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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

田中精密工業

TANAKA SEIMITSU KOGYO CO.,LTD.7218 · Standard · 輸送用機器

本田技研工業を主要取引先とする自動車部品メーカー。エンジン部品やトランスミッション部品など精密加工技術に強み。

概要

田中精密工業は、富山県に本社を置く輸送用機器部品メーカーである。1957年の設立以降、内燃機関向け精密部品を主力とし、現在は部品製造事業、ソリューション事業(FA装置)、モビリティ事業(ホンダ製品販売)の3セグメントで事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は438億円、従業員数は1,383名。本田技研工業を最大の取引先とし、北米・アジアに生産拠点を有する。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

田中精密工業の連結業績は、部品製造事業、ソリューション事業、モビリティ事業の3区分で報告される。2026年3月期のセグメント別売上高は、部品製造事業が329億円(全体の75.2%)、モビリティ事業が94億円(21.5%)、ソリューション事業が14億円(3.3%)である。部品製造事業はエンジンやトランスミッション向けの精密機械加工部品を中心とし、ソリューション事業はAGVや組立装置などの工場自動化設備を手がける。モビリティ事業は子会社の㈱ホンダ自販タナカを通じた本田技研工業製品の販売・レンタル・整備が主体であり、近年は中古車販売も拡大している。

北米とアジアに展開する海外生産拠点

同社は国内に本社工場(富山県富山市)のほか、婦中工場、水橋工場、呉羽工場を有する。海外では、1994年に米国オハイオ州に子会社エフ・ティ・プレシジョン・インコーポレーテッドを設立し、北米市場向けに自動車部品を供給している。1996年にはタイ王国ランプーン県にタナカ・プレシジョン(タイランド)カンパニーリミテッドを設立。さらに2013年にベトナム、2011年にインドにも子会社を設立し、東南アジア・南アジアでの生産体制を構築した。これらの海外子会社は主にホンダグループ向け部品を生産しており、現地需要に即した供給網を形成している。

本田技研工業への高い依存度と顧客多様化の課題

当社グループの販売実績において、本田技研工業およびその北米子会社であるホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ向けの売上高が、2026年3月期で合計158億円と連結売上高の36.2%を占める。創業間もない1957年から取引を開始した本田技研は、現在も最大の顧客である。一方、ヤマハ発動機(1956年開始)、スズキ(1966年開始)、川崎重工業(1967年開始)とも取引関係を有し、特定顧客への集中リスク低減を図っている。2016年には㈱リケンと業務提携を締結し、部品供給基盤の拡大を進めている。

業界の中での役割は自動車OEM向けエンジン・駆動系部品のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
438億円
営業利益
24億円
営業利益率
5.5%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
部品製造 事業329億円75.3%17億円5.2%
モビリティ 事業94億円21.5%3億円3.2%
ソリューション事業14億円3.2%4億円28.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車部品(4輪・2輪・汎用)主力

本田技研工業を主要顧客とし、エンジン部品、トランスミッション部品、シャーシ部品などを製造販売。タイ、ベトナムなど海外にも生産拠点を持つ。

主要顧客本田技研工業

主な製品・サービス3
バルブリフター
エンジンの吸排気バルブを駆動する部品。高精度な機械加工が求められる。
ピストンピン
ピストンとコンロッドを連結する部品。耐摩耗性と軽量性が要求される。
シンクロナイザーリング
トランスミッションの変速時に回転を同期させる部品。滑らかな変速を実現する。

02ソリューション事業(工場自動化・製造分析)準主力

子会社のタナカエンジニアリングがAGVや組立装置、検査装置などを提供。工場の自動化や効率化を支援する。また、モーター製造装置やIoT/AIソフトウェアも提供。

主な製品・サービス4
AGV(無人搬送車)
工場内で部品や製品を自動搬送する無人搬送車。生産ラインの効率化に貢献。
組立装置
自動組立ライン向けの設備。作業の自動化により生産性を向上する。
検査装置
製品の品質を自動検査する装置。不良品の流出を防ぎ、品質管理を支援する。
接着積層コア製造装置
モーター用積層コアを接着剤で積層する製造装置。特許技術を活用。

03航空宇宙部品副次

航空宇宙向け部品を製造。高い品質と信頼性が求められる。

主な製品・サービス1
航空宇宙向け部品
航空機や宇宙機器に使用される高精度な金属部品。

04モビリティ事業副次

子会社のホンダ自販タナカがホンダ製品の販売やレンタルサービスを行う。

主な製品・サービス2
ホンダ車(4輪・2輪)
ホンダの四輪車や二輪車の販売。
レンタルサービス
車両や関連機器のレンタルサービス。

製品と技術

内燃機関から電動化まで対応する精密機械加工部品

部品製造事業の中核は、エンジンおよびトランスミッション向け精密部品である。四輪部品では、VTECロッカーアームASSY、バルブリフター、VCRリンクピン、ピストンピン、バルブスプリングリテーナー、テンショナーサブアーム、ウォーターパッセージなどを生産する。二輪・汎用部品にも同様の製品群を展開する。これらの部品は高精度な切削・研削加工が要求され、同社は長年の加工技術を強みとする。電動化の進展に伴い、電動機向けのモーターカバーやトランスアクスルケース、インバーターフレームなどの生産も拡大している。

変速機用部品と鋳造金型の技術

トランスミッション関連では、シンクロナイザーリング、シンクロナイザースプリング、シンクロセット、シャフト、キーなどを手がける。これらの部品は変速機の円滑な動作を支える重要部品であり、耐摩耗性と寸法精度が求められる。また、同社グループはアルミダイカスト金型、低圧鋳造金型、重力鋳造金型などの鋳造金型も製造しており、自社の部品生産に加えて外部への販売も行っている。これらの金型技術は、軽量化が進む自動車部品の製造に不可欠である。

