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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

KPPグループホールディングス

KPP GROUP HOLDINGS CO., LTD.9274 · Prime · 卸売業

王子製紙や日本製紙など大手製紙会社から紙を仕入れ、国内外に販売する紙卸商社。

概要

KPPグループホールディングスは、紙・板紙・パルプ・古紙の卸売事業を中核とする持株会社である。王子製紙や日本製紙などの大手メーカーから仕入れた製品を、北東アジア、欧州・米州、アジアパシフィックの各地域に販売する。2026年3月期の連結売上高は約6,504億円、従業員数は約6,024人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

地域別に展開する3つの事業セグメント

当社グループは、北東アジア、欧州/米州、アジアパシフィックの3地域を事業セグメントとし、さらに不動産賃貸事業を有する。北東アジアセグメントは日本・中国・台湾・韓国を対象とし、国際紙パルプ商事や大同紙販売などの国内子会社と現地法人で紙・板紙・パルプ・古紙を販売する。欧州/米州セグメントはAntalisグループを通じて紙・板紙・包装資材を供給し、2026年3月期の売上高は約2,990億円で全体の46%を占める。アジアパシフィックセグメントはSpicersグループなどでオセアニア・東南アジアに展開し、売上高は約647億円と全体の10%である。不動産賃貸事業は当社が保有する物件から約15億円の売上を計上する。地域ごとに異なる需要構造に対応し、全世界で111社の子会社が連携する。

低利益率の卸売業と成長投資の両立

卸売事業を主軸とするため、売上総利益率は約20%と安定しているが、販売費及び一般管理費が高く、2026年3月期の営業利益率は1.55%と低い。同期の営業利益は101億円、経常利益は62億円、当期純利益は56億円であった。収益基盤を強化するため、同社はM&Aを積極的に活用してきた。2019年にはSpicers Limited(オセアニア)、2020年にはAntalis S.A.S.(欧州)を買収し、2022年には王子ファイバーを取得した。これらの投資負担により有利子負債は増加したが、営業キャッシュ・フローは約198億円を確保し、財務健全性を維持している。政策保有株式の削減も進め、成長投資資金の原資としている。

持株会社体制と111社のグループ網

2022年10月、会社分割により持株会社体制へ移行し、商号をKPPグループホールディングスに変更した。事業会社として国際紙パルプ商事を新設し、グループの統括機能をホールディングスに集中させた。グループは連結子会社111社(国内15社、海外96社)と持分法適用関連会社7社で構成される。主要な海外子会社には、欧州でAntalis S.A.S.とその各国法人、オセアニアでSpicers LimitedとSpicers Australia Pty Ltd、アジアでKPP-ANTALIS (SINGAPORE) PTE. LTD.やDaiEi Papers Taiwan Co., Ltd.などがある。さらに2024年にはKPPアグリソリューションズを設立し、紙以外の事業領域への拡大を図っている。

業界の中での役割は紙・板紙・パルプ等の卸売業者(ペーパーマーチャント)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,504億円
営業利益
101億円
営業利益率
1.6%
純利益
56億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
欧州/米州2,990億円46.0%58億円1.9%
北東アジア2,852億円43.8%19億円0.7%
アジアパシフィック647億円9.9%28億円4.3%
不動産賃貸15億円0.2%6億円40.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01北東アジア(紙・板紙等)主力

日本・中国・台湾・韓国等において、王子製紙・日本製紙などから仕入れた紙・板紙・パルプ・古紙等を販売。国内子会社や現地法人を通じて顧客に供給。

主要顧客製紙メーカー、印刷会社、加工業者等

主な製品・サービス3
印刷用紙・情報用紙・包装用紙など、多種多様な紙製品。
板紙
段ボール原紙・白板紙など、包装・産業資材向けの厚紙。
パルプ・古紙
紙の原料となるパルプ及び再生紙原料。

02欧州/米州(紙・板紙等)主力

欧州・米州において、Antalisグループを通じて紙・板紙・包装資材等の販売を展開。現地法人が顧客に供給。

主要顧客欧米の印刷業者、包装加工業者等

主な製品・サービス2
印刷用紙・オフィス用紙等。
板紙・包装資材
段ボール原紙、包装用紙、包装材料等。

03アジアパシフィック(紙・板紙等)準主力

オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール等において、Spicersグループや現地法人を通じて紙・板紙等を販売。

主要顧客オセアニア・東南アジアの印刷業者等

主な製品・サービス2
印刷用紙・コピー用紙等。
板紙
包装向け板紙。

04不動産賃貸副次

当社が保有する不動産の賃貸を行う。

製品と技術

紙・板紙の卸売:広範な品揃えと安定供給

主力製品は印刷用紙、情報用紙、包装用紙などの紙類と、段ボール原紙や白板紙などの板紙である。2026年3月期の販売数量は紙が約159万トン、板紙が約77万トンに上る。売上金額では紙が約3,058億円、板紙が約898億円を占めた。王子製紙や日本製紙などの大手メーカーから仕入れ、印刷会社や加工業者に販売する。グラフィック用紙の需要がデジタル化で減少する一方、包装用紙や段ボール原紙は堅調であり、品種構成の変化に対応している。国内では国際紙パルプ商事が、海外ではAntalisやSpicersが販売を担う。

パルプ・古紙とリサイクル事業:原料調達の要

パルプと古紙は紙の原料として重要な商材である。2026年3月期の販売数量は約133万トン、売上金額は約425億円。古紙の回収・再資源化事業は、グループ会社の王子ファイバーやBMエコモが担い、循環型社会の実現に貢献する。パルプ・古紙の販売は、製紙メーカーへの原料供給だけでなく、環境意識の高まりを背景にグリーンビジネスとして位置づけられている。同社はこの分野を成長領域と位置づけ、リサイクルチェーンの強化を進めている。

包装資材とビジュアルコミュニケーション:成長分野への多角化

従来の紙卸売に加え、パッケージング事業とビジュアルコミュニケーション事業を拡大している。包装資材では段ボールケースや包装用フィルムなどを扱い、食品小売向けが好調である。ビジュアルコミュニケーションでは、看板用メディアやPOP用素材を提供し、 Antalisグループが欧州で強みを持つ。これらの分野はグラフィック用紙に比べ需要が底堅く、M&Aによって事業規模を拡大してきた。例えば2024年にはオーストラリアのSignetを買収し、包装事業を強化した。売上高に占める「その他」区分(主に包装・ビジュアル関連)は約1,904億円に達する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

紙・板紙卸売で国内大手、収益低調

KPPグループは紙・板紙・包装資材の卸売業で国内有数の規模を持つ。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と競合するが、売上高は最大級。しかし営業利益率は2%前後と低く、卸売業の中でも収益性が課題。グループ内に製造部門を持たず、仕入れ・販売の差益に依存する構造。

強み

  • 紙卸売でトップクラスの販売網を持ち、仕入れ交渉力や物流効率で優位。
  • 紙・板紙は生活必需品であり、景気変動の影響が比較的少ない。
  • 印刷・出版・包装など多業種の顧客を持ち、リスク分散が効く。
  • 複数の卸売子会社を統合し、仕入れ統合などコスト削減余地がある。

