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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

テイ・エス テック

TS TECH CO., LTD.7313 · Prime · 輸送用機器

二輪・四輪車用シートと内装部品で世界有数の自動車部品サプライヤー。ホンダグループと強固な関係。

概要

テイ・エス テックは、二輪・四輪車向けシートおよび内装部品を手がける輸送機器メーカーである。ホンダグループの主要サプライヤーであり、売上高約4600億円、従業員約1万3600人。1954年に二輪車用シートの製造から創業し、現在は日本、米州、中国、アジア・欧州の4地域に49社の関係会社を持つ。

ホンダ向けシートシェアを基盤とする事業構造

創業以来、本田技研工業(ホンダ)との関係が事業の基盤である。二輪車用シート・樹脂部品、四輪車用シート・内装品を製造し、ホンダ向けが売上の大部分を占める。2026年3月期の事業別売上では四輪事業が92.6%、二輪事業が2.0%、その他が5.4%であった。ホンダとの関係は創業時から続き、同社の完成車生産に合わせて世界各地に工場を設立してきた。中期経営計画ではホンダ向けシートシェアの向上が重点戦略の一つに掲げられ、依存関係をより強固にする方針である。また、ホンダ以外の自動車メーカーへの拡販も進めており、インドではマルチ・スズキ向けに合弁会社を設立するなど、顧客基盤の多角化を図っている。2026年3月期の売上収益は4423億円と前期比4.0%減となったが、これは主にホンダ向けの減産影響による。営業利益は103億円と同37.2%減である。

世界4地域に広がる生産拠点と現地化戦略

テイ・エス テックは日本、米州、中国、アジア・欧州の4地域に49社の関係会社を擁する。米州が最大の売上地域で、2026年3月期のセグメント売上は米州2613億円、日本1121億円、中国561億円、アジア・欧州424億円である。1977年の米国ネブラスカ州進出を皮切りに、フィリピン、タイ、カナダ、ブラジル、インド、中国、メキシコなどに生産拠点を設立。近年はインドのマンダル工場やポーランド工場を新設し、グローバルな供給網を構築している。各地域の工場は主要顧客であるホンダの現地生産拠点に近接して立地することが多い。また、中国では広州、武漢、重慶などに合弁会社を持ち、内需向けと輸出向けの両方を手がける。アジア・欧州地域ではインドに3社、タイに3社、フィリピンに2社を保有し、二輪車と四輪車の両方に対応する。

売上高約4600億円、減収減益が続く収益構造

2025年3月期の連結売上収益は4605億円、営業利益164億円、親会社帰属当期利益86億円であった。2026年3月期は減収減益となり、売上収益4423億円、営業利益103億円、当期利益71億円と予想を下回った。過去10年間の売上高は3500億円から4800億円の範囲で推移し、営業利益率は低い水準にある。2026年3月期の営業利益率は2.3%である。企業は第16次中期経営計画で営業利益率5.0%を目標に掲げ、収益力の改善を目指している。減益の主因は、主要顧客の減産とインフレによる製造コスト上昇である。地域別では米州の営業利益が14億円と前期から46億円減少したことが響いた。日本はロイヤリティ収入減少で減益、中国は減収影響で減益、アジア・欧州は損失幅縮小ながらも赤字が続いている。2026年3月期のセグメント営業利益は日本96億円、米州14億円、中国67億円、アジア・欧州△4億円である。

二輪・四輪車シートに特化した製品ポートフォリオ

製品は二輪車用シート・樹脂部品と四輪車用シート・内装品に大別される。2026年3月期の事業別売上構成は、四輪車用シートが84.4%と最も多く、四輪車用内装品が8.2%、二輪車用シート・樹脂部品が2.0%、その他が5.4%である。二輪車用ではオートバイのシートのほか、カウルやフェンダーなどの樹脂外装部品を手がける。四輪車用ではシートに加えてドアトリムやインストルメントパネルなどの内装品も製造し、車室内空間の一部を提供している。四輪車用シートは売上の約85%を占め、ホンダの主力車種に採用されている。シートの設計・製造には長年のノウハウがあり、安全性と快適性の両立を追求している。また、内装品では意匠性と機能性を兼ね備えた部品を供給する。二輪事業は売上比率は低いものの、創業からのルーツであり、現在もホンダの二輪車に幅広く採用されている。

業界の中での役割は自動車部品サプライヤー(シート、内装品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,423億円
営業利益
103億円
営業利益率
2.3%
純利益
71億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車(二輪・四輪)主力

二輪車用シート・樹脂部品、四輪車用シート・内装品を世界4地域(日本、米州、中国、アジア・欧州)で製造販売。本田技研工業との関係が強固。

主要顧客本田技研工業株式会社

主な製品・サービス4
二輪車用シート
オートバイの乗員が座るためのシート。
二輪車用樹脂部品
カウル、フェンダーなどの樹脂製外装部品。
四輪車用シート
自動車の乗員用シート。
四輪車用内装品
ドアトリム、インストルメントパネルなどの室内装飾部品。

製品と技術

四輪車用シートの設計・製造と品質管理

四輪車用シートは売上の84.4%を占める主力製品である。シートは安全性と快適性の両立が求められ、衝突時の乗員保護や長時間の運転疲労軽減のための設計が行われる。シートフレーム、パッド、トリムカバーなど多くの部品から構成され、同社はこれらを一貫して設計・製造する。シートアッセンブリとして完成車メーカーに納入され、ホンダの多くの車種に採用されている。技術センターでは、振動試験や衝撃試験などの評価を行い、品質向上に努めている。取引先の大半がホンダであるため、ホンダの品質基準に合わせた生産管理が徹底されている。また、軽量化やリサイクル材の使用など、環境対応も進めている。シートの生産工程では、縫製、発泡、組立など多くの工程があり、自動化と手作業を組み合わせている。内装品と組み合わせて車室内空間全体を提案する能力も強みの一つである。2026年3月期の四輪車用シートの売上高は3732億円に達した。シート事業は同社の収益の根幹をなす。同社はシートだけでなく、内装品も手がけることで、インテリア全体のコーディネートを可能にしている。

二輪車用シートと樹脂部品の製造技術

二輪車用シートは創業以来の製品であり、現在もホンダの二輪車に広く採用されている。シートにはライダーの体重を支えるクッション性と、雨天時の防水性が求められる。また、二輪車用樹脂部品として、カウル、フェンダー、燃料タンクカバーなどの外装部品も製造する。樹脂部品は射出成形で生産され、軽量かつ複雑な形状に対応する技術を持つ。二輪事業の売上比率は2.0%と小さいが、技術力の象徴として位置づけられる。二輪車用シートは四輪車用に比べて小型で形状が多様であり、多品種少量生産に対応する必要がある。樹脂部品では塗装やメッキなどの表面処理も行い、意匠性を高めている。二輪事業は長年の経験から、ゴムとの複合材料や表皮材の縫製技術など、独自のノウハウを蓄積している。ホンダの二輪車生産台数の変動の影響を受けるが、同社のブランド価値を支える重要な分野である。また、二輪車用のシートや外装部品は、四輪車用の技術にも応用されている。

四輪車用内装品の製品群と機能性

四輪車用内装品はドアトリム、インストルメントパネル、コンソールなど、車室内の装飾部品である。2026年3月期の売上高は361億円で、全社の8.2%を占める。内装品には意匠性に加え、遮音性、耐傷性、難燃性などの機能が求められる。同社はシートと内装品を同一の工場で生産することで、ロジスティクス効率を高めている。また、表面材の縫製や貼り付けなど、高度な技能を要する工程も含まれる。内装品は車種ごとにデザインが異なり、顧客の要求に応じて金型や加工方法を変える必要がある。近年は加飾技術やソフトパッド採用により、高級感を演出する部品も増えている。ドアトリムはドアの内側を覆う部品で、スイッチやスピーカーを内蔵する場合もある。インストルメントパネルはメータークラスターやエアコンの吹き出し口を一体化した大型部品である。これらの内装品は、シートと同様にホンダの車種に標準搭載されることが多い。同社は内装品においても、品質とコスト競争力を追求している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車シート大手、利益率低下懸念

