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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

内海造船

Naikai Zosen Corporation7018 · Standard · 輸送用機器

瀬戸内の中小造船所。船舶の製造・修理を核に、陸上工事やホテル運営まで手掛ける地域密着型の企業グループ。

概要

内海造船は、広島県尾道市に本社を置く中堅造船所である。1944年に瀬戸田造船として創業し、1972年に田熊造船を吸収合併して現社名となった。船舶の建造・修理を中核事業とし、陸上建設やホテル経営も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は470億円、従業員は600名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

新造船・改修船・陸上サービスの三本柱

当社グループは、船舶事業(新造船・改修船)と、その他事業(陸上建設・サービス)で構成される。船舶事業が売上の大部分を占め、新造船では一般貨物船、自動車運搬船、フェリー、RORO船など多種多様な船種を建造する。改修船では、経験と実績に基づく高品質な修繕を提供する。その他事業では、子会社の内海エンジニアリングが土木建設、設備補修、ホテル・レストラン経営などを手掛ける。2026年3月期のセグメント売上は船舶事業が465億円、その他が12億円である。

二つの工場を活かした効率的な生産体制

内海造船は瀬戸田工場と因島工場の二拠点体制をとる。両工場で同型船の連続建造を行い、生産性向上を図っている。パナマックスサイズの中型船から小型フェリーまで幅広い船種に対応可能であり、LNG燃料フェリーや輸送艦などの高付加価値船も建造する。設備投資を戦略的に行い、建造能力の拡大とコストダウンを進めている。2026年3月期の受注残高は新造船25隻を含む1,343億円に達し、中長期的な建造を確保している。

カナデビアとの関係と連結グループの構成

当社はカナデビア(旧日立造船)をその他の関係会社として位置付け、鋼材や主機の調達を同社経由で行っている。連結子会社は内海エンジニアリングのみであり、同社は研掃材製造販売、救命筏修理、土木建設、ホテル経営などを担う。過去には複数の子会社(ナイカイ設計、テスビック、ニチゾウアイエムシーなど)が存在したが、再編を経て現在の体制に集約された。2026年3月期の連結自己資本比率は28.7%であり、財務体質は改善傾向にある。

業界の中での役割は船舶の建造・修理を担う中堅造船メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
470億円
営業利益
31億円
営業利益率
6.6%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
船舶事業465億円98.9%43億円9.2%
その他(注1)5億円1.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01船舶主力

一般貨物船やタンカーなど、船舶の製造と修理を行う。鋼材や主機を関連会社から調達し、建造する。子会社は研掃材の製造販売と救命筏の修理も行う。

主な製品・サービス2
船舶製造
貨物船やタンカーなどの新造船を建造する。顧客の要望に応じた仕様で、鋼材を加工し組み立てる。
船舶修理
既存船舶の点検・補修・改造を行う。定期的なメンテナンスで船舶の安全性と寿命を維持する。

02陸上工事準主力

子会社が土木建設工事と、当社設備の新設・補修を行う。船舶事業で培った技術を陸上にも応用する。

03サービス副次

当社の顧客施設の管理・運営請負、ギフトショップ経営、ホテル・レストラン運営などを行う。地域住民や関連企業にサービスを提供する。

製品と技術

多様な船種を建造する新造船事業

内海造船の新造船事業は、一般貨物船、自動車運搬船、フェリー、ロールオン/ロールオフ型貨物船(RORO船)など、多種多様な船種を手掛ける。パナマックスサイズの中型船から小型フェリーまで幅広く、顧客のニーズに応じたプロダクトミックスを推進している。近年ではLNG燃料フェリーや輸送艦などの高付加価値船の建造実績を積み、環境規制に対応した先進的な船舶を提供している。2026年3月期には新造船9隻(RORO船、輸送艦)を受注し、受注残高は新造船25隻に達する。

経験と技術を活かした改修船事業

改修船事業では、経験と実績から得た技術とノウハウを活かし、高品質な修繕を提供する。スピーディかつ柔軟な対応で顧客満足度向上を図っている。2026年3月期には改造船工事の完工があり、改修船部門の売上増加に寄与した。修繕船の受注は年間を通じて安定しており、新造船とともに収益の二本柱となっている。救命筏の修理など、子会社の内海エンジニアリングも関連業務を担う。

環境対応とプロダクトミックスによる技術力

内海造船は中堅造船所として技術力を国内外で評価されている。環境問題への対応として、GHG排出削減に寄与する船舶の開発・設計を進めており、LNG燃料フェリーはその代表例である。また、プロダクトミックス(営業・設計・調達・現業の一貫体制)を強化し、コスト競争力とリスク管理を徹底している。二工場体制を活かした同型船の連続建造により、効率的な生産を実現している。2026年3月期のセグメント利益は42.6億円と、前年比71.9%増の好調を示した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

中堅造船、受注拡大と収益改善進む

内海造船は輸送用機器(造船)セクターに属し、中堅造船会社として位置づけられる。同業他社にはトヨタ紡織、アクセルスペース、アーキオン、ユニプレス、ジャパンエンジンコーポレーションなど多様な企業が含まれるが、直接の競合はジャパンエンジンなど船舶関連企業である。売上高は約450億円規模で、2026年3月期には営業利益率6.6%と収益改善が見込まれる。受注環境は好調だが、為替変動や材料費高騰の影響を受けやすい。

