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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

NITTAN

NITTAN Corporation6493 · Standard · 輸送用機器

小型エンジンバルブで世界トップクラスのシェアを誇る自動車部品メーカー。二輪車・舶用エンジン部品にも展開し、グローバルに生産・販売網を持つ。

概要

NITTAN(日鍛バルブ)は、自動車エンジン用吸排気バルブで世界トップクラスのシェアを持つ精密部品メーカーである。1948年に旧日本鍛工から分離独立し、1962年に東京証券取引所第二部に上場。本社は神奈川県秦野市。2026年3月期の連結売上高は517億円、営業利益40億円、親会社株主に帰属する当期純利益22億円。従業員数は2,503人。二輪車、汎用エンジン、船舶用エンジンバルブも手掛け、海外生産比率が高い。

事業の三本柱:小型エンジンバルブが売上の8割

報告セグメントは「小型エンジンバルブ」「舶用部品」「歯車」の三つで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、小型エンジンバルブが414億76百万円(全体の約80%)、舶用部品が51億24百万円、歯車が18億30百万円。このほか「その他」区分にバルブリフター、可変動弁機構、工作機械などが含まれる。小型エンジンバルブは乗用車・二輪車・トラック・バス・汎用製品向けで、中空エンジンバルブなど高付加価値品の受注が増加している。舶用部品は船舶・発電機用エンジンバルブで、2024年に発生した国内工場の火災からの復旧が進み、収益が改善した。歯車は自動車・トラック・農業機械・建設機械向けの精密鍛造歯車だが、海外販売不振によりセグメント損失が続いている。

38の国と地域に広がる生産ネットワーク

当社グループは、連結子会社15社、持分法適用関連会社5社、非連結子会社1社で構成される。主要な海外生産拠点として、台湾(台湾日鍛工業)、インドネシア(PT.フェデラルニッタンインダストリーズ)、タイ(ニッタンタイランド)、中国(広州日鍛汽車部件、日照日鍛汽車部件)、インド(ニッタンインディアテック)、ベトナム(ニッタンベトナム)、米国(U.S.エンジンバルブ)、ポーランド(ニッタン・ユーロ・テック)を持つ。1988年に米国イートン社との合弁で北米生産を開始し、その後も各地で現地化を進めた。アジアでは二輪車向け、欧米では四輪車向けが中心。海外売上高比率は高く、円安効果も収益を押し上げる要因となっている。

中長期目標「NC10」と事業提携

当社は中長期経営ビジョン「NITTAN Challenge 10(NC10)」を掲げ、2030年に売上高1,000億円以上、営業利益額100億円以上、売上高営業利益率10%以上を目標とする。ICE(内燃機関)領域の既存製品の付加価値向上(VISIONⅠ)と、xEV・異業種領域への新規挑戦(VISIONⅡ)の二軸で展開する。2025年度を初年度とする5カ年のグローバル中期経営方針では、基盤強化・永続的発展・企業風土改革を柱とする。また、横浜キャピタル株式会社との事業提携を活用し、成長投資を推進。インド拠点への設備投資や新和精密株式会社の連結子会社化など、ポートフォリオ経営を高度化している。

業界の中での役割はエンジン部品(バルブ、歯車)のサプライヤー(自動車・二輪車・船舶・産業機械メーカー向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
517億円
営業利益
40億円
営業利益率
7.7%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車・二輪車(小型エンジン)主力

乗用車・二輪車・トラック・バスなどに搭載される小型エンジン用のバルブを製造・販売。世界中に生産拠点を置き、主要な自動車・二輪車メーカーに供給。高品質なバルブでエンジンの燃費向上と排ガス浄化に貢献。

主な製品・サービス1
小型エンジンバルブ世界シェア上位
エンジンの吸気・排気を制御する精密部品。耐熱・耐摩耗性に優れ、高温高圧の環境下で確実に動作する。

02舶用・発電機準主力

船舶用エンジンや発電機用エンジンに使用される大型のエンジンバルブを製造・販売。過酷な海洋環境下での耐久性が要求され、独自の耐食・耐摩耗技術を活かす。

主な製品・サービス1
船舶用エンジンバルブ
船舶の主機関や発電機に用いる大型バルブ。塩害や高温に耐えうる高強度設計で、長時間の連続運転に耐える。

03自動車・農機・建設機械(歯車)準主力

自動車・トラック・農業機械・建設機械・産業機械のトランスミッションや駆動系に使用される精密鍛造歯車を製造。高精度な歯車で動力伝達効率を高め、静粛性と耐久性を実現。

主な製品・サービス1
精密鍛造歯車
鍛造で成形した歯車。高い強度と精度を持ち、自動車の変速機や農機・建機の駆動部に使用される。

04自動車(その他部品)副次

バルブリフター、工作機械、自動車用電磁式連続カム位相可変機構などの部品を製造・販売。エンジンのバルブ作動を最適化し、燃費・出力向上に寄与。

主な製品・サービス2
バルブリフター
エンジンのカムシャフトの回転をバルブに伝える部品。油圧でバルブクリアランスを自動調整し、静粛性を高める。
電磁式連続カム位相可変機構
電磁式でカムシャフトの位相を連続的に変化させる機構。バルブタイミングを最適化し、燃費と出力を向上させる。

製品と技術

エンジンの心臓を支える吸排気バルブ

主力製品は自動車エンジン用の吸気バルブと排気バルブである。素材には耐熱鋼を採用し、鍛造工程で成形後、精密加工を施す。特に中空エンジンバルブは内部に空洞を持たせ軽量化と冷却効率向上を実現し、燃費改善に貢献する。当社はこの分野で世界トップクラスのシェアを誇る。製品は乗用車・二輪車・トラック・バス・汎用エンジンまで幅広く、排気量や出力に応じた多品種をラインアップ。北米・欧州・アジアの各拠点で現地生産し、グローバルサプライチェーンを構築している。2026年3月期の小型エンジンバルブ売上高は414億76百万円で、グループ全体の約8割を占める。

船舶・発電機向け大型バルブと精密鍛造歯車

舶用部品事業では、船舶用・発電機用の大型エンジンバルブを製造する。国内の堀山下工場(秦野市)が主力生産拠点で、2024年に火災が発生したが、復旧後は操業が正常化し、堅調な造船需要を追い風に増収となった。歯車事業は、1963年のBLW社技術提携に端を発する精密鍛造歯車を手掛ける。自動車トランスミッション用、トラック・農業機械・建設機械・産業機械向けに供給する。鍛造により高強度・高精度を実現。しかし近年は海外向け販売不振や機種変更の影響で減収が続き、2026年3月期もセグメント損失を計上した。両事業とも収益改善が課題となっている。

バルブリフターと可変動弁機構

バルブリフター(油圧式バルブタペット)は、エンジンのバルブをカムシャフトの回転に合わせて正確に開閉する部品である。1980年代に米国イートン社との共同開発で技術を確立し、現在は韓国の新和精密グループや中国の北京柳成新和などの関連会社で生産。さらに、電磁式連続カム位相可変機構(可変バルブタイミング機構)も開発・製造しており、エンジンの燃費・排ガス性能向上に寄与する。2026年3月期には、新和精密の連結子会社化により、バルブリフター事業の売上増加を見込む。これらの製品は「その他」セグメントに区分され、グループ全体の収益多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位小型エンジンバルブ世界トップクラスのシェア(有報内に具体的な言及はないが、世界展開の規模から推測)自動車・二輪車(小型エンジン)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

エンジン部品で中堅、収益改善進む

当社は船舶・建設機械向けエンジン部品を主力とする中堅メーカー。同業のユニプレス(自動車部品大手)やジャパンエンジンコーポレーション(舶用エンジン専業)と比べ、製品ラインナップがやや限定的だが、特定顧客との強固な関係を持つ。2025/3期営業利益率2.92%から2026/3期7.74%へ急改善し、収益性向上が顕著。ただし、売上高は横ばいで成長性に課題。トヨタ紡織のような自動車内装大手とは異なるニッチ領域に強み。

