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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

今仙電機製作所

Imasen Electric Industrial Co.,Ltd.7266 · Standard · 輸送用機器

自動車シート機構と電装製品のグローバルサプライヤー。電子製品や福祉機器も展開。

概要

今仙電機製作所は1939年に名古屋市で創業した自動車部品メーカーである。シート機構、電装製品、電子製品の製造販売を中核とし、連結売上高約871億円(2026年3月期)、従業員2,596人。本社は愛知県犬山市。北米(米国・メキシコ)やアジア(中国・タイ・フィリピン・インド・インドネシア)に生産子会社を持つ。2020年にはテイ・エス テックと資本業務提携し、マツダとの合弁会社も設立している。

シート機構・電装・電子の3事業体制

当社グループの事業はシート機構製品、電装製品、電子製品の三つに大別される。シート機構製品はリクライニングアジャスタ(1965年生産開始)、スライドアジャスタ(1966年)、パワーシートアジャスタ(1985年)など。電装製品は自動車用ランプ(1954年)、リレー(1955年)から始まり、現在も供給する。電子製品はインバータなど次世代製品が中心で、マツダとの合弁会社Mazda Imasen Electric Driveが技術開発を担う。このほか、航空機用ワイヤーハーネス(東洋航空電子)、工作機械用ワイヤーハーネス(岐阜東航電)、福祉機器(今仙技術研究所)、画像・映像処理装置(シーマイクロ)を手がける。

日本・北米・アジアの3極体制で収益を稼ぐ

2026年3月期の連結売上高871億円のうち、日本が384億円(構成比44%)、北米が250億円(29%)、アジアが236億円(27%)を占める。日本は本社と国内工場(犬山、可児、岡山、春里、八百津など)を擁し、海外拠点からの開発費回収も利益に貢献。北米ではテネシー工場からオハイオ工場への生産移管や工場売却を完了し、構造改革を進めた。アジアでは中国(広州、武漢)とタイ、フィリピン、インド、インドネシアに拠点を持ち、インドでは生産能力拡大と現地ローカル向け拡販を継続する。テイ・エス テックとの協働によるグローバル拡販も推進中である。

14の子会社と2の関連会社で構成されるグループ

当社グループは当社、連結子会社14社、持分法適用関連会社2社で構成される。主な連結子会社として、東洋航空電子(1967年設立、航空機ワイヤーハーネス)、今仙技術研究所(1982年設立、福祉機器)、シーマイクロ(2011年取得、画像処理)がある。海外では1968年設立の台湾・今仙電機股份有限公司、1996年設立のイマセン フィリピン、1997年設立の米国・イマセン ビュサイラス、2001年の広州今仙電機、2003年のタイ法人、2007年のインド法人、2011年の武漢今仙電機、2012年のメキシコ法人、2014年のインドネシア法人を擁する。非連結子会社であったナイトは2026年3月に解散・清算手続き中である。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(シート機構・電装、電子)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
871億円
営業利益
20億円
営業利益率
2.3%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本385億円44.2%6億円1.6%
北米250億円28.7%5億円2.0%
アジア237億円27.2%10億円4.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

シート機構・電装製品、電子製品を自動車メーカー向けに製造販売。国内外に生産拠点を展開。

主要顧客マツダ

主な製品・サービス3
シート機構製品
シートのスライド、リクライニングなどの機構部品。
電装製品
スイッチ、センサーなど自動車の電装部品。
電子製品
電子制御ユニットなど。

02福祉機器副次

無動力歩行支援機、電動車いす、義手・義足などの福祉機器を製造販売。

主な製品・サービス3
無動力歩行支援機
モーターを使わずに歩行を支援する機器。
電動車いす
電動で移動する車いす。
義手・義足
手や足を失った人のための補装具。

03航空機副次

航空機用ワイヤーハーネスを製造販売。

主な製品・サービス1
航空機用ワイヤーハーネス
航空機に使用される電線束。

04工作機械副次

工作機械用ワイヤーハーネスを製造販売。

主な製品・サービス1
工作機械用ワイヤーハーネス
工作機械に使用される電線束。

05情報機器その他

画像・映像処理装置を製造販売。

主な製品・サービス1
画像・映像処理装置
画像や映像を処理するための装置。

製品と技術

シート機構製品:リクライニングアジャスタからパワーシートまで

当社の主力製品群の一つが自動車用シート機構である。1965年にリクライニングアジャスタ、1966年にスライドアジャスタの生産を開始し、1985年には電動式のパワーシートアジャスタを投入した。現在では手動・電動の両タイプをそろえ、日本、北米、アジアの各拠点で生産・販売している。これらの製品は乗用車のシート調整機構として不可欠であり、完成車メーカーの仕様に応じて多様なバリエーションを供給する。

電装製品と電子製品:ランプ・リレーからインバータへ

電装分野では1954年に自動車用ランプ、1955年にリレーの生産で始まり、長年にわたり自動車の電装部品を供給してきた。電子分野では近年、次世代インバータ製品を中心に高付加価値製品への投資を継続している。マツダとの合弁会社Mazda Imasen Electric Driveは電子製品の技術開発と生産技術開発を担当し、将来の成長ドライバーとして位置づけられている。また、広州今仙電機や武漢今仙電機も電子製品の製造・販売に関与している。

