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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

TBK

TBK Co.,Ltd.7277 · Standard · 輸送用機器

商用車向け制動装置とエンジンコンポーネントの専業メーカー。小型車から大型トラック・バスまで、重要保安部品を供給する。

概要

自動車向けブレーキ部品やエンジン用ポンプなどを製造する自動車部品メーカー。トラック・バス向け制動装置を主力に、国内外に生産拠点を展開。2025年3月期の売上高は約548億円、従業員数は1,893人。

ブレーキとエンジン部品の二本柱

当社グループは「ブレーキ部門」と「エンジンコンポーネント他部門」の二区分で事業を展開する。ブレーキ部門では小型車から大型トラック・バス用のドラムブレーキやマスターシリンダーなどの重要保安部品を手掛ける。エンジンコンポーネント部門では冷却用ウォーターポンプや潤滑用オイルポンプを生産する。さらにリターダ(補助ブレーキ)も製造。売上高構成比は開示されていないが、両部門とも国内外の完成車メーカー向けが主体である。

日本・アジア・中国に広がる生産拠点

主要地域は「日本」「アジア」「中国」に区分され、各地域に合わせた戦略を立案する。日本では本社工場(福島県玉川村)と子会社の木村可鍛、サンテックが生産。アジアではタイにTBKK(Thailand)とTBK TECHNOLOGY (THAILAND)、インドにTBK Indiaを有する。中国には東莞TBK、長春TBK SHILI、通川TBKなど複数の合弁・子会社が存在。北米にはTBK Americaがあったが、2024年9月に生産を終了し2025年11月に清算した。

11社の連結子会社と2社の関連会社で構成

2025年3月期の連結対象は当社を含む11社の子会社と2社の持分法適用関連会社。主な子会社はTBK販売(販売機能)、東京精工(福島の子会社だが2024年に吸収合併済み)、ティービーアール(鶴岡工場、同様に吸収合併)、Full Win Developments(香港)、Dongguan TBK(中国)、Changchun FAWSN TBK(関連会社、中国の一汽系との合弁)など。2025年11月にTBK Americaを清算したため、今後北米の連結子会社はなくなる。

業界の中での役割は自動車OEM向け制動装置・エンジン関連部品のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
548億円
営業利益
15億円
営業利益率
2.7%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本316億円57.7%5億円1.6%
アジア191億円34.9%12億円6.3%
中国41億円7.5%-1億円-2.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車(乗用車・商用車OEM)主力

小型車から大型トラック・バス向けに、重要保安部品であるブレーキを製造・販売。安全性が求められるブレーキに特化し、幅広い車種に対応する。

主な製品・サービス1
ブレーキ
自動車の制動装置。ドラムブレーキやディスクブレーキなどを含み、安全走行に不可欠な部品。

02自動車(エンジン関連部品)準主力

小型車から大型トラック・バス用のエンジン冷却用ウォーターポンプ、潤滑用オイルポンプを製造・販売する。エンジンの性能維持に不可欠な部品を供給する。

主な製品・サービス3
ウォーターポンプ
エンジンを冷却するための冷却水を循環させるポンプ。エンジンの温度管理に重要な役割を果たす。
オイルポンプ
エンジンの潤滑系統にオイルを供給するポンプ。エンジンの摩耗を防ぎ、動作を滑らかにする。
リターダ
大型車の減速を補助する装置。ブレーキの過熱を防ぎ、安全性を高める。

03その他(精密機械・産業機械)副次

工作機械の製造販売(子会社)など、自動車部品以外の事業も展開している。

主な製品・サービス1
工作機械
金属加工などの工作機械を製造・販売する(国内子会社のサンテックによる)。

製品と技術

ブレーキマスターシリンダーとドラムブレーキ

主力製品は商用車向けのドラムブレーキとブレーキマスターシリンダーである。ドラムブレーキは小型車から大型トラック・バスまで幅広く対応し、ブレーキシューやホイールシリンダーなどの構成部品も含む。マスターシリンダーはブレーキペダルの力を油圧に変換する重要保安部品で、高い信頼性が求められる。当社はこれらを一貫生産し、国内外の完成車メーカーへ納入している。

エンジン用ウォーターポンプとオイルポンプ

エンジンコンポーネント部門では、冷却用ウォーターポンプと潤滑用オイルポンプを製造。ウォーターポンプはエンジン冷却水を循環させ、オイルポンプはエンジン各部に潤滑油を供給する。いずれも小型車から大型商用車まで幅広い車種に対応。これらのポンプ類は内燃機関に必須であり、EVシフトが進む中でも当面需要が続く見込みである。当社は鋳造技術を活かし、高精度な部品を提供している。

鋳造技術を核とした素形材事業

当社はアルミダイカスト(ADC)とグラビティダイカスト(GDC)の鋳造技術を保有する。これらを「素形材事業」と位置付け、金型の内製を含む一貫生産体制を構築。大型アルミダイカスト設備の導入や海外子会社での自動化を進め、高付加価値製品への対応力を高めている。鋳造技術はブレーキ部品やポンプ類の基盤技術であり、コスト競争力と品質安定化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車ブレーキ部品、中堅メーカー

TBKは自動車用ブレーキ部品や産業機械部品を手掛ける中堅メーカー。同業にはユニプレスやトヨタ紡織などがいる。2025/3期売上544億円、営業利益率1.65%と低収益。業界は自動車生産の変動や原材料高の影響を受けやすく、収益が不安定。同社は特殊ブレーキ技術に強みを持つが、競合との差別化は限定的。ユニプレスは大型プレス技術で優位、トヨタ紡織は内装材で規模が大きい。TBKは電動化対応やコスト削減が急務だが、研究開発投資が収益を圧迫する可能性がある。

強み

  • 産業機械向けなどニッチ分野で高い技術力とシェアを持つ。
  • 主要顧客との強固な関係で安定した受注を確保。
  • 自動車以外の産業機械部門で収益の分散を図っている。
  • 厳格な品質管理で高い信頼性を提供。

課題

  • 営業利益率1.65%と低く、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • EVシフトでブレーキ部品需要構成が変化、技術開発が急務。
  • 鉄鋼など原材料価格の上昇が利益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

