概要
富士通は、ITサービス・システムインテグレーションを中核とする総合電機メーカーである。官公庁や大手企業向けにサーバー、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアから、クラウド、AI、デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションまで幅広く提供する。1935年に富士電機から分離して創業。連結従業員約9.9万人、2025年度売上収益約3.5兆円を誇る。
3つのセグメントで構成される事業体制
富士通の事業は「サービスソリューション」「ハードウェアソリューション」「ユビキタスソリューション」の3セグメントから成る。サービスソリューションはコンサルティング、クラウドサービス(IaaS、PaaS、SaaS)、システムインテグレーション、マネージドサービスなどを含む。ハードウェアソリューションはUNIXサーバ(SPARC)、IAサーバ(PRIMEQUEST)、PCサーバ(PRIMERGY)、ストレージ(ETERNUS)、メインフレーム、ネットワーク機器などを手掛ける。ユビキタスソリューションは法人向けパソコン(FMVシリーズ)が中心。2025年度のセグメント別売上収益はサービスソリューションが約2.3兆円、ハードウェアソリューションが約1.1兆円、ユビキタスソリューションが約0.1兆円である。
収益構造の変化と利益率の改善
富士通は2020年度から2025年度にかけて収益性を大きく改善させた。全社調整後営業利益率は2020年度の6.6%から2025年度には11.2%に上昇した。特に主力のサービスソリューションは調整後営業利益率が6.0%から15.4%へと2倍以上伸長した。売上収益は2013年度の約4.4兆円から縮小傾向にあるが、これは非中核事業の売却によるものであり、高収益なサービス中心のポートフォリオへの変革が進行している。2025年度の営業利益は2,651億円、純利益は2,198億円であった。
世界38カ国以上に広がるグローバル拠点
富士通は日本を含む世界の各地域で事業を展開し、連結子会社224社を擁する。欧州では英ICL PLCを子会社化したFujitsu Services Holdings PLC、ドイツのGK Software SEなどを抱える。北米にはFujitsu North America, Inc.、アジア太平洋にはFujitsu Australia LimitedやFujitsu Asia Pte. Ltd.がある。海外売上収益は2025年度に約5,752億円で全体の約16%を占める。かつてはフランクフルト、ロンドン、スイスの証券取引所に上場していたが、現在は東京証券取引所プライム市場のみに上場している。
ノンコア事業の売却とDXへの特化
富士通は2000年代後半から事業ポートフォリオの変革を加速し、多くのノンコア事業を売却してきた。2005年にプラズマディスプレイと液晶デバイス事業を譲渡。2009年にはハードディスク記憶媒体事業とハードディスクドライブ事業を売却。2017年には個人向けパソコン事業を中国Lenovoへ、カーエレクトロニクス事業をデンソーへ、携帯端末事業をポラリス・キャピタルに譲渡した。さらに2025年には新光電気工業、富士通ゼネラル、FDKなどのデバイス関連企業を相次いでグループ外とし、デバイスソリューションセグメントを非継続事業に分類。現在はサービスソリューション、特にDXやクラウドに経営資源を集中している。
業界の中での役割は総合ITサービス企業、ハードウェア/ソフトウェアベンダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01サービスソリューション主力
企業・官公庁向けに、ビジネスコンサルティング、クラウドサービス(IaaS、PaaS、SaaS)、システムインテグレーション、ソフトウェア、マネージドサービスなどを提供。デジタルトランスフォーメーションを支援する。
- コンサルティングサービス
- ビジネスコンサルティングやテクノロジーコンサルティングを通じて、顧客の経営課題やIT戦略を策定。
- クラウドサービス(Fujitsu Cloud Service)
- IaaS、PaaS、SaaSを提供するクラウドプラットフォーム。高信頼性・セキュリティが強み。
- システムインテグレーション
- 顧客要件に基づいたシステムの設計・構築・モダナイゼーションを実施。
- 業務アプリケーション・ミドルウェア
- 基幹業務システムやデータベースなどのソフトウェア製品群。
- マネージドサービス
- システム運用管理、アプリケーション運用管理、サービスデスクなどのアウトソーシングサービス。
02ハードウェアソリューション準主力
企業向けにUNIXサーバ、IAサーバ、PCサーバ、ストレージ、メインフレーム、ネットワーク機器などを提供。ハードウェアサポートやシステムサポートサービスも含む。
- UNIXサーバ(FUJITSU SPARC)
- ミッションクリティカルな基幹系システム向けの高性能UNIXサーバ。
- 基幹IAサーバ(FUJITSU PRIMEQUEST)
- インテルXeonプロセッサ搭載のIAサーバで、高い拡張性と信頼性を提供。
- PCサーバ(FUJITSU PRIMERGY)
- 標準的なサーバ用途から仮想化まで対応するPCサーバ。
- ストレージ(FUJITSU ETERNUS)
- エンタープライズ向けディスクストレージシステム。高速・大容量・高信頼性。
- メインフレーム(FUJITSU ICL)
- 大型汎用コンピュータで、金融機関などの大規模基幹系に利用。
- ネットワークプロダクト
- モバイルシステム、フォトニクスシステム、IPネットワーク機器など通信インフラ製品。
03ユビキタスソリューション副次
個人・法人向けにノートパソコン、デスクトップパソコンを提供。ビジネスユースを中心とした製品ライン。
- パソコン(FMVシリーズ)
- ビジネスノート・デスクトップPC。堅牢性やセキュリティに優れた法人向けモデルが中心。
製品と技術
サービスソリューション:コンサルからマネージドまで
