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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ミラタップ

miratap inc.3187 · Growth · 小売業

住宅設備機器・建築資材のEC販売を手がける。プロから一般消費者まで同一価格で販売する「ワンプライス」方式が特徴。

概要

ミラタップ(旧サンワカンパニー)は、住宅設備機器・建築資材のインターネット通信販売を主力とする企業である。プロの建築事業者から一般消費者まで同一条件・同一価格で購入できる「ワンプライス」方式を採用し、売上の約8割を自社開発や独占輸入によるオリジナル商品が占める。2025年9月期の売上高は167億円だが、社名変更に伴う認知拡大投資により営業損失3億円を計上した。東京・大阪など国内6拠点のショールームに加え、無人スマートショールームも展開する。

EC販売とショールームを併用する住設・建材事業

住設・建材EC事業は、キッチン、浴室、照明、建具など住宅設備機器と建築資材をインターネットで販売するセグメントである。商流を簡素化することで価格の不透明さを排除し、プロと一般の区別なく同一価格で提供する「ワンプライス」が特徴である。ECの弱点である現物確認を補うため、東京・大阪・仙台・名古屋・京都・福岡の6拠点にスタッフ常駐のショールーム、札幌・横浜に完全無人で内装提案機能を持つスマートショールームを設置する。2025年9月期の同事業売上高は151億円で前年比4.1%増だが、社名変更に伴うドメイン変更で新規顧客流入が減少し、広告費増加もあってセグメント利益は606百万円(前年比59.8%減)にとどまった。

売上の8割を占めるオリジナル商品の戦略

ミラタップの収益を支えるのは、自社で企画開発した商品または国内で独占販売権を持つ海外輸入商品である。2025年9月期時点でこれらのオリジナル商品が売上高の約8割を占める。デザインコンセプトは「ミニマリズム」で、シンプルで洗練された意匠を追求し、国際的な工業賞への応募も積極的に行う。一方で国内調達品については独創性の高い意匠を投入し、周辺領域へ品揃えを広げることで、トータルコーディネートの提案力を高める方針を掲げる。ただし2025年9月期は認知拡大投資の影響でECサイトへの流入が減り、想定した売上に届かなかった。

住宅事業とデザイン支援サービスへの展開

住宅事業は、建売住宅・注文住宅販売、リノベーション、そしてデザイン性の高い住宅設計を可能とするサービス事業で構成される。独自の「デザインコード」を加盟工務店に提供する「ASOLIE」は、土地探しから設計・アフター対応までを支援する新サービスを2025年に開始した。また、家づくり希望者と専門家をつなぐプラットフォーム「SUVACO」及びリノベーション情報サイト「リノベりす」の運営を、株式会社Linkropから2024年12月に事業譲受した。2025年9月期の同事業売上高は16億円(前年比1.1%増)だが、建築コスト高騰や金利上昇の影響で建売住宅販売が苦戦し、セグメント損失1.16億円(前年は損失0.80億円)と赤字が拡大した。

海外拠点の設立と撤退を繰り返す国際展開

ミラタップは東南アジア、台湾、中国、アメリカに進出を試みてきた。2011年にシンガポールにSANWA COMPANY HUB PTE.LTD.を設立しショールームを開設したが、2013年に事業休止、2021年に清算した。2013年には台湾企業との合弁で睿信三輪股份有限公司を設立して台北にショールームを開くが、同年中に全株式を譲渡し撤退した。2021年にはアメリカにsanwacompany USA Inc.(現miratap USA Inc.)を、中国に上海美拉拓建材装飾有限公司を設立したが、いずれも非連結子会社である。2025年9月期は海外で新規販売代理店契約やショールーム開設などの「種まき」を行ったが、連結業績への寄与はまだ小さい。

業界の中での役割は住宅設備機器・建築資材のEC販売事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
167億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-1.8%
純利益
-4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
住設・建材EC事業151億円90.4%6億円4.0%
住宅事業16億円9.6%-1億円-6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住設・建材EC主力

設計事務所、ゼネコン、工務店などの建築プロと一般消費者に対し、住宅設備機器や建築資材をECで販売。誰でも同一条件・同一価格で購入できる「ワンプライス」方式を採用し、ショールームやスマートショールームで実物確認や内装提案のサポートを提供している。

主な製品・サービス1
住設・建材EC(ワンプライス)
住宅設備機器や建築資材を、プロ・一般問わず同一価格で購入できるEC販売サービス。ショールームを併設し、内装提案も行う。

02住宅準主力

建売住宅、注文住宅、リノベーション、デザイン住宅設計サービスを展開。独自の「デザインコード」を加盟工務店に提供する「ASOLIE」や、家づくり希望者と専門家をつなぐ「SUVACO」などのプラットフォーム運営も行う。

主な製品・サービス2
ASOLIE
デザイン性の高い住宅を実現するための独自の「デザインコード」を加盟工務店に提供するサービス。
SUVACO
家づくりを希望する方と専門家をつなぐマッチングプラットフォーム。

製品と技術

ミニマリズムを貫くオリジナル住設商品群

ミラタップのオリジナル商品は、デザインコンセプト「ミニマリズム」のもと、シンプルで洗練された美しさを追求する。具体的な製品名は有価証券報告書に明記されていないが、キッチン水栓、洗面ボウル、照明器具、建具など住空間全体をカバーするラインアップを揃える。これらの商品は同社が企画開発した自社ブランド品、または国内で独占販売権を取得した海外輸入品であり、売上の約8割を占める。国際的な工業賞への応募を通じてブランド価値を高める戦略をとる。一方、国内調達品については意匠的に独創性の高い商品を投入し、ECサイト上でトータルコーディネート提案が可能な品揃えを目指す。

工務店向けデザイン支援システム「ASOLIE」

ASOLIEは、ミラタップが開発した工務店向けの住宅設計支援サービスである。中核となる「デザインコード」は、デザイン性の高い住宅を実現するための独自の設計ルール群であり、加盟工務店はこれを活用して自由設計に近い注文住宅を提供できる。2025年には「土地探し~設計~アフター対応」までをワンストップで支援する新サービスと、3つの規格ユニットを組み合わせる「ASOLIE セレクトプラン」を開始した。また、譲受したプラットフォーム「SUVACO」と連携し、家づくり希望者と専門家のマッチング、商品企画・改善における住設・建材EC事業とのシナジー創出を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

中堅専門店、収益変動大きく安定性課題

ミラタップは小売業に属し、売上高約167億円規模の中堅企業。同業のまんだらけ(2652)と比較して規模はやや小さい。直近の営業利益率が4.97%から-1.8%へ悪化しており、収益性の安定に課題。ライバルの光フードサービス(138A)やトライアルホールディングス(141A)と同様、内需依存度が高いセクターだが、差別化要因が明確でない。