課題

  • 営業利益率が低く、コスト削減や付加価値向上が必要。
  • デジタル化で紙の需要が長期的に減少。需要開拓が急務。
  • パルプ価格やエネルギーコストの上昇が仕入れに影響する。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がKPPグループホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18075神鋼商事824億円9.9倍
27613シークス811億円19.4倍
37130ヤマエグループホールディングス805億円7.3倍
48065佐藤商事789億円11.7倍
56331三菱化工機750億円9.5倍
69274KPPグループホールディングス730億円12.4倍
78137サンワテクノス674億円19.8倍
87128ユニソルホールディングス661億円34.4倍
93153八洲電機649億円12.4倍
107508G‐7ホールディングス626億円13.0倍
117447ナガイレーベン604億円20.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

大阪で創業し九州へ拡大した1924年からの歩み

1924年11月、大阪に株式会社大同洋紙店が設立された。創業後まもなく京都・名古屋・東京に支店を開設し、1926年1月には九州洋紙を合併して九州支店を設けた。戦後の1948年6月には札幌出張所を開設し、北海道にも拠点を広げた。1968年5月に札幌出張所を支店に昇格させるとともに、同年9月には本店を東京に移転した。この時期までに日本国内の主要都市に販売網を整え、紙卸売業者としての基盤を固めた。

海外拠点の開設とアジアへの進出

1956年1月、シンガポール駐在員事務所を開設したのが海外進出の第一歩である。1970年4月にはジャカルタ駐在員事務所を開設し、東南アジアでの情報収集と販路開拓を進めた。1971年4月には海外法人DAIDO (AUSTRALASIA) PTY.LTD.(現DAIEI AUSTRALASIA PTY LTD)を設立し、オーストラリア市場に参入した。1976年12月には香港にTAI WING PAPERS (HONG KONG) LTD.を設立し、中国市場への足がかりとした。1982年7月には米国法人DaiEi Papers (USA) Corp.を設立し、北米にも進出した。1990年代にはシンガポール支店の開設やマニラ・バンコク駐在員事務所の設置を経て、アジア全域に拠点を拡大した。

国内合併で規模を拡大し国際紙パルプ商事へ

1973年3月、大同洋紙店は王子連合通商と合併し、商号を大永紙通商に改めた。同年6月に仙台連絡所を支店化し、1975年10月には大成紙業を吸収合併した。1990年4月には大光不動産を合併し、不動産賃貸事業も取り込んだ。1999年10月、日亜との合併により社名を国際紙パルプ商事に変更し、国内卸売業界での地位を高めた。2005年4月には子会社の神田洋紙店とタカラが合併して大同紙販売が発足し、グループ内の販売会社を整理した。2006年から2007年にかけて服部紙商事や柏井紙業を吸収合併し、さらに2013年1月には住商紙パルプを合併してむさし野紙業の株式を取得するなど、国内での統合を推進した。

上場と持株会社体制への移行

2018年6月、国際紙パルプ商事は東京証券取引所市場第一部に上場した。上場後もM&Aを積極化し、2019年7月にオーストラリアのSpicers Limitedを、2020年7月にフランスのAntalis S.A.S.を相次いで買収し、グローバル展開を加速した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。同年10月、会社分割により持株会社体制へ移行し、商号をKPPグループホールディングスに変更した。同時に新設した国際紙パルプ商事が事業を継承し、グループの経営と事業を分離した。

新規事業とグリーンビジネスへの挑戦

2022年3月にはリサイクル関連の株式会社BMエコモと王子ファイバーを相次いで子会社化し、紙リサイクル分野を強化した。2024年2月にはKPPアグリソリューションズを設立し、農業関連分野へ進出した。同年4月には連結子会社のSpicers Limited傘下のDAIEI AUSTRALASIA PTY LTDがオーストラリアのSignet Pty Ltdの全株式を取得し、包装事業を拡大した。これらの動きは、グラフィック用紙需要の減少に対応するための事業ポートフォリオ転換の一環であり、長期ビジョン「GIFT2030」に基づくものである。

年表45件を開く

1920年代

  • 1924年11月大阪にて㈱大同洋紙店設立(支店/京都・名古屋・東京)
  • 1926年1月M&A九州洋紙㈱を合併し九州支店を開設

1940年代

  • 1948年6月札幌出張所開設

1950年代

  • 1956年1月シンガポール駐在員事務所開設

1960年代

  • 1968年5月札幌出張所、支店に改称
  • 1968年9月㈱大同洋紙店本店を東京に移す

1970年代

  • 1970年4月ジャカルタ駐在員事務所開設
  • 1971年2月M&A佐世保紙㈱(現 九州紙商事㈱)の株式取得
  • 1971年4月海外法人DAIDO(AUSTRALASIA)PTY.LTD.(現 DAIEI AUSTRALASIA PTY LTD・連結子会社)設立
  • 1972年3月M&A㈱神田洋紙店(現 大同紙販売㈱)の株式取得
  • 1972年7月仙台連絡所開設
  • 1973年3月M&A王子連合通商㈱と合併し、社名を大永紙通商㈱と改める
  • 1973年6月仙台連絡所、支店に改称
  • 1975年10月M&A大成紙業㈱と合併
  • 1976年3月M&A小松洋紙㈱(現 九州紙商事㈱)の株式取得
  • 1976年12月海外法人TAI WING PAPERS(HONG KONG)LTD.(現 DaiEi Papers(H.K.)Limited・連結子会社)設立
  • 1978年6月M&A㈱タカラ洋紙店(前 ㈱タカラ、現 大同紙販売㈱)の株式取得

1980年代

  • 1982年7月海外法人DaiEi Papers (USA)Corp.(現・連結子会社)設立
  • 1985年6月シンガポール駐在員事務所、支店に改称

1990年代

  • 1990年4月M&A大光不動産㈱と合併
  • 1994年4月マニラ駐在員事務所開設
  • 1996年5月バンコク駐在員事務所開設
  • 1997年4月海外法人DAIEI PAPERS (S) PTE. LTD.(現 KPP-ANTALIS (SINGAPORE) PTE. LTD.・連結子会社)設立 シンガポール支店、ジャカルタ・マニラ・バンコク駐在員事務所の業務を移管
  • 1999年10月M&A㈱日亜と合併し、社名を国際紙パルプ商事㈱と改める

2000年代

  • 2003年11月本社社屋を現在地に新築移転
  • 2005年4月M&A㈱神田洋紙店と㈱タカラが合併し、社名を大同紙販売㈱(現・連結子会社)と改める
  • 2006年10月M&A服部紙商事㈱と合併
  • 2007年10月M&A柏井紙業㈱と合併
  • 2009年10月M&A佐世保紙㈱と小松洋紙㈱が合併し、社名を九州紙商事㈱(現・連結子会社)と改める

2010年代

  • 2013年1月M&A住商紙パルプ㈱と合併 合併によりむさし野紙業㈱(現・連結子会社)の株式取得
  • 2015年6月海外法人KPP ASIA-PACIFIC PTE.LTD.(現・連結子会社)設立
  • 2018年6月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2018年8月海外法人DAIEI PAPERS TRADING INDIA PRIVATE LTD(現・連結子会社)設立
  • 2018年11月桔梗屋紙商事㈱(現・連結子会社)設立
  • 2019年7月M&ASpicers Limited(現・連結子会社)の株式取得
  • 2019年12月M&A三笠紙工業株式会社㈱(現・持分法適用関連会社)の株式取得

