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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

東海理化電機製作所

TOKAI RIKA CO.,LTD.6995 · Prime · 輸送用機器

自動車用機能部品(シートベルト・シフトレバー・HMI・スマートキー)の専業メーカー。国内外の自動車OEMに広く供給。

概要

東海理化電機製作所は、1948年に設立されたトヨタグループの中核自動車部品メーカーである。ステアリングスイッチやスマートキー、シートベルト、シフトレバーなどの機構・電子部品を主力とし、トヨタ自動車への依存度が高い。2025年3月期の連結売上高は6,177億円、営業利益は353億円。国内外に約1万9,381人の従業員を擁し、東京証券取引所プライム市場に上場している。

HMIと安全装備を柱とする事業構成

東海理化の事業は、人間機械インターフェース(HMI)製品、スマートシステム、シートベルト、シフトレバーなどに大別される。HMI製品にはステアリングスイッチ、ウィンドウスイッチ、タッチパネルが含まれ、車内操作の要となっている。スマートシステムは電子キーやイモビライザーから成り、車両セキュリティと始動を担う。シートベルトはプリテンショナーやフォースリミッター機構を備え、衝突時の乗員保護に寄与する。シフトレバーはAT/MT用に加え、ジョイスティック式のシフトバイワイヤも手掛ける。これらの製品群は、トヨタをはじめとする自動車メーカーに供給され、安全性と快適性を両立する点に特徴がある。

日本・北米・アジアに広がる地域別収益

同社のセグメントは日本、北米、アジア、その他(欧州・南米など)に分かれる。2025年3月期の売上高は日本が3,257億円(構成比約50%)、北米が1,734億円(27%)、アジアが1,952億円(30%)、その他が506億円(8%)である。営業利益ではアジアが248億円と最も大きく、北米は82億円、その他は42億円。一方、日本セグメントは14億円の営業損失を計上しており、合理化努力があるものの固定費増加が響いている。地域ごとに顧客の生産台数や為替変動の影響を受けやすい構造である。

トヨタグループ内での位置づけと依存度

東海理化はトヨタ自動車との取引依存度が極めて高く、トヨタの生産台数に業績が連動する。沿革を見ると、1948年の創業以来、トヨタ向けスイッチから事業を拡大し、現在も主要顧客はトヨタである。同社の製品はトヨタ車に広く採用され、シートベルトやスマートキーなどの安全・セキュリティ分野で高いシェアを持つ。ただし、近年はトヨタ以外の自動車メーカーや新領域への販売も模索しており、eスポーツ向けキーボードやドライブサポートアプリなど、自動車以外の市場にも進出している。

業界の中での役割は自動車部品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,447億円
営業利益
356億円
営業利益率
5.5%
純利益
295億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
HMI製品2,473億円38.4%
スマートシステム982億円15.2%
シート ベルト863億円13.4%
その他811億円12.6%
シフト レバー718億円11.1%
キー ロック296億円4.6%
自動車用ミラー180億円2.8%
コネクタ123億円1.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

自動車メーカー向けに、HMI(スイッチ類・操作パネル)、スマートキーシステム、シートベルト、シフトレバー等を開発・製造。安全性と快適性を両立した製品をグローバルに供給。

主な製品・サービス4
HMI製品
ステアリングスイッチ、ウィンドウスイッチ、タッチパネル等。車内操作のインターフェース。
スマートシステム
スマートキー(電子キー)、イモビライザー等の車両セキュリティ・始動システム。
シートベルト
プリテンショナー・フォースリミッター機構付きシートベルト。衝突時の乗員保護に寄与。
シフトレバー
AT/MT用シフトレバー、ジョイスティック式シフトバイワイヤ。運転操作性を提供。

製品と技術

HMIとスマートシステムで車内操作を支える

HMI製品は、ステアリングスイッチ、ウィンドウスイッチ、タッチパネルなど、ドライバーと車両をつなぐインターフェースである。特に近年は、インパネ内装とスイッチを一体化した「Hidden Switch」を開発。非通電時にはスイッチが隠れ、必要なときのみ浮かび上がる構造で、デザイン性と機能性を両立する。スマートシステムでは、電子キーやイモビライザーに加え、2020年には「TOKAI RIKA Digitalkey」ブランドでデジタルキー事業を開始。超広帯域(UWB)無線技術を活用した「幼児置き去り検知システム」も開発し、車内の安心・安全に貢献している。

シートベルトとシフトレバー、安全と操作の基幹部品

シートベルトは1963年から製造する伝統製品で、プリテンショナーやフォースリミッター機構により衝突時の乗員保護性能を高めている。生産拠点は日本、タイ、インドネシアなどに広がり、トヨタ車を中心にグローバルに供給される。シフトレバーは1967年に参入し、現在はAT/MT用に加え、ジョイスティック式のシフトバイワイヤも手掛ける。これらの製品は車両の基本機能を支えるため、高い信頼性とコスト競争力が求められ、同社の収益基盤の一つとなっている。

自動車技術を転用した新事業:ZENAIMとFamiCa

同社は自動車部品で培った技術を活かし、自動車以外の市場にも進出している。eスポーツ向けには、プロチームと共同開発した「ZENAIM KEYBOARD 2 mini」および「ZENAIM KEYBOARD 2 TKL」を販売。反応速度・耐久性・操作性を強化し、さらにアーケードコントローラー用ボタンモジュールキットも発売した。また、運転中の後部座席の子ども確認や通話ができるスマートフォンアプリ「FamiCa(ファミカ)-かぞくのドライブサポートアプリ-」の無料体験版を配信。これらは、HMIや電波技術の応用であり、新たな収益源として育成中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車部品でトヨタ依存、EV化に課題

東海理化電機製作所は自動車用電装部品・機能部品を主力とし、トヨタグループ向けに高いシェアを持つ。同業のトヨタ紡織やユニプレスと比較すると、製品領域は異なるが、トヨタ系である点は共通。売上高は6000億円超と業界中堅だが、EV化に伴う部品点数の減少やトヨタ一本足打法がリスク。収益性は安定しているが、営業利益率は5%台と低め。

強み

  • トヨタグループ向け売上高比率が高く、長期取引による安定受注を確保。
  • トヨタ生産方式に適合した高品質な部品供給が強み。
  • スイッチ、センサー、セキュリティシステムなど多様な製品を提供。
  • 自動運転やコネクティッド関連の技術開発を積極的に推進。

課題

  • トヨタ向け売上高比率が高く、需要変動の影響を直接受ける。
  • EV化で内燃機関向け部品需要が減少する中、電動化対応が急務。
  • 営業利益率が5%台と同業他社比で低く、収益力向上が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字が東海理化電機製作所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14202ダイセル3,944億円38.1倍
23105日清紡ホールディングス3,865億円14.9倍
34208UBE3,740億円14.3倍
44272日本化薬3,320億円12.9倍
56371椿本チエイン2,834億円9.0倍
66995東海理化電機製作所2,797億円9.0倍
78133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
85801古河電気工業2,651億円36.4倍
93186ネクステージ2,596億円14.5倍
107313テイ・エス テック2,296億円30.7倍
117296エフ・シー・シー2,212億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