強み

  • 安定した受注を確保し、2026年3月期売上高470億円を見込む。
  • 営業利益率が2025年3月期3.14%から2026年3月期6.6%へ上昇予定。
  • 造船技術に特化し、特定船種で競争力を有する。
  • 国内主要港湾に近い工場を持ち、物流面で優位。

課題

  • 輸出比率が高く、円高時には収益が圧迫される。
  • 鉄鋼など原材料価格上昇が利益率を低下させる可能性。
  • 造船業界全体で熟練技術者不足が生産に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が内海造船

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17245大同メタル工業554億円12.4倍
27102日本車輌製造524億円4.4倍
3402Aアクセルスペースホールディングス340億円
47238曙ブレーキ工業290億円31.1倍
56584三櫻工業285億円18.0倍
67018内海造船271億円8.9倍
77318セレンディップ・ホールディングス260億円6.0倍
87317松屋アールアンドディ236億円15.2倍
97294ヨロズ229億円10.3倍
107266今仙電機製作所229億円8.7倍
116018阪神内燃機工業199億円27.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

瀬戸田造船として創業した1944年

1944年11月、広島県瀬戸田町に瀬戸田造船株式会社が設立された。第二次世界大戦中の創業であり、当初から船舶の建造を目的とした。戦後、日本の商船需要の回復に伴い、中小型船の建造で地盤を固めた。1954年12月には東京事務所を開設し、営業拠点を首都圏に広げた。この時期は、造船業界の再編期でもあり、後の合併への布石となった。

田熊造船との合併と内海造船への改称(1972年)

1972年10月、瀬戸田造船は同じ瀬戸内海の造船所である田熊造船株式会社を吸収合併し、商号を内海造船株式会社に変更した。田熊造船は因島に工場を持ち、合併により二工場体制が確立した。これにより建造能力が拡大し、多様な船種への対応が可能となった。合併後の1974年1月には大阪営業所を開設し、同年11月には大阪証券取引所市場第二部および広島証券取引所に株式を上場した。

子会社設立とグループ拡大の時代(1979~1994年)

1979年7月、内海メンテナンス(後のテスビック)を設立し、船舶のメンテナンス事業に進出した。1984年3月にはナイカイ設計(後のユニックス)を設立し、設計機能を子会社化した。1993年6月にはエヌ・エスコーポレーションを設立し、さらに1994年3月には内海エンジニアリングを設立した。これらの子会社により、船舶事業に加えて陸上建設やサービス事業の基盤が整えられた。同年には広島証券取引所の上場株式が東京証券取引所市場第二部に継承された。

子会社再編とニチゾウアイエムシーの取得(2003~2006年)

2003年4月、テスビックとユニックスが合併し、テスビックが存続会社となった。2004年9月、日立造船(現カナデビア)からニチゾウアイエムシーの全株式を譲り受け、連結子会社とした。2005年1月にはニチゾウアイエムシーを吸収合併し、グループ内の事業を整理した。2006年1月にはテスビックも吸収合併し、グループ運営の効率化を進めた。同年8月には第三者割当増資を実施し、資本金を12億円に増強した。

田熊工場閉鎖と子会社統合(2010~2012年)

2010年4月、新たにナティーク城山を設立した。しかし、2012年3月には田熊工場を閉鎖し、生産を瀬戸田工場と因島工場に集約した。同時に、内海エンジニアリング、エヌ・エスコーポレーション、ナティーク城山の3社を合併し、内海エンジニアリングを存続会社として事業を継承した。これにより、グループの管理機能が一本化され、陸上・サービス事業が内海エンジニアリングに集約された。

東証スタンダード市場への移行(2022年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、内海造船の株式は市場第二部からスタンダード市場に移行した。同社は中堅造船所として、長年にわたり安定した上場を維持している。移行後も、環境規制に対応したLNG燃料フェリーや輸送艦の建造に注力し、受注拡大を図っている。2026年3月期の連結売上高は470億円、当期純利益は23億円と、過去最高水準の業績を達成した。

年表18件を開く

1940年代

  • 1944年11月瀬戸田造船㈱を設立

1950年代

  • 1954年12月東京事務所(現、東京支社)を開設

1970年代

  • 1972年10月M&A田熊造船㈱を吸収合併し、内海造船㈱に商号を変更
  • 1974年1月大阪営業所(現、大阪支社)を開設
  • 1974年11月上場大阪証券取引所(市場第二部)、広島証券取引所に上場
  • 1979年7月内海メンテナンス㈱(㈱テスビック)を設立(連結子会社)

1980年代

  • 1984年3月ナイカイ設計㈱(㈱ユニックス)を設立(連結子会社)

1990年代

  • 1993年6月㈱エヌ・エスコーポレーションを設立(連結子会社)
  • 1994年3月内海エンジニアリング㈱を設立(現、連結子会社)

