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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

理想科学工業

RISO KAGAKU CORPORATION6413 · Prime · 機械

高速インクジェットプリンターとデジタル印刷機で知られる印刷機器メーカー。「オルフィス」「リソグラフ」を主力に、インクジェットヘッドの開発製造も手掛ける。

概要

理想科学工業は、デジタル印刷機専業のメーカーである。孔版印刷機「リソグラフ」と高速インクジェットプリンター「オルフィス」を二本柱とし、学校・官公庁向けの低コスト大量印刷に強みを持つ。1955年の創業以来、印刷のデジタル化を推進。2026年3月期の連結売上高は約789億円、従業員数は2865人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

二つの製品群が支える印刷機器事業

理想科学工業の事業の中核は印刷機器事業であり、インクジェット事業と孔版事業で構成される。インクジェット事業では高速インクジェットプリンター「オルフィス」を、孔版事業ではデジタル印刷機「リソグラフ」をそれぞれ主力とする。両事業とも、本体の販売だけでなく消耗品(インク、マスターなど)やメンテナンスサービスからも収益を得るビジネスモデルを取る。2026年3月期の印刷機器関連事業の売上高は773億円で、全社売上の98%を占める。その内訳は日本国内が357億円、海外が415億円と、海外比率が53.7%に達する。

38の国と地域に広がる販売・生産ネットワーク

同社は国内だけでなく、米国、欧州、アジア、中南米、アフリカなど38の国と地域に子会社を配置し、現地販売・サービス体制を構築している。主な子会社として、米国のRISO, INC.、英国のRISO (U.K.) LTD.、中国の理想(中国)科学工業有限公司、タイのRISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD.などがある。生産拠点は日本の霞ヶ浦工場・筑波工場・宇部工場に加え、中国・タイにも展開。グローバルな供給網を活かし、各地域の需要に合わせた製品供給とアフターサポートを行う。

インクジェットヘッド事業を分社化したグループ運営

2024年4月、理想科学工業はインクジェットヘッドの開発・製造・販売を担う完全子会社「理想テクノロジーズ株式会社」を設立した。従来は自社製品向けに内製していたプリントヘッドを、他社への外販も視野に入れた独立事業として展開する。これにより、印刷機器事業(オルフィス・リソグラフ)とインクジェットヘッド事業を明確に分離し、それぞれの収益性と成長戦略を明確化する狙いがある。グループ全体の売上に占める同事業の比率はまだ小さいが、技術のコア部品を外販することで新たな収益源とする計画である。

不動産事業とその他事業が補完する収益構造

印刷機器関連事業以外に、理想科学工業は不動産事業とその他事業(プリントクリエイト、デジタルコミュニケーション、アプリケーションソフトウェアなど)を有する。不動産事業は東京都港区の本社ビルなどを賃貸し、2026年3月期に10億円の売上高と6億円のセグメント利益を計上した。その他事業は売上高6億円だがセグメント損失3億円と赤字であり、収益貢献は限定的である。グループ全体の利益の大半は印刷機器関連事業から生まれており、事業ポートフォリオは印刷機器に極度に集中している。

業界の中での役割は印刷機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
790億円
営業利益
51億円
営業利益率
6.5%
純利益
44億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
印刷機器事業671億円98.0%8億円1.2%
不動産事業10億円1.5%7億円70.0%
その他4億円0.6%-1億円-25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01印刷機器事業(インクジェット)主力

高速インクジェットプリンター「オルフィス」を主軸に、インクジェット印刷機器の開発、製造、販売をグローバルに行う。国内外の子会社を通じて販売網を展開。

主な製品・サービス1
高速インクジェットプリンター「オルフィス」
高速・高画質なインクジェット印刷機。商業印刷や業務印刷向け。

02印刷機器事業(孔版)主力

デジタル印刷機「リソグラフ」を主とした孔版印刷機器の開発、製造、販売。学校や官公庁、企業などで広く使用される。

主な製品・サービス1
デジタル印刷機「リソグラフ」
孔版印刷方式のデジタル印刷機。低コストで大量印刷が可能。

03インクジェットヘッド事業準主力

子会社理想テクノロジーズ株式会社がインクジェットヘッド(プリントヘッド)の開発、製造、販売を担当。自社プリンター用だけでなく、他社への供給も行う。

主な製品・サービス1
インクジェットヘッド
インクジェットプリンター用の吐出ヘッド。高精細印刷を実現。

04不動産事業副次

当社が不動産の賃貸・管理を行う。

05その他事業副次

プリントクリエイト事業、デジタルコミュニケーション事業、アプリケーションソフトウェア事業等を展開。

製品と技術

低コスト大量印刷を実現するデジタル孔版印刷機「リソグラフ」

リソグラフは、理想科学工業の孔版印刷技術を搭載したデジタル印刷機である。孔版印刷は、原稿を読み取ってマスター(版紙)に微細な穴を開け、インクを通過させて印刷する方式。トナーを使わないためランニングコストが低く、大量印刷に適する。学校の教材、官公庁の文書、企業の社内資料など、モノクロ中心の印刷需要で広く使われている。リソグラフシリーズは1960年代の開発以来、改良を重ねて現在も販売されており、同社の孔版事業の中核製品である。

商業印刷向け高速インクジェットプリンター「オルフィス」

オルフィスは、理想科学工業が開発した高速インクジェットプリンターである。フルカラー印刷を高速で行えることが特徴で、商業印刷や業務印刷の分野で使用される。独自のインクジェットヘッド技術を搭載し、高画質と低ランニングコストを両立。ダイレクトメール、カタログ、帳票など、可変印刷が必要なジョブにも対応する。2010年代に市場投入され、孔版事業の減少を補う成長製品として位置づけられている。同社のインクジェット事業の売上は年々増加傾向にある。

自社開発のコア技術・インクジェットヘッドの外販戦略

理想科学工業は長年、インクジェットプリンター用のプリントヘッドを自社開発してきた。この技術は、高精細なインク吐出を実現し、オルフィスの高速印刷を支えている。2024年に設立した理想テクノロジーズ株式会社は、このインクジェットヘッドを自社製品以外のメーカーにも供給する事業を開始した。圧電方式のヘッドを中心に、産業用印刷機やラベル印刷機などへの搭載を想定。外部販売により、量産効果と技術の汎用性を高める狙いがある。インクジェットヘッド事業はまだ初期段階だが、中長期的な成長ドライバーとして期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

