概要
INGS株式会社は2009年に東京都新宿区で設立された外食企業である。ラーメン事業では「らぁ麺 はやし田」など自社開発の9ブランドを直営またはプロデュース(指導型加盟)で展開し、レストラン事業ではカジュアルイタリアンバル「CONA」や焼売酒場「焼売のジョー」を直営またはライセンスで運営する。2025年8月期末の総店舗数は174店、連結売上高は77.3億円、従業員数は334人。2024年9月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。
ラーメンとレストランの二事業構成
当社はラーメン事業とレストラン事業の2本柱で外食を展開する。ラーメン事業は直営店(38店)とプロデュース店(69店)で構成され、2025年8月期の同事業売上高は40.8億円(全体の53%)を占める。レストラン事業は直営店(36店)とライセンス店(31店)からなり、売上高は36.5億円(同47%)である。ラーメン事業では「らぁ麺 はやし田」を旗艦に9ブランドを有し、レストラン事業では「CONA」と「焼売のジョー」が中核だ。両事業とも直営店の運営に加え、第三者が屋号を使う展開モデルを持ち、多様な収益源を確保している。
直営・プロデュース・ライセンスの三つの展開モデル
当社の成長を支えるのは、直営、プロデュース、ライセンスという三つの店舗展開モデルである。直営店は自社で運営し、ラーメン事業38店、レストラン事業36店の計74店を有する。プロデュースはラーメン事業で採用され、開業希望者に当社の麺・タレ・スープを販売し、月額5万円(税別)のフィーでノウハウを提供する。加盟金・研修費は無料で、屋号はオーナーの自由だ。2025年8月期に69店まで拡大したが、運営会社の人員不足で12店が減少した。ライセンスはレストラン事業で用いられ、「CONA」は開業支援料150万円・月額15万円、「焼売のジョー」は月額売上4%のロイヤリティを課す。計31店に達している。
一都三県を核にした地域戦略
出店は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県のいわゆる一都三県に集中している。2025年8月末時点で全174店中138店がこの地域に立地し、特に直営店の都市型店舗は乗降客数10万人以上の駅周辺を狙う。一方、プロデュース店やライセンス店は地方にも拡大しており、青森から鹿児島まで14府県に及ぶ。関西地方へは2022年2月に「らぁ麺 はやし田」道頓堀店、同年9月に「焼売のジョー」大阪駅前店を出店した。長期的には直営店200店、プロデュース・ライセンス店300店の合計500店を目標とするが、現状は174店にとどまる。
業界の中での役割は外食チェーン運営会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ラーメン事業 | 41億円 | 53.2% | 4億円 | 9.8% |
| レストラン事業 | 36億円 | 46.8% | 1億円 | 2.8% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ラーメン事業(直営店)主力
「らぁ麺 はやし田」など9ブランドのラーメン直営店を一都三県中心に展開。独自のスープや麺を店内で調理し、高回転率で都市型店舗を軸に郊外や商業施設にも出店。
- らぁ麺 はやし田
- 醤油ベースの透き通ったスープと細麺が特徴の主力ラーメンブランド。
- 金目鯛らーめん鳳仙花
- 金目鯛の旨味を凝縮した塩ベースのラーメンを提供。
- 煮干中華そば鈴蘭
- 煮干と動物系スープを合わせたダブルスープの中華そばが特徴。
- 日本油党
- 油そば専門店。20種類のトッピングを用意し、若者から女性まで幅広い客層を意識。
02レストラン事業(直営店)主力
「CONA」と「焼売のジョー」を中心に、カジュアルイタリアンバルと大衆酒場を直営展開。低価格で高コスパを提供。
- CONA
- 石窯で焼き上げる本格ピザを500円(税別)で提供するカジュアルイタリアンバル。
- 焼売のジョー
- 特製焼売を主軸にした大衆酒場。1個99円の焼売や699円以下のおつまみを提供。
03ラーメン事業(プロデュース)準主力
ラーメン店開業希望者に対し、PB商品の販売や店舗運営ノウハウを提供。加盟金・研修費0円で、初期投資を抑えた出店を支援する。
- PB商品(麺・タレ・スープ)
- 当社直営店で使用するオリジナル配合のラーメン食材を販売。
04レストラン事業(ライセンス)準主力
「CONA」と「焼売のジョー」のライセンス貸与と店舗運営ノウハウ・食材提供を全国展開。
- ライセンス(CONA・焼売のジョー)
- ブランド使用権と運営ノウハウ、食材提供。
製品と技術
「らぁ麺はやし田」に代表されるラーメンの調理技術