強み

  • 特定分野の専門店として、限定的ながら顧客基盤を確保している。
  • 2023年9月期から2025年9月期にかけて売上高が155→167億円と緩やかに成長。
  • 2024年9月期には営業利益率5%近くを達成し、黒字を計上している。
  • 小売業界では統合が進んでおり、買収対象としての価値がある。

課題

  • 営業利益率が急変しており、2025年9月期は赤字転落の見通し。
  • 売上高増加率が鈍化しており、今後の拡大に不透明感。
  • 同業他社との差別化が難しく、価格競争に巻き込まれる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がミラタップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17509アイエーグループ77億円4.9倍
29262シルバーライフ74億円9.4倍
32769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション73億円12.7倍
49903カンセキ72億円21.9倍
53187ミラタップ68億円
69904ベリテ68億円20.9倍
75884クラダシ67億円110.1倍
87135ジャパンクラフトホールディングス67億円16.4倍
97695交換できるくん67億円70.7倍
102654アスモ65億円12.5倍
117506ハウス オブ ローゼ65億円3297.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

建築資材輸入販売会社として創業した1979年

1979年8月、資本金3,000千円で株式会社三輪が大阪市淀川区に設立された。当初は建築資材の輸入販売を目的としており、1983年5月に本社を大阪市東区(現中央区)に移転した。約20年間はオフラインの卸・小売業を営んでいたが、2000年3月に住宅設備機器・建築資材のインターネット通信販売事業を開始した。このECへの転換が後の事業基盤を形作る。2004年7月に名古屋ショールーム、2006年10月に東京ショールームを開設し、実物を見せる拠点網を整え始めた。2008年4月には社名を株式会社サンワカンパニーに変更し、ブランド統一を図った。

東証マザーズ上場と台湾・シンガポール進出の2013年

2013年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場と同時に複数の動きが集中した。福岡ショールーム開設、仙台ショールーム開設、名古屋ショールームの移転増床、大阪ショールームの移転、本社の大阪市北区への移転である。また、建築資材販売仲介会社として株式会社サンワカンパニーPLUS(後に吸収合併)を設立した。海外では、台湾企業との合弁で睿信三輪股份有限公司を設立し台北ショールームを開設したが、同年中に全株式を譲渡して撤退した。シンガポール子会社SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.の事業休止も決定した。

グループ再編と社名変更を断行した2021年

2021年6月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。同年、子会社化した株式会社ベストブライト(後に譲渡)、アメリカ子会社sanwacompany USA Inc.(現miratap USA Inc.)の設立、中国子会社上海美拉拓建材装飾有限公司の設立、シンガポール子会社の清算、京都ショールーム開設、札幌・横浜のスマートショールーム開設など、内外で大規模な組織再編を実施した。さらに、社名を株式会社サンワカンパニーから株式会社ミラタップに変更し、海外子会社もmiratap USA Inc.に改称した。株式会社LinkropからSUVACO事業及びリノベりす事業を譲受し、住宅事業の強化を図った。

ベストブライト譲渡と赤字転落の2025年

2025年9月期、連結子会社であった株式会社ベストブライトの全株式を譲渡し資本関係を解消した。これにより同事業は連結範囲から除外された。同年度の売上高は167億円と前年比3.9%増を達成したが、社名変更に伴うドメイン変更でECサイト流入が減少したこと、広告費を大幅に増やしたことなどから営業損失2.82億円(前年は営業利益8.30億円)、親会社株主に帰属する当期純損失4.47億円(前年は純利益6.35億円)と赤字に転落した。経営陣は中長期計画の飛躍期初年度と位置づけ、認知度向上への投資を継続する方針を示す。

年表13件を開く

1970年代

  • 1979年8月創業建築資材の輸入販売を目的として、大阪市淀川区に資本金3,000千円にて株式会社三輪を設立

1980年代

  • 1983年5月本社を大阪市東区(現・中央区)に移転

2000年代

  • 2000年3月住宅設備機器、建築資材のインターネット通信販売事業を開始
  • 2004年7月名古屋市中区に名古屋ショールームを開設
  • 2005年7月本社を大阪市中央区に移転
  • 2006年10月東京都江東区に東京ショールームを開設
  • 2008年4月商号変更社名を株式会社三輪から株式会社サンワカンパニーに変更

2010年代

  • 2010年7月東京ショールームを東京都港区に移転
  • 2011年2月東南アジアにおける販売先・仕入先の開拓を目的としてシンガポールにSANWA COMPANY HUB PTE.LTD.(非連結子会社)を設立
  • 2011年7月SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.がシンガポールにシンガポールショールームを開設
  • 2013年4月大阪ショールームを大阪市北区に移転
  • 2013年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場 SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.の事業の一時休止を決定 福岡市博多区に福岡ショールームを開設 建築資材の販売及びその仲介業を目的として株式会社サンワカンパニーPLUS(2015年11月20日付で株式会社アーキナビより商号変更)を設立 本社を大阪市北区に移転 名古屋ショールームを名古屋市東区に移転増床 台湾市場での当社取り扱い製品の展開を目的として台湾に睿信三輪股份有限公司を台湾企業との合弁により設立 睿信三輪股份有限公司が台湾に台北ショールームを開設 東京ショールームを東京都港区に移転増床 株式会社サンワカンパニーPLUSを吸収合併 仙台市青葉区に仙台ショールームを開設 睿信三輪股份有限公司の全株式を譲渡し合弁契約を解消

2020年代

  • 2021年6月M&A東京ショールームを東京都港区に移転(同一区内にて移転)横浜市西区に横浜スマートショールーム®を開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 株式会社ベストブライトの全株式を取得し子会社化 アメリカにsanwacompany USA Inc.(現・非連結子会社)を設立 福岡ショールームを福岡市博多区に移転(同一区内にて移転)札幌市中央区に札幌スマートショールーム®を開設 SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.の事業を清算 中国に上海美拉拓建材装飾有限公司(現・非連結子会社)を設立 京都市中京区に京都ショールームを開設 社名を株式会社サンワカンパニーから株式会社ミラタップに変更 社名をsanwacompany USA Inc.からmiratap USA Inc.に変更 株式会社Linkrop(旧社名 SUVACO株式会社)からSUVACO事業及びリノベりす事業を譲受 本社を大阪市北区に移転(同一区内にて移転)株式会社ベストブライト(連結子会社)の全株式を譲渡し資本関係を解消

