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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

旭ダイヤモンド工業

Asahi Diamond Industrial Co.,Ltd.6140 · Prime · 機械

ダイヤモンド工具専業メーカー。半導体・電子部品の切断・研削から石材加工までをカバー。

概要

旭ダイヤモンド工業は、ダイヤモンド工具およびCBN工具の専業メーカーである。1937年に東京で創業、1972年に東京証券取引所第二部に上場し、現在はプライム市場に上場している。2026年3月期の連結売上高は420億円、営業利益24億円、従業員数2,040名。半導体・電子部品、輸送機器、機械、石材・建設の4分野向けに、切断・研削・研磨工具を供給する。国内4工場に加え、アジア、欧州、北米、中南米に製造・販売子会社を展開し、グローバルな事業体制を構築している。

四つの顧客業界と売上構成

当社グループの売上は電子・半導体業界、輸送機器業界、機械業界、石材・建設業界の4分野に分散する。2026年3月期の業界別売上高は、電子・半導体業界が169億78百万円(構成比40.4%)、輸送機器業界が96億32百万円(22.9%)、機械業界が103億73百万円(24.7%)、石材・建設業界が38億85百万円(9.3%)、その他が11億13百万円(2.7%)である。電子・半導体向けが最大の売上を占め、パワー半導体や先端半導体加工用工具に注力する。輸送機器向けは航空機需要の増加が牽引する一方、自動車向けは米国通商政策の影響で減収となった。機械業界では半導体製造装置向けセラミックス用工具が伸び、石材・建設業界は海外資源探査需要の停滞により減収した。

38の国と地域に広がる生産販売網

国内には三重工場、玉川工場、千葉工場、千葉第二工場の4工場を擁し、山梨旭ダイヤモンド工業が部品供給を行う。海外では、台湾、上海、インドネシア、タイの4か所に製造販売子会社を配置。欧州はフランス(旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSAS)を拠点に、ドイツ、スウェーデンの販売子会社が連携する。北米はアメリカ、メキシコ、中南米はブラジル方面までカバーする。オセアニアにはオーストラリア子会社があり、アジアではインド、ベトナム、マレーシアにも販売サポート拠点を置く。韓国には関連会社(新韓ダイヤモンド工業)を持ち、2025年5月には千葉県に研究開発合弁会社AAダイヤモンドテクノロジーを設立した。

連結グループの機能分担

当社グループは単一セグメントで、ダイヤモンド工具の製造・販売を核とする。国内では当社が日本およびアジア・オセアニア、欧州、北米へ直接販売する。子会社の山梨旭ダイヤモンド工業は当社へ製品を供給し、是村旭ダイヤモンド工業は日本およびアジア・オセアニア向けに販売する。海外製造販売子会社(台湾鑽石工業、上海旭匯金剛石工業、P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシア、旭ダイヤモンドタイランド)はそれぞれの地域で製品を製造し販売する。販売子会社はアメリカ、メキシコ、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア、マレーシア、インド、ベトナムに所在し、各地域の顧客サポートを行う。関連会社のAAダイヤモンドテクノロジーは主に研究開発を担う。

経営指標と中期計画2030

当社グループは持続的成長のために連結売上高、営業利益、売上高営業利益率、当期純利益、自己資本利益率を重要な経営指標とする。2026年5月に策定した「中期経営計画2030」では、VISION2030「世界のモノづくりを支えるグローバルニッチトップメーカー」を掲げ、三つの重点施策を推進する。第一に電子・半導体分野への集中投資とグローバル展開による成長加速、第二に不採算事業の撤退・縮小や価格改定による収益構造改革、第三にサプライチェーン強化や開発スピード向上、人的資本経営による基盤強化である。2026年3月期の売上高営業利益率は5.7%、自己資本利益率は3.1%であった。

業界の中での役割は産業用ダイヤモンド工具メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
420億円
営業利益
24億円
営業利益率
5.7%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01電子・半導体業界主力

半導体や電子部品の切断、研削、研磨工程向けに、高精度なダイヤモンドブレードやホイールを供給。シリコンウェーハやセラミック基板などの硬脆材料加工に用いられる。

主な製品・サービス2
ダイヤモンドブレード
リング状の薄刃で、半導体ウェーハや電子部品の切断・溝入れに使用。高精度な切断が可能。
ダイヤモンドホイール
砥石の一種で、半導体や電子材料の研削・研磨に用いる。表面粗さや平坦度を高める。

02輸送機器業界準主力

自動車や航空機などのエンジン部品やトランスミッション部品の研削・研磨向けに、CBN(立方晶窒化ホウ素)工具やダイヤモンドホイールを供給。高い硬さと耐熱性が要求される加工に対応。

独自の結合技術により高い加工精度と寿命を実現

主な製品・サービス2
CBNホイール
CBN砥粒を用いた研削ホイールで、焼入れ鋼など硬い金属部品の高能率研削に使用。
ダイヤモンドホイール
ダイヤモンド砥粒を用いたホイールで、超硬合金やセラミック部品の研削に使用。

03機械業界副次

汎用機械や工作機械の部品加工向けに、研削工具や切断工具を提供。金属やセラミックスの精密加工に使われる。

主な製品・サービス1
ダイヤモンドブレード
機械部品の切断やスリット加工に用いる薄刃ブレード。硬質材料の精密切断が可能。

04石材・建設業界副次

天然石やコンクリートの切断・穴あけ用に、大型のダイヤモンドワイヤーソーやコアドリルを供給。石材加工や解体工事で使用。

主な製品・サービス2
ダイヤモンドワイヤーソー
ワイヤー状の工具で、石材やコンクリートのブロック切断に用いる。長尺の切断が可能。
ダイヤモンドコアドリル
円筒状のドリルで、コンクリートや石材に穴あけを行う際に使用。