ラーメン事業の旗艦ブランド「らぁ麺 はやし田」は、鴨・大山鶏の丸鶏から取った透き通ったスープが特長である。数種類の小麦粉を配合した細麺を使用し、醤油ベースの「らぁ麺」、塩ベースの「塩らぁ麺」、濃厚な鶏白湯スープの「鶏白湯らぁ麺」など多様なメニューを提供する。調理時間は約1分と短く、高回転率を実現している。客単価は都市型店で1,096円、郊外型で1,178円(2025年8月単月)。他にも「金目鯛らーめん鳳仙花」では金目鯛のアラを使用した鯛スープ、「煮干中華そば鈴蘭」では煮干と動物系のダブルスープ、「日本油党」では20種類のトッピングから選べる油そばを展開する。これらのレシピは季節限定メニューの開発や新ブランド創出にも活用されている。
「CONA」と「焼売のジョー」の低価格戦略と商品設計
レストラン事業では「CONA」と「焼売のジョー」を主力とする。「CONA」は「高コスパで、いつでも、誰とでも。」を掲げ、石窯で焼く直径25センチの本格ピザを約30種類すべて500円(税別)で提供する。ピザ以外のパスタやリゾットも500円、ワインボトルは1,900円からと幅広い客層を狙う。客単価は2,662円(2025年8月単月)で、20店舗を展開する。一方「焼売のジョー」は「焼売を日常に。」をコンセプトに、特製焼売を1個99円(税別)で出す大衆酒場。鶏肉をメインにした餡を薄皮で包み、揚げ焼売や炊き焼売も揃える。客単価は2,373円で、お通し代無し。13店舗を運営し、ライセンスも行う。両ブランドともリーズナブルな価格帯でリピーターを獲得している。
油そば専門店「日本油党」と多ブランド開発力
2023年3月に1号店を渋谷に出した「日本油党」は、ラーメン事業の新たな柱である。北海道産小麦粉を使用した麺に、基本の油そばのほか「釜玉油そば」「たらこバター釜玉油そば」などバリエーション豊かに展開する。特徴的なのは、無料8種類を含む全20種類のトッピングを自由にカスタマイズできる点で、若者から女性客まで幅広い層を取り込む。2025年8月時点で4店舗に拡大した。当社はこの「日本油党」を含め、すべて自社開発した9つのラーメンブランドを有する。「らぁ麺 はやし田」の兄弟ブランド「らぁ麺 くろ渦」、煮干特化の「煮干中華そば鈴蘭」、家系ラーメンの「横浜家系ラーメンみどり」など、味やコンセプトを変えることで同一エリアでも複数出店を可能にしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
PB商品中心に成長、収益性が改善する小売企業
INGは、プライベートブランド商品を中心としたディスカウントストアを展開する小売企業で、売上高は53億円から77億円と急成長した。営業利益率は7.8%から6.5%とやや低下したが、依然として高水準にある。同業のトライアルホールディングスが大規模・低価格戦略を強める中、当社は専門店としての品揃えと鮮度管理で差別化する。出店拡大に伴う物流コストの増加と、競争激化が今後の課題だ。
強み
- 売上高が53億円から77億円と45%以上拡大
- 営業利益率6%超と、小売業として高水準を維持
- PB商品の開発力で他店と差別化
- 価格訴求に加え、鮮度・品質でリピーターを獲得
課題
- 出店投資の増加で営業利益率が7.8%から6.5%へ低下
- 大手ディスカウント等との価格競争が激しさを増す
- 店舗網拡大に伴い物流コストや人件費が増大
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がINGS
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5884クラダシ | 67億円 | 110.1倍 |
| 2 | 7135ジャパンクラフトホールディングス | 67億円 | 16.4倍 |
| 3 | 7695交換できるくん | 67億円 | 70.7倍 |
| 4 | 2654アスモ | 65億円 | 12.5倍 |
| 5 | 7506ハウス オブ ローゼ | 65億円 | 3297.6倍 |
| 6 | 245AINGS | 64億円 | 18.2倍 |
| 7 | 7674NATTY SWANKYホールディングス | 64億円 | — |
| 8 | 9271和心 | 63億円 | 9.7倍 |
| 9 | 9876コックス | 62億円 | 5.8倍 |
| 10 | 3135マーケットエンタープライズ | 61億円 | — |
| 11 | 2796ファーマライズホールディングス | 61億円 | 52.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
個人事業からの法人化とラーメン事業の開始(2009年)
現代表者が東京都新宿区で個人事業として営んでいた飲食業を、2009年3月に資本金30万円の株式会社INGSへ法人化した。最初の店舗は「煮干中華そば 鈴蘭」の所在地で始めたラーメン事業である。この時点では一店舗のみの零細企業だったが、後に多ブランド展開の原点となる煮干ラーメンの技術がここで磨かれた。法人化から2年後の2011年10月、フランチャイジーとして「CONA」上野店を開き、レストラン事業に参入。以降、ラーメンとレストランの二本柱が形成される。
レストラン事業の拡大とCONAブランドの獲得(2016〜2018年)