サービスソリューションは富士通の主力事業であり、コンサルティング、クラウド、システムインテグレーション、ソフトウェア、マネージドサービスを包含する。コンサルティングは「Uvance Wayfinders」ブランドでビジネス・テクノロジーの両面を支援。クラウドサービス「Fujitsu Cloud Service」はIaaS、PaaS、SaaSを提供し、高信頼性とセキュリティを強みとする。システムインテグレーションではレガシーシステムのモダナイゼーションを手掛け、マネージドサービスではシステム運用管理やサービスデスクなどをアウトソーシングする。2025年度のグロスマージン率は38.7%に改善した。
ハードウェアソリューション:基幹系サーバからネットワークまで
ハードウェアソリューションはUNIXサーバ「FUJITSU SPARC」、基幹IAサーバ「FUJITSU PRIMEQUEST」、PCサーバ「FUJITSU PRIMERGY」、ストレージ「FUJITSU ETERNUS」、メインフレーム「FUJITSU ICL」、ネットワーク機器(モバイルシステム、フォトニクスシステム、IPネットワーク機器)などを製品群とする。これらの多くはミッションクリティカルな基幹系システム向けであり、金融機関や官公庁での採用実績が厚い。2024年にはサーバ・ストレージ事業をエフサステクノロジーズに分社化し、2025年にはネットワークプロダクト事業を1FINITY株式会社に集約した。
ユビキタスソリューション:法人向けFMVパソコン
ユビキタスソリューションは法人向けパソコン「FMVシリーズ」を中心とする。ビジネスノートPC、デスクトップPCをラインアップし、堅牢性、セキュリティ、保守サポートを重視した製品設計が特徴。2017年に個人向けパソコン事業をLenovoに譲渡して以降は、法人向けに特化している。2025年度の売上収益は約1,000億円と全体の3%程度だが、グループ内の開発・製造は富士通クライアントコンピューティング(持分法適用関連会社)が担っている。
Uvance:クロスインダストリーのデジタルサービス
Uvanceは富士通が2021年から展開するデジタルサービスブランドであり、Horizontal(技術基盤)とVertical(業界横断ソリューション)の2層構造を持つ。Horizontalではクラウド、データ、AI、セキュリティなどの共通基盤を提供。Verticalではサステナビリティ、製造、小売、金融など市場を横断したサービスを展開する。2025年度のUvance売上は7,093億円に達し、うちVertical領域が4割超を占めた。AIやパートナーソリューションとの組み合わせにより、リカーリング収入の拡大を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
国内ITサービスで首位級、海外は成長余地
富士通は国内ITサービス市場において確固たる地位を築いており、売上高は約3.5兆円と業界を牽引する規模を誇る。同業他社のキオクシアホールディングスが半導体メモリに特化する一方、当社はハードウェアからサービス、ソリューションまで幅広く展開する総合力が強みである。また、直近の営業利益率は7.5%から9.9%へと改善傾向にあり、構造改革の成果が表れている。しかし、売上高は横ばい圏で推移しており、海外比率は低く内需依存度が高いのが課題である。デジタルトランスフォーメーション需要を取り込みつつ、海外展開を加速できるかが成長の鍵を握る。
強み
- 売上高約3.5兆円と国内ITサービス市場でトップクラスの規模を誇り、幅広い顧客基盤を持つ。
- ハードウェアからソフトウェア、サービスまで提供するワンストップ体制で、顧客の多様なニーズに対応する。
- 営業利益率は7.5%から9.9%へと上昇しており、収益構造の改善が進んでいる。
- 国内の官公庁や大企業との取引が多く、安定した収益源を確保している。
課題
- 売上高での海外比率が低く、グローバル競争への対応が急務となっている。
- 売上高が横ばいで推移しており、新たな成長ドライバーの創出が必要である。
- IT人材の不足が深刻化する中、高度なスキルを持つ人材の確保と育成が課題である。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字が富士通
時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9984ソフトバンクグループ | 28.1兆円 | 5.6倍 |
| 2 | 6501日立製作所 | 24.2兆円 | 30.2倍 |
| 3 | 6098リクルートホールディングス | 24.1兆円 | 47.0倍 |
| 4 | 6702富士通 | 6.6兆円 | 21.7倍 |
| 5 | 6701日本電気 | 6.5兆円 | 23.6倍 |
| 6 | 9020東日本旅客鉄道 | 4.0兆円 | 16.2倍 |
| 7 | 5401日本製鉄 | 3.7兆円 | 210.2倍 |
| 8 | 9735セコム | 3.0兆円 | 23.4倍 |
| 9 | 4307野村総合研究所 | 3.0兆円 | 192.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
富士電機から独立し通信機メーカーとして誕生
1935年6月、富士電機製造株式会社(現富士電機)から電話交換装置・電話機の製造販売権を承継し、富士通信機製造株式会社として設立された。1938年には本店を現在の神奈川県川崎市中原区に移転。1944年には金岩工作所(後の富士通フロンテック)をグループ会社化した。1949年5月には東京証券取引所の再開と同時に上場を果たし、資本市場での資金調達基盤を確立した。
電子計算機と無線通信への進出
1951年5月に電子計算機の製造を開始し、コンピュータ事業の第一歩を踏み出す。1953年8月には無線通信機器、1954年4月には電子デバイスの製造に着手。これにより通信機メーカーから総合エレクトロニクス企業への道を開いた。1957年には新光電気工業をグループ化(後に半導体パッケージ事業の中核となる)。1962年には富士通研究所を設置し、研究開発体制を強化した。
商号変更と研究所の独立
1967年6月、社名を富士通株式会社に変更。1972年には富士電気化学(現FDK)をグループ会社化した。1968年には富士通研究所を株式会社富士通研究所として独立させ、基礎研究・先端技術の開発を加速。1986年には日商岩井との合弁でニフティ(後の富士通クラウドテクノロジーズ)を設立し、ネットワーク事業にも参入した。1990年には英国のICL PLCを子会社化し、欧州市場への本格進出を果たした。