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内事業の収益基盤強化

    認知拡大、非住宅・リフォーム領域の集客拡大、商品開発、UI・UX改善によるECプラットフォーム刷新、新配送ネットワーク構築などにより売上成長率と利益率の改善を目指す。

  2. 02

    海外事業の成長拡大

    既進出国でのブランド浸透、現地法人や代理店活用により売上変曲点を創出。各国の状況に最適な販売スキームで展開する。

  3. 03

    新事業の創造とM&A推進

    ASOLIEネットワーク拡大、シェア・知財・人材の3軸でシナジーを見込む領域でのM&Aを推進し、グループ化による成長加速を図る。

  4. 04

    価格競争力の追求

    インターネット通販の強みを活かし、既存商流を經由しない価格競争力を維持。複数仕入先での生産などコストダウンと適正在庫を意識する。

  5. 05

    知名度向上と組織体制強化

    ショールーム設置、デジタル認知施策、メディアリレーション強化で知名度向上。人員補充・研修制度拡充・外部顧問活用により管理体制を強化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で289人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は485万円で、9期前と比べて4.5%平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は5.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月100
2017年9月120
2018年9月140
2019年9月50837.03.8166
2020年9月48936.93.9186
2021年9月48838.84.5193
2022年9月53336.94.7238
2023年9月52736.65.0251
2024年9月50238.75.3274292
2025年9月48537.35.5289−104

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.7%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 大阪市北区670百万円
東京ショールーム — 東京都港区297百万円
住設・建材EC事業
福岡ショールーム — 福岡市博多区157百万円
住設・建材EC事業
札幌スマートショールーム — 札幌市中央区137百万円
住設・建材EC事業
名古屋ショールーム — 名古屋市東区124百万円
住設・建材EC事業
大阪ショールーム — 大阪市北区110百万円
住設・建材EC事業
フラッグシップハウス — 兵庫県芦屋市94百万円
住宅事業
仙台ショールーム — 仙台市青葉区54百万円
住設・建材EC事業
横浜スマートショールーム — 横浜市西区51百万円
住設・建材EC事業
京都ショールーム — 京都市中京区45百万円
住設・建材EC事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ベストブライト
    福岡市南区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は167億円営業利益-3億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.7%、利益が-137.5%。

売上高
+3.7%
167億円
営業利益
-137.5%
-3億円
純利益
-166.7%
-4億円
営業利益率
-1.8%
前期比 -6.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高170億円167億円
営業利益4億円-3億円
純利益2億円-4億円
1株あたり配当¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は40億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+2.6%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q4037.52
2023年3Q3925.12
2023年4Q39−1
2024年1Q4037.52
2024年2Q4436.83
2024年4Q7722.61
2025年2Q86−1−1.2−1
2025年4Q81−2−2.5−3
2026年2Q7933.82
2026年3Q4000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は46億円から167億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.8%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月4642
東京証券取引所マザーズに株式を上場 SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.の事業の一時休止を決定 福岡市博多区に福岡ショールームを開設 建築資材の販売及びその仲介業を目的として株式会社サンワカンパニーPLUS(2015年11月20日付で株式会社アーキナビより商号変更)を設立 本社を大阪市北区に移転 名古屋ショールームを名古屋市東区に移転増床 台湾市場での当社取り扱い製品の展開を目的として台湾に睿信三輪股份有限公司を台湾企業との合弁により設立 睿信三輪股份有限公司が台湾に台北ショールームを開設 東京ショールームを東京都港区に移転増床 株式会社サンワカンパニーPLUSを吸収合併 仙台市青葉区に仙台ショールームを開設 睿信三輪股份有限公司の全株式を譲渡し合弁契約を解消
2013年9月5332
2014年9月6953
2015年9月7253
2016年9月8232
2017年9月8722
2018年9月9300
2019年9月10210
2020年9月1051−2
東京ショールームを東京都港区に移転(同一区内にて移転)横浜市西区に横浜スマートショールーム®を開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 株式会社ベストブライトの全株式を取得し子会社化 アメリカにsanwacompany USA Inc.(現・非連結子会社)を設立 福岡ショールームを福岡市博多区に移転(同一区内にて移転)札幌市中央区に札幌スマートショールーム®を開設 SANWA COMPANY HUB PTE.LTD.の事業を清算 中国に上海美拉拓建材装飾有限公司(現・非連結子会社)を設立 京都市中京区に京都ショールームを開設 社名を株式会社サンワカンパニーから株式会社ミラタップに変更 社名をsanwacompany USA Inc.からmiratap USA Inc.に変更 株式会社Linkrop(旧社名 SUVACO株式会社)からSUVACO事業及びリノベりす事業を譲受 本社を大阪市北区に移転(同一区内にて移転)株式会社ベストブライト(連結子会社)の全株式を譲渡し資本関係を解消
2021年9月1133−1
2022年9月13396
2023年9月155105
2024年9月161885.06
2025年9月167−3−3−1.8−4

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高167億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.3%109億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.5%61億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.8%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.5pt
-1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.9pt
-2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比23.2pt
-14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが−1億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は13億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月1−1108
2013年9月0−39−315
2014年9月6−2−2417
2015年9月5−1−2419
2016年9月3−9−2−611
2017年9月1−3−3−26
2018年9月42−2610
2019年9月2−3−1−17
2020年9月3−2018
2021年9月2−31−18
2022年9月7−32414
2023年9月4−49023
2024年9月5−4−4120
2025年9月−1−71−813

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は88億円。このうち返さなくてよい自己資本が29億円で、自己資本比率は30.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月2361725.5
2013年9月34122234.3
2014年9月40152537.1
2015年9月41182342.8
2016年9月41182344.6
2017年9月42212149.5
2018年9月41182343.7
2019年9月47222546.4
2020年9月44202444.9
2021年9月47182938.2
2022年9月76284836.3
2023年9月91316032.7
2024年9月94365836.8
2025年9月88295930.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
20億円
在庫として抱えている分
負債合計
59億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
41
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中180位あたり、逆に低いのはROE322社中304位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-14.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥352で、1年前と比べて+12.4%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥352-0.6%1ヶ月+10.0%1年+12.4%時価総額68億円
過去52週の値幅
安値¥222高値¥419

