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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

東京ラヂエーター製造

TOKYO RADIATOR MFG. CO., LTD.7235 · Standard · 輸送用機器

自動車部品サプライヤー。熱交換器や燃料タンク、プレス板金製品の製造販売を主力とする。

概要

東京ラヂエーター製造は、自動車用熱交換器の専業メーカーである。1938年に創業し、トラック・バス・建設機械向けのラジエーターや冷却システムを主力とする。神奈川県藤沢市に本社を置き、従業員数は816名。2026年3月期の連結売上高は354億円、営業利益率は6.7%。東京証券取引所スタンダード市場に上場(コード7235)。主要顧客はいすゞ自動車で、売上高の56.6%を占める。日本、中国、東南アジアに生産拠点を持ち、2030年に売上高500億円を目指す。

熱交換器専業の事業構成

当社グループは熱交換器、燃料タンク、プレス板金製品の製造販売を主な事業とする。中核はエンジン冷却用ラジエーターで、トラックや建設機械の過酷な使用環境に耐える製品を提供する。売上高の大半は日本セグメントが占め、2026年3月期は296億円(全体の83.8%)であった。中国セグメントは60億円、アジアセグメントは29億円。グループは子会社5社で構成され、中国に重慶東京散熱器有限公司と無錫塔尓基熱交換器科技有限公司、インドネシアにPT. TOKYO RADIATOR SELAMAT SEMPURNA、タイにTR Asia CO.,LTD.を持つ。

地域別セグメントの業績動向

日本セグメントは藤沢工場を中核とし、国内需要を背景に2026年3月期はセグメント利益16.8億円と好調であった。中国セグメントは現地市場の低迷により売上高が前年比15.3%減の60億円にとどまったが、コスト削減で利益は4.6億円と増加した。アジアセグメントはタイとインドネシアの経済低迷で同10.3%減の29億円、利益は1.8億円と23.8%減少した。地域ごとの収益性に差があり、日本への依存度が高い構造である。

収益性と財務体質

当社の営業利益率は過去10年で概ね5%前後で推移してきたが、2026年3月期は製品ミックスの改善や原価低減により6.7%に上昇した。売上高354億円、営業利益23.6億円、親会社株主帰属純利益20.4億円。自己資本比率は約78%と高く、負債は73億円と低水準である。中期経営計画「TRS Vision-2030」では、2030年売上高500億円、営業利益率9%、ROE9%以上を目標に掲げ、資本効率の向上を重視している。

グループ体制と資本変遷

当社は長く独立系メーカーだったが、2004年にカルソニックカンセイ(現マレリ)の子会社となり、2005年には日産自動車の傘下に入った。2017年にはマレリホールディングスの子会社を経て、2023年に自己株式取得により再び独立した。現在は親会社を持たず、子会社5社(東神物流、重慶東京散熱器、無錫塔尓基、PT. TOKYO RADIATOR SELAMAT SEMPURNA、TR Asia)を連結する。歴史的に親会社が変わりながらも、一貫して熱交換器専業を維持してきた。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
354億円
営業利益
24億円
営業利益率
6.8%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
熱交換器269億円76.0%
車体部品85億円24.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

熱交換器(ラジエーター、オイルクーラーなど)、燃料タンク、プレス板金製品を自動車メーカーおよび部品メーカーに供給。

主な製品・サービス3
熱交換器
エンジン冷却や空調用の熱交換器。
燃料タンク
自動車の燃料を貯蔵するタンク。
プレス板金製品
車体や部品に使われる金属板をプレス加工した製品。

製品と技術

過酷環境に対応するラジエーター

同社の主力製品は内燃機関用のラジエーターである。水冷式が中心で、エンジンの廃熱を冷却水に伝え、ラジエーターコアで放熱する。トラックや建設機械は高負荷運転が多く、耐久性と冷却性能が厳しく要求される。同社は多品種・多品番・少量生産に対応するフレキシブルな生産体制を持ち、顧客の要求に応じたカスタム設計を強みとする。主力顧客であるいすゞ自動車向けの製品が売上の半分以上を占める。

過給機や排ガス対策に使われる熱交換器

過給機付きエンジンには、圧縮された吸気を冷却するインタークーラーが不可欠である。また、排ガス再循環(EGR)システムでは、再循環ガスを冷却するEGRクーラーが必要となる。これらの製品はエンジンの熱効率向上と排ガス規制対応に貢献する。同社はこれらもラインナップに含み、商用車の環境性能向上を支えている。近年は電動車向けのバッテリー冷却やパワーエレクトロニクス冷却モジュールの開発にも注力している。

