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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション

Village Vanguard CO.,LTD.2769 · Standard · 小売業

個性的なセレクトショップ「ヴィレッジヴァンガード」を運営。書籍・雑貨・CD・アパレル等を販売。

概要

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは、「遊べる本屋」をコンセプトに書籍・雑貨・CDなどを販売する小売企業である。1998年に現社名となり、全国に直営店290店舗、FC店3店舗を展開する(2025年5月末現在)。売上高約250億円、従業員356名。近年は赤字が続いていたが、2026年5月期に営業黒字化を見込む。

「遊べる本屋」を掲げる店舗運営

創業以来「遊べる本屋」をキーワードに、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)を融合的に陳列する独自の小売業を展開する。店舗ごとに品揃えが異なり、スタッフの個性を活かした独創的な空間づくりを重視する。2025年5月末時点で直営店290店舗、FC店3店舗の合計293店舗を運営。店舗網は全国に広がるが、近年は出店と閉店を繰り返し、純減傾向にある。

店舗・POPUP・オンラインの3事業

2025年5月期の事業活動は、店舗、POPUP、オンラインの3つを柱とする。店舗ではリアルならではの体験を提供し、POPUPでは期間限定の出店で新規顧客を開拓する。オンライン販売は拡大傾向にあり、自社サイトを通じて商品を販売する。売上高は249億6200万円で前年比0.7%増と微増だが、営業損失は9億3500万円と赤字が継続している。

グループ構成と海外子会社

企業集団は当社と連結子会社3社の計4社で構成される。連結子会社は株式会社ヴィレッジヴァンガード(小売事業を担う)、TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司の3社。ただし、香港と上海の子会社は既に店舗を閉鎖しており、清算手続きを進めている。かつて子会社だった株式会社チチカカは2016年に全株式を売却し、グループから離脱した。

財務数値に見る業績推移

売上高は2016年5月期の468億円をピークに減少傾向にあり、2025年5月期は249億円まで縮小した。営業損益は2024年5月期から赤字に転落し、2期連続で9億円超の営業損失を計上。当期純損失は2025年5月期に約42億円と大幅に悪化した。自己資本は1億8700万円まで減少し、ROEはマイナス228.9%。経営指標としてROA10%、ROE15%を掲げるが、未達が続く。

業界の中での役割はエンターテインメント性の高い雑貨小売店チェーン。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
234億円
営業利益
9億円
営業利益率
3.8%
純利益
7億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2024/5
事業売上構成比利益利益率
ヴィレッジヴ ァンガード248億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売主力

書籍、雑貨、CD・DVD、食品、アパレル等を全国の店舗で販売。独自の切り口で選定した商品を提供し、単一セグメントとして運営している。

主な製品・サービス3
書籍
一般書、雑誌、漫画など幅広い書籍を取り扱う。
SPICE(雑貨類)
独自のセンスで厳選した雑貨・キャラクター商品などを販売。
ニューメディア(CD・DVD類)
音楽CDや映像DVDなどを販売。

製品と技術

書籍・雑貨・CDの融合陳列

創業以来の手法として、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)をジャンルを超えて同じ売場に陳列する。これにより「商品を発掘する楽しさ」を提供し、他店にはない発見を演出する。品揃えは本部による強制ではなく、各店舗のスタッフが企画・発注する自由度の高さが特徴である。2025年5月期の売上原価は135億5200万円で、前年比82.7%と抑制傾向にある。

オリジナル商品とアパレル展開

自社企画のオリジナル商品を多数展開し、他社との差別化を図る。食品やアパレルも取り扱い、ヴィレッジヴァンガード限定のデザイングッズやコラボ商品を発売する。かつては子会社のチチカカがアパレルを手掛けていたが、2016年に株式売却によりグループから離脱した。現在は自社でアパレルラインを運営し、オンライン販売でも注力している。

オンライン販売とPOPUP事業

近年強化しているオンライン販売では、自社ECサイトを通じて全国の顧客に商品を届ける。店舗と同様の遊び心ある品揃えを提供し、実店舗で販売する商品の多くをオンラインでも購入可能とする。POPUP事業は期間限定店舗をショッピングモールやイベント会場に出店し、新たな来店動機を創出する。コンテンツやイベントとの連携により、リアル体験の価値を高める戦略をとる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

雑貨小売で差別化、低収益体質

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは、ユニークな雑貨や書籍を扱う小売企業で、まんだらけなどと同様にサブカルチャー色の強い商品構成が特徴。近年は売上高が横ばいで、営業赤字が続いており、2026年5月期に黒字転換を見込むが、低収益体質からの脱却が急務。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比べ、規模が小さく収益性で劣る。

