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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

セコム

SECOM CO., LTD.9735 · Prime · サービス業

警備サービス国内最大手。オンラインセキュリティシステムを核に、防災・医療・保険・地理空間情報など20超の子会社で社会安全インフラを提供。

概要

セコムは1962年に設立された日本の警備保障業界最大手である。主力のオンラインセキュリティシステム「セコム」を中核に、防災、医療、保険、地理空間情報、BPO・ICTなど7事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1兆2569億円、従業員約6万5000人を擁し、国内148社・海外13社の子会社で構成される。

七つのセグメントで構成する事業ポートフォリオ

当社グループはセキュリティサービス、防災、メディカルサービス、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、その他(不動産・建築)の7セグメントで構成される。中核のセキュリティサービス事業は売上高6606億円(2026年3月期)と全体の約53%を占める。防災事業は能美防災とニッタンの2社が自動火災報知設備や消火設備を提供し、1868億円の売上高を計上する。メディカルサービス事業は在宅医療、シニアレジデンス、医療機器販売などを含む。保険事業はセコム損害保険が損害保険業を手掛ける。

国内と海外に広がる18カ国・地域の事業基盤

国内にはセキュリティサービスを提供する子会社29社のほか、日本原子力防護システムなど専門会社がある。海外では中国に10社、インドネシア、タイ、英国など18カ国・地域に進出し、現地ニーズに合わせたセキュリティサービスを展開する。韓国のエスワンや台湾のタイワンセコムは関連会社として連携する。2025年にはグローバルセキュリティSI企業のAVTEL Holdingsを完全子会社化し、欧米のデータセンター向け事業を強化した。

安定収益と成長投資の両立を図る財務体質

2026年3月期の連結売上高は1兆2569億円、営業利益1603億円、純利益1127億円と増収増益を達成した。売上高は前期比4.8%増、営業利益は11.1%増。セキュリティサービス事業の営業利益は1238億円で、価格改定や常駐警備の増収が寄与した。防災事業も247億円と23%増益。M&Aや研究開発への投資を継続し、セコム工業やセコムIS研究所で新技術を開発している。

「社会システム産業」としての将来ビジョン

当社は「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する社会システム産業を標榜する。2040年ビジョンでは、インシデントの予兆を捉えるプロアクティブなサービスを掲げ、AI、ロボット、データ活用を推進する。セキュリティロボット「cocobo」は公道走行が可能となり、遠隔操作型小型車として警備会社初の認可を取得。家庭向けAED「セコム・MyAED」も発売した。労働力人口減少への対応として業務効率化と人材確保に取り組む。

業界の中での役割はセキュリティ・防災・医療・保険・情報等の総合安全サービスプロバイダにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.3兆円
営業利益
1,603億円
営業利益率
12.8%
純利益
1,127億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
その他(注)11.1兆円89.9%1,574億円13.8%
BPO・ICT1,285億円10.1%92億円7.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01セキュリティサービス主力

セントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)をはじめとする各種セキュリティサービスを、国内子会社29社・海外子会社13社・関連会社を通じて提供。安全機器の販売や技術指導も行う。

警備請負サービス国内最大手

02防災主力

子会社の能美防災株式会社とニッタン株式会社が、自動火災報知設備や消火設備等の防災システムの研究開発、設計、製造、販売、取付工事、保守を手掛ける。

主な製品・サービス2
自動火災報知設備
火災を自動検知して警報を発するシステム。ビルや工場等に設置される。
消火設備
スプリンクラー等の消火設備。火災時に自動または手動で消火活動を行う。

03メディカルサービス準主力

在宅医療サービス、電子カルテや遠隔画像診断支援、医療機関向け不動産賃貸、シニアレジデンス運営、医療機器販売、医薬品卸売を展開。

04保険副次

セコム損害保険株式会社が損害保険業を、セコム保険サービス株式会社が保険代理店業務を行う。

05地理空間情報サービス副次

子会社の株式会社パスコが、航空機・車両・衛星等による測量・計測で地理情報を収集・加工・解析し、空間情報サービスを公共機関・民間・海外政府に提供。

06BPO・ICT副次

情報セキュリティ、大規模災害対策、クラウド、データセンター、グループIT運営、ソフトウェア開発販売、コンタクトセンター・バックオフィスBPOを展開。

07その他(不動産・建築)その他

賃貸ビル・マンション運営、建築設備の設計施工監理、電気工事請負を行う。

製品と技術

オンラインセキュリティシステム「セコム」

中核製品はセントラライズドシステムと呼ばれるオンラインセキュリティシステム。事業所向け「AZ」は防犯、防災、従業員管理などを統合したオールインワンシステムで、監視カメラとの連携を強化。家庭向け「ホームセキュリティNEO」は顔認証機能を搭載した操作機器をラインアップし、様々な機器と接続可能。両システムとも監視センターと24時間接続され、異常時には緊急対処員が派遣される。

移動体向けセキュリティ「ココセコム」とロボット警備

2001年に発売した「ココセコム」は、人物や車両の位置をGPSで追跡し、緊急時に対応するサービス。現在も防犯・見守りに活用される。また、セキュリティロボット「cocobo」は遠隔操作型小型車として公道走行が可能で、敷地周辺のパトロールに活用。AIによる画像解析で不審者を検知し、人とロボットの融合による高度な警備を実現する。

家庭と個人向け安心サービス

「セコム・ホームセキュリティ」は1981年の発売以来、全国の家庭に普及。最新の「NEO」はスマートフォン連携や顔認証に対応。また、家庭向けAED「セコム・MyAED」はオートショック機能を搭載し、一般家庭での使用を想定。高齢者見守りサービスなども提供し、個人の安心ニーズに応える。

防災システムと医療関連サービス

防災事業では能美防災とニッタンが自動火災報知設備、消火設備を提供。オフィスビルからトンネル、文化財、船舶まで幅広い施設に施工。メディカルサービス事業では、在宅医療(訪問看護、薬剤供給)、シニアレジデンス運営、電子カルテ、遠隔画像診断支援、医療機器販売、医薬品卸売を手掛ける。セコム医療システムが中心となり、患者の自宅での点滴治療や医療機関向け不動産賃貸も行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • セキュリティサービス警備請負サービス国内最大手

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

セキュリティ業界のリーディングカンパニー

セコムは警備・セキュリティ関連で国内首位。同業にはジンジブやイシンなどがあるが、売上高は1兆円超と圧倒的。機械警備、常駐警備、家庭用セキュリティなど幅広いサービスを提供。オンラインセキュリティやAIを活用した警備技術で競争力を強化。営業利益率は12%程度と安定。国内市場は成熟しているが、防犯意識の高まりや高齢化で需要は堅調。今後の課題は、人手不足や新規企業の参入への対応。

強み

  • セキュリティ事業で国内シェア首位、ブランド力が強い。
  • 機械警備から常駐、家庭用まで網羅。
  • AIやIoTを活用した高度な警備サービスを提供。

課題

  • 警備員の確保が難しくなってきている。
  • 新規参入や価格競争により収益圧迫の可能性。
  • 国内市場が成熟し、成長の鈍化が懸念される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がセコム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16098リクルートホールディングス24.1兆円47.0倍
26702富士通6.6兆円21.7倍
36701日本電気6.5兆円23.6倍
49020東日本旅客鉄道4.0兆円16.2倍
55401日本製鉄3.7兆円210.2倍
69735セコム3.0兆円23.4倍
74307野村総合研究所3.0兆円192.4倍
84684オービック2.5兆円28.7倍
94768大塚商会1.4兆円20.3倍
106532ベイカレント1.2兆円31.6倍
112413エムスリー1.2兆円24.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

日本初の警備保障会社として創業した1962年

1962年7月、日本初の警備保障会社として日本警備保障株式会社(現セコム)を設立。1964年の東京オリンピックでは選手村などの警備を単独で担当した。1966年には日本初のオンライン安全システム「SPアラーム」を開発・発売し、機械警備の先駆けとなる。1972年に株式額面変更のための合併を経て、1974年6月に東京証券取引所市場第二部に上場した。

世界初のコンピュータ安全システムと家庭向け進出

1975年3月、世界初のコンピュータセキュリティシステムCSSを確立。1977年には東京電力などとの合弁で日本原子力防護システムを設立し、原子力施設の防護に参入。同年10月には安全機器を自社生産するセコム工業を設立した。1981年1月、日本初の家庭用安全システム「マイアラーム(現セコム・ホームセキュリティ)」を開発。1983年12月に商号をセコム株式会社に変更した。

アジアを皮切りにグローバル展開を開始

1978年に台湾のタイワンセコムと業務提携、1981年には韓国三星グループとの合弁で韓国安全システム(現エスワン)を設立した。1987年タイに現地法人を設立。1991年には英国にセコムキャロル(現セコムPLC)を設立し欧州進出。1992年に中国で持株会社西科姆を設立。以後、インドネシアなど東南アジアにも展開し、現在18カ国・地域で事業を営む。

