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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

GMOフィナンシャルホールディングス

GMO Financial Holdings, Inc.7177 · Standard · 証券、商品先物取引業

GMOインターネットグループの中核として、インラインで証券・FX・暗号資産取引を提供するインターネット金融企業。

概要

GMOフィナンシャルホールディングス(GMO-FH)は、GMOインターネットグループ株式会社を親会社とするインターネット総合金融グループである。中核子会社のGMOクリック証券が提供する店頭外国為替(FX)取引で国内シェア20%超を占め、暗号資産取引所GMOコインの運営も手掛ける。2025年12月期の連結営業収益は495億円、営業利益は159億円、親会社株主帰属当期純利益は104億円。連結従業員数476名、本社は東京都渋谷区。株式取引手数料完全無料化など低価格戦略で顧客基盤を拡大し、バーチャルオフィスや医療プラットフォームといった非金融領域にも進出している。

店頭FXと暗号資産が稼ぐ収益の二本柱

当社の収益は、証券・FX事業と暗号資産事業の二つのセグメントから構成される。2025年12月期のセグメント別営業収益は、証券・FX事業が前年比減収、暗号資産事業も減収となったが、全体では純営業収益455億円、営業利益158億円(前年比78%増)を計上した。証券・FX事業の中核は店頭FXであり、GMOクリック証券、GMO外貨、GMO-Z.com Trade UKのグループ3社合計で国内取引高シェア20%超を維持する。2025年後半のレンジ相場によりFX収益は減収したものの、CFD売買代金は株価指数の活況を背景に増加した。暗号資産事業ではGMOコインが77.5万口座を突破し、売買代金は前年比50%増加したが、第4四半期のレンジ相場で収益性が低下した。また、2025年9月よりGMOクリック証券が株式取引手数料と投資信託販売手数料を完全無料化し、顧客の裾野拡大を図っている。

GMOインターネットグループ内の金融中核としての位置づけ

当社はGMOインターネットグループ株式会社の傘下で、グループ内におけるインターネット金融事業と暗号資産交換事業を一手に担う。グループ内で競合する事業はなく、親会社との間で明確な役割分担がなされている。連結子会社は16社(2025年12月31日現在)あり、主要なものとしてGMOクリック証券、GMOコイン、GMO外貨、GMOヘルステック、GMOオフィスサポート、GMO One Accountなどが挙げられる。また、持分法適用関連会社としてGMOあおぞらネット銀行がある。海外子会社は香港(GMO-Z.com Forex HK)、英国(GMO-Z.com Trade UK)、タイ(GMO-Z com Securities (Thailand))、ベトナム(GMO-Z.COM FINANCIAL SYSTEM VN)に所在し、FX取引やシステム開発を行う。グループ内ではシステム開発力を共有し、金融システムを内製する技術力が競争力の源泉となっている。2025年には新たにGMO One Accountを設立し、複数サービスを共通IDで利用できる基盤を整備した。

非金融領域への多角化と新規事業開発

当社は金融事業で培ったシステム開発力と事業運営力を活かし、成長性が期待される非金融領域にも積極的に進出している。その他セグメントに含まれるバーチャルオフィス事業は、累計ユーザー数が4万人に迫り、2025年にはレンタルスペース検索・予約サービス「空箱 byGMO」を開始した。医療プラットフォーム事業では、クリニック向けプラットフォーム「ヘルステックONE byGMO」にリブランドし、AI搭載クラウド電子カルテ「AIチャート byGMO」の提供を開始した。2024年にはGMOヘルステックを設立し、株式会社アイソル(現GMOヘルスケア)を買収、2025年8月にグループ内の医療関連会社を吸収合併して体制を整えた。これらの新規事業はまだ収益規模は小さいが、将来の成長柱として投資を継続している。また、2025年6月設立のGMO One Accountは、共通ID「1アカウント」を提供し、グループサービスのクロスユースを促進するプラットフォームとして位置づけられる。

業界の中での役割はインターネット金融サービス(証券・FX・暗号資産)を提供するグループ中核企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
495億円
営業利益
159億円
営業利益率
32.1%
純利益
104億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01個人投資家(証券・FX)主力

個人投資家向けに、株式・FXなどの金融商品取引サービスを提供。オンライン取引に特化し、使いやすいプラットフォームと豊富な商品ラインナップを備える。

主な製品・サービス1
GMOクリック証券
オンライン証券サービス。株式・FX・先物など幅広い商品を提供。

02個人投資家(暗号資産)準主力

暗号資産交換業を展開し、ビットコインをはじめとする暗号資産の取引サービスを提供。セキュリティと利便性を両立した取引所を運営。

主な製品・サービス1
GMOコイン
暗号資産取引所。ビットコインなど複数の暗号資産を取引可能。

03その他(NFT・バーチャルオフィス・医療)副次

報告セグメントに含まれない事業として、NFT事業、バーチャルオフィス事業、医療プラットフォーム事業を展開する。

製品と技術

GMOクリック証券のFX・CFD取引サービス

GMOクリック証券は、当社グループの中核となるネット証券会社である。店頭外国為替(FX)取引では、主要通貨ペアに加え、2025年に新たに4通貨ペアの取り扱いを開始し、スワップポイントの還元強化や取引活性化キャンペーンを展開している。グループ3社(GMOクリック証券、GMO外貨、GMO-Z.com Trade UK)合計の国内FX取引高シェアは20%超で推移し、取引人数シェアも上昇傾向にある。CFD(差金決済取引)では、株価指数や商品を対象とした商品を提供し、2025年には取引所CFD「くりっく株365」の取り扱いを開始、新取引アプリもリリースした。CFD売買代金は株価指数の活況を背景に前年比で大きく増加したが、スプレッド縮小による還元強化の影響で収益性は低下した。また、2025年9月より株式取引手数料と投資信託販売手数料を完全無料化し、顧客基盤の拡大を図っている。

GMOコインの暗号資産取引サービス

GMOコインは、当社グループの暗号資産交換業者であり、ビットコインやイーサリアムなど主要な暗号資産の売買・保管サービスを提供する。2025年12月期の口座数は77.5万口座を突破し、売買代金は前期比50%増加した。ストック型収益を生む「ステーキングサービス」では報酬還元を強化し、利用者数増加に努めている。また、暗号資産FXや取引所レバレッジのトレード大会を開催するなど、取引活性化策を実施。利便性向上のため、外部投資助言サービスとのAPI連携を開始し、積立サービス「つみたて暗号資産」の機能拡充も行った。2025年後半のボラティリティ低下により第4四半期の収益性は悪化したものの、顧客基盤の拡大と商品ラインアップの充実により、中長期的な成長基盤を構築している。

バーチャルオフィス・医療プラットフォーム等の新規事業

非金融領域の新規事業として、バーチャルオフィス事業と医療プラットフォーム事業を展開している。バーチャルオフィス事業では、累計ユーザー数が4万人に迫り、会議室やコワーキングスペースの需要増に対応して2025年にレンタルスペース検索・予約サービス「空箱 byGMO」を開始した。医療プラットフォーム事業では、クリニック向けプラットフォームを「ヘルステックONE byGMO」にリブランドし、AI搭載クラウド電子カルテ「AIチャート byGMO」をリリース。2024年設立のGMOヘルステックが子会社化した既存システムと統合し、2025年8月にグループ内の医療関連会社を吸収合併して事業体制を一本化した。これらの事業はまだ収益貢献は限定的だが、グループの成長領域として投資を継続している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

ネット証券で首位級、海外比率高く変動に注意

ネット証券事業で国内大手の一角を占め、オンライン取引に強み。同業のSBIリーシングサービスやインテグラルと比較し、売上規模は大きいが、収益は市場環境に左右されやすい。営業利益率は改善傾向で、直近期は高水準。一方で売上高は減少しており、市場の成熟化や競争激化が課題。

強み

  • インターネット証券で圧倒的な顧客基盤を持ち、利便性の高いサービスを提供。
  • 営業利益率が32%と高く、効率的な事業運営を行っている。
  • GMOグループとして知名度が高く、新規顧客の獲得に有利。
  • 証券、FX、仮想通貨など幅広い金融サービスを提供し、顧客を拡大。

課題

  • 売上高は前年比で減少しており、市場環境の悪化が影響。
  • ネット証券業界の競争が激しく、手数料引き下げ競争が続く。
  • 株式市況に業績が左右されやすく、安定した収益確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字がGMOフィナンシャルホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18473SBIホールディングス2.1兆円5.2倍
28628松井証券3,067億円19.7倍
38609岡三証券グループ2,751億円11.2倍
48616東海東京フィナンシャル・ホールディングス2,319億円13.6倍
58698マネックスグループ1,797億円16.5倍
67177GMOフィナンシャルホールディングス1,422億円12.8倍
77148FPG1,414億円9.2倍
87172ジャパンインベストメントアドバイザー1,278億円10.4倍
98595ジャフコ グループ1,247億円18.6倍
108707岩井コスモホールディングス1,137億円10.2倍
118739スパークス・グループ1,076億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

単独株式移転で金融持株会社として船出した2012年

2012年1月、GMOクリック証券が単独株式移転により当社を設立した。同時に、同社の子会社であった株式会社シェアーズおよびGMOクリック・インベストメントの株式を現物配当で取得し、グループの金融事業を統括する持株会社としての体制を整えた。同年5月に本社を渋谷区桜丘町へ移転、8月にはシェアーズを吸収合併するとともに、香港子会社GMO CLICK HONG KONG LIMITED(現GMO-Z.com Forex HK)を取得し、海外拠点を拡大した。9月には公開買付けによりFXプライム(現GMOコイン)を連結子会社化、10月には英国にGMO CLICK UK LIMITED(現GMO-Z.com Trade UK)を設立した。2014年にはGMOクリック証券から海外金融商品取引業者向けASP事業、システム開発・運用・保守事業を吸収分割で承継し、グループ内の機能集約を進めた。2015年3月にはGMOクリック・インベストメントの全株式を譲渡、同年4月にFXプライムを株式交換で完全子会社化するとともに、JASDAQ(スタンダード)に上場した。