2000年代

  • 2000年3月上場広島証券取引所と東京証券取引所が合併し、広島証券取引所上場の株式は、東京証券取引所(市場第二部)に継承
  • 2003年4月M&A㈱テスビックと㈱ユニックスが合併し㈱テスビックが存続会社となり、㈱ユニックスの事業を継承
  • 2004年9月日立造船㈱(現カナデビア㈱)が保有する㈱ニチゾウアイエムシーの発行済全株式を譲受(連結子会社)
  • 2005年1月M&A㈱ニチゾウアイエムシーを吸収合併
  • 2006年1月M&A㈱テスビックを吸収合併
  • 2006年8月第三者割当増資による新株発行(530千株)、増資後の資本金12億円

2010年代

  • 2010年4月㈱ナティーク城山を設立(連結子会社)
  • 2012年3月M&A田熊工場を閉鎖 内海エンジニアリング㈱と㈱エヌ・エスコーポレーション、㈱ナティーク城山が合併し、内海エンジニアリング㈱が存続会社となり、㈱エヌ・エスコーポレーション、㈱ナティーク城山の事業を継承

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで460億円
  • 営業利益2027年3月期まで16億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    多様な船種のプロダクトミックス推進

    一般貨物船、自動車運搬船などの外航船、フェリーやRO-RO船などの内航船について、パナマックスサイズの中型船から小型フェリーまで多彩な船種を建造するプロダクトミックスを推進する。

  2. 02

    受注一貫体制によるコスト競争力強化

    営業・設計・調達・現業の一貫体制を充実させ、コスト競争力を強化するとともにリスク管理を徹底する。

  3. 03

    戦略的設備投資による業容拡大とコストダウン

    2工場への戦略的な設備投資を行い、業容の拡大とコストダウンを図る。

  4. 04

    改修船事業の顧客満足度向上

    スピーディーかつ柔軟な対応で顧客満足度を高め、経験と実績から得た技術とノウハウで高品質な修繕を提供する。

  5. 05

    人材確保・育成と技術伝承

    戦略的な人材採用による若手技術者・技能者の確保・教育を行うとともに、優秀なベテランの有効活用と技術・技能の伝承を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で600人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて+38.6%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は15.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月706
2018年3月694
2019年3月49539.713.6678
2020年3月52239.113.3669
2021年3月50138.813.1672
2022年3月47339.313.6664
2023年3月52340.014.3654
2024年3月61840.714.9628
2025年3月58741.515.7606231
2026年3月68641.615.6600517

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
合計121億円
船舶事業 — 瀬戸田工場 358名 広島県尾道市 船舶製造修理設備6,502百万円
船舶事業 — 因島工場 160名 広島県尾道市 船舶製造設備3,397百万円
共通部門 — 本社 30名 広島県尾道市 本社設備1,539百万円
その他(陸上事業) — 瀬戸田工場 -名 広島県尾道市 -539百万円
その他(サービス事業) — ホテル -名 広島県尾道市 ホテル114百万円
合計42百万円
その他(陸上事業) — 内海エンジニアリング㈱ 17名(1名)広島県尾道市 土木建設設備等22百万円
船舶事業 — 内海エンジニアリング㈱ 3名(32名)広島県尾道市 研掃材製造設備等17百万円
その他(サービス事業) — 内海エンジニアリング㈱ 30名(30名)広島県尾道市 ホテル設備等1百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    カナデビア株式会社
    大阪市 住之江区
    議決権39.6%
  • 国内
    内海エンジニアリング株式会社
    広島県 尾道市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    測量船海洋中検修理
    海上保安庁 · 2025-06-30
    5,360万円
  • 調達
    測量船天洋定期修理
    海上保安庁 · 2025-06-30
    2,930万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は470億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+121.4%。

売上高
+5.4%
470億円
営業利益
+121.4%
31億円
純利益
+130.0%
23億円
営業利益率
6.6%
前期比 +3.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高460億円470億円
営業利益16億円31億円
純利益10億円23億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は126億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−6.7%、営業利益は−35.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q108−1
2024年1Q1352014.818
2024年2Q12875.54
2024年3Q9700.00
2024年4Q1041
2025年2Q22862.64
2025年4Q21883.76
2026年2Q217146.511
2026年4Q253176.712
2027年1Q1261310.39

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は271億円から470億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月271302
2014年3月223−19−21
2015年3月25811
2016年3月29522
2017年3月30833
2018年3月29833
2019年3月27643
2020年3月35121
2021年3月311−9−10
2022年3月33041
2023年3月37667
2024年3月4643123
2025年3月44614123.110
2026年3月47031306.623

