概要
ウェルネス・コミュニケーションズは2006年に伊藤忠商事の完全子会社として設立され、健康診断の予約代行・結果データ化・費用精算を一括で請け負う「ネットワーク健康診断サービス」と、健康管理クラウド「Growbase」を主力とする企業である。2026年3月期の売上高は148億円、従業員数263名。大企業向けに強みを持ち、2025年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。かつてSOMPOホールディングスの子会社だったが、2021年以降は同社の関連会社となっている。
健診代行とクラウド管理の二事業構成
当社は大きく三つの事業を有する。健診ソリューション事業は、企業・健康保険組合向けに健康診断の予約手配、医療機関への精算代行、結果のデータ化・標準化をワンストップで提供する。売上高は2026年3月期に130億1800万円。健康管理クラウド事業は、クラウド型健康管理システム「Growbase」を提供し、同15億2300万円。医療機関等支援事業はPET検査関連やBPOサービスを手掛け、同2億3600万円である。従業員数は263名(2026年3月末)。
大企業顧客に支えられるストック型収益基盤
顧客は従業員数1,000人以上の大企業が中心で、健診ソリューション事業では94.4%、健康管理クラウド事業では98.5%を占める。両事業のストック売上高比率は平均94.5%、契約継続率は99.9%に達する。2026年3月末時点の取引先企業数は合計4,943社、企業グループ数は健診ソリューション226、健康管理クラウド262である。この顧客基盤により、安定的な収益を確保している。
全国2,204医療機関と連携するワンストップ体制
健診ソリューション事業では、全国2,204件の医療機関と業務提携契約を締結している。顧客は個別契約不要で希望の医療機関を選択できる。当社は受診予約から結果データ化、精算代行までを一貫して行い、医療機関ごとに異なる判定記号を統一基準に変換・標準化する。この標準化工程により、顧客は有所見者の抽出や労働基準監督署への報告を容易に行える。AI-OCRを活用した入力ツールと特許技術(特許7304604)により、高精度なデータ化を実現している。
データの標準化とAI-OCRによる品質管理
健康診断結果のデータ化工程では、約6,000通りに及ぶエラーチェックを実施する。医療機関から届く不規則な判定記号を、契約時に整合した当社基準に変換し、統一されたデータとして顧客に納品する。2023年6月に取得した特許は、AI-OCRを活用した情報処理方法に関するものである。このプロセスにより、顧客は従業員の健康管理をデジタル化・個別化できる。生成AIも活用し、オペレーションの効率化と品質向上を継続的に進めている。
業界の中での役割は職域健診市場向けの健診アウトソーシングおよび健康管理プラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 健診ソリューション事業 | 130億円 | 88.4% | 4億円 | 3.1% |
| 健康管理クラウド事業 | 15億円 | 10.2% | 8億円 | 53.3% |
| 医療機関等支援事業 | 2億円 | 1.4% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01大企業・健康保険組合(健診ソリューション)主力
健康診断の予約・精算代行・結果データ化などを一括受託するネットワーク健康診断サービスを提供。全国2204件の医療機関と提携し、ITプラットフォームで予約管理や結果の標準化を実現。受診者数に応じた定額課金でストック売上が98.5%。
契約継続率100%
- ネットワーク健康診断サービス
- 企業に代わって健康診断の予約・精算・結果データ化を一括受託し、ワンストップで提供するサービス。
- i-Wellness
- 健康診断の予約・結果確認ができるプラットフォーム。受診者用と顧客担当者用があり、結果の標準化・有効化を担う。
02大企業・健康保険組合(健康管理クラウド)主力
健康管理クラウド「Growbase」を提供。健診結果、ストレスチェック、面談記録を一元管理し、法定報告書の作成や特定保健指導の抽出を容易にする。ID数課金でストック売上比率90.6%、契約継続率99.8%。
NRR107%
- Growbase
- 健康診断結果、ストレスチェックデータ、面談記録を個人単位で紐づけ一元管理する健康管理クラウドサービス。
03医療機関・健康保険組合(医療機関等支援)副次
地域中核病院向けにPET検査施設の賃貸を行い、健診BPOとして協会けんぽ加入企業等向けに健診の予約・精算代行を提供。契約期間満了により2026年3月で終了。
- PET関連事業
- 病院敷地内にあるPET検査用の建物と装置を賃貸するサービス。
- 健診BPOサービス
- 協会けんぽや総合健康保険組合加入企業向けに健診の予約や精算などを代行するサービス。
製品と技術
健康診断プラットフォーム「i-Wellness」
i-Wellnessは健診ソリューション事業の中核をなすプラットフォームである。受診者用のマイページと顧客担当者用の管理画面を備え、健康診断の予約受付、進捗管理、結果データの納品、医療機関への精算代行を一元的に行う。受診後約4週間で標準化済みの結果データを顧客に納品する。AI-OCRと特許技術(特許7304604)により、医療機関ごとに異なる判定記号を統一基準に変換。約6,000通りのエラーチェックを経て高品質なデータを提供する。全国2,204の医療機関と連携し、顧客は個別契約不要で利用できる。
健康管理クラウド「Growbase」
Growbaseは企業の人事部・産業保健スタッフ向けクラウドサービスである。健康診断結果、ストレスチェック、勤怠データ、面談記録を個人単位で紐づけ、心と身体のデータを一元管理・可視化する。労働基準監督署への報告書作成、特定保健指導対象者の抽出、産業医面談のスケジュール管理などの機能を備える。無料の画像自動読み取り機能により、紙の結果をデータ化可能。ネットワーク健康診断サービスと併用すれば、標準化済みデータが自動連携される。2026年3月末時点の契約継続率は99.8%、NRRは107%である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 大企業・健康保険組合(健診ソリューション)契約継続率100%