テイ・エス テックは自動車用シートを主力とする部品メーカーで、業界内でトヨタ紡織に次ぐポジション。売上高は4417億円(24/3)から4423億円(26/3予想)と横ばいだが、営業利益率は3.56%から2.33%へ低下が見込まれ、収益性悪化が懸念される。同業ユニプレスやアクセルスペースHDと比較し、シート専業としての規模は大きいが、燃料費・人件費上昇や値引き圧力が課題。EV向け軽量シートなど技術開発が競争力の鍵。

強み

  • 自動車シート専業で国内トップクラスの売上高を誇り、量産効果が働く。
  • トヨタ自動車を主要顧客とし、安定した需要と協業関係を有する。
  • 世界各地に生産拠点を持ち、現地生産で為替リスクを軽減している。
  • 軽量化・安全性向上などシート技術で高い評価を得ており、EV対応も進める。

課題

  • 2025/3期3.56%から2026/3期2.33%へ低下見込み、コスト増加が響く。
  • 樹脂・鉄鋼等の原材料費やエネルギーコストの上昇が収益を圧迫。
  • 世界経済減速やEVシフトの遅れなど、需要変動リスクが大きい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がテイ・エス テック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16371椿本チエイン2,834億円9.0倍
26995東海理化電機製作所2,797億円9.0倍
38133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
45801古河電気工業2,651億円36.4倍
53186ネクステージ2,596億円14.5倍
67313テイ・エス テック2,296億円30.7倍
77296エフ・シー・シー2,212億円11.0倍
85393ニチアス2,105億円20.0倍
95186ニッタ1,947億円13.6倍
107220武蔵精密工業1,907億円151.5倍
116966三井ハイテック1,815億円53.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

二輪車シートから四輪へ、国内拠点の整備 (1954-1976)

1954年、帝都布帛工業のシート部として二輪車用シートの製造を開始。1960年に東京シート株式会社として分離独立し、朝霞工場を本拠地とする。1962年鈴鹿工場、1965年行田工場、1968年浜松工場を新設し、国内生産ネットワークを構築。1963年には四輪車用シートの製造に参入し、事業の多角化を進めた。1976年には熊本県に九州テイ・エスを設立し、国内の生産体制をさらに強化した。この期間中、ホンダの二輪車生産台数の増加に伴い、シート供給量も拡大。四輪シートの製造開始は、後の主力事業への成長の起点となった。九州工場の設立は、国内需要の増加とリスク分散の両方を目的としていた。また、この時期から樹脂部品の製造も手がけるようになり、二輪車の外装部品にも進出した。朝霞工場は本社機能も兼ね、現在も埼玉県朝霞市に所在する。行田工場は後に生産集約の中心拠点となる。

米州進出とグローバル化の始まり (1977-1997)

1977年、米国ネブラスカ州にTRI-CON INDUSTRIESを設立し、初の海外生産拠点を獲得。1986年にはオハイオ州にTS TRIM INDUSTRIESを設立し、北米での生産能力を拡大。1988年には栃木県に技術センターを新設し、開発機能を強化。1989年には資本金を47億円に増資。1990年代にはアジアへも進出し、1994年フィリピン、1995年タイ、1996年カナダ、1997年インドに相次いで子会社を設立。1997年10月、商号をテイ・エス テック株式会社に変更した。この時期、四輪車シートの受注拡大に伴い、海外での現地生産が不可欠となった。北米ではホンダの現地工場向けにシートを供給し、アジアでは二輪車用部品の生産を開始した。商号変更は、グローバル企業としてのブランド統一を目的とした。また、ブラジルやインドなどの新興市場にも進出し、将来の成長地域を開拓した。技術センターでは、シートの安全性や快適性に関する研究開発が行われ、後の製品開発の基盤となった。

中国・新興国市場への拡大と上場 (2000-2007)

2000年に米国アラバマ州にTS TECH ALABAMAを設立し、北米でのプレゼンスを強化。2001年には中国広東省に広州提愛思汽車内飾系統を合弁で設立し、中国市場に本格参入。2003年インドネシア、2005年武漢と中国での拠点を拡大。2007年2月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、資金調達力と知名度を向上。同年4月にはインディアナ州に、2008年にはインド・ラジャスタン州に新会社を設立した。中国ではホンダの現地合弁会社向けに四輪車用シートと内装品を供給し、生産台数の増加に対応。インドでは二輪車用部品の需要増に応え、現地子会社を複数設立した。上場により、IR活動を通じて企業情報の開示が進み、コーポレートガバナンスが強化された。また、インドの子会社はスズキ向けなどホンダ以外の顧客も開拓し、顧客基盤の多様化の一歩となった。2005年には武漢提愛思全興汽車零部件を設立し、中国中部での生産基盤を確保した。

リーマンショック後の事業再編と新興国深耕 (2008-2021)

2008年のリーマンショック後も海外展開を継続。2011年ドイツにヨーロッパ拠点を設立。2013年タイに2社、メキシコに1社を設立し、アジアと米州の生産ネットワークを拡充。2014年にはインドのグジャラート州とブラジルのミナスジェライス州に新工場を稼働。2015年フィリピンにビジネスサービス会社、バングラデシュに生産子会社を設立。2021年には米国テキサス州とメキシコに合弁会社、ポーランドに子会社を設立した。この期間、中国市場での販売が拡大する一方、タイやインドでは二輪車・四輪車両方の需要に応えた。メキシコ工場は北米向けの生産拠点として重要である。ポーランド進出は欧州市場への足掛かりとなる。2013年にはアジア地域統括会社としてTS TECH ASIANをタイに設立し、地域マネジメントを強化。2015年にはフィリピンにBPO子会社を設け、間接部門の効率化を図った。2021年のTSML INNOVATIONSは、米国テキサス州で新たな技術開発を目的とした合弁会社である。2026年3月期の日本売上比率は25.3%であり、グループの約4分の3は海外で稼ぎ出している。

プライム市場移行と新たな中期経営計画 (2022-現在)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。同年6月には中国重慶市に重慶提愛思汽車零部件を設立し、中国西部での事業を強化。2024年3月期から第15次中期経営計画を開始し、ESG経営を掲げたが、収益面では課題を残した。2027年3月期からの第16次中期計画では「“稼ぐ力”を取り戻す」を方針に、営業利益率5.0%達成を目標とする。また、インドのマルチ・スズキ向け合弁会社設立や、行田工場への生産集約など、構造改革を進めている。中国では新規顧客からの受注により新工場を稼働させた。2026年3月期の業績は減収減益となり、中期計画の達成にはハードルがあるが、原価低減や新技術投入により収益改善を目指す。本社所在地である埼玉県朝霞市の本社機能は維持しつつ、生産拠点の再編が進行中である。重慶拠点は中国内陸部の需要を取り込む戦略的な位置づけであり、同地域でのシェア拡大を狙う。第16次中期では、ホンダ向けシェア向上と戦略OEMへの拡販、魅力商品の投入、サプライチェーン構築を重点戦略に掲げている。創業70年を超え、二輪・四輪シートのグローバルメーカーとして次の成長段階を模索している。

年表40件を開く

1950年代

  • 1954年5月東京都中野区において帝都布帛工業株式会社シート部として二輪車用シートの製造を開始

1960年代

  • 1960年2月埼玉県朝霞市に帝都布帛工業株式会社シート部朝霞工場(現本社所在地)を新設
  • 1960年12月帝都布帛工業株式会社シート部のすべてを引継ぎ、東京シート株式会社として分離独立
  • 1962年3月三重県鈴鹿市に鈴鹿工場を新設
  • 1963年6月朝霞工場(現本社所在地)において四輪車用シートの製造を開始
  • 1965年10月埼玉県行田市に行田工場を新設
  • 1968年12月静岡県浜松市に浜北工場(現浜松工場)を新設

1970年代

  • 1976年1月熊本県菊池市に九州テイ・エス株式会社を設立(現連結子会社)
  • 1977年2月アメリカ ネブラスカ州にTRI-CON INDUSTRIES, LTD.を設立(現連結子会社)

1980年代

  • 1986年11月アメリカ オハイオ州にTS TRIM INDUSTRIES INC.を設立(現連結子会社)
  • 1988年11月栃木県塩谷郡高根沢町に技術センターを新設
  • 1989年2月資本金を47億円に増資