輸送用機器の時価総額近傍。太字がTBK

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17228デイトナ146億円7.9倍
26493NITTAN145億円6.5倍
37212エフテック140億円2.9倍
47247ミクニ128億円10.5倍
57551ウェッズ117億円11.9倍
67277TBK116億円
77218田中精密工業113億円9.4倍
87213レシップホールディングス109億円8.9倍
97271安永104億円4.4倍
107236ティラド90億円10.3倍
117291日本プラスト90億円4.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

いすゞ部品工業と東京ブレーキ工業の合併で発足

1949年8月にいすゞ部品工業株式会社を、1951年3月に東京ブレーキ工業株式会社をそれぞれ設立。両社は1956年10月に合併し、東京部品工業株式会社となった。これが現在のTBKの直接の前身である。創業当初から自動車部品、特にブレーキ関連に特化していた。合併後まもない1957年12月には東京都大田区に新工場を建設、本社も移転した。

東証二部上場と大和市への本社移転

1963年8月に第一精機を吸収合併し事業基盤を拡大。1970年9月には福島県に東京精工を設立し生産能力を強化。1971年11月に東京証券取引所市場第二部に株式を公開し、資金調達力を高めた。翌1972年1月には本社・工場を神奈川県大和市に移転。この時期、トラック需要の拡大を背景にブレーキ部品の生産量が増加し、企業規模を拡大した。

タイ・中国・インドへの生産拠点展開

1990年代から海外生産を本格化。1990年3月にタイのシー・エム・インダストリー社との合弁でTBK Krungthepを設立。1996年10月には同じくタイにTBK Brake(現TBKK(Thailand))を設立。1998年10月にはインドのリュブリケアー社との合弁でTBK Indiaを設けた。2000年代に入ると中国進出が加速し、2003年5月に長安TBK、2005年8月に長春TBK SHILI、2018年12月に通川TBKを設立。2019年には東莞TBKが中国拠点を統合した。

商号変更と東証一部指定、その後の市場移行

2005年7月に商号を株式会社TBK(TBK Co., Ltd.)に変更。それまでの「東京部品工業」から国際的に通じる名称へ刷新した。2005年3月には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、信用力を高めた。しかし2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行した後、2023年10月には自らの選択でスタンダード市場に移行。上場区分の変更は、経営環境の変化への適応を反映している。

M&Aによる事業多角化と北米事業の清算

2018年、鋳物メーカーの木村可鍛と工作機械メーカーのサンテックの株式を取得し、非ブレーキ分野を強化。2024年1月には東京精工とティービーアールを吸収合併し国内組織を統合した。一方、北米では2002年に設立したTBK Americaの業績が低迷。2024年9月に生産を終了し、2025年11月に清算を完了。インド子会社へ生産を移管し、グローバル生産の最適化を図った。

年表43件を開く

1940年代

  • 1949年8月創業いすゞ部品工業株式会社を設立

1950年代

  • 1951年3月創業東京ブレーキ工業株式会社を設立
  • 1956年10月創業上記2社を合併して東京部品工業株式会社を設立
  • 1957年12月東京都大田区萩中三丁目30番17号に新工場を建設し、本社及び工場を移転

1960年代

  • 1963年8月M&A第一精機株式会社を吸収合併

1970年代

  • 1970年9月子会社として福島県に東京精工株式会社を設立
  • 1971年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式公開
  • 1972年1月本社及び工場を神奈川県大和市つきみ野一丁目6番地1に移転
  • 1973年9月子会社として山形県に鶴岡ブレーキ株式会社を設立

1980年代

  • 1983年12月米国ロックウェル・インターナショナル社との合弁会社 東京部品ロックウェル株式会社(ティービーアール株式会社の前身)を設立
  • 1986年2月子会社としてティービーケイ販売株式会社(現 TBK販売株式会社、連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年3月タイ国シー・エム・インダストリー社との合弁会社 TBK Krungthep Co., Ltd.を設立
  • 1990年11月M&Aティービーアール株式会社が鶴岡ブレーキ株式会社を吸収合併(現 鶴岡工場)
  • 1995年8月子会社として香港にFull Win Developments Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 1996年10月タイ国シー・エム・インダストリー社との合弁会社 TBK Brake Co., Ltd.(現 TBKK(Thailand)Co.,Ltd.、連結子会社)を設立
  • 1998年10月インドのリュブリケアー社との合弁会社 TBK India Private Ltd.を設立
  • 1999年5月工場を福島県石川郡玉川村大字川辺字宮ノ前304番地7に移転
  • 1999年6月本社を東京都町田市南成瀬四丁目21番地1に移転

2000年代

  • 2000年11月旧本社工場跡地に東京部品工業ビル(ショッピングセンター「つきみ野サティ」(イオンつきみ野店))を建設し、賃貸ビル事業を開始
  • 2002年1月子会社として米国にTBK America, Inc.を設立
  • 2003年5月子会社として中国にChang'an TBK Co., Ltd.(現 Dongguan TBK Co., Ltd.、連結子会社)を設立
  • 2004年3月TBK Krungthep Co., Ltd.の全営業権をTBK Brake Co., Ltd.へ譲渡
  • 2005年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2005年7月商号変更商号を株式会社TBK(TBK Co., Ltd.)に変更
  • 2005年8月中国の長春世立汽車制動零部件有限責任公司との合弁会社 Changchun TBK SHILI Auto Parts Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 2006年11月TBK America, Inc.リッチモンド工場の操業開始
  • 2007年1月ISO/TS16949認証取得
  • 2007年3月ISO14001認証取得
  • 2007年5月子会社として中国にTBK China Co., Ltd.(現 Dongguan TBK Co., Ltd.、連結子会社)を設立

