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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

エフテック

F-TECH INC.7212 · Standard · 輸送用機器

自動車部品メーカー。本田技研工業を主要取引先とし、車体骨格部品を中心にグローバルに供給する。

概要

エフテックは、自動車の足回り機能部品を中心としたプレス加工品とその金型を手がける独立系部品メーカーである。埼玉県久喜市に本社を置き、連結従業員数は7,300人。本田技研工業を最大の得意先とし、北米、アジアなど世界に生産拠点を広げる。2026年3月期の連結売上高は2,918億円で、日本・北米・アジアの3地域で事業を展開する。

事業の柱は自動車部品のプレス加工と金型製作

エフテックグループの主な事業は、自動車部品及びそれに伴う金型、機械機具等の製造販売である。中でも足回り機能部品と呼ばれるサスペンションやブレーキ関連の部品が中心で、プレス加工技術を核とする。生産設備としてプレスラインや溶接ラインを保有し、得意先の車種に合わせた部品を供給する。金型部門は子会社のフクダエンジニアリングが担い、グループ内で設計から量産まで一貫する体制をとる。

売上の約76%を北米地域が占める地理的構成

2026年3月期のセグメント別売上高は、日本が294億円(構成比10.1%)、北米が2,226億円(76.3%)、アジアが397億円(13.6%)である。北米での売上高が突出して大きく、ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカとホンダカナダの2社で連結売上高の約44.5%を占める。アジアでは中国やフィリピンなどで生産を行い、中国市場の減速が収益に影響を与えている。

独立系でありながらホンダとの緊密な関係

エフテックは本田技研工業との取引関係が極めて強く、1977年には第三者割当増資によりホンダが発行済株式総数の15%を取得した。有価証券報告書でも「主要な得意先」として明記され、売上の多くをホンダグループ向けが占める。ただし同社はあくまで独立系であり、ホンダの子会社ではない。1990年代以降は三菱自動車、日産車体、いすゞ、ダイハツ、日産自動車、トヨタ、スズキなど他メーカーとの取引も拡大し、顧客基盤を広げている。

20の子会社と11の関連会社で構成されるグループ

2026年3月期時点で、エフテックは子会社20社、関連会社11社を有する。主要な子会社には、金型設計・製作のフクダエンジニアリング、北米生産拠点のエフアンドピー・マニュファクチャリングやエフアンドピーアメリカ、アジアでは中国の偉福科技工業(中山)やフィリピンのエフテックフィリピンがある。グループ全体で「エフテックファミリー」と呼び、共通の基本理念のもと連携する。

業界の中での役割は自動車部品(車体骨格部品)のサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,919億円
営業利益
84億円
営業利益率
2.9%
純利益
47億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
北米2,226億円76.3%59億円2.7%
アジア398億円13.6%17億円4.3%
日本295億円10.1%6億円2.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

当社グループは、自動車部品関連事業を主な事業としており、車体骨格部品などを中心に、主要取引先である本田技研工業を含む自動車メーカー向けに供給しています。また、関連する金型や機械器具の製造販売も行い、グローバルに事業を展開しています。

主要顧客本田技研工業株式会社

主な製品・サービス3
自動車部品
車体の骨格を構成する部品など、自動車の基本構造に関わる部品を製造・販売する。主要取引先は本田技研工業。
金型
自動車部品の製造に用いる金型を自社で製作し、高品質な部品生産を支える。
機械機具
自動車部品の製造工程で使用する機械や器具を製作・販売し、生産効率の向上に寄与する。

製品と技術

足回り機能部品の専門メーカー

エフテックは自動車の足回り(サスペンション・ブレーキ周辺)に使われる機能部品を主力とする。具体的な製品名は入力データに明記されていないが、プレス加工で成形されるアーム類、ブラケット、スリーブ、シャフト類が含まれる。これらの部品は車体の軽量化や衝突安全性に直結するため、高い寸法精度と強度が要求される。同社はプレス技術に加え、溶接や組み立て工程も内製し、アッセンブリ状態で供給するケースが多い。

金型設計・製作を担うフクダエンジニアリング

1983年に分離独立したフクダエンジニアリング(現・連結子会社)は、エフテックグループの金型部門を担う。同社はプレス金型、治工具、試作品の設計・製造を行い、グループ内外の生産拠点に金型を供給する。金型技術は製品の品質と生産効率を左右するため、グループ全体の競争力の源泉となっている。芳賀テクニカルセンターでは新工法の研究開発も行われ、1994年には英国のティーアイ社からパイプ成型技術を導入し、加工技術の幅を広げた。

北米とアジアに広がる生産ネットワーク

製品の大部分は海外で生産される。北米では米国オハイオ州のエフアンドピーアメリカ、ジョージア州のエフアンドピージョージア、カナダのエフアンドピー・マニュファクチャリングなどが主要拠点であり、ホンダの現地工場に近接して部品を供給する。アジアでは中国(偉福科技工業(中山))、フィリピン(エフテックフィリピン)、インド(2019年設立の子会社)などが生産を行い、日系自動車メーカーのアジア戦略に対応する。各地域の工場はそれぞれプレスラインと溶接ラインを備え、地域ごとの需要変動に柔軟に対応する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車部品メーカー、収益性改善急務

エフテックは自動車部品メーカーで、売上高約3000億円の規模。トヨタ紡織やユニプレスと競合する。2025/3期営業利益率1.83%と低収益で、2026/3期は2.88%に改善見通しだが、業界平均を下回る。大口顧客への依存やコスト競争力の強化が課題。

強み

  • 売上高約3000億円の規模で、大量生産によるコスト競争力
  • トヨタなど主要自動車メーカーとの取引実績と信頼関係
  • 自動車部品の製造技術で長年の経験とノウハウ
  • 2026/3期に営業利益率2.88%へ改善計画、収益性向上に期待

課題

  • 営業利益率が2%前後と低く、収益体質の改善が急務
  • 特定大口顧客への依存度が高く、受注変動の影響を受けやすい
  • トヨタ紡織やユニプレスとの競争が激しく、差別化が困難