自動車用スイッチから出発した創業期(1948~1961年)

東海理化電機製作所は1948年8月、愛知県西枇杷島町で設立された。当初は自動車用スイッチの製造・販売を手掛け、同年12月にはキーロックの製造も開始した。1960年には宝工業(現・東海理化サービス)と東海理化販売(現・東海理化クリエイト)を設立し、グループの基礎を固めた。1961年10月、東京証券取引所と名古屋証券取引所の市場第二部に上場。この時期は主にトヨタ自動車向けのスイッチ・ロック製品に特化しており、のちの多角化の足場を築いた。

シートベルトやシフトレバーへ製品領域を拡大(1963~1983年)

1963年12月、シートベルトの製造販売を開始し、安全部品分野に参入。1964年には豊田工場、1966年には音羽工場を建設し生産能力を高めた。1967年6月にはシフトレバー事業に進出。1968年には自動車用装飾品も加えた。1978年には東京・名古屋の両証券取引所市場第一部に指定替え。1980年9月、本社・本社工場を愛知県大口町に移転。1981年には自動車用ミラー、1983年にはステアリングホイールの製造を開始し、製品ラインアップを大幅に拡充した。この多角化により、スイッチ専門メーカーから総合自動車部品メーカーへ転身した。

海外生産拠点の設立とグローバル展開(1986~2001年)

1986年、米国ミシガン州にトウカイリカU.S.A.(現TRAM)を設立し、海外進出を本格化。同年カナダで合弁会社TRQSSを設立。1987年には台湾に理嘉工業、1991年に米国TACマニュファクチャリングを設立。1994年にはタイシートベルト、1995年にフィリピンTRP、1997年にタイのトウカイリカ(タイランド)を設立。1998年には英国TRB、2001年にはブラジルTRBR、チェコTRCZ、ベルギー現地法人、さらに中国天津・無錫の合弁会社と立て続けに拠点を設けた。これにより生産・販売のグローバルネットワークが形成され、トヨタの海外生産拡大に対応した。

新興国への深耕とデジタルキー事業の開始(2004~2021年)

2004年、中国広東省に佛山東海理化を設立。2008年にはインドにトウカイリカ ミンダ インディアを設立。2011年にはインドネシアに進出し、2012年にはシートベルト合弁会社を同国に設立。2015年にはメキシコに工場を新設し、北米向け供給体制を強化した。2018年には中国江蘇省に東海理化(江蘇)汽車部件を設立。この間、2020年9月には「TOKAI RIKA Digitalkey」ブランドを立ち上げ、デジタルキー事業を本格化。2021年7月には国内子会社を統合し東海理化NExTを発足させ、生産効率化を図った。

市場移行と新工場稼働、新技術開発(2022年以降)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。同年11月には秋田県横手市に東海理化トウホクを設立。2025年11月には高知県香南市のBAMBOO+高知工場が稼働を開始した。製品面では、透過加飾パネルスイッチ「Hidden Switch」を開発し2026年発売予定の新型車両への搭載が決定。さらに、eスポーツ向けキーボード「ZENAIM KEYBOARD 2」シリーズや、ドライブサポートアプリ「FamiCa」の無料体験版配信を開始するなど、自動車以外の分野にも活動を広げている。

年表49件を開く

1940年代

  • 1948年8月創業愛知県西枇杷島町に株式会社東海理化電機製作所を設立、自動車用スイッチの製造、販売を開始。
  • 1948年12月キーロックの製造、販売を開始。

1960年代

  • 1960年3月創業愛知県西枇杷島町に宝工業株式会社(現 東海理化サービス株式会社)を設立。
  • 1960年7月創業愛知県西枇杷島町に東海理化販売株式会社(現 株式会社東海理化クリエイト)を設立。
  • 1961年10月上場東京、名古屋両証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年12月シートベルトの製造、販売を開始。
  • 1964年8月愛知県豊田市に豊田工場建設、稼働を開始。
  • 1966年4月愛知県音羽町に音羽工場建設、稼働を開始。
  • 1967年6月シフトレバーの製造、販売を開始。
  • 1968年3月自動車用装飾品の製造、販売を開始。

1970年代

  • 1978年9月上場東京、名古屋両証券取引所市場第一部に上場。

1980年代

  • 1980年9月本社事務所及び本社工場を愛知県大口町に移転、稼働を開始。
  • 1981年8月自動車用ミラーの製造、販売を開始。
  • 1982年6月本店を愛知県大口町に移転。
  • 1983年10月ステアリングホイールの製造、販売を開始。
  • 1984年8月社標(商標)を変更。
  • 1986年4月創業当社100%出資のトウカイリカU.S.A.株式会社を米国 ミシガン州 デトロイト市に設立。
  • 1986年7月TRWカナダ社と、カナダ オンタリオ州法に基づくパートナーシップによる合弁事業としてクオリティー・セイフティー・システムズ・カンパニー(現 TRQSS株式会社)をカナダ オンタリオ州 トロント市に設立。
  • 1987年3月創業岐阜県可児市に中日本スイッチ株式会社(1999年~ エヌ・エス・ケイ株式会社)(現 東海理化NExT株式会社)を設立。
  • 1987年6月現地資本との合弁事業として、理嘉工業株式会社を台湾 桃園縣に設立。
  • 1989年12月創業当社100%出資の株式会社豊賀(現 東海理化エレテック株式会社)を愛知県豊橋市に設立。

1990年代

  • 1990年4月創業当社100%出資の恵那東海理化株式会社(現 東海理化NExT株式会社)を岐阜県恵那市に設立。
  • 1991年3月創業当社100%出資のTACマニュファクチャリング株式会社を米国 ミシガン州 サウスフィールド市に設立。
  • 1991年9月創業当社100%出資の理化精機株式会社(現 東海理化Smart Craft株式会社)を愛知県西枇杷島町に設立。
  • 1994年5月現地資本と豊田紡織株式会社、豊通タイランドとの合弁事業として、タイシートベルト株式会社をタイ チョンブリ県に設立。
  • 1995年7月三井物産株式会社との合弁事業として、TRP株式会社をフィリピン ラグナ州 サンタロサ市に設立。
  • 1997年9月創業当社100%出資のトウカイリカ(タイランド)株式会社をタイ ラヨーン県に設立。
  • 1998年1月商号変更当社子会社トウカイリカU.S.A.株式会社をTRAM株式会社に社名変更し、生産部門を分離独立させたTRMI株式会社を米国 ミシガン州 バトルクリーク市に設立。
  • 1998年8月通称社名「株式会社東海理化」を制定。
  • 1998年12月創業当社100%出資のTRB株式会社をイギリス デンビシャー州 セントアサフ市に設立。