1990年代

  • 1994年9月フィリピン ラグナ州にTOKYO SEAT PHILIPPINES, INC.(現TS TECH TRIM PHILIPPINES, INC.)を設立(現連結子会社)
  • 1994年12月アメリカ オハイオ州にTS TECH USA CORPORATIONを設立(現連結子会社)
  • 1995年3月タイ アユタヤ県にTS TECH (THAILAND) CO.,LTD.を設立(現連結子会社)
  • 1995年5月アメリカ オハイオ州にTS TECH NORTH AMERICA, INC.(現TS TECH AMERICAS, INC.)を設立(現連結子会社)
  • 1996年4月カナダ オンタリオ州にTS TECH CANADA INC.を設立(現連結子会社)
  • 1996年10月ブラジル サンパウロ州にTS TECH DO BRASIL LTDA.を設立(現連結子会社)
  • 1997年2月インド ウッタル・プラデーシュ州にTS TECH SUN INDIA PRIVATE LIMITEDを設立(現連結子会社)
  • 1997年10月商号変更商号を東京シート株式会社からテイ・エス テック株式会社に変更

2000年代

  • 2000年6月アメリカ アラバマ州にTS TECH ALABAMA, LLC.を設立(現連結子会社)
  • 2001年7月中国 広東省に広州提愛思汽車内飾系統有限公司(合弁会社)を設立(現連結子会社)
  • 2003年2月インドネシア 西ジャワ州にPT. TS TECH INDONESIA(合弁会社)を設立(現連結子会社)
  • 2005年4月中国 湖北省に武漢提愛思全興汽車零部件有限公司(合弁会社)を設立(現連結子会社)
  • 2007年2月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2007年4月アメリカ インディアナ州にTS TECH INDIANA, LLCを設立(現連結子会社)
  • 2008年7月インド ラジャスタン州にTS TECH SUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITEDを設立(現連結子会社)

2010年代

  • 2011年6月ドイツ ヘッセン州にTS TECH DEUTSCHLAND GmbHを設立(現非連結子会社)
  • 2013年1月タイ バンコク都にTS TECH ASIAN CO.,LTD.を設立(現連結子会社)
  • 2013年4月メキシコ グアナファト州にTST MANUFACTURING DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.を設立(現連結子会社)
  • 2013年12月タイ プラチンブリ県にTS TECH (KABINBURI) CO.,LTD.を設立(現連結子会社)
  • 2014年6月インド グジャラート州にTS TECH (MANDAL) PRIVATE LIMITEDを設立(現連結子会社)
  • 2014年6月ブラジル ミナスジェライス州にTS TRIM BRASIL S/Aを設立(現連結子会社)
  • 2015年9月フィリピン マニラ首都圏にTS TECH BUSINESS SERVICES PHILIPPINES, INC.を設立(現非連結子会社)
  • 2015年12月バングラデシュ ナラヤンガンジ県にTS TECH BANGLADESH LIMITEDを設立(現非連結子会社)

2020年代

  • 2021年10月アメリカ テキサス州に TSML INNOVATIONS, LLC(合弁会社)を設立(現連結子会社)
  • 2021年11月メキシコ コアウイラ州に TS DE SAN PEDRO INDUSTRIES, S. DE R.L. DE C.V.(合弁会社)を設立(現連結子会社)
  • 2021年12月ポーランド シロンスク県に TS TECH Poland sp. z o.o. を設立(現連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年6月重慶提愛思汽車零部件有限公司を設立(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2029年3月期まで5.0%
  • DOE(株主資本配当率)3.5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    主要顧客ホンダ向けシートシェア向上

    創業以来の主要顧客であるホンダとの強固な関係を基盤に、既存商権の確実な受注と新商権の拡販により、ホンダ向けシートのシェアをさらに高める。開発初期段階からの共創や地域連携を活用する。

  2. 02

    戦略OEMへの拡販強化

    新たな顧客獲得を急務とし、受注可能性の高い自動車メーカーを「戦略OEM」と位置付けて積極的な営業を展開。世界各国の開発拠点が連携し、地域ごとのニーズに合わせた営業活動で拡販を図る。

  3. 03

    魅力商品・新技術の投入

    技術革新やライフスタイルの多様化をチャンスと捉え、パートナー企業と連携しキャビン全体をコーディネート。DXで開発スピードを加速し、各地域のニーズに基づく新技術を創出、量産車への早期採用を目指す。

  4. 04

    持続可能なサプライチェーン構築

    競争力ある価格で安定的に部品を供給するため、現地ローカルサプライヤーの採用拡大による原価低減や調達構造の再編を推進。収益性と安定性を両立し、調達リスク抑制や環境負荷低減にも配慮する。

  5. 05

    高効率生産体制の強化

    生産変動に柔軟に対応し安定収益を創出するため、自動化推進、物流効率化、間接領域のスリム化を実施。各拠点の弱点を分析し効果的な改善を展開、生産体質の高位平準化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で13,558人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、9期前と比べて+10.2%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は17.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月16,335
2018年3月17,014
2019年3月70739.316.216,859
2020年3月69939.616.515,960
2021年3月68040.317.115,444
2022年3月68340.817.614,308
2023年3月69741.017.915,172
2024年3月72541.017.714,719
2025年3月75941.117.514,163116
2026年3月78041.417.613,55876

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社39(国内 15 / 海外 24、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉工場 — 埼玉県行田市 他7,378百万円
日本
技術センター — 栃木県塩谷郡 高根沢町5,844百万円
日本
中国 — 広州提愛思汽車 内飾系統有限公司(中国 広東省)5,733百万円
米州 — TS TECH USA CORPORATION (アメリカ オハイオ州)4,883百万円
米州 — TS TECH INDIANA, LLC (アメリカ インディアナ州)4,423百万円
浜松工場 — 静岡県浜松市 浜名区4,038百万円
日本
鈴鹿工場 — 三重県鈴鹿市3,252百万円
日本
日本 — テイ・エス パーツ アンド サービス 株式会社(埼玉県加須市)3,219百万円
米州 — TS TECH CANADA INC. (カナダ オンタリオ州)2,982百万円
アジア・欧州 — TS TECH SUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITED (インド ラジャスタン州)2,914百万円
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    九州テイ・エス株式会社
    熊本県 菊池市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    テイ・エス パーツ アンド サービス株式会社
    埼玉県 加須市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社テイ・エス ロジスティクス
    埼玉県 行田市 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 国内
    株式会社ホンダカーズ埼玉北
    埼玉県 熊谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TRI-CON INDUSTRIES, LTD.
    アメリカ ネブラスカ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TS TRIM INDUSTRIES INC.
    アメリカ オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TS TECH USA CORPORATION
    アメリカ オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TS TECH AMERICAS, INC.
    アメリカ オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TS TECH ALABAMA, LLC.
    アメリカ アラバマ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TRIMOLD LLC
    アメリカ オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TS TECH INDIANA, LLC
    アメリカ インディアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TST NA TRIM, LLC.
    アメリカ テキサス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社27社を開く
  • TSML INNOVATIONS, LLCアメリカ テキサス州51%
  • TS TECH CANADA INC.カナダ オンタリオ州100%
  • TRIMONT MFG. INC.カナダ オンタリオ州100%
  • INDUSTRIAS TRI-CON DE MEXICO, S.A. DE C.V.メキシコ タマウリパス州100%
  • TST MANUFACTURING DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.メキシコ グアナフアト州100%
  • TS DE SAN PEDRO INDUSTRIES, S. DE R.L. DE C.V.メキシコ コアウイラ州51%
  • TS TECH DO BRASIL LTDA.ブラジル サンパウロ州100%
  • TS TRIM BRASIL S/Aブラジル ミナスジェライス州100%
  • 広州提愛思汽車内飾系統 有限公司中国 広東省52%
  • 寧波提愛思汽車内飾有限公司中国 浙江省100%
  • 広州徳愛康紡績内飾製品 有限公司中国 広東省52%
  • 武漢提愛思全興汽車零部件 有限公司中国 湖北省60%
  • 重慶提愛思汽車零部件有限公司中国 重慶市65%
  • TS TECH (HONG KONG) CO., LTD.中国 香港100%
  • TS TECH TRIM PHILIPPINES, INC.フィリピン ラグナ州100%
  • PT. TS TECH INDONESIAインドネシア 西ジャワ州90%
  • TS TECH (THAILAND) CO., LTD.タイ サラブリ県85%
  • TS TECH (KABINBURI) CO., LTD.タイ プラチンブリ県100%
  • TS TECH ASIAN CO., LTD.タイ バンコク都100%
  • TS TECH SUN INDIA PRIVATE LIMITEDインド ラジャスタン州100%
  • TS TECH SUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITEDインド ラジャスタン州100%
  • TS TECH (MANDAL) PRIVATE LIMITEDインド グジャラート州100%
  • TS TECH Poland sp. z o.o.ポーランド シロンスク県100%
  • 株式会社今仙電機製作所愛知県 犬山市38%
  • 広州広愛興汽車零部件有限公司中国 広東省36%
  • LAGUNA TS LAND, INC.フィリピン ラグナ州40%
  • 本田技研工業株式会社東京都 港区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,423億円営業利益103億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.0%、利益が-37.2%。