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高470億円のうち、営業利益として残るのは31億円6.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.6%426億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.8%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.6%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
6.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.2pt
18.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが125億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは93億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は106億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−8−1−192
2014年3月−18−1−6−1968
2015年3月−10−3−6−1349
2016年3月63−5258111
2017年3月−19−72−2686
2018年3月−2−6−2−877
2019年3月34−7−127103
2020年3月15−5−110112
2021年3月−41−1517−5673
2022年3月108−17−391161
2023年3月−64−2−4−6691
2024年3月67−8−559146
2025年3月−54−12−34−6645
2026年3月125−32−3193106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は471億円。このうち返さなくてよい自己資本が135億円で、自己資本比率は28.6%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3038721628.9
2014年3月3146425020.3
2015年3月3027123123.7
2016年3月3297225721.9
2017年3月2937521825.5
2018年3月2967721926.0
2019年3月3248024424.5
2020年3月3617728421.4
2021年3月3406827219.9
2022年3月3686830018.4
2023年3月4027432818.5
2024年3月4389734122.2
2025年3月42510931625.6
2026年3月47113533628.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
108億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
336億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE82社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率82社中77位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.9%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.6%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.6%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.4%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.3%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥12,040で、1年前と比べて+32.6%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥12,040-4.2%1ヶ月+10.1%1年+32.6%時価総額271億円
過去52週の値幅
安値¥7,270高値¥20,540

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)20.4倍
PBR1.43倍
配当利回り0.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に11420円。25日移動平均線11078.4円を約3.1%上回り、75日線10248.93円を約11.4%上回るが、200日線13332.84円からは約14.3%下落。52週高値20540円からは約44.4%下落、52週安値7270円からは約57%上昇。RSIは58.68と中立。8月18日に12800円まで上昇したが、その後下落し、21日には11420円と急落。出来高は8月7日に99300株と急増した後も高水準で推移。ボラティリティが高く、荒い値動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERは8.42倍で業界平均16.66倍を大きく下回り、PBR1.36倍は平均1.13倍を若干上回る。ROEは18.87%と高水準で収益性は良好だが、PER予想は19.4倍と急上昇し、配当利回り0.35%は平均2.96%を大きく下回る。配当性向7.4%と低く、株主還元が十分でない。収益は直近で減益傾向だが、将来の増益期待が織り込まれている面もある。業績変動が大きく、割安と割高の中間と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍16.3倍
PER (予想)20.4倍
PBR1.43倍1.12倍
ROE18.9%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、世界的な船舶需要の高まりと船価上昇が業績を押し上げるか、一方で鋼材価格高騰や建造費増加が収益を圧迫しないか。強気派は、新造船の受注残が堅調で、2026年3月期の増収増益予想を根拠に、環境規制対応の代替需要が続くと見る。弱気派は、受注競争の激化や円高進行による採算悪化を懸念し、収益率の改善が限定的と指摘する。