2010年代

  • 2011年2月子会社として中国にQiaotou TBK Co., Ltd.(現 Dongguan TBK Co., Ltd.、連結子会社)を設立
  • 2011年9月M&ATBK India Private Ltd.(現 連結子会社)の子会社化
  • 2012年4月中国の長春一汽四環汽車制動器有限公司との合弁会社Changchun FAW Sihuan TBK Co., Ltd.(現 Changchun FAWSN TBK Co., Ltd.、持分法適用関連会社)を設立
  • 2014年10月子会社としてタイ国にTBK TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD. (現 連結子会社)を設立
  • 2017年2月旧本社工場跡地の東京部品工業ビル(イオンつきみ野店)を売却
  • 2017年10月IATF16949認証取得
  • 2018年2月M&A木村可鍛株式会社(現 連結子会社)の株式取得
  • 2018年11月M&A株式会社サンテック(現 連結子会社)の株式取得
  • 2018年12月子会社として中国にTongchuan TBK Auto Parts Co.,Ltd. (現 連結子会社)を設立
  • 2019年12月M&ADongguan TBK Co., Ltd.がChang'an TBK Co., Ltd.及びTBK China Co., Ltd.を吸収合併

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2024年1月M&A連結子会社である東京精工株式会社及びティービーアール株式会社を吸収合併
  • 2025年11月TBK America, Inc.を清算

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益率2028年3月期まで3~5%
  • ROE2028年3月期まで5.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コア技術・コア製品の強化

    主力のドラムブレーキ、ポンプ類、エンジン部品で販売増と新規受注を獲得し、原材料上昇の価格転嫁や内製化・合理化による原価低減を推進。鋳造技術を中核にアルミダイカスト・グラビティダイカスト製品を拡充し、海外子会社での自動化や大型設備導入で高付加価値・コスト競争力を高める。

  2. 02

    事業基盤の変革

    国内外拠点の役割見直し・生産能力の最適化でグローバル効率生産体制を構築。国内は原価構造可視化と物流改善、海外アジアは自動化設備導入で品質・コスト競争力強化。中国は生産・組織再構築で収益改善。2025年4月に本部制度導入、DX活用や外部専門家で生産性向上を図る。

  3. 03

    新領域への挑戦

    既存分野に加え新分野への展開として、電動化・自動化・環境対応製品を重点開発・拡販。Brakes Indiaとの資本業務提携(2025年11月)によりブレーキ製品拡充と電動化分野での協業、アジア競争力強化を推進。システム領域では部品供給からシステム提案へと展開を視野。

  4. 04

    ESG経営の取り組み

    環境面でCO2排出削減・環境対応製品開発、社会面で品質・安全確保と人的資本強化、ガバナンス面でコンプライアンスと経営監督機能の高度化に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,893人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は585万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は15.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,884
2018年3月1,999
2019年3月52139.312.72,094
2020年3月51439.913.11,990
2021年3月47240.213.32,060
2022年3月51240.613.92,008
2023年3月55041.114.41,956
2024年3月51042.317.01,885
2025年3月55442.916.01,88048
2026年3月58542.315.71,89379

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率77.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 3 / 海外 8、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
タイ国チョンブリ県9,641百万円
アジア
福島工場 — 福島県石川郡玉川村2,258百万円
日本
中国陝西省 銅川市1,893百万円
中国
鶴岡工場 — 山形県鶴岡市1,737百万円
日本
インド国マハラシュトラ州1,404百万円
アジア
中国吉林省 長春市645百万円
中国
中国広東省東莞市515百万円
中国
静岡県 浜松市486百万円
日本
福島県 白河市291百万円
日本
テストコース — 北海道帯広市96百万円
日本
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    木村可鍛株式会社
    福島県 白河市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サンテック(注)3
    静岡県 浜松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TBK販売株式会社
    東京都 町田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TBKK(Thailand)Co., Ltd. (注)3.6
    タイ国チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権94.8%
  • 海外
    TBK TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD. (注)2.3
    タイ国チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TBK India Private Ltd. (注)2.3
    インド国マハラシュトラ州 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    Full Win Developments Ltd.
    香港九龍 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Dongguan TBK Co., Ltd. (注)2
    中国広東省東莞市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Changchun TBK SHILI Auto Parts Co., Ltd. (注)3
    中国吉林省長春市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tongchuan TBK Auto Parts Co., Ltd. (注)2.3
    中国陝西省銅川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Changchun FAWSN TBK Co., Ltd.
    中国吉林省長春市 · 持分法適用会社
    議決権20.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は548億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.7%、利益が+66.7%。

売上高
+0.7%
548億円
営業利益
+66.7%
15億円
純利益
-1億円
営業利益率
2.7%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高530億円548億円
営業利益11億円15億円
純利益6億円-1億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は144億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q139−14
2024年1Q133−1−0.8−1
2024年2Q14432.10
2024年3Q14221.40
2024年4Q1484
2025年2Q26810.4−12
2025年4Q27682.90
2026年2Q25951.93
2026年4Q289103.5−4
2027年1Q14442.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は430億円から548億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4303220
子会社としてタイ国にTBK TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD. (現 連結子会社)を設立
2014年3月4563527
2015年3月4712922
2016年3月471126
2017年3月46618−1
木村可鍛株式会社(現 連結子会社)の株式取得
2018年3月5142210
Dongguan TBK Co., Ltd.がChang'an TBK Co., Ltd.及びTBK China Co., Ltd.を吸収合併
2019年3月5361610
2020年3月5139−31
2021年3月44013−2
2022年3月512128
2023年3月535−6−21
連結子会社である東京精工株式会社及びティービーアール株式会社を吸収合併
2024年3月56783
2025年3月544931.7−12
2026年3月54815172.7−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高548億円のうち、営業利益として残るのは15億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-0.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.6%480億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.7%53億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.9pt
-0.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.1pt
-0.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが40億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は73億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月47−39−20818
2014年3月49−525−321
2015年3月46−6932−2330
2016年3月35−8241−4724
2017年3月59−7−245257
2018年3月25−12−411330
2019年3月63−35−332824
2020年3月38−416−329
2021年3月56−24−193242
2022年3月43−23−182042
2023年3月25−3810−1339
2024年3月32−25−4743
2025年3月39−23−191641
2026年3月40−1652473