売上高
-4.0%
4,423億円
営業利益
-37.2%
103億円
純利益
-17.4%
71億円
営業利益率
2.3%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,400億円4,423億円
営業利益130億円103億円
純利益80億円71億円
1株あたり配当¥92¥92

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,128億円、営業利益は17億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.0%、営業利益は+1600.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,06718
2024年1Q93210.11
2024年2Q1,091504.629
2024年3Q1,272897.064
2024年4Q1,1228
2025年2Q2,227673.045
2025年4Q2,378974.141
2026年2Q2,071271.313
2026年4Q2,352763.258
2027年1Q1,128171.516

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,593億円から4,423億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
タイ バンコク都にTS TECH ASIAN CO.,LTD.を設立(現連結子会社)
2013年3月3,593272157
インド グジャラート州にTS TECH (MANDAL) PRIVATE LIMITEDを設立(現連結子会社)
2014年3月4,571429239
フィリピン マニラ首都圏にTS TECH BUSINESS SERVICES PHILIPPINES, INC.を設立(現非連結子会社)
2015年3月4,223404226
2016年3月4,587397235
2017年3月4,258196
2018年3月4,795301
2019年3月4,121258
2020年3月3,597151
アメリカ テキサス州に TSML INNOVATIONS, LLC(合弁会社)を設立(現連結子会社)
2021年3月3,461207
重慶提愛思汽車零部件有限公司を設立(現連結子会社)
2022年3月3,500124
2023年3月4,09253
2024年3月4,417102
2025年3月4,6051643.686
2026年3月4,4231032.371

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,423億円のうち、営業利益として残るのは103億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は71億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.7%3,879億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%442億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%103億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
2.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが226億円、投資CFが−237億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は926億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月238−110−73128533
2014年3月436−182−89254765
2015年3月351−228−112123879
2016年3月475−253−123222904
2017年3月340−124−142216960
2018年3月484−127−1193571,188
2019年3月438−183−1642551,286
2020年3月442−54−1293881,496
2021年3月252−117−1461351,530
2022年3月200−172−236281,396
2023年3月304−210−189941,329
2024年3月377−87−1782901,508
2025年3月287−359−314−721,115
2026年3月226−237−227−11926

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,227億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,099億円で、自己資本比率は73.3%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,0771,37570259.2
2014年3月2,6461,70793957.3
2015年3月2,9691,9211,04864.7
2016年3月3,0391,9711,06864.8
2017年3月3,2222,1241,09865.9
2018年3月3,5192,3561,16366.9
2019年3月3,5832,5561,02771.3
2020年3月3,4182,54787174.5
2021年3月3,9052,7701,13570.9
2022年3月4,1602,9691,19171.4
2023年3月4,1622,9881,17471.8
2024年3月4,4623,2691,19373.3
2025年3月4,3243,0631,06770.8
2026年3月4,2273,09995173.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
926億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,462億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
951億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り82社中10位あたり、逆に低いのは売上成長率82社中73位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.3%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.3%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.0%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,852で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥1,852-1.1%1ヶ月+4.2%1年+2.7%時価総額2,296億円
過去52週の値幅
安値¥1,690高値¥2,018.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.7倍
PER (会社予想)27.0倍
PBR0.69倍
配当利回り4.97%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から上昇し、7月29日には1890円まで上昇し、年初来高値圏に迫った。その後は8月4日にかけて1778円へ調整したが、8月12日は1817.5円で終え、25日線(1790.3円)を約1.5%上回る。75日線(1772.93円)も上回っており、中期的なトレンドは上向き。52週高値2018.5円からは約10.0%安いが、52週安値1690円からは約7.5%高く、レンジ内での推移。RSIは55.41と中立よりやや強く、上昇余地を残す。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは30.07倍と業界平均16.8倍を大幅に上回り割高感があるが、PBRは0.68倍と業界平均1.12倍を大きく下回り資産価値に対して割安。配当利回りは5.06%と業界平均3.18%を上回り株主還元が厚い。一方ROEは2.3%と低く、収益性が課題で成長性には疑問が残る。割安だが収益力の改善が乏しく、配当は高いものの業績の伸び悩みが懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)30.7倍16.3倍
PER (予想)27.0倍
PBR0.69倍1.12倍
ROE2.3%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、主要顧客であるホンダの業績動向と、自動車・二輪車の電動化が同社の事業に与える影響だ。強気派は、売上高が4000億円超と規模が大きく、円安や需要回復で収益が拡大傾向にあること、電動化・軽量化技術の開発を進め成長が期待できる点を挙げる。弱気派は、営業利益率が3%程度と低く、ホンダへの依存度が高いことから、顧客の生産調整や電動化への適応遅れがあれば業績が悪化するリスクを指摘する。また、ROEが2%台と低く、資本効率の改善が課題とみる。

プラスに働く材料7
  • 規模と取引基盤

    売上高4000億円超、ホンダとの長期取引により安定した受注基盤を持つ

  • 電動化技術の開発

    軽量化や電動化対応部品の開発を進め、新たな需要を取り込む可能性

  • 円安の追い風

    円安により海外売上の円換算額が増加し、収益を押し上げる

  • PBR0.68倍と純資産割れの株価不定影響

    PBR0.68倍は純資産に比べ株価が3割安。自己資本が時価総額の約1.47倍あり、下値が堅い。

  • 配当利回り5.08%の高配当継続影響

    減益でも5.08%の利回りを維持できれば、配当目的の投資家が売りにくい。

  • 外国人持ち株比率14.66%と相対的に高水準次回株主総会影響

    外国人持ち株比率14.66%は高く、株主提案や資本効率改善の動きが出やすい。

  • 財務の厚みで減益でも安定感通年影響

    PBR0.68倍は純資産超過を意味し、26年3月期に減益でも倒産リスクは低い。

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率3%前後と低水準で、価格競争やコスト高に弱い

  • 顧客依存リスク

    ホンダ向け売上比率が高く、同社の生産動向に業績が左右される

  • 資本効率の低さ

    ROEが2%台と低く、株主還元や成長投資のバランスに課題

  • 営業利益37%減という大幅な減益計画通年影響

    26年3月期営業利益103億円は前期164億円から61億円減。減益率37%は株価に強い下押し圧力。

  • ROE2.3%の低資本効率継続影響

    ROE2.3%は資本コストを下回り、PBR0.68倍の低評価が正当化される。

  • 予想PER26.4倍という割高感通年影響

    26年3月期予想純利益71億円に対する予想PER26.4倍。利益が減る局面ではPER低下が株価重しとなる。

  • 売上高は前期比4%減の4423億円計画2026年下期影響

    26年3月期売上高4423億円は前期4605億円から182億円減。減収が続くと営業利益も下振れしやすい。

次の決算で確かめる点
ホンダ向け売上比率
主要顧客への依存度と受注変動の影響を測るため
営業利益率
収益性の改善・悪化の兆候を確認する
電動化関連売上
新製品の市場浸透と成長への寄与を評価するため
設備投資額
将来の成長に向けた投資姿勢と資源配分を判断する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり92で、前期から+8.4%いまの株価に対する利回りは4.97%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥92
1株あたり
配当利回り
4.97%
いまの株価に対して
配当性向
51.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3554.0
2018年3月4014.331.4
2019年3月425.037.7
2020年3月432.442.5
2021年3月454.737.0
2022年3月5420.035.4
2023年3月6316.759.7
2024年3月7315.961.1
2025年3月8313.7145.7
2026年3月908.451.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥92