工場自動化とモーター製造向けソリューション

ソリューション事業では、㈱タナカエンジニアリングが中心となり、AGV(無人自動搬送車)、組立装置、検査装置、洗浄装置などの工場自動化設備を提供する。特に、電動化関連では、接着積層コア製造装置(塗布装置、加熱装置、専用接着剤)や巻線固定装置(接着剤塗布装置、専用接着剤)を製品化しており、モーター製造工程の自動化を支援する。さらに、IoTシステムやAIソフトウェアによる製造データ分析ソリューションも展開し、顧客の生産性向上に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車精密部品、収益改善課題

田中精密工業は自動車用エンジン部品や精密機械部品を製造。同業にはユニプレス、トヨタ紡織など大手がひしめく。2025/3期売上405億円、営業利益率6.67%と収益は改善傾向。主力のエンジン部品はEVシフトで需要減のリスクがある。競合のユニプレスはプレス部品で規模が大きく、トヨタ紡織は内装・フィルター等多角化。同社は精密加工技術に強みを持ち、電動化対応部品への展開を進めるが、収益率は低めでコスト競争が課題。

強み

  • 高精度な金属加工技術で自動車部品に強み。
  • トヨタなど自動車大手との長期取引で安定受注。
  • EV向け部品の開発を進め、事業転換を図る。
  • 高い品質管理で顧客からの信頼が厚い。

課題

  • 営業利益率6%台と低く、コスト競争にさらされる。
  • エンジン部品中心のため、電動化で需要減少リスク。
  • 鋼材・アルミ等の価格変動が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字が田中精密工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16493NITTAN145億円6.5倍
27212エフテック140億円2.9倍
37247ミクニ128億円10.5倍
47551ウェッズ117億円11.9倍
57277TBK116億円
67218田中精密工業113億円9.4倍
77213レシップホールディングス109億円8.9倍
87271安永104億円4.4倍
97236ティラド90億円10.3倍
107291日本プラスト90億円4.4倍
117264ムロコーポレーション89億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

田中儀一郎による創業と法人化への道のり(1948-1957年)

1948年3月、田中儀一郎が富山県富山市の不二越鋼材工業構内で田中製作所を個人創業し、紡機軸受用部品の製造を始めた。1951年3月に資本金50万円で田中金属工業有限会社を設立し法人化、1955年に田中精密工業有限会社へ商号変更した。1956年11月にはヤマハ発動機と取引を開始し、1957年10月に組織変更により田中精密工業株式会社(資本金50万円)を設立。同年11月には本田技研工業とも取引を開始し、自動車部品メーカーとしての基盤を固めた。

子会社群の設立と取引先の拡大(1959-1967年)

1959年11月に㈱タナカエンジニアリングを設立し、設備・金型分野へ進出。1962年3月に田中自動車部品工業㈱、1963年9月に田中プレス工業㈱、1964年8月に田中技研工業㈱を相次いで設立し、グループ体制を強化した。1962年4月には富山機械工業センターの造成に伴い本社・本社工場を富山市新庄町へ移転。1966年4月に鈴木自動車工業(現スズキ)、1967年1月に川崎重工業との取引を開始し、二輪・四輪向け顧客ポートフォリオを広げた。

海外生産拠点の開設と品質認証の取得(1990年代)

1990年2月に婦中工場第2工場、1994年6月に同第3工場を新設し国内生産能力を増強。1994年10月には米国オハイオ州にエフ・ティ・プレシジョン・インコーポレーテッドを設立し、初の海外子会社を立ち上げた。1996年9月にはタイ王国ランプーン県に関連会社タナカ・プレシジョン(タイランド)を設立。1999年4月にISO9001、2000年2月にISO14001の認証を取得し、品質管理と環境マネジメントの国際標準に対応した。

証券市場への上場とグループ再編(2000-2012年)

2000年12月に日本証券業協会へ株式を店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場。2010年4月には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2013年7月の東証・大証統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2012年4月には田中自動車部品工業、田中プレス工業、田中技研工業の3子会社を吸収合併し、グループ経営の効率化を図った。同年、インドにタナカオートパーツインディア、2013年にはベトナムにタナカ・プレシジョン・ベトナムを設立し、新興国展開を加速した。

電動化対応とM&Aによる事業ポートフォリオ変革(2016-2026年)

2016年12月に㈱リケンと業務提携契約を締結し、部品事業の連携を強化。2022年3月に本店を富山市婦中町へ移転。同年4月の東証市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2023年10月に㈱ホンダ自販タナカが西川自販㈱を子会社化し、モビリティ事業の販売網を拡大。2025年2月には新潟県の㈱米谷製作所を完全子会社化し、部品製造事業の品揃えを強化した。2026年4月には中間持株会社「ティースタート㈱」を設立し、ホンダ自販タナカと新たに完全子会社化したティーアーク㈱を傘下に再編した。

年表41件を開く

1940年代

  • 1948年3月創業田中 儀一郎が、富山県富山市石金20番地 不二越鋼材工業㈱(現 ㈱不二越)構内工場アパート内において、個人経営で田中製作所を創業、紡機軸受用部品の製造を開始。

1950年代

  • 1951年3月創業個人経営を法人化し、田中金属工業有限会社(出資金50万円)を設立。
  • 1955年1月田中精密工業有限会社に商号を変更。
  • 1956年11月ヤマハ発動機㈱と取引を開始。
  • 1957年10月軸受用部品・諸機械及び精密ゲージの製造 販売を目的として、田中精密工業有限会社を組織変更し、富山県富山市清水107番地に田中精密工業㈱(資本金50万円)を設立。
  • 1957年11月本田技研工業㈱と取引を開始。
  • 1959年11月㈱タナカエンジニアリングを設立。(現・連結子会社)