- 大企業・健康保険組合(健康管理クラウド)NRR107%
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ウェルネス特化で安定成長、小規模ながら営業利益率向上
同社は健康・ウェルネス関連のサービスを提供する企業で、売上高は約150億円と小規模。近年は売上高が緩やかに増加しており、直近の営業利益率は8%と改善傾向にある。同業他社であるジンジブやイシンは人材派遣中心で、同社はヘルスケア分野に特化している点が異なる。小規模ながら、専門性を活かして安定した収益を上げており、成長性と収益性のバランスが取れている。しかし、市場規模は限定的であり、今後の拡大には新規サービスの開発や事業領域の拡大が必要。ウェルネス需要は高齢化や健康意識の高まりから増加が見込まれる。
強み
- ウェルネス分野に特化し、高齢化社会で需要が伸びる分野で事業展開。
- 営業利益率が8%と改善傾向で、収益基盤が強化されている。
- 売上高が着実に増加し、安定した成長を続けている。
- 国内の健康需要に支えられ、景気変動の影響を受けにくい。
課題
- ウェルネス分野の市場規模は限られており、売上拡大には新規分野開拓が必要。
- 健康関連の参入企業が多く、差別化が難しくなりつつある。
- 専門知識を持つ人材の確保・育成が課題で、サービス品質維持に影響する。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がウェルネス・コミュニケーションズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9249日本エコシステム | 146億円 | 31.6倍 |
| 2 | 9272ブティックス | 146億円 | 22.7倍 |
| 3 | 7068フィードフォースグループ | 146億円 | 10.3倍 |
| 4 | 366Aウェルネス・コミュニケーションズ | 145億円 | 17.0倍 |
| 5 | 7377DNホールディングス | 145億円 | 15.0倍 |
| 6 | 7081コーユーレンティア | 145億円 | 7.7倍 |
| 7 | 9343アイビス | 145億円 | 16.5倍 |
| 8 | 7373アイドマ・ホールディングス | 144億円 | 7.5倍 |
| 9 | 6176ブランジスタ | 144億円 | 6.7倍 |
| 10 | 6039日本動物高度医療センター | 143億円 | 15.4倍 |
| 11 | 6087アビスト | 141億円 | 18.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
伊藤忠商事100%出資で設立、健診事業を譲受
2006年7月、伊藤忠商事株式会社の完全子会社として資本金1億5千万円で設立された。本社は東京都墨田区。設立直後の同年8月、一般財団法人日本予防医学協会からネットワーク健診事業(現:健診ソリューション事業)を譲り受けた。2007年3月にはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、情報管理体制を整えた。
システム刷新と健康管理クラウド事業の開始
2008年4月、基幹システムを刷新し、健康診断予約サイト「健診5489.jp」や情報サイト「+wellness」を開設した。2010年4月には伊藤忠商事からヘルスサポートシステム事業(現:健康管理クラウド事業「Growbase」)を譲り受け、クラウド事業に参入。2014年2月には健康診断結果に基づく情報配信サイト「チェック+wellness」をリリースし、サービスの拡充を進めた。
SOMPOグループ参画と事業構造の転換
2019年6月、SOMPOホールディングス株式会社が当社株式の51%を取得し、子会社化した。伊藤忠商事とのJV体制の下、SaaS事業への構造転換を加速。2021年9月には株式会社シグマクシス・インベストメントと株式会社アドバンテッジ リスク マネジメントが出資参画し、SOMPOホールディングスの関連会社となった。この時期にグループのガバナンスと資本構成が大きく変化した。
新株主体制下での成長と上場準備
2023年1月、健康管理クラウド「ヘルスサポートシステム」を「Growbase」にブランド刷新。同年3月にはLHP Holdings, L.P.、株式会社ベルシステム24ホールディングス、伊藤忠テクノソリューションズの3社が出資参画した。2024年10月、RIZAPグループと協業し、「Growbaseネクスト」と「chocoZAP」を組み合わせた新バリューパックの販売を開始した。
グロース市場上場とM&Aによる事業拡大
2025年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。同年12月、株式会社エスユーエスより「SUZAKU事業」を譲り受けた。2026年2月には株式会社あしたのチームを連結子会社化し、中堅・中小企業市場への展開を加速。2026年3月期は連結初年度となり、売上高148億円、営業利益12億円を計上した。
年表22件を開く
2000年代
- 2006年7月伊藤忠商事㈱ 100%出資にて設立(資本金1億5千万円、東京都墨田区)注1
- 2006年8月一般財団法人日本予防医学協会よりネットワーク健診事業(現:健診ソリューション事業)を譲受
- 2007年3月ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)取得 注2
- 2008年4月ネットワーク健康診断サービス リニューアル 健康診断情報サイト +wellness(プラスウェルネス)オープン(基幹システム刷新/健康診断予約サイト開設/健診予約センター移設/健診5489.jpリリース)
2010年代
- 2010年4月伊藤忠商事㈱よりヘルスサポートシステム事業(現:健康管理クラウド事業)を譲受 注3