その他事業:ワイヤーハーネス・福祉機器・画像処理

自動車部品以外にも多角化している。東洋航空電子は航空機用ワイヤーハーネスを、岐阜東航電は工作機械用ワイヤーハーネスを製造する。今仙技術研究所は電動車いすや義手・義足に加え、無動力歩行支援機「WPW」を開発・製造している。シーマイクロは画像・映像処理装置を手がける。これらの事業は売上高に占める割合は小さいが、グループ全体の技術基盤を支える役割を果たしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が今仙電機製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16584三櫻工業285億円18.0倍
27018内海造船271億円8.9倍
37318セレンディップ・ホールディングス260億円6.0倍
47317松屋アールアンドディ236億円15.2倍
57266今仙電機製作所229億円8.7倍
67294ヨロズ229億円10.3倍
76018阪神内燃機工業199億円27.1倍
87254ユニバンス196億円18.9倍
97299フジオーゼックス192億円8.8倍
107273イクヨ173億円6.2倍
117122近畿車輛167億円10.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

電気機械器具メーカーとして設立された1939年

1939年2月、愛知県名古屋市東区において、電気機械器具及び諸機械の製造販売を目的として株式会社今仙電機製作所を設立した。創業当初の主力は電気機械器具であったが、戦後間もない1947年には犬山工場を建設し、生産基盤を整えた。この時期はまだ自動車部品ではなく、汎用電気機械のメーカーとして出発した。

自動車部品への参入:ランプ・リレー・ウインドレギュレータ

1954年6月に自動車用ランプの生産を開始、続いて1955年3月には自動車用リレー、1958年6月には自動車用ウインドレギュレータの生産を始めた。さらに1960年11月に水島工場を建設、1965年11月にはリクライニングアジャスタ、1966年11月にはスライドアジャスタと、シート機構製品へ参入した。この時期に自動車部品メーカーとしての事業基盤を固めた。

子会社設立と工場拡張による生産体制の拡充

1962年9月に今仙工業(後のナイトビーム)を設立、同年11月には水島工場を分離独立させ水島電装(後のナイト電装)とした。1963年12月に名古屋工場、1967年6月に東洋航空電子、1968年9月に台湾・今仙電機、1970年6月にナイト(後のナイト精機)、1971年8月に広島工場を建設。子会社群と工網の拡大により、自動車部品の生産能力を高めた。

本社移転と吸収合併による事業再編

1979年2月に本社を愛知県犬山市に移転。1982年1月にナイト精機を吸収合併し可児工場とし、1993年10月にはナイト電装を吸収合併し岡山工場とした。また1982年4月に今仙技術研究所を設立し、福祉機器事業を開始。1985年11月には自動車用パワーシートアジャスタの生産を始め、シート機構の電動化に対応した。1995年4月には八百津工場を建設している。

海外展開の加速と株式上場

1996年7月にフィリピン法人、1997年4月に米国法人を設立。1996年12月に株式を店頭登録し、2001年9月に名古屋証券取引所市場第二部に上場、2002年9月に第一部指定、2003年2月に東京証券取引所市場第一部に上場した。2001年12月に広州今仙電機、2003年1月にタイ法人を設立し、中国・東南アジアでの生産拠点を拡大。2004年4月にはナイトビームを吸収合併し春里工場とした。

構造改革と新たな協業:2020年

2007年にインド法人、2011年に武漢今仙電機を設立。2011年11月にシーマイクロの株式を取得し電子事業を強化。2012年にメキシコ法人、2014年にインドネシア法人を設立し、グローバル展開をさらに進めた。2020年11月、テイ・エス テックと資本業務提携を結び、マツダとの合弁会社Mazda Imasen Electric Driveを設立。同時に東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行し、構造改革と事業成長を両立するフェーズに入っている。

年表44件を開く

1930年代

  • 1939年2月創業電気機械器具及び諸機械の製造販売を目的として、愛知県名古屋市東区に株式会社今仙電機製作所を設立

1940年代

  • 1947年2月犬山工場建設

1950年代

  • 1954年6月自動車用ランプの生産開始
  • 1955年3月自動車用リレーの生産開始
  • 1958年6月自動車用ウインドレギュレータの生産開始

1960年代

  • 1960年11月水島工場建設
  • 1962年9月創業今仙工業株式会社を設立(株式会社ナイトビームに商号変更)
  • 1962年11月商号変更水島工場を分離独立させ、子会社水島電装株式会社を設立(ナイト電装株式会社に商号変更)
  • 1963年12月名古屋工場建設
  • 1965年11月自動車用リクライニングアジャスタの生産開始
  • 1966年11月自動車用スライドアジャスタの生産開始
  • 1967年6月子会社東洋航空電子株式会社設立(現・連結子会社)
  • 1968年9月海外子会社今仙電機股份有限公司設立(現・連結子会社)

1970年代

  • 1970年6月創業株式会社ナイト設立(ナイト精機株式会社に商号変更)
  • 1971年8月広島工場建設
  • 1979年2月本社を愛知県犬山市に移転
  • 1979年12月子会社東洋航空電子株式会社が株式会社岐阜東航電設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1982年1月M&Aナイト精機株式会社を吸収合併(現・可児工場)
  • 1982年4月子会社株式会社今仙技術研究所設立(現・連結子会社)
  • 1985年11月自動車用パワーシートアジャスタの生産開始

1990年代

  • 1993年10月M&A子会社ナイト電装株式会社を吸収合併(現・岡山工場)
  • 1995年4月八百津工場建設
  • 1996年7月海外子会社イマセン フィリピン マニュファクチュアリング コーポレーション設立(現・連結子会社)
  • 1996年12月株式を店頭登録銘柄として日本証券業協会に登録
  • 1997年4月海外子会社イマセン ビュサイラス テクノロジー インク設立(現・連結子会社)
  • 1999年5月岡山新工場建設