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がエフテック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17122近畿車輛167億円10.6倍
27256河西工業164億円17.1倍
37235東京ラヂエーター製造162億円7.3倍
47228デイトナ146億円7.9倍
56493NITTAN145億円6.5倍
67212エフテック140億円2.9倍
77247ミクニ128億円10.5倍
87551ウェッズ117億円11.9倍
97277TBK116億円
107218田中精密工業113億円9.4倍
117213レシップホールディングス109億円8.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

雑貨玩具部品のプレス加工から始まった1947年

1947年7月、福田治六が埼玉県草加市で福田製作所を個人創業した。当初は雑貨玩具部品のプレス加工を主業としていた。1955年11月に有限会社福田製作所として法人化し、資本金50万円でスタート。1959年10月には本田技研工業の協力工場として自動二輪車部品の加工を開始し、自動車業界との関係が生まれる。この時期はまだ二輪車向けが中心であった。

四輪機能部品への転換と組織再編の1960年代

1964年5月、組織を改め福田プレス工業株式会社(資本金500万円)に商号変更。1965年1月には開発研究課を設置し、四輪自動車の機能部品開発に乗り出した。1967年5月には三重県亀山市に亀山工場(後の和田工場)を新設し、生産能力を拡充。1977年12月には本田技研工業が第三者割当増資により株式の15%を取得し、資本関係が生まれた。1978年12月には本社と工場を現在の埼玉県久喜市に移転した。

金型部門の分離と初の海外進出(1980年代)

1983年11月、久喜工場の金型・生産設備・試作品部門を分離し、福田エンジニアリング(現フクダエンジニアリング)を設立。1986年10月にはカナダ・オンタリオ州にエフアンドピー・マニュファクチャリングを米国ホンダやユタカ技研との合弁で設立し、初めて海外生産に進出した。1988年12月には商号を株式会社エフテックに変更。1990年7月には栃木県芳賀町に芳賀研究所(現芳賀テクニカルセンター)を開設し、開発機能を強化した。

ISO認証取得と多メーカー化で拡大した1990年代

1991年2月に亀山第二工場(現亀山事業所)を新設。同年5月には三菱自動車工業との取引を開始し、ホンダ一辺倒から脱却する。1994年には熊本県に九州エフテック、フィリピンにエフテックフィリピンを設立。1995年には日産車体、1997年にはいすゞ自動車、1999年にはダイハツ工業、2000年には日産自動車、2001年にはトヨタとスズキと次々に供給契約を結んだ。品質面では1998年にISO9002、1999年にISO14001を全事業所で取得し、国際標準に対応した。

株式上場と中国・メキシコ進出(2000年代以降)

1996年9月に株式を店頭登録し、2001年1月に東京証券取引所市場第二部へ上場した。2001年3月にはトヨタモーター・マニュファクチャリング・ノースアメリカと契約し北米での取引拡大。2002年1月には中国広東省に偉福科技工業(中山)有限公司を設立し中国市場に参入。2001年6月にはメキシコ・ケレタロ州にエフイージー・デ・ケレタロを設立し、北米の金型・プレス加工網を広げた。2026年3月期には連結売上高2,918億円に達し、北米が売上の約76%を占める体制となっている。

年表34件を開く

1940年代

  • 1947年7月創業福田 治六が雑貨玩具部品のプレス加工を目的として、埼玉県草加市において個人経営で福田製作所を創業。

1950年代

  • 1955年11月創業法人化し、資本金50万円にて有限会社福田製作所を設立。
  • 1959年10月本田技研工業株式会社の協力工場として自動二輪車の部品加工を開始。

1960年代

  • 1964年5月創業組織及び商号を変更し、資本金5百万円にて福田プレス工業株式会社を設立。
  • 1965年1月技術研究開発力充実の観点から開発研究課を設け、四輪自動車機能部品の開発を開始。
  • 1967年5月三重県亀山市に亀山工場(現 和田工場)を新設。

1970年代

  • 1977年12月第三者割当増資により、本田技研工業株式会社が当社発行済株式総数の15%を取得。
  • 1978年12月埼玉県南埼玉郡菖蒲町(現 埼玉県久喜市)に本社及び工場(現 久喜事業所)を移転。

1980年代

  • 1983年11月創業久喜工場の金型、生産関連設備及び試作品の製造部門を分離し、福田エンジニアリング株式会社(現 フクダエンジニアリング株式会社)を設立。
  • 1984年12月溶接ライン拡充のため、三重県亀山市に亀山工場の分工場として布気工場を設置。
  • 1986年10月創業カナダ オンタリオ州にアメリカンホンダモーターカンパニー・インコーポレーテッド及び株式会社ユタカ技研との共同出資により四輪自動車、二輪自動車及び汎用製品用部品の製造販売を目的として、エフアンドピー・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドを設立。
  • 1988年12月商号変更商号を株式会社エフテックに変更。

1990年代

  • 1990年7月開発部門の本部として栃木県芳賀郡芳賀町に芳賀研究所(現 芳賀テクニカルセンター)を新設。
  • 1991年2月三重県亀山市にプレス主体の工場として亀山第二工場(現 亀山事業所)を新設。
  • 1991年5月三菱自動車工業株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 1993年7月創業米国 オハイオ州に当社とエフアンドピー・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドとの共同出資により自動車部品の製造販売を目的としてエフアンドピーアメリカ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドを設立。
  • 1994年1月創業熊本県山鹿市に金型・治工具及び自動車部品の製造販売を目的として株式会社九州エフテックを設立。
  • 1994年5月創業フィリピン ラグナ州に自動車部品の製造販売を目的としてエフテックフィリピン・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドを設立。
  • 1994年10月英国 ティーアイ・コーポレート・サービシーズ・リミテッドとパイプ成型に関する技術導入契約を締結。
  • 1995年4月日産車体株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 1996年9月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年3月いすゞ自動車株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 1997年4月創業カナダ オンタリオ州に当社とフクダエンジニアリング株式会社との共同出資により自動車部品の製造販売を目的としてダイナミグ・マニュファクチャリング・オブ・ストラッドフォード・インコーポレーテッドを設立。
  • 1998年3月財団法人日本品質保証機構(JQA)より「ISO9002」の認証を取得。
  • 1999年2月ダイハツ工業株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 1999年4月エフアンドピーアメリカ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドが、ABS品質評価機関より「ISO9002」の認証を取得。
  • 1999年11月一般財団法人三重県環境保全事業団国際規格審査登録センター(ISC)より「ISO14001」の認証を全事業所で取得。