製品と技術

半導体ウェーハ切断に使われるダイヤモンドブレード

ダイヤモンドブレードは、リング状の薄刃にダイヤモンド砥粒を電着または焼結した工具で、主に半導体ウェーハやセラミック基板、電子部品の切断・溝入れに使用される。旭ダイヤモンド工業のブレードは、高精度な切断を実現するため、砥粒の粒径分布や結合剤の配合を最適化している。特にシリコンウェーハのスライシング工程では、薄さと平行度が要求されるため、厚さ数十マイクロメートル単位のブレードを供給する。近年はパワー半導体向けSiC(炭化ケイ素)ウェーハの加工にも対応し、硬脆材料の切断に高い性能を発揮する。2026年3月期の電子・半導体業界向け売上高は169億78百万円と全体の4割を占める。

研削加工の要となるダイヤモンドホイール

ダイヤモンドホイールは、砥石の一種で、ダイヤモンド砥粒を樹脂、メタル、ビトリファイドなどの結合剤で固めた工具である。半導体材料の表面研削や平坦化、セラミックス部品の鏡面仕上げなどに用いられる。旭ダイヤモンド工業は、ホイールの気孔率や砥粒濃度を調整し、高能率でダメージの少ない研削を実現する。特に電子部品用のセラミック基板や、機械業界の軸受部品の加工では、表面粗さと形状精度を両立するホイールが評価されている。2026年3月期の機械業界向け売上高は103億73百万円で、半導体製造装置向けセラミックス工具の伸びが寄与した。

焼入れ鋼を高能率研削するCBNホイール

CBN(立方晶窒化ホウ素)ホイールは、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つCBN砥粒を用いた研削工具である。主に輸送機器業界で、焼入れ鋼や軸受鋼などの硬質金属部品の研削に使用される。旭ダイヤモンド工業のCBNホイールは、耐熱性と耐摩耗性に優れ、自動車のエンジン部品やトランスミッション部品の高精度加工に貢献する。航空機向けのタービンディスクやギアの研削にも採用されており、2026年3月期の輸送機器業界向け売上高は96億32百万円。米国通商政策の影響で自動車向けは減少したが、航空機需要の増加が補った。

大型切断を可能にするダイヤモンドワイヤーソーとコアドリル

石材・建設業界向けには、ダイヤモンドワイヤーソーとダイヤモンドコアドリルを提供する。ワイヤーソーは、ワイヤーにダイヤモンドビーズを固定した工具で、天然石のブロック切断やコンクリート構造物の解体に用いる。長尺の切断が可能で、採石現場や大型建築物の改修工事で活躍する。コアドリルは円筒状のドリルで、コンクリートや石材に穴あけを行う際に使用され、配管貫通孔やアンカー孔の形成に不可欠である。2026年3月期の石材・建設業界向け売上高は38億85百万円で、海外資源探査需要の停滞と国内大規模工事の減少により減収となった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 輸送機器業界独自の結合技術により高い加工精度と寿命を実現

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ダイヤモンド工具で国内首位、内需依存型

ダイヤモンド工具・超硬工具の専業メーカー。国内シェアは高いが、収益の大半を国内市場に依存しており、海外展開は限定的。同業の日本製鋼所が大型プレス向け工具で強みを持つ一方、旭ダイヤモンド工業は精密加工向けの微細工具に特化し、半導体関連需要を取り込む。2026年3月期の売上高は420億円、営業利益率5.71%と緩やかな成長が見込まれる。ただし、国内製造業の設備投資動向に業績が連動しやすく、円高局面での競争力低下リスクも抱える。

強み

  • ダイヤモンド工具分野で国内シェア首位、ブランド認知度が高い。
  • 半導体や電子部品向けの微細加工工具に強み、高付加価値製品を提供。
  • 売上高は400億円超で安定、2026年3月期も増収見込み。
  • 主要顧客との長期的な取引により、安定的な受注基盤を確保。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場の取り込みが課題。
  • 国内製造業の設備投資減退が直接業績に影響。
  • ダイヤモンド原料の価格変動が収益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が旭ダイヤモンド工業

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16413理想科学工業801億円16.2倍
27745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
37715長野計器729億円13.5倍
46118アイダエンジニアリング706億円15.3倍
56339新東工業655億円
66140旭ダイヤモンド工業558億円28.1倍
77769リズム330億円13.7倍
86850チノー309億円13.8倍
96445ジャノメ255億円42.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

ダイヤモンド工具専業として創業した1937年

1937年10月、ダイヤモンド工具の製造・販売を目的として東京都大田区に旭ダイヤモンド工業株式会社が設立された。当時は国内の工業化が進む中で、硬質材料の加工に不可欠なダイヤモンド工具の国産化を目指した。1944年1月には三重県上野市(現伊賀市)に上野工場(旧三重工場)を完成させ、生産体制を整えた。しかし戦後、1945年12月に商号を旭工芸株式会社に変更し、七宝工芸品の生産に転換。事業の存続を図った。この時期は一時的にダイヤモンド工具から離れたが、1952年5月に再び商号を旭ダイヤモンド工業株式会社に戻し、ダイヤモンド工具の本格的生産を再開した。これが現在の事業の原点である。

1960~70年代の国内拡充と上場

1959年から1966年にかけて、旭電線、旭ダイヤモンド商事、旭トレイディングを吸収合併し、グループの一体化を進めた。1965年9月には川崎市高津区に玉川工場を完成させ、首都圏での生産能力を強化。1972年9月には山梨旭ダイヤモンド工業(当時サンダイヤモンド工業)に経営参加し、子会社化した。同年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1975年2月に本社を港区に移転し、1978年9月には東証第一部銘柄に指定された。この間、1978年5月には韓国に合弁会社新韓ダイヤモンド工業を設立し、初の海外生産拠点を確保。1984年8月には三重第二工場が完成し、国内生産基盤をさらに拡大した。