2020年代

  • 2020年7月M&AAntalis S.A.S.(現・連結子会社)の株式取得
  • 2021年11月DaiEi Papers (Taiwan)Co.,Ltd.(現・連結子会社)設立
  • 2022年3月㈱BMエコモ(現・連結子会社)設立
  • 2022年3月M&A王子ファイバー㈱(現・連結子会社)の株式取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場一部からプライム市場へ移行
  • 2022年4月国際紙パルプ商事分割準備株式会社(現・連結子会社)設立
  • 2022年10月商号変更会社分割による持株会社体制への移行に伴い、商号をKPPグループホールディングス株式会社に、国際紙パルプ商事分割準備株式会社の商号を国際紙パルプ商事株式会社に変更
  • 2024年2月KPPアグリソリューションズ㈱(現・連結子会社)設立
  • 2024年4月当社連結子会社であるSpicers Limitedの事業会社であるDAIEI AUSTRALASIA PTY LTDがSignet Pty Ltdの全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年3月期まで200億円
  • EBITDA2028年3月期まで320億円
  • ROE2028年3月期まで8.0%以上
  • ROIC2028年3月期までROIC>WACC
  • 自己資本比率2028年3月期まで20~25%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業領域の拡大

    グラフィック用紙市場縮小に対応し、パッケージング・ビジュアルコミュニケーション・リサイクリングなど成長分野へ展開。新製品・新顧客・新ビジネスモデルの獲得を加速する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの転換

    海外で実績のあるパッケージングやビジュアルコミュニケーション事業へのボルトオン型M&Aや戦略的案件を通じ、成長性・収益性の高い分野へ経営資源を振り向ける。

  3. 03

    グローバルシナジーの追求

    世界各地の事業基盤とネットワークを活用し、購買・営業・マーケティング等の連携強化や専門性共有によりグループ全体の競争力を高める。

  4. 04

    Eビジネス拡大・DX推進

    WebショップやEDIによるEビジネス拡大に加え、生成AIなどを活用した業務プロセス革新とデータ活用高度化により「攻めのDX」を段階的に進める。

  5. 05

    グリーンビジネスの展開

    脱プラスチック・紙化ソリューションや持続可能な森林資源活用、資源回収・再資源化事業を拡大し、環境価値と経済価値を両立した成長を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,024人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は873万円で、9期前と比べて+21.8%平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は9.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月976
2018年3月956
2019年3月71742.718.21,005
2020年3月71142.517.81,288
2021年3月65642.718.15,530
2022年3月71742.717.95,354
2023年3月85445.512.85,457
2024年3月92146.112.05,624
2025年3月93644.89.65,974226
2026年3月87346.59.36,024168

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社43(国内 19 / 海外 24、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・事務所他 — フランス/ビランコート他388億円
欧州/米州
本社・事務所他 — オーストラリア/ビクトリア州他132億円
アジアパシフィック
本社 — 東京都中央区4,299百万円
北東アジア 全社
国際紙パルプ商事㈱本社他 — 東京都中央区、長野県北佐久郡他3,811百万円
北東アジア
KPP明石町ビル — 東京都中央区3,558百万円
不動産賃貸事業
KPPエコワークス㈱本社他 — 東京都中央区他1,846百万円
北東アジア
戸田物流センター — 埼玉県戸田市1,651百万円
北東アジア
タカラビル — 東京都台東区1,030百万円
不動産賃貸事業
KPP八重洲ビル — 東京都中央区744百万円
不動産賃貸事業
関西支店 — 大阪市中央区602百万円
北東アジア 不動産賃貸事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    国際紙パルプ商事㈱(注)5
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鳴海屋紙商事㈱
    宮城県仙台市若林区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大同紙販売㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    桔梗屋紙商事㈱
    神奈川県横浜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    岡山紙商事㈱
    岡山県岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    九州紙商事㈱
    福岡県福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    むさし野紙業㈱
    埼玉県川越市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱グリーン山愛
    東京都町田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KPPロジスティックス㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱BMエコモ
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権85.0%
  • 国内
    王子ファイバー㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権77.1%
  • 国内
    KPPアグリソリューションズ㈱
    福島県双葉郡 · 連結子会社
    議決権90.0%
残りのグループ会社31社を開く
  • KPPエコワークス㈱東京都中央区100%
  • DaiEi Papers(USA) Corp. (注)1CALIFORNIA U.S.A.100%
  • KPP Antalis (Shanghai) Trade Co., Ltd. (注)1中華人民共和国 上海市100%
  • DaiEi Papers(H.K.) Limited (注)4Kowloo Kun Tong HONG KONG100%
  • DaiEi Papers Korea Company LimitedSeoul KOREA100%
  • DAIEI PAPERS TRADING INDIA PRIVATE LTDBengaluru INDIA100%
  • KPP-ANTALIS(SINGAPORE) PTE.LTD.The Concourse SINGAPORE100%
  • KPP-ANTALIS(THAILAND) CO., LTD.BANGKOK THAILAND100%
  • KPP-ANTALIS (MALAYSIA) SDN. BHD.Selangor Shah Alam MALAYSIA100%
  • DaiEi Papers(Taiwan) Co.,Ltd.Taipei City Taiwan100%
  • DAIEI AUSTRALASIA PTY LTD (注)1VICTORIA AUSTRALIA100%
  • KPP ASIA-PACIFIC PTE. LTD. (注)1The Concourse SINGAPORE100%
  • Spicers Limited (注)1VICTORIA AUSTRALIA100%
  • Spicers Australia Pty Ltd (注)1VICTORIA AUSTRALIA100%
  • Spicers(NZ)LimitedAUCKLAND NEWZEALAND100%
  • Signet Pty LtdQueensland Australia100%
  • Antalis S.A.S. (注)1BILLANCOURT FRANCE100%
  • Antalis France (注)1PARIS FRANCE100%
  • Antalis Ltd (注)1LEICESTERSHIRE U.K.100%
  • Antalis Gmbh (注)1FRECHEN GERMANY100%
  • Antalis AG (注)1LUPFIG SWITZERLAND100%
  • Antalis Verpackungen GmbhEchterdingen GERMANY100%
  • Antalis(HONG KONG)LimitedKowloon Hong Kong100%
  • Antalis Chile SpASantiago Chile100%
  • BB Pack GmbHDrei Gleichen Germany100%
  • Autoadhesivos Cohal,S.A.Madrid Spain100%
  • グリーンリメイク㈱岐阜県岐阜市49%
  • ㈱グリーン藤川福岡県糟屋郡40%
  • 三笠紙工業㈱大阪府八尾市49%
  • ㈱タカオカ奈良県五條市24%
  • 成都新国富包装材料有限公司中華人民共和国 四川成都市40%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • NLTexo Trade Services B.V.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    「再生上質紙 1250×(880) <70.5> 718,189kg」の購入
    国税庁 · 2015-07-31
    7,534万円
  • 調達
    「再生上質紙 1250×(880) <70.5>683,781kg」の購入
    国税庁 · 2017-07-28
    7,111万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,504億円営業利益101億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.9%、利益が-25.2%。

売上高
-2.9%
6,504億円
営業利益
-25.2%
101億円
純利益
-30.0%
56億円
営業利益率
1.6%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,100億円6,504億円
営業利益110億円101億円
純利益50億円56億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,707億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.2%、営業利益は−59.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,66625
2024年1Q1,607392.427
2024年2Q1,600322.020
2024年3Q1,625271.711
2024年4Q1,61248
2025年2Q3,339662.033
2025年4Q3,361692.147
2026年2Q3,192391.222
2026年4Q3,312621.934
2027年1Q1,707160.910