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は565億円。このうち返さなくてよい自己資本が324億円で、自己資本比率は55.5%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月48125922251.9
2014年3月53028424651.6
2015年3月61432129350.2
2016年3月63329833546.1
2017年3月57429927551.1
2018年3月56531025553.8
2019年3月55330924455.2
2020年3月48925423551.2
2021年3月49226322952.7
2022年3月50528522055.4
2023年3月52227524751.6
2024年3月56529427150.6
2025年3月53129124053.2
2026年3月56532424155.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
74億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
169億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
73億円
在庫として抱えている分
負債合計
241億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中37位あたり、逆に低いのはROE82社中76位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.4%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.5%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥355で、1年前と比べて+14.5%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥355-1.7%1ヶ月+6.0%1年+14.5%時価総額116億円
過去52週の値幅
安値¥305高値¥424

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)18.8倍
PBR0.36倍
配当利回り2.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派はブレーキ部品の交換需要の安定性や、PBR0.33倍のバリュー株としての魅力を指摘。弱気派はEVシフトによる構造的な需要減少と、2025/3期の赤字転落、2026/3期も赤字継続予想が重石。自動車生産の回復力も不透明。

プラスに働く材料3
  • 安定した交換需要

    アフターマーケット向け部品需要は底堅い。

  • 低PBR割安株

    PBR0.33倍と解散価値割れで下値不安少ない。

  • 配当利回り2.4%

    赤字でも配当維持する可能性がある。

マイナスに働く材料3
  • EVシフトで部品減少

    ブレーキ部品点数が減少し、需要が縮小傾向。

  • 赤字継続リスク

    2026/3期も純損失▲1億円予想。

  • 自動車生産の不確実性

    半導体不足や需要変動で生産計画が読みにくい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
構造的な収益性の改善度合いを測る。
自動車販売台数
主要顧客の生産動向を把握。
EV関連売上比率
EVシフトの影響を定量化。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.25%。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
2.25%
いまの株価に対して
配当性向
304.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月16
2018年3月160.0133.2
2019年3月2025.046.7
2020年3月12−40.0
2021年3月3−75.0
2022年3月12300.0674.2
2024年3月10−16.718.3
2025年3月8−20.0
2026年3月80.0304.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ31,353人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.7%を占め、残る62.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他24.827.338.937.946.543.3
事業法人23.923.223.523.022.119.9
外国法人14.814.25.89.48.118.3
金融機関35.534.729.927.021.817.7
証券会社1.00.61.92.71.50.8
自己株式0.30.30.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01BRAKES INDIA PRIVATE LIMITED (常任代理人 みずほ証券株式会社)10.00
02いすゞ自動車株式会社8.56
03SKANDINAVISKA ENSKILDA BANKEN AB FBO ATHANASE INDUSTR. PARTNERS FUND Ⅱ (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)6.43
04朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.92
05株式会社三井住友銀行4.35
06株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.35
07三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社4.10
08株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.52
09学校法人帝京大学1.72
10TBK自社株投資会1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−106%、1株純資産は14期で+16%。直近期のROEは-0.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月708518.67.421.1
2014年3月9193210.25.726.7
2015年3月731,0517.48.528.6
2016年3月229952.118.654.6
2017年3月−31,000−0.3
2018年3月351,0373.514.4133.2
2019年3月351,0413.411.746.7
2020年3月−107884−11.2
2021年3月−7914−0.8
2022年3月289872.913.5674.2
2023年3月−73948−7.5
2024年3月121,0051.232.318.3
2025年3月−42992−4.2
2026年3月−4987−0.4304.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
尾方馨代表取締役 社長63302
小林正登取締役66101
久保隆取締役59
千代田有子取締役6519
村田恵一取締役7113
竹添英雄常勤監査役646
大塚啓一監査役70
稲垣尚監査役67229