2016年3月、業容拡大に伴い本社を新宿六丁目に移転。2017年12月にはラーメン事業の主力「らぁ麺 はやし田」新宿本店を開業し、直営店の基盤を固めた。2018年3月からはプロデュース事業を開始し、同年5月には「CONA」直営店が10店に達した。同年10月、フランチャイズ元である株式会社キャンディーBOXの全株式を取得し子会社化。これにより「CONA」ブランドのライセンス権を掌握し、レストラン事業のライセンス部門を立ち上げた。この買収は後のライセンス収入の源泉となった。
「らぁ麺はやし田」の急成長とプロデュース事業の拡大(2020〜2021年)
2020年4月、ラーメン事業直営店が10店に到達。同年5月には新型コロナウイルス禍の真っただ中で「焼売のジョー」を立ち上げ、新たなブランドを投入した。同年12月にはロードサイド初出店として「らぁ麺 はやし田」国立店を開業し、都市型以外の立地に進出した。2021年4月にはプロデュース店が20店を突破。同年7月には「焼売のジョー」のライセンス販売も始めた。この間、子会社キャンディーBOXを吸収合併し(2021年8月)、管理効率を高めた。直営店、プロデュース店ともに店舗数を急増させた時期である。
関西進出とグロース市場上場(2022〜2024年)
2022年2月、ラーメン事業で関西初の直営店となる「らぁ麺 はやし田」道頓堀店を大阪に開業。同年4月にはプロデュース店が40店を超えた。2023年3月、油そば専門店「日本油党」の1号店を渋谷に出し、9月にはプロデュース店が60店に達した。2024年5月には「日本油党」町田支部でラーメン事業直営店30店を達成。そして2024年9月、東京証券取引所グロース市場に上場。上場時の公募増資により資本金・資本剰余金が約9.2億円増加し、財務基盤を強化した。上場後も出店を続け、2025年5月には「CONA」直営店20店目となる町田店を開業した。
年表24件を開く
2000年代
- 2009年3月創業東京都新宿区新宿三丁目11番12号に飲食業を目的に個人事業の法人化によって株式会社INGS(資本金300千円)を設立、ラーメン事業(現:「煮干中華そば 鈴蘭」の所在地にて運営)を開始
2010年代
- 2011年10月フランチャイジーとしてCONA直営店1店舗目である「CONA」上野店を東京都台東区にオープンし、レストラン事業を開始
- 2016年3月業容拡大に伴い本社を東京都新宿区新宿六丁目28番8号ラ・ベルティ新宿801号室に移転
- 2017年12月ラーメン事業らぁ麺 はやし田直営店1店舗目として「らぁ麺 はやし田」新宿本店を東京都新宿区にオープン
- 2018年3月ラーメン事業プロデュース店1店舗目がオープンし、プロデュース部門を開始
- 2018年5月レストラン事業CONA直営店10店舗目として「CONA」船橋店を千葉県船橋市にオープン
- 2018年10月M&ACONAブランドのライセンサーである株式会社キャンディーBOXの全株式を取得し子会社化の後、レストラン事業におけるライセンス部門を開始
2020年代
- 2020年4月ラーメン事業直営店10店舗目として「らぁ麺 ふじ松」戸塚店を神奈川県横浜市にオープン
- 2020年5月レストラン事業の直営店部門における新ブランドとして、焼売のジョーを開始し、直営店1店舗目として「焼売のジョー」川崎店を神奈川県川崎市にオープン
- 2020年12月ラーメン事業ロードサイド初出店として「らぁ麺 はやし田」国立店を東京都国分寺市にオープン
- 2021年4月ラーメン事業プロデュース店20店舗目がオープン
- 2021年7月レストラン事業焼売のジョーライセンス店1店舗目がオープンし、焼売のジョーのライセンス部門を開始
- 2021年8月M&A内部統制強化及び管理事務の効率化のため、子会社の株式会社キャンディーBOXを吸収合併
- 2021年12月ラーメン事業直営店20店舗目として「らぁ麺 はやし田」味の素スタジアム店を東京都調布市にオープン
- 2022年2月ラーメン事業直営店関西地方初出店として「らぁ麺 はやし田」道頓堀店を大阪府大阪市にオープン
- 2022年2月業容拡大のため本社を東京都新宿区新宿六丁目28番8号ラ・ベルティ新宿3階に移転
- 2022年4月ラーメン事業プロデュース店40店舗目がオープン
- 2022年9月レストラン事業直営店関西地方初出店として「焼売のジョー」大阪駅前第3ビル店を大阪府大阪市にオープン
- 2023年3月ラーメン事業油そば専門店1店舗目として「日本油党」渋谷総本部を東京都渋谷区にオープン
- 2023年7月レストラン事業焼売のジョー直営店10店舗目として「焼売のジョー」横浜西口店を神奈川県横浜市にオープン
- 2023年9月ラーメン事業プロデュース店60店舗目がオープン
- 2024年5月ラーメン事業直営店30店舗目として「日本油党」町田支部を東京都町田市にオープン
- 2024年9月上場東京証券取引所グロース市場に上場
- 2025年5月レストラン事業CONA直営店20店舗目として「CONA」町田店を東京都町田市にオープン