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)28.1倍
PBR2.20倍
配当利回り0.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に358円へ下落し、前日比-5.79%となりました。ただ、1ヶ月では+8.16%と上昇基調です。25日移動平均線(333.48円)を上回っており、75日線(274.39円)や200日線(271.42円)も大きく上回っています。52週高値419円に対しては-14.6%の位置ですが、52週安値222円からは+61.3%です。8月18日に400円まで急騰した後、8月19日に380円、8月20日に358円と調整しています。出来高は8月18日に411,700株と急増しており、短期的な過熱感が意識されています。RSIは57.08と中立圏です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは直近赤字のため算定不能でバリュエーション困難。PBRは1.96倍と業界平均2.92倍より低いが、ROEが-14.6%と大幅な赤字であり、資産効率が極めて悪い。配当利回り0.93%は平均1.40%を下回り、今期営業赤字予想で減配リスク。割高感が強く、業績悪化が続けばさらなる下落リスク。

指標この会社業種平均
PER (予想)28.1倍
PBR2.20倍2.44倍
ROE-14.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は増収だが、2025/9期は営業赤字転落の見通し。市場は中古品需要拡大の成長期待と、収益性悪化・競争激化への懸念が対立。強気派はリユース市場の成長と店舗増によるスケールメリットを評価。弱気派は販管費増加と競争による粗利低下を指摘。

プラスに働く材料7
  • リユース市場の成長

    サステナブル消費拡大で中古品需要は増加傾向。

  • 店舗拡大による規模効果

    出店増で売上は伸びており、固定費負担率改善の余地。

  • 低PBRでのバリュー評価

    PBR1.96倍と割安で、赤字転落は一時的との見方。

  • 売上高の緩やかな増加トレンド継続影響

    売上高155→161→167億円と3期連続増収

  • 赤字からのターンアラウンド期待2026年9月期決算影響

    FY25/9期営業損失3億円から回復見込み

  • 資産価値に対する割安感不定影響

    PBR1.96倍、時価総額60億円は資産水準以下

  • 配当利回り0.93%を維持継続影響

    赤字でも配当継続、株主還元姿勢

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字転落リスク

    2025/9期は営業利益▲1.8%と赤字予想。

  • 競争激化による粗利低下

    同業他社多数で買取価格競争が粗利率を圧迫。

  • ROEマイナスと無配懸念

    ROE▲14.6%と資本効率悪く、減配リスク。

  • FY2025/9期の営業赤字転落2025年9月期決算影響

    営業利益8→-3億円、赤字転落

  • 純損失4億円の計上2025年9月期決算影響

    純利益6→-4億円、業績悪化

  • ROE-14.6%と資本効率悪化継続影響

    ROEがマイナス、自己資本毀損リスク

  • 株価下落トレンド継続継続影響

    年間-6.8%下落、需給悪化懸念

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の稼働率と需要動向を示す重要指標。
粗利率
買取競争や販売価格の影響を直接反映。
販管費比率
出店や人件費増が収益を圧迫するか確認。
営業利益
赤字転落回避が最優先の経営課題。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から70.0%いまの株価に対する利回りは0.85%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
0.85%
いまの株価に対して
配当性向
29.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月544.3
2017年9月50.043.7
2018年9月3−40.0283.0
2019年9月30.0102.4
2020年9月30.0
2021年9月30.0
2022年9月10233.325.5
2023年9月100.044.6
2024年9月100.029.1
2025年9月3−70.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,241人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.5%を占め、残る74.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他55.848.350.655.761.262.5
事業法人16.425.324.123.824.225.2
外国法人17.818.916.714.89.98.2
自己株式2.23.33.24.54.56.0
証券会社4.26.95.21.64.43.6
金融機関0.10.63.34.00.10.3
外国人個人5.80.10.10.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山根 良太10.74
02山根 太郎9.14
03株式会社ジェイアンドエルデザイン8.83
04THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)5.84
05津﨑 宏一4.79
06山根アセット株式会社4.41
07株式会社R ACTIVO4.41
08鈴木 尚4.24
09渡辺パイプ株式会社4.15
10橘 かおり2.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    テンパード・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Tempered Investment Management LTD.)
    新規の大量保有報告
    7.04%
    -1.07pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−267%、1株純資産は14期で+205%。直近期のROEは-14.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月154934.410.9
2013年9月187824.430.58.9
2014年9月189420.948.023.0
2015年9月2011119.817.019.8
2016年9月91158.441.044.3
2017年9月111299.237.743.7
2018年9月11140.9304.3283.0
2019年9月31252.598.1102.4
2020年9月−10112
2021年9月−3104−2.7
2022年9月3315021.828.325.5
2023年9月2816218.329.644.6
2024年9月3518719.811.629.1
2025年9月−25150−14.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額267百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約25倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山根太郎代表取締役社長431,760,700
津﨑宏一取締役副社長51922,200
小菅正伸取締役7034,100
出口治明取締役7824,300
財部友希取締役56900
坂本泰典常勤監査役7013,400
服部景子監査役502,700
三村雅一監査役448,200
北口拓実取締役30