海外上場と合弁事業の拡大
1976年にフランクフルト証券取引所、1981年にロンドン証券取引所、1983年にスイス3証券取引所に上場し、国際的な資金調達力を高めた(いずれも後に上場廃止)。1999年10月には独Siemens AGとの合弁でFujitsu Siemens Computersを設立し、欧州のPC・サーバ市場で存在感を強めた。2009年には同社を完全子会社化し、現在のFujitsu Europe Holdingへと再編した。
サーバ事業の分社化と構造改革
2002年4月、サーバ事業とストレージシステム事業をPFUとの共同で会社分割し、富士通ITプロダクツ(後のエフサステクノロジーズ)を設立。2008年3月にはLSI事業を富士通マイクロエレクトロニクス(後の富士通セミコンダクター)として分社化。これらの組織再編により、事業の独立性と経営の透明性を高めた。2017年には保守・運用部門をエフサステクノロジーズに集約し、サービス体制を強化した。
デバイス事業からの撤退とDX集中
2005年から2009年にかけてプラズマディスプレイ、液晶デバイス、ハードディスク事業を相次いで譲渡し、デバイス分野から撤退。2017年には個人向けPC事業、カーエレクトロニクス、携帯端末事業を売却。2025年度には新光電気工業、富士通ゼネラル、FDKの株式をすべて譲渡し、デバイスソリューションセグメントを非継続事業として切り離した。これにより、サービスソリューションとハードウェアソリューションに経営資源を集中する体制が完成した。
Uvanceとモダナイゼーションへの注力
2023年度から2025年度の中期経営計画では、DXブランド「Uvance」を核としたサービスソリューションの拡大を掲げた。Uvanceの売上収益は2024年度の4,828億円から2025年度には7,093億円に急成長し、サービスソリューション全体の30%を占める。モダナイゼーションビジネスも前期比24%増と好調で、両事業の合計売上は9,590億円に達した。コンサルティング事業「Uvance Wayfinders」も拡大し、成果ベースの収益モデルへの転換を進めている。
年表29件を開く
1930年代
- 1935年6月富士電機製造㈱(現 富士電機㈱)より電話交換装置・電話機・装荷線輪の製造及び販売権を承継し、富士通信機製造株式会社として設立
- 1938年11月本店を神奈川県川崎市(中原区)上小田中に移転
1940年代
- 1944年11月上場㈱金岩工作所(現 富士通フロンテック㈱)をグループ会社化(1988年2月東京証券取引所に上場、2020年12月当社の完全子会社化により上場廃止)
- 1949年5月上場東京証券取引所再開と同時に上場
1950年代
- 1951年5月電子計算機の製造を開始
- 1953年8月無線通信機器の製造を開始
- 1954年4月電子デバイスの製造を開始
- 1957年6月上場新光電気工業㈱をグループ会社化(1984年12月東京証券取引所に上場、2025年6月上場廃止)
1960年代
- 1960年12月上場大阪証券取引所に上場(現在、東京証券取引所に統合)
- 1961年10月上場名古屋証券取引所に上場
- 1962年5月M&A富士通研究所を設置(1968年11月に㈱富士通研究所として独立、2021年4月に当社に統合)
- 1967年6月商号変更富士通株式会社に商号変更
1970年代
- 1972年4月上場富士電気化学㈱(現 FDK㈱)をグループ会社化(1969年10月東京証券取引所に上場)
- 1976年4月上場フランクフルト証券取引所に上場(2009年12月上場廃止)
1980年代
- 1981年10月上場ロンドン証券取引所に上場(2014年1月上場廃止)
- 1983年9月上場チューリッヒ、バーゼル、ジュネーブの各証券取引所(現在、各証券取引所はスイス証券取引所に統合)に上場(2009年12月上場廃止)
- 1986年2月上場日商岩井㈱(現 双日㈱)との合弁により㈱エヌ・アイ・エフ(1991年4月にニフティ㈱に、2017年4月に富士通クラウドテクノロジーズ㈱に商号変更。2024年4月に当社に統合)を設立(2006年12月東京証券取引所に上場、2016年7月当社の完全子会社化により上場廃止)
- 1989年3月M&A保守部門の一部を分離独立し、富士通カストマエンジニアリング㈱(現 エフサステクノロジーズ㈱)を設立(2004年10月株式交換により完全子会社化)
1990年代
- 1990年11月英国ICL PLC(現 Fujitsu Services Holdings PLC)をグループ会社化
- 1991年4月携帯電話の販売を開始
- 1995年12月創業米国にFujitsu Network Transmission Systems, Inc.(現 1Finity Americas, Inc.)を設立 富士通館林システムセンター(現 館林データセンター)開設 富士通明石システムセンター(現 明石データセンター)開設
- 1999年10月M&AドイツSiemens AGとの合弁によりFujitsu Siemens Computers(Holding)B.V.(現 Fujitsu Europe Holding B.V.)を設立(2009年4月株式取得により完全子会社化)
2000年代
- 2001年9月上場㈱高見澤電機製作所と富士通高見澤コンポーネント㈱が株式移転により富士通コンポーネント㈱(現 FCLコンポーネント㈱)を設立、東京証券取引所に上場(2018年11月株式併合により上場廃止)
- 2002年4月サーバ事業及びストレージシステム事業を㈱PFUと共同で会社分割し、㈱富士通ITプロダクツを設立
- 2005年3月プラズマディスプレイモジュール事業を㈱日立製作所に譲渡
- 2005年4月液晶デバイス事業をシャープ㈱に譲渡する契約を締結
- 2008年3月M&ALSI事業を会社分割し、富士通マイクロエレクトロニクス㈱を設立(2010年4月に富士通セミコンダクター㈱に商号変更。事業構造改革完了に伴い、2023年4月に当社に統合。)