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)496810326
社外取締役5340357

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容975字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社11社及び関連会社2社で構成され、自動車部品等製造事業を営んでおります。 主要な地域として「日本」、「アジア」、「中国」において関係会社が存在し、セグメントを区分して各地域に適した包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。 自動車部品等製造事業は、以下の2区分において制動装置(ブレーキ)、エンジン用ウォーターポンプ、オイルポンプ等の製造販売を行っております。 ブレーキ部門……小型車から大型トラック・バス用の重要保安部品であるブレーキについては、当社が製造販売しております。一部部品及び原材料については、「日本」の木村可鍛株式会社、「中国」の香港Full Win Developments Ltd.から、当社が仕入れております。また、一部部品については、「アジア」のタイ国TBKK(Thailand)Co.,Ltd.に納入しております。 エンジンコンポーネント他部門 ………小型車から大型トラック・バス用のエンジン冷却用ウォーターポンプ・潤滑用オイルポンプについては、当社が製造販売しております。また、当社で仕入れた一部部品については、「アジア」のタイ国TBKK(Thailand)Co.,Ltd.、インド国TBK India Private Ltd.に納入しております。 その他については、当社はリターダ等の製造販売を行っており、「日本」の株式会社サンテックは工作機械の製造販売をしております。 なお、以上の2区分ともに、必要に応じて当社から「日本」のTBK販売株式会社に納入しております。 TBK販売株式会社では、この他にブレーキ部門の一部製品を「中国」の中国Dongguan TBK Co., Ltd.から仕入れております。 事業の系統図は次のとおりであります。なお、これらは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントと同一区分での記載を行っております。 (注)1.Changchun FAWSN TBK Co., Ltd.は、ブレーキの製造販売を行っております。 2.連結子会社であったTBK America, Inc.は生産の最適化を目的として、2025年11月25日に清算を結了したこと に伴い、連結子会社より除外いたしました。
経営方針・対処すべき課題2,606字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループでは「お客様に喜んで頂く商品をつくり、社会に貢献する。」を経営理念に掲げております。技術革新と環境対応の両面で大きな変革期にある自動車業界において、社会的課題の解決に寄与する製品開発を進め、安全で高品質な製品を提供し続けることにより持続的な成長と価値創造を実現します。この実現のために様々な変革を実行し、社会にとって必要な企業であり続けることが株主の皆様をはじめ、当社を取り巻くすべてのステークホルダーにとって真の企業価値の向上をもたらすものと考えております。 (2)経営環境、経営戦略等 当社グループを取り巻く経営環境は、トラック市場の需要変動に加え、自動車産業における電動化の進展、地政学リスクの高まり、原材料・エネルギー価格の高止まりなどにより、先行き不透明な状況が継続しております。 特に海外市場においては、タイを中心としたアセアン市場での需要回復の遅れ、中国市場では需要の回復に時間が掛かっていることや、価格競争の激化など、地域ごとの市場構造変化への対応が重要な経営課題となっております。 こうした環境変化に的確に対応するため、2025年4月にスタートした第16次中期経営計画では、「コア技術・コア製品の強化」「事業基盤の変革」「新領域への挑戦」この3つを基本方針に定め、諸施策に取り組んでおります。 ①コア技術・コア製品の強化 当社グループが事業を展開する自動車関連業界においては、EV市場の成長に一部調整局面が見られるものの、環境規制の強化やカーボンニュートラル実現に向けた動きは中長期的に継続するものと認識しております。一方で、国・地域ごとに異なる政策動向や市場特性を背景に、内燃機関を含む多様なパワートレインが当面併存すると見込まれております。 このような事業環境のもと、当社グループの主力製品であるドラムブレーキ、ポンプ類、エンジン部品については、商用車需要の回復を背景として堅調に推移しております。国内を中心とした販売数量の増加や新規受注の獲得、原材料価格上昇に対する販売価格への一部転嫁、内製化や合理化による原価低減施策に取り組んでおります。 また、当社グループは鋳造技術を中核とした保有技術の高度化を進めております。アルミダイカスト(ADC)およびグラビティダイカスト(GDC)製品の拡充に加え、海外子会社における内製化・自動化の推進や大型アルミダイカスト設備の導入を進めることで、高付加価値製品への対応力およびコスト競争力の向上に取り組んでおります。これらを「素形材事業」として位置付け、金型内製を含む一貫生産体制の高度化を通じ、収益基盤の安定化と競争力の強化を図ってまいります。 ②事業基盤の変革 鋳物事業を中心とした生産体制の最適化に取り組んでおります。市場環境や需要動向の変化に対応するため、国内外拠点の役割分担や生産能力の見直しを行い、グローバルで効率的な生産体制の構築を進めております。 国内においては、鋳物事業における採算性や原価構造の可視化を進めるとともに、顧客との協働による物流改善等を通じ、付加価値向上を図っております。海外では、アジア地域を中心に自動化設備の導入や生産性改善を進め、品質の安定化およびコスト競争力の強化に取り組んでおります。中国事業については、需要停滞が続く状況を踏まえ、生産体制および組織体制の再構築を進め、収益改善を図っております。 さらに、2025年4月より本部制度を導入し、責任と権限を明確化することで、迅速な意思決定と事業変革の推進を可能とする体制を構築しました。加えて、DXの活用による生産実績管理やトレーサビリティの強化、外部専門家を通じ、生産性向上と事業基盤の強化に取り組んでおります。 ③新領域への挑戦 持続的な成長を実現するため、新規マーケット顧客の獲得、グローバルアライアンスの強化およびシステム領域への展開を推進しております。 新規マーケット顧客の獲得については、既存事業領域に加え、新分野への展開を図っており、国内外における営業活動および技術提案活動を継続しております。電動化・自動化および環境対応製品については、重点分野として開発および拡販に取り組んでおります。 グローバルアライアンスの強化においては、2025年11月にBrakes India Private Limitedとの資本業務提携を実施いたしました。本提携を通じて、ブレーキ製品のラインアップ拡充、電動化製品分野における協業およびアジア市場での競争力強化を図っております。さらに、グローバルでのアライアンスを成功させるべく、今後も各地域における取り組みを進めてまいります。 システム領域への展開においては、単体部品の供給にとどまらず、電動化・自動化製品を含むシステムとしての提案力強化に取り組んでおり、将来的なシステムサプライヤーとしての事業展開を視野に入れた取り組みを継続しております。 ④ESG経営の取り組み 持続可能な社会の実現に向け、ESG経営を一層強化いたします。環境面ではCO2排出削減や環境対応製品の開発を推進し、社会面では品質・安全の確保と人的資本の強化、ガバナンス面ではコンプライアンスと経営監督機能の高度化に取り組みます。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 インド、タイを中心として成長を続けるアジア事業の収益強化により財務体質の健全化を推進します。 しかしながら、中国事業不振の長期化、2024年問題に起因する物流費の上昇、賃上げ実施による人件費の上昇等の課題に対し、コスト削減やサプライチェーンの全体の中で解決してまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、第16次中期経営計画最終年度となる2028年3月期は、「連結営業利益率3~5%」 「ROE5.0%」を財務指標としております。 また、今中期経営計画より非財務指標についても目標設定しております。ESG経営の取り組みの中で進捗管理をしてまいります。
