及び改善状況報告書への取組についての説明を通じて、引き続き金融機関からの支援が受けられる見込みです。 ③ 当社は、2025年11月11日付「東京証券取引所への改善報告書の提出に関するお知らせ」で公表した改善措置に取り組み、再発防止のため内部統制の強化、業務プロセスの再構築等を進めてまいりました。決算訂正及び有価証券報告書提出遅延の原因となった事象の解消及び再発防止策の取組について、日本取引所自主規制法人に報告等を実施し、2026年5月15日に改善状況報告書を提出いたしました。 ④ 2026年3月31日現在、コミットメントライン契約極度85億円に対し使用額は12億円、未使用額は73億円となっています。当社グループの事業運営上、適切な資金枠を確保できており、投資案件の厳選及び抑制等を図るとともに、営業利益の黒字化などグループ収益力の向上により、事業及び運転資金を安定的に確保しております。 以上のとおり、当連結会計年度において営業利益の黒字化を達成し、債権者間協定書における確約条項及び財務制限条項への抵触が解消しました。また、2027年3月期においても計画の達成可能性は相応にあると考えております。このため、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象は存在するものの、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められなくなったものと判断し、当連結会計年度において、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消いたしました。 (15) 内部統制に関するリスク 当社は、過年度決算及び四半期決算の訂正に伴い、財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備が複数年にわたり発生したことを重く受け止めております。特に、連結子会社における会計処理の誤りや業務プロセスの不備、ガバナンス体制の脆弱さ等が判明し、これらが決算訂正及び有価証券報告書等の提出遅延の主因となりました。これらの課題に対し、当社は2025年11月11日付「東京証券取引所への改善報告書の提出に関するお知らせ」で公表した改善措置に取り組み、再発防止のため内部統制の強化、業務プロセスの再構築等を進めてまいりました。決算訂正及び有価証券報告書提出遅延の原因となった事象の解消及び再発防止策の取組みについて、日本取引所自主規制法人に報告等を実施し、2026年5月15日に改善状況報告書を提出いたしました。ただし、これらの再発防止策の継続的な実行及び内部管理体制等の強化が適切になされない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態、レピュテーション並びに金融機関、株主、取引先等との関係等に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,656字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 世界経済につきましては、一部に持ち直しの動きが見られるものの、米国における通商政策の動向に加え、中東地域情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因する地政学的リスクの高まり等により、エネルギー価格や国際物流への影響を含め、先行きの不確実性が依然として高い状況が続いております。 我が国の経済においても、物価上昇の影響が個人消費に及んでおり、内需回復の動きは緩やかなものにとどまっております。このような環境のもと、当社グループが属する自動車業界では、中国市場を中心とした電気自動車(BEV)へのシフトの進展に加え、国際情勢や通商政策を巡る不確実性等を背景として、事業環境は引き続き厳しい状況が続くものと認識しております。 このような経営環境下において、当社グループは、中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」に基づく施策を着実に実行するとともに、不採算拠点からの撤退、固定費削減、価格是正の進展等、事業構造改革を継続的に推進してまいりました。 a.財政状態 総資産は1,453億29百万円と前連結会計年度末に比べ、4億97百万円の増加(+0.3%)となりました。 負債は1,185億35百万円と前連結会計年度末に比べ、33億86百万円の減少(△2.8%)となりました。 純資産は267億93百万円と前連結会計年度末に比べ、38億84百万円の増加(+17.0%)となりました。 b.経営成績 売上高は1,961億89百万円と前連結会計年度に比べ226億11百万円(△10.3%)の減収となりました。営業利益は65億76百万円(前連結会計年度は2億89百万円の営業損失)、経常利益は57億2百万円(前連結会計年度は12億88百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は40億52百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失91億82百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (日本) 売上高は516億97百万円と前連結会計年度に比べ5億9百万円(△1.0%)の減収となり、セグメント利益は46億59百万円と前連結会計年度に比べ94百万円の減益となりました。 (北米) 売上高は1,088億23百万円と前連結会計年度に比べ80億64百万円(△6.9%)の減収となり、セグメント損失は4億75百万円と前連結会計年度に比べ58億49百万円の大幅な改善となりました。 (欧州) 売上高は144億17百万円と前連結会計年度に比べ131億31百万円(△47.7%)の減収となり、セグメント利益は4億57百万円と前連結会計年度に比べ7億52百万円の増益となりました。 (アジア) 売上高は212億51百万円と前連結会計年度に比べ9億4百万円(△4.1%)の減収となり、セグメント利益は18億8百万円と前連結会計年度に比べ3億10百万円の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、235億59百万円(前連結会計年度末比31億71百万円の減少)となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益47億94百万円の計上に加え、主として減価償却費62億26百万円等による資金の増加があり、一方で、仕入債務の減少27億4百万円等により、96億11百万円の収入(前連結会計年度は9億11百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出58億95百万円、定期預金の預入による支出26億33百万円等により、78億23百万円の支出(前連結会計年度は51億70百万円の支出)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少25億2百万円、長期借入金の返済による支出10億3百万円、リース債務による返済の支出8億78百万円等により、49億21百万円の支出(前連結会計年度は73億2百万円の収入)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高 (百万円)   前年同期比 (%) 日本   51,602   △1.2 北米   108,790   △6.9 欧州   13,926   △49.4 アジア   21,211   △4.3 合計   195,530   △10.6 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 金額は、販売価格によるものであります。 3 当連結会計年度において、欧州セグメントの生産高に著しい変動がありました。 これはドイツ拠点における事業撤退の影響によるものであります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 日本   51,611   △0.3   3,981   +10.1 北米   109,627   △7.0   9,192   △2.6 欧州   13,696   △51.6   931   △60.9 アジア   20,484   △4.9   1,152   △11.9 合計   195,420   △11.0   15,258   △8.9 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 当連結会計年度において、欧州セグメントの受注高及び受注残高に著しい変動がありました。 これはドイツ拠点における事業撤退の影響によるものであります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 (百万円)   前年同期比 (%) 日本   51,697   △1.0 北米   108,823   △6.9 欧州   14,417   △47.7 アジア   21,251   △4.1 合計   196,189   △10.3 (注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 当連結会計年度において、欧州セグメントの販売高に著しい変動がありました。 これはドイツ拠点における事業撤退によるものであります。 3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高 (百万円)   割合 (%)   販売高 (百万円)   割合 (%) 日産自動車株式会社   111,331   50.9   103,147   52.6 本田技研工業株式会社   45,456   20.8   42,530   21.7 4 上記の日産自動車株式会社の販売高には、同社の関係会社( 日産車体株式会社、Nissan North America, Inc.、Nissan Mexicana, S.A. De C. V.、Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd.、東風汽車有限公司、Nissan Motor (Thailand) Co., Ltd.、鄭州日産汽車有限公司、日産(中国)投資有限公司、東風汽車有限公司東風日産乗用車公司、NISSAN TRADING CHINA CO.,LTD.、NISSAN TRADING (THAILAND) CO.,LTD.、PT. Nissan Motor Indonesia、Nissan Motor Asia Pacific Co., Ltd.の13社)の販売高を含めております。 5 上記の本田技研工業株式会社の販売高には、同社の関係会社(株式会社本田技術研究所、Honda Development and Manufacturing of America, LLC、Honda Manufacturing of Alabama, LLC、Honda Manufacturing of Indiana, LLC、Honda Canada Inc.、Honda de Mexico S.A. de C.V.、広汽本田汽車有限公司、東風本田汽車有限公司、本田技研科技(中国)有限公司、Honda Automobile (Thailand) Co.,Ltd.、Honda Trading Asia Co., Ltd.、P.T. Honda Prospect Motorの12社)の販売高を含めております。 (2) 経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態の分析 (資産の部) 総資産は1,453億29百万円と前連結会計年度末に比べ、4億97百万円の増加(+0.3%)となりました。この主な要因は、現金及び預金が12億27百万円減少、受取手形及び売掛金が13億52百万円減少した一方で、退職給付に係る資産等の投資その他の資産が26億68百万円増加したことによるものであります。 (負債の部) 負債は1,185億35百万円と前連結会計年度末に比べ、33億86百万円の減少(△2.8%)となりました。この主な要因は、賞与引当金が5億81百万円増加、その他流動負債が25億90百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が23億48百万円減少、電子記録債務が12億87百万円減少、長期借入金が21億13百万円減少したことによるものであります。 (純資産の部) 純資産は267億93百万円と前連結会計年度末に比べ、38億84百万円の増加(+17.0%)となりました。この主な要因は、利益剰余金が40億52百万円増加したことによるものであります。 (b)経営成績の分析 (前連結会計年度と当連結会計年度の増減分析) 当連結会計年度の売上高は、主要販売先OEMの生産台数の減少及び事業撤退の影響等により、1,961億89百万円と前連結会計年度に比べ226億11百万円(△10.3%)の減収となりましたが、収益構造の改善が進展したことにより、営業利益は65億76百万円(前連結会計年度は営業損失2億89百万円)と黒字転換し、経常利益は57億2百万円(前連結会計年度は経常損失12億88百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は、40億52百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失91億82百万円)となりました。 (計画値と実績値の増減分析) 売上高は主要販売先OEMの生産台数等の減少などにより予想値に比べ1.9%減となりました。北米地域における収益性改善の進展及び、日本地域における固定費削減の原価低減効果等により、営業利益は予想値より約25億円増加しました。経常利益も予想値より約32億円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益も約30億円の増加となり、親会社株主に帰属する当期純利益は約40億円となりました。 2026年3月期 (計画)   2026年3月期 (実績)   2026年3月期 (計画比) 売上高   200,000百万円   196,189百万円   3,811百万円減 (△1.9%減) 営業利益   4,000百万円   6,576百万円   2,576百万円増  (64.4%増) 経常利益   2,500百万円   5,702百万円   3,202百万円増 (128.1%増) 親会社株主に帰属する 当期純利益   1,000百万円   4,052百万円   3,052百万円増 (305.2%増) (注)  計画値は、2026年2月16日付け「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表した数値であります。 (c)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (d)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1) 会社の経営の基本方針」に記載のとおりであります。 (e)セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (日本) 物価上昇の影響により、内需の中心である個人消費の低迷が続いたことから、売上高は516億97百万円と前連結会計年度比5億9百万円の減収(△1.0%)となりました。一方で、構造改革に伴う一時的な費用の影響等により、セグメント利益は46億59百万円と前連結会計年度比94百万円の減益(△2.0%)となりましたが、構造改革費用を含む一時的な損益影響を除いた通常の事業活動で継続的に創出される基礎的な収益力は概ね堅調に推移しました。 (北米) 販売先OEMの生産台数の減少や為替の影響により、売上高は1,088億23百万円と前連結会計年度比80億64百万円の減収(△6.9%)となりましたが、生産効率改善、固定費削減、価格是正の進展等、再建施策の着実な実行により、セグメント損失は4億75百万円(前連結会計年度はセグメント損失63億25百万円)と大幅に改善しました。 (欧州) ドイツ拠点における事業撤退の影響により、売上高は144億17百万円と前連結会計年度比131億31百万円の減収(△47.7%)となりました。一方で不採算拠点の事業撤退効果によりセグメント利益は4億57百万円(前連結会計年度はセグメント損失2億94百万円)となりました。 (アジア) 中国地域では新車効果の寄与があったものの前期比では減収となり、加えて、アセアン地域においても販売先OEMの販売不振の影響を受けたことから、売上高は212億51百万円と前連結会計年度比9億4百万円の減収(△4.1%)となりましたが、不採算拠点の会社清算による連結除外効果等により、セグメント利益は18億8百万円と前連結会計年度比3億10百万円の増益(+20.7%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (a)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b)当社グループの資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要は、材料費、経費、労務費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規車種の生産準備に係わる金型、生産設備、新工場の増新設及び設備の更新等の投資資金であります。 当社グループは事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本としており、これら資金需要については、営業活動によるキャッシュ・フローを主とし、必要に応じて金融機関からの借入等により資金を充当しております。また、国内連結子会社にCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入、海外連結子会社についても当社がグループ資金を一元管理することで資金の効率化を図っております。さらに、当社は適時に資金繰り計画を作成・更新し、手元流動性を検証することなどにより流動性のリスクを管理しております。 当社は、2024年11月1日、当社グループの安定的な事業運営の継続、自己資本の充実による財務体質の改善・強化及び経営再建を確実とするための抜本的な構造改革施策の実施に必要な資金を確保することを目的として、日産自動車株式会社より、総額60億円の本第三者割当増資を実行いただきました。また、2024年11月1日、株式会社りそな銀行はデットデットスワップ(以下、「本DDS」といいます。)を実行しました。このように、急速な外部環境の変化に対応するため手元流動性を高め、緊急時の資金対応に備えております。 (c)資金配分について 当社グループ全体として得られた資金は、設備投資、元資金に振り分けております。設備投資については、経営戦略を踏まえた投資意義や投資資金の回収可能性を検討の上、投資の可否を判断しております。また、手元資金については、適切な事業環境に応じて一定の水準に抑えることでグループ全体の資金効率を高めていくよう努めております。 なお、翌連結会計年度の設備投資予定額につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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