本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

新東工業

Sintokogio,Ltd.6339 · Prime · 機械

表面処理・鋳造設備で世界有数のメーカー。ショットブラストや造型装置を自動車・重工・半導体向けに供給。

概要

新東工業は1934年に名古屋で創業した産業機械メーカーである。ショットブラストや鋳造装置を祖業とし、現在は表面処理、鋳造、環境、搬送、特機の5事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1,762億円、従業員数は4,760人。名古屋証券取引所と東京証券取引所プライム市場に上場する。

5つの事業セグメントで構成される収益構造

新東工業の事業は表面処理事業、鋳造事業、環境事業、搬送事業、特機事業の5区分で構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、表面処理事業が964億円(構成比54.7%)、鋳造事業が516億円(29.3%)、環境事業が134億円(7.6%)、搬送事業が81億円(4.6%)、特機事業が72億円(4.1%)である。主力は表面処理と鋳造で、全売上の84%を占める。営業利益では鋳造事業が19億円、環境事業が17億円と高い利益率を示す一方、特機事業は9億円の営業損失を計上した。

84社の子会社と6社の関連会社からなるグローバルグループ

同社グループは当社および84社の連結子会社、6社の関連会社で構成される。国内では名古屋に本社を置き、豊川製作所や新城製作所などの生産拠点を持つ。海外では米国、ドイツ、フランス、英国、中国、台湾、韓国、タイ、インド、ブラジル、メキシコ、インドネシアに子会社・関連会社を展開する。地域統括会社としてシントーアメリカ社(米国)とシントーヨーロッパ社(ドイツ)を置き、各地域のマネジメントを行う。2026年3月期の海外売上高比率は公表されていないが、多くの海外子会社が売上を計上している。

2026年3月期は減損損失により最終赤字に転落

2026年3月期の連結業績は、売上高1,762億円(前期比17.3%増)、営業利益38億円(同27.5%増)と増収増益を達成したが、親会社株主に帰属する当期純損失は163億円と、前期の27億円の利益から大幅に悪化した。この主因は特機事業などで認識した209億円の減損損失である。営業活動によるキャッシュ・フローは88億円のプラスを維持したが、投資活動に40億円、財務活動に60億円を支出し、現金同等物は前年比8億円減の312億円となった。

業界の中での役割は産業機械・表面処理装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,762億円
営業利益
38億円
営業利益率
2.2%
純利益
-163億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01表面処理事業主力

ショットブラストマシン、エアーブラストマシン、ショットピーニングマシン、精密ブラシ研磨装置、表面評価装置、投射材・研磨材等の製造販売、及び表面処理受託加工。自動車部品や航空機部品の表面処理工程で使用。

主な製品・サービス2
ショットブラストマシン
鋼球やグリットを高速投射し、金属表面のスケール除去・表面硬化を行う装置。自動車・建築・重工業向け。
ショットピーニングマシン
金属表面にショットを衝突させ圧縮残留応力を与えることで疲労強度を向上させる装置。自動車・航空機部品向け。

02鋳造事業主力

鋳型造型装置、Vプロセス装置、中子造型装置、鋳物砂処理装置、自動注湯装置、耐摩耗鋳物等の製造販売。自動車・産業機械向け鋳造設備でグローバル展開。

主な製品・サービス2
鋳型造型装置
砂型を自動で造型する装置。大量生産される自動車エンジン部品等の鋳造ラインで使用。
Vプロセス装置
減圧下でフィルムを用いて砂型を造型する方法。高精度な鋳造が可能で、美術品や複雑形状部品向け。

03環境事業準主力

集塵装置、脱臭装置、廃水処理装置、VOCガス浄化装置等の製造販売。工場の大気汚染防止や排水処理に貢献。

主な製品・サービス1
集塵装置
工場排ガスから粉塵を除去する装置。バグフィルタや電気集塵機など。環境規制対応。

04特機事業準主力

有機ELパネル製造装置、ハンドリングロボット、サーボシリンダ、検査・測定装置、自動車用ドア組立装置、3Dプリンター装置等。電子部品・自動車・新興分野向け。

主な製品・サービス2
有機ELパネル製造装置
有機ELディスプレイの製造工程で使用される蒸着装置や封止装置。スマートフォン・テレビ向け。
3Dプリンター装置
セラミックスや金属粉末を積層造形する装置。試作・部品製造に利用。

05搬送事業副次

昇降装置、段差解消機、グラビティコンベア、搬送システムの製造販売。工内物流やバリアフリー用途。

主な製品・サービス1
昇降装置
工場内の段差解消や階層間の搬送に用いるリフト・昇降台。安全で円滑な物流を支援。

06その他その他

機械設計、福利厚生事業、海外子会社の管理・運営等。

製品と技術

金属表面を改質するショットブラスト・ピーニング技術

表面処理事業の中核製品はショットブラストマシンとショットピーニングマシンである。ショットブラストは鋼球やグリットを高速で投射し、金属表面のスケール除去や表面硬化を行う装置で、自動車部品、建築用鋼材、重工業向けに広く使用される。ショットピーニングは、金属表面にショットを衝突させて圧縮残留応力を与え、疲労強度を向上させる技術であり、自動車のエンジン部品や航空機の着陸装置など安全性が要求される部品に欠かせない。同社はこれらの装置に加え、投射材や研磨材も自社製造し、表面処理受託加工も行う。海外子会社のナショナルピーニング社やテクニカルメタルフィニッシング社が受託加工を担っている。

鋳型造型から注湯まで一貫する鋳造ライン設備

鋳造事業では、鋳型造型装置、Vプロセス装置、中子造型装置、鋳物砂処理装置、自動注湯装置などを提供する。鋳型造型装置は砂型を自動で造型する装置で、自動車エンジン部品の大量生産ラインで使われる。Vプロセス装置は減圧下でフィルムを用いて砂型を造型する独自技術で、高精度な鋳造が可能であり、美術品や複雑形状部品向けに強みを持つ。同社は鋳造設備をトータルで供給できるため、自動車メーカーや鋳造専門メーカーからの受注が多い。耐摩耗鋳物も自社生産し、保守部品としての販売も行う。

工場排ガス処理と水処理をカバーする環境技術

環境事業では、集塵装置、脱臭装置、廃水処理装置、VOCガス浄化装置を製造する。主力の集塵装置はバグフィルタや電気集塵機などの方式があり、工場排ガスから粉塵を除去する。環境規制の強化に伴い、製造業の設備投資需要を取り込んでいる。VOCガス浄化装置は塗装工程などから発生する揮発性有機化合物を処理する。同社の環境装置は主に国内の工場向けだが、台湾や中国、東南アジアの子会社を通じて海外販売も行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

鋳造機械・表面処理装置で国内シェア拡大、大型投資で成長

当社は鋳造機械と表面処理装置を主力とする機械メーカーです。売上高は2024年3月期1155億円から2026年3月期1762億円へ急拡大、営業利益率も2%から2.16%と着実に改善しています。同業の日本製鋼所や三浦工業は大型で多角化していますが、当社は鋳造分野で技術的優位性を持ち、顧客基盤を強化しています。投資拡大により受注増に対応し、業界内で確固たる地位を築きつつあります。ただし、営業利益率は依然低水準で、コスト削減と収益性向上の両立が課題です。

強み

  • 2年間で売上高が50%以上増加、受注環境が良好で成長が続く。
  • 鋳造機械・表面処理で高い技術力を持ち、他社をリード。
  • 増産投資により生産能力を拡大、今後の需要増に対応可能。
  • 自動車・産業機械など幅広い顧客を持ち、安定した受注を確保。