- 2013年7月本社移転(東京都港区)
- 2014年2月健康診断結果に基づく情報提供配信サイト「チェック+wellness」をリリース
- 2015年4月伊藤忠テクノソリューション㈱と共同で「おまかせ健康管理事業」開始 女性の健康支援に関する取り組みを開始
- 2016年4月ネットワーク健康診断サービス リニューアル(サービスプラットフォーム:i-Wellnessリリース)
- 2016年10月IML㈱よりPET関連事業を譲受 注4
- 2018年7月ヘルスサポートシステム(現:Growbase)リニューアル(クラウド(SaaS)版 リリース/特定保健指導対応/ストレスチェック簡易調査票対応 等)
- 2018年8月SOMPOリスケアマネジメント㈱(現: SOMPOヘルスサポート㈱)と業務提携
- 2019年6月M&ASOMPOホールディングス㈱の子会社化(当社株式51%取得)伊藤忠商事㈱とのJVによるSaaS事業構造転換を加速
2020年代
- 2020年4月本社移転(東京都港区)
- 2021年9月㈱シグマクシス・インベストメント及び㈱アドバンテッジ リスク マネジメントが当社へ出資参画 SOMPOホールディングス㈱の関連会社化
- 2023年1月健康管理クラウド『ヘルスサポートシステム(H.S.S)』のブランドを刷新し、『Growbase』に名称変更 CI(コーポレートアイデンティティ)の刷新 注5
- 2023年3月LHP Holdings, L.P. (㈱ロングリーチグループ関連会社)、㈱ベルシステム24ホールディングス、伊藤忠テクノソリューションズ㈱の3社が当社へ出資参画
- 2024年10月RIZAPグループ㈱と協業により、「Growbaseネクスト」と「chocoZAP」を組み合わせた新バリューパックの販売を開始
- 2025年3月ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ)認証取得
- 2025年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年12月㈱エスユーエスより「SUZAKU事業」譲受
- 2026年2月M&A㈱あしたのチームを連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
大企業深耕と中堅中小拡大
大企業市場の更なる深耕と成長余地の大きい中堅・中小企業市場への展開を進める。新規営業強化や市場区分に応じた営業戦略の実践、子会社あしたのチームとの協業を通じて顧客基盤拡大を図る。
- 02
Growbaseのプラットフォーム化推進
主力サービスGrowbaseを核に、機能強化と新規サービス開発、関連サービスとの連携拡充により、健康管理プラットフォームへ進化させる。蓄積データに基づくソリューション開発で顧客単価向上を目指す。
- 03
バリューチェーン構築と周辺領域展開
Growbaseを起点に、メンタルヘルス、eラーニング、組織分析、産業医・保健師紹介など周辺領域へ展開。健康管理BPaaSによるソリューション拡充と、外部サービス連携強化で提供価値最大化を図る。
- 04
健診サービスの高付加価値化と連携強化
ネットワーク健康診断サービスのモデル再構築とメニュー拡充により高付加価値化を推進。健康管理クラウド事業との連携を強化し、両事業のシナジーによる顧客価値向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で263人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、1期前と比べて+11.7%。平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は5.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 546 | 39.0 | 5.0 | 122 |
| 2026年3月 | 611 | 40.0 | 5.0 | 263 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱あしたのチーム(注1、2)東京都千代田区 · 連結子会社議決権68.3%
- 国内SOMPOホールディングス㈱(注3)東京都新宿区 · その他の関係会社議決権32.1%
- 海外LHP Holdings,L.P.Cayman Islands · その他の関係会社議決権28.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は148億円、営業利益は12億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+9.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 175億円 | 148億円 |
| 営業利益 | 16億円 | 12億円 |
| 純利益 | 12億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は32億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 75 | 6 | 8.0 | 4 |
| 2026年4Q | 73 | 6 | 8.2 | 4 |
| 2027年1Q | 32 | 2 | 6.3 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は83億円から148億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 83 | — | 5 | — | 4 |
| 2022年3月 | 93 | — | 7 | — | 4 |
| 2023年3月 | 107 | — | 8 | — | 6 |
| 2024年3月 | 133 | — | 10 | — | 7 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 141 | — | 11 | — | 8 |