強み

  • 他社にはないユニークな雑貨や書籍を揃え、コアファンを獲得している。
  • アニメ・漫画などサブカルチャーとの親和性が高く、根強い需要がある。
  • 「ヴィレッジヴァンガード」のブランド名は全国的によく知られている。
  • 書籍・雑貨・CDなど幅広いカテゴリーを扱い、回遊性を高めている。

課題

  • 営業赤字が続き、収益構造の抜本的な見直しが必要。
  • 2026年5月期の黒字計画はあるが、達成リスクがある。
  • まんだらけなど類似業態との差別化を継続しなければならない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がヴィレッジヴァンガードコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17604梅の花グループ81億円31.4倍
25888DAIWA CYCLE80億円8.6倍
33566ユニフォームネクスト77億円14.9倍
47509アイエーグループ77億円4.9倍
59262シルバーライフ74億円9.4倍
62769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション73億円12.7倍
79903カンセキ72億円21.9倍
89904ベリテ68億円20.9倍
93187ミラタップ68億円
105884クラダシ67億円110.1倍
117135ジャパンクラフトホールディングス67億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

1998年に社名変更、店舗展開を本格化

1998年5月、株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーションに組織形態及び社名を変更した。2000年6月には四国初出店となるラフォーレ松山店を愛媛県松山市に出店し、同年9月には直営50店舗目となる八戸レック店を青森県八戸市に出店した。2003年4月には日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録され、資金調達の基盤を整えた。

100店舗・200店舗達成と飲食事業への進出

2004年4月、北海道旭川市にイオン旭川西店を出店し直営100店舗を達成。2006年11月には東京都杉並区にダイナー西荻店を出店し直営200店舗に達した。2003年2月には初の飲食事業としてダイナー阿佐ヶ谷店を出店したが、これらの飲食店は後に閉店している。店舗網の拡大と多角化を同時に進めた時期である。

子会社化と香港・上海進出

2007年5月、有限会社チチカカの全株式を取得し子会社化。2009年9月にはVillage Vanguard(Hong Kong)Limitedを合弁で設立し海外進出を開始した。2012年4月にはTITICACA HONGKONG LIMITEDを、2013年8月には比利緹卡(上海)商貿有限公司を設立し、香港と上海に拠点を置いた。しかしこれらの海外子会社は後に店舗を閉鎖し、清算手続きに入っている。

上場市場の変遷と本社移転

2004年12月にジャスダック証券取引所に移行。2010年4月の市場統合を経て大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2013年7月の東京証券取引所との統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移った。本社は愛知県長久手町から名古屋市名東区へ複数回移転し、2024年10月に現在地となった。

事業再編:チチカカ売却、フード事業分割、小売事業分社化

2016年8月、経営資源の集中を図るため、株式会社チチカカの全株式を売却した。同時にフード事業をAEフードアンドダイナー株式会社へ会社分割で譲渡し、小売事業を新設した株式会社ヴィレッジヴァンガードへ分割した。これにより純粋持株会社体制に移行した。2021年6月には子会社の株式会社Village Vanguard Webbedを吸収合併し、グループの統合を進めた。

2020年代の業績低迷と再建への取り組み

売上高は2016年5月期の468億円から減少を続け、2025年5月期には249億円となった。営業損益は2024年5月期から赤字化し、2025年5月期には特別損失として棚卸資産評価損24億円強を計上。親会社株主に帰属する当期純損失は42億円に拡大した。2026年5月期の連結業績予想では売上高234億円、営業利益9億円と黒字転換を見込む。

年表23件を開く

1990年代

  • 1998年5月株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーションに組織形態及び社名を変更

2000年代

  • 2000年6月愛媛県松山市一番町に四国で初出店であるラフォーレ松山店(直営店舗、現在閉店)を出店
  • 2000年9月青森県八戸市三日町に直営50店舗目である八戸レック店(直営店舗、現在閉店)を出店
  • 2002年11月本社を愛知県愛知郡長久手町塚田526番地から愛知県愛知郡長久手町長配2丁目1313番地に登記変更
  • 2003年2月初の飲食事業であるダイナー阿佐ヶ谷店(直営店舗、現在閉店)を出店
  • 2003年4月日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録(日本証券業協会は2004年12月にジャスダック証券取引所に移行しております)
  • 2004年1月本社を愛知県愛知郡長久手町長配2丁目1313番地から愛知県愛知郡長久手町大字長湫字上鴨田12番地1に登記変更
  • 2004年4月北海道旭川市に直営100店舗目であるイオン旭川西店(直営店舗)を出店
  • 2006年11月東京都杉並区に直営200店舗目であるダイナー西荻店(直営店舗、現在閉店)を出店
  • 2007年5月M&A有限会社チチカカの全株式を取得し、100%子会社化するとともに株式会社へ組織変更
  • 2009年9月Village Vanguard(Hong Kong)Limitedを、Era-Bee Limitedと合弁で設立(2018年9月に清算結了し、消滅)