課題

  • 営業利益率2%台と低く、コスト管理と価格転嫁が課題。
  • 大規模投資に伴う減価償却増や金利負担が利益を圧迫。
  • 設備投資サイクルの影響を受けやすく、市況悪化時は受注減。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が新東工業

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16381アネスト岩田811億円14.3倍
26413理想科学工業801億円16.2倍
37745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
47715長野計器729億円13.5倍
56118アイダエンジニアリング706億円15.3倍
66339新東工業655億円
76140旭ダイヤモンド工業558億円28.1倍
87769リズム330億円13.7倍
96850チノー309億円13.8倍
106445ジャノメ255億円42.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 52件

久保田製作所として創業し、1950年代にブラスト事業を確立

新東工業の前身は1934年10月に名古屋市で設立された株式会社久保田製作所(資本金100万円)である。1946年5月に名古屋工場が完成し操業を開始。1954年6月に名古屋証券取引所へ上場した。1960年2月に商号を新東工業株式会社に変更し、同時に大阪証券取引所に上場。1962年9月には東京証券取引所にも上場した。創業初期から表面処理技術に注力し、ショットブラストマシンの製造で成長基盤を築いた。

1960〜70年代の合弁会社設立による海外展開の開始

1963年4月に新東ダストコレクタ株式会社を設立(集塵装置事業)、同年6月には米国ホイールアブレーター社との合弁で新東ブレーター株式会社を設立した。1968年2月には台湾に台湾新東機械股份有限公司、1970年6月には韓国新東工業株式会社を設立し、アジアでの生産拠点を確保。1974年12月にはブラジル、1975年12月には西独(現ドイツ)にも合弁会社を設立。1976年8月には台湾百利達股份有限公司を設立するなど、積極的な海外進出を進めた。これらの合弁会社は後に吸収合併や子会社化され、現在のグローバルネットワークの基盤となった。

1980〜90年代の買収と新拠点建設による事業拡大

1987年5月に米国にロバーツシントー社を設立、1991年3月にはシントーアメリカ社を設立。1990年5月には新城製作所が完成し、国内生産能力を増強した。1993年に中国市場へ進出し、青島百利達鋼丸有限公司を設立。1996年には青島新東機械有限公司とタイ新東工業株式会社を設立した。1998年8月には米国ロバーツシントー社がサンドモールドシステムズ社を買収し、鋳造事業の米国市場での地位を強化した。2000年には新東ダストコレクタ株式会社と中部新東工業株式会社を吸収合併し、グループ再編を進めた。

2000年代以降の欧米へのM&A攻勢と特機事業への進出

2002年に藤和電気株式会社へ資本参加し、同年には韓国新東工業が韓国ブレーターを吸収合併。2007年にメキシコにロバーツシントードメキシコ社を設立。2010年以降は電子部品や3Dプリンターなどの新分野に進出するため、M&Aを加速した。2010年に株式会社ソキアファインシステム(現新東エスプレシジョン)を買収、2011年には米国ナショナルピーニング社を買収。2014年にはドイツのフロン社へ資本参加し、その後追加取得して連結子会社化。2017年にフランスのスリーディーセラム社、2018年に英国のオメガ社を買収し、欧州でのプレゼンスを拡大した。2019年にはシントーヨーロッパ社を設立し、欧州子会社の統括機能を強化した。

2024〜25年の大規模な減損と事業再編

2024年4月にフランスのエラスティコス社を買収したが、同年10月には新東エスプレシジョン株式会社を吸収合併し、グループ構造を整理。2025年11月にはドイツにシントーアドバンストセラミックスヨーロッパ社を設立した。しかし、2026年3月期には特機事業を中心に209億円の減損損失を計上し、最終赤字に転落した。この減損は、有機EL製造装置や3Dプリンターなど新規事業の収益性低下が原因とみられる。2024年4月に策定した中期経営計画「共創」では、売上高EBITDA比率8%以上の達成を掲げるが、足元では収益構造の立て直しが急務となっている。

年表52件を開く

1930年代

  • 1934年10月創業名古屋市に株式会社久保田製作所(資本金100万円)を設立

1940年代

  • 1946年5月名古屋市昭和区堀江町に名古屋工場が完成、操業開始

1950年代

  • 1954年6月上場名古屋証券取引所に株式上場
  • 1959年4月豊川製作所に鋳機工場が完成、操業開始

1960年代

  • 1960年2月上場新東工業株式会社に商号変更 大阪証券取引所に株式上場
  • 1962年9月上場東京証券取引所に株式上場
  • 1963年4月創業新東ダストコレクタ株式会社を設立(2000年4月に吸収合併)
  • 1963年6月M&A米国ホイールアブレーター社との合弁会社新東ブレーター株式会社を設立(2009年4月に吸収合併)
  • 1968年2月台湾に合弁会社台湾新東機械股份有限公司を設立(連結子会社)

1970年代

  • 1970年2月豊川製作所一宮製缶工場が完成、操業開始
  • 1970年6月韓国に合弁会社韓国新東工業株式会社を設立(連結子会社)
  • 1974年12月ブラジルに合弁会社ホイールアブレーターシントードブラジル社(現社名;シントーブラジルプロドゥトス社)設立(連結子会社)
  • 1975年12月西独に合弁会社ワグナーシントーギーセライマシーネン社(現社名;ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社)を設立(連結子会社)
  • 1976年8月新東ブレーター株式会社が、台湾に合弁会社台湾百利達股份有限公司を設立(連結子会社)

1980年代

  • 1986年3月新東ブレーター株式会社が、韓国に合弁会社韓国ブレーター株式会社を設立
  • 1987年5月米国に合弁会社ロバーツシントー社を設立(連結子会社)
  • 1987年7月商号変更決算期を4月30日から3月31日に変更
  • 1988年6月新東ブレーター株式会社が、タイ国に合弁会社サイアムブレーター社を設立(持分法適用関連会社)

1990年代

  • 1990年5月新城製作所が完成、操業開始
  • 1991年3月米国にシントーアメリカ社を設立(連結子会社)
  • 1993年4月新東ブレーター株式会社が、中国に合弁会社青島百利達鋼丸有限公司を設立
  • 1996年5月中国に合弁会社青島新東機械有限公司を設立(連結子会社)
  • 1996年9月タイ国に合弁会社タイ新東工業株式会社を設立(連結子会社)
  • 1998年8月M&A米国ロバーツシントー社が、サンドモールドシステムズ社を買収(2020年2月に吸収合併)