医療・保険・防災への多角化を加速

1991年、無菌調剤室を備えた調剤薬局と訪問看護サービスで在宅医療に参入。1998年には東洋火災海上保険に資本参加し保険事業を開始(現セコム損害保険)。1999年には地理空間情報サービスのパスコに資本参加。2001年移動体向け「ココセコム」発売。2004年AEDパッケージサービスと大規模災害時の安否確認サービスを開始。2006年には上場企業の能美防災を連結子会社化し防災事業を拡大した。

データセンター事業とICTサービスの強化

2012年4月、国内防災業界大手のニッタンを連結子会社化。同年10月には国内最大規模のデータセンター事業会社アット東京を連結子会社化し、BPO・ICT事業を強化した。セコムトラストシステムズがグループITの運営やソフトウェア開発を担い、クラウドサービスや情報セキュリティを提供。関連会社のアルテリア・ネットワークスは光ファイバーネットワーク事業を展開する。

AI・ロボット・先回りの安心へ向けた最新動向

2025年3月、セキュリティロボット「cocobo」が遠隔操作型小型車として公道走行認可を取得。同年7月家庭向けAED「セコム・MyAED」発売。10月にはグローバルセキュリティSI企業AVTEL Holdingsを買収。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では会場警備で主要な役割を果たした。2026年5月には「セコムグループ2040年ビジョン」を策定し、プロアクティブな安心サービスの提供を掲げる。

年表29件を開く

1960年代

  • 1962年7月日本初の警備保障会社、日本警備保障㈱(現セコム㈱)を設立。
  • 1964年10月東京オリンピック開催。選手村などの警備を当社単独で担当。
  • 1966年6月わが国初のオンラインによる安全システム「SPアラーム」を開発・発売。

1970年代

  • 1972年12月M&A株式の額面金額変更のため、㈱エスピーアラームシステムズ(形式上の存続会社)と合併。(注)
  • 1974年6月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1975年3月世界初のコンピュータ安全システム、CSS(コンピュータセキュリティシステム)を確立。
  • 1977年7月東京電力㈱、関西電力㈱、中部電力㈱との合弁で、原子力防護専門会社、日本原子力防護システム㈱を設立。
  • 1977年10月安全機器を自社生産するセコム工業㈱を設立。
  • 1978年1月台湾のタイワンセコム社(英文商号)と業務提携を結ぶ。
  • 1978年5月東京証券取引所市場第一部指定。

1980年代

  • 1981年1月わが国初の家庭用安全システム「マイアラーム(現セコム・ホームセキュリティ)」を開発・発売。
  • 1981年3月韓国三星グループとの合弁による韓国安全システム㈱(現㈱エスワン)を設立。
  • 1983年12月日本警備保障㈱よりセコム㈱に社名を変更。
  • 1986年12月創業AI(人工知能)等の基盤技術の研究を行うセコムIS研究所を設立。
  • 1987年9月創業タイにタイセコムピタキイ社(現タイセコムセキュリティ社)を設立。

1990年代

  • 1991年4月創業英国にセコムキャロル社(現セコムPLC)を設立。
  • 1991年6月無菌調剤室を備えた調剤薬局を開設し、在宅医療サービスの一つとして、自宅で点滴治療を受ける患者へ薬剤供給するサービスを開始。併せて訪問看護サービスの提供を開始。
  • 1992年12月創業中国での持株会社、西科姆(中国)有限公司を設立。
  • 1998年7月わが国初の画像センサー利用のオンライン画像監視システム「セコムAX」を開発・発売。
  • 1998年9月損害保険会社の東洋火災海上保険㈱(現セコム損害保険㈱)に資本参加。
  • 1999年8月航空測量・地理情報システムを提供する㈱パスコに資本参加。

2000年代

  • 2001年3月移動する人物・車両向けセキュリティサービス「ココセコム」を開発・発売。
  • 2001年10月セコム損害保険㈱が最適な治療でガン克服を目指すための保険として、わが国初の「自由診療保険メディコム」を発売。
  • 2002年3月M&Aセコム㈱の医療事業部門を分社化するとともに、セコム在宅医療システム㈱、セコムケアサービス㈱、セコム漢方システム㈱が合併し、セコム医療システム㈱がスタート。
  • 2004年9月病院外での心停止を回復させるためのAED(自動体外式除細動器)のトータルサービス「セコムAEDパッケージサービス」を発売。
  • 2004年10月セコム情報システム㈱(現セコムトラストシステムズ㈱)が開発した大規模災害発生時の初動を支援する危機管理サービス「セコム安否確認サービス」を発売。
  • 2006年12月上場東京証券取引所市場第一部上場の能美防災㈱を連結子会社化。

2010年代

  • 2012年4月M&A国内防災業界大手のニッタン㈱を連結子会社化。
  • 2012年10月M&A国内最大規模のデータセンター事業会社である㈱アット東京を連結子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    プロアクティブな事前対応型サービス

    インシデント前の予兆を捉え、あらゆる不安の発生に先回りする「先回りの安心」を提供するため、データ・技術・知見を活用し「人とテクノロジーの融合」を進める。

  2. 02

    あんしんプラットフォーム構想の強化

    パートナーや顧客との接点から得たデータ・技術・知見をグループのリソースと組み合わせ、プロアクティブなサービスを創出する。グローバル展開によりプラットフォームを強固にする。

  3. 03

    新技術の活用と警備DXの加速

    AI等の最先端技術を積極的に収集・活用し、警備DXを加速。国内および海外で新商品・新サービスを創出する。

  4. 04

    国内事業の競争力向上と個人マーケット開拓

    販売促進・営業活動を強化し、法人向けサービスの品質・機能向上を図る。高齢者見守り等の新サービスで個人マーケットを開拓する。

  5. 05

    海外事業の強化とM&A推進

    現地ニーズに合った商品開発や大型物件対応を強化し、M&Aにより新たな成長基盤を獲得する。現地採用と教育研修でサービス品質を向上する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で65,094人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は673万円で、9期前と比べて+13.1%平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月43,071
2018年3月54,648
2019年3月59542.816.356,923
2020年3月59543.016.558,404
2021年3月59243.216.859,436
2022年3月59543.517.159,745
2023年3月60144.017.665,087
2024年3月62144.418.064,744
2025年3月65544.718.264,655223
2026年3月67344.518.065,094246

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率56.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社33(国内 29 / 海外 4、うち連結子会社 30) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
合計4,644億円
小計4,599億円
セキュリティサービス事業1,766億円
合計1,331億円
小計1,285億円
セキュリティサービス事業1,257億円
BPO・ICT事業1,073億円
BPO・ICT事業 — ㈱アット東京(東京都江東区)833億円
メディカルサービス事業746億円
その他事業611億円
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    セコム上信越㈱
    新潟県新潟市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    セコム北陸㈱
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権63.0%
  • 国内
    セコム山梨㈱
    山梨県甲府市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    セコム三重㈱
    三重県津市 · 連結子会社
    議決権78.7%
  • 国内
    セコム山陰㈱
    島根県松江市 · 連結子会社
    議決権64.3%
  • 国内
    セコム宮崎㈱
    宮崎県宮崎市 · 連結子会社
    議決権68.3%
  • 国内
    セコム琉球㈱(※4)
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱アサヒセキュリティ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱セノン
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権68.9%
  • 国内
    セコムジャスティック㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本原子力防護システム㈱(※4)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 国内
    日本安全警備㈱
    兵庫県神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権60.0%
残りのグループ会社21社を開く
  • セコム工業㈱宮城県白石市100%
  • セコムアルファ㈱東京都新宿区100%
  • 能美防災㈱(※2,3,5,6)東京都千代田区52%
  • ニッタン㈱東京都渋谷区100%
  • セコム医療システム㈱(※2)東京都渋谷区100%
  • セコム保険サービス㈱(※5)東京都渋谷区100%
  • セコム損害保険㈱(※2)東京都千代田区98%
  • ㈱パスコ(※2)東京都目黒区75%
  • セコムトラストシステムズ㈱(※2)東京都新宿区100%
  • ㈱アット東京(※2)東京都江東区51%
  • ㈱TMJ東京都新宿区100%
  • セコムクレジット㈱東京都新宿区100%
  • ㈱荒井商店東京都渋谷区93%
  • ウェステック・セキュリティ・グループ Inc. (※2)アメリカ デラウェア州 ドーバー市100%
  • セコムPLC (※2)イギリス サリー州 ケンリー市100%
  • 西科姆(中国)有限公司中国 北京市100%
  • タクシャシーラ ホスピタルズ オペレーティング Pvt. Ltd. (※2,5)インド カルナータカ州 ベンガルール60%
  • セコムメディカルシステム(シンガポール) Pte. Ltd. (※2,5)シンガポール100%
  • 東洋テック㈱(※3)大阪府大阪市浪速区27%
  • ㈱エスワン韓国 ソウル市29%
  • タイワンセコム Co.,Ltd.(英文商号)中華民国 台北市29%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    彦根税務署ほか31税務署の機械警備保安業務並びに防犯カメラシステムの賃貸借及び保守業務
    国税庁 · 2025-08-27
    8,018万円
  • 調達
    04-0042-0001総務省における執務室扉の鍵の保管装置及び監視管理装置の改修作業の請負
    総務省 · 2022-02-14
    7,600万円
  • 調達
    千葉東署ほか62署及び千葉資料センターの土地建物(付属物を含む。)及び動産(備品等)の保全警備業務(区分2)
    国税庁 · 2025-03-11
    7,189万円
  • 調達
    関東信越国税局管内税務署等の機械警備機器の更新及び警備保安業務
    国税庁 · 2017-06-02
    6,939万円
  • 調達
    彦根税務署ほか31税務署の保全警備業務
    国税庁 · 2015-08-28
    6,826万円
  • 調達
    東京運輸支局他22 カ所の庁舎警備
    国土交通省 · 2018-03-08
    5,688万円
  • 調達
    気球カメラシステム映像提供委託
    警察庁 · 2023-04-21
    5,214万円
  • 調達
    東京運輸支局他22カ所の庁舎警備
    国土交通省 · 2023-03-17
    4,800万円
  • 調達
    監視カメラシステム及び防犯システムの機器等購入
    農林水産省 · 2019-10-07
    3,970万円
  • 調達
    札幌北税務署ほか16税務署、根室地方合同庁舎及び倶知安地方合同庁舎の警備委託業務
    国税庁 · 2017-08-04
    3,697万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.3兆円営業利益1,603億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+11.1%。

