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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ジャノメ

JANOME Corporation6445 · Prime · 機械

家庭用ミシン事業を軸に、産業用機器やITサービスにも展開する総合機器メーカー。

概要

株式会社ジャノメは、1921年創業の老舗ミシンメーカーである。ブランド「ジャノメ」で知られ、家庭用ミシン・刺しゅう機を中核に、産業用機器(エレクトロプレス、卓上ロボット)、ダイカスト鋳造品、ITソフトウェア開発・情報処理サービスまで手掛ける。2024年3月期の連結売上高は約365億円、従業員約2,400名。東京証券取引所プライム市場に上場し、縫製機械で世界的な販売網を持つ。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは家庭用機器事業、産業機器事業、IT関連事業、その他事業(不動産賃貸)の四つのセグメントで事業を展開する。家庭用機器事業は売上高の大部分を占め、家庭用ミシンと刺しゅう機、関連ソフトウェアを開発・製造・販売する。産業機器事業はエレクトロプレス(サーボプレス)、卓上ロボットなどの産業用自動化機器と、子会社ジャノメダイカストが手掛けるダイカスト鋳造品からなる。IT関連事業は子会社ジャノメクレディアがソフトウェア開発や情報処理サービスを提供する。その他事業では東京工場などの不動産賃貸を行っている。

38の国と地域に広がる販売・生産ネットワーク

ジャノメグループは日本国内に加え、北米、欧州、アジア、中南米、オセアニアなど広範囲に子会社を配置する。米国にはジャノメアメリカ、英国にはジャノメUK、台湾にはジャノメ台湾、タイにはジャノメタイランドなど、主要市場に現地法人を設立。近年はインドにジャノメインダストリアルエクイプメントIndiaを設立し、新興国市場への浸透を図る。生産拠点は東京工場(東京都八王子市)のほか、台湾、タイなどにあり、各地域の需要に応じた現地生産・販売体制を構築している。

子会社群による機能分散と連携

グループの中核である株式会社ジャノメは、ミシンおよび産業機器の開発・製造を担う。販売は各地域の販売子会社が担当し、サービスは連結子会社のジャノメサービスが一元的に提供する。ダイカスト事業はジャノメダイカスト(本社工場およびタイ子会社)が行い、IT関連はジャノメクレディアが専門に扱う。2022年にはジャノメサービスがサン・プランニングを吸収合併し、サービス体制を強化。また2015年にはジャノメダイカストがホウセイ工業を吸収合併するなど、グループ内の再編を繰り返しながら効率化を進めている。

業界の中での役割は家庭用ミシン・産業機器・ITサービスの総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
390億円
営業利益
19億円
営業利益率
4.9%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01家庭用機器事業主力

家庭用ミシン、刺しゅう機および関連ソフトの開発・製造・販売。自社および国内外子会社を通じて販売。

主な製品・サービス3
家庭用ミシン
一般家庭向けの縫製機械。多機能・使いやすさが特徴。
刺しゅう機
布地に模様や文字を自動で刺しゅうする機器。
関連ソフト
ミシンや刺しゅう機のデザイン作成・編集用ソフトウェア。

02産業機器事業準主力

エレクトロプレス(サーボプレス)、卓上ロボット等の産業機器の開発・製造・販売。また、ダイカスト鋳造品の製造・販売。

主な製品・サービス3
エレクトロプレス(サーボプレス)
サーボモータ駆動で高精度な加圧制御を実現するプレス機。
卓上ロボット
小型の自動化ロボットで、部品組立や塗布等に使用。
ダイカスト鋳造品
金型に溶融金属を注入して製造する高精度な金属部品。

03IT関連事業副次

子会社(株)ジャノメクレディアがITソフトウェア開発・情報処理サービスを提供。

主な製品・サービス2
ITソフトウェア
業務システムやアプリケーションの開発。
情報処理サービス
データ入力、システム運用等のアウトソーシングサービス。

04その他事業その他

不動産賃貸事業。

製品と技術

家庭用ミシンと刺しゅう機 多様なニーズに対応する製品群

家庭用機器事業の中核は家庭用ミシンと刺しゅう機である。一般家庭向けの縫製機械に加え、布地に模様や文字を自動で刺しゅうする専用機をラインナップ。ミシンキルトなどの趣味用途向け高機能モデルから入門機まで幅広く展開する。関連ソフトウェアでは、デザイン作成・編集用のアプリケーションを提供。北米では中・高級機種の販売が堅調で、国内では学校販売向けの安定した需要がある。競争激化する低価格帯に対し、高付加価値戦略を取る。2025年3月期の販売台数は地域別に北米・欧州・大洋州54万台、中南米・中東・アジア19万台、日本8万台の合計81万台。

エレクトロプレスと卓上ロボット 精密加工を支える産業機器

産業機器事業では、サーボモータ駆動で高精度な加圧制御を実現するエレクトロプレス(サーボプレス)と、小型自動化ロボットの卓上ロボットを主力製品とする。エレクトロプレスは部品の圧入、かしめ、曲げなど多様な工程に対応。卓上ロボットは部品組立や接着剤塗布などの作業を自動化する。2025年3月期の販売台数はロボット2,855台、サーボプレス1,045台と、前年から大幅増加。中国を中心としたアジア市場の設備投資需要を取り込み、インドでも受注が増加している。海外販売子会社を通じてグローバルに展開。

ダイカスト鋳造品 精密金属部品の量産技術

子会社ジャノメダイカストが手掛けるダイカスト鋳造品は、金型に溶融金属を高速注入して製造する高精度な金属部品である。自動車部品や産業機器部品などに使用され、薄肉・複雑形状の量産に適する。タイにも生産拠点(ジャノメダイカストタイランド)を持ち、アジア需要に対応。2025年3月期の売上高は23億92百万円と前期比増加したが、原材料価格高騰により営業損失が続いており、販売価格見直しや原価低減を進めている。2015年にはホウセイ工業を吸収合併し、生産効率化を図った。

ITソフトウェアと情報処理サービス グループ内DXを支える

子会社ジャノメクレディアが提供するIT関連事業は、業務システムやアプリケーションの開発、データ入力・システム運用等の情報処理サービスを手掛ける。グループ内のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要に対応するほか、外部顧客向けのソフトウェア開発も行う。2025年3月期の売上高は28億96百万円、営業利益5億37百万円と安定した収益を計上。生産性向上と品質管理強化により、新規顧客開拓と既存顧客との関係強化を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

ミシンで国内首位、内需依存

同社は家庭用・工業用ミシンで国内トップシェアを有する。事業規模は売上高約363億円と中堅だが、近年は収益性改善に取り組み、2025/3期には営業利益率6.06%を達成。しかし翌期は4.87%に低下見込みで、国内市場の成熟や需要変動の影響を受けやすい。同業の日本製鋼所は産業機械で多角化、ミシン事業は規模が小さく、収益源の集中が課題。三浦工業はボイラで高シェアを持つが、同社と直接競合は少ない。

強み

  • 家庭用・工業用ミシンで長年首位を維持し、ブランド力と販路を持つ。
  • 2025/3期売上高363億円、翌期390億円と横ばいから微増。
  • 2025/3期の営業利益率は6.06%と前期比で改善。
  • 競合が少ないニッチ市場で一定の顧客基盤を有する。