2000年代

  • 2000年4月M&A連結子会社の新東ダストコレクタ株式会社及び中部新東工業株式会社を吸収合併
  • 2002年2月商号変更藤和機工株式会社へ資本参加し、藤和電気株式会社に商号変更(連結子会社)
  • 2002年10月上場韓国新東工業株式会社が、韓国ブレーター株式会社を吸収合併 大阪証券取引所1部での株式上場廃止
  • 2006年7月M&A連結子会社の西部新東工業株式会社を吸収合併
  • 2007年7月米国シントーアメリカ社が、ロバーツシントードメキシコ社をメキシコに設立(連結子会社)
  • 2007年10月M&A連結子会社の東部シントー株式会社を吸収合併
  • 2008年7月中国に新東工業商貿(昆山)有限公司を設立(連結子会社)
  • 2009年4月M&A連結子会社の新東ブレーター株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2010年8月中国に浙江新東鋼丸有限公司を設立(連結子会社)
  • 2010年12月株式会社ソキアファインシステム(現社名;新東エスプレシジョン株式会社)の株式を取得(連結子会社)
  • 2011年12月米国シントーアメリカ社が、ナショナルピーニング社の株式を取得(連結子会社)
  • 2012年9月インドネシアに合弁会社シントーインドネシア社を設立(持分法適用非連結子会社)
  • 2012年11月インドに合弁会社シントーバラットマニュファクチャリング社を設立(連結子会社)
  • 2013年12月中国に合弁会社広州新中通機械有限公司を設立(持分法適用非連結子会社)
  • 2014年5月ドイツのフロン社へ資本参加
  • 2014年6月M&A米国シントーアメリカ社が、テクニカルメタルフィニッシング社を買収(連結子会社)
  • 2014年7月株式会社エアレックスへ資本参加(持分法適用関連会社)
  • 2015年5月ドイツのレンペメスナー社(現社名;レンペメスナーシントー社)へ資本参加(持分法適用関連会社)
  • 2015年12月ドイツのフロン社の株式を追加取得(連結子会社)
  • 2016年1月M&A青島新東機械有限公司が、青島百利達鋼丸有限公司を吸収合併
  • 2017年12月フランスのスリーディーセラム社(現社名;スリーディーセラムシントー社)の株式を取得(連結子会社)
  • 2018年2月イギリスのオメガ社(現社名;オメガシントー社)の株式を取得(連結子会社)
  • 2019年5月ドイツにシントーヨーロッパ社を設立(連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年4月フランスのエラスティコス社の株式を取得(連結子会社)
  • 2024年10月M&A連結子会社の新東エスプレシジョン株式会社を吸収合併
  • 2024年12月ドイツのフロン社が、アグトス社(現社名;シントーアグトス社)の株式を取得(連結子会社)
  • 2025年11月ドイツにシントーアドバンストセラミックスヨーロッパ社を設立(連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,760人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、9期前と比べて+6.6%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,839
2018年3月4,010
2019年3月62939.916.24,090
2020年3月63240.116.44,099
2021年3月57939.916.34,063
2022年3月58540.416.64,042
2023年3月58540.817.13,986
2024年3月62541.117.33,963
2025年3月65441.217.44,84462
2026年3月67141.016.64,76080

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社32(国内 9 / 海外 23、うち連結子会社 31) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
豊川製作所 — 愛知県豊川市3,866百万円
鋳造
ウィノアイベリカ社 本社工場他 — スペインバスク州3,352百万円
表面処理
ウィノアフランス社 本社工場他 — フランスオーヴェルニュローヌアルプ州2,865百万円
表面処理
大治事業所 — 愛知県海部郡大治町2,836百万円
表面処理
新城事業所 — 愛知県新城市2,697百万円
特機
株式会社メイキコウ本社事業所 — 愛知県豊明市2,454百万円
搬送及び特機
青島新東機械有限公司 本社工場他 — 中国山東省2,332百万円
鋳造、表面処理及び環境
シントーブラジルプロ ドゥトス社 本社工場他 — ブラジルサンパウロ市2,097百万円
鋳造、表面処理及び環境
ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社 本社工場他 — ドイツウエストファーレン州1,957百万円
鋳造
一宮事業所 — 愛知県豊川市1,833百万円
表面処理
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社メイキコウ
    愛知県豊明市 · 連結子会社
    議決権83.7%
  • 国内
    新東エンジニアリング株式会社
    愛知県豊川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東寿興産株式会社
    愛知県豊川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シントーアドバンストセラミックス株式会社
    愛知県豊川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シーエフエス
    新潟県新潟市 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 国内
    藤和電気株式会社
    愛知県海部郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    シントーヨーロッパ社(注)2
    ドイツ ヴエストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社
    ドイツ ヴエストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    シントーアグトス社(注)2
    ドイツ ヴエストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アグトス グルントシュテュックスゲゼルシャフト社(注)2
    ドイツ ヴエストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    フロン社(注)2
    ドイツ ヴエストファーレン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オメガシントー社
    イギリス ピーターバラ市 · 連結子会社
    議決権90.0%
残りのグループ会社20社を開く
  • エラスティコス社(注)2フランス オーヴェルニュ ローヌ アルプ州100%
  • WHAホールディング社(注)2フランス オーヴェルニュ ローヌ アルプ州100%
  • ウィノアフランス社(注)2フランス オーヴェルニュ ローヌ アルプ州100%
  • シントーアメリカ社米国 ミシガン州100%
  • ロバーツシントー社米国 ミシガン州100%
  • ウィノアUSA社(注)2米国 ミシガン州100%
  • ホイールアブレーター アブレイシブス(メキシコ)社(注)2カナダ オンタリオ州100%
  • ウィノアカナダ社(注)2カナダ オンタリオ州100%
  • ウィノアメキシコ社(注)2メキシコ ヌエボ・レオン州100%
  • 台湾新東機械股份有限公司台湾桃園県51%
  • 台湾百利達股份有限公司(注)2台湾桃園県56%
  • 青島新東機械有限公司(注)2中国山東省95%
  • 新東工業商貿(昆山)有限公司中国江蘇省100%
  • タイ新東工業株式会社タイ アユタヤ県69%
  • 韓国新東工業株式会社(注)2韓国 大邱広域市70%
  • シントーバラットマニュファクチャリング社(注)2インド タミル・ナードゥ州55%
  • シントーブラジルプロドゥトス社(注)2ブラジル サンパウロ州99%
  • ウィノア ブラジル インダストリア エ コメルシオ社(注)2ブラジル サンパウロ州100%
  • その他54社
  • 6社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,762億円営業利益38億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.3%、利益が+26.7%。

売上高
+17.3%
1,762億円
営業利益
+26.7%
38億円
純利益
-682.1%
-163億円
営業利益率
2.2%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,700億円1,762億円
営業利益73億円38億円
純利益56億円-163億円
1株あたり配当¥48¥48

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は398億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+61.1%、営業利益は+57.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q28647
2024年1Q24772.810
2024年2Q306113.68
2024年3Q287155.213
2024年4Q31556
2025年2Q680162.43
2025年4Q822141.725
2026年2Q857141.61
2026年4Q905242.7−164
2027年1Q398112.87

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は852億円から1,762億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国に合弁会社広州新中通機械有限公司を設立(持分法適用非連結子会社)
2013年3月8525053
米国シントーアメリカ社が、テクニカルメタルフィニッシング社を買収(連結子会社)
2014年3月8915328
2015年3月9334426
青島新東機械有限公司が、青島百利達鋼丸有限公司を吸収合併
2016年3月9425527
2017年3月9505834
2018年3月1,0426060
ドイツにシントーヨーロッパ社を設立(連結子会社)
2019年3月1,1016554
2020年3月1,0274729
2021年3月825316
2022年3月9924528
2023年3月1,0644062
連結子会社の新東エスプレシジョン株式会社を吸収合併
2024年3月1,1557587
ドイツにシントーアドバンストセラミックスヨーロッパ社を設立(連結子会社)
2025年3月1,50230322.028
2026年3月1,76238342.2−163

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,762億円のうち、営業利益として残るのは38億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-163億円、売上の-9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.2%1,254億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%470億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.5pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比16.2pt
-9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比21.8pt
-14.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが88億円、投資CFが−41億円で、差し引きのフリーCFは47億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は312億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月46−45121189
2014年3月72−72−150193
2015年3月45−4929−4221
2016年3月25−510−26189
2017年3月7816−1494266
2018年3月62−121150333
2019年3月70−18−1752363
2020年3月51−31−1220370
2021年3月81−18−1163423
2022年3月41−12−2829430
2023年3月55−16−7139407
2024年3月59−7−3052436
2025年3月24−303153−279321
2026年3月88−41−6047312