事業等のリスク4,109字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)国内外の経済状況に関わるリスク 当社グループの製品の需要は、自動車業界および建設産業機械、農業機械業界等の市場動向並びに各国または地域の経済状況の影響を受ける可能性があります。 米国における通商政策および関税政策の変更により、北米向けに輸出される当社製品を搭載した自動車、建設産業機械、農業機械等のコストが増加する可能性があります。これに伴い、顧客の生産計画や調達方針の見直し、価格競争の激化等が生じた場合には、当社グループの販売数量および利益率に影響を及ぼす可能性があります。 また、日本、タイ、中国、インド及び米国等の主要市場において、景気後退、金融引締め、インフレ進行等による需要減少が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 自動車業界においては、CASE対応や電動化投資の加速、グローバル競争の激化等を背景として、継続的なコスト低減要請が強まっております。これにより、自動車部品のコモディティ化が進行し、さらなる価格競争の激化が生じた場合には、当社グループの収益性に影響を及ぼす可能性があります。 タイにおいては、金融機関による自動車ローン審査厳格化等の影響により、自動車販売市場の低迷が継続しており、販売台数の減少が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 中国においては、不動産市場の低迷、消費マインドの低下等を背景として、中国国内需要が低迷した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、地政学的リスクの高まり、原材料価格・エネルギー価格・物流費の上昇、為替相場の急激な変動等により、サプライチェーンや生産活動に支障が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 (2)トラック及び建設・産業機械需要の動向に関わるリスク 当社グループの国内普通トラック(積載量4トン以上)関連事業への依存度は依然として高く、また、当社製品のマーケットシェアも高いため、当社グループの業績及び財務状況は当該市場の動向に左右される可能性があります。 さらに、建設・産業機械関連事業についても、当社グループの業績及び財務状況は、インフラ整備等の公共投資、資源開発や不動産などの民間設備投資等の需要動向に大きく影響を受ける可能性があります。 (3)製品構成の変化に関わるリスク 当社グループの主要な販売先は、国内普通トラック(積載量4トン以上)メーカーの他、海外の顧客も増えてきております。これら各社の技術開発の動向や調達方針の変更、市場・業界環境の急変等が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 トラックに搭載されている当社主力製品のドラムブレーキは、日本において独自に進化したドラムブレーキの一種であり、北米やアジアなどでは従来のドラムブレーキが主力となっております。昨今、中国では、ブレーキ規制強化により、欧州で主力のディスクブレーキが一部車種に導入されつつあり、国内においても、性能面で同等の当社主力のドラムブレーキがディスクブレーキと競合するリスクが存在します。今後、国内普通トラック市場においてディスクブレーキが普及すると、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、商用車においてもバス・中小型車にEV化への動きが出てきており、当社のポンプ製品の需要が減少し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの変化に対応するため、当社グループではディスクブレーキ製品への対応強化を進めるとともに、商用車向け電動ポンプ、サーマルマネジメント関連製品等の開発を推進しております。 (4)為替相場の変動に関するリスク 当社グループでは、タイ、中国、インドに生産拠点を有しておりますが、主に現地製造・現地販売を行っているため、輸出入に伴う為替リスクは軽微です。しかしながら、海外各国における現地通貨建ての財務諸表は連結財務諸表作成時に円換算されるため、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。 (5)製品の品質・安全性に関わるリスク 当社グループの製品は開発から生産まできめ細かい管理体制を敷き、品質向上及び安全性の確保に努めておりますが、予期せぬ品質不良が発生する可能性があります。このような品質不良は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社グループの主力製品である商用車用ブレーキは、重要保安部品に該当し、品質不良が発生すると重大事故につながり、社会的な信用を損なうリスクがあります。 これらを軽減するために、IATF16949(自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格)に準拠した体制・仕組みを構築しており、さらには、定期的に社内の品質マネジメントシステム内部監査を実施する監視体制を確立しております。製品の出荷検査は社内認定検査員が行っており、また、重要保安部品を扱う工程は、社内認定作業者が従事しております。 (6)原材料・部品等の調達に関わるリスク 当社グループの生産活動における資材、部品その他の調達品につきましては、現在その必要量が十分確保されております。しかしながら、需要増加等の要因により、資材の調達遅延や、調達不足が生じた場合には、当社グループの生産活動に影響を及ぼす可能性があります。また、市場の急激な変化に伴う、資材、部品その他の調達品の価格上昇やサプライヤーの設備事故・自然災害等による操業停止あるいは倒産等により、諸資材等の調達に支障を来たす場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、二社発注など調達先の多様化の推進や、サプライチェーン情報の定期的な把握など、リスクの低減に努めております。 (7)自然災害や事故等に関わるリスク 当社グループは、日本、タイ、中国及びインドに生産拠点を有しており、地震・台風などの大規模自然災害、感染症によるパンデミック、火災その他の事故の影響により、工場の操業度が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 大規模災害の発生に備え、事業継続計画(BCP)を策定し、迅速かつ適切に情報を伝達する緊急体制を整備し、定期的に危機対応訓練や避難訓練を行っております。また、消火設備を定期的に点検し、リスク軽減を図っております。その他、大規模災害やパンデミック対策として、テレワークや時差出勤等を整備しております。 (8)海外拠点の動向に関わるリスク 当社グループの海外拠点であるタイ、中国及びインドにおいて、法律・規制・税制等の大幅な変更、労働争議、電力等の社会インフラ面の障害、政治的不安定や戦争・テロ等による混乱、その他事故等の影響により、事業活動を停止する可能性があります。 当社グループの事業へ影響が大きいと想定されるシナリオに基づき、事業継続計画(BCP)を策定し、重要事業の継続と復旧にかかる体制整備の強化を図っております。 (9)コンプライアンス違反によるレピュテーションリスク 当社グループは、グローバルに事業活動を展開しており、各国で適用される関連法令の遵守に努めております。また、コンプライアンス違反案件が発生した場合には、迅速に対処する体制を構築しております。しかしながら、今後コンプライアンス違反が発生しない可能性は皆無とは言えず、違反内容の重大性が大きい場合や、事後の対処方法・対処時期が的確性を欠く場合には、当社グループの社会的信用が著しく低下し、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、ガバナンスに関わる不祥事や法令違反を未然に防ぐべく、グループ会社管理体制、リスク・コンプライアンス体制及び内部通報体制を整備する等、リスクの軽減を図っております。 (10)人材の確保・育成に関わるリスク 当社グループは、企業の競争力の源泉は人材にあるとの認識のもと、グローバルにも活躍できる、より優秀な人材を安定的に確保・育成できる基盤を構築することが重要であると認識しております。しかし、今後の人材獲得競争の一層の激化や従業員の高齢化により、当社グループ内の人材確保・育成・技能伝承が遅れた場合には、将来的な事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 その対策として、働きがいのある職場づくりを目指し、従業員の健康及びワークライフバランスの推進、従業員満足度の向上や報酬制度の整備に取り組んでおります。また、従業員のキャリア形成に向け、計画的な育成を進めています。 (11)気候変動によるリスク 当社グループは、経営理念に基づいた事業活動を通じてサステナビリティに関するマテリアリティ(重要課題)に取り組むことで持続可能な社会の実現に寄与し、企業価値の向上を目指します。