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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジャパンクラフトホールディングス

JAPAN CRAFT HOLDINGS CO., LTD.7135 · Standard · 小売業

手芸専門店チェーンと手芸書籍出版を中核とする持株会社。国内最大級の手芸専門店「クラフトハートトーカイ」を展開。

概要

ジャパンクラフトホールディングスは、手芸専門店「クラフトハートトーカイ」を運営する藤久、手芸書籍出版の日本ヴォーグ社、教室運営のヴォーグ学園を傘下に持つ持株会社である。2022年1月に藤久の単独株式移転で設立され、同年10月に現社名へ変更。2025年6月期の連結売上高は140億円、従業員247名、国内214店舗を展開する。

小売と出版・教育の二軸で構成される事業

当社グループは、小売事業と出版・教育事業の2セグメントで構成される。小売事業は子会社藤久が担い、「クラフトハートトーカイ」ブランドで手芸用品や生活雑貨を販売する。2025年6月期末の店舗数は214店舗で、百円ショップとの競合や趣味の多様化を受け、不採算店舗の閉鎖を進めた。出版・教育事業では、日本ヴォーグ社が手芸関連書籍を出版し、ヴォーグ学園が店舗やオンラインでハンドメイド教室を運営する。両事業の連携により、手芸愛好家への総合的なサービスを提供する。

赤字からの脱却と収益構造の改善

2025年6月期の連結業績は、売上高140億45百万円(前期比8.8%減)、営業利益65百万円(前期は15億92百万円の損失)と黒字転換した。前連結会計年度に実施した不採算店舗の閉鎖や販管費の削減が寄与した。一方、親会社株主に帰属する当期純損失は2億57百万円と継続するが、経常損益も黒字化した。中期経営計画では2028年6月期に売上高166億40百万円、営業利益11億20百万円を目標とする。収益基盤の強化として商品価格適正化やPB「ハートプライス」の開発も進める。

M&Aと業務提携で事業領域を拡大

2022年7月、株式交換により日本ヴォーグ社とヴォーグ学園を完全子会社化し、出版・教育分野に進出した。2023年7月には株式会社IKホールディングスと業務提携契約を締結。2024年7月には合同会社ルビィを引受先とする第三者割当増資と新株予約権を発行し、M&A資金を調達した。また、株式会社エポック社との提携により「シルバニアファミリー」のワークショップを展開するなど、IPコンテンツ活用でのシナジー創出を図る。これらの取り組みにより、手芸以外の新ビジネス領域への拡大を目指す。

業界の中での役割は手芸小売・出版・教育の総合企業(持株会社)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
140億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.7%
純利益
4億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
小売事業109億円77.9%3億円2.8%
出版・教育事業31億円22.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01手芸用品小売(消費者向け)主力

「クラフトハートトーカイ」の店舗やECモールサイトを通じて、手芸用品・生活雑貨等を販売。全国展開する専門店ネットワークにより、手芸愛好家から初心者まで幅広い顧客に商品を提供する。

主な製品・サービス1
手芸用品・生活雑貨
毛糸、布地、ビーズ、アクセサリーパーツなど手芸に必要な素材や関連用品を幅広く取り扱う。

02手芸書籍出版・教育準主力

日本ヴォーグ社による手芸関連書籍の出版、およびヴォーグ学園によるハンドメイド教室を店舗・カルチャースクール・オンラインで運営。手芸に関する知識や技術の提供を通じて、小売事業との相乗効果を図る。

主な製品・サービス1
手芸関連書籍
編み物、刺繍、パッチワークなど各種手芸の技法書や作品集を出版。手芸愛好家のスキル向上に貢献する。

製品と技術

「クラフトハートトーカイ」とPB「ハートプライス」

小売事業の主力は手芸専門店「クラフトハートトーカイ」である。取扱商品は編み物用具、生地、ビーズ、生活雑貨など多岐にわたる。2025年6月期には、百円ショップとの競合に対抗するため、品質と低価格を両立したプライベートブランド「ハートプライス」を開発。第1弾として推し活グッズ向けのリボン・レースを発売した。また、編み物ブームを捉え、関連商品の売上は好調に推移した。