2000年代

  • 2001年9月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場
  • 2001年12月海外子会社広州今仙電機有限公司設立(現・連結子会社)
  • 2002年9月名古屋証券取引所市場第一部指定
  • 2002年1月環境管理の国際規格ISO14001:1996取得
  • 2003年1月海外子会社イマセン マニュファクチュアリング(タイランド)カンパニー リミテッド設立(現・連結子会社)
  • 2003年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2004年2月世界共通の品質管理・保証規格 ISO/TS16949:2002取得
  • 2004年4月M&A子会社株式会社ナイトビームを吸収合併(現・春里工場)
  • 2005年10月株式会社今仙電機製作所130%コールオプション条項付第一回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行
  • 2007年4月子会社株式会社九州イマセン設立
  • 2007年11月株式会社今仙電機製作所130%コールオプション条項付第二回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行
  • 2007年11月海外子会社イマセン マニュファクチュアリング インディア プライベート リミテッド設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月中国湖北省武漢市に武漢今仙電機有限公司設立(現・連結子会社)
  • 2011年11月株式会社シーマイクロの株式を取得(現・連結子会社)
  • 2012年7月海外子会社イマセン メキシコ テクノロジー エス エー デ シー ブイ設立(現・連結子会社)
  • 2012年9月株式会社今仙電機製作所130%コールオプション条項付第三回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行
  • 2014年8月海外子会社ピーティー・イマセン パーツ インドネシア設立(現・連結子会社) IMASENグローバル開発・研修センター開設 ドイツ支店開設

2020年代

  • 2020年11月創業テイ・エス テック株式会社と資本業務提携 マツダ株式会社とMazda Imasen Electric Drive株式会社を設立 東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで860億円
  • 営業利益率2026年度まで3.5%
  • ROE2026年度まで4.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    シート電装・電子事業に集中

    シート電装事業と電子事業の主要2事業に経営資源を集中し、競争力を高める。

  2. 02

    9つの重点施策の実行

    意思決定の迅速化、営業強化、競争力向上、北米・中国再編、調達構造再構築、収益力向上、資本コスト意識、グループシナジー、ESG経営の9施策を「倍速の経営スピード」で推進。

  3. 03

    収益基盤の強化

    国内工場再編、調達構造再構築、自動化・省人化投資により、外部環境に左右されにくい収益基盤を構築。

  4. 04

    成長市場・分野への展開

    インドでの生産拡大と現地ローカルメーカー向け拡販、テイ・エス テックとの協働によるグローバル拡販、電子事業での次世代インバータ等への投資を推進。

  5. 05

    資本コストを意識した経営

    収益力向上と資産の有効活用でキャッシュを創出し、成長投資と株主還元に充当、資本効率を向上。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,596人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は626万円で、9期前と比べて+6.3%平均年齢は45.4歳、平均勤続年数は22.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,101
2018年3月4,862
2019年3月58940.718.24,689
2020年3月57940.818.64,582
2021年3月55941.218.94,252
2022年3月55043.320.83,852
2023年3月56643.721.03,427
2024年3月59443.720.93,177
2025年3月62544.421.32,82814
2026年3月62645.422.02,59677

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率76.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
岐阜工場 — 岐阜県加茂郡八百津町2,437百万円
日本
名古屋工場 — 愛知県犬山市2,264百万円
日本
北米 — イマセン ビュサイラス テクノロジー インク(米国オハイオ州ほか)1,851百万円
広島工場 — 広島県東広島市1,755百万円
日本
アジア — 武漢今仙電機有限公司(中国湖北省)1,638百万円
アジア — 広州今仙電機有限公司(中国広東省)1,322百万円
アジア — イマセン マニュファクチュアリング(タイランド)カンパニー リミテッド(タイアユタヤ県)1,202百万円
岡山工場 — 岡山県倉敷市1,189百万円
日本
アジア — イマセン マニュファクチュアリング インディア プライベート リミテッド(インドラジャスタン州)714百万円
八百津工場 — 岐阜県加茂郡八百津町658百万円
日本
ほか11件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は871億円営業利益20億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.6%、利益が+400.0%。

売上高
-7.6%
871億円
営業利益
+400.0%
20億円
純利益
+19.0%
25億円
営業利益率
2.3%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高860億円871億円
営業利益30億円20億円
純利益23億円25億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は215億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q255−18
2024年1Q24100.0−9
2024年2Q232−3−1.3−2
2024年3Q26010.41
2024年4Q2649
2025年2Q465−4−0.918
2025年4Q47881.73
2026年2Q42651.210
2026年4Q445153.415
2027年1Q21552.34

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は861億円から871億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.3%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8613618
海外子会社ピーティー・イマセン パーツ インドネシア設立(現・連結子会社) IMASENグローバル開発・研修センター開設 ドイツ支店開設
2014年3月1,1036147
2015年3月1,120409
2016年3月1,201279
2017年3月1,1032016
2018年3月1,1733429
2019年3月1,1863725
テイ・エス テック株式会社と資本業務提携 マツダ株式会社とMazda Imasen Electric Drive株式会社を設立 東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行
2020年3月1,121286
2021年3月871−6−31
2022年3月8526−12
2023年3月9970−21
2024年3月9973−1
2025年3月943450.421
2026年3月87120212.325