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ55,348人。区分でいちばん多いのは事業法人29.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.0%を占め、残る42.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人27.928.428.428.524.829.9
金融機関34.734.334.131.231.428.1
個人・その他9.612.115.917.327.326.2
外国法人26.423.620.520.415.414.6
自己株式1.12.26.16.112.35.6
証券会社1.51.61.12.61.11.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01本田技研工業株式会社20.66
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.02
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.42
04オカモト株式会社3.71
05株式会社SMBC信託銀行(株式会社三井住友銀行退職給付信託口)3.55
06住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.13
07株式会社三菱UFJ銀行2.13
08日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社))2.08
09三井住友海上火災保険株式会社1.98
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−74%、1株純資産は14期で+47%。直近期のROEは2.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2321,80914.111.653.1
2014年3月3512,23017.48.941.8
2015年3月3322,82512.89.841.6
2016年3月3462,89812.17.639.3
2017年3月1441,5629.610.454.0
2018年3月2211,73213.49.531.4
2019年3月1891,88010.58.437.7
2020年3月1111,8735.911.542.5
2021年3月1532,0637.810.837.0
2022年3月932,2354.314.935.4
2023年3月412,3431.840.659.7
2024年3月802,5643.325.161.1
2025年3月712,5682.723.8145.7
2026年3月602,6562.329.451.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
鳥羽英二代表取締役 社長57
保田真成代表取締役67
宗村聡取締役 専務執行役員63
須﨑康清取締役 専務執行役員60
内藤浩取締役 常務執行役員59
松下香織取締役67
和田浩美取締役66
有賀義和取締役 監査等委員(常勤)61
林肇取締役 監査等委員68
中田朋子取締役 監査等委員54
内藤憲一取締役 監査等委員67
大竹茂和取締役 執行役員53
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
阿久津武志取締役 執行役員51
平野哲取締役 執行役員55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6166543625743
社外取締役6575710
取締役(社内)2393920