燃料タンクとプレス板金の一貫供給

ラジエーター以外にも、燃料タンクやプレス板金製品を手掛ける。燃料タンクはトラックやバスのシャシーに搭載され、複雑な形状をプレス加工で実現する。プレス板金は車体部品として使われる。これらの製品は熱交換器とセットで供給されることが多く、ワンストップでの部品供給が可能な点が強みである。同社のモノづくり力は、設計からプレス、溶接、組立までの一貫体制に支えられている。

将来技術:ADAS冷却とFCV冷却

同社は熱交換技術の専門家として、新領域への展開を図っている。ADAS(先進運転支援システム)のセンサーや制御ユニットの冷却、燃料電池車(FCV)向け冷却モジュールの開発に取り組む。経営方針ではカーボンニュートラル関連を成長領域と位置づけ、2030年売上高500億円の目標達成に向けて研究開発投資を継続する。これら将来製品は、既存の内燃機関向けビジネスと並行して収益源の多様化を狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車熱機器の専業で国内トップクラス

自動車用熱機器(ラジエーター等)の専業メーカー。国内市場ではトヨタ紡織やユニプレスなど大手部品メーカーと競合するが、熱機器に特化した技術力で一定の地位を確保している。売上高は2024年3月期334億円から2026年3月期354億円へ拡大見込みで、営業利益率は4.99%から6.78%へ改善傾向。海外展開は限定的で、国内の自動車生産に依存する内需型ビジネスモデル。電動化に伴う熱マネジメント需要の変化に対応が課題。

強み

  • ラジエーター等の熱機器に特化し、高い技術力と専門性を持つ。
  • 営業利益率が5%から6.8%へ上昇し、収益構造が強化されている。
  • 売上高が3期連続で増加見込みで、堅調な事業基盤を持つ。
  • 国内自動車メーカーとの強固な取引関係を構築している。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長機会を海外で得られていない。
  • EV化で熱機器の需要構造が変化し、新技術開発が必要。
  • トヨタ紡織など大手との競争が激しく、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が東京ラヂエーター製造

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17254ユニバンス196億円18.9倍
27299フジオーゼックス192億円8.8倍
37273イクヨ173億円6.2倍
47122近畿車輛167億円10.6倍
57256河西工業164億円17.1倍
67235東京ラヂエーター製造162億円7.3倍
77228デイトナ146億円7.9倍
86493NITTAN145億円6.5倍
97212エフテック140億円2.9倍
107247ミクニ128億円10.5倍
117551ウェッズ117億円11.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

西村ラジエーターを買収して創業した1938年

1938年10月、東京市芝区三田四国町に東京ラヂエーター製造株式会社が設立された。設立直後の同年11月には株式会社西村ラジエーター製作所と日本鈑金工業株式会社の両社を買収し、生産設備と技術を一挙に獲得した。創業当初からラジエーター専業メーカーとして出発し、買収により事業基盤を固めた。その後、1946年には本店を川崎市に移転している。

1961年の上場と藤沢工場建設

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場し、資金調達力を高めた。1965年1月には神奈川県藤沢市に藤沢工場を建設し、生産能力を拡大した。1973年には栃木県鹿沼市に鹿沼工場も建設し、二拠点体制で需要増に対応した。上場後は設備投資を積極化し、量産体制を整えた。

東南アジアへの技術援助で海外展開の布石

1969年11月、タイのTHAI RADIATOR MFG.CO.,LTD.と技術援助契約を締結した。続いて1979年4月にはインドネシアのC.V.AUTO DIESEL RADIATORS(現PT.SELAMAT SEMPURNA)と契約を結び、東南アジアへの技術供与を開始した。これらの契約は、後にタイやインドネシアに現地法人を設立する際の基盤となり、海外生産拠点展開の第一歩となった。

1980年代の子会社設立と生産集約

1986年6月、物流子会社として東神物流株式会社(現株式会社トーシンテクノ)を設立した。1988年5月には米国インディアナ州にAmerican TRS Inc.を設立したが、1998年に清算された。1989年5月、川崎工場の生産を終了し、設備を藤沢工場へ集約移設した。同時に不動産賃貸事業にも進出し、1991年に川崎再開発ビル「トークピア川崎」を竣工した。

1999年の中国進出と国内工場再編

1999年7月、中国重慶市に重慶東京散熱器有限公司を設立し、中国市場へ本格参入した。同年9月には鹿沼工場を閉鎖し、生産設備を再び藤沢工場へ集約した。2004年には江蘇省無錫市に無錫塔尓基熱交換器科技有限公司を設立し、中国での生産能力を拡大した。中国拠点は現地自動車メーカー向けに製品を供給し、低コスト生産の役割を担った。