売上高
+4.8%
1.3兆円
営業利益
+11.1%
1,603億円
純利益
+4.3%
1,127億円
営業利益率
12.8%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.3兆円1.3兆円
営業利益1,655億円1,603億円
純利益1,058億円1,127億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,985億円、営業利益は335億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.6%、営業利益は+9.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3,070242
2024年1Q2,65130611.5268
2024年2Q2,79732511.6224
2024年3Q2,90840513.9271
2024年4Q3,191257
2025年2Q5,60259110.5504
2025年4Q6,39785213.3577
2026年2Q5,93567511.4491
2026年4Q6,63492814.0636
2027年1Q2,98533511.2241

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は7,656億円から1.3兆円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.771,136637
2014年3月0.821,267699
2015年3月0.841,367754
2016年3月0.881,348770
2017年3月0.931,470842
2018年3月0.971,443870
2019年3月1.011,449920
2020年3月1.061,514891
2021年3月1.041,390747
2022年3月1.051,532943
2023年3月1.101,561961
2024年3月1.151,6691,020
2025年3月1.201,4431,75112.01,081
2026年3月1.261,6031,82212.81,127

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは1,603億円12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,127億円、売上の9.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.3%8,581億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.0%2,385億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%1,603億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.2pt
12.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.9pt
9.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2,036億円、投資CFが−886億円で、差し引きのフリーCFは1,150億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は4,067億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,505−1,105−3164002,166
2014年3月1,171−895−2172762,244
2015年3月1,308−652−4986562,417
2016年3月1,367−1,292−268752,218
2017年3月1,711−430−5591,2812,930
2018年3月1,236−582−5096543,079
2019年3月1,489−614−5508753,398
2020年3月1,756−608−4821,1484,065
2021年3月1,819−485−4931,3344,900
2022年3月1,649−554−8741,0955,139
2023年3月1,464−704−7787605,136
2024年3月1,658−1,623−955354,242
2025年3月1,678−1,008−8526704,084
2026年3月2,036−886−1,1811,1504,067

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.5兆円で、自己資本比率は58.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債億円自己資本比率%
2013年3月1.250.764,85053.6
2014年3月1.330.834,97855.0
2015年3月1.410.915,03456.7
2016年3月1.570.946,25053.1
2017年3月1.651.016,36954.1
2018年3月1.721.086,33955.5
2019年3月1.771.136,39156.4
2020年3月1.821.176,42657.0
2021年3月1.861.236,34458.1
2022年3月1.911.266,51858.8
2023年3月1.991.326,73158.5
2024年3月2.081.396,90158.8
2025年3月2.151.456,97859.2
2026年3月2.231.507,30458.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3,950億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.3兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
217億円
在庫として抱えている分
負債合計
7,304億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中133位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中404位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,474で、1年前と比べて+19.8%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥6,474-0.3%1ヶ月-3.0%1年+19.8%時価総額3.0兆円
過去52週の値幅
安値¥5,065高値¥7,224

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.4倍
PER (会社予想)24.6倍
PBR1.99倍
配当利回り1.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日の7172円を高値に、その後は下落が続き、8月21日には6413円となりました。1か月で約4%下落し、年初来では+15.7%ですが、調整局面に入っています。8月10日には6340円まで下げましたが、その後は若干戻しています。25日移動平均線(6673円)を約4%下回り、75日線(6478円)とほぼ同水準にあります。RSIは33.6と弱含みですが、売られ過ぎにはまだ至っていません。出来高は8月に入って減少傾向にあり、売り圧力は強くないものの、買い意欲も限定的です。52週高値7224円からは約11%下落した位置にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは23.23倍で業界平均23.01倍とほぼ同水準。PBRは1.97倍で業界平均3.33倍を下回り割安感がある。配当利回りは1.87%と業界平均2.29%を下回るが、ROEは8.7%と安定。予想PER24.3倍からも妥当圏内。一方、配当の伸び悩みが指摘され、利回り面ではやや不満が残る。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.4倍23.4倍
PER (予想)24.6倍
PBR1.99倍3.51倍
ROE8.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、成熟市場での成長戦略と、データ・IoTを活用した新サービスの収益化。強気派は、サブスク型ビジネスの安定性と、高齢化・防犯意識の高まりで需要が底堅いとみる。弱気派は、競争激化による価格圧力と、新規事業の成長がまだ小さいと指摘。

プラスに働く材料7
  • ストック型の安定収益

    月額契約が多く、景気変動に左右されにくい。

  • トップの地位

    国内シェア首位で、ブランド力が強固。

  • 海外・新規事業

    海外展開や医療・情報分野で成長余地がある。

  • 2026年3月期の営業利益1,603億円と増益予想通年影響

    2025年3月期の1,443億円から1,603億円へ、増益額160億円

  • 営業利益率12.75%へ改善傾向通年影響

    営業利益率は12.03%から12.75%へ0.72ポイント改善

  • 売上高が前期比4.7%増の1兆2,569億円通年影響

    売上高は11,999億円から12,569億円へ570億円増

  • 外国人株主比率41.68%と高いガバナンス継続影響

    外国人保有比率41.68%、日本株全体でも高水準

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の成熟

    普及率が高く、需要の伸びが鈍い。

  • 競争と価格低下

    新興企業の参入で価格競争が進む恐れ。

  • 費用増加

    人件費や技術投資の増加が利益を圧迫。

  • 予想PER25.9倍と割高感不定影響

    予想PER25.9倍は実績24.75倍を上回り、業績不達成なら調整リスク

  • ROE8.7%と低収益性継続影響

    ROE8.7%、PBR2.1倍に対して資本効率が低い

  • 純利益の伸びが4.3%増と小幅通年影響

    純利益は1,081億円から1,127億円へ4.3%増に留まる

  • 株価は1年で19.8%上昇、短期的な過熱感継続影響

    株価1年で19.8%上昇、利益成長率を超える

次の決算で確かめる点
契約件数
ストック収入の基盤であり、成長の指標。
解約率
顧客満足度と収益安定性を示す。
海外売上比率
国際展開の進捗と成長への寄与を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは1.85%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
1.85%
いまの株価に対して
配当性向
40.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7350.0
2018年3月786.950.0
2019年3月836.548.7
2020年3月853.056.4
2021年3月850.061.9
2022年3月905.956.3
2023年3月932.858.2
2024年3月952.746.2
2025年3月982.644.1
2026年3月1002.640.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ36,062人。区分でいちばん多いのは外国法人41.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.8%を占め、残る62.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人41.641.041.542.640.941.7
金融機関39.539.237.037.838.035.4
個人・その他13.714.015.614.716.218.4
自己株式6.46.58.09.810.913.3
事業法人2.52.82.72.72.62.4
証券会社2.83.03.22.22.22.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)18.39
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.69
03JP MORGAN CHASE BANK 380055((常代)株式会社みずほ銀行決済営業部)3.98
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(リテール信託口820079272)2.89
05公益財団法人セコム科学技術振興財団1.73
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001((常代)株式会社みずほ銀行決済営業部)1.48
07JP MORGAN CHASE BANK 385781((常代)株式会社みずほ銀行決済営業部)1.27
08GOVERNMENT OF NORWAY ((常代)シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.02
09HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES ((常代)香港上海銀行東京支店)0.99
10THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT ((常代)株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-03
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    4.40%
    -0.78pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で+6%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2923,06510.016.646.7
2014年3月3203,34510.018.648.7
2015年3月3453,6679.923.247.5
2016年3月3533,8189.423.750.4
2017年3月3864,0879.820.750.0
2018年3月3994,3659.419.950.0
2019年3月4224,5629.422.548.7
2020年3月4084,7438.822.056.4
2021年3月1712,4797.127.261.9
2022年3月2162,5748.620.656.3
2023年3月2232,7148.418.358.2
2024年3月2412,9088.522.746.2
2025年3月2603,0568.719.644.1
2026年3月2763,2508.721.940.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