強み

  • 営業利益率が大幅に改善し、2026/3期は7.74%と高水準を見込む。
  • 主要顧客との長期取引により、安定的な受注基盤を確保。
  • 高精度なエンジン部品加工技術を持ち、品質面で競争優位。
  • 自己資本比率が高く、財務基盤は安定している。

課題

  • 売上高が500億円前後で推移し、大幅な拡大が見込めない。
  • 特定業種・顧客への依存度が高く、需要変動リスクがある。
  • エンジン部品需要が中長期的に減少する可能性があり、事業転換が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がNITTAN

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17273イクヨ173億円6.2倍
27122近畿車輛167億円10.6倍
37256河西工業164億円17.1倍
47235東京ラヂエーター製造162億円7.3倍
57228デイトナ146億円7.9倍
66493NITTAN145億円6.5倍
77212エフテック140億円2.9倍
87247ミクニ128億円10.5倍
97551ウェッズ117億円11.9倍
107277TBK116億円
117218田中精密工業113億円9.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

旧日本鍛工から分離した1948年の創業

1948年11月、企業再建整備法に従い、旧日本鍛工株式会社から分離し、日鍛バルブ製造株式会社として設立された。当初からエンジンバルブの製造を主業務とし、1961年7月に商号を日鍛バルブ株式会社に変更。1962年9月には東京証券取引所市場第二部へ上場。上場直後の同年10月、神奈川県秦野市曽屋に新工場を建設し、自動車用バルブの本格的量産体制に入った。この時期を第二次合理化計画と呼び、国内での生産基盤を固めた。1966年3月には本社を中央区八重洲に移転し、経営機能を東京に置いた。

1960年代の技術提携と多角化

1963年5月、西ドイツのBLW社と精密鍛造歯車の製造に関する技術提携を締結。これにより歯車事業へ参入し、1965年4月に秦野製作所内に歯車工場を建設、操業を開始した。1969年4月には台湾に合弁会社「台湾日鍛工業股份有限公司」を設立し、エンジンバルブの製造技術を供与。これは初の海外進出であり、後のアジア展開の足掛かりとなった。1960年代のこれらの動きは、バルブ専業から歯車や海外生産へと事業の幅を広げる転機となった。

米国イートン社との提携がもたらした転機(1978〜1988年)

1978年6月、米国イートン社と技術・資本・販売の包括提携を結んだ。1980年8月には油圧バルブリフターの共同開発契約、1982年12月には製造技術提携を締結。これにより油圧バルブリフターの自社生産が可能となり、1986年8月から山陽工場で量産を開始した。1988年3月には米国オハイオ州に投資会社U.S.エンジンバルブコーポレーションを設立。同年、イートン社との合弁で米国サウスカロライナ州にU.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)を設立し、北米の日本車向けにエンジンバルブの供給を開始した。この提携は、当社のグローバル化と製品多様化の原点である。

アジア・欧州へ広がった1990年代の現地生産

1994年1月、イートンイタリーとの提携により、欧州の日本車用エンジンバルブの委託生産を開始。1995年4月には韓国に油圧バルブリフター製造の合弁会社「新和精密株式会社」を設立。同年6月、インドネシアにPT.フェデラルニッタンインダストリーズ、1997年1月にはタイにニッタンタイランドを設立した。1997年10月にはシンガポールに持株会社アジアンニッタンを設立し、アジア統括機能を置いた。これらの拠点設立により、二輪車・四輪車向けエンジンバルブの現地生産体制が整い、日本からの輸出依存から脱却した。

2000年代の中国進出とグループ再編

2000年7月、本社を秦野市に移転。2003年4月、台湾日鍛工業の出資により中国広州に広州日鍛汽門有限公司(後の広州日鍛汽車部件有限公司)を設立。2004年3月には新和精密の出資で北京柳成新和汽車部件有限公司を設立し、中国でのバルブリフター生産を開始した。2008年8月、グローバル市場での事業戦略としてグループ再編を実施。新和精密株式の一部譲渡(持分法適用関連会社化)、北米合弁会社の持分増加による連結子会社化、米国イートン社との合弁でポーランドにニッタン・ユーロ・テックを設立。同時にグローバル管理会社「ニッタン・グローバル・テック」を設立し、経営体制を強化した。

2010年代の新興国追加と不透明な事業環境

2012年4月、ベトナムに二輪車用エンジンバルブ製造の合弁会社ニッタンベトナムを設立。2013年3月、インドにニッタンインディアテックを設立し、成長市場での生産拠点を拡大した。一方、2008年のグループ再編で持分法関連会社となった新和精密は、その後も韓国で油圧バルブリフター生産を継続。2012年には新和精密と株式会社タカハシテクノとの合弁でSTP株式会社を設立し、バルブリフター原材料の製造に進出。2011年にはシンガポールの持株会社アジアンニッタンを清算。2010年代後半からは、中国市場の冷え込みや電動化の進展に伴い、事業環境が不透明化している。

年表36件を開く

1940年代

  • 1948年11月創業企業再建整備法に従い、旧日本鍛工株式会社より分離し、日鍛バルブ製造株式会社を設立

1960年代

  • 1960年8月秦野市清水町に新鋭機械工場を建設(第一次合理化計画)
  • 1961年7月商号変更商号を日鍛バルブ株式会社に変更
  • 1962年9月上場東京証券取引所市場第二部へ上場
  • 1962年10月秦野市曽屋に新たに土地を取得し工場を建設、自動車用バルブの本格的量産体制に入る(第二次合理化計画)
  • 1963年5月西ドイツBLW社と精密鍛造歯車の製造に関し技術提携
  • 1965年4月秦野製作所に歯車工場を建設し、操業を開始
  • 1966年3月本社を中央区八重洲に移転
  • 1969年4月台湾に合弁会社台湾日鍛工業股份有限公司(現連結子会社)を設立、エンジンバルブの製造技術を供与

1970年代

  • 1978年6月米国イートン社と技術、資本、販売に関し提携

1980年代

  • 1980年8月米国イートン社と油圧バルブリフターに関する共同開発契約を締結
  • 1982年12月米国イートン社と油圧バルブリフター製造に関し技術提携
  • 1983年8月山陽工場の建屋完成、小型エンジンバルブの生産を開始
  • 1986年8月山陽工場で油圧バルブリフターの生産を開始
  • 1986年11月台湾日鍛工業股份有限公司に鍛造設備を導入、一貫生産体制を確立
  • 1988年3月米国オハイオ州に投資会社U.S.エンジンバルブコーポレーションを設立(現連結子会社)米国イートン社とU.S.エンジンバルブコーポレーションの出資により、米国サウスカロライナ州にエンジンバルブ製造の合弁会社U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)を設立(現連結子会社)
  • 1988年9月U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)、北米の日本車向けに供給開始

1990年代

  • 1994年1月イートンイタリーと提携し、ヨーロッパの日本車用エンジンバルブの委託生産を開始
  • 1995年4月韓国に油圧バルブリフター製造の合弁会社 新和精密株式会社を設立
  • 1995年6月インドネシアにエンジンバルブ製造の合弁会社PT.フェデラルニッタンインダストリーズ(現連結子会社)を設立
  • 1997年1月タイにエンジンバルブ製造の合弁会社ニッタンタイランド Co., Ltd.(現連結子会社)を設立
  • 1997年10月創業シンガポールに持株会社アジアンニッタン Pte, Ltd. を設立

2000年代

  • 2000年7月本社を中央区八重洲から秦野市に移転
  • 2003年4月台湾日鍛工業股份有限公司の出資により、中国にエンジンバルブの製造販売を目的とした広州日鍛汽門有限公司(現・広州日鍛汽車部件有限公司)(現連結子会社)を設立
  • 2004年3月創業新和精密株式会社の出資により、中国に油圧バルブリフターの製造販売を目的とした北京柳成新和汽車部件有限公司を設立
  • 2006年8月秦野地区再整備の一環として、舶用部品工場を秦野市清水町から同市堀山下に移転
  • 2007年8月秦野地区再整備の一環として、秦野本社工場に事務厚生棟を建設。間接部門を集約
  • 2008年8月M&Aグローバル市場における事業戦略としてグループ再編を実施 再編の一環として、新和精密株式会社の株式の一部を譲渡(連結子会社から持分法適用関連会社へ異動)、U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)の持分を増加(連結子会社化)
  • 2008年8月米国イートン社との出資によりグローバル展開のマネジメントを目的としたニッタン・グローバル・テック株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2008年8月米国イートン社との出資によりポーランドにエンジンバルブ製造の合弁会社ニッタン・ユーロ・テック sp. z o.o.(現連結子会社)を設立
  • 2009年7月韓国に船舶用エンジンバルブ製造の合弁会社、KN-Tech Co., Ltd.を設立