2000年代

  • 2000年6月日産自動車株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 2000年10月創業米国 ジョージア州に当社とエフアンドピー・マニュファクチャリング・インコーポレーテッド及びエフアンドピーアメリカ・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドとの共同出資により自動車部品の製造販売を目的としてエフアンドピージョージア・マニュファクチャリング・インコーポレーテッドを設立。
  • 2001年1月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
  • 2001年3月トヨタモーター・マニュファクチャリング・ノースアメリカ・インコーポレーテッドと自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 2001年4月スズキ株式会社と自動車部品供給契約を締結し取引を開始。
  • 2001年6月創業メキシコ ケレタロ州に当社とフクダエンジニアリング株式会社との共同出資により金型・プレス加工の製造販売を目的としてエフイージー・デ・ケレタロ・ソシエダアノニマ・デ・カピタルバリアブレを設立。
  • 2002年1月創業中国 広東省に当社とニチメン株式会社との共同出資により自動車部品の製造販売を目的として偉福科技工業(中山)有限公司を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    稼ぐ力の強化と財務健全化

    モノづくりの本質追求から収益力を高め、海外子会社への経営モニタリング機能を強化して財務体質を健全化し、企業体力の強靭化を図る。

  2. 02

    戦略的な成長市場への集中投資

    インドへの経営リソースを集中し、成長市場での利益最大化を図る。また、各極の市場動向に応じた営業・開発競争力強化と海外拠点のモノづくり力向上に取り組む。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    ESG経営を通じて企業価値を向上させる。カーボンニュートラルへの具体的取り組みやマテリアリティに基づく持続可能性への取り組みを組織的に推進する。

  4. 04

    人的資本への投資と環境整備

    「人間尊重」の理念の下、多様な人財が挑戦し働きがいを感じられる制度・環境を整備し、経営戦略を実現する人財育成システムを構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,300人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は614万円で、9期前と比べて+0.5%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,632
2018年3月7,481
2019年3月61138.915.87,564
2020年3月59938.916.26,513
2021年3月57039.716.77,606
2022年3月55840.517.77,571
2023年3月57241.118.57,754
2024年3月59341.418.57,787
2025年3月60741.518.57,56573
2026年3月61441.218.27,300115

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 4 / 海外 9、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
北米 — 米国 オハイオ州260億円
北米 — カナダ オンタリオ州159億円
北米 — メキシコ グアナファト州158億円
亀山事業所 — 三重県亀山市4,410百万円
日本
久喜事業所 — 埼玉県久喜市3,244百万円
日本
アジア — タイ アユタヤ県2,530百万円
アジア — 中国 湖北省2,014百万円
日本 — 埼玉県 秩父郡 小鹿野町1,867百万円
アジア — インド ウッタル・プラデーシュ州1,854百万円
アジア — 中国 広東省1,797百万円
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    フクダエンジニアリング㈱
    埼玉県加須市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱九州エフテック
    熊本県山鹿市 · 連結子会社
    議決権64.3%
  • 国内
    ㈱リテラ
    埼玉県 秩父郡小鹿野町 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 海外
    エフテックアールアンドディノースアメリカ・インコーポレーテッド
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    エフテックノースアメリカ・インコーポレーテッド
    米国 ミシガン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    偉福(広州)汽車技術開発有限公司
    中国広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    煙台福研模具有限公司
    中国山東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    エフテックアールアンドディフィリピン・インコーポレーテッド
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱城南製作所
    長野県上田市 · 持分法適用会社
    議決権29.4%
  • 海外
    ジョーナン・エフテック・タイランド・リミテッド
    タイ アユタヤ県 · 持分法適用会社
    議決権23.4%
  • 海外
    ジョーナンアメリカ・インコーポレーテッド
    米国 ケンタッキー州 · 持分法適用会社
    議決権7.4%
  • 海外
    ジョーナン・デ・メキシコ・ソシエダアノニマ・デ・カピタルバリアブレ
    メキシコ グアナファト州 · 持分法適用会社
    議決権20.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ヴィージー・オート・コンポーネンツ・プライベート・リミテッドインド グジャラート州26%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JPフクダエンジニアリング株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,919億円営業利益84億円前期と比べると減収増益で、売上が-3.0%、利益が+52.7%。

売上高
-3.0%
2,919億円
営業利益
+52.7%
84億円
純利益
47億円
営業利益率
2.9%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,880億円2,919億円
営業利益55億円84億円
純利益8億円47億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は766億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.6%、営業利益は+1600.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71215
2024年1Q71210.1−3
2024年2Q681−14−2.1−2
2024年3Q758182.40
2024年4Q83722
2025年2Q1,458−14−1.0−49
2025年4Q1,550694.5−20
2026年2Q1,421282.03
2026年4Q1,498563.744
2027年1Q766172.29

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,441億円から2,919億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は2.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,44146−31
2014年3月1,7257133
2015年3月1,7565818
2016年3月1,9636227
2017年3月1,9797240
2018年3月2,2615947
2019年3月2,3546028
2020年3月2,187283
2021年3月1,83624−12
2022年3月1,919132
2023年3月2,6121917
2024年3月2,9883017
2025年3月3,00855301.8−69
2026年3月2,91984752.947