1988~2000年の海外展開加速

1988年9月に本社を千代田区に移転。1989年3月には千葉鶴舞工場を完成させ、国内の生産能力を増強した。1990年代に入ると海外展開を本格化する。1993年12月、フランスのトリファスフランス(現旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパ)とオーストラリアのトリファスオーストラリア(現旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリア)の全株式を取得し、欧州とオセアニアに拠点を獲得。1995年11月には台湾鑽石工業の株式を追加取得し、子会社化した。1999年3月には千葉第二工場が完成。2002年7月にはインドネシア、アメリカ、中国に相次いで子会社を設立し、アジア・北米でのプレゼンスを一気に広げた。この時期にグローバルな製造・販売網の骨格が形成された。

2010年代の子会社統合と新拠点設立

2011年12月、旭ダイヤモンドタイランドの株式を追加取得し、タイでの事業を強化。2013年7月には砥石メーカーの株式会社是村(現是村旭ダイヤモンド工業)を買収し、国内の砥石製品ラインアップを拡充した。2015年には欧州と東南アジアへの展開を加速。ドイツ、スウェーデン、マレーシア、メキシコに相次いで販売子会社を設立した。一方、国内では2006年に三重工場を統合・新築し、生産効率を向上。2021年2月には川崎市高津区に技術開発センターを設置し、研究開発機能を強化した。同年8月には北関東支店を開設し、国内販売網も整備した。2022年4月には東証市場区分の見直しに伴い、プライム市場へ移行した。

2020年代の成長投資と新会社設立

2020年7月、千葉県袖ケ浦市に最新鋭の千葉工場が完成。半導体向け工具の需要増に対応する。2023年7月にはベトナムに販売サポート子会社を設立、同年8月にはインドの旭ダイヤモンドインダストリアルインディアの全株式を取得し、南アジア市場への足掛かりを得た。2025年5月には千葉県市原市に合弁会社AAダイヤモンドテクノロジー株式会社を設立し、研究開発を強化。2026年5月には本社を千代田区紀尾井町から現在地(麹町二丁目)へ移転予定である。これらの投資は、中期経営計画2030で掲げる電子・半導体分野への集中とグローバル展開の一環であり、売上高420億円、営業利益24億円(2026年3月期)の業績に結びついている。

年表38件を開く

1930年代

  • 1937年10月創業ダイヤモンド工具の製造・販売を目的として、東京都大田区に旭ダイヤモンド工業株式会社を 設立。

1940年代

  • 1944年1月三重県上野市(現伊賀市)に上野工場(旧三重工場)が完成。
  • 1945年12月商号変更商号を旭工芸株式会社に変更し、七宝工芸品の生産を開始。

1950年代

  • 1950年5月本社を東京都中央区に移転。
  • 1952年5月商号変更商号を旭ダイヤモンド工業株式会社に変更し、ダイヤモンド工具の本格的生産を開始。
  • 1959年7月M&A旭電線株式会社を吸収合併。

1960年代

  • 1963年3月M&A旭ダイヤモンド商事株式会社を吸収合併。
  • 1965年9月川崎市高津区に玉川工場が完成。
  • 1966年4月M&A旭トレイディング株式会社を吸収合併。

1970年代

  • 1972年9月サンダイヤモンド工業株式会社(現山梨旭ダイヤモンド工業株式会社)(現連結子会社)に経営参加。
  • 1972年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1975年2月本社を東京都港区に移転。
  • 1978年5月韓国に合弁会社新韓ダイヤモンド工業株式会社(現持分法適用関連会社)を設立。
  • 1978年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

1980年代

  • 1984年8月三重県上野市(現伊賀市)に三重第二工場が完成。
  • 1988年9月本社を東京都千代田区に移転。
  • 1989年3月千葉県市原市に千葉鶴舞工場が完成。

1990年代

  • 1993年12月トリファスフランス(現旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSAS)(現連結子会社)、トリファスオーストラリア(現旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリアPty.,Ltd.) (現連結子会社)の全株式を取得。
  • 1995年11月台湾鑽石工業股份有限公司(現連結子会社)の株式を追加取得。(1968年5月に合弁会社として設立)
  • 1999年3月千葉県長生郡長南町に千葉第二工場が完成。

2000年代

  • 2002年7月P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシア(現連結子会社)の全株式を取得。
  • 2002年7月米国に旭ダイヤモンドアメリカ,Inc.(現連結子会社)を設立。
  • 2002年7月中国に上海旭匯金剛石工業有限公司(現連結子会社)を設立。
  • 2006年6月M&A三重県伊賀市に旧三重工場と三重第二工場を統合した現三重工場が完成。

2010年代

  • 2011年12月旭ダイヤモンドタイランドCO.,LTD.(現連結子会社)の株式を追加取得。
  • 2013年7月砥石の製造・販売を行う株式会社是村(現是村旭ダイヤモンド工業株式会社)(現連結子会社)の全株式を取得。
  • 2015年1月ドイツに旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbH(現連結子会社)を設立。
  • 2015年7月スウェーデンに旭ダイヤモンドインダストリアルスカンジナビアAB(現連結子会社)を設立。
  • 2015年7月マレーシアに旭ダイヤモンドインダストリアルマレーシアSDN.BHD.(現連結子会社)を設立。
  • 2015年8月メキシコに旭ダイヤモンドデメキシコ,S.A.デC.V.(現連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2020年7月千葉県袖ケ浦市に千葉工場が完成。
  • 2021年2月川崎市高津区に技術開発センターを設置。
  • 2021年8月埼玉県 北本市に北関東支店を開設。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年7月ベトナムに旭ダイヤモンドベトナムCO.,LTD.(現連結子会社)を設立。
  • 2023年8月旭ダイヤモンドインダストリアルインディアPVT.LTD.(現連結子会社)の全株式を取得。
  • 2025年5月千葉県市原市に合弁会社AA ダイヤモンドテクノロジー株式会社(現持分法適用関連会社)を設立。
  • 2026年5月現在地に本社を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    電子/半導体分野への戦略投資とグローバル展開