2000年代

  • 2001年2月現地資本と豊田通商株式会社との合弁事業として、天津東海理化汽車部件有限責任会社を中国 天津市に設立。
  • 2001年3月信昌国際投資有限公司との合弁事業として、無錫理昌科技有限責任会社を中国 江蘇省 無錫市に設立。
  • 2001年6月創業当社100%出資のTRBR インダストリア イ コメルシオ有限責任会社をブラジル サンパウロ州 ピンダモニャンガーバ市に設立。
  • 2001年10月創業当社100%出資のTRCZ有限責任会社をチェコ ロボシッチェ市に設立。
  • 2003年2月創業当社100%出資のトウカイリカベルギー株式会社をベルギー ディーゲム市に設立。
  • 2004年6月理嘉工業株式会社、豊田通商株式会社との合弁事業として、佛山東海理化汽車部件有限責任会社を中国 広東省 佛山市に設立。
  • 2004年8月株式会社マックシステムズとの合弁事業として、株式会社TRMACエンジニアリング(現 株式会社東海理化アドバンスト)を愛知県名古屋市に設立。
  • 2008年2月M&A株式会社サン電材社の株式を取得し、子会社化。
  • 2008年4月創業当社100%出資のトウカイリカアジア株式会社をタイ サムトプラカーン県に設立。
  • 2008年8月現地資本との合弁事業として、トウカイリカ ミンダ インディア株式会社をインド カルナタカ州 バンガロール市に設立。

2010年代

  • 2011年5月豊田通商株式会社の現地法人との合弁事業として、トウカイリカインドネシア株式会社をインドネシア 西ジャワ州 ブカシ県に設立。
  • 2012年12月台湾の信昌機械グループとの合弁事業として、トウカイリカセイフティインドネシア株式会社をインドネシア 西ジャワ州 カラワン県に設立。
  • 2015年5月当社子会社TRAM株式会社と豊田通商株式会社との合弁事業として、トウカイリカメキシコ株式会社をメキシコ ヌエボ・レオン州 サリナス・ビクトリア市に設立。
  • 2018年10月創業当社100%出資の東海理化(江蘇)汽車部件有限公司を中国 江蘇省 無錫市に設立。

2020年代

  • 2020年9月創業デジタルキー事業を本格化し「TOKAI RIKA Digitalkey」ブランドを設立。
  • 2021年7月創業エヌ・エス・ケイ株式会社と恵那東海理化株式会社が発展的統合をし、当社100%出資の東海理化NExT株式会社を岐阜県恵那市に設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプレミア市場に移行。
  • 2022年11月創業当社100%出資の株式会社東海理化トウホクを秋田県横手市に設立。
  • 2025年11月高知県香南市にてBAMBOO+ 高知工場の稼働を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新技術開発と新事業領域への挑戦

    超広帯域無線通信技術を活用した幼児置き去り検知システムの開発など、電波関連技術を核とした新製品開発を推進し、モビリティの変化や社会課題の解決を見据えた新サービス・ビジネスモデルを構築する。

  2. 02

    サプライチェーン競争力強化

    多品種に対応できる汎用設備を導入し、設備稼働率向上と生産スペースの有効活用を図る。取引先への展開も視野に、専用設備依存による稼働率低下や廃棄ロスを抑制し、生産変動や供給リスクに強いサプライチェーンを構築する。

  3. 03

    サステナビリティ委員会の設置と全社取組強化

    2025年5月に代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置。人権やダイバーシティなど社会的課題への対応を審議し、2030年に向けた目指す姿と現状のギャップを埋める全社的な取組を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で19,381人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は753万円で、9期前と比べて+17.4%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は21.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月18,668
2018年3月18,919
2019年3月64141.018.019,390
2020年3月64641.218.619,452
2021年3月63041.518.819,888
2022年3月62641.819.920,083
2023年3月64442.420.520,006
2024年3月66642.921.020,247
2025年3月72543.521.520,157175
2026年3月75343.621.519,381184

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社34(国内 12 / 海外 22、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社、本社工場 — 愛知県大口町239億円
日本
218億円
音羽工場 萩工場 — 愛知県豊川市183億円
日本
メキシコ ヌエボ・レオン州159億円
北米
チェコ ロボシッチェ市8,009百万円
その他
豊田工場 — 愛知県豊田市7,099百万円
日本
タイ ラヨーン県6,942百万円
アジア
インド カルナタカ州6,359百万円
アジア
東海理化NExT㈱ への貸与資産 — 岐阜県恵那市3,707百万円
日本
米国 ミシガン州3,221百万円
北米
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東海理化NExT㈱
    岐阜県恵那市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サン電材社
    愛知県豊橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海理化エレテック㈱
    愛知県豊川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東海理化クリエイト(注)1
    愛知県名古屋市 東区 · 連結子会社
    議決権51.4%
  • 国内
    東海理化サービス㈱(注)1
    愛知県清須市 · 連結子会社
    議決権75.8%
  • 国内
    東海理化Smart Craft㈱
    愛知県大口町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東海理化アドバンスト
    愛知県名古屋市 中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東海理化トウホク
    秋田県横手市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TRAM㈱(注)2
    米国 ミシガン州 プリモス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TACマニュファクチャ リング㈱(注)1
    米国 ミシガン州 ジャクソン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TRMI㈱(注)1
    米国 ミシガン州 バトルクリーク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TRQSS㈱(注)1
    カナダ オンタリオ州 トロント市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社22社を開く
  • トウカイリカメキシコ㈱(注)1(注)2メキシコ ヌエボ・レオン州 サリナス・ビクトリア市96%
  • TRBR インダストリア イ コメルシオ㈲(注)2ブラジル サンパウロ州 サンタバーバラ・ドゥ・オエステ市100%
  • トウカイリカベルギー㈱ベルギー ザヴェンテム市100%
  • TRCZ㈲(注)2チェコ ロボシッチェ市100%
  • TRB㈱イギリス デンビシャー州 セントアサフ市100%
  • 理嘉工業㈱台湾 桃園市100%
  • 東海理化(江蘇)汽車部件㈲中国 江蘇省 無錫市100%
  • 佛山東海理化汽車部件㈲中国 広東省 佛山市97%
  • 天津東海理化汽車部件㈲中国 天津市95%
  • 無錫理昌科技㈲中国 江蘇省 無錫市60%
  • TRP㈱フィリピン ラグナ州 サンタロサ市100%
  • トウカイリカアジア㈱タイ チョンブリ県100%
  • タイシートベルト㈱(注)3タイ チョンブリ県50%
  • トウカイリカ(タイランド)㈱タイ ラヨーン県100%
  • トウカイリカ ミンダ インディア㈱(注)2インド カルナタカ州 バンガロール市70%
  • トウカイリカインドネシア㈱(注)2インドネシア 西ジャワ州 ブカシ県90%
  • トウカイリカ セイフティインドネシア㈱(注)1インドネシア 西ジャワ州 カラワン県69%
  • その他 8社
  • ㈱ミロクテクノウッド(注)1高知県南国市50%
  • TGRテクニカルセンター㈲(注)1米国 ミシガン州 プリモス市40%
  • ウノミンダリカ㈱インド ハリアナ州 グルガオン市37%
  • その他 2社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,447億円営業利益356億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.4%、利益が+0.8%。