2004~2005年の親会社変更と日産グループ入り

2004年5月、第三者割当増資によりカルソニックカンセイ株式会社(現マレリ株式会社)が親会社となった。さらに2005年1月、カルソニックカンセイの増資により日産自動車株式会社が親会社となった。日産グループ入りにより安定的な受注が期待され、経営基盤が強化された。しかし、2017年にはマレリホールディングス傘下となり、日産との資本関係は解消された。

2023年の再独立とスタンダード市場移行

2023年2月、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得により、マレリホールディングス及びマレリは親会社ではなくなり、東京ラヂエーター製造は再び独立系企業となった。2022年4月には東証の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行しており、新たな経営体制のもとで中期計画「TRS Vision-2030」を策定し、成長戦略を推進している。

年表28件を開く

1930年代

  • 1938年10月創業東京市芝区三田四国町に東京ラヂエーター製造株式会社設立
  • 1938年11月M&A株式会社西村ラヂエーター製作所及び日本鈑金工業株式会社両社を買収

1940年代

  • 1946年9月本店を川崎市藤崎町3丁目に移転

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第2部に上場
  • 1965年1月神奈川県藤沢市に藤沢工場を建設
  • 1969年11月タイ国THAI RADIATOR MFG.CO.,LTD.と技術援助契約締結

1970年代

  • 1973年1月栃木県鹿沼市に鹿沼工場を建設
  • 1979年4月インドネシア共和国C.V.AUTO DIESEL RADIATORS CO.(現PT.SELAMAT SEMPURNA)と技術援助契約締結

1980年代

  • 1982年5月子会社東湘興産株式会社を設立(2001年3月清算)
  • 1984年2月創業トーコー産業株式会社を設立(1999年4月株式会社トークピアサービスと合併)
  • 1986年6月東神物流株式会社を設立(現株式会社トーシンテクノ,現連結子会社)
  • 1988年5月米国現地子会社American TRS Inc.をインディアナ州に設立(1998年4月清算)
  • 1989年5月川崎工場の生産を終了し生産設備を藤沢工場へ集約移設

1990年代

  • 1991年12月川崎再開発業務ビル「トークピア川崎」竣工
  • 1992年1月不動産の賃貸事業開始
  • 1995年9月創業株式会社トークピアサービスを設立(2004年4月 当社と合併)
  • 1999年7月中国現地子会社重慶東京散熱器有限公司を中国重慶市に設立(現連結子会社)
  • 1999年9月鹿沼工場を閉鎖し生産設備を藤沢工場へ集約

2000年代

  • 2000年7月本店を藤沢市遠藤2002番地1に移転
  • 2004年4月中国現地連結子会社 無錫塔尓基熱交換器科技有限公司を中国江蘇省無錫市に設立(現連結子会社)
  • 2004年5月第三者割当増資の実施によりカルソニックカンセイ株式会社(現マレリ株式会社)は当社の親会社となった。
  • 2005年1月カルソニックカンセイ株式会社(現マレリ株式会社)の第三者割当増資の実施により日産自動車株式会社は当社の親会社となった。
  • 2007年3月「トークピア川崎」ビル売却

2010年代

  • 2012年4月インドネシア共和国現地連結子会社 PT.TOKYO RADIATOR SELAMAT SEMPURNAをバンテン州タンゲラン市に設立(現連結子会社)
  • 2013年6月M&A持分法適用関連会社であったTR Asia CO.,LTD.を連結子会社化(現連結子会社)
  • 2017年3月カルソニックカンセイ株式会社(現マレリ株式会社)の普通株式に対する公開買付け成立により日産自動車株式会社は当社の親会社でなくなりCKホールディングス株式会社(現マレリホールディングス株式会社)が当社の親会社となった。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年2月自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得により、マレリホールディングス株式会社及びマレリ株式会社は当社の親会社ではなくなった。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で816人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は716万円で、9期前と比べて+13.9%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は17.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月901
2018年3月880
2019年3月62940.414.9886
2020年3月62740.715.1884
2021年3月59541.215.9886
2022年3月63041.615.9887
2023年3月63542.316.1901
2024年3月65742.717.3879
2025年3月65842.816.8857198
2026年3月71643.417.5816294

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社工場 — 神奈川県藤沢市6,748百万円
日本
本社 — 中国江蘇省 無錫市999百万円
中国
本社 — 中国重慶市474百万円
中国
本社 — インドネシア共和国 バンテン州 タンゲラン市213百万円
アジア
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トーシンテクノ
    神奈川県 藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    重慶東京散熱器有限公司
    中華人民 共和国 重慶市 · 連結子会社
    議決権57.0%
  • 国内
    無錫塔尓基熱交換器科技有限公司
    中華人民 共和国 江蘇省 無錫市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.TOKYO RADIATOR SELAMAT SEMPURNA
    インドネシア共和国 バンテン州 タンゲラン市 · 連結子会社
    議決権67.0%
  • 海外
    TR Asia CO.,LTD.
    タイ国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は354億円営業利益24億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+41.2%。