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 直営店舗数(ラーメン事業)100店舗
- 直営店舗数(レストラン事業)100店舗
- プロデュース店・ライセンス店舗数300店舗
- 合計店舗数500店舗
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
直営・プロデュース・ライセンスによる多店舗展開
一都三県を中心に、直営店(ラーメン・レストラン各100店舗)とプロデュース店・ライセンス店(計300店舗)で合計500店舗を目指す。直営店は都市型を中心に郊外型も併用し、プロデュース店・ライセンス店は全国展開する。
- 02
複数ブランド展開と商品開発力の活用
ラーメン事業では自社開発の9ブランドを活用し、同一地域に複数ブランドを出店。定期的な試食会で既存商品の改良や新ブランド開発を行い、新規顧客獲得と既存客の来店頻度向上を図る。
- 03
アプリとSNSを活用したマーケティング強化
全ブランド共通のアプリや公式SNS、インフルエンサー連携等を通じて新店情報や限定商品を発信。プッシュ通知で再来店を促し、複数ブランド間の相乗効果と集客最大化を図る。
- 04
計画的な人材獲得と定着・育成
新卒・中途・外国人材の採用を強化し、タレントプール制度で将来の候補者を確保。四半期評価やエゴグラム診断、ES調査等で従業員満足度向上と離職率低減を図る。アルバイト向けキャリアパス制度も導入。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で334人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は421万円で、1期前と比べて−1.4%。平均年齢は30.4歳、平均勤続年数は3.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年8月 | 427 | 31.3 | 3.1 | 264 | 189 |
| 2025年8月 | 421 | 30.4 | 3.0 | 334 | 150 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は77億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+20.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 96億円 | 77億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 5億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年3Qで、売上は25億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 36 | 2 | 5.6 | 1 |
| 2025年4Q | 41 | 3 | 7.3 | 2 |
| 2026年2Q | 44 | 3 | 6.8 | 2 |
| 2026年3Q | 25 | 2 | 8.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年8月期からの6期で、売上は20億円から77億円へ3.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 20 | — | 1 | — | 0 |
| 内部統制強化及び管理事務の効率化のため、子会社の株式会社キャンディーBOXを吸収合併 | |||||
| 2021年8月 | 20 | — | 5 | — | −1 |
| 2022年8月 | 35 | — | 5 | — | 2 |
| 2023年8月 | 53 | — | 3 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に上場 | |||||
| 2024年8月 | 64 | 5 | 4 | 7.8 | 3 |
| 2025年8月 | 77 | 5 | 4 | 6.5 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高77億円のうち、営業利益として残るのは5億円で6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.5%25億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金61.0%47億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年8月期は営業CFが6億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は16億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 9 | −3 | −4 | 6 | 6 |