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高871億円のうち、営業利益として残るのは20億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.4%787億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.2%63億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は170億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月73−6281176
2014年3月85−61−224105
2015年3月71−45−626135
2016年3月76−41−4835121
2017年3月42−26−351697
2018年3月72−35−2637109
2019年3月76−36−3540113
2020年3月77−30−2847135
2021年3月30−27463188
2022年3月35−35−130185
2023年3月−8−200−28159
2024年3月10−12−50−2112
2025年3月2845−5073144
2026年3月19−17132170

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は811億円。このうち返さなくてよい自己資本が561億円で、自己資本比率は68.7%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月73936037947.4
2014年3月88242645647.8
2015年3月93647446250.3
2016年3月86345940452.7
2017年3月82046335756.0
2018年3月86150835358.6
2019年3月84250733559.8
2020年3月80649930761.5
2021年3月82349632759.9
2022年3月80249830461.7
2023年3月82948934058.5
2024年3月81251329962.6
2025年3月78353025367.3
2026年3月81156125068.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
176億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
306億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
137億円
在庫として抱えている分
負債合計
250億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率82社中80位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.7%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.6%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,006で、1年前と比べて+34.4%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥1,006-1.9%1ヶ月+10.9%1年+34.4%時価総額229億円
過去52週の値幅
安値¥725高値¥1,080

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.38倍
配当利回り3.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は902円で、25日移動平均線(904.48円)を0.3%下回る小動き。52週高値(1080円)から16.5%低く、52週安値(678円)から33%高い。先月-3.3%と下落。直近1日-1.1%。出来高5.8万株とやや増。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER7.8倍、PBR0.34倍、配当利回り2.96%は業界平均(PER16.2倍、PBR1.06倍、配当利回り2.82%)を下回る。ROE4.6%は低いが、今期予想PER8.3倍と依然低く、営業利益率の改善(0.42%→2.3%)が進めば更なる評価上昇余地あり。配当性向40.7%と余裕があるが、過去赤字実績がある点には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍16.3倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.38倍1.12倍
ROE4.6%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+35.0%いまの株価に対する利回りは3.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
3.18%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3140.1
2018年3月310.033.4
2019年3月323.232.0
2020年3月26−18.8175.8
2021年3月15−42.3
2022年3月150.0
2023年3月150.0
2024年3月12−20.041.9
2025年3月2066.713.3
2026年3月2735.040.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,608人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.834.837.140.343.145.1
事業法人44.043.842.642.441.642.8
自己株式2.12.04.36.77.36.7
外国法人3.04.25.34.97.05.7
金融機関18.916.413.311.06.45.1
証券会社1.20.81.71.31.91.2
外国人個人0.00.00.00.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01テイ・エス テック株式会社35.04
02IMASEN取引先持株会4.42
03今仙電機従業員持株会2.65
04株式会社三十三銀行2.22
05INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.87
06水元 公仁1.51
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.42
08日本発條株式会社1.36
09松山 保臣0.74
10森田 成之0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+16%、1株純資産は14期で+32%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1001,9875.311.037.5
2014年3月2652,37712.14.926.0
2015年3月482,2942.129.8125.0
2016年3月432,2181.922.746.2
2017年3月762,2403.413.140.1
2018年3月1392,4286.08.733.4
2019年3月1192,4214.98.432.0
2020年3月272,3801.124.5175.8
2021年3月−1442,145−6.2
2022年3月−532,150−2.4
2023年3月−902,160−4.2
2024年3月−32,323−0.141.9
2025年3月952,4204.06.613.3
2026年3月1162,6254.67.240.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額245百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長谷川健一代表取締役社長執行役員 最高経営責任者 内部統制推進室、シナジープロジェクト 統括6723,202
宮本秀幸取締役常務執行役員 電子事業本部 本部長6519,989
萩元達也取締役常務執行役員 管理本部 本部長 コンプライアンスオフィサー、ESG統括561,225
堀部修一取締役執行役員 シート・電装事業本部 本部長 リスクマネジメントオフィサー6024,201
井上達嗣取締役執行役員 管理本部 副本部長 経理・経営企画、関係会社 統括547,437
亀山恭一取締役684,674
村山隆平取締役672,214
浜崎佳子取締役641,601
奥田朋近常勤 監査役605,046
岩本靖雄常勤 監査役618,751
久志本修一監査役622,141
岡野英生監査役66588

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7137161416824
社外取締役639397
監査役2383819