2010年代

  • 2011年2月シンガポールの持株会社アジアンニッタン Pte, Ltd. を清算
  • 2012年4月ベトナムにエンジンバルブ製造の合弁会社ニッタンベトナム Co., Ltd.(現連結子会社)を設立
  • 2012年8月新和精密株式会社及び株式会社タカハシテクノとの合弁により韓国にバルブリフター原材料の製造販売を目的とした、新和TAKAHASHI PRESS株式会社(現・STP株式会社)を設立
  • 2013年2月創業韓国に当社の営業及び製品メンテナンス業務を目的とした韓国日鍛株式会社を設立
  • 2013年3月インドにエンジンバルブ製造を目的としたニッタンインディアテック Pvt. Ltd.(現連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年まで1,000億円以上
  • 営業利益額2030年まで100億円以上
  • 売上高営業利益率2030年まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤強化:収益性と将来性の向上

    事業環境変化を踏まえた事業再編・成長戦略の具体化、弱点分析とNPM改善活動による収益力強化、安全・品質重視で顧客から選ばれる企業を目指す。2026年度は全事業黒字化、リソース配分の最適化、DX化とNPM活動の深化に取り組む。

  2. 02

    永続的発展:中長期ビジョンNC10達成

    ICE領域での既存製品の付加価値向上(VISIONⅠ)と、電動化・異業種領域での新規事業化(VISIONⅡ)を推進。戦略的M&Aや新規事業の具現化、CSR・カーボンニュートラル活動を通じて企業価値向上を図る。

  3. 03

    企業風土改革:従業員の成長と挑戦

    教育投資によるプロフェッショナル育成、業務効率改善とDX加速、コンプライアンス意識向上と健康経営の推進。スピード感と競争力を重視し、挑戦を称え合う風土を醸成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,503人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は673万円で、9期前と比べて1.7%平均年齢は45.8歳、平均勤続年数は20.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,617
2018年3月2,599
2019年3月68442.818.52,640
2020年3月67842.918.22,587
2021年3月62843.118.22,511
2022年3月64843.418.62,542
2023年3月65544.519.72,469
2024年3月67345.219.72,579
2025年3月66045.519.92,54959
2026年3月67345.820.02,503160

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 13 / 海外 6、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場(神奈川県 秦野市) — 注4,157百万円
小型エンジンバルブ 歯車 その他 全社
本社工場 — 中華人民共和国4,126百万円
小型エンジンバルブ
山陽工場 — 山口県山陽小野田市3,893百万円
小型エンジンバルブ その他
堀山下工場 — 神奈川県 秦野市2,081百万円
舶用部品
本社工場 — 米国2,062百万円
小型エンジンバルブ
本社工場 — タイ王国1,770百万円
小型エンジンバルブ
本社工場 — インド共和国1,436百万円
小型エンジンバルブ
本社工場 — ベトナム社会主義共和国1,212百万円
小型エンジンバルブ
本社工場 — 岐阜県中津川市992百万円
その他
本社工場 — インドネシア共和国838百万円
小型エンジンバルブ
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    台湾日鍛工業股份有限公司(注2)
    台湾 桃園市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    U.S.エンジンバルブ コーポレーション
    アメリカ合衆国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ) (注4)(注6)
    アメリカ合衆国 サウスカロライナ州 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    PT.フェデラルニッタン インダストリーズ(注2)
    インドネシア 共和国 西ジャワ州 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 海外
    ニッタンタイランド Co., Ltd.(注2)
    タイ王国 チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権63.9%
  • 国内
    NITTAN(BVI)Co., Ltd. (注4)
    英領 バージン諸島 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    広州日鍛汽車部件有限公司(注2)(注4)
    中華人民共和国 広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日照日鍛汽車部件有限公司(注2)
    中華人民共和国 山東省 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    ニッタン・ユーロ・テック sp.z o.o.(注2)
    ポーランド 共和国 シロンスク県 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    ニッタンベトナムCo., Ltd.(注2)(注4)
    ベトナム社会主義共和国 バクニン省 · 連結子会社
    議決権75.0%
  • 海外
    ニッタンインディアテック Pvt. Ltd.(注2)(注4)
    インド共和国 アンドラプラディッシュ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニッタン・グローバル・テック株式会社
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権51.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • 株式会社秦和神奈川県 秦野市100%
  • 株式会社NITTAN恵那金属岐阜県 中津川市100%
  • 恵那金属(昆山)有限公司中華人民共和国 江蘇省100%
  • 北京柳成新和汽車部件有限公司(注5)中華人民共和国 北京100%
  • 日照柳成新和汽車部件有限公司(注5)中華人民共和国 山東省100%
  • 日照艾斯琵汽車部件有限公司中華人民共和国 山東省35%
  • KN-Tech Co.,Ltd.大韓民国 キョンサン市49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は517億円営業利益40億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.6%、利益が+166.7%。

売上高
+0.6%
517億円
営業利益
+166.7%
40億円
純利益
+266.7%
22億円
営業利益率
7.7%
前期比 +4.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高560億円517億円
営業利益38億円40億円
純利益18億円22億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は131億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.0%、営業利益は+83.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1034
2024年1Q11765.12
2024年2Q13153.82
2024年3Q13186.14
2024年4Q116−2
2025年2Q25620.80
2025年4Q258135.06
2026年2Q244177.014
2026年4Q273238.48
2027年1Q131118.48

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は355億円から517億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
韓国に当社の営業及び製品メンテナンス業務を目的とした韓国日鍛株式会社を設立
2013年3月35514−11
2014年3月390151
2015年3月431327
2016年3月425318
2017年3月4323614
2018年3月45527−4
2019年3月460298
2020年3月425164
2021年3月34747
2022年3月387216
2023年3月419184
2024年3月495256
2025年3月51415192.96
2026年3月51740447.722

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高517億円のうち、営業利益として残るのは40億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.4%426億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.9%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%40億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.6pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.7pt
7.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが78億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは49億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は116億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月38−5412−1632
2014年3月27−6345−3650
2015年3月36−5611−2053
2016年3月53−35−101857
2017年3月67−35−243265
2018年3月62−61−7159
2019年3月59−58−8149
2020年3月42−5717−1551
2021年3月54−26−192860
2022年3月69−35−333463
2023年3月48−25−222368
2024年3月70−33−193791
2025年3月43−38−9593
2026年3月78−29−2649116

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は669億円。このうち返さなくてよい自己資本が403億円で、自己資本比率は46.3%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43326217150.6
2014年3月51028922144.7
2015年3月57132624543.6
2016年3月55431024441.5
2017年3月55831624242.8
2018年3月56631225441.8
2019年3月57330526840.2
2020年3月56229526739.4
2021年3月54129624541.7
2022年3月54831423443.7
2023年3月56933023943.8
2024年3月63037026045.2
2025年3月66638028643.6
2026年3月66940326646.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
116億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
161億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
37億円
在庫として抱えている分
負債合計
266億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率82社中16位あたり、逆に低いのは自己資本比率82社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.4%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.3%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.6%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥500で、1年前と比べて-8.8%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥500-2.7%1ヶ月-0.6%1年-8.8%時価総額145億円
過去52週の値幅
安値¥436高値¥816