プラスに働く材料7
  • 受注環境の好調

    2026年3月期の売上高470億円、純利益23億円と増収増益計画

  • 代替需要の拡大

    環境規制対応の新造船需要で手持ち工事量を確保

  • 収益性の改善

    営業利益率が2025年3月期の3.14%から6.6%へ上昇見込み

  • 営業利益31億円と2.2倍増、業績拡大が鮮明決算発表後影響

    営業利益14億→31億円、営業利益率は3.14%→6.6%に改善

  • 純利益23億円でEPS大幅増、実績PER8.4倍と割安通年影響

    純利益10億→23億円、時価総額257億円でPER約11倍だが実績PER8.4倍

  • ROE18.87%は資本コストを大きく上回る通年影響

    PBR1.36倍でもROE18.87%なら割安との見方

  • 業績好調を受け来期も増益期待2027年〜2028年影響

    売上高470億円、営業利益31億円の勢いが続けば更なる増益

マイナスに働く材料7
  • コスト増の懸念

    鋼材価格や人件費の高騰が建造費を押し上げる

  • 為替変動リスク

    円高進行でドル建て船価の収益性が悪化

  • 受注競争の激化

    韓国・中国勢との競争で採算の良い受注確保が難しい

  • 予想PER19.4倍、業績改善が株価に織り込み済み通年影響

    時価総額257億円に対し純利益23億円でPER約11倍だが、市場予想は19.4倍と保守的

  • 配当利回り0.35%と低く、株主還元が手薄次回株主総会影響

    配当利回り0.35%は還元不足で、投資家の不満が売り材料

  • 営業利益率6.6%は高水準、反動減リスク2026年下期影響

    前期3.14%から倍増、一過性要因剥落で利益率が低下する可能性

  • 売上高470億円が頭打ちなら増益勢い失速継続影響

    売上高は前期比5.4%増だが、受注環境悪化で計画未達のリスク

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高の安定性を示す
営業利益率
建造コスト管理と船価交渉の結果を反映
為替感応度
円安が追い風、円高が逆風になる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+150.0%いまの株価に対する利回りは0.33%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
0.33%
いまの株価に対して
配当性向
7.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2012.7
2018年3月200.011.1
2019年3月3050.016.9
2020年3月300.092.7
2022年3月20−33.326.3
2023年3月40100.09.3
2024年3月100150.07.5
2025年3月40−60.06.7
2026年3月100150.07.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,697人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.6%を占め、残る55.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他49.651.350.846.142.442.4
事業法人38.236.336.435.935.836.4
自己株式24.824.824.824.824.824.8
金融機関9.79.49.28.97.88.2
証券会社0.72.12.24.68.46.7
外国法人1.80.91.34.45.76.2
外国人個人0.10.00.00.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01カナデビア株式会社29.62
02株式会社広島銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.75
03株式会社SBI証券2.32
04INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.81
05損害保険ジャパン株式会社1.69
06セントラル短資株式会社1.55
07三菱UFJeスマート証券株式会社1.23
08野村證券株式会社1.20
09二神 勇1.16
10JPモルガン証券株式会社0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-17
    五味 大輔
    新規の大量保有報告
    8.48%
    +1.05pt
  • 2026-07-21
    五味 大輔
    新規の大量保有報告
    7.43%
    +1.11pt
  • 2026-05-26
    五味 大輔
    新規の大量保有報告
    6.32%
    +1.10pt
  • 2026-05-19
    五味 大輔
    新規の大量保有報告
    5.22%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+11810%、1株純資産は14期で+1447%。直近期のROEは18.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月115152.220.846.7
2014年3月−1,2223,761
2015年3月784,2112.025.525.1
2016年3月1234,2542.911.816.3
2017年3月1634,4193.812.312.7
2018年3月1824,5304.18.311.1
2019年3月1804,6903.97.816.9
2020年3月354,5480.830.792.7
2021年3月−5733,997
2022年3月844,0072.114.226.3
2023年3月4354,38310.43.69.3
2024年3月1,3345,74926.33.87.5
2025年3月6016,4069.99.36.7
2026年3月1,3577,97018.99.97.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額130百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
寺尾弘志代表取締役社長68500
岡野修覚取締役 修繕船事業部長70200
柳瀬純一取締役 営業本部長69300
岡野行孝取締役 新造船事業本部長 兼 知財管理室担当役員 兼 知財管理室長66500
宮崎寛取締役63
若野晃一取締役79
亀﨑一彦取締役74
田坂光宏常勤監査役74205
越智宗監査役76500
谷口好朗監査役57
松野文則監査役77
土井照之取締役68
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
原耕作常勤監査役68500
田中洋平監査役69
松本千晴監査役70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5969619
監査役2232312
社外取締役511112