1960年代

  • 1962年3月田中自動車部品工業㈱を設立。
  • 1962年4月全国中小企業団地第1号である富山機械工業センターの造成に伴い、本社及び本社工場を富山県富山市新庄町に移転。
  • 1963年9月田中プレス工業㈱を設立。
  • 1964年8月田中技研工業㈱を設立。
  • 1966年4月鈴木自動車工業㈱(現・スズキ㈱)と取引を開始。
  • 1967年1月川崎重工業㈱と取引を開始。

1970年代

  • 1977年4月㈱ホンダ自販タナカ(資本金 2,000万円)を設立。(現・連結子会社)

1980年代

  • 1987年3月M&A㈱田中マシン工業を吸収合併。

1990年代

  • 1990年2月婦中工場第2工場を新築。
  • 1994年6月婦中工場厚生棟・第3工場を新築。
  • 1994年10月アメリカ オハイオ州に子会社エフ・ティ・プレシジョン・インコーポレーテッド(資本金 2,000万米ドル)を設立。(現・連結子会社)
  • 1996年9月タイ王国ランプーン県に関連会社タナカ・プレシジョン(タイランド)カンパニーリミテッド(資本金 10,000万バーツ)を設立。(現・連結子会社)
  • 1997年10月M&A田中部品工業㈱を吸収合併。
  • 1998年1月富山市水橋に水橋工場を設置。
  • 1999年4月ISO9001の認証取得。

2000年代

  • 2000年2月ISO14001の認証取得。
  • 2000年12月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2003年10月富山市水橋に新工場増設。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年4月呉羽工場操業開始。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。
  • 2011年12月創業インド共和国ハリヤナ州にタナカオートパーツインディア・プライベート・リミテッド(資本金 3,210万インドルピー)を設立。
  • 2012年4月M&A田中自動車部品工業㈱、田中プレス工業㈱、田中技研工業㈱を吸収合併。
  • 2013年1月ベトナム社会主義共和国フンイエン省にタナカ・プレシジョン・ベトナム・カンパニーリミテッド(資本金 250万米ドル)を設立。(現・連結子会社)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年4月創業タイ王国バンコク都にエイシアン・タナカ・バンコク・カンパニーリミテッド(資本金 1,000万バーツ)を設立。
  • 2016年12月ISO/TS 16949:2009の認証取得。(現・IATF16949)㈱リケンと業務提携契約を締結。

2020年代

  • 2022年3月本店を富山県富山市婦中町に移転。
  • 2022年4月M&A㈱ホンダ自販タナカが高岡ホンダ自販㈱を吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2023年10月M&A㈱ホンダ自販タナカが西川自販㈱の全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2025年2月M&A㈱米谷製作所(新潟県柏崎市)の全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2025年4月M&A㈱ホンダ自販タナカが西川自販㈱を吸収合併。
  • 2026年4月M&A中間持株会社「ティースタート㈱」を設立し、㈱ホンダ自販タナカ及びティーアーク㈱を同社傘下に再編(ティーアーク㈱は同日付で全株式を取得し完全子会社化)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は524万円で、9期前と比べて8.0%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,095
2018年3月1,831
2019年3月57043.121.51,757
2020年3月53543.221.71,780
2021年3月43443.622.21,624
2022年3月43443.722.01,485
2023年3月50143.421.61,394
2024年3月55041.519.21,402
2025年3月54241.519.31,444187
2026年3月52443.519.11,383174

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 4 / 海外 3、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・工場 — 米国 オハイオ州6,288百万円
部品製造事業
本社・婦中工場 — 富山県富山市3,675百万円
部品製造 事業
本社新庄本町店・他9店舗 — 富山県富山市他2,886百万円
モビリティ事業
新庄工場 — 富山県富山市2,742百万円
部品製造 事業
本社・工場 — タイ国 ランプーン県1,532百万円
部品製造事業
水橋工場 — 富山県富山市1,018百万円
部品製造 事業
呉羽工場 — 富山県富山市814百万円
部品製造 事業
本社・工場 — ベトナム国 フンイエン省652百万円
部品製造事業
本社・工場 — 富山県富山市448百万円
ソリューション事業
本社・工場 — 新潟県柏崎市389百万円
部品製造 事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    エフ・ティ・プレシジョン・インコーポレーテッド(注)1,4
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 海外
    タナカ・プレシジョン(タイランド)カンパニーリミテッド(注)2,4
    タイ国 ランプーン県 · 連結子会社
    議決権59.5%
  • 海外
    タナカ・プレシジョン・ベトナム・カンパニーリミテッド(注)4
    ベトナム国フンイエン省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱米谷製作所
    新潟県 柏崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タナカエンジニアリング
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホンダ自販タナカ(注)3,4,6
    富山県 富山市 · 連結子会社
    議決権71.4%
  • 国内
    本田技研工業㈱(注)5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権24.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は438億円営業利益24億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.1%、利益が-11.1%。

売上高
+8.1%
438億円
営業利益
-11.1%
24億円
純利益
-33.3%
12億円
営業利益率
5.5%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高453億円438億円
営業利益18億円24億円
純利益21億円12億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は117億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.2%、営業利益は+166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1038
2024年1Q9233.32
2024年2Q104109.66
2024年3Q1061211.38
2024年4Q1236
2025年2Q196147.110
2025年4Q209136.28
2026年2Q204136.410
2026年4Q234114.72
2027年1Q11786.814