売上高
+4.4%
6,447億円
営業利益
+0.8%
356億円
純利益
+13.5%
295億円
営業利益率
5.5%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,500億円6,447億円
営業利益300億円356億円
純利益200億円295億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,653億円、営業利益は77億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.2%、営業利益は−12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,44840
2024年1Q1,487885.9103
2024年2Q1,5881147.299
2024年3Q1,6741307.868
2024年4Q1,485−22
2025年2Q3,0401856.1107
2025年4Q3,1371685.4153
2026年2Q3,1482016.4185
2026年4Q3,2991554.7110
2027年1Q1,653774.745

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,719億円から6,447億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3,71924552
2014年3月4,378323173
当社子会社TRAM株式会社と豊田通商株式会社との合弁事業として、トウカイリカメキシコ株式会社をメキシコ ヌエボ・レオン州 サリナス・ビクトリア市に設立。
2015年3月4,522322197
2016年3月4,76234756
2017年3月4,591321−43
当社100%出資の東海理化(江蘇)汽車部件有限公司を中国 江蘇省 無錫市に設立。
2018年3月4,819323220
2019年3月5,076301181
デジタルキー事業を本格化し「TOKAI RIKA Digitalkey」ブランドを設立。
2020年3月5,000229151
エヌ・エス・ケイ株式会社と恵那東海理化株式会社が発展的統合をし、当社100%出資の東海理化NExT株式会社を岐阜県恵那市に設立。
2021年3月4,401190120
当社100%出資の株式会社東海理化トウホクを秋田県横手市に設立。
2022年3月4,87215430
2023年3月5,534244104
2024年3月6,234395248
2025年3月6,1773533435.7260
2026年3月6,4473564385.5295

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,447億円のうち、営業利益として残るのは356億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は295億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.7%5,528億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.7%563億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%356億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.4pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
9.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが438億円、投資CFが−173億円で、差し引きのフリーCFは265億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は938億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月328−185−50143681
2014年3月313−403−32−90564
2015年3月406−364−11442504
2016年3月207−223−77−16393
2017年3月335−116−70219534
2018年3月208−1983510579
2019年3月379−319−8060557
2020年3月403−223−68180654
2021年3月347−275−4572696
2022年3月147−262−64−115535
2023年3月269−97−61172653
2024年3月534−304−226230694
2025年3月392−261−80131746
2026年3月438−173−109265938

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は5,483億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,715億円で、自己資本比率は63.4%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,0801,8391,24156.5
2014年3月3,3892,0671,32257.9
2015年3月3,7522,3921,36060.6
2016年3月3,6332,2181,41558.0
2017年3月3,6872,1231,56454.5
2018年3月3,7702,3211,44958.4
2019年3月3,8762,4141,46259.0
2020年3月3,7852,4101,37560.3
2021年3月4,1932,7031,49060.9
2022年3月4,4732,7981,67558.8
2023年3月4,5572,9021,65559.5
2024年3月5,1953,3331,86260.0
2025年3月5,1093,2971,81260.3
2026年3月5,4833,7151,76863.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
809億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,436億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
294億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,768億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率82社中24位あたり、逆に低いのは営業利益率82社中36位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.0%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.4%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.4%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,135で、1年前と比べて+22.9%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥3,135-4.0%1ヶ月+4.5%1年+22.9%時価総額2,797億円
過去52週の値幅
安値¥2,532高値¥3,445

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.0倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR0.76倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3085円で、前日比+0.98%。7月29日に3345円まで上昇しましたが、その後は調整し、8月3日に3025円まで下落。直近は3085円と、25日線(3108.36円)を0.75%下回っています。75日線(2984.33円)は3.4%上回り、200日線(2994.81円)も上回っており、中期的な地合いは良好です。52週高値3445円からは10.5%下落、52週安値2532円からは21.8%上昇。出来高は7月30日に39万株と急増しましたが、直近は10万株と減少。RSIは44.15と中立圏。上昇トレンドの中での押し目買いが入りやすい水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

現時点のPERは8.9倍と業界平均の17.05倍を大幅に下回り、予想PERも13.1倍で平均を下回ります。PBRは0.75倍と平均の1.13倍を下回り、配当利回りは3.89%と平均の2.97%を上回ります。ROEは9%で平均水準です。売上高は安定しており、利益は増加傾向です。割安ですが、業績の成長ペースは緩やかです。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.0倍16.3倍
PER (予想)13.4倍
PBR0.76倍1.12倍
ROE9.0%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車業界の電動化・自動運転シフトで、従来の機械式部品から電子部品への需要変化が起きている。強気派は、トヨタとの強固な関係と電子部品シフトで成長余地があると見る。一方弱気派は、トヨタ依存度の高さと、電動化で部品点数が減るリスクを指摘。また、原材料費や労働コストの上昇に加え、トヨタ生産変動の影響を受けやすい点も対立軸。短期的な業績は底堅いが、中長期の成長戦略と依存度の是正が焦点。