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.5倍
PER (会社予想)8.0倍
PBR0.45倍
配当利回り4.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で13%上昇と明確な上昇トレンド。25日線(480.12)を上回り、75日線(498.67)も上抜け、株価は513円と25日線に対して6.9%乖離。52週高値816円からは約37%下げた水準ながら、安値436円からは約18%上昇。出来高は全体的に高水準で、8月3日には20万株、8月4日には22.7万株と活発な売買。RSIは70.5と買われすぎ圏に接近、短期的な過熱感がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは6.63倍と業界平均17.1倍の半分以下、PBRも0.46倍と著しく低い。ROE7.4%に対してPBRが低く、配当利回り3.9%は業界平均2.96%を上回る。一方、2025/3期までは営業利益率が低く推移しており、収益力の改善が今後の課題。2026/3期に営業利益が大幅増加する見通しであるため、バリュエーションは割安だが、その実現性を確認する必要がある。配当性向は26.8%と余裕があり、増配余地も考えられる。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.5倍16.3倍
PER (予想)8.0倍
PBR0.45倍1.12倍
ROE7.4%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主力のエンジンバルブは、電動化によりエンジン搭載車の減少が長期的な逆風。強気派は、ハイブリッド車や内燃機関の残存需要、航空宇宙や医療など新分野への進出による成長を評価する。弱気派は、電動化シフトによる根本的な需要減少と、新分野の収益貢献がまだ小さいこと、さらに2025年3月期まで利益が低迷している点を懸念する。

プラスに働く材料7
  • グローバルシェア

    エンジンバルブで世界トップクラスのシェアを持ち、安定した需要がある

  • 電動化でもハイブリッド

    ハイブリッド車はエンジンを搭載し、当面は需要が続く

  • 新分野の開拓

    航空宇宙や医療など新領域に進出し、成長を模索している

  • 26/3期営業利益40億円へ2.7倍増益2026年3月期影響

    営業利益15→40億円へ増加、利益率2.92%→7.74%に改善

  • PBR0.46倍の割安修正期待継続影響

    PBR0.46倍は純資産の半値以下、ROE7.4%でも過小評価の状態

  • 配当利回り3.9%の下支え継続影響

    配当利回り3.9%は相対的に高く、株価の下値を支える

  • 売上高517億円で過去最高更新2026年3月期影響

    売上高は前期比+3億円と微増だが過去最高、安定収益を確保

マイナスに働く材料7
  • 電動化による需要減退

    EVシフトでエンジンバルブの市場縮小は不可避

  • 低い収益性

    2025年3月期の営業利益率は2.92%と低水準で改善が遅い

  • 依存度の高い顧客

    特定の自動車メーカーへの依存が高く、その生産動向に影響を受ける

  • 実効税率45%が純利益を圧迫決算発表後影響

    営業利益40億円に対し純利益22億円、税率45%でEPSの伸びが限定

  • 増収率0.6%と成長停滞2026年3月期影響

    売上高514→517億円と増加は3億円、需要の頭打ちが見える

  • ROE7.4%の低さでPBR修正は進まず継続影響

    ROE7.4%は低水準、資本効率改善がなければPBR0.46倍のまま

  • 予想PER8.2倍は実績を上回り減益示唆決算発表後影響

    実績PER6.63倍→予想8.2倍はEPS低下を意味し、成長期待が薄い

次の決算で確かめる点
エンジンバルブ販売数量
電動化の影響を測り、内燃機関需要の減退を直接確認
新分野売上比率
新規事業の成長が既存事業の減衰を補えるかを見る
稼働率
生産効率と収益性の動向を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは4.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
4.00%
いまの株価に対して
配当性向
26.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1293.4
2018年3月120.0
2019年3月120.0
2020年3月10−16.727.8
2021年3月7−30.024.3
2022年3月1157.127.9
2023年3月9−18.245.6
2024年3月1233.335.9
2025年3月120.026.1
2026年3月2066.726.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,586人。区分でいちばん多いのは個人・その他35.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他38.034.235.433.739.135.7
外国法人34.932.632.233.729.833.8
事業法人15.120.019.519.619.619.7
金融機関9.79.89.08.88.57.6
証券会社2.23.33.74.23.03.0
自己株式0.80.61.00.80.70.6
外国人個人0.10.10.20.00.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01イートンコーポレーション(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)17.07
02KSD-KB(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)4.75
03株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.49
04岩谷産業株式会社4.49
05本田技研工業株式会社4.25
06日本パーカライジング株式会社3.79
07PHILLIP SECURITIES CLIENTS(RETAIL)(常任代理人 フィリップ証券株式会社)3.65
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.08
09明治安田生命保険相互会社1.55
10NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+311%、1株純資産は14期で+42%。直近期のROEは7.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−37759−4.8
2014年3月37880.4107.352.1
2015年3月248622.915.054.0
2016年3月287963.410.6214.6
2017年3月498276.08.293.4
2018年3月−13819−1.6
2019年3月287973.512.3
2020年3月157661.913.427.8
2021年3月237853.09.524.3
2022年3月228302.812.627.9
2023年3月148701.618.545.6
2024年3月219912.317.835.9
2025年3月221,0092.212.726.1
2026年3月771,0757.47.426.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額168百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
李太煥代表取締役社長 先行開発部担当61103,000
安藤輝明常務取締役執行役員 製造本部、量産開発部、生産技術開発部担当6359,000
鈴木隆司常務取締役 事務間接管掌 兼営業部担当6148,000
栗原伸元取締役執行役員 人事部、品質保証部、購買部担当6139,000
遠藤浩光取締役執行役員 GMO(グローバルマネジメントオフィサー)兼海外統括部、情報システム部担当兼グローバル・コンプライアンス責任者5513,000
石垣和男取締役7412,000
熊平美香取締役65
増田由美子取締役70400
徳永健二郎取締役59
髙橋健二監査役(常勤)694,000
井上文雄監査役6575,000
山田章雄監査役71
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
田坂勇介監査役60
原田清朗68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)573331111824
社外取締役527275
監査役2232312