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,274億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,188億円で、自己資本比率は48.9%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,16476639863.8
2014年3月1,26985141864.5
2015年3月1,46395351062.0
2016年3月1,39288950360.7
2017年3月1,42891851061.4
2018年3月1,6261,01261458.8
2019年3月1,6501,01563558.2
2020年3月1,56599856760.2
2021年3月1,6421,04160160.2
2022年3月1,6861,09659061.7
2023年3月1,7141,11859661.7
2024年3月1,8801,27160964.1
2025年3月2,3681,2711,09650.5
2026年3月2,2741,1881,08548.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
413億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
712億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,085億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中22位あたり、逆に低いのはROE209社中203位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-14.1%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.9%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.3%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,200で、1年前と比べて+28.4%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥1,200-0.7%1ヶ月+4.4%1年+28.4%時価総額655億円
過去52週の値幅
安値¥895高値¥1,310

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)11.3倍
PBR0.55倍
配当利回り4.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に1270円と前日比7.99%高となり、1か月で3.76%上昇した。週足では7月28日の1130円から反発し、8月10日に1270円と上昇を加速させた。25日移動平均線(1177.52円)を上回り、75日線・200日線も上回る。52週高値1310円に約3%と迫る水準まで上昇。出来高は8月10日に23.25万股と急増し、買いの勢いを示す。RSIは70.63とやや過熱気味だが、上昇トレンドは継続する可能性が高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PBRは0.556倍と業界平均1.59倍を大きく下回り、予想PERも11倍と低水準。配当利回りは4.08%と業界平均2.68%を上回り、配当性向72.1%と高い水準を維持している。ただしROEは-14.1%と赤字で、2026/3期に最終赤字を計上するなど収益力が低迷している。割安ではあるが、業績悪化が続く中での高配当は持続可能性に懸念があり、割安と評価するものの注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (予想)11.3倍
PBR0.55倍1.50倍
ROE-14.1%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

大幅な増収見込みながら、直近で巨額の損失を計画する特殊な局面。強気派は、世界的な鋳造設備需要とEV対応投資が追い風で、増収が続けば収益が大きく改善する可能性を指摘する。弱気派は、計画された損失の内容や引当金の発生、自動車業界の設備投資変動、低い収益性を懸念し、業績回復までの不透明感を重視する。大型受注の採算と一過性損失の処理が投資判断の分かれ目。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が明確

    売上高は3期連続増加し、規模が拡大。

  • EV化の追い風

    自動車部品の軽量化で鋳造設備需要が旺盛。

  • 技術の高さ

    鋳造分野で世界的な技術力を有する。

  • 予想PER11倍、来期純利益58億円へ決算発表後影響

    時価総額642億円÷予想PER11倍=58億円、黒字転換

  • 売上高1762億円、前期比17%増通年影響

    売上高1502億円→1762億円、増収率17.3%

  • 配当利回り4.08%を維持通年影響

    減配なしで利回り4.08%、株主還元は継続

  • PBR0.56倍と解散価値割れ継続影響

    純資産約1155億円に対し時価総額642億円、株価は56%

マイナスに働く材料7
  • 巨額の損失計画

    直近期に160億円超の純損失を計画。

  • 収益性の低さ

    営業利益率は2%前後と高いとは言えない。

  • 設備投資の変動

    自動車業界の投資は循環し安定しない。

  • 26/3期純損失163億円、最終赤字決算発表後影響

    営業利益38億円も特別損失で最終-163億円、ROE-14.1%

  • 営業利益率2.16%と低採算通年影響

    売上高1762億円に対し営業利益38億円、利益率2%台

  • ROE-14.1%と大幅資本棄損通年影響

    純損失163億円で自己資本が毀損、ROE-14.1%

  • 株価1年+31%高値警戒不定影響

    上昇率31.44%と過熱感から反動安

次の決算で確かめる点
受注残高
設備需要の先行指標であり将来の売上に直結。
営業利益率
収益性の改善と採算管理の進捗を確認。
特別損益と引当
損失の内訳と将来の業績影響を見極める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり48で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.00%。

年間配当
¥48
1株あたり
配当利回り
4.00%
いまの株価に対して
配当性向
72.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1846.7
2018年3月2116.734.4
2019年3月224.829.1
2020年3月249.165.4
2021年3月240.087.8
2022年3月268.3102.4
2023年3月3638.536.9
2024年3月4422.239.0
2025年3月440.072.1
2026年3月440.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥48

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ52,447人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.7%を占め、残る54.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他26.529.733.829.834.339.6
金融機関38.035.731.130.531.027.8
事業法人17.417.318.217.717.717.9
外国法人16.815.815.520.615.714.0
自己株式2.22.23.83.73.63.5
証券会社1.31.41.31.21.30.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.09
02明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.17
03株式会社三菱UFJ銀行3.64
04株式会社りそな銀行3.06
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)3.00
06公益財団法人永井科学技術財団2.76
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.62
08新東社員持株会2.34
09新東ものづくり持株会2.30
10三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−419%、1株純資産は14期で+55%。直近期のROEは-14.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月971,3687.58.636.2
2014年3月521,5093.615.238.4
2015年3月491,6723.119.134.5
2016年3月511,5883.119.731.8
2017年3月631,6473.915.346.7
2018年3月1131,7976.69.834.4
2019年3月1021,8035.69.429.1
2020年3月541,7713.013.965.4
2021年3月111,8580.667.887.8
2022年3月531,9562.812.9102.4
2023年3月1182,0205.97.136.9
2024年3月1662,3017.77.539.0
2025年3月532,2802.315.872.1
2026年3月−3102,115−14.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額198百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上田良樹取締役会長73
永井淳代表取締役 社長執行役員65699,000
仲道賢一取締役 専務執行役員6131,000
武田裕之取締役 専務執行役員5616,000
内山浩光取締役 常務執行役員6618,000
中根幹夫取締役 常務執行役員6526,000
鈴木崇取締役 常務執行役員609,000
山内康仁取締役84
内永ゆか子取締役80
栗原博取締役72
鶴正登取締役78
後藤剛監査役(常勤)6920,000
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
小野寺隆実監査役69
伊東健監査役77
鹿又一郎監査役71
権田与志広取締役66
中村祐子取締役59
氏名役職