    成長市場である電子・半導体業種を最重点分野と位置づけ、集中投資とグローバル展開により売上・利益拡大を図る。機械業種向け半導体製造装置関連工具の成長、業種別販売戦略によるシェア拡大、AI活用による開発スピード向上を推進する。

  2. 02

    選択と集中による収益構造改革と利益率向上

    不採算事業の撤退・縮小や工場集約、定期的な事業スクリーニングを実施。価格改定による粗利率改善、生産性向上・原価低減活動を継続し、収益力向上を図る。

  3. 03

    開発力・人材・経営基盤の強化による持続的競争力の確立

    安定調達・供給体制の構築、開発の選択と集中によるスピード向上、新事業(ソリューション事業等)の検討、基幹システム活用による業務改革、働きがい向上・採用強化・教育訓練充実など人的資本経営を深化させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,040人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は702万円で、9期前と比べて+8.6%平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は21.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,146
2018年3月2,157
2019年3月64642.519.72,208
2020年3月62942.619.62,139
2021年3月60843.320.32,050
2022年3月65143.720.72,057
2023年3月68144.421.22,037
2024年3月67544.521.12,059
2025年3月68744.821.02,064111
2026年3月70244.921.02,040118

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 4 / 海外 13、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
千葉工場 — 千葉県袖ケ浦市7,740百万円
三重工場 — 三重県伊賀市6,889百万円
玉川工場 — 神奈川県川崎市高津区2,082百万円
技術開発センター — 神奈川県川崎市高津区1,534百万円
千葉第二工場 — 千葉県長生郡長南町1,255百万円
本社他 — 東京都千代田区他1,129百万円
千葉鶴舞工場 — 千葉県市原市699百万円
主な関係会社
  • 国内
    山梨旭ダイヤモンド工業 株式会社(注)2
    山梨県韮崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    是村旭ダイヤモンド工業 株式会社(注)2
    千葉県市原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンド インダストリアル ヨーロッパSAS
    フランス ウール・エ・ロワール県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンド インダストリアル ドイツGmbH
    ドイツ ドルトムント市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾鑽石工業股份 有限公司(注)2
    台湾 桃園市 · 連結子会社
    議決権69.1%
  • 海外
    上海旭匯金剛石工業 有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    P.T.旭ダイヤモンド インダストリアル インドネシア
    インドネシア ブカシ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンド タイランドCO.,LTD.
    タイ バンコク市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンド アメリカ,Inc.
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    旭ダイヤモンド インダストリアル スカンジナビアAB
    スウェーデン オレブロ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンド インダストリアル オーストラリアPty.,Ltd.
    オーストラリア モナ ベール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    旭ダイヤモンドデ メキシコ,S.A.デC.V.
    メキシコ レオン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社5社を開く
  • 旭ダイヤモンド インダストリアル マレーシアSDN.BHD.マレーシア クアラルンプール市100%
  • 旭ダイヤモンド インダストリアル インディアPVT.LTD.インド プネ市100%
  • 旭ダイヤモンド ベトナムCO.,LTD.ベトナム ハノイ市100%
  • 新韓ダイヤモンド工業 株式会社韓国 仁川廣域市29%
  • AAダイヤモンドテクノロジー 株式会社千葉県市原市50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は420億円営業利益24億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.4%、利益が+4.3%。

売上高
+2.4%
420億円
営業利益
+4.3%
24億円
純利益
-20.0%
20億円
営業利益率
5.7%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高455億円420億円
営業利益50億円24億円
純利益37億円20億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は111億円、営業利益は15億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.3%、営業利益は+400.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q966
2024年1Q9033.35
2024年2Q9833.18
2024年3Q10254.94
2024年4Q974
2025年2Q207136.311
2025年4Q203104.914
2026年2Q205104.915
2026年4Q215146.55
2027年1Q1111513.512

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は384億円から420億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3845333
2014年3月4115837
ドイツに旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbH(現連結子会社)を設立。
2015年3月4566036
2016年3月4555133
2017年3月4202925
2018年3月4555116
2019年3月4103123
千葉県袖ケ浦市に千葉工場が完成。
2020年3月3536−3
埼玉県 北本市に北関東支店を開設。
2021年3月301−3−3
2022年3月3723733
ベトナムに旭ダイヤモンドベトナムCO.,LTD.(現連結子会社)を設立。
2023年3月3933328
2024年3月3872421
千葉県市原市に合弁会社AA ダイヤモンドテクノロジー株式会社(現持分法適用関連会社)を設立。
2025年3月41023315.625
2026年3月42024335.720

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高420億円のうち、営業利益として残るのは24億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.9%302億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.4%94億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%24億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが54億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは33億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は162億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月75−26−3349121
2014年3月64−38−1526135
2015年3月63−58−145129
2016年3月73−32−3641130
2017年3月62−12−2650153
2018年3月64−24−940185
2019年3月44−51−9−7165
2020年3月48−50−7−2157
2021年3月−1−43−6−44106
2022年3月59−4−1155155
2023年3月50−13−3137164
2024年3月28−35−31−7128
2025年3月58−38−220148
2026年3月54−21−1933162

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は792億円。このうち返さなくてよい自己資本が641億円で、自己資本比率は78.5%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月61950211779.7
2014年3月69755314477.6
2015年3月74458815677.3
2016年3月71156914278.4
2017年3月70757313479.4
2018年3月74759715078.2
2019年3月73059014079.0
2020年3月70056813279.3
2021年3月68157310882.1
2022年3月72260911382.1
2023年3月74262911382.5
2024年3月7396409984.2
2025年3月76463612880.7
2026年3月79264115178.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
161億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
426億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
37億円
在庫として抱えている分
負債合計
151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中42位あたり、逆に低いのはROE209社中175位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,153で、1年前と比べて+40.9%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥1,153-3.8%1ヶ月+1.5%1年+40.9%時価総額558億円
過去52週の値幅
安値¥786高値¥1,735