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,919億円のうち、営業利益として残るのは84億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.6%2,645億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.5%190億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%84億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
9.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが205億円、投資CFが−97億円で、差し引きのフリーCFは108億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は186億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月65−9830−3353
2014年3月93−13157−3878
2015年3月85−14771−6290
2016年3月121−17838−5768
2017年3月132−131−9157
2018年3月106−12724−2159
2019年3月231−68−14816372
2020年3月105−12033−1589
2021年3月100−107−44−737
2022年3月18−156116−13820
2023年3月174−163231155
2024年3月195−89−43106122
2025年3月148−79−5769143
2026年3月205−97−69108186

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,826億円。このうち返さなくてよい自己資本が717億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値53.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月91227064216.5
2014年3月1,11139871323.3
2015年3月1,32746486322.9
2016年3月1,38047190921.2
2017年3月1,44449794723.3
2018年3月1,50456194326.7
2019年3月1,37056880230.5
2020年3月1,34054379729.9
2021年3月1,36755081729.5
2022年3月1,6096061,00328.0
2023年3月1,7616481,11328.4
2024年3月1,9187171,20129.1
2025年3月1,7766421,13329.0
2026年3月1,8267171,10931.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
187億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
263億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
58億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,109億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE82社中29位あたり、逆に低いのは自己資本比率82社中74位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.8%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥746で、1年前と比べて-1.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥746-1.5%1ヶ月+9.2%1年-1.3%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥605高値¥865

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)2.9倍
PER (会社予想)17.3倍
PBR0.23倍
配当利回り2.68%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

上昇基調に転換。7/22終値682円、25日線(664.04円)を+2.7%上回る。週足で75日線(695.08円)を試す位置。1カ月で+6.2%上昇、52週安値605円から11.8%の戻り。出来高は6月中旬に急増し、直近も高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 95/100)

PER2.68倍、PBR0.22倍と業界平均(PER16.57倍、PBR1.09倍)を大幅に下回る。配当利回り3.58%は業界平均2.81%を上回る。ROE8.6%と収益性はあるが直近純損失を計上し、割安だが業績悪化リスクを考慮。

指標この会社業種平均
PER (実績)2.9倍16.3倍
PER (予想)17.3倍
PBR0.23倍1.12倍
ROE8.6%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、業績回復の確度とバリュエーションの妥当性。強気派はPBR0.22倍と解散価値以下で、2026年3月期の大幅増益予想を割安と評価。弱気派は過去の赤字経営やROEの低さ(8.6%)、自動車業界の構造変化(EVシフト)リスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • PBR0.22倍の割安

    解散価値以下で、資産価値に比べ株価は低位

  • 2026年の増益見通し

    営業利益率1.83%→2.88%へ改善、純利益47億円予想

  • トヨタ向け安定需要

    トヨタの生産台数は堅調、部品需要下支え

  • 自動車生産回復で需要増加2026年下期影響

    主要顧客の生産正常化で部品需要増。売上3,000億円台回復で営業利益90億円超。

  • コスト削減効果で利益率改善通年影響

    2026/3期営業利益84億円予想。固定費削減で営業利益率3%目標。

  • EV部品受注拡大2027年〜2028年影響

    EV向けトランスミッション部品で新規受注。年間50億円の売上追加。

  • PBR0.22倍の低評価修正継続影響

    PBR0.22倍と純資産割れ。ROE8.6%改善でPBR1倍回復余地。

マイナスに働く材料7
  • 赤字転落リスク

    2025年3月期は特損計上で69億円の最終赤字

  • 低収益性

    営業利益率1~2%台、ROE8.6%と低い

  • EVシフトの構造リスク

    エンジン部品中心の事業構造は中長期に不透明

  • 円高進行による輸出採算悪化金融政策次第影響

    1ドル10円円高で営業利益約40億円押し下げ。自動車部品は円高に弱い。

  • 原材料価格高騰継続影響

    鋼材価格上昇で年間20億円コスト増。利益圧迫。

  • 特定顧客への依存リスク継続影響

    トヨタ向け売上比率60%超。受注減で減収リスク。

  • 減配リスク次回決算発表後影響

    配当利回り3.6%だが業績変動で減配の可能性。株価下押し。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の度合いを確認
トヨタ向け売上比率
特定顧客依存度の変化を把握
フリーキャッシュフロー
赤字からの回復力を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.68%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.68%
いまの株価に対して
配当性向
34.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2718.4
2018年3月20−25.914.2
2019年3月200.022.1
2020年3月200.0747.1
2021年3月8−60.08.2
2022年3月1025.05.3
2023年3月20100.0
2024年3月200.022.9
2025年3月200.0
2026年3月2420.034.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,722人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.2%を占め、残る65.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.139.142.347.654.650.8
事業法人25.624.424.425.324.825.9
外国法人14.311.88.38.97.28.4
金融機関23.622.720.614.89.68.3
証券会社4.51.94.23.33.46.3
外国人個人0.00.10.20.10.30.3
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本田技研工業株式会社13.63
02福田 秋秀4.76
03公益財団法人エフテック奨学財団4.28
04株式会社埼玉りそな銀行2.29
05BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH- PRIME BROKERAGECLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)1.96
06エフテック社員持株会1.96
07福田 順子1.92
08株式会社SBI証券1.87
09住友商事株式会社1.85
10有限会社フクダ興産1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+200%、1株純資産は14期で+156%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2531,221−20.5
2014年3月2581,68516.24.821.5
2015年3月1151,9806.310.047.8
2016年3月1761,9089.16.172.3
2017年3月2612,01212.85.418.4
2018年3月2632,15112.85.014.2
2019年3月1522,2406.95.922.1
2020年3月182,1490.824.2747.1
2021年3月−632,1698.2
2022年3月112,4270.548.45.3
2023年3月932,6923.67.1
2024年3月913,0073.28.422.9
2025年3月−3732,774
2026年3月2553,1308.62.734.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額175百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
福田祐一代表取締役社長58313,000
藤瀧一取締役兼専務執行役員 グローバルSED統括6611,000
若林圭取締役兼常務執行役員 管理本部長 兼アメリカ事業担当591,000
古閑伸裕取締役(注)171
小山田明代取締役(注)155
中西教明常勤監査役645,000
青木啓之常勤監査役6719,000
髙橋宏志監査役(注)278
増田賢一朗監査役(注)265
飛田茂晴取締役兼常務執行役員 営業本部長 兼 中国事業担当6212,000
桑原利彦取締役(注)166