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は472億円から438億円へ93%に減った。直近期の営業利益率は5.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月472160
タイ王国バンコク都にエイシアン・タナカ・バンコク・カンパニーリミテッド(資本金 1,000万バーツ)を設立。
2014年3月516152
2015年3月4808−35
2016年3月407157
2017年3月3982110
2018年3月3842013
2019年3月381175
2020年3月320−2−7
2021年3月260−2−6
㈱ホンダ自販タナカが高岡ホンダ自販㈱を吸収合併。
2022年3月297134
㈱ホンダ自販タナカが西川自販㈱の全株式を取得し、完全子会社化。
2023年3月3422810
2024年3月4254022
㈱米谷製作所(新潟県柏崎市)の全株式を取得し、完全子会社化。
2025年3月40527316.718
中間持株会社「ティースタート㈱」を設立し、㈱ホンダ自販タナカ及びティーアーク㈱を同社傘下に再編(ティーアーク㈱は同日付で全株式を取得し完全子会社化)。
2026年3月43824265.512

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高438億円のうち、営業利益として残るのは24億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.1%364億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%24億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.4pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが47億円、投資CFが−74億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は76億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月44−514−744
2014年3月66−59−8747
2015年3月52−55−3−346
2016年3月64−23−414144
2017年3月59−19−404045
2018年3月53−19−243455
2019年3月46−33−131350
2020年3月36−4112−556
2021年3月31−14−91765
2022年3月24−17−14760
2023年3月50−11−273974
2024年3月74−28−374688
2025年3月44−31−211382
2026年3月47−7417−2776

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は477億円。このうち返さなくてよい自己資本が332億円で、自己資本比率は54.4%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月49319529832.0
2014年3月51521230332.5
2015年3月50820929930.3
2016年3月43319823533.6
2017年3月41321519838.7
2018年3月39722916843.3
2019年3月39423116343.3
2020年3月36821315541.8
2021年3月36921215741.2
2022年3月36822714144.8
2023年3月39325314047.3
2024年3月42730112653.2
2025年3月43731112755.0
2026年3月47733214654.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
96億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
186億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
28億円
在庫として抱えている分
負債合計
146億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率82社中16位あたり、逆に低いのは配当利回り82社中51位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.4%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.2%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,157で、1年前と比べて+14.0%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥1,157-2.1%1ヶ月+8.1%1年+14.0%時価総額113億円
過去52週の値幅
安値¥925高値¥1,294

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.4倍
PER (会社予想)5.3倍
PBR0.42倍
配当利回り2.94%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/31に1075円(+7.0%)と急伸し、25日線(1030.4円)を上抜け。1ヶ月で+7.3%、年初来+5.9%と堅調。52週高値1294円に-16.9%と迫る。出来高は7/31に35000株と直近平均の数倍に増加。75日線(1017円)も上回り、上昇基調を強めている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 8.2倍は業界平均16.4倍の半分程度、PBR 0.38倍は平均1.09倍を大きく下回る。ROE 4.77%は低いが、配当利回り3.18%は平均3.24%と同水準。収益は安定しており、純資産価値に対して極端に割安。割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.4倍16.3倍
PER (予想)5.3倍
PBR0.42倍1.12倍
ROE4.8%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車産業のEVシフトが業績に与える影響が最大の論点。強気派はトヨタとの関係や既存エンジン需要の残存を評価し、弱気派はEV化による需要減少と低収益性を懸念。