業務提携拡大と暗号資産事業への本格参入

2016年4月、株式会社大和証券グループ本社および大和証券と業務提携基本合意書を締結し、金融商品の相互販売などを視野に入れた連携を開始した。同年7月にはあおぞら信託銀行(現GMOあおぞらネット銀行)と資本提携し、インターネット銀行の共同運営に乗り出した。暗号資産分野では、2016年10月にGMO Wallet(現GMOコイン)を持分法適用関連会社化、2017年9月の第三者割当増資引き受けにより連結子会社化した。これにより暗号資産交換事業をグループ内に取り込んだ。2017年10月、商号をGMOフィナンシャルホールディングス株式会社に変更し、持株会社としてのブランドを確立した。2018年5月にはGMOクリックグローバルマーケッツを設立し、システム開発機能を分社化する一方、2022年10月にGMOクリック証券が同社を吸収合併するなど、グループ内の再編も進められた。

新規事業の創出とグループ再編の加速

2021年は新規事業の立ち上げが相次いだ。6月にGMOアダム(現GMOヘルステック関連)、8月にGMOオフィスサポートを共同出資で設立、9月にはワイジェイFX(現GMO外貨)の全株式を取得し、FX事業の多ブランド化を図った。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いJASDAQからスタンダード市場に移行。同年12月にはベトナムにシステム開発子会社GMO-Z.COM FINANCIAL SYSTEM VNを設立し、開発拠点の海外分散を進めた。2023年4月、GMOコインを株式交換により完全子会社化し、暗号資産事業への経営資源集中を明確化。同年9月にはGMOコインがFXプライムbyGMOを吸収合併するとともに、香港の貴金属取引子会社GMO-Z.com Bullion HKの全株式を譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを行った。2023年10月にはGMO外貨のシステム開発事業を吸収分割で承継し、グループ内の技術基盤を統合した。

医療事業への本格参入と手数料無料化の断行

2024年1月、GMOインターネットグループ等との共同出資でGMOヘルステックを設立し、医療プラットフォーム事業に本格参入。同年3月には株式会社アイソル(現GMOヘルスケア)他2社を買収し、クリニック向けシステムを獲得した。同時にGMOコインのシステム開発事業を吸収分割で承継し、グループの開発リソースを集約した。2025年は構造改革の年となった。6月にGMO One Accountを設立し、共通ID基盤の提供を開始。8月にはGMOヘルステックがGMOヘルスケア等を吸収合併し、医療事業の運営体制を一本化。9月にはGMOクリック証券が株式現物・信用取引手数料と投資信託販売手数料を完全無料化し、ネット証券業界の競争激化に対応した。この結果、2025年12月期の営業利益は前期比78%増の159億円と大幅増益となったが、営業収益は495億円と7%減少した。

年表35件を開く

2010年代

  • 2012年1月創業GMOクリック証券株式会社が単独株式移転により当社を設立
  • 2012年1月GMOクリック証券株式会社の子会社2社(株式会社シェアーズ及びGMOクリック・インベストメント株式会社)について、現物配当によりその株式を取得
  • 2012年5月本社を東京都渋谷区桜丘町に移転
  • 2012年8月M&A当社完全子会社である株式会社シェアーズを吸収合併
  • 2012年8月GMOクリック証券株式会社の子会社GMO CLICK HONG KONG LIMITED(現GMO-Z.com Forex HK Limited)について、現物配当によりその株式を取得
  • 2012年9月M&A公開買付けによりFXプライム株式会社(現GMOコイン株式会社)を連結子会社化
  • 2012年10月英国子会社GMO CLICK UK LIMITED(現GMO-Z.com Trade UK Limited)を設立
  • 2014年1月吸収分割によりGMOクリック証券株式会社の海外金融商品取引業者向けASP事業を承継
  • 2014年1月香港子会社GMO CLICK Bullion Limited(現GMO-Z.com Bullion HK Limited)を設立
  • 2014年10月吸収分割によりGMOクリック証券株式会社のシステム開発、運用及び保守に関する事業を承継
  • 2015年3月GMOクリック・インベストメント株式会社の全株式を譲渡
  • 2015年4月上場株式会社FXプライムbyGMO(現GMOコイン株式会社)を株式交換により完全子会社化するとともに、当社普通株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
  • 2016年4月株式会社大和証券グループ本社及び大和証券株式会社と業務提携に関する基本合意書締結
  • 2016年7月インターネット銀行の共同運営について、あおぞら信託銀行株式会社(現GMOあおぞらネット銀行株式会社)と資本提携
  • 2016年10月GMO Wallet株式会社(現GMOコイン株式会社)を持分法適用関連会社化
  • 2016年11月タイ王国子会社GMO-Z com Trade (Thailand) Limited(現G MO-Z com Securities (Thailand) Public Company Limited)設立
  • 2017年9月M&A第三者割当による新株式発行の引き受けによりGMOコイン株式会社を連結子会社化
  • 2017年10月商号変更GMOフィナンシャルホールディングス株式会社に商号変更
  • 2018年5月創業GMOクリックグローバルマーケッツ株式会社設立
  • 2019年12月本社を東京都渋谷区道玄坂に移転

2020年代

  • 2021年6月創業GMOインターネット株式会社(現GMOインターネットグループ株式会社)、株式会社サムライパートナーズ等との共同出資によりGMOアダム株式会社設立
  • 2021年8月創業GMOインターネット株式会社(現GMOインターネットグループ株式会社)、GMOあおぞらネット銀行株式会社等との共同出資によりGMOオフィスサポート株式会社設立
  • 2021年9月M&A株式取得によりワイジェイFX株式会社(現GMO外貨株式会社)を連結子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2022年10月M&AGMOクリック証券株式会社がGMOクリックグローバルマーケッツ株式会社を吸収合併
  • 2022年12月システム開発拠点としてベトナム子会社GMO-Z.COM FINANCIAL SYSTEM VN COMPANY LIMITEDを設立
  • 2023年4月M&A株式交換によりGMOコイン株式会社を完全子会社化
  • 2023年9月M&AGMOコイン株式会社が株式会社FXプライムbyGMOを吸収合併
  • 2023年9月GMO-Z.com Bullion HK Limitedの全株式を譲渡
  • 2023年10月吸収分割によりGMO外貨株式会社のシステム開発、運用及び保守に関する事業を承継
  • 2024年1月創業GMOインターネットグループ株式会社等との共同出資によりGMOヘルステック株式会社設立
  • 2024年3月吸収分割によりGMOコイン株式会社のシステム開発、運用及び保守に関する事業を承継
  • 2024年3月M&AGMOヘルステック株式会社が株式取得により株式会社アイソル(現GMOヘルスケア株式会社)他2社を連結子会社化
  • 2025年6月創業GMO One Account株式会社設立
  • 2025年8月M&AGMOヘルステック株式会社がGMOヘルスケア株式会社等を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    店頭FX・CFDの収益力強化

    収益の柱である店頭FX・CFD商品の収益力を強化し、顧客の裾野拡大とクロスセルを推進する。グループシナジーを活用し、安定的な収益基盤を築く。

  2. 02

    暗号資産事業の顧客基盤拡大

    セキュリティと顧客資産管理の体制を強化し、商品・サービスの拡充とマーケティング強化により顧客基盤を拡大。ステーキングなどストック型商品を強化し、市況に左右されにくい収益構造を構築する。

  3. 03

    証券事業の再強化とクロスセル促進

    株式取引手数料無料化を軸に低コストで利便性の高いサービスを提供し顧客の裾野を拡大。他金融商品とのクロスセルを促進し、コスト削減と収益性向上を図る。

  4. 04

    グループ連携による収益力底上げ

    グループ各社間のシナジーを発揮し、既存事業の収益力を底上げする。特にFX取引における連携強化やクロスセル施策を推進する。

  5. 05

    新規事業の開発と体制強化

    システム開発力を活かし、バーチャルオフィス、医療プラットフォーム、ID統合プラットフォーム、少額短期保険など成長分野へ積極投資。新規事業開発体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で476人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,089万円で、9期前と比べて3.0%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は8.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月337
2017年3月277
2018年12月345
2019年12月1,12337.95.2361
2020年12月88038.75.8394
2021年12月1,08139.66.6514
2022年12月1,37440.57.1485
2023年12月1,12740.57.8422
2024年12月98540.58.54921,809
2025年12月1,08940.38.54763,340

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区2,871百万円
主な関係会社
  • 国内
    GMOインターネットグループ株式会社(注)1、3
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権65.8%
  • 国内
    GMOクリック証券株式会社(注)2、4
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GMO外貨株式会社(注)2、5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GMOコイン株式会社(注)2、6
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GMO-Z com Securities (Thailand)Public Company Limited (注)2
    タイ王国 バンコク市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は495億円営業利益159億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.1%、利益が+78.7%。

売上高
-7.1%
495億円
営業利益
+78.7%
159億円
純利益
+121.3%
104億円
営業利益率
32.1%
前期比 +15.4%pt

半期ごとの推移

9期分

直近は2026年上期で、営業収益は295億円、営業利益は104億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年下期34815
2019年下期32515
2020年下期36011
2021年下期45921
2022年下期465−13
2023年下期51411
2024年下期533407.531
2025年下期4956112.342
2026年上期29510435.365