課題

  • 売上高は365億→363億→390億とほぼ横ばいで、成長が限定的。
  • 2026/3期には営業利益率4.87%と低下見込み。
  • 海外展開が限定的で、国内市場縮小の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がジャノメ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11964中外炉工業308億円6.1倍
23315日本コークス工業302億円
38070東京産業284億円10.3倍
47856萩原工業279億円19.5倍
56279瑞光265億円12.4倍
66445ジャノメ255億円42.3倍
75933アルインコ236億円12.8倍
86440JUKI217億円12.3倍
96358酒井重工業191億円10.4倍
104022ラサ工業158億円17.8倍
116390加藤製作所157億円3.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

「パイン裁縫機械製作所」から蛇の目へ 1921〜1949年

1921年10月、東京都内に「パイン裁縫機械製作所」として創業。1935年11月に商号を「帝国ミシン株式会社」に変更し、1949年1月には「蛇の目ミシン株式会社」と改めた。戦後まもない1950年6月、東京都中央区に資本金500万円で「蛇の目産業株式会社」を設立し、事業を継承。1954年4月には「蛇の目ミシン工業株式会社」に商号を変更し、ミシンメーカーとしての基盤を固めた。この間、日本国内の縫製市場の拡大に伴い、家庭用ミシンの需要を取り込み、成長の礎を築いた。

米国企業買収と欧州・豪州進出 1960〜1978年

1960年9月、米国のフリーソーイングマシン株式会社のミシン部門営業と、その子会社ニューホームミシン(現ジャノメアメリカ)の全株式を買収。これにより北米市場への本格参入を果たした。1968年10月には英国にジャノメUKを設立、続いて1969年4月に台湾、1969年12月にオーストラリア、1977年11月にカナダ、1978年3月にニュージーランドと、欧米・オセアニアに販売子会社を次々に設立。1964年には八王子市に技術研究所を設置し、研究開発体制も強化した。この時期、ミシン事業の世界的な販売網が形成された。

アジア生産拠点の拡充と新事業への着手 1988〜2002年

1988年9月、タイにジャノメタイランドを設立し、東南アジアでの生産拠点を確保。1993年8月には高尾新工場(現東京工場)が竣工した。1999年6月にはオランダにジャノメヨーロッパを設立し、欧州統括機能を強化。2002年4月には山梨工場と産業機器事業部の一部を会社分割により分社化し、ジャノメダイカストを設立。同社はダイカスト鋳造品の専門メーカーとして独立した。同年6月にはタイにもジャノメダイカストタイランドを設立し、産業機器分野への本格展開を開始した。

産業機器子会社の拡充と商号変更 2006〜2021年

2006年8月、エルナインターナショナル株式会社の全株式を買収。2007年8月には米国にジャノメインダストリアルエクイプメントアメリカを設立し、産業機器の販売網を拡大。2008年4月にはドイツに欧州販売会社、2011年4月には中国に上海会社を設立。2013年にはブラジルと台湾にも産業機器子会社を設立した。2015年10月にはジャノメダイカストがホウセイ工業を吸収合併し、ダイカスト事業を強化。2021年10月、創業100周年を機に商号を「株式会社ジャノメ」に変更し、ブランド名と統一した。

グループ再編とインド進出 2022〜2024年

2022年4月、連結子会社のジャノメサービスがサン・プランニングを吸収合併し、サービス事業を統合。2023年5月には株式会社アートテックの事業を承継し、技術力を取り込んだ。2024年4月、インドにジャノメインダストリアルエクイプメントIndiaを設立し、成長市場であるインドでの産業機器販売を開始した。この間、中期経営計画「Move! 2027」を策定し、2027年3月期に売上高435億円、営業利益率9.2%を掲げる。財務面では2024年3月期の売上高365億円、当期純利益11億円に対して、2026年3月期予想は売上高390億円、営業利益22億円としている。

年表35件を開く

1920年代

  • 1921年10月「パイン裁縫機械製作所」を創設。

1930年代

  • 1935年11月商号変更商号を「帝国ミシン株式会社」に変更。

1940年代

  • 1949年1月商号変更商号を「蛇の目ミシン株式会社」に変更。

1950年代

  • 1950年6月創業「蛇の目ミシン株式会社」を継承、東京都中央区に「蛇の目産業株式会社」(資本金500万円)を設立。
  • 1954年4月商号変更商号を「蛇の目ミシン工業株式会社」に変更。

1960年代

  • 1960年9月M&A米国「フリーソーイングマシン株式会社」のミシン部門の営業並びに同子会社「ニューホームミシン株式会社(現ジャノメアメリカ株式会社)」の全株式を買収。
  • 1962年9月上場当社株式を東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 1963年11月上場当社株式は東京市場において第1部に上場指定。
  • 1964年11月東京都八王子市に「蛇の目ミシン技術研究所」を設置。
  • 1965年9月東京都中央区京橋三丁目2番地に本店を移転。
  • 1968年10月創業英国に「ヨーロッパ・ジャノメミシン株式会社(現ジャノメUK株式会社)」を設立。
  • 1969年4月創業台湾に「台湾・ジャノメミシン株式会社(現ジャノメ台湾株式会社)」を設立。
  • 1969年12月創業オーストラリアに「オーストラリア・ジャノメミシン株式会社(現ジャノメオーストラリア株式会社)」を設立。

1970年代

  • 1970年10月創業「株式会社蛇の目電算センター(現株式会社ジャノメクレディア)」を設立。
  • 1977年11月創業カナダに「カナダ・ジャノメミシン株式会社(現ジャノメカナダ株式会社)」を設立。
  • 1978年3月創業ニュージーランドに「ニュージーランド・ジャノメミシン株式会社(現ジャノメニュージーランド株式会社)」を設立。

1980年代

  • 1988年9月創業タイに「タイ・ジャノメ株式会社(現ジャノメタイランド株式会社)」を設立。

1990年代

  • 1993年8月高尾新工場(現東京工場)竣工。
  • 1998年2月創業サービス部門を分離独立させ、「株式会社ジャノメサービス」を発足。
  • 1998年4月創業チリに「ジャノメ・ラテンアメリカ有限会社(現ジャノメラテンアメリカ有限会社)」を設立。
  • 1999年6月創業オランダに「ジャノメ・ヨーロッパ有限会社(現ジャノメヨーロッパ株式会社)」を設立。

2000年代

  • 2002年4月創業山梨工場及び産業機器事業部国内営業第二グループの営業を会社分割により分社化し、「ジャノメダイカスト株式会社」を設立。
  • 2002年6月創業タイに「ジャノメダイカストタイランド株式会社」を設立。
  • 2006年8月M&A「エルナインターナショナル株式会社」の全株式を買収。
  • 2007年8月創業米国に「ジャノメインダストリアルエクイプメントアメリカ株式会社」を設立。
  • 2008年4月創業ドイツに「ジャノメインダストリアルエクイプメントヨーロッパ有限会社」を設立。
  • 2009年7月東京都八王子市狭間町1463番地に本店を移転。

2010年代

  • 2011年4月創業中国に「ジャノメインダストリアルエクイプメント上海有限会社」を設立。
  • 2013年4月創業ブラジルに「ジャノメブラジル有限会社」を設立。
  • 2013年8月創業台湾に「ジャノメインダストリアルエクイプメント台湾株式会社」を設立。
  • 2015年10月M&A連結子会社である「ジャノメダイカスト株式会社」と「ホウセイ工業株式会社」が「ジャノメダイカスト株式会社」を存続会社として吸収合併。