しかしながら、世界的な気候変動による事業活動や地球環境の変化及び温室効果ガス排出削減のための法的な規制強化などにより、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、気候変動から生じた重大災害によって、当社グループ及びサプライチェーンの拠点・設備・システム等が被害を受けた場合、営業・生産活動に支障をきたし、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、事業を通じた環境保全活動の一環として、日本におけるCO2排出量を2030年までに2013年度比で46%削減することを目標に定め、その削減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)8,354字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (財政状態の状況) 総資産については、前年度末比6.4%増の56,511百万円(前連結会計年度末は53,125百万円)となり3,386百万円増加いたしました。この主な要因は、前年度末に比べ、現金及び預金の増加3,220百万円、投資有価証券の増加361百万円及び退職給付に係る資産の増加343百万円に、関係会社出資金の減少368百万円を加味したことによるものであります。 負債については、前年度末比0.5%増の24,126百万円(前連結会計年度末は24,013百万円)となり113百万円増加いたしました。この主な要因は、前年度末に比べ、未払金等の増加に伴うその他流動負債の増加735百万円及び繰延税金負債の増加687百万円に、電子記録債務の減少863百万円及び長期借入金の減少467百万円を加味したことによるものであります。 純資産については、前年度末比11.2%増の32,384百万円(前連結会計年度末は29,112百万円)となり3,272百万円増加いたしました。この主な要因は、為替換算調整勘定の増加1,643百万円、第三者割当増資による資本金の増加568百万円、資本剰余金の増加568百万円及び退職給付に係る調整累計額の増加460百万円に、親会社株主に帰属する当期純損失計上等に伴う利益剰余金の減少358百万円を加味したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末53.2%から55.5%となりました。 (経営成績の状況) 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が見られたものの、円安の長期化、人手不足の深刻化、エネルギー・原材料価格の高止まりにより、先行き不透明な状況で推移いたしました。また、中東情勢等の地政学リスクの影響により、世界経済は不確実性の高い状況が継続しております。 当社グループの関連するトラック製造業界は、半導体供給の改善等に伴い生産台数が回復したことにより、普通トラック(積載量4トン以上)の国内登録台数は、76,187台と前年度比2.2%の増加となりました。一方、海外においては、アセアン地域、とりわけタイでは、家計債務の増加を背景とした金融機関の自動車ローン審査厳格化の影響により、主力であるピックアップトラックを中心に新車販売は低迷が継続しております。足元では一部回復の動きが見られるものの、本格回復にはなお時間を要する状況にあります。また、中国においては、当社グループの主力製品が使用される大型商用車分野では持ち直しの傾向がみられるものの、厳しい事業環境が続いており、需要の回復には時間を要すると予測しております。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度における売上高は54,756百万円(前年度比0.6%増)となりました。損益面におきましては、営業利益は1,496百万円(前年度比59.0%増)、経常利益は1,730百万円(前年度比459.9%増)、当社において特別損失に固定資産の減損損失712百万円、海外連結子会社である TBK America, Inc.を解散及び清算したことに伴う固定資産売却益236百万円及び事業再編損297百万円、持分法適用関連会社の株式一部譲渡による関係会社出資金売却損19百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は131百万円(前年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,204百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 日本における売上高は32,501百万円(前年度比8.9%増)、セグメント利益は534百万円(前年度比245.2%増)となりました。収益体質改善のため、原材料・エネルギー価格高騰によるコスト上昇分の販売価格への転嫁に注力し事業活動を進めた結果、増収増益となりました。 アジアにおける売上高は19,784百万円(前年度比6.0%増)、セグメント利益は1,232百万円(前年度比30.2%増)となりました。エネルギー調達コスト改善や価格改定など収益性向上施策を進めてきた結果、増収増益となりました。 中国における売上高は6,194百万円(前年度比21.2%増)、セグメント損失は107百万円(前年度はセグメント損失107百万円)となりました。収益体質改善として自動化など原価改善を進めてきたことと、中国国内向けの大型トラック需要が持ち直したことで増収となりましたが、原材料の高騰が長期化しており、回復にはまだ時間が掛かると予測しております。 北米における売上高は9百万円(前年度比99.8%減)、セグメント利益は9百万円(前年度比39.4%減)となりました。生産の最適化を目的として、2024年9月に北米での生産を終了し、主力製品の生産はインド子会社へ移管のうえ、TBK America, Inc.を解散し、2025年11月25日に清算いたしました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、7,344百万円となりました。なお、当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。 (営業活動におけるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、4,001百万円(前年度は3,894百万円の収入)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益925百万円に減価償却費2,921百万円、売上債権の減少751百万円及び仕入債務の減少1,218百万円を加味したことによるものであります。 (投資活動におけるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,647百万円(前年度は2,323百万円の使用)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出2,650百万円及び有形固定資産の売却による収入827百万円によるものであります。 (財務活動におけるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、492百万円(前年度は1,885百万円の使用)となりました。この主な要因は、短期借入金及び長期借入金の有利子負債が合計で364百万円減少したことと株式の発行による収入1,111百万円及び配当金の支払額226百万円によるものであります。 (キャッシュ・フローの指標) 第86期 2022年3月   第87期 2023年3月   第88期 2024年3月   第89期 2025年3月   第90期 2026年3月 自己資本比率(%)   55.4   51.6   50.6   53.2   55.5 時価ベースの自己資本比率(%)   20.9   15.2   19.0   15.9   20.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.7   3.5   2.9   2.0   1.9 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   31.4   12.5   10.7   14.6   29.0 (注)上記各指標の算式は次のとおりであります。 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー / 利払い ③生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年度比(%) 日本   ブレーキ(百万円)   12,798   20.5 エンジンコンポーネント他(百万円)   13,868   2.1 アジア   ブレーキ(百万円)   1,419   △64.2 エンジンコンポーネント他(百万円)   16,905   △4.6 中国   ブレーキ(百万円)   2,661   9.1 エンジンコンポーネント他(百万円)   101   1.6 北米   ブレーキ(百万円)   -   - エンジンコンポーネント他(百万円)   -   - 合計(百万円)   47,754   △9.4 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.自動車部品等製造事業はブレーキ、エンジンコンポーネント他で構成されており、これらの業務の意思決定は地域別に一括して決定しております。 