- 2009年5月M&A第三者割当増資の引受によりFDK㈱を連結子会社化 ハードディスク記憶媒体事業を昭和電工㈱(現 ㈱レゾナック・ホールディングス)へ譲渡 ハードディスクドライブ事業を㈱東芝へ譲渡
2010年代
- 2017年4月商号変更個人向けプロバイダ事業を㈱ノジマへ譲渡 カーエレクトロニクス事業を㈱デンソーへ譲渡 携帯端末事業をポラリス・キャピタル・グループ㈱へ譲渡 個人向けパソコン事業を中国Lenovo Group Limitedへ譲渡 富士通コンポーネント㈱(現 FCLコンポーネント㈱)を独立系投資会社ロングリーチグループへ譲渡 Ridgelinez㈱を設立 富士通Japan㈱を設立 ドイツGK Software SEをグループ会社化 サーバ事業及びストレージ事業を会社分割し、エフサステクノロジーズ㈱(2024年4月に㈱富士通エフサスから商号変更)に承継 FDK㈱の株式の一部を台湾PSAグループへ譲渡し、FDK㈱を非グループ会社化 新光電気工業㈱を㈱産業革新投資機構等へ譲渡 1FINITY㈱を設立 ㈱富士通ゼネラルを㈱パロマ・リームホールディングスへ譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
Uvanceを中心とするサービスソリューションの拡大
クロスインダストリー型のデジタルサービスUvanceの売上規模を拡大し、サービスソリューション全体の成長を牽引する。コンサルティング事業ブランド「Uvance Wayfinders」による顧客経営変革のリードや、AI適用・パートナー連携によるオファリング充実を進める。
- 02
ハードウェアソリューションの基盤強化
サーバ・ストレージ、ネットワークプロダクトの研究開発から製造・販売・運用保守までの機能を集約・分社化し、グローバル競争力を高める。エフサステクノロジーズと1FINITYが事業を開始し、製販一体体制で効率化と採算性改善を図る。
- 03
モダナイゼーションビジネスの推進と海外ビジネス変革
レガシーシステムのクラウド化・デジタル化需要を取り込み、Uvanceにつながるモダナイゼーションを拡大する。海外ではUvance中心のサービスビジネスにシフトし、全エリアでの収益性向上を目指す。
- 04
コアテクノロジーの強化と研究開発加速
AI・コンピューティング分野で外部パートナーと戦略的提携を進め、差別化技術を強化。量子コンピューティングでは256量子ビット機を提供、2026年度に1024量子ビット級を開発予定。次世代プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」やNVIDIAとの協業も推進。
- 05
事業と連動した人材ポートフォリオの実現
ジョブ型人事制度への移行を進め、グローバルで人材流動性を高める。ポスティング制度やリスキリングの活性化により、注力事業領域への人材シフトと生産性向上を図る。2025年10月にはグローバル共通人事プラットフォームOnePeopleが日本稼働。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で99,203人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,012万円で、9期前と比べて+26.8%。平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は17.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 155,069 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 140,365 | — |
| 2019年3月 | 799 | 43.2 | 19.2 | 132,138 | — |
| 2020年3月 | 804 | 43.6 | 19.5 | 129,071 | — |
| 2021年3月 | 865 | 43.8 | 19.6 | 126,371 | — |
| 2022年3月 | 859 | 43.6 | 19.2 | 124,216 | — |
| 2023年3月 | 879 | 43.7 | 19.1 | 124,055 | — |
| 2024年3月 | 965 | 43.6 | 18.8 | 123,527 | — |
| 2025年3月 | 929 | 43.1 | 18.2 | 112,743 | 235 |
| 2026年3月 | 1,012 | 42.7 | 17.6 | 99,203 | 351 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社18社(国内 11 / 海外 7) を有報から抽出しています。
- 国内富士通Japan㈱ ※4川崎市幸区議決権100.0%
- 国内富士通ネットワークソリューションズ㈱川崎市幸区議決権100.0%
- 国内富士通ディフェンス&ナショナルセキュリティ㈱ ※1川崎市中原区議決権100.0%
- 国内Ridgelinez㈱東京都千代田区議決権100.0%
- 国内㈱トランストロン横浜市港北区議決権51.0%
- 海外Fujitsu Europe Holding B.V. ※1、※5オランダ議決権100.0%
- 海外Fujitsu Services Holdings PLC ※1、※2、※3英国議決権100.0%
- 海外Fujitsu North America, Inc.米国議決権100.0%
- 海外Fujitsu Australia Limitedオーストラリア議決権100.0%
- 海外Fujitsu Asia Pte. Ltd.シンガポール議決権100.0%
- 海外GK Software SE ※6ドイツ議決権100.0%
- 国内エフサステクノロジーズ㈱ ※1川崎市中原区議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
- 富士通フロンテック㈱東京都稲城市100%
- 1FINITY㈱川崎市中原区100%
- Fsas Technologies GmbHドイツ100%
- ㈱富士通パーソナルズ川崎市中原区100%
- 富士通クライアントコンピューティング㈱川崎市幸区49%
- FLCS㈱東京都千代田区20%
- JP富士通キャピタル株式会社