印刷・デジタル機器のニッチトップ

デジタル印刷機や高速インクジェットプリンターで独自のポジションを築く。売上高は800億円弱と中堅規模で、営業利益率は7%台とまずまず。しかし、近年は売上高横ばいで成長鈍化。同業の三浦工業や日本製鋼所に比べ事業規模が小さく、競争激化でシェア維持が課題。

強み

  • 高速インクジェット技術など差別化された製品群を持つ。
  • 特定の印刷分野で高いシェアを確保している。
  • 営業利益率6~8%と一定の収益性を維持。
  • 国内に強固な販売・サービスネットワークを保有。

課題

  • 売上高が765億~790億円と横ばいで拡大余地が限定的。
  • 他社との差別化が難しく、価格競争に晒されやすい。
  • 国内依存度が高く、海外市場開拓が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が理想科学工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16104芝浦機械1,105億円102.1倍
26282オイレス工業966億円16.9倍
36143ソディック936億円13.3倍
46454マックス839億円23.5倍
56381アネスト岩田811億円14.3倍
66413理想科学工業801億円16.2倍
77745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
87715長野計器729億円13.5倍
96118アイダエンジニアリング706億円15.3倍
106339新東工業655億円
116140旭ダイヤモンド工業558億円28.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

印刷技術の研究から始まった1955年の創業

1955年1月、東京都世田谷区に「株式会社理想科学研究所」として資本金100万円で設立された。創業当初は印刷技術の研究開発を行い、1958年に本社を千代田区神田錦町に移転。1963年1月には商号を「理想科学工業株式会社」に変更し、製造業としての体制を整えた。1965年には茨城県阿見町に霞ヶ浦工場を完成させ、生産拠点を確保。1968年には本社を港区新橋に移転するとともに東京工場を設置し、営業所を全国主要都市に開設することで販売網を広げた。

リソグラフの開発と直販体制への転換(1980年代)

1979年に東京工場を霞ヶ浦工場へ統合し、生産効率を高めた。1981年6月、同社は孔版印刷機「リソグラフ」の販売を強化するため、直販体制への転換を開始。全国に営業拠点を順次設置し、代理店経由ではなく自社販売による顧客接点を構築した。1981年10月には筑波工場を完成させ、増産体制を整えた。1986年には山口県宇部工場を新設。この時期にリソグラフは学校や官公庁で広く採用され、同社の屋台骨となる製品に成長した。

欧米亜への海外販売子会社設立ラッシュ(1986〜2000年)

1986年1月、米国マサチューセッツ州にRISO, INC.を設立し、北米市場への直接販売を開始。1989年には英国ロンドンにRISO EUROPE LTD.、1990年にはドイツ・ハンブルクにRISO (Deutschland) GmbH、1991年にはフランス・リヨンにRISO FRANCE S.A.、1992年には英国ロンドンにRISO (U.K.) LTD.、1993年にはスペイン・バルセロナにRISO IBERICA, S.A.、同年香港にRISO HONG KONG LTD.を相次いで設立。1999年には中国広東省に珠海理想科学工業有限公司(現・理想(中国)科学工業有限公司)を設立し、アジアでの生産拠点も確保した。1990年代を通じて、欧州・アジア・米州への販売網を一気に拡大した。

株式上場と東証一部へのステップアップ(1989〜2006年)

1989年10月、店頭登録(現JASDAQ)に株式を公開。2004年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場した。2006年12月、東京証券取引所市場第一部へ株式を上場し、規模と知名度を高めた。2009年5月にはジャスダック上場を廃止し、東証一部に一本化。2022年4月の市場区分見直しに伴い、東証プライム市場へ移行した。資本市場での評価を背景に、M&Aや新規事業への投資を進める一方、自社株買いなど株主還元も実施している。

インクジェット事業への本格参入と合弁・統合(2003〜2011年)

2003年9月、オリンパス株式会社との合弁会社「オルテック株式会社」を設立し、インクジェット技術の開発を加速。2011年3月に合弁を終了しオルテックを完全子会社化、同年9月には吸収合併した。この動きは、高速インクジェットプリンター「オルフィス」シリーズの製品化につながる。2013年には茨城県つくば市に理想開発センターを完成させ、研究開発機能を集約。オルフィスは商業印刷や業務印刷向けに販売され、孔版事業と並ぶ第二の柱となった。

インクジェットヘッド事業の分社化(2024年)

2024年4月、理想科学工業はインクジェットヘッドの開発・製造・販売を担う子会社「理想テクノロジーズ株式会社」を東京都港区に設立。同年7月から同事業の運営を開始した。これまで自社のインクジェットプリンター向けに内製していたプリントヘッドを、外部顧客にも販売可能な独立事業として位置づけた。この分社化により、コア技術の外部展開と事業の収益性向上を図る。グループ全体としては、印刷機器事業(オルフィス・リソグラフ)とインクジェットヘッド事業の二軸で成長を目指す。

年表43件を開く

1950年代

  • 1955年1月創業株式会社理想科学研究所(本社 東京都世田谷区若林町、資本金100万円)として設立。
  • 1958年9月本社を東京都千代田区神田錦町に移転。

1960年代

  • 1963年1月商号変更理想科学工業株式会社に商号変更。
  • 1965年7月茨城県稲敷郡阿見町に霞ヶ浦工場完成。
  • 1968年8月本社を東京都港区新橋に移転。
  • 1968年8月東京都港区三田に東京工場設置、操業開始。
  • 1969年6月全国主要都市に営業所開設。

1970年代

  • 1979年3月M&A東京工場を霞ヶ浦工場へ移転統合。

1980年代

  • 1981年6月リソグラフ販売を主力とする直販展開を目的として、全国に拠点作りを開始。
  • 1981年10月茨城県稲敷郡阿見町に筑波工場完成。
  • 1986年1月創業米国マサチューセッツ州に RISO,INC. 設立。
  • 1986年1月山口県宇部市に宇部工場完成。
  • 1989年4月創業英国ロンドンに RISO EUROPE LTD. 設立。
  • 1989年10月社団法人日本証券業協会に株式店頭登録。