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)86426269011
社外取締役8909011
監査役1181818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,645字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社と子会社84社、関連会社6社で構成され、表面処理・鋳造・環境・搬送・特機・その他の設備装置及び部分品の製造販売を主な内容として事業活動を展開しております。 各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 なお、次の6区分はセグメント情報の区分と同一であります。 表面処理事業 :ショットブラストマシン、エアーブラストマシン、ショットピーニングマシン、バレル研磨装置、精密ブラシ研磨装置、高精度微細加工装置、表面評価装置、表面処理事業部分品、投射材、研磨材等を製造販売しております。また、表面処理受託加工を行っております。 当社が製造販売するほか、国内では、子会社であるシントーアドバンストセラミックス株式会社が、主として研磨材を製造販売しております。海外では、子会社である青島新東機械有限公司、台湾新東機械股份有限公司、シントーブラジルプロドゥトス社、台湾百利達股份有限公司、タイ新東工業株式会社、シントーバラットマニュファクチャリング社、韓国新東工業株式会社、フロン社、新東福龍金属磨料(青島)有限公司、エラスティコス社、シントーアグトス社及び関連会社であるサイアムブレーター社が製造販売を行っております。また、子会社であるナショナルピーニング社、テクニカルメタルフィニッシング社が受託加工を行っております。 鋳造事業 :鋳型造型装置、Vプロセス装置、中子造型装置、鋳物砂処理装置、自動注湯装置、サンドコーティング設備、鋳造事業部分品、粉粒体処理装置、耐摩耗鋳物等を製造販売しております。 当社が製造販売するほか、海外では、子会社であるロバーツシントー社、ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社、シントーブラジルプロドゥトス社、青島新東機械有限公司、 台湾新東機械股份有限公司、タイ新東工業株式会社、シントーバラットマニュファクチャリング社、韓国新東工業株式会社、オメガシントー社及び関連会社であるレンペメスナーシントー社が製造販売を行っております。 環境事業 :集塵装置、脱臭装置、廃水処理装置、VOCガス浄化装置、環境事業部分品等を製造販売しております。 当社が製造販売するほか、海外では、子会社である台湾新東機械股份有限公司、シントーブラジルプロドゥトス社、青島新東機械有限公司、タイ新東工業株式会社及び韓国新東工業株式会社が製造販売を行っております。 搬送事業 :昇降装置、段差解消機、グラビティコンベア、搬送システム等の製造販売を、国内では子会社である株式会社メイキコウが、海外では子会社であるロバーツシントー社がそれぞれ行っております。 特機事業 :有機ELパネル製造装置、同自動ライン(供給・搬送装置含む)、ハンドリングロボット、サーボシリンダ、検査・測定装置、精密計測装置、精密プレス装置、ディスパライザー、電池原料供給装置、3Dプリンター装置、セラミックス製品、成形装置、自動車用ドア組立装置、金属磁性粉末、無菌環境提供装置、特機事業部分品、介護福祉用品等を製造販売しております。 当社のほか、子会社である株式会社メイキコウ、シントーアドバンストセラミックス株式会社、海外では、子会社であるスリーディーセラムシントー社が製造販売を行っております。 その他 :子会社である新東エンジニアリング株式会社が機械設計、東寿興産株式会社が福利厚生等の事業を行っております。海外では、子会社であるシントーアメリカ社が米国子会社の管理・運営、シントーヨーロッパ社が欧州子会社の管理・運営を行っております。 事業系統図は、次のとおりであります。 (注)1.事業区分「その他」は、機械設計(新東エンジニアリング株式会社)、福利厚生等(東寿興産株式会社)、 米国子会社の管理・運営(シントーアメリカ社)、欧州子会社の管理・運営(シントーヨーロッパ社)などを含みます。 2.○ は子会社、△ は関連会社を示しております。
経営方針・対処すべき課題4,648字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、HEART(信頼される技術を通じて、人間としての豊かさと成果を)を経営理念として掲げ、モノづくりの新たな価値を創造し、世界のお客様とともに成果と喜びを分かち合うことを新東の使命とし、「技術の差別化」と「信頼のサポート」により関係する全ての人との絆を深め、新しい提案、新しい解決策を提供し続けることで新東ブランドを高めることを目指します。 こうした基本方針のもと、世界の仲間たちと感動の共創を実現することを長期ビジョンにおき、グローバル市場において持続的な成長と発展を図り、企業グループとしての価値の向上及び株主価値重視の姿勢を堅持してまいります。 (2)経営戦略等 少子高齢化による労働人口の減少、コロナ禍を経て加速する情報化社会、規制強化が進む地球環境問題など、当社グループを取り巻く環境は大きく変化しています。 このような時代の変化にしっかりと対応していくためにも、私たちが大切にしつづけている「モノづくりの心を大切にして、社会に貢献したい」という思いのもと、モノづくりの新たな価値を創造し、世界の仲間たちと感動の共創を目指します。グローバルに広がる課題を解決するために、世界中の仲間たちとともに、知恵を出し合い、技術を磨いて、新たな価値を創出することでこれから先の時代を切り拓いていくことを目指し、2024年4月から2027年3月までの3年間にわたる中期経営計画『「共創」~新しい価値を求めて~ 地球とともに、仲間とともに』を策定いたしました。 同計画では、お客さまを含む全ての仲間たちに“ありがとう”と言っていただける会社を目指し、そして全ての仲間たちと新たな価値を生み出すことで、「お客さまに選ばれつづける」ための体制づくりを強化してまいります。「事業戦略の方向性」として、①「新しい時代に向けた提案」、②「競争力強化に向けたコスト削減と付加価値向上」、③「ITやAIの活用による業務効率の向上」の3点を掲げております。お客さまにおける設備投資のニーズが多様化する中、時代の変化に対応して成長する1社1社のお客さまにしっかりと寄り添い、最善策を一緒になって考えて、提供することを通じて、お客さまとの絆を強化していきます。また、お客さまニーズ(省人化・省エネ・作業環境改善など)を実現する付加価値を追求した提案、日本など先進国の少子高齢化による「人手不足」の課題が深刻化することが予測される中、デジタル技術を活用したプロセス最適化や自働化による効率化の提案を通じて、仕事の効率化を進めてまいります。また、既存技術の新たな市場への展開に加え、新技術を今後成長が見込まれる市場に投入することで、新たな事業の確立を目指します。 これらにより、「お客さまに選ばれつづける」ための取り組みを強化するとともに、会社としてマテリアリティ[環境/人材/技術開発・ものづくり/ステークホルダー/企業基盤]に向き合い、持続可能な開発目標(SDGs)へのかかわりを通じてサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。こうした取り組みを通じて、お客さまのすそ野を拡げ、お客さまとの絆を強め、売上の拡大と収益の確保、そして、企業価値向上に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中期経営計画最終年度の2027年3月期において、1社1社のお客さまに寄り添い、お客さまのニーズを実現することを通して、部品カバー率を向上(+5pt)させ、新たに当社を選んでいただける、新規お客さま数3,900社の増加を目指します。また、競争力を高め、成長していくための指標として、売上総利益率+3pt、一人あたり付加価値額+10%にも取り組んでまいります。これらの取り組みにより、売上高EBITDA比率8%以上を達成することを目標としております。 (4)経営環境 世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や欧州経済の低迷などの悪材料に加え、イランを巡る事情緊迫化を背景とした中東情勢の悪化などもあり、景気回復は道半ばとなりました。 加えて、米国の政策動向、米中の対立による輸出管理規制の強化には注視が必要な状況です。わが国においては、エネルギー価格の高止まりや円安の進行を背景に物価上昇が継続し、消費に慎重さが見られるなど、景気は力強さを欠く状況で推移しました。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、1934年の創業以来、“ものづくりの心を大切にして社会に貢献したい”という思いのもと、技能を磨き上げ、世界に通用する技術を追求し、技術を通じてお客様との信頼関係を築き上げてまいりました。私たちは「信頼の絆を築く」ため、一社一社のお客さまにしっかりと寄り添い、多種多様なお客さまのニーズの実現に向けた最善策を一緒になって考え、新しい価値をお届けします。私たちに関わるすべての皆さまとの絆を深めて、いつの時代もお客さまに選ばれ続ける企業であることを目指していきます。 ①成長戦略 当社グループの事業環境につきましては、デジタル情報社会の進展や地球環境問題に対しての規制強化に加え、自動車業界でも大変革期を迎える中、お客さまの中から将来を見据えた取り組みが出てくると予想されます。こうした事業環境を踏まえ、既存のお客さまを大切にし、付加価値向上に取り組むことにより収益を高め、当期からの更なる飛躍を示せるよう努力してまいります。 企業価値向上に向けたM&A、設備投資、研究投資、人的資本投資などの成長投資を優先的に行いつつ、アフターサービス市場へのシフトといった事業ポートフォリオの転換によって収益向上をはかり、株主資本利益率(ROE)の向上を目指します。 事業領域を「素材に形を いのちを」の視点で、「素材づくり」から「形づくり」、そして「表面づくり」と再定義しました。