売上高
+3.8%
354億円
営業利益
+41.2%
24億円
純利益
+42.9%
20億円
営業利益率
6.8%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高355億円354億円
営業利益25億円24億円
純利益18億円20億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は92億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.6%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q804
2024年1Q8133.72
2024年2Q8144.94
2024年3Q8944.56
2024年4Q835
2025年2Q16774.26
2025年4Q174105.78
2026年2Q174137.511
2026年4Q180116.19
2027年1Q9277.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は255億円から354億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
持分法適用関連会社であったTR Asia CO.,LTD.を連結子会社化(現連結子会社)
2013年3月2552112
2014年3月2801912
2015年3月3082113
2016年3月3152014
2017年3月2991914
2018年3月2871510
2019年3月3021611
2020年3月28991
2021年3月26041
2022年3月2701−8
2023年3月3188−7
2024年3月3341517
2025年3月34117195.014
2026年3月35424256.820

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高354億円のうち、営業利益として残るのは24億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.7%300億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.5%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%24億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.2pt
8.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は57億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月37−13−22464
2014年3月12−182−663
2015年3月21−143773
2016年3月32−20−11283
2017年3月36−11−132593
2018年3月16−12−2495
2019年3月17−15−3293
2020年3月12−18−2−684
2021年3月12−13−4−180
2022年3月−2−10−6−1265
2023年3月35−9−402652
2024年3月13−13−3052
2025年3月23−6−41767
2026年3月17−20−7−357

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は334億円。このうち返さなくてよい自己資本が261億円で、自己資本比率は72.0%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2411548760.7
2014年3月2631758862.2
2015年3月30619611059.6
2016年3月30620210461.5
2017年3月3032148965.7
2018年3月3042267869.0
2019年3月3112308169.0
2020年3月2972247369.7
2021年3月3142338168.6
2022年3月3162338368.4
2023年3月29219110159.4
2024年3月3162199763.1
2025年3月3292409066.7
2026年3月3342617372.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
85億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
180億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
73億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り82社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率82社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.9%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.0%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.8%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,559で、1年前と比べて+34.2%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥1,559-1.7%1ヶ月+3.5%1年+34.2%時価総額162億円
過去52週の値幅
安値¥1,197高値¥1,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)8.2倍
PBR0.60倍
配当利回り4.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+4.75%と堅調に推移し、8月10日時点で25日移動平均線を+3.4%上回って推移している。年初来では+52.01%と大幅上昇し、52週高値1840円に迫る勢い。直近では8月7日に1601円まで上昇する場面も見られたが、その後は利益確定売りに押され1588円で終了。出来高は8月10日に74200株と直近の平均を上回り、買い意欲の強さを示唆。ただしRSIは60.15とやや過熱気味で、高値圏での一服感に注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは7.39倍で業界平均16.66倍を大幅に下回り、予想PERも8.4倍と割安感が強い。PBRは0.6283倍と平均1.11倍を下回り、株価は純資産を大きく下回る。配当利回りは4.85%と平均3.18%を上回り、配当性向も26.4%と健全で、増配余地がある。ROEは8.9%と平均水準だが、今期は増収増益が見込まれ、収益性改善の兆しがある。業界平均と比較して総じて割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍16.3倍
PER (予想)8.2倍
PBR0.60倍1.12倍
ROE8.9%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、商用車向けの強みがEVシフトでどう変わるか。強気派は、既存の冷却技術がEV向けのバッテリー冷却やパワーエレクトロニクス冷却でも需要が高まるとみる。また、PBR0.63倍と割安で、ROE改善や配当利回り4.85%の株主還元を評価する。一方、弱気派は、商用車依存の事業構造がEV化で需要減に直面するリスクを指摘。さらに、大手部品メーカーとの競争激化や、新技術への適応遅れによるシェア低下を懸念し、成長性には疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • EV向け冷却需要の拡大