プラスに働く材料7
  • トヨタの生産回復で需要拡大

    トヨタの世界販売が回復基調にあり、部品供給量が増加

  • 電子部品シフトで成長

    自動運転・電動化で電子制御部品の搭載率が上昇

  • 財務基盤が安定

    自己資本比率が高く、研究開発投資を継続可能

  • 純利益248→295億円と増益基調通年影響

    2024/3期248億円、2025/3期260億円、2026/3期295億円と3期連続増益

  • 売上高6447億円と過去最高更新通年影響

    2026/3期売上高6447億円、前期比4.4%増で過去最高

  • 配当利回り3.89%と株主還元継続影響

    配当利回り3.89%は相対的に高く、下値支援材料

  • PBR0.75倍・PER8.9倍の割安継続影響

    PBR0.75倍、PER8.9倍と低バリュエーション、ROE9%と資本効率

マイナスに働く材料7
  • トヨタ依存の高さ

    売上の大部分がトヨタ向けで、顧客分散が進まない

  • 電動化で部品点数減

    EV化により機械式部品の需要が減少する可能性

  • コスト上昇の重荷

    原材料費や人件費の上昇が利益を圧迫

  • 営業利益353→356億円とほぼ横ばい通年影響

    2025/3期353億円、2026/3期356億円と増益率0.8%にとどまり、成長性乏しい

  • 予想PER13.1倍が実績8.9倍を大幅に上回る通年影響

    予想PERは実績を4.2ポイント上回り、来期純利益が29%減の210億円相当を暗示

  • 2025/3期に売上高減収通年影響

    2025/3期売上高6177億円と前期比0.9%減、一時的な市場縮小のリスク

  • 外国保有27%の売り圧力不定影響

    外国人保有比率27%と高く、業績悪化時は売りに転じやすい

次の決算で確かめる点
トヨタ向け売上比率
依存度の変化を見極めるため
電子部品売上比率
電動化シフトの進捗を測るため
営業利益率
コスト増に対する収益性の維持を確認
海外生産比率
リスク分散と為替影響を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+21.1%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
42.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月60
2018年3月646.731.9
2019年3月640.041.5
2020年3月62−3.132.7
2021年3月50−19.447.1
2022年3月6020.0118.1
2023年3月646.772.3
2024年3月7517.240.0
2025年3月9526.736.8
2026年3月11521.142.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,953人。区分でいちばん多いのは事業法人37.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.4%を占め、残る45.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人44.744.644.735.435.637.1
外国法人22.020.919.423.523.027.1
個人・その他13.915.615.922.122.417.7
金融機関18.417.919.117.217.717.3
自己株式3.13.13.110.29.44.3
証券会社0.91.00.81.81.20.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トヨタ自動車株式会社32.91
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.60
03ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.04
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.64
05第一生命保険株式会社2.55
06東海理化社員持株会2.40
07ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.89
08ジェーピー モルガン チェース バンク 380684(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.63
09ザ バンク オブ ニューヨー ク トリーティー ジャスデッ ク アカウント(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.53
10ジェーピー モルガン バンク ルクセンブルク エスエイ 381572(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+503%、1株純資産は14期で+112%。直近期のROEは9.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月571,9273.129.063.3
2014年3月1912,1659.39.132.1
2015年3月2172,4999.312.838.5
2016年3月612,3092.634.5
2017年3月−482,204−2.1
2018年3月2412,41210.59.031.9
2019年3月1982,5088.19.541.5
2020年3月1652,5036.68.232.7
2021年3月1322,7975.014.247.1
2022年3月332,8811.246.1118.1
2023年3月1142,9693.914.372.3
2024年3月2773,6858.59.540.0
2025年3月3083,6218.47.336.8
2026年3月3464,0869.08.542.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額268百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢
二之夕裕美代表取締役社長64
佐藤雅彦代表取締役63
今枝勝行取締役60
藤岡圭取締役72
宮間三奈子取締役64
安部和志取締役65
土屋年章常勤監査役61
山田美典監査役64
弟子丸昭宏監査役56
魚住直人補欠監査役62
宮部義幸取締役68
清水寛亮常勤監査役60
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
竹内千賀子補欠監査役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数賞与百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)350349918461
監査役2464623
社外取締役638386