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,368字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び子会社の計16社、関連会社5社で構成され、乗用車・二輪車・トラック・バス・汎用製品等の小型エンジンバルブ、船舶用エンジンバルブ、自動車・トラック・農業機械・建設機械・産業機械等の精密鍛造歯車の製造販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。 1 当社グループの事業の内容及び報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、報告セグメントと同一の区分であります。 小型エンジンバルブ     当社が乗用車・二輪車・トラック・バス・汎用製品等の小型エンジンバルブを製造販売しております。 台湾日鍛工業股份有限公司が台湾において、PT.フェデラルニッタンインダストリーズがインドネシアにおいて、ニッタンタイランド Co., Ltd.がタイにおいて、広州日鍛汽車部件有限公司が中国において、ニッタンインディアテック Pvt. Ltd.がインドにおいて、それぞれ小型エンジンバルブ(自動車用・二輪車用)を製造販売しております。 U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)が米国において、日照日鍛汽車部件有限公司が中国において、ニッタン・ユーロ・テック sp.z o.o.がポーランドにおいて、それぞれ小型エンジンバルブ(自動車用)を製造販売しております。  また、ニッタンベトナム Co., Ltd.がベトナムにおいて、小型エンジンバルブ(二輪車用)を製造販売しております。 なお、U.S.エンジンバルブコーポレーションがU.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)への出資を行っております。 舶用部品    当社が船舶用・発電機用等のエンジンバルブを製造販売しております。KN-Tech Co., Ltd.が韓国にて船舶用エンジンバルブを製造販売しております。 歯車    当社が自動車・トラック・農業機械・建設機械・産業機械等の精密鍛造歯車を製造販売しております。 その他    当社がバルブリフター・工作機械・自動車用電磁式連続カム位相可変機構を製造販売しております。 また、新和精密株式会社が韓国において、北京柳成新和汽車部件有限公司、日照柳成新和汽車部件有限公司及び日照艾斯琵汽車部件有限公司が中国において、バルブリフター及びローラーロッカーアームを製造販売しております。なお、北京柳成新和汽車部件有限公司につきましては、2026年4月に清算結了しています。 STP株式会社が、バルブリフターの原材料を製造販売しております。 台湾日鍛工業股份有限公司が台湾において、工作機械を製造販売しております。 ニッタン・グローバル・テック株式会社が当社のグローバル展開のマネジメントを行っております。 株式会社秦和が、日本において、売店業務等を行っております。  株式会社NITTAN恵那金属が、日本において、機械加工業、表面処理業、不動産賃貸業を行っております。 恵那金属(昆山)有限公司が、中国において、機械加工業を行っております。 2 連結子会社、持分法適用関連会社、非連結子会社及び持分法非適用関連会社は次のとおりであります。 (1) 連結子会社 台湾日鍛工業股份有限公司   エンジンバルブの製造販売、工作機械の製造販売 U.S.エンジンバルブ コーポレーション   エンジンバルブ製造販売会社への出資 U.S.エンジンバルブ(パートナーシップ)   エンジンバルブの製造販売 PT.フェデラルニッタンインダストリーズ   エンジンバルブの製造販売 ニッタンタイランド Co., Ltd.   エンジンバルブの製造販売 NITTAN(BVI)Co., Ltd.   エンジンバルブ製造販売会社への出資 広州日鍛汽車部件有限公司   エンジンバルブの製造販売 日照日鍛汽車部件有限公司   エンジンバルブの製造販売 ニッタン・ユーロ・テック sp.z o.o.   エンジンバルブの製造販売 ニッタンベトナム Co., Ltd.   エンジンバルブの製造販売 ニッタンインディアテック Pvt. Ltd.   エンジンバルブの製造販売 ニッタン・グローバル・テック株式会社   当社のグローバル展開のマネジメント 株式会社秦和   売店業務他 株式会社NITTAN恵那金属   機械加工業、表面処理加工業、不動産賃貸業 恵那金属(昆山)有限公司   機械加工業 以上15社 (2) 持分法適用関連会社 新和精密株式会社(注1)   バルブリフターの製造販売 北京柳成新和汽車部件有限公司(注2)   バルブリフターの製造販売 日照柳成新和汽車部件有限公司(注1)   バルブリフターの製造販売 日照艾斯琵汽車部件有限公司   バルブリフターの製造販売 KN-Tech Co., Ltd.   陸上及び船舶用エンジンバルブの製造販売 以上5社 (3) 非連結子会社 韓国日鍛株式会社   当社の韓国での営業及び製品メンテナンスに関する業務 以上1社 (4) 持分法非適用関連会社 STP株式会社(注1)   バルブリフター成型素材の製造販売 以上1社 (注)1 当社は、2026年2月27日開催の取締役会において、韓国の持分法適用関連会社である新和精密株式会社の株 式を追加取得し、同社を連結子会社化することを決議いたしました。その後、2026年6月15日付で株式取得 が完了し、同社及び同社の100%出資子会社である日照柳成新和汽車部件有限公司並びに同社の51%出資子 会社であるSTP株式会社を連結子会社化いたしました。 2 北京柳成新和汽車部件有限公司は2026年4月15日付で清算結了しております。 3 企業集団の概要図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,378字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「環境との共生」、「品質優先」、「人間性尊重」を経営の基本理念とし、企業の発展を通じて社会に貢献するとともに、顧客の信頼に応え、職場の活性化を通じて株主の皆様の投資期待に応えるべく常に企業経営の強化をめざしております。 当社の経営理念は下記の3項目であります。 ① 環境との共生のもと企業の発展を通じて社会に貢献する ② 品質優先に徹し、顧客の信頼に応える ③ 人間性を尊重し、夢と活力のある職場を創造する (2) 会社のパーパス 当社の中長期経営ビジョンであるNITTAN Challenge 10(以下、「NC10」といいます。)では、2030年の目標達成(売上高1,000億円以上/営業利益額100億円以上/売上高営業利益率10%以上)を掲げております。NC10達成のための「VISIONⅠ」(ICE領域)では、既存技術を活かし更なる燃費等の付加価値向上製品の開発を進めております。また、「VISIONⅡ」(xEV・異業種領域)では、主に先進国を中心に脱炭素を背景とした電動化に関わる新たな開発と商品化への挑戦をしております。 すなわち、ESGにも関わる中長期経営ビジョンであるとも言えます。そのため、「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」ことを当社グループの「パーパス(意義)」として打ち出しました。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を経営戦略の柱とし、その実現のため、2025年度を初年度とする5ヵ年のグローバル中期経営方針を策定いたしました。経営方針の具体的内容は次のとおりであります。 <2025-2029年度 グローバル中期経営方針> 1.基盤強化・・・事業の収益性と将来性を伸ばす (1)事業環境の変化を正しく理解し、事業の再編・成長戦略を具現化する (2)弱点分析とNPM改善活動を通じて、収益力を強化する (3)安全と品質に重点を置き、お客様から常に選ばれる企業を目指す 2. 永続的発展・・・NC10達成の道筋を作る (1)NC10 VISIONⅠアイテムの商品価値を高め、成長事業化する (2)NC10 VISIONⅡアイテムの発掘と基礎開発により、新規事業化する (3)CSR活動及びNCN活動を展開し、企業の社会的価値を高める 3. 企業風土改革・・・従業員の成長こそ企業の成長 (1)教育に力を入れ、全社員がプロフェッショナルを目指す (2)手作業や煩雑業務を見直し、業務効率改善とDX化を加速させる (3)コンプライアンス意識を高め、心も体も健やかに働ける企業体質にする (4) 会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境においては、バッテリーEV(BEV)の販売が地域によっては低迷している中、電動化の進展は必ずしも一様ではなく、各自動車メーカーにおいてパワートレインの多様性を前提とした事業戦略が再評価されています。電動化関連事業の収益性や投資回収のタイミングを含めた見直しが進む中、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を含む内燃機関(ICE)を引き続き重要な収益基盤と位置付け、既存アセットの有効活用や投資効率を重視する動きが広がっています。 当社グループは、このような経営環境を踏まえ、パーパス「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」を掲げ、その実現に向け、ICE領域での既存製品の付加価値向上にとどまらず、新規事業領域への挑戦を加速しております。また、先行きが不透明な状況ではありますが、全社一丸となって中長期経営ビジョン「NITTAN Challenge 10(NC10)」の実現に邁進してまいります。「VISIONⅠ」では、既存の内燃機関部品における付加価値を高め、事業の拡大を図ります。自動車に加え、二輪車、船舶、発電機など幅広い用途の内燃機関向けに、燃費改善に貢献する製品開発を進め、受注獲得を目指してまいります。特にインド拠点における生産体制の強化を進めており、電動化に時間を要すると想定される地域において、当社のグローバル供給体制を活かした高付加価値エンジンバルブの安定的な供給を通じ、事業基盤の強化と収益機会の拡大を図ってまいります。一方「VISIONⅡ」では、電動化領域及び異業種領域への挑戦を本格化させており、一部製品においてはすでに受注を獲得しております。引き続き、新規事業につながる開発活動を継続してまいります。