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年8月本社を愛知県愛知郡長久手町大字長湫字上鴨田12番地1を名古屋市名東区上社一丁目901番地に登記変更
  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2011年3月創業株式会社Village Vanguard Webbedを設立(2021年6月に合併により消滅)
  • 2012年4月TITICACA HONGKONG LIMITED(現、連結子会社)を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所、大阪証券取引所の各市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2013年8月比利緹卡(上海)商貿有限公司(現、連結子会社)を設立
  • 2016年8月株式会社チチカカの全株式を売却 東京都渋谷区に渋谷本店を出店 フード事業をAEフードアンドダイナー株式会社(現、エステールホールディングス株式会社)へ会社分割 優先株式を1,500株発行し、15億円増資 株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)を設立 小売事業を株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)へ会社分割

2020年代

  • 2021年6月M&A株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)が株式会社Village Vanguard Webbedを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2024年10月本社を名古屋市名東区上社一丁目901番地から名古屋市名東区上社一丁目1802番地に登記変更
  • 2026年4月グロースパートナーズ株式会社と業務資本提携

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROA(営業利益/平均総資産)10.0%
  • ROE15.0%
  • 売上高経常利益率10.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    店舗独自の体験空間の創出

    各店舗で独創的な空間を創り、コンテンツやイベントと連携し、リアルでしか体験できない「ドキドキ・ワクワクする体験」を提供する。

  2. 02

    コスト削減と収益源の多様化

    販管費削減、オリジナル商品の展開強化、オンライン販売拡大に継続的に取り組み、収益基盤を強化する。

  3. 03

    人材育成と組織体制の強化

    企業理念を体現できる人材を育成するため、管理システム整備と業務標準化によるコンパクトな本部を構築し、効率的なトレーニング環境を整える。

  4. 04

    新規事業による企業価値向上

    既存店舗に加え、オンライン事業を含む新規事業を進化・拡大し、「驚き」や「おもしろさ」の提供を広げることで企業価値を高める。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの強化

    ステークホルダーの期待に応えるため、理念・ビジョンに基づきガバナンス上の課題を把握し適切に対応し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で330人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は391万円で、10期前と比べて6.5%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は10.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月801
2017年5月506
2018年5月439
2019年5月41836.27.2424
2020年5月41537.57.1452
2021年5月40438.87.8435
2022年5月42738.88.5412
2023年5月42139.59.0388
2024年5月44240.19.6404−223
2025年5月39441.510.9356−253
2026年5月39142.110.8330273

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
その他 119店338百万円
本社 — 名古屋市 名東区152百万円
愛知県 19店66百万円
大阪府 12店38百万円
沖縄県 11店35百万円
東京都 13店21百万円
福岡県 14店18百万円
兵庫県 8店18百万円
本社 — 名古屋市 名東区13百万円
埼玉県 12店12百万円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 ヴィレッジヴァンガード(注)2、3
    名古屋市名東区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は234億円営業利益9億円前期と比べると減収で、売上が-6.4%。

売上高
-6.4%
234億円
営業利益
9億円
純利益
7億円
営業利益率
3.8%
前期比 +7.4%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高219億円234億円
営業利益5億円9億円
純利益1億円7億円
1株あたり配当¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は126億円、営業利益は7億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−4.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q7034.32
2023年4Q660
2024年1Q59−2−3.4−2
2024年2Q52−5−9.6−6
2024年3Q7011.41
2024年4Q67−3−4.5−4
2025年2Q118−6−5.1−7
2025年4Q132−3−2.3−35
2026年2Q10821.91
2026年4Q12675.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は429億円から234億円へ55%に減った。直近期の営業利益率は3.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
TITICACA HONGKONG LIMITED(現、連結子会社)を設立
2012年5月4293516
東京証券取引所、大阪証券取引所の各市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年5月43827−38
2014年5月4370−10
2015年5月46081
株式会社チチカカの全株式を売却 東京都渋谷区に渋谷本店を出店 フード事業をAEフードアンドダイナー株式会社(現、エステールホールディングス株式会社)へ会社分割 優先株式を1,500株発行し、15億円増資 株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)を設立 小売事業を株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)へ会社分割
2016年5月468−3−44
2017年5月3571−6
2018年5月34232
2019年5月33942
2020年5月293−3−6
株式会社ヴィレッジヴァンガード(現、連結子会社)が株式会社Village Vanguard Webbedを吸収合併
2021年5月28300
2022年5月26840
2023年5月25320
2024年5月248−9−9−3.6−11
2025年5月250−9−10−3.6−42
2026年5月234993.87