    バッテリー冷却など新分野で技術が応用可能なため

  • 割安感と株主還元

    PBR0.63倍、配当利回り4.85%と評価が低い

  • 営業利益率の改善

    2026年3月期に6.78%と過去比で改善傾向

  • 営業利益24億円へ前期比41%増通年影響

    営業利益は17→24億円、増収と採算改善で大幅増益

  • 配当利回り4.85%の高水準継続影響

    株価1588円に対し配当利回り4.85%と相対的に高い

  • PBR0.63倍と純資産割れ継続影響

    PBR0.6283倍、1株純資産に対し3割超のディスカウント

  • 1年で株価52%上昇と上昇基調継続影響

    過去1年間で株価は52.01%上昇、需給を伴った上昇

マイナスに働く材料7
  • 商用車依存のリスク

    トラック・バス向けが中心でEV化で需要減の恐れ

  • 競争激化

    大手部品メーカーがEV部品で攻勢を強める

  • 成長鈍化

    売上高は2023年以降ほぼ横ばいで拡大が見込めない

  • 売上高伸び率は3.8%増と低調通年影響

    売上高354億円は前期比3.8%増、増収効果は限定的

  • 前期の純利益が17→14億に減益通年影響

    2024年3月期17億円→2025年3月期14億円と減益、利益変動が大きい

  • 予想PER8.4倍と現状から悪化決算発表後影響

    予想PER8.4倍は現在のPER7.39倍を上回り、市場が減益を予想

  • 外国人保有比率11.65%と需給薄継続影響

    外国人保有比率は11.65%と低位、需給が細りやすい

次の決算で確かめる点
EV・HV向け売上比率
新分野の成長が今後の事業の鍵を握るため
商用車向け受注動向
主力の商用車市場の需要動向を把握するため
営業利益率
改善が続くかどうかが収益力の指標となるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは4.94%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
4.94%
いまの株価に対して
配当性向
26.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1028.9
2018年3月1110.029.1
2019年3月129.121.1
2020年3月1525.0
2021年3月8−50.0
2022年3月86.7
2023年3月16100.0
2024年3月2343.810.9
2025年3月4697.822.8
2026年3月6542.926.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,343人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.9%を占め、残る59.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他16.416.153.256.744.844.3
事業法人55.054.929.125.933.134.8
外国法人14.414.96.95.510.211.6
自己株式0.10.134.834.89.38.4
金融機関7.77.97.57.79.26.1
証券会社6.56.23.24.22.83.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01マレリ株式会社11.09
02いすゞ自動車株式会社6.49
03山崎金属産業株式会社5.05
04佐藤商事株式会社4.82
05日色 隆善4.52
06合同会社フルーエ3.04
07株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.88
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.38
09東京ラヂエーター製造 取引先持株会1.90
10EUROPEAN DEPOSITARY BANK SA-DUBLIN - BUTTERMERE DEEP VALUE FUND LIMITED(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+151%、1株純資産は14期で+148%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月861,0188.95.311.7
2014年3月821,1387.65.915.1
2015年3月941,2697.87.516.5
2016年3月971,3087.54.325.8
2017年3月971,3847.29.828.9
2018年3月671,4604.713.729.1
2019年3月771,4905.211.521.1
2020年3月61,4400.486.5
2021年3月71,4980.579.9
2022年3月−561,504−3.7
2023年3月−531,845−3.7
2024年3月1792,1249.04.610.9
2025年3月1512,3286.86.022.8
2026年3月2152,5288.96.026.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木村裕哲代表取締役社長63262
三村健二取締役63275
吉光真幸取締役59165
髙村藤寿取締役71
堀比斗志取締役68
松元良一常勤監査役6656
伊藤隆治監査役78
伊東彩監査役49
田中晃監査役7190
徳岡喜則70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)455332010827
社外取締役522224