- PLFQS POLAND SPÓŁKA Z OGRANICZONĄ ODPOWIEDZIALNOŚCIĄ
- IEFUJITSU (IRELAND) LIMITED
- GBFUJITSU SERVICES HOLDINGS PLC
- SEFujitsu Sweden AB
- DKFUJITSU A/S
- GBFUJITSU EMEA PLC
- NLFujitsu Europe Holding B.V.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達931.8億円ハローワークシステムの更改に係る全体アーキテクチャ設計・開発及び運用・保守等業務一式厚生労働省 · 2023-03-15
- 調達683.5億円ハローワークシステムの更改に係る拠点設備更改一式厚生労働省 · 2025-06-16
- 調達640.4億円ハローワークシステムのセンター設備更改・保守、バックアップセンターの構築及び設備導入・保守一式厚生労働省 · 2018-07-24
- 調達153.8億円線状降水帯予測スーパーコンピュータの購入・取付調整及び保守並びにハウジングサービスの提供気象庁 · 2022-03-30
- 調達136.5億円ハローワークシステムの更改に係る業務アプリケーション設計・開発等業務一式厚生労働省 · 2023-11-13
- 調達79.8億円年金業務システム(フェーズ2)に係る設計・開発等(区分6:基盤サブシステム(共通プラットフォーム)に係る設計・開発及び環境構築業務 一式)厚生労働省 · 2023-09-27
- 調達70億円スーパーコンピュータシステム借用(レンタル)・購入・取付調整及び保守並びにクラウドサービスの提供気象庁 · 2022-10-31
- 調達67億円ハローワークシステム統合運用監視業務(令和5年度運用開始)厚生労働省 · 2022-12-20
- 調達66.8億円人事・給与関係業務情報システムに係るアプリケーション保守業務デジタル庁 · 2023-03-24
- 調達56.5億円ハローワークシステムの刷新に係るハローワークインターネットサービスサブシステム及び職業紹介サブシステム等の設計・開発等業務厚生労働省 · 2017-12-28
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3.5兆円、営業利益は3,483億円。前期と比べると減収増益で、売上が-1.3%、利益が+31.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3.5兆円 | 3.5兆円 |
| 営業利益 | 4,150億円 | 3,483億円 |
| 純利益 | 3,100億円 | 4,494億円 |
| 1株あたり配当 | ¥55 | ¥55 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は7,794億円、営業利益は525億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.5%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1.08 | — | — | 1,025 |
| 2024年1Q | 0.80 | −17 | −0.2 | 44 |
| 2024年2Q | 0.91 | 465 | 5.1 | 334 |
| 2024年3Q | 0.93 | 33 | 0.4 | −117 |
| 2024年4Q | 0.83 | — | — | 2,284 |
| 2025年2Q | 1.70 | 564 | 3.3 | 356 |
| 2025年4Q | 1.85 | 2,087 | 11.3 | 1,842 |
| 2026年2Q | 1.57 | 1,053 | 6.7 | 2,620 |
| 2026年4Q | 1.94 | 2,430 | 12.5 | 1,874 |
| 2027年1Q | 0.78 | 525 | 6.7 | 401 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は4.4兆円から3.5兆円へ80%に減った。直近期の営業利益率は9.9%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4.38 | — | 984 | — | −799 |
| 2014年3月 | 4.76 | — | 1,611 | — | 1,132 |
| 2015年3月 | 4.75 | — | 1,989 | — | 1,400 |
| 2016年3月 | 4.74 | — | 1,318 | — | 868 |
| 個人向けプロバイダ事業を㈱ノジマへ譲渡 カーエレクトロニクス事業を㈱デンソーへ譲渡 携帯端末事業をポラリス・キャピタル・グループ㈱へ譲渡 個人向けパソコン事業を中国Lenovo Group Limitedへ譲渡 富士通コンポーネント㈱(現 FCLコンポーネント㈱)を独立系投資会社ロングリーチグループへ譲渡 Ridgelinez㈱を設立 富士通Japan㈱を設立 ドイツGK Software SEをグループ会社化 サーバ事業及びストレージ事業を会社分割し、エフサステクノロジーズ㈱(2024年4月に㈱富士通エフサスから商号変更)に承継 FDK㈱の株式の一部を台湾PSAグループへ譲渡し、FDK㈱を非グループ会社化 新光電気工業㈱を㈱産業革新投資機構等へ譲渡 1FINITY㈱を設立 ㈱富士通ゼネラルを㈱パロマ・リームホールディングスへ譲渡 | |||||
| 2017年3月 | 4.13 | — | 1,242 | — | 885 |
| 2018年3月 | 4.10 | — | 2,425 | — | 1,693 |
| 2019年3月 | 3.95 | — | 1,618 | — | 1,046 |
| 2020年3月 | 3.86 | — | 2,286 | — | 1,600 |
| 2021年3月 | 3.59 | — | — | — | 2,027 |
| 2022年3月 | 3.59 | — | 2,400 | — | 1,827 |
| 2023年3月 | 3.71 | — | 3,719 | — | 2,152 |