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)78330311817
監査役541418
社外監査役2884
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容205字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社20社及び関連会社11社で構成され、自動車部品及びそれに伴う金型、機械機具等の製造、販売を行う自動車部品関連事業を主な事業内容としております。また、これに関連する研究開発活動を展開しております。当社と継続的で緊密な事業上の関係にある本田技研工業株式会社は主要な得意先であります。 当社グループの事業に係る系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,774字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 会社の経営方針 当社は、自立した個人を重んじ、和を尊び、協力を旨とする“人間尊重”、失敗を恐れず困難な道を選択する “チャレンジ精神”、“環境・地域社会、株主・従業員との共生”を基本理念としております。優れた技術力に基づく最適な商品を開発し、優良な品質の製品を最少エネルギーで高効率生産することで、世界中のお客様へ適正な価格で最大の価値を提供することを使命としております。 こうした企業活動を推進することで、「わたしたちは世界的視野に立ち、高い志と誠をもって価値を創造し、国家社会に貢献すると共に豊かな未来を築く事に全力を尽くす。」との社是を実践し、世界中のお客様からの顧客満足度No.1の評価を得るとともに、地域社会からその存在を期待される企業となるよう努めております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 第15次中期経営計画では全社方針を「稼ぐ力を向上させ持続的に成長し社会に貢献する」と定めました。エフテックファミリー全体で「Back to Basics」「Challenge for New」を土台に事業基盤をしっかり固め、将来の持続的成長に向けた活動に取り組んでいきます。具体的な取り組みは以下のとおりです。 <Back to Basics> ① 稼ぐ力の強化 モノづくりの本質追求から稼ぐ力を強化し、収益の向上へとつなげてまいります。 ② 財務体質の健全化 海外子会社に向けた経営モニタリング機能強化により、財務体質を健全化してまいります。 <Challenge for New> ① 戦略的な成長ビジネス機会の追求 インドへの経営リソース集中により、成長市場での利益の最大化につなげてまいります。 ② サステナビリティ経営の構築 ESG経営の取り組みを通じて企業価値を向上させていきます。方針を策定し、サステナビリティの具現化に向けて組織的に推進してまいります。 (3) 事業の経過及び成果 当連結会計年度における世界経済は、米国新政権の政策動向による影響など、先行きは極めて不透明な状況が続きました。自動車業界においては、米国新政権が保護主義的な関税政策やEV普及策の撤回を進めており、主要得意先が特に北米でのEV戦略を大幅に軌道修正する動きがみられました。中国や東南アジアでは、中国系EVメーカーの勢いが継続しており、日・欧米系メーカーの販売不振が続きました。業界情勢の今後の動きは不透明であり、先行きの予測は極めて難しく、不確実な市場環境となっております。 こうした事業環境下、当社グループは、第15次中期経営計画の全社方針に沿い、「原価低減活動の徹底」と「売価改定交渉」の2つのアプローチを攻めの姿勢で取り組みました。米国などの課題拠点は生産効率等の改善を継続するとともに、各種コストの負担増について価格転嫁を強力に進めてまいりました。 (4) 対処すべき課題 ① 短期的な課題 2025年度における世界経済は、ウクライナ情勢の更なる長期化に加え中東情勢の緊迫化による資源・エネルギー価格の高止まり、欧米の金融引締めや中国経済の減速など、先行きは極めて不透明な状況が継続しております。 当社が事業を営む自動車業界においては、中国、アジア市場における日系自動車メーカーのEV化の出遅れによる中国資本自動車メーカーの台頭、また欧米でのEV市場の鈍化による主要得意先の政策変更なども加わり、地域毎に尚一層の事業環境の多様化・複雑化に直面しております。 このような市場環境下、当社グループは2026年4月より第16次中期経営計画をスタートさせました。 「変化への対応力を磨き持続的に企業価値を高める」を合言葉に、「Back to Basics」と「Challenge for New」の基本方針の下、「稼ぐ力の向上による財務健全化」から企業体力の強靭化につなげ、「持続的成長のための基盤づくり」を通し、成長機会を追求することで全社一丸となって、不確実な事業環境を勝ち抜いてまいります。 以下の事項を当社の企業価値向上に直結する重要なテーマと掲げ、中長期的な事業運営につなげてまいります。 ・財務ガバナンス強化に向けた運営体制の強化 ・経営戦略を実現する人財育成システムの構築 ・多様な人財の挑戦や働きがい向上を支援する制度・環境整備 ・成長市場への現地R&D体制の強化 ・新規受注、拡販と価格転嫁の両輪を回せる体制 ・生産現場、間接部門のDX化 ・非財務情報の開示力向上やリスク管理強化 ② 中長期的な課題 [自動車産業を巡る変化] (市場) 日本においては少子高齢化、人口減少に伴い国内市場が縮小し、新車販売台数の減少が続いています。一方、海外では、中国市場は独自の進化を続けており、多様なお客様への対応力が課題になります。安定的に高い需要が見込まれる北米と今後更なる市場の成長が期待されるインドでは、それぞれの市場ニーズを的確に把握し、新たな成長戦略の立案と事業展開を適切に行うことで、変化への対応力を磨いてまいります。 (サステナビリティ) カーボンフリーなサステナブル社会の実現は、自動車産業を取り巻く事業環境が大きく変化する中においても、世界的に不可逆な潮流であり、当社グループの中長期的な成長と企業価値向上に直結する重要な経営課題です。当社グループは、足廻り機能領域の専門メーカーとして安全・品質を基軸とした価値提供を行うとともに、環境・人権・ガバナンスを含む持続可能性への取り組みのなか、特定したマテリアリティと価値創造プロセスに基づき、当社グループの持続的な企業価値向上の実現に向けて取り組んでまいります。 (人的資本) 企業がサステナビリティ経営を推進するうえで、従業員一人ひとりの働きがいと成長を支える環境づくりは、企業価値向上の基盤となる重要な取り組みです。当社グループは、創業以来の理念である「Respecting People(人間尊重)」を人財戦略の中核に据え、グローバルで約8,900名を超える従業員が国籍・性別・年齢を問わず、それぞれの強みを発揮できる職場環境の整備に努めてまいります。 昨年度より、従来の女性活躍推進を発展させ、全従業員を対象とした全社横断的なウェルビーイング向上活動「WWTⅡ(ウェルビーイングワーキングチームセカンド)」を推進し、従業員一人ひとりが「この会社にいてよかった」と感じられる職場づくりを目指し、プロフェッショナリズムとオーナーシップを持って活躍できる企業文化の醸成に取り組んでまいります。 [当社グループの中長期的な取り組み] 変化への対応力を磨き持続的に企業価値を高めるため、以下の事項を積極的に推進してまいります。 ・各極の市場動向変化に対応した拡販のための営業・開発競争力の強化 ・日本の生産技術力と現場管理力の更なる進化と海外拠点への伝承 ・海外拠点のモノづくり力(安全・品質・コスト・納期)の強化と稼ぐ力の向上 ・インド事業への経営リソースの投入強化 ・カーボンニュートラルへの具体的取り組みの推進 ・ESG重要課題への継続的取り組み ・人的投資による人財育成強化と有効的な配置への取り組み [当社の長期ビジョン] 当社グループは、世界中のお客様にご満足いただける最上の価値を提供し、「足廻り機能領域の専門メーカーとして世界No.1を目指す」ために進化を続けてまいります。 「足廻り機能領域」とは、当社グループが得意とする「サブフレーム」、「サスペンション」、「ペダル」の3つのコア領域のことを指し、まさに当社グループのアイデンティティを表しています。 また、当社グループが目指す「世界No.1」とは、売り上げ規模ではなく、社員全員が「モノづくりの本質」を誰にも負けないと自信を持って言えるまで追求することであり、最終的にはお客様の評価によって決まるものと考えています。 当社グループは、「高品質な製品を安全に、高効率、最少エネルギーで生産し、企業努力をしっかり反映させたコストレベルで、お客様にオンタイムで供給する」との「モノづくりの本質」を追求することで、お客様の評価「世界No.1」を目指すべく、以下の5項目を徹底的に追求してまいります。 1. お客様から最高評価獲得   :品質、コスト、納期、マネージメントのすべての領域においてお客様から最高の評価を獲得します。 2. 新価値提供   :お客様が求める以上の価値を他社にはない形で提供します。 3. 新技術開発   :新たな発想、新たなアプローチから生まれるアイデアを駆使し、独自の技術を世界に展開します。 4. ネットワーク構築   :他専門メーカー様と知見を共有する協業ネットワークを拡充し、互いの専門性を融合させることで、新たな価値提案を行います。 5. 収益力強化   :「モノづくりの本質追求」で既存事業の盤石化を図るとともに、新たな成長機会への投資を的確に実行できるよう収益力を高めてまいります。
事業等のリスク3,895字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループが連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 なお、当社は当連結会計年度に新たにリスク管理委員会規程を制定し、これに基づく運用を開始するなど、リスク管理体制の整備・強化を進めております。また、当社国内部門を対象としてリスクアセスメントに関する調査を実施し、リスクの特定(洗い出し)及び優先度の整理を行い、その内容をリスク管理委員会において審議のうえ、取締役会に報告しております。これらの取り組みは、現時点では国内部門を対象として先行的に実施しているものであり、今後は当社グループ全体における取り組みの充実を図ってまいります。 リスクの項目   リスクの説明   リスクの対策 市場環境   当社グループは、グローバルな規模で自動車部品の製造、販売事業を展開しております。当社グループが事業展開しているこれらの国々の市場において経済の低迷や物価等の動向により、消費者の自動車に対する購買意欲が低下し、主要得意先の生産が減少した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、事業展開をしている世界各国の市場の動向を注視し、生産ライン設置、設備投資の判断や適正な要員配置・経費管理等の面で迅速かつ的確な対応が取れるように努めております。 得意先の集中   当社グループの主要得意先である本田技研工業株式会社及び同社関係会社への当事業年度の売上高シェアは64.3%となっており、同社グループの売上が減少する場合は、当社グループの事業、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、受注計画が計画どおり進捗せず想定外の失注が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、本田技研工業株式会社及び同社関係会社との取引の維持拡大に努めるとともに、同社以外の得意先との取引拡大に向けた営業活動を積極的に推進しております。 為替相場の変動   当社グループの海外における当事業年度の売上高シェアは90%(北米76%、アジア14%)であるため、外国為替相場の変動の影響を受ける可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、外貨建取引における為替相場の変動リスクに対して先物為替等を用いてリスクを縮小することに努めております。 特定の原材料及び 部品の外部事業者 への依存   当社グループは、多数の外部の取引先から原材料及び部品を購入しておりますが、製品の製造において使用するいくつかの部品・原材料については、一部の取引先に依存しております。これらの取引先に操業の停止やサプライチェーンの寸断等、予期せぬ事態が生じた場合は、当社グループの生産に影響を与え、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、事業、業績への影響を最小化するため、サプライチェーンの見直し及び強化を継続的に行っています。また、部品の供給状況についてモニタリングを行い、当社グループの生産等の事業活動に悪影響を与える可能性がある事象が発生した場合には、取引先と連携し速やかな対応を実施しています。 有利子負債依存 及び金利上昇   当社グループは、これまで事業拡大に必要な資金の多くを金融機関からの借入等により調達しており、有利子負債は比較的高い水準(2026年3月期68,954百万円、総資産比率37.8%)にあります。当社グループが事業活動を行う国、地域の金融市場に変化が生じ、金利が大きく上昇した場合は、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、社内各部門及びグループ子会社の事業計画、投資計画及び資金計画を横断的にモニタリングするとともに、当社の借入及び当社グループ子会社の債務保証(当社によるグループ子会社の借入の親会社保証)にあたっては、当社取締役会の承認を得ることを前提条件としています。 リスクの項目   リスクの説明   リスクの対策 設備停止による 影響   当社グループは、自然災害、停電又はその他の予期せぬ中断事象が生じ生産能力回復に長期間を要する場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、自然災害等の予期せぬ中断事象が生じた場合の製造ラインの中断リスクを最小化できるよう、設備の定期的な検査と予防保全点検を行っております。 製品の品質   当社グループは、予期せぬ事情で品質問題が発生した場合で、問題の重大性により法的責任やそれに起因する補償負担が生じたときは、当社グループの業績や企業イメージに影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、グローバルで厳正な品質管理基準に基づいた品質管理体制を敷いて製品を製造しております。万一品質問題が発生した場合に備え、当社グループが事業を行う国、地域の基準や得意先との協議により決定されたプロセスに基づき、すみやかに対処できる体制を整備しています。 法規制等の影響   当社グループは、グローバルに事業展開をしていることから、労働法、独占禁止法、環境諸法令等、さまざまな法規制等の適用を受けておりますが、これらの法規制等に違反した場合は、法的責任を負う可能性があります。   当社グループは、事業活動を行う国、地域の法令を調査し、それぞれの法制度を遵守して、事業を適正に行っております。 