プラスに働く材料7
  • トヨタとの強固な関係

    トヨタグループからの安定受注と長期取引で一定の需要が確保。

  • 割安な株価

    PBR0.38倍、PER8.2倍と資産価値に比して低い評価。

  • 収益改善の可能性

    合理化や新製品開発により収益性向上の余地がある。

  • 純資産対比62%の割安水準継続影響

    PBR0.38倍で時価98億円に対し純資産は約258億円。割安是正余地

  • 配当利回り3.18%の安定配当継続影響

    配当利回り3.18%と高水準。株主還元として下支え

  • 2026年3月期増収トレンド2026年3月期影響

    売上高438億円(前期比+8.1%)。数量増による固定費吸収効果に期待

  • ROE改善余地不定影響

    ROE4.77%と低水準。資本効率向上策で株主価値創出の可能性

マイナスに働く材料7
  • EVシフトによる需要減少

    エンジン部品の需要が中長期的に減少し、売上高に影響する。

  • 低い収益性

    営業利益率5〜6%は自動車部品業界で平均的で高くない。

  • 競争激化

    部品のコモディティ化で受注競争が激しく、価格交渉力が弱い。

  • 営業利益率低下による収益力後退2026年3月期影響

    営業利益率6.67%→5.48%に低下。営業利益27→24億円の減少

  • 純利益の大幅減少2026年3月期影響

    純利益は前期比33%減の12億円。2期連続減益でEPS低下

  • 低い外国人投資家関与継続影響

    外国人持ち株比率0.4%と低位。機関投資家の関心薄く需給改善に時間

  • 自動車業界の構造変革リスク不定影響

    EVシフト等で部品需要変化。収益の不透明感

次の決算で確かめる点
自動車生産台数
需要全体を決める最重要指標で、世界の自動車生産動向を反映。
営業利益率
コスト削減や価格転嫁の進捗を示す収益性指標。
EV関連売上比率
EVシフトへの対応度を示し、将来の成長性を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.94%。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
2.94%
いまの株価に対して
配当性向
19.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月815.8
2018年3月1250.021.1
2019年3月120.0176.9
2020年3月10−16.7
2022年3月6−40.08.7
2023年3月833.36.4
2024年3月22175.010.1
2025年3月3245.513.2
2026年3月320.019.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,110人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.6%を占め、残る46.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他43.844.444.443.744.844.6
事業法人37.937.637.637.337.137.1
金融機関16.216.216.316.316.216.5
証券会社1.81.51.42.21.51.4
外国法人0.30.30.30.40.40.4
自己株式0.00.00.01.30.80.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本田技研工業㈱24.34
02田中共進会持株会13.01
03名古屋中小企業投資育成㈱5.40
04田中 一郎5.26
05田中 龍郎4.61
06㈱商工組合中央金庫3.58
07田中精密工業従業員持株会3.31
08㈱北陸銀行3.18
09㈱富山第一銀行2.77
10㈱三菱UFJ銀行1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-10
    本田技研工業株式会社
    新規の大量保有報告
    13.38%
    -10.96pt
  • 2026-06-18
    本田技研工業株式会社
    新規の大量保有報告
    24.34%
  • 2026-05-21
    本田技研工業株式会社
    新規の大量保有報告
    24.34%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+10102%、1株純資産は14期で+65%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−11,617−0.112.0
2014年3月221,7131.338.635.8
2015年3月−3611,576−21.9
2016年3月701,4944.510.721.5
2017年3月1031,6366.67.815.8
2018年3月1351,7617.96.521.1
2019年3月501,7502.816.4176.9
2020年3月−691,577−4.1
2021年3月−591,556−3.7
2022年3月381,6912.416.08.7
2023年3月1051,9035.86.46.4
2024年3月2292,35810.86.010.1
2025年3月1852,4837.75.413.2
2026年3月1232,6614.88.819.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中英一郎代表取締役 社長執行役員50145,000
山田勝也取締役 執行役員 部品製造事業部長585,000
沖健司取締役 執行役員 管理本部長 モビリティ事業部長 ティースタート㈱社長執行役員549,000
高木悦郎取締役66
松山科子取締役62
高橋睦常勤監査役613,000
桶屋泰三監査役72
南果監査役44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)369131810134
社外取締役616163
監査役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,117字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、部品製造事業における自動車部品の製造販売を主な事業内容とし、その他、ソリューション事業、モビリティ事業に関する製品の販売を行っております。また、当社と継続で緊密な事業上の関係にあるその他の関係会社である本田技研工業㈱(4輪車・2輪車・汎用機製造販売)は主要な取引先であります。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分   用途   主要製品   主要な会社 部品製造事業   自動車部品   4輪部品   エンジン   内燃機   VTECロッカーアームASSY、バルブリフター、VCRリンクピン、ピストンピン、バルブスプリングリテーナー、テンショナーサブアーム、ウォーターパッセージ   当社   エフ・ティ・プレシジョン・インコーポレーテッド   タナカ・プレシジョン(タイランド)カンパニ―リミテッド   タナカ・プレシジョン・ベトナム・カンパニーリミテッド   ㈱米谷製作所 電動機   インバーターフレーム トランス ミッション   内燃機   シンクロナイザーリング、シンクロナイザースプリング、シンクロセット、シャフト、キー 電動機   モーターカバー、トランスアクスルケース 2輪部品   エンジン   ピストンピン、クランクピン、バルブスプリングリテーナー、バルブスプリングシート、キー、バルブリフター トランス ミッション   シャフト、クラッチカムプレートCOMP、クラッチリフターCOMP シャーシ   ボールレース 汎用 部品   エンジン   ピストンピン、クランクピン、ロッカーアームASSY、 キー、バルブスプリングリテーナー 鋳造金型   アルミダイカスト金型、低圧鋳造金型、重力鋳造金型 航空宇宙部品   航空宇宙向け部品 ソリューション 事業   工場自動化   AGV、組立装置、検査装置、洗浄装置   ㈱タナカエンジニアリング モーター 製造   接着積層コア製造装置(塗布装置、加熱装置、専用接着剤)、巻線固定装置(接着剤塗布装置、専用接着剤) 製造分析   IоTシステム/ソフトウエア、AIソフトウエア モビリティ事業   ホンダ製品(4輪、2輪、パワープロダクツ)、 レンタルサービス、その他モビリティ製品   ㈱ホンダ自販タナカ 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)※1 連結子会社(6社) ※2 非連結子会社(1社)