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高234億円のうち、営業利益として残るのは9億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.6%130億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.6%95億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+24.6pt
33.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが20億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は49億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月6−112−536
2013年5月0−158−1530
2014年5月−31−1936−5016
2015年5月9−1814−923
2016年5月22−1051240
2017年5月8−3414−2627
2018年5月12351548
2019年5月11−2−11946
2020年5月−27−419−3134
2021年5月22−2−162039
2022年5月15−201351
2023年5月−1−2−9−340
2024年5月−9−4−3−1323
2025年5月5−3−4221
2026年5月20−3101749

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は189億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は13.6%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月30417213256.5
2013年5月28113314847.3
2014年5月30312118240.0
2015年5月32712220537.2
2016年5月2907721326.3
2017年5月2496918027.7
2018年5月2638717632.9
2019年5月2598717233.6
2020年5月2447916532.3
2021年5月2477816931.3
2022年5月2467617030.9
2023年5月2357516031.8
2024年5月2296216727.1
2025年5月1741915510.7
2026年5月1892616313.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-35億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
163億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率9 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中10位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中306位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
33.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
13.6%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥931で、1年前と比べて-8.8%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥931+0.6%1ヶ月+4.4%1年-8.8%時価総額73億円
過去52週の値幅
安値¥808高値¥1,033

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.7倍
PER (会社予想)1108.3倍
PBR2.82倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は緩やかな上昇基調にあり、8月12日時点で897円と1カ月で1.82%上昇した。25日移動平均線(889円)を上回り、週足でも上向きのトレンドが継続している。52週高値(1033円)からは13%低い水準だが、52週安値(808円)からは11%上昇しており、レンジの中心からやや上方向に位置する。出来高は全体的に薄く、方向感が出にくい状況だが、RSIは85と買われすぎで、短期的な調整リスクがある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは12.23倍と業界平均39.73倍を下回り一見割安ですが、予想PERが1067.9倍と急騰しており、利益予想の悪化を反映しています。PBRは2.72倍と業界平均2.94倍とほぼ同水準ですが、ROEが-105.3%と大幅な赤字で、収益性は極めて悪化しています。配当利回りは0%で無配であり、業界平均13.42%と比べ大きく見劣りします。業績回復の兆しがある一方で、現状の収益力と還元を考慮すると、やや割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.7倍39.6倍
PER (予想)1108.3倍
PBR2.82倍2.44倍
ROE33.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