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容601字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、HMI製品、スマートシステム、シートベルト、シフトレバー等、主に自動車用部品のメーカーであり、国内においては当社、連結子会社10社及び持分法適用関連会社2社が、海外においては各地に設立した連結子会社27社及び持分法適用関連会社3社が、それぞれ生産・販売を担当しております。 当社グループの主な関係会社のセグメント情報との関連は、次のとおりであります。 <主な関係会社> 日本 …東海理化NExT㈱、㈱サン電材社、東海理化エレテック㈱、㈱東海理化クリエイト、 東海理化サービス㈱、東海理化Smart Craft㈱、㈱東海理化アドバンスト、㈱東海理化トウホク、 ㈱ミロクテクノウッド 北米 …TRAM㈱、TACマニュファクチャリング㈱、TRMI㈱、TRQSS㈱、トウカイリカメキシコ㈱、 TGRテクニカルセンター㈲ アジア…理嘉工業㈱、東海理化(江蘇)汽車部件㈲、佛山東海理化汽車部件㈲、天津東海理化汽車部件㈲、 無錫理昌科技㈲、TRP㈱、トウカイリカアジア㈱、タイシートベルト㈱、 トウカイリカ(タイランド)㈱、トウカイリカ ミンダ インディア㈱、 トウカイリカインドネシア㈱、トウカイリカセイフティインドネシア㈱、ウノミンダリカ㈱ その他…TRBR インダストリア イ コメルシオ㈲、トウカイリカベルギー㈱、TRCZ㈲、TRB㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,748字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、経営理念として、 1.お客様に喜ばれる商品を創造し、豊かな社会づくりに貢献する 2.個性とチャレンジ精神を尊重し、若さと夢あふれた企業をめざす 3.社会の一員として、法と倫理を遵守し自然・地域と共生する企業をめざす を掲げ、お客様の期待に応える商品の提供を通じて、企業価値を増大し、株主の皆様をはじめとしたステークホルダーの方々に貢献していきます。2024年5月には、私たちが目指すべき将来像として、改めて会社としての志・存在意義のパーパス「『技術の進化』と『人』をつなぎ、感動をかたちに」、志を実現するための取組であるビジョン「安全・安心で豊かな社会の実現に貢献」、当社グループ社員が共有する価値観・行動指針のバリュー「東海理化グループ『考動宣言』」を明確にしました。 (2) 経営戦略等 当社グループは、中期経営計画を掲げ、更なる成長のための経営体質強化を図っています。 2024年に以下の構成で中期経営の一環としての成長戦略を発表しました。 1.東海理化が目指す将来像:パーパス/ビジョン/バリュー 2.将来像実現に向けた挑戦:社会の“モノ”や“コト”へ事業の幅を拡大 3.カーボンニュートラル戦略の推進:持続可能な社会の実現に向け、新技術導入、地域連携 また、中期経営計画を反映した全社年度方針を一言で表し、個人の成長が会社の未来に繋がると考え「『健康・考動・笑顔』で未来を創ろう!!」をスローガンに掲げました。 2025年に中期経営計画「TRV2030」を策定し、グループ一丸となって成長戦略を推進しています。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題等と今後の取組 (世界情勢) 半導体や重要鉱物などの戦略分野を中心とした国際的な競争の継続が見込まれ、調達環境やコスト、政策動向の変動を通じて企業活動に影響を与える可能性があります。 (今後の取組) 全てのステークホルダーへの責任を果たしつつ、持続的な成長を実現するための指針として、中期経営計画「TRV2030」に掲げる目標の達成を目指します。筋肉質な企業体質の構築を通じ、全社員が一丸となって取り組んでまいります。 ① 新技術開発と新たなビジネス領域への挑戦 超広帯域(UWB)無線通信技術をレーダーとして活用した「幼児置き去り検知システム」を開発し、幼児の車内置き去り事故防止と車内の安心・安全の向上に寄与するとして高く評価されております。今後は、モビリティの在り方やインフラの変化、社会課題の解決を見据え、長年培ってきた電波関連技術を核とした製品開発を一層推進するとともに、新たなサービスやビジネスモデルの構築にも挑戦してまいります。 ② サプライチェーン競争力強化 組み付け・搬送などの共通工程に多品種の部品に対応できる汎用設備を導入し、設備稼働率向上と生産スペースの有効活用を図っております。今後、取引先での利用拡大も視野に、専用設備依存による稼働率低下や廃棄ロスを抑制し、生産変動や供給リスクに強いサプライチェーンを構築することで、競争力強化につなげてまいります。 ③ サステナビリティ委員会設置 人権・ダイバーシティ&インクルージョンをはじめとする社会的課題やサプライチェーンへの対応要請が高まる中、当社は2025年5月、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置いたしました。同委員会は、取締役(社外取締役を含む)、執行役員及び常勤監査役で構成されております。2025年度は計4回開催し、委員会の役割の確認及びマテリアリティの再確認をし、2030年に向けた目指す姿、人権尊重の当社グループの実態把握や今後の取組事項などをテーマに議論いたしました。今後も継続的な審議を通じて、社会のサステナビリティに関する要請と当社グループの取組状況とのギャップを着実に埋め、全社的な取組の強化を図ってまいります。 当社グループはこれらの取組を通じ、人々が安全・安心に暮らせるモビリティ社会の実現に貢献してまいります。
事業等のリスク5,370字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループではリスクを「会社運営・業績・株価などに重大な影響を及ぼす可能性のある事項」と捉え、「経営の基本方針」、「中期的な経営方針・対処すべき課題」を遂行する上で取り組むべき課題として認識しております。 当社グループの業績は自動車の販売台数に依存しておりますが、自動車業界を取り巻く環境はクルマの在り方の変化、着実な電気自動車需要の増加により、当社グループの新製品開発へも大きな影響を与えております。従って、対応次第では大きなリスクにもなります。 また、品質に関しては当社グループとして最優先で取り組んでおります。リコール等の品質問題は業績への影響のみならず、お客様の信頼にも大きな影響を与えます。さらに、「環境変化に耐えられる柔軟かつ強固な経営基盤の確立」を目指すうえで、事業継続計画(BCP)へのリスク認識は不可欠で、減災活動、生産復旧活動、電子部品の安定供給など、当社グループのみならず仕入先も含めたリスク対応を実施しております。加えて、情報セキュリティに関しては情報システムへの不正アクセスや情報漏えい等が発生した場合、事業活動の停滞や社会的信用の低下を通じて、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。このため、必要な対策を講じリスク低減に努めております。 当社グループは、以上のような項目を中心に重要なリスクを識別し、対策を検討しております。なお、文中の将来の事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)自動車産業及び、主要客先への販売依存 当社グループの製品は、主としてHMI製品、スマートシステム、シートベルト、シフトレバー等の自動車用部品であり、当社グループ製品の販売実績は自動車の販売台数に大きく依存しております。従って、米国の関税政策のような完成車メーカーの生産動向に直接的な影響を与える事象は当社グループへも大きな影響を与えます。 また、主要客先であるトヨタ自動車株式会社、及びトヨタグループ(関連会社含む)への売上高比率は74%と比較的高い水準になっており、当社グループの経営成績はトヨタ自動車株式会社の生産動向の影響を大きく受けております。 更なる成長に向け、各拠点にて他の完成車メーカーへの拡販活動を継続し、当社グループ製品の搭載は拡大しております。 (2)新製品開発 自動車業界は自動化・電動化の進展やカーボンニュートラルへの対応、さらには車両のソフトウエア化の進展等により大きな構造変化の中にあり、クルマの変化・使われ方を見据えた製品企画・技術開発が必要となります。特にクルマの自動化・電動化の進捗は既存の製品やビジネスモデルを大きく変える可能性があり、当社グループにとってその遅れは既存・新規ビジネスの機会を逸する事になり、当社の経営成績に影響を及ぼします。 このような環境のなか、既存事業においては新たな価値の創造として、インパネ周りの内装と物理スイッチを一体化させ、必要なときのみスイッチが表示される構造を採用した「Hidden Switch」を開発しました。機能性と上質なデザインを両立した同スイッチは2026年に発売予定の新型車両へ搭載される予定です。今後はさまざまなグレードの車種への採用に向け、パネルと搭載位置のバリエーションの拡大を目指します。自動運転向けでは、共創型チームによる「自動運転遠隔監視」及び「車室内監視」に関するシステム開発を進め、横浜市が実施する自動運転レベル4の安全運行に関する実証実験をはじめ、各地域で行われる実証の場において、遠隔監視システム及び乗客安全支援システムを提供することで社会実装に向けた検証を進めています。 また、デジタルキー分野では社用車管理サービス「Bqey」において、アルコールインターロック機能に加え、安全運転管理の高度化に資する機能開発を進めています。また、無人レンタカーサービス「Uqey」については、サービス提供エリアを15都道府県に拡大し、人手不足が深刻化する事業者の課題解決に貢献しております。 (3)競争の激化 自動車業界の再編や、自動化・電動化に伴い当社グループの事業領域への他業種からの新規参入により競争が激化しております。 当社グループでは、新製品開発による競争力強化に加え、DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進による開発、生産準備のリードタイム短縮や間接部門業務プロセスの改善、更には国内外の生産体制再編による競争力強化に取り組んでおります。 (4)海外進出に内在するリスク 当社グループは海外12か国30拠点に生産及び営業拠点を構え、当社グループの事業活動における海外比率は年々高まっております。これら海外市場、特に新興国には法令・規制の変化、その他要因による政治・経済・社会的混乱、文化や習慣の違いに起因するトラブルの発生リスクが内在しております。従って、政治又は法環境の変化、労働力不足、ストライキ等、予期せぬ事象により当社の事業の遂行に問題が生じる可能性があります。 当社グループとしては、現地での法律・規制・租税制度等に関する動向を海外拠点スタッフの情報網に加え、外部コンサルタント等を積極的に活用する事で適時適切に入手し対応するように努めております。 (5)リコール等の品質問題 当社グループは品質第一を基本的な考え方として各種製品を製造しておりますが、将来においてリコールや製造物責任が発生する可能性があります。また、自動車業界における部品の共通化は効率化、取引拡大の機会となる反面、品質不具合が発生した際に影響を受ける対象が拡大するため、多額のコストが発生する可能性があります。 その対応として、①リコールフリー必達に向けた品質確保、②品質の東海理化を支える基盤強化、③新事業のお客様満足の向上、を柱に品質向上活動を行っており、『2030年「安定した品質」品質でお客様に選ばれる』を目指した活動を推進しております。 (6)自然災害等による影響と事業継続計画 地震・台風・洪水などの自然災害、又は感染症等により企業活動・生産活動が停止する可能性があります。さらに災害への備えが不十分な場合、甚大な被害をおよぼし生産活動に大きな支障をきたし、生産停止からの復旧が遅れるなどの可能性があります。対策として、減災対応の強化や社員の災害対応力向上のために初動対応訓練を実施することで災害リスクの軽減を図るように努めています。また、大規模自然災害や感染症等の発生を想定した生産復旧訓練による全社BCP(事業継続計画)の強化をはじめ、BCP用電子部品の在庫積み増し、有事の際の外製移行といった代替シミュレーションを実施しております。 (7)仕入先への供給依存 当社グループの生産は仕入先からの原材料や部品の供給に依存しております。当社グループは供給元と取引基本契約を結び、原材料や部品の安定的な取引を前提としておりますが、事故・災害により仕入先の操業が不安定になる可能性があります。仕入先からの供給停止は当社グループの安定生産に大きな影響を与えます。また、需給逼迫等による価格の高騰や供給量不足が生じる可能性もあります。 当社グループでは、事業継続性の観点からリスクの高い供給元の特定を行い、対象となる仕入先において在庫管理、工程管理、生産管理が適切に行われているかを確認するとともに課題を共有し、仕入先ごとに改善計画を策定しております。 (8)情報セキュリティ デジタル化の進展により、企業活動や生産システムにおける情報の活用は一層重要となり、機密情報や個人情報を含む多様なデータが電子的に取り扱われています。これに伴い、情報の適切な管理が経営上の重要課題となっています。 一方、近年では、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃が国内外で増加し、企業のみならずサプライチェーン全体を標的とした被害が発生しています。これらの攻撃は高度化・巧妙化しており、当社グループにおいて同様の事象が発生した場合、機密情報や個人情報の漏えいに加え、生産や物流の停止など事業活動に重大な支障をきたし、社会的信用の低下や業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティポリシーに基づき、情報の三要素である機密性(Confidentiality)、完全性(Integrity)、可用性(Availability)を確保するための対策を推進しています。 具体的には、インシデント発生時の初動対応体制を国内外のグループ会社を含めて整備するとともに、従業員への教育・訓練を通じて標的型攻撃等への対応力向上に努めています。さらに、委託先を含めたサプライチェーン全体でのセキュリティ対策の強化、常時監視体制の高度化、バックアップの整備・検証等により、システムの継続性とレジリエンス(回復力)の向上を図っています。 (9)気候変動対応 気候変動がもたらすリスクは、製品の開発設計から調達・生産・物流・販売まで、企業活動全般に渡って存在しており、異常気象による災害リスクがもたらす生産影響、規制強化によるコスト増等は企業活動を停滞させる恐れがあります。 当社グループでは「カーボンニュートラル戦略2030」を策定しCO2削減の様々な取組を推進しています。生産戦略では温室効果ガスの代替化、既存生産技術の改善、革新生産技術の開発導入、再生可能エネルギーの利用拡大により工場CO2を2030年までに60%以上削減(2013年度比)し、先行して本社・本社工場ではカーボンニュートラルの実現にチャレンジしています。 加えて、環境情報の開示に関してはCDPによる気候変動質問書への回答を通じて環境情報を開示しています。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)最終提言に沿った取組を推進しています。詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (6)気候変動への対応」をご参照ください。 (10)法令への適合 当社グループは事業の遂行にあたり各国の法的規制の適用を受けております。これらの法令等に違反した場合や社会的要請に反した行動等により、法令による処罰・訴訟の提起・社会的制裁を受ける可能性があります。訴訟及び規制当局法的手続きの当事者になる事で和解金及び罰金等の費用が発生し、業績に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループではコンプライアンス委員会を設置しております。また、法令主管部署及び各部にコンプライアンス管理責任者・担当者を設置し職場に適した活動やコンプライアンス相談窓口の設置とその適切な対応を継続的に行う事が出来るように取り組んでおります。 (11)知的財産管理 当社グループは知的財産に関し、当社技術の保護及び他社権利の侵害防止などの取組を強化しておりますが、当社グループ製品には多くの技術が使われているため、知的財産が理由で係争や訴訟に巻き込まれたり、第三者から思いがけない指摘を受けたりすることによって当社グループの不利益につながる可能性があります。 対策としては、当社製品に採用される技術を特許出願により確実に保護するとともに、他社による権利侵害が持続しないように対処しております。また、技術開発・製品設計プロセスの複数段階で調査を実施し第三者の知的財産を侵害しないよう努めております。 (12)為替変動の影響 当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は、当連結会計年度60%となっております。当社グループの経営成績は為替変動により重要な影響を受ける可能性があります。当社グループでは一部の外貨建輸出債権を対象とした為替予約によるリスクヘッジを実施し影響を最小限にするよう取り組んでおります。 (13)退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上の前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。このため、実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、将来の退職給付費用及び債務に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (14)人権 当社グループは「社会の一員として、法と倫理を遵守し自然・地域と共生する企業」を理念とし、全ての事業活動において人権尊重の重要性を認識しておりますが、当社グループの事業活動が各国・各地域において潜在的又は実際に、人権への影響を及ぼすリスクがあると認識しております。これらのリスクの顕在化や取組不足によっては、社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは「東海理化グループ人権方針」に基づいた人権デューデリジェンスとして、事業活動における人権への負の影響の特定・評価を行い、評価結果に基づく適切な対応策、モニタリング、及び情報開示に取り組んでおります。また、人権を尊重した持続的な事業活動の実現に向けて、社内外のステークホルダーとの対話を通じて、自社の活動にフィードバックしています。
経営成績の分析 (MD&A)5,620字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 (経済状況) 当連結会計年度を取り巻く経営環境につきましては、国内では金融政策の正常化に伴う金利動向が引き続き注目される中、財政運営や景気の先行きに対する不透明感が残る状況となっております。また、海外においては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加え、中東地域における紛争や緊張状態が継続しており、エネルギー供給や物流への影響が懸念されるなど、各国の政治・経済状況は従来にも増して複雑化を極め、不確実性が一向に高まる傾向にあります。 (自動車業界) 自動車業界におきましては、米国における関税政策の動向や地政学的リスクを背景に、サプライチェーンの強靱化や生産体制の見直しが進められる中、ハイブリッド車を中心に需要は底堅く推移しました。 (取組) 当社グループでは、中期経営計画「TRV2030」で掲げた「成長戦略」及び「経営基盤」の2つの重点課題について、継続的に取り組んでまいりました。これらの施策を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しております。当連結会計年度の主な取組につきましては、以下のとおりです。 <成長戦略> 透過加飾パネルスイッチ「Hidden Switch」新型車両へ搭載 新たな価値の創造として、インパネ周りの内装と物理スイッチを一体化させ、必要なときのみスイッチが表示される構造を採用した「Hidden Switch」を開発しました。