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,275億円から6,504億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は1.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
住商紙パルプ㈱と合併 合併によりむさし野紙業㈱(現・連結子会社)の株式取得
2013年3月3,275210
2014年3月3,7513020
海外法人KPP ASIA-PACIFIC PTE.LTD.(現・連結子会社)設立
2015年3月3,8762011
2016年3月3,8971912
2017年3月3,6681122
東京証券取引所市場第一部に上場
2018年3月3,7773124
Spicers Limited(現・連結子会社)の株式取得
2019年3月3,8502525
Antalis S.A.S.(現・連結子会社)の株式取得
2020年3月3,8142212
DaiEi Papers (Taiwan)Co.,Ltd.(現・連結子会社)設立
2021年3月4,304−12014
王子ファイバー㈱(現・連結子会社)の株式取得
2022年3月5,6348875
2023年3月6,597184157
KPPアグリソリューションズ㈱(現・連結子会社)設立
2024年3月6,444125106
2025年3月6,700135972.080
2026年3月6,504101621.656

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,504億円のうち、営業利益として残るのは101億円1.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は56億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.0%5,204億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.5%1,200億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.6%101億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.7pt
1.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
6.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが198億円、投資CFが−111億円で、差し引きのフリーCFは87億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は126億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9660−15415625
2014年3月1−3−5−220
2015年3月−21−530−2625
2016年3月54−12−404225
2017年3月1156−686723
2018年3月40−7958−3941
2019年3月4211−665328
2020年3月49−5455−578
2021年3月−6523066165305
2022年3月48−27−11821226
2023年3月103−854218307
2024年3月198−55−224143262
2025年3月112−166−112−54113
2026年3月198−111−8187126

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,747億円。このうち返さなくてよい自己資本が895億円で、自己資本比率は23.9%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,7613411,42019.3
2014年3月1,8253831,44220.9
2015年3月1,9584131,54521.0
2016年3月1,8494101,43922.1
2017年3月1,8424401,40223.8
2018年3月1,9824771,50524.0
2019年3月1,9165021,41426.2
2020年3月1,8934731,42024.9
2021年3月2,7514362,31515.8
2022年3月2,9075642,34319.4
2023年3月3,3076782,62920.5
2024年3月3,4468192,62723.7
2025年3月3,5208622,65824.5
2026年3月3,7478952,85323.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
126億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
710億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
772億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,853億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中274位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
23.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,085で、1年前と比べて+37.8%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥1,085-1.2%1ヶ月-0.6%1年+37.8%時価総額730億円
過去52週の値幅
安値¥705高値¥1,137

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)13.9倍
PBR0.75倍
配当利回り3.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線を+7.6%上回り、75日線も大きく上抜け、52週高値1116円を更新。直近1カ月で10.0%上昇し、上昇トレンド明確。出来高も22日に54.2万株と急増し、買いが加速。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 12.7倍は業界平均17.5倍を下回り割安。PBR 0.77倍は業界平均1.21倍を大きく下回り、解散価値対比でも割安。ROE 6.4%と収益性は同業並み。配当利回り3.36%と業界平均2.66%を上回るが、今期減益予想で配当持続性には注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍17.9倍
PER (予想)13.9倍
PBR0.75倍1.24倍
ROE6.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

KPPグループの投資論点は、低収益体質からの改善と、M&Aを含む成長戦略の実効性。強気派は、PBR0.77倍の割安さ、配当利回り3.4%の安定配当、2025年3月期に増収増益(営業利益80億円)で回復基調にある点を評価。また、包装資材需要は景気に比較的安定している。弱気派は、営業利益率2%前後の低収益性、競争激化による値下げ圧力、2026年3月期は減収減益予想(営業利益56億円)で収益力に疑問、ROE6.4%と資本効率が低くPBR1倍割れが続く理由とみる。

プラスに働く材料7
  • 割安なバリュエーション

    PBR0.77倍、配当利回り3.4%と株主還元も高い。

  • 安定した需要基盤

    包装資材は消費財向けで需要が底堅い。

  • 業績回復の兆し

    2025年3月期は増収増益で改善傾向。

  • PBR0.77倍割安、株主還元強化の余地次回株主総会影響

    PBR0.77倍と解散価値以下、配当性向向上期待

  • 安定した売上高6,500億円超継続影響

    売上高6,500億円超で推移、事業基盤堅調

  • 外国人保有率14.7%と一定の需要継続影響

    外国人保有率14.7%で外部からの評価安定

  • 配当利回り3.36%と魅力的通年影響

    配当利回り3.36%と安定配当、下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 低収益性の常態化

    営業利益率2%前後と長年低水準が続く。

  • 競争激化と値下げ圧力

    業界内競争が激しく価格転嫁が難しい。

  • 減益予想と資本効率の低さ

    2026年3月期は減益、ROE6.4%と低い。

  • 営業利益が前期比25%減少2026年3月期影響

    2026/3期営業利益101億円、前期135億円から減少、収益力低下

  • 純利益が30%減少2026年3月期影響

    2026/3期純利益56億円、前期80億円から減少、EPS低下

  • 売上高が前期比3%減収予想2026年3月期影響

    2026/3期売上高6,504億円、前期比-2.9%、需要減退示唆

  • ROE6.4%と低い資本効率継続影響

    ROE6.4%と資本コスト以下、改善必要

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の最重要指標。
ROE
資本効率の改善度合いを測る。
セグメント別売上高
どの分野が成長・収益を牽引しているか確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+5.9%いまの株価に対する利回りは3.69%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.69%
いまの株価に対して
配当性向
42.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月1057.4
2021年3月100.0
2022年3月1440.056.4
2023年3月2042.975.1
2024年3月2210.0145.6
2025年3月3454.533.1
2026年3月365.942.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ48,597人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.8%を占め、残る54.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他27.525.426.429.232.137.9
事業法人38.339.632.431.928.523.7
金融機関33.428.731.428.723.722.1
外国法人0.33.66.68.312.714.6
自己株式2.40.04.14.5
証券会社0.52.63.21.82.91.6
外国人個人0.00.10.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01王子ホールディングス株式会社14.54
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(その他信託口)4.96
03株式会社日本カストディ銀行(りそな銀行再信託分・北越コーポレーション株式会社退職給付信託口)3.42
04KPPグループホールディングス従業員持株会3.19
05野村 絢(常任代理人三田証券株式会社)3.13
06INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.99
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76262口)2.86
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(投資信託口)1.86
09株式会社三菱UFJ銀行1.63
10三菱UFJ信託銀行株式会社1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-26
    王子ホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    13.20%
    -1.02pt
  • 2026-07-17
    王子ホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    14.22%
    -1.01pt
  • 2026-05-21
    株式会社シティインデックスイレブンス
    新規の大量保有報告
    0.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+109200%、1株純資産は14期で+181%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月05100.0241.0
2014年3月315735.622.5
2015年3月176182.872.8
2016年3月186143.066.6
2017年3月336605.221.2
2018年3月377145.325.9
2019年3月356855.18.630.7
2020年3月176492.515.157.4
2021年3月206063.112.9
2022年3月10478415.03.056.4
2023年3月21994525.43.175.1
2024年3月1491,18914.25.0145.6
2025年3月1181,3069.55.533.1
2026年3月871,4356.410.042.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額237百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田辺円代表取締役会長7770,000
坂田保之代表取締役社長 兼 CEO6830,000
デイビッド・マーティン取締役62
エルベ・ポンサン取締役62
小馬井秀臣取締役6426,000
矢野達司取締役75
伊藤三奈取締役59
中川直樹取締役(監査等委員) (常勤)631,000
片岡詳子取締役(監査等委員)58
工藤陽子取締役(監査等委員)64
廣川昭廣77