赤字からの黒字転換計画が奏功するかが焦点。強気派は、コスト削減と不採算店舗の撤退による収益改善を評価。弱気派は、売上減少の継続と黒字化の持続性を疑問視。

プラスに働く材料7
  • 黒字化計画

    2026年5月期に営業黒字化の見通し。

  • 収益構造改革

    不採算店舗の撤退やコスト見直しが進む。

  • 独自ブランド

    文化性の高い品揃えで顧客のロイヤリティ。

  • 営業損益が9億円の黒字転換決算発表後影響

    前期は営業赤字9億円、今期は9億円黒字で18億円改善、時価総額71億円の約25%

  • 最終損益が7億円黒字、49億円改善決算発表後影響

    純損益は-42億円から+7億円へ49億円改善、実績PER12.24倍の割安修正

  • 外国人保有1.11%と低く、買い増し余地継続影響

    外国人所有比率1.11%と極めて低く、買い増し余地がある

  • 株価1年で-12.6%と出遅れ修正余地継続影響

    過去1年で12.56%下落しており、黒字転換が評価されれば反発余地

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    売上高が前年比で減少傾向。

  • 過去の赤字

    直近期は赤字が続き信頼性に疑問。

  • 楽観的予想

    黒字化予想が市場の期待に反しやすい。

  • 予想PER1069倍、来期の大幅減益を示唆通年影響

    予想PER1069倍は市場予想EPS約0.8円を暗示、現状利益水準の維持は困難

  • 売上高234億円、前期比6.4%減収通年影響

    2026/5期売上高は234億円、前期250億円から16億円減少

  • ROE-105.3%と資本効率の深刻な悪化決算発表後影響

    ROEは-105.3%、PBR2.72倍に比べ資本収益性が極端に低い

  • 無配当継続で株主への還元が皆無次回株主総会影響

    配当利回り0%が続いており、需給面の魅力に欠ける

次の決算で確かめる点
既存店売上高伸び率
店舗競争力の変化を把握するため。
営業利益率
黒字化の実現度を確認するため。
店舗数
縮小均衡の状況を判断するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
222.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月14
2018年5月140.069.5
2019年5月140.0222.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ46,246人。区分でいちばん多いのは個人・その他95.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.7%を占め、残る98.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他94.093.693.393.494.895.4
証券会社1.91.41.71.72.42.2
事業法人1.41.41.41.41.41.4
外国法人2.43.33.43.11.10.5
金融機関0.30.30.30.30.30.3
自己株式0.10.10.20.20.30.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01菊地 敬一21.61
02菊地 真紀子5.49
03JPモルガン証券株式会社1.24
04株式会社ハマキョウレックス1.14
05VV従業員持株会0.42
06モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.34
07BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.27
08株式会社百五銀行0.25
09株式会社SBI証券0.23
10VV役員持株会0.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-20
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    26.94%
  • 2026-08-19
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    26.94%
  • 2026-05-27
    株式会社 日本政策投資銀行
    新規の大量保有報告
    19.04%
    +0.04pt
  • 2026-05-12
    株式会社 日本政策投資銀行
    新規の大量保有報告
    19.00%
  • 2026-05-12
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    15.57%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−61%、1株純資産は15期で−95%。直近期のROEは33.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月2022,2369.45.18.7
2013年5月−4981,727−25.1
2014年5月−1361,572−8.2
2015年5月91,5820.611.1
2016年5月−566993−43.9
2017年5月−80897−8.5
2018年5月229102.944.869.5
2019年5月99042.2108.1222.5
2020年5月−94797−7.5
2021年5月−18780−0.3
2022年5月−157620.1
2023年5月−127470.3
2024年5月−161585−16.7
2025年5月−55731−105.3
2026年5月7910733.210.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額128百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
菊地敬一代表取締役 会長781,699,000
白川篤典代表取締役 社長599,800
立岡登與次取締役76600
丸山雅史取締役57600
齋藤理英取締役61600
須原伸太郎取締役55600
畠山奨二取締役51
古川徳厚取締役45
大澤弘久常勤監査役71
坂口真一監査役46
春馬学監査役52

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)384109532
社外取締役7260264
監査役16177