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は179億円から495億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は32.1%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1794929
香港子会社GMO CLICK Bullion Limited(現GMO-Z.com Bullion HK Limited)を設立
2014年3月2155537
株式会社FXプライムbyGMO(現GMOコイン株式会社)を株式交換により完全子会社化するとともに、当社普通株式を東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
2015年3月2507749
タイ王国子会社GMO-Z com Trade (Thailand) Limited(現G MO-Z com Securities (Thailand) Public Company Limited)設立
2016年3月29010665
第三者割当による新株式発行の引き受けによりGMOコイン株式会社を連結子会社化
2017年3月2628962
2017年12月2177351
GMOクリックグローバルマーケッツ株式会社設立
2018年12月34811877
2019年12月3259761
2020年12月36011873
GMOインターネット株式会社(現GMOインターネットグループ株式会社)、株式会社サムライパートナーズ等との共同出資によりGMOアダム株式会社設立
2021年12月45916099
GMOクリック証券株式会社がGMOクリックグローバルマーケッツ株式会社を吸収合併
2022年12月4657912
株式交換によりGMOコイン株式会社を完全子会社化
2023年12月51414176
GMOインターネットグループ株式会社等との共同出資によりGMOヘルステック株式会社設立
2024年12月533898416.747
GMO One Account株式会社設立
2025年12月49515915332.1104

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

営業収益495億円のうち、営業利益として残るのは159億円32.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は104億円、売上の21.0%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金7.9%39億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%297億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.1%159億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+12.6pt
32.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
21.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.8pt
20.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが119億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは126億円期末の手元現金は1,388億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−82−3175160
2014年3月45−138201
2015年3月−3528171366
2016年3月−213−4199346
2017年3月54−4364421
2017年12月14615−228355
2018年12月32−2228393
2019年12月5−20241613
2020年12月−55−2265601
2021年12月−325−186545636
2022年12月46−4886722
2023年12月105−10891811
2024年12月237−661701,158
2025年12月11971041,388

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が530億円で、自己資本比率は3.8%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月0.301730.285.5
2014年3月0.351980.335.3
2015年3月0.472030.454.2
2016年3月0.462460.435.4
2017年3月0.482780.455.8
2017年12月0.563180.525.6
2018年12月0.523590.496.7
2019年12月0.613780.576.0
2020年12月0.733730.695.0
2021年12月1.004280.954.1
2022年12月0.994130.954.0
2023年12月1.134641.084.1
2024年12月1.394841.353.4
2025年12月1.415301.353.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1,389億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
490億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.4兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率3 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE37社中7位あたり、逆に低いのは営業収益成長率37社中33位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.7%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
32.1%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
3.8%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率下位前期からの売上の伸び
-7.1%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,165で、1年前と比べて+25.2%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥1,165-3.9%1ヶ月+8.5%1年+25.2%時価総額1,422億円
過去52週の値幅
安値¥863高値¥1,243

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PBR4.47倍
配当利回り4.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に1090円と、7月6日1027円から約6.1%上昇。25日線1074円を1.5%上回り、75日線1045円も維持。直近では8月14日1102円と52週高値1179円に接近後、やや調整も8月18日再び上昇。出来高は12万株前後で推移し、過熱感はない。年初来+21.9%と堅調で、200日線945円からも乖離。RSI54.1で中立圏だが、上値追いの姿勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは11.95倍で業界平均12.23倍とほぼ同水準。PBRは4.19倍と平均1.43倍を大きく上回るが、ROEが20.7%と非常に高く、資本効率の良さがPBRの高さを正当化している。配当利回りは5.23%と平均4.04%を上回り、株主還元も充実。ただし、証券業界は市況変動の影響を受けやすく、直近の営業収益は減少傾向にある。配当性向は67.3%と高く、業績悪化時には配当リスクがある。業界平均と比較してPERは妥当だが、PBRの高さを考慮し、総合的にほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍14.3倍
PBR4.47倍1.43倍
ROE20.7%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ネット証券市場の成長を背景に、口座数と取引額の拡大が収益を押し上げるとの強気派に対し、競争激化による手数料低下や市場変動への依存がリスクとみる弱気派が対立。直近の営業利益率の急改善が持続可能かが争点。強気派は効率化と顧客基盤の成長を挙げ、弱気派は楽観的な見通しに疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • ネット証券市場の拡大

    個人投資家のオンライン取引が増加傾向にあり、口座数の伸びが収益基盤を強化。

  • 営業利益率の急改善

    営業利益率が17%から32%へ大幅上昇、コスト効率の改善が寄与。

  • グループシナジー

    GMOグループの集客・技術を活用し、他社と差別化したサービスを提供。

  • 営業利益率32.12%の高収益体質が定着継続影響

    2025/12期の営業利益は159億円、営業利益率32.12%。前期16.7%から大幅改善し、収益の柱が育っている。

  • 実績PER11.95倍は割安感が強い決算発表後影響

    時価総額1331億円、純利益104億円で実績PER11.95倍。増益継続なら一段の評価上昇が見込める。

  • 2025/12期の純利益104億円と倍増決算発表後影響

    純利益は2024/12期47億円から2025/12期104億円へ2.2倍に増加。増益トレンドが続く見込み。

  • 配当利回り5.23%が下値支え通年影響

    配当利回り5.23%は高い株主還元として買い安心感につながる。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化と手数料低下

    他社の値下げ競争で手数料収入が圧迫される可能性。

  • 市場変動への依存

    株式市場の低迷時には取引収益が急減するリスク。

  • 増益率の持続性疑問

    2025年の利益急増は一時的要因の可能性、今後の反動減が懸念。

  • 純利益2024年47億円、2025年104億円の振れ幅決算発表後影響

    純利益は47億円と104億円で年度により2倍超変化。市況次第で再び大幅減益になる恐れ。

  • 売上高495億円と前期比約7%減の継続継続影響

    売上高は2024/12期533億円から2025/12期495億円へ減少。トップラインの下振れが重し。

  • PBR4.19倍は高評価の修正リスク不定影響

    PBR4.19倍はROE20.7%を前提に成立。ROEが下がれば株価純資産倍率の調整が起こる。

  • 株価1年で21.95%上昇の反動不定影響

    過去1年で21.95%上昇しており、目先は利益確定売りが出やすい水準にある。

次の決算で確かめる点
口座数増加率
顧客基盤の拡大が収益成長の先行指標となるため。
預り資産残高
残高増加が手数料収入と金融収益を押し上げるため。
営業利益率
効率化の進捗と競争環境の変化を示すため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり57.04で、前期から+110.3%いまの株価に対する利回りは4.90%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥57.04
1株あたり
配当利回り
4.90%
いまの株価に対して
配当性向
67.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月2262.0
2017年3月2621.268.6
2018年12月3223.265.0
2019年12月26−20.182.1
2020年12月3745.2431.1
2021年12月5239.4164.0
2022年12月21−59.728.1
2023年12月3356.239.4
2024年12月27−16.5108.4
2025年12月58110.367.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥57.04

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ34,289人。区分でいちばん多いのは事業法人66.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.2%を占め、残る32.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人69.369.067.869.967.066.6
個人・その他22.724.927.522.926.425.1
外国法人4.02.62.25.65.06.3
自己株式4.03.73.51.33.43.4
証券会社0.50.81.51.20.51.3
金融機関3.52.60.90.30.90.6
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GMOインターネットグループ株式会社63.53
02株式会社大和証券グループ本社2.06
03BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND(常任代理人 香港上海銀行 東京支店)1.45
04高島 秀行1.22
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.85
06高橋 慧0.55
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.48
08株式会社SBI証券0.42
09山本 博史0.31
10JPモルガン証券株式会社0.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+245%、1株純資産は14期で+205%。直近期のROEは20.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2614718.6
2014年3月3316720.9
2015年3月4317225.417.1
2016年3月5621029.313.170.4
2017年3月5223423.514.968.6
2017年12月4326017.516.662.0
2018年12月6429123.48.865.0
2019年12月5131117.011.582.1
2020年12月6231820.111.4431.1
2021年12月8735925.79.7164.0
2022年12月113483.047.928.1
2023年12月6539417.811.539.4
2024年12月4040810.017.1108.4
2025年12月8944820.79.967.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額218百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高島秀行取締役兼 代表執行役会長 兼社長CEO 報酬委員長581,483,775
山本樹取締役兼 常務執行役CFO 指名委員長5117,311
中村稔雄取締役 監査委員長5835,625
安田昌史取締役55
久米雅彦取締役 指名委員 報酬委員 監査委員57
東道佳代取締役 指名委員 報酬委員 監査委員56
松田勉取締役 指名委員 報酬委員 監査委員71
田島利充執行役56