「ダイヤモンドフィックス」とBtoB事業

2024年6月期より始動したBtoB事業では、糊付きキャンバスに専用ビーズを貼る「ダイヤモンドフィックス」が好評で、大手キャラクターグッズ専門店などに導入された。全国のホームセンターや書店への商品卸やイベント提案も行い、新たな収益の柱として育成中である。この事業は手芸初心者にも取り組みやすい製品として、手芸人口の拡大を狙う。

日本ヴォーグ社の出版物と「イトマ!」イベント

出版・教育事業の核である日本ヴォーグ社は、手芸関連書籍の老舗出版社である。2024年5月に創業70周年を迎え、特設サイトや「70周年ありがとう 日本ヴォーグ社祭」を開催。編み物ブームの追い風で既刊本の売上が伸びた。また、同社主催の糸のマーケットイベント「イトマ!」は過去最大の来場者数を記録し、コミュニティ形成にも寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

手芸用品小売、赤字からのV字回復途上

ジャパンクラフトホールディングスは手芸用品・クラフト材料の専門小売チェーン。同業のまんだらけや光フードサービスとは業態が異なるが、小売業としての競争環境は厳しい。2024年6月期に営業赤字(▲10.39%)を計上したが、2025年6月期には黒字転換(0.71%)と急回復。不採算店舗の整理やコスト削減が奏功したが、収益力は依然脆弱。

強み

  • 手芸・クラフトに特化し、豊富な品揃えと専門知識で顧客を魅了
  • 大幅赤字から1年で黒字化、経営改善策の効果が現れている
  • 全国展開により手芸用品店としての知名度が高い
  • オンライン販売へのシフトでさらなる成長可能性を秘める

課題

  • 営業利益率0.71%と依然低く、原材料高や人件費上昇に敏感
  • 手芸市場は成熟しており、大幅な拡大は期待しにくい
  • ホームセンターや100均などとの競合が激しく、独自性の維持が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がジャパンクラフトホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
12769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション73億円12.7倍
29903カンセキ72億円21.9倍
39904ベリテ68億円20.9倍
43187ミラタップ68億円
57135ジャパンクラフトホールディングス67億円16.4倍
65884クラダシ67億円110.1倍
77695交換できるくん67億円70.7倍
82654アスモ65億円12.5倍
97506ハウス オブ ローゼ65億円3297.6倍
10245AINGS64億円18.2倍
117674NATTY SWANKYホールディングス64億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

藤久の単独株式移転で持株会社として発足した2022年

2022年1月、藤久株式会社が単独株式移転によりジャパンクラフトホールディングス(当時は藤久株式会社のまま)を設立。同時に東京証券取引所市場第一部と名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場した。藤久は2021年12月に上場廃止となり、持株会社体制へ移行。同日、任意の指名・報酬委員会も設置した。

市場区分再編と子会社化で体制を整備

2022年4月、東証と名証の市場区分再編に伴い、それぞれプライム市場とプレミア市場へ移行。同年7月、株式交換により株式会社日本ヴォーグ社と株式会社ヴォーグ学園を完全子会社化。これにより手芸書籍出版と教室事業をグループに取り込み、事業の多角化を進めた。

社名変更と株式分割・業務提携

2022年10月、社名を「ジャパンクラフトホールディングス」に変更し、グループ一体感を強めた。2023年7月には普通株式を1株につき2株の割合で分割し、流動性を高めた。同時期に株式会社IKホールディングスと業務提携契約を締結し、アライアンス戦略を本格化した。

プライム市場からスタンダード市場への変更

2023年10月、東証プライム市場からスタンダード市場へ市場区分を変更した。これは業績低迷や時価総額の低下が背景にあるとみられ、同年の業績は営業損失15億円超と厳しい状況であった。市場変更後も構造改革を継続し、収益改善に注力した。

第三者割当増資でM&A資金を調達

2024年7月、合同会社ルビィを引受先とする第三者割当による株式及び第1回新株予約権を発行。これによりM&Aや資本業務提携のための資金を確保した。ルビィはその後、その他関係会社となり、グループの成長戦略を支える存在となった。