経営方針・対処すべき課題3,943字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営方針) 当社グループは、「心が動く、未来を創る -Next Solution, Next Smile.-」をグループパーパスとして掲げ、お客様や社会の課題解決を通じて新たな価値を創出し続ける企業を目指しております。当該パーパスのもと、長期経営計画「Next35」を策定し、環境変化を成長機会と捉え、事業ポートフォリオの変革による収益力の強化を通じて、成長性と資本効率の向上を両立する経営を推進してまいります。 (経営環境) 当社グループを取り巻く事業環境は、自動車産業における電動化の進展、AI・自動化技術の普及、人口減少・人材不足の深刻化、さらには資本市場からの収益性及び資本効率向上に対する要請の高まりなど、大きな変化の中にあります。特に、脱炭素化の進展に伴う内燃機関関連製品の需要減少や、主要顧客における電動化方針の加速により、当社グループの主力である自動車部品製造事業は構造的な転換期を迎えております。 これらの環境変化は、当社グループの製品構成及び顧客構成に関する主要なリスクと密接に関連しており、リスクと機会の両面から事業運営に影響を及ぼすものと認識しております。 また、当社の株主資本コストは概ね7%~9%の水準と認識しており、資本収益性の向上及びPBRの改善が重要な経営課題となっております。 (経営戦略) 当社グループは、長期経営計画「Next35」に基づき、以下の戦略を推進しております。 1.事業ポートフォリオの変革 従来の内燃機関関連部品中心の事業構造から脱却し、「新規・次世代」「成長牽引」「基盤・育成」「価値再構築」の各領域を踏まえ、収益性と成長性を両立する事業ポートフォリオへの転換を進めております。具体的には、事業全体の構成を見直し、各事業領域の特性に応じた最適な経営資源の配分を行うことにより、成長領域へのシフトを推進しております。部品製造事業においては、次世代モビリティ領域(xEV等)への対応強化と高付加価値化を進めております。ソリューション事業においては、既存ソリューションの進化と規模拡大を進めるとともに、新たなソリューションの創出に取り組んでおります。モビリティ事業においては、サービス価値の拡張を通じて収益基盤の多様化を進めております。さらに、新規事業及び新領域の創出に向けて、M&Aや外部パートナーとの連携を活用し、将来の収益の柱の構築に取り組んでまいります。 2.部品製造事業の収益力強化と構造転換 部品製造事業においては、電動化対応製品への展開拡大や顧客基盤の多様化を通じて、内燃機関依存からの脱却を進めるとともに、付加価値の高い製品領域へ経営資源を重点配分し、収益構造の転換を図ってまいります。特に、熱マネジメント領域や電動化関連部品などの成長分野に経営資源を重点配分し、高付加価値製品群の拡大による収益性向上を図ります。直近拡大著しい北米HEV市場においては新規設備投資等を通じて電動化製品の量産体制を構築し、主要顧客向けの供給能力を強化することで、中長期的な売上基盤の確立を推進してまいります。これら戦略実行過程においては、デジタル化の推進による生産性向上、人材の最適配置、グローバルでの生産体制の最適化を通じて、コスト競争力の強化と収益構造の改善を図ってまいります。 3.新規事業・ソリューション事業の拡大 ソリューション事業においては、製造業における人手不足や自動化ニーズの拡大を背景に、工場自動化設備や電動化関連設備を中心としたソリューションの提供を拡大してまいります。従来の個別設備販売にとどまらず、顧客の課題解決に踏み込んだトータルソリューションの提供を強化し、「製造SIer」としてのビジネスモデルを確立することで、高付加価値化と収益性の向上を図ってまいります。加えて、当社グループが培ってきた製造技術や設備技術を基盤に、新たな事業機会となるソリューションの創出にも取り組んでまいります。 4.モビリティ事業の進化とサービス価値の拡張 モビリティ事業においては、従来の車両販売中心のビジネスモデルから脱却し、お客様のライフサイクル全体にわたる価値提供を行うプラットフォーム型事業への転換を推進してまいります。車両販売に加え、整備・中古車・レンタル・各種サービスを横断的に提供することで、顧客生涯価値(LTV)の最大化を図るとともに、収益源の多様化を進めてまいります。さらに、地域密着型のサービス強化や事業の広域展開、グループ内連携の強化により、持続的な収益基盤の構築を図ってまいります。 5.人材の強化と企業文化の変革 長期経営計画の実現に向けては、人材を最も重要な経営資源と位置付けております。このため、当社グループのパーパスを全社で共有し、社員一人ひとりが主体的に課題解決に取り組み、自ら考え挑戦し続ける企業文化の定着を図ってまいります。あわせて、デジタル技術の活用による業務効率化及び高度化を推進するとともに、専門性の高い人材の育成や外部人材の活用を進め、事業ポートフォリオ変革を支える人材基盤の強化に取り組んでまいります。さらに、評価・処遇制度の整備や組織運営の高度化を通じて、多様な人材が能力を最大限に発揮できる環境を整備し、変革を実行できる組織体制の構築を推進してまいります。 6.資本効率向上と成長投資の実行 当社グループは、企業価値向上に向けて、営業利益、ROE及びROICを重要な経営指標として設定し、事業収益性と資本効率の向上に取り組んでまいります。資本コストを意識した経営を徹底し、資本コスト(概ね7%~9%)を上回る資本収益性の実現を目指すとともに、PBRの改善を重要課題として取り組んでまいります。また、成長投資については、戦略投資及びM&Aを含めた積極的な資源配分を行い、将来の収益基盤の確立を図ってまいります。一方で、株主還元については、配当性向30%を目標水準としつつ、自己株式取得を含めた機動的な施策を実施し、成長投資とのバランスを図りながら株主価値の向上を目指してまいります。 7.長期目標の実現に向けた持続的成長への挑戦 当社グループは、長期経営計画「Next35」において持続的な成長シナリオを描いております。まず2030年に向けては事業基盤の整備とポートフォリオ変革を進め、その後成長を加速させることで、最終的には収益力の大幅な向上及び資本効率の改善を実現してまいります。特に、2035年においては営業利益43億円、ROE10%、ROIC8%水準の達成を目標とし、収益性と成長性を兼ね備えた企業への変革を目指してまいります。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 当社グループは、事業環境の構造的変化及び資本市場からの要請を踏まえ、持続的な企業価値の向上に向け、事業ポートフォリオの最適化、収益構造の転換及び資本効率の向上を重要な課題として認識しております。 事業面においては、第一に、自動車産業における電動化の進展に伴い、内燃機関関連事業への依存から脱却し、次世代モビリティ領域(xEV等)への対応を強化するとともに、高付加価値製品へのシフトを進めることが必要であると認識しております。 第二に、新規事業の創出及び成長ドライバーの確立により、収益基盤の多様化を図ることが求められております。 第三に、ソリューション事業においては、製造業における自動化・省人化ニーズの拡大を背景に、課題解決型ビジネスへの転換及び収益性の向上が課題であり、モビリティ事業においては、顧客ライフサイクル全体での価値提供を通じた収益基盤の強化が必要であると認識しております。さらに、これらの事業戦略を実行する基盤として、人材の確保・育成及び企業文化の変革を進め、変革を着実に推進できる組織能力の強化が重要であると認識しております。 財務面においては、資本コストを上回る収益性の確保が重要な課題であり、ROE及びROICの向上を通じた資本効率の改善が求められております。また、資本市場における評価向上の観点から、収益力の強化と中長期的な成長期待の醸成を通じたPBRの改善に取り組む必要があると認識しております。加えて、成長投資と株主還元のバランスを意識した資本配分の最適化を図るとともに、投資効率の向上及び財務基盤の強化を推進していくことが重要であると認識しております。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、事業収益性及び資本効率の向上を重視し、営業利益、ROE及びROICを主要な経営指標として位置付けております。 