2020年代

  • 2021年10月創業創業100周年を迎え、商号を「株式会社ジャノメ」に変更。
  • 2022年4月M&A連結子会社である「株式会社ジャノメサービス」と「株式会社サン・プランニング」が「株式会社ジャノメサービス」を存続会社として吸収合併。
  • 2023年5月株式会社アートテックの事業を承継。
  • 2024年4月創業インドに「ジャノメインダストリアルエクイプメントIndia有限会社」を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで435億円
  • 営業利益率2028年3月期まで9.2%
  • ROE2028年3月期まで8.1%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ブランドアイデンティティの確立強化とシェア拡大

    家庭用機器事業において、ブランド戦略・マーケティングの全社横断体制を構築し、消費者ニーズを踏まえた研究開発や販売チャネル強化、サービス充実によるモノ売りからの脱却を進め、JANOMEブランドを強化する。また、市場固有のニーズに沿った新製品投入によりシェア拡大を図る。

  2. 02

    重要市場への注力と高付加価値製品の販売強化

    産業機器事業では、直交型ロボットやサーボプレスなど高付加価値製品の販売を強化し、装置化製品の拡大で利益率向上を図る。生産体制の最適化や原価改善を実行しつつ、新興国等への販売拠点拡充や新領域への進出で売上拡大を目指す。

  3. 03

    グループ連携強化とIT事業の収益性維持

    IT関連事業では、グループ内DXのノウハウ蓄積を強みに外部提供を拡大し、収益増と事業拡大を図る。家庭用機器・産業機器事業との連携強化を通じて、アプリ開発等でグループシナジーを創出する。同時に既存事業の収益性維持に努める。

  4. 04

    開発体制の高度化と品質向上による持続的成長

    研究開発では、先進デジタル技術導入や改善活動により開発効率・スピードを向上させ、戦略に沿った要素技術・製品開発を進める。生産管理では、生産能力拡大と効率化、適地適産化、社内加工化により原価低減と機動的な生産体制を構築し、環境負荷低減にも取り組む。

  5. 05

    サステナブル経営の推進

    ESGの重要性を踏まえ、マテリアリティとして「事業活動に関連するもの」と「経営基盤に関連するもの」を特定し、中期経営計画に反映。長期ビジョン「つくる歓びを伝える会社」の実現に向け、製品自体が持つサステナブルな価値(リメイク・リユース等)を発信し、中長期的な企業価値向上と持続的成長を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,424人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は669万円で、9期前と比べて+13.6%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,372
2018年3月3,301
2019年3月58944.014.33,078
2020年3月57743.814.12,912
2021年3月58443.713.63,445
2022年3月62644.012.92,971
2023年3月62843.814.32,522
2024年3月60841.314.22,422
2025年3月63340.914.12,38892
2026年3月66941.014.32,42478

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 3 / 海外 10、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社・東京工場 — 東京都八王子市9,434百万円
家庭用機器 産業機器 その他
本社 — 中華民国 台湾台中市 他3,370百万円
家庭用機器 産業機器
本社工場 — 山梨県 都留市1,682百万円
産業機器
本社 — Mahwah New Jersey U.S.A.他604百万円
家庭用機器 産業機器
賃貸用設備 — 宮城県仙台市他599百万円
その他
本社 — Cheltenham Victoria Australia 他269百万円
家庭用機器 産業機器
営業所(愛知県名古屋市南区)他5店舗197百万円
家庭用機器 産業機器
店舗(東京都武蔵野市)他3店舗69百万円
家庭用機器
本社 — 東京都 中央区57百万円
IT関連
主な関係会社
  • 海外
    ジャノメ台湾㈱
    中華民国 台湾台中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメタイランド㈱
    Sriracha Thailand · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 海外
    ジャノメアメリカ㈱
    Mahwah NewJersey U.S.A. · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメカナダ㈱
    Oakville Ontario Canada · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメUK㈱
    Stockport Cheshire England · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメヨーロッパ㈱
    Nieuw Vennep Netherlands · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    エルナスイス㈱
    Meyrin Switzerland · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメオーストラリア㈱
    Cheltenham Victoria Australia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメブラジル㈲
    Sao Paulo Brazil · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ジャノメラテンアメリカ㈲
    Santiago Chile · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジャノメサービス
    東京都八王子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャノメダイカスト㈱
    山梨県都留市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ㈱ジャノメクレディア東京都中央区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は390億円営業利益19億円前期と比べると増収減益で、売上が+7.4%、利益が-13.6%。

売上高
+7.4%
390億円
営業利益
-13.6%
19億円
純利益
-66.7%
6億円
営業利益率
4.9%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円390億円
営業利益30億円19億円
純利益20億円6億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は105億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q987
2024年1Q77−2−2.6−1
2024年2Q9855.11
2024年3Q9466.42
2024年4Q969
2025年2Q18095.08
2025年4Q183137.110
2026年2Q17542.3−4
2026年4Q215157.010
2027年1Q10587.67

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は387億円から390億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は4.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ブラジルに「ジャノメブラジル有限会社」を設立。
2013年3月38751
2014年3月4472415
連結子会社である「ジャノメダイカスト株式会社」と「ホウセイ工業株式会社」が「ジャノメダイカスト株式会社」を存続会社として吸収合併。
2015年3月4602719
2016年3月4272615
2017年3月3892116
2018年3月4082114
2019年3月382149
2020年3月355104
創業100周年を迎え、商号を「株式会社ジャノメ」に変更。
2021年3月4385039
連結子会社である「株式会社ジャノメサービス」と「株式会社サン・プランニング」が「株式会社ジャノメサービス」を存続会社として吸収合併。
2022年3月4293825
2023年3月38624−4
インドに「ジャノメインダストリアルエクイプメントIndia有限会社」を設立。
2024年3月3651811
2025年3月36322236.118
2026年3月39019214.96

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高390億円のうち、営業利益として残るのは19億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.3%239億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.8%132億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.8pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.4pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.0pt
1.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが18億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは20億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は82億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−13−6−748
2014年3月38−7−213163
2015年3月24−17−14759
2016年3月23−8−141561
2017年3月22−6−101667
2018年3月29−7−272261
2019年3月21−11−91061
2020年3月15−7−3865
2021年3月65−6−3259100
2022年3月22−34470
2023年3月34−5−252973
2024年3月212−242375
2025年3月26−4−292271
2026年3月182−142082

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は506億円。このうち返さなくてよい自己資本が356億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月50216433831.6
2014年3月51418133334.0
2015年3月54121732438.7
2016年3月51221929341.3
2017年3月52123928244.4
2018年3月51025225847.7
2019年3月50725924849.4
2020年3月49425424049.7
2021年3月53730323454.7
2022年3月54633421259.5
2023年3月51133417763.8
2024年3月50835015867.3
2025年3月49635414269.6
2026年3月50635615068.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
86億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
135億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
65億円
在庫として抱えている分
負債合計
150億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り209社中28位あたり、逆に低いのはROE209社中186位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.4%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,409で、1年前と比べて+28.1%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥1,409-0.6%1ヶ月+10.4%1年+28.1%時価総額255億円
過去52週の値幅
安値¥1,078高値¥1,483