年表8件を開く

2020年代

  • 2022年1月創業藤久株式会社が単独株式移転により当社を設立 東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場(藤久株式会社は2021年12月に上場廃止)
  • 2022年1月任意の指名・報酬委員会設置
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行 名古屋証券取引所の市場区分再編に伴い、市場第一部からプレミア市場へ移行
  • 2022年7月M&A株式交換により株式会社日本ヴォーグ社及び株式会社ヴォーグ学園を子会社化
  • 2022年10月商号変更「ジャパンクラフトホールディングス」に社名変更
  • 2023年7月普通株式を1株につき2株の割合で分割 株式会社IKホールディングスと業務提携契約を締結
  • 2023年10月東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ市場変更
  • 2024年7月合同会社ルビィを引受先とする第三者割当による株式及び第1回新株予約権を発行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年6月期まで145億98百万円
  • 営業利益2026年6月期まで3億34百万円
  • 売上高2027年6月期まで155億円
  • 営業利益2027年6月期まで6億80百万円
  • 売上高2028年6月期まで166億40百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業力強化(店舗・EC・商品)

    不採算店舗の閉鎖や店舗網の再編を進め、EC強化と商品戦略の見直しにより事業の収益力を高める。手芸ファンの多様なニーズに応える商品・サービスを開発し、新たな顧客獲得を図る。

  2. 02

    M&A・アライアンス推進

    M&Aや業務提携を通じて新たな商品カテゴリーやサービスを取り込み、事業領域を拡大する。外部リソースを活用し、既存事業とのシナジーを創出することで成長を目指す。

  3. 03

    経営体質強化(人材・財務・DX)

    人材育成と組織力の強化、財務体質の改善、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、経営の効率化と持続的な成長基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で247人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年6月298
2023年6月377
2024年6月277−578
2025年6月24740

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社ビル[東京都中野区]2,520百万円
出版・教育事業
本社ビル他[名古屋市名東区]263百万円
小売事業
クラフトハートトーカイ他[214店舗]193百万円
小売事業
東京校他[4校]53百万円
出版・教育事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は140億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+0.0%。

売上高
+0.0%
140億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
4億円
営業利益率
0.7%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高145億円140億円
営業利益7億円1億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は73億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q47−2−4.3−5
2023年4Q40−16
2024年1Q36−5−13.9−5
2024年2Q38−4−10.5−7
2024年3Q45−3−6.7−5
2024年4Q35−4−11.4−4
2025年2Q67−1−1.5−4
2025年4Q7322.71
2026年2Q67−1−1.5−1
2026年4Q7322.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年6月期からの5期で、売上は157億円から140億円へ89%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
藤久株式会社が単独株式移転により当社を設立 東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場(藤久株式会社は2021年12月に上場廃止)
2022年6月157−22−27
2023年6月170−21−33
2024年6月154−16−17−10.4−21
2025年6月140100.7−3
2026年6月140100.74

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高140億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金99.3%139億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.0pt
0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年6月期は営業CFが−5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は23億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年6月−23−3−3−2613
2023年6月−97−6−221
2024年6月−15−114−1619
2025年6月−5−211−723

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2025年6月期の総資産は116億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年6月102624061.1
2023年6月127507739.5
2024年6月113308326.3
2025年6月116377931.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
39億円
在庫として抱えている分
負債合計
79億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中184位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中271位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥180で、1年前と比べて-19.6%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥180-0.6%1ヶ月-18.2%1年-19.6%時価総額67億円
過去52週の値幅
安値¥171高値¥240

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.4倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR1.70倍
配当利回り1.67%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月12日に前日比16.44%安の183円と急落し、52週安値近辺まで沈んだ。直近では219円前後で推移していたが、出来高は49万2000株と通常の約10倍に急増。25日線217.88円を大きく下抜け、200日線216.55円からも乖離。RSIは13.73と売られ過ぎ圏に入った。52週高値240円からは約24%下落しており、下値支持線が試される展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PBRが2.21倍と業界平均の2.95倍を下回るものの、ROEが-7.8%と赤字状態で、2025/6期も純利益が-3億円と改善が鈍い。配当利回りは1.36%と低く、業界平均の13.61%を大きく下回る。PERは赤字のため算出不能で、収益力の弱さが株価に反映されていない。割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.4倍39.6倍
PER (予想)13.3倍
PBR1.70倍2.44倍
ROE-7.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は減少傾向で、営業利益率は改善したが赤字が続いている。強気派は、営業利益率がわずかに黒字化し、リストラやコスト削減の効果が出始めていると見る。弱気派は、業績悪化のトレンドが続き、競争優位性がないことから回復は難しいと考える。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善