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.1倍
PER (会社予想)15.0倍
PBR0.87倍
配当利回り2.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1年で55.5%上昇する一方、52週高値1735円からは約31.8%下落して1183円。7月下旬に1048円まで売られた後、8月上旬に1271円まで急伸したが、直近は25日線(1180円)近辺でのもみ合い。75日線を下回り、上値は重い。出来高は8月7日に193.56万株と膨らみ、その後は減少傾向で、需給の落ち着きが待たれる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

予想PERは15.4倍で同業界平均23.31倍を下回り、PBRは0.89倍と1倍を割り込み割安感がある。一方、実績PERは28.92倍と高く、ROEは3.2%と低い。配当利回りは2.87%で平均2.66%を上回るが、配当性向は105.6%と100%を超え、配当の持続性に懸念がある。割安指標と高配当が魅力だが、収益性の低さと配当過剰がリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.1倍22.7倍
PER (予想)15.0倍
PBR0.87倍1.50倍
ROE3.2%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体需要の変動はあるものの、高い技術力とシェアで安定的な利益を確保。強気派は、半導体市場の成長やEV化による需要拡大を期待。弱気派は、半導体市況の悪化や利益率の低下を懸念。

プラスに働く材料7
  • トップシェア

    難削材加工用ダイヤモンド工具で業界首位のシェア。

  • 研究開発投資

    売上の14%を研究開発に投じ、技術優位を維持。

  • 株主還元

    配当利回り2.87%と安定配当を実施。

  • 予想PER15.4倍と収益拡大期待決算発表後影響

    予想PER15.4倍は現行PER28.9倍から半減、収益拡大期待を反映

  • 営業利益は23億→24億円と増加通年影響

    2025年3月期の営業利益23億円から2026年3月期24億円へ増加、利益成長

  • 売上高は410億→420億円へ拡大通年影響

    売上高は2025年3月期410億円から2026年3月期予想420億円へ増加

  • 配当利回り2.87%で下支え通年影響

    株価1183円・配当利回り2.87%とインカム需要が株価を支える

マイナスに働く材料7
  • 利益率の伸び悩み

    営業利益率は5%前後で、2025年3月期は前期から低下。

  • 半導体市況の影響

    半導体需要の変動が売上・利益に直結する。

  • PBRの低さ

    PBR0.89倍と割安だが、市場が成長性を評価していない。

  • 2026年3月期は純利益20億円へ減益通年影響

    純利益は25億円から20億円へ5億円減、特別要因や税負担で減益

  • ROE3.2%と資本効率が低位継続影響

    ROE3.2%・PBR0.89倍、資本効率改善がなければ評価が伸びない

  • 売上高の伸びは2.4%増に鈍化通年影響

    売上高成長率は前期+5.9%から当期+2.4%へ減速

  • 1年で55.5%上昇した反動不定影響

    株価は1年間で+55.5%上昇、短期過熱による利食い売りリスク

次の決算で確かめる点
半導体ウエハー関連売上
半導体市況の変動を直接反映するため。
研究開発費比率
技術優位の持続可能性を確認するため。
営業利益率
利益率低下が続くかどうかが収益性判断の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.95%。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
2.95%
いまの株価に対して
配当性向
105.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1647.3
2018年3月13−18.872.7
2019年3月147.746.2
2020年3月10−28.6167.0
2021年3月6−40.0165.0
2022年3月24300.070.2
2023年3月268.344.7
2024年3月3015.470.4
2025年3月300.067.6
2026年3月300.0105.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ41,747人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.1%を占め、残る75.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.346.746.941.342.963.6
金融機関26.025.526.827.726.416.9
事業法人8.68.77.98.48.07.3
外国法人16.615.316.520.620.86.6
証券会社2.63.71.81.91.85.4
外国人個人0.00.10.10.10.10.2
自己株式0.00.00.00.00.50.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.29
02旭ダイヤモンド社員持株会4.15
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.49
04旭ダイヤ共栄持株会2.74
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.15
06ユニオンツール株式会社1.87
07楽天証券株式会社共有口1.53
08野村證券株式会社1.43
09JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.06
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    三菱UFJ信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    3.04%
    -0.72pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−26%、1株純資産は14期で+51%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月558556.716.558.7
2014年3月649377.220.549.5
2015年3月629976.522.144.2
2016年3月589835.917.360.9
2017年3月441,0074.418.447.3
2018年3月291,0492.838.672.7
2019年3月421,0404.018.346.2
2020年3月−61,000−0.6167.0
2021年3月−61,008−0.6165.0
2022年3月591,0685.710.070.2
2023年3月511,1424.618.444.7
2024年3月411,2073.424.170.4
2025年3月481,2014.017.267.6
2026年3月411,2923.228.9105.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
片岡和喜代表取締役社長74
原智彦代表取締役常務 生産本部長兼 三重工場長68
萩原利昌取締役 営業本部長兼 東日本統括66
阿部英夫取締役 技術本部長兼 千葉工場長69
松田順一取締役 海外事業本部長兼 経営戦略本部長65
川合宏明取締役 中日本統括兼名古屋支店長59
小山修取締役78
市川祐子取締役55
川尻恵理子取締役51
松崎剛実常勤監査役65
大高由紀夫監査役70
川嶋誠人監査役73
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
塚田英樹54
兼本憲一取締役 玉川工場長兼調達部長55
中村哲也取締役67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)711842614921
社外取締役536367