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)21364269110246123
社外取締役621214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容685字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、住宅設備機器、建築資材のEC販売を主たる業務としております。 [取引の概要] 住設・建材EC事業では、設計事務所・ゼネコン・工務店といった建築のプロと、施主である一般消費者に対し、購入者の属性にかかわらず誰でも同一条件同一価格で購入できる「ワンプライス」で住宅設備機器や建築資材をEC販売しております。 また、現物の商品を確認できないというECの弱みを補完するために、ショールームを東京、大阪、仙台、名古屋、京都、福岡の6拠点、無人ショールーム(スマートショールーム®)を札幌、横浜の2拠点に開設しており、顧客の要望に応じてショールームスタッフが内装提案を行っております。 住宅事業では、建売住宅事業、注文住宅事業、リノベーション事業及びデザイン性の高い住宅設計を可能とするサービス事業を展開しております。 デザイン性の高い住宅を実現するために開発した当社独自の「デザインコード」を加盟工務店に提供する「ASOLIE」や、家づくりを希望する方と専門家をつなぐプラットフォーム「SUVACO」の運営等を行っております。 また、グループ会社である株式会社ベストブライトにおいて、間取りの自由設計やデザイン性を兼ねた家づくりを行っていました。なお、2025年9月に株式会社ベストブライトの全株式を譲渡したため、同社は当社の連結子会社から除外されました。 [事業系統図] 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 (注)非連結子会社のmiratap USA Inc.及び上海美拉拓建材装飾有限公司は、重要性が乏しいため記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題2,783字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は「くらしを楽しく、美しく。」を経営理念とし、人々の「くらし」をより良いものにしたいという普遍的な願いを実現することを経営の基本方針としております。住宅設備機器・建築資材のインターネット通信販売により複雑な流通プロセスを簡素化することで販売価格の不明瞭さを撤廃し、高品質な商品を適正価格で提供してまいります。これにより、消費者がフェアに商品選択できる市場を作り出し、建築・住宅市場の活性化につなげると共に、世界の人々の「くらし」で最も必要とされる企業集団を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社が重要と考えている経営指標は、事業規模の指標としての売上高、収益性の指標としての売上高営業利益率、投下資本の効率的運用の指標としての投下資本利益率であります。 負債・資本のバランスとそれぞれにかかるコストを意識した経営を行う中で、事業規模を拡大し、収益性を向上させることで、中長期的に企業価値を高めることを目指してまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、中長期的戦略として以下の重点課題に対し積極的に取り組んでおります。 ① 国内事業の収益基盤強化 認知拡大施策による認知度・採用意向の拡大、非住宅・リフォーム・リノベーション領域の集客拡大と当該領域に対応する商品開発、新規取り扱いカテゴリの拡充と生産管理強化による廃棄ロスの低減、顧客増加に対応するショールーム拡充など受け入れ体制の強化、UI・UXの見直しによるECプラットフォームのリプレイス、新たな配送ネットワークの構築と運賃体系の統一などにより、売上成長率のアップ、利益率の改善を目指してまいります。 ② 海外事業の成長拡大 既進出国を中心にブランドの浸透を図ると同時に、現地法人や代理店を活用して売上の変曲点を作ることを目指してまいります。 ③ 新事業の創造 ASOLIEネットワークの拡大と新規サービスの拡充に加え、「シェア」「知財」「人材」の3軸でシナジーが見込める領域で積極的に案件を探索し、グループ化による成長の加速を目的として、既存事業との相乗効果を重視したM&Aを推進してまいります。 ④ 経営基盤の強化 コーポレートガバナンスの強化と、人的資本戦略による理念浸透、マネジメント力の向上、優秀人材の育成など、さらなる成長を支える経営管理体制の強化を進めてまいります。 (4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 米国の関税政策や世界的な景気減速の影響により輸出は弱含みで推移し、住宅投資の反動減も重なって成長率の鈍化が懸念されます。住宅業界においては、建築費の高騰や人手不足などの構造的課題により、新設住宅着工戸数は減少傾向が続く見通しですが、中古住宅やリフォーム市場は堅調に推移しており、消費者ニーズの多様化に対応した事業展開が求められています。 また、建築業界内における競争の激化は続くとみられるものの、当社の事業規模に比してこの業界の市場規模は巨大であり、その中において当社はまだまだ認知されているとはいえない存在であることから、収益獲得の余地は大いにあると考えております。 このような状況の中、当社は以下のような課題に継続的に取り組むことで、収益の拡大を推進したいと考えております。 ① オリジナル商品の拡充 当社は住宅設備機器・建築資材をはじめとした住空間にまつわる商品を幅広く豊富に取り揃えており、売上高の約8割がオリジナル商品(自社開発商品と国内で独占的に販売できる海外輸入商品)であります。このオリジナル商品を更に充実させることでお客様の商品選択の自由度を高めてまいります。デザインコンセプトは「ミニマリズム」で、そのシンプルで洗練された美しいデザインを極めると同時に、デザイン力や商品力によりブランド価値を向上させるべく世界的な工業賞に積極的に応募してまいります。また、国内調達商品においては意匠的に独創性の高い商品を投入し、周辺領域へも商品ラインナップを拡充することで、お客様のライフスタイルに合わせた住空間のコーディネートを当社がトータルにプロデュースできる品揃えを目指してまいります。 ② 海外展開の推進 当社の事業規模に対して市場規模は巨大といえますが、日本国内における住宅着工件数が下がっていく中、国内のみの事業ではいずれかの時期に成長の鈍化・停滞が起こると考えております。そのためオリジナリティと適正価格を併せ持つ自社開発商品の強みを生かし、進出国によってスキームを変え、各国の状況に最も適した方法で販売の基盤を作り、売上の拡大を目指してまいります。 ③ 価格競争力の追求 インターネット通信販売の強みを生かして、既存の商流、流通を経由しないことによって獲得できる価格競争力を今後も維持したいと考えております。また、調達価格低減のため、単一の商品を複数の仕入先で生産できるようにするなど、常にコストダウンや適正な在庫量を意識して業務を推進してまいります。 ④ 周辺サービスの拡充 当社は、住宅設備機器及び建築資材を網羅的に取り扱っておりますが、お客様からは商品販売にとどまらない施工まで含めたサービスに対するご要望があります。この状況に対し、自社ネットワークに加盟している工務店や登録専門家との連携、全国の施工業者ネットワークを利用した工事会社紹介サービスの実施により、適正かつ透明性の高い価格での周辺サービスの充実に努めてまいります。 ⑤ 知名度の向上 当社は現在、東京、大阪、仙台、名古屋、京都、福岡といった主要都市にショールームを設置しているほか、札幌、横浜には完全無人のスマートショールーム®があります。これらショールームを通じてお客様との接点を増やしていくと同時に、デジタルを中心とした認知獲得施策や、メディアリレーションの強化による大型パブリシティの獲得などで知名度を向上させてまいります。 ⑥ 組織体制の強化 当社は、比較的小規模な組織で運営されており、内部管理体制もこれに応じたものとなっておりますが、今後、事業の拡大に応じて必要になる人員を適時に補充し、内部管理体制の一層の充実を図ってまいります。また、社内研修制度など育成面の充実を図り、従業員一人ひとりの能力を十分に生かすための取り組みを推進すると同時に、必要に応じて外部顧問による助言を受けるなど、経営基盤の強化及び商品企画・開発・品質と商品販売体制の更なる強化を図ってまいります。