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6107275619032
社外取締役528286
取締役(社内)2191910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容948字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社111社(国内15社、海外96社)及び関連会社7社(国内6社、海外1社)により構成されており、王子製紙㈱、日本製紙㈱等の大手製紙会社等より仕入れた紙類を国内外に販売することを主要業務とし、ほかに不動産の賃貸業、紙製品の加工業等を営んでおります。当社は特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の4事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業区分   主な業務   主な関係会社 北東アジア   紙、板紙、パルプ・古紙、その他関連物資の販売   国際紙パルプ商事㈱、大同紙販売㈱、むさし野紙業㈱、 KPP ロジスティックス㈱、KPP Antalis (Shanghai) Trade Co., Ltd.、DaiEi Papers Taiwan Co., Ltd.、ANTALIS (HONG KONG) LIMITED、DaiEi Papers Korea Company Limited 欧州/米州   紙、板紙、その他関連物資の販売   Antalis S.A.S.、Antalis France、Antalis Ltd、Antalis Gmbh、Antalis Verpackungen Gmbh、Antalis AG、Lovepac Inc.、Antalis Chile SpA アジアパシフィック   紙、板紙、パルプ・古紙、その他関連物資の販売   Spicers Limited、Spicers Australia Pty Ltd、 Spicers(NZ)Limited、KPP ASIA-PACIFIC PTE. LTD.、 KPP-ANTALIS(SINGAPORE) PTE. LTD.、Signet Pty Ltd 不動産賃貸   不動産の賃貸   当社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,123字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は、グループ社員全員が共有し、すべての活動の基本となる理念体系として「KPPグループウェイ」を定めています。「KPPグループウェイ」は「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3層から形成されています。 KPPグループホールディングスの理念体系のうち、ミッションを実現した先に目指す将来像を「ビジョン」とし、「Globalization」「Innovation」「Function」「Trust」を定めています。この「GIFT」に基づき、2030年に向けて実現を目指す長期経営ビジョンが「GIFT 2030」です。私たちは、祖業である紙の可能性を追求しつつ事業ポートフォリオの転換を進め、新たなビジネスの創出や事業領域の拡大に取り組むことで、お客様のニーズに応える高品質かつ付加価値の高い製品・サービス・ソリューションを提供し続ける、世界トップクラスのグローバル企業を目指します。 (2) 経営環境、中長期の経理戦略及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境は、世界的なデジタル化の進展によるグラフィック用紙需要の減少、地政学的リスクと資源・エネルギー供給制約懸念、気候変動をはじめとする環境課題への対応要請の高まりなど、先行き不透明感が一層強まっています。このような環境下において、当社グループは、長期経営ビジョン「GIFT 2030」の期間における中期的な経営戦略として、第4次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を策定し、事業戦略、サステナビリティ戦略および財務戦略の三つを軸とした経営課題に取り組んでいます。 「第4次中期経営計画の基本方針」 (テーマ) 業界トップクラスのグローバル企業へ 1.事業戦略 ① 事業領域の拡大 グラフィック用紙市場の中長期的な縮小を踏まえ、当社グループは祖業である紙の可能性を追求しつつも、パッケージング、ビジュアルコミュニケーション、リサイクリング分野など成長が見込まれる周辺領域への展開を進めています。また、新製品・新顧客・新ビジネスモデルの獲得を通じ、事業領域の拡大を加速して参ります。 ② 事業ポートフォリオの転換 当社グループはこれまで、紙・板紙事業を中核に安定的なキャッシュ・フローを創出してきましたが、今後の事業環境を見据え、より成長性・収益性の高い分野への経営資源配分を進めます。海外で実績を有するパッケージング事業やビジュアルコミュニケーション事業を補完するボルトオン型M&Aや事業構造に抜本的な変化をもたらす戦略的案件を通じ、事業ポートフォリオの転換を進めます。 ③ グローバルシナジーの追求 当社グループは、世界各地に広がる事業基盤とグローバルネットワークが強みであり、このネットワークを活用しグループ全体としての付加価値創出を図ることが重要な課題です。購買、製品・顧客情報、営業・マーケティング等の領域における連携を強化し、各地域で培われた事業モデルや専門性を共有することで、グループ全体の競争力向上を実現してまいります。 ④ Eビジネスの拡大・DXの推進 顧客ニーズの多様化・高度化に対応し、生産性を向上させるため、Eビジネスの拡大およびDXの推進に取り組みます。当社グループでは、WebショップやEDIを活用したEビジネスを拡大し、顧客の購買利便性向上と取引プロセスの効率化を進めています。また、生成AIをはじめとするデジタル技術を活用し、グループ会計システムの統一を含む業務プロセスの革新やデータ活用の高度化を進め、新たな付加価値創出につなげる「攻めのDX」を段階的に推進します。 2. サステナビリティ戦略 ① グリーンビジネスの展開 循環型社会の実現をミッションとする当社グループにとって、グリーンビジネスは重要な成長分野です。脱プラスチック・紙化ソリューション、持続可能な森林資源を活用した製品、古紙をはじめとした資源回収・再資源化を軸とする事業を拡大し、環境価値と経済価値を両立した事業成長を実現してまいります。 ② 気候変動対策 気候変動は事業活動やサプライチェーンに影響を及ぼす重要な課題と認識しており、TCFD提言およびISSB(IFRSS2)の開示基準に沿って、2050年までにScope1・2排出量のネットゼロを目指します。中期的には、省エネルギー施策、再生可能エネルギーの導入、物流効率化などを通じて排出原単位の低減に取り組み、脱炭素化を着実に推進してまいります。 ③ 人的資本経営の推進 当社グループは、事業戦略を支える基盤として人的資本経営を重視し、「自律的に成長する人材の育成」を掲げています。研修やリスキリング支援を通じて社員の成長を促すとともに、多様性・公平性・包摂を尊重した人材活用を進め、変化に強い組織づくりを進めます。 ④ ガバナンスの強化 グローバルに事業を展開する当社グループにとって、実効性の高いガバナンス体制の構築は重要な経営課題です。取締役会を中心とした監督機能の強化、リスクマネジメントおよびコンプライアンス体制の高度化、内部統制の整備を進め、健全で透明性の高い経営を推進しています。今後も、事業の高度化・複雑化に対応したガバナンス体制の進化を図り、ステークホルダーからの信頼を基盤とした持続可能な企業価値向上を目指してまいります。 3. 財務戦略 ① 成長投資資金の確保 事業領域の拡大や事業ポートフォリオの転換を推進するにあたり、M&Aや新規事業、DXや人的資本への投資など、中長期的な企業価値向上につながる成長投資を機動的に実行できる財務基盤の構築が重要です。当社グループは、安定的な営業キャッシュ・フローの創出を軸に、有利子負債の活用や政策保有株式の削減を戦略的に組み合わせ、成長投資資金の確保を図ってまいります。 ② 資本効率と財務健全性の両立 当社グループは、成長投資を積極的に推進しつつ、過度な財務リスクを抑制し、強固で安定的な財務基盤の維持に努めています。「ROE」や「ROIC」といった資本効率指標に加え、「自己資本比率20~25%」を目安とした財務健全性の指標を重視し、資本コストを意識した投資判断および事業運営を徹底します。あわせて、運転資本の効率化や収益構造の改善を継続的に進めることで、全社的な資本生産性の向上を図ってまいります。 ③ 株主還元の充実 当社グループは、持続的な企業価値向上を通じた安定的な株主還元を重要な経営課題と位置付けています。連結配当性向30%を目安としつつ、DOE3.0%を下限とする配当方針のもと、自己株式の取得を含む柔軟な株主還元策を実施し、成長投資との最適なバランスを図りながら、資本効率の向上と適切な資本配分に努めてまいります。 第4次中期経営計画における目標とする経営指標と数値は、以下のとおりです。 第4次中期経営計画 最終年度(2028.3期)数値目標 営業利益   EBITDA(※)   ROE   ROIC(※)   自己資本比率   連結配当性向 200億   320億円   8.0%以上   ROIC>WACC   20~25%   30%を目処(但しDOE3.0%を下限※) ※EBITDA:経常利益+減価償却費+のれん償却費+支払利息等 ROIC:投下資本利益率 WACC:加重平均資本コスト DOE:連結株主資本配当率