| 2023年8月 | 4 | −4 | 1 | 0 | 7 |
| 2024年8月 | 7 | −4 | 1 | 3 | 10 |
| 2025年8月 | 6 | −7 | 7 | −1 | 16 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年8月期の総資産は46億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は43.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 25 | 3 | 22 | 12.4 |
| 2021年8月 | 26 | 2 | 24 | 7.8 |
| 2022年8月 | 27 | 4 | 23 | 15.4 |
| 2023年8月 | 29 | 5 | 24 | 16.7 |
| 2024年8月 | 35 | 8 | 27 | 22.3 |
| 2025年8月 | 46 | 20 | 26 | 43.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中24位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中188位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,560で、1年前と比べて-16.6%。過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.2倍 |
| PER (会社予想) | 19.0倍 |
| PBR | 2.84倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で+5.7%と上昇基調にありますが、52週高値(3720円)からは33%下回っており、年初来では-27.6%と軟調です。25日移動平均線(2444.88円)を上回って推移し、7月21日から2,465〜2,497円のレンジで推移後、直近で2,490円と底固めの様相です。出来高は6月に大幅増加した後、7月後半は1,000〜2,800株程度で落ち着いており、売り一巡感が見られます。75日線(2435.67円)も上回っており、中期的な下値支持が意識されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER17.64倍は業界平均41.59倍を大きく下回り、PBR2.77倍は業界平均2.94倍とほぼ同水準。ROE20%と高い収益性を示す一方、配当利回りは0%で無配であり、株主還元が不足。売上高は53億→77億円と拡大し業績は成長基調だが、利益率は小幅な改善。同業界平均と比較してPERは割安だが、PBRは妥当圏内。高ROEと成長性を考慮すると、現状の株価はほぼ妥当と判断。ただし、無配が続く点は留意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.2倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 19.0倍 | — |
| PBR | 2.84倍 | 2.44倍 |
| ROE | 20.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、売上高の急拡大の持続性と収益性の維持をめぐって強弱が対立します。強気派は、売上高が急成長していることや、営業利益率が改善傾向にあることを評価し、事業拡大が続くと考えます。一方、弱気派は、成長の背景が不明確で、競争の激しい小売業界での持続性に疑問を呈し、営業利益率が低下するリスクを指摘します。また、株価の下落が続いていることも弱気材料です。
- 売上高の急成長
3年間で売上高が倍増し、成長が続く。
- 利益率の改善
営業利益率が7.8%と改善傾向。
- 市場拡大の恩恵
小売市場全体の拡大が追い風。
- ROE20%と資本効率の高さが評価継続影響中
自己資本利益率は20%で、PBR2.77倍の高さを正当化する収益力
- 株価が1年で27.6%下落し押し目不定影響弱
株価下落で実績PERが17.64倍まで低下し、戻り余地が意識される
- 売上高が77億円と前年比20%増に拡大通年影響中
売上高は53→64→77億円と3期連続で増加し、増収基調が続く
- 2期連続で営業利益5億円を確保継続影響中
2024/8期と2025/8期の営業利益は各5億円で安定。純利益も3億円を維持
- 成長の不透明感
成長要因の詳細が不明で、継続性に疑問。
- 競争の激化
同業他社との競争で利益率が低下する懸念。
- 株価の下落
1年間で27%下落し、市場評価が低調。
- 営業利益率が7.81%から6.49%へ低下通年影響中
25/8期は増収でも営業利益5億円で横ばい、売上高営業利益率は1.32ポイント減
- 予想PER18.4倍と実績PER17.64倍で減益示唆決算発表後影響中
市場予想に基づくPERが実績を上回り、来期の減益が意識される