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)42.3倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR0.67倍
配当利回り4.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1日で5.64%上昇し1,348円。25日線(1,327.04円)を約1.6%上回り、75日線(1,259.39円)を約7%上回る。200日線(1,219.91円)も上回っており、中期的な上昇トレンドは継続。52週高値1,483円まで約9.1%、安値1,078円からは約25%高。7月末にかけて1,276円まで調整したが、8月5日に大量の出来高(68,200株)を伴って上昇し、上昇トレンドへの回帰を示唆。RSIは51.89と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期は利益改善したが、2026/3期は純利益6億円と前期比67%減の見通し。強気派は産業機器分野の成長とリストラ効果で中期的に回復すると見る。弱気派はミシン市場の縮小と競争激化で成長鈍化は不可避と指摘する。

プラスに働く材料3
  • 産業機器分野の成長

    ロボット・実装装置などで新規需要開拓。

  • コスト削減効果

    2025/3期営業利益率6%超と改善。

  • 配当利回りの高さ

    4.2%の配当利回りでインカムゲイン目的に。

マイナスに働く材料3
  • ミシン市場の縮小

    家庭用ミシン需要は長期的に減少傾向。

  • 業績予想の急減

    2026/3期純利益は前期比67%減の6億円。

  • 競争激化

    低価格帯ミシンで新興国メーカーとの競合。

次の決算で確かめる点
産業機器売上高
成長ドライバーとしての寄与度を確認。
ミシン事業の売上高
基盤事業のトレンド把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+37.5%いまの株価に対する利回りは4.26%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
4.26%
いまの株価に対して
配当性向
295.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1014.6
2018年3月100.029.1
2019年3月1550.030.1
2020年3月150.037.2
2021年3月2566.730.7
2022年3月4060.024.7
2023年3月25−37.536.5
2024年3月250.027.5
2025年3月4060.051.5
2026年3月5537.5295.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,108人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.0%を占め、残る54.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.960.358.754.942.543.7
事業法人10.611.211.611.323.326.7
金融機関21.319.621.220.922.419.4
外国法人9.95.76.18.39.18.0
自己株式1.01.01.06.11.37.3
証券会社4.13.02.44.52.62.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.46
02MM Investments株式会社9.34
03大栄不動産株式会社8.49
04株式会社りそな銀行4.19
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.10
06大栄不動産投資顧問株式会社3.06
07ジャノメ協力会持株会2.01
08株式会社埼玉りそな銀行1.90
09STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)1.50
10INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+632%、1株純資産は14期で+152%。直近期のROEは1.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月58190.6168.9
2014年3月769038.811.0
2015年3月961,0839.713.9
2016年3月801,0967.47.7
2017年3月831,1957.39.314.6
2018年3月721,2585.910.029.1
2019年3月461,2943.610.430.1
2020年3月221,2701.713.337.2
2021年3月2041,51914.64.130.7
2022年3月1321,6808.25.624.7
2023年3月−201,687−1.236.5
2024年3月601,8653.411.527.5
2025年3月991,9345.210.551.5
2026年3月332,0631.737.6295.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齋藤真代表取締役社長執行役員、内部監査室担当7167,000
大島毅之取締役副社長執行役員、㈱ジャノメクレディア代表取締役社長6217,800
土井仁取締役専務執行役員、企画本部担当、管理本部担当6431,900
保坂幸夫取締役専務執行役員、生産管理本部担当、研究開発本部長、ジャノメ台湾㈱董事長6521,200
中島文明取締役66
田中恭代取締役70
保坂美江子取締役57
先槻光弘取締役(常勤監査等委員)7031,100
嶋田両児取締役(監査等委員)58
住田守取締役(監査等委員)70
倉橋希美取締役(監査等委員)43
角田伸二取締役常務執行役員、家庭用機器国際営業本部長6110,900
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
山田二也取締役常務執行役員、ジャノメアメリカ㈱社長、ジャノメカナダ㈱社長586,000
獅子倉基之取締役60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61231413823
社外取締役739396
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容442字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び子会社の営む主な事業は、「家庭用機器事業」を中心に「産業機器事業」、「IT関連事業」及び「その他事業」であります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 家庭用機器事業 家庭用ミシンを中心に、刺しゅう機ならびに関連ソフトを当社及びジャノメ台湾(株)、ジャノメタイランド(株)が開発・製造し、当社及びジャノメアメリカ(株)、ジャノメUK(株)、ジャノメオーストラリア(株)他子会社が販売を行っております。 産業機器事業 当社が「エレクトロプレス(サーボプレス)」、「卓上ロボット」などの産業機器を開発・製造し、当社及び一部海外子会社が販売を行っております。また、ジャノメダイカスト(株)及びジャノメダイカストタイランド(株)がダイカスト鋳造品等の製造・販売を行っております。 IT関連事業 (株)ジャノメクレディアがITソフトウェア・情報処理サービスを行っております。 その他事業 当社が不動産賃貸を行っております。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題7,163字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの経営基本方針 当社グループは、常に高品質で価値ある商品とサービスの提供を通じて社会・文化の向上に貢献するべく、法令等遵守のもと、各ステークホルダーの皆様と健全で良好な関係を維持しつつ、適正で効率的な経営に努めております。 また、当社グループは外部環境の変化に対応した強固な収益体質の構築を目指し、効率的な経営、生産効率の向上、研究・開発体制及び販売・サービス体制の強化等を行ってまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは「企業価値の向上」を経営方針の一つに掲げており、株主・従業員を含む全てのステークホルダーとのより一層良好な関係を構築し、企業価値を高める為、収益構造の改善と企業体質の強化に努めてまいります。 なお、2025年5月9日に公表した2026年3月期から2028年3月期までの中期経営計画「Move! 2027」において売上高435億円、営業利益率9.2%、ROE8.1%を最終年度のKPIとしております。 (注)上記業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成しており、実際の業績は今 後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。 (3)当社グループの中長期的な経営戦略及び対処すべき課題ならびに経営環境 当社グループは、持続的に成長する企業集団を目指しております。短期的に会社の規模や売上高の増大を求めるのではなく、商品とサービスの提供を通じて社会・文化の向上への貢献に堅実に取り組みながら、そこで得られた利益が次の成長に繋がるような持続的成長企業となることが目指すべき目標であり、また課題であると考えております。