当連結会計年度においては、営業利益23億円、ROE5%、ROIC5%の水準にある中、2025年から2030年にかけては事業基盤の整備及び事業領域の拡大を進めるとともに資本効率の改善を図り、2030年においては営業利益25億円、ROE7%、ROIC7%の達成を目標としております。さらに、2035年を見据えては、事業ポートフォリオ変革の実現により収益性及び資本効率を一段と向上させ、営業利益43億円、ROE10%、ROIC8%の水準を目指してまいります。 これらの指標を総合的に管理することにより、収益拡大と資本効率の向上を両立し、中長期的な企業価値の向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,896字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況の変化について 世界的な景気の変動や消費者需要の低下は、自動車市場の需要変動を通じて、当社グループの製品需要に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは「日本」、「米国」、「タイ」及び「ベトナム」で事業展開を行っていることから、各国の経済状況の変化や市場動向の変動により、業績に影響を受ける可能性があります。 当該リスクに対し、当社グループは、複数地域での生産・販売体制を構築し、市場変動の影響分散と拠点間の相互補完体制の強化を図っております。 (2)特定の産業への依存について 当社グループは、自動車部品の製造販売を主たる事業としており、自動車産業の動向に業績が大きく影響を受ける構造にあります。 特に、自動車産業においては電動化の進展等により市場構造が大きく変化しており、これらの変化への対応状況によっては業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対し、当社グループは長期経営計画「Next35」に基づき、xEV関連製品への展開及び新規事業の拡大を推進し、収益基盤の多様化を図ってまいります。 (3)特定の取引先への依存について 当社グループの主な販売先は、本田技研工業㈱及びその関係会社であり、連結売上高に占める同グループ向けの販売は高い比率を占めております。このため、同グループの生産動向や販売状況等により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 なお、本田技研工業㈱との資本関係の見直しが進められておりますが、当該見直しは、両社の事業上の協力関係を維持しつつ、事業ポートフォリオ戦略及び資本政策の柔軟性を高めることを企図したものであり、本田技研工業㈱が引き続き筆頭株主としての地位を維持しつつ、これまでの事業上の関係性及び経営の安定性を確保することを前提としております。 なお、主要販売先に対する売上高の状況は、以下のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   連結売上高に 占める割合(%)   金額(千円)   連結売上高に 占める割合(%) 本田技研工業㈱   7,433,803   18.4   7,319,539   16.7 ホンダ・ ディベロップメント・アンド・ マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ   8,503,266   21.0   8,548,289   19.5 その他本田技研工業㈱の関係会社   10,825,629   26.7   10,646,423   24.3 合計   26,762,700   66.1   26,514,252   60.5 連結売上高   40,474,435   100.0   43,790,459   100.0 なお、主要販売先への依存度は前連結会計年度比では低下しているものの、引き続き高い水準にあることから、当社グループは、開発初期段階から顧客ニーズに深く関与することにより既存顧客との関係強化を図るとともに、新規顧客の開拓及び取引拡大に取り組み、顧客基盤の多様化を進めております。 (4)特定の製品への依存について 当社グループは、多様な自動車部品を扱っておりますが、四輪エンジン部品であるロッカーアームAssyの連結売上高に占める割合は、2025年3月期54.6%、2026年3月期49.1%と高く、重要な収益源であります。このため、電動化の進展に伴う内燃機関関連製品需要の構造的な縮小や、技術革新による代替製品の出現、競争環境の変化による受注減少等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対し、当社グループはxEV関連製品の開発及び受注拡大に取り組むとともに、高付加価値化製品へのシフト、新規製品及び新事業領域の拡大を通じて収益基盤の多様化を推進しております。 (5)品質問題について 当社グループは、製造工程等において品質不具合が発生した場合、製品補修費用の発生、顧客からの信頼低下、供給体制への影響等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、グローバルな品質保証体制の強化、開発段階から量産に至る品質管理の徹底、不具合の未然防止及び再発防止に向けた取り組みを通じて、品質の維持・向上に努めております。 (6)為替変動について 当社グループは、製造及び販売する製品について、海外のグループ会社との直接取引及び商社を介した取引を行っております。商社を介した取引は自国通貨決済のため仕入れ値の変動はありませんが、直接取引では自国通貨安が進行した場合、仕入れ値が上昇し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、米ドルやタイバーツの為替変動は、海外子会社における売上高及び費用の円換算額に影響を及ぼすほか、部材調達コストや収益性にも影響を与える可能性があります。 また、為替相場の急激な変動が生じた場合には、価格転嫁の遅れや市場環境の変化により、当社グループの業績に影響を及ぼすことがあります。 さらに、連結財務諸表の作成に際し、海外子会社の財務諸表を期末の為替レートにより邦貨換算するため、為替変動が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対し、当社グループは、為替変動による影響を継続的に把握し、取引条件の見直しを適宜行うとともに、必要に応じて為替予約等のヘッジ手法を活用し、その低減に努めております。 (7)災害・戦争・テロ・ストライキ等の影響について 自然災害、感染症の流行、戦争、テロ、ストライキ等の発生により、生産拠点、調達網及び物流網に影響が生じる可能性があります。これらが長期化した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、生産拠点の分散化、調達先の多様化、並びにサプライチェーン全体でのリスク管理強化を図るとともに、事業継続計画の整備及び運用を推進しております。 (8)特定地域への事業所の集中について 当社グループの国内生産拠点及び販売拠点は富山県に集中しており、当該地域で大規模災害等が発生した場合、生産活動及び販売活動に重大な影響を受ける可能性があります。 当社グループは、海外生産拠点の活用による生産機能の分散や調達体制の多様化を進めるとともに、拠点間の相互補完体制の整備及び事業継続体制の強化により、当該リスクの低減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)4,599字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社を取り巻く環境は、全体として緩やかな回復基調が続いているものの、地政学リスクの長期化に加え、米国の関税政策や為替相場の変動等、先行き不透明な状況が依然として継続しております。このような状況のもと、取引先であります自動車業界におきましては、回復基調に支えられ、全世界の販売台数は前年度を上回る水準で推移いたしました。 このような環境の中、売上高は㈱米谷製作所の子会社化やソリューション事業における売上の拡大により、43,790百万円(前年同期比8.2%増)となりました。損益につきましては、北米での売上製品構成変化及び新規立上げコストにより、営業利益2,372百万円(同12.3%減)、経常利益2,554百万円(同18.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失の計上により1,194百万円(同33.2%減)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 1.