    営業利益率は2024/6期の-10.4%から2025/6期は0.7%へ改善。

  • PBR2.2倍

    株価は純資産を上回っており、市場の期待は残る。

  • 配当維持

    赤字にもかかわらず配当利回り1.37%を維持。

  • 営業損益が-16億円から+1億円へ黒字転換決算発表後影響

    営業利益は前期比17億円改善。時価総額82億円の約2割に相当するインパクト

  • 最終赤字が3期連続で縮小通年影響

    純損益は-33億、-21億、-3億円。2026年6月期黒字化ならROE改善余地

  • 配当利回り1.37%が下値を支える継続影響

    予想配当利回り1.37%。赤字局面でも配当を維持する姿勢を評価

  • 売上高の減収ペースが縮小不定影響

    減収幅は16億円から14億円へ縮小。売上高140億円で営業黒字を確保

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    3期連続の純損失。2025/6期も最終赤字。

  • 売上減少

    売上高は157億円から140億円へと減少。

  • 競争劣位

    小売業界は大手との競争が激しく、差別化が困難。

  • ROE-7.8%なのにPBR2.2倍不定影響

    自己資本利益率がマイナスの一方、株価純資産倍率は2.2倍に達する

  • 売上高が3期連続で減少通年影響

    売上高は170→154→140億円と減少。市場縮小が続けば営業赤字再転落が懸念

  • 営業利益率0.71%と薄い収益構造決算発表後影響

    売上高140億円に対し営業利益は1億円。売上減少でも赤字転落が懸念

  • 外国人株主比率0.09%と需給が細い継続影響

    外国人持ち株比率は0.09%。売りが出た際に買い手不在で値下がりしやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字化の定着度を見る。
既存店売上高
店舗の収益力の推移を確認。
負債比率
財務安定性の改善が課題。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3いまの株価に対する利回りは1.67%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
1.67%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ25,742人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.6%を占め、残る53.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他51.361.063.053.2
事業法人40.332.732.944.9
金融機関7.75.03.81.7
証券会社0.30.80.10.1
外国人個人0.10.00.10.1
外国法人0.30.40.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社ルビィ33.37
02GOTO 株式会社9.04
03後藤薫徳8.70
04瀨戸信昭3.36
05ジャパンクラフトホールディングス取引先持株会3.03
06ジャパンクラフトホールディングス従業員持株会2.21
07冠達実1.70
08瀨戸高信1.56
09徳永信1.30
10瀨戸みどり1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+111%、1株純資産は4期で−61%。直近期のROEは-7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2022年6月−109253−34.6
2023年6月−108165−58.3
2024年6月−6997−52.3
2025年6月−799−7.8
2026年6月12