42名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は42名。2026/3期の役員報酬は総額484百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田保幸代表取締役 社長6817,000
布施達朗専務取締役6814,000
山中善紀常務取締役665,000
長尾誠也常務取締役647,000
中田貴士取締役606,000
稲葉誠取締役644,000
渡邊元取締役745,000
原美里取締役64
松﨑耕介取締役66
鈴木ゆかり取締役63
伊東孝之監査役(常勤)724,000
辻康弘監査役(常勤)631,000
残りの役員30名を開く
氏名役職年齢保有株数
加藤秀樹監査役76
安田信監査役882,000
田中節夫監査役831,000
泉田達也常務執行役員
上田理常務執行役員
杉本陽一常務執行役員
永井修常務執行役員
桑原靖文執行役員
福岡規行執行役員
赤木猛執行役員
植松則行執行役員
小松淳執行役員
千田岳彦執行役員
杉本敏範執行役員
滝沢聡執行役員
澤本泉執行役員
久保田顕執行役員
内藤昌彦執行役員
喜連新治執行役員
竹澤稔執行役員
寺井康悦執行役員
井踏博明執行役員
田中貞朗執行役員
目﨑祐史執行役員
首藤洋一執行役員
西川勝利執行役員
錦野真二執行役員
日根清執行役員
松井浩通執行役員
堂野敦司執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6222576734758
監査役2525226
社外取締役5515110
社外監査役3343411