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容434字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、内海造船株式会社(当社)及び連結子会社(内海エンジニアリング㈱)、その他の関係会社(カナデビア㈱)により構成されており、船舶の製造、修理を事業の核にして、土木建設、ホテルの経営などの事業を営んでいる。 当社グループ間の取引及びセグメントとの関連は次のとおりである。 (1)船舶事業 当社は、船舶の製造・修理等を行っている。 当社は、船舶の製造、修理に必要な鋼材及び主機をカナデビア㈱を経由して購入している。 内海エンジニアリング㈱は、研掃材の製造販売、救命筏の修理等を行っている。 (2)その他 ①陸上事業 内海エンジニアリング㈱は、土木建設及び当社設備の新設、補修を行っている。 ②サービス事業 内海エンジニアリング㈱は、当社の顧客施設の管理・運営の請負及びギフトショップの経営等並びに当社所有建物等を使用し、ホテル・レストランの経営を行っている。 事業の系統図は次のとおりである。 (注) 上記子会社は、連結子会社である。
経営方針・対処すべき課題1,421字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営方針 当社グループは、顧客第一の経営姿勢を堅持しながら時代の変化を先取りし、競争力のある強固な企業体質を確立して株主の期待に応えるとともに、社会と地域に貢献する信頼性の高い企業集団を目指している。 当社は、中堅造船所として技術力を国の内外から高く評価されており、その技術力をもとに多種多様な船舶の建造及び修理を事業の核にして積極的な経営を推進し、顧客の信用を高めるとともに、業績向上に向け努力を続けていく。 (2)経営戦略 ①新造船事業 (a)一般貨物船、自動車運搬船などの外航船及びフェリー、ロールオン/ロールオフ型貨物船(RORO船)などの内航船のプロダクトミックスの推進を行い、パナマックスサイズの中型船から小型フェリーまで多彩な船種の建造 (b)受注一貫体制(営業・設計・調達・現業)の充実によるコスト競争力の強化とリスク管理の徹底 (c)2工場への戦略的な設備投資による業容の拡大とコストダウン ②改修船事業 (a)スピーディーかつ柔軟な対応によるさらなる顧客満足度の向上 (b)経験と実績から得た技術とノウハウで高品質な修繕 ③全般事項 (a)安定的な株式配当の充実と財務体質の強化 (b)戦略的な人材採用による若手技術者・技能者の確保及び教育 (c)優秀なベテランの有効活用と技術・技能の伝承 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年3月期連結業績予想のうち、特に売上高460億円及び営業利益16億円の達成を念頭に、全社一丸となって、さらなる生産性の向上、固定費の削減等に努め、収益力の向上を目指していく。 (4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く経営環境においては、中東情勢の影響により塗料、シンナーなどの石油関連製品の値上げにはじまり、石油製品以外の機材価格や人件費についても値上げが続くものと想定され、厳しい経営環境が予想される。 このような状況のもと当社グループとしては、豊富な建造実績のある中小型フェリー、RORO船などの代替需要の獲得に積極的に取り組んでいくとともに、短期的には生産性の向上、固定費の削減に努め、収益を確保し、中長期的には、政府補助金を活用した設備投資を行いながら建造能力の拡大に努め、GHG排出量削減に寄与する船舶をはじめとする高付加価値船の建造を進めてまいる所存である。 さらに、次の8項目を最重要課題として、取り組んでいく方針である。 1.環境規制及び顧客ニーズに対応する多種多様な船種船型の開発・営業・製造(プロダクトミックス)の推進 2.戦略的な資材費対策と固定費の削減 3.受注一貫体制(営業・設計・調達・現業)によるコスト競争力の強化とリスク管理の徹底 4.内部統制及びコンプライアンス(法令順守)体制の強化 5.戦略的な人材採用による若手技術者・技能者の確保と教育の実施 6.省エネ・環境保護活動の推進 7.働き方改革の推進及び安全かつ魅力的な職場環境の構築 8.自己資本比率及び自己資本利益率の向上 これらを当社グループが一丸となって実行し、業績の向上に最大限の努力を続けていく。
事業等のリスク2,460字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)資機材価格の市況変動について 当社グループの主力事業である新造船事業において、受注から竣工引渡しまでが長期間に亘ること、製造コストに占める資機材価格の割合が高いことから、資機材価格の市況変動は、コストインパクトが大きく、財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、鋼材価格の大幅な値上げやそれに伴う機材価格の上昇に対して、仕様、数量の見直しや使用材料の歩留率の向上、機材のロット発注や海外調達を実施するなどの対策によりリスクの低減に努めている。 また、中東情勢の緊迫化の影響により、塗料・シンナーや関連する材料の費用の上昇、納期の長期化などの影響が出ており、塗料メーカーに対して早期の発注を行うなどの対策を行っている。塗料メーカーからは前年納品実績並みの塗料については確保できる旨の連絡はあるものの、中東情勢の長期化などにより、一層入手困難な状況が発生した場合には、塗料価格の上昇はもとより、船舶の塗装等ができなくなり、顧客へ船舶の引渡しができなくなる恐れがある。 (2)市況及び競合等の影響について 当社グループの主力事業である新造船事業において、世界経済の動向に伴う貨物の荷動量及び船舶の需給関係等による受注価格の変動が、財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、「プロダクトミックス」による受注活動及び修繕船事業と一体となっての受注活動、新規顧客の開拓を推進するなど、リスクの低減に努めている。 (3)為替の変動について 為替相場の大幅な変動がある場合には、財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、新造船については基本的には円建契約を原則としているが、外貨建契約船がある場合は為替相場の変動を注視しながら、先物予約を行うなどして為替変動リスクをヘッジすることとしている。 (4)人員の確保におけるリスク 当社グループでは人員の確保が重要であると認識しており、新卒採用活動の強化や中途採用、従業員からの紹介による採用(リファラル採用)等の採用制度を導入するとともに、外注業者を活用するなど、安定的な人員の確保に努めているが、必要な人員が確保できない場合には生産性が悪化するなど、当社グループの財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、短期的には県外からの採用者の生活基盤を安定させるための独身寮などの設備の整備、新卒者1人に指導員1人を配置し、公私ともに相談ができる環境を整えるなど、離職率の低下に努めるとともに、技能実習制度及び特定技能制度による外国人材の積極的な活用を行っている。また、長期的には毎年継続的な採用を行うことや、地元小中学校からの進水式の見学の受け入れにより造船業界が身近なものになるよう取り組むなど、リスクの低減に努めている。 (5)訴訟等のリスク 当社グループは、業務の遂行にあたり法令順守などコンプライアンス経営に努めているが、刑事・民事・租税・製造物責任法・知的財産権・環境問題・労務問題等に関連した訴訟等のリスクを負っており、その結果、当社グループの財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、外部専門家の活用を行うとともに、社内会議、研修を通じて周知徹底しており、コンプライアンス意識の醸成に努めている。 (6)感染症によるリスク 当社グループの従業員に感染症が拡大した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、予防や感染拡大に対して適切な管理体制を構築しており、国及び各自治体の要請に基づいて、感染リスクが高い国への渡航禁止、国内においては県をまたぐ出張の自粛、一部地域の在宅勤務の原則化等、社内ルールを定め、状況により随時改正をするなど、職員に周知徹底しており、感染リスクの低減と感染拡大の防止に努めている。 (7)災害、テロ活動等によるリスク 当社グループの事業所および事業展開を行っている地域において大地震や台風等の災害、あるいは予期せぬ事故等の発生、暴動、テロ活動その他事業活動に影響する何らかの事象が発生した場合に、人的損害や物理的損害により、当社グループの事業遂行が困難となり、当社グループの財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、BCP(事業継続計画)を作成し、災害や緊急時のリスクへ対応している。 (8)サイバーセキュリティリスク サイバー攻撃等の外部からの不正アクセス等により、重要秘密情報の漏えい等の情報セキュリティ事故が発生した場合、損害賠償や信用失墜につながり、当社グループの財務状況と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、セキュリティ機器やサービスの導入、情報セキュリティに関する規程等の整備を行っている。 (9)固定資産の減損 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、経営環境の変化等により将来キャッシュ・フローの見通しが低下した場合に減損損失を計上し、当社の財政状態と経営成績に影響を及ぼす可能性がある。 当社グループでは、これらのリスクに対応するため、毎期継続的に減損の兆候の有無を検証している。
経営成績の分析 (MD&A)6,639字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益は米国の通商政策による景気下押しの影響が輸出産業を中心としてみられたものの、日本全体で見れば、非製造業を中心に持ち直している。個人消費についても、物価の上昇が続いている状況ではあるものの、近年の企業の賃上げの効果や、政府の経済政策により、底堅い動きをしている。 しかしながら、中東情勢の緊迫化により、原油の輸入が制限されるなどのリスクが顕在化しており、長期化する場合には、より一段と石油製品及び関連する製品の値上げが想定され、大きな下振れリスクとなりうる。 また、世界経済についても、米国の通商政策をはじめとする政策の動向、中東情勢、ウクライナ情勢の動向を注視する必要があり、先行きは不透明な状況が続いている。 このような状況のもと、当連結会計年度の経営成績については、売上高470億16百万円(前年度比5.3%増)、営業利益30億75百万円(前年度比117.3%増)、経常利益30億2百万円(前年度比155.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益22億99百万円(前年度比125.9%増)となった。 当連結会計年度の財政状態については、資産は前連結会計年度末に比べ46億50百万円増加し、471億36百万円、負債は、前連結会計年度末に比べ20億円増加し、336億29百万円、純資産は、前連結会計年度末に比べ26億49百万円増加し、135億6百万円となった。 セグメントごとの経営成績は次のとおりである。 (a) 船舶事業 新造船市場においては、これまでの重油に代わる新燃料を造船所、船主ともに検討を進めているところである が、その調達方法など具体的な方針が定まっていないことから、特に中小の船主においては、様子見の状況が続 いている。また、資機材価格及び人件費の値上がりに伴い製造コストは上昇し高船価化している一方で、運賃、 用船料の水準が折り合わないことや、造船各社の期近な船台が埋まっていることから対象納期が3年以上先とな るような先物が多く、受発注には慎重にならざるを得ない状況が続いている。 収益面については、新造船においては売上対象隻数が4隻増加(13隻→17隻)したこと、船種の違い、各船 の決算日における工事進捗度が異なることにより前連結会計年度に比べ増収となった。また、改修船については 当連結会計年度に改造船工事の完工があったことから増収となった。 このような状況のもと、同型船の連続建造において、2工場(瀬戸田工場、因島工場)体制の強みを活かしたより効率的な生産性向上の取組みに加え、資機材費等の削減については、全社を挙げてコストダウンを徹底して行ない、昨年に引き続いて取り組んでいた新分野のLNG燃料フェリー、輸送艦などを含む9隻を引き渡した。 なお、当社グループは、地球環境問題が企業の社会的責任として重要であることを十分に認識し、環境性能を踏まえた船舶の技術開発・設計を進めるとともに、事業活動を通して環境保全、省エネルギー、リサイクル等の環境負荷低減に取り組んでいる。 この結果、当連結会計年度の船舶事業全体の経営成績については、売上高464億97百万円(前年度比5.4%増)、セグメント利益42億62百万円(前年度比71.9%増)となった。 受注については、豊富な建造実績のあるロールオン/ロールオフ型貨物船(RORO船)及び輸送艦の受注に 努めた結果、新造船9隻(RORO船、輸送艦)、修繕船他で803億45百万円(前年度比67.4%増)を受注し、受注残高は、新造船25隻他で1,343億45百万円(前年度比33.7%増)となった。 (b)その他 陸上・サービス事業の当連結会計年度の経営成績については、売上高11億58百万円(前年度比6.0%増)、セグメント利益23百万円(前年度比46.2%増)となった。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より60億80百万円増加し、105億90百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は124億55百万円(前年度は53億75百万円の使用)となった。 これは主に、税金等調整前当期純利益の計上29億84百万円、売上債権及び契約資産の減少15億90百万円、契約負債の増加51億16百万円、消費税等の支払額又は還付額の増加14億75百万円によるものである。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は32億50百万円(前年度は12億1百万円の使用)となった。 これは主に、有価証券の取得による支出20億円、固定資産の取得による支出12億35百万円によるものである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は31億23百万円(前年度は34億44百万円の使用)となった。 これは主に、短期借入金の純減額8億円、長期借入金の返済による支出22億55百万円によるものである。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりである。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率   22.2%   25.6%   28.7% 時価ベースの自己資本比率   19.3%   22.3%   48.1% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   1.33年   -   0.21年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   67.22倍   -   208.51倍 1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動キャッシュ・フロー/利払い (注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算している。 (注2)株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算定している。 (注3)営業活動キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し、有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としている。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用している。 (注4)2025年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率、インタレスト・カバレッジ・レシオの指標については、営業活動キャッシュ・フローがマイナスのため記載を省略している。 ③生産、受注及び販売の実績 (a) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   当連結会計年度    (自 2025年4月 1日  至 2026年3月31日)   前年増減比(%) 船舶事業(百万円)   41,274   0.6 報告セグメント計(百万円)   41,274   0.6 その他(百万円)   734   9.6 合計(百万円)   42,009   0.7 (注)1.