監査役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容127字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社5社で構成され、熱交換器、燃料タンク及びプレス板金製品の製造販売を主な事業内容とし、更にこれらに付帯関連するサービス事業等を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,881字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、2026年3月期を最終年とする中期経営計画「TRS Vision-2025」を終了し、2026年4月より開始する新中期経営計画「TRS Vision-2030」を策定しました。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、主に自動車及び産業・建設機械等の動力源から発生する熱を効果的に処理する熱交換器及び車体部品の専門メーカーとして、高性能、高品質な製品の提供を通じて「人間尊重を基本に、新たな価値を創造し、信頼される企業として地球に優しい社会造りに貢献する」を経営理念としております。 また、行動指針である TRS WAY「変わる」「応える」「高める」 を実践し、既存事業の競争力強化と環境変化への柔軟な対応を図りながら、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。 当社グループは、2030年のあるべき姿として「モノづくり力で業界トップレベル」を掲げ、トラック・建機向け熱交換器ビジネスで国内シェアNo.1を築き、更なる成長に挑戦してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、「売上高営業利益率」を収益性の重要指標、「ROE(自己資本利益率)」を資本効率の指標として位置付け、資本コストを意識した経営を推進しております。 新中期経営計画「TRS Vision-2030」においては、 2030年売上高500億円、営業利益率9%、ROE9%以上 を経営目標として掲げ、収益力および資本効率の向上に取り組んでまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループを取り巻く事業環境は、電動化・自動運転の進展など大きな変革期にあります。一方で、主力市場である商用車および建設機械分野においては、内燃機関向け需要が当面継続する見通しであり、安定的な事業機会が存在すると認識しております。 このような環境認識のもと、事業戦略を中核に、財務戦略およびサステナビリティ戦略を組み合わせ、2030年に向けた成長を推進してまいります。 中長期的な経営戦略の骨子は、以下のとおりです。 ・既存事業における競争力強化による収益基盤の安定化 ・成長市場を捉えたグローバル展開の推進 ・乗用車分野およびカーボンニュートラル関連を軸とした新領域への展開 ・多品種・多品番・少量生産に対応したモノづくり力の強化 ・DXを軸とした人財・組織基盤の強化 これらにより、環境変化に左右されにくい事業構造の構築と、企業価値の持続的向上を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、新中期経営計画の着実な遂行を通じ、持続的成長を実現するため、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 a 既存製品の拡販と競争力強化 商用車・建設機械分野における拡販を推進し、安定的な収益基盤の強化を図ります。あわせて、製品設計の最適化や製品ポートフォリオの見直しにより、生産性およびコスト競争力を高めてまいります。 海外では、中国における収益性重視の事業運営と、アジア成長市場での需要取り込みを進めてまいります。 b スマートファクトリーの推進 製品種類の増加に伴い、生産効率の低下やコスト構造の複雑化といった課題が顕在化しております。多品種・多品番・少量生産への対応力を高めるため、工程設計の最適化、設備の自動化・統廃合、原価の見える化を機能横断で推進し、モノづくり競争力と収益力を強化します。 c グローバル事業運営の最適化 地域ごとの市場環境を踏まえ、収益性と成長性に応じた経営資源の再配分を行い、グローバルでの事業最適化を推進します。 d 成長領域への投資推進 電動化・自動運転の進展に対応し、ADAS冷却やFCV関連製品等の開発・拡販を進めるとともに、乗用車分野を含む新領域の拡大に取り組みます。 e DXを軸とした人財・組織基盤の強化 DXによる業務改革により生産性向上を図るとともに、人財育成および戦略的な配置を通じ、事業戦略を着実に遂行できる組織力の強化を推進します。 f 資本コストや株価を意識した経営の実行 ROE向上を重視した経営を実践し、キャッシュアロケーション、株主還元方針の明確化および情報開示の強化を通じて市場との対話を促進し、企業価値向上に努めてまいります。 g サステナビリティおよびガバナンスの強化 カーボンニュートラルへの対応を進めるとともに、コンプライアンスおよびガバナンス体制の強化を継続し、持続可能な経営基盤の確立を図ります。
事業等のリスク2,176字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループの経営成績、株価及び財政状況に影響を及ぼすリスクには以下のような事項があります。 当社グループでは下記に記載したリスク発生の可能性を十分認識し、その事前防止に注力するとともに万一発生した場合、的確な対応に努めてまいる所存です。 (1)特定の取引先・製品への依存に係わる影響 当社グループの事業は、熱交換器、車体部品等の製造であり、販売先はトラック、産業・建設機械の特定のメーカー数社に売上の多くを依存しており、景気変動による販売数量の減少によっては、財政状況及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2)トラック、産業・建設機械の市場状況に係わる影響 当社グループの事業は、そのほとんどがトラック、産業・建設機械業界に依存しており、これらの業界は景気変動の影響を受ける度合いが高く、今後の経済状況によっては当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)競争条件、価格変動に係わる影響 当社グループの事業は、製品性能、品質、コスト面において高度な競合状態にあります。現在、当社グループは熱交換器等の製品において比較優位を保っておりますが、将来競合メーカーが新技術を開発し当社グループの優位を覆すことが考えられ、また、市場が高い競争状態にあることから、販売価格の低下により当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)原材料の価格動向に係わる影響 当社グループが購入する原材料のうち、アルミ、ステンレスなどの非鉄金属の購入価格は、非鉄金属市場の市況の影響により変動するリスクがあります。これらの価格の上昇分をすべて販売価格に転嫁できないこともあるため、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)借入金の金利変動に係わる影響 当社グループは、必要に応じて、銀行借入れにより資金を調達することとしておりますが、借入金が多額となった場合には、これらの金利が将来大幅に上昇すると、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)製品の不具合に係わる影響 当社グループでは、品質不具合が会社の業績のみでなくイメージに大きな影響を及ぼすとの認識から、その維持、向上の推進を図っており、自動車産業向け品質マネージメントシステム(ISO/TS16949)に基づき厳格に生産しております。 