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,310字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社14社及び関連会社2社で構成され、自動車用のシート機構・電装製品及び電子製品の製造販売を主な内容とし、さらにワイヤーハーネス、福祉機器の製造販売等にも事業活動を展開しております。 当グループの事業に関わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)日本 (シート・電装事業、電子事業) シート機構・電装製品及び電子製品……当社が製造販売しております。Mazda Imasen Electric Drive㈱が電子製品の技術開発及び生産技術開発をしております。 (その他事業) 無動力歩行支援機…………………………㈱今仙技術研究所が製造販売するほか、当社が製造販売しております。 電動車いす・義手・義足…………………㈱今仙技術研究所が製造販売しております。 航空機用ワイヤーハーネス………………東洋航空電子㈱が製造販売しております。 工作機械用ワイヤーハーネス……………㈱岐阜東航電が製造販売しております。 画像・映像処理装置………………………㈱シーマイクロが製造販売を行っております。 従業員に対する福利厚生サービス………非連結子会社㈱ナイトが行っております。 (2)北米 (シート・電装事業) シート機構製品……………イマセン ビュサイラス テクノロジー インクが製造販売し、イマセン メキシコ テクノロジー エス エー デ シー ブイが販売しております。 (電子事業) 電子製品……………………イマセン メキシコ テクノロジー エス エー デ シー ブイが販売しております。 (3)アジア (シート・電装事業) シート機構製品……………広州今仙電機有限公司、武漢今仙電機有限公司、イマセン マニュファクチュアリング(タイランド)カンパニー リミテッド、イマセン フィリピン マニュファクチュアリング コーポレーション、イマセン マニュファクチュアリング インディア プライベート リミテッドが製造販売し、ピーティー・イマセン パーツ インドネシアが販売しております。 電装製品……………………今仙電機股份有限公司が製造販売しております。 (電子事業) 電子製品……………………広州今仙電機有限公司が製造販売しており、武漢今仙電機有限公司、イマセン マニュファクチュアリング(タイランド)カンパニー リミテッドが販売しております。 イマセン ランドホールディング コーポレーションは、イマセン フィリピン マニュファクチュアリング コーポレーションの土地保有会社として設立された会社であります。 非連結子会社㈱ナイトは2026年3月31日付で解散し清算手続中であります。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)※は、連結子会社を表しております。○は、持分法適用会社を表しております。△は、非連結子会社を表しております。なお、非連結子会社㈱ナイトは2026年3月31日付で解散し清算手続中であります。
経営方針・対処すべき課題1,841字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループを取り巻く事業環境は、依然として続く物価高騰や、中東・ウクライナ情勢などの地政学リスク、中国における成長鈍化などにより、先行き不透明な状況が続いております。 こうした環境下において、中期経営計画も最終年度を迎え、様々な環境変化に対応できるよう体制強化に取り組んでおります。 さらには長期での事業成長に向けても基盤作りが進んでおり、今後も長期目標の達成に向け、攻めと守りの両面でスピード感を持って取り組んでまいります。 (2)中長期経営計画 1.長期目標を達成するための3年間の中期経営計画を策定 2.シート電装事業・電子事業の主要2事業に集中 3.資本コスト・株価を意識した経営の実現 足元の事業環境におきましては、 ・中国における日系OEM不振による生産減少 ・米国でのEV車戦略の方針転換 ・アジアにおける生産台数伸び悩み など 想定以上の事業環境の変化が売上に影響しております。 それらを考慮し、中期の最終年度である2026年度中期収益目標は、 当初目標として掲げた 売上高910億円、営業利益4.0%を 売上高860億円、営業利益3.5% に見直しましたが、 ROE「4.0%以上」とした目標は維持し、達成に向けて 引き続き、取り組んでまいります。 中期経営計画の達成に向けては、以下の「9つの重点施策」を掲げ取り組みを進めてまいります。 ①意思決定のスピードアップと権限移譲の促進 ②営業機能の強化 ③メガサプライヤーを超える競争力の強化 ④北米・中国再編による収益強化 ⑤調達構造の再構築による材料費率の改善 ⑥稼ぐ力の再構築 ⑦ROEと資本コストを意識した資本政策 ⑧グループシナジーによる将来製品開発 ⑨ESG経営の推進 (3)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の当社グループを取り巻く事業環境については、中東情勢に起因するエネルギー・資源価格の高騰、米国における通商政策の動向、為替相場の不安定な推移等により、先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されます。 当社グループが関連する自動車業界においては、競争力の高いメガサプライヤーの参入や海外ローカルメーカーの台頭により競争が激化しております。また、EV車戦略に関するOEMメーカーの方針転換などの状況を踏まえ、こうした事業環境の変化にスピード感をもって対応していかなければならないと認識しております。 当社グループにおきましては、中期会社目標で掲げる9つの重点施策を「倍速の経営スピード」で実行し、安定した収益基盤を確立するべく、以下の施策に取り組んでまいります。 (収益基盤のさらなる強化) 業績回復に向けて取り組んだ北米再編、中国・タイでの人員最適化などの構造改革に加え、さらなる競争力強化や事業成長に向けて、国内工場再編、調達構造の再構築、自動化・省人化等の合理化投資を推進します。これにより、外部環境の変化に左右されにくい収益基盤の構築を目指します。 (成長市場・成長分野への展開) インド市場における生産能力の拡大及び現地ローカルメーカー向け拡販を継続するとともに、テイ・エス テックとの協働によるグローバル拡販を通じて、事業規模の拡大を図ります。また、電子事業においては、次世代インバータ製品をはじめとする高付加価値製品への投資を継続し、中長期的な成長ドライバーとしての競争力強化に取り組みます。 (資本コストや株価を意識した経営の実現) 中期経営計画で掲げる9つの重点施策を着実に実行することで収益力の向上を図るとともに、資産の有効活用を通じてキャッシュを創出し、事業成長に向けた投資や株主還元に充当することで、資本効率の向上を進めていきます。 (ESG経営を基軸とした持続的成長) 環境負荷低減への取り組み、人的資本への投資、コーポレート・ガバナンスの強化に加え、サプライチェーンを含めたサステナビリティ向上の取り組みを推進することで、持続可能な社会の実現と企業価値向上の両立を図ります。 当社グループは、これらを着実に推進することにより、さらなる業績回復と事業成長の実現を目指してまいります。