企業が成長するための要素は様々ですが、当社の強みは創業以来培ってきた「信用」であり、この「信用」を支えているのは当社製品の「品質」への評価であると考えています。引き続き、持続的な成長の基盤となる「品質」の維持・向上に努めてまいります。 ①サステナブル経営の推進 当社グループは、ESGの重要性を鑑み持続可能な社会の実現に貢献することが、企業の社会的責任であるとの認識の下、事業を取り巻く環境、機会、リスクを踏まえ、持続的成長に向けた重要課題(マテリアリティ)を特定しております。当社が製造・販売する家庭用機器・産業機器製品は、ともに製品自体がサステナブルに貢献できるものであり、当社グループにとってサステナビリティにおける重要課題(マテリアリティ)は、モノづくり企業としての社会的責任、存在意義であると考えております。特定した重要課題(マテリアリティ)を事業・財務・非財務の観点から「事業活動に関連するマテリアリティ」、「経営基盤に関連するマテリアリティ」として、中期経営計画「Move! 2027」の各種取り組みに反映し、長期ビジョン「つくる歓びを伝える会社」の実現に向けてサステナブル経営を推進することで、中長期的な企業価値向上と持続的成長を図ってまいります。 ②中期経営計画 当社グループは、2025年度から2027年度までの3カ年を対象とした中期経営計画「Move! 2027」を策定し、各種施策を推進しております。前中期経営計画「Reborn 2024」では、基本方針「持続可能な成長に向けてサステナブル経営を推進する」に基づき、「サステナブルな製品供給の推進」、「サプライチェーンの強化」、「重要市場への積極的な進出」の3点を掲げて事業を推進しました。事業戦略の多くは着実に遂行してまいりましたが、一部には課題の残る結果となり、かつ長期化するウクライナ情勢、緊迫する中東情勢や中国の需要回復の遅れといった外部環境の大きな変化もあり、目標とした売上、利益水準、ROE共に未達となりました。 「Move! 2027」では、「Reborn 2024」での課題認識を踏まえた事業戦略、人事戦略、財務戦略を推進し、さらにこれを進化させる形での利益成長を目指していく考えです。また、利益成長のみならず、株主還元の充実及び資本効率の向上によりROE8%を達成することを目標にし、資本コストや株価を意識した経営の実現を図ってまいります。 <中期経営計画「Move! 2027」の基本方針と長期ビジョン> ③事業戦略 1)家庭用機器事業 基本方針は、「ブランドアイデンティティの確立・強化」、「製品投入によるシェア拡大」としております。 近年の家庭用ミシン市場におきましては、ミシンキルトなどの趣味を楽しむユーザー層を中心に、高機能、高付加価値モデルが広く受け入れられている一方で、インターネット通販の拡大に伴い、低価格帯モデルの定着も進行しております。 ミシンに関する多様なニーズや楽しみ方を的確に把握するため、当社では展示会や各種イベントを開催し、お客様との交流の機会を積極的に設けております。これにより、長年ハンドメイドに親しんでおられる熟練のご愛用者様から、ミシンを始められたばかりの初心者の方々に至るまで、幅広いお客様との貴重なコミュニケーションの場を実現しております。さらに、こうした取り組みは、ものづくりの楽しさを改めて実感していただく契機ともなっており、ハンドメイド文化の裾野は着実に広がりを見せているものと確信しております。あわせて、ウェブサイトやSNSを活用した情報発信も継続的に推進し、お客様との多様なコミュニケーションの構築に一層注力してまいります。これにより、国内外におけるソーイング文化の一層の浸透と深化に、さらには潜在的な需要の掘り起こしにも寄与できるものと考えております。 海外市場におきましては、北米および欧州市場を重要な戦略地域と位置付け、お客様のニーズが高度化・細分化している中で、当社の強みである高付加価値製品を中心に、売上の拡大を図っております。その他の地域におきましても、市場ごとの特性やニーズを的確に把握し、サービス・サポート体制の強化とブランド浸透を通じて、着実な普及を推進しております。特に、インドなど一部地域では電動ミシンの普及途上にあり、今後さらなる成長が見込まれます。一方、国内市場におきましては、各販売店との関係強化をはじめ、SNSを活用した情報発信や展示会・講習会の開催を通じて、お客様の多様なご要望にお応えしております。今後も、業界のリーディングカンパニーとしての責任を果たしながら、「手づくりの楽しさ」と「ミシンの魅力」の発信に注力し、継続的かつ長期的な取り組みを推進してまいります。 中期経営計画「Move! 2027」では、これらの活動を通じて、ブランドアイデンティティの確立・強化を目指したブランド・機能・サービスを含む付加価値の提供と、市場固有のニーズに沿った新製品の投入により、シェア拡大を図ってまいります。 また、「ブランドアイデンティティの確立・強化」に向けた取り組みとして、ブランド戦略・マーケティング戦略に関する全社横断的な体制と組織を構築します。さらなるマーケティング戦略の深化、消費者ニーズを踏まえた研究開発、販売戦略ならびに販売チャネルやエンドユーザーの方々との関係強化、サービス面の充実によるモノ売りからの脱却のサイクルを通じて、「JANOME」ブランドを強化してまいります。 他方、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスク、米国の通商政策の動向、資源価格の高騰など、外部環境の著しい変化は続くと思われます。当社グループは、北米、欧州、大洋州をはじめ、中南米、アジア、中東など、世界各国において幅広く販売活動を展開しておりますが、こうした外部環境の影響を十分に見据えつつ、未開拓市場および成長が見込まれる有望市場への進出を積極的に推進しております。その中でもインド市場においては、耐久性に優れた軽合金ミシンの販売拡大に注力し、市場基盤の強化を図ることで、地政学的リスクの分散とさらなる事業成長の実現を目指してまいります。 ミシンは、家庭における唯一の生産財とも称され、手づくりによるリメイクやリユースといった取り組みを通じて、エシカル消費にも寄与する存在であり、製品そのものがサステナブルかつ環境負荷の低減に貢献し得るものと認識しております。このように、環境への配慮が消費行動に直結する時代においては、ミシンが持つサステナビリティの価値を積極的に発信していくことにより、とりわけこれまでミシンに親しむ機会の少なかった若年層を中心に、裾野のさらなる拡大が期待されます。ものづくりを通じて人々の暮らしに豊かさをもたらすとともに、ミシンという製品の価値そのものを改めて見直していただける契機となるものと考えております。 2)産業機器事業 基本方針は「重要市場への注力」、「高付加価値製品の販売強化による売上・収益性の強化」としております。 産業機器事業は、直交型ロボット(卓上ロボットを含む)、サーボプレス、ダイカスト製品を主力とし、ミシン事業に次ぐ第二の柱として位置付けております。 直交型ロボットは、ねじ締め、塗布、はんだ付けなど多様な作業に対応し、工場内の様々な工程で活用されています。サーボプレスは、位置制御、荷重管理、トレーサビリティ機能に加え、電動化による環境優位性を有し、生産現場で広く使用されています。ダイカスト製品は、精密な加工が求められる産業用・協働ロボット、精密機器、自動車関連などで採用されています。 脱炭素社会の実現、省力化・電動化の進展により市場拡大が見込まれる一方、特定市場への依存や長納期部品の調達難、在庫最適化、生産体制の強化といった課題にも直面しております。 こうした中、当社は技術力・開発力の向上と並行し、有望・未開拓市場での販売・サービス拠点の拡充を図るとともに、パートナー企業との連携強化や新たな用途提案による提案型営業を進めてまいります。2026年3月期においては、インドでの拠点設立、中国からの新規案件獲得や既存取引先との関係強化などを推し進めてまいりました。 中期経営計画「Move! 2027」においては、さらなる追加拠点の設立や、拠点機能・人員の強化、新たな領域への進出を視野に入れた営業活動の強化等を通じて、売上の拡大を図っております。 さらに、単体で販売されることが多かったロボットや、プレスを組み込んだ装置化製品の販売を拡大し利益率の向上を図るとともに、生産体制の最適化や継続的な原価改善活動を実行し、収益性の強化を推進してまいります。 3)IT関連事業 基本方針は「他事業の価値向上に向けた連携強化及び既存事業の収益性維持」としております。 情報サービス産業におきましては、IoT、AIなどの「デジタルトランスフォーメーション(DX)」による「第4次産業革命」が徐々に社会に浸透してきております。これにより、企業などの生産者側からは、これまでの財やサービスの生産・提供の在り方が大きく変化し、生産の効率性が飛躍的に向上する可能性が指摘されており、かつその対象領域も広がりを見せることが期待されています。企業における競争力強化や生産性の向上のためのIT投資は引き続き堅調に推移している一方で、人財不足が顕在化しており、技術者の増強と育成が重要な社会的課題となっております。 当社は、社内のコンピュータシステム導入による電算処理のノウハウを活かし外部に提供できるよう、1970年にグループ会社である㈱蛇の目電算センター(現㈱ジャノメクレディア)を設立いたしました。それから50年以上、目まぐるしく変化し続けるIT業界において自らも進化しながら時代に対応し、お客様に確かな技術とサポートをお届けしてまいりました。その結果、当社の主要事業セグメントとなる程の成長を遂げました。現在の㈱ジャノメクレディアの強みは自社運用型サーバを基幹とするシステム構築・管理です。