知的財産権   当社グループは、独自開発技術等に関する知的財産権の取得を進める一方、第三者の所有する知的財産権を侵害しないよう取り組んでいますが、見解や解釈の相違等により第三者が知的財産権に関する訴訟等を当社グループに提起したり、第三者が当社グループの知的財産権を侵害したりする可能性があります。そのような事態が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう、製品の設計開発及び新技術の研究開発に際しては先行調査を実施する等、十分な注意を払っております。また、継続的な他社製品の分析及び情報収集等によって第三者による模倣品や技術の模倣を監視し、当社グループの知的財産権の侵害抑止を図っております。さらに、営業秘密管理に関する従業員への社内教育や、退職者及び技術援助先と守秘義務にかかる契約を締結すること等により秘密情報管理を強化しております。 自然災害・戦争・テロ・ストライキ等の影響   当社グループは、グローバルな規模で事業を展開しておりますが、予期せぬ自然災害、戦争、テロ、ストライキ、紛争等の事象が発生した場合、原材料や部品の調達、生産、供給、販売等に遅延や停止が生じる可能性があります。同時に、自動車販売市場が縮小し、製品需要が減少に転じる可能性があります。こうした事象が起こり、長引く場合は、当社グループの事業、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、自然災害、戦争、テロ、ストライキ、紛争等の事象が発生した場合に備え、当該事象の把握、対策の実施、当社事業への影響の最小化及び事業の早期復旧に向けた具体的な取り組みを定める「事業継続計画(BCP)」の整備を進めております。 固定資産の減損に 係るリスク   当社グループが保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等により収益性が低下し、減損損失が発生した場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、中期経営計画の当社の長期ビジョンとして「収益力強化」を掲げ、当社及びグループ子会社の業績を向上させるほか、各社の定期的なモニタリングによりリスクの早期把握に努めております。 リスクの項目   リスクの説明   リスクの対策 環境・気候変動に 関するリスク   近年、気候変動により発生頻度及び影響度が増大している自然災害は、調達、物流及びエネルギー供給網等を寸断し、当社グループの事業へ影響を与える可能性があります。現在、日本をはじめ世界各国が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを表明しており、社会・経済の脱炭素化への流れが加速していますが、当社グループがこれらの脱炭素社会への移行リスクに適切に対応できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、気候変動リスクへの対応を経営上の重要課題として位置づけており、当社のカーボンニュートラル基本方針では「私たちは、社会やお客さまとともに、モビリティ社会への貢献を通じて脱炭素社会の実現を目指します。」と宣言しています。長期目標として、2035年までに自社の製造領域で使用するCO2排出量(Scope1/2)に対して、カーボンニュートラルの実現を目指し、2050年までにはサプライチェーンを含めた事業全体のCO2排出量(Scope3)のネット・ゼロに挑戦します。具体的には、省エネ活動の徹底、高効率生産設備への更新、生産ラインの再編及び再生可能エネルギーの導入を加速させてまいります。 【リスク管理プロセス】
経営成績の分析 (MD&A)5,455字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断しております。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、緩やかな回復基調を維持しているものの、米国の独自政策、日中関係の悪化継続に加えて、2026年2月に始まった中東地域の紛争によりエネルギー資源の供給懸念が顕在化するなど、先行きの不透明感が一層増してきております。自動車業界においては世界的な電動化の流れは継続しつつも、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)への需要回帰の動きが鮮明となりました。また、中国系EVメーカーの台頭による競争激化により、特に中国および東南アジア市場において、日・欧米系の自動車メーカーは厳しい事業環境に直面しました。 こうした事業環境下、当社グループは、「稼ぐ力を向上させ持続的に成長し社会に貢献する」との全社方針のもと、「Back to Basics」と「Challenge for New」の基本方針に立ち、「稼ぐ力の強化」「財務体質の健全化」「戦略的な成長ビジネス機会の追求」「サステナビリティ経営の構築」を4つの柱として、全社一丸となって推進しました。その結果、構造改革などの取組みが実を結び、当連結会計年度における利益は過去最高水準を確保することができました。 こうした活動のもと当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高は291,866百万円(前期比3.0%減)、営業利益は8,405百万円(前期比53.3%増)、経常利益は7,495百万円(前期比146.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,726百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失6,925百万円)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (日本) 製品売上の減少により、売上高は29,453百万円(前期比2.2%減)となりましたが、損益面は技術収入の増加や経費の減少などにより増益となり、営業利益は618百万円(前期は営業損失1,093百万円)となりました。 (北米) 主要得意先の生産台数が半導体供給不足により減少したことや為替の円高影響により、売上高は222,616百万円(前期比1.6%減)、営業利益は5,938百万円(前期比26.0%減)となりました。 (アジア) 主要得意先の生産台数は中国地域において減少が続いており、売上高は39,797百万円(前期比10.5%減)と大幅な減収になりましたが、損益面は中国地域の構造改革の効果などにより増益となり、営業利益は1,665百万円(前期は営業損失1,609百万円)となりました。 b. 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、機械装置及び運搬具(純額)、商品及び製品等は減少しましたが、現金及び預金、建設仮勘定等の増加により、前連結会計年度末に比べ5,081百万円増加し、182,636百万円となりました。 負債は、1年以内返済予定長期借入金、リース債務等は増加しましたが、支払手形及び買掛金、短期借入金、長期借入金等の減少により、前連結会計年度末に比べ2,360百万円減少し、110,948百万円となりました。 純資産は、利益剰余金、為替換算調整勘定等の増加により、前連結会計年度末に比べ7,441百万円増加し、71,687百万円となりました。 ② 生産、受注及び販売実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 日本   32,066   90.5 北米   233,916   99.2 アジア   42,482   89.8 合計   308,465   96.9 (注) 1. 