事業等のリスク4,185字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当グループではリスク管理の統括責任者として、取締役よりリスクマネジメントオフィサーを任命するとともに、経営審議会の諮問機関として「リスクマネジメント委員会」を設置し、事業を運営するうえで顕在化する可能性のある、あらゆるリスクの低減に取り組んでいます。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況の変化について 国内における物価高騰、欧州、中東における地政学的なリスクや米国をはじめとする追加関税などのリスクの高まりは、当社グループが製品を製造・販売している国や地域の経済情勢の変動を招いているとともに、石油・天然ガスなどの資源価格の高騰や、金融市場にも大きな影響を与えています。加えて、SDGsやTCFDなど、人権や環境に対する社会的な意識の高まりや、自動車業界における、完成車メーカーの電動車戦略に関する方針転換などは、今後の経済動向に大きな変化をもたらすとみられ、当社グループの経営成績、財政状態も影響を受ける可能性があります。 当社グループは、欧州、中東における地政学的なリスク、米国の関税リスクについては、そのリスクによって引き起こされる資源価格の高騰、金融市場の混乱、関税対応の混乱等について、影響度合いを注視しながら、個別に対応を検討してまいります。また、SDGsについては、当社のサステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)を設定し、これに基づく取り組みを21年度から推進・展開するとともに、気候関連問題も重要な社会課題のひとつとして認識しており、2023年3月にTCFD提言に賛同を表明しております。加えて、電動車市場への対応では、完成車メーカーとの協業体制により、電動駆動ユニットの開発・生産に関する取り組みを行っております。 (2) 為替レートの変動について 当社グループの主要基盤である自動車部品関連事業については、引き続き海外売上高が一定の比率を占めるものと予想されます。他国の通貨に対する日本円の為替レートの変動は、販売価格面での競争力に影響を及ぼし、延いては経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 また、当社の外貨建取引による外貨換算額及び連結財務諸表作成に用いる海外グループ会社の財務諸表は、決済、換算時の為替レートにより円換算の価値に影響を与えることから、当社グループの経営成績、財政状態が影響を受ける可能性があります。 当社グループは、為替変動に対しては社内基準に基づき為替予約を実施するとともに、外貨建取引については、その影響を抑えるべく、地産地消に向けた現地調達、現地生産の検討、実施を進めております。 (3) 特定得意先への依存について 当社グループは自動車部品関連事業を主たる事業とし、グループ総売上高に占める当該事業の売上高の割合は、当連結会計年度において94.2%となっております。自動車部品関連事業の売上高のうち、本田技研工業㈱系列に対する売上高39.4%、マツダ㈱系列に対する売上高19.5%、三菱自動車工業㈱系列に対する売上高9.8%と高い割合になっており、各社の事業方針、経営施策、各社及び各社取引先における品質問題等が発生した場合の販売影響等により当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (4) 製品の不具合が生じた場合の責任について 自動車部品関連事業において、当社グループが製造・販売した製品に何らかの不具合が生じた場合、得意先自動車メーカーが実施する改修費用のうち、責任割合に対応する負担が発生することとなり、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 当社グループは、法律上の損害賠償責任が発生した場合に備えて製造物賠償責任保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する補償額を十分カバーできる保証はないことから、世界に通用する品質保証体制を確立し、お客様に満足いただける製品を提供することを目的として、自動車産業における世界共通の品質管理・保証規格であるIATF16949:2016の認証を取得しており、品質管理・品質保証体制を構築して、製品不具合リスクの軽減を図っております。また、品質重視の環境を整備するべく、品質本部を設置し、品質管理体制の強化、見直しなどにより、グローバル全体で製品の品質向上に取り組みます。 (5) コンプライアンス違反について 近年、モノ造り企業において品質に関連する不適切行為の報告が増加しております。当社グループにおいても、品質管理・保証規格であるIATF16949:2016の認証を取得し、品質保証体制を構築しておりますが、それだけでリスクを消し去るものではなく、ひとたびコンプライアンス違反が発生した場合は、当社グループの経営成績に影響を受けるばかりでなく、社会的信用も失墜する可能性があります。 当社グループでは、取り巻くリスクの変化およびコンプライアンス事案への迅速かつ的確な対応を行うため、取締役よりコンプライアンスオフィサーを任命するとともに、「倫理コンプライアンス委員会」を設置して、啓発活動や、メールによる目安箱の設置など、風通しの良い企業風土の醸成に取り組んでおります。加えて、定期的な従業員満足度アンケートにより従業員の満足度、エンゲージメント数値を確認して、働きやすい職場を実現していくとともに、倫理、コンプライアンスを含む緊急事態発生に対するレポートラインを整備し、迅速な対応ができる体制整備に取り組んでおります。 (6) 原材料、部品の供給状況による影響について 当社グループにて消費する原材料、部品の調達については、市況変化、関税政策変動、資源エネルギーの供給不安による価格高騰の影響を受けており、当事業年度においては、中東情勢の影響も加わり、先行きが不透明な状況にあります。今後、事態がさらに悪化した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、日頃より原価低減活動に取り組むとともに、世界的な供給状況の混乱を受けて、調達先の複数化、在庫日数の延長や需給変動と調達期間のギャップ等、環境や調達先起因によるリスクを分析し、生産変動、供給維持に向けた対応や、現地調達への切り替えなどを進めております。 (7) 自然災害、感染症等について 当社グループの国内及び海外の生産拠点において、地震、洪水等の自然災害、感染症等が発生した場合、当社グループの操業に直接的又は間接的に影響を受ける可能性があります。 当社グループは、災害、感染症拡大等の有事に備え、被害を最小限に抑え、事業の継続を図るべく、事業継続計画(BCP)を整備しその対応に努めるとともに、緊急事態発生に対するレポートラインを整備し、迅速な対応ができる体制整備に取り組んでおります。 (8) 固定資産の減損損失について 当社グループが保有する有形固定資産、無形固定資産において、資産の価値が著しく下落した場合や事業の損失が継続するような場合には、固定資産の減損損失の計上により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、減損の兆候を捉えた場合、適時に減損損失額の把握を行い、業績及び財務状況に及ぼす影響を最小限とするよう、対応を行います。 (9) 情報漏洩、サイバー攻撃について 当社グループが行う生産、販売活動及び各種事業活動は、ITシステム及びシステム間を繋ぐ通信ネットワークを利用しており、通信ネットワークにおける障害や、ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃、ハードウェアの故障等のリスクに晒されており、その影響を受けた場合は、事業活動に支障が出る可能性があるとともに、社会的信頼を損ない、多額の費用負担が発生する可能性があります。