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/6期の役員報酬は総額34百万円。

氏名役職年齢保有株数
堀孝子代表取締役社長605,800
後藤邦仁取締役3810,000
永安吉太郎取締役(常勤監査等委員)5916,400
西江章取締役(監査等委員)76
福海照久取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2212111
社外取締役2995
取締役(社内)1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容580字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 当社グループは、当社及び子会社3社によって構成されており、主に手芸に関連する小売店の展開、書籍の出版及び教室の運営を行っております。 当社のその他関係会社は、合同会社ルビィであり、業務資本提携を行っております。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に関わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 小売事業 手芸専門店「クラフトハートトーカイ」を中心とした店舗、ECモールサイトでの手芸用品・生活雑貨等の販売を藤久が行っております。 (2) 出版・教育事業 手芸関連書籍の出版事業を日本ヴォーグ社が行っております。 また、店舗やカルチャースクール、オンライン等でのハンドメイドに関する教室事業をヴォーグ学園が行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,568字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 社会構造がデジタル化、システム化の時代へ進展するほど、人は心癒されるものや自己実現を目指してオリジナリティを求め、余暇時間の有効活用や生涯学習を志向すると思われます。 人の価値観がモノからコトへ、コトからココロへと変化、多様化するなか当社グループは、日々の生活における「やすらぎ」や「ゆとり」につながる「ハンドメイド」の企画・販売を通じ、「手芸の喜びと感動」を実感していただくため、心豊かなくらしの実現を提案する感動創造企業として、お客様と地域社会に貢献できるよう努力を重ねております。 (2) 経営戦略等 経営戦略として、店舗網の再編やEC強化、商品戦略により事業力を強化し、M&A・アライアンスの推進により新たな商品の取り扱いやサービスの拡充を図り、人材強化や財務戦略、DX推進を進めることで経営体質を強化し、継続的な事業価値の向上を目指します。 (3) 経営環境 当連結会計年度(2024年7月1日から2025年6月30日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の回復やインバウンド消費の拡大により緩やかな回復基調が続きました。一方で物価上昇や米国の経済政策等による景気の下振れリスクが存在し、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、原材料価格の高騰によるコスト上昇に加え、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 こうした経営環境の中、当社グループは、グループ経営理念「『手づくり』を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ」のもと、当連結会計年度を最終年度とする中期経営計画(以下「前中期経営計画」という。)を掲げ、最重要課題である黒字体質確立へ向けて取組んでまいりました。前連結会計年度には構造改革を実施し、不採算店舗の閉鎖等により収益構造が大きく改善した結果、当連結会計年度において営業損益及び経常損益の黒字化を達成し、安定して利益を計上できる体質を確立いたしました。 今後の成長に向けて、当社を取り巻く環境(趣味の多様化、消費行動の変化、手芸愛好者の高齢化による手芸人口の減少・他業種との競合等)を踏まえた戦略の方向性の検討が必要となります。このような経営環境の中、当社グループは長期ビジョン2030である「『手づくり』を軸に新ビジネス領域を拡大し、お客さまと従業員の自己実現を叶えます」の実現に向け、前中期経営計画において掲げた3つの経営戦略(事業力強化、M&A・アライアンス推進、経営体質強化)を継続し、手芸ファンの多様なニーズに対応するための商品・サービス開発と新たな手芸ファン獲得のための顧客接点強化等に取組み、持続的な事業の充実・拡大を実現してまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主重視の経営推進という観点から企業価値を高めるため、高付加価値の商品やサービスの提供により収益基盤の強化を図り、継続的に利益を出せる企業体質を目指しております。 目標とする経営指標として2028年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定しており、2026年6月期の目標数値は売上高145億98百万円、営業利益3億34百万円、2027年6月期は売上高155億円、営業利益6億80百万円、2028年6月期は売上高166億40百万円、営業利益11億20百万円であります。
事業等のリスク2,567字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 自社企画商品について 当社グループでは、収益力の向上と独自性の強化による差異化を図るため、商品の自社企画・開発に注力しております。当連結会計年度における店舗総売上高に占める自社企画商品の割合は一定の高さを維持しておりますが、企画・開発の進捗状況や販売状況等によっては、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 店舗展開について 当社グループは、中核事業として手芸専門店チェーンの全国的な展開を行っております。店舗展開については、個店別に採算を精査したうえで、新規出店及び閉店の要否を判断しており、当連結会計年度においては、前連結会計年度に実施した不採算店舗閉鎖により店舗数は減少したものの、収益構造は大幅に改善しております。