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容508字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び連結子会社である、株式会社ヴィレッジヴァンガード、TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司の計4社で構成されております。 当社および株式会社ヴィレッジヴァンガードでは、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、食品、アパレル等を販売しております。 比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。今後、順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の位置付けは次のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。 企業集団についての主な事業系統図は次のとおりであります。 (注) 連結子会社のうち2社(TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司)は、事業系統図に記載すべき事業を行なっておりませんので、掲載しておりません。
経営方針・対処すべき課題2,115字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は創業以来、「遊べる本屋」をキーワードに書籍、SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)を融合的に陳列して販売する小売業に取り組んでまいりました。 今後も事業を拡大していけるよう努めるとともに、店長からアルバイトの一人一人に至るまで、当社の企業理念である「我々はヴィレッジヴァンガードという、いままで世の中になかった独創的な空間を顧客に提供し続ける。ワン・アンド・オンリーのこの空間が美しく、力強く進化することを我々は永遠に顧客から求められるであろう。我々が立ち止まることは許されない。我々は期待されているのだ。」という合言葉に、強い参画意識を持つよう人材育成に重きを置いた経営に取り組んでまいります。 そのような経営こそが、小売業界の競争を乗り越え長期継続的に企業価値すなわち株主価値の増大につながるものと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは、お客様の期待に応えるべく、店舗それぞれに独創的な空間を創出することを基本として「商品を発掘する楽しさ」だけではなく、「ドキドキ・ワクワクする体験」を提供すべく事業活動を行ってまいりました。店舗運営においてはコンテンツやイベントと連携し、リアルでしか体験できない独創的な空間を創出してまいります。また、販売費及び一般管理費の削減、オリジナル商品の展開強化やオンライン販売の拡大等に、継続的に取り組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループはROA10.0%を経営指標としております。これは、総資産に占める棚卸資産の割合が54.2%あり、資産の増加を常に注意深く管理する必要があるためです。当連結会計年度における当社グループのROAは5.1%でありますが、今後においてもROA10.0%を目標としてまいります。 ROA = 営業利益 ÷ (期首・期末の総資産の平均) また、上記の経営指標に加え、ROE15.0%及び売上高経常利益率10.0%を目標としております。なお、当連結会計年度における当社グループのROEは33.2%、売上高経常利益率は3.7%の結果となりました。 (4)経営環境 当社グループを取り巻く小売業界におきましては、物価上昇を背景とした食品や生活必需品の値上げが続いており、消費者の節約・選品志向を強め、業種・業態の垣根を越えた競争の激化、人件費や各種コストの上昇など、依然として厳しい経営環境が続いております。 このような状況の下、当社グループは店舗・POPUP・ECの3つの事業を柱として、スタッフ一人一人の個性を融合し、お客様の知的好奇心に寄り添うヴィレッジヴァンガードらしい売場や企画の展開を通じて企業価値の向上に取り組んでまいりました。 当社は今後もお客様の期待に応え、持続的な成長を遂げるために、以下の課題に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 事業基盤の強化 当社グループは、商品原価や在庫の管理、人員配置の最適化及び店舗運営においての生産性向上に取り組み、事業基盤を強化してまいります。 ② 新たな来店動機の創出 当社グループは、店舗がそれぞれに独創的な空間を創出し、「商品を発掘する楽しさ」を提供してまいりました。しかしながら、近年の小売業界は業種業態の垣根を超えた競争の激化が進み、厳しい事業環境が続いております。このような課題に対処すべく、ヴィレッジヴァンガードだからこそ可能となる、コンテンツとの連携やイベントの実施により、リアルでしか体験できない「ドキドキ・ワクワクする」新しい来店動機を創出できるよう取り組んでまいります。 ③ 人材育成 当社グループは、ヴィレッジヴァンガードの思想を体現及び伝播できる人材を育成してまいります。そのために、管理系のシステム整備、及び業務標準化を進めたコンパクトな本部を構築し、効率的なトレーニングによって、業務経験及び知識の蓄積が行える環境を整えてまいります。これにより、専門性及び多様性のある人材の活躍を促し、持続的な成長を実現いたします。 ④ 新規事業による企業価値の向上 当社グループは、従来の既存店舗での「驚き」や「おもしろさ」の創出・提供を、オンライン事業を含む新規事業を進化させ事業を拡大することにより、企業価値の向上に取り組んでまいります。 ⑤ ステークホルダーの期待に応えるコーポレート・ガバナンスの実現 当社グループは、各方面のステークホルダーの期待に応えるコーポレート・ガバナンスを実現してまいります。そのために、理念及びビジョンの趣旨及び精神を踏まえ、自らのガバナンス上の課題の有無を十分に把握した上で、適切に対応してまいります。これにより、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現いたします。
事業等のリスク4,422字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年5月31日)現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1)経済状況、消費動向について 当社グループは、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、アパレル商品の販売事業を営んでおり、国内の景気後退における消費動向の縮小は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)出店戦略について 当社は直営店・FC店を全国の都心部及び郊外に出店しております。形態といたしましては、ショッピングモールやファッションビル、商業施設に出店しているインショップ店と単独出店している路面店があり、当連結会計年度末における店舗数は232店舗であります。 出店の条件としては、立地・施設全体の集客力・売場面積、商圏などがあげられますが、もっとも重視しているのは投資回収基準に見合った家賃条件であります。 既存ショッピングモールのリニューアルによるテナント入替え等で、当社が希望する出店可能条件で出店できない場合、店舗数が大きく減少することがあります。 ※出退店について 当社は当連結会計年度において直営店1店舗を新規出店し、直営店61店舗、FC店1店舗を退店しております。出店においては、投資回収率を重要な基準として考慮しております。