当社グループでは、様々なITリスクへの対応と、変革するデジタル社会に適応するために、「従業員が どこでも 安全に ストレスフリーに仕事ができるIT環境」を目指したロードマップを作成し、ビジネスツール、セキュリティ基盤の整備を推進するとともに、「今仙情報セキュリティハンドブック」を社内WEB上で公開し、従業員のセキュリティ意識向上に活用しております。 (10) 人的資源の流失について 当社グループの主力事業である自動車部品関連事業では、業界各社がデジタル人材の獲得に動いています。加えてこれまでの年功序列型賃金制度からジョブ型給与への移行が進んでおり、ライフスタイルの変化とともに労働力の流動化が加速する中、魅力的な仕事、ライフスタイルにマッチした賃金、福利厚生制度に対応できなければ、人財が流出し、事業の継続に影響を及ぼす事態になる可能性があります。 当社グループでは、環境の変化に対応し、会社と従業員の持続的成長に向けた事業変革として、2024年4月より従来の年功序列型賃金から脱却し、どの世代でも高い目標にチャレンジし活躍している社員を評価する新人事制度に移行しました。今後も引き続き新人事制度を浸透させることにより、従業員とのエンゲージメントを高めて、当該リスクに対応してまいります。 (11) 国家間協定・条約等の影響について 世界経済は、グローバル経済から、保護主義的な経済活動に移ってきており、資源エネルギーを取り巻く環境や、半導体製造や電動車などの電池製造などに関わる国家政策は、電機産業、自動車産業に留まらず、全ての経済活動に影響を及ぼしています。米国をはじめとする追加関税や輸出入規制の強化などは、各社及び各社取引先の事業方針、経営施策を含め、当社グループの事業計画が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、国家間協定・条約等の影響を最小限に抑えるべく、各国、各地域の協定・条約の締結動向を注視するとともに、地産地消に向けた現地調達、現地生産の検討、実施を進めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,742字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における世界経済は、国内では雇用・所得環境に改善の兆しが見られたものの物価高騰による実質賃金の停滞や円安の継続を背景に、個人消費の回復は緩やかなものにとどまりました。海外におきましては、中東・ウクライナ情勢など地政学リスクの長期化や中国における成長鈍化などにより、先行き不透明な状況が続きました。 当社グループが関連する自動車業界においては、中国市場における日系メーカーの販売不振や、米国での追加関税などを受け、厳しい経営環境が続いております。 このような経営環境の中、当社グループでは「業績回復と事業成長」を中期目標として掲げ、9つの重点施策に基づく構造改革および原価低減活動を着実に推進してきました。 北米拠点では、事業成長に向けた体質強化を目的として、前期においてテネシー工場からオハイオ工場への生産移管を実施し、当期にてテネシー工場の売却を完了しました。併せて、組立ラインの自動化をはじめとする省人化や構内物流の合理化を進め、固定費の削減及び生産効率の向上により、収益構造の改善を図ってまいりました。 中国拠点では、市場環境の変化を踏まえて、需要動向に応じた生産体制の最適化とコスト競争力の強化を進めています。希望退職を含む人員最適化を実施するとともに、一貫生産ラインの導入や材料の現地調達化を推進し、原価低減および地産地消の取り組みに努めました。 成長市場と位置付けるインド拠点においては、生産能力の拡充に向け設備投資を進めるとともに、テイ・エス テックとの協働による拡販活動を通じて、新規受注の獲得など、事業基盤の拡大を進めております。 国内においては、業績回復が最優先であり「稼ぐ力の再構築」を重点施策として、電装製品の工場集約、岐阜工場を主とした自動化設備など合理化投資を実施し、固定費削減と生産効率向上に結び付けています。併せて、電子事業の拡大に向け、生産体制の整備や次世代インバータ製品の量産準備を行っております。 資本効率向上の観点では、政策保有株式の縮減および遊休資産の売却を進め、将来の成長投資に向けた資金確保に努めております。 このような施策に取り組んだ結果、当連結会計年度の売上高は87,149百万円(前期比7.6%減)と減収ではあるものの、営業利益は、中期の会社目標「業績の回復と事業成長」の実現に向けて9つの重点施策に取り組む中で、構造改革や原価低減活動の効果が表れたことにより2,037百万円(前期比417.8%増)となりました。経常利益は前期に比べ営業利益の増加により2,122百万円(前期比314.7%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期における多額の投資有価証券売却益が大幅に縮小したものの、当期は営業利益の増加が大きく寄与したことに加え、米国子会社におけるテネシー工場売却に伴う固定資産売却益を計上したことにより2,480百万円(前期比19.0%増)となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 (a) 日本 新規受注による増加はあるものの、モデル末期機種の生産終了の影響を受け、売上高は38,461百万円(前期比2.2%減)となりました。利益面につきましては、海外拠点からの開発費回収に加え、合理化投資をはじめとした改善施策が計画以上に推進できたことにより、営業利益は580百万円(前期は510百万円の損失)と黒字化しました。 (b) 北米 為替の影響に加え、半導体問題に起因する減産や、生産品目の入れ替わりに伴うモデル末期機種の生産終了により、売上高は25,004百万円(前期比17.1%減)となりました。一方、北米拠点の集約による構造改革をはじめ、原価低減活動および合理化を進めた結果、営業利益は508百万円(前期比15.1%増)となりました。 (c) アジア インドにおける生産増加はあるものの、中国およびタイでの生産減少の影響により、売上高は23,683百万円(前期比4.6%減)となりました。一方、中国およびタイで実施した希望退職を含む構造改革に加え、現調化の推進をはじめとする調達コストの改善により、営業利益は956百万円(前期比132.9%増)となりました。 ②生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 日本   38,851   △1.2 北米   25,123   △17.8 アジア   22,254   △4.9 合 計   86,229   △7.6 (注) 上記の金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) 日本   38,843   △1.9   5,392   7.6 北米   24,892   △14.8   2,350   △4.5 アジア   23,549   △4.6   1,869   △6.7 合 計   87,285   △6.6   9,612   1.4 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   38,461   △2.2 北米   25,004   △17.1 アジア   23,683   △4.6 合 計   87,149   △7.