事業等のリスク5,387字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事業等のリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 当社のリスク管理体制及びリスク管理プロセス 当社は、当社グループのリスク管理体制の維持、向上を図るため、リスク管理委員会を設置しております。 リスク管理委員会は、グループ経営上重要なリスクの抽出・評価を行い、重点対応策を決定し、重点対応策の実行状況のモニタリングを定期的に行い、その結果についてESG委員会を通じて取締役会へ報告を行うこととしています。 なお、2025年度はリスク管理委員会を2回開催し、重要なリスクについて、2024年度との比較・評価・重点対応策について協議しました。 ■ 当社のリスク管理体制 ■ 当社のリスク管理プロセス (2) 事業等のリスク 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事業等のリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する記載は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものです。 最初に、各リスク項目を影響度と発生頻度で評価したリスクマップを掲載いたします。 上記リスクのうち重要と認識しているリスクは以下の通りです。ただし、これらは、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点において予見できない、あるいは重要とみなされていない他の要因の影響を将来的に受ける可能性があります。また、リスクを低減するための対応を記載しておりますが、リスクを完全に回避することは困難です。 ① 経営リスク リスク   競争力/業績 内容    当社グループはインオーガニック戦略として、事業ポートフォリオの改革と持続的な成長を目的に、M&Aを主として国内外への投資を進めております。 これらの投資によるのれんの額につきましては、将来のシナジー効果が発揮されることによる収益力を適切に反映しているものと考えておりますが、事業環境の変化等により期待する成果が得られないと判断された場合は減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度は、Antalis S.A.S.によるTexo Group B.V.の株式取得、及びSpicers Limitedの事業会社であるSignet Pty Ltdによる ABL Distribution Pty Ltdの事業譲受等により、当連結会計年度末現在、149億17百万円ののれん額が計上されております。 対応    これらのリスクについては、取締役会において適切に管理しております。具体的には、投資意思決定時において、各投資案件の採算性及び戦略的意義について十分な審議を行った上で投資を実行しております。投資後は、業績の推移や事業計画の進捗状況を定期的に確認するとともに、のれんに係る減損損失の兆候の有無に留意し、継続的なモニタリングを行っております。 ② オペレーショナルリスク リスク   サプライチェーンマネジメント(主要取引先への依存等) 内容    王子ホールディングス株式会社及び日本製紙株式会社のグループ会社は、当社グループの主要商品である紙及び板紙を仕入れている主要仕入先であり、当連結会計年度における2社グループからの仕入金額合計は総仕入金額の26.8%になります。当社は現在、両社と代理店指定に係る基本契約書を締結しており、天災及び何かしらの影響により、両社グループから当社への商品供給に著しい支障が生じた場合、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 海外事業会社のペーパー事業においても、少数のサプライヤーが供給を担う製紙業界の特性から、特定のサプライヤーへの依存リスクは高く、商品供給の支障の他、購買交渉力低下のリスクも認識されています。 また、当社グループでは、事業活動に必要な許認可等を取得し、予め定めた業務プロセスに則り事業を行っておりますが、業務プロセスの不全により許認可等の喪失が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績ならびにサプライチェーンに影響を及ぼす可能性があります。 対応    サプライヤーへの依存については、さまざまな仕入先を国内外問わず開拓して仕入ソースを確保するとともに、事業ポートフォリオ改革により新たな事業領域を開拓し、紙及び板紙販売以外の事業比率を上げていくことで対応をしてまいります。 また、許認可等については事業活動の妨げとなるリスクを抽出・排除するとともに、業務プロセスの確実な遂行に資する監査を行っております。 リスク   情報システム 内容    当社は基幹業務や各種業務を情報システムに依存しており、システム変更時の設定不備や機器の故障、災害、サイバー攻撃等によりシステムが停止した場合、業務処理の遅延や停止が発生し、事業活動に重大な支障を及ぼす可能性があります。また、長期間にわたる停止は顧客対応力の低下や機会損失を招くなど、業績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 対応    当社では、システム変更時に開発・検証環境での事前確認を徹底し、本番適用時の障害発生リスクの低減を図っています。また、機器の老朽化対策として定期的な更新及び保守契約の締結を行い、障害発生時の早期復旧体制を確保しています。加えて、重要データについてはバックアップを取得し、復旧可能な体制を整備しております。今後は、全システムのバックアップ状況、保守状況の一元管理を進めるとともに、復旧手順の標準化と訓練を実施し、対応力を強化します。さらに、サイバー攻撃被害を前提としたシステム復旧計画の策定を行い、復旧優先順位及び可用性水準を明確化することで、システム停止時の影響を最小化してまいります。 リスク   情報セキュリティ 内容    当社は業務遂行にあたり多様な情報資産を保有しており、不正アクセスやウイルス感染、標的型攻撃等により情報漏えいやシステム障害が発生するリスクがあります。特にランサムウェア被害等によりシステムが利用不能となった場合、業務停止や重要情報の毀損・漏えいが生じ、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、規程不備や周知不足により従業員の不適切な対応が発生することも、セキュリティリスクの一因となります。 対応    当社では、セキュリティ対策としてエンドポイントの保護、アクセス制御、ログ監視等の技術的対策に加え、情報セキュリティ管理規程の整備及び社内研修の実施により人的対策を強化しています。また、標的型攻撃メール訓練を継続的に実施し、従業員のリテラシー向上に努めています。さらに、機器紛失時のアクセス遮断やUSB媒体の利用制限等により情報漏えい防止を図っています。今後は、各セキュリティ施策の運用整備を進めます。また、関係会社を含めた教育の展開により、グループ全体でのセキュリティ水準の底上げを図ってまいります。 ④ 財務リスク リスク   市場リスク(商品市況変動の影響) 内容   ① 紙・板紙等 当社グループの主要な取扱商品である紙、板紙等の製品仕入価格は、原材料であるパルプ、チップ、古紙等の全世界での需要及び原油等の燃料価格の動向の影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、製品の仕入価格に影響を与える可能性があります。② 製紙原料(パルプ・古紙)等 古紙の販売価格は、世界の主要な古紙消費国の輸入により、大きく価格が変動する為、短期間で大幅に価格が下落した場合、完全にはリスクを回避できない可能性があります。また、日本国内の古紙需要における供給量との需給バランスにより、古紙販売に影響を及ぼす可能性もあります。 また、紙・板紙等の原材料であるパルプについては、当社の主要な取扱商品でもありますが、世界的な市況商品であるため販売価格及び仕入価格が市況に応じて変動いたします。それに伴い、価格変動のリスクが内包されており、短期間での大幅な価格下落の場合、完全にはリスクを回避できない可能性があります。③ パッケージング・ビジュアルコミュニケーション等 パッケージングに使用する紙、板紙、フィルムなどの素材は、燃料価格や海上輸送費用などの影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、仕入価格に影響を与える可能性があります。 対応   ① 紙・板紙等 当社グループでは、適正な利潤を確保するため、販売先との価格交渉を継続的に行っています。② 製紙原料(パルプ・古紙)等 日本国内のみならず、世界中の古紙需要先を対象として、特に今後需要の増加が見込まれるエリアを中心に販路の拡大に努め、仕入先の確保にも注力してまいります。 パルプについては、仕入成約時の販売価格決定や、在庫の低減などを行っていきます。③ パッケージング・ビジュアルコミュニケーション等 仕入価格の変動に合わせた販売価格の形成に努めると共に、仕入ソースの多様化を進め、適正な利潤の確保に努めています。 リスク   市場リスク(為替変動) 内容    当社グループは、「北東アジア」「欧州/米州」「アジアパシフィック」のエリアでそれぞれ事業を展開する、国際紙パルプ商事、Antalis、Spicersの3社を事業地域統括会社と位置付け、世界各国に事業を展開しております。 連結財務諸表の作成に際しては、各国における現地通貨建ての売上高、費用等を円換算しておりますが、外国通貨に対して円高が進むと連結当期純利益にマイナスのインパクトを与えます。 