| 2024年3月 | 3.48 | — | 1,656 | — | 2,545 |
| 2025年3月 | 3.55 | 2,651 | 2,734 | 7.5 | 2,198 |
| 2026年3月 | 3.50 | 3,483 | 4,090 | 9.9 | 4,494 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3.5兆円のうち、営業利益として残るのは3,483億円で9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4,494億円、売上の12.8%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.4%2.3兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.3%8,867億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%3,483億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが3,381億円、投資CFが1,445億円で、差し引きのフリーCFは4,826億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は4,504億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 710 | −1,615 | 1,004 | −905 | 2,845 |
| 2014年3月 | 1,765 | −1,289 | −462 | 476 | 3,012 |
| 2015年3月 | 2,801 | −2,005 | −173 | 796 | 3,620 |
| 2016年3月 | 2,531 | −1,643 | −677 | 888 | 3,808 |
| 2017年3月 | 2,503 | −1,455 | −989 | 1,048 | 3,840 |
| 2018年3月 | 2,004 | −226 | −1,125 | 1,778 | 4,527 |
| 2019年3月 | 994 | 41 | −1,366 | 1,035 | 4,167 |
| 2020年3月 | 3,473 | −1,142 | −1,932 | 2,331 | 4,530 |
| 2021年3月 | 3,079 | −716 | −2,196 | 2,363 | 4,818 |
| 2022年3月 | 2,483 | −593 | −1,937 | 1,890 | 4,840 |
| 2023年3月 | 2,203 | −428 | −3,136 | 1,775 | 3,559 |
| 2024年3月 | 3,092 | −1,572 | −1,815 | 1,520 | 3,421 |
| 2025年3月 | 3,039 | −892 | −2,405 | 2,147 | 3,201 |
| 2026年3月 | 3,381 | 1,445 | −3,797 | 4,826 | 4,504 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.0兆円で、自己資本比率は59.6%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.92 | 0.75 | 2.17 | 21.4 |
| 2014年3月 | 3.11 | 0.57 | 2.54 | 18.2 |
| 2015年3月 | 3.27 | 0.79 | 2.48 | 24.2 |
| 2016年3月 | 3.23 | 0.78 | 2.44 | 24.3 |
| 2017年3月 | 3.19 | 0.88 | 2.31 | 27.6 |
| 2018年3月 | 3.12 | 1.09 | 2.03 | 34.8 |
| 2019年3月 | 3.10 | 1.13 | 1.97 | 36.5 |
| 2020年3月 | 3.19 | 1.24 | 1.95 | 38.9 |
| 2021年3月 | 3.19 | 1.45 | 1.74 | 45.5 |
| 2022年3月 | 3.33 | 1.59 | 1.74 | 47.7 |
| 2023年3月 | 3.27 | 1.59 | 1.68 | 48.6 |
| 2024年3月 | 3.51 | 1.75 | 1.76 | 49.9 |
| 2025年3月 | 3.50 | 1.74 | 1.60 | 49.8 |
| 2026年3月 | 3.40 | 2.02 | 1.36 | 59.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中10位あたり、逆に低いのは配当利回りで224社中178位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,801で、1年前と比べて+8.6%。過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.7倍 |
| PER (会社予想) | 20.8倍 |
| PBR | 3.24倍 |
| 配当利回り | 1.45% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+12.39%上昇し、8月14日に3841円まで買われた後、21日に3646円へ調整した。25日移動平均線(3569.2円)を上回っており、75日線(3415.45円)も超えている。52週高値4668円からは-21.9%、52週安値3016円からは+20.9%の水準。出来高は7月28日に1806万株と急増し、8月21日は413万株と減少。RSIは49.43で中立。200日線(3691.84円)を下回っており、中期的な上昇トレンドは鈍化しているが、短期的には上昇基調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)。