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員319219264
社外取締役314145
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容561字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の連結子会社(2025年12月31日現在16社)から構成される当社グループ(以下、「GMO-FH」といいます。)は、主な事業として、証券、FX等の金融商品取引を提供する「証券・FX事業」、暗号資産取引を提供する「暗号資産事業」を展開しております。また、NFT事業、バーチャルオフィス事業、医療プラットフォーム事業については、報告セグメントには含まれない「その他」の区分に含めております。 GMO-FHは、GMOインターネットグループ株式会社を中核とした企業グループ(以下、「GMOインターネットグループ」といいます。)におけるインターネット金融事業、暗号資産事業のうち暗号資産交換事業を担っており、GMOインターネットグループ株式会社は当社の親会社に該当いたします。GMOインターネットグループにおいてGMO-FH以外ではインターネット金融事業及び日本国内における暗号資産交換事業は行われておらず、グループ内での競合関係はありません。 当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] GMO-FHの事業系統図は、下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,055字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてGMO-FHが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 GMO-FHは、「金融サービスをもっとリーズナブルに もっと楽しく自由に」の企業理念のもと、金融及びインターネットビジネスにおける技術力を競争力の源泉として、すべての人にとって本当に価値ある金融サービスを提供する「インターネット総合金融グループ」を目指しております。ITの活用とグループシナジーの発揮によって、金融サービスの可能性を広げ、低コストで使いやすい、利便性を追求した圧倒的No.1サービスの提供を通じて豊かな社会の実現に貢献してまいります。 また、GMO-FHは、堅牢性と高い利便性が求められる金融サービスの提供を通じて培ったシステム開発力・事業運営力を活かし、成長性が期待できる新規事業領域への積極投資を推進しております。バーチャルオフィス事業や医療プラットフォーム事業をはじめとする非金融領域においても、テクノロジーの力で社会課題の解決や利便性向上に寄与するサービスの創出に取り組んでまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 GMO-FHは「強いものをより強くする」の方針のもと、収益の柱である店頭FX・CFDのさらなる収益力強化を通じて成長原資を確保するとともに、成長事業や新規事業に投資することで、事業基盤の強化と収益源の多様化を進め、持続的成長を図ってまいります。 重点的に取り組むテーマは次のとおりです。課題と施策については、下記「(3) 経営環境及び対処すべき課題」に記載しております。 ① 収益の柱である店頭FX・CFDの顧客の裾野拡大と収益力のさらなる強化 ② 暗号資産事業の顧客基盤と安定的な収益の拡大 ③ 株式取引手数料無料化を軸とした証券事業の再強化とクロスセル促進 ④ グループ間連携による既存事業の収益力の底上げ ⑤ 新規事業の開発、新規事業開発体制の強化 なお、GMO-FHが展開する証券・FX事業、暗号資産事業は、経済情勢や市況環境の影響を強く受けるため、業績予想を行うことが困難な状況にあります。そのため、当社は連結業績予想及び収益計画を開示しておりませんが、経営戦略の進捗状況の参考としていただくため、業績に重要な影響を及ぼす営業指標として、FX取引高、株式委託売買代金、CFD売買代金、暗号資産売買代金、顧客口座数等を月次で開示しております。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 国内の金融業界は、AI(人工知能)やビッグデータ解析等をはじめとするデジタル技術の発展に伴い、フィンテック企業や異業種による金融分野への参入が継続しており、金融サービスの提供形態が多様化の一途を辿っています。 証券業界・FX業界においては、市場の成熟が進む中、取引手数料の無料化やスプレッド縮小の動きが加速し、顧客獲得競争が一段と激化しています。暗号資産業界は、暗号資産ETFの解禁や税制改正の進展等により市場の裾野拡大が期待される一方、新規参入に伴う競争環境の変化が予想されるなど、新たな成長段階へと移行しつつあります。 このような事業環境の中、GMO-FHは、次の分野における取り組みを加速させ、外部環境の変化を成長のチャンスに変えて新たな価値を創造し、持続的成長と企業価値の向上を図ってまいります。 ① 組織力の強化 GMO-FHは、金融システムを自ら開発できる高い技術力を武器に、常に最先端のテクノロジーを研究し、最適なテクノロジーを組み合わせることで成長を遂げてまいりました。さらなる成長のためには、最大の強みである技術力を研ぎ澄ますとともに、その技術力を社会に還元する手法を生み出せる、柔軟な思考力を持つ人財の確保・育成が必要であると考えています。個性と多様性、徹底的な議論を大切にすることで、既存の枠組みに囚われない自由な発想やアイデアが生み出されるクリエイティブな組織風土を醸成し、お客様にとって本当に価値のある便利なサービスをスピーディーに、そしてリーズナブルに提供できる組織を目指します。 ② 証券・FX事業のさらなる強化 証券・FX事業においては、「強いものをより強くする」の方針のもと、FXやCFDなどの店頭デリバティブ商品の収益力強化と各商品のクロスセルの推進に取り組み、さらなる成長を図ります。 FX取引については、グループ各社間のシナジーを発揮しながら収益性改善の取り組みを推進し、安定的な収益を確保するとともに利便性向上の取り組みを通じてさらなる顧客基盤の拡大を図り、持続的成長の実現を目指します。 CFD取引については、市場・顧客基盤の拡大に向けて、商品認知度の向上に向けたマーケティング施策や利便性向上に取り組むとともに、他商品とのクロスセル施策を推進し、収益の柱として一層の成長を目指します。 株式取引については、国内証券業界の手数料無料化の潮流を受けて、GMOクリック証券株式会社において2025年9月より株式取引手数料・投資信託の販売手数料を無料化しました。株式や投資信託を投資の「入り口」と位置付け、低コストで利便性の高いサービス提供を通じて顧客の裾野拡大につなげるとともに、他の金融商品もあわせてお取引していただけるようなマーケティング施策展開と徹底的なコスト削減を進め、収益性の向上を図っていきます。 ③ 暗号資産事業のさらなる強化 暗号資産事業においては、GMO-FHがこれまで金融事業で培ってきた高い技術力を活用し、安心して暗号資産を取引できる環境を提供しています。セキュリティ・顧客資産管理の体制強化や金融犯罪の発生等の防止やマネー・ローンダリング、テロ資金供与対策等の高度化に継続して取り組むとともに、法令改正等に対しても機動的かつ適切に対処し、暗号資産業界の健全な発展に貢献してまいります。 事業展開においては、商品・サービスの拡充と利便性向上に向けた取り組みの推進やマーケティング強化により、顧客基盤の拡大を図ります。あわせて、ステーキングや貸暗号資産といったストック型商品の一層の強化により、顧客の資産形成に寄与するとともに、市況環境に左右されにくい収益構造を構築し、安定的な収益の拡大を目指してまいります。 ④ 新規事業の開発・強化 GMO-FHは、少子高齢化、人口構成の変化や市場の成熟化の影響を踏まえ、長期的には既存事業の成長余地は限られているとの考えのもと、新規事業の開発・強化により、中長期的な企業価値の向上と持続的成長の実現を目指しています。 強みであるシステム開発力を生かして、社会的ニーズが高く、今後成長が見込まれる新しい事業領域での取り組みを積極的に進めており、2021年12月にはバーチャルオフィス事業、2024年3月には医療プラットフォーム事業を開始し、事業成長に向けた施策を推し進めています。2025年12月には、GMO One Account株式会社が、企業・サービスの集客をはじめとするマーケティング、セキュリティの効率化を図る「ID統合プラットフォーム」の構築を目指し、共通ID「1アカウント(ワン・アカウント)」の提供を開始しました。 また、2026年に新規参入予定の少額短期保険事業においては、生命保険と損害保険の兼営が可能である同事業の特性を活かして保険分野での事業拡大を図っていきます。
事業等のリスク13,937字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性があると考えられる主なリスク要因は以下のとおりです。なお、下記に記載している将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてGMO-FHが判断しているものであり、将来において発生する可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 法的規制等に関する事項 ① 金融商品取引法について GMO-FHのうち、GMOクリック証券、GMOコイン株式会社(以下、「GMOコイン」といいます。)及びGMO外貨株式会社(以下、「GMO外貨」といいます。)は金融商品取引業を営むため、金融商品取引法第29条に基づき、金融商品取引業者の登録を受けており、同法及び関係諸法令等による各種規制並びに監督官庁の監督を受けております。これらの会社は、関係諸法令等の改正・解釈変更、新法令等の施行、監督官庁の政策変更等により、事業活動が制約を受け、又はサービスの内容変更に追加の費用が発生するなどによって、当初の計画通りに事業を展開できなくなる可能性があり、結果として、これらの会社の事業活動、経営成績及び財政状態にも重大な影響を与える可能性があります。 また、GMOクリック証券は日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会及び日本商品先物取引協会に加入するとともに、東京証券取引所、大阪取引所及び東京金融取引所の取引参加者となっており、GMO外貨は日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会及び日本商品先物取引協会、GMOコインは一般社団法人日本暗号資産等取引業協会及び一般社団法人金融先物取引業協会に加入しており、これらの協会又は取引所の諸規則にも服しております。 これらの会社は、前記の関係諸法令等及び諸規則に則り事業活動を行うようにコンプライアンス体制を整備しておりますが、これらの関係諸法令等又は諸規則に違反する事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分、社会的信用の低下及び損害賠償の請求等により、各社及びGMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。また、予期しない諸規則又は業界の自主規制ルール等の制定又は改定等が行われることにより、各社は計画通りに事業を展開できなくなる可能性があり、規制の内容によっては、各社及びGMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 a.自己資本規制比率等について 金融商品取引業者は、金融商品取引法第46条の6に基づき、自己資本規制比率が120%を下回ることがないよう当該比率を維持する必要があります。 2025年12月末日現在におけるGMOクリック証券、GMOコイン及びGMO外貨の自己資本規制比率はそれぞれ上記の基準値を大きく上回っており、120%を下回る可能性は低いものと考えております。自己資本規制比率は、固定化されていない自己資本の額、市場リスク相当額、取引先リスク相当額、基礎的リスク相当額の増減により変動しており、今後の自己資本の額や各リスク相当額の増減度合いによっては大きく低下する可能性があり、その場合には、資本性資金の調達を行わない限り、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、GMOクリック証券、GMOコイン及びGMO外貨は、金融商品取引業等に関する内閣府令第123条第1項第21号の4に基づき、ストレステスト(外国為替相場の変動その他の変化があったものとして、当該金融商品取引業者に生ずる最大想定損失額を計算し、経営の健全性に与える影響を分析すること)を毎営業日実施しております。