監査役1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,118字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、主に電子・半導体業界、輸送機器業界、機械業界、石材・建設業界向けに、ダイヤモンド工具(CBN工具及び砥石を含む)の製造・販売を行っている単一セグメントであります。 当社グループのこれらダイヤモンド工具事業における位置付けは、次の通りであります。 なお、是村旭ダイヤモンド工業株式会社、海外の製造販売子会社、海外の販売子会社、海外の関連会社は、当社グループより製品供給を受けております。 (国内会社) 当社は、主に日本、アジア・オセアニア、欧州、北米地域へ販売しております。 山梨旭ダイヤモンド工業株式会社は、当社へ製品を供給しております。 是村旭ダイヤモンド工業株式会社は、主に日本及びアジア・オセアニア地域へ販売しております。 (国内の関連会社) 関連会社であるAAダイヤモンドテクノロジー株式会社は、主に製品の研究開発を行っております。 (海外の製造販売子会社) 旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSASは、主に欧州地域へ販売しております。 台湾鑽石工業股份有限公司は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 上海旭匯金剛石工業有限公司は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシアは、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドタイランドCO.,LTD.は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 (海外の販売子会社) 旭ダイヤモンドアメリカ,Inc.は、主に北米地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドデメキシコ,S.A.デC.V.は、主に中米地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbHは、主に欧州地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドインダストリアルスカンジナビアABは、主に欧州地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリアPty.,Ltd.は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドインダストリアルマレーシアSDN.BHD.は、当社のアジア・オセアニア地域の顧客への販売サポート業務を行っております。 旭ダイヤモンドインダストリアルインディアPVT.LTD.は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 旭ダイヤモンドベトナムCO.,LTD.は、当社のアジア・オセアニア地域の顧客への販売サポート業務を行っております。 (海外の関連会社) 関連会社である新韓ダイヤモンド工業株式会社は、主にアジア・オセアニア地域へ販売しております。 事業の系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題1,465字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、経営理念「モノづくりをもっと面白く」を策定しております。テクノロジーの進化が加速しているモノづくりの現場では、日々困難な問題に取り組んでおります。当社グループは、お客様とともに「モノづくりをもっと面白く」し、社会の発展に貢献してまいります。 この経営理念において、「目指す姿」としては、「唯一無二」「永続的な成長」「働きがい」を掲げております。また、行動指針としては、「Challenge(チャレンジ)」「Customer(顧客志向)」「Cooperation(ボーダレスな連携)」「Character(持ち味を活かす)」「Speed(スピード)」を掲げております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2026年5月15日の取締役会において、「中期経営計画2030」を策定しました。その主な内容については、下記「(4) 経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題」において記載しております。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長を果たし、全てのステークホルダーの利益を増大させる目的として、「連結売上高」「連結営業利益」「連結売上高営業利益率」「親会社株主に帰属する当期純利益」「自己資本利益率」を重要な経営指標と考えております。 (4) 経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、2030年までのあるべき姿である『VISION2030“世界のモノづくりを支えるグローバルニッチトップメーカーへ”』に向けて、過去の中期経営計画の課題を整理し2030年度を最終年度とする「中期経営計画2030」を、以下の2つのテーマの基で策定すると共に3つの重点施策を掲げ推進してまいります。 ・これまでの投資の価値効果を最大化し、未来の成長へと確実につなぐ(投資の活用) ・収益を生み出す体質へと確実に変革し、安定した利益創出へつなげる(利益体質へ改善) 「中期経営計画2030」の重点施策 ①電子/半導体分野を中核とした成長事業の加速 成長市場への集中投資とグローバル展開による売上・利益拡大を目指します。 ・電子/半導体業種を最重点成長分野と位置付け、売上・営業利益をけん引 ・機械業種における半導体製造装置向けセラミックス・軸受用工具の成長 ・業種別販売戦略による新規受注の創出とシェア拡大 ・AIを活用した開発スピードの向上 ②選択と集中による収益構造改革と利益率向上 不採算事業の整理と価格・原価改革による収益力の向上を図ります。 ・国内外の不採算事業・部門の撤退・縮小および工場集約による構造改革の断行 ・一定の利益率・成長率を基準としたスクリーニングを定期的に実施 ・価格改定(値上げ)による粗利率の改善 ・生産性向上・改善活動による原価低減の継続実施 ③将来成長を支える開発力・人材・経営基盤の強化 開発スピード向上と人的資本経営による持続的競争力を確立します。 ・安定調達・安定供給を可能とするサプライチェーン ・製品開発の選択と集中による開発スピード・開発件数の向上 ・受託試験等のソリューション事業など新事業の検討 ・新基幹システム活用による経営数値のリアルタイム把握と業務改革推進 ・働きがい向上、人材採用強化、福利厚生の拡充、教育訓練拡充による人的資本経営の深化
事業等のリスク2,306字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 製品の取引の継続性について 当社グループは、その主要取引先等に対して、納入数量、価格等に関する長期的な契約を締結しておりません。今後、十分な受注が確保できなくなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の調達について 当社グループは、主な原材料として天然・人工ダイヤモンド、金属及び樹脂類を多数使用しております。今後、これらの調達において、供給元の操業停止又は供給能力の制約などにより、必要な原材料の調達ができなくなった場合、もしくは原材料価格の高騰により生産コストが上昇した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 景気動向について 当社グループは、電子・半導体、輸送機器、機械、石材・建設などの広範囲の業界に対し、ダイヤモンド工具を供給しておりますが、景気変動が各業界の取引先へ影響を与える場合、工具の需要にも影響を受ける事となります。今後、十分な受注が確保できなくなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 他社との競合について 当社グループは、日々、競合他社との技術・納期・価格競争などが行われるなか、高品質化・短納期化・技術サービスの充実化に努めております。今後、競合他社との競争に対して、迅速かつ適切に対応できず、十分な収益性が確保できなくなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 品質問題について 当社グループは、品質管理基準に従って製造活動を行っておりますが、すべての製品について欠陥がなく、クレームが発生しないという保証はありません。今後、大規模なクレームの発生により、多額の費用が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 海外事業について 当社グループは、国内をはじめ、台湾、中国、その他アジア・オセアニア、欧州、北米地区を中心としてグローバルな事業展開をしており、連結地域別売上高のおよそ半分は海外向けの売上となっております。