| ㈱あしたのチームを連結子会社化 | |||||
| 2026年3月 | 148 | 12 | 12 | 8.1 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高148億円のうち、営業利益として残るのは12億円で8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.1%117億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%12億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは10億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は53億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 7 | −2 | −2 | 5 | 11 |
| 2022年3月 | 4 | −2 | −1 | 2 | 12 |
| 2023年3月 | 10 | −4 | −1 | 6 | 16 |
| 2024年3月 | 6 | −4 | −2 | 2 | 16 |
| 2025年3月 | 17 | −3 | −2 | 14 | 28 |
| 2026年3月 | 11 | −1 | 15 | 10 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は97億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は59.9%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 30 | 16 | 14 | 54.2 |
| 2022年3月 | 32 | 19 | 13 | 60.5 |
| 2023年3月 | 39 | 24 | 15 | 60.5 |
| 2024年3月 | 46 | 29 | 17 | 62.2 |
| 2025年3月 | 52 | 35 | 17 | 66.6 |
| 2026年3月 | 97 | 58 | 39 | 59.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中205位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中330位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,160で、1年前と比べて-23.7%。過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 |
| PER (会社予想) | 12.6倍 |
| PBR | 2.60倍 |
| 配当利回り | 3.45% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に1133円と+7.1%上昇。25日線(1046円)と75日線(1046円)をほぼ同じ水準で上回る。8月上旬までは1000円前後で推移していたが、8月12日から上昇に転じ、8月17日に出来高14万株と急増。52週高値1745円からは-35%の水準。RSIは78.9と過熱圏で、短期的な反落の可能性も。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
予想PERは11.5倍で、同業界平均の23.09倍を大きく下回り割安。PBR2.26倍は業界平均3.31倍を下回り、ROE14.1%と高収益。配当利回り3.78%は業界平均2.31%を大幅に上回り、利回り面でも魅力的。売上高は順調に増加し、営業利益率8.11%と安定的。ただし直近の利益成長率が2%と低い点はやや懸念。総合的に見て、PER・PBR・配当利回りの全てで業界平均より良好で、割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 12.6倍 | — |
| PBR | 2.60倍 | 3.51倍 |
| ROE | 14.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、健診市場の成長余地と、同社の収益性改善の持続性を巡る対立。強気派は、健康意識の高まりと企業の健康経営重視により健診需要は構造的に増加し、同社の予約プラットフォームは規模の拡大で利便性が向上、シェア拡大が続くと見る。また、2026年3月期に予想される営業利益率8.11%への改善や、PER15.6倍・配当利回り3.24%という割安感を魅力とする。一方、弱気派は、競合の多い市場で価格競争が激化し、手数料率の低下が収益を圧迫すると懸念。さらに、売上高の伸びが鈍化(前期比5%程度)しており、成熟局面に入った可能性を指摘。なお、過去1年で株価は20%以上下落しており、期待先行の反動が続くとの見方もある。
- 健診市場の構造的成長
健康経営ブームで法人健診ニーズは拡大、市場規模は今後も成長見込み
- 収益性改善への期待
2026年3月期の営業利益率は8.11%まで改善、売上高も増加
- 株価の割安感
PER15.6倍・配当利回り3.24%は同業と比べて割安圏内
- 2026年3月期営業利益12億円計上決算発表後影響強
売上高148億円・営業利益12億円、営業利益率8.1%。前期の営業利益非開示から経営管理の透明性が向上。
- 売上高3期連続で増加基調2027年〜2028年影響中
売上高133→141→148億円、約5%の増収トレンドが続けば2027年3月期は155億円前後へ。
- 配当利回り3.24%で相対的な魅力継続影響中
配当利回り3.24%は予想PER15.6倍と合わせて評価されやすい。
- 営業利益率の10%超改善余地2027年〜2028年影響弱
営業利益12億円を売上高148億円で割ると8.1%、10%達成で営業利益は14.8億円となる。
- 競争激化による圧力
規模の小さい事業者が価格競争を仕掛けており、手数料率の低下リスク
- 売上成長の鈍化
2026年3月期の売上高は前年比5%増に留まり、成長率が減速