1990年代

  • 1990年1月創業独国ハンブルグに RISO (Deutschland) GmbH 設立。
  • 1990年4月茨城県稲敷郡阿見町に商品開発研究所完成。
  • 1991年4月創業仏国リヨンに RISO FRANCE S.A. 設立。
  • 1992年5月創業英国ロンドンに RISO (U.K.) LTD. 設立。
  • 1993年1月創業スペイン バルセロナに RISO IBERICA, S.A. 設立。
  • 1993年4月創業香港に RISO HONG KONG LTD. 設立。
  • 1994年7月茨城県稲敷郡阿見町に筑波出荷センター完成。
  • 1995年1月本社事務所を東京都港区芝に移転。
  • 1997年10月茨城県稲敷郡阿見町に開発技術センター完成。
  • 1999年5月創業中国広東省に 珠海理想科学工業有限公司 設立。(現 理想(中国)科学工業有限公司)

2000年代

  • 2003年6月創業香港に理想工業(香港)有限公司 設立。
  • 2003年9月東京都新宿区にオリンパス株式会社との合弁会社 オルテック株式会社 設立。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年4月商号変更本店登記住所を東京都港区芝に変更。
  • 2006年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2009年5月上場ジャスダック証券取引所の株式上場を廃止。
  • 2009年10月創業米国フロリダに RISO LATIN AMERICA,INC. 設立。

2010年代

  • 2010年4月創業ロシア モスクワに RISO EURASIA LLC 設立。
  • 2011年3月M&Aオリンパス株式会社との合弁を終了し、オルテック株式会社を完全子会社化。
  • 2011年6月創業タイ アユタヤ県に RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD. 設立。
  • 2011年9月M&Aオルテック株式会社を吸収合併。
  • 2013年5月茨城県つくば市に理想開発センター完成。
  • 2014年3月タイ アユタヤ県に RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD.のロジャナ工場完成。
  • 2015年4月創業シンガポール共和国 シンガポールに RISO (SG) PTE. LTD. 設立。
  • 2015年9月創業トルコ共和国 イスタンブールに RISO TURKEY BASKI COZUMLERI A.S. 設立。

2020年代

  • 2020年6月茨城県つくば市に理想開発センターⅡ完成。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年4月創業東京都港区に理想テクノロジーズ株式会社 設立。
  • 2024年7月理想テクノロジーズ株式会社がインクジェットヘッド事業の運営を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インクジェット事業の収益力強化

    印刷機器関連事業のうち、インクジェット事業の収益力を強化することを最重要課題と捉え、製品・サービスの特長を活かした販売活動を全世界で展開する。

  2. 02

    効率的で強い企業体質への変革

    経営環境の変化に適応し、グループ全体を効率的で強靭な企業体質に変革する。コーポレート本部の企画力を充実させ、変化に迅速に対応する。

  3. 03

    新規事業の創出推進

    既存事業にとどまらず、新規事業の創出に向けた活動を継続的に行い、中長期的な成長の芽を育てる。

  4. 04

    理想科学らしい製品開発の推進

    独自性のある企画・開発を推進し、市場競争力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,865人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は852万円で、9期前と比べて+16.3%平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は22.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,604
2018年3月3,638
2019年3月73342.218.63,626
2020年3月74542.819.13,549
2021年3月70143.219.63,110
2022年3月77044.220.62,970
2023年3月76945.021.32,865
2024年3月79045.521.92,802
2025年3月81645.722.02,859217
2026年3月85245.822.12,865178

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率68.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 6 / 海外 14、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社等 — 東京都港区等112億円
不動産事業
理想開発センター — 茨城県つくば市5,454百万円
印刷機器関連事業
理想開発センターⅡ — 茨城県つくば市3,110百万円
印刷機器関連事業
筑波工場 — 茨城県稲敷郡阿見町2,291百万円
印刷機器関連事業
ロジャナ工場 他 — タイ 他1,180百万円
印刷機器関連事業
三島事業所 — 静岡県三島市990百万円
印刷機器関連事業
宇部工場 — 山口県宇部市918百万円
印刷機器関連事業
主な関係会社
  • 海外
    RISO,INC. (注)2
    米国 マサチューセッツ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RISO LATIN AMERICA, INC.
    米国 フロリダ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RISO (U.K.) LTD.
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RISO (Deutschland) GmbH
    独国 ハンブルグ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RISO FRANCE S.A. (注)5
    仏国 リヨン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RISO IBERICA,S.A.
    スペイン バルセロナ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    RISOGRAPH ITALIA S.R.L.
    イタリア ミラノ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RISO EURASIA LLC
    ロシア モスクワ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RISO TURKEY BASKI COZUMLERI A.S.
    トルコ共和国 イスタンブール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    RISO AFRICA (PTY) LTD.
    南アフリカ ヨハネスブルグ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    理想工業(香港)有限公司(注)2
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    理想(中国)科学工業有限公司(注)6
    中国 広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • 理想(上海)印刷器材有限公司中国 上海100%
  • RISO HONG KONG LTD.中国 香港100%
  • RISO (Thailand) LTD.タイ バンコク100%
  • RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD. (注)2タイ アユタヤ県100%
  • RISO INDIA PRIVATE LTD. (注)4インド ノイダ100%
  • RISO KOREA LTD.韓国 ソウル100%
  • 理想沖縄株式会社沖縄県那覇市100%
  • 理想テクノロジーズ株式会社(注)2東京都港区100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    トナーカートリッジほかの購入(区分6)
    国税庁 · 2018-03-07
    3,176万円
  • 調達
    トナーカートリッジほかの購入(区分6)
    国税庁 · 2020-03-09
    2,510万円
  • 調達
    トナーカートリッジほかの購入(区分6)
    国税庁 · 2019-03-07
    2,075万円
  • 調達
    印刷機(理想科学工業製)用インクカートリッジ10品目 の購入
    文部科学省 · 2018-03-26
    1,974万円
  • 調達
    コピー用紙供給契約
    法務省 · 2021-02-12
    1,885万円
  • 調達
    平成28年度高速カラー印刷機賃貸借
    農林水産省 · 2016-06-01
    1,840万円
  • 調達
    コピー用紙供給契約
    法務省 · 2020-02-27
    1,820万円
  • 調達
    トナーカートリッジほかの購入(区分6)
    国税庁 · 2017-03-21
    1,729万円
  • 調達
    トナーカートリッジほかの購入(区分7)
    国税庁 · 2021-03-08
    1,727万円
  • 調達
    印刷機(理想科学工業製)用インクカートリッジ等9品目
    文部科学省 · 2016-03-11
    1,726万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は790億円営業利益51億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.4%、利益が-17.7%。