退店は、収益率の低下によるものが数多く占めており、第39期においても40店舗の退店を計画しております。 (3)業績の季節変動について 当社グループの業績は、下半期実績が上半期実績を上回る傾向となっております。これは、当社グループの主軸事業である「ヴィレッジヴァンガード」において、12月、1月のクリスマス商戦・年末年始商戦、3月の春休み商戦、5月の大型連休商戦といった直営店売上高が増加する要因が下半期に集中することが主な要因であります。よって、様々な要因により下半期業績が対前年を大きく下回る事象が発生した場合、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (単位:百万円) 第36期(2024年5月期)   第37期(2025年5月期)   第38期(2026年5月期) 上半期   下半期   通期   上半期   下半期   通期   上半期   下半期   通期 売上高 (構成比)   11,073 (44.7%)   13,726 (55.3%)   24,799 (100.0%)   11,803 (47.3%)   13,158 (52.7%)   24,962 (100.0%)   10,784 (46.2%)   12,569 (53.8%)   23,353 (100.0%) 売上総利益 (構成比)   4,399 (45.5%)   5,280 (54.5%)   9,680 (100.0%)   4,518 (48.3%)   4,844 (51.7%)   9,362 (100.0%)   4,871 (46.7%)   5,565 (53.3%)   10,436 (100.0%) 営業利益又は営業損失(△) (構成比)   △741 (81.0%)   △173 (19.0%)   △915 (100.0%)   △608 (65.1%)   △326 (34.9%)   △935 (100.0%)   167 (18.2%)   752 (81.8%)   919 (100.0%) 経常利益又は経常損失(△) (構成比)   △762 (81.5%)   △172 (18.5%)   △934 (100.0%)   △577 (58.1%)   △417 (41.9%)   △995 (100.0%)   168 (19.6%)   689 (80.4%)   858 (100.0%) (注) 下半期の金額は通期から上半期を差し引いて算定しております。 (4)再販売価格維持制度について 当社グループの取扱商品である書籍及び販売用音楽CD等(レコード、テープを含む)はメーカーの再販売価格維持契約による定価販売(以下、再販制度)が義務付けられております。公正取引委員会は2001年3月23日付「著作物再販制度の取扱いについて」において、「競争政策の観点からは同制度を廃止し、著作物の流通において競争が促進されるべき」とする一方で、「同制度の廃止について国民的合意が形成されるに至っていない」としており、現在も当該再販制度は維持されております。今後、再販制度の規制緩和又や廃止が行われた場合には、定価販売から自由価格競争へと販売形態が大きく変化する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)商品仕入について 当社グループで販売する商品の多くは、国内商社等を経由して中国をはじめとするアジア各国からの輸入によるものです。このため、これらの地域において、予期しない法規制の変更、政情不安、労働問題、大規模な自然災害の発生、テロ等の社会的混乱や、為替レートの著しい変動が発生した場合、当社グループへの商品供給体制に影響を及ぼし、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)財政状態に係るリスク 当社グループは、事業拡大のための事業資金の多くを金融機関からの借入により調達しております。借入金総額は自己資本に対して高い比率にあり、急激で大幅な金利変動が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の借入金の一部には財務制限条項が付されており、当該条項に抵触した場合には、当社グループの経営成績、財政状態、ならびに継続企業の前提に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)差入保証金について 当社グループは、当連結会計年度末時点において、差入保証金1,149百万円を計上しておりますが、これは主に出店先商業施設等に対して差し入れたものであります。これら商業施設等において経営破綻などの不測の事態が生じ、差入保証金の回収が困難となった場合、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)固定資産の減損について 当社グループは、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである店舗及び移転・閉鎖が決定した店舗の内、資産グループの固定資産簿価を回収できないと判断した資産グループについて減損損失を認識しております。今後、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである店舗が増加した場合、多額の減損損失を計上することも予想され、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)店舗移転・閉鎖に伴う損失について 当社グループは、新規出店を進める一方で、テナント契約期間満了により、別区画への移転及び閉鎖を行うことがあります。このような場合、原状回復に伴う固定資産撤去、移転区画への新規投資を行うため、固定資産の除却、移転期間中の在庫管理コスト等が発生いたします。今後、移転・閉鎖店舗が増加した場合、多額の固定資産除却損、販売費及び一般管理費を計上することも予想され、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)災害等について 店舗施設等の周辺地域において、大規模な地震や台風の災害あるいは予期せぬ事故等が発生し、同施設等に物理的に損害が生じ、当社グループの販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合、更に人的被害があった場合、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)感染症及びパンデミックについて 新規感染症の発生や感染症の世界的流行が発生した場合、店舗の休業や営業時間の短縮、経済規制の強化による来店者数の減少等により、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)競合について 当社グループでは、店舗事業のほか、期間を限定した催事を行うPOPUP事業や、店舗を持たないEC事業を展開しております。店舗事業においては店舗ごとに独創的な空間を創出する一方で、POPUP事業においてはコンテンツごとにオリジナル企画商品を交えた品揃えで、全国各地で期間限定の催事を開催しております。更にはEC事業においても、オリジナル企画によるクリエイター様や他企業様とのコラボ商品のWEB販売を行うなど、各事業において他社との差別化に努めておりますが、同業他社との競争が激化した場合には、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)継続企業の前提に関する重要事項 当社グループは、前連結会計年度において営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことにより、金融機関と締結した金銭消費貸借契約における財務制限条項に抵触いたしました。