また、当社グループでは、紙、板紙、古紙等のクロスボーダー取引を行っており、これらの商品の価格競争力は為替レートの変動による影響を受けます。 為替レートが当社グループの想定を超えて変動した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対応    為替予約取引等により、為替レートの変動による影響を最小限に止めることに努めております。 リスク   市場リスク(金利変動) 内容    当社グループでは、運転資金等の調達は金融機関からの借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの発行を中心に行っております。 当社グループの想定を超えて金利変動が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの残高は967億41百万円です。 対応    長期借入金(固定金利)や社債による調達、金利スワップ等を取り入れ、金利変動による影響を想定の範囲に止めることに努めております。 リスク   市場リスク(所有株式の時価変動) 内容    当社グループが保有する株式は、仕入先企業、販売先企業等、業務上密接な関係にある企業の株式が大半でありますが、株式市況の動向及び当該企業の業績等によって当該株式の価格に変動が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 対応    所有株式につきましては、2026年4月1日に当社ホームページにてご報告しております「コーポレート・ガバナンス報告書」の『コーポレートガバナンス・コードの各原則に基づく開示』における[原則1-4 政策保有株式]に、その所有に関する方針を記載しております。適宜適切に売却を進めることで、当該リスクの低減に努めております。 リスク   市場リスク(退職給付債務) 内容    当社グループでは、確定給付年金制度及び退職一時金制度を採用しており、これに伴う退職給付費用及び退職給付債務は、割引率等の数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。年金資産の一部には株式信託を採用しております。また、イギリスにおける確定給付年金制度については、新規の加入者を停止していることから平均残存勤務期間が短くなる可能性があり、その場合数理計算上の差異の償却期間も短くなります。従いまして、割引率の低下や運用利回りの悪化、信託した株式の時価の低下及び多額の数理計算上の差異の償却が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの年金資産及び退職給付債務の残高につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)」をご参照ください 。 対応    年金資産の見直し等を定期的に行い、安全性の高い資産の割合を増やすなどの検討をしてまいります。 また、2024年3月期には、当社グループの英国所在の年金制度の一部について、年金受給者を対象に年金バイインを実施し、年金受給者の制度資産の運用リスク、割引率の下落及び受給者の長寿化等による確定給付債務の増加リスクを軽減しており、継続して軽減対応策を検討しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,871字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社は、本年度より、2030年に向けた新長期経営ビジョン「GIFT2030」、「KPPグループサステナビリティビジョン2030」並びに2028年3月期を最終年度とする「第四次中期経営計画」をスタートさせました。事業戦略では、事業領域の拡大、事業ポートフォリオの転換、グローバルシナジーの追求、Eビジネスの拡大・DXの推進を重要施策とし、事業ポートフォリオをペーパー&ペーパーボード事業からパッケージング、ビジュアルコミュニケーション、製紙原料(パルプ・古紙)、環境関連事業などへと多角化を推し進めています。 初年度の2025年は、世界経済は全体としては緩やかな回復基調を維持したものの、トランプ関税の影響や地政学リスクの高まりにより不確実性が増し、国・地域によっては物価上昇が個人消費を抑制する場面も見られ、総じて厳しい市場環境となりました。こうしたマクロ経済環境の中、ペーパー事業では、世界各地でグラフィックペーパーの需要が減少、欧州や中国など一部の地域では2025年の後半まで価格の下落も見られたことから、減収、売上総利益も減益となりました。一方で、ビジュアルコミュニケーション事業は、総じて需要が底堅かったことに加えて、M&Aで買収した企業の貢献もあったことから前年対比増収、売上総利益は増益となりました。パッケージング事業は一部の地域で産業用の需要が横ばいとなったものの、アジアパシフィック地域での食品等の小売向けが好調であったことや前年のM&Aで買収した会社による貢献もあり、増収、売上総利益は増益となりました。全体としては、ペーパー事業が落ち込んだことから、当連結会計年度の業績は、売上高6,503億68百万円(前年同期比2.9%減)となり、営業利益は100億75百万円(前年同期比25.6%減)、経常利益は61億75百万円(前年同期比36.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、56億18百万円(前年同期比29.7%減)となりました。 当連結会計年度の業績については、以下のとおりです。 (単位:百万円)   2025年3月期   2026年3月期 売上比(%)       売上比(%)   前年同期比   増減率(%) 売 上 高   670,042   100.0   650,368   100.0   △19,674   △2.9 売 上 総 利 益   129,116   19.3   130,042   20.00   925   0.7 販 売 費 及 び一 般 管 理 費   115,572   17.2   119,966   18.45   4,394   3.8 営 業 利 益   13,544   2.0   10,075   1.55   △3,468   △25.6 経 常 利 益   9,712   1.4   6,175   0.95   △3,537   △36.4 親会社株主帰属当 期 純 利 益   7,986   1.2   5,618   0.86   △2,368   △29.7 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、主に税金等調整前当期純利益の計上、売上債権の減少及び短期借入金の増加により獲得した資金を、子会社株式の取得及び長期借入金の返済に充当したことにより、前連結会計年度末比13億14百万円増加し、126億30百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は198億14百万円(前期は111億69百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上及び売上債権の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は111億9百万円(前期は166億44百万円の使用)となりました。これは主に、子会社株式の取得及び固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は81億18百万円(前期は111億90百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金及びリース債務の返済によるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 当社グループは卸売事業が主な事業のため、生産実績の重要性が乏しいことから仕入実績を記載し、受注実績については受注から納品まで短期であるため、受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 (1) 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 北東アジア(百万円)   265,462   93.4 欧州/米州(百万円)   213,838   101.6 アジアパシフィック(百万円)   44,682   87.4 合計(百万円)   523,982   96.0 (注) 当連結会計年度における仕入実績の著しい変動の要因は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (2) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 北東アジア(百万円)   285,189   93.9 欧州/米州(百万円)   298,997   100.2 アジアパシフィック(百万円)   64,659   97.3 不動産賃貸事業(百万円)   1,521   101.2 合計(百万円)   650,368   97.1 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度における販売実績の著しい変動の要因は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (参考情報) 当社グループの品種別販売実績は以下のとおりであります。 