さらに、企業価値向上に向けた経営基盤の強化を目的として締結した、横浜キャピタル株式会社との事業提携も活用し、こうした海外成長投資について、投資規律と収益性を意識した形で着実に推進してまいります。本提携を通じ、事業ポートフォリオ経営の高度化や、既存事業の競争力強化、成長市場に向けた戦略的な資源配分を進めることで、変化の大きい事業環境においても持続的な成長と企業価値の向上を実現する経営体制の構築を目指してまいります。これらの取り組みにより、中長期経営ビジョンの達成と、持続的な収益拡大を目指してまいります。 次年度につきましては、品質面では、品質マネジメントシステムや製品初期管理、工程管理の再構築により品質リスクの未然防止を徹底するとともに、基幹システム刷新等のDXを通じた製造プロセスの見える化・トレーサビリティ強化により、安定した品質保証体制の確立を図ってまいります。売上面では、国内外における価格適正化に向けた取り組みを継続し、売上向上に努めてまいります。また、国内では、小型エンジンバルブ事業の受注増や機械部品の販売増による売上増を見込んでおります。海外では、新和精密株式会社グループの連結化による売上増や、高付加価値製品の販売強化による売上向上を計画しています。加えて、需要が伸びているインド拠点への更なる設備投資を予定しており、次期以降の売上向上を見込んでおります。利益面では、2026年3月期における収益改善の積み重ねを継続し、品質向上による不良率の低下、自動化・省人化投資による生産性の向上、受注動向に応じた柔軟な生産体制の構築、さらにIT化・DX推進による業務効率化を通じて労務費を削減し、収益力の強化に取り組んでまいります。 また、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とする2026年度グローバル経営方針の実現に向けた施策や取り組みを展開してまいります。 <2026年度 グローバル経営方針> 1.基盤強化・・・筋肉体質に鍛え上げる (1)事業別再編と収益改善活動を繰り返し、全事業黒字化を実現する (2)業務の断捨離を行い、リソース配分(人・もの・金)の最適化を図る (3)DX化とNPM活動を深化させ、安全・品質・生産性を進化させる 2.永続的発展・・・世間が認める会社を目指す (1)NC10アイテムの見極めを行い、新規事業化の効率を高める (2)戦略的M&Aや新規事業を具現化し、収益源多元化の目途をつける (3)NCN、CSR、SDGs活動を愚直に展開し、企業の社会的責任を果たす 3.企業風土改革・・・ 皆がプロ意識をもって挑戦する (1)慎重に進めるのも良いが、スピード感と競争力を意識した行動に変える (2)挑戦する姿勢を称え合い、挑戦が当たり前の企業風土を醸成する (3)健康経営方針をしっかり理解し、個々の健康維持・管理に努める (注)1 NPMは、「NITTAN Total Productive Management」の略称で、当社グループで展開している生産システ ム効率化を極限まで追求する企業体質づくりを目標とするNITTAN流の改善活動です。 2 NC10 VISIONⅠは、ICE領域において既存事業の付加価値追求を目指す取り組みです。 3 NC10 VISIONⅡは、電動化領域及び異業種への積極的なアプローチにより、新たな事業の開拓を目指す 取り組みです。 4 NCNは、NITTANカーボンニュートラルの略称で、当社グループの事業活動で発生する温室効果ガス排出 量の削減を目指す取り組みです。
事業等のリスク5,315字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があり、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があるリスク及びそれに対する主な対応策は本項に記載のとおりです。ただし、これらのリスクは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない、又は重要とみなされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当社グループではこのような経営ないし事業リスクを最小化するために様々な対応を行ってまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)外部環境リスク 世界経済の緩やかな持ち直しの動きが続く一方で、中東情勢の長期化をはじめとする地政学的リスクの高まりや、金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向など先行きの不透明感が残っており、それぞれの影響への留意が必要と考えられます。 また、自動車用等の内燃機関の電動化は、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を含む内燃機関を使用する、パワートレインの多様性を前提とした自動車メーカーの事業戦略が再評価されています。しかし、世界的な環境規制の強化等の動きは続くとみられ、その進展に伴う内燃機関の生産減少は当社の既存事業領域の市場規模縮小につながり、当社グループの経営を圧迫するおそれがあります。 当社グループは大株主などと合弁事業を行っておりますが、大株主や合弁パートナーの経営方針の変化などが合弁事業の運営に影響を与えるおそれがあります。 リスク要因   リスク要因概要   リスクへの対応策 市場環境変化   ・地政学・経済・政治を含む、様々な国々の市場環境の変化によるリスク   ・国内外拠点から入手した情報に基づく対応・常務会、取締役会で課題を報告し、検討した対策を 実施・年度目標値の達成状況の監視、対策実施 為替変動   ・為替変動によるリスク   ・必要に応じた為替予約の実施・外貨債権回収期間の短縮 革新技術の出現   ・当社製品寿命経過(電動化、内燃機関の変化、減少等)によるリスク・低コストで革新的な技術・製品の出現により、当社の製品が競争力を失うリスク   ・将来的なニーズに適合した製品開発の推進・「NITTAN Challenge 10」VISIONⅠ(ICE領域)及びVISIONⅡ(EV領域)の事業化に向けた開発 法令・規制等の改正・強化   ・工場立地での各種規制、関税・税務制度の変化によるリスク   ・法令・規制の変化の定期調査に基づく適時適切な対応、監視監督の実施・弁護士等の専門家との対策協議、実施・関連する教育の実施 大株主・パートナーとの関係変化   ・大株主、パートナーの経営方針の変化などが合弁事業の運営に影響を与えるリスク   ・定期的な会議などによる大株主・パートナーとの緊密な意思の疎通・想定可能な事項についてのケーススタディ実施による対応策の策定 自然災害、戦争、テロ、疫病   ・自然災害・戦争・革命・テロ・疫病等による、地域的ないしはグローバルな事業継続のリスク   ・自然災害を想定した防災訓練の実施・上記訓練等で洗い出した課題の解決策をBCPに反映・自然災害に耐えうる施設等の構築・複数拠点による供給体制の確保 (2)経営プロセスリスク 当社グループは海外関係会社を有し、様々な法規制の下で企業運営を行っておりますが、言語の問題や十分な人員配置が困難なことも要因となり、グループ全体に対するガバナンスが不十分となるリスクを有しております。 また、前述の外部環境の変化などにより、関係会社の業績が悪化する可能性があります。 「NITTAN Challenge 10」による新規商品の開発、生産のために新たに設備投資を行うことがありますが、投資した設備が想定していた機能を発揮できないなどの様々な要因によって、投資を回収できないリスクが考えられます。 当社では2024年10月の株式会社恵那金属製作所(現 株式会社NITTAN恵那金属)子会社化以降も、引き続きM&Aによる事業拡大を検討しております。M&A後に買収先の不正が発覚することや、M&A後の統合プロセスがうまく進まないことにより、期待通りの効果を得られないリスクが考えられます。また、昨今では、同意なき買収(敵対的買収)も目立ってきており、当社がその対象になる可能性も考えられます。 リスク要因   リスク要因概要   リスクへの対応策 海外拠点のガバナンス不全   ・海外の拠点に対する統制が行き届かず、不正が発生し、信用を失うリスク・決算数値の誤謬が発生するリスク   ・現地法人トップとの対話の実施・定期的な監査の継続実施・過去の発生事案を活用したリスク回避対策の構築・海外拠点財務諸表の分析、定期レビューの実施・内部通報制度の活用、事案発生時の適正な処罰実施 関係会社の業績悪化   ・市場環境変化、為替変動、法令・規制等の改正・強化、自然災害、戦争、テロ、疫病による業績の悪化   ・常務会、取締役会で業績、課題を報告し、検討した対策を実施 新規事業用設備投資   ・投資した設備が機能を発揮できず、想定した利益を稼得出来ず、投資を回収できないリスク   ・新規事業の企画から量産に至るまでの統制環境の整備・統制活動実行(リスク評価による是正項目の改善等)・技術成立性、設備成立性の検討、検証 M&A   ・M&Aデューディリジェンス時に検知できないリスク・M&A後の統合プロセス/内部統制リスク   ・専門家との協働、表明保証条項によるヘッジ・PMIの早期検討開始・実行、M&Aマニュアルに沿った実施 TOB   ・同意なき買収による経営権喪失リスク(企業価値の過小評価)   ・NC10活動の推進、積極的なIR活動・自社株買い、政策保有株の見直しによる企業価値向上 (3) 支援プロセスリスク 当社グループが必要とする、各種の優秀な人材の採用が容易ではない状況は継続しております。 また、当社グループは事業活動における法令遵守に努めており、「NITTANグループ・グローバル行動規範」の当社グループ内への浸透、ガバナンス委員会を中心とする当社グループ内のコンプライアンス強化活動の推進をしております。しかしながら、「NITTAN Challenge 10」による新規商品の開発においては知的財産権に関するリスクを十分に考慮して進める必要がある他、製造物責任、独占禁止法等の法的手続に関する当事者になり、業績に影響を及ぼすリスクがあります。各種のハラスメントが発生した場合には、被害者の労働意欲の低下、休職及び離職、職場環境の悪化による生産性の低下、ひいては当社への信用、信頼、イメージの低下を招くリスクがあります。 その他、当社グループでは情報セキュリティ委員会を設置し、情報セキュリティ基本方針、情報セキュリティ管理規程等に基づくITセキュリティ対策の推進に努めておりますが、サイバー攻撃を受けた場合やシステムに予想し得ないトラブルが起きた場合、業務への支障をきたし、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を与えるおそれがあります。