また、全国の手づくりファンへの多様な商品・サービスの提供手段としてECサイト販売やBtoB等を推進し店舗展開リスクの低減を図っておりますが、当社の出店ニーズに合致する物件確保の可否や、不採算店舗対策次第で店舗収益計画の成否が左右され、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) インショップ型店舗の展開について 当社グループの店舗は、路面店とともに商業施設へのインショップ型の出店も行っておりますが、出店先の商業施設の集客力が変動した場合等には業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 店舗の賃借物件への依存について 当社グループの店舗は、大半を賃借しておりますが、貸主の事由によっては業績が好調な店舗であっても当該店舗の退店を余儀なくされる可能性があります。 また、当社グループでは出店に際して保証金を差し入れていることから、倒産その他貸主の事由によっては保証金等の全部または一部が回収できなくなる可能性があります。 (5) 固定資産の減損会計適用について 当社グループの店舗は、大半を賃借しており、店内設備の陳列什器備品はリース契約により使用し、内装及び電気設備等の一部を負担して設置しております。当社グループでは、主として店舗を基本単位に資産のグルーピングを行っており、各営業店舗の業績推移及び退店・移設の予定によって減損の兆候が生じた場合、もしくは土地等の時価が著しく下落した場合におきましては、減損損失を計上する可能性があります。 また、経営成績の状況によっては、本社建物等の共有資産についても、減損損失を計上する可能性があります。 (6) 販売委託契約について 当社グループでは、直営店のほか、販売委託制度「オーナーシステム」により、加盟者と販売委託契約を締結して、当社グループが保有するショップブランド名にてチェーン展開を図っております。 「オーナーシステム」は、加盟者と共存共栄を図ることを基本方針としており、契約当事者いずれかの要因により信頼関係が損なわれる場合には、店舗運営方針及び施策等の浸透や、店舗政策に基づく出退店または移転等が適時に実施できないなど、店舗運営に支障を来たす可能性があります。 (7) 個人情報の管理について 当社グループは、店舗販売事業及び通信販売事業におきまして、会員制を採用して個人情報を取得し、セール案内等の情報提供に利用しており、当該顧客情報の管理に関しては「コンプライアンス・マニュアル」とともに「個人情報保護規程」を制定するなど、運用管理には可能な限りの対策を講じております。しかしながら、何らかの事由により個人情報の流出または誤用が生じた場合には、当社グループに対する顧客からの信用を失うこととなり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報システム管理について 当社グループは、コンピュータシステムと通信ネットワークを利用して業務処理を行っており、自然災害や事故のほか、コンピュータウイルスに起因するシステムの障害及び外部からの不正侵入等により、システムダウンもしくは重要データの喪失又は漏洩が生じる可能性があります。当該システムの予防措置について、万一の場合に備え保守・保全の対策を講じ、情報管理体制の内部統制に努めておりますが、想定を超えた侵入技術による不正アクセスやシステム障害等の予期せぬ事態が生じた場合には、社会的信用や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 大規模自然災害について 当社グループは、全国的に店舗を展開しており、店舗の周辺地域において大地震や台風等の自然災害あるいは予期せぬ事故等により、店舗又は商品に物理的損害が生じ店舗営業活動が阻害された場合、さらに人的被害が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 法的規制について 当社グループの行う事業は、商標法や著作権法等の知的財産に関する法律、消費者契約法、不当景品類及び不当表示防止法、家庭用品品質表示法、製造物責任法、独占禁止法、下請代金支払遅延等防止法、特定商取引に関する法律、不正競争防止法等による法的規制を受けております。 当社グループでは、リスク・コンプライアンス委員会を設置するなど、社内教育・研修の実施を含めたコンプライアンス体制の整備等、法令を遵守する体制の整備に努めておりますが、これらの法令に違反する事由が生じた場合、また、新たな法令の制定等が行われた場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 出版市場の動向に関するリスク 当社グループは、編み物、ソーイングなど手芸関連の書籍を出版しております。出版市場では、コロナ禍における巣ごもり需要が落ち着き、紙の書籍等の販売は再び減少傾向に転じた他、販路そのものである書店の閉店が続いております。 また、用紙等原材料や印刷費用は市況の影響を受けます。したがって、急激な市場・市況変化によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,548字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 イ.経営成績 当連結会計年度(2024年7月1日から2025年6月30日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の回復やインバウンド消費の拡大により緩やかな回復基調が続きました。一方で物価上昇や米国の経済政策等による景気の下振れリスクが存在し、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、原材料価格の高騰によるコスト上昇に加え、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。 このような状況のなか、当社は、グループ経営理念「『手づくり』を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ」とその理念に基づいたサステナビリティ方針を掲げ、環境・社会・ガバナンス面での各種課題への継続的な取組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考えております。このような考えのもと、足元の経営環境を踏まえ、当連結会計年度が最終年度となる中期経営計画(2023年6月期から2025年6月期)において成長の3本柱として掲げた事業力強化、M&A・アライアンス推進、経営体質の強化に努めてまいりました。 