- 株価モメンタムの悪化
過去1年で株価は20%下落、上場来の失望売りが続く恐れ
- 純利益8億円に停滞し営業利益と乖離決算発表後影響強
営業利益12億円に対し純利益8億円、利益率5.4%と低く税金等の負担が重い構造。
- 株価が1年で20%下落継続影響中
リターンは-20.4%と低迷、移動平均線が上値を抑える局面が続く。
- 外国人保有30.6%の高さ不定影響中
外国人保有比率が3割を超え、グローバルなリスクオフで売りが膨らみやすい。
- 予想PER開示なしの業績不透明感決算発表後影響弱
フォワードPERが示されておらず、市場の業績予想が定まらずバリュエーションが振れやすい。
- 法人顧客数
- 利益の源泉である法人健診の顧客拡大ペースを見るため
- 受診者数
- 手数料収入に直結する、プラットフォームの利用規模を確認
- 営業利益率
- 競争環境下での収益性改善が計画通り進むかの指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から−19.5%。いまの株価に対する利回りは3.45%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 9,600 | — | 70.5 |
| 2022年3月 | 24 | −99.7 | 30.0 |
| 2023年3月 | 31 | 26.5 | 30.0 |
| 2024年3月 | 37 | 21.4 | 30.0 |
| 2025年3月 | 43 | 14.1 | 30.0 |
| 2026年3月 | 34 | −19.5 | 51.6 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,231人。区分でいちばん多いのは事業法人で45.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.4%を占め、残る51.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 59.0 | 45.1 |
| 外国法人 | 41.0 | 30.5 |
| 個人・その他 | — | 15.8 |
| 証券会社 | — | 5.2 |
| 金融機関 | — | 3.2 |
| 外国人個人 | — | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | SOMPOホールディングス㈱ | 32.08 |
| 02 | LHP Holdings, L.P.(常任代理人 ㈱イントリム) | 28.66 |
| 03 | ㈱アドバンテッジ リスク マネジメント | 4.37 |
| 04 | ㈱ベルシステム24ホールディングス | 3.24 |
| 05 | 伊藤忠商事㈱ | 2.71 |
| 06 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.45 |
| 07 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.36 |
| 08 | 伊藤忠テクノソリューションズ㈱ | 1.13 |
| 09 | 野村證券株式会社 | 0.80 |
| 10 | 野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−99%、1株純資産は6期で−99%。直近期のROEは14.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 13,625 | 59,046 | 24.8 | 70.5 |
| 2022年3月 | 41 | 178 | 25.0 | 30.0 |
| 2023年3月 | 51 | 217 | 26.0 | 30.0 |
| 2024年3月 | 62 | 264 | 25.9 | 30.0 |
| 2025年3月 | 71 | 317 | 24.5 | 30.0 |
| 2026年3月 | 68 | 468 | 14.1 | 51.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松田泰秀 | 代表取締役社長 | 51 |
| 佐々木雅之 | 取締役 | 47 |
| 並木洋平 | 取締役 | 51 |
| 尾西祥平 | 取締役 | 42 |
| 武田雅子 | 取締役 | 58 |
| 伊藤信弥 | 常勤監査役 | 69 |
| 宗司ゆかり | 監査役 | 55 |
| 佐藤孝幸 | 監査役 | 56 |
| 千葉健人 | 委任型執行役員 | — |
| 松尾尚英 | 委任型執行役員 | — |
| 多田寛 | 執行役員 | — |
| 染谷真吾 | 執行役員 | — |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 東貴士 | 執行役員 | — |
| 菅原尚紀 | 執行役員 | — |
| 佐藤友昭 | 執行役員 | — |
| 藤原秀一 | 執行役員 | — |
| 倉上耕太 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 37 | 22 | 6 | 65 | 33 |
| 社外取締役 | 6 | 27 | — | — | 27 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,111字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,208字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,339字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,313字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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