今後、政情不安、法的規制の変更、ガバナンス不全、事業計画の未達、急激な為替レートの変動、金融不安、賃金上昇、貿易戦争、テロ・戦争の勃発など予期しない様々な問題が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 業務提携・企業買収に関するリスク 当社グループは、他社との業務提携や企業買収が、将来の成長性、収益性等を確保するために必要不可欠な要素であると認識しております。その実施に際しては十分な検討を行いますが、当初想定した事業計画通りのシナジー効果を得る事ができない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 資金調達について 当社グループは、事業に必要な資金の一部を銀行借入によって調達しております。景気の後退や金融環境の悪化、金利上昇、当社グループの信用低下等により、資金調達が想定通りの条件で適時に実施できない場合、事業計画の変更や資金調達コストの上昇等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 自然災害について 当社グループは、国内外に有する製造拠点において、日々災害防止に努めております。今後、大地震、暴風雨、洪水などが発生し、当社グループの生産設備及び情報システムへの直接的な被害や、社会インフラの損壊による電力供給不足等、もしくは取引先からの材料の供給不足等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 環境問題について 当社グループは、環境マネジメントシステムを構築し、国内全工場並びに国内子会社及び一部の海外子会社においてISO14001の認証を取得し、CO2排出量の削減、資源の有効利用、省資源など環境保全に努めております。今後、不測の事態により将来において環境問題が発生した場合、損害賠償、行政処分、社会的評価の低下、生産停止等により、費用負担が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 感染症等のリスク 当社グループは、従業員の健康と安全を第一に衛生管理の徹底、時差出勤等の対応を行い、ウイルス等の感染予防・拡大防止に努めております。今後、予期しないウイルス感染等が発生するなどにより、当社グループの生産・営業活動が制限を受ける事態が発生する様な場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 情報セキュリティについて 当社グループは、事業活動を通して当社グループ及び顧客・取引先などについての個人情報や機密情報を入手する事があります。また、当社グループの営業上・技術上の機密情報を保有しています。当社グループでは、これらの情報の厳格な管理に努めていますが、コンピュータウイルスへの感染、不正アクセス、その他不測の事態などにより、情報の漏えい・紛失、重要データの破壊・改ざんなどが起きた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,145字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における事業環境は、各種政策による効果で雇用・所得環境が改善する中で緩やかな回復が進みました。一方、米国の通商政策や物価上昇、中国経済の停滞やレアアース問題、中東地域における情勢の緊迫化など不透明な状況が続いています。 このような状況の中、当社グループでは、「中期経営計画2025」に掲げる製品開発や顧客ニーズに応える生産体制整備、物価上昇による製品価格の見直し等を進めております。当社グループの取引業界別の経営成績としましては、電子・半導体業界では、注力するパワー半導体用の関連工具は世界的なEV販売の鈍化により停滞した一方、AIをはじめとした先端半導体加工用工具に加えメモリー需要の回復、電子部品用工具の拡販等が寄与し、売上高は前期に比べ増加しました。輸送機器業界では、航空機需要の増加が牽引して航空機向け関連工具の売上高は前期に比べ増加しました。一方、自動車向け工具需要は米国通商政策の影響で国内、海外共に自動車生産台数の減少が影響しました。機械業界では、軸受け業種向け製品の性能向上が評価され拡販が進みました。また、先端半導体に使用する電子部品基板加工用工具に関連する需要が大幅に増進、加えて半導体装置用セラミックス業種向け工具の販売が伸び、関連工具の売上高は前期に比べ増加しました。石材・建設業界では、海外での資源探査需要の停滞に加え、国内では大規模な工事需要が少なかったことで、関連工具の売上高は前期に比べ減少しました。 その結果、当連結会計年度における財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 a. 財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、79,203百万円と前期と比べ2,852百万円(3.7%)の増加となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、15,070百万円と前期と比べ2,298百万円(18.0%)の増加となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、64,133百万円と前期と比べ554百万円(0.9%)の増加となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度における売上高は、41,983百万円と前期と比べ977百万円(2.4%)の増収となりました。 当連結会計年度における営業利益は、2,403百万円と前期と比べ92百万円(4.0%)の増益となりました。 当連結会計年度における経常利益は、3,346百万円と前期と比べ276百万円(9.0%)の増益となりました。 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、2,009百万円と前期と比べ483百万円(19.4%)の減益となりました。 なお、業界別の経営成績は、次の通りであります。 (a) 電子・半導体業界 当業界向けの売上高は、16,978百万円と前期と比べ310百万円(1.9%)の増収となりました。 (b) 輸送機器業界 当業界向けの売上高は、9,632百万円と前期と比べ59百万円(0.6%)の減収となりました。 (c) 機械業界 当業界向けの売上高は、10,373百万円と前期と比べ943百万円(10.0%)の増収となりました。 (d) 石材・建設業界 当業界向けの売上高は、3,885百万円と前期と比べ90百万円(2.3%)の減収となりました。 (e) その他(大学、研究機関、窯業及び宝飾等) その他の売上高は、1,113百万円と前期と比べ127百万円(10.3%)の減収となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、16,156百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,346百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は、5,412百万円(前年同期は5,765百万円の収入)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益が3,378百万円、減価償却費が3,475百万円、減損損失が1,920百万円、有形固定資産売却損益が△617百万円、売上債権の増減額が△578百万円、棚卸資産の増減額が△512百万円、投資有価証券売却損益が△1,304百万円あったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出された資金は、2,120百万円(前年同期は3,820百万円の支出)となりました。この主な内容は、有形固定資産の取得による支出が2,956百万円、投資有価証券の取得による支出が516百万円、投資有価証券の売却による収入が1,545百万円あったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出された資金は、1,883百万円(前年同期は212百万円の支出)となりました。この主な内容は、長期借入れによる収入が2,500百万円、自己株式の取得による支出が2,489百万円、配当金の支払額が1,511百万円あったことによります。 ③ 生産実績及び受注状況 当社グループはダイヤモンド工具事業の単一セグメントでありますが、生産・販売品目は多種多様であり、同種の製品であってもその形状等は一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品もあり、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示す事はしておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。なお、当社の経営者は、この連結財務諸表の作成にあたって、重要な判断と見積りや計画の策定に対し、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、これらは不確実性を伴うため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。 (棚卸資産) 当社グループは、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により、棚卸資産の帳簿価額を評価しており、主に一定の保有期間を超える棚卸資産について滞留もしくは陳腐化しているとみなして評価損を計上しております。今後、市場環境の悪化等により滞留もしくは陳腐化が生じた場合、追加の評価損の計上が必要となる可能性があります。 (貸倒引当金) 当社グループは、売掛金、未収入金その他これらに準ずる債権を適正に評価するため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。将来、債権の相手先の財務状況がさらに悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上や貸倒損失が発生する可能性があります。 (有価証券) 当社グループは、保有合理性検証の結果、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資すると判断した有価証券を保有しており、これらの有価証券には価格変動性が高い市場価格のある有価証券と、市場価格のない有価証券が含まれます。当社グループは、保有する有価証券の実質価額が著しく下落した場合には、回復可能性がある場合を除き減損処理を行っております。市場価格のある有価証券については、期末日における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には、回復可能性がないものとして判断し、30%以上50%未満程度下落した場合には、回復可能性を判断して減損処理を行うこととしております。市場価格のない有価証券については、発行会社の1株当たり純資産額が取得価額に比べ50%程度以上下落した場合には、将来の展望などを総合的に勘案して、回復可能性があると判断したものを除き減損処理を行っております。なお、将来の市況悪化又は投資先の業績不振など、現在の帳簿価額に反映されていない損失又は帳簿価額の回収が不能となる状況が発生した場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、中長期の損益見込みを基として将来の課税所得を見積り、繰延税金資産の回収可能性を評価したうえで計上しております。既に計上した繰延税金資産については、その回収可能性について毎期検討し内容の見直しを行っております。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産の減損判定にあたり、管理会計の区分をもとに概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位でグルーピングを行っております。収益性が低下した資産グループについて、将来における回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額については、将来キャッシュ・フローや正味売却可能価額等の前提条件に基づき算出しているため、事業計画の変更や市場環境の悪化等により、その前提条件に変更が生じた場合には、減損損失を計上する可能性があります。 (退職給付) 当社グループは、従業員に対する退職給付債務及び退職給付費用について、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しております。これらの前提条件には、割引率、退職率、長期期待運用収益率、及び直近の統計数値に基づいた死亡率等が含まれます。実際の計算結果が前提条件を基にした計算結果と異なる場合、又は前提条件が変更された場合には、数理計算上の差異に影響し、当社グループの退職給付債務及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。 (事業構造改善) 連結子会社である旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSASにおける収益構造の安定化を図るため事業構造改善を実施しており、製造拠点の統合により発生する費用等を見積り、事業構造改善引当金として計上しております。今後、市場環境の変化等に対応するため計画の変更が発生した場合は、追加の事業構造改善費用の計上が必要となる可能性があります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における資産合計は、79,203百万円と前期と比べ2,852百万円(3.7%)増加となりました。資産の増加の主な要因は、現金及び預金が1,324百万円増加、受取手形及び売掛金が718百万円増加、棚卸資産が607百万円増加、投資有価証券が2,473百万円増加した一方で、有形固定資産が2,402百万円減少したことによるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債合計は、15,070百万円と前期と比べ2,298百万円(18.0%)増加となりました。負債の増加の主な要因は、長期借入金が2,500百万円増加、未払法人税等が813百万円増加した一方で、退職給付に係る負債が1,015百万円減少したことによるものであります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産の額は、64,133百万円と前期と比べ554百万円(0.9%)増加となりました。純資産の増加の主な要因は、剰余金の配当により1,514百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により2,009百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は78.5%となり、1株当たり純資産額は1,292円35銭となりました。 b. 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、41,983百万円と前期と比べ977百万円(2.4%)の増収となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、2,403百万円と前期と比べ92百万円(4.0%)の増益となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、3,346百万円と前期と比べ276百万円(9.0%)の増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、2,009百万円と前期と比べ483百万円(19.4%)の減益となりました。 c. 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りであります。 業界別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次の通りであります。 電子・半導体業界 電子・半導体業界では、パワー半導体関連の需要は、世界的なEV販売の鈍化に伴い減速が続きましたが、AI用を始めとした先端半導体用工具需要の増加及び半導体用メモリーの生産回復で販売は増加しました。 輸送機器業界 航空機業種では、主力製品の品質評価が進み、航空機需要の回復と合わせ関連工具の販売は増加しましたが、自動車業種では、国内、海外共に自動車生産台数の減少が工具需要に影響し販売は減少しました。足元ではEV販売の鈍化があるものの、将来に向けてEV車で必要とされる工具の拡販に努めました。 機械業界 軸受、セラミックス業種では、電子・半導体業界の稼働率の改善により関連する部品需要が回復しました。一方、工具業種では自動車向け工具は停滞したものの、電子基板加工用工具に関連する需要増や、工作機械業種では半導体用工作機械に付属する工具の販売が増加しました。 石材・建設業界 国内の建設業種では、高速道路の補修工事をはじめ、都市部のインフラ需要も少なく、また大規模な民間工事や解体工事の需要も減少しました。石材業種では、墓石、建築材料等の需要低迷が止まらず販売減少が続きました。また、海外における資源探査需要の停滞も大きく影響し全体の販売は減少しました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、16,156百万円と前期と比べ1,346百万円(9.1%)の増加となりました。 キャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 なお、日々の運転資金、設備投資資金については、そのほとんどを自己資金で賄う事が可能であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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