事業力強化では、グループ全体で商品価格適正化による収益基盤の改善に取り組むとともに、前連結会計年度より新規事業として始動したBtoB事業において、全国のホームセンターや書店への商品導入及びイベント提案を行いました。提案商品の中でも、糊付きのキャンバスに専用ビーズを貼り絵柄を完成させる商品「ダイヤモンドフィックス」は好評いただいており、大手キャラクターグッズ専門店等でも取り扱いをいただいております。今後、BtoB事業を確固たる売上の柱の一つとすべく、さらなる販路拡大に取り組み、BtoB事業のビジネスモデル確立に努めてまいります。 M&A・アライアンス推進では、2024年7月1日にM&A及び資本・業務提携に係る資金調達を目的とした新株予約権を発行いたしました。当社グループが保有する顧客基盤を活用し、お客様のニーズに合わせた販売網整備と商品展開、情報発信を行うべく、当社グループとの事業シナジーが創出可能な企業を中心に候補企業の選定を進めております。また、業務提携契約を締結した株式会社エポック社との取組みとして、シルバニアファミリーのきせかえコスチュームを作製するワークショップやポップアップイベントの開催を継続して実施し、関連商品売上は好調に推移しております。 経営体質の強化では、小売事業において基幹システムを導入し、情報の一元管理による迅速な経営判断やさらなる業務効率化を進めております。また、グループ全体でコストの見直し・適正化を行い、前連結会計年度に実施した小売事業における不採算店舗閉鎖による経費削減効果が発現した結果、前連結会計年度に比べ販売費及び一般管理費は19億円減少いたしました。 これらの結果、当連結会計年度における経営成績は売上高140億45百万円(前年同期比8.8%減)、営業利益65百万円(前連結会計年度は15億92百万円の営業損失)、経常利益4百万円(前連結会計年度は16億65百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は2億57百万円(前連結会計年度は20億91百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりです。 (小売事業) 小売事業では、藤久が営む「クラフトハートトーカイ」ブランドを中心とした店舗とECにおいて様々な施策に取組んでまいりました。利用者層の拡大とサービス向上を目的として、クラフトハートトーカイグループ全店において、楽天ペイメント株式会社が運営する共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を手芸専門店業態で初めて導入しました。多数の利用者を有する本サービスの導入により、顧客満足度の向上を図るとともに、楽天グループが有する強固な顧客基盤を活用し、データマーケティングや販促施策を強化してまいります。 百円ショップとの競合激化が進む中、初心者層も気軽に購入できるように、品質の良さと低価格を両立したPB商品「ハートプライス」シリーズを開発しました。シリーズ第1弾の商品としてトレンドの推し活グッズ制作にも最適なリボン・レースを展開しており、今後も顧客ニーズを分析し、商品展開を拡大予定です。さらに、IPコンテンツを活用した商品開発を推進することで、新たな顧客層にアプローチし手芸の裾野拡大に努めております。また、若年層を中心とした編み物ブームの影響により、編み物関連商品の売上は前連結会計年度を上回り好調に推移しました。 収益構造改善に向けては、前連結会計年度に遂行した不採算店舗閉鎖により営業利益が大幅に改善いたしましたが、さらなる改善のため、割引価格の見直しによる粗利の確保や販売費及び一般管理費の総点検によるコスト削減等を実施いたしました。店舗網については、個店採算の検証等の結果、東北地区1店舗、関東地区5店舗、中部地区3店舗、近畿地区1店舗、中国地区1店舗、九州地区1店舗の閉鎖を実施し、当連結会計年度末の店舗数は214店舗となりました。 これらの結果、小売事業の売上高は109億1百万円(前年同期比10.8%減)、営業利益は3億18百万円(前連結会計年度は12億5百万円の営業損失)となりました。 (出版・教育事業) 出版・教育事業では、日本ヴォーグ社を中心に様々な施策に取組んでまいりました。日本ヴォーグ社は、2024年5月に創業70周年を迎え、創業を記念して特設サイトを開設し、ECサイト「手づくりタウン」にて1年を通じて様々なキャンペーンを実施しました。さらに、2025年1月には創業70周年の感謝を込めて「70周年ありがとう 日本ヴォーグ社祭」を日本ヴォーグ社本社内のクラフティングアートギャラリーにて開催しました。出版物の展示やワークショップ、物販等を実施し、顧客接点増加に寄与したほか、2025年4月に東京ビッグサイトにて開催された「2025日本ホビーショー」においても、長年のご愛顧への感謝をテーマに商品販売及び社歴紹介企画を実施し、多くの来場者からご好評いただきました。 出版業界の縮小により厳しい状況が続いておりますが、編み物ブームに後押しされ編み物関連の既刊本売上は好調に推移しており、日本ヴォーグ社主催で2019年より毎年開催している糸のマーケットイベント「イトマ!」は過去最大の来場者数を記録し大盛況となりました。 ヴォーグ学園では、不採算部門であった天神校を閉鎖し、ヴォーグ学園全体でも受講生数が減少しましたが、ヴォーグ学園の魅力を周知すべく、気軽に施設内を見学できる「プレミアム見学会」をヴォーグ学園全4校にて開催し、新規受講生獲得に寄与しました。また、2026年1月にはヴォーグ学園全校及びオンラインにて、手芸に関する知識を問う「手芸検定」の開催を予定しており、これまでに蓄積された手芸に関する情報やテキスト作成のノウハウを活かした新たな取組みを推進しております。 これらの結果、出版・教育事業の売上高は32億12百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は46百万円(前連結会計年度は67百万円の営業損失)となりました。 ロ.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2億65百万円増加し、115億55百万円となりました。流動資産は3億12百万円増加し、76億24百万円となりました。流動資産の増加は、現金及び預金が3億96百万円増加したことによるものであります。固定資産は47百万円減少し、39億30百万円となりました。