一方で、企業ではクラウド型サーバの導入が進む中、DX化の急激な波が押し寄せるなど、IT企業に求められるスキルも変化及び多様化してきております。IT企業として更なる成長を目指すためには、時代に必要とされる技術を先読みし、これらの分野の経験を積む必要があります。現状を好機と捉え、まずは当社グループ内でDX化のためのシステム構築経験を蓄え、そのノウハウを強みとして外部へ向けて提供し、更なる収益増、及び事業拡大を図ります。 これらの取り組みに加え、中期経営計画「Move! 2027」では、家庭用機器事業と産業機器事業との連携を強化するべく、外部企業との連携等も視野に入れながら、ソフトウェア開発技術の進化と評価を推進しております。また、家庭用機器事業や産業機器事業の成長戦略に沿った各種アプリの開発等を通じて、グループシナジーの創出といった新領域に挑戦してまいります。 4)生産管理・研究開発 当社は、国産初のミシンメーカーとして創業して以来、技術の改良を重ね、革新的機能の開発には常に先進的役割を果たしてまいりました。また、産業機器分野には、ミシンメーカーとして培った技術を応用・発展するなどして、高機能・高性能の商品開発を実現し、市場に送り出してまいりました。 「品質のジャノメ」として、世界のお客様に高い評価をいただいておりますが、今後もより高品質で耐久性に優れた商品を開発・生産し、信頼あるモノづくりを行ってまいります。 研究開発部門では、新たな価値創造の実現のため、先進デジタル技術の導入や、改善活動をキーワードに開発効率・スピードの向上に努めている他、新規要素の開発、各子会社との連携に取り組んでおります。 従来は技術を起点とした開発・生産・販売体制と、販売チャネルのフィードバックによるサイクルで競争優位性を担保してまいりましたが、中期経営計画「Move! 2027」ではさらに事業戦略にも組み込んだ上で、要素技術ならびに製品の開発を推し進め、適時・適切なタイミングで製品を投入できる開発体制への高度化を推進してまいります。 また、生産管理部門では、家庭用機器事業、産業機器事業の成長戦略を支えるため、生産能力の拡大や生産体制の効率化を図り、市場のニーズを的確に捉えた魅力ある商品をスピーディーにご提供してまいります。さらには、適地適産化や部品の社内加工化を念頭に、原価低減・生産性向上を推し進め、機動的な生産体制を構築するとともに、社会的要請が高まる環境に配慮した製品の開発や製造工程における環境負荷低減にも一層取り組んでまいります。 ④人事戦略 「優秀な人財の確保」、「キャリアパス形成支援」、「働きやすい環境の整備」、「成果に応じた評価・報酬」という4つの視点から、多様な人財の配置や人事制度改革を実行してまいります。 当社では、働く全ての社員が社業の発展に向けて主体的・意欲的に取り組むことで、企業競争力や労働生産性を向上させ、それと同時に私生活も充実して過ごせるようにすることが目指すべき働き方であると考えております。当社は、業務への取り組み方や勤務態勢の見直し、時間外労働の縮小、年次有給休暇の積極的取得を一層進め、これらにより労働生産性を向上させ、ワーク・ライフ・バランスの充実を図ってまいります。 多様性の観点では、女性・外国人・中途採用者・障害者などの多様なバックグラウンドを持つ人財の積極的な登用を進めてまいります。そしてそれらの人財が働きがいを持って能力を発揮し、自らのアイデンティティが組織の成果達成に効果的に機能しているという実感を伴うよう、一体感を醸成してまいります。従来にない文化や価値観、考え方、新しい発想を尊重し、時に健全なコンフリクトも厭わずに取り入れていくことで、革新的なイノベーションの創出に繋げてまいります。 これらにより人的資本価値の進化を図り、従業員の働きがいの向上と、ジャノメグループの事業推進力強化の好循環を構築していきます。 ⑤財務戦略 計数目標であるROE8%以上、ならびに当社が目指す水準であるPBR1倍以上の達成に向けて、各事業における成長戦略に加え、「株主還元の強化」と「資本効率向上」のための施策を実行してまいります。 1)株主還元の強化 配当については、長期間での安定した配当を実施し、中長期的な利益成長に応じた増配を目指します。加えて累進配当を意識し、DOE3%以上かつ、連結配当性向40パーセント以上を目安に配当を実施していく考えです。並行して、資本市場の動向を踏まえながら機動的な自己株式の取得も実施してまいります。利益成長に応じた増配と、機動的な自己株式取得といった株主還元の実施をしてまいります。 2)資本効率向上 中期経営計画におけるキャッシュアロケーションでは、営業活動による150億円と、資産効率化や政策保有株式の縮減等による30億円で、計180億円程度のキャッシュを創出する計画としております。キャッシュアウトとなる投資の内訳としては、成長投資に105億円、このうち既存設備の維持更新を除く85億円を戦略投資と位置づけ、各事業の成長戦略の実現に向けた投資を積極的に実行していく考えです。残りの75億円については、自己株式の取得ならびに配当の原資とし、株主還元を実施してまいります。このような戦略的なアロケーションにより持続可能な成長を実現してまいります。
事業等のリスク3,021字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 [リスク管理体制] リスクを把握し事前に対応すること、またリスクが顕在化した場合、その影響を最小限にとどめ業務の早期復旧を図ることを目的として、リスク管理委員会を設置しています。同委員会は、取締役を委員長に部長職以上で構成され、グループリスク管理体制の整備や教育、情報の収集などを行うとともに、当社及びグループ各社のリスク評価を行い情報を共有し、その管理・低減に努めております。また、コンプライアンス委員会をはじめとする各種委員会を設置し、グループ全体のリスクを総合的にマネジメントする体制を構築しております。 〈リスク管理体制図〉 [個別のリスク] 当社グループの経営成績、株価及び財務状況に影響を及ぼす可能性のある主なリスクとして以下のとおり認識し、その発生の回避を図るとともに、発生した場合の影響を最小限にとどめるよう対処してまいります。 また、各事業における個別のリスク及び対応策は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)当社グループの中長期的な経営戦略及び対処すべき課題ならびに経営環境 ③事業戦略 1)家庭用機器事業 2)産業機器事業」をご参照ください。その他の各事業共通のリスクは、「(各事業共通のリスク)①~⑮」の記載のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (各事業共通のリスク) ①為替変動がもたらす影響について 当社グループでは、家庭用機器事業及び産業機器事業における海外市場での積極的な営業展開により、連結売上高に占める海外売上高比率が70%前後で推移しております。そのため為替先物予約ならびに当社・子会社間のネッティング決済によって為替リスクを軽減しておりますが、海外売上高の大部分を占める取引を外貨建てで行っておりますので、為替変動により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②仕入れコストの上昇について 当社グループでは、日本、台湾、タイに生産拠点を構え、世界市場の需要動向に応じた効率的な生産を行っており、グローバルな視点からの部品の調達により、仕入れコストの安定ならびに低減を図っております。また、当社生産管理本部が国内、海外の生産拠点を統括管理し、グループ全体で、仕入れコストへの影響を最小限に抑える努力を続けておりますが、鉄、アルミニウム、銅、プラスチック(樹脂)など原材料費の上昇により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③カントリーリスクについて 当社グループでは、生産及び販売活動を行っている各国におきまして、政治体制の変化、法規制の変更、政治・経済の変動、地震・台風等の自然災害、戦争・テロ等が発生し、事業活動の継続が困難になるなどの場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴い、ロシア向けの販売は停止していることに重ねて中東情勢の緊迫化の影響から中東全域及びその周辺国においても販売に影響があり、売上が減少するだけでなく、工場の稼働率低下や生産調整などにも支障をきたす可能性があります。このような状況が継続した場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④品質管理について 当社グループの製品に関しては長年に亘る製造ノウハウを有しております。また、PL(製造物責任)委員会を設置し、製品に関する安全性等について毎月審議するとともに、当社品質保証部を中心に当社グループ全体の品質保証活動の推進をしており、当社及び国内外の関係会社において生産するミシン、産業機器などに対する品質監査と品質状況の把握に努めております。万一、重大な品質問題が発生した場合、リコール費用の発生やブランドイメージの低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤法規制等について 当社グループは業務の適正化、財務情報の信頼性を確保するとともに、関連法規・定款等を遵守する経営を行うべく、内部統制の充実に向けた管理体制を確立しております。しかしながら、関連法規や規制を遵守できない事象が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥市場環境について 営業活動を展開するうえで競合他社との競争は避けられませんが、そのような状況に応えるべく開発・製造・販売が一体となって商品・サービスの品質向上に努めております。