PER20.86倍は同業界平均30.85倍を下回り、PBR3.11倍は業界平均2.64倍を上回るが、ROE23.9%は高水準で収益効率が良い。配当利回り1.51%は業界平均2.29%を下回るものの、配当性向14.6%と低く、将来の増配余地あり。2026/3月期は大幅増益見込みで、業績好調。PERの割安感とROEの高さから割安と評価するが、PBRの高さと配当の低さは留意点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.7倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 20.8倍 | — |
| PBR | 3.24倍 | 2.58倍 |
| ROE | 23.9% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ITサービス大手としてDX需要の取り込みが急成長の鍵を握る。強気派は、既存顧客基盤とクラウド・AI投資加速による収益改善を評価し、2026年度の営業利益率10%超を期待する。一方弱気派は、競争激化による価格圧力や、DX案件の採算性リスク、海外展開の遅れを懸念する。また、ROE23.9%と高い資本効率を示すが、市場成長鈍化や顧客予算抑制が続けば成長鈍化は避けられないとの見方もある。論点は、DXシフトが利益成長を持続可能なものにするか否か。
- DX需要拡大の追い風
企業のデジタル投資は中長期で増加傾向にあり、主力のSI事業に追い風
- 収益性改善の明確化
2026年度営業利益率9.94%と前期比で2.5ポイント向上見通し
- 高ROEによる資本効率
ROE23.9%は同業他社を上回り、株主還元の原資も潤沢
- 純利益4,494億円と前期比2.0倍通年影響強
純利益2198億円→4494億円、増益率104.5%
- 営業利益3,483億円と31%増益通年影響中
営業利益2651億円→3483億円、営業利益率7.47%→9.94%
- ROE23.9%と高い資本効率継続影響中
ROE23.9%、PBR3.13倍を支える収益力
- 予想PER20.1倍と実績21.05倍から増益余地決算発表後影響弱
予想PER20.1倍は実績21.05倍を下回り、業績成長を織り込み切れていない
- 競争激化と価格圧力
クラウド分野で新興勢や海外勢の参入が進み、単価下落が続く恐れ
- DX案件の採算リスク
大規模案件は初期投資負担が大きく、計画通りの利益確保が困難な場合も
- 国内市場の成熟化
国内IT投資は伸び悩む局面もあり、海外展開の遅れが成長制約に
- 売上高35,030億円と前期比1.3%減収通年影響中
売上高35501億円→35030億円、増収に転換できない
- 配当利回り1.5%と株主還元が限定的継続影響弱
配当利回り1.5%と低く、利益成長の一部しか還元されない
- 外国人保有55.43%と過半依存継続影響弱
外国保有比率55.43%と高く、海外マネー流出で株価が左右される
- 営業利益率9.94%と10%に未達通年影響弱
営業利益率7.47%→9.94%と改善も10%には届かず
- DX関連売上比率
- 成長の核であるDX事業の規模と進捗を測るため
- 営業利益率
- 収益性改善計画が計画通りか確認する指標
- 海外売上比率
- 国内依存からの脱却と成長余地を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり55円で、前期から+78.6%。いまの株価に対する利回りは1.45%。増配か配当維持が7年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 9 | — | 41.4 |
| 2018年3月 | 11 | 22.2 | 18.6 |
| 2019年3月 | 9 | −20.9 | 66.0 |
| 2020年3月 | 18 | 106.9 | 20.0 |
| 2021年3月 | 20 | 11.1 | 25.3 |
| 2022年3月 | 22 | 10.0 | 21.6 |
| 2023年3月 | 24 | 9.1 | 26.0 |
| 2024年3月 | 26 | 8.3 | 21.8 |
| 2025年3月 | 28 | 7.7 | 23.5 |
| 2026年3月 | 50 | 78.6 | 14.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥55
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ173,513人。区分でいちばん多いのは外国法人で55.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.0%を占め、残る71.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 54.6 | 54.1 | 50.4 | 52.5 | 49.0 | 55.4 |
| 金融機関 | 25.0 | 25.5 | 25.8 | 22.3 | 24.0 | 26.9 |
| 個人・その他 | 16.2 | 16.5 | 20.1 | 21.2 | 24.1 | 13.1 |
| 証券会社 | 1.6 | 1.6 | 1.5 | 1.9 | 1.2 | 2.5 |
| 事業法人 | 2.6 | 2.2 | 2.2 | 2.0 | 1.7 | 2.1 |
| 自己株式 | 3.9 | 5.1 | 9.0 | 11.2 | 14.2 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 16.18 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.66 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.77 |
| 04 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.60 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.95 |
| 06 | 富士通株式会社従業員持株会 | 1.61 |
| 07 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.60 |