部品製造事業 部品製造事業につきましては、㈱米谷製作所の子会社化やxEV向け部品の受注で増収となった一方で、北米での減収影響により、売上高は32,938百万円(前年同期比8.6%増)となり、セグメント利益は1,744百万円(同15.5%減)となりました。 2.ソリューション事業 ソリューション事業につきましては、FA関連設備及び無人自動搬送車の販売拡大により、売上高は1,433百万円(前年同期比5.0%増)となり、セグメント利益は370百万円(同32.9%増)となりました。 3.モビリティ事業 モビリティ事業につきましては、中古車販売の拡大等により、売上高は9,419百万円(前年同期比7.4%増)となったものの、償却費の増加並びに新店舗設置に伴うイニシャルコストの発生により、セグメント利益は298百万円(同14.2%減)となりました。 総資産につきましては、有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ4,006百万円増加し、47,723百万円となりました。負債の部では、有利子負債の増加等により、1,910百万円増加し、14,572百万円となりました。なお、純資産の部では、利益剰余金の増加等により、2,095百万円増加し、33,151百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度と比較して608百万円減少し、当連結会計年度末には7,569百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4,723百万円(前年同期比6.8%増)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益1,678百万円、減価償却費2,680百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は7,421百万円(前年同期比137.0%増)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出6,830百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は1,743百万円(前年同期は2,095百万円の流出)となりました。主な内訳は、長期借入れによる収入2,600百万円、配当金の支払いによる支出883百万円であります。 ③生産、受注及び販売の実績 1.生産実績 当連結会計年度の部品製造事業及びソリューション事業の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 部品製造事業   32,560,039   107.1 ソリューション事業   1,165,426   69.2 合計   33,725,465   105.1 2.仕入実績 当連結会計年度のモビリティ事業の仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) モビリティ事業   7,997,286   110.3 3.受注実績 当連結会計年度の部品製造事業及びソリューション事業の受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 部品製造事業   34,176,909   109.6   3,309,083   128.0 ソリューション事業   1,687,273   75.1   964,528   76.6 合計   35,864,182   107.3   4,273,611   111.2 (注)金額は販売価格によっております。 4.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 部品製造事業   32,938,042   108.6 ソリューション事業   1,433,031   105.0 モビリティ事業   9,419,385   107.4 合計   43,790,459   108.2 (注)1)セグメント間の取引については相殺消去しております。 2)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 本田技研工業㈱   7,433,803   18.4   7,319,539   16.7 ホンダ・ ディベロップメント・アンド・ マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ   8,503,266   21.0   8,548,289   19.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績につきましては、㈱米谷製作所の子会社化やソリューション事業における売上の拡大により、売上高43,790百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益2,372百万円(前年同期比12.3%減)となりました。詳細につきましては、前述の「(1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 また、総資産につきましては、有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ4,006百万円増加し、47,723百万円となりました。負債の部では、有利子負債の増加等により、1,910百万円増加し、14,572百万円となりました。純資産の部では、利益剰余金の増加等により、2,095百万円増加し、33,151百万円となりました。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は6,738百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は9,619百万円であります。 資金は原則として当社で管理しており、当社グループの設備投資資金の調達につきましては、全て当社の事前承認の上実施しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える主要因として、主要顧客の販売状況及び当社主力製品の販売状況が挙げられます。 その対応といたしましては、直近課題として、依然として不安定な海外情勢に伴う資源価格高騰影響や景気下振れ要因など、先行き不透明な状況が続いていることにより、自動車生産・販売は世界的に不安定な状態が継続し、先行きを見通すことが非常に厳しい状況が続くことが予想されますが、収益力向上による着実な利益の積上げにより、財務体質改善を推進してまいります。 また、自動車業界においては、電動化の進展等により、内燃機関関連製品を中心とした従来の事業構造からの転換が進んでおります。このような事業環境の変化を踏まえ、当社グループは長期経営計画「Next35」に基づき、事業ポートフォリオの変革及び収益構造の転換を進めるとともに、新たな成長基盤の構築に取り組んでおります。 具体的には、自動車部品製造事業においては電動化対応製品や高付加価値製品へのシフトを進めるとともに、ソリューション事業、モビリティ事業及び新規事業の拡大を通じて収益源の多様化を進めております。さらに、これらの取り組みを通じて資本効率の向上を図り、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。今後も、これらの取り組みの進捗を適切に管理するとともに、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、持続的な成長と収益力の向上の実現に努めてまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値には不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (棚卸資産) 当社グループは、顧客に対する供給義務を果たすために保有する補修用部品等に係る棚卸資産について、最終入庫あるいは生産終了から一定の期間を超える場合に一定の率に基づいて規則的に帳簿価額を切り下げる方法を採用しております。なお、これらの棚卸資産の評価減の判定は、当社グループが過去より蓄積してきた製品等の出荷データ及び使用実績等により、ライフサイクルの実態を把握できていることを基礎としております。 当社は、棚卸資産の評価にあたり行っている見積りは合理的であると判断しておりますが、将来需要や市場状況などの変化により、追加の評価減が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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