品種別   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 紙   数量(トン)   1,593,332   1,587,397 金額(百万円)   327,120   305,820 板紙   数量(トン)   786,772   769,822 金額(百万円)   85,253   89,771 紙二次加工品   数量(トン)   16,964   13,434 金額(百万円)   24,062   21,910 パルプ・古紙   数量(トン)   1,373,453   1,331,137 金額(百万円)   51,380   42,466 その他   金額(百万円)   182,225   190,399 合計   数量(トン)   3,770,521   3,701,790 金額(百万円)   670,042   650,368 (注) 1.「その他」の数量は各単位が相違するのでその記載を省略し、「合計」の数量からも除いております。 2.賃貸収入は「その他」に含まれております。 (2) 経営者の視点による認識及び経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの経営成績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりです。 当社グループは長期経営ビジョン『GIFT 2030』に則り、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1) 経営の基本方針」に記載のとおり、対処すべき課題に対応してまいります。 (a) 報告セグメントの実績 (単位:百万円)   2025年3月期   2026年3月期 前年同期比   増減率(%) 北東アジア   売  上  高   303,649   285,189   △18,460   △6.1 セグメント利益   2,895   1,872   △1,022   △35.3 利 益 率 (%)   1.0   0.7   △0.3   ― 欧州/米州   売  上  高   298,460   298,997   536   0.2 セグメント利益   7,757   5,818   △1,939   △25.0 利 益 率 (%)   2.6   1.9   △0.7   ― アジアパシフィック   売  上  高   66,428   64,659   △1,768   △2.7 セグメント利益   3,000   2,807   △193   △6.5 利 益 率 (%)   4.5   4.3   △0.2   ― 不 動 産 賃 貸    売  上  高   1,504   1,521   17   1.2 セグメント利益   602   625   22   3.8 利 益 率 (%)   40.1   41.1   1.0   ― 合 計   売  上  高   670,042   650,368   △19,674   △2.9 セグメント利益   14,255   11,123   △3,132   △22.0 調  整  額   △711   △1,047   △335   47.2 営 業 利 益   13,544   10,075   △3,468   △25.6 利 益 率 (%)   2.1   1.7   △0.4   ― (b) 北東アジアセグメントについて ペーパー&ペーパーボード事業の紙分野では、グラフィック用紙の需要減少により販売数量が前年を下回り、減収、売上総利益も減益となりました。板紙分野では、国内の段ボール原紙の需要が堅調に推移し、輸出及びトレーディングカードゲーム関連需要の増加もあり販売数量・売上高・売上総利益ともに前年を上回りました。製紙原料分野では、古紙の販売数量は前年を維持したものの、継続した市況低迷の影響により、売上高・売上総利益ともに前年を下回りました。市販パルプは数量・売上高は前年を下回りましたが、売上総利益は前年を上回りました。中国では需給環境が好転せず本格的な業績回復には至りませんでした。 全体としては、紙分野での減少が響き、当連結会計年度の売上高は2,851億89百万円(前年同期比6.1%減)となり、営業利益は18億72百万円(前年同期比35.3%減)となりました。 (c) 欧州/米州セグメントについて ペーパー事業は、需要低迷と販売価格の下落から、売上高・売上総利益ともに前年を下回りました。パッケージング事業は一部の地域の製造業が低調となった影響から、売上は前期比減少しましたが、前期に買収した各社の収益貢献もあり、売上総利益は前年比横ばいとなりました。ビジュアルコミュニケーション事業は、今期買収したClub GroupeやFortuna Digital Holding(旧Fortuna Komers d.o.o)、Texo Groupの業績貢献に加えて、ハードウエアの販売が好調だったことから、売上高・売上総利益ともに前年を上回りました。 全体としては、ペーパー事業の落ち込み分をカバーするには至らず、当連結会計年度の売上高は2,989億97百万円(前年同期比0.2%増)となり、営業利益は58億18百万円(前年同期比25.0%減)となりました。 (d) アジアパシフィックセグメントについて ペーパー事業は、商業印刷及び板紙の需要が回復せず、販売数量および売上高・売上総利益ともに前年を下回りました。パッケージング事業は、前期買収したSignet社の好調な業績に加えて、今期ABL Distribution Pty Ltdから買収した事業の貢献もあり、売上高・売上総利益ともに前年を大幅に上回りました。ビジュアルコミュニケーション事業は、豪州や東南アジアにおいて印刷機等のハードウエアや、パネル、POPといった硬質のリジッドメディアの販売が伸長し、売上高・売上総利益ともに前年を上回りました。 ただし、為替の影響があり、円ベースでは当連結会計年度の売上高は646億59百万円(前年同期比2.7%減)となり、営業利益は28億7百万円(前年同期比は6.5%減)となりました。 (e) 不動産賃貸事業について 2025年のオフィス需要は概ね安定した状況で推移しました。稼働状況が安定的に推移したことにより、賃料収入は前年同期比で微増となりました。また、利益面では修繕費等のコスト管理に努めた結果、前年同期比で増益となりました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は15億21百万円(前年同期比1.2%増)となり、営業利益は6億25百万円(前年同期比3.8%増)となりました。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、3,747億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ226億72百万円増加しました。これは主に、商品及び製品、固定資産等の増加によるものであります。 負債は、2,852億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ194億34百万円増加しました。これは主に、短期借入金、リース債務等の増加によるものであります。 純資産は、894億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ32億37百万円増加し、自己資本比率は23.9%となり、前連結会計年度末に比べ0.6ポイント減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益、為替換算調整勘定の増加によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用です。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものです。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。 当社グループは、長期経営ビジョン『GIFT 2030』に基づく第4次中期経営計画(2025年度~2027年度)を推進中ですが、事業で創出される営業活動によるキャッシュ・フローや政策保有株式の売却、有利子負債を活用し、M&Aを中心とした成長投資や株主還元を実施していく方針です。 株主還元への支出については、安定的かつ継続的な配当に加え業績に応じた利益還元を図ることを目的として、2025年3月期より連結配当性向30%を目安にするとともに、 DOE(連結株主資本配当率)3.0%を下限とする配当方針を採用しています。また、自己株式の取得については、政策保有株式の売却によって得た資金の一部に加え、成長投資に充てる資金に余剰が生じた際には、その相当額を自己株式取得の原資として充当する方針としています。 なお、現在当社グループにおいて重要な資金繰りの懸念はございません。当連結会計年度末現在の現金及び現金同等物の残高は、国内で13億17百万円、海外で113億12百万円となっており、当社が考える適正な残高水準を上回る資金を確保しております。また、予定されている資金支出につきましても、資金調達の目途は立っております。 ④ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり採用した会計方針及びその適用方法並びに見積りの評価については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、重要な会計上の見積り」に記載しているとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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