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,968字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社148社および持分法適用関連会社17社で構成され、警備請負サービスを中心としたセキュリティサービス事業、総合防災サービスを中心とした防災事業、在宅医療およびシニアレジデンスの運営を柱にしたメディカルサービス事業、損害保険業を中心とした保険事業、測量・計測事業を中心とした地理空間情報サービス事業、情報セキュリティや大規模災害対策、データセンター、BPO業務を中心としたBPO・ICT事業、不動産賃貸および建築設備工事などのその他事業を主な内容とし、事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係る位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。 <セキュリティサービス事業> 当社が提供しておりますセントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)をはじめとする各種のセキュリティサービスは、国内の子会社ではセコム上信越株式会社、セコム北陸株式会社、セコム山梨株式会社、セコム三重株式会社、株式会社アサヒセキュリティ、株式会社セノン、セコムジャスティック株式会社および日本原子力防護システム株式会社他23社が事業を展開しております。関連会社では、東洋テック株式会社他5社がセキュリティサービスを提供しております。当社はこれらのグループ各社に対して技術指導や安全機器の売渡しを行っております。 海外子会社では、上海西科姆保安服務有限公司他9社(中国)、PT.セコムインドネシア、タイセコムセキュリティ Co., Ltd.、セコムPLC(英国)などが、また、海外の関連会社では株式会社エスワン(韓国)、タイワンセコム Co., Ltd.(英文商号)などが、セントラライズドシステムおよび常駐システムの警備請負と安全機器の販売等を行っております。 以下の各社他5社は国内のグループ各社のセキュリティサービス事業を側面から支援しております。 セコム工業株式会社はグループ各社の使用する安全機器の一部の製造および開発を行っております。 セコムアルファ株式会社は各種安全商品の販売を行っており、当社は同社から安全商品の一部を購入しております。 <防災事業> 能美防災株式会社およびニッタン株式会社が自動火災報知設備や消火設備をはじめとする各種防災システムの研究開発、設計、製造、販売、取付工事および保守業務を行っております。 <メディカルサービス事業> セコム医療システム株式会社が在宅医療サービス、電子カルテや遠隔画像診断支援サービス、医療機関向けの不動産の賃貸事業等を行っております。また、株式会社マックが医療機器・器材の販売を、セコムフォート株式会社、セコムフォートウエスト株式会社および株式会社アライブメディケアがシニアレジデンスの運営を、株式会社荒井商店が医療機関向けに不動産の賃貸、セコムメディファーマ株式会社が医薬品の卸売りをそれぞれ行っております。 <保険事業> セコム損害保険株式会社が損害保険業を、セコム保険サービス株式会社が保険会社代理店業務を行っております。 <地理空間情報サービス事業> 株式会社パスコが航空機や車両、人工衛星などを利用した測量や計測で地理情報を集積し、加工・処理・解析した空間情報サービスを、国および地方自治体などの公共機関や民間企業、諸外国政府機関に提供しております。 <BPO・ICT事業> セコムトラストシステムズ株式会社が情報セキュリティサービス、大規模災害対策サービス、クラウドサービス、データセンター事業、国内グループ各社のコンピュータシステムの運営管理およびソフトウエアの開発・販売を行っております。 株式会社アット東京が情報通信システムを一括して集中管理するデータセンター事業を行っております。 株式会社TMJがコンタクトセンター業務やバックオフィス業務全般のBPOサービス事業を行っております。 関連会社では、アルテリア・ネットワークス株式会社が全国規模の光ファイバーネットワークによる通信事業を行っております。 <その他事業> 株式会社荒井商店が賃貸ビル・賃貸マンションの運営等を行っております。 セコムエンジニアリング株式会社が各種建築設備の設計・施工および監理を、株式会社東光クリエートが電気工事の請負を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 1 上記の会社の分類は主セグメントによっております。 2 上記のうち、国内の証券市場に上場している連結子会社ならびに持分法適用関連会社と公開市場は以下のとおりであります。(2026年3月31日現在) 連結子会社 能美防災㈱ 東京証券取引所プライム市場 持分法適用関連会社 東洋テック㈱ 東京証券取引所スタンダード市場
経営方針・対処すべき課題2,702字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、社業を通じて社会に貢献することを企業理念とし、セキュリティサービス事業を中心として、防災、メディカルサービス、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、その他の様々な分野の事業を展開しており、これらを複合的・融合的に提供することで、より「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する「社会システム産業」の構築を目指しております。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び業績目標 当社グループは、2040年に向けて目指す方向を明確にするために2026年5月に策定した、「セコムグループ2040年ビジョン」の実現に取り組んでまいります。 「セコムグループ2040年ビジョン」では、インシデント前の予兆を捉え、あらゆる不安の発生に先回りするプロアクティブ(事前対応型)と、それによるお客様の価値としての「先回りの安心」をキーメッセージとし、インシデントへの対処だけでなく、その前から、いつもずっと、安心できる毎日を生み出していくことを掲げています。 想いを共にするパートナーやお客様をはじめとする多様なステークホルダーとの接点を通じて得られるデータ・技術・知見などを、当社グループが有する様々なリソースと組み合わせながら「人とテクノロジーの融合」を進歩させて、「あんしんプラットフォーム構想」を強化し、プロアクティブなサービスを生み出していきます。 また、日本にとどまらず世界にも「先回りの安心」を届け、現地のニーズや特性に応じたサービスを展開してまいります。その過程でグローバルな連携を強め、「あんしんプラットフォーム構想」をより強固なものにしていきます。 このビジョンのもと、「セコムグループ ロードマップ2027」に引き続き取り組み、新たな価値創造による新事業の創出・育成や、既存業務の拡充を着実に進め、当社グループの成長スピードをさらに加速させていきます。 以上の経営戦略のもと、実効性のあるコーポレート・ガバナンスを実現し、ESG(E:環境、S:社会、G:企業統治)課題へ適切に対処するとともに、社会とのつながりを強め、様々な社会課題を解決することで、社会と共に成長を続け、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 当社は、日本のセキュリティサービス事業のパイオニアとして、創業以来社会の変化に先んじてサービスを進化させ、業界をリードしてまいりました。現在は、セキュリティサービス事業を中心に、防災、メディカルサービス、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、その他事業を展開しています。また、海外では、18の国と地域に進出し、現地の状況を踏まえた当社グループならではのサービスを提供し、セコムブランドのグローバル市場への浸透を進めております。 一方、当社グループを取り巻く環境においては、AI等のテクノロジーの進化、労働力人口の減少、体感治安の悪化、高齢化の進行、自然災害の頻発化・激甚化等への対応が課題となっております。このような状況下において、当社グループは、これらの課題解決に貢献するため、以下の取り組みを推進しております。 ①新しい技術・ノウハウの積極的な活用 AI等のテクノロジーの進化が進む中、最先端技術を活用した付加価値創造・サービス品質向上等を実現するため、新しい技術やノウハウを積極的に情報収集し、活用してまいります。また、こうした取り組みを通じて、警備DXを加速させ、国内および海外において、最新技術と人財を融合した新商品・新サービスの創出に取り組んでまいります。 ②国内事業(サービス・商品の競争力の向上) 国内事業においては、広告宣伝をはじめとした販売促進や営業活動を強化し、法人マーケット向けのサービスや商品の品質向上・機能向上を図り競争力を高めていくとともに、高齢者見守り等の新サービスを提供することにより、個人マーケットの更なる開拓等に注力してまいります。また、セコムグループの経営資源を最大限に活用することにより、多様化するお客様のニーズに応える付加価値の高いサービスを提供することで、「安全・安心・快適・便利」な社会の構築を目指してまいります。 ③海外事業の強化 海外事業においては、高まる安心ニーズに対して、最先端技術を積極的に取り入れ、現地ニーズに合った海外のローカルマーケット向けの事業企画・商品開発や大型物件への対応など、事業展開を強化していくとともに、新たな成長基盤を獲得するM&Aの実行を図ってまいります。また、現地における積極的な採用、教育・研修の充実により、海外事業におけるサービス品質を向上してまいります。 ④業務効率化及び業務品質の向上 労働力人口の減少による人手不足への対応に当たり、システムへの投資により機能改善を図ることで業務の効率化を推進し、生産性向上、収益性向上、サービス品質の向上に繋げてまいります。あわせて、業務プロセスおよび社内の事務処理や組織の見直しを図り、省力化やコスト削減を促進してまいります。 ⑤競争力向上のための人財確保 当社グループでは、国内事業におけるサービス提供体制の維持やサービス品質の向上の面において人員の確保が必要であることに加え、最新技術の活用や海外展開のためのIT人財およびグローバル人財も必須としています。労働力人口が減少する中でも、事業展開を支える人財の確保や採用強化を進め、成長分野を強化するための人財の再配置などの組織戦略を推進してまいります。また、既存社員の育成、変化適応力の向上のための教育・研修の強化、社員それぞれの個性を活かし、公私ともに豊かで充実した人生を送る基盤としての環境整備等への取り組みを継続して進めてまいります。 ⑥コンプライアンス・ガバナンス体制の強化 上記の取り組みを推進するに当たり、「安全・安心」を提供する当社グループにとって、法および法の精神の遵守によりお客様からの信頼を確保・維持し続けることは、経営上極めて重要な課題であります。当社グループでは、当社の社員・組織の基本的な考え方やあるべき姿・行動原理として培われてきた「セコムの理念」を通じて、より一層のコンプライアンス体制の強化に努めております。また、ガバナンス体制の強化も継続して推進し、ステークホルダーの皆様から選ばれ続ける会社づくりに取り組んでまいります。
事業等のリスク4,065字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。以下のリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の早期対応に努める所存であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に起因するリスク ①社会・経済 当社グループは、日本国内において主要事業を展開しているため、我が国の社会情勢、経済状況、金利変動等により国内の景気が低迷すると、当社グループの様々な契約の新規受注や既存の契約などに影響を及ぼす可能性があります。また、原材料不足などに起因する部品提供の停止等により、システムやサービスを計画通り販売・提供できない可能性があります。そのため、当社グループは社会情勢や経済政策などを注視し、市場のニーズを取り込んで常に最新の警備システムやサービスの開発・販売を行うとともに、サプライチェーンの動向を踏まえた計画的な物流管理など適時適切に対応しております。 ②国際的な事業活動に伴うリスク 当社グループは、18の国と地域に進出しており、現地の政治、経済、社会情勢、労使関係、商慣習・文化等の相違、外資規制等の法規制の変更、インフラの整備状況、テロや紛争の発生など、日本国内とは異なるリスクがあります。当社グループは、海外進出時には、起こり得る各種リスクの十分な検討を行い、進出後は、現地での不断の情報収集を行い、速やかに対策を講じております。なお、当社の連結財務諸表は、通貨の円換算時の為替レートの変動による影響を受けます。 ③自然災害・パンデミック 気候変動の進行などによる自然災害の頻発・甚大化、大規模な地震、火災や大規模停電、広域回線障害やインフラ損壊などの大事故、ウイルス・伝染病等の集団感染(パンデミック)などの事態が発生した場合、情報システムの停止、電子データの消失の可能性、及び当社グループのサービス提供や事業遂行などに支障をきたす可能性があります。