当連結会計年度においては、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益を計上したものの、純資産割合が当該財務制限条項に前期に引き続き抵触しております。そのため債権者である金融機関から期限の利益の喪失を請求された場合には、一括返済義務が生じるなど当社の資金繰りに影響が生じ、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。 しかしながら、当連結会計年度においては、当社グループにおける収益力向上に向けた各種施策の実施に加え、人員配置の見直しや業務効率化等による本社コスト削減を推進した結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益を計上し、収益基盤の改善が着実に進展しております。 また、当連結会計年度において第三者割当による新株予約権及び無担保転換社債型新株予約権付社債の発行により資金調達を実施し、財務基盤の強化及び資金繰りの安定化を図っております。 さらに、取引金融機関からは当面の資金繰りに必要な支援継続について理解を得ており、資金繰り計画に基づき必要な運転資金を確保できる見込みであります。 以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況は存在するものの、収益基盤の改善、資金調達による財務基盤の強化及び金融機関からの支援継続により、必要な資金を確保できる見込みであることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)3,016字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いており、景気は緩やかに回復することが期待されますが、流動的な中東情勢や米国の通商政策に起因する景気下振れリスク、継続的な物価上昇が個人消費に及ぼす影響に留意する必要があり、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 小売業界におきましては、物価上昇を背景とした食品や生活必需品の値上げが続いており、消費者の節約・選品 志向を強め、業種・業態の垣根を越えた競争の激化、人件費や各種コストの上昇など、企業運営を取り巻く環境は 予断を許さない状況です。 このような状況の下、当社グループは店舗・POPUP・ECの3つの事業を柱として、スタッフ一人一人の個性を融合し、お客様の知的好奇心に寄り添うヴィレッジヴァンガードらしい売場や企画の展開を通じて企業価値の向上に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は、23,353百万円と前連結会計年度と比べ1,608百万円の減収(6.4%減)と なりましたが、売上総利益率が伸長し、売上総利益は、10,436百万円と前連結会計年度と比べ1,074百万円の増益 (11.5%増)となりました。また販売費及び一般管理費の削減に取り組み、営業利益は919百万円(前連結会計年 度は935百万円の営業損失)、経常利益は858百万円(前連結会計年度は995百万円の経常損失)、親会社株主に帰 属する当期純利益は736百万円(前連結会計年度は4,247百万円の純損失)となりました。 当社グループの当連結会計年度末の店舗数は、直営店1店舗を出店し、直営店61店舗、FC店1店舗を閉鎖したことにより、直営店230店舗、FC店2店舗の合計232店舗となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2,782百万円増加し、当連結会計年度末には4,868百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は2,044百万円(前連結会計年度は494百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益787百万円に対して、収入の主な内訳は棚卸資産の減少額1,092百万円、また仕入債務の増加額342百万円であり、支出の主な内訳は利息の支払額201百万円であったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は260百万円(前連結会計年度は272百万円の支出)となりました。これは、主に差入保証金の回収による収入が68百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出77百万円、無形固定資産の取得による支出34百万円があったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は1,000百万円(前連結会計年度は446百万円の支出)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の発行による収入1,000百万円があったためであります。 ③ 仕入及び販売の状況 当連結会計年度における仕入実績及び販売実績は次のとおりであります。 区分   金額(百万円)   前年同期比(%) 仕入実績   11,925   △12.0 販売実績   23,353   △6.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (イ)財政状態の分析 資産、負債及び純資産の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて11.4%増加し、16,996百万円となりました。これは、現金及び預金が2,782百万円増加したことなどによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて9.2%減少し、1,941百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)が28百万円、ソフトウエアが21百万円、差入保証金が124百万円減少したことなどによるものです。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて8.8%増加し、18,938百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて6.7%増加し、8,319百万円となりました。これは、買掛金が342百万円、1年内返済予定の長期借入金が608百万円増加したことなどによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて3.9%増加し、8,029百万円となりました。これは、転換社債型新株予約権付社債が1,000百万円増加したことなどによるものです。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて5.3%増加し、16,348百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて716百万円増加し、2,589百万円となりました。これは、利益剰余金が736百万円増加したことなどによるものです。 (ロ)経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、店舗で販売するための商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に有形固定資産の取得等であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は10,519百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,868百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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