ストレステストの結果、固定化されていない自己資本の額から最大想定損失額を控除して得られる額が負の値となった場合には、リスク量の削減、資本の積増、又はその他の経営の健全性を確保するための措置を検討・実施することとされており、その措置の内容によっては計画どおりに事業を展開できなくなる可能性があり、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 b.顧客預り資産の分別管理及び区分管理について 金融商品取引業者であるGMOクリック証券、GMOコイン及びGMO外貨は、顧客資産が確実に返還されるよう、顧客から預託を受けた金銭、有価証券について、金融商品取引業者の金銭、有価証券とは区別して管理することが義務付けられております。有価証券関連取引に関しては金融商品取引法第43条の2第1項及び同条第2項の規定に基づく分別管理義務、店頭FX取引及び暗号資産関連デリバティブ取引に関しては金融商品取引法第43条の3第1項の規定に基づく区分管理義務があり、これら3社は顧客からの預り資産について金銭信託による保全を行う等、法令に則った管理を行っております。今後、これらの法令に違反する事実が発生した場合、又は、法令等の改正により、現在の管理方法が適切でなくなり、速やかに適切な管理方法を整備できなかった場合には、監督官庁による行政処分等を受ける可能性があり、その場合は、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ② 資金決済に関する法律(資金決済法)について GMOコインは暗号資産交換業を営むため、資金決済法第63条の2に基づき、暗号資産交換業者の登録を受け、同法及び関係諸法令等による各種規制並びに監督官庁の監督を受けておりますが、これら関係諸法令等に違反する事実が発生した場合には、登録その他認可業務の取消、業務の全部又は一部の停止等の行政処分を受ける可能性があります。また、同社は、自主規制機関である一般社団法人暗号資産等取引業協会に加入しており、当該協会の諸規則にも服しております。同社はこれらの法令及び諸規則に則り事業活動を行うためにコンプライアンス体制を整備しており、現時点において法令違反等による行政処分に該当するような事実はないと認識しておりますが、これら関係諸法令等に違反する事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分、社会的信用の低下等により、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 同社は、顧客から預託を受けた金銭、暗号資産について、資金決済法第63条の11第1項及び第2項に基づく分別管理が義務付けられております。同社は顧客からの預り資産を暗号資産交換業者の金銭、暗号資産とは分別して管理し、法令に則った管理を行っておりますが、今後、これに違反する事実が発生した場合、又は、法令等の改正により、現在の管理方法が適切でなくなり、速やかに適切な管理方法を整備できなかった場合には、監督官庁による行政処分等を受ける可能性があり、その場合は、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 また、2025年12月10日公表の「金融審議会 暗号資産制度に関するワーキング・グループ 報告」を踏まえ、規制の根拠が資金決済法から金融商品取引法へ移行し、暗号資産の流出時に備えた責任準備金の積立等が制度化された場合、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律について 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律は、顧客の保護を図るため、金融商品販売業者等の販売する金融商品のリスクに関する説明義務、説明義務に違反したことにより顧客に生じた損害の賠償責任、並びに金融商品販売業者等が行う金融商品の販売等に係る勧誘の適正性確保のための措置について定めております。 GMOクリック証券、GMOコイン及びGMO外貨は、金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律を遵守するため、コンプライアンス体制を整備しておりますが、かかる法令に違反する事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分、顧客からの損害賠償の請求等により、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 ④ 商品先物取引法について GMOクリック証券及びGMO外貨は、商品先物取引業を営んでおり、商品先物取引法第190条第1項に基づく許可を受け、商品先物取引法、関連政令、省令等の諸法令に服して事業活動を行っております。また、両社は日本商品先物取引協会に加入しているため、同協会の諸規則にも服しております。商品先物取引業については、商品先物取引法第235条第3項もしくは同法第236条第1項に許可の取消となる要件が定められており、これらに該当した場合には、許可が取消となる可能性があります。 GMOクリック証券及びGMO外貨は、社内体制の整備等により法令遵守の徹底を図っており、現時点において法令違反等に該当するような事実はないと認識しておりますが、今後これら諸法令等に違反する事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分が行われることがあり、その場合は、GMO-FHの財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 ⑤ 消費者契約法について 消費者契約法は、消費者契約において、事業者に情報提供義務を定めており、消費者に誤認や困惑があった場合等、一定の条件下において、消費者が契約の取消を行うことができる旨を定めております。 GMOクリック証券、GMOコイン、GMO外貨、GMOアダム株式会社、GMOオフィスサポート株式会社、GMOヘルステック株式会社(以下「GMOヘルステック」といいます。)及びGMO One Account株式会社は、消費者契約法を遵守するため、コンプライアンス体制を整備しておりますが、かかる法令に違反する事実が発生した場合には、顧客からの損害賠償の請求等により、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑥ 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)について GMO-FHは、顧客情報を含む個人情報の漏えい、滅失、毀損等の未然防止を事業活動上の重要事項のひとつとして認識しており、個人情報保護法及び関係諸法令等に則った社内規程を制定して個人情報保護体制を整備し、従業員の教育及び業務委託先の監督を徹底するとともに、万全のセキュリティ対策を講じております。しかしながら、万が一、サイバー攻撃、不正アクセスや内部管理体制の瑕疵等により個人情報の漏えい等が発生した場合には、監督官庁による行政処分を受けることがあり、顧客からの社会的信頼が著しく損なわれるほか、顧客から損害賠償請求等の責任を問われる可能性があり、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 ⑦ 犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)について 犯罪収益移転防止法は、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与を防止し、国民生活の安全と経済活動の健全な発展に寄与することを目的としており、金融機関を含む特定事業者に対し顧客の取引時確認及び確認記録の保存等を義務付けております。 GMOクリック証券、GMOコイン、GMO外貨及びGMOオフィスサポート株式会社は、同法の定めに基づき取引時確認を実施するとともに、取引時確認記録及び取引記録を保存しております。しかしながら、これら4社の業務方法が同法に適合しない事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分や刑事罰等を受けることがあり、その場合は、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 ⑧ 外国為替及び外国貿易法(外為法)について 暗号資産に関して経済制裁の実効性を強化することを目的に改正された外為法においては、暗号資産交換業を営む事業者に対し、顧客の支払等にかかる暗号資産の移転取引が経済制裁対象に該当しないかを確認する等の義務が課されております。 GMOコインは、同法の定めに基づき顧客の支払等にかかる暗号資産の移転取引が経済制裁対象に該当しないかの確認等を実施しており、現時点において法令違反等に該当するような事実はないと認識しておりますが、今後同法に適合しない事実が発生した場合には、監督官庁による行政処分や刑事罰等を受けることがあり、その場合は、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 ⑨ 暴力団排除条例について 暴力団を排除することを目的に、各自治体において暴力団排除条例が施行されております。これらの条例には、事業者が事業に関して締結する契約が暴力団の活動を助長し、又は暴力団の運営に資することとなる疑いがあると認められる場合等において、契約の相手方が暴力団関係者でないかを確認するよう努めること、事業者がその行う事業に係る契約を書面により締結する場合には特約条項を書面に定めるよう努めることなどが規定されております。 GMO-FHでは、犯罪収益移転防止法上の取引時確認を行う一般顧客も含め、契約の相手方についての審査を実施し、暴力団等反社会的勢力ではないことの誓約書の提出あるいは契約書面における特約条項の整備等を行っております。 しかしながら、審査体制の不備等により意図せず暴力団等との取引が行われた場合は、社会的な評判の低下、重要な契約の解除や補償問題等が発生することがあり、その場合には、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 (2) 事業環境に関する事項 GMO-FHは、株式の現物取引及び信用取引、FX取引、店頭CFD取引等の金融商品取引に関するサービス並びに暗号資産の現物取引及び証拠金取引に関するサービスを提供しております。そのため、GMO-FHの収益は、株式市場や外国為替市場、暗号資産市場等の相場環境の影響を受けており、これらの市場において、経済情勢、政治情勢、規制の動向、税制の改正等により投資環境が悪化し、顧客の投資意欲が減退した場合には、GMO-FHにおける金融商品取引、暗号資産取引等の取引高が減少し、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、国内株式の売買手数料無料化が進む中で、GMOクリック証券は2025年9月に株式取引手数料・投資信託販売手数料の無料化を実施いたしました。今後、手数料無料化に伴う収益の減少を補うだけの取引量の拡大やクロスセル促進による収益性の向上を図れない場合、GMO-FHの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 そのほか、新たな技術革新や政策の変化、異業種からの新規参入者等の登場により、GMO-FHを取り巻く事業環境は変化します。GMO-FHは、顧客ニーズや技術動向を捉え、優秀な人財を確保しつつ、既存サービスの改善や価値ある金融サービスの創造、新規事業の開発に努めておりますが、新技術や新規参入者への対応が遅れたためにGMO-FHのサービスが陳腐化した場合や、既存の優秀な人財の社外流出等が生じた場合には、業界内での競争力・シェアの低下を招き、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (3) 市場リスクについて GMO-FHが提供する店頭FX取引、店頭CFD取引、暗号資産取引等においては、顧客との間で各社が取引の相手方となって取引を行うため、取引の都度、外国為替、証券、商品、暗号資産等の自己ポジションが発生しますが、これらのポジションについては、各社とも他の顧客との売買で相殺するか、カウンターパーティーとの間でカバー取引を行うことにより、相場変動リスクを回避しております。