「形づくり」は、当社の強みである鋳造技術が地域社会に貢献する視点で商品開発を加速させます。砂だけでなくアルミやセラミックスといった素材を用いた形づくりに向けて、3Dプリンタ関連に投資をします。この3Dプリンタ技術は、生産途中に発生する廃棄物の削減も見込めます。形づくりの原料となる「素材づくり」については、電子・半導体分野に用いるインダクタの材料となる機能性粉末や複合材といった次世代の素材の開発を促進してまいります。 「形づくり」の表面仕上げとなる「表面づくり」は、当社のブラスト工法に代表される従来の表面処理に加え、新たにレーザ技術へ投資をします。お客さまが求める魅力ある表面を実現するための表面機能を充実させてまいります。 加えて、「素材づくり」「形づくり」「表面づくり」を支える当社の強みである5つの技術の高度化により、付加価値をお客さまへ提案します。「環境技術」は、作業者の健康と安全の視点で、お客さまの工場で火災や爆発を未然に防ぐシステム提案に加え、工場で働く作業者が働きやすい環境下であるかセンサーを用いて指標管理をして更なる作業改善につなげます。「IoT技術」は、人手不足を解消する提案として、デジタルを駆使した工場の異常を可視化して知らせるシステムや、設備故障を未然に防ぐ予防保全に力点を置いた提案を強化します。「エネルギー技術」は、カーボンニュートラルの実現にむけて、油圧から電動への置き替えによる機械構造の簡素化により動力を減らすことで電力不足の解決を目指します。「ハンドリング技術」は、ロボットの先端に当社のセンサーをセットすることで、ロボットに人の感覚を持たせることが可能となります。作業者に代わって緻密な作業が可能となりますし、作業者の負荷が高いといわれる物流業界においてその技術を応用して業務の省人化、効率化に貢献できます。「検査・評価技術」は、長さと寸法に加えて表面を評価・検査する高精度な技術により、高品質な製品の安定的な提供を支えています。 当社がこれまで培ってきた上記5つの技術を社会ニーズとマッチさせて更に進化させ、「素材づくり」「形づくり」「表面づくり」へ応用させてまいります。そのために適切な投資を行ない、事業規模を伸ばしていきたいと考えています。 これらにより、ステークホルダーへの価値を最大限に高め、持続的な成長を目指してまいります。 また、上記の達成には新たな投資も必要になる為、既存分野と新規分野でそれぞれ成長性を見極め、効果的な投資を行うことで財務上のリスクを抑えた成長戦略に取組みます。 ②重要課題(マテリアリティ) 私たちが目指す姿として、①環境に優しい循環型社会、②ものづくりを通じた安全・安心・豊かな社会、③感動・成長・幸せを実感できる社会、の3つを掲げ、この実現に向けて、「環境」、「人的資本」、「技術開発・ものづくり」、「ステークホルダー」、「企業基盤」の5つを重要課題として選定し、取り組んでまいります。 ・環境への取組み 気候変動による事業への影響は重要な課題と捉え、特に水害やエネルギーコストの上昇に伴う収益への影響、規制の 強化による原材料の高騰や入手困難等を注視して、リスク管理を行ってまいります。また、自社太陽光パネルの設置や オフサイトPPAの活用等、再生可能エネルギーの活用を推進いたします。 ・人的資本への取組み 海外拠点のトップマネジメントは、原則として、現地の方が務めているとともに、当社製品のメンテナンススキル は、全世界共通の評価基準に基づいて評価しております。女性の活躍推進についても、取組みを加速させてまいりま す。従業員に選んでもらえる会社を目指し、エンゲージメントの向上を目指します。 ・企業基盤への取組み 当社グループでは、リスクに対する基本方針を、取締役会直轄の「リスク管理委員会」で定め、企業活動に伴うリス クを把握、評価して、見える化しています。リスク管理委員会の活動結果を取締役会に報告し、更なるリスク管理体制 の強化を図ってまいります。 また、ガバナンス強化の観点から、取締役会実効性評価の取組みを強化してまいります。 昨今多くの企業を悩ませる情報セキュリティに関してもBCPマニュアルを策定・強化することで、リスクの可視化に 努めるとともに、社内啓蒙と訓練を行うことでリスクの最小化に努めています。 ③財務上の課題 政策保有株式の縮減に関する方針 政策保有株式については、事業戦略や取引先との事業上の関係を総合的に勘案しながら、資本効率の観点から売却も選択肢として段階的に取り組んでいます。また毎年1回、取締役会で上場政策保有株式全体を対象に、資本コストを考慮した保有株式の縮減リスクと保有に伴う便益(事業収益・配当・キャピタルゲインなど)を比較し、保有の妥当性を確認しています。 今後は政策保有株式の縮減をさらに進め、2030年3月期までに連結純資産比率15%未満とすることを目標に資本効率の改善を図っていきます。売却によって得られた資金については、成長投資へ戦略的に活用していきます。
事業等のリスク4,595字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業その他のリスクのうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を記載しております。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載されていないリスクが存在する可能性があります。これらのリスク要因は、いずれも投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本項に含まれる将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月19日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市場及び事業に関するリスク ①市場の競争激化 当社グループの主要市場においては激しい競争が継続しており、当社グループは世界各地域において現地のローカルメーカーとの競争に直面しております。市場において設備投資環境が急激に変動し競争が一層激化した場合には、受注台数や受注価格の下落等が生じる可能性があります。 これらの結果、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②自動車関連業界の業況の影響 当社グループの主要顧客である自動車業界は、「100年に一度」とも言われる大きな変革期を迎えております。当社グループの商品は、自動車メーカーおよび自動車部品メーカーに多く納入されておりますが、電動化の進展やカーシェアリングの普及等により、自動車を構成する素材・部品の変化が進み、鋳物部品の需要減少や自動車業界全体の市場成長の鈍化が想定されます。これに伴い、同業界における設備投資が抑制され、当社製品の受注高が低下する可能性があります。 当社グループは、こうした急激な環境変化に対応し、競争力の維持・強化に向けた各種施策を推進しておりますが、売上高の減少等により、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 ③製品の契約不適合・欠陥に伴う賠償 当社グループは、製品の製造・販売にあたり、顧客との契約に適合する品質、機能、安全性および納期の確保に万全を期しております。しかしながら、製品の契約不適合や欠陥により性能が不十分となった場合や、安全上の問題に起因して設備事故や労働災害が発生した場合、あるいは納期遅延等が生じた場合には、顧客または第三者に損害を与え、損害賠償請求を受ける可能性があります。 特に海外においてこのような訴訟が発生し、多額の賠償金や和解費用等を負担する場合には、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 ④企業買収等に係るリスク 当社グループは、事業拡大を目的として企業買収等を実施することがあります。これにより、事業用資産や買収に伴って発生するのれんを含む有形・無形資産を保有することとなります。 しかしながら、今後の経営環境の変化等により、買収対象事業において経営資源の効率的な活用が困難となり、当該資産の収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった場合には、回収可能性を踏まえて減損損失を計上する可能性があります。 この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑤固定資産に関する減損リスク 当社グループが保有する建築物、製造設備等の固定資産は、減損リスクにさらされています。これらの資産について、現時点において必要な減損等の処理は実施しておりますが、今後保有する建築物、製造設備等を含め、収益性が低下することにより帳簿価額が回収できなくなった場合、市場環境の変化や研究開発の方針変更等が生じた場合、計画外の追加的な資金拠出等により資産の全部または一部が損失となる等の場合において、新たな減損処理を実施することになり、将来の当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑥人財の確保及び合理化・体質強化に係るリスク 当社グループの商品には、一品一様の受注生産品が一定程度含まれており、製造過程において労働集約的な側面を有しております。このため、事業の拡大および継続には、一定水準以上のスキルを有する優秀な人財の確保が不可欠であると認識しております。 現時点では、人事制度及び教育制度の整備により必要な人財を確保しておりますが、少子化の進行や労働市場の逼迫等により、必要な人財や労働力を十分に確保できない場合には、競争力の低下や事業展開の制約が生じる可能性があります。 また、これらのリスク低減に向けて省力化・省人化の取組みを進めておりますが、情報技術の進展に対して事業構造の転換が遅れた場合には、製造コストの低減が進まず、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦仕入先への外注加工品供給の依存 当社グループは、外注加工品、購入部品、原材料等を複数の仕入先から調達しておりますが、外注加工品の一部については代替が困難であり、特定の仕入先に依存しているものがあります。