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,446字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当グループは、当社及び国内外49社の関係会社により構成され、セグメント別には、日本、米州、中国、アジア・欧州の4地域からなっています。また、その他の関係会社である本田技研工業株式会社とは、事業上、継続的で緊密な関係にあります。 当グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。 (日本) 主に二輪車用シート及び樹脂部品等、四輪車用シート及び内装品等の製造販売等を行っています。 <主な関係会社> 当社、九州テイ・エス株式会社、テイ・エス パーツ アンド サービス株式会社、株式会社テイ・エス ロジスティクス、株式会社ホンダカーズ埼玉北、株式会社今仙電機製作所 2025年4月1日付で、連結子会社であるテイ・エス パーツ アンド サービス株式会社を存続会社、連結子会社であるサン化学工業株式会社を消滅会社とする吸収合併を行っております。 (米州) 主に二輪車用シート及び樹脂部品等、四輪車用シート及び内装品等の製造販売等を行っています。 <主な関係会社> TRI-CON INDUSTRIES, LTD.、TS TRIM INDUSTRIES INC.、TS TECH USA CORPORATION、TS TECH AMERICAS, INC.、TS TECH ALABAMA, LLC.、TRIMOLD LLC、TS TECH INDIANA, LLC、TST NA TRIM, LLC.、TSML INNOVATIONS, LLC、TS TECH CANADA INC.、TRIMONT MFG. INC.、INDUSTRIAS TRI-CON DE MEXICO, S.A. DE C.V.、TST MANUFACTURING DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V.、TS DE SAN PEDRO INDUSTRIES, S. DE R.L. DE C.V.、TS TECH DO BRASIL LTDA.、TS TRIM BRASIL S/A (中国) 主に四輪車用シート及び内装品等の製造販売等を行っています。 <主な関係会社> 広州提愛思汽車内飾系統有限公司、寧波提愛思汽車内飾有限公司、広州徳愛康紡績内飾製品有限公司、 武漢提愛思全興汽車零部件有限公司、重慶提愛思汽車零部件有限公司、TS TECH (HONG KONG) CO.,LTD.、広州広愛興汽車零部件有限公司 非連結子会社であった重慶提愛思汽車零部件有限公司を、当連結会計年度より連結範囲に含めております。 (アジア・欧州) 主に二輪車用シート及び樹脂部品等、四輪車用シート及び内装品等の製造販売等を行っています。 <主な関係会社> TS TECH TRIM PHILIPPINES, INC.、PT. TS TECH INDONESIA、TS TECH (THAILAND) CO.,LTD.、TS TECH (KABINBURI) CO.,LTD.、TS TECH ASIAN CO.,LTD.、TS TECH SUN INDIA PRIVATE LIMITED、TS TECH SUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITED、TS TECH (MANDAL) PRIVATE LIMITED、TS TECH Poland sp. z o.o.、LAGUNA TS LAND, INC. 事業の系統図は、次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,270字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本項には将来に関する事項が含まれていますが、当連結会計年度末現在において、当グループが判断したものです。 (1) 経営基本方針 当グループは「人材重視」「喜ばれる企業」を経営理念としています。 「人材重視」とは、「人こそ企業の決め手」と考え、働く者全てが「夢」と「情熱」をもって活き活きと働くことができる企業でありたいという私たちの想いを表しています。また、経営理念には、安全性のみならず、快適さや感動を与えられる製品を車室内空間(キャビン)全体で提供し、社会と共に持続的な成長を続けていくことで、全てのステークホルダーから「喜ばれる企業」であり続けるという強い意思が込められています。 経営理念はTSフィロソフィーとしてグループ全体に共有され、社員一人ひとりが実践していくことで、企業価値の向上に努めています。 (2) 中長期経営計画 当グループはこれまで蓄積してきたシート・内装品に関する多岐にわたる技術を礎に、変化する市場環境の中でさらなる事業成長を遂げるため、個々の製品提供にとどまらず、車室内空間全体として安心・安全・快適な“キャビン”を提供できる企業へ変革すべく、2030年ビジョンに「Innovative quality company -新たな価値を創造し続ける-」を掲げています。 このビジョンの実現に向け、第15次中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期、以下「第15次中期」)では、「ESG経営の実現」を経営方針とし、「成長戦略」「地域戦略」「機能戦略」からなる重点戦略を推進してきました。しかしながら、生産台数の減少に加え、原材料価格の高騰や労務費の上昇など、厳しい事業環境の影響を受け、収益面では課題を残す結果となりました。 一方で、開発技術、調達、生産など各機能領域における競争力の強化は着実に進展しており、事業基盤の質的向上という面では将来の成長や収益力向上に資する成果が得られました。このことから、第15次中期で推進してきた戦略の方向性については、概ね適切であったと評価しています。 こうした課題と成果を踏まえ、第16次中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期、以下「第16次中期」)においては、「“稼ぐ力”を取り戻す」を経営方針に掲げ、「成長戦略」と「機能戦略」からなる5つの重点戦略に取り組みます。第16次中期は、売上拡大と収益構造改革を通じて収益力を高め、将来的に業界トップ水準の営業利益率を実現するための基盤を固める期間と位置付け、第16次中期末時点で営業利益率5.0%の達成を目指します。 さらに、重点戦略の推進にあたっては、刻々と変化する情勢を見極めて成長機会を確実に捉えるとともに、必要に応じて負債性資金を活用しながら、研究開発や企業体質の強化に向けた投資を戦略的に実行していきます。これにより、稼ぐ力を取り戻しつつ資本効率の改善を図り、安定的な株主還元を継続することで、より一層の企業価値向上につなげていきます。 <第16次中期経営計画>(2027年3月期~2029年3月期) (3) 対処すべき課題(重点取り組み) ① 成長戦略 1) 主要顧客の目標商権獲得 当グループは、創業時より本田技研工業グループ(以下、ホンダ)を主要顧客とし、お客さまと共に着実な成長を遂げてきました。こうした経緯から、ホンダビジネスが最も重要な事業基盤であることは現在も変わりはなく、第16次中期においてもホンダビジネスのさらなる拡大を図り、ホンダ向けシートシェア向上に取り組んでいきます。 シェアの向上には、既存商権の確実な受注と新商権による拡販が不可欠です。激変する自動車業界の環境下においても、開発初期段階からのお客さまとの魅力商品の共創や、地域・機能本部の連携、さらに地域特性を活かした受注活動を通じて一層のシェア向上を目指します。 2) 戦略OEM※への拡販に向けた受注活動強化 ホンダビジネスにおいて盤石な事業基盤を固めてきた一方で、中国自動車メーカーの躍進や市場構造の変化を背景に、多くの自動車メーカーが事業戦略の再構築を迫られるなど、事業環境は急激に変化しています。こうした状況の下、収益減少リスクを減らし、さらなる事業成長を遂げるためには、新たなお客さまの獲得とその商権拡大が急務です。 全世界のお客さまをターゲットとしつつも、これまで構築してきた関係性やパートナー企業との連携によるリソースを最大限に活用し、受注の可能性が見込めるお客さまを“戦略OEM”と位置付け、積極的な営業活動を展開していきます。併せて、世界各国の開発拠点の連携を一層強化し、各地域でお客さまごとのニーズを的確に捉えた開発・営業活動により、さらなる拡販を図っていきます。 ※自動車メーカー ② 機能戦略 1) 魅力商品・新技術投入 技術革新やライフスタイルの多様化が進み、自動車、そして車室内に求められる価値は大きく変化しています。当グループはこうした変化をビジネスチャンスと捉え、さらなる事業成長を遂げるため、パートナー企業と連携しながらキャビン全体をコーディネートし、お客さまやユーザーの期待を超える新たな価値を提案していきます。 こうした価値提案を具現化するため、DX推進により開発全体のスピードを速めつつ、各国・各地域ごとの自動車や車室内のニーズをより深く研究しながら、お客さまに価値を実感いただける新技術の創出を進めるとともに、先行開発を通じた量産車への早期採用を目指します。 2) 持続可能なサプライチェーンの構築 自動車業界を取り巻く環境が著しく変化し、競争が一層激化する中、さらなる商権獲得と利益の創出に向けては、多岐にわたる部品を競争力ある価格で安定的に供給できるサプライチェーンの確立が必要不可欠です。その実現に向け、現地ローカルサプライヤーの採用拡大による原価低減や、抜本的な調達構造再編による新たな付加価値の創出等に取り組みます。さらに、調達リスクの抑制や環境負荷低減にも配慮しながら、収益性と安定性を兼ね備えた持続可能なサプライチェーンの構築を目指します。 3) 高効率生産体制の強化 サプライチェーンの混乱や市場ニーズの急激な変化に伴う生産変動にも柔軟に対応し、安定的に利益を創出していくためには、開発から生産まで一貫した高品質なモノづくりはもとより、あらゆるロスを最小化する高い生産性と競争力を維持できる生産体質の構築が急務です。その実現に向けて、世界各地で生産や検査工程の自動化推進、物流の高効率化、間接領域のスリム化等に取り組んでいます。 加えて、各生産拠点ごとの現状分析をより詳細に行い、弱点領域を見定めながら効果的に改善活動を展開し、その成果を各地域で展開していくことで、生産体質の高位平準化を図っていきます。 ④ 資本効率の向上 当グループは、盤石な財務基盤を持つ一方、これまでに積み上げた資本をいかに効率的に活用していくかが重要な課題であると捉えています。また近年においては、営業キャッシュフローを改善する必要性が高まっており、財務安全性は維持しつつ、必要に応じて負債性資金も活用しながら、重点戦略に基づく積極的な成長投資を行っていきます。 第15次中期末時点(2026年3月期)での当グループの資本コストは7.0~7.5%と認識している一方、ROEは2.3%にとどまっており、資本コストを下回る水準にあります。そのため、第16次中期では、5つの重点戦略と財務戦略を確実に遂行することで収益力を高め、ROEの改善を通じた資本効率の向上を図っていきます。 これらに加えて、第16次中期は、株主還元方針として「業績に左右されない、継続的かつ安定的な還元の実施」を基本方針とし、「DOE※3.5%以上」を指標として株主還元を行っていきます。今後も、成長投資による持続的成長とステークホルダーの皆さまの期待に応える株主還元の両立を通じて、さらなる企業価値向上を目指します。 ※ DOE(株主資本配当率)=配当総額÷株主資本(親会社の所有者に帰属する持分) <企業価値向上に向けたROE改善> ⑤ サステナビリティ取り組みの強化 当グループが持続的な成長を遂げていくためには、企業としての社会的責任を積極的に果たし、事業活動を通じて社会課題に取り組んでいくことが不可欠です。 そのため、持続可能な社会の実現に向けて「当グループ」と「ステークホルダー」にとっての重要性の両軸から、優先的に取り組んでいくべきマテリアリティ(重要課題)を特定し、中長期的な視点で目標を設定しています。そして、年3回実施しているサステナビリティ委員会にて進捗を計り、必要に応じて、企業として目指す姿とのギャップを解消するべく、社内外の環境変化などを再評価し、KPIの見直しを行っています。 社会領域では、お客さまからの信頼獲得こそが重要であると考え、「製品品質の向上」に関するKPIを「顧客品質満足度『Aランク』率」へと見直すとともに、新製品の品質検証や社内品質体質の強化に取り組みました。 環境領域においては、省エネルギー施策のグループ全体への水平展開や、再生可能エネルギーの導入拡大に取り組みました。また、世界各地域でグループ各社とその社員等が参加して推進する生態系保全活動に加えて、より大規模な保全活動を支援する取り組みの一つとして、マッチングギフトという仕組みを活用した自然保護団体への寄付制度「テイ・エス テック基金」を運営しています。実際の活動への参加や基金による支援等を通じて、社員と会社が一体となり、サステナビリティ意識のさらなる醸成につなげています。 企業基盤領域では、多様な人材の確保や育成はもちろん、社員のエンゲージメント向上に向けた取り組みを強化しています。毎年実施しているエンゲージメント調査を活用し、各機能本部の責任者が認識する課題や解決に向けた施策を経営陣と共有することで、現場任せで終わらせることなく、効果的な施策につなげています。 引き続き、持続可能な社会の実現に向けて、第16次中期はマテリアリティへの取り組みをさらに加速していきます。特定したマテリアリティ及びKPIについては、「第2 事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組(2)戦略並びに指標及び目標」に記載のとおりです。