金額は当連結会計年度の製造費用によっている。 2.セグメント間の取引については相殺消去している。 (b) 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   受注高   受注残高 金額(百万円)   前年増減比(%)   金額(百万円)   前年増減比(%) 船舶事業   80,345   67.4   134,345   33.7 報告セグメント計   80,345   67.4   134,345   33.7 その他   544   0.8   47   119.7 合計   80,890   66.7   134,392   33.7 (注)1.前連結会計年度に受注したもので、当連結会計年度に値引、値増のあったものは受注高で修正している。 2.セグメント間の取引については相殺消去している。 (c) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   当連結会計年度      (自 2025年4月 1日     至 2026年3月31日)   前年増減比(%) 船舶事業(百万円)   46,497   5.4 報告セグメント計(百万円)   46,497   5.4 その他(百万円)   518   △3.8 合計(百万円)   47,016   5.3 (注)1.総販売高に対する割合が10%以上の販売先に対する販売実績は次のとおりである。 販売先   セグメントの名称   総販売高に対する割合・金額 前連結会計年度    ㈱商船三井   船舶事業   10%~30% 防衛装備庁   (4,464~13,394百万円) 合計       40%~50% (17,859~22,324百万円) 当連結会計年度    防衛装備庁   船舶事業   10%~20% CENTENNIAL SHIPPING S.A. SPRUCE NAVIGATION S.A.   ( 4,701~ 9,403百万円) ㈱フジトランスコーポレーション 合計       60%~70% ( 28,209~ 32,911百万円) 2.セグメント間の取引については相殺消去している。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)経営成績の分析 当社グループは、売上高及び営業利益を重要な指標として位置付けており、2025年10月10日に開示している当連結会計年度の計画と達成状況については、以下のとおりである。 i)2026年3月期計画との比較 2026年3月期 (計画)   2026年3月期 (実績)   2026年3月期 (計画比) 売上高   46,500百万円   47,016百万円   516百万円増 (1.1%増) 営業利益   2,600百万円   3,075百万円   475百万円増 (18.3%増) ii)前連結会計年度との比較 2025年3月期 (実績)   2026年3月期 (実績)   2026年3月期 (実績比) 売上高   44,648百万円   47,016百万円   2,367百万円増 (5.3%増) 営業利益   1,415百万円   3,075百万円   1,660百万円増 (117.3%増) (売上高) 当連結会計年度における売上高は、概ね計画どおりとなり、前連結会計年度に比べ23億67百万円増加し、470億16百万円(前年度比5.3%増)となった。これは主に、新造船においては売上対象隻数が4隻増加(13隻→17隻)したこと、船種の違い、各船の決算日における工事進捗度が異なることにより前連結会計年度に比べ増収となった。また、改修船については当連結会計年度に改造船工事の完工があったことから増収となった。 (営業利益) 当連結会計年度においては、前連結会計年度に比べ16億60百万円増加し、営業利益30億75百万円(前年度比117.3%増)となった。これは主に、新造船については、前連結会計年度において鋼材をはじめとする資機材価格の値上がりなどの影響により、低採算となった船の売上高が占める割合が多かったことから、利益が低調となっていた。一方で、当期については、為替相場が円安傾向で推移していること、改造船の完工があったこと、生産性向上及び諸経費の削減に取り組んだことから増益となった。 (経常利益) 当連結会計年度においては、前連結会計年度に比べ18億25百万円増加し、経常利益30億2百万円(前年度比155.0%増)となった。これは主に、営業利益が前連結会計年度に比べ増加したことによるものである。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度においては、前連結会計年度に比べ12億81百万円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益22億99百万円(前年度比125.9%増)となった。これは主に、経常利益が前連結会計年度に比べ増加したことによるものである。 なお、詳細については、「第2 事業の状況 4(1)経営成績等の状況の概要」に記載している。 (b)財政状態の分析 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 資産   42,486   47,136   4,650 負債   31,629   33,629   2,000 純資産   10,857   13,506   2,649 (資産) 前連結会計年度末の424億86百万円から46億50百万円増加し、471億36百万円となった。 これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が減少したものの、現金及び預金が増加したためである。 (負債) 前連結会計年度末の316億29百万円から20億円増加し、336億29百万円となった。 これは主に、電子記録債務、短期借入金、長期借入金が減少したものの、契約負債が増加したためである。 (純資産) 前連結会計年度末の108億57百万円から26億49百万円増加し、135億6百万円となった。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上によるものである。 (c)経営成績に重要な影響を与える要因について 詳細については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載している。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4(1)②キャッシュ・フローの状況」に記載している。 キャッシュ・フロー及び資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは事業活動のための適切な資金を確保し、資金の流動性を維持するとともに、健全な財政状態を目指すための安定的な営業キャッシュ・フローの創出が資本財源の最優先事項と考えている。 また、当社グループが船舶を建造する上で、建造工程の進捗に応じて分割払いが行われる造船業界の商慣習によって、工事代金の後払いが発生し、建造コストの支払いから売上債権の回収までの期間において手元流動性の低下が見込まれるため、常に一定程度の余剰資金を確保しておく必要があると考えている。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は105億90百万円、有利子負債残高は26億25百万円であり、手元流動性は十分に確保している状況で、財務状況は健全であると認識している。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、資機材の仕入れなど、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用である。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものである。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入金を基本としている。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。

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開示資料

出典

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