ロ 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高 (百万円)   前年度比(%)   受注残高 (百万円)   前年度比(%) 日本   ブレーキ   16,460   18.3   1,211   17.0 エンジンコンポーネント他   16,421   6.4   1,174   23.3 アジア   ブレーキ   2,228   △30.6   793   76.7 エンジンコンポーネント他   16,698   △2.4   2,738   138.8 中国   ブレーキ   3,758   4.7   -   - エンジンコンポーネント他   122   1.2   20   △0.6 北米   ブレーキ   -   -   -   - エンジンコンポーネント他   -   -   -   - 合計   55,690   △3.5   5,939   64.7 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.自動車部品等製造事業はブレーキ、エンジンコンポーネント他で構成されており、これらの業務の意思決定は地域別に一括して決定しております。 ハ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年度比(%) 日本   ブレーキ(百万円)   15,086   10.9 エンジンコンポーネント他(百万円)   16,500   9.3 アジア   ブレーキ(百万円)   1,804   △11.6 エンジンコンポーネント他(百万円)   17,301   8.3 中国   ブレーキ(百万円)   3,945   22.6 エンジンコンポーネント他(百万円)   108   △14.5 北米   ブレーキ(百万円)   -   - エンジンコンポーネント他(百万円)   9   △99.8 合計(百万円)   54,756   0.6 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.自動車部品等製造事業はブレーキ、エンジンコンポーネント他で構成されており、これらの業務の意思決定は地域別に一括して決定しております。 3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 4.前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日   当連結会計年度 自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) いすゞ自動車株式会社   10,329   19.0   12,003   21.9 三菱ふそうトラック・バス 株式会社   3,584   6.6   4,197   7.7 日野自動車株式会社   2,006   3.7   2,243   4.1 株式会社小松製作所   1,848   3.4   1,677   3.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、日本セグメントでは、収益体質の改善のため、原材料・エネルギー価格高騰によるコスト上昇分の販売価格への転嫁に注力した結果、増収増益となりました。アジアセグメントでは、タイにおいては、金融機関のローン審査厳格化と経済の低迷が続いたことによる需要減少が続いているものの、海外向売上が堅調に推移したことにより増収増益となりました。インドにおいては、堅調な経済成長に加え、当社の北米子会社からの生産移管が順調に進み増収増益となりました。中国セグメントでは、中国国内向けの大型トラック需要が持ち直しましたが、収益体質改善として自動化など原価改善を進めてきたものの原材料の高騰が長期化しており、増収減益となりました。北米セグメントでは、生産の最適化を目的として、2024年9月に北米での生産を終了し、主力製品の生産はインド子会社へ移管のうえ、TBK America, Inc.を解散し、2025年11月25日に清算いたしました。 ブレーキ部門の売上高は、前連結会計年度に比べて1,974百万円増(前年度比10.5%増)の20,837百万円となり、エンジンコンポーネント他部門の売上高は、前連結会計年度に比べて1,633百万円減(前年度比4.6%減)の33,919百万円となりました。 主な販売先別の状況につきましては、いすゞ自動車株式会社に対する売上が、前連結会計年度に比べて1,673百万円増(前年度比16.2%増)の12,003百万円、三菱ふそうトラック・バス株式会社に対する売上が、前連結会計年度に比べて612百万円増(前年度比17.1%増)の4,197百万円、日野自動車株式会社に対する売上が、前連結会計年度に比べて236百万円増(前年度比11.8%増)の2,243百万円、株式会社小松製作所に対する売上が、前連結会計年度に比べて171百万円減(前年度比9.3%減)の1,677百万円となりました。 売上原価につきましては、前連結会計年度に比べて694百万円減(前年度比1.4%減)の47,931百万円となり、売上高に占める売上原価の割合は、前連結会計年度に比べて1.4%減の87.5%となりました。その要因として、材料市況高騰による材料費の増加及び原油価格高騰に起因するエネルギーコストの上昇による動力費の増加分を販売価格に転嫁したことによるものであります。 販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べて479百万円増(前年度比9.9%増)の5,329百万円となりました。増加の主な要因は、製品保証費の増加によるものです。 営業外損益につきましては、234百万円の利益(前年度は632百万円の損失)となりました。利益の主な要因は受取配当金及び為替差益によるものであります。 特別損益につきましては、805百万円の損失(前年度は1,226百万円の損失)となりました。これは、固定資産の減損損失が主な要因であります。 税金費用につきましては、前連結会計年度では182百万円となっておりましたが、当連結会計年度におきましては924百万円となりました。これは、法人税、住民税及び事業税として422百万円を計上したことに加え、繰延税金負債を主とした法人税等調整額502百万円を計上したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料の購入費用及び製造費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は7,652百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,344百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 (繰延税金資産) 繰延税金資産の認識に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (固定資産の減損処理) 減損損失の認識に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第16次中期経営計画初年度にあたる2026年3月期の期初時点においては、「連結売上高520億円」、「連結営業利益11億円」として掲げておりました。目標財務指標に対して、連結売上高の実績は547億円となり達成、グループ各社をあげて売上拡大に注力したことに加え、総原価低減活動を進めた結果、連結営業利益の実績は1,496百万円、連結営業利益率は2.7%となり達成、当社において特別損失に固定資産の減損損失、海外子会社であるTBK America, Inc.の清算に伴う特別損失を計上したことによりROEは▲0.4%となりました。 1.中期経営計画の概要 当社グループは、2030年に目指す姿を「VISION 2030」として「時代の変化に合った価値をスピーディーに創造する企業」としております。 当社グループは、「VISION 2030」の実現に向けて、2030年からのバックキャストに基づき、3年ごとの中期経営計画を3つの段階で設定し、活動を推進しております。この度策定した「第16次中期経営計画(2025年~2027年)」は、「VISION 2030」に向けた第2次中期経営計画として、これまでの活動で得られた新たな技術や知見に基づき、保有しているコア技術・コア製品に更に磨きを掛け、新領域への挑戦を推進することで「イノベーションで未来を切り拓く」ことをテーマとして活動してまいります。 2.財務指標 評価指標   2027年度目標 営業利益率   3~5% ROE   5% なお、第16次中期経営計画の2年目にあたる2027年3月期は、売上高530億円、営業利益11億円、経常利益12億円、親会社株主に帰属する当期純利益6億円を目標としております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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