事業等のリスク5,202字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、別途記載がない限り、当連結会計年度末現在において、当グループが判断したものです。 (1) 製品製造・販売に関するリスク ① 本田技研工業株式会社及びそのグループ会社に対する販売依存度について 当グループの連結売上収益に占める本田技研工業株式会社及び同社関係会社(以下、同社グループ)に対する比率は86.4%(同社グループの取引先への売上収益を含めた最終販売先が同社グループとなる売上収益の比率は89.0%)に達しています。従って、同社グループの事業戦略や購買方針の変更、同社グループにおける生産調整、特定車種の生産拠点移管、生産拠点再編成、当グループの製品を採用した車種の販売開始時期の変更や販売動向、同社グループ及び同社グループ取引先におけるリコールやその他重大な問題による販売動向への影響等は、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当グループは、魅力商品創出による顧客満足度の向上や、開発初期段階からの同社グループとの商品共創を通じ、同社グループ向けビジネスの維持・拡大を図るとともに、当該リスクの低減とさらなる事業成長に向け、同社グループ以外の顧客獲得に向けて設立された事業開発本部の指揮の下、全世界のお客さまをターゲットとした戦略的な営業活動を展開し、新規顧客の獲得及び新規商権拡大に努めています。 ② 競合の状況について 新たな競合先の台頭や既存競合先の競争力向上により、市場におけるシェアが低下する可能性があります。 当グループは、あらゆる面での競争力向上施策に加え、キャビン全体をコーディネートし、顧客に新たな価値を提案できる企業を目指し、次世代技術開発をはじめ、独自技術のさらなる進化とともに、異業種とのコラボレーションやスタートアップ企業との連携によって、顧客の潜在ニーズを引き出す魅力ある商品の開発・新規顧客の獲得に取り組んでいます。 ③ 購買取引先の信用リスクについて 当グループは、主力製品の構造上、数多くの取引先から原材料・部品を調達しており、取引先における財務状況の悪化や経営破綻等が発生した場合には、サプライチェーンが寸断され、製品製造に遅れや停止が生じる可能性があります。 当該リスクに対しては、取引先の経営状態について定期的に確認を行い、取引先とともに財務体質の強化に取り組むほか、特定の取引先への依存度が高い部品を把握し、有事の代替策をあらかじめ策定しておく等、リスクの最小化に努めています。 ④ 製品の欠陥への対応について 当グループは、自動車部品の中でも乗員の身体に直接触れ、かつ保護する役割を持つ安全上重要な部品を製造しており、リコール等が発生した場合には、多額の賠償費用、製品保証引当金の計上や信用の低下等が発生する可能性があります。 当グループは、開発段階からの仕様品質の熟成や製造工程内品質保証体制の構築に努めるとともに、ISO9001/IATF16949等の国際標準規格に基づく品質マネジメントシステムを運用する等、製品欠陥の発生予防に努めています。また、製造物責任賠償に繋がるような製品欠陥の発生に備え、影響範囲を速やかに把握するトレーサビリティ(製造履歴の追跡)システムを導入する等、迅速な対応を可能とする品質管理体制の強化に努めています。 ⑤ 災害・事故・感染症・戦争・ストライキ等による事業活動への影響について 当グループの所在地において、大規模な地震等の自然災害及び感染症、戦争、テロ、ストライキ等により、物的、人的被害及びインフラの遮断等、操業を中断する事象が発生した場合、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、中東やロシア・ウクライナをめぐる情勢悪化による影響範囲が拡大した場合等には円滑な事業運営が困難になることも予想され、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当グループは、リスク抽出・検証、リスクへの対策内容の進捗確認と是正措置及び改善に取り組んでおります。重大な影響を与える事象が発生した場合、リスクマネジメントオフィサー指揮の下、当該リスクへの対策内容・対応検討指示を行います。 また、当該リスクが顕在化した場合に備え、継続的な事業を行うために留保すべき運転資金が定められた「安全資金ガイドライン」をグループ全体に適用する等、有事でも円滑な事業運営と雇用維持を可能とする資金管理体制の構築に努めています。 (2)国際情勢や経済動向等の外部経営環境に関するリスク ① 市場環境の変化について 当グループは、日本、北米、南米、中国、その他のアジア地域、欧州において事業を展開しています。これらの国々における経済の低迷や、自動車市場構造の変化、物価等の動向による消費者の購買意欲の低下は、二輪車及び四輪車等の販売減少につながり、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当グループでは、顧客の多様化を図るとともに、開発効率の向上、生産の自動化、サプライチェーンの再構築、管理体制の強化等、あらゆる角度から効率性の向上、原価低減に努めることで高収益体質づくりに取り組んでいます。 ② 原材料や調達部品の市況変動等の影響について 当グループの主要製品である四輪車用シートは、鋼材、樹脂材、ウレタン、表皮材等の原材料及び、機構部品等の調達部品で構成されており、これらを取り巻く規制の変化、調達先の減産、価格の市況変動等に起因して、当社が対応または吸収できない原材料や半導体等の調達部品の供給不足によるサプライチェーンの混乱、急激な価格上昇等が発生した場合には、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当グループは、原材料や部品の調達において、供給元との基本取引契約をベースに安定的な調達に努めるとともに、市況変動影響を取引価格へ機動的に反映できる取引形態を採用しています。 ③ 為替変動の影響について 当グループはグローバルに事業活動を展開しており、各国間で部品相互補完等のために行う外貨建取引において、為替変動の影響を受けます。 当グループは、主要通貨間における為替予約等の為替ヘッジ取引を行い、外貨建取引における為替相場の変動リスクを最小化しています。なお、当グループにとっての主要通貨はUSドル及び中国元であり、それらの平均為替レートは「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績」に記載しています。 (3)法的規制・訴訟に関するリスク ① 知的財産権保護について 当グループは、自社が製造する製品に関連した技術とノウハウを蓄積してきましたが、将来にわたって知的財産権が有効に活用できない可能性があります。さらに、知的財産権が違法に侵害される、または当グループの開発した製品・技術が第三者の知的財産権を侵害していると判断された場合、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当グループは、中長期的視点の知的財産戦略に基づき、知的財産ごとに独占化やライセンス化等の判断を行い、ノウハウの流出防止や、事業及び収益の拡大に努めています。また、知的財産部門が他社製品の構造を解析し、当社の知的財産権侵害がないかを随時確認するとともに、当社が他社の知的財産権を侵害しないよう、製品・技術開発に際しては先行調査を実施する等、十分な注意を払っています。 ② 訴訟等への対応について 当グループは、原材料・部品の調達や顧客への製品販売をはじめ、事業運営に必要な各種取引を行っていますが、取引条件の疑義から発生する訴訟等の法的手続きにおいて、当グループの主張が認められなかった場合には、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクに対しては、事業に関連する法規の制定・改正情報のタイムリーな把握や対応に努めるとともに、契約締結時の審査体制の整備や、弁護士等の専門家との連携を通じ、問題の未然防止に努めています。 ③ 国際的活動に潜在するリスクについて 当グループは、北米、南米、中国、その他のアジア地域、欧州に生産子会社を設立し、海外での事業展開に積極的に取り組んでおり、それらの拠点間における国際間取引は年々、複雑・多様化しています。予期しない法律・規制の制定及び変更等は、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、米国をはじめとする追加関税や輸出入規制の強化のほか、米中関係や中東をめぐる情勢変動による影響範囲が拡大した場合等には、広範なサプライチェーンへの影響が予測されます。 当該リスクに対しては、当社からグループ各社に重要な法規の制定・改正情報の配信を行うとともに、グループ各社で現地関係機関からの積極的な情報収集に努め、変化への円滑な対応を図っています。また、移転価格税制においては、取引規模の大きい日米間のグループ内取引について、両国税務当局間であらかじめ当グループ内における取引価格の設定等を事前承認するAPA(事前確認制度)を活用しています。さらに、当グループは各地域ごとのサプライチェーン体制を構築しており、業績への影響を最小化すべく取り組んでおりますが、今後大きな影響がある場合にはお客さまと緊密に連携していきます。 ④ 製品への法規制について 当グループは、事業を展開する各国において、自動車等に関する安全、環境等のさまざまな法的規制の適用を受けています。さらなる法的規制の強化または新たな規制の制定に際し、それらを遵守できなかった場合、当グループの事業活動を制限される可能性があります。また、これらの法的規制の強化または新たな規制の制定は、コスト増につながる可能性があります。 当グループは、常に自動車等に関連する最新の法規を把握し、これを遵守した事業活動を行っています。また、欧米を中心とする自動車の最新の法規動向を注視し、今後の法的規制にも対応が可能な開発体制を整えています。 (4)その他のリスク ① サステナビリティへの取り組みについて 当グループが持続的な成長を遂げるためには、企業としての社会的責任を積極的に果たし、事業活動を通じて社会課題に取り組んでいくことが不可欠です。また、サステナビリティへの取り組みの遅れや誤った対応が発生した場合、地域社会との関係性悪化や投資家や市場からの信頼を損ない、当グループのレピュテーションが低下することにより、株価の下落やビジネスチャンスを逃す可能性があります。 当グループは、刻々と変化する社会の期待に応えながら企業価値の最大化を図っていくために、社会・環境・企業基盤の各領域で優先的に取り組んでいくべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、中長期的な視点での目標実現に向けた諸施策への取り組みを加速させていきます。 ② 情報漏洩リスクについて 当グループは技術情報や従業員の個人情報、顧客から受け取ったさまざまな重要情報を保有しています。予期せぬ事態により機密情報の滅失、改ざんもしくは社外への漏洩が発生した場合には、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、損害賠償責任等が発生する可能性があります。 当グループは、これらの情報が外部へ流出することを防止するため、社内規程の整備や社員教育の徹底、セキュリティシステムやネットワーク監視体制の強化に取り組んでいます。また、各顧客からのセキュリティ要件を踏まえた環境整備や、対象拠点においてはTISAX(Trusted Information Security Assessment Exchange)※の認証を取得する等、情報管理の徹底に努めています。 ※自動車業界向けの情報セキュリティ基準であり、VDA(ドイツ自動車工業会:Verband der Automobilindustrie)が策定した、VDA情報セキュリティ評価基準(VDA ISA)に基づき、認証機関の審査を受ける制度。 ③ 退職給付債務について 当グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等の前提条件に基づいて算出しています。従って、実際の結果が前提条件と異なった場合、または前提条件が変更となった場合は、当グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当グループは、従業員の年金資産運用に際しては、適宜外部専門家の意見を得るほか、審議会等の機関を設置する等、各社で適切かつ慎重な審議を経て行っています。