しかしながら、システムトラブル等により、自己ポジションの適切な解消が行われない場合、あるいは、相場の急激な変動やカウンターパーティーとの間でのシステムトラブルの発生等により、カバー取引が適切に行われない場合には、ポジション状況によっては損失が発生し、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (4) 信用リスクについて GMO-FHが提供する株式信用取引、FX取引、店頭CFD取引及び暗号資産の証拠金取引では、顧客より取引額の一定割合の保証金又は証拠金の差し入れを受けた上で取引を行っております。こうした取引については、顧客に信用を供与する形となるため取引開始時の審査及び日常的な口座状況のモニタリングを通じたリスク把握や担保管理等の与信管理を徹底しており、取引開始後、相場変動により顧客の評価損失が拡大した場合、あるいは代用有価証券の価値が下落して顧客の保証金又は証拠金が必要額を下回った場合には、顧客に対して追加の保証金又は証拠金の差し入れを求めております。顧客がそれに応じない場合は、顧客の取引を強制的に決済することで取引を解消しますが、強制決済による決済損失が保証金又は証拠金を上回る場合には、その不足額を顧客に請求します。しかしながら、顧客がその支払に応じない場合には、その不足額の全部又は一部に対して貸倒損失を負う可能性があり、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 なお、タイ王国で証券事業を営むタイ子会社は、2024年12月20日付で信用取引サービスの提供を終了しております。信用取引に係る顧客に対する債権のうち、顧客との約定弁済契約に基づく債権に切り替えたものについては、株式の追加差し入れによる担保率の引き上げや不動産など株式以外の追加担保の受け入れにより債権保全を強化しております。しかしながら、約定弁済契約に基づく債権の回収が完了するまでの間に、顧客による返済の遅滞又は担保価値の下落等により当該債権の回収可能性が見込めなくなった場合は、貸倒引当金繰入額の追加計上を行う可能性があり、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 また、カウンターパーティーとの間で行うカバー取引では、取引額に対して一定の証拠金を差し入れて取引を行っております。そうしたカウンターパーティーについては、取引開始時の審査及び事後のモニタリングを行うことで財政状態等の把握に努めており、カウンターパーティーに財政状態の悪化や法的整理などの事態が発生した場合は、当該カウンターパーティーに対して未決済ポジションの解消と証拠金の返還、未受取金額の支払等を請求します。しかしながら、カウンターパーティーがその支払に応じない場合には、その不足額の全部又は一部に対してGMO-FHは貸倒損失を負う可能性があり、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (5) 資金調達リスクについて GMO-FHは、銀行等からの借入や社債発行により資金調達をしており、取引先銀行等と良好な関係を構築、維持して安定的な資金の確保に万全を期しておりますが、万が一、GMO-FHの信用状況が悪化した場合や財務制限条項に抵触した場合には、必要な資金の調達・維持が困難になる可能性やGMO-FHの希望する条件での資金調達を適切に行うことができないリスクがあり、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。また、急激な相場変動等により、銀行等が設定した資金借入枠を超過する資金需要が発生し、適切な資金調達手段を講じることができなかった場合には、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財務状態に重大な影響を与える可能性があります。 (6) 特定の事業への依存度が高いことについて GMOクリック証券は、株式市況や株式取引サービスに係る競合他社の手数料競争の状況に鑑み、設立当初より店頭FX取引等の株式取引以外のサービス提供に積極的に取り組んできた結果、特に店頭FX事業においては、市場規模の拡大に加え、同社の価格戦略が多くの顧客から支持され、収益が大きく拡大し、GMO-FHの収益に占める比率が高くなっております。 GMO-FHでは、店頭FX事業の収益性向上を図るとともに同事業への依存度を下げるため、新たな収益の柱へと育てるべく注力する店頭CFD、暗号資産事業や新規事業への投資を行い収益源の多様化を図っておりますが、今後、外国為替市場の急激な変動や競合各社とのスプレッド競争の激化等、店頭FX事業を取り巻く環境が急激に変化した場合には、GMO-FHの事業活動及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (7) コンピュータシステムについて GMO-FHが提供するサービスは、そのほとんどがコンピュータシステムを介して行われているため、システムの安定的な稼働は重要な経営課題であると認識しております。 GMO-FHは、アプリケーションの改善やハードウェア及びネットワークインフラの増強等、システムの継続的なメンテナンスを実施しておりますが、不測の要因によりシステム障害が発生した場合は、顧客のサービス利用機会の喪失による機会損失の発生や社会的信用の低下による顧客の離反、システム障害により顧客に発生した損害に係る賠償請求等により、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。また、システム障害の程度によっては、GMO-FHの事業継続に支障をきたす可能性があります。 また、GMOヘルステックは、医療プラットフォーム事業において医療情報システムを提供しており、患者に係る要配慮個人情報を取り扱うことから、提供するシステムには高い正確性と信頼性が求められます。そのため、GMOヘルステックは、関連法令や業界基準等を踏まえ、システムの設計、開発、提供、品質管理等に細心の注意を払っています。しかしながら、システムに予測し難い欠陥や不具合等が発生した場合、またはこれらに起因してシステム障害等が発生した場合には、社会的信用の低下による顧客の離反や、発生した損害に係る賠償請求等を受ける可能性があり、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (8) 情報セキュリティリスクについて GMO-FHは、事業活動を通して、顧客や取引先の個人情報及び機密情報等を入手し、並びに顧客資産をお預かりすることがあります。そのため、情報セキュリティの強化は重要な経営課題であると認識しており、これらの情報の取り扱いに関して、職務の分離や各システムへのアクセス管理などの社内体制の強化と社員教育の徹底を図るとともに、社外からの不正アクセスによる個人情報の漏えいや顧客資産の流出などのリスクの顕在化防止に向けて、情報システムのハード面・ソフト面を含めてセキュリティ対策を講じております。 金融事業及び暗号資産事業においては、顧客より多額の資産をお預かりするのに加えて、サイバー攻撃等のリスクも高いため、これらの事業に係る関係諸法令等及び監督官庁の指針や監督に従い、高い水準のセキュリティ対策を講じております。特に、暗号資産事業を営むGMOコインでは、社内外からの不正アクセスによる暗号資産の流出リスク軽減のために、顧客から預託を受けた暗号資産は法令等に則りインターネットから隔離された「コールドウォレット」にて保管し、ブロックチェーンとの照合を行うなどの対策を講じております。 医療プラットフォーム事業においては、医療情報システムを提供することにより個人情報保護法に定める要配慮個人情報を取り扱うことから、GMOヘルステックでは、医療プラットフォーム「ヘルステックONE byGMO」についてISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得し、ISMSに基づく情報セキュリティ管理体制を構築・運用しています。また、関連法令や医療情報システムに関するガイドラインを踏まえ、医療情報の機密性・完全性・可用性を確保するためのセキュリティ対策を講じております。 しかしながら、これらの対策にもかかわらず、サイバー攻撃や不正アクセス、コンピュータウイルスへの感染、その他不測の事態等の発生により、個人情報の漏えい、滅失、毀損、暗号資産を含む顧客資産の外部への流出、重要データの破壊や改ざん、情報システム停止等が発生した場合には、GMO-FHに対する信頼低下による顧客の離反、監督官庁による行政処分や顧客からの多額の損害賠償の請求等により、GMO-FHの事業活動、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。 (9) 外部取引先との関係について 店頭FX取引においては、「(3) 市場リスクについて」に記載のとおり、相場変動リスクを回避するためにカウンターパーティーとの間でカバー取引を行っております。GMO-FHでは、カバー取引において、プライムブローカレッジサービスを提供する金融機関とプライムブローカレッジ契約を締結しており、カウンターパーティーとのカバー取引の資金決済を個別に行うのではなく、プライムブローカーに取引を集約して資金決済を行っております。これにより、カウンターパーティーとの資金決済リスクの低減を図るとともに、資金決済コスト及び取引先管理等の負担を軽減しております。また、店頭FX取引サービスの安定的な提供のために、複数の金融機関とプライムブローカレッジ契約を締結して十分な取引枠の確保に努めるとともに、特定のプライムブローカーに取引が集中することがないよう管理を徹底しております。しかしながら、取引先金融機関がプライムブローカレッジ業務の規模を縮小又は撤退した場合、又は、GMO-FHの信用状況が悪化した場合には、カバー取引を適時適切に行えなくなる可能性があります。このような事態が発生した場合には、店頭FX事業の規模縮小又は事業継続が困難となり、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (10) 親会社グループとの関係について ① GMOインターネットグループにおけるGMO-FHの位置づけについて GMO-FHは、GMOインターネットグループに属しており、親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、2025年12月31日現在、当社の議決権の65.85%(うち、0.06%は間接保有)を保有しております。GMOインターネットグループは「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業等を展開しております。GMO-FHは、GMOインターネットグループの事業のうち、主にインターネット金融事業と暗号資産事業のうち暗号資産交換事業を担う会社として位置付けられております。 ② GMOインターネットグループとの取引について 当連結会計年度におけるGMO-FHとGMOインターネットグループとの収益に係る取引総額※は108,687百万円、費用に係る取引総額は2,060百万円であります。重要な取引内容は、連結財務諸表の関連当事者取引注記に記載しております。 ※収益に係る取引総額には、暗号資産の売買代金が含まれますが、これらは一般顧客と同じ条件での取引であります。また、連結損益計算書上はトレーディング損益として純額で計上されるため、同取引総額は連結損益計算書上に収益として計上される額とは異なります。 ③ 当社役員の親会社等の役員兼務の状況について a. 親会社役員の兼務状況 2025年12月31日現在における当社取締役8名のうち、親会社であるGMOインターネットグループ株式会社の役員を兼ねる者は1名であり、氏名、当社における役職、親会社における役職は以下のとおりです。なお、執行役に親会社の役員を兼ねる者はおりません。 氏名   当社における役職   親会社における役職 安田 昌史   取締役   取締役 グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐 グループ管理部門統括 b. 兄弟会社との役員の兼務状況 2025年12月31日現在、当社取締役である安田昌史は、GMOメディア株式会社取締役、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社取締役、GMOプロダクトプラットフォーム株式会社取締役、GMOインターネット株式会社取締役、GMOペイメントゲートウェイ株式会社取締役、GMO TECHホールディングス株式会社取締役を兼務しております。 ④ 親会社等からの独立性の確保について GMO-FHは、非支配株主保護の観点から、親会社等の指示や事前承認によらず、独自に経営の意思決定を行っており、事業を展開する上で特段の制約はなく、経営の独立性は確保されております。また、GMO-FHの営業取引におけるGMOインターネットグループへの依存度は極めて低く、ほとんどがGMO-FHと資本関係を有しない一般投資家(個人顧客及び法人顧客)との取引となっております。 当社がGMOインターネットグループとの取引を行う場合については、非支配株主保護の観点から、取引条件の経済的合理性を保つために定期的に契約の見直しを行っております。新規取引につきましても、市場原理に基づき、その他第三者との取引条件との比較などからその取引の是非を慎重に検討し、判断しております。また、当社がGMOインターネットグループ株式会社と共同で出資を行うケースがありますが、この場合においても、当社は出資する意義を慎重に検討し、また、その引受価額においても独立した第三者算定機関が作成する評価書を用いて決定するなどして、独自の判断のもと、決定しております。 (11) ブランド及び風評に関するリスクについて GMO-FHが属するGMOインターネットグループは、No.1戦略の下、広告宣伝活動などを通じて「GMO」及び「Z.com」ブランドの確立を図っております。GMO-FHは、GMOインターネットグループのブランド力を活かしたマーケティング展開による顧客獲得や社会的信用の向上等のメリットを享受しており、GMOインターネットグループ内においては、当該ブランド力を活かした積極的なプロモーション活動によりブランド認知を高める役割も担っております。一方、ブランドの知名度が高まる中で、「GMO」及び「Z.com」を冠したGMOインターネットグループ内の一企業に対する評価が、「GMO」及び「Z.com」ブランドに影響を与え、GMO-FHの評価に影響を与え得る状況にあります。そのため、「GMO」及び「Z.com」を冠したGMOインターネットグループ内の一企業における法令違反、役職員による不正行為の発覚その他不祥事、第三者との間の紛争、事実と異なる報道やそれに伴う風評がGMO-FHのブランド力や社会的信用に影響した場合、GMO-FHの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 また、GMO-FHの商号等を騙った詐欺等が発生しており、GMO-FHに非がないにもかかわらず、風評被害を受ける可能性があります。この場合、GMO-FHの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12) 自然災害等における事業継続について GMO-FHは、大規模な自然災害やパンデミック等、あらゆる有事が発生した場合においても重要業務を継続できるよう、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を策定しており、定期的な教育、訓練等を実施しております。しかしながら、万が一、想定を超える災害等が発生した場合には、GMO-FHのサービス提供等を継続することができない事態が生じる可能性があり、その場合には、GMO-FHの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (13) 有価証券投資等に係るリスクについて GMO-FHは、直接又は投資事業組合を通じて関連会社への投資を含む上場又は非上場の有価証券を保有しております。有価証券の保有に際しては、長期的な視点から事業上の意義や当該有価証券の発行者の成長性等を総合的に勘案し、その保有の是非を慎重に検討・判断しておりますが、株式市況の低迷や投資先の財政状態及び経営成績の悪化等により、保有する有価証券の価値が下落した場合には、評価損等の計上により、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (14) 新規事業に係るリスクについて GMO-FHは、「(6) 特定の事業への依存度が高いことについて」に記載のとおり、GMO-FHの収益において主力の店頭FX事業の収益が占める割合が高くなっていることから、収益源の多様化に向けて、成長性が期待される新規事業への積極的投資を推進しております。新規事業の開発にあたっては、これまでの事業で培った技術・ノウハウ、システム開発力をフルに活用し、GMO-FH内において適材適所の人財配置を行うなど、コストの抑制に努めておりますが、新規事業の開発、育成にあたり追加的な支出が発生した場合には、GMO-FHの利益率が低下する可能性があります。また、新規事業において新たな法令等の対象となる、又は監督官庁の指導下に置かれる可能性があり、これらの法令等に違反する事実が発生した場合には、行政処分、法的措置等を受ける可能性があります。加えて、新規事業の拡大・成長が当初の計画通りに進捗せず、投資に見合うだけの収益を将来において計上できない、又は新規事業の停止・撤退等により当該事業用資産の処分及び償却を行うことにより損失を計上する可能性があります。これらにより当初の計画通りに新規事業を展開できない場合には、GMO-FHの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,789字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度におけるGMO-FHの経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の国内株式市場は、3万9,945円42銭で取引を開始した日経平均株価が、米関税政策の不透明感や世界経済の後退懸念などを背景に下落基調で推移し、4月7日に歴代3位の下落幅を記録して3万円割れ目前まで急落しました。その後は、貿易摩擦や景気後退懸念の緩和などから上昇基調に転じ、日経平均は6月末に年初来高値を突破しました。以降は、AI・半導体関連銘柄が相場を大きく牽引したほか、10月の自由民主党総裁選挙の結果を受けて積極財政・金融緩和への期待感が高まったことから、日経平均は5万円を超え、11月4日に5万2,636円87銭の最高値をつけました。12月にかけて、株価上昇の過熱感への警戒や日中関係の悪化などを受けて利益確定売りが広がったものの、当連結会計年度末の日経平均は節目となる5万円を上回り、前連結会計年度末の3万9,894円54銭から26%上昇し、5万339円48銭で取引を終えました。このような相場展開を受けて、個人投資家の株式等委託売買代金は前連結会計年度と比較して17%増加しました。 外国為替市場においては、年初に1ドル=157円台で始まったドル円相場は、日銀による利上げ観測の高まりや米国の関税政策の不透明感などを受けた米国長期金利の低下を背景に、円高基調で推移しました。4月初旬に1ドル=143円台まで円高が進行した後、米トランプ大統領による米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任示唆を受けて一時139円台に突入する乱高下となりました。7月以降は国内外の政策・政治動向を材料に方向感に乏しい展開となりましたが、10月の総裁選挙結果を受けて1ドル=153円台まで上昇、11月下旬にはFRBの利下げ観測後退を背景に158円手前まで上昇するなど円安基調が継続し、当連結会計年度末は1ドル=156円台で取引を終えました。このような相場展開を受けて、国内店頭FXの取引金額は4年連続で1京円の大台を超えました。 暗号資産市場においては、2025年2月に代表的な暗号資産であるビットコインやイーサリアムの価格が下落したことを受けて、市場全体が不安定な状況となりました。両銘柄も4月上旬を底値に上昇基調へ転じ、ビットコインは7月から2ヶ月連続で、イーサリアムは8月下旬に史上最高値を更新しました。ビットコイン価格は10月に再び最高値を更新し、初めて12万5,000ドル台に到達しましたが、これをピークに急落し、イーサリアムも大きく値を下げる展開となり、暗号資産市場は急落後の回復が見られないまま年内の取引を終えました。このような相場展開を受けて、国内暗号資産取引高は前連結会計年度と比較して50%増加しました。 このような外部環境の中、GMO-FHは、「強いものをより強くする」の方針のもと、強みにリソースを投下して既存事業の収益基盤をさらに強化するとともに、成長性が期待される新規事業領域でのサービス開発・提供に取り組みました。 (証券・FX事業) 証券・FX事業においては、強みである店頭FXのさらなる成長を目指し、GMOクリック証券株式会社において新たに4通貨ペアの取り扱いを開始したほか、スワップポイントの還元強化や取引活性化に向けたキャンペーンを展開し、利便性向上を図りました。店頭FXの収益は、2025年後半のレンジ相場を受けた主要通貨ペアの収益性低下により前連結会計年度比で減収となりましたが、国内取引高シェアはグループ3社合計20%超と安定して推移し、取引人数シェアも上昇傾向で推移しました。第2の収益の柱として注力するCFDは、クロスセル施策に取り組む中、株価指数の値動きや商品市場の活況を背景に、売買代金は前連結会計年度比で大きく増加したものの、顧客基盤拡大に向けたスプレッド縮小による還元強化により収益性が低下し、減収となりました。 また、お客様の多様な投資ニーズにお応えするため、GMOクリック証券株式会社において取引所CFD「くりっく株365」の取り扱いを開始して新取引アプリをリリースしたほか、投資信託の銘柄追加や「投信積立」の機能拡充を実施しました。加えて、同社は設立20周年を前に「安くて使いやすいNo.1ネット証券」へと原点回帰すべく、2025年9月より投資信託・株式(現物・信用)の取引手数料を完全無料化※し、企業認知度の向上とさらなる顧客基盤の拡大に向けた大規模キャンペーンを展開しました。 これらの結果、証券・FX事業の営業収益は前連結会計年度比で減収となった一方、前連結会計年度に貸倒引当金繰入額を販売費及び一般管理費に計上していたことの反動もあり、営業利益は大幅な増益となりました。 ※ 電話注文は完全無料化の対象外です。 (暗号資産事業) 暗号資産事業においては、ストック型商品である「ステーキングサービス」の利用者数増に向けた報酬還元の強化やキャンペーンを継続的に展開したほか、暗号資産FX・取引所レバレッジの収益性を競うトレード大会を開催するなど、取引の活性化を図りました。また、利便性の向上に向けて、外部の投資助言サービスとのAPI連携を開始するとともに、暗号資産の積立サービスである「つみたて暗号資産」の機能拡充を実施しました。ボラティリティの高い暗号資産市場を背景に、GMOコイン株式会社の売買代金は前連結会計年度比で増加し、口座数は77.5万口座を突破するなど顧客基盤は順調に拡大した一方、当第4四半期連結会計期間におけるレンジ相場を受けた収益性の低下により、営業収益・営業利益は前連結会計年度比で減収減益となりました。 (その他) バーチャルオフィス事業においては、サービス提供エリアの拡大を推進し、累計ユーザー数は4万人に迫る規模へと成長しました。ユーザー数の増加に伴い、会議室やコワーキングスペースの利用ニーズが高まったことを受けて、新たにレンタルスペース検索・予約サービス「空箱 byGMO」の提供を開始しました。医療プラットフォーム事業においては、クリニック向け医療プラットフォームを「ヘルステックONE byGMO」へとリブランドすると同時に、AI搭載のレセコン一体型クラウド電子カルテ「AIチャート byGMO」の提供を開始しました。また、2025年6月に新たに設立したGMO One Account株式会社は、複数のサービスをシームレスに利用できる共通ID「1アカウント(ワン・アカウント)」の提供を開始しました。 以上の結果、当連結会計年度の営業収益は49,518百万円(前連結会計年度比7.0%減)、純営業収益は45,587百万円(同7.3%減)、営業利益は15,866百万円(同77.8%増)、経常利益は15,257百万円(同80.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,448百万円(同120.2%増)となりました。 