| 08 | 朝日生命保険相互会社 | 1.52 |
| 09 | GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カストディ業務部) | 1.47 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.44 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+760%、1株純資産は14期で+287%。直近期のROEは23.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −39 | 302 | −11.8 | — | — |
| 2014年3月 | 55 | 274 | 23.2 | 11.4 | 4.5 |
| 2015年3月 | 68 | 382 | 20.6 | 12.1 | 36.9 |
| 2016年3月 | 42 | 378 | 11.0 | 9.9 | 38.9 |
| 2017年3月 | 43 | 430 | 10.6 | 15.9 | 41.4 |
| 2018年3月 | 825 | 5,284 | 17.2 | 7.9 | 18.6 |
| 2019年3月 | 513 | 5,585 | 9.4 | 15.6 | 66.0 |
| 2020年3月 | 791 | 6,197 | 13.5 | 12.3 | 20.0 |
| 2021年3月 | 1,014 | 7,287 | 15.1 | 15.8 | 25.3 |
| 2022年3月 | 924 | 8,095 | 12.0 | 19.9 | 21.6 |
| 2023年3月 | 111 | 843 | 13.5 | 16.1 | 26.0 |
| 2024年3月 | 136 | 953 | 15.2 | 18.4 | 21.8 |
| 2025年3月 | 121 | 980 | 12.6 | 24.4 | 23.5 |
| 2026年3月 | 255 | 1,167 | 23.9 | 12.4 | 14.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額1,984百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約39倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 時田隆仁 | 代表取締役 社長 CEO | 64 | 100,400 |
| 磯部武司 | 代表取締役 副社長 CFO | 64 | 61,386 |
| 平松浩樹 | 取締役 執行役員専務 CHRO | 60 | 40,042 |
| 古城佳子 | 取締役 取締役会議長 | 70 | 16,415 |
| 佐々江賢一郎 | 取締役 | 74 | 3,864 |
| バイロン・ギル | 取締役 | 57 | — |
| 平野拓也 | 取締役 | 56 | — |
| 小林いずみ | 取締役 | 67 | 237 |
| 小関雄一 | 常勤監査役 | 62 | 37,804 |
| 湯浅一生 | 常勤監査役 | 65 | 42,591 |
| 初川浩司 | 監査役 | 74 | 23,636 |
| 幕田英雄 | 監査役 | 73 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| キャサリン・オコーネル | 監査役 | 59 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 332 | 258 | 983 | 1,580 | 395 |
| 社外取締役 | 9 | 130 | — | — | 157 | 17 |
| 社外取締役 | 6 | 75 | — | — | 102 | 17 |
| 監査役 | 3 | 90 | — | — | 90 | 30 |
| 社外監査役 | 3 | 55 | — | — | 55 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,523字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,145字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク17,284字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)13,607字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第126期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第126期(2025/04/01-2026/03/31)2025-10-31
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
- 半期報告書半期報告書-第125期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第124期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-05
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-10-31
- 四半期報告書四半期報告書-第124期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-02
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
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- 四半期報告書四半期報告書-第123期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-02
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