事業等のリスク5,570字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)当社の事業について ① 当社の主要事業が採用する販売形態について 当社の主要事業である住設・建材EC事業において販売する全ての商品は、当社の会員に対して、ウェブサイト、カタログ等において販売価格を明示しており、価格の透明性を確保しております。一方で、この販売形態は、相対取引の場において都度価格が決定される建築業界においては極めて異例の販売手法であり、価格が明示されることで、中間業者が介在する余地をなくし、また当社が関与しない取引の価格にも影響を及ぼす可能性があります。 以上のことから、当社の主要事業が採用する販売形態は、建築業界における商慣習と相反するものであり、このことが当社の事業の成長を阻害する要因となる可能性があります。 ② 競合について 当社の主要事業と同様のビジネスモデルを採用して事業を行う会社は、当社以外にも存在しておりますが、その多くが特定のジャンルの商品を取扱っており、当社のように、インターネット通信販売事業において住宅内装設備関係の数多くの建築資材を取扱う会社は極めて少ないと認識しております。 昨今のインターネット市場拡大により建築業界においてもEC販売参入を検討する企業の増加も考えられる中、当社は、当社独占販売である海外商品を中心とした商品の選定及び当社オリジナル商品の企画開発力にて競合他社との差別化を図る所存でありますが、当社が提供する商品よりも優れた商品や模倣商品を供給する競合会社が現れた場合、当社の競争力は相対的に低下することとなり、その結果、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 独占的契約について 当社の主要事業が取扱う輸入品のうちヨーロッパから輸入する商品については、当社のみが取扱う商品でありますが、これは独占販売契約、代理店契約等の書面による契約によって確保されたものではなく、現地の商慣習によるものであります。 当社は、この商慣習に従い現地の取引先からの仕入を行っておりますが、今後予測し得ない事態により、現在確保している独占状態を喪失した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 商品・サービスの品質に対する責任について 当社は、主要事業を中心に企画、開発、購買、販売の各段階での審査、監査等を通じて商品・サービスの品質を確保出来るよう、品質保証体制を構築しておりますが、万一、当社が提供する商品・サービスの品質に欠陥が生じた場合、当社の社会的信用は低下し、また損害賠償責任等の発生により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システム障害について 当社の主要事業での事業遂行においては、ウェブサイトによる販売活動はもとより、受発注業務、会計処理など、業務の大部分においてコンピュータシステム及びそのネットワーク(以下、総称して「システム」と称します。)を活用して経営効率を高めております。 当社は、主要事業の事業遂行におけるシステム障害のリスクを低減するために、定期的なバックアップ、サーバーの二重化等の対策を施しておりますが、これらによりシステム障害を完全に回避することは困難であり、またインターネット回線など、当社が管理しない設備機器における障害の可能性も排除できないことから、万一、障害等が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 商品の供給体制について 当社は、自らが企画した商品について、外部の取引先に製造を委託することによりオリジナル商品を供給しております。この外部の取引先は、商品の開発段階で信用力、生産能力等を確認のうえ選定を行っておりますが、何らかの事情で製造を委託した商品が供給されないこととなった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)大規模災害による影響について 当社の在庫商品の多くは特定少数の物流拠点に集約しており、ここで商品の納入から検品、配送まで一貫して行っております。在庫及び物流機能を特定の地域に集中させる理由は、在庫管理及び物流に関するコストの低減を図るという経営判断に基づくものであります。 当社は、在庫商品の分散、在庫商品への火災保険付保を行っておりますが、地震等大規模災害により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)為替変動の影響について 当社における仕入取引の9.2%(当事業年度実績)は外貨建の取引であり、また一方で、海外事業の推進により、今後は外貨建の販売が増加することが見込まれるため、為替変動は当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)個人情報の管理について 当社は、事業活動の過程で取得した顧客情報を保有しており、かつ、この顧客情報の中には個人情報も含まれております。これら顧客情報については、当社においては社内規程及び運用マニュアルなどを策定し、内部管理体制を徹底するとともに、システムやセキュリティの強化などに取り組むことで厳重に管理しております。 このように、顧客情報の取扱いについては細心の注意を払っておりますが、万一、個人情報の流出などの重大なトラブルが発生した場合には、当社に対する社会的信用が低下し、また損害賠償請求等により、当社の事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)有利子負債への依存と金利変動の影響について 当社は、事業拡大のための資金を金融機関からの借入れに依存しており、当連結会計年度末における総資産に対する有利子負債依存度は、35.7%となっております。新規及び借り換え時の資金調達において金融機関等との折衝が滞り資金の調達に支障が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の当連結会計年度末における有利子負債残高は3,135百万円となっております。現在は、当該資金を主として固定金利に基づく短期借入金等により調達しているため、一定期間においては金利変動の影響を受けないこととなりますが、新たに借り換え等を行う際、資金調達コストが変動している場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原材料価格の上昇について 当社が販売する商品の多くは木材、石油、金属等の資材価格の変動の影響を受けるものであります。当社は年間販売予定数量の取引先への開示、大量発注等により常に仕入価格の低減に努めておりますが、資材価格の高騰などにより仕入価格の上昇が避けられない事態となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)法的規制について 当社の主要事業は一般消費者を含めたお客様への通信販売事業であり、当社のカタログやウェブサイトに掲載された商品情報については、「特定商取引に関する法律」、「消費者契約法」、「不当景品類及び不当表示防止法」及び「不正競争防止法」等の規制を受けております。また、当社の取扱商品及び提供役務の一部に関しましては、品質等に関する問題について「製造物責任法」「建設業法及び関連法」等により規制を受けております。上記規制以外にも、海外展開による現地法令、商品輸入に関連した貿易関連法令や商品開発に係る商標権や意匠権等、産業財産権関連法令等の規制も受けております。 当社では、社員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備、販売管理体制の構築、また適宜、顧問弁護士のアドバイスを受ける等、法的規制を遵守する管理体制を整備しておりますが、法令に違反する行為がなされた場合及び法令の改正や新たな法令の制定が行われた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)人員の確保について 当社は今後、事業の拡大に応じて必要になる人員を適時に補充し、運営体制の一層の充実を図りますが、人員補充の遅れや優秀な人材の流出により、当社の業務運営に支障をきたす可能性があります。 (9)住宅事業について 住宅事業部では、ボランタリーチェーンやマッチングプラットフォームを中心に事業を展開しており、特有のリスクとして、加盟店ごとにサービス品質や対応レベルに差が生じやすく、これがブランド全体の信頼性低下につながる可能性があります。また、成果報酬型や手数料型の収益モデルを採用しているため、取引量や成約率の変動によって収益が不安定になるリスクも大きく、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)固定資産の減損について 当社は、固定資産の減損に係る会計基準等に従い、不動産、ショールームの内装、設備、什器等を含む保有資産について定期的に将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失の認識・測定を行っており、固定資産の減損損失を計上することにより、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)ストックオプション等株式報酬の提供による株式価値の希薄化について 当社は、取締役及び従業員の業績向上へのインセンティブを高めることを狙いとして、譲渡制限付株式報酬制度及びストックオプション制度を採用しております。今後も同様のインセンティブ・プランを継続する可能性があり、その場合は、当社の1株当たりの株式価値は希薄化する可能性があります。 (12)投資有価証券の評価損の計上について 当社は、中長期的な企業価値の向上に向けて、事業の展開上必要と思われる企業への出資を行っており、今後もその可能性があります。