当連結会計年度における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 営業収益   53,269   49,518   △3,751   △7.0% 受入手数料   4,651   4,310   △340   △7.3% トレーディング損益   39,131   36,059   △3,072   △7.9% 金融収益   6,515   6,309   △205   △3.2% その他の営業収益   998   111   △887   △88.9% その他の売上高   1,971   2,726   754   38.3% 金融費用   3,418   3,045   △373   △10.9% 売上原価   657   884   227   34.6% 純営業収益   49,193   45,587   △3,605   △7.3% 販売費及び一般管理費   40,267   29,721   △10,545   △26.2% 営業利益   8,926   15,866   6,940   77.8% 経常利益   8,433   15,257   6,824   80.9% 親会社株主に帰属する当期純利益   4,745   10,448   5,703   120.2% 当連結会計年度におけるセグメント別の状況は次のとおりです。 営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 証券・FX事業   43,789   40,125   △3,663   △8.4% 株式・ETF等※1   1,277   849   △428   △33.5% 取引所FX・取引所CFD※2   534   428   △106   △19.9% 通貨関連店頭デリバティブ   26,360   24,096   △2,264   △8.6% CFD・株BO   8,915   8,405   △509   △5.7% 金融収益   6,491   6,149   △341   △5.3% その他   210   196   △13   △6.5% 暗号資産事業   7,506   6,666   △839   △11.2% 暗号資産   7,506   6,666   △839   △11.2% その他   1,994   2,729   735   36.9% その他   1,994   2,729   735   36.9% 調整額   △20   △3   16   − 営業収益合計   53,269   49,518   △3,751   △7.0% ※1 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料、投資信 託に係るその他の受入手数料が含まれています。 ※2 2025年5月より、GMOクリック証券株式会社において取引所CFD「くりっく株365」の取り扱いを開始しました。 (証券・FX事業) 証券・FX事業においては、強みである店頭FXのさらなる成長を目指し、GMOクリック証券株式会社において新たに4通貨ペアの取り扱いを開始したほか、スワップポイントの還元強化などに取り組みました。また、多様化する投資ニーズにお応えするべく、取引所CFD「くりっく株365」の提供開始にあわせて新取引アプリをリリースしたほか、投資信託の銘柄追加や「投信積立」の機能拡充を実施しました。加えて、同社は設立20周年を前に「安くて使いやすいNo.1ネット証券」へと原点回帰すべく、2025年9月より投資信託・株式(現物・信用)の取引手数料を完全無料化し、企業認知度の向上とさらなる顧客基盤の拡大に向けた大規模キャンペーンを展開しました。 店頭FXは、2025年後半における外国為替市場のボラティリティ低下を受けた取引量の減少とレンジ相場による主要通貨ペアの収益性低下により、減収となりました。CFDについては、株価指数の値動きや商品市場の活況を背景に売買代金が前期比で大きく増加しましたが、顧客基盤拡大に向けたスプレッド縮小による還元強化により収益性が低下し、減収となりました。これらの結果、当連結会計年度における当セグメントの営業収益は40,125百万円(前期比8.4%減)、営業利益は13,420百万円(同152.7%増)となりました。 (暗号資産事業) 暗号資産事業においては、ストック型商品である「ステーキングサービス」と「つみたて暗号資産」の利用者数増加に向けた報酬還元の強化やキャンペーンを継続的に展開したほか、暗号資産FX・取引所レバレッジの収益性を競うトレード大会を開催するなど、取引の活性化を図りました。また、利便性の向上に向けて、外部の投資助言サービスとのAPI連携を開始し、暗号資産の積立サービスである「つみたて暗号資産」の機能拡充も実施しました。 GMOコイン株式会社の売買代金は、代表的な暗号資産であるビットコインやイーサリアムの最高値更新などを受けて前連結会計年度比で増加しました。口座数は77.5万口座(前期末比8.0万口座増)を突破し、顧客基盤は順調に拡大した一方、当第4四半期連結会計期間におけるレンジ相場を受けた収益性の低下により、当連結会計年度における当セグメントの営業収益は6,666百万円(前期比11.2%減)、営業利益は3,246百万円(同18.1%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (単位:百万円) 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減額 総資産   1,394,818   1,406,809   11,990 負債   1,346,376   1,353,792   7,416 純資産   48,442   53,017   4,574 (総資産) 当連結会計年度末における資産合計は1,406,809百万円(前期末比11,990百万円の増加)となりました。これは主に、現金及び預金の増加21,186百万円、預託金の増加31,095百万円、利用者暗号資産の減少39,288百万円によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は1,353,792百万円(前期末比7,416百万円の増加)となりました。これは主に、預り暗号資産の減少39,288百万円、借入暗号資産の減少6,743百万円があった一方、預り金の増加6,787百万円、受入保証金の増加26,890百万円、受取差金勘定の増加7,191百万円、1年内償還予定の社債の増加9,800百万円があったことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は53,017百万円(前期末比4,574百万円の増加)となりました。これは主に、利益剰余金の増加4,036百万円によるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動による収入が11,896百万円、投資活動による収入が723百万円、財務活動による収入が10,410百万円となった結果、当連結会計年度末には138,821百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、11,896百万円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上15,012百万円、預託金の増加による支出31,107百万円、利用者暗号資産の減少による収入39,288百万円、預り暗号資産の減少による支出39,288百万円、受入保証金の増加による収入26,913百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、723百万円のプラスとなりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,918百万円、有形固定資産の取得による支出414百万円、無形固定資産の取得による支出809百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、10,410百万円のプラスとなりました。これは主に、長期借入れによる収入21,700百万円、長期借入金の返済による支出24,703百万円、社債の発行による収入14,931百万円、配当金の支払による支出6,404百万円があったことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の状況 GMO-FHは、証券・FX事業、暗号資産事業を主要な事業としており、「生産、受注及び販売の状況」は該当する情報が存在しないことから、記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点によるGMO-FHの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。具体的には、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号) 並びに同規則第46条及び第68条の規定に基づき、「金融商品取引業等に関する内閣府令」(平成19年内閣府令第52号)及び「有価証券関連業経理の統一に関する規則」(昭和49年日本証券業協会自主規制規則)に準拠して作成しております。 連結財務諸表の作成に際しては、貸倒引当金、賞与引当金、繰延税金資産の計上等について重要な判断や見積りを行っておりますが、前提となる条件、仮定等に変化があった場合などにはこれらの見積りが実際の結果と異なる場合があります。 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 GMO-FHは、「強いものをより強くする」という方針のもと、収益の柱である店頭FXの強化により事業基盤のさらなる拡大を図るとともに、その他国内の既存事業及び新規事業に積極的に投資することで、持続的成長の実現に取り組んでおります。当連結会計年度は、年後半の市況環境の影響を受けた店頭FXと暗号資産の収益性低下やCFDのスプレッド縮小による収益性低下等により減収となりましたが、前期に計上した多額の貸倒引当金繰入額の反動もあり、各段階利益は前連結会計年度比で大幅な増益となり、営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高を更新しました。 証券・FX事業においては、外国為替市場のボラティリティ低下とレンジ相場の影響を受けて店頭FXの収益性が低下し減収となったものの、グループ3社の国内取引高シェアは引き続き高水準を維持しており、取引人数シェアも上昇傾向で推移するなど、顧客基盤は着実に強化されています。CFDは、顧客基盤拡大を目的としたスプレッド縮小により収益性は低下しましたが、金・銀など活況な商品市場を背景に売買代金が大きく増加し、顧客の取引機会は拡大しました。2025年9月に実施した投資信託・株式(現物・信用)の取引手数料無料化は、短期的には収益を圧迫する一方、企業認知度の向上と株式取引を起点としたクロスセル促進を企図した施策であり、中長期的な収益基盤の強化につながるものと認識しております。 暗号資産事業においては、当第4四半期連結会計期間におけるレンジ相場が営業収益・営業利益を押し下げる要因となりました。短期的な市場環境による影響を受けやすい収益構造にありますが、売買代金や口座数は増加しており、顧客基盤は順調に拡大しております。引き続きストック型商品の拡充に取り組み、ボラティリティに左右されにくい収益構造への転換を進めてまいります。 新規事業においては、2025年12月より、ひとつのIDで多様なサービスをシームレスにつなぐID統合プラットフォームの構築を目指し、共通ID「1アカウント」の提供を開始しました。グループ内外の多様なサービスとの連携を通じたオープンなエコシステムの構築により、顧客接点の拡大と事業機会の創出を図るとともに、クロスセル強化や顧客獲得効率の向上につなげてまいります。また、ID統合プラットフォームは、新サービス立ち上げに必要な基盤機能の共通化を図る構想のもと、事業展開の迅速化および開発効率の向上も目指しております。「1アカウント」を中核基盤として活用し、持続的成長を支える収益基盤の強化に取り組んでまいります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資金需要及び資金の流動性) GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。当座貸越契約及びコミットメントライン契約を総額109,800百万円設定しており、当連結会計年度末の借入実行額は81,100百万円であります。 (キャッシュ・フローの状況の分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年12月期第2四半期 決算説明資料2026-08-05

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