しかしながら、競争が激化するなど、市場環境が大きく変化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦個人情報の管理について 当社グループでは、「個人情報保護方針」及び「個人情報管理規定」等を策定し、個人情報管理委員会を設置するなど、個人情報保護法に基づく社内管理体制を確立しておりますが、万一、顧客情報をはじめ大量の個人情報が漏洩した場合は、当社グループの信用のみならず業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧金利変動について 当社グループの有利子負債には、金利変動の影響を受けるものがあり、金利上昇による金利負担の増加が当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨固定資産の減損について 当社グループが所有する有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産等について減損処理が必要となった場合には、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩繰延税金資産について 当社グループは、繰延税金資産について適正な金額を計上しておりますが、将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合、あるいは制度面の変更等があった場合には繰延税金資産が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪退職給付債務について 当社グループは、退職給付債務について数理計算上で設定される割引率等の前提条件に基づき適正な金額を算定しておりますが、この前提条件が大きく変化した場合における退職給付債務の増加が、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫借入金にかかる財務制限条項について 当社借入金の一部について、財務制限条項を付されているものがあり、抵触しますと金融機関から当該借入金の期限の利益喪失請求が行われる可能性があります。 ⑬事業再編等について 当社グループは、不採算事業からの撤退や関係会社の整理等の事業再編を行うことがありますが、かかる事業再編が当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭自然災害について 当社グループの工場などにおいて、万一大きな自然災害などが発生した場合には、工場設備の被災や原材料調達などサプライチェーンの障害に伴う生産活動の停止による機会損失などによって、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮感染症等によるパンデミックについて 新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックによるロックダウンにより、取引先、サプライチェーンや物流の停滞・混乱により、売上の消失や製品供給の停滞など、当社グループの財政状態や経営に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの従業員への集団的感染の場合は、操業の一時的停止など事業活動への影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,879字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況 (百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減   率(%) 売上高   36,340   38,968   2,627   7.2 営業利益   2,224   1,910   △314   △14.1 経常利益   2,261   2,097   △163   △7.2 親会社株主に帰属する当期純利益   1,794   590   △1,204   △67.1 為替レート(対USD)   152.56円   150.77円   △1.79円 当期における世界経済は、米国では個人消費を中心に景気は底堅く推移したものの、金融引き締めの長期化による影響が意識されました。欧州ではインフレ圧力の緩和を背景に持ち直しの動きがみられました。中国においては、不動産市場の低迷や内需の不振を背景に、景気は伸び悩みましたが、その他のアジア各国では外需の回復を受けつつ、総じて緩やかな改善傾向となりました。国内経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費や設備投資など内需の増加がけん引し、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源価格の高止まりや為替変動に伴う物価上昇の影響が継続しており、実質所得の伸び悩みなどから先行き不透明な状況が続きました。また、国内外において中東情勢の緊迫化や米国の通商政策の動向など、外部環境の変化が個人消費や企業活動を下押しするリスクとして懸念されております。 このような環境の中で、当社グループにおきましては、中期経営計画「Move! 2027」の初年度として、長期ビジョン「つくる歓びを伝える会社」の実現に向けて、事業運営に取り組みました。具体的には、シェア拡大に向けた積極的な販売活動や製品ラインナップの拡充、製造原価の低減を推進、収益性の向上に努めました。また、米国相互関税等の課題に対して迅速な対応を進めました。しかしながら、当社グループを取り巻く経営環境は厳しく、当社グループの当期の売上高は38,968百万円(前期比2,627百万円増)、営業利益は1,910百万円(前期比314百万円減)、経常利益は2,097百万円(前期比163百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は590百万円(前期比1,204百万円減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ・家庭用機器事業 (万台、百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減 販売台数   北米、欧州、大洋州   58   54   △4 中南米、中東、アジア   25   19   △6 日本   7   8   2 計   89   81   △8 売上高   28,773   29,787   1,013 営業利益   2,159   1,854   △304 家庭用機器事業におきましては、市場ニーズを踏まえた新製品の市場投入および販売促進によりブランド力の向上を図るとともに、代理店への支援強化など積極的な販売活動を行いました。海外の地域別では、北米は中・高級機種の販売が堅調に推移した一方、アジア市場での前期好調の反動減がみられました。加えて、新興国における競争の激化や、欧州での消費の冷え込み、厳しい競争環境等の影響により、販売台数は伸び悩みました。しかしながら、足元では新興国市場への競争力ある製品投入に加え、販売体制の強化を一層推進したことにより、販売は回復傾向にあります。今後も市況環境の変化を踏まえ、機動的な施策展開により更なる販売拡大を図っていきます。 国内においては、代理店向け販売活動の強化に加え、各種イベントへの出展やSNSを活用した継続的な情報発信を通じて、潜在需要の掘り起こしに努めました。また、ジャノメ公式オンラインショップ「Sewing Marche(ソーイングマルシェ)」を開設し、販売チャネルの拡充を図りました。学校販売においては、継続的なサポート体制の構築とシェア拡大に向けた営業活動を推進し、ジャノメブランドの浸透に努めました。これらにより国内の販売は堅調に推移しており、今後も顧客ニーズを捉えた施策を適時適切に実施していきます。 この結果、家庭用機器事業全体の売上高は29,787百万円(前期比1,013百万円増)、営業利益は1,854百万円(前期比304百万円減)となりました。 ・産業機器事業 (台、百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減 販売台数   ロボット   1,295   2,855   1,560 サーボプレス   865   1,045   180 ロボットサーボプレス   売上高   2,758   3,762   1,004 営業利益   △85   88   174 ダイカスト   売上高   2,082   2,392   309 営業利益   △337   △632   △294 計   売上高   4,841   6,155   1,314 営業利益   △423   △543   △120 ロボット・プレス事業におきましては、国内外の展示会及び内覧会への積極的な出展や顧客ニーズに対応した製品提供を通じてラインナップの拡充を図り、付加価値の高い技術サービス及び製品の強化に取り組みました。その結果、中国を中心としたアジア市場における設備投資需要の増加を背景に受注は堅調に推移し、販売子会社「JIE-India」が事業を開始したインド市場においても受注は増加傾向となりました。今後も市場の設備投資需要の動向を踏まえ、環境変化に応じた最適な施策を戦略的に推進し、受注拡大を図っていきます。一方、ダイカスト事業におきましては、受注状況は改善傾向にあるものの、原材料価格の高止まり等に伴う原価率の上昇が継続していることから、厳しい収益状況となっております。そのため、販売価格の見直しや原価低減等の施策に着手し、収益構造の改善に努めております。 