当社グループでは、災害等の発生やパンデミックなどに備え、マニュアルの整備、対策品の備蓄、機動的な対応体制、訓練の実施などの対応策を講じております。 ④法規制の変更 「安全・安心」というサービスを主に提供している当社グループの事業は、警備業法をはじめとした厳格かつ詳細な法令や規制に従うことを要求されております。このような法令や規制に変更が生じた場合には、速やかに対応する必要があり、大きな負担が発生する可能性があります。法規制の変更に基づくリスクを回避するため、当社グループでは関係当局の動向を注視し、適時適切に対応してまいります。 ⑤技術環境の変化 当社グループが展開している事業分野において、新しい技術の急速な発展や技術環境の大きな変化により、迅速で大規模な開発・投資が必要となる可能性があります。当社グループは、専門組織を中心に研究・開発を推進するとともに、他社とも協業等で連携し、最先端技術などを広く活用して、常に最適なサービスやシステムの創出に努めております。 ⑥労働市場の逼迫 少子化の進行などに伴い、当社グループが展開している各事業に必要な人財を確保できない場合、サービス提供体制が維持できず、事業運営に支障をきたす可能性があります。当社グループは、給与改訂や処遇改善などの人財投資を継続して行うとともに、グループ横断的な採用活動や適正な人員配置を実施し、人財育成のための研修・教育体系の整備を進めるなど、必要な人財の確保・維持に努めています。また、社員エンゲージメントの向上や、より少ない労働力でも事業運営を推進できるよう先端技術を活用した業務の効率化や生産性の向上に努めております。 ⑦競争激化 当社グループの各事業分野への他社の新規参入や、競合会社の低価格戦略や新サービス展開などにより、当社グループの競争環境が激化するリスクがあります。これらの環境においても、サービス品質の向上、商品価値の拡大を進めるとともに、適切なコスト管理を通じて適正な収益の確保に努めます。なお、当社グループの主要事業であるセキュリティサービス事業への新規参入は、設備等の初期投資額が膨大であることや、即応体制の整備やノウハウの取得が困難であることなどから、参入障壁は高いものと考えております。 ⑧年金債務 当社グループの年金資産の時価が下落し、年金資産の運用利回りが期待運用収益率を下回った場合や、予定給付債務を計算する基礎となる保険数理上の前提・仮定に変更があった場合には、数理計算上の差異が発生する可能性があります。厚生年金基金の代行部分を国に返上したことや、退職給付制度を確定拠出型年金制度およびキャッシュバランス制度(在籍期間中の年収に応じて毎年累積した額に10年国債応募者利回りの3年平均の利息を付与する制度)に移行したことにより、将来の数理計算上の差異発生リスクを低減しております。 (2)事業活動に起因するリスク ①契約先・取引先にかかる信用リスク 当社グループは、営業活動や投融資活動などにおいて、主に国内の取引先に対し発生する信用リスクにさらされています。当社グループは、取引先の経営状況を把握するなど、リスクの早期発見・対応に努めております。 また、契約先が不測の事態に陥った場合、警備契約やリース契約などにおいて当社の初期投資等が損失になる可能性がありますが、特定の大口契約を有していないため、リスクは分散されております。 ②情報漏洩 当社グループは、膨大な顧客情報や機密情報を取り扱っているため、当該情報が外部に漏洩した場合は、信用失墜や損害賠償請求などが発生するリスクがあります。当社グループは、外部からのネットワーク不正侵入への対策に加え、内部からの情報漏洩防止のため、規則・マニュアルを整備し、社員教育を徹底するとともに、ソフト・ハードの両面から情報漏洩対策を日々強化するなど、システム・人財の両面から情報流出の防止に努めております。 ③投資 当社グループは、株式等、価格変動リスクを有する様々な有価証券を有しております。そのため、保有する有価証券の価値が下落した場合、評価損が発生する可能性があります。当社グループは、投資効率が低く保有意義の乏しい投資にならないよう厳格に審査の上、総合的な経営判断のもと、投資・売却を決定しております。 また、M&A、他社との資本提携・業務提携などの戦略的投資においては、当初想定したシナジー効果等が得られなかった場合、のれんの減損損失等が発生する可能性があります。当社グループは、M&A等の戦略的な投資に当たっては、専門機関も活用しながら各種デューデリジェンスを慎重かつ重点的に実施することで、リスクを低減させております。 ④オペレーショナルリスク 当社グループは、業務遂行上の事故、情報管理・労務管理・職場環境での不適切な行為、顧客への営業等に関する不適切行為、事務処理や会計処理における誤入力や入力漏れ、ヒューマンエラー、プロセス・システムなどの機能不全、委託業者・取引先業者による不適切行為などが発生するリスクがあります。当社グループでは、リスク対策委員会による会社横断的な対策の検討や、会社理念の透徹、行動規範の遵守、定期的な研修、運用・ルールの徹底、システム管理、カメラの導入などにより、不適切な行為の防止・抑止に努めております。 ⑤グループガバナンス 当社グループは、セキュリティサービス事業を中心とした様々な分野において、グループ各社が主体となり事業活動を推進しております。そのため、グループ各社における経営判断・投資判断、内部における不適切な行為などによりグループ経営に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当社の内部監査部門による監査、定期的なグループ経営会議を通じたグループ情報および運営理念の共有、内部通報制度などによりグループガバナンスを強化しております。 (3)その他 ①メディカルサービス事業におけるリスク 当社グループは、メディカルサービス事業において、医療機関に対し貸付および債務保証等を実施しており、診療報酬の引き下げなど医療制度の改定等による事業環境の変化などにより影響を受ける可能性があります。メディカルサービスの事業運営においては、事業環境変化への柔軟かつ迅速な対応、医療機関の経営状況の継続的な監視および経営改善支援などを行うことにより、適正なリスクコントロールに努めております。 ②保険事業におけるリスク 当社グループは、保険事業において火災保険などの損害保険を販売しており、地震・風水害などの自然災害、火災その他の大事故により影響を受ける可能性があります。 当社グループは保険引受にあたっては、「契約引受規程」に基づき引受を行い、継続的な損害率の検証を行うなど、適正なリスクコントロールに努めており、また巨大災害・集積リスクについては再保険カバーや異常危険準備金積立てにより対応しております。資金運用にあたっては、流動性の確保を重視するなど、様々なリスク・負債特性に合わせた運用を行っております。 ③不動産価値変動のリスク 当社グループは、不動産賃貸事業などにおいて、不動産を有しております。不動産の価値は、マクロ経済など様々な要因により変動するリスクを有しております。当社グループは、その様々な要因やその資産の活用状況、タイミングなどを総合的に勘案し、取得・保有・売却などの意思決定を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)14,483字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の日本経済は、雇用・所得環境が改善する下で、設備投資や個人消費などで回復の動きが見られました。一方、中東情勢の影響や、金融資本市場の変動の影響、アメリカの通商政策をめぐる動向などに留意が必要な状況が続きました。 このような状況において、当社グループは、「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する「社会システム産業」の構築をめざし、「セコムグループ2030年ビジョン」の実現に取り組んできました。また、ビジョン実現に向けて今後の目指すべき方向性をより明確化し、成長をさらに確かなものとするために「セコムグループ ロードマップ2027」を策定し、各種取り組みを積極的に展開しました。なお、社会課題の複雑化が一層加速するなかで、2040年に向けて目指す方向を明確にするために、2026年5月に「セコムグループ2040年ビジョン」を策定しました。詳細については、2026年5月12日公表の「セコムグループ2040年ビジョン策定のお知らせ」をご参照ください。 2025年3月には、セキュリティロボット「cocobo」が遠隔操作型小型車の適合審査に合格し、警備会社が提供するロボットとして初めて公道を含む道路の走行が可能になりました。これにより、敷地周辺の公道で昼夜を問わず活用できるようになり、人とロボットの力を融合させた高度なセキュリティをより多くの場所に提供いたしました。また7月には、家庭向けAEDとしては日本初となるオートショック機能を搭載したAED「セコム・MyAED」を販売開始しました。2026年2月には、国内大手電気通信事業者と共同で陸上自衛隊向けリモート警備システムの構築を受託するなど、様々な取り組みを通じて、ますます多様化・高度化するお客様の安心ニーズに対し、きめ細やかな切れ目のないサービスを提供することに努めました。 2025年4月から10月にかけて開催された2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)では、会場内全域の人的警備で主要な役割を果たしたほか、監視カメラや入退室管理システムなどを多数導入し、安全な会場運営をサポートしました。 また、2025年10月には、世界各地で建設が相次いでいるデータセンターを運営する欧米企業などを中心に、強固な顧客基盤を持つグローバルセキュリティSI(注1)企業のAVTEL Holdings Pte. Ltd.を完全子会社化しました。 さらに、2025年12月には、国際的な環境NGOのCDPが2025年に実施した気候変動及び水セキュリティへの取り組みに関する調査において、最高評価となる「Aリスト」に2年連続でダブル選定されました。加えて、2025年10月と2026年2月には、日本経済新聞社の新たな株価指数である「日経平均株主還元株40指数」(注2)と「日経モート株指数」(注3)に選定されました。 (注1)グローバルセキュリティSI(System Integration):世界各地で事業展開するグローバル企業から、国・地域を跨いで統一した入退室管理システムや監視カメラ等のセキュリティシステムの導入コンサルティング、販売、工事等を請け負うサービス (注2)日経平均株主還元株40指数:日経平均株価の構成銘柄(金融・不動産を除く)のうち株主還元利回りの高い40銘柄から構成される時価総額×利回りウエート方式の株価指数 (注3)日経モート株指数:東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄(金融を除く)から「モート(経済の濠)」を備えるとみなされる30銘柄を選定した等ウエート方式の株価指数 セグメントごとの業績につきましては、次のとおりであります。 セキュリティサービス事業では、事業所向け・家庭向けのセントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)を中心に、常駐警備や現金護送のサービスを提供するとともに、安全商品を販売しております。 事業所向けでは、防犯や防災をはじめ、従業員の就業管理などによる事業効率化に至るまで、企業の事業運営に有益な機能をオールインワンで提供するシステムセキュリティ「AZ」を提供しております。当連結会計年度は、「AZ」と監視カメラとの連携を強化し、セキュリティ機能および操作性の向上を図ることで拡販に努めました。また、従業員が店舗や訪問先などでカスタマーハラスメント被害にあった際、あらかじめ登録した上司に通報すると同時に音声を録音するアプリを開発し、10月から実証実験を開始しました。 家庭向けでは、防犯・防火ニーズに加え、お客様の生活スタイルに柔軟に対応でき、様々な機器と接続することでサービスを拡張できる「セコム・ホームセキュリティNEO」を提供しております。当連結会計年度は、「セコム・ホームセキュリティNEO」に顔認証機能を搭載した操作機器をラインアップし、操作性の向上とセキュリティ機能の強化を図ることで、ホームセキュリティシステムを積極的に拡販しました。 海外では、経済発展が続く東南アジアを中心に、緊急対処サービスや画像監視を特長とするセキュリティサービスの拡販に努めるとともに、最先端技術を取り込みながら機械警備のデジタルトランスフォーメーションを推進し、現地市場に適応したサービス、システムの開発・導入を推進しました。 当連結会計年度は事業所向け・家庭向けのセントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)の販売が堅調に推移したことおよび価格改定(値上げ)の影響や、常駐警備サービスの増収などにより、売上高は6,606億円(前期比4.3%増加)となり、営業利益は1,238億円(前期比7.7%増加)となりました。 防災事業では、オフィスビル、プラント、トンネル、文化財、船舶、住宅といった様々な施設に対し、お客様のご要望に応えた高品質な自動火災報知設備や消火設備などの各種防災システムを提供しております。当連結会計年度も、国内防災業界大手2社である能美防災株式会社およびニッタン株式会社が、それぞれの営業基盤や商品開発力などを活かした防災システムの受注に努めました。 当連結会計年度は火災報知設備などの増収により、売上高は1,868億円(前期比5.5%増加)となり、営業利益は原価率の改善により、247億円(前期比23.1%増加)となりました。 