そのような有価証券への投資においては、株価の著しい下落あるいは投資先企業の著しい業績低迷等が生じた場合、投資有価証券評価損が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)サイバーセキュリティについて 近年、サイバー攻撃の技術はますます高度化しており、その手法も多様化しております。標的となるリスクのある当社においては、ネットワーク及び設備の監視を始めとする各種情報セキュリティ対策を実施しておりますが、不正アクセスやサイバー攻撃を受け、重要なシステムの誤作動や停止、保有する機密情報の流出が発生した場合、社会的信用の失墜、事業活動の混乱や停滞、取引先等への補償等が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)国内外の個人情報に関する新たな規制の導入について インターネット上のプライバシー保護の観点から、OS事業者によるCookie規制、GDPR、eプライバシー規則、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)、中国個人情報保護法、その他海外進出国での個人情報関連法令改正強化等の国内外の個人情報に関する新たな規制の導入などを受け、規制強化がなされた場合に、インターネット広告での集客に支障をきたし、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)決済方法とセキュリティについて 当社の主要事業は、商品販売の決済にクレジットカード決済を利用しておりますが、不測の事態により、利用者のクレジットカード情報が漏洩した場合、あるいは盗用されたクレジットカードが当社の決済に不正使用されることが増加した場合、信用低下による取引の縮小や停止、損害賠償が発生するなど当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)M&Aについて 非連続の成長を創出するための手段として、M&Aについては引き続き積極的に案件探索を行ってまいります。グループ化による成長の加速を目的として、既存事業との相乗効果を重視してまいりますが、事業環境の変化等によりグループ化した子会社の業績が当初の想定を下回る場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)商号変更について 当社は、2024年10月に商号を「サンワカンパニー」から「ミラタップ」へと変更いたしました。商号変更にともない、既存・潜在顧客や取引先の間で旧商号の認知が根強く残っている場合、新商号が広く浸透するまでの間にブランド認知が一時的に低下し、顧客の信頼度や取引意欲に影響を与える可能性があります。また、新商号の浸透を図るため、広告やプロモーションなどの追加的なマーケティングコストが発生し、当社の収益に一時的な影響を及ぼすリスクがあります。これらのリスクを最小限に抑えるため、新商号の認知向上及びブランドイメージの強化に取り組んでおりますが、これらの対策が十分に機能しない場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)商品模倣による競争力低下 当社の商品はミニマリズムというシンプルで洗練されたデザインコンセプトを特徴としており、他社によるデザインの模倣やコンセプト・アイデアの流用が起こる可能性が比較的高く、競合他社が同様の方向性で商品を展開した場合、差別化が難しく、競争力が低下するリスクがあります。知的財産保護や独自性を強化する対策や戦略が不十分である場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概況 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、春闘による賃金上昇や雇用の改善、インバウンド需要の回復などを背景に、個人消費を中心とした内需が堅調に推移しました。また、政府による経済対策や設備投資の拡大も下支え要因となり、緩やかな回復基調を維持しました。一方で、円安の反転による輸出採算の悪化や、海外景気の減速、人手不足の継続などが企業活動に影響を及ぼし、景気は一時的に停滞感を強める局面も見られました。 住宅業界におきましては、資材価格の高騰と労務費の上昇により建築コストが高水準で推移しました。新設住宅着工戸数は減少傾向が続き、特に持家は法改正に伴う駆け込み需要の反動の影響もあり、大きく落ち込みました。また、建設業界では人手不足やゼロゼロ融資の返済負担による倒産増加も見られ、業界全体に厳しい環境が続いています。 このような状況の中、当社グループは、当連結会計年度を中長期経営計画の飛躍期初年度と位置づけ、2024年10月1日の社名変更を契機に一気に認知度を拡大することで、事業の拡大、投資の収益化を行い、長期ビジョンを完遂することを目指し、国内事業の収益基盤強化、海外事業の成長拡大、新事業の拡大、経営基盤の強化に取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高16,746百万円(前年同期比3.9%増)、営業損失282百万円(前年同期は営業利益830百万円)、経常損失291百万円(前年同期は経常利益796百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失447百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益635百万円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、各事業セグメントの売上高には、事業セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。 イ.住設・建材EC事業 住設・建材EC事業におきましては、既存顧客の購入単価上昇により前年同期比で増収となりましたが、社名変更に伴うドメイン変更の影響でECサイトへの流入が減少したことなどから、新規顧客の獲得に苦戦しました。社名変更を契機に一気に認知度を拡大するため、顕在顧客だけでなく潜在顧客を含めたより広い範囲に向けて広告施策を実施し、認知度は社名変更前と同程度まで上げることができましたが、認知獲得から実際の購買行動に至るまでには期間を要し、結果として年初に想定していた売上には届きませんでした。一方、海外では当連結会計年度において新規進出国での販売代理店契約の締結や新規ショールームのオープンなど、今後の成長へ向けた種まきを行いました。 以上の結果、売上高15,121百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益606百万円(前年同期比59.8%減)となりました。 ロ.住宅事業 住宅事業におきましては、建築コストの高騰や住宅ローン金利の上昇など厳しい市況が継続しており、建売住宅の販売は苦戦を強いられました。一方、ASOLIEでは「土地探し~設計~アフター対応」までを支援する新サービスの提供を開始したことに加え、住宅を構成する3つの規格ユニットを土地や家屋の広さに応じて組み合わせる新たなサービス「ASOLIE セレクトプラン」の提供を開始しました。また、2024年12月に事業譲受したSUVACO事業及びリノベりす事業とのシナジー創出にも取り組んでおり、ASOLIEとの相互送客や商品企画・改善などを通じた住設・建材EC事業との連携強化も進めております。 なお、2025年9月に株式会社ベストブライトの全株式を譲渡したため、同社は当社の連結子会社から除外されました。 以上の結果、売上高1,627百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント損失116百万円(前年同期はセグメン ト損失80百万円)となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 イ.資産 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ567百万円減少し、8,790百万円となりました。その主な要因は、建物及び構築物(純額)の増加693百万円を計上した一方で、棚卸資産の減少1,089百万円を計上したことによるものであります。 ロ.負債 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ104百万円増加し、5,886百万円となりました。その主な要因は、固定負債に含まれる資産除去債務の増加375百万円を計上した一方で、短期借入金の減少100百万円、未払法人税等の減少77百万円を計上したことによるものであります。 ハ.純資産 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ671百万円減少し、2,903百万円となりました。その主な要因は、新株予約権の増加55百万円があった一方で、利益剰余金の減少631百万円、自己株式取得による減少99百万円を計上したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して734百万円減少し、1,308百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 イ.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動の結果、使用した資金は55百万円(前年同期は536百万円の獲得)となりました。