固定資産の減少は、差入保証金が48百万円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ4億62百万円減少し、78億60百万円となりました。流動負債は4億80百万円減少し、56億39百万円となりました。流動負債の減少は、短期借入金が2億50百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が1億21百万円、未払金が2億59百万円、契約負債が1億33百万円減少したことによるものであります。固定負債は18百万円増加し、22億20百万円となりました。固定負債の増加は、社債が40百万円減少したものの、長期借入金が14百万円、資産除去債務が35百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ7億27百万円増加し、36億94百万円となりました。これは主に、2024年7月1日付の第三者割当増資による株式発行に伴い資本金及び資本準備金がそれぞれ4億82百万円増加した一方、親会社株主に帰属する当期純損失2億57百万円を計上したことによるものであります。 なお、2024年9月26日開催の定時株主総会決議により、同日を効力発生日として、その他資本剰余金を19億41百万円減少させ、同額を繰越利益剰余金に振り替えることにより、欠損填補を行っております。 さらに2024年9月26日開催の定時株主総会決議により、2024年10月7日を効力日として、資本金及び資本準備金をそれぞれ4億82百万円減少させ、全額をその他資本剰余金に振り替えております。 ②  キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3億96百万円増加し、22億79百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、5億1百万円(前年同期は使用した資金15億34百万円)となりました。これは主に、仕入債務の減少2億3百万円、未払金の減少1億64百万円及び法人税等の支払額1億47百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、2億33百万円(前年同期は使用した資金60百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1億2百万円及び無形固定資産の取得による支出78百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、11億31百万円(前年同期は得られた資金14億20百万円)となりました。これは主に、長期借入れによる収入5億89百万円、長期借入金の返済による支出6億円及び株式の発行による収入9億16百万円によるものであります。 ③  仕入及び販売の実績 当連結会計年度における仕入及び販売の状況は、次のとおりであります。 イ.生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 小売事業   -   - 出版・教育事業   520,314   95.8 合計   520,314   95.8 ロ.仕入実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 小売事業   4,635,358   94.9 出版・教育事業   697,089   96.1 合計   5,332,448   95.1 ハ.販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 小売事業   10,900,535   89.2 出版・教育事業   3,145,140   98.9 合計   14,045,675   91.2 (注)1 セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。 2 主な相手先別販売実績及び当該販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績 黒字化体質確立に向け、前連結会計年度に実施した不採算店舗の閉鎖及び出版業界の縮小等により売上が減少し、当連結会計年度の売上高は140億45百万円(前年同期比8.8%減)となりましたが、収益構造が改善した結果、営業利益は65百万円(前連結会計年度は15億92百万円の営業損失)、経常利益は4百万円(前連結会計年度は16億65百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失1億51百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は2億57百万円(前連結会計年度は20億91百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 ロ.財政状態 当連結会計年度の財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」に記載のとおりであります。 ②  キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入、人件費等の販売費及び一般管理費であり、設備投資需要のうち主なものは、新規店舗出店に伴う建物及び什器、備品の取得等であります。このような資金需要に対しましては、自己資金及び金融機関からの借入による資金調達により充当しております。 なお、資金の流動性に関しては、当社を借入人として運転資金を安定的かつ機動的に調達することを目的としたタームアウト型コミットメントライン契約(貸付極度額29億円)を2023年2月24日に締結(当連結会計年度末における借入実行残高14億50百万円、未実行残高14億50百万円)したことに加え、2024年5月28日開催の取締役会及び2024年6月28日開催の臨時株主総会において、合同会社ルビィを割当先とする新株式及び新株予約権の発行(以下、「第三者割当増資」という。)について決議し、本株式の発行については、7月1日に払込手続きが完了しており、9億64百万円の資金調達を実施しております。 ③  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④  経営上の目標を達成するための客観的な指標等 経営上の目標を達成するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。