売上高
+0.4%
790億円
営業利益
-17.7%
51億円
純利益
+7.3%
44億円
営業利益率
6.5%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高809億円790億円
営業利益49億円51億円
純利益41億円44億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は206億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.6%、営業利益は+77.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21818
2024年1Q16895.410
2024年2Q18095.09
2024年3Q182147.79
2024年4Q21620
2025年2Q382287.318
2025年4Q405348.423
2026年2Q376256.618
2026年4Q414266.326
2027年1Q206167.814

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は755億円から790億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は6.5%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7555548
タイ アユタヤ県に RISO INDUSTRY (THAILAND) CO.,LTD.のロジャナ工場完成。
2014年3月8397246
シンガポール共和国 シンガポールに RISO (SG) PTE. LTD. 設立。
2015年3月8577056
2016年3月8556553
2017年3月8304127
2018年3月8553930
2019年3月8393728
2020年3月781247
2021年3月6841917
2022年3月6934636
2023年3月7476246
東京都港区に理想テクノロジーズ株式会社 設立。
2024年3月7466248
2025年3月78762647.941
2026年3月79051596.544

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高790億円のうち、営業利益として残るのは51億円6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は44億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.3%318億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.3%421億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%51億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
59.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
6.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが75億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは43億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は155億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月73−52−2221216
2014年3月44−52−68−8146
2015年3月87−14−4373181
2016年3月87−10−5977194
2017年3月56−48−548147
2018年3月83−13−4170177
2019年3月72−14−4858185
2020年3月32−23−429148
2021年3月56−22−1234177
2022年3月54−14−3640188
2023年3月56−7−4449197
2024年3月65−13−5652201
2025年3月33−83−15−50137
2026年3月75−32−3243155

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は952億円。このうち返さなくてよい自己資本が688億円で、自己資本比率は72.3%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95566029569.2
2014年3月91764826970.6
2015年3月94368925473.1
2016年3月91765925871.9
2017年3月88064024072.8
2018年3月90163826370.8
2019年3月87262225071.4
2020年3月80257922372.1
2021年3月81861120774.7
2022年3月81863018877.0
2023年3月84864320575.8
2024年3月88666921775.5
2025年3月88966522474.8
2026年3月95268826472.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
155億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
394億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
74億円
在庫として抱えている分
負債合計
264億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率209社中142位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.5%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,113で、1年前と比べて-3.6%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,113-1.2%1ヶ月+5.5%1年-3.6%時価総額801億円
過去52週の値幅
安値¥945高値¥1,298

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.2倍
PER (会社予想)17.1倍
PBR1.03倍
配当利回り4.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は上昇基調を強め、8月14日には1,121円を回復した。25日線(1,054.32円)を6.3%上回り、75日線(1,014.21円)や200日線(1,113.54円)も上回る。RSIは68.56と買われすぎ圏に近い。1か月上昇率は10.12%、1年では-2.38%とまだマイナスだが、回復傾向にある。出来高は7月3日に111万株と急増した後は落ち着いているが、8月14日は57,700株。52週高値1,298円からは13.6%低い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 62/100)

PER16.31倍は業界平均24.01倍を約32%下回り、PBR1.04倍も平均1.62倍を大きく下回って割安感がある。配当利回り4.46%は平均2.61%を上回り高水準だが、配当性向72.6%と高く今後の増配余地は限定的。ROE6.5%は平均水準と比較して低く、収益性の改善が課題。直近の売上高は増加傾向だが、営業利益率は低下しており、収益力の面で割安に見えるものの慎重な評価が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.2倍22.7倍
PER (予想)17.1倍
PBR1.03倍1.50倍
ROE6.5%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

デジタル化の進展により紙媒体の需要が減少する中、主力の孔版印刷は市場縮小が避けられない。一方で、教育現場でのプリント需要は根強く、海外市場やインクジェット分野へのシフトにより成長を模索する。強気派は、高い配当利回りと安定した収益基盤、海外展開の成長余地を評価する。弱気派は、市場縮小の構造的な課題と、インクジェット転換の不確実性を指摘する。また、原材料高や為替変動が収益を圧迫するリスクも争点。