- 無配当で株主への還元がない継続影響弱
配当利回りは0%で、株主還元策に乏しい
- 外国人保有比率3.28%と低流動性継続影響弱
外国人持ち株比率3.28%と低く、売買が細り株価変動が大きくなりやすい
- 売上高成長率
- 成長の持続性を確認。
- 営業利益率
- 収益性の維持・悪化を見極める。
- 既存店売上高
- 店舗運営の実力を測る。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ982人。区分でいちばん多いのは事業法人で44.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 56.7 | 44.9 |
| 個人・その他 | 43.3 | 40.5 |
| 証券会社 | — | 7.3 |
| 金融機関 | — | 4.1 |
| 外国法人 | — | 3.3 |
| 外国人個人 | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社MAcompany | 39.72 |
| 02 | 青柳 誠希 | 19.54 |
| 03 | 小島 直人 | 9.65 |
| 04 | 野村證券株式会社 | 3.36 |
| 05 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.28 |
| 06 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 2.75 |
| 07 | 株式会社ナシエルホールディングス | 1.82 |
| 08 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.42 |
| 09 | 株式会社菅野製麺所 | 0.93 |
| 10 | 下遠野 亘 | 0.79 |
| 11 | 有限会社和光 | 0.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-31青柳 誠希新規の大量保有報告57.81%-0.10pt
- 2026-07-02青柳 誠希新規の大量保有報告18.30%
- 2026-06-09青柳 誠希新規の大量保有報告18.30%-0.05pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−99%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは20.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 21,694 | 311,164 | 7.2 |
| 2021年8月 | −1,081 | 2,031 | — |
| 2022年8月 | 107 | 208 | 68.8 |
| 2023年8月 | 34 | 242 | 15.2 |
| 2024年8月 | 143 | 385 | 45.6 |
| 2025年8月 | 110 | 779 | 20.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額104百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 青柳誠希 | 代表取締役 社長 | 42 | 1,462,000 |
| 持木惣 | 取締役 レストラン事業部長 | 42 | — |
| 塚本一宏 | 取締役 ラーメン事業部長 | 42 | — |
| 石井丈章 | 取締役 総務部長 | 42 | 2,200 |
| 磯野勇 | 取締役 人事部長 | 38 | — |
| 鈴木建 | 取締役 経営管理部長 | 40 | 2,200 |
| 大森彩香 | 取締役(社外) | 47 | — |
| 齋川貞夫 | 監査役(常勤) | 73 | — |
| 髙橋篤史 | 監査役(非常勤) | 49 | — |
| 藤原英理 | 監査役(非常勤) | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 89 | 89 | 15 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,690字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題10,620字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,076字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,684字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期 第3四半期 決算説明資料2026-07-15
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