機能性と上質なデザインを両立した同スイッチは2026年に発売予定の新型車両へ搭載される予定です。 今後はさまざまなグレードの車種への採用に向け、パネル及び搭載位置のバリエーション拡大を目指します。 ZENAIM新製品開発 自動車用部品の開発・製造で培った技術を活かし、eスポーツのプロチームと共同開発した 「ZENAIM KEYBOARD 2 mini」と「ZENAIM KEYBOARD 2 TKL」の販売を開始しました。従来品から反応速度・耐久性・操作性をアップデートしており、ユーザーからも高い評価を受けております。 さらに、格闘ゲームなどに使用するアーケードコントローラー用のボタンモジュールキットも販売を開始しております。 ドライブサポートアプリ無料体験版配信 走行中の後部座席の子どもの様子の確認や通話ができ、かつ、幼児向けコンテンツを提供するスマートフォンアプリ「FamiCa(ファミカ)-かぞくのドライブサポートアプリ-」の無料体験版の配信を開始しました。同アプリは、未就学児の保護者が送迎や買い物など日常の車移動で感じる困りごとを解消し、子どもとの安心・安全なドライブをサポートすることを狙いとしており、正式販売に向けて推進してまいります。 <経営基盤> (環境) 当社は、「考動ひとつで変えられる TRy for the future」を環境スローガンに掲げ、2050年カーボンニュートラルの実現を目指します。 物流工程・塗装工程のCO2排出量削減 中期経営計画「TRV2030」のもと、製品・生産・調達・物流の各領域でCO2削減を推進しており、物流工程では水素発電を利用した電気自動車である燃料電池小型トラックを導入しました。また、生産工程では塗装工程において業界初となるウエットエアー式空調機「WETCOMⅡ」を稼働させ、大幅な排出量削減を可能としました。 今後も科学的根拠に基づくとしてSBT認定を受けた温室効果ガス排出削減目標の達成に向け、カーボンニュートラルの推進と実現に向けた取組を継続してまいります。 (ガバナンス) 「ボードメンバー戦略共有ミーティング」新設 社外役員と経営課題・戦略を共有し意見交換を行う場として「ボードメンバー戦略共有ミーティング」を新設しました。毎月新規領域の戦略説明、品質伝承や改善・リコール対策などの経営基盤強化の取組に関する共有、次世代製品・新規事業のディスカッション、中期経営計画「TRV2030」の進捗確認など、幅広いテーマを取り上げました。 こうした取組をさらに充実させ、取締役会の実効性の更なる向上を目指してまいります。 (サステナビリティ) MSCI日本株女性活躍指数構成銘柄に選定 当社は、女性活躍推進をはじめとするサステナビリティへの取組を高く評価され、米MSCI社が性別多様性への取組をもとに選定する「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に3年連続で選定されました。同指数は、女性従業員の雇用率・勤続年数・昇進率などの性別多様性に関する開示情報をもとに算出されており、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のESG投資における判断基準にも採用されております。 (当期実績) 当連結会計年度の業績につきましては、連結売上高は644,701百万円と、前連結会計年度に比べ27,041百万円(4.4%)の増収となりました。利益につきましては、連結営業利益は35,623百万円と、前連結会計年度に比べ353百万円(1.0%)の増益となりました。連結経常利益は43,756百万円と、前連結会計年度に比べ9,446百万円(27.5%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は29,471百万円と、前連結会計年度に比べ3,424百万円(13.1%)の増益となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (日本) 客先生産台数の増加などにより、売上高は325,788百万円と、前連結会計年度に比べ18,116百万円(5.9%)の増収となりました。営業損失は、合理化努力があったものの固定費用の増加などにより、1,426百万円と、前連結会計年度に比べ460百万円の損失拡大となりました。 (北米) 為替換算上の影響があったものの客先生産台数の増加などにより、売上高は173,429百万円と、前連結会計年度に比べ8,664百万円(5.3%)の増収となりました。営業利益は、売上高の増加などにより、8,260百万円と、前連結会計年度に比べ199百万円(2.5%)の増益となりました。 (アジア) 客先生産台数の減少があったものの為替換算上の影響などにより、売上高は195,255百万円と、前連結会計年度に比べ2,525百万円(1.3%)の増収となりました。営業利益は、合理化努力などにより、24,848百万円と、前連結会計年度に比べ870百万円(3.6%)の増益となりました。 (その他) 売上高は50,601百万円と、前連結会計年度に比べ1,275百万円(2.6%)の増収となりました。営業利益は、4,248百万円と、前連結会計年度に比べ753百万円(21.5%)の増益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、93,757百万円となり前連結会計年度末より19,147百万円増加いたしました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は前連結会計年度に比べ、4,558百万円増加し、43,754百万円となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益が5,980百万円増加した結果であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は前連結会計年度に比べ、8,762百万円減少し、17,294百万円となりました。 これは、主に定期預金の払戻による収入が13,815百万円増加した結果であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は前連結会計年度に比べ、2,945百万円増加し、10,925百万円となりました。 これは、主に配当金の支払額が1,821百万円増加した結果であります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   262,628   6.4 北米(百万円)   174,836   6.0 アジア(百万円)   159,576   0.8 報告セグメント計(百万円)   597,041   4.7 その他(百万円)   49,947   2.4 合計(百万円)   646,989   4.5 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、トヨタ自動車株式会社をはじめとして、各納入先より四半期ごと及び翌月の生産計画の提示を受け、当社グループ(当社及び連結子会社)の生産能力を勘案して生産計画をたて生産しております。このため、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   259,592   5.4 北米(百万円)   173,250   5.3 アジア(百万円)   161,962   2.4 報告セグメント計(百万円)   594,806   4.6 その他(百万円)   49,895   2.3 合計(百万円)   644,701   4.4 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) トヨタ自動車㈱   133,547   21.6   139,286   21.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は644,701百万円、営業利益は35,623百万円、経常利益は43,756百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は29,471百万円となりました。 上記の他、当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は93,757百万円となり、前連結会計年度末に比べ19,148百万円増加いたしました。営業活動の結果獲得した資金が43,754百万円と前連結会計年度に比べ4,558百万円増加し、投資活動の結果使用した資金が17,294百万円と前連結会計年度に比べ8,762百万円減少し、財務活動の結果使用した資金が10,925百万円と前連結会計年度に比べ2,945百万円増加しております。 上記の他、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は社債発行等により資金調達することとしております。当連結会計年度末において、社債の残高は10,000百万円であります。 当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④経営目標の達成状況 当社は、経営目標の達成状況を判断するための客観的指標として営業利益を用いております。目標達成のために、会社別・項目別に収益改善計画を立て、活動に取り組んでおります。2025年4月24日に公表した業績予想と比較しまして、当連結会計年度の連結営業利益は売上高の増加に加え、北米を中心に原材料等の価格高騰分の回収が進んだことなどから、15,623百万円の増益となりました。 2026年3月期 (予想)   2026年3月期 (実績)   増減   増減率(%) 売上高(百万円)   580,000   644,701   64,701   11.2 営業利益(百万円)   20,000   35,623   15,623   78.1

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開示資料

出典

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