また、情報へのアクセス制御、パスワード管理の徹底等を図り不正アクセスなどによる情報漏洩対策をしておりますが、予期し得ない事象により個人情報や秘密情報の漏洩が起こるおそれがあります。 そして、当社グループでは環境汚染の防止に努める他、カーボンニュートラルに向けたCO₂削減のため、電力使用量の削減、グリーンエネルギーの活用を主とする「NITTANカーボンニュートラル」活動を実施しておりますが、環境汚染、CO₂削減等の目標の未達成により、環境の悪影響により当社グループへの信用を損なうリスクがあります。 リスク要因   リスク要因概要   リスクへの対応策 知財、労務その他の分野における各種紛争   ・労務、規制違反等に起因する訴訟又は争訟が発生するリスク・知的財産権に関するリスク   ・NITTANグループ・グローバル行動規範によるグループの企業倫理確立を通じた健全な企業活動の推進・社内各種研修による、コンプライアンス意識向上・他社所有知的財産権調査の適時実施 人材不足   ・当社グループが必要とする優秀な人材の確保が困難となるリスク ・感染症の影響等、当社グループ所在国の事情による採用難により、必要な人材が不足するリスク   ・採用体制の強化と採用ツール・施策の充実・人的資本経営方針の明確化、エンゲージメント向上・ハラスメント防止等の教育体制と教育計画の強化・ワークライフバランスや多様な人材に対応した施策の整備と充実 コンプライアンス違反   ・独占禁止法違反、不公正取引、ハラスメント等のコンプライアンス違反が発生するリスク   ・グローバルコンプライアンスプログラム、NITTANグループ・グローバル行動規範、企業行動規範などの社内規程に基づいたコンプライアンス教育の実施・ハラスメントに関する意識向上と、良好なコミュニケーション構築の推進・独占禁止法遵守マニュアル、グローバル独禁法遵守マニュアル、贈収賄防止に関するガイドラインに基づく教育の実施・規定違反に対する適正な処罰の実施 サイバー攻撃、情報漏洩   ・サイバー攻撃により事業活動へ影響が発生するリスク・個人情報、秘密情報の漏洩が発生するリスク   ・情報セキュリティ委員会による、専門業者の知見を取り入れたサイバー攻撃再発防止のためのセキュリティ見直し強化施策の実施、当社グループへの横展開・情報セキュリティ基本方針に基づいた教育の定期実施 環境汚染、CO₂削減の未達成   ・事故により環境汚染が発生し、信用を損なうリスク・地球温暖化による被害のリスク   ・汚染物質の流出防止管理及び施策の実施・環境事故発生を想定した訓練実施・カーボンニュートラルに向けたCO₂削減活動(NITTANカーボンニュートラル活動:電力使用量の削減、グリーンエネルギーの活用)の実施 (4) 基幹プロセスリスク 革新技術の出現による既存製品の競合先に対する製品競争力の低下、リコール・品質不良による顧客への損害の発生及び費用求償、工場火災、機械設備の故障等による生産停止、納入遅延・不能による顧客への損害の発生及び費用求償、これらによる社会的評価の低下等を通じて、経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性がございます。当社グループでは、継続的なコスト削減活動や顧客ニーズに沿った製品開発を進めることに加え、「品質優先に徹し、顧客の信頼に応える」という品質に関する基本方針の実現のため、ISO9001及びIATF16949規格に基づく品質マネジメントシステムの徹底による取り組みを推進しております。 また、特定の取引先への依存度が高い材料・部品の調達等が困難になり、生産及び業績が悪影響を受けるリスクが考えられます。 なお、当社は基幹システムの刷新を予定しておりますが、システム移行時に不備が発生するなどにより、企業活動の停止や財務報告の誤りを引き起こすリスクがあります。 リスク要因   リスク要因概要   リスクへの対応策 製品競争力低下   ・競合先に対する競争力(品質、価格、納期、サービス、技術)が劣後するリスク   ・コスト削減活動の継続・顧客ニーズに沿った製品開発の実施 リコール、品質不良   ・顧客の信用を失い、多額の費用を求償され取引を打ち切られるリスク   ・品質マネジメントシステムの徹底・製造物責任保険の活用 納入遅延/不能   ・工場火災、機械設備の故障、ユーティリティ障害、労働力不足等内部要因に基づく生産停止、納入遅延・不能、費用増加のリスク・供給者の緊急事態等に基づく生産停止、納入遅延/不能、費用増加のリスク   ・工場内における安全・保全・保守に関するルール教育と徹底・緊急対応手順書の整備・運用 火災・労災   ・火災・労災等の人為災害の発生により生産に支障をきたすリスク   ・訓練により洗い出した課題の解決策をBCPに反映し、教育を実施・複数拠点からの供給体制構築・設備毎のリスクアセスメント、是正実施 特定の取引先への依存   ・材料・部品調達等を特定の取引先へ依存していることにより、材料枯渇、信用不安、事業撤退発生時に材料・部品調達等が困難となるリスク   ・取引先との綿密な情報交換と動向把握による早期対応の実施・特定の取引先以外に対応可能な会社の検討、グループ・社内取り入れの検討 基幹システム   ・システム移行時の不備などにより、企業活動の停止、財務報告の誤りを引き起こすリスク   ・システム移行後のチェック項目の確認を実施し、機能、数値妥当性等を確認・システム移行に伴い見直した業務プロセス、決算財務プロセスの監査、是正対応の実施
経営成績の分析 (MD&A)6,845字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、一部の地域において弱さがみられるものの、総じて緩やかな持ち直しの動きが続きました。一方で、中東情勢の長期化をはじめとする地政学的リスクの高まりや、金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向などにより、先行き不透明な状況で推移しました。日本経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果などを背景に、緩やかな回復基調で推移しましたが、先行きについては、海外景気の動向に加え、物価上昇の継続や金融資本市場の変動等が景気を下押しするリスクとして懸念される状況となっています。 また、当社グループが最も影響を受ける自動車業界におきましては、日本市場では、一連の車両認証問題への対応や半導体供給制約の影響が重なり、回復のテンポは緩やかなものとなりました。グローバル市場においては、生産活動の正常化が進んだものの、地域や用途によって需要動向にばらつきがみられるほか、米国の通商政策の影響等により、先行きの不透明感が依然として残る状況となっています。 このような状況下、当社グループは、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とするグローバル経営方針を掲げ、当社グループのパーパスである「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」ことを目指し、国内外で競争力を高める施策や取り組みを積極的に展開してまいりました。その実現に向けた当社グループの中長期経営ビジョンである「NITTAN Challenge 10」につきましても、VISIONⅠ(ICE領域)及びVISIONⅡ(xEV・異業種領域)における各アイテムの拡大と事業化に向けた開発を着実に進めております。 このような経営環境のもと、当社グループは北米拠点及び舶用部品事業での収益改善を進める一方、中国市場の冷え込みや歯車事業の減速という課題に直面する一年となりました。当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は歯車の販売不振や四輪車用エンジンバルブ事業の北米拠点の転注影響や中国販売不振等の減収要因はあったものの、舶用向けエンジンバルブにおける収益改善や為替換算の円安効果、コスト上昇分の販売価格反映等により、前期に比べ横ばいとなりました。この結果、売上高516億76百万円(前期比0.4%増)となりました。 損益面につきましては、舶用部品事業における火災影響からの回復に伴う収益性の改善や、北米拠点における収益の正常化、為替換算の円安効果に加え、コスト上昇分の価格適正化等により、期初計画を上回る結果となる、営業利益39億98百万円(前期比165.2%増)、経常利益44億23百万円(前期比133.3%増)となりました。最終損益につきましては、保有株式及び土地建物の売却益を特別利益に計上する一方で、歯車事業に係る固定資産の将来の回収不能見込額を減損損失として特別損失に計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益22億27百万円(前期比253.4%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (小型エンジンバルブ) 当セグメントの売上高につきましては、国内事業においては中空エンジンバルブの受注増加、販売価格の改定等の増収要因はあったものの、北米拠点の通商政策による受注減少や転注により、四輪車用エンジンバルブは前期に比べ減収となりました。二輪車用エンジンバルブは主力の南米・欧州向け製品の販売不振等の影響により、前期に比べ減収となりました。 海外事業においては、欧州拠点における中空エンジンバルブやASEAN諸国拠点の一部におけるエンジンバルブの受注増加、為替換算の円安効果等による増収要因はあったものの、ASEAN諸国・中国の一部拠点における自動車販売不振に伴う受注減少や北米拠点の転注等により、前期に比べ減収となりました。 汎用エンジンバルブは、海外向け製品の生産調整終了により受注回復し、前期に比べ増収となりました。 損益面につきましては、ASEAN諸国・中国の一部拠点における減収影響等による減益要因はあったものの、為替換算の円安効果に加え、北米拠点の収益性向上や中空エンジンバルブの増収効果、国内事業における販売価格の改定等により増益となりました。 この結果、売上高414億76百万円(前期比7.1%減)、セグメント利益(営業利益)38億40百万円(前期比63.2%増)となりました。 (舶用部品) 当セグメントの売上高につきましては、舶用部品の国内生産拠点である堀山下工場(舶用部品工場)における火災からの復旧後、操業の正常化が進んだことに加え、造船業の堅調な需要環境を背景に、前期に比べ増収となりました。また、火災の影響により発生していた受注残の解消及び各種価格転嫁の実施も、売上高の増加に寄与しました。 