このため、当該仕入先の状況等により、生産面に影響を受ける可能性があります。 これらのリスク低減に向けて、仕入先の分散や新規仕入先の発掘・育成等の取組みを進めております。しかしながら、必要とする外注加工品等を仕入先から継続的かつ適時に、また適正なコストで調達できない場合には、生産遅延やコスト増加が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)金融・経済のリスク ①原材料等調達価格の影響 鋼材やスクラップ等、当社グループが製造に使用する原材料の価格上昇は、製造コストの増加につながります。これらのコストを製品販売価格へ十分に転嫁できない場合には、当社グループの収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。 特に、国際的な需給逼迫等により原材料価格が急激に高騰した場合には、調達コストが大幅に上昇し、当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②エネルギー価格の変動 当社グループは、主力製品である消耗品の製造において多くの電力を使用するため、エネルギー価格の変動や各国政府のエネルギー政策の影響を受けるリスクを有しております。これらのリスク低減に向け、省エネルギー対策等を推進しておりますが、電気料金や原油価格の変動に伴うエネルギーコストの上昇が、当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③為替変動の影響 当社グループの収益は、外国為替相場の変動の影響を受けており、主に日本円、米ドル、ユーロ、中国元、ブラジルレアル等の為替レートの変動によって左右されます。 当社グループは、外国通貨建ての売上および調達に係る取引リスクの低減を図るため、海外現地化を推進し、地産地消の取組みを進めておりますが、その影響を完全に回避することはできません。 また、当社の連結財務諸表は日本円で表示されているため、為替換算の影響も受けます。このため、為替相場が大きく変動した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④投資有価証券の保有に対するリスク 当社グループが保有する投資有価証券は、当連結会計年度末において連結総資産額の15.4%(34,983百万円)を占めております。株式市況の下落や発行体の業績悪化等により、これらの投資価値が大幅に下落する可能性があります。 この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的手続・情報セキュリティ・災害等に関するイベント性のリスク ①法的手続 当社グループは、製造物責任、知的財産権侵害、環境問題、人権問題等に関する法的手続きの当事者となる可能性があります。当社はコンプライアンス体制の整備を進め、研究開発および生産活動において知的財産権の適正な使用に努めておりますが、当社グループの認識の範囲を超えて第三者から侵害を主張され、係争に発展する場合があります。これらの法的手続きにおいて予期しない判断がなされた場合には、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ②情報セキュリティに係るリスク 当社グループは、技術情報などの重要な機密情報や、顧客その他関係者の個人情報を保有しております。これらの情報の外部流出の防止および不正アクセスによるシステム毀損の防止のため、社内規程の整備、社員教育の徹底、セキュリティシステムの強化等、様々な対策を講じております。 しかしながら、不測の事態により情報システムの毀損、停止または一時的な混乱が生じた場合、あるいは機密情報を含む内部情報が漏洩した場合には、当社グループの企業価値の毀損や社会的信用の失墜、顧客その他関係者への補償の発生等により、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ③気候変動等による自然災害、感染症発生、インフラの障害の発生 当社グループの主力製造拠点が集中する愛知県においては、大規模地震の発生が懸念されており、発生した場合には当社グループの生産能力が著しく低下し、事業運営に支障や遅延が生じる可能性があります。 また、当社グループ商品を製造する各地域においては、気候変動等の影響により、台風、豪雨、竜巻、洪水その他の自然災害の発生や、エネルギーコストの上昇、原材料・資材価格の高騰等が想定されます。さらに、感染症の世界的流行(パンデミック)の発生や、これらの災害等に起因する電力・交通機能・ガス・水道・通信等のインフラ障害、操業中断等が生じた場合には、当社グループの事業運営に支障や遅延をきたす可能性があります。 当社グループは、これらの事態に備え、事業継続計画(BCP)の整備や非常時を想定した訓練等を実施し、影響の最小化に努めております。しかしながら、想定を超える事態が発生した場合には、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローに重大な影響を及ぼす可能性があります。 (4)戦争、突発的なテロ、紛争等を含む地政学リスク 当社グループは、日本・欧米・アジアを中心に生産拠点を有し、23カ国に展開する営業拠点を通じて、グローバルに商品・サービスを提供しております。このため、各国の関税政策の変更、ロシア・ウクライナ情勢を含む戦争や中東情勢、突発的なテロや紛争、米中貿易摩擦等の国際関係の変化、ならびにそれに伴う社会・環境の変化や各国の法規制の変更が、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 特に、各国における輸出規制、技術移転の制限、関税引き上げ等により、営業・調達・生産・輸送等の事業活動が制約を受け、商品供給に支障が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクに対し、各地域の政治・経済情勢や法規制の動向を各拠点を通じて継続的にモニタリングし、事業への影響を迅速に把握するとともに、リスクが顕在化した際には、グローバルでの対応体制を構築し、その影響の最小化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,433字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、終局が見えないパレスチナ問題や、長期化を呈しているロシアのウクライナ侵 攻に加え、米国・イスラエルのイラン侵攻の発生により地政学リスクは一層高まっている状況にあります。AI普及によ るデータセンター等のAI関連投資の拡大は世界の市場活性化を押し上げている一方で、トランプ政権の関税政策の影響 や、中東情勢の緊迫化により経済環境の不確実性はさらに高まっている状況にあります。 欧州ではエネルギーコストや人件費の高騰、政治の不安定化や米国の関税政策による輸出の減少等、経済の低成長は 続いていますが、ドイツの防衛分野・再生エネルギー、インフラ分野の産業競争力強化に向けた財政投資により景況回 復の兆しが見え始めかけたところ、イラン情勢により経済状況は不安定になってきています。一方米国では、関税政策 や中東情勢悪化による国内景気停滞リスクは増しているものの、旺盛なAI需要が伸び、堅調に推移すると予測されま す。中国では政策効果の一巡から慎重な動きが続いていましたが、一方でEV、一般機械、インフラ投資の需要は底堅 く、景況感は産業別に斑模様な状況にあります。 わが国においては、設備投資はデジタル化、脱炭素やサプライチェーン強靭化、省力化・人手不足対応などを目的と した成長投資需要は引き続き根強いものの、物価の高止まりは継続しており、中東情勢の緊迫化に伴う原油高、ナフサ 不足等による資材高、サプライチェーンの停滞により、経済環境の不透明さは増している状況にあります。 当社グループの事業環境につきましては、主要なお客様である自動車産業において、EV車対応やスマート化の波によ り、従来の自動車関連メーカーに加え、エレクトロニクス・IT企業の参入による業界の垣根を越えた競争激化により業 界再編の動きが加速しております。また、中東危機による物価高騰、資材不足の懸念が高まり、製造業の業績見通しは 不透明な状況にありますが、AI関連需要対応による半導体市場は旺盛な需要による底堅い状況にあり、電子業界向けを 中心に装置・部品・消耗品は堅調に推移しました。 こうした情勢下、当連結会計年度の受注高は対前年同期比3,132百万円増加の159,160百万円(前連結会計年度比2.0% 増)、売上高は同25,953百万円増加の176,178百万円(同17.3%増)、受注残高は同17,018百万円減少の49,378百万円 (同25.6%減)となりました。収益につきましては、営業利益は同826百万円増加の3,831百万円(同27.5%増)、経常利 益は同138百万円増加の3,364百万円(同4.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純 損失は同19,020百万円減少の16,262百万円の損失(前連結会計年度は2,757百万円の利益)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。なお、セグメントごとの経営成績については、セグメント間の内部売上高等を含めて表示しております。 〔表面処理事業〕 売上高は96,493百万円(前連結会計年度比24.1%増)、営業利益は1,098百万円(同494.9%増)、受注高は95,228百万円(同18.7%増)、受注残高は9,927百万円(同11.3%減)となりました。 〔鋳造事業〕 売上高は51,665百万円(同21.8%増)、営業利益は1,932百万円(同17.5%増)、受注高は37,027百万円(同20.3%減)、受注残高は26,173百万円(同34.8%減)となりました。 〔環境事業〕 売上高は13,453百万円(同10.2%増)、営業利益は1,749百万円(同6.5%増)、受注高は13,672百万円(同5.4%増)、受注残高は7,455百万円(同6.8%増)となりました。 