経営成績の分析 (MD&A)5,005字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 (1) 経営成績 2026年3月期は、中国や東南アジア各国において中国自動車メーカーのシェア拡大を背景に市場構造の変化が加速したほか、米国では政策転換を受けて自動車メーカー各社がEV戦略の見直しを迫られるなど、事業環境の不透明感が高まりました。加えて、インフレによる製造コスト上昇も重なり、総じて自動車業界にとって厳しい状況となりました。 そのような中でも、当グループは、各地域における生産工程の自動化や物流改善、取引先と一体となった原価低減活動の推進、要員の適正化を含む諸経費の抑制等に取り組み、日本では、埼玉地区に複数あった生産拠点の行田工場への集約完了など、事業基盤の強化を図りました。また、将来の収益力強化に向けては、インドと中国において新規顧客から受注した四輪車用シートの立ち上げに伴い、新工場の稼働を開始しました。さらに、自動車需要の拡大が期待されるインド市場での事業拡大を見据え、マルチ・スズキ向け四輪車用シート等のメインサプライヤーであるKrishnaグループと、シート開発及び部品製造に関する合弁会社を設立するなど、成長投資を各地域で着実に進めました。 当連結会計年度における売上収益は、主要顧客向けの減産影響等により、4,423億16百万円と前連結会計年度に比べ181億97百万円(4.0%)の減収となりました。利益面では、さらなる原価低減に努めましたが、減収影響や主に米州における諸経費の増加等により、営業利益は103億25百万円と前連結会計年度に比べ61億3百万円(37.2%)の減益となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は71億34百万円と前連結会計年度に比べ14億96百万円(17.3%)の減益となりました。 USドル/円平均為替レート・・・前連結会計年度累計平均:152.6円⇒当連結会計年度累計平均:150.8円 中国元/円平均為替レート・・・前連結会計年度累計平均: 21.1円⇒当連結会計年度累計平均: 21.2円 セグメントごとの事業概況及び業績は次のとおりです。 (日本) (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比増減額   前期比増減率 売上収益   110,467   112,130   1,663   1.5   % 営業利益   10,359   9,626   △732   △7.1   % 前連結会計年度との主な増減理由 売上収益   機種構成の良化や主要顧客向けの増産効果等により微増となりました。 営業利益   増収効果はありましたが、ロイヤリティ収入の減少等により減益となりました。 (米州) (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比増減額   前期比増減率 売上収益   263,555   261,320   △2,234   △0.8   % 営業利益   6,111   1,466   △4,644   △76.0   % 前連結会計年度との主な増減理由 売上収益   金型売上の増加はありましたが、主要顧客向けの減産影響や為替影響等により微減となりました。 営業利益   減収影響や諸経費の増加等により減益となりました。 (中国) (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比増減額   前期比増減率 売上収益   70,814   56,150   △14,664   △20.7   % 営業利益   7,449   6,771   △677   △9.1   % 前連結会計年度との主な増減理由 売上収益   機種構成の変化や主要顧客向けの減産影響等により減収となりました。 営業利益   各種費用の抑制に努めましたが、減収影響等により減益となりました。 (アジア・欧州) (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比増減額   前期比増減率 売上収益   45,050   42,478   △2,572   △5.7   % 営業利益(△は損失)   △925   △466   458   -   % 前連結会計年度との主な増減理由 売上収益   主要顧客以外への売上増加はありましたが、主要顧客向けの減産影響等により減収となりました。 営業利益   減収影響はありましたが、前期減損損失の解消等により損失幅が縮小しました。 また、事業別の売上収益については下記のとおりです。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前期比増減額   前期比増減率 構成比       構成比 二輪事業   8,203   1.8   %   8,903   2.0   %   700   8.5   % 四輪事業   429,224   93.2   %   409,381   92.6   %   △19,843   △4.6   % (シート)   393,202   85.4   %   373,259   84.4   %   △19,942   △5.1   % (内装品)   36,021   7.8   %   36,121   8.2   %   99   0.3   % その他事業   23,086   5.0   %   24,032   5.4   %   945   4.1   % 合計   460,514   100.0   %   442,316   100.0   %   △18,197   △4.0   % ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 日本   88,426   0.2 米州   260,933   △0.7 中国   53,286   △21.5 アジア・欧州   39,125   △7.2 合計   441,771   △4.2 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しています。 2  金額は販売価格により算出しています。 3 上記の金額には、仕入実績が含まれています。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 日本   88,542   1.9   6,828   △3.8 米州   260,534   △1.4   22,987   △1.2 中国   53,557   △19.1   3,886   0.4 アジア・欧州   39,223   △7.7   3,267   2.4 合計   441,857   △3.9   36,970   △1.2 (注)  セグメント間取引については、相殺消去しています。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 日本   88,812   0.9 米州   260,815   △0.6 中国   53,541   △21.3 アジア・欧州   39,146   △7.1 合計   442,316   △4.0 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しています。 2  最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) Honda Development and Manufacturing of America, LLC   154,887   33.6   159,256   36.0 Honda Canada Inc.   69,996   15.2   64,889   14.7 本田技研工業株式会社   56,233   12.2   59,134   13.4 (2) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、4,227億9百万円と前連結会計年度末に比べ96億56百万円の減少となりました。これは、為替換算影響等による全般的な資産の増加はありましたが、自己株式の取得や配当金の支払等により現金及び現金同等物が減少したこと、及び主要顧客からの受注台数の減少等により営業債権及びその他の債権が減少したことが主な要因です。 (負債) 負債合計は、951億11百万円と前連結会計年度末に比べ115億68百万円の減少となりました。これは、為替換算影響等により全般的な負債の増加はありましたが、主要顧客からの受注台数の減少等により営業債務及びその他の債務が減少したことが主な要因です。 (資本) 資本合計は、3,275億98百万円と前連結会計年度末に比べ19億11百万円の増加となりました。これは、在外営業活動体の換算差額の増加等によりその他の資本の構成要素が増加したことが主な要因です。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度に比べ189億41百万円減少し、当連結会計年度末残高は926億2百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、226億7百万円と前連結会計年度に比べ61億6百万円の減少となりました。これは、営業債権及びその他の債権の増減額が38億46百万円の増加から102億9百万円の減少、及び棚卸資産の増減額が64億58百万円の増加から66百万円の減少となりましたが、営業債務及びその他の債務の増減額が100億54百万円の増加から93億41百万円の減少となったこと、及び日米間における移転価格の事前確認制度(APA)に関連した支出等により法人所得税等の支払額が46億91百万円の増加となったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、237億19百万円と前連結会計年度に比べ121億47百万円の減少となりました。これは、定期預金の預入及び払戻による純増減額が116億13百万円の支出から96百万円の支出となったこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は、227億16百万円と前連結会計年度に比べ87億26百万円の減少となりました。これは、自己株式の取得による支出が99億99百万円の減少となったこと等によるものです。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当グループの資金需要のうち主なものは、原材料の購入費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用、税金の支払い、新機種に対応する生産設備や金型投資等であり、主に営業活動から生み出されるキャッシュ・フローにより充当しています。また、想定される自然災害などのリスクに対応するための資金は、自己資金を基本としています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しています。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 ⑤連結財務諸表注記 2 連結財務諸表作成の基礎 (4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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