損益面につきましては、火災影響からの復旧に伴う生産効率の改善により収益性が回復したことから、前期に比べ大幅な増益となりました。 この結果、売上高51億24百万円(前期比34.5%増)、セグメント利益(営業利益)3億52百万円(前期はセグメント損失(営業損失)4億53百万円)となりました。 なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高79百万円を含んでおります。 (歯車) 当セグメントの売上高につきましては、自動車用製品及び産業機械用製品のいずれにおいても、販売価格の改定等による増収要因はあったものの、海外向け製品を中心とした販売不振や機種変更の影響等による受注減少により、前期に比べ減収となりました。 損益面につきましては、自動車用製品を中心とした販売数量減少等による減益要因はあったものの、販売価格の改定等により損失幅縮小となりました。 この結果、売上高18億30百万円(前期比20.3%減)、セグメント損失(営業損失)1億62百万円(前期はセグメント損失(営業損失)2億19百万円)となりました。 (その他) 当セグメントの売上高につきましては、バルブリフターは海外向け製品の生産調整終了に伴い、受注回復により増収となりました。可変動弁は補用品の販売減少により減収となりました。工作機械はグループ内部での取引減少により減収となりました。ロイヤルティーはグループ内部での取引減少により減収となりました。また、第1四半期連結会計期間より当セグメントに株式会社NITTAN恵那金属及び恵那金属(昆山)有限公司の損益計算書を含めております。当該連結化の効果もあり、当セグメント全体では前年同期比で増収となりました。 損益面につきましては、株式会社NITTAN恵那金属の連結子会社化による増益要因はあったものの、中国市場の環境変化に伴う受注環境の厳しさによる減益影響が大きく、損失計上となりました。 この結果、売上高47億5百万円(前期比62.8%増)、セグメント損失(営業損失)2億4百万円(前期はセグメント損失(営業損失)2億39百万円)となりました。 なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高13億80百万円を含んでおります。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ①生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 小型エンジンバルブ   41,022,669   90.4 舶用部品   4,790,431   122.5 歯車   1,823,671   79.8 その他   4,815,796   172.1 合計   52,452,569   96.5 (注) 1 金額は販売価格によっております。 ②受注実績 当社グループは、各納入先より提示された生産計画をもとに、当社グループの生産能力を勘案して生産計画を立てる方法が主体となっている事から、受注実績は生産実績に近似するため、記載を省略しております。 ③販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 小型エンジンバルブ   41,476,216   92.9 舶用部品   5,124,084   134.5 歯車   1,830,595   79.7 その他   4,705,326   162.8 合計   53,136,223   99.1 (注) 1 金額は販売価格によっております。 2 セグメント間の取引については相殺消去前の数値によっております。 3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Honda Development and Manufacturing of America, LLC, Anna Engine Plant   5,872,640   11.4   6,131,825   11.9 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、669億18百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億5百万円の増加となりました。 資産の部の流動資産は、325億26百万円となり、前連結会計年度末と比較して9億93百万円の増加となりました。この主な要因は、その他に含まれるもののうち未収入金が7億79百万円、受取手形及び売掛金が2億30百万円減少した一方で、現金及び預金が22億92百万円増加したことなどによるものであります。 固定資産は、343億92百万円となり、前連結会計年度末と比較して6億88百万円の減少となりました。この主な要因は、建設仮勘定が7億91百万円、無形固定資産が3億32百万円増加した一方で、投資有価証券が8億31百万円、機械装置及び運搬具(純額)が8億42百万円減少したことなどによるものであります。 負債の部の流動負債は、145億2百万円となり、前連結会計年度末と比較して17億28百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入金が8億92百万円、その他に含まれるもののうち未払金が4億37百万円、支払手形及び買掛金が3億32百万円減少したことなどによるものであります。 固定負債は、120億71百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億65百万円の減少となりました。この主な要因は、転換社債型新株予約権付社債が14億94百万円増加した一方で、長期借入金が16億69百万円減少したことなどによるものであります。 純資産の部は、403億44百万円となり、前連結会計年度末と比較して22億99百万円の増加となりました。この主な要因は、利益剰余金が18億53百万円、非支配株主持分が3億46百万円増加したことなどによるものであります。 なお、通貨別の為替の変動につきましては、当社の連結子会社のある国では、前連結会計年度末と比べ、米ドル・インドネシアルピア・ベトナムドン・インドルピーが円高に、人民元・台湾ドル・タイバーツ・ポーランドズロチが円安に進みました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)の残高は115億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ、22億92百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により、77億84百万円の資金増加(前連結会計年度は、43億4百万円の資金増加)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益46億30百万円や非資金取引である減価償却費39億48百万円の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により、29億32百万円の資金減少(前連結会計年度は、37億71百万円の資金減少)となりました。これは主として、投資有価証券の売却による収入11億10百万円を計上した一方で、有形及び無形固定資産の取得による支出42億35百万円が発生したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により、25億67百万円の資金減少(前連結会計年度は、8億64百万円の資金減少)となりました。これは主として、転換社債型新株予約権付社債の発行による収入14億89百万円を計上した一方で、長期借入金の返済による支出24億94百万円、非支配株主への配当金の支払額9億14百万円が発生したことによるものであります。 資金調達の基本方針、及び資金調達手段に関して、当社は円滑な事業活動に必要な流動性及び財務健全性の確保を、資金調達の基本方針としております。これに則し、金融機関との間で長期にわたり培った良好な関係に基づき、主として本邦銀行、生保等からの7年程度の長期資金を中心とした資金調達を行っております。同時に長期資金の年度別償還額の集中等を避けることで借り換えリスクの低減を図っております。今期末において予定している次期の設備投資に関しては、自己資金、及び長期借入金による資金調達を行う予定です。 流動性の確保に関しましては、当連結会計年度における流動比率は224.3%、当座比率は141.6%となっており、十分な流動性を確保していると認識しております。 財務健全性に関しましては、当連結会計年度における自己資本比率は46.3%となり、円滑な業務遂行を維持するという点に関して、健全な範囲にあると認識しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要と考えている主なものは以下のとおりです。 (a) 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、将来減算一時差異等の解消見込額について、収益力やタックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得が十分に確保できることを前提に、繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに左右されるため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産の金額に影響を及ぼし、将来の税金費用に影響を与える可能性があります。 (b) 退職給付債務及び退職給付費用の算定 当社グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、昇給率等の様々な計算基礎があります。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (c) 減損会計における将来キャッシュ・フロー等の見積り 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、管理会計上の区分を基準として資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しています。 固定資産の回収可能価額は、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損損失を計上し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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