メディカルサービス事業では、訪問看護サービスや薬剤提供サービスなどの在宅医療サービスを中心として、シニアレジデンスの運営、電子カルテの提供、医療機器・医薬品等の販売、介護サービス、医療機関向け不動産賃貸等様々なメディカルサービスを提供しております。 当連結会計年度は医療機器・医薬品の販売が好調だったことおよびインドにおける総合病院事業会社タクシャシーラ ホスピタルズ オペレーティング Pvt. Ltd.の増収などにより、売上高は920億円(前期比6.8%増加)となり、営業利益は62億円(前期比15.6%増加)となりました。 保険事業では、当連結会計年度もセキュリティシステム導入によるリスク軽減を保険料に反映した事業所向けの「火災保険セキュリティ割引」や家庭総合保険「セコム安心マイホーム保険」、ガン治療費の実額を補償する「自由診療保険メディコム」、セコムの緊急対処員が要請に応じて事故現場に急行するサービスを付帯した自動車総合保険「セコム安心マイカー保険」など、当社グループならではの保険の販売を推進しました。 当連結会計年度はセコム損害保険株式会社のガン保険「自由診療保険メディコム」および自動車保険の販売が堅調に推移したこと、運用収益の増収などにより、売上高は654億円(前期比10.2%増加)となり、営業利益は自然災害による損害の減少、販売費及び一般管理費の減少などにより、59億円(前期比41.2%増加)となりました。 地理空間情報サービス事業では、航空機や車両、人工衛星などを利用した測量や計測で地理情報を集積し、加工・処理・解析した空間情報サービスを、国および地方自治体などの公共機関や民間企業、さらには新興国や発展途上国を含めた諸外国政府機関に提供しております。 当連結会計年度は国内公共部門の増収により、売上高は606億円(前期比3.9%増加)となり、営業利益は国内公共部門の原価率の改善、販売費及び一般管理費の減少により、53億円(前期比55.9%増加)となりました。 BPO・ICT事業では、データセンターを中核に、セコムならではのBCP(事業継続計画)支援や情報セキュリティ、クラウドサービス、認証サービスの提供に加えて、コンタクトセンター業務を含む様々なBPO業務の受託・運営を行っています。 当連結会計年度はデータセンター事業の増収およびサーバーなどの機器販売が好調だったことなどにより、売上高は1,299億円(前期比1.1%増加)となり、営業利益は前連結会計年度に稼働開始した新たなデータセンターの影響などによる原価の増加により、89億円(前期比1.9%減少)となりました。 その他事業には、不動産賃貸および建築設備工事などが含まれます。 当連結会計年度は売上高は613億円(前期比7.6%増加)となり、営業利益は92億円(前期比7.6%増加)となりました。 これらの結果、当連結会計年度における連結売上高はすべての事業セグメントの増収により、1兆2,568億円(前期比4.7%増加)となり、営業利益は1,603億円(前期比11.1%増加)となりました。経常利益は米国などにおける投資事業組合運用益が123億円減少したことなどにより、1,821億円(前期比4.0%増加)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,126億円(前期比4.2%増加)となりました。 なお、当連結会計年度の売上高、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも過去最高を達成することができました。 (財政状態の状況) 当連結会計年度末の総資産は、前期末比845億円(3.9%)増加の2兆2,301億円となりました。 流動資産は、有価証券が114億円(32.9%)増加の463億円、受取手形、売掛金及び契約資産が110億円(6.5%)増加の1,809億円、仕掛品が72億円(105.0%)増加の141億円、現金及び預金が137億円(3.4%)減少の3,949億円となり、流動資産合計は前期末比128億円(1.3%)増加の9,816億円となりました。 固定資産は、投資有価証券が451億円(10.4%)増加の4,808億円、有形固定資産が152億円(3.4%)増加の4,644億円、退職給付に係る資産が114億円(15.7%)増加の847億円となり、固定資産合計は前期末比717億円(6.1%)増加の1兆2,484億円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前期末比326億円(4.7%)増加の7,304億円となりました。 流動負債は、支払手形及び買掛金が77億円(18.8%)増加の488億円、未払法人税等が63億円(24.4%)増加の321億円、現金護送業務用預り金が43億円(3.6%)増加の1,253億円、未払消費税等が40億円(42.7%)増加の136億円となり、流動負債合計は前期末比260億円(6.9%)増加の4,053億円となりました。 固定負債は、保険契約準備金が25億円(1.4%)増加の1,929億円、繰延税金負債が25億円(9.9%)増加の278億円となり、固定負債合計は前期末比65億円(2.1%)増加の3,250億円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金が715億円(5.8%)の増加、自己株式が599億円(33.9%)の減少、その他有価証券評価差額金が266億円(69.0%)の増加、退職給付に係る調整累計額が43億円(58.0%)の増加、非支配株主持分が77億円(4.4%)の増加となり、純資産合計は前期末比519億円(3.6%)増加の1兆4,996億円となりました。 これらの結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末の59.2%から58.9%となり、期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産額は、前連結会計年度末の3,056.12円から3,250.15円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の状況は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   167,842   203,566   35,723 投資活動によるキャッシュ・フロー   △100,798   △ 88,607   12,190 財務活動によるキャッシュ・フロー   △ 85,246   △118,110   △ 32,864 現金及び現金同等物に係る換算差額   2,432   1,422   △  1,009 現金及び現金同等物の増減額   △ 15,769   △ 1,729   14,039 現金及び現金同等物の期首残高   424,173   408,404   △ 15,769 現金及び現金同等物の期末残高   408,404   406,675   △  1,729 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、全体で2,035億円の資金の増加(前連結会計年度は1,678億円の資金の増加)となりました。主な資金の増加要因は、税金等調整前当期純利益1,800億円、減価償却費739億円であります。また、主な資金の減少要因は、法人税等の支払額506億円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、全体で886億円の資金の減少(前連結会計年度は1,007億円の資金の減少)となりました。主な資金の減少要因は、警報機器及び設備等の有形固定資産の取得による支出704億円、投資有価証券の取得による支出336億円、無形固定資産の取得による支出200億円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得100億円であります。また、主な資金の増加要因は、投資有価証券の売却及び償還による収入467億円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、全体で1,181億円の資金の減少(前連結会計年度は852億円の資金の減少)となりました。主な資金の減少要因は、自己株式の増加額600億円、配当金の支払額411億円であります。 これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ17億円減少して4,066億円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) セキュリティサービス事業   11,594   15.2   8,651   56.7 防災事業   208,658   13.2   109,672   24.8 地理空間情報サービス事業   60,729   3.4   26,606   0.3 BPO・ICT事業   7,256   3.5   1,537   △  7.4 その他事業   14,301   27.3   8,871   6.1 合計   302,541   11.5   155,340   19.5 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 b. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前期比(%) セキュリティサービス事業   660,602   4.3 防災事業   186,884   5.5 メディカルサービス事業   92,086   6.8 保険事業   65,401   10.2 地理空間情報サービス事業   60,645   3.9 BPO・ICT事業   129,901   1.1 その他事業   61,375   7.6 合計   1,256,896   4.7 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析 (概要) 当社グループは、セキュリティサービスを中心に防災、メディカルサービス、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、不動産賃貸などの事業活動全般にわたってサービスの拡充、営業の拡大、システムの構築、商品の開発に努めるなど、積極的な事業展開を図ってまいりました。 当連結会計年度における連結売上高はすべての事業セグメントの増収により、1兆2,568億円(前期比4.7%増加)となり、営業利益は1,603億円(前期比11.1%増加)となりました。経常利益は米国などにおける投資事業組合運用益が123億円減少したことなどにより、1,821億円(前期比4.0%増加)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,126億円(前期比4.2%増加)となりました。 (売上高) すべての事業セグメントの増収により、売上高は前期比4.7%増加の1兆2,568億円となりました。各事業セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、セキュリティサービス事業が52.6%、防災事業が14.9%、メディカルサービス事業が7.3%、保険事業が5.2%、地理空間情報サービス事業が4.8%、BPO・ICT事業が10.3%、その他事業が4.9%となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の売上原価は、前期比3.5%増加の8,580億円となり、売上高に占める割合は前連結会計年度の69.1%から68.3%になりました。 販売費及び一般管理費は、前期比5.1%増加の2,384億円となり、売上高に占める割合は前連結会計年度の18.9%から19.0%になりました。 これらの結果、当連結会計年度の営業利益は1,603億円(前期比11.1%増加)となりました。 (経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度は、米国などにおける投資事業組合運用益の減少などにより、営業外収益が前期比97億円(26.7%)減少となり、営業外費用が前期比7億円(12.9%)減少したことにより、経常利益は1,821億円(前期比4.0%増加)となりました。 法人税、住民税及び事業税ならびに法人税等調整額の合計は519億円となり、税金等調整前当期純利益に対する負担率は前連結会計年度の28.3%から28.9%に上昇しました。 また、非支配株主に帰属する当期純利益が前期比17億円(10.2%)減少の154億円となりました。 これらの結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は1,126億円(前期比4.2%増加)となり、売上高当期純利益率は前連結会計年度と同率の9.0%になりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の259.97円から276.17円、ROEは前連結会計年度と同率の8.7%となりました。 