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高 (百万円)   割合(%)   販売高 (百万円)   割合(%) NHK Seating of America,Inc.   9,517   10.1   -   - (注) 当連結会計年度のNHK Seating of America,Inc.については、総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容 財政状態の分析 a.流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は53,526百万円(前期比899百万円の増加)となりました。電子記録債権が1,021百万円、売掛金が384百万円減少したものの、現金及び預金が2,345百万円増加したことなどによるものであります。 b.固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は27,584百万円(前期比1,879百万円の増加)となりました。投資その他の資産が1,497百万円増加したことなどによるものであります。 c.流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は20,787百万円(前期比282百万円の増加)となりました。電子記録債務が2,628百万円減少したものの、短期借入金が3,597百万円増加したことなどによるものであります。 d.固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は4,225百万円(前期比560百万円の減少)となりました。リース債務が356百万円減少したことなどによるものであります。 e.純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は、56,098百万円(前期比3,057百万円の増加)となりました。利益剰余金が1,158百万円、為替換算調整勘定が1,052百万円増加したことなどによるものであります。 経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は87,149百万円(前期比7.6%減)となりました。セグメント別では、日本につきましては、新規受注による増加はあるものの、モデル末期機種の生産終了の影響により、売上高は38,461百万円(前期比2.2%減)になりました。北米は、為替の影響に加え、半導体問題に起因する減産や、生産品目の入れ替わりに伴うモデル末期機種の生産終了により、売上高は25,004百万円(前期比17.1%減)、アジアは、インドにおける生産増加はあるものの、中国およびタイでの生産減少の影響により、売上高は23,683百万円(前期比4.6%減)となりました。 利益につきましては、中期の会社目標「業績の回復と事業成長」の実現に向けて9つの重点施策に取り組む中で、構造改革や原価低減活動の効果が表れたことにより営業利益は2,037百万円(前期比417.8%増)、経常利益は2,122百万円(前期比314.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期における多額の投資有価証券売却益が大幅に縮小したものの、当期は営業利益の増加が大きく寄与したことに加え、米国子会社におけるテネシー工場売却に伴う固定資産売却益を計上したことにより2,480百万円(前期比19.0%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は17,045百万円と前連結会計年度末に比べ2,632百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は、1,948百万円(前期比29.6%減)となりました。これは主として、売上債権の減少が1,725百万円であったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は、1,724百万円(前期は4,503百万円の増加)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出が3,166百万円、有形固定資産の売却による収入が1,334百万円であったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は、1,282百万円(前期は4,987百万円の減少)となりました。これは主として、短期借入金の純増が3,666百万円、リース債務の返済による支出が722百万円、長期借入金の返済による支出が688百万円であったことによるものであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、税金の支払い、新製品立ち上がりに伴う生産設備や金型投資等です。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度において3,805百万円の設備投資を実施しており、資金の調達につきましては、自己資金及び借入金によっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績などを勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、繰延税金資産の回収可能性の判断及び固定資産の減損に関する判断に関しては、第5「経理の状況」の連結財務諸表の「重要な会計上の見積り」に記載しております。 a.製品保証引当金 当社グループは、製品の品質保証期間内に発生する製品保証費の支払に備えるため、過去のクレームを基礎にして発生見込額を見積り計上しております。従いまして、実際の製品保証費は見積りと異なる場合があり、将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.退職給付に係る負債 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で使用される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率や年金資産の長期期待運用収益率など、多くの見積りが存在しております。このため、実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、将来の退職給付費用及び退職給付債務に影響を及ぼす可能性があります。 c.固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候のある資産又は資産グループについて、将来キャッシュ・フローを見積り、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 d.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の将来の回収可能性を検討して、回収可能な額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性を評価するに当たって、将来の課税所得を合理的に見積もっております。この見積額の変動により、繰延税金資産の全部または一部を将来実現できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を税金費用として計上します。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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