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   29,952   98.0   7,660   107.0 北米   230,452   107.7   60,018   114.2 アジア   37,948   85.3   10,820   84.9 合計   298,353   103.2   78,499   108.3 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 日本   29,453   97.8 北米   222,616   98.4 アジア   39,797   89.5 合計   291,866   97.0 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカ・エル・エル・シー   84,784   28.2   87,250   29.9 ホンダカナダ・インコーポレーテッド   44,888   14.9   42,742   14.6 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、18,620百万円(前期比30.6%増)となり、前連結会計年度末と比べ4,363百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの前連結会計年度に対する増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ収入が5,775百万円増加し、20,533百万円の収入となりました。これは主に、減損損失の減少、売上債権の増減額の減少があったものの、税金等調整前当期純利益の増加、棚卸資産の増減額の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ支出が1,811百万円増加し、9,683百万円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出の増加によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ支出が1,215百万円増加し、6,943百万円の支出となりました。これは主に、長期借入れによる収入の減少等によるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において判断したものであります。 ① 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2026年3月末までの第15次中期計画(2023年4月1日~2026年3月31日)では、外部環境の良化や前中期経営計画期間に実施した投資効果による当社事業の平常化と収益力の向上、増加した有利子負債残高の減少による財務体質の健全化を目指し、最終年度の経営指標として、連結売上高3,000億円、連結営業利益80億円、連結売上高営業利益率2.7%、NetDebt/EBITDA((連結有利子負債残高-連結現預金)/(連結営業利益+連結減価償却費))3.1倍以下、EPS(1株当たりの親会社株主に帰属する当期純利益)175円以上を計画しております。 当連結会計年度については、半導体供給不足等の影響により、連結売上高については計画を達成することができませんでしたが、事業の構造改革を進めたことなどにより、連結営業利益・連結営業利益率・NetDebt/EBITDA、EPSの計画を全て達成することができました。 実績(2024年3月期)   実績(2025年3月期)   実績(2026年3月期)   計画(2026年3月期) 連結売上高   2,987億円   3,000億円   2,918億円   3,000億円 連結営業利益   37億円   54億円   84億円   80億円 売上高営業利益率   1.2%   1.8%   2.9%   2.7% NetDebt/EBITDA   3.5倍   2.9倍   2.4倍   3.1倍以下 EPS   90.62円   △372.97円   254.50円   175円以上 ② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、第15次中期経営計画の最終年度として、前期から継続する「原価低減活動の徹底」及び「売価改定交渉」をさらに推進し、「正しいモノづくり」の基盤強化と収益力の向上に取り組みました。第一の「原価低減活動の徹底」においては、特に課題のあった米国拠点に対して、日本、メキシコ、カナダ及び中国からエキスパートを派遣し、グループ一体となって生産効率の改善等を継続的に支援いたしました。第二の「売価改定交渉」においては、世界的なインフレに伴うコスト負担増を適切に把握し、得意先との価格交渉を重ねてまいりました。これらの取り組みにより収益力は着実に向上し、前年度に実施した中国拠点における構造改革の成果も寄与した結果、当連結会計年度の損益は過去最高水準を確保いたしました。また、当連結会計年度は業績数値の達成にとどまらず、将来の成長に向けた成果も着実に進展しております。当社グループは「モノづくりの本質追求による信頼獲得」「設計開発力の強化」及び「成長市場の開拓」を強力に推進いたしました。その結果、当連結会計年度においても生産・品質面で多数の得意先から表彰を受けております。これは、当社グループの継続的な取り組みと技術力が、世界中のお客様から高く評価された成果であると認識しております。その結果、当連結会計年度においても多くの得意先から新規機種の引き合いをいただき、新たに16車種(日本9、北米2、アジア5)の受注獲得に至りました。 財政状態につきましては、有利子負債を抑制すべく「投資額のコントロール」に注力いたしました。一般投資や新機種向け投資を問わず、案件ごとに多面的な評価を実施して投資額の抑制を徹底した結果、当連結会計年度のNet Debt/EBITDAは計画の3.1倍に対し実績2.4倍となり、目標数値を達成いたしました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績の状況③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローが前連結会計年度末と比べて5,775百万円増加した要因につきましては、主に税金等調整前当期純利益の増加などによるものであります。 当社グループの資本の財源については、主として営業活動から得られた資金により対応し、必要に応じて銀行等からの借入により調達をしております。主な使途は新規受注への対応や生産能力維持・増強などに伴う設備投資、部品の量産のための諸費用、研究開発費などであります。また、資金の流動性については、当社において十分な借入枠を維持・継続しております。 ④ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、会計上の見積りを行う必要があります。貸倒引当金等の各引当金の計上、固定資産の減損に係る会計基準における回収可能価額の算定、繰延税金資産の回収可能性の判断、退職給付に係る負債の算定等につきましては、過去の実績や将来の事業計画を基礎として、一定の仮定を用いて会計上の見積りを行っております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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