なお、当社は、2024年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 セキュリティサービス事業は、事業所向け・家庭向けのセントラライズドシステム(オンライン・セキュリティシステム)の販売が堅調に推移したことおよび価格改定(値上げ)の影響や、常駐警備サービスの増収などにより、売上高は6,737億円(前期比4.2%増加)となり、営業利益は1,238億円(前期比7.7%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の17.8%から18.4%になりました。 資産は、長期貸付金などが減少しましたが、短期貸付金、退職給付に係る資産、仕掛品、無形固定資産、有形固定資産、リース債権及びリース投資資産などの増加により、1兆112億円(前期比2.3%増加)となりました。 防災事業は、火災報知設備などの増収により、売上高は1,899億円(前期比5.0%増加)となり、営業利益は原価率の改善により、247億円(前期比23.1%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の11.1%から13.0%になりました。 資産は、現金及び預金などが減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、有形固定資産、投資有価証券、無形固定資産、退職給付に係る資産などの増加により、2,256億円(前期比8.9%増加)となりました。 メディカルサービス事業は、医療機器・医薬品の販売が好調だったことおよびインドにおける総合病院事業会社タクシャシーラ ホスピタルズ オペレーティング Pvt. Ltd.の増収などにより、売上高は921億円(前期比6.8%増加)となり、営業利益は62億円(前期比15.6%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の6.3%から6.8%になりました。 資産は、受取手形、売掛金及び契約資産などが増加しましたが、短期貸付金、長期貸付金などの減少により、1,428億円(前期比0.3%減少)となりました。 保険事業は、セコム損害保険株式会社のガン保険「自由診療保険メディコム」および自動車保険の販売が堅調に推移したこと、運用収益の増収などにより、売上高は686億円(前期比10.0%増加)となり、営業利益は自然災害による損害の減少、販売費及び一般管理費の減少などにより、59億円(前期比41.2%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の6.8%から8.7%になりました。 資産は、コールローン、現金及び預金などが減少しましたが、投資有価証券などの増加により、2,770億円(前期比8.2%増加)となりました。 地理空間情報サービス事業は、国内公共部門の増収により、売上高は608億円(前期比4.0%増加)となり、営業利益は国内公共部門の原価率の改善、販売費及び一般管理費の減少により、53億円(前期比55.9%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の5.9%から8.9%になりました。 資産は、現金及び預金、投資有価証券などが減少しましたが、受取手形、売掛金及び契約資産、退職給付に係る資産などの増加により、705億円(前期比2.5%増加)となりました。 BPO・ICT事業は、データセンター事業の増収およびサーバーなどの機器販売が好調だったことなどにより、売上高は1,396億円(前期比0.4%増加)となり、営業利益は前連結会計年度に稼働開始した新たなデータセンターの影響などによる原価の増加により、89億円(前期比1.9%減少)、売上高営業利益率は前連結会計年度の6.6%から6.4%になりました。 資産は、無形固定資産などが減少しましたが、有形固定資産、現金及び預金などの増加により、1,931億円(前期比1.6%増加)となりました。 その他事業は、売上高は626億円(前期比6.8%増加)となり、営業利益は92億円(前期比7.6%増加)、売上高営業利益率は前連結会計年度の14.7%から14.8%になりました。 資産は、短期貸付金などが減少しましたが、現金及び預金、有形固定資産、リース債権及びリース投資資産などの増加により、1,568億円(前期比2.8%増加)となりました。 なお、以上のセグメント売上高および営業損益はセグメント間取引を含む数値であり、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(経営成績の状況)」に記載した売上高(セグメント間取引を含まない外部顧客に対する売上高)とは一致しません。 財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況(財政状態の状況)」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額が506億円となりましたが、税金等調整前当期純利益が1,800億円、減価償却費が739億円となったことなどにより、全体では2,035億円の資金の増加となりました。 前連結会計年度との比較では、棚卸資産の増減額が前連結会計年度の7億円の減少に対し89億円の増加となりましたが、投資事業組合運用益が123億円減少、仕入債務の増減額が前連結会計年度の36億円の減少に対し59億円の増加、現金護送業務用現金預金及び預り金の増減額が前連結会計年度の48億円の減少に対し30億円の増加、未払消費税等の増減額が前連結会計年度の20億円の減少に対し37億円の増加、税金等調整前当期純利益が52億円増加、利息及び配当金の受取額が43億円増加となったことなどにより、営業活動から得た資金は前期比357億円(21.3%)の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入が467億円となりましたが、警報機器及び設備等の有形固定資産の取得による支出704億円、投資有価証券の取得による支出336億円、無形固定資産の取得による支出200億円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得100億円となったことなどにより、全体では886億円の資金の減少となりました。 前連結会計年度との比較では、投資有価証券の取得による支出が172億円増加、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得が94億円増加となりましたが、投資有価証券の売却及び償還による収入が251億円増加、定期預金の増減額が前連結会計年度の127億円の増加に対し31億円の減少となったことなどにより、投資活動に使用した資金は前期比121億円(12.1%)の減少となりました。 この結果、当連結会計年度のフリーキャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの純額)は、1,149億円の資金の増加(前連結会計年度は670億円の資金の増加)となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の増加額600億円、配当金の支払額411億円となったことなどにより、全体では1,181億円の資金の減少となりました。 前連結会計年度との比較では、自己株式の増加額が299億円増加、短期借入金の純増減額が前連結会計年度の41億円の増加に対し34億円の減少となったことなどにより、財務活動に使用した資金は前期比328億円(38.6%)の増加となりました。 これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期比17億円(0.4%)減少の4,066億円となりました。 当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。 第61期 2022年3月期   第62期 2023年3月期   第63期 2024年3月期   第64期 2025年3月期   第65期 2026年3月期 自己資本比率(%)   58.8   58.5   58.8   59.2   58.9 時価ベースの 自己資本比率(%)   101.4   88.1   110.9   98.6   109.5 キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年)   0.4   0.4   0.4   0.4   0.3 インタレスト・ カバレッジ・レシオ   195.9   165.6   152.4   126.8   138.4 ※ 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源および資金の流動性については、以下のとおりであります。 当社グループは、柔軟な事業活動を行い、強固な財務基盤を保つために、高い流動性を維持することを基本方針としております。また、「社会システム産業」の構築に向けて、営業活動から得た資金や、市場調達および金融機関からの借入等により調達した資金で、積極的に事業投資活動を行っております。 当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は687億円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,066億円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の報告金額に影響を与える判断、見積りの設定を行うことが必要となります。これらの見積りは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性を伴うため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a. 有形固定資産 当社グループでは、有形固定資産の評価において、減損損失の兆候がある場合には、減損の判定を行っています。事業用資産においては管理会計上の区分で資産グルーピングを行い、賃貸不動産および遊休資産などは個別物件単位で区分を行い、当連結会計年度で収益性が著しく低下した場合は、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。なお、資産グループの回収可能価額の見積りは、処分価額、不動産鑑定評価額などで算出する正味売却価額、将来キャッシュ・フロー、割引率などで算出する使用価値などにより測定しております。正味売却価額上の仮定、あるいは使用価値算定の基礎となる資産グループの使用期間中および使用後の処分により見込まれる将来キャッシュ・フロー、割引率などの仮定は、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。 b. のれん及びその他無形資産 当社グループでは、のれん及びその他の無形固定資産の評価において、減損損失の兆候がある場合には、減損の判定を行っています。のれん及びその他の無形固定資産の回収可能価額の見積りや減損判定に当たっては、必要に応じて外部専門家などによる評価を活用しております。なお、回収可能価額の測定で使用する、将来キャッシュ・フロー、割引率などの仮定は、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収可能価額が減少し、減損損失が発生する可能性があります。 c. 貸倒引当金 当社グループでは、売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、過去の実績、将来の見通し等を総合的に勘案して見積もられた回収不能見込額を、貸倒引当金として計上しております。回収不能見込額の見積りにおいて使用される仮定は、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって見積りが変更されることにより、回収不能見込額が増減し、貸倒引当金を増額または減額する可能性があります。 d. 繰延税金資産 当社グループでは、回収可能性がないと判断される繰延税金資産に対して評価性引当額を設定し、適切な繰延税金資産を計上しています。繰延税金資産の回収可能性は各社、各納税主体で十分な課税所得を計上するか否かによって判断されるため、将来の課税所得の見積りにあたっては、実績情報とともに将来に関する情報が考慮されていますが、見積りは、将来の予測不能な事業上の前提条件の変化に伴う各社、各納税主体の経営悪化などにより、影響を受ける可能性があり、また、税制改正により実効税率が変更された場合には、繰延税金資産の取崩しまたは追加計上により利益が変動する可能性があります。 e. 退職給付費用及び退職給付に係る負債 当社および当社と同一の退職給付制度を有する国内連結子会社においては、退職金制度と確定拠出型年金制度を採用しております。退職給付費用及び退職給付に係る負債について、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、金利変動の市場動向等、入手可能なあらゆる情報を総合的に判断して決定した割引率、予想昇給率、退職率、統計数値に基づいて算出される死亡率および年金資産の長期期待運用収益率などが含まれております。これら年金数理計算の前提条件には将来の予測不能な事業上の前提条件の変化によって影響を受ける可能性があるため、前提条件と実際の結果が異なる場合、または前提条件の変更がある場合には、その影響は将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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