しかしながら、将来的にクレームが皆無である保証はなく、重大なクレームが発生した場合、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)海外生産に対するリスク 当社グループでは、中国2社、インドネシア1社、タイ1社の製造子会社を有しておりますが、各国における政治状況、法律、経済的慣習等によっては生産が混乱し、事業計画に支障をきたすことが想定されます。この場合、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)退職給付費用 当社グループは、従業員の退職給付費用及び退職給付債務において、数理計算に使用される前提条件に基づき算定しております。これらの前提条件には割引率、死亡率等重要な見積りが含まれており、実際の結果が、前提条件と異なるあるいは前提条件に変更がなされた場合、損失が発生し、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)火災及び事故に係わる影響 当社グループでは、日頃から安全、衛生に対する社内管理体制の充実、強化を進め、火災及び事故等の防止に努めております。これらの措置により最近10年間をとらえても大きな事故等はありませんが、万一発生した場合、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)地震等の自然災害に係わる影響 当社グループでは、生産を維持するため、計画的に工場はじめ各施設の保守、点検に努めておりますが、地震、風水害などで予想を超える災害が発生した場合には、これら施設に甚大な損害が生じ、これらがもとで、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)公衆安全衛生に係わる影響 当社グループの事業は、サプライヤーはもとより販売先とも密接に連携した国内外のサプライチェーンを構築することにより運営しており、新型伝染病の流行等により、公衆安全衛生の観点から経済活動が制限されることになった場合、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす場合があります。 (12)サステナビリティに係わる影響 当社グループは、サステナビリティ推進委員会において、ESG課題の解決に積極的に取組み、持続可能な社会の実現を図るとともに、中長期的な企業価値の向上に邁進してまいります。 しかしながら、当該活動が十分でない場合、社会的な信用の低下や機会損失等により、当社グループの財政状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,236字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の当社グループ(当社及び連結子会社)の主要市場でありますトラック市場におきましては、日本では需要が堅調に推移しました。 また、産業・建設機械市場におきましては、日本では建設投資が伸び悩み、中国では不動産市況の低迷が続く一方、前年に需要が落ち込んでいた欧州市場では、景況感の改善や過剰在庫の解消を背景に回復基調となり、総じて堅調に推移いたしました。 このような市場環境のもと、当社グループでは、日本では当社製品の需要拡大を背景に、前年同期比で売上高は増加しました。一方、海外においては、中国では国内向けおよび輸出向けともに需要が減少したことにより、前年同期比で売上高は減少しました。東南アジア地域のタイおよびインドネシアでは、経済の低迷を背景に商用車を含む自動車販売市場の不調が続き、前年同期比で売上高は減少しました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は前年同期比で13億22百万円(3.9%)増加し353億82百万円となりました。 利益面につきましては、売上高の増加に加え、製品ミックスの改善および生産効率化をはじめとした原価低減活動の推進により、営業利益は前年同期比で6億43百万円(37.5%)増加し23億58百万円となり、経常利益は前年同期比で6億21百万円(32.3%)増加し25億41百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比で6億15百万円(43.3%)増加し20億38百万円となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 ・日本 売上高(セグメント間の内部売上高を含む)   296億33百万円   (前年同期比  9.5%増) セグメント利益   16億80百万円   (前年同期比 58.7%増) ・中国 売上高(セグメント間の内部売上高を含む)   59億60百万円   (前年同期比 15.3%減) セグメント利益   4億59百万円   (前年同期比  9.6%増) ・アジア 売上高(セグメント間の内部売上高を含む)   29億25百万円   (前年同期比 10.3%減) セグメント利益   1億82百万円   (前年同期比 23.8%減) b.財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、334億39百万円と前連結会計年度末に比べ5億21百万円の増加となりました。 当連結会計年度末における負債は、73億39百万円と前連結会計年度末に比べ16億27百万円の減少となりました。 当連結会計年度末における純資産は、260億99百万円と前連結会計年度末に比べ21億48百万円の増加となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9億81百万円減少し、57億16百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、17億11百万円(前期比24.1%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益24億3百万円、仕入債務の減少19億8百万円、減価償却費12億26百万円等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、20億38百万円(前期比240.0%増)となりました。これは主に定期預金の預入による支出11億55百万円、有形固定資産の取得による支出9億41百万円等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、7億37百万円(前期比79.5%増)となりました。これは主に配当金の支払5億82百万円等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 日 本   27,869,207   110.3 中 国   3,305,651   77.0 アジア   2,918,046   89.8 合 計   34,092,904   103.