〔搬送事業〕 売上高は8,185百万円(同11.4%減)、営業利益は894百万円(同1.6%減)、受注高は6,706百万円(同21.2%減)、受注残高は2,461百万円(同35.8%減)となりました。 〔特機事業〕 売上高は7,270百万円(同24.0%減)、営業損失は995百万円の損失(前連結会計年度は422百万円の損失)、受注高は6,266百万円(前連結会計年度比18.2%減)、受注残高は3,330百万円(同20.5%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ833百万円減少して、31,223百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及びその要因は、次のとおりであります。 〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕 当連結会計年度において、営業活動によって得られた資金は8,843百万円となりました(前連結会計年度は2,352百万 円の収入)。これは、減損損失20,910百万円が発生したこと等によるものであります。 〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕 当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は4,081百万円となりました(前連結会計年度は30,326百万 円の支出)。これは、有形固定資産の取得による支出8,481百万円等の資金の減少要因があったことによるものであり ます。 〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕 当連結会計年度において、財務活動により支出した資金は6,024百万円となりました(前連結会計年度は15,267百万 円の収入)。これは、長期借入金の返済による支出5,909百万円等の資金の減少要因があったことによるものでありま す。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 表面処理事業(百万円)   94,359   123.6 鋳造事業(百万円)   50,592   120.7 環境事業(百万円)   12,984   110.1 搬送事業(百万円)   7,630   100.5 特機事業(百万円)   6,911   69.7 その他(百万円)   278   166.9 合計(百万円)   172,757   116.9 (注)1.金額は、販売価格によっております。 2.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 表面処理事業   95,228   118.7   9,927   88.7 鋳造事業   37,027   79.7   26,173   65.2 環境事業   13,672   105.4   7,455   106.8 搬送事業   6,706   78.8   2,461   64.2 特機事業   6,266   81.8   3,330   79.5 その他   259   119.5   30   59.8 合計   159,160   102.0   49,378   74.4 (注)上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 表面処理事業(百万円)   96,491   124.1 鋳造事業(百万円)   51,007   122.3 環境事業(百万円)   13,196   110.1 搬送事業(百万円)   8,080   87.6 特機事業(百万円)   7,123   76.2 その他(百万円)   279   166.7 合計(百万円)   176,178   117.3 (注)上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項及び重要な会計上の見積り」に記載しておりますが、下記の項目についてはその見積りが当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと判断しております。 a.一定期間にわたり認識する収益 当社グループは設備装置の請負工事に関して、一定の期間にわたり充足される履行義務については、履行義務の充足に係る進捗率を見積り、当該進捗率に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。一定の期間にわたり充足される履行義務に関する売上高は、収益の総額及び進捗率に基づいて算定され、進捗率は見積製造原価に対する当連結会計年度末までに発生した実績製造原価の割合に基づき算定されます。見積製造原価は、案件の仕様、過去の類似案件における原価発生状況、案件の難易度などを勘案しております。 b.非上場株式の評価 市場価格の無い株式等(非上場株式)の取得原価は、取得時の持分純資産価額に超過収益力・経営権等を反映した実質価額に基づいて計上されていますが、財政状態の悪化や超過収益力等の毀損状況により実質価額が著しく低下したときは、減損処理を実施することとしております。減損処理を実施していない投資有価証券については、投資先における市場環境の変化、投資先の予算と実績の乖離状況、業績の推移、事業計画の進捗状況、直近のファイナンス状況等から、投資先の事業計画が合理的であるという仮定に基づき、超過収益力は毀損しておらず、実質価額は著しく低下していないと判断しています。 c.受注損失引当金 受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における受注契約に係る損失見込額を受注損失引当金として計上しております。受注損失引当金は、見積製造原価が受注金額を超える案件のうち、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額に基づき算定されます。見積製造原価は、案件の仕様、過去の類似案件における原価発生状況、案件の難易度などを勘案しております。 d.のれん及び無形資産の評価 当社は、企業買収に伴い計上したのれん及び無形資産に減損が生じている可能性を示す事象(以下「減損の兆候」という。)の有無について、「固定資産の減損に係る会計基準」及び「企業結合に関する会計基準」に照らして判断しており、減損の兆候が生じているのれん及び無形資産を含むより大きな単位の資産グループについて、割引前将来キャッシュ・フローの総額とのれん及び無形資産を含む固定資産の帳簿価額を比較することにより、減損損失の認識の要否を判断しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容 (1)当社グループの当連結会計年度の経営成績等 「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (2)当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」、「3 事業等のリスク」に記載しております。 (3)当社グループの資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入や製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものです。 短期運転資金及び設備投資や長期運転資金の調達は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は51,038百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31,223百万円となっております。 (4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年度よりスタートした中期経営計画“Co-creation”《『「共創」~新しい価値を求めて~ 』地球とともに、仲間とともに》を基本方針とし、2027年度の達成すべき目標に向け活動したとともに、その先の将来に向けても成長を続けることができる経営基盤の構築に邁進しました。 目標とする経営指標 2025年度(129期)実績   2026年度(130期)目標 新規お客様数   +2,241社   +3,900社 部品カバー率   56.2%   61.0% 売上総利益率   28.9%   31.9% 一人あたり付加価値額   28,023千円   31,000千円 売上高EBITDA比率 (EBITDAマージン)   7.5%   8.0%以上 (5)セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析 〔表面処理事業〕 売上高は、海外ではエラスティコス社の当連結会計年度から年間売上を取り込んだことによる売上高増加、国内では消耗品が売上高減少及びスクラップ単価上昇による営業利益減少の一方で、建設機械業界向けの大型機械装置販売が寄与し、増加しました。営業利益は、機械装置の売上増加に伴い、増加しました。 〔鋳造事業〕 売上高は、国内では引き続き大型プラント案件の製作・現地工事が順調に進み、海外では造型設備の増加等により、増加しました。営業利益は、原材料費や運賃の高止まり状況の一方、原価率低減活動の効果が表れ、増加しました。 〔環境事業〕 売上高は、引き続き大型集塵機案件が高レベルで維持されていることと火災対策汎用集塵機の販売増により、増加しました。営業利益は、物量確保による製造経費率や販管費率の抑制等により、増加しました。 〔搬送事業〕 売上高は、リフト・コンベヤが、トラックヤード市場や食品セットメーカーでの増加等、物流業界・倉庫関連の需要は堅調に推移していますが、自動車業界・中国向けの工作機械の低迷により、減少しました。営業利益は、売上減少に伴い、減少しました。 〔特機事業〕 売上高は、EV市場の失速状況の継続により、二次電池向け商品であるロールプレス、サーボシリンダの減少により、減少しました。営業損益は、物量減に伴う原価率上昇により、損失となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。