この結果、産業機器事業全体の売上高は6,155百万円(前期比1,314百万円増)、営業損失は543百万円(前期は、423百万円の営業損失)となりました。 ・IT関連事業 (百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減 売上高   2,529   2,896   366 営業利益   401   537   136 ITソフトウェア開発、情報処理サービス及びシステム運用管理を行うIT関連事業では、DX需要の拡大を背景に、生産性の向上及び品質管理の強化に取り組み、幅広い顧客ニーズに対応したサービスの提供を進めました。また、新規顧客の開拓および既存顧客との信頼関係の強化により、安定した受注を確保し、営業利益は過去最高となりました。今後も受注の安定確保に向けた取り組みを継続し、着実な成長を図っていきます。 この結果、IT関連事業の売上高は2,896百万円(前期比366百万円増)、営業利益は537百万円(前期比136百万円増)となりました。 ② 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2026年3月期から2028年3月期を対象とした中期経営計画「Move! 2027」において、「これからの100年に向けた持続可能な成長」を基本方針とし、売上高43,500百万円、営業利益率9.2%、ROE8.1%以上を最終年度のKPIとしております。 中期経営計画初年度にあたる2026年3月期は、家庭用機器事業では、欧州を中心とした厳しい競争環境の影響等から、販売台数は減少傾向となった一方、北米では中・高級機種の販売は好調に推移し、国内外で新機種の投入による販売拡大に努めました。産業機器事業につきましては、国内外の展示会への積極的な出展や顧客ニーズに合わせたカスタマイズ装置の提供によるラインナップの拡充等に取り組み、受注獲得に向けた活動を強化しました。アジア市場における設備投資需要の増加も追い風となり、ロボット・プレス事業、ダイカスト事業ともに足元の受注状況は回復傾向となっておりますが、高止まりする原価率等の影響をカバーする利益確保には至らず、事業環境は厳しい状況が続きました。その他、資本効率向上に向け、保有資産の見直しによる非事業用資産等の売却を前倒しで推し進めました。この結果、営業利益率は4.9%、自己資本利益率(ROE)は1.7%となり、2025年11月14日付「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」にて開示いたしました計画値は達成したものの、2025年5月9日付「2025年3月決算短信」にて開示いたしました当初計画値には届きませんでした。 今後の見通しにつきましては、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスク、米国の通商政策の動向、資源価格の高騰など外部環境の著しい変化は続くと思われます。 こういった状況を注視しつつ、当社グループは中期経営計画で掲げている各事業セグメントにおける施策の実行を加速させ、2027年3月期の計画値達成に向けて取り組んでまいります。 2026年3月期実績値および計画値ならびに2027年3月期計画値 (百万円、%) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益 2026年3月期実績値   38,968   1,910   2,097   590 当初計画値(2025年5月9日開示)   40,000   2,500   2,400   1,500 増減率   △2.6   △23.6   △12.6   △60.7 修正後計画値(2025年11月14日開示)   35,000   1,300   1,200   200 増減率   11.3   46.9   74.8   195.0 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益 2027年3月期計画値   42,000   3,000   3,000   2,000 増減率   7.8   57.0   43.0   238.8 ※増減率は2026年3月期実績値に対する割合 ③ 財政状態 当社グループにおける財政状態の概況は次の通りであります。 当社グループの当連結会計年度末の総資産は、50,621百万円(前期比991百万円増)となりました。 資産の部では、流動資産が現金及び預金の増加、売掛金の増加等により、29,066百万円(前期比3,206百万円増)となりました。固定資産は、土地の減少、建物及び構築物の減少等により21,554百万円(前期比2,214百万円減)となりました。 負債の部では、短期借入金の増加、支払手形及び買掛金の増加等により14,988百万円(前期比801百万円増)となりました。 純資産の部(非支配株主持分を含む)は、為替換算調整勘定の増加、自己株式の取得等により、35,632百万円(前期比190百万円増)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から1,069百万円増加し、8,150百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,367百万円、減価償却費903百万円、法人税等の支払額771百万円等により1,780百万円の資金の増加となりました。(前期は2,625百万円の資金の増加) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却による収入1,607百万円、有形固定資産の取得による支出398百万円、定期預金の預入による支出417百万円等により、170百万円の資金の増加となりました。(前期は373百万円の資金の減少) 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出1,406百万円、短期借入金の純増減額の増加887百万円、配当金の支払額812百万円等により1,423百万円の資金の減少となりました。(前期は2,906百万円の資金の減少) ⑤ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 家庭用機器事業(百万円)   13,482   1.1 産業機器事業(百万円)   4,854   25.0 合計(百万円)   18,336   6.5 (注) 金額は製造価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b 受注状況 当社グループの生産は、主として見込み生産によっているため、記載を省略しております。 c 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前期比(%) 家庭用機器事業(百万円)   29,787   3.5 産業機器事業(百万円)   6,155   27.1 IT関連事業(百万円)   2,896   14.5 報告セグメント計(百万円)   38,839   7.5 その他(百万円)   128   △34.3 合計(百万円)   38,968   7.2 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産及び負債または損益の状況に影響を与えるような会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積もり特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループは、安定した財務基盤を確保した上で、有利子負債を効果的に活用し、資本構成のバランスを図ることで、財務の健全性と資本効率の向上の両立を図ることを財務戦略としています。資本の健全性を維持するとともに、銀行借入を有効に利用することで資本コストの低減を進め、ROEの向上を目指します。 主な資金需要には、部品原材料の購入及び製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用と売掛債権の回収までを繋ぐ運転資金や、生産能力・機能の維持・拡大を目的とする設備投資があります。また、新製品や新技術開発のための研究開発費も挙げられます。事業活動により得られた資金は、これらの運転資金の圧縮や生産性向上をもたらす設備投資、更には主力事業である家庭用機器事業と産業機器事業を市場競争力強化に導く研究開発に再投入いたします。 適正な手元現預金の水準につきましては、概ね月商の1.5ヶ月相当としております。これは、可能な限り資金活用の効率化を図ったものですが、当社は主力金融機関によるシンジケーション方式のコミットメントライン(総額80億円)を設定しており、緊急の資金需要が発生した場合も機動的な資金調達が可能なことから、流動性の確保については対処されております。現在、新規の資金調達は、短期資金の銀行融資のみとしておりますが、今後、これとは別に、大型の事業案件などのまとまった資金需要が発生した場合には、株式発行による調達や社債発行などの直接金融による市場からの長期資金調達も含め、資本構成や資本コストへの影響を踏まえて検討してまいります。 株主還元につきましては、2017年3月期決算期の再開以降実施しております配当を安定的に継続し、中長期的な利益成長に応じた増配を目指してまいります。累進配当を意識し、DOE3%以上かつ、連結配当性向40%以上を目安に配当を実施してまいります。また、資本市場の動向を踏まえ、機動的な自己株式の取得を実施してまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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