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループは、各納入先の生産計画に基づき見込み生産を行っております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 日 本   29,038,467   110.1 中 国   3,422,039   77.1 アジア   2,922,174   89.7 合 計   35,382,681   103.9 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) いすゞ自動車株式会社   17,331,665   50.9   20,042,079   56.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容 a.財政状態の分析 ・資産 当連結会計年度末における総資産は、334億39百万円と前連結会計年度末に比べ5億21百万円の増加となりました。 また、流動資産は212億93百万円と前連結会計年度末に比べ1億71百万円の増加となり、固定資産は121億45百万円と前連結会計年度末に比べ3億49百万円の増加となりました。 流動資産増加は主として、電子記録債権が3億39百万円増加したこと等によるものです。 固定資産増加は主として、退職給付に係る資産が3億68百万円増加したこと等によるものです。 ・負債 当連結会計年度末における負債は、73億39百万円と前連結会計年度末に比べ16億27百万円の減少となりました。 また、流動負債は60億58百万円と前連結会計年度末に比べ16億29百万円の減少となり、固定負債は12億81百万円と前連結会計年度末に比べ1百万円の増加となりました。 流動負債減少は主として、電子記録債務が16億26百万円減少したこと等によるものです。 固定負債増加は主として、繰延税金負債が10百万円増加したこと等によるものです。 ・純資産 当連結会計年度末における純資産は、260億99百万円と前連結会計年度末に比べ21億48百万円の増加となりました。 純資産増加は主として、親会社株主に帰属する当期純利益20億38百万円の計上と利益剰余金の配当5億82百万円との純額で利益剰余金が14億55百万円、為替換算調整勘定が2億45百万円、その他有価証券評価差額1億83百万円増加したこと等によるものです。 b.経営成績の分析 ・売上高 日本では当社製品の需要拡大を背景に、前年同期比で売上高は増加しました。一方、海外においては、中国では国内向けおよび輸出向けともに需要が減少したことにより、前年同期比で売上高は減少しました。東南アジア地域のタイおよびインドネシアでは、経済の低迷を背景に商用車を含む自動車販売市場の不調が続き、前年同期比で売上高は減少しました。 この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は前年同期比で13億22百万円(3.9%)増加し353億82百万円となりました。 ・売上原価、販売費及び一般管理費 製品ミックスの改善および生産効率化をはじめとした原価低減活動を推進した一方、人件費・経費など固定費が増加しました。 この結果、売上原価は、300億16百万円となり、前年同期比で6億48百万円(2.2%)の増加、販売費及び一般管理費は、30億7百万円となり、前年同期比で30百万円(1.0%)の増加となりました。 ・営業利益 上記の結果、営業利益は23億58百万円となり、前年同期比で6億43百万円(37.5%)の増加となりました。 ・営業外収益、営業外費用 営業外収益は2億7百万円となり、前年同期比で18百万円(8.1%)の減少、営業外費用は24百万円となり、前年同期比で3百万円(18.9%)の増加となりました。 ・経常利益 上記の結果、経常利益は25億41百万円となり、前年同期比で6億21百万円(32.3%)の増加となりました。 ・特別利益、特別損失 特別利益は0百万円(前連結会計年度は1百万円)となり、特別損失は固定資産除却損の計上により、1億39百万円(前連結会計年度は1億69百万円)となりました。 ・法人税等 法人税等は2億82百万円(前連結会計年度は2億99百万円)となりました。 ・親会社株主に帰属する当期純利益 上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は20億38百万円(前連結会計年度は14億22百万円)となりました。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、収益性を重視する観点から「売上高営業利益率」を経営指標としており、2025年を最終年度とする中期経営計画「TRS Vision-2025」の目標値は2025年5%としており、次年度以降は新たな目標値を設定し持続的な成長を目指してまいります。次年度以降については、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)目標とする経営指標」に記載の通りであります。 今後、市場環境の変化に順応した施策を実行し、EV、FCVを含む新エネルギー車(NEV)対応商品の開発、既存環境対応製品を主とした熱交換器製品の新規顧客開拓による売上高の拡大、当社グループで連携した原価低減活動を推進し、持続的な成長の実現に向けて取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 資本政策につきましては、企業体質の強化や将来の事業展開に備えるため内部留保の充実等を勘案しつつ、株主に対する安定的な配当を継続すること及び配当性向30%以上を目指すことを基本としています。 次期(2027年3月期)の配当金につきましては、2026年5月14日に公表いたしました新中期経営計画「TRS Vision-2030」に記載の通り、配当性向40%を目安とした安定的・継続的な株主還元を実施する方針です。 当連結会計年度の設備投資については、生産性の向上及び次世代製品開発、ラジエーター製造設備・EGRクーラー製造設備等の新設・更新、現有設備の改修・更新を目的とした設備投資を行いました。この結果、当連結会計年度における有形固定資産の取得による支出は9億41百万円となりました。 これらの投資のための所要資金は、自己資金にて賄っております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は57億16百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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