これは主に、棚卸資産の減少額323百万円、関係会社整理損290百万円を計上した一方で、税金等調整前当期純損失668百万円を計上したことによるものであります。 ロ.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動の結果、使用した資金は734百万円(前年同期比75.0%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出286百万円、連結の範囲の変更を伴う関係会社株式の売却による支出177百万円、差入保証金の差入による支出133百万円を計上したことによるものであります。 ハ.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動の結果、得られた資金は55百万円(前年同期は400百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入700百万円を計上した一方で、長期借入金の返済による支出260百万円、配当金の支払額182百万円を計上したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、当社グループ全体の事業活動に占める比重が極めて低いため、記載を省略しております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、当社グループ全体の事業活動に占める比重が極めて低いため、記載を省略しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前年同期比(%) 住設・建材EC事業(千円)   15,119,277   104.2 住宅事業(千円)   1,627,468   101.3 合計(千円)   16,746,745   103.9 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 渡辺パイプ株式会社   1,795,695   11.1   1,957,931   11.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等 (財政状態) 当連結会計年度における財政状態の分析につきましては、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概況 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (経営成績) 当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高16,746百万円(前年同期比3.9%増)、営業損失282百万円(前年同期は営業利益830百万円)、経常損失291百万円(前年同期は経常利益796百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失447百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益635百万円)となりました。 以下に、連結損益計算書に重要な影響を与えた要因について分析いたします。 イ.売上高の分析 住設・建材EC事業において既存顧客の購入単価上昇と、ASOLIEによる新サービスの提供やSUVACO事業及びリノベりす事業を事業譲受したことにより、当連結会計年度における売上高は16,746百万円となり、前連結会計年度(16,123百万円)と比較して623百万円の増加となりました。 ロ.営業損益の分析 住設・建材EC事業において認知度拡大と集客強化のための広告施策による広告宣伝費の増加や本社移転及び倉庫移転に伴う一時的な費用の発生などにより、当連結会計年度における営業損失は282百万円となり、前連結会計年度(営業利益830百万円)と比較して1,112百万円の増加となりました。 ハ.営業外損益の分析 当連結会計年度の営業外収益は34百万円となり、前連結会計年度(1百万円)と比較して32百万円の増加となりました。その主な内訳は、為替差益13百万円、固定資産受贈益10百万円であります。 また、当連結会計年度の営業外費用は44百万円となり、前連結会計年度(35百万円)と比較して8百万円の増加となりました。その主な内訳は、支払利息33百万円、貸倒損失7百万円であります。 ニ.特別損益の分析 当連結会計年度の特別利益は1百万円となり、前連結会計年度(1百万円)と比較して0百万円の増加となりました。その主な内訳は、固定資産売却益1百万円であります。 また、当連結会計年度の特別損失は378百万円となり、前連結会計年度(12百万円)と比較して365百万円の増加となりました。その主な内訳は、関係会社整理損290百万円、貸倒引当金繰入額55百万円であります。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、仕入代金(販売用不動産等含む。)、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するために、自己資金、当座貸越枠及びコミットメント枠を余剰に確保することで対応しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,308百万円となっております。 ③ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について 当社は、負債・資本のバランスとそれぞれにかかるコストを意識した経営を行う中で、事業規模を拡大し、収益性を向上させることで、中長期的に企業価値を高めることを目指しており、売上高、売上高営業利益率及び投下資本利益率(ROIC)を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高は16,746百万円、売上高営業利益率は△1.7%及び投下資本利益率(ROIC)は△4.5%であり、引き続き当該指標の改善に努めてまいります。 ④ 経営戦略の現状と見通し 今後の見通しにつきましては、春闘による賃上げや設備投資の底堅さを背景に、内需を中心とした緩やかな回復が見込まれています。一方で、米国の関税政策や世界的な景気減速の影響により輸出は弱含みで推移し、住宅投資の反動減も重なって成長率の鈍化が懸念されます。住宅業界においては、建築費の高騰や人手不足などの構造的課題により、新設住宅着工戸数は減少傾向が続く見通しですが、中古住宅やリフォーム市場は堅調に推移しており、消費者ニーズの多様化に対応した事業展開が求められています。 このような状況の中、当社では引き続き、国内事業の収益基盤強化、海外事業の成長拡大、新事業の拡大、経営基盤の強化に努め、投資と利益確保のバランスを取りながらも、認知度を拡大することで、事業の拡大、投資の収益化を図り、長期ビジョンの完遂を目指してまいります。 当社の属する業界では社名認知と採用意向に相関関係が見られるため、引き続き、認知拡大のためデジタルを中心に広告宣伝を投下する計画としており、これまでの実績を踏まえ、ターゲットを絞った認知獲得やパブリシティの獲得にも注力してまいります。商品開発においては、企画開発段階から知財対応を強化し、模倣されないモノづくりを強化すると同時に、新商品のみならず新カテゴリにも挑戦し、新たな切り口での商品開発を推進、あわせて、新たなフラッグシップモデルの発売によりブランディングをさらに強化してまいります。住宅市場の構造的な縮小傾向を踏まえ、住宅領域に加えて、非住宅領域およびリフォーム・リノベーション領域の強化も進めることで、限られた市場規模の中での競争に依存することなく、持続的な成長機会の創出と事業ポートフォリオの分散によるリスク低減を図ってまいります。 海外では、引き続き各国の状況に最も適した方法で販売の基盤を作ることに加え、これまでの各国展開で得た知見や事例を他国に水平展開することで、売上の伸長を目指してまいります。 住宅のボランタリーチェーンであるASOLIEでは、新・設計支援サービス「ASOLIE セレクトプラン」でのモデルハウス建築を予定しており、全国各地の加盟工務店でもモデルハウス建築を推進することで、当社商品の採用を強化してまいります。ASOLIEでは、商品提案にとどまらず、当社のブランド価値を活かした空間提案を進めてまいります。家づくりのプラットフォームを手がけるSUVACOでは、サービス提供範囲を非住宅領域まで拡大し、建築プラットフォームとして未来の市場を開拓してまいります。 非連続の成長を創出するための手段として、M&Aについても引き続き積極的に案件探索を行ってまいります。「シェア」「知財」「人材」の3軸でシナジーが見込める領域に絞り、単なる買収ではなく、グループ化による成長の加速を目的として、既存事業との相乗効果を重視してまいります。社内体制につきましては、セキュリティやインフラの強化に加え、日々進化するAIを活用することで業務効率化を推進し、生産性の向上を目指してまいります。

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開示資料

出典

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