プラスに働く材料7
  • 高配当と株主還元

    配当利回りは約4.5%と高く、安定配当を継続。

  • 海外展開の成長

    欧州などでデジタル印刷機の販売が拡大。

  • ストック収益の安定

    消耗品の継続販売が安定的な収益源。

  • 純利益44億円と黒字幅拡大2027年3月期影響

    純利益は41→44億円へ増加。営業減益を補う利益体質

  • 配当利回り4.46%の下値支え継続影響

    配当利回り4.46%。1年株価は-2.38%と底堅い

  • 売上高790億円、増収基調が継続2027年3月期影響

    売上高は746→787→790億円と3期連続増加。増収により固定費吸収が進む

  • PBR1.04倍は株主価値の下支え不定影響

    PBR1.04倍と純資産接近。下値は限定的

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小の構造

    紙媒体の需要減で主力市場が縮小。

  • 業績の伸び悩み

    売上高は横ばいで、営業利益率は低下傾向。

  • 材料高・為替リスク

    原材料高と円安がコスト圧迫要因に。

  • 営業利益62→51億円と減益2027年3月期影響

    営業利益は前期比11億円減、営業利益率も7.88%→6.46%へ低下

  • 売上高増収率0.4%と成長減速継続影響

    直近売上高790億円、前期比+3億円。増収率は0.4%で利益成長の原動力に欠ける

  • 予想PER17.2倍、実績PER16.31倍から減益予想決算発表後影響

    予想PERは実績を上回り、市場は今後の利益減を織り込む

  • ROE6.5%と資本効率の低さ通年影響

    ROE6.5%はPBR1.04倍と整合。改善がなければ評価は据え置き

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外市場の成長が今後のカギ。
消耗品売上高
ストック収益の安定性を確認。
営業利益率
収益性の悪化を早期に察知。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.49%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
4.49%
いまの株価に対して
配当性向
72.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3085.4
2018年3月300.064.7
2019年3月300.077.5
2020年3月8−75.049.1
2021年3月20166.7105.0
2022年3月50150.0103.7
2023年3月6020.082.3
2024年3月50−16.765.0
2025年3月500.064.9
2026年3月500.072.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,027人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.3%を占め、残る51.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.146.046.541.443.746.5
事業法人27.831.231.234.634.434.1
金融機関15.517.517.217.316.214.2
自己株式22.915.716.58.810.912.6
外国法人5.24.94.76.14.94.7
証券会社0.30.40.40.50.70.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社理想社13.73
02公益財団法人理想教育財団7.39
03あかつき興産株式会社5.44
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.23
05みずほ信託銀行株式会社退職給付信託きらぼし銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行4.35
06羽山 治3.32
07羽山 尚3.10
08羽山 明2.71
09理想科学工業従業員持株会2.52
10伊藤 眞理子2.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−67%、1株純資産は14期で−62%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2062,8587.68.927.1
2014年3月1051,5497.012.228.9
2015年3月1371,7088.414.440.6
2016年3月1331,6947.813.145.6
2017年3月711,7124.227.385.4
2018年3月821,7394.724.264.7
2019年3月771,7384.422.877.5
2020年3月191,6681.184.349.1
2021年3月481,7602.830.9105.0
2022年3月1051,8675.818.9103.7
2023年3月1381,9257.316.882.3
2024年3月731,0187.421.365.0
2025年3月631,0376.119.864.9
2026年3月691,0946.516.472.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額234百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
羽山明代表取締役社長 社長執行役員 兼 プリントクリエイト事業部担当611,953,000
川津俊彦取締役 執行役員 営業統括本部長 兼 日本営業部長 兼 デジタルコミュニケーション事業部担当597,000
成宮慶臣取締役 執行役員 コーポレート本部長 兼 内部統制部、環境活動推進部、品質保証部担当 兼 リスク・コンプライアンス担当 兼 不動産事業部担当6319,000
権藤嘉江子取締役57
渡部秀敏取締役591,000
鈴木一豊常勤監査役659,000
高橋勇一常勤監査役596,000
奈良正哉監査役67
谷口博文監査役72
垣本昌久監査役65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41104315439
監査役33613712
社外監査役422226
社外取締役2212111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容834字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、印刷機器関連事業として、「印刷機器事業」と「インクジェットヘッド事業」を行っております。このうち「印刷機器事業」では、高速インクジェットプリンター「オルフィス」を主としたインクジェット事業とデジタル印刷機「リソグラフ」を主とした孔版事業を行っております。また、不動産事業と、その他にプリントクリエイト事業、デジタルコミュニケーション事業、アプリケーションソフトウェア事業等を行っております。 事業内容と当社及び主要な関係会社の当該事業にかかる位置付けは次のとおりであります。なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントと同一の区分であります。 区分   主要な関係会社 印刷機器関連事業   印刷機器事業   開発   当社 製造   当社 理想工業(香港)有限公司 理想(中国)科学工業有限公司 理想(上海)印刷器材有限公司 RISO INDUSTRY(THAILAND)CO.,LTD. 販売   当社 RISO,INC. RISO LATIN AMERICA,INC. RISO(U.K.)LTD. RISO(Deutschland)GmbH RISO FRANCE S.A. RISO IBERICA,S.A. RISOGRAPH ITALIA S.R.L. RISO EURASIA LLC RISO TURKEY BASKI COZUMLERI A.S. RISO AFRICA(PTY)LTD. 理想(中国)科学工業有限公司 RISO HONG KONG LTD. RISO(Thailand)LTD. RISO INDIA PRIVATE LTD. RISO KOREA LTD. 理想沖縄株式会社 インクジェットヘッド事業   開発 製造 販売   理想テクノロジーズ株式会社 不動産事業   当社 その他   当社 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題350字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの主要事業である印刷機器関連事業においては、インクジェット事業の収益力を強化することが課題であるととらえております。また、中長期的な課題は、経営環境の変化に適応し当社グループを効率的で強い企業体質に変えることだと認識しております。 当社グループの中長期的な成長を実現するために、製品・サービスの特長をいかした販売活動を全世界で展開してまいります。また、新規事業の創出に向けた活動を行ってまいります。 2027年3月期は以下の項目を経営方針に掲げ運営してまいります。 <2027年3月期経営方針> 印刷機器関連事業の収益体質の強化をはかる 理想科学らしい企画・開発を推進する コーポレート本部の企画力を充実する 事業環境の変化に迅速に対応する
事業等のリスク5,296字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社は、会社法の定めに基づき「損失の危険の管理に関する規程」を制定しています。重要な業務は、執行に伴うリスク分析や対策の検討をしたうえで、業務執行会議や取締役会で審議・決定します。また、「リスク・コンプライアンス委員会」では、当社グループを取り巻くさまざまなリスクが発生した場合の影響度などを分析・評価して、「リスクマップ」を作成しています。グループ経営に重大な影響を与えるリスクについては、個別にリスク管理プログラムを策定し実行することで、リスクの低減・回避に努め、統合的なリスク管理と体制整備を推進しています。 リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しており、リスク・コンプライアンス委員会ではリスクの発現状況及び発現したリスクに対する対応状況を定期的に確認しています。 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスク並びに投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)競争の激化について 当社グループの主力である事務用印刷機器関連製品においては、同じテクノロジーを用いた孔版印刷機やインクジェットプリンターを始め、同様のマーケットを対象にする複写機やレーザービームプリンターなどとの競合が考えられます。 性能面あるいは価格面における競争が激化した場合は、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)技術革新への対応について 当社グループは、事務用印刷機器関連製品の開発・製造・販売をコアビジネスとしております。このような中で、当社の孔版印刷技術やインクジェット技術に対抗するような技術革新が起こった場合は、当社グループの製品の競争力が著しく低下する可能性があります。従って、当社グループが技術革新の流れを十分に予測することができず、魅力ある新製品を開発できない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)業績不振の子会社について 当社グループの販売子会社は、販売不振等により、継続的に経常損失を計上している業績不振の子会社が存在しております。当該子会社では、経費の削減のみならず販路の再構築や陣容の見直し等の実施などにより業績の改善を図っておりますが、計画どおりに業績が改善しない場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)為替レートの変動が業績に与える影響について 当社グループの印刷機器関連事業においては、売上高の半分程度が海外の顧客向けであります。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成のために円換算されております。換算時の為替レートにより、これらの項目は元の現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。特に当社グループの売上の重要部分を占める米ドル及びユーロに対する円高は、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)会計制度・税制等の変更について 会計基準や税制の新たな導入・変更により、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、税務申告における税務当局との見解の相違により、当社グループに予想以上の税負担が生じる可能性があります。 (6)海外事業展開に伴うカントリーリスクについて 当社グループは、中国及びタイに製造拠点を有するとともに、世界各地域に販売子会社を設立しております。これらの海外市場への事業進出は、以下のような不測の事態が発生するリスクがあります。 ①政情不安、反日感情の高まり及び経済環境の悪化 ②優秀な労働力の不足、人件費の高騰、大規模な労働争議の発生 ③社会インフラの未整備に起因するエネルギー供給の不安定化 ④テロ、戦争、暴動、自然災害、感染症の蔓延などによる社会的混乱 当社グループは、製造拠点の存する中国及びタイ並びに販売子会社の存する各国の情勢把握には常に注意を払い、損害を未然に防止できるよう努めておりますが、大規模な労働争議、テロ、戦争、暴動、自然災害などの不測の事態が発生した場合には、当該地域における生産活動や販売活動の停止、現地資産の喪失などにより、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害や事故に係るリスクについて 当社グループでは、製造拠点を分散しておりますが、地震等の自然災害あるいは火災などの事故によって、当社グループの製造拠点の設備が壊滅的な被害を被った場合、当社製造拠点の操業が中断し、生産及び出荷が遅延することにより売上高が減少する恐れがあります。また、製造拠点の修復のための多額の費用を保険でカバーできない場合もあり、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)情報漏洩について 当社グループは、事業の過程において顧客の個人情報を取得するとともに技術分野におけるノウハウや顧客情報など貴重な機密情報を保有しております。当社グループは、これらの情報の適正な管理を行うため「個人情報保護規程」、「企業機密管理規程」等の諸規程を定めるとともに、従業員教育を通じて情報管理への意識を高め、グループ内部からの情報漏洩を未然に防ぐよう努めております。また、当社は一般財団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークの認定を取得しております。しかし、これらの施策にもかかわらず、個人情報や機密情報が万一漏洩した場合、損害賠償責任や社会的責任を負うばかりでなく、企業の競争力が削がれ、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)知的財産権の侵害、被侵害について 当社グループは、製品の開発・製造・販売等の事業活動において、第三者の知的財産権を侵害しないよう、製品設計段階における特許調査等により細心の注意を払っております。しかしながら、製品の精密化、製品技術の多様化、海外での事業活動の拡大等により、当社グループの製品が意図せず第三者の知的財産権を侵害した場合、販売差し止めや設計変更等に伴うコスト増加の可能性があります。一方、第三者による当社グループの知的財産権侵害を完全に防止することができない可能性もあり、その場合、当社グループの製品が想定するシェアを確保できず、売上が減少する可能性があります。これらの要因により、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)製品の欠陥について 当社グループは、印刷機器及び関連消耗品を茨城県及び山口県、並びに中国及びタイの製造拠点で品質管理に最大限の配慮を置き製造しております。しかし、製品に重大な欠陥が発生しないという絶対の保証はありません。また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、リコールや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は多額のコストを生じることに加え、当社グループの評価に重大な影響を与え、それにより売上が減少し、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)法令違反に関するリスクについて 当社グループは、日本国内のみならず事業展開する世界各国において適用される法令を遵守し活動しなければなりません。また、当社グループは、法令の遵守だけでなく、正義感や倫理に基づいて判断できるような社員教育を心がけ、「遵法経営規程」や「コンプライアンス行動指針」を制定して経営にあたっております。さらに従業員向けの相談窓口として、コンプライアンスホットラインやハラスメントホットラインを設置しておりますが、一社員の行動や判断の誤りから一瞬にして信用を失うことも予想されます。万が一当社グループの役員又は社員が社会的信用を失うような法令違反を犯した場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)法的規制について 当社グループは、日本国内のみならず事業展開する世界各国において、事業の許認可、国家安全保障、独占禁止、通商、為替、租税、特許、環境、情報統制等の法的規制を受けております。このような中、当社グループは法令遵守に努めておりますが、将来当社グループの営む事業の継続に影響を及ぼすような法的規制が課せられる場合には、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)各種認定基準の変更について 当社グループは、製品の開発・製造・販売等の事業活動において、必要と認めた各種の認定基準を満たすよう努めております。そのため新たな認定基準が導入された場合、もしくは認定基準が変更された場合は、設計変更等に伴いコストが増加する可能性があります。また、認定基準を満たせない場合は、販売機会が減少し売上が減少する可能性があります。これらの要因により、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14)人材の確保について 当社グループは、継続的に事業を発展させるためには専門技術に精通した人材、経営戦略や組織運営に優れた人材を確保する必要があります。しかしながら、日本国内における少子高齢化や労働人口の減少により、人材の確保が計画どおりに進まなかった場合、長期的には事業展開、業績及び成長見通しに影響を及ぼす可能性があります。 (15)感染症に関するリスクについて 当社グループは、日本をはじめ世界各地域に製造・販売拠点を有しております。そのため感染症の大規模な流行が発生した場合、以下のリスク全てを回避することは困難であり、その場合は、事業活動の縮小など、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 a.従業員が感染するリスク 従業員が感染した場合、行政機関と連携し対応しますが、事業所等の消毒などに必要な期間や、生産や販売に必要な体制を整えることができない場合などに休業を余儀なくされる可能性があります。 b.取引先における感染リスク 部材調達先や運送会社等の取引先が感染により休業を余儀なくされた場合には、当社製造拠点の操業が中断し、生産及び出荷が遅延する可能性があります。 c.需要動向に関するリスク 感染症の影響に伴い世界経済が停滞し、国内・海外の景気低迷が長期化した場合、顧客の需要動向が変化することにより、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16)その他リスクについて a.市場性のある株式保有 当社は市場性のある株式を保有しており、株価が大幅に下落した場合にはその他有価証券評価差額金の減少、評価損の計上、売却時に損失が発生するなど当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 b.退職給付債務 当社の従業員退職給付債務及び費用は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更される場合、一般的には将来にわたって認識される費用及び計上される債務に影響し、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 c.固定資産の減損 当社グループは、有形固定資産等多くの固定資産を保有しております。当社グループは、資産又は資産グループに減損が生じている可能性を示す事象(減損の兆候)が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。そのため、経営環境の著しい悪化等が見込まれ減損の兆候が生じた場合、減損損失の認識の判定の結果、減損損失の計上が必要となり、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 d.繰延税金資産 当社グループは、税効果会計における繰延税金資産の回収可能性について、一時差異等のスケジューリングや課税所得の十分性等に基づき判断しておりますが、一時差異等のスケジューリングが不能となった場合や収益力の低下等により課税所得の十分性が確保されないとの判断に至った場合、繰延税金資産を取り崩すことにより税金費用が計上され、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 e.中東情勢の緊迫化に伴う事業環境の変化 当社製品を構成する原材料や部品には、ナフサから生成される、化成品や樹脂が多く用いられております。 当社が原材料や部品を調達している、日本を中心とする各国において、原油及びナフサの供給に、影響が生じていると認識しております。 今後の情勢次第では、製造原価の上昇や経費の増加、当社製品の販売やサービスの供給への影響等、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,638字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、2026年3月期の経営方針に、「印刷機器関連事業の安定した運営を継続する」、「理想科学らしい企画・開発を推進する」、「コーポレート本部の企画力を充実する」を掲げ運営してまいりました。 当期の業績は、売上高は前期並みとなり、営業利益は前期と比べ減益となりました。 印刷機器関連事業の売上高及び売上総利益は、2024年7月のインクジェットヘッド事業統合による効果や為替の円安影響が増加に寄与したものの、日本の孔版事業での販売減少が継続したことや海外のインクジェット事業での本体製品の販売が減少したことにより、前期並みとなりました。 販売管理費が事業統合や為替の円安影響等により増加したため、営業利益は減益となりました。 営業外損益に為替差益3億3百万円(前期は為替差損3億1千9百万円)を計上し、特別利益に投資有価証券売却益6億7千7百万円、特別損失に子会社清算損1億1百万円(前期は構造改革費用4億9千万円)を計上したことなどにより親会社株主に帰属する当期純利益は増益となりました。 売上高は789億9千万円(前期比0.3%増)、営業利益は51億1千1百万円(同17.3%減)、経常利益は58億7千2百万円(同7.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は43億7千8百万円 (同7.1%増)となりました。 なお、当連結会計年度の期中平均為替レートは、1米ドル150.77円(前期比1.81円の円高)、1ユーロ174.79円(同11.04円の円安)となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりです。 ・印刷機器関連事業 当社グループは、印刷機器関連事業として、「印刷機器事業」と「インクジェットヘッド事業」を行っております。このうち「印刷機器事業」では、高速インクジェットプリンター「オルフィス」を主としたインクジェット事業とデジタル印刷機「リソグラフ」を主とした孔版事業を行っております。 印刷機器関連事業は、売上高は773億1千7百万円(前期比0.4%増)、セグメント利益は48億3千8百万円(同18.1%減)と前期と比べ売上高は前期並み、セグメント利益は減益となりました。 日本の売上高は357億6千6百万円(同1.2%減)、海外の売上高は415億5千1百万円(同1.7%増)となりました。 ・不動産事業 当社グループは、不動産事業としてビルの賃貸等を行っております。 不動産事業の売上高は、10億6千1百万円(前期比3.6%増)、セグメント利益は6億4千2百万円(同3.3%増)となりました。 ・その他 当社グループは、上記の報告セグメントの他、プリントクリエイト事業、デジタルコミュニケーション事業及びアプリケーションソフトウェア事業等を行っております。 その他の売上高は、6億1千1百万円(前期比6.9%減)、セグメント損失は3億6千9百万円(前期は3億4千5百万円のセグメント損失)となりました。 当連結会計年度末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ以下のとおりとなりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ62億9千万円増加し、952億1百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ40億4百万円増加し、264億9百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ22億8千6百万円増加し、687億9千2百万円となりまし た。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ18億2千6百万円増加し、155億3千3百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は75億1千3百万円(前期比124.4%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益63億5千9百万円、減価償却費32億2千3百万円、法人税等の支払額16億7千7百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は32億4千7百万円(同60.9%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出15億1千3百万円、投資有価証券の取得による支出18億9千1百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は32億円(同118.4%増)となりました。これは主に、短期借入金の純増額21億2千4百万円、自己株式の取得による支出14億9千9百万円、配当金の支払額32億5百万円によるものです。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 第69期   第70期   第71期   第72期 自己資本比率(%)   75.8   75.5   74.8   72.3 時価ベースの自己資本比率(%)   90.9   114.9   89.9   74.5 キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年)   0.1   0.1   1.5   0.9 インタレスト・カバレッジ・ レシオ (倍)   232.3   677.5   65.4   81.3 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.営業キャッシュ・フローはキャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを利用し、有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社の生産実績は主に印刷機器関連事業によるものであり、当連結会計年度における印刷機器関連事業の生産実績は、49,978百万円(前年同期比96.4%)であります。なお、金額は出荷価格によっております。 b.受注実績 当社グループは見込生産が主体で、受注生産は稀少であるため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   地域   販売高(百万円)    前年同期比(%) 日 本   35,766   98.8 米 州   5,627   89.4 印刷機器関連事業   欧 州   19,626   105.6 ア ジ ア   16,297   102.2 計   77,317   100.4 不動産事業   -   1,061   103.6 その他   -   611   93.1 合 計   78,990   100.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度について販売実績が総販売実績の100分の10以上となる相手先はないため、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当連結会計年度末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ以下のとおりとなりました。 総資産は62億9千万円増加し、952億1百万円となりました。 資産の部における主な増減要因は、保有する投資有価証券の時価上昇による評価額の増加、年金資産の運用益による退職給付に係る資産の増加及び現金及び預金の増加によるものです。主な増減内容は、現金及び預金が18億8千8百万円、投資有価証券が26億2千2百万円、退職給付に係る資産が10億9千6百万円それぞれ増加しました。 負債の部における主な増減要因は、短期借入金の増加、連結子会社である理想テクノロジーズ株式会社への従業員転籍に伴う退職給付債務の増加及び長期借入金の返済による減少によるものです。主な増減内容は、短期借入金が21億2千6百万円、退職給付に係る負債が7億8千6百万円それぞれ増加し、長期借入金が7億5千1百万円減少しました。 以上の結果、流動比率は26.7ポイント減少し202.5%となりました。 純資産は22億8千6百万円増加し、687億9千2百万円となりました。 純資産の部における主な増減要因は、利益剰余金の増加、自己株式の取得による自己株式の増加、為替相場の変動(円安)による為替換算調整勘定の増加によるものです。主な増減内容は、利益剰余金は11億7千2百万円増加、自己株式は14億9千9百万円増加(純資産は減少)、為替換算調整勘定は17億5百万円増加しました。 以上の結果、自己資本比率は2.5ポイント減少し72.3%となり、期末発行済株式総数に基づく1株当たりの純資産額は56円38銭増加し、1,093円58銭となりました。 b.経営成績 当期の業績は、売上高は前期並みとなり、営業利益は前期と比べ減益となりました。 印刷機器関連事業の売上高及び売上総利益は、2024年7月のインクジェットヘッド事業統合による効果や為替の円安影響が増加に寄与したものの、日本の孔版事業での販売減少が継続したことや海外のインクジェット事業での本体製品の販売が減少したことにより、前期並みとなりました。 販売管理費が事業統合や為替の円安影響等により増加したため、営業利益は減益となりました。 営業外損益に為替差益3億3百万円(前期は為替差損3億1千9百万円)を計上し、特別利益に投資有価証券売却益6億7千7百万円、特別損失に子会社清算損1億1百万円(前期は構造改革費用4億9千万円)を計上したことなどにより親会社株主に帰属する当期純利益は増益となりました。 売上高は789億9千万円(前期比0.3%増)、営業利益は51億1千1百万円(同17.3%減)、経常利益は58億7千2百万円(同7.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は43億7千8百万円(同7.1%増)となりました。 以上の結果、1株当たり当期純利益金額は5円91銭増加し、68円71銭となりました。なお、当社は、2025年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益金額を算定しております。 セグメントごとの経営成績の状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.財務戦略の考え方 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、主に自己資金の活用又は借入により資金調達することとしております。当社グループは、財務体質の強化と設備投資・研究開発等当社グループの成長、企業価値の向上に必要な資金及び営業活動上の運転資金を効率的に確保しております。さらに、グループ会社との間では、グループ各社における余剰資金を子会社配当金として当社が受け取り、余剰資金の有効活用に努めております。 b.資金需要の基本方針 当社グループの運転資金のうち主なものは、当社グループ製品製造のための材料費及び製造費、また、製品の販売及び研究開発の販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。設備資金のうち主なものは、製造拠点における生産設備等の更新等によるものです。将来の成長に向けた戦略的な投資に対しては、投資効率等を総合的に勘案し対応していく方針です。 c.資金調達の基本方針 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、主に自己資金の活用又は借入により資金調達することとしております。資金調達にあたっては、財務体質にも留意しながら、その可否を判断しております。具体的には、当社の資金調達は、必要な資金の金額、時期、期間に応じて間接金融、直接金融、不動産の流動化等から適切な調達方法を選択します。また、海外子会社の資金調達は、為替リスクを考慮し、原則として現地で間接金融による調達を行っております。複数の金融機関との間で合計156億2千9百万円の当座貸越契約を締結しており(借入未実行残高118億8千9百万円)、緊急時の流動性を確保しております。 d.資金配分についての考え方 当社グループ全体として得られた資金は、成長投資、株主還元、手許資金に振り分けています。成長投資については、設備投資・研究開発等に活用し、業績向上に努めてまいります。設備投資は、投資対効果を見極め、売上拡大・コスト削減につなげる投資を行っていきます。M&Aや業務提携は、当社の技術を活かし新たな市場開拓ができるような案件があれば検討してまいります。株主還元については、①企業体質を強化しつつ業績に裏付けられた成果の配分を行うこと、②安定配当の継続に努めること、の2点の「基本方針」に基づき、期末配当による年1回の剰余金の配当を行います。なお、自己株式の取得も株主に対する利益還元の一つと考えており、株価水準や市場の動向を考慮しながら適宜実施します。また、所有する自己株式は原則として消却します。手許資金については、原則として、安全性の高い金融商品で、短期間(主に3か月)での運用を行っております。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、過去の実績や現在の状況等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定には以下のようなものがあります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 a.棚卸資産の評価方法 棚卸資産は、取得原価で測定しておりますが、期末における正味売却価額が取得原価より下落している場合には、当該正味売却価額で測定し、取得原価との差額を原則として売上原価に認識しております。また、営業循環過程から外れて滞留する棚卸資産については、将来の需要や市場動向を反映して正味売却価額等を算定しております。市場環境が予測より悪化して正味売却価額が著しく下落した場合には損失が発生する可能性があります。 b.貸倒引当金 売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。将来、債務者の財務状況が悪化し支払い能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 c.退職給付債務 当社の従業員退職給付債務及び費用は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更される場合、一般的には将来にわたって認識される費用及び計上される債務に影響し、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 d.繰延税金資産 当社グループは、税効果会計における繰延税金資産の回収可能性について、一時差異等のスケジューリングや課税所得の十分性等に基づき判断しておりますが、一時差異等のスケジューリングが不能となった場合や収益力の低下等により課税所得の十分性が確保されないとの判断に至った場合、繰延税金資産を取り崩すことにより税金費用が計上され、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 e.固定資産の減損処理 当社グループは、有形固定資産等多くの固定資産を保有しております。当社グループは、資産又は資産グループに減損が生じている可能性を示す事象(減損の兆候)が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。そのため、経営環境の著しい悪化等が見込まれ減損の兆候が生じた場合、減損損失の認識の判定の結果、減損損失の計上が必要となり、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④目標とする経営指標についての分析 当社グループは、2026年3月期の経営方針に、「印刷機器関連事業の安定した運営を継続する」、「理想科学らしい企画・開発を推進する」、「コーポレート本部の企画力を充実する」を掲げ運営してまいりました。 当期の業績は、売上高は前期並みとなり、営業利益は前期と比べ減益となりました。 印刷機器関連事業の売上高及び売上総利益は、2024年7月のインクジェットヘッド事業統合による効果や為替の円安影響が増加に寄与したものの、日本の孔版事業での販売減少が継続したことや海外のインクジェット事業での本体製品の販売が減少したことにより